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技術 農作物の音響栽培方法

出願人 埼玉音楽放送株式会社
発明者 塚本周成
出願日 2006年5月26日 (14年5ヶ月経過) 出願番号 2006-173110
公開日 2007年12月6日 (12年11ヶ月経過) 公開番号 2007-312760
状態 未査定
技術分野 植物の栽培
主要キーワード 発音面 増幅度合 拡散減衰 生長部 気圧上昇 農作業者 高振動数 コーン型スピーカー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年12月6日)のものです。
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図面 (5)

課題

再現性が高く安全に農作物生長促進健苗健育の可能な、農作物の音響栽培方法を提供する。

解決手段

育成農作物のサーカディアンリズムより基本テンポを導きだし、その周波数が50乃至300Hzの範囲で、低周波数の音で而も協和音程を形成しえる音に、全音符乃至四分音符音価ランダムに使用してベーシック基音とし、更に高周波数の音で協和音程を形成しえる音に、全音符乃至三十二分音符等の音価をランダムに使用しメロディー基音としたうえ、四分の四拍子16小節一サイクルに条件付で楽音編成のうえ、ミキシング増幅して、音響出力部より農作物に音響付加する。

概要

背景

農作物は本来自然環境下のもとに育成栽培がなされていたものであるが、自然環境下においては自然環境条件の変動により栽培生産性が大きく左右されるものであること、及び経済成長に伴って短期に安定し且高い栽培生産性が要求されたこととも相俟って速効性に優れる化学肥料の多用と且低温、降風害等の防止及び防虫等を図るため、ガラス温室ビニールハウス或いはトンネル被覆等の施設化による管理栽培へと大幅に転換がなされている。

然るに施設化による管理栽培では、自然環境条件から区画された中で育成栽培がなされるものであって、速効性に優れる化学肥料が多用され続けてきたものの降雨による洗脱がなされぬため、過剰の化学肥料が栽培土壌内部に無機塩類として多量に蓄積されて地力が著しく低下し、この結果農作物の育成が低下されるために更なる化学肥料の施肥がなされて来ており、施設内の栽培土壌の地力は極度疲弊し而も地力の疲弊により農作物も疲弱化し、病害虫被害が頻発し多量の農薬使用も余儀なくされること等により、施設内栽培土壌中には重金属類化学有害物質等が多量に蓄積されている状況にある。

反面近年の如く健康指向の高まりとともに、農作物に対する安全性やその生産経歴所謂トレサビティ−が強く求められるに至っていることから、既に農作物の栽培には無農薬且有機肥料栽培が不可避とされるに至っている。しかしながら有機肥料は緩効性であるから栽培生産性に劣る結果となり、且無農薬栽培においては当然に罹病や害虫による食害防止への対処も必要となる。これがため無農薬且有機肥料栽培においては、安全性が高く且農作物の健苗健育と高い栽培生産性を図る手段が強く要請されている。

ところで農作物を含む植物に対する音楽効用が諸外国より断片的に紹介され、且国内においても某音響メーカー温室内で音楽を流し栽培を試みたものの、栽培効果に有意差が認められず、而もトマト栽培に音楽を使用する篤農家も散見されるものの、主観的評価に終始しており普及には至っていない。
他方音楽または振動植物体に付与して、種子の発及び芽生え生長を促進または抑制する植物の生長制御方法及び装置なるものが先願されている。
ペドロ−フェランディース「Lagarance voyageuse」第37号 1997年マガジンハウス「楽」1996年7月〜1997年1月号工作舎「植物たちの秘密言葉」 特開平6−62669号公報

しかしながら音楽は本来的に音を用いた美的芸術であるから、植物の育成を目的とする技術背景など全く無く、従って植物の育成栽培に際して有意性が認められるとする音楽自体も、植物の種類や育成条件並びに使用された音楽の音響若しくは振動の付加方法等による蓋然的結果と思慮され再現利用には至っていない。

ところで植物は植物特有概日時計所謂サーカディアンリズムを保持するものであるから、該サーカディアンリズムに基づき育成する農作物の根部茎部及び葉部等の生長促進或いは光合成呼吸の促進によるエネルギーの取り込み及び取り出し、更には果菜類穀物若しくは果樹類においては開花及び結実に係る生長促進のための音響若しくは振動を付加させることが育成栽培のうえから望まれる。

加えて植物には外的刺激ストレスの付加、即ち降雨や風による加圧や衝撃並びに鳥類訪花昆虫類による接触や食害への対抗等、環境応答力を促進させる音響若しくは振動を付加させることも極めて有効な手段と思慮される。
従って発明者は鋭意研究を重ねた結果農作物の概日時計のリズムに基づき、農作物の生長部位それぞれの育成促進と環境応答作用を高める音響若しくは振動を付加させることにより、再現性と安全で且農作物の生長促進並びに健苗健育な育成栽培が可能なることを究明するに至った。

概要

再現性が高く安全に農作物の生長促進と健苗健育の可能な、農作物の音響栽培方法を提供する。育成農作物のサーカディアンリズムより基本テンポを導きだし、その周波数が50乃至300Hzの範囲で、低周波数の音で而も協和音程を形成しえる音に、全音符乃至四分音符音価ランダムに使用してベーシック基音とし、更に高周波数の音で協和音程を形成しえる音に、全音符乃至三十二分音符等の音価をランダムに使用しメロディー基音としたうえ、四分の四拍子16小節一サイクルに条件付で楽音編成のうえ、ミキシング増幅して、音響出力部より農作物に音響付加する。

目的

本発明は農作物の概日時計に基づき生長部位への生長促進と環境応答作用を高めて、再現性と安全で且生長促進と健苗健育な育成栽培の可能な農作物の音響栽培方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

施設内の農作物に対し、該農作物のサーカディアンリズムにより導き出されたテンポで、そのベーシック基音がハ長調の0G音、1C音、1F音若しくは1G音で、而も倍音成分の無い正弦波による減衰音若しくはパイプオルガンハープ或いは低弦楽器のピチカート音からなり、音価として全音符、二分音符及び四分音符ランダムに使用され、更にメロディー基音が2A音、2B音、2C音、2E音、2F音、2G音、3C音及び3D音で、而も倍音成分の無い正弦波による減衰音若しくはパイプオルガン、ハープ或いは低弦楽器のピチカート音からなり、且音価として全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符及び三十二分音符がランダムに使用され、而もその音量が3区分で且1秒乃至4秒間程度にフードインフェードアウト処理された収録音であり、このベーシック基音及びメロディー基音を四分の四拍子16小節一サイクルに条件付で楽音編成のうえ、適宜にミキシング増幅をなしたうえ、農作物を囲む外周面若しくは農作物の上面或いは床土内に埋設させたパネル型スピーカー若しくはコーン型スピーカー音響出力のうえ付加させ、以って農作物の健苗健育と栽培生産性を高める、農作物の音響栽培方法

請求項2

ベーシック基音が2B音、2G音、3D音で、音価に全音符、二分音符及び四分音符がランダム使用され、且メロディー基音も2B音、2G音、3D音で、音価に全音符、二分音符、四分音符がランダム使用され、而も音色としてノコギリ波高次倍音カットしたものが使用される請求項1記載の農作物の音響栽培方法。

請求項3

ベーシック基音が雨音を1秒程度のフードインフェードアウト処理した20個以上の複数雨滴が同時落下する収録音で、音価に全音符、二分音符、四分音符がランダムに使用され、メロディー基音が1秒程度のフードインフェードアウト処理した20個以上の単独の雨滴の落下する収録音で、音価に全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符がランダム使用されてなる請求項1記載の農作物の音響栽培方法。

請求項4

ベーシック基音及びメロディー基音が四分の四拍子16小節一サイクルに条件付きで楽音編成されたうえ、適宜にミキシングと増幅がなされて音響出力させる場合に、該音響出力が連続して若しくは間欠的に音響出力される請求項1乃至請求項3記載の農作物の音響栽培方法。

技術分野

0001

本発明は蔬菜花卉穀物果樹農作物の根、、葉等の全体に亘り音響刺激を付加させて、健苗健育と高い栽培生産性を図る農作物の音響栽培方法に関するものである。

背景技術

0002

農作物は本来自然環境下のもとに育成栽培がなされていたものであるが、自然環境下においては自然環境条件の変動により栽培生産性が大きく左右されるものであること、及び経済成長に伴って短期に安定し且高い栽培生産性が要求されたこととも相俟って速効性に優れる化学肥料の多用と且低温、降風害等の防止及び防虫等を図るため、ガラス温室ビニールハウス或いはトンネル被覆等の施設化による管理栽培へと大幅に転換がなされている。

0003

然るに施設化による管理栽培では、自然環境条件から区画された中で育成栽培がなされるものであって、速効性に優れる化学肥料が多用され続けてきたものの降雨による洗脱がなされぬため、過剰の化学肥料が栽培土壌内部に無機塩類として多量に蓄積されて地力が著しく低下し、この結果農作物の育成が低下されるために更なる化学肥料の施肥がなされて来ており、施設内の栽培土壌の地力は極度疲弊し而も地力の疲弊により農作物も疲弱化し、病害虫被害が頻発し多量の農薬使用も余儀なくされること等により、施設内栽培土壌中には重金属類化学有害物質等が多量に蓄積されている状況にある。

0004

反面近年の如く健康指向の高まりとともに、農作物に対する安全性やその生産経歴所謂トレサビティ−が強く求められるに至っていることから、既に農作物の栽培には無農薬且有機肥料栽培が不可避とされるに至っている。しかしながら有機肥料は緩効性であるから栽培生産性に劣る結果となり、且無農薬栽培においては当然に罹病や害虫による食害防止への対処も必要となる。これがため無農薬且有機肥料栽培においては、安全性が高く且農作物の健苗健育と高い栽培生産性を図る手段が強く要請されている。

0005

ところで農作物を含む植物に対する音楽効用が諸外国より断片的に紹介され、且国内においても某音響メーカー温室内で音楽を流し栽培を試みたものの、栽培効果に有意差が認められず、而もトマト栽培に音楽を使用する篤農家も散見されるものの、主観的評価に終始しており普及には至っていない。
他方音楽または振動植物体に付与して、種子の発及び芽生え生長を促進または抑制する植物の生長制御方法及び装置なるものが先願されている。
ペドロ−フェランディース「Lagarance voyageuse」第37号 1997年マガジンハウス「楽」1996年7月〜1997年1月号工作舎「植物たちの秘密言葉」 特開平6−62669号公報

0006

しかしながら音楽は本来的に音を用いた美的芸術であるから、植物の育成を目的とする技術背景など全く無く、従って植物の育成栽培に際して有意性が認められるとする音楽自体も、植物の種類や育成条件並びに使用された音楽の音響若しくは振動の付加方法等による蓋然的結果と思慮され再現利用には至っていない。

0007

ところで植物は植物特有概日時計所謂サーカディアンリズムを保持するものであるから、該サーカディアンリズムに基づき育成する農作物の根部茎部及び葉部等の生長促進或いは光合成呼吸の促進によるエネルギーの取り込み及び取り出し、更には果菜類や穀物若しくは果樹類においては開花及び結実に係る生長促進のための音響若しくは振動を付加させることが育成栽培のうえから望まれる。

0008

加えて植物には外的刺激ストレスの付加、即ち降雨や風による加圧や衝撃並びに鳥類訪花昆虫類による接触や食害への対抗等、環境応答力を促進させる音響若しくは振動を付加させることも極めて有効な手段と思慮される。
従って発明者は鋭意研究を重ねた結果農作物の概日時計のリズムに基づき、農作物の生長部位それぞれの育成促進と環境応答作用を高める音響若しくは振動を付加させることにより、再現性と安全で且農作物の生長促進並びに健苗健育な育成栽培が可能なることを究明するに至った。

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は農作物の概日時計に基づき生長部位への生長促進と環境応答作用を高めて、再現性と安全で且生長促進と健苗健育な育成栽培の可能な農作物の音響栽培方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上述の課題を解決するために本発明が用いた技術的手段は、農作物は農作物特有のサーカディアンリズムで生長育成しており、且胚芽の生長や発芽率の促進作用にはその周波数が50乃至300Hzの音響若しくは振動エネルギーが利用され或いは開花促進や結実の熟成若しくは環境応答作用の向上には、訪花昆虫の羽音たる略190乃至290Hzの音響若しくは振動が利用され更には雨滴音も同様の音響若しくは振動として利用されており、且これら音響や振動に係る音は、協和音程として農作物に取り込まれている。

0011

これがため本発明においては農作物のサーカディアンリズムより基本テンポを導き出したうえ、大きなゆらぎの付加と育成促進並びに環境応答作用を高めること及び協和音程をも形成させるために、ベーシック基音としてハ長調の0G音、1C音、1F音若しくは1G音で、而も倍音成分の無い正弦波減衰音若しくはパイプオルガンハープ或いは低弦楽器ピチカート音からなり、音価として全音符、二分音符四分音符ランダムに使用されてなり、且メロディー基音には2A音、2B音、2C音、2E音、2F音、2G音及び3C音、3D音で、而も倍音成分の無い正弦波減衰音若しくはパイプオルガン、ハープ或いは低弦楽器ピチカート音からなり、音価として全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符及び三十二分音符がランダムに使用されてなり、これらを四分の四拍子16小節一サイクルベーシック楽音及びメロディー楽音としたうえ、適宜にミキシング並びに増幅のうえ、施設内の農作物を囲む外周面若しくは農作物の上面に配位させ、或いは床土内部に埋設させたパネル型スピーカー若しくはコーン型スピーカー音響出力のうえ付加させる構成に存する。

0012

更には開花促進や結実の熟成若しくは環境応答作用を高める訪花昆虫の羽音として、ベーシック基音が2B音、2G音及び3D音で、音価に全音符と二分音符がランダムに使用され、且メロディー基音も2B音、2G音及び3D音で、音価に全音符、二分音符及び四分音符が用いられた構成、並びに雨滴音については、ベーシック基音として雨滴音を1秒間程度のフードインフェードアウト処理した20個以上の複数雨滴が同時落下する収録音で、音価に全音符、二分音符及び四分音符がランダムに使用され、且メロディー基音は1秒間程度のフードインフェードアウト処理した20個以上の単独の雨滴の落下収録音で、音価に全音符、二分音符、四分音符、八分音符及び十六分音符がランダムに使用されてなる構成に存するものである。

発明の効果

0013

本発明は上述の如く、育成栽培される農作物のサーカディアンリズムより基本テンポを導き出したうえ、育成促進や環境応答作用を高める周波数である50乃至300Hzの範囲で協和音程が形成されるよう、ベーシック基音がハ長調の0G音、1C音、1F音若しくは1G音で、而も倍音成分の無い正弦波減衰音、パイプオルガン、ハープ、低弦楽器ピチカート音からなり、音価として全音符、二分音符、四分音符がランダムに使用され、且メロディー基音には2A音、2B音、2C音、2E音、2F音、2G音及び3C音、3D音で而も倍音成分の無い正弦波減衰音、パイプオルガン、ハープ、低弦楽器のピチカート音が用いられ、音価として全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符及び三十二分音符がランダムに使用される。

0014

そしてこのベーシック基音及びメロディー基音を四分の四拍子16小節一サイクルでベーシック楽音及びメロディー楽音としたうえ適宜にミキシングがなされ且増幅のうえ音響出力がなされるため、かかる音響には育成栽培される農作物の育成リズムで、且大きなゆらぎとともに育成促進や環境応答作用を高める音響若しくは振動で発音されるため、極めて高い受容率を以って受容されるとともに、該音響出力も特にパネル型スピーカーを農作物の外周面若しくは上面或いは床土内部に埋設使用することで、僅かな減衰で広面積に亘る農作物に付加できるため、健苗健育とともに高い栽培生産性を以って育成栽培が可能となり、而も再現性が高く且音響によるため使用安全性はもとより維持費用も極めて安価となしえる。
加えて該音響出力は連続して若しくは間欠して出力されるため育成状況に合せて自在に調整も可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0015

農作物のサーカディアンリズムより基本テンポを導き出し、その周波数が50乃至300Hzの範囲で、且低周波数の音で而も協和音程を形成しえる正弦波減衰音に、全音符、二分音符及び四分音符からなる音価をランダムに使用してベーシック基音とし、更に高周波数の音で協和音程を形成しえる正弦波減衰音に全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符及び三十二分音符等の音価をランダムに使用してメロディー基音となしたるうえ、四分の四拍子16小節一サイクルに条件付でベーシック楽音及びメロディー楽音に編成し、適宜にミキシングと所要の増幅をなしたうえ育成農作物にパネル型スピーカーにより連続的若しくは間欠的に音響出力させて音響付加させる。

0016

以下に本発明実施例を図とともに説明すれば、図1は本発明のブロック図であって、本発明は育成栽培する農作物の根部、茎部、葉部や花部及び結実部の全体に亘って、その生長促進を図り若しくはその状況により生長抑制させ、更には農作物が保持する外部刺激やストレスに対抗して生長促進を図る環境応答作用をも高めるため、その再現性が確実で使用安全性に優れた音響若しくは振動を付加せしめて、農作物の健苗健育と高い栽培生産性を実現することにある。

0017

これがためには農作物に付加される音響若しくは振動が、対象農作物のそれぞれの生理活性の基本となる概日時計のリズム所謂サーカディアンリズムに適合し、且農作物の根部、茎部、葉部若しくは花部や結実部内に有効に伝達されて、その同調共振に基づく生長ホルモンの生成促進や細胞組織の形成促進、維管組織の柔軟性と水分揚水の向上及び気孔の開口による光合成の促進、或いは環境応答作用の向上即ち外部刺激やストレスに対抗する形質形成の促進等を図るため、農作物のそれぞれにより且その生長部位毎に異なる同調共振にも適合し、而も大きなゆらぎを有する音響若しくは振動の付加が要請される。

0018

ところで音響はテンポとリズム及び音程音量とにより構成されるものであるから、テンポにおいては農作物の保持するサーカディアンリズムに適合させることが可能であり、且音程にはそれぞれの固有振動数を保持するものであって、生育促進には対象部位毎に要請される音響若しくは振動も微妙に異なり、且農作物の育成環境を形成している自然音は協和音程でもあるから、これらテンポやリズムと且自然音や一般音を十分なゆらぎを保持させたうえ、同調共振せしめる振動数の音響として農作物に付加させることが極めて有利であり、而も農作物の育成栽培には農作業者関与するものであるから、当然に当該音響が農作業者にも受け入れられるものである必要がある。

0019

そこで基本テンポ発生部1Aは、育成栽培する農作物それぞれが保有するサーカディアンリズムに合せたテンポを発生させるところで、農作物それぞれのサーカディアンリズムはその農作物の種類や陽性植物若しくは陰性植物により或いは育成栽培地の日照時間等によっても変動するもので、陰性植物で且日照時間の少ない環境では1日21時間程度にまで至り、反面陽性植物で且日照時間も長い環境では1日27時間にも及ぶ。
従って基本テンポ発生部1Aにおいては、そのテンポが最小57/分から最大67/分の変動可動なテンポが発生できるよう配慮されている。

0020

更に本発明においては育成栽培する農作物の育成促進や環境応答作用の向上を図るための音響若しくは振動を以って、育成栽培する農作物に大きなゆらぎを以って同調共振させるうえから、それぞれに特定の周波数を保持する自然音や楽器音から、協和音程を形成しうるベーシック基音11B及びメロディー基音11Cからなる基音11を入力させる基音入力部1Bが設けられている。

0021

即ちベーシック基音11Bは、調性を決定し和声を安定させ且協和音程を形成させるため、ハ長調の0G音(ソ)、1C音(ド)、1F音(ファ)及び1G音(ソ)の4音が使用され、而も音価としてサーカディアンリズムが認識されやすい全音符、二分音符及び四分音符から選択されている。
他方メロディー基音11Cも協和音程を生み出す必要上、ベーシック基音11Bの1C音(ド)に対しては2C音(ド)、2E音(ミ)、及び2G音(ソ)、が用いられ、ベーシック基音11Bが0G音(ソ)及び1G音(ソ)の場合には2G音(ソ)、2B音(シ)及び3D音(レ)が用いられる。更にベーシック基音11Bが1F音(ファ)の場合には、2F音(ファ)、2A音(ラ)及び3C音(ド)の8音が使用される。そして音価は全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符及び三十二分音符が用いられる。

0022

但しかかるベーシック基音11B並びにメロディー基音11Cは四分の四拍子16小節の条件付き楽音編成されて周期で音響出力されるため、協和音程が維持できない組合せの出現も生ずる。即ち2D音(レ)と2G音(ソ)については経過音としてみても不協和音として音が濁る可能性があるから、2C音(ド)、2E音(ミ)、2F音(ファ)、2A音(ラ)、2B音(シ)、3C音(ド)、3D音(レ)の7音が望まれる。

0023

ベーシック基音11B及びメロディー基音11Cの音色については、周波数の範囲が狭いか或いは高次倍音が含まれると生長抑制に係る周波数対が生ずるため、倍音成分の無い正弦波による減衰音や、パイプオルガン、ハープ或いはコントラバスチェロ等低弦楽器のピチカート音を使用し、且音響出力に際しての出力調整のために、予めその音量については適宜の中音量に対しマイナス6dB及びプラス6dBを目安とした三音量により、且1乃至4秒間程度でフードインフェードアウト処理したベーシック基音11B及びメロディー基音11Cを予め収録したサンプリング音を基音11として基音入力部1Bより入力させる。

0024

更に基音11として訪花昆虫としての蜂の羽音12や雨滴音13も選択されるもので、蜂の羽音12はその周波数から推定して音程としては2G音(ソ)、2B音(シ)及び3D音(レ)が用いられ、且そのベーシック基音12Bとしては自然音により近似させるうえから音価として全音符及び二分音符が使用される。
他方メロディー基音11Cとしては、その音価に全音符、二分音符及び四分音符が用いられる。

0025

そして音色についてはノコギリ波の高次倍音を1乃至4秒程度のフードインフェードアウト処理により緩やかにカットしてサンプリング音として使用し、加えてベーシック基音12Bとメロディー基音12Cとでは、ノコギリ波の高次倍音のカット率をそのピッチを10セント程度にゆらぎを持たせて収録したものも好適で、音量は前記と同様に三音量に区分し収録させたものが用いられる。

0026

加えて雨滴音においては、ベーシック基音13Bとしては1秒間程度でフードインフェードアウト処理された20個以上の複数雨音を使用し、且音価はサーカディアンリズムが認識しやすいよう全音符、二分音符及び四分音符が用いられる。他方メロディー基音13Cは、1秒間程度でフードインフェードアウト処理された20個以上の単数の雨音を使用し、且音価としては全音符、二分音符、四分音符、八分音符及び十六分音符が用いられる。

0027

ところで本発明では付加される音響に係る周波数や振動数により、農作物の健苗健育と育成促進を図るものの、農作物の収穫に際しては市場動向によりその育成や熟成を抑制する必要も生ずる。而して本発明の如き音響に係る周波数や振動数を利用する場合においては、比較的高周波数若しくは高振動数が農作物の育成や熟成に対して抑制作用を発揮することも確認されている。そこでベーシック基音11Bとして、ハ長調の4G音(ソ)、5C音(ド)、5F音(ファ)、5G音(ソ)の4音を用いるとともに、その音価としてはサーカディアンリズムが認識されやすい全音符、二分音符及び四分音符が用いられる。

0028

他方メロディー基音11Cとしては協和音程を生み出すことが重要なことから、ベーシック基音11Bが5C音(ド)では6C音(ド)、6E音(ミ)、及び6G音(ソ)が、更にベーシック基音11Bが、4G音(ソ)及び5G音(ソ)では6G音(ソ)、6B音(シ)及び7D音(レ)が、或いはベーシック基音11Bが5F音(ファ)では6F音(ファ)、6A音(ラ)、7C音(ド)の9音が用いられるとともに、音価としては全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符及び三十二分音符が用いられる。そして音色としては倍音成分の豊富なノコギリ波による減衰音とチェレスタ、ピアノ等を使用し前記する如く三音量区分にて、1乃至4秒間程度のフードインフェードアウト処理したサンプリング音が好適である。
しかしながら農作物は日照や温度、湿度等によっても育成促進度合が異なるものであるから、かかる抑制手段を採用しなくても音響出力による付加を調整することにより容易に抑制も図れるため、音響出力を連続して若しくは間欠的になされるよう配慮することが望まれる。

0029

かかる如くして予めサンプリング収録されてなる基音11としてのベーシック基音11B、12B、13B及びメロディー基音11C、12C、13Cは、その基音入力部1Bより記憶部2内に記憶される。
この記憶部2には基音入力部1Bからの基音11に係る膨大量のベーシック基音11B、12B、13Bや、メロディー基音11C、12C、13Cがそれぞれ区分されて記憶されてなるとともに、育成栽培する対象農作物のサーカディアンリズムにより導き出されたテンポも具体的に音価を以って且それぞれに区分され記憶されたベーシック基音11B、12B、13Bやメロディー基音11C、12C、13Cを条件付ランダムに抽出のうえ四分の四拍子16小節を一サイクルとして楽音編成30Bさせるものであるが、楽音編成30Bされ音響出力される場合に、気圧上昇若しくは気圧下条件次第によって出力される音響の調性が変動することから、これの補正のために該記憶部2には気圧センサー1Cより気圧上昇若しくは気圧降下に係る気圧データー10Cも入力されるよう配慮されている。

0030

而して記憶部2にそれぞれ区分されて記憶されてなる基本テンポ10Aや楽音編成30Bに係るベーシック基音11B、12B、13Bやメロディー基音11C、12C、13C或いは気圧データー10C等は、楽音編成演算部3において楽音編成制御部3Aからの数多の制約条件付帯された楽音編成指示30Aに従って楽音編成30Bがなされるようプログラムされている。
即ちかかる楽音編成30Bに際しての制約条件とは、楽音全体を四分の四拍子16小節を一サイクルとし、且音価においてはランダム選択がなされるものの同一音符任意数回以上連続させないこと、並びに4秒以上の空白を置かないこと或いはサンプリング収録され区分されて記憶されたベーシック基音11B、12B、13B及びメロディー基音11C、12C、13Cが一サイクル内に全て発音されるように、更には気圧変動に際しての補正においても、気圧上昇時には発音数を増やし、且気圧降下時には発音数を減らす楽音編成30Bがなされるようプログラムされている。

0031

かくしてなる制約条件によりベーシック楽音編成31B及びメロディー楽音編成31Cがなされたうえは、これらベーシック楽音編成31B及びメロディー楽音編成31Cは専用エイリアス部4に区分記憶され、若しくはミキシング部5に入力される。
このミキシング部5はベーシック楽音編成31B及びメロディー楽音編成31Cを相互にミキシングすることにより、協和音程と大きなゆらぎも形成され、育成促進や環境応答作用を高める振動エネルギーの強化とともに、栽培従事者にも聴取され易くなることとなる。

0032

ミキシング5により相互にミキシングされたうえは増幅部6に入力されたうえ所望の出力割合にまで増幅がなされる。かかる場合に本発明はゆらぎの有る音響を出力させるうえからも、望ましくは3ステレオ以上での出力させ増幅させることが好適である。
ところで該増幅部6における増幅度合は、音響出力部7の出力手段と、該音響出力部7が配置される農作物育成のための施設8の構造や面積、並びに農作物の種類や育成密度により具体的に決定される。
そして農作物の育成促進若しくは抑制のために、音響出力部7の音響出力を連続して若しくは間欠的に調整させるため楽音編成制御部3Aからは、音響出力調整指示31Aもなされるよう設計されている。

0033

即ち図2は音響出力部7の出力手段として用いられるスピーカーの説明部図であって、同図2のAは従来から使用されてなるコーン型スピーカー7Aで、該コーン型スピーカー7Aは永久磁石7Bの磁界中に配位されたボイスコイル7Cに電流が流れた時に発生する力を振動板7Dに伝えて音を発生する仕組であるため、該振動板7Dをピストン運動させて音の発生をなすため振動板7Dに分割振動が発生し、この分割振動を極力制限させる必要があり且構造上からも発生音拡散減衰が著しい。
反面同図2のBにはパネル型スピーカー70Aが示されてなるもので、かかるパネル型スピーカー70Aでは永久磁石70Bの磁界中に配位されたボイスコイル70Cの振動を直接パネル70Dに伝達させて発生音とするもので、パネル型スピーカー70Aでは振動に伴う分割振動即ち共振をたわみ共振として積極的に利用するもので、電気音響変換効率が極めて高く且発生音の拡散減衰も著しく小さく押えられる。

0034

図3にはコーン型スピーカー7Aとパネル型スピーカー70Aの減衰特性が示されてなり、パネル型スピーカー70Aの減衰特性が優れていることが理解される。そして特に考慮すべきは、パネル型スピーカー70Aは極めて広い発音面積を以って発音させることが可能なばかりか、使用素材としてアクリル樹脂ポリカーボネート樹脂或いはポリエステル樹脂等透明性と強靭性を保持する合成樹脂素材からなる板材が使用できるため、光合成を必要とする農作物の育成のための施設利用には極めて有利であることである。

0035

図4は本発明の使用態様図であって、施設8は農作物の栽培のうえから一般的には大型広面積昇り、蔬菜用でも1反歩程度の規模基本単位として形成され、特にぶどうや梨等の果樹施設では更にかかる基本単位が多数連続して形成される。反面比較的小規模な施設でさえ、その幅で略3乃至4間及びその長さでも略6乃至10間程度の規模が一般的である。
そしてかかる広面積内の育成農作物全体に亘って、効率良く音響による育成促進や環境応答作用を高めうえからは、前記透明性の特性とも相俟ってパネル型スピーカー70Aが有利なことは異論がないが、育成栽培される農作物の種類や育成状態或いは育成密度には十分考慮する必要がある。

0036

即ち図4のAはトマトキュウリ或いはナス等果菜類の場合のもので、該果菜類では施設8内に所要の間隔を以って畝床80が設けられたうえ、該畝床80に所要間隔定植されて育成栽培がなされるものの、これら果菜類は葉も高く且多枝に展開生長がなされるため、出力手段としてのパネル型スピーカー70Aを施設8の内周面に立設させる使用方法が挙げられる。
他方同図4のBは、みつばやかいわれ或いは小松菜等の葉菜類の場合が示されてなり、該葉菜類は葉丈も短く且密に育成されるものであるから、施設の床81に定植されたこれら葉菜類の上面より可能な限り近い距離で、パネル型スピーカー70Aを配位使用することが好適である。更に同図4のCは、播種育苗の場合が示されてなるもので、播種育苗では施設8内の床土82内に覆土された状態で播種されるため、空気を媒介しての音響付加では床土82表面で阻害され種子の育成促進が十分になされない。これがためパネル型スピーカー70Aを床土82内に埋設配位させて床土82全体の振動による付加が望まれる。

0037

育成栽培する施設の内周面若しくは上面或いは床土内に、育成農作物の育成状態や育成密度に合せてパネル型スピーカー若しくはコーン型スピーカーを配位し音響出力による付加をすれば良い。

図面の簡単な説明

0038

本発明のブロック図である。音響出力に用いるスピーカーの説明図である。 スピーカーの減衰特性説明図である。 本発明の使用態様図である。

符号の説明

0039

1A基本テンポ発生部
10A 基本テンポ
1B基音入力部
1C気圧センサー
10C気圧データー
11 基音
11Bベーシック基音
11Cメロディー基音
12 羽音
12B 羽音のベーシック基音
12C 羽音のメロディー基音
13雨滴音
13B 雨滴音のベーシック基音
13C 雨滴音のメロディー基音
2 記憶部
3楽音編成演算部
3A 楽音編成制御部
30A 楽音編成指示
30B 楽音編成
31A音響出力調整指示
31Bベーシック楽音編成
31Cメロディー楽音編成
4 専用エイリアス部
5ミキシング部
6増幅部
7 音響出力部
7Aコーン型スピーカー
7B永久磁石
7Cボイスコイル
7D振動板
70Aパネル型スピーカー
70B 永久磁石
70C ボイスコイル
70Dパネル
8施設
80畝床
81 床
82 床土

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