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技術 テープ端部処理装置、テープカートリッジの製造装置および製造方法

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 窪田一雄
出願日 2006年5月2日 (14年7ヶ月経過) 出願番号 2006-128410
公開日 2007年11月15日 (13年1ヶ月経過) 公開番号 2007-299494
状態 未査定
技術分野 記録担体、その容器及び付属品
主要キーワード 巻芯近傍 フィンガアーム テープ受 パンケーキ状 テープ供給装置 張力調整装置 部処理装置 ブレード装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年11月15日)のものです。
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図面 (5)

課題

テープ受渡回数を従来よりも減少させて、テープ搬送手段が保持するテープの位置ズレを低減するテープ端部処理装置テープカートリッジ製造装置および製造方法を提供することを課題とする。

解決手段

磁気テープMTを保持し、テープリール巻芯Hに向けて進退自在なフィンガアーム31と、磁気テープMTを保持可能なテープ保持手段32と、切断刃33と、を備え、テープ保持手段32は、フィンガアーム31の進行方向に干渉しない退避位置からフィンガアーム31に隣接する隣接位置まで移動可能に構成されているとともに、切断刃33は、テープ保持手段32がフィンガアーム31に隣接する隣接位置にあるとき、フィンガアーム31とテープ保持手段32の間に形成された隙間に挿通されることで、フィンガアーム31とテープ保持手段32に跨って保持された磁気テープMTを切断するように構成されているテープ端部処理装置30である。

概要

背景

一般に、コンピュータ等のデータバックアップ用の外部記録媒体として磁気テープカートリッジが知られている。磁気テープカートリッジは、カートリッジケース内磁気テープ巻回する単一のリールを収容して構成されている。このような磁気テープカートリッジの製造工程においては、カートリッジケース内にテープリールを組み付けた後、その巻芯に磁気テープの先端部を貼り付け、そのまま所定長さの磁気テープを巻き取るようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。従来、磁気テープを巻芯に貼付する磁気テープカートリッジの製造装置が種々提案されている。

特許文献1には、磁気テープカートリッジの製造装置が記載されている。図4(a)〜(e)は、従来の磁気テープカートリッジの製造装置の動作について説明する図である。図4(a)〜(e)に示すように、磁気テープカートリッジの製造装置100は、カートリッジケース110に組み付けられたテープリール111の巻芯112に、磁気テープMTの先端部を貼り付けた後、磁気テープMTを巻芯112にそのまま巻き取り、残りの磁気テープMTを切断する装置である。

図4(a)に示すように、磁気テープカートリッジの製造装置100は、磁気テープMTの搬送手段であるフィンガアーム101と、第1のテープ保持ブロック102と、第2のテープ保持ブロック103と、磁気テープMTを切断する切断刃104と、テープ受渡しブロック105とを備えている。なお、初期状態では、第1のテープ保持ブロック102、第2のテープ保持ブロック103、切断刃104、および、テープ受渡しブロック105は、磁気テープMTの走行面から退避した状態にある。

図4(a)に示すように、まず、磁気テープカートリッジの製造装置100は、磁気テープMTの先端部をフィンガアーム101に吸着保持させる。次に、フィンガアーム101は、図4(b)に示すように、カートリッジケース110内まで前進し、巻芯112に磁気テープMTの先端部を貼り付ける。そして、フィンガアーム101は、磁気テープMTを解放して、少し下降した後、カートリッジケース110の外部に後退する。また、カートリッジケース110では、テープリール111を回転させ、磁気テープMTを巻芯112にそのまま巻き取る。

磁気テープMTの巻取りが完了したら、図4(c)に示すように、第1のテープ保持ブロック102および第2のテープ保持ブロック103を磁気テープMT側に前進させ、これに磁気テープMTを吸着保持させる(1回目のテープ受渡し)。そして、切断刃104を第1のテープ保持ブロック102と第2のテープ保持ブロック103の間に押し込み、磁気テープMTを切断する。これにより、1つの磁気テープカートリッジが製造される。

その後、磁気テープカートリッジの製造装置100は、各部を初期状態に戻すための動作を行なう。具体的には、図4(d)に示すように、切断刃104を退避させ、第1のテープ保持ブロック102に対向して設けられたテープ受渡しブロック105を磁気テープMT側に前進させる。テープ受渡しブロック105は、残りの磁気テープMTを第1のテープ保持ブロック102から受け取って、吸着保持する(2回目のテープ受渡し)。そして、図4(e)に示すように、第1のテープ保持ブロック102と第2のテープ保持ブロック103とを退避させ、フィンガアーム101を受渡しブロック105に対向する位置まで移動させる。フィンガアーム101は、受渡しブロック105から磁気テープMTを受け取り、吸着保持する(3回目のテープ受渡し)。その後、受渡しブロック105を退避させ、初期状態に戻る。
特開2003−22648号公報(段落0016〜0023、図4、図5)

概要

テープの受渡し回数を従来よりも減少させて、テープ搬送手段が保持するテープの位置ズレを低減するテープ端部処理装置テープカートリッジの製造装置および製造方法を提供することを課題とする。磁気テープMTを保持し、テープリールの巻芯Hに向けて進退自在なフィンガアーム31と、磁気テープMTを保持可能なテープ保持手段32と、切断刃33と、を備え、テープ保持手段32は、フィンガアーム31の進行方向に干渉しない退避位置からフィンガアーム31に隣接する隣接位置まで移動可能に構成されているとともに、切断刃33は、テープ保持手段32がフィンガアーム31に隣接する隣接位置にあるとき、フィンガアーム31とテープ保持手段32の間に形成された隙間に挿通されることで、フィンガアーム31とテープ保持手段32に跨って保持された磁気テープMTを切断するように構成されているテープ端部処理装置30である。

目的

そこで、本発明では、前記した問題を解決し、テープの受渡し回数を従来よりも減少させて、テープ搬送手段が保持するテープの位置ズレを低減するテープ端部処理装置、テープカートリッジの製造装置および製造方法を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

テープリール巻芯テープの先端部を係合し、前記テープリールに所定長さの前記テープを巻き取った後、前記テープを切断するテープ端部処理装置であって、前記テープを保持し、前記テープリールの前記巻芯に向けて進退自在なテープ搬送手段と、前記テープ搬送手段の進行方向前側かつ前記テープ搬送手段に隣接する隣接位置で前記テープを保持可能なテープ保持手段と、前記テープを切断する切断手段と、を備え、前記テープ保持手段は、前記テープ搬送手段の進行方向に干渉しない退避位置から前記隣接位置まで移動可能に構成されているとともに、前記テープ切断手段は、前記テープ保持手段が前記隣接位置にあるとき、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段との間に形成された隙間に挿通されることで、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段に跨って保持された前記テープを切断するように構成されていることを特徴とするテープ端部処理装置。

請求項2

テープを供給するテープ供給手段と、テープリールが内部に組み付けられたカートリッジケースが設置されるカートリッジケース設置部と、前記テープリールを回転駆動するリール駆動手段と、前記テープリールの巻芯にテープの先端部を係合し、前記テープリールに所定長さの前記テープを巻き取った後、前記テープを切断するテープ端部処理装置と、を備えたテープカートリッジ製造装置であって、前記テープ端部処理装置は、前記テープ供給手段から供給される前記テープを保持し、前記カートリッジ設置部に設置された前記テープカートリッジ内の前記テープリールの前記巻芯に向けて進退自在なテープ搬送手段と、前記テープ搬送手段の進行方向前側かつ前記テープ搬送手段に隣接する隣接位置で前記テープを保持可能なテープ保持手段と、前記テープを切断する切断手段と、を備え、前記テープ保持手段は、前記テープ搬送手段の進行方向に干渉しない退避位置から前記隣接位置まで移動可能に構成されているとともに、前記テープ切断手段は、前記テープ保持手段が前記隣接位置にあるとき、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段との間に形成された隙間に挿通されることで、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段に跨って保持された前記テープを切断するように構成されていることを特徴とするテープカートリッジの製造装置。

請求項3

請求項2に記載のテープカートリッジの製造装置を用いたテープカートリッジの製造方法であって、前記カートリッジケース設置部に、テープリールが内部に組み付けられたカートリッジケースを設置する工程と、前記テープ搬送手段を前記カートリッジケースの内部に前進させ、前記テープ供給手段から供給されるテープの先端部を前記テープリールの巻芯に係合する工程と、前記テープ搬送手段を前記カートリッジケースの外部に後退させるとともに、前記テープリールに所定長さの前記テープを巻き取る工程と、前記テープ保持手段を前記退避位置から前記隣接位置まで移動させる工程と、前記カートリッジケースの外部で互いに隣接した状態の前記テープ保持手段と前記テープ搬送手段に、前記テープを保持させる工程と、前記テープ保持手段と前記テープ搬送手段との間に前記切断手段を挿通し、前記テープを切断する工程と、を有することを特徴とするテープカートリッジの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、テープ端部処理装置テープカートリッジ製造装置および製造方法に関し、特に、テープテープリール巻芯まで搬送するテープ端部処理装置、テープカートリッジの製造装置および製造方法に関するものである。

背景技術

0002

一般に、コンピュータ等のデータバックアップ用の外部記録媒体として磁気テープカートリッジが知られている。磁気テープカートリッジは、カートリッジケース内磁気テープ巻回する単一のリールを収容して構成されている。このような磁気テープカートリッジの製造工程においては、カートリッジケース内にテープリールを組み付けた後、その巻芯に磁気テープの先端部を貼り付け、そのまま所定長さの磁気テープを巻き取るようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。従来、磁気テープを巻芯に貼付する磁気テープカートリッジの製造装置が種々提案されている。

0003

特許文献1には、磁気テープカートリッジの製造装置が記載されている。図4(a)〜(e)は、従来の磁気テープカートリッジの製造装置の動作について説明する図である。図4(a)〜(e)に示すように、磁気テープカートリッジの製造装置100は、カートリッジケース110に組み付けられたテープリール111の巻芯112に、磁気テープMTの先端部を貼り付けた後、磁気テープMTを巻芯112にそのまま巻き取り、残りの磁気テープMTを切断する装置である。

0004

図4(a)に示すように、磁気テープカートリッジの製造装置100は、磁気テープMTの搬送手段であるフィンガアーム101と、第1のテープ保持ブロック102と、第2のテープ保持ブロック103と、磁気テープMTを切断する切断刃104と、テープ受渡しブロック105とを備えている。なお、初期状態では、第1のテープ保持ブロック102、第2のテープ保持ブロック103、切断刃104、および、テープ受渡しブロック105は、磁気テープMTの走行面から退避した状態にある。

0005

図4(a)に示すように、まず、磁気テープカートリッジの製造装置100は、磁気テープMTの先端部をフィンガアーム101に吸着保持させる。次に、フィンガアーム101は、図4(b)に示すように、カートリッジケース110内まで前進し、巻芯112に磁気テープMTの先端部を貼り付ける。そして、フィンガアーム101は、磁気テープMTを解放して、少し下降した後、カートリッジケース110の外部に後退する。また、カートリッジケース110では、テープリール111を回転させ、磁気テープMTを巻芯112にそのまま巻き取る。

0006

磁気テープMTの巻取りが完了したら、図4(c)に示すように、第1のテープ保持ブロック102および第2のテープ保持ブロック103を磁気テープMT側に前進させ、これに磁気テープMTを吸着保持させる(1回目のテープ受渡し)。そして、切断刃104を第1のテープ保持ブロック102と第2のテープ保持ブロック103の間に押し込み、磁気テープMTを切断する。これにより、1つの磁気テープカートリッジが製造される。

0007

その後、磁気テープカートリッジの製造装置100は、各部を初期状態に戻すための動作を行なう。具体的には、図4(d)に示すように、切断刃104を退避させ、第1のテープ保持ブロック102に対向して設けられたテープ受渡しブロック105を磁気テープMT側に前進させる。テープ受渡しブロック105は、残りの磁気テープMTを第1のテープ保持ブロック102から受け取って、吸着保持する(2回目のテープ受渡し)。そして、図4(e)に示すように、第1のテープ保持ブロック102と第2のテープ保持ブロック103とを退避させ、フィンガアーム101を受渡しブロック105に対向する位置まで移動させる。フィンガアーム101は、受渡しブロック105から磁気テープMTを受け取り、吸着保持する(3回目のテープ受渡し)。その後、受渡しブロック105を退避させ、初期状態に戻る。
特開2003−22648号公報(段落0016〜0023、図4、図5)

発明が解決しようとする課題

0008

従来の磁気テープカートリッジの製造装置100では、磁気テープMTをテープリール111に巻き取った後、カートリッジケース110の外側で磁気テープMTを第1のテープ保持ブロック102および第2のテープ保持ブロック103に保持して切断する。そして、この切断した後の磁気テープMTを、次のテープリール111に巻き取る準備をするため、第1のテープ保持ブロック102から受渡しブロック105に一旦受け渡した後、フィンガアーム101に受け渡す。即ち、磁気テープMTの受渡しを、第1のテープ保持ブロック102、受渡しブロック105、フィンガアーム101で、計3回行っている。

0009

しかしながら、このように磁気テープMTの受渡しが複数回行われると、その都度、磁気テープMTの位置がテープ幅方向にずれるおそれがあり、その結果、フィンガアーム101が幅方向位置ズレした磁気テープMTを保持するおそれがあった。このように位置ズレした磁気テープMTがフィンガアーム101に保持されると、テープリール111の巻芯112への貼付位置もずれて、磁気テープMTが適正な位置に貼り付けられない。これによって、磁気テープMTのエッジがテープリール111のフランジ113に干渉してエッジの損傷を招き、巻姿を悪化させ、延いては、テープ品質を悪化させるという問題があった。

0010

また、近年は磁気テープMTの高容量化に伴い、磁気テープMTが薄層化してが弱くなっている。そのため、磁気テープMTのエッジを幅方向で規制するための規制手段をフィンガアーム101に設けると、エッジは規制手段で位置を規制されずに折れてしまうという問題がある。

0011

そこで、本発明では、前記した問題を解決し、テープの受渡し回数を従来よりも減少させて、テープ搬送手段が保持するテープの位置ズレを低減するテープ端部処理装置、テープカートリッジの製造装置および製造方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0012

前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、テープリールの巻芯にテープの先端部を係合し、前記テープリールに所定長さの前記テープを巻き取った後、前記テープを切断するテープ端部処理装置であって、前記テープを保持し、前記テープリールの前記巻芯に向けて進退自在なテープ搬送手段と、前記テープ搬送手段の進行方向前側かつ前記テープ搬送手段に隣接する隣接位置で前記テープを保持可能なテープ保持手段と、前記テープを切断する切断手段と、を備え、前記テープ保持手段は、前記テープ搬送手段の進行方向に干渉しない退避位置から前記隣接位置まで移動可能に構成されているとともに、前記テープ切断手段は、前記テープ保持手段が前記隣接位置にあるとき、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段との間に形成された隙間に挿通されることで、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段に跨って保持された前記テープを切断するように構成されていることを特徴とする。

0013

請求項1に係る発明によれば、まず、テープの先端部をテープ搬送手段が保持して、このテープ搬送手段がテープリールの巻芯に向けて前進する。テープ搬送手段は、テープリールの巻芯近傍でテープの先端部の保持を解除して、テープの先端部をテープリールの巻芯に係合した後、巻芯から後退する。その後、リール駆動手段を駆動することで、テープリールに所定長さのテープを巻き取る。続いて、テープ保持手段が退避位置からテープ搬送手段の進行方向前側かつテープ搬送手段に隣接する隣接位置まで移動し、このテープ保持手段とテープ搬送手段が連続した状態でテープを保持する。そして、テープ切断手段が、テープ保持手段とテープ搬送手段の間に形成された隙間に挿通されることで、テープを切断する。その後、テープリール側のテープを保持するテープ保持手段は、テープの保持を解除して、退避位置に移動する。これにより、テープリール側のテープが解放される。また、他方のテープの先端部を保持したテープ搬送手段は、次の動作(次のテープ搬送作業)に移行する。
これによれば、テープの切断後、テープ保持手段からテープ搬送手段にテープの受渡しが必要であった従来とは異なり、テープ搬送手段において、テープの切断時のテープ保持状態を維持したまま次のテープの搬送作業に移行することができる。

0014

請求項2に係る発明は、テープを供給するテープ供給手段と、テープリールが内部に組み付けられたカートリッジケースが設置されるカートリッジケース設置部と、前記テープリールを回転駆動するリール駆動手段と、前記テープリールの巻芯にテープの先端部を係合し、前記テープリールに所定長さの前記テープを巻き取った後、前記テープを切断するテープ端部処理装置と、を備えたテープカートリッジの製造装置であって、前記テープ端部処理装置は、前記テープ供給手段から供給される前記テープを保持し、前記カートリッジ設置部に設置された前記テープカートリッジ内の前記テープリールの前記巻芯に向けて進退自在なテープ搬送手段と、前記テープ搬送手段の進行方向前側かつ前記テープ搬送手段に隣接する隣接位置で前記テープを保持可能なテープ保持手段と、前記テープを切断する切断手段と、を備え、前記テープ保持手段は、前記テープ搬送手段の進行方向に干渉しない退避位置から前記隣接位置まで移動可能に構成されているとともに、前記テープ切断手段は、前記テープ保持手段が前記隣接位置にあるとき、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段との間に形成された隙間に挿通されることで、前記テープ搬送手段と前記テープ保持手段に跨って保持された前記テープを切断するように構成されていることを特徴とする。

0015

請求項2に係る発明によれば、まず、テープ供給手段から供給されたテープの先端部をテープ搬送手段が保持して、このテープ搬送手段がカートリッジケース内のテープリールの巻芯に向けて前進する。テープ搬送手段は、テープリールの巻芯近傍でテープの先端部の保持を解除して、テープの先端部をテープリールの巻芯に係合した後、カートリッジケース外に後退する。その後、カートリッジケース内のテープリールには、リール駆動手段を駆動することで、所定長さのテープを巻き取る。続いて、テープ保持手段は、退避位置からテープ搬送手段の進行方向前側かつテープ搬送手段に隣接する隣接位置まで移動し、このテープ保持手段とテープ搬送手段が連続した状態でテープを保持する。そして、テープ切断手段は、テープ保持手段とテープ搬送手段の間に形成された隙間に挿通されることで、テープを切断する。その後、カートリッジケース側のテープを保持するテープ保持手段は、テープの保持を解除して、退避位置に移動する。これにより、カートリッジケース側のテープが解放され、1つのテープカートリッジが製造される。また、テープ供給手段からのテープの先端部を保持したテープ搬送手段は、次の動作(次のテープカートリッジの製造)に移行する。
これによれば、テープの切断後、テープ保持手段からテープ搬送手段にテープの受渡しが必要であった従来とは異なり、テープ搬送手段において、テープの切断時のテープ保持状態を維持したまま次のテープの搬送作業に移行することができる。

0016

請求項3に係る発明は、請求項2に記載のテープカートリッジの製造装置を用いたテープカートリッジの製造方法であって、前記カートリッジケース設置部に、テープリールが内部に組み付けられたカートリッジケースを設置する工程と、前記テープ搬送手段を前記カートリッジケースの内部に前進させ、前記テープ供給手段から供給されるテープの先端部を前記テープリールの巻芯に係合する工程と、前記テープ搬送手段を前記カートリッジケースの外部に後退させるとともに、前記テープリールに所定長さの前記テープを巻き取る工程と、前記テープ保持手段を前記退避位置から前記隣接位置まで移動させる工程と、前記カートリッジケースの外部で互いに隣接した状態の前記テープ保持手段と前記テープ搬送手段に、前記テープを保持させる工程と、前記テープ保持手段と前記テープ搬送手段との間に前記切断手段を挿通し、前記テープを切断する工程と、を有することを特徴とする。

0017

請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る発明と同一の作用を奏する。これによれば、テープの切断後、テープ保持手段からテープ搬送手段にテープの受渡しが必要であった従来とは異なり、テープ搬送手段において、テープの切断時のテープ保持状態を維持したまま次のテープの搬送作業に移行することができる。

発明の効果

0018

このようなテープ端部処理装置、テープカートリッジの製造装置および製造方法によれば、テープ搬送手段は、テープの切断時の保持状態を維持したまま、次のテープの搬送作業に移行することができる。従って、従来よりもテープの受渡し回数を減少させることができるので、テープ搬送手段が保持するテープの位置ズレを低減することができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る磁気テープカートリッジの製造装置の概略図である。なお、本実施形態では、パネルPが立設した図1の状態を基準に、上下左右の方向を定め、説明するものとする。

0020

図1に示すとおり、磁気テープカートリッジの製造装置1は、いわゆるパンケーキ状に巻回された磁気テープMTを、カートリッジケースC内に組み込まれているテープリールCRの巻芯Hに巻き取った後、この磁気テープMTを所定の長さで切断し、磁気テープカートリッジを製造する装置である。

0021

磁気テープカートリッジの製造装置1は、主に、テープ供給装置10(テープ供給手段)と、テープリールCRが内部に組み込まれたカートリッジケースCを設置されるカートリッジケース設置部20と、テープリールCRを回転駆動するリール駆動部(図示せず)と、テープ端部処理装置30と、を備えている。また、その他、磁気テープカートリッジの製造装置1は、磁気テープMTの表面を研磨するブレード装置40と、磁気テープMTの両面を清掃するクリーニング装置50,50と、走行中の磁気テープMTの張力を調整する張力調整装置60と、ストックされているカートリッジケースCをカートリッジケース設置部20に供給するカートリッジケース供給部70と、磁気テープMTがテープリールCRに巻回されたカートリッジケースCを排出するカートリッジケース排出部80とを備えて構成されている。さらに、磁気テープカートリッジの製造装置1では、磁気テープMTを、テープ供給装置10からカートリッジケース設置部20まで案内するためのガイドローラGがパネルPの適所に配置されている。なお、図中の符号100は、磁気テープカートリッジの製造装置1の運転を操作する操作盤である。

0022

テープ供給装置10は、磁気テープMTを供給する装置であり、例えば、パネルPの左上に配置されている。テープ供給装置10は、パンケーキ状に磁気テープMTが巻回されたリールR1,R2を有している。このテープ供給装置10は、2つのリールR1,R2を有しているので、片方のリールR1の磁気テープMTが無くなったときは、リールR2に切り替えて、テープ端部処理装置30に磁気テープMTを連続的に供給するようになっている。

0023

カートリッジケース設置部20は、例えば、パネルPのおよそ右下に配置されている。カートリッジケース設置部20には、磁気テープMTの引出口である開口部C1を左下に向けた状態でカートリッジケースCが設置される。設置されたカートリッジケースCは、図示しないリール駆動部によって、テープリールCRが回転駆動される。

0024

テープ端部処理装置30は、テープ供給装置10から供給される磁気テープMTを巻芯Hに貼付(係合)し、テープリールCRが所定長さの磁気テープMTを巻き取った後、磁気テープMTを切断する装置である。

0025

図2は、テープ端部処理装置の斜視図である。
図2に示すように、テープ端部処理装置30は、テープ供給装置10(図1参照)から供給される磁気テープMTの先端部を保持するフィンガアーム31(テープ搬送手段)と、磁気テープMTを保持するテープ保持ブロック32(テープ保持手段)と、磁気テープMTを切断する切断刃33(テープ切断手段)とを備えている。

0026

フィンガアーム31は、前後長の長いブロックであり、エアシリンダ等の駆動手段により、カートリッジケース設置部20(図1参照)に向けて延びるレールRに沿って移動可能に、かつ、上下方向に昇降可能(不図示)に構成される。レールRに沿って移動可能なことにより、フィンガアーム31は、カートリッジケース設置部20に設置されるカートリッジケースCの開口部C1(図1参照)からその内部に進行することができる。このフィンガアーム31は、上面側に第1の吸着部31aと第2の吸着部31bとを有している。

0027

第1の吸着部31aには、複数の穴H1が開口している。この穴H1は、フィンガアーム31の内部で1本の通路集結され、この通路にホース切替弁等を介して真空ポンプおよびコンプレッサが接続される。この通路が真空ポンプに接続された状態では、穴H1が磁気テープMTを真空吸着(保持)する。また、通路がコンプレッサに接続されるように切替弁を切り替えることで、穴H1は磁気テープMTを吹き付けるようになっている。

0028

また、第2の吸着部31bにも同様に、複数の穴H2が開口している。この穴H2は、フィンガアーム31の内部で1本の通路に集結され、この通路にホース、ソレノイドバルブ等を介して真空ポンプが接続される。この通路が真空ポンプで真空引きされた状態では、穴H2も磁気テープMTを真空吸着(保持)する。

0029

テープ保持ブロック32は、カートリッジケース設置部20(図1参照)の近傍に設けられる直方体状のブロックであり、磁気テープMTの走行面に対して、フィンガアーム31と同じ側に設けられる。テープ保持ブロック32は、例えば、レールRの延設方向に直交する向きに配設されたボールネジ機構Bなどにより昇降可能に構成されている。また、このテープ保持ブロック32の下面側は、ボールネジ機構Bのスライダに下部が連結されたL字形の支持部32aに支持されている。これにより、テープ保持ブロック32は、フィンガアーム31の進行方向に干渉しない退避位置(図2の状態は退避位置)からフィンガアーム31の進行方向前側かつフィンガアーム31に隣接する隣接位置まで移動可能になる。なお、フィンガアーム31に隣接する隣接位置とは、フィンガアーム31の進行方向に縦列し、かつ、フィンガアーム31の上面とテープ保持ブロック32の上面が同一平面上に並んだ状態で、テープ保持ブロック32がフィンガアーム31に隣接する位置を意味する。

0030

テープ保持ブロック32は、複数の穴H3からなる吸着部32aを上面側に有している。この穴H3は、テープ保持ブロック32の内部で1本の通路に集結され、この通路にホース、ソレノイドバルブ等を介して真空ポンプが接続される。この通路が真空ポンプで真空引きされた状態では、穴H3が磁気テープMTを真空吸着(保持)する。

0031

切断刃33は、磁気テープMTを切断する刃部であり、磁気テープMTの走行面に対して、フィンガアーム31およびテープ保持ブロック32の配設位置と反対側に設けられる。この切断刃33は、図示しない昇降装置によって昇降可能に構成されており、フィンガアーム31とテープ保持ブロック32が隣接位置にあるときに、その両者の間に形成される隙間に挿通可能になっている。

0032

このように構成された磁気テープカートリッジの製造装置1では、図1に示すように、カートリッジケース設置部20に、カートリッジケースCが設置される。そして、テープ端部処理装置30によって、カートリッジケースCに組み付けられたテープリールCRの巻芯Hに、磁気テープMTを貼り付ける。なお、磁気テープカートリッジの製造装置1では、各部の動作が図示しない制御装置によって制御される。

0033

テープ端部処理装置30の動作について詳述する。図3(a)〜(e)は、テープ端部処理装置の動作について説明する図である。
図3(a)に示すように、まず、フィンガアーム31の穴H1,H2に図示しない真空ポンプを接続し、この穴H1,H2に磁気テープMTを真空吸着させる。そして、図3(b)に示すように、フィンガアーム31をそのまま水平方向に前進させ、巻芯Hの下方で停止させる。テープリールCRの巻芯Hには、予めテープ貼付用の液体が塗布されている。フィンガアーム31は、穴H2に磁気テープMTを真空吸着させたまま、穴H1の真空吸着を解除して穴H1に圧縮空気を供給することで、磁気テープMTの先端部MT1を回転する巻芯Hに吹き付ける。これにより、先端部MT1が巻芯Hに貼り付けられる。その後、フィンガアーム31を少し下降させた後、カートリッジケースCの外部に後退させ、テープリールCRに所定長さの磁気テープMTを巻き取る。なお、テープ貼付用の液体としては、例えば、メタノールエタノール、IPA(イソプロパノール)等のアルコールが挙げられる。

0034

所定長さの磁気テープMTを巻き取ったら、図3(c)に示すように、テープ保持ブロック32を上昇させ、後退して所定位置に位置したフィンガアーム31に隣接する隣接位置に位置させる。この状態で、このフィンガアーム31とテープ保持ブロック32の各穴H1,H2,H3に磁気テープMTを真空吸着させる。そして、図3(d)に示すように、切断刃33を下降させ、フィンガアーム31とテープ保持ブロック32の間に挿通させる。これにより、磁気テープMTが切断される。

0035

その後、図3(e)に示すように、切断刃33を上昇させるとともに、テープ保持ブロック32の磁気テープMTの吸着保持を解除し、テープ保持ブロック32を退避位置まで下降させる。これにより、カートリッジケースC側の磁気テープMTが解放され、1つの磁気テープカートリッジMCが製造される。また、テープ供給装置10からの磁気テープMTの先端部MT1を保持したフィンガアーム31は、そのまま、次の動作(次の磁気テープカートリッジMCの製造)に移行する。

0036

本実施形態の磁気テープカートリッジの製造装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
フィンガアーム31は、磁気テープMTの切断時の保持状態を維持したまま、次の磁気テープMTの搬送作業に移行することができる。従って、従来よりも磁気テープの受渡し回数を減少させることができるので、フィンガアーム31が保持する磁気テープMTの位置ズレを防止することができる。

0037

これによって、磁気テープMTを巻芯Hに貼り付ける際、磁気テープMTのエッジがテープリールCRのフランジに干渉してエッジの損傷を招き、巻姿を悪化させ、延いては、テープ品質を悪化させるという従来の問題を解消することができる。

0038

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。

0039

前記実施形態では、巻芯Hに予め貼付用の液体を塗布しておく構成としたが、例えば、巻芯に液体を塗布するのではなく、予め磁気テープMTの先端部MT1に直接塗布する構成としてもよい。また、フィンガアーム31の先端部に、巻芯Hに対する液体塗布手段(例えば、液体を含浸させたスポンジ状の部材)を設けてもよい。

0040

また、フィンガアーム31、または、テープ保持ブロック32を移動させる機構としては、エアシリンダやボールネジ機構だけでなく、適宜、その他の駆動機構を用いることができる。

0041

さらに、テープ保持ブロック32は、ボールネジ機構Bで昇降可能な構成としたが、退避位置と隣接位置に移動する構成であればどのような構成であってもよく、例えば、パネルPに対して、近接または離間するように回動する回動機構や移動する移動機構であってもよい。

0042

前記実施形態では、磁気テープカートリッジの製造装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は限定されるものではなく、テープリールにテープを貼り付け後、所定長さのテープを巻き取り、そのテープを切断する装置であれば、いかなる装置にも適用することができる。

図面の簡単な説明

0043

本実施形態に係る磁気テープカートリッジの製造装置の概略図である。
テープ端部処理装置の斜視図である。
(a)〜(e)は、テープ端部処理装置の動作について説明する図である。
(a)〜(e)は、従来の磁気テープカートリッジの製造装置の動作について説明する図である。

符号の説明

0044

1磁気テープカートリッジの製造装置
10テープ供給装置
20カートリッジケース設置部
30テープ端部処理装置
31フィンガアーム
32テープ保持ブロック
33切断刃
C カートリッジケース
CRテープリール
H巻芯
MT磁気テープ
MT1 先端部

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