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技術 作業指導システム

出願人 シャープ株式会社
発明者 古川洋一
出願日 2006年5月11日 (14年1ヶ月経過) 出願番号 2006-132790
公開日 2007年11月22日 (12年7ヶ月経過) 公開番号 2007-301679
状態 未査定
技術分野 総合的工場管理 自動組立 特定用途計算機
主要キーワード 作業ペース 経過状態 指導データ 実作業時間 各作業内容 作業実施 適切な作業 作業者毎
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年11月22日)のものです。
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図面 (11)

課題

作業しながらでも作業ペースを容易に把握でき、また作業者習熟度に応じた作業ペースを知らせる。

解決手段

作業者が製品組立て作業を行うに際し、作業内容を示す文書データ、画像データ、及び音声データが作業指導サーバー1から作業端末装置2へと送受され、作業内容を示す文書や画像が作業端末装置2の表示部21に表示されたり、作業内容を示す音声が作用者端末装置2のスピーカから再生される。このとき、適切なタイミングで作業内容を示す文書が表示され、作業者にとって適切な作業時間を費やして作業内容を示す画像及び音声が表示再生される。このため、作業者は、作業内容を表す文書を読んで、作業内容を詳しく知ったり、画像や音声に従って作業を進めることにより適切な作業時間に併せて作業を終了させることができる。

概要

背景

この種の従来のシステムとしては、特許文献1に記載のものがある。ここでは、作業内容を示す音声動画静止画等を編集して、作業指導コンテンツ作成登録し、作業者入力操作に応じて作業指導コンテンツの閲覧を可能にし、初心者については作業の詳細を指導して、作業者の習熟度を向上させ、また作業指導に費やされた時間を取得して、この時間に基づき作業者の習熟状況を管理している。
特開2002−224922号公報

概要

作業しながらでも作業ペースを容易に把握でき、また作業者の習熟度に応じた作業ペースを知らせる。作業者が製品組立て作業を行うに際し、作業内容を示す文書データ、画像データ、及び音声データが作業指導サーバー1から作業端末装置2へと送受され、作業内容を示す文書や画像が作業端末装置2の表示部21に表示されたり、作業内容を示す音声が作用者端末装置2のスピーカから再生される。このとき、適切なタイミングで作業内容を示す文書が表示され、作業者にとって適切な作業時間を費やして作業内容を示す画像及び音声が表示再生される。このため、作業者は、作業内容を表す文書を読んで、作業内容を詳しく知ったり、画像や音声に従って作業を進めることにより適切な作業時間に併せて作業を終了させることができる。

目的

そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、作業しながらでも作業ペースを容易に把握でき、また作業者の習熟度に応じた作業ペースを知らせることが可能な作業指導システムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

作業内容を示す画像もしくは音声再生出力して、作業者に作業を指導する作業指導システムにおいて、前記画像もしくは音声の再生出力時間として初期設定される標準作業時間を格納した標準作業時間記憶手段と、作業に費やされた実作業時間を計時し、この実作業時間が前記標準作業時間記憶手段内の標準作業時間よりも短くなると、この実作業時間に前記再生出力時間を更新する制御手段とを備えることを特徴とする作業指導システム。

請求項2

実作業の終了時点を入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記画像もしくは音声の再生出力の開始時点から前記入力手段で入力された実作業の終了時点までを実作業時間として計時することを特徴とする請求項1に記載の作業指導システム。

請求項3

前記制御手段は、前記標準作業時間と実作業時間との時間差分を求めることを特徴とする請求項1に記載の作業指導システム。

請求項4

前記制御手段により求められた時間差分を記憶する時間差分記憶手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の作業指導システム。

請求項5

前記制御手段は、前記時間差分の履歴情報を前記時間差分記憶手段に記憶することを特徴とする請求項4に記載の作業指導システム。

請求項6

前記時間差分記憶手段内の時間差分の履歴情報を閲覧することが可能な請求項5に記載の作業指導システム。

請求項7

前記制御手段は、前記画像もしくは音声の再生における空白時間を変更することにより前記再生出力時間を更新することを特徴とする請求項1に記載の作業指導システム。

技術分野

0001

本発明は、製品組立て作業等を指導するための作業指導システムに関する。

背景技術

0002

この種の従来のシステムとしては、特許文献1に記載のものがある。ここでは、作業内容を示す音声動画静止画等を編集して、作業指導コンテンツ作成登録し、作業者入力操作に応じて作業指導コンテンツの閲覧を可能にし、初心者については作業の詳細を指導して、作業者の習熟度を向上させ、また作業指導に費やされた時間を取得して、この時間に基づき作業者の習熟状況を管理している。
特開2002−224922号公報

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、一般には、製品の組立て作業に対しては適切な標準作業時間を予め設定しており、この標準作業時間内に作業を完了する様に作業者を指導している。

0004

しかしながら、上記従来のシステムにおいては、作業の詳細を指導していても、標準作業時間の経過状態を作業者に知らせてはいないので、作業者は、適切な作業ペースを知ることができなかった。

0005

作業者が初心者である場合は、標準作業時間の経過状態を知らせても、標準作業時間内に作業を終了させるのは困難であるが、標準作業時間の経過状態を知らせれば、作業ペースを意識することになり、作業の習熟を促すことができる。

0006

例えば、作業者の近傍に時計を置いて、作業者が時計を見て、作業時間の経過を把握できる様にすることが考えられるが、作業しながらでは作業時間の経過の把握が困難であり、作業効率が低下しかねない。従って、作業しながらでも作業ペースを容易に把握できることが望ましい。

0007

また、作業者の習熟度により作業ペースが異なるので、作業者の習熟度に応じた作業ペースを知らせることが好ましい。

0008

そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、作業しながらでも作業ペースを容易に把握でき、また作業者の習熟度に応じた作業ペースを知らせることが可能な作業指導システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するために、本発明は、作業内容を示す画像もしくは音声を再生出力して、作業者に作業を指導する作業指導システムにおいて、前記画像もしくは音声の再生出力時間として初期設定される標準作業時間を格納した標準作業時間記憶手段と、作業に費やされた実作業時間を計時し、この実作業時間が前記標準作業時間記憶手段内の標準作業時間よりも短くなると、この実作業時間に前記再生出力時間を更新する制御手段とを備えている。

0010

また、実作業の終了時点を入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記画像もしくは音声の再生出力の開始時点から前記入力手段で入力された実作業の終了時点までを実作業時間として計時している。

0011

更に、前記制御手段は、前記標準作業時間と実作業時間との時間差分を求めている。

0012

また、前記制御手段により求められた時間差分を記憶する時間差分記憶手段を備えている。

0013

更に、前記制御手段は、前記時間差分の履歴情報を前記時間差分記憶手段に記憶している。

0014

また、前記時間差分記憶手段内の時間差分の履歴情報を閲覧することを可能にしている。

0015

更に、前記制御手段は、前記画像もしくは音声の再生における空白時間を変更することにより前記再生出力時間を更新している。

発明の効果

0016

この様な本発明によれば、作業内容を示す画像もしくは音声の再生出力時間として標準作業時間を初期設定している。このため、作業内容を示す画像もしくは音声に従って作業を進めれば、標準作業時間に併せて作業を終了させることができる。また、画像を見たり、音声を聴くだけであるから、時計を見て作業時間の経過を認識することと比較すると、作業しながらでも作業ペースを容易に把握することができる。また、作業に費やされた実作業時間を計時し、この実作業時間が標準作業時間よりも短くなると、この実作業時間に再生出力時間を更新している。このため、作業者の習熟度が向上して、実作業時間が短くなると、この実作業時間に併せて画像もしくは音声の再生出力時間が短くされることになり、作業者の習熟度に応じた作業ペースを知らせることができる。

0017

また、画像もしくは音声の再生出力の開始時点から実作業の終了時点までを実作業時間として計時しているので、実作業の終了時点を入力するだけで、実作業時間を計時することができる。

0018

更に、標準作業時間と実作業時間との時間差分を求めている。この場合は、時間差分だけ、初期設定された再生出力時間を短くすれば良い。

0019

また、時間差分を記憶したり、時間差分の履歴情報を記憶して閲覧することができる様にしている。この時間差分により作業者の習熟度を容易に把握することができる。

0020

更に、再生出力時間の更新は、画像もしくは音声の再生における空白時間を変更することにより行われている。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、本発明の一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。

0022

図1は、本発明の作業指導システムの一実施形態を示すブロック図である。本実施形態の作業指導システムは、このシステムの中心的な役割を果たす作業指導サーバー1と、作業者側に配置された作業端末装置2と、作業者の習熟度等を管理する管理端末装置3とを備えており、作業指導サーバー1をネットワークNを通じて作業端末装置2及び管理端末装置3に接続している。

0023

尚、ここでは、1つの作業端末装置2を示しているが、複数の作業端末装置がネットワークNを通じて作業指導サーバー1に接続されており、いずれの作業端末装置においても、作業端末装置2と同様の処理が行われる。また、サーバーと端末装置間等のデータ通信は、TCP/IPに準じて行われる。

0024

作業指導サーバー1及び作業端末装置2は、図2に示す様に構成されている。作業指導サーバー1は、作業指導システム制御部11と、記憶部12と、データ送信部13と、データ受信部14とを備えている。

0025

データ送信部13及びデータ受信部14は、各種のデータを作業端末装置2及び管理端末装置3等に対して送受信するためのものである。

0026

作業指導システム制御部11は、作業指導サーバー1を統合的に管理制御するためのものであり、記憶部12からプログラム読み出して実行したり、記憶部12に対するデータの書き込みや読み出しを行う。

0027

記憶部12は、作業指導システム制御部11により用いられる各種のプログラムやデータ等を記憶している。例えば、作業内容を示す文書データ、画像データ、及び音声データを格納した作業指導データテーブル15、作業に費やされる標準作業時間を格納した標準作業時間テーブル16、実際に作業に費やされた実作業時間から導出された時間差分を格納する時間差分テーブル17を記憶している。

0028

作業指導データテーブル15では、図3に示す様に製品の機種名毎に、製品を組立てるための複数の作業を示すそれぞれの作業番号と、各作業内容を示すそれぞれの文書データ、それぞれの画像データ、及びそれぞれの音声データとが対応付けて記憶されている。文書データは、作業内容を詳しく説明した文書を示すものである。画像データは、作業内容を順次表動画像もしくは複数の静止画像(以下画像と称する)を示すものである。音声データは、作業内容を順次説明する音声を示すものである。

0029

標準作業時間テーブル16では、図4に示す様に製品の機種名毎に、製品を組立てるための複数の作業を示すそれぞれの作業番号と、各作業に費やされるそれぞれの標準作業時間と、各作業を実施したそれぞれの日付とが対応付けて記憶されている。標準作業時間は、作業に費やされる標準的な作業時間であり、作業者の習熟度が向上すれば、この標準作業時間よりも実際の実作業時間が短くなる。

0030

時間差分テーブル17は、複数の作業者にそれぞれ割り当てられるものであり、作業者の数と同数のものが作成されている。この時間差分テーブル17には、図5に示す様に該時間差分テーブル17が割り当てられた作業者IDが付与されている。また、この時間差分テーブル17では、製品の機種名毎に、製品を組立てるための複数の作業を示すそれぞれの作業番号と、各作業の実作業時間から導出されたそれぞれの時間差分と、各作業を実施したそれぞれの日付とが対応付けて記憶されている。時間差分は、作業の実作業時間が該作業の標準作業時間よりも短いときにだけ、該実作業時間から該標準作業時間を差し引くことにより求められる。また、実作業時間が標準作業時間以上のときには、時間差分が0に設定される。従って、作業者の習熟度が向上して、実作業時間が標準作業時間よりも短くなると、実作業時間と標準作業時間の差の時間差分が設定され、作業者が初心者であって、実作業時間が標準作業時間以上であると、時間差分が0に設定される。

0031

一方、図2に示す様に作業端末装置2は、各種のデータ等を表示する表示部21と、入力操作部22と、作業者の足により操作されるフットスイッチ23と、制御部24とを備えている。

0032

この作業端末装置2は、パーソナルコンピュータであり、図6に示す様に作業台25の下側に制御部24を配置し、表示部21、マウス等の入力操作部22、及びフットスイッチ23を制御部24に接続してなる。作業者は、作業台25上で製品の組立て作業を行ったり、表示部21の表示を見たり、入力操作部22やフットスイッチ23を操作したりする。

0033

尚、図1に示す管理端末装置3も、パーソナルコンピュータであり、表示部、及び入力操作部等を備えている。

0034

このような構成の作業指導システムにおいては、作業者が製品の組立て作業を行うに際し、作業内容を示す文書データ、画像データ、及び音声データが作業指導サーバー1から作業端末装置2へと送受され、文書データによって示される文書や画像データによって示される画像、つまり作業内容を示す文書や画像が作業端末装置2の表示部21に表示されたり、音声データによって示される音声、つまり作業内容を示す音声が作用者端末装置2のスピーカ(図示せず)から再生される。このとき、適切なタイミングで作業内容を示す文書が表示され、また作業者にとって適切な作業時間を費やして作業内容を示す画像及び音声が表示再生される。このため、作業者は、作業内容を表す文書を読んで、作業内容を詳しく知ったり、画像や音声に従って作業を進めることにより適切な作業時間に併せて作業を終了させることができる。

0035

次に、図7フローチャートを参照しつつ、作業指導システムによる作業指導のための処理過程を説明する。

0036

まず、作業者は、作業端末装置2の入力操作部22を操作して、自分の作業者IDを入力し、この作業者IDをネットワークNを通じて作業指導サーバー1へと送信する。

0037

作業指導サーバー1においては、当日の生産計画をネットワークNを通じて上位サーバーに問い合わせ、組立てられる製品の機種名を取得している(ステップS101)。作業指導システム制御部11は、記憶部12内の標準作業時間テーブル16を参照して、上記取得した機種名における各作業番号1〜n及び各標準作業時間t1〜tnを読み出す(ステップS102)。

0038

また、作業指導システム制御部11は、作業端末装置2からの作業者IDをデータ受信部14を通じて受け取り、この作業者IDが付与された時間差分テーブル17を記憶部12から検索し、この作業者IDが付与された時間差分テーブル17を参照して、上記取得した機種名における各作業番号1〜n及び各時間差分Δt1〜Δtnを読み出す(ステップS103)。

0039

作業指導システム制御部11は、標準作業時間テーブル16から読み出した各作業番号1〜n及び各標準作業時間t1〜tnと、作業者IDが付与された時間差分テーブル17から読み出した各作業番号1〜n及び各時間差分Δt1〜Δtnとを取得すると、作業番号毎に、標準作業時間と時間差分を対応付けて、該標準作業時間から該時間差分を差し引き、作業者の実作業時間を求める(ステップS104)。先に述べた様に実作業時間が標準作業時間よりも短いときには、実作業時間から標準作業時間を差し引くことにより時間差分が求められ、また実作業時間が標準作業時間以上のときには、時間差分が0に設定されるので、標準作業時間から時間差分を差し引けば、標準作業時間以下の実作業時間を求めることができる。例えば、作業番号1については、標準作業時間t1から時間差分Δt1が差し引かれて、作業者の実作業時間T1が求められる。他の作業番号2〜nについても、作業者の実作業時間T2〜Tnが求められる。そして、各作業番号1〜n及び作業者の各実作業時間T1〜Tnが対応付けられる。

0040

更に、作業指導システム制御部11は、記憶部12内の作業指導データテーブル15を参照して、上記取得した機種名における各作業番号1〜n、各文書データdt1〜dtn、各画像データdg1〜dgn、及び各音声データds1〜dsnを読み出す。

0041

そして、作業指導システム制御部11は、各作業番号1〜n、作業者の各実作業時間T1〜Tn、各文書データdt1〜dtn、各画像データdg1〜dgn、及び各音声データds1〜dsnを対応付け、これらをデータ送信部13からネットワークNを通じて作業端末装置2へと送信する(ステップS105)。

0042

従って、各作業番号1〜n、作業者の各実作業時間T1〜Tn、各文書データdt1〜dtn、各画像データdg1〜dgn、及び各音声データds1〜dsnは、相互に対応付けられて作業指導サーバー1から作業端末装置2へと転送される。例えば、文書データ、画像データ、及び音声データは、HTMLブラウザにより視聴することが可能な形式で送信される。

0043

作業端末装置2では、各作業番号1〜n、作業者の各実作業時間T1〜Tn、各文書データdt1〜dtn、各画像データdg1〜dgn、及び各音声データds1〜dsnを制御部24で受信して格納する。

0044

次に、制御部24は、指数aを1に初期設定してから(ステップS106)、この指数a=1と同じ値の作業番号1を選択して、作業番号1に対応する作業者の実作業時間T1、文書データdt1、画像データdg1、及び音声データds1を選択し、これらのデータdt1、dg1、及びds1によって示される文書、画像、及び音声の表示再生を開始する。このとき、作業者の実作業時間T1内の適切なタイミングに文書データdt1によって示される文書を表示部21に表示し、また作業者の実作業時間T1を費やして、画像データdg1によって示される画像を表示部21に表示したり、音声データds1によって示される音声をスピーカ(図示せず)から再生する(ステップS107)。従って、画像及び音声の表示再生開始から表示再生終了までに要する時間は、実作業時間T1となる。

0045

ここで、先に述べた様に作業者が初心者であって、実作業時間が標準作業時間以上であると、時間差分が0に設定されることから、実作業時間が標準作業時間に等しくなる。従って、作業内容を順次示す画像(動画像もしくは複数の静止画像)、及び作業内容を順次説明する音声が標準作業時間を費やして表示再生されることになる。このため、初心者の作業者は、画像や音声に従って作業を進めると、標準作業時間に併せて作業を終了することができ、適切な作業ペースを容易に把握することができる。また、作業者は、作業内容を説明した文書を適切なタイミングで読んで、作業内容を詳しく知ることができる。

0046

また、作業者の習熟度が向上して、実作業時間が標準作業時間よりも短ければ、画像及び音声が実作業時間を費やして表示再生されることになる。この習熟した作業者は、画像及び音声が自己の実作業時間を費やして表示再生されるので、画像や音声に従って作業を進めると、自己の作業ペースで作業を遂行することができる。

0047

こうして作業番号1に対応する文書、画像、及び音声の表示再生が終了すると(ステップS108)、制御部24は、指数aに1を加算して、指数aを2に歩進し(ステップS109)、指数aの値2が最後の作業番号nを超えていないことを確認してから(ステップS110で「No」)、ステップS107に戻る。

0048

引き続いて、制御部24は、指数a=2と同じ値の作業番号2を選択して、作業番号2に対応する実作業時間T2、文書データdt2、画像データdg2、及び音声データds2を選択し、実作業時間T2内の適切なタイミングに文書データdt2によって示される文書を表示し、また作業者の実作業時間T2を費やして、画像データdg2によって示される画像を表示したり、音声データds2によって示される音声を再生する(ステップS107)。そして、作業番号2に対応する文書、画像、及び音声の表示もしくは再生を終了すると(ステップS108)、指数aを1つだけ歩進し(ステップS109)、指数aが最後の作業番号nを超えていないことを確認してから(ステップS110で「No」)、ステップS107に戻る。

0049

以降同様に、指数aが最後の作業番号nに達するまで、作業番号に対応する実作業時間、文書、画像、及び音声が読み出され、実作業時間に併せて、文書の表示や、画像及び音声の表示再生が行われる。そして、最後の作業番号nに対応する文書、画像、及び音声の表示再生が行われて、指数aが更新されると、指数aが最後の作業番号nを超えるので(ステップS110で「Yes」)、指数aが1に初期設定され(ステップS111)、この後にステップS107に再び戻る。

0050

従って、各作業番号1〜nの作業が繰り返し行われて、製品が繰り返し組立てられる。そして、業務の終了や休息になって、作業の停止が指示されたときに、各ステップS107〜S111による作業の指導が停止される。

0051

この様に本実施形態の作業指導システムでは、初心者の作業者に対しては、標準作業時間に併せて、作業内容を示す文書、画像、及び音声が表示再生されるので、適切な作業ペースを知らせることができる。また、作業者に作業ペースを意識させて、作業の習熟を促すことができる。

0052

また、習熟した作業者に対しては、作業者の実作業時間に併せて、文書、画像、及び音声が表示再生されるので、作業者に自己の作業ペースを知らせて、作業効率と製品品質の維持を図ることができる。

0053

次に、標準作業時間及び実作業時間に併せて、画像及び音声の表示再生を行う方法について説明する。

0054

例えば、画像データ及び音声データがHTMLブラウザにより視聴可能な形式のものであるとすると、図8タイミングチャートに示す様に作業番号1に対応する画像データdg1及び音声データds1を表示再生するための表示再生時間Tt1、作業番号2に対応する画像データdg2及び音声データds2を表示再生するための表示再生時間Tt2、…、作業番号nに対応する画像データdgn及び音声データdsnを表示再生するための時間Ttnが決まり、それらの間に空白時間tt1、tt2、…、ttnが設定される。この状態では、標準作業時間t1=(表示再生時間Tt1+空白時間tt1)となり、標準作業時間t2=(表示再生時間Tt2+空白時間tt2)となり、…、標準作業時間tn=(表示再生時間Ttn+空白時間ttn)となる。

0055

従って、作業番号の作業毎に、標準作業時間を費やす場合は、図8のタイミングチャートに従って、画像データ及び音声データを再生したり、空白時間を挿入すれば良い。

0056

また、作業番号の作業毎に、標準作業時間よりも短い実作業時間を費やす場合は、実作業時間と標準作業時間の時間差分を空白時間から差し引く。これにより、前の画像データ及び音声データの表示再生開始から次の画像データ及び音声データの表示再生開始までの時間が実作業時間に一致する。例えば、標準作業時間t1=(表示再生時間Tt1+空白時間tt1)における空白時間tt1から時間差分Δt1を差し引いて、実作業時間T1=(表示再生時間Tt1+(空白時間tt1−時間差分Δt1))を設定する。

0057

この場合、設定可能な最短の実作業時間は、標準作業時間から空白時間に等しい時間差分を差し引いた表示再生時間となり、図9に示す様に表示再生時間Tt1、Tt2、…が連続することになる。

0058

尚、画像データ及び音声データの表示再生の途中に空白時間が挿入されている場合は、この空白時間から時間差分を差し引いても良い。あるいは、ブラウザに表示再生の速度調整の機能が付与されている場合は、画像データ及び音声データの表示再生速度を調整して、表示再生に費やされる時間を実作業時間に併せても構わない。また、文書データは、実作業時間内であれば、何時表示しても構わない。

0059

次に、図10に示すフローチャートを参照しつつ、実作業時間の測定及び時間差分の記録のための処理過程を説明する。

0060

ここでは、1つの作業番号に対応する文書、画像、及び音声の表示再生の開始と同時に実作業時間の測定を開始し、作業の終了時点で、作業者により作業端末装置2のフットスイッチ23がオンにされると、このオンの時点で実作業時間の測定を終了し、この測定開始から測定終了までの時間を実作業時間として取得している。

0061

まず、作業端末装置2において、制御部24は、図7のステップS107で文書、画像、及び音声の表示再生が開始されると(ステップS201)、これと同時に作業が開始されたものとみなして、実作業時間の計時を開始する(ステップS202)。

0062

制御部24は、実作業時間の計時を行いつつ(ステップS203)、作業者によりフットスイッチ23がオンにされたか否かを監視し(ステップS204)、かつ実作業時間の計時開始から標準作業時間が経過したか否かを監視している(ステップS205)。

0063

このとき、フットスイッチ23がオンにされないまま(ステップS203で「No」)、実作業時間の計時開始から標準作業時間が経過したならば(ステップS204で「Yes」)、すなわち実作業時間が標準作業時間よりも長くなったならば、制御部24は、実作業時間の計時を中断して、実作業時間をリセットし(ステップS206)、ステップS201に戻る。従って、実作業時間が標準作業時間よりも長くなったときには、実作業時間の計時が行われず、次の作業の実作業時間の計時開始を待機することになる。

0064

また、実作業時間の計時開始から標準作業時間が経過するまでに(ステップS204で「No」)、フットスイッチ23がオンにされたならば(ステップS203で「Yes」)、すなわち実作業時間が標準作業時間よりも短ければ、制御部24は、実作業時間の計時を終了して(ステップS207)、実作業時間として計時開始から計時終了までの時間を取得する。

0065

引き続いて、制御部24は、実作業時間、作業番号、組立てられる製品の機種名、及び作業者IDをネットワークNを通じて作業指導サーバー1に送信する(ステップS208)。

0066

作業指導サーバー1では、実作業時間、作業番号、機種名、及び作業者IDをデータ受信部14で受信して作業指導システム制御部11に入力する。作業指導システム制御部11は、実作業時間、作業番号、機種名、及び作業者IDを入力すると、この入力した機種名及び作業番号を記憶部12の標準作業時間テーブル16から検索して、この作業番号に対応付けて作業実施の日時を標準作業時間テーブル16に記録する。そして、作業指導システム制御部11は、上記入力した機種名及び作業番号に対応する標準作業時間を標準作業時間テーブル16から読み出し、標準作業時間から上記入力した実作業時間を差し引いて、時間差分を求める。更に、作業指導システム制御部11は、上記入力した作業者IDを付与された時間差分テーブル17を記憶部12から検索して、上記入力した機種名及び作業番号を該時間差分テーブル17から検索し、先に求めた時間差分及び作業実施の日時をその検索した作業番号に対応付けて該時間差分テーブル17に記憶する(各ステップS209、S210)。

0067

この様な実作業時間の測定は、作業毎に行われる。そして、実作業時間が標準作業時間よりも短ければ、標準作業時間から実作業時間を差し引いた時間差分が求められて、この時間差分が作業実施の日時と共に時間差分テーブル17に記録される。また、同一機種名における同一作業番号について実作業時間がより短くなった場合は、実作業時間が短くなる度に、時間差分が求められて、時間差分及び作業実施の日時が時間差分テーブル17に追加記録される。これにより、時間差分テーブル17に時間差分の履歴情報が形成されて記録される。

0068

作業者の習熟度が向上するほど、実作業時間がより短くなって行き、時間差分がより長くなって行く。このため、時間差分テーブル17における時間差分の履歴情報を参照すれば、作業者の習熟度が分かる。

0069

また、作業者毎に、時間差分テーブル17を作成するので、各作業者の時間差分テーブル17における時間差分の履歴情報を参照すれば、各作業者の習熟度が分かる。

0070

例えば、図1において、管理端末装置3は、ネットワークNを通じて作業指導サーバー1をアクセスし、各作業者の時間差分テーブル17を作業指導サーバー1の記憶部12から検索し、各作業者の時間差分テーブル17における時間差分の履歴情報を求めてダウンロードし、各作業者の時間差分の履歴情報を表示することができる。管理者等は、この表示された各作業者の時間差分の履歴情報を見て、各作業者の習熟度を知ることができる。あるいは、時間差分が0のまま維持されていたり、時間差分が更新されていない状況が長く続いていれば、何等かの解決すべき課題があることを推察することができる。また、生産現場から離れた開発部門等で、その様な課題を察知して、設計改善等を行うことも可能である。

0071

尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、文書、画像、及び音声を併用しているが、画像及び音声だけでも良い。また、作業者IDの代わりに、作業者名等を用いても構わない。

図面の簡単な説明

0072

本発明の作業指導システムの一実施形態を概略的に示すブロック図である。
図1のシステムにおける作業指導サーバー及び作業端末装置を示すブロック図である。
図2の作業端末装置で用いられる作業指導データテーブルを示す図である。
図2の作業端末装置で用いられる標準作業時間テーブルを示す図である。
図2の作業端末装置で用いられる時間差分テーブルを示す図である。
図2の作業端末装置の設置態様を示す図である。
図1のシステムによる作業指導のための処理過程を示すフローチャートである。
図2の作業端末装置における画像及び音声の表示再生タイミングを示すタイミングチャートである。
図2の作業端末装置における画像及び音声の変更された表示再生タイミングを示すタイミングチャートである。
図1のシステムによる実作業時間の測定及び時間差分の記録のための処理過程を示すフローチャートである。

符号の説明

0073

1 作業指導サーバー
2作業端末装置
3管理端末装置
11作業指導システム制御部
12 記憶部
13データ送信部
14データ受信部
15 作業指導データテーブル
16標準作業時間テーブル
17時間差分テーブル
21 表示部
22入力操作部
23フットスイッチ
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