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技術 レセプタクルコネクタの挿入力緩和構造、挿入力緩和構造のレセプタクルコネクタを搭載したプリント基板及び電子機器およびレセプタクルコネクタの挿入力緩和方法。

出願人 富士通株式会社
発明者 村田葉子高橋幸紀
出願日 2006年6月2日 (13年2ヶ月経過) 出願番号 2006-155154
公開日 2007年12月13日 (11年8ヶ月経過) 公開番号 2007-324057
状態 未査定
技術分野 雄雌嵌合接続装置細部
主要キーワード スライダー部分 保持箇所 上下対象 ベローズ型 タイプコネクタ ハウジング内面 挿入力低減 搭載面積
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

レセプタクルコネクタ挿入力緩和構造に関し、より詳細にはハウジング内に挿入力緩和板を配置し、プラグコネクタの挿入時に挿入力緩和板の移動によってプラグコネクタにかける端子付勢力タンミングを変えて挿入力緩和する挿入力緩和構造に関する。

解決手順

コネクタ端子と、板厚が異なり挿通孔を列設した挿入力緩和板と、上下内面または左右内面の何れかに一対のダボを形成したハウジングよりなり、ハウジングはコネクタ端子の一端を奥面で保持し、コネクタ端子の屈曲により傾斜している部分が挿通孔の縁に当接するようにコネクタ端子を挿通孔に挿通した挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、ハウジングに配置された挿入力緩和板はプラグコネクタが開口面から挿入されたときプラグコネクタと当接し、さらなるプラグコネクタの挿入によって押されてダボを超えて奥面の方向に移動する、よう構成する。

概要

背景

ベローズタイプコネクタカードエッジコネクタは、レセプタクルコネクタコンタクトの部分が相手側のコンタクトの端子部分と面接触により電気的接続を行う構造が取られており、図6に示すものが知られている。図6(a)はベローズタイプコネクタの嵌合前の状態を示すもので、左側のコネクタがレセプタクルコネクタ100で右側がプラグコネクタ200である。

レセプタクルコネクタ100はハウジング110とコネクタ端子120から構成し、ハウジング110はプラグコネクタ200が挿入される開口面111を持ち、その開口面111に対向するハウジング内部の奥面112にコネクタ端子120の一端を保持している。材質は例えばABS樹脂等の絶縁性成形樹脂である。コネクタ端子120はその一端にコンタクト121を形成し、嵌合時には図6(b)に示すように上下のコンタクト121によりプラグコネクタ200の端子部分を挟み、押圧付勢)して面接触により電気的接続を行う。コンタクト121の押圧の必要性からコネクタ端子120は弾性を有する金属(例えば、銅合金)が用いられる。コネクタ端子120は一般にプレスにより打ち抜き、付勢力を発生させるため図6に示すようにプラグコンタクト200を挟む方向(即ち、押圧する方向)に屈曲するよう加工した後にメッキが施される。特に、コンタクト121の部分は酸化することがなく、接触抵抗の少ない例えば金メッキを施している。

プラグコネクタ200は、ハウジング210とハウジング210の挿入部220に設けられた端子部221とから構成する。端子部221もレセプタクルコネクタ100の端子120と同様の材料と加工により成形される。

図6はベローズタイプのコネクタの例を示したが、カードエッジコネクタと言われるコネクタもレセプタクル100のコンタクトはベローズ型が一般的に用いられている。この場合は、プラグコネクタ200に相当するものがプリント基板で、端子部は銅箔エッチングによりパターン形成し、この部分でレセプタクルコネクタ100のコンタクト121と面接触して電気的接続を得る。

上記に示したように面接触して確実に電気的接続を得るためにコンタクト121はコネクタ端子120の材料の持つ弾性力でプラグコネクタ200の端子部221を押圧する。プラグコネクタ200の挿入においては、この押圧力を上まわる力で挿入する必要があるが、コネクタ端子120の数が多くなると大きな挿入力を必要とする。挿入が確実に行われない場合には電気的接続は保証されないものとなる。最悪の場合はプラグコネクタ200がレセプタクルコネクタ100から抜け落ちる場合もある。

プラグコネクタに対する挿入力を低減させる方法として、レセプタクルのコネクタハウジングフレキシブルプリント基板を挿入するときにスライダーを介して挿入する構造が提案されている。これは、スライダーをコネクタハウジングにある程度挿入された状態でU字型の端子を押し広げ、その間にフレキシブルプリント基板を差し込み、さらにスライダーを挿入すると押し広げられたU字型の端子が元に戻り、フレキシブルプリント基板との電気的接続を行うものである(特許文献1)。

特許文献1の方法は、嵌合が終了した状態では、U字型の端子の弾性力がフレキシブルプリント基板の端子部分を大きな力で押圧するので電気的接続は確実なものとなり、フレキシブルプリント基板が抜けることもない。
特開平10−255926号公報

概要

レセプタクルコネクタの挿入力緩和構造に関し、より詳細にはハウジング内に挿入力緩和板を配置し、プラグコネクタの挿入時に挿入力緩和板の移動によってプラグコネクタにかける端子の付勢力のタンミングを変えて挿入力を緩和する挿入力緩和構造に関する。コネクタ端子と、板厚が異なり挿通孔を列設した挿入力緩和板と、上下内面または左右内面の何れかに一対のダボを形成したハウジングよりなり、ハウジングはコネクタ端子の一端を奥面で保持し、コネクタ端子の屈曲により傾斜している部分が挿通孔の縁に当接するようにコネクタ端子を挿通孔に挿通した挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、ハウジングに配置された挿入力緩和板はプラグコネクタが開口面から挿入されたときプラグコネクタと当接し、さらなるプラグコネクタの挿入によって押されてダボを超えて奥面の方向に移動する、よう構成する。

目的

本発明は、レセプタクルコネクタに挿入力緩和板を設け低コストでプラグコネクタの挿入力の低減を図る挿入力緩和構造、挿入力緩和構造のコネクタを搭載したプリント基板及び電子機器及び挿入力緩和方法を提供することを目的とする。

効果

実績

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請求項1

レセプタクルコネクタ挿入力緩和構造であって、一方の端部近傍コンタクトを形成し、該コンタクトが挿入されたプラグコネクタ端子部付勢する方向に屈曲したコネクタ端子と、板状で長手方向に板厚が異なり、前記コネクタ端子を挿通する挿通孔を列設した挿入力緩和板と、前記プラグコネクタを挿入する開口面を備え、上下内面または左右内面の何れか、または両方の各面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくともそれぞれ一カ所に形成したハウジングとを有し、前記ハウジングは前記コネクタ端子のコンタクトのない一端を前記開口面と対向する奥面で保持し、該コネクタ端子の前記屈曲により傾斜している部分が前記挿通孔の縁に当接するように該コネクタ端子を該挿通孔に挿通した前記挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、前記ハウジングに配置された前記挿入力緩和板は、前記プラグコネクタが開口面から挿入されたとき該プラグコネクタと当接し、さらなる該プラグコネクタの挿入によって押されて前記ダボを超え、前記奥面の方向に移動することを特徴とするレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造。

請求項2

前記挿入力緩和板は板厚が一定で、前記挿通孔の開口形状の寸法が異なるものであることを特徴とする請求項1記載のレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造。

請求項3

レセプタクルコネクタにおける挿入力緩和構造のコネクタを搭載したプリント基板であって、前記コネクタは、一方の端部近傍にコンタクトを形成し、該コンタクトが挿入されたプラグコネクタの端子部を付勢する方向に屈曲したコネクタ端子と、板状で長手方向に板厚が異なり、前記コネクタ端子を挿通する挿通孔を列設した挿入力緩和板と、前記プラグコネクタを挿入する開口面を備え、上下内面または左右内面の何れか、または両方の各面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくともそれぞれ一カ所に形成したハウジングとを有し、前記ハウジングは前記コネクタ端子のコンタクトのない一端を前記開口面と対向する奥面で保持し、該コネクタ端子の前記屈曲により傾斜している部分が前記挿通孔の縁に当接するように該コネクタ端子を該挿通孔に挿通した前記挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、前記ハウジングに配置された前記挿入力緩和板は、前記プラグコネクタが開口面から挿入されたとき該プラグコネクタと当接し、さらなる該プラグコネクタの挿入によって押されて前記ダボを超え、前記奥面の方向に移動することを特徴とする挿入力緩和構造のコネクタを搭載したプリント基板。

請求項4

レセプタクルコネクタにおける挿入力緩和構造のコネクタを搭載した電子機器であって、前記コネクタは、一方の端部近傍にコンタクトを形成し、該コンタクトが挿入されたプラグコネクタの端子部を付勢する方向に屈曲したコネクタ端子と、板状で長手方向に板厚が異なり、前記コネクタ端子を挿通する挿通孔を列設した挿入力緩和板と、前記プラグコネクタを挿入する開口面を備え、上下内面または左右内面の何れか、または両方の各面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくともそれぞれ一カ所に形成したハウジングとを有し、前記ハウジングは前記コネクタ端子のコンタクトのない一端を前記開口面と対向する奥面で保持し、該コネクタ端子の前記屈曲により傾斜している部分が前記挿通孔の縁に当接するように該コネクタ端子を該挿通孔に挿通した前記挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、前記ハウジングに配置された前記挿入力緩和板は、前記プラグコネクタが開口面から挿入されたとき該プラグコネクタと当接し、さらなる該プラグコネクタの挿入によって押されて前記ダボを超え、前記奥面の方向に移動することを特徴とする挿入力緩和構造のコネクタを搭載した電子機器。

請求項5

請求項1記載の挿入力緩和構造を備えたレセプタクルコネクタの挿入力緩和方法において、プラグコネクタを前記レセプタクルコネクタに挿入し、該レセプタクルコネクタに配置された前記挿入力緩和板を移動させて前記コンタクトからの付勢力が該プラグコネクタに順次加わることを特徴とするレセプタクルコネクタの挿入力緩和方法。

技術分野

0001

レセプタクルコネクタ挿入力緩和構造に関し、より詳細にはハウジング内に挿入力緩和板を配置し、プラグコネクタの挿入時に挿入力緩和板の移動によってプラグコネクタにかける端子押圧力タンミングを変えて挿入力緩和するレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造、挿入力緩和構造のレセプタクルコネクタを搭載したプリント基板電子機器及びとレセプタクルの挿入力緩和方法に関する。

背景技術

0002

ベローズタイプコネクタカードエッジコネクタは、レセプタクルコネクタのコンタクトの部分が相手側のコンタクトの端子部分と面接触により電気的接続を行う構造が取られており、図6に示すものが知られている。図6(a)はベローズタイプコネクタの嵌合前の状態を示すもので、左側のコネクタがレセプタクルコネクタ100で右側がプラグコネクタ200である。

0003

レセプタクルコネクタ100はハウジング110とコネクタ端子120から構成し、ハウジング110はプラグコネクタ200が挿入される開口面111を持ち、その開口面111に対向するハウジング内部の奥面112にコネクタ端子120の一端を保持している。材質は例えばABS樹脂等の絶縁性成形樹脂である。コネクタ端子120はその一端にコンタクト121を形成し、嵌合時には図6(b)に示すように上下のコンタクト121によりプラグコネクタ200の端子部分を挟み、押圧付勢)して面接触により電気的接続を行う。コンタクト121の押圧の必要性からコネクタ端子120は弾性を有する金属(例えば、銅合金)が用いられる。コネクタ端子120は一般にプレスにより打ち抜き、付勢力を発生させるため図6に示すようにプラグコンタクト200を挟む方向(即ち、押圧する方向)に屈曲するよう加工した後にメッキが施される。特に、コンタクト121の部分は酸化することがなく、接触抵抗の少ない例えば金メッキを施している。

0004

プラグコネクタ200は、ハウジング210とハウジング210の挿入部220に設けられた端子部221とから構成する。端子部221もレセプタクルコネクタ100の端子120と同様の材料と加工により成形される。

0005

図6はベローズタイプのコネクタの例を示したが、カードエッジコネクタと言われるコネクタもレセプタクル100のコンタクトはベローズ型が一般的に用いられている。この場合は、プラグコネクタ200に相当するものがプリント基板で、端子部は銅箔エッチングによりパターン形成し、この部分でレセプタクルコネクタ100のコンタクト121と面接触して電気的接続を得る。

0006

上記に示したように面接触して確実に電気的接続を得るためにコンタクト121はコネクタ端子120の材料の持つ弾性力でプラグコネクタ200の端子部221を押圧する。プラグコネクタ200の挿入においては、この押圧力を上まわる力で挿入する必要があるが、コネクタ端子120の数が多くなると大きな挿入力を必要とする。挿入が確実に行われない場合には電気的接続は保証されないものとなる。最悪の場合はプラグコネクタ200がレセプタクルコネクタ100から抜け落ちる場合もある。

0007

プラグコネクタに対する挿入力を低減させる方法として、レセプタクルのコネクタハウジングフレキシブルプリント基板を挿入するときにスライダーを介して挿入する構造が提案されている。これは、スライダーをコネクタハウジングにある程度挿入された状態でU字型の端子を押し広げ、その間にフレキシブルプリント基板を差し込み、さらにスライダーを挿入すると押し広げられたU字型の端子が元に戻り、フレキシブルプリント基板との電気的接続を行うものである(特許文献1)。

0008

特許文献1の方法は、嵌合が終了した状態では、U字型の端子の弾性力がフレキシブルプリント基板の端子部分を大きな力で押圧するので電気的接続は確実なものとなり、フレキシブルプリント基板が抜けることもない。
特開平10−255926号公報

発明が解決しようとする課題

0009

上記に述べたように、図6に示す従来のコネクタ構造でコネクタ端子の数が多い場合にはレセプタクルコネクタのコネクタ端子の押圧力(付勢力)を上まわる力でプラグコネクタを挿入する必要があり、作業性が悪いという問題があった。

0010

特許文献1による方法は、U字型の端子構造に対するレセプタクルコネクタへの挿入力低減に対する提案で、ベローズ型の構造に対しては適用が困難であること。また、コネクタをプリント基板上に搭載する場合には、スライダー部分搭載面積が必要となり実装密度を低下することが懸念される。

0011

本発明は、レセプタクルコネクタに挿入力緩和板を設け低コストでプラグコネクタの挿入力の低減を図る挿入力緩和構造、挿入力緩和構造のコネクタを搭載したプリント基板及び電子機器及び挿入力緩和方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明の電子部品パッケージ構造実装構造は、以下のように構成される。
(1)第1の発明
第1の発明は、板厚が不均一な挿入力緩和板をハウジング内に配置してプラグコネクタの挿入力の緩和を図るレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造である。

0013

このレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造は、コネクタ端子と挿入力緩和板とハウジングとから構成される。まず、コネクタ端子は一方の端部近傍にコンタクトを形成し、そのコンタクトが挿入されたプラグコネクタの端子部を付勢する方向に屈曲したものである。即ち、コネクタ端子のコンタクトはプラグコネクタの端子部と接触し付勢されて電気的接続を行わせるため、コネクタ端子のコンタクトのない方の一端を保持し(後述する)、コンタクトに付勢力を発生させるように付勢方向に屈曲させている。挿入力緩和板は、板状で長手方向に板厚が異なり、端子を挿通する挿通孔を列設したものである。ハウジングは、プラグコネクタを挿入する開口面を備えており、ハウジング内面の上下または左右の何れか、または両方の面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくとも一つ形成している。ここでプラグコネクタは、カードエッジタイプのコネクタにおいては、端子部を形成して挿入されるカードが該当し、プラグコネクタはこのカードも含むものとする。

0014

そして、このハウジングはコネクタ端子のコンタクトのない一端を開口面と対向する奥面で保持し、コネクタ端子の屈曲により傾斜している部分が挿通孔の縁に当接するようにコネクタ端子を挿通孔に挿通した挿入力緩和板をダボ間に配置している。

0015

ハウジングに配置された挿入力緩和板は、プラグコネクタが開口面から挿入されたときプラグコネクタと当接し、さらなるプラグコネクタの挿入によって押されてダボを超え、奥面の方向に移動する。即ち、プラグコネクタが挿入される前は挿入力緩和板はハウジング内に形成されたダボの間にあるが、プラグコネクタが挿入されて挿入力緩和板に接し、さらにプラグコネクタの挿入により挿入力緩和板は押されてダボを越え、奥面に移動するものである。

0016

第1の発明の構造により、一端が保持されたコネクタ端子は挿入力緩和板を介してハウジング内にコンタクト部分張り出した状態になっている。このとき、コンタクト部分が挿入されたプラグコネクタの端子部分を付勢するようにするため、コネクタ端子の保持した位置から屈曲してコンタクトに向けて斜めに張り出すようにしている(図6の従来例に示すように、上下にコネクタ端子がある場合に、上側のコネクタ端子のコンタクトは保持の位置より下方に斜めに張り出し、下側のコネクタ端子のコンタクトは保持の位置より上方に斜めに張り出すようにしている)。第1の発明では、コネクタ端子が板厚の異なる挿入力緩和板の挿通孔を通して張り出すとき、板厚が厚い挿通孔を通ったコネクタ端子のコンタクトの張り出し方は板厚が薄い挿通孔を通ったコンタクトの張り出し方に較べて斜めの角度が浅くなる(コネクタ端子が挿入孔の縁に当たって、ハウジング内に張り出したコネクタ端子の角度が浅くなる)。このため、プラグコネクタを挿入したとき角度が浅いコンタクトのプラグコネクタに働く付勢力は弱くなり、挿入開始時点でのプラグコネクタの挿入力は緩和されていることになる。プラグコネクタの挿入を更に進めていくと、挿入力緩和板はコネクタ端子を保持している面に向かって移動し、これにより挿入孔の縁に当たっているコネクタ端子は滑りながら角度の浅かったコネクタ端子は角度が深くなって当初の付勢力が発生するようになる。即ち、挿入力緩和板の移動に伴ってプラグコネクタに働く付勢力は異なる板厚でタイミングを変えて発生するようになる。挿入されるプラグコネクタはコンタクトを滑りながらタイミングを変えて発生する付勢力を受けるが、この力は大きなものでないので結果として挿入から嵌合が完了するまでの挿入力は緩和されることになる。
(2)第2の発明
第2の発明は、挿入力緩和板の板厚を一定とし、挿入力緩和板に形成した挿通孔の開口形状が異なる寸法であることを、特徴とするものである。

0017

挿通孔の開口寸法を変えることにより、コネクタ端子の挿入孔の縁に当たる位置を変えるものである。例えば、図6に示すように上下2列にコネクタ端子を配列したとき、挿通孔の高さ方向の寸法を変えることにより、コネクタ端子が挿通孔の縁に当たる位置が異なりハウジング内に張り出す角度を変えることができる。
(3)第3の発明
第3の発明は、第1の発明である挿入力緩和のコネクタを搭載したプリント基板の発明である。コネクタの挿入力緩和構造は第1の発明と同一であるので説明は省略する。
(4)第4の発明
第4の発明は、第1の発明である挿入力緩和のコネクタを搭載した電子機器の発明である。コネクタの挿入力緩和構造は第1の発明と同一であるので説明は省略する。
(5)第5の発明
第5の発明は、第1の発明の挿入力緩和構造を備えたレセプタクルコネクタにプラグコネクタを挿入し、レセプタクルコネクタに配置された挿入力緩和板を移動させてコンタクトからの付勢力がプラグコネクタに順次加わることを特徴とする、レセプタクルコネクタの挿入力緩和方法である。

発明の効果

0018

第1の発明により、プラグコネクタに対する挿入力を緩和し、作業性を高めるレセプタクルコネクタの提供ができる。

0019

第2の発明により、第1の発明と同様のレセプタクルコネクタの提供ができる。

0020

第3の発明により、挿入力緩和構造のレセプタクルコネクタを搭載したプリント基板の提供ができる。

0021

第4の発明により、挿入力緩和構造のレセプタクルコネクタを搭載した電子機器の提供ができる。

0022

第5の発明により、プラグコネクタに対するレセプタクルコネクタの挿入力緩和方法を提供できる。

発明を実施するための最良の形態

0023

本発明の実施例を図1から図5を用いて説明する。

0024

図1は本発明による挿入力緩和構造のレセプタクルコネクタ300を説明する図である。レセプタクルコネクタ300は、ハウジング310とコネクタ端子320及び挿入力緩和板330から構成する。ハウジング310はプラグコネクタが挿入される開口面311を有している。その開口面311と対向する内部の奥面312と外部の背面313との間に貫通孔を設け、この貫通孔にコネクタ端子320を通し保持している。また、ハウジング310内部の上面と下面にそれぞれ1対のダボ(ダボ314、315の一対とダボ316、317の一対)を設け、この間に挿入力緩和板330を配置するようにしている。

0025

コネクタ端子320は、ハウジング310に保持されている側と反対の端部近傍にコンタクト321を備えている。図1に示すコネクタ端子320は、上下対象に配置されているが、奥行き(または手前)方向に列設されているものとする。またコネクタ端子320は、上下のコンタクト321の間に挿入されたプラグコネクタの端子部を挟み、その端子部を付勢(押圧)するようにハウジング310内部の保持箇所を過ぎた近辺から屈曲し傾斜を持たせている。そして、コネクタ端子320は挿入力緩和板330の挿通孔を通ってハウジング310内部の空間にコンタクト321を張り出している。

0026

挿入力緩和板330は、板状の成形樹脂に挿通孔を形成し、この挿通孔にコネクタ端子320を通し、ハウジング310内部の上下面に形成されたダボの間に配置している。挿通孔を通るコネクタ端子320は図1に示すように傾斜している部分で、挿通孔の縁に当たっている。

0027

次に、挿入力緩和板330の詳細について説明する。図2は、板厚が長手方向に異なる構造の挿入力緩和板331を説明する図で、図2(a)は右側の端部の厚さが左側の端部に較べて厚く、その厚さの変化はリニアに厚くなるようにしたものである。即ち、右端の板厚をt1、左端の板厚をt2とするとt1>t2である。挿入力緩和板331には、コネクタ端子320の配置位置に対応して挿通孔350を形成している。

0028

図2(b)の挿入力緩和板332は、板厚が長手方向の中央部が厚く、端部を薄くした左右対象の板厚構造である。中央部の板厚をt1、端部の板厚をt2とするとt1>t2である。挿入力緩和板332に形成した挿通孔350は、挿入力緩和板331の挿通孔と同一のものである。

0029

図3は、板厚を一定として挿通孔の開口寸法を変えた挿入力緩和板330を説明する図である。図3(a)は、挿通孔351を高さ方向の寸法を変化させた挿入力緩和板333である。最も高さ方向に大きな挿通孔351の高さをh1、最も高さ方向に小さな挿通孔351の高さをh2とするとh1>h2である。そして、高さ方向の寸法の変化は、プラグコネクタを挟む方向に変化させている。この場合の開口寸法の変化は長手方向に対して左右対象としている。

0030

図3(b)は、左端から右端に向かって挿通孔352の高さ方向の寸法を大きくなるように変化させた挿入力緩和板334を示すものである。このときも、右端の挿通孔351の高さをh1、左端の挿通孔351の高さをh2とするとh1>h2である。

0031

図1のレセプタクルコネクタ300の構造に図2及び図3の挿入力緩和板330を配置し、プラグコネクタ200が挿入されたときのコンタクト321の状態を説明する。

0032

図4(a)から図4(d)は、それぞれ挿入力緩和板331から挿入力緩和板334を配置し、プラグコネクタ200が挿入されそのプラグコネクタ200の先端が挿入力緩和板330に当たった状態におけるコンタクト320の位置を、開口面311から見たものである。

0033

図4(a)は挿入力緩和板331が左端から右端に板厚が厚くなっているので、挿通孔350に挿通されたコネクタ端子320は挿通孔350の縁に当たって右端に成るほど浮き上がっている。従って、このプラグコネクタ200の先端が挿入力緩和板330に当たるまでのプラグコネクタ200の挿入力は、図4(a)のコンタクト321がプラグコネクタ200と当っている部分の付勢力に抗したものとなる。即ち、従来構造では全てのコンタクト321の付勢力に抗した挿入力が必要となるが、この場合では挿入力は半減されることになる。プラグコネクタ200の先端が挿入力緩和板330に当たった以降、プラグコネクタ200は更に挿入され挿入力緩和板330をダボを越えて奥面に移動させるが(詳細は後述する)、挿入力緩和板330の移動によって図4(a)の浮き上がっていた右端のコンタクト321はプラグコネクタ200に順次当たるようになり付勢力が働くようになる。既にプラグコネクタ200に当たっているコンタクト321に対しては滑りながら押し込まれることになりこの部分の挿入力は大きなものでなく、新たに発生する付勢力に対してこれに抗する挿入力でよく、結局挿入力が緩和されることになる。プラグコネクタ200が完全に押し込まれたところで、全てのコンタクト321はプラグコネクタ200と付勢されながら接触していることになる。

0034

図4(b)は挿入力緩和板332が中央部で厚くなっているので、挿通孔350に挿通されたコネクタ端子320は挿通孔350の縁に当たって中央部ほど浮き上がっている。この場合もプラグコネクタ200には最初に右端と左端のコンタクト321が当たることになるが、全体のコンタクトの約半分であり挿入力を半減できる。

0035

図4(c)は挿入力緩和板332の板厚が一定で、挿通孔351の高さ方向の寸法を変えている場合の例である。通ったコネクタ端子320の傾斜部分は挿通孔351の縁に当たるので高さ方向の寸法の小さい挿通孔351を通ったコンタクト321は浮き上がるようになる。挿入力緩和板332は挿通孔351の高さ方向の寸法が大きな箇所が長手方向に2カ所あるようにしているので、コネクタ321の位置は図4(c)のようになる。この図の場合では最初にコンタクト321がプラグコネクタ200に当たるのは約2割で挿入力はかなり緩和される。

0036

図4(d)は挿入力緩和板332の板厚が一定で、挿通孔351の高さ方向の寸法を左端から右端に向かって大きくしている場合の例である。この場合は左端のコンタクト321が浮き上がり、これにより挿入力が緩和される。

0037

次に、レセプタクルコネクタ300にプラグコネクタ200を挿入した場合の、挿入力緩和板330の動きについて説明する。

0038

図5(a)は、レセプタクルコネクタ300にプラグコネクタ200が挿入される前の状態を示している。この状態で挿入力緩和板330はハウジング310に形成された上下一対のダボの間に配置されている。

0039

図5(b)は、レセプタクルコネクタ300にプラグコネクタ200が挿入され始めた状態で、最初にプラグコネクタ200(正確にはプラグコネクタ200の挿入部220の端子部221)と当たったコンタクト321を示している。

0040

図5(c)は、プラグコネクタ200の挿入が進み、挿入部220の先端が挿入力緩和板330に当たった位置にある(因みに図4は、この状態のコンタクト321の位置を開口面331から見たものである)。

0041

図5(d)は、図5(c)から更にプラグコネクタ200が挿入され、挿入力緩和板330がその力でダボを越え、奥面312にまで移動した状態を示している。即ち嵌合が行われた状態で、この状態では全てのコンタクト321はプラグコンタクト200の端子部221と当接し、電気的接続がなされている。

0042

以上、挿入力緩和板330を設けることによりプラグコネクタ200が挿入された最初の段階ではコンタクト321を浮かせて挿入力を緩和し、プラグコネクタ200を更に挿入を進めていくと挿入力緩和板330が移動し浮いていたコンタクト321に付勢力が働くことを説明した。この構造によりプラグコンタクト200の挿入力を緩和できる。

0043

以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
レセプタクルコネクタの挿入力緩和構造であって、
一方の端部近傍にコンタクトを形成し、該コンタクトが挿入されたプラグコネクタの端子部を付勢する方向に屈曲したコネクタ端子と、
板状で長手方向に板厚が異なり、前記コネクタ端子を挿通する挿通孔を列設した挿入力緩和板と、
前記プラグコネクタを挿入する開口面を備え、上下内面または左右内面の何れか、または両方の各面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくともそれぞれ一カ所に形成したハウジングとを有し、
前記ハウジングは前記コネクタ端子のコンタクトのない一端を前記開口面と対向する奥面で保持し、該コネクタ端子の前記屈曲により傾斜している部分が前記挿通孔の縁に当接するように該コネクタ端子を該挿通孔に挿通した前記挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、
前記ハウジングに配置された前記挿入力緩和板は、前記プラグコネクタが開口面から挿入されたとき該プラグコネクタと当接し、さらなる該プラグコネクタの挿入によって押されて前記ダボを超え、前記奥面の方向に移動する
ことを特徴とするレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造。
(付記2)
前記挿入力緩和板は板厚が一定で、前記挿通孔の開口形状の寸法が異なるものである
ことを特徴とする付記1記載のレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造。
(付記3)
レセプタクルコネクタにおける挿入力緩和構造のコネクタを搭載したプリント基板であって、
前記コネクタは、
一方の端部近傍にコンタクトを形成し、該コンタクトが挿入されたプラグコネクタの端子部を付勢する方向に屈曲したコネクタ端子と、
板状で長手方向に板厚が異なり、前記コネクタ端子を挿通する挿通孔を列設した挿入力緩和板と、
前記プラグコネクタを挿入する開口面を備え、上下内面または左右内面の何れか、または両方の各面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくともそれぞれ一カ所に形成したハウジングとを有し、
前記ハウジングは前記コネクタ端子のコンタクトのない一端を前記開口面と対向する奥面で保持し、該コネクタ端子の前記屈曲により傾斜している部分が前記挿通孔の縁に当接するように該コネクタ端子を該挿通孔に挿通した前記挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、
前記ハウジングに配置された前記挿入力緩和板は、前記プラグコネクタが開口面から挿入されたとき該プラグコネクタと当接し、さらなる該プラグコネクタの挿入によって押されて前記ダボを超え、前記奥面の方向に移動する
ことを特徴とする挿入力緩和構造のコネクタを搭載したプリント基板。
(付記4)
レセプタクルコネクタにおける挿入力緩和構造のコネクタを搭載した電子機器であって、
前記コネクタは、
一方の端部近傍にコンタクトを形成し、該コンタクトが挿入されたプラグコネクタの端子部を付勢する方向に屈曲したコネクタ端子と、
板状で長手方向に板厚が異なり、前記コネクタ端子を挿通する挿通孔を列設した挿入力緩和板と、
前記プラグコネクタを挿入する開口面を備え、上下内面または左右内面の何れか、または両方の各面の所定位置にそれぞれ一対のダボを少なくともそれぞれ一カ所に形成したハウジングとを有し、
前記ハウジングは前記コネクタ端子のコンタクトのない一端を前記開口面と対向する奥面で保持し、該コネクタ端子の前記屈曲により傾斜している部分が前記挿通孔の縁に当接するように該コネクタ端子を該挿通孔に挿通した前記挿入力緩和板を前記ダボ間に配置し、
前記ハウジングに配置された前記挿入力緩和板は、前記プラグコネクタが開口面から挿入されたとき該プラグコネクタと当接し、さらなる該プラグコネクタの挿入によって押されて前記ダボを超え、前記奥面の方向に移動する
ことを特徴とする挿入力緩和構造のコネクタを搭載した電子機器。
(付記5)
付記1記載の挿入力緩和構造を備えたレセプタクルコネクタの挿入力緩和方法において、
プラグコネクタを前記レセプタクルコネクタに挿入し、該レセプタクルコネクタに配置された前記挿入力緩和板を移動させて前記コンタクトからの付勢力が該プラグコネクタに順次加わる
ことを特徴とするレセプタクルコネクタの挿入力緩和方法。
(付記6)
前記挿入力緩和板は、長手方向の中央位置を基準として左右の板厚が対象に異なるものである
ことを特徴とする付記1記載のレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造。
(付記7)
前記挿入力緩和板は、長手方向の中央位置を基準として左右の挿通孔の開口形状の寸法が対象に異なるものである
ことを特徴とする付記2記載のレセプタクルコネクタの挿入力緩和構造。

図面の簡単な説明

0044

本発明による挿入力緩和構造例である。
板厚を変えた挿入力緩和板の例である。
挿通孔の開口サイズを変えた挿入力緩和板の例である。
挿入力緩和板によるコタクトの位置例である。
挿入力緩和構造コネクタの嵌合例である。
従来のベローズタイプコネクタの構造例である。

符号の説明

0045

100レセプタクルコネクタ
110ハウジング
111 開口面
112奥面
120コネクタ端子
121コンタクト
200プラグコネクタ
210 ハウジング
220 挿入部
221端子部
300挿入力緩和構造のレセプタクルコネクタ
310 ハウジング
311 開口面
312 奥面
313 背面
314ダボ
315 ダボ
316 ダボ
317 ダボ
320 コネクタ端子
321 コンタクト
330挿入力緩和板
331 挿入力緩和板
332 挿入力緩和板
333 挿入力緩和板
334 挿入力緩和板
350挿通孔
351 挿通孔
352 挿通孔

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