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図面 (9)

課題

二次電池販売用包装体に二次電池を充電する機能を設けて充電済みの状態にして販売するときのコストアップを抑えた二次電池包装体を提供する。

解決手段

二次電池を包装したブリスターパック21に充電パック36を着脱可能に連結して販売する。充電パック36は太陽電池31や電磁誘導により二次電池の自己放電を補う程度の充電電力をブリスターパック21に供給する。販売陳列状態で二次電池に充電がなされるので、ユーザは充電済みの二次電池を購入することができ、充電パック36は購入時に取り外されて回収され、再利用することでコストアップが抑えられる。

概要

背景

二次電池の中でもニッケル水素蓄電池ニッケルカドミウム蓄電池自己放電率が大きく、保管期間販売期間が長くなると放電可能容量の低下が避けられない。また、リチウム二次電池は自己放電率は小さいものの、満充電状態での保管電池劣化まねきやすいので、50%以下の充電量にして販売される。

従って、ユーザは二次電池を購入すると、まず充電を行った後に所要機器装填する手間を要することになる。乾電池のように購入した電池を即座に機器に装填して使用できる状態とはならない課題があった。ニッケル水素蓄電池のように出力電圧が乾電池の出力電圧と近く、寸法形状が乾電池と同等のものでは、乾電池との互換性を得ることができ、乾電池のように使い捨てでなく、繰り返し使用できる経済性を得ることが可能となる。そのためには、ユーザは購入後に充電を行うことなく即座に使用できるように放電可能容量が充分にある状態で販売することが要求される。

ニッケル水素蓄電池においては、満充電まで充電して出荷されたときから1年経過後でも80%前後の放電可能容量に維持できるものが開発されているが、同一サイズでの容量が少なくなる課題があり、出荷時から実使用時までの経過時間を管理する手間を要する。

ユーザが必要とするときに充分な放電可能容量がある二次電池を購入することが理想であるが、現実には前述のような理由から即座に使用できる二次電池を確実にユーザに届けることは困難な状態にある。

充電されて放電可能容量が充分にある二次電池をユーザが購入できるようにするには、販売拠点において充電して販売することが考えられるが、包装体破壊することなく二次電池に充電するには、非接触で充電電力を二次電池に供給する構成が必要となる。電気髭剃り器や電動歯ブラシなどのように機器に組み込まれた二次電池に対し、電磁誘導により非接触で充電電力を供給する電磁誘導充電方式は広く知られている(特許文献1参照)。この場合では機器及び充電器に電磁誘導による電力伝送の構成が設けられている。

二次電池そのものに充電するには、二次電池の正極及び負極に充電回路電気的接続する必要があり、二次電池の外周に電磁誘導二次コイル巻き付けると共に、電磁誘導二次コイルに誘起した起電力を二次電池の充電電力として供給する充電回路を設けた特殊な二次電池として構成されたものが知られている(特許文献2及び特許文献3参照)。この電磁結合による充電構造を備えた二次電池は、電磁誘導一次コイルを備えた専用の充電器に投入することにより電磁誘導による電力により二次電池を充電することができる。
特開平11−069639号公報
特開2005−124324号公報
特開2005−117748号公報

概要

二次電池の販売用包装体に二次電池を充電する機能を設けて充電済みの状態にして販売するときのコストアップを抑えた二次電池包装体を提供する。 二次電池を包装したブリスターパック21に充電パック36を着脱可能に連結して販売する。充電パック36は太陽電池31や電磁誘導により二次電池の自己放電を補う程度の充電電力をブリスターパック21に供給する。販売陳列状態で二次電池に充電がなされるので、ユーザは充電済みの二次電池を購入することができ、充電パック36は購入時に取り外されて回収され、再利用することでコストアップが抑えられる。

目的

従来技術として示した電気髭剃り器などのように機器に組み込まれた二次電池を充電器と電磁結合することによって充電する構成は、二次電池を電源とする携帯電子機器の種類や数が増加するのに伴って携帯電話機モバイルコンピュータなどにも適用範囲が増加するものと考えられる。しかし、本発明が目的とする二次電池そのものを購入後直ぐに使用できる状態に充電された状態で販売するものではない。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

二次電池被覆包装する包装体に、前記二次電池に電気的接続して外部接続可能に接続端子を設け、この接続端子を通じて二次電池に充電電力を供給する充電手段を包装体に対して着脱可能に連結したことを特徴とする二次電池包装体

請求項2

包装体はブリスターパックに形成され、台紙上に設けられた接続端子の表面が透明カップの台紙への取付面によって被覆されてなる請求項1に記載の二次電池包装体。

請求項3

充電手段は、太陽電池である請求項1又は2に記載の二次電池包装体。

請求項4

充電手段は、外部に配置された磁界発生手段の電磁誘導一次コイル電磁結合する電磁誘導二次コイルと、電磁誘導二次コイルに誘起した起電力を二次電池に供給する所定電力に変換する充電電力変換回路とにより構成されてなる請求項1又は2に記載の二次電池包装体。

請求項5

充電手段は、外部に配置された電磁波発振装置アンテナから出力される電磁波を受信する受信アンテナと、受信アンテナに誘起した起電力を二次電池に供給する所定電力に変換する充電電力変換回路とにより構成されてなる請求項1又は2に記載の二次電池包装体。

請求項6

充電電力生成手段と包装体との間の連結は、専用治具による着脱構造に形成されてなる請求項1〜5いずれか一項に記載の二次電池包装体。

請求項7

充電手段は、太陽電池又は電磁波受信又は電磁誘導による起電力を利用した充電電力生成回路容器内に収容した充電パックに形成されてなる請求項1に記載の二次電池包装体。

請求項8

包装体はブリスターパックに形成され、充電パックを二次電池と共に透明カップ内に収容し、透明カップ内で電気的接続がなされている請求項7に記載の二次電池包装体。

技術分野

0001

本発明は、二次電池充電状態にして販売するのに好適な二次電池包装体に関するものである。

背景技術

0002

二次電池の中でもニッケル水素蓄電池ニッケルカドミウム蓄電池自己放電率が大きく、保管期間販売期間が長くなると放電可能容量の低下が避けられない。また、リチウム二次電池は自己放電率は小さいものの、満充電状態での保管電池劣化まねきやすいので、50%以下の充電量にして販売される。

0003

従って、ユーザは二次電池を購入すると、まず充電を行った後に所要機器装填する手間を要することになる。乾電池のように購入した電池を即座に機器に装填して使用できる状態とはならない課題があった。ニッケル水素蓄電池のように出力電圧が乾電池の出力電圧と近く、寸法形状が乾電池と同等のものでは、乾電池との互換性を得ることができ、乾電池のように使い捨てでなく、繰り返し使用できる経済性を得ることが可能となる。そのためには、ユーザは購入後に充電を行うことなく即座に使用できるように放電可能容量が充分にある状態で販売することが要求される。

0004

ニッケル水素蓄電池においては、満充電まで充電して出荷されたときから1年経過後でも80%前後の放電可能容量に維持できるものが開発されているが、同一サイズでの容量が少なくなる課題があり、出荷時から実使用時までの経過時間を管理する手間を要する。

0005

ユーザが必要とするときに充分な放電可能容量がある二次電池を購入することが理想であるが、現実には前述のような理由から即座に使用できる二次電池を確実にユーザに届けることは困難な状態にある。

0006

充電されて放電可能容量が充分にある二次電池をユーザが購入できるようにするには、販売拠点において充電して販売することが考えられるが、包装体破壊することなく二次電池に充電するには、非接触で充電電力を二次電池に供給する構成が必要となる。電気髭剃り器や電動歯ブラシなどのように機器に組み込まれた二次電池に対し、電磁誘導により非接触で充電電力を供給する電磁誘導充電方式は広く知られている(特許文献1参照)。この場合では機器及び充電器に電磁誘導による電力伝送の構成が設けられている。

0007

二次電池そのものに充電するには、二次電池の正極及び負極に充電回路電気的接続する必要があり、二次電池の外周に電磁誘導二次コイル巻き付けると共に、電磁誘導二次コイルに誘起した起電力を二次電池の充電電力として供給する充電回路を設けた特殊な二次電池として構成されたものが知られている(特許文献2及び特許文献3参照)。この電磁結合による充電構造を備えた二次電池は、電磁誘導一次コイルを備えた専用の充電器に投入することにより電磁誘導による電力により二次電池を充電することができる。
特開平11−069639号公報
特開2005−124324号公報
特開2005−117748号公報

発明が解決しようとする課題

0008

従来技術として示した電気髭剃り器などのように機器に組み込まれた二次電池を充電器と電磁結合することによって充電する構成は、二次電池を電源とする携帯電子機器の種類や数が増加するのに伴って携帯電話機モバイルコンピュータなどにも適用範囲が増加するものと考えられる。しかし、本発明が目的とする二次電池そのものを購入後直ぐに使用できる状態に充電された状態で販売するものではない。

0009

また、従来技術として示した二次電池そのものに充電機能を設けた構成は、二次電池が規格に沿ったものでなく、特殊なものとなるため汎用性がなく、充電機能を設けているために二次電池としての体積減少は避けられず、体積エネルギー密度の小さい二次電池となってしまう問題がある。この特殊な二次電池の場合も、二次電池を購入後直ぐに使用できる状態に充電された状態で販売できるようにする本発明の目的を叶えるものではない。

0010

また、二次電池を販売するための包装体に二次電池を充電する機能を設けると、当然のことながらコストアップが生じ、ユーザに利便性を提供できるものの余計な出費を強いることになる。

0011

本発明が目的とするところは、一般市販する汎用性のある二次電池を購入後に直ちに機器に装填して使用できるように充電された状態で販売すると同時に、充電するために生じるコストアップを抑えた二次電池包装体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するための本発明に係る二次電池包装体は、二次電池を被覆包装する包装体に、前記二次電池に電気的接続して外部接続可能に接続端子を設け、この接続端子を通じて二次電池に充電電力を供給する充電手段を包装体に対して着脱可能に連結したことを特徴とする。

0013

上記構成によれば、二次電池を販売用に被覆包装した二次電池包装体の販売場所において、二次電池包装体に連結した充電手段から出力される充電電力により二次電池は充電される。充電手段は包装体に対して着脱可能に装着することにより、販売時には取り外して再使用することができ、無駄なコストアップを抑制することができる。

0014

上記構成において、包装体はブリスターパックに形成され、台紙上に設けられた接続端子の表面が透明カップの台紙への取付面によって被覆することにより、接続端子に何らかの金属物が接触することによって二次電池に短絡が生じることを防止することができる。

0015

また、充電手段は、太陽電池として構成すると、照明光等の照射を受けた太陽電池から出力される電力により二次電池を充電することができる。

0016

また、充電手段は、外部に配置された磁界発生手段の電磁誘導一次コイルと電磁結合する電磁誘導二次コイルと、電磁誘導二次コイルに誘起した起電力を二次電池に供給する所定電力に変換する充電電力変換回路とにより構成すると、二次電池包装体に接近させて配置した電磁誘導一次コイルから発生させた磁界により電磁誘導二次コイルに起電力が誘起するので、それを充電電力変換回路により充電電力に変換すると、二次電池に充電することができる。

0017

また、充電手段は、外部に配置された電磁波発振装置アンテナから出力される電磁波を受信する受信アンテナと、受信アンテナに誘起した起電力を二次電池に供給する所定電力に変換する充電電力変換回路とにより構成すると、二次電池包装体の近辺に配置した電磁波発生装置から出力される電磁波を受信したアンテナに発生する起電力を充電電力変換回路により充電電力に変換すると、二次電池に充電電力を供給することができる。

0018

また、充電電力生成手段と包装体との間の連結は、専用治具による着脱構造に形成することが好適で、販売陳列状態で充電電力生成手段が妄りに外されてしまうことがなく、購入して代金決済を行った際に専用治具に取り外すようにすると、確実に回収を実施することができる。

0019

また、充電手段は、太陽電池又は電磁波受信又は電磁誘導による起電力を利用した充電電力生成回路容器内に収容した充電パックに形成することにより、ユーザの購入時に包装体から充電パックを分離して再使用する仕組みを容易に構築することができる。

0020

上記充電パックは、包装体をブリスターパックに形成したとき、充電パックを二次電池と共に透明カップ内に収容し、透明カップ内で電気的接続した構成を容易に構築することができる。

発明の効果

0021

本発明によれば、自己放電率が大きい二次電池などに対して保管場所や販売場所において徐々に充電してユーザが購入した時点で使用可能な充電量にすることができるので、ユーザは充電を行うことなく購入後に直ちに使用できる乾電池的な使用を可能にする。また、充電手段は着脱できるので、回収して再使用することができ、コストアップを抑制して充電済み二次電池の販売を可能にすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0022

本実施形態は、二次電池の一例であるニッケル水素蓄電池を販売するための二次電池包装体について説明するが、規格、包装形態などが異なる他の二次電池についても同様に構成できることは言うまでもない。

0023

ニッケル水素蓄電池は、ニッケルカドミウム蓄電池に比してエネルギー密度が高く、EU(欧州連合)における化学物質規制の対象となる材料を使用していないので適用範囲が広く、リチウム二次電池のように過充電過放電を防止するための保護回路を設ける必要がないので汎用二次電池として好適なものである。また、出力電圧(公称電圧)が1.2Vで乾電池の出力電圧に近く、寸法形状が乾電池と同等に構成されているので、乾電池との互換性を得ることができ、充電により繰り返し使用できる経済性も備えている。このような乾電池的な使途を得るためには、ニッケル水素蓄電池の特性である自己放電率が大きい課題を解決することが要求される。即ち、購入して充電することなく、直ぐに機器に装填して使用できるようにすることが望まれている。

0024

本実施形態では、ユーザはニッケル水素蓄電池を購入したとき、従来のように充電した後に機器に装填する手間をかけるのではなく、購入時点で充分な放電可能容量がある充電状態にして販売できるようにする二次電池包装体を構成する。

0025

図1は、第1の実施形態に係る二次電池包装体1の構成を示すもので、2本のAAサイズのニッケル水素蓄電池5,5を被覆包装したブリスターパック21の一端に充電パック(充電手段)36が着脱可能に連結されている。

0026

ブリスターパック21は、台紙6上に2本のニッケル水素蓄電池5,5を電気的に直列接続する端子金具11,12,13が取り付けられ、直列接続したニッケル水素蓄電池5,5の正極に接続する端子金具12から引き出された正極リード24及び負極に接続する端子金具11から引き出された負極リード25が台紙6上に形成されている。端子金具11,12,13に接続して2本のニッケル水素蓄電池5,5を装着し、台紙6上に透明カップ14が貼着される。透明カップ14の台紙6への貼着面は正極リード24及び負極リード25を被覆して台紙6の端部まで延長形成され、正極リード24及び負極リード25それぞれの端部上では、後述する正極接続片28及び負極接続片29を収容する空間を設けて接続片挿入部26が形成されている。この構成により、正極リード24と負極リード25との間が何らかの金属物の接触により短絡することが防止される。

0027

充電パック36は、本実施形態においては太陽電池31によって構成されている。基板33に太陽電池31と、逆流防止ダイオード32と、正極接続片28及び負極接続片29とを取り付けて配線接続し、基板33を透明窓43を設けたカバーケース35に収容し、太陽電池31への光入射を確保すると共に、基板33上の構成要素を保護している。この充電パック36は、正極接続片28及び負極接続片29をブリスターパック21の端部に設けた接続片挿入部26,26に差し込むことによりブリスターパック21と電気的接続がなされ、ブリスターパック21と充電パック36との間が連結される。

0028

ブリスターパック21と充電パック36との連結は、連結ロック30により連結解除できないようにロックし、ユーザが購入して代金清算時に専用治具により連結ロック30のロックを解除し、ブリスターパック21から充電パックを取り外すようにすることが望ましい。ブリスターパック21から取り外された充電パック36は販売拠点で回収され、再使用できるようにすることにより、充電機能付きの包装体に構成することによるコストアップを抑えることができる。また、ブリスターパック21と充電パック36との連結をロックすることにより、盗難や悪戯などによってブリスターパック21と充電パック36とが分離されてしまうことを防止することができる。

0029

図2は、上記構成になる二次電池包装体1の充電回路構成を示す回路図である。販売拠点における室内照明光が太陽電池31に入射することよって発電がなされるので、その発電電力がニッケル水素蓄電池5,5の充電電力となるような電圧が発生するように太陽電池31の素子数が設定される。充電は一般的な充電と異なり、微小充電電流で徐々にニッケル水素蓄電池5,5の自己放電を補う程度の充電を実施することで足りる。ここではニッケル水素蓄電池5,5を直列接続しているので、太陽電池31から出力される充電電圧は、ニッケル水素蓄電池5,5に微小な充電方向電流が流れる程度でよく、充電により電圧上昇したニッケル水素蓄電池5,5の正極、負極間の電圧が充電電圧と同一になったとき充電は停止される。

0030

販売拠点における二次電池包装体1の陳列場所によっては、陳列された全ての充電パック36に充分な照明光が照射されない場合も想定されるので、そのような場合には、陳列場所の上方に充電専用光照射手段を設けることが望ましい。光照射手段としては、小型蛍光灯LED、ELなど販売スペース占有することが少ないものが好適である。

0031

図3は、第2の実施形態に係る二次電池包装体2を構成する充電パック37を示すもので、これを連結するブリスターパック21は、第1の実施形態の構成と同様なので、図示及び説明は省略する。本実施形態における充電方法は、外部に配置された電磁波発信機のアンテナから出力される電磁波を受信して2本のニッケル水素蓄電池5,5に対する充電電力を得るように構成している。

0032

充電パック37は、図4に示すような充電回路を基板38上に構成したもので、基板38の裏面に渦巻き状にアンテナコイル(受信アンテナ)39を形成し、このアンテナコイル39に並列コンデンサ40を接続して共振回路が構成され、アンテナコイル39が受信した電磁波に共振することにより誘起した起電力を整流ダイオード41により整流して充電電力を得るようにしている。基板38の端部には正極接続片28及び負極接続片29が取り付けられ、ブリスターパック21に設けられた正極リード24及び負極リード25にそれぞれ接続することにより、生成した充電電力をブリスターパック21に供給する。

0033

基板38はその裏面上に、アンテナコイル39を形成し、表面上に接続ライン半田付けランドパターン形成したプリント配線基板として形成することが好適で、コンデンサ40及び整流ダイオード41を半田付けし、正極接続片28及び負極接続片29を鋲止めすることにより容易に充電回路を構成することができる。

0034

基板33は正極接続片28及び負極接続片29を外部露出させてカバーケース42に収容されて充電パック37に形成される。この充電パック37は、カバーケース42の一端に薄く開口した開口部にブリスターパック21を差し込むことにより、正極接続片28及び負極接続片29がブリスターパック21の端部に設けた接続片挿入部26,26に挿入されて電気的接続がなされ、ブリスターパック21と充電パック36との間が連結される。ブリスターパック21と充電パック36との間の連結は、先の構成と同様に、連結ロック30により連結解除できないようにロックし、ユーザが購入して代金清算時に専用治具により連結具34による連結を解除してブリスターパック21から充電パックを取り外すようにすることが望ましい。

0035

図5(a)は、第3の実施形態に係る二次電池包装体3の構成を示すもので、電磁誘導により2本のニッケル水素蓄電池5,5に対する充電電力を得るように構成している。2本のニッケル水素蓄電池5,5を包装したブリスターパック21を構成する台紙6の一端に、電磁誘導によって充電電力を生成する充電パック22が着脱可能に連結されている。

0036

前記ブリスターパック21は、図3(c)に示すように、先の実施形態と同様に形成されているので、その説明は省略する。

0037

充電パック22は、図5(b)に展開状態にして示すように、樹脂成形により薄いカバーケース27内に電磁誘導二次コイル7、コンデンサ10、整流ダイオード9を収容し、これらを正極接続片28及び負極接続片29に接続して、図6に示すような充電回路を形成している。尚、本構成においては、電磁誘導二次コイル7は円筒状に巻回したものを適用しているが、スパイラル構造とすることもできる。

0038

この充電パック22は、2つ折り構造のカバーケース27を閉じると、一端辺が薄く開口し、開口部分に正極接続片28及び負極接続片29が露出した状態になるので、正極接続片28及び負極接続片29をブリスターパック21の接続片挿入部26に差し込むと共に、開口部分にブリスターパック21の端辺を挿入させると、ブリスターパック21と充電パック22とが連結されると同時に電気的接続がなされる。ブリスターパック21と充電パック22との連結間は、先の構成と同様に、連結ロック30により連結解除できないようにロックし、ユーザが購入して代金清算時に専用治具により連結を解除してブリスターパック21から充電パックを取り外すようにすることが望ましい。

0039

この二次電池包装体3は、製造されて複数個ダンボール梱包して販売拠点に向けて出荷されるまでの保管場所、あるいは販売拠点において陳列販売される販売場所において、図6に示すように構成された非接触電力伝送装置15が備える電磁誘導一次コイル20から発生する磁界と電磁結合する電磁誘導二次コイル7に発生する起電力から充電電力を得て、ニッケル水素蓄電池5,5に充電電力を供給する。

0040

図6において、非接触電力伝送装置15は、AC電力を整流平滑回路16により変換した直流電力により動作する発振回路17を備えている。非接触電力伝送装置15が起動して発振回路17により所要周波数発振がなされると、発振回路17を構成する電磁誘導一次コイル20から磁界が発生する。この発生磁界内に二次電池包装体1を配置すると、磁界による電磁誘導により電磁誘導二次コイル7に起電力が誘起する。電磁誘導二次コイル7とそれに並列接続されたコンデンサ10とにより共振回路が構成され、共振により発生した交流電流は整流ダイオード9で整流されてニッケル水素蓄電池5,5に充電電力として供給される。

0041

本構成における充電は一般的な充電と異なり、微小な充電電流で徐々にニッケル水素蓄電池5,5の自己放電を補う程度の充電を実施することで足りる。ここではニッケル水素蓄電池5,5を直列接続しているので、整流ダイオード9から出力される充電電圧は、ニッケル水素蓄電池5,5に微小な充電方向の電流が流れる程度、例えば1.3〜1.5V/セルでよく、充電により電圧上昇したニッケル水素蓄電池5,5の正極、負極間の電圧が充電電圧と同一になったとき充電は停止される。前記整流ダイオード9はニッケル水素蓄電池5,5に充電方向に充電電流を流すと共に、ニッケル水素蓄電池5,5から放電方向に電流が流れることを阻止する逆流防止役割も担っている。

0042

図7(a)は、第4の実施形態に係る二次電池包装体4の構成を示すもので、ブリスターパックを構成する透明カップ14内に2本のニッケル水素蓄電池5,5と充電パック46とを収容している。充電パック46は、先に説明した実施形態における太陽電池、電磁波、電磁誘導のいずれかを利用した充電手段として構成することができる。

0043

充電パック46は、充電手段の構成要素を容器内に収容し、容器の両端に接続片を外部露出させたもので、両端に設けた接続片間の距離はニッケル水素蓄電池5,5の高さ寸法と一致している。この充電パック46と2本のニッケル水素蓄電池5,5を、図7(c)に示すように構成された接続ホルダ45に収納すると、接続ホルダ45の両内側面に設けた接続プレート47によって互いに電気的接続がなされる。ここでは2本のニッケル水素蓄電池5,5は並列接続されて充電パック46に接続される。

0044

図7(b)に断面図として示すように、透明カップ14の側面は成形時に必要な抜きテーパが形成されているので、ニッケル水素蓄電池5,5及び充電パック46に対する垂直の接触面が形成されない。そこで、透明カップ14内に接続ホルダ45を押し入れることにより、接続ホルダ45の両側に設けた折返し片45aが透明カップ14の抜きテーパが形成された内側面に接触して接続ホルダ45の接続プレート47の貼着面を互いに内側に押圧した状態が得られ、収容したニッケル水素蓄電池5,5の正負両極及び充電パック46の両端接続片に接続プレート47が圧接する。接続プレート47のニッケル水素蓄電池5,5及び充電パック46との接触位置には、図示するように接続突起47aを形成しておくことにより、より安定した接触接続の状態が得られる。

0045

図示する形態では、充電パック46は二次電池包装体4の最下方に位置しているので、その下方面に太陽電池31を配して構成すると、二次電池包装体4の販売陳列場所の下方に発電専用の光源を配置すると効率的な充電電力を行うことができる。また、二次電池包装体4の販売陳列場所の下方に電磁誘導一次コイルあるいは電磁波の送信アンテナが配置されるように構成すると、充電パック46の電磁誘導二次コイル7あるいはアンテナコイル39に対して至近位置から電力伝送を行うことができる。

0046

充電パック47の透明カップ14内への収容位置は、電磁誘導一次コイル20の配設位置に応じて任意に設定することができる。例えば、充電パック46を太陽電池により充電電力を生成する構成とした場合には、充電パック46は透明カップ14内の上方に収容して、その上面に太陽電池を配設すると、販売拠点における照明光による発電を利用することができる。

0047

本構成における充電パック46は、ニッケル水素蓄電池5,5と分離可能に透明カップ14内に収容されているので、充電パック46に対応する台紙6の該当部位を開くことにより、透明カップ14から押し出して外部に取り出すことができ、ユーザの購入時に回収して再使用することが可能である。例えば、図7に示すように、接続ホルダ45の充電パック46保持部位開閉可能に取出し扉52を設け、図8に示すように、台紙6の背面に形成した取出し窓51から切欠き52aに治具差し入れて取出し扉52を開くと、透明カップ14から充電カップ46を押し出し、取出し窓51から外部に取り出すことができる。

0048

以上説明した通り本発明によれば、二次電池を被覆包装した包装体に対して充電手段を着脱可能に連結しているので、ユーザの購入時に包装体から充電手段を取り外すと、充電手段は再使用することができ、充電手段を設けることによるコストアップを抑えて充電済みの二次電池を販売することができる。従って、二次電池を購入したユーザは充電作業を行うことなく直ちに機器に装填して使用することができ、繰り返し使用できる二次電池を乾電池的に使用することが可能となり、電池の経済的使用を実現することができる。

図面の簡単な説明

0049

第1の実施形態に係る二次電池包装体の(a)は全体構成、(b)は充電パック、(c)はブリスターパックの構成を示す斜視図。
上構成における太陽電池充電回路を示す回路図。
第2の実施形態に係る二次電池包装体の充電パックの構成を示す斜視図。
同上構成における電磁波受信回路を示す回路図。
第3の実施形態に係る二次電池包装体の(a)は全体構成、(b)は充電パック、(c)はブリスターパックの各構成を示す斜視図。
同上構成における電磁誘導回路を示す回路図。
第4の実施形態に係る二次電池包装体の(a)は全体構成を示す斜視図、(b)は断面図、(c)は接続ホルダの斜視図。
同上構成における充電パック取出し構造の例を示す斜視図。

符号の説明

0050

1,2,3,4二次電池包装体
5ニッケル水素蓄電池(二次電池)
6 台紙
7電磁誘導二次コイル
9整流ダイオード
10コンデンサ
11,12,13端子金具
14 透明カップ
20電磁誘導一次コイル
21ブリスターパック
22,36,37,46充電パック
24正極リード
25負極リード
28正極接続片
29 負極接続片
30 連結ロック

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    【課題】 DC充電ポート使用時にノイズを抑制する。【解決手段】 車両であって、ノイズフィルタと、充電器と、前記充電器のDC端子に接続されているバッテリと、第1リレーと、第2リレーと、制御回路を有す... 詳細

  • トヨタ自動車株式会社の「 満充電容量推定装置」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】蓄電装置の満充電容量をより適正に推定する。【解決手段】それまでの推定満充電容量と蓄電装置の使用年数に基づく使用年数起因満充電容量との差分が所定値以上のときには、この差分に基づいて待期時間を設定... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 電動車両およびその制御方法、プログラム並びにシステム」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】充電器に接続されている車両以外の他の車両が充電する機会を得ることが可能な電動車両を提供する。【解決手段】本発明の電動車両は、少なくとも1つの充電ポートは他の車両に電力を提供可能に構成される、複... 詳細

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