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技術 画像形成装置および画像形成装置の制御方法

出願人 株式会社東芝東芝テック株式会社
発明者 三文字美憲
出願日 2006年6月7日 (14年6ヶ月経過) 出願番号 2006-158367
公開日 2007年12月20日 (13年0ヶ月経過) 公開番号 2007-328088
状態 特許登録済
技術分野 電子写真におけるクリーニング・その他 電子写真における制御・管理・保安 電子写真における制御・保安
主要キーワード 一時休止状態 最大回転量 回転量分 はさみ込み 回転数設定値 物理的制限 滞留物 正転動作
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年12月20日)のものです。
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図面 (11)

課題

画像形成装置に利用されるクリーニング装置では、ゴムブレード像担持体上のトナーを掻き落とす方式が主流になっているが、常に像担持体に接しているため、ゴムブレードと像担持体との間に、紙粉などの異物が挟まった場合にクリーニング不良を起こす。従って、異物挟み込み防止のために、例えばプリント終了時に、像担持体をわずかに逆転させる方法が知られている。 しかしながら、上記の像担持体を逆転できる量には物理的制限があり、この制限下において、特に紙粉やトナーの混合物のような異物が除去されにくいという問題が生じている。

解決手段

本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、像担持体の回転数に応じて像担持体の逆転動作および正転動作を行うことにより、異物の挟み込みを抑えたクリーニング手段を持つ画像形成装置を提供することが可能となる。

概要

背景

一般に、複写機などの画像形成装置における画像形成は、感光体ドラム等の像担持体静電潜像を形成し、現像装置によりトナーを像担持体に付着させ、この像担持体上のトナーを記録紙に転写するという一連のプロセスから成り立っている。この際、次の画像形成のプロセスに移行する前に、像担持体上に付着したままのトナーをクリーニングする必要がある。

現在、画像形成装置に利用されるクリーニング装置では、ゴムブレードで像担持体上のトナーを掻き落とす方式が主流になっているが、常に像担持体に接しているため、ゴムブレードと像担持体との間に、異物が挟まった場合にクリーニング不良を起こす。従って、挟み込み防止のために、例えばプリント終了時に、像担持体をわずかに逆転させる方法が知られている。(特許文献1参照。)
特開昭63−278087号

概要

画像形成装置に利用されるクリーニング装置では、ゴムブレードで像担持体上のトナーを掻き落とす方式が主流になっているが、常に像担持体に接しているため、ゴムブレードと像担持体との間に、紙粉などの異物が挟まった場合にクリーニング不良を起こす。従って、異物挟み込み防止のために、例えばプリント終了時に、像担持体をわずかに逆転させる方法が知られている。 しかしながら、上記の像担持体を逆転できる量には物理的制限があり、この制限下において、特に紙粉やトナーの混合物のような異物が除去されにくいという問題が生じている。 本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、像担持体の回転数に応じて像担持体の逆転動作および正転動作を行うことにより、異物の挟み込みを抑えたクリーニング手段を持つ画像形成装置を提供することが可能となる。

目的

しかしながら、上記の像担持体を逆転できる量は、クリーニング装置に設けられたリカバリブレード捲れや撓みなどの機械的な歪みが発生しないようにしなければならないという物理的制限があり、この制限によって、特に紙粉やトナーの混合物のような異物又は粉体がゴムブレードエッジへのはさみ込みや、滞留により除去されにくいという問題が生じている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、異物の挟み込みや滞留を効果的に除去することが可能な画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
3件

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請求項1

現像剤による像を担持する像担持体と、前記像担持体を駆動する駆動装置と、前記像担持体に摺接し、前記像担持体に付着した現像剤を前記像担持体から取り除くクリーニング部材と、前記像担持体を画像形成時における正方向とは逆方向に回転させて停止させる逆転動作を行わせ、引き続き正方向に回転させて停止させる正転動作を行わせるように、前記像担持体の使用量に基づいて前記駆動装置を制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置

請求項2

前記逆転動作の回転量、および前記正転動作の回転量を設定する設定手段をさらに有し、前記制御部は前記設定手段による設定値に基づいて前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記像担持体の正方向の回転数を検知する回転数検知手段を更に有し、前記制御部は前記回転数検知手段からの回転数を前記像担持体の使用量として前記逆転動作の回転量、および前記正転動作の回転量を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項4

印刷枚数を検知する印刷枚数検知手段を更に有し、前記制御部は印刷枚数検知手段が検知した印刷枚数を前記像担持体の使用量として、前記逆転動作の回転量、および前記正転動作の回転量を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項5

前記像担持体の回転数の閾値を設定することが可能な回転数設定手段を更に有し、前記制御部は前記像担持体の回転数の閾値が前記回転数設定手段からの回転数設定値以下の場合には、前記正転動作の回転量を0になるように制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

請求項6

印刷枚数設定値の閾値を設定することが可能な印刷枚数設定手段を更に有し、前記制御部は前記前記印刷枚数が印刷枚数設定値の閾値以下の場合には、前記正転動作の回転量を0になるように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。

請求項7

前記制御部は、前記正転動作の回転量が前記逆転動作の回転量以下になるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか1に記載の画像形成装置。

請求項8

前記クリーニング部材はクリーニングブレードを有し、前記クリーニングブレードと前記像担持体との摺接する部位が、前記像担持体の中心点よりも上方向にあることを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか1に記載の画像形成装置。

請求項9

現像剤により顕像化された像を担持する像担持体と、前記像担持体を駆動する駆動装置と、前記像担持体に摺接し前記像担持体に付着した現像剤を前記像担持体から取り除くクリーニング部材とを有する画像形成装置の制御方法であって、前記像担持体の使用量に基づいて前記像担持体を画像形成時における正方向とは逆方向に回転させて停止させるステップと、引き続いて前記像担持体を前記像担持体の使用量に基づいて正方向に回転させて停止させるステップと、を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。

請求項10

前記逆転動作の回転量、および前記正転動作の回転量を設定するステップを更に有し、前記制御部は前記正転動作の回転量を設定するステップで設定された設定値に基づいて前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。

請求項11

前記像担持体の正方向の回転数を検知するステップと、前記像担持体の正方向の回転数に基づいて前記逆転動作の回転量、および前記正転動作の回転量を決定するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。

請求項12

印刷枚数を検知するステップと、前記印刷枚数に基づいて前記逆転動作の回転量、および前記正転動作の回転量を決定するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。

請求項13

前記像担持体の回転数の閾値を設定するステップと、前記像担持体の回転数の閾値を設定するステップで設定された結果と前記像担持体の回転数とを比較し、前記像担持体の回転数の方が小さい場合には、前記像担持体の前記正転動作の動作量を0になるように制御するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置の制御方法。

請求項14

印刷枚数設定値の閾値を設定するステップと、前記印刷枚数設定値の閾値と前記印刷枚数とを比較し、前記印刷枚数が小さい場合には、前記像担持体の前記正転動作の動作量を0になるように制御するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。

請求項15

前記正転動作の回転量が前記逆転動作の回転量以下になるように前記駆動装置を制御するステップを更に有することを特徴とする請求項8乃至請求項12いずれか1に記載の画像形成装置の制御方法。

技術分野

0001

本発明は、例えば複写機等の画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。

背景技術

0002

一般に、複写機などの画像形成装置における画像形成は、感光体ドラム等の像担持体静電潜像を形成し、現像装置によりトナーを像担持体に付着させ、この像担持体上のトナーを記録紙に転写するという一連のプロセスから成り立っている。この際、次の画像形成のプロセスに移行する前に、像担持体上に付着したままのトナーをクリーニングする必要がある。

0003

現在、画像形成装置に利用されるクリーニング装置では、ゴムブレードで像担持体上のトナーを掻き落とす方式が主流になっているが、常に像担持体に接しているため、ゴムブレードと像担持体との間に、異物が挟まった場合にクリーニング不良を起こす。従って、挟み込み防止のために、例えばプリント終了時に、像担持体をわずかに逆転させる方法が知られている。(特許文献1参照。)
特開昭63−278087号

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記の像担持体を逆転できる量は、クリーニング装置に設けられたリカバリブレード捲れや撓みなどの機械的な歪みが発生しないようにしなければならないという物理的制限があり、この制限によって、特に紙粉やトナーの混合物のような異物又は粉体がゴムブレードエッジへのはさみ込みや、滞留により除去されにくいという問題が生じている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、異物の挟み込みや滞留を効果的に除去することが可能な画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は上記目的を達成するために為されたものであり、静電潜像が形成される感光体と、前記感光体を駆動する駆動装置と、前記感光体に摺接し、前記感光体に付着した現像剤を前記感光体から取り除くクリーニング部材と、前記感光体を画像形成時における正方向とは逆方向に回転させて停止させる逆転動作を行わせ、引き続き正方向に回転させて停止させるように、前記駆動部を前記感光体の使用量に基づいて制御する制御部と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0006

本発明によれば、異物の挟み込みや滞留を効果的に除去することが可能な画像形成装置を提供することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0007

本発明の実施の最良の形態を、以下図面を参照しながら説明する。

0008

まず、図1乃至図3を用いて本発明の実施例1に係る画像形成装置、及びクリーニング装置の概要について説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成図である。図2は本発明の実施例1に係る画像形成装置の外観斜視図である。図3は本発明の実施例1に係る感光体ドラムおよびクリーニング装置の構成図である。

0009

図1に示される通り、本実施例における画像形成装置は、感光体ドラム1、現像装置2、現像ローラ3、転写器4、剥離器6、除電ランプ帯電器11、レーザ光学ユニット12およびクリーニング装置から構成される。また、この画像形成装置は、図2に示すようにコントロールパネル17を有し、画像形成に関する設定を行う際の設定手段としての機能を有している。また、図3から分かるように、クリーニング装置はクリーニングブレード7、リカバリブレード8、スパイラルオーガ9を有する装置であり、感光体ドラム1に摺接するように設けられている。感光体ドラム1は画像形成装置の制御部20から駆動指令を受けたモータ22によって駆動されている。

0010

本実施例において像担持体として説明に用いる感光体ドラム1は、帯電器11にて帯電された後に、レーザ光学ユニット12から照射されるレーザビームLBで露光され、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。現像装置2は、この静電潜像を顕像化するトナーを担持搬送する現像ローラ3を具備し、感光体ドラム1にトナーを付着させる。このトナーによって顕像化された像は、転写器4によって記録紙に転写され、この記録紙は剥離器6により感光体ドラム1から剥離されて定着器15に搬送される。この定着器15によって記録紙上のトナーが記録紙に定着される。

0011

一方で、記録紙が剥離された感光体ドラム1表面には、転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニング部材であるクリーニングブレード7、リカバリブレード8およびスパイラルオーガ9にて除去される。転写残トナーは感光体ドラム1と接触するクリーニングブレード7によって物理的に掻き落とされ、クリーニングブレード7とリカバリブレード8の間に滞留する。滞留したトナーはスパイラルオーガ9で図示しない回収ボックスもしくは、現像装置2へと搬送される。

0012

ただし、スパイラルオーガ9とクリーニングブレード7の間には僅かな隙間がある為、紙粉やトナーの混合物のような異物はクリーニングブレード7のエッジに滞留し、放置しておくと、これらの異物の圧力によってクリーニング不良が発生する。
その後除電ランプによって感光体ドラム1上の残留電荷を除去され、以後これらの工程を繰り返して画像形成が行われる。

0013

図4に実施例1に係る感光体使用量設定値以下の場合の逆転動作説明図を示す。図5に実施例1に係る感光体使用量が設定値以上の場合の逆転動作説明図を示す。
画像形成動作の後に行われるクリーニング動作は、感光体使用量が、設定値を超えるか否かによって動作が異なっている。

0014

図4に示されるとおり、制御部20は感光体ドラム1の回転数回転数検出部30から受け取り、この値を感光体使用量として制御に使用する。回転数検出部30は、感光体ドラムに基準位置を設け、更に対向する位置に基準位置センサを設けて、磁気で基準位置を読取る事によって回転数を求めている。本実施例では感光体ドラム1のドラム回転数を感光体使用量とし、また感光体ドラム1の累積回転数2000回転をドラム回転数設定値の閾値とする。

0015

図4に示されるとおり、通常感光体ドラム1は画像形成時には正方向に回転している。
累積回転数が2000回転以下の場合で、例えばプリント等の画像形成ジョブ終了時には感光体ドラム1を逆方向に一定量回転させる。この動作を逆転動作と呼び、この逆転動作によって紙粉などの異物、又はクリーニングブレード7とリカバリブレード8間の滞留物はクリーニングブレード7のエッジからリカバリブレード8側に移動され、スパイラルオーガ9にて除去される。

0016

感光体使用量に関しては、感光体ドラム1を駆動するモータ22の回転数に基いて感光体ドラム1の回転数を求める方法もある。そしてこれらの感光体ドラム1の回転数を感光体使用量として制御に用いることが可能となる。更に、モータ22の総回転時間を測定して感光体使用量として用いる方法も可能である。

0017

また、図4に示すように制御部20は印刷枚数検出部32から印刷枚数の情報を受け取っている。この印刷枚数を感光体使用量として用い、感光体使用量の設定値として、例えば印刷枚数2000枚等と設定することも可能である。

0018

続いて図5について説明を行う。感光体ドラム1は画像形成時には正方向に回転しているが、感光体ドラム1の累積回転数が2000回転以上の際には、例えばプリント等の画像形成ジョブ終了時に、感光体ドラム1を逆転方向に回転させ、その後更に正方向に回転させる。つまり、感光体ドラム1の累積回転数が2000回転以下である図4のような場合と感光体ドラム1の動作を比較すると、図5では逆転動作の後に正転動作が加わっている。

0019

上記のように、逆転動作の後に正転動作が入る事を逆転動作量の補正という。逆転動作によって紙粉などの異物、又はクリーニングブレード7とリカバリブレード8間の滞留物はクリーニングブレード7のエッジからリカバリブレード8側に移動され、スパイラルオーガ9にて除去される。更にその後の正転動作によって、逆転動作量が小さい値に補正される為、リカバリブレード8の捲れが抑えられる。

0020

図6に本発明の実施例1に係る逆転動作の回転量とリカバリブレードとの関係を示す。
図6から、逆転動作の回転量が2mmのときには、感光体ドラム1の逆転動作時に通紙枚数にかかわらずリカバリブレード゛8に捲れや撓みが発生しない事が分かる。続いて、逆転動作の回転量が3mmであるときには、リカバリブレード゛8に捲れは発生しないが撓みが発生する。ただし、ここで撓み不発枚数が100枚となっており、通紙枚数が100枚を超えると、逆転の回転量が3mmで捲れや撓みが発生しない。同様に逆転動作の回転量が7mmであるときには、捲れが発生するが、通紙枚数が2000枚を超えるとリカバリブレード゛8に捲れや撓みが発生しない事が分かる。

0021

また、同図6から、逆転動作後や更に正転動作を行ったクリーニング動作の後で、次の画像形成のステップ一時休止状態に移行する前には、感光体ドラム1の逆転動作の回転量が2mm以内になっていると、捲れや撓みの問題が発生しないものと考えられる。

0022

ここで、感光体ドラム1の累積回転数が少ない場合と、多い場合とにおける、感光体ドラム1の逆転動作後の正転動作の有無の理由について説明する。
感光体ドラム1の累積回転数が図6に示される捲れ不発生枚数より少ない場合には、リカバリブレード8の感光体ドラム1に対する機械的な馴染が十分でなく、且つトナーのリカバリブレード8への付着量が少ない。このリカバリブレード8に対する付着トナーは、感光体ドラム1に対するリカバリブレード8のすべりを向上させる効果を有している。従って、感光体ドラム1の回転数が少ない場合には、感光体ドラム1とリカバリブレード8の間での摩擦による相互作用が大きくなり、逆転動作を行った際にリカバリブレード8に捲れや撓みが発生しやすくなる。リカバリブレード8に捲れや撓みの発生しない範囲内で感光体ドラム1を逆転動作させる為には、図6に示されるように、感光体ドラム1を逆転動作の最大回転量2mm以下に制御することが望ましい。

0023

一方でドラム回転数が捲れ不発生枚数より大きくなった場合には、リカバリブレード8の感光体ドラム1に対する機械的な馴染が十分で、且つトナーのリカバリブレード8への付着量が多くなっている。このことから、一時的に、逆転動作の最大回転量2mmを超えて逆転動作を行った場合でも、その後正転動作を行うという逆転動作量の補正を行い、結果的に逆転動作の回転量を、最大回転量である2mm以内になるように制御する事によって、リカバリブレード8に捲れや撓みの発生を抑える事が可能である。

0024

例えば、本実施例では逆転動作の回転量は7mmとし、その後の正転動作の回転量を5mmと設定する。結果として感光体ドラム1は、正転動作終了時において、2mm逆方向に回転された位置に制御される。この2mmという値は逆転動作の最大回転量と同じ値である為、リカバリブレード8に捲れや撓みが発生しない。更に、同様の理由から、例えば逆転動作の回転量を7mmとし、その後の正転動作の回転量を7mmとしても良い。

0025

また、本発明の実施例においては、逆転動作の回転量を7mmとし、正転動作の回転量を5mmもしくは7mmとする例を上記に示したが、逆転動作の回転量と、正転動作の回転量は、それぞれ使用者が画像形成装置のコントロールパネル17や、画像形成装置にネットワークで接続された図示しないコンピュータ等の操作部から設定しても良いし、予め定められた値であっても良い。

0026

図7に本発明の実施例に係る感光体ドラム逆転量とクリーニング不良発生時枚数のグラフを示す。このデータから、逆転動作の回転量が多いほど、クリーニング不良の発生が抑えられ、より多くの枚数の印刷をクリーニング不良なしで行うことが出来ることが分かる。つまり、逆転動作の回転量が多いほど、クリーニングブレード7のエッジに滞留していた紙粉やトナーの固まりなどの異物が、リカバリブレード8の方向に移動され易くなり、スパイラルオーガ9によるクリーニング効果が高まっている事を示している。ただし、逆転動作の回転量が多すぎると、トナー落ちの問題が発生してクリーニング不良を起こす。このトナー落ちとは、感光体ドラム1が逆転方向に回転する事により、一度クリーニング装置内に入ったトナーが、リカバリブレード7の捲れや撓みによって再びクリーニング装置外落ちてしまう事であり、感光体ドラム1や紙を汚したりする場合がある。従って、トナー落ちを起こさない範囲で、より多く逆転動作の回転量を稼ぐことが、クリーニング効果を高めることになる。

0027

この図7から導かれた上記の考察は、逆転動作を行ってから、正転動作を行い、一時的に逆転動作の最大回転量よりも大きな逆転動作を行う事が、クリーニングの上で非常に有効である事を示している。ただし、本発明の実施例においては、ドラム径がΦ30mmと小径であり、8mm以上でトナー落ちが発生するため、逆転動作の回転量は8mm以下に抑えることが必要である。
トナー落ちが発生する逆転動作の回転量は、使用される画像形成装置の機種や感光体ドラム1の径等によって異なるため、画像形成装置の機種毎実験的に求めておくことが望ましい。

0028

また、本実施例については、感光体ドラム1の回転数について、2000回転を境に、逆転動作の後の正転動作を行うかどうかを決定していたが、この感光体ドラム1の回転数設定値は、使用者が画像形成装置のコントロールパネルや、画像形成装置にネットワークで接続されたコンピュータ等の操作部から指示しても良いし、予め定められた値であっても良い。

0029

更に、逆転動作を行うタイミングについては、画像形成動作終了で感光体ドラム1が画像形成動作終了時に停止したときのみに限らない。例えばユーザが999枚のような大量のコピーの入力をした場合に、逆転動作、および正転動作が、999枚の間一度も入らないとすると、トナーや紙粉がクリーニングブレード7のエッジに多く滞留することが考えられる。このような状況を防ぐために、例えば連続運転中であっても、例えば200枚等の所定のドラム回転数後は画像形成動作を一時停止して、逆転動作や正転動作を行わせクリーニングブレード7のエッジに滞留した異物を除去させる構成にすることも可能である。また前記所定のドラム回転数は、使用者が画像形成装置のコントロールパネルや、画像形成装置にネットワークで接続されたコンピュータ等の操作部から設定しても良いし、予め定められた値であっても良い。

0030

本実施例において逆転動作の回転量と正転動作の回転量については、逆転動作の回転量を正転動作の回転量が超えないように制御する事も可能である。例えば画像形成終了時には、モータ22、およびモータ22に連結される部位のギアが嵌合されている。逆転動作によって方向に回転する際にはギアは緩められる方向に動作するが、その後正転動作する際に、逆転動作の回転量よりも正転動作の回転量が大きくなると、ギアが嵌合位置を越えて動作する為にギアの歯車に歯飛び等の問題が生じる。このような状況を防ぐために逆転動作の回転量を正転動作の回転量が超えないように制御する事が有効である。

0031

また、本実施例においては、クリーニングブレード7やリカバリプレート8、およびスパイラルオーガ9から構成されるクリーニング部材を有する画像形成装置で、特にクリーニング部材が感光体ドラム1の上方に設置されている場合に特に有効である。

0032

図8に本発明の実施例1に係るクリーニング部材と感光体ドラムの位置を示す。
まず、クリーニング装置と感光体ドラム1が接触している部位が感光体ドラム1の上方にある場合について説明する。図8において、クリーニングブレード7と感光体ドラム1との摺接する部位をAとし、感光体ドラム1の中心点をBとする。ここで、クリーニングブレード7と感光体ドラム1との摺接する部位Aが、感光体ドラム1の中心点をBより上にある状態を、クリーニング装置と感光体ドラム1が接触している部位が感光体ドラム1の上方にある状態とする。この場合、クリーニングブレード7によって掻き落とされた紙粉やトナーには重力による鉛直下方向への力が働き、紙粉やトナーは鉛直下方向に落ちようとする。しかしながら感光体ドラム1がクリーニング装置の下方にある為、スパイラルオーガ9に搬送されなかった紙粉やトナーが感光体ドラム1により回転方向に搬送され、クリーニングブレード7のエッジに滞留を起こし易い。

0033

一方、クリーニング装置と感光体ドラム1が接触している部位が感光体ドラム1の上方に無い場合について説明する。クリーニングブレード7によって掻き落とされた紙粉やトナーには重力による鉛直下方向への力が働き、紙粉やトナーは鉛直下方向に落ちようとする。一度掻き落とされた紙粉やトナーが、再びクリーニングブレード7のエッジに搬送されて滞留する現象が起こり難い。

0034

尚、本実施例においては、像担持体として感光体ドラム1を用いてきたが、像担持体としては、例えば中間転写ベルトであっても良い。

0035

続いて本発明の第2の実施例について図9を用いて説明する。図9は本発明の実施例2に係る画像形成装置のフローチャートである。

0036

まず、画像形成動作が開始されると(S701)、感光体使用量が取得される(S703)。この感光体使用量とは、例えば感光体ドラム1の回転数や、印刷枚数によって求めることが可能である。

0037

続いて、この感光体使用量に応じた逆転動作の回転量および正転動作の回転量を決定する。まず、逆転動作の回転量を決定するステップについて説明する。逆転動作の回転量は、予め操作者、もしくは画像形成装置の出荷時初期入力等によって設定が可能である。従って、この逆転動作の回転量の設定値が既に入力されているかどうかを判断する(S705)。ここで、逆転動作の回転量の設定値が既に入力されていた場合には(S705でY)、その設定値を逆転動作の回転量とし(S707)、逆転動作の回転量の設定値が入力されていない場合には(S705でN)、画像形成装置の制御部20によって感光体ドラム1の使用量に基いた逆転動作の回転量が演算される(S709)。そして、S707もしくはS709で得られた値のいずれかが逆転動作の回転量として決定される(S711)。

0038

一方、正転動作の回転量は、感光体使用量が取得(S703)された後、予め操作者、もしくは画像形成装置の出荷時初期入力等によって入力された感光体使用量の設定値と比較される(S721)。感光体使用量が、この設定値よりも小さい場合には(S721でY)、正転動作の回転量は0とされる。また、感光体使用量が、この設定値よりも大きい場合には(S721でN)、S731へと進む。

0039

S731では、正転動作の回転量について、正転動作の回転量の設定値が既に入力されているかどうかを判断する。正転動作の回転量の設定値が既に入力されていた場合には(S731でY)、この設定値を正転動作の回転量とし(S735)、操作者による設定値が設定されていない場合には(S731でN)、画像形成装置の制御部20によって感光体ドラム1の使用量に基いた正転動作の回転量が演算される(S737)。そして、S735もしくはS737で得られた値のいずれかが正転動作の回転量として決定される(S741)。

0040

上記のようにして逆転動作の回転量、および正転動作の回転量が決定された後、画像形成装置が停止しているかどうかを判断する(S751)。ここで、画像形成装置が動作中である場合には(S751でN)、S703に戻り、感光体使用量が増大するのに併せて上記のステップを繰り返す。画像形成装置の動作が停止したときには(S751でY)、S763以下のクリーニング動作が行われる。

0041

クリーニング動作では、まず、S711にて決定された逆転動作の回転量に基いて、感光体ドラム1の逆転動作が行われて(S763)停止される(S765)。続いてS741にて決定された正転動作の回転量に基いて感光体ドラム1の正転動作が行われて(S767)後停止される(S769)。この一連の動作によってクリーニングブレード7に滞留した紙粉やトナーが除去され、制御は終了する。

0042

尚、本実施例においては、像担持体として感光体ドラム1を用いてきたが、像担持体としては、例えば中間転写ベルトであっても良い。

0043

続いて本発明の第2の実施例について図10を用いて説明する。図10は本発明の実施例3に係る画像形成装置のフローチャートである。本実施例と実施例2との違いは、S753、およびS755の追加である。

0044

S753にて、正転動作の回転量と、逆転動作の回転量とが比較される。正転動作の回転量が逆転動作の回転量より大きい場合には(S753にてN)、正転動作の回転量が逆転動作の回転量以下に修正される(S755)。この後、再びこの修正後の正転動作の回転量が正転動作の回転量として決定され(S741)、再びS752に戻る。続いてS763で逆転動作が行われて停止し(S765)、更にS767に至って、S755で修正された正転動作の回転量分正転動作を行い、停止する(S769)。

0045

S753およびS755は、正転動作の回転量が逆転動作の回転量を超えないように制御するステップである。例えば画像形成終了時には、モータ22、およびモータ22に連結される部位のギアが嵌合されている。逆転動作によって方向に回転する際にはギアは緩められる方向に動作するが、その後正転動作する際に、逆転動作の回転量よりも正転動作の回転量が大きくなると、ギアが嵌合位置を越えて動作する際にギアの歯車に歯飛び等の問題が生じるためである。

図面の簡単な説明

0046

本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成図である。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の外観斜視図である。
本発明の実施例1に係る感光体ドラムおよびクリーニング装置の構成図である。
本発明の実施例1に係る感光体使用量が設定値以下の場合の逆転動作説明図である。
本発明の実施例1に係る感光体使用量が設定値以上の場合の逆転動作説明図である。
本発明の実施例1に係る逆転動作の回転量とリカバリブレードとの関係である。
本発明の実施例に係る感光体ドラム逆転量とクリーニング不良発生時枚数のグラフである。
本発明の実施例1に係るクリーニング部材と感光体ドラムの位置である。
本発明の実施例2に係る画像形成装置のフローチャートである。
本発明の実施例3に係る画像形成装置のフローチャートである。

符号の説明

0047

1:感光体ドラム
2:現像器
3:現像ローラ
4:転写器
5:転写前ローラ
6:剥離器
7:クリーニングブレード
8:リカバリブレード
9:スパイラルオーガ
11:帯電器
12:露光手段
15:定着器
17:コントロールパネル
20: 制御部
22:モータ
30:回転数検出部
32:印刷枚数検出部

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