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技術 気流式粉砕機の微粉末回収装置

出願人 古河産機システムズ株式会社CorsoIdea株式会社
発明者 林元和智鈴木孝司長門貴
出願日 2006年3月31日 (14年10ヶ月経過) 出願番号 2006-098652
公開日 2007年10月18日 (13年3ヶ月経過) 公開番号 2007-268456
状態 特許登録済
技術分野 破砕・粉砕(1)
主要キーワード 微粉末製造 テーパ壁 回収ホッパー 旋回領域 半径方向中央 拡径部分 粉砕領域 分級領域
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図面 (11)

課題

微粉末を効率よく回収する気流式粉砕機微粉末回収装置の提供。

解決手段

微粉末を回収した回収気流が流れる回収管2を気流式粉砕機1の排出口16の前方下流側に設け、回収気流の流速を速くするための円錐絞り体34を排出口16付近に設け、外気を気流式粉砕機1に押し込むための開口部40を円錐状絞り体34に設け、押し込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16の内周付近を通り前方下流側の回収管2に向かって流れるように形成し、外気を気流式粉砕機1に押し込んで回収気流を発生させる送風ファン5を開口部40に接続して気流式粉砕機1の微粉末回収装置を構成する。

概要

背景

気流式粉砕機には、第一回転翼と第二回転翼とがケーシング内の同一回転軸に所定距離互いに離隔した状態で取付けられたもの(特許文献1参照)や、第一回転翼と第二回転翼とがケーシング内の二本の回転軸にそれぞれ取付けられ所定距離互いに離隔した状態で相対するもの(特許文献2参照)等がある。
このような気流式粉砕機は、微粉末回収するための装置として、図10に示すように、回収管2、吸引ファン3、輸送管4、回収ホッパー5を備え、これらが、気流式粉砕機1の排出口16から前方下流側に向かって順番に配置されている。

気流式粉砕機1は、第一回転翼20Aと第二回転翼20Bとを回転させてケーシング10内に旋回する気流を発生させる。
ケーシング10内に投入された原料は、まず旋回領域Rで旋回して遠心力によって半径方向外側に向かう流れが与えられ、旋回領域Rから第一回転翼20Aと第二回転翼20Bとの間の粉砕領域Cに入る。ここで原料は粒子径の大きなもの程大きな遠心力が作用して周速の速い半径方向外側に集まり、主として粒子同士の摩砕により、また、粒子同士の衝突による破砕も生じて粉砕される。

粉砕された原料のなかで粒子径が小さく質量の小さい粒子(微粉末)は圧力の低い第二回転翼20Bの回転中心側に集まり、吸引ファン3によって発生する回収気流吸引され、排出口16から回収管2へ排出される。粒子径が大きく質量の大きい粒子は、回収気流に随伴せず、ケーシング10の排出側のテーパ壁12Cに沿って生じる後方への戻り気流によって粉砕領域Cに戻る。

このように、気流式粉砕機1による微粉末の気流分級は、分級領域Sにおいて、戻り気流と回収気流とが作用して行われている。
回収気流は第二回転翼20Bによって旋回し、回収気流に吸引される微粉末も旋回し、微粉末に遠心力が働く。したがって、排出口16付近では、半径方向外側(すなわち、排出口16の内周付近)に微粉末が集まって濃度が高くなり、半径方向中心付近で微粉末の濃度が低くなる。

回収気流によって吸引され排出口16から回収管2に排出された微粉末は、輸送管4を通って回収ホッパー5に輸送され、回収ホッパー5で分離され、製品として回収される。
特開2000−61340号公報
特開2003−1127号公報

概要

微粉末を効率よく回収する気流式粉砕機の微粉末回収装置の提供。 微粉末を回収した回収気流が流れる回収管2を気流式粉砕機1の排出口16の前方下流側に設け、回収気流の流速を速くするための円錐絞り体34を排出口16付近に設け、外気を気流式粉砕機1に押し込むための開口部40を円錐状絞り体34に設け、押し込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16の内周付近を通り前方下流側の回収管2に向かって流れるように形成し、外気を気流式粉砕機1に押し込んで回収気流を発生させる送風ファン5を開口部40に接続して気流式粉砕機1の微粉末回収装置を構成する。

目的

しかしながら、従来の気流式粉砕機1では、吸引ファン3がケーシング10内の空気を排出口16全体から吸引して回収気流としている。すなわち、回収気流として、微粉末の濃度が高い排出口16の内周付近の空気が吸引されるとともに、微粉末の濃度が低い排出口16の半径方向中心付近の空気も吸引される。排出口16の半径方向中心付近の空気を吸引しても、微粉末の回収に殆ど寄与せず、回収気流中の微粉末の濃度が低くなり、微粉末の回収効率が悪くなっている。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、微粉末を効率よく回収できる気流式粉砕機の微粉末回収装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

原料微粉砕気流分級して回収気流によって微粉末回収する微粉末製造工程において用いられる気流式粉砕機微粉末回収装置であって、微粉末を吸引した回収気流が流れる回収管を気流式粉砕機の排出口の前方下流側に設け、回収気流の流速を速くするための円錐絞り体を排出口付近に設け、外気を気流式粉砕機に押し込むための開口部を円錐状絞り体に設け、押し込まれた外気が回収気流となって開口部から排出口の内周付近を通り前方下流側の回収管に向かって流れるように形成し、外気を気流式粉砕機に押し込んで回収気流を発生させる送風ファンを開口部に接続したことを特徴とする気流式粉砕機の微粉末回収装置。

請求項2

原料を微粉砕し気流分級して回収気流によって微粉末を回収する微粉末製造工程において用いられる気流式粉砕機の微粉末回収装置であって、外気を気流式粉砕機に吸い込んで回収気流を発生させる吸引ファンと、微粉末を吸引した回収気流が流れる回収管と、を気流式粉砕機の排出口の前方下流側に設け、回収気流の流速を速くするための円錐状絞り体を排出口付近に設け、外気を気流式粉砕機に吸い込むための開口部を円錐状絞り体に設け、吸い込まれた外気が回収気流となって開口部から排出口の内周付近を通り前方下流側の回収管に向かって流れるように形成したことを特徴とする気流式粉砕機の微粉末回収装置。

請求項3

円錐状絞り体又は円錐状絞り体の一部を気流式粉砕機のケーシング又は回収管に固定し、外気を開口部まで流す外気管をケーシング又は回収管に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の気流式粉砕機の微粉末回収装置。

請求項4

円錐状絞り体又は円錐状絞り体の一部を気流式粉砕機の第二回転翼前端部に取り付け、外気を開口部まで流す外気管を第二回転翼の回転軸に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の気流式粉砕機の微粉末回収装置。

技術分野

0001

本発明は、農産物鉱物等の各種原料微粉砕気流分級して微粉末回収する微粉末製造工程で用いられる気流式粉砕機微粉末回収装置に関するものである。

背景技術

0002

気流式粉砕機には、第一回転翼と第二回転翼とがケーシング内の同一回転軸に所定距離互いに離隔した状態で取付けられたもの(特許文献1参照)や、第一回転翼と第二回転翼とがケーシング内の二本の回転軸にそれぞれ取付けられ所定距離互いに離隔した状態で相対するもの(特許文献2参照)等がある。
このような気流式粉砕機は、微粉末を回収するための装置として、図10に示すように、回収管2、吸引ファン3、輸送管4、回収ホッパー5を備え、これらが、気流式粉砕機1の排出口16から前方下流側に向かって順番に配置されている。

0003

気流式粉砕機1は、第一回転翼20Aと第二回転翼20Bとを回転させてケーシング10内に旋回する気流を発生させる。
ケーシング10内に投入された原料は、まず旋回領域Rで旋回して遠心力によって半径方向外側に向かう流れが与えられ、旋回領域Rから第一回転翼20Aと第二回転翼20Bとの間の粉砕領域Cに入る。ここで原料は粒子径の大きなもの程大きな遠心力が作用して周速の速い半径方向外側に集まり、主として粒子同士の摩砕により、また、粒子同士の衝突による破砕も生じて粉砕される。

0004

粉砕された原料のなかで粒子径が小さく質量の小さい粒子(微粉末)は圧力の低い第二回転翼20Bの回転中心側に集まり、吸引ファン3によって発生する回収気流吸引され、排出口16から回収管2へ排出される。粒子径が大きく質量の大きい粒子は、回収気流に随伴せず、ケーシング10の排出側のテーパ壁12Cに沿って生じる後方への戻り気流によって粉砕領域Cに戻る。

0005

このように、気流式粉砕機1による微粉末の気流分級は、分級領域Sにおいて、戻り気流と回収気流とが作用して行われている。
回収気流は第二回転翼20Bによって旋回し、回収気流に吸引される微粉末も旋回し、微粉末に遠心力が働く。したがって、排出口16付近では、半径方向外側(すなわち、排出口16の内周付近)に微粉末が集まって濃度が高くなり、半径方向中心付近で微粉末の濃度が低くなる。

0006

回収気流によって吸引され排出口16から回収管2に排出された微粉末は、輸送管4を通って回収ホッパー5に輸送され、回収ホッパー5で分離され、製品として回収される。
特開2000−61340号公報
特開2003−1127号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、従来の気流式粉砕機1では、吸引ファン3がケーシング10内の空気を排出口16全体から吸引して回収気流としている。すなわち、回収気流として、微粉末の濃度が高い排出口16の内周付近の空気が吸引されるとともに、微粉末の濃度が低い排出口16の半径方向中心付近の空気も吸引される。排出口16の半径方向中心付近の空気を吸引しても、微粉末の回収に殆ど寄与せず、回収気流中の微粉末の濃度が低くなり、微粉末の回収効率が悪くなっている。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、微粉末を効率よく回収できる気流式粉砕機の微粉末回収装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置は、原料を微粉砕し気流分級して回収気流によって微粉末を回収する微粉末製造工程において用いられる気流式粉砕機の微粉末回収装置であって、微粉末を吸引した回収気流が流れる回収管を気流式粉砕機の排出口の前方下流側に設け、回収気流の流速を速くするための円錐絞り体を排出口付近に設け、外気を気流式粉砕機に押し込むための開口部を円錐状絞り体に設け、押し込まれた外気が回収気流となって開口部から排出口の内周付近を通り前方下流側の回収管に向かって流れるように形成し、外気を気流式粉砕機に押し込んで回収気流を発生させる送風ファンを開口部に接続している。

0009

送風ファンが、外気を円錐状絞り体の開口部から気流式粉砕機に押し込み、押し込まれた外気が回収気流となり、回収気流が開口部から排出口の内周付近を通り前方下流側の回収管に向かって流れる。回収気流が微粉末の濃度が高い排出口の内周付近を通り、高い濃度の微粉末を吸引し、微粉末の回収効率が高まる。
また、円錐状絞り体によって排出口付近の流路面積が絞られ、回収気流の流速が速くなり、微粉末の回収効率が高まる。

0010

請求項2の発明に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置は、原料を微粉砕し気流分級して回収気流によって微粉末を回収する微粉末製造工程において用いられる気流式粉砕機の微粉末回収装置であって、外気を気流式粉砕機に吸い込んで回収気流を発生させる吸引ファンと、微粉末を吸引した回収気流が流れる回収管と、を気流式粉砕機の排出口の前方下流側に設け、回収気流の流速を速くするための円錐状絞り体を排出口付近に設け、外気を気流式粉砕機に吸い込むための開口部を円錐状絞り体に設け、吸い込まれた外気が回収気流となって開口部から排出口の内周付近を通り前方下流側の回収管に向かって流れるように形成している。

0011

吸引ファンが、外気を円錐状絞り体の開口部から気流式粉砕機に吸い込み、吸い込まれた外気が回収気流となり、回収気流が開口部から排出口の内周付近を通り前方下流側の回収管に向かって流れる。回収気流が微粉末の濃度が高い排出口の内周付近を通り、高い濃度の微粉末を吸引し、微粉末の回収効率が高まる。
また、円錐状絞り体によって排出口付近の流路面積が絞られ、回収気流の流速が速くなり、微粉末の回収効率が高まる。

0012

請求項3の発明に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置は、請求項1又は請求項2記載の気流式粉砕機の微粉末回収装置であって、円錐状絞り体又は円錐状絞り体の一部を気流式粉砕機のケーシング又は回収管に固定し、外気を開口部まで流す外気管をケーシング又は回収管に形成している。
円錐状絞り体又は円錐状絞り体の一部を気流式粉砕機のケーシング又は回収管に固定して設置することは容易であり、固定された円錐状絞り体又は円錐状絞り体の一部に開口部まで連通する外気管を形成することも容易である。

0013

請求項4の発明に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置は、請求項1又は請求項2記載の気流式粉砕機の微粉末回収装置であって、円錐状絞り体又は円錐状絞り体の一部を気流式粉砕機の第二回転翼の前端部に取り付け、外気を開口部まで流す外気管を第二回転翼の回転軸に形成している。
外気管を第二回転翼の回転軸に形成して、第二回転翼側から分級領域を通って回収管に向かって流れる回収気流を容易に形成できる。

発明の効果

0014

本発明に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置は、微粉末を効率よく回収できる。

発明を実施するための最良の形態

0015

本発明を実施するための第1の実施形態を図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図であり、図2図1の排出口付近の拡大構成図である。
気流式粉砕機1の微粉末回収装置は、図1に示すように、回収管2、輸送管4、回収ホッパー(図示せず)を備えており、これらが気流式粉砕機1の排出口16から前方下流側に向かって順番に配置されている。

0016

気流式粉砕機1はケーシング10を備え、ケーシング10は投入側ケーシング10Aと、センターケーシング10Bと排出側ケーシング10Cとから構成されている。回転軸18が投入側ケーシング10Aを貫通し、ケーシング10の内部で、回転軸18の前方部分(図1及び図2において左方部分)に、第一回転翼20Aと第二回転翼20Bとが所定距離互いに離隔した状態で取り付けられている。回転軸18はフレーム32に軸受28を介して回転自在に支持されており、モータ30によって回転が与えられる構成となっている。

0017

センターケーシング10Bは円筒形で、第一回転翼20Aと投入側ケーシング10Aとの間に旋回領域R、第一回転翼20Aと第二回転翼20Bとの間に粉砕領域Cが形成されている。
投入側ケーシング10Aには、回転軸18に対して垂直な方向に原料を投入する原料投入口14が設けられており、前方に向けて径が漸増するテーパ壁12Aに原料投入口14が開口している。
排出側ケーシング10Cは、前方に向けて径が漸減するテーパ壁12Cを有しており、前端部に排出口16が開口している。

0018

第一回転翼20Aと第二回転翼20Bは、ボス22A、22Bの周囲に複数個羽根24A、24Bが放射状に設けられており、回転軸18によって回転し、ケーシング10内に旋回する気流を生じさせる構成となっている。なお、第一回転翼20Aの羽根24Aは、原料を旋回領域Rから粉砕領域Cへ導入しやすくするために、旋回のみでなく前方への推力も与える気流を生じさせる形状となっている。

0019

第二回転翼20Bの羽根24Bの先端部には、排出側ケーシング10Cのテーパ壁12Cに対向する傾斜面26が設けられており、排出側ケーシング10Cと第二回転翼20Bとの間及びその前方のテーパ壁12Cに沿って分級領域Sが形成されている。
排出側ケーシング10Cの排出口16には回収管2の後方上流側部分が拡径されて接続されている。

0020

排出口16の半径方向中央部分に円錐状絞り体34が頂部を回収管2の前方下流側に向けて設けられており、支持脚36が円錐状絞り体34を回収管2の拡径部分固定支持している。円錐状絞り体34の後方上流側部分が排出口16から排出側ケーシング10C内まで延出して、第二回転翼20Bのボス22Bに近接し、後方上流側部分を除いて円錐状絞り体34は回収管2内に納まっている。分級領域Sにおいて、円錐状絞り体34の後方上流側部分の外周上には、周方向に連続する開口部40が形成されており、開口部40が前方下流側の回収管2に向かって開口している。支持脚36内を外気管38が貫通しており、外気管38の一端が開口部40と連通し、外気管38の他端がケーシング10外に配置された送風ファン5に接続されており、送風ファン5が外気を開口部40からケーシング10内の分級領域Sに押し込む供給する構成となっている。

0021

次に、作用について説明する。
気流式粉砕機1の原料投入口14に投入された原料は、ケーシング10内に入り、旋回領域Rで旋回する気流によって旋回し、遠心力によって半径方向外側に向かう流れが与えられる。また、送風ファン5が外気を開口部40から分級領域Sに押し込むと、押し込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16を通って回収管2に流れる。回収管2内では円錐状絞り体34が回収気流の流路面積を絞っているので、その絞り効果によって回収管2に流れ込む回収気流の流速が高速となる。回収気流とともにケーシング10内の空気が排出口16に吸引され、排出口16側が減圧され、旋回領域Rと粉砕領域Cとの間に差圧が生じる。

0022

この差圧と第一回転翼20Aで生じる気流の前方への推力によって、原料は第一回転翼20Aの羽根24Aの間を通って粉砕領域Cに入り、気流によって旋回する。原料は粒子径の大きなものほど大きな遠心力が作用して周速の速い半径方向外側に集まり、主として粒子同士の摩砕により、また、粒子同士の衝突による破砕も生じて粉砕される。
粉砕された原料のなかで、粒子径が小さく質量の小さな微粉末は、圧力の低い第二回転翼20Bの回転中心側に集まり、分級領域Sから回収管2に向かって流れる回収気流に吸引され、排出口16から排出される。

0023

回収気流は第二回転翼20Bによって旋回し、回収気流に吸引される微粉末も旋回し、微粉末に遠心力が働く。したがって、排出口16付近では、半径方向外側(すなわち、排出口16の内周付近)に微粉末が集まって濃度が高くなる。
回収気流は、開口部40から流れ出て、排出口16の内周付近を通り、回収管2と円錐状絞り体34との間を通って下流側に流れる。回収管2に流れ込む回収気流は高速であり、排出口16の内周付近を通るので、高濃度の微粉末が排出口16の内周付近から回収気流に吸引され、排出口16から排出される。排出口16の半径方向中心側は円錐状絞り体34によって塞がれており、回収気流は微粉末を排出口16の内周付近から吸引するだけであり、回収気流による微粉末の回収効率がよい。

0024

本発明を実施するための第2の実施形態を図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は本実施形態に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図であり、図4図3の排出口付近の拡大構成図である。なお、第1の実施形態と同様の構成を有するものには同じ符号を付す。
気流式粉砕機1の微粉末回収装置の構成は、第1の実施形態のものと基本的に同じである。ただし、以下の点が異なる。
回転軸18は中空シャフトであり、回転軸18の中空部分が外気管38を形成している。

0025

円錐状絞り体34が円錐状絞り体前部34Aと円錐状絞り体後部34Bに分割されており、円錐状絞り体34の後方上流側部分が円錐状絞り体後部34Bを形成している。支持脚36が円錐状絞り体前部34Aを回収管2の拡径部分に固定支持し、円錐状絞り体後部34Bが第二回転翼20Bのボス22Bの前端に取り付けられており、回転軸18によって円錐状絞り体後部34Bが第二回転翼20Bとともに回転する構成となっている。分級領域Sにおいて、円錐状絞り体後部34Bの外周上には、周方向に連続する開口部40が形成されており、開口部40が回収管2の下流側に向かって開口している。開口部40は円錐状絞り体後部34B内部に形成された通路によって外気管38の一端と連通している。外気管38の他端が、モータ30と隣接して配置された送風ファン5に接続されており、送風ファン5が外気を開口部40からケーシング10内の分級領域Sに押し込む構成となっている。

0026

次に、作用について説明する。
第1の実施形態と同様、送風ファン5が外気を開口部40から分級領域Sに押し込むと、押し込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16を通って回収管2に流れる。回収管2内では円錐状絞り体34が回収気流の流路面積を絞っているので、その絞り効果によって回収管2に流れ込む回収気流の流速が高速となる。回収気流とともにケーシング10内の空気が排出口16に吸引され、排出口16側が減圧され、旋回領域Rと粉砕領域Cとの間に差圧が生じる。

0027

この差圧と第一回転翼20Aで生じる気流の前方への推力によって、気流式粉砕機1に投入された原料は旋回領域Rから粉砕領域Cへ移動し、粉砕領域Cで粉砕される。粉砕された原料のなかで、粒子径が小さく質量の小さな微粉末が第二回転翼20Bの回転中心側に集まり、分級領域Sから回収管2に向かって流れる回収気流に吸引され、排出口16から排出される。

0028

回収気流は第二回転翼20Bによって旋回し、回収気流に吸引される微粉末も旋回し、微粉末に遠心力が働く。したがって、排出口16付近では、半径方向外側(すなわち、排出口16の内周付近)に微粉末が集まって濃度が高くなる。
回収気流は、開口部40から流れ出て、排出口16の内周付近を通り、回収管2と円錐状絞り体34との間を通って下流側に流れる。回収管2に流れ込む回収気流は高速であり、排出口16の内周付近を通るので、高濃度の微粉末が排出口16の内周付近から回収気流に吸引され、排出口16から排出される。排出口16の半径方向中心側は円錐状絞り体前部34Aによって塞がれており、回収気流は微粉末を排出口16の内周付近から吸引するだけであり、回収気流による微粉末の回収効率がよい。

0029

本発明を実施するための第3の実施形態を図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は本実施形態に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図であり、図6図5の排出口付近の拡大構成図である。なお、第1の実施形態と同様の構成を有するものには同じ符号を付す。
気流式粉砕機1と微粉末回収装置の構成は、第1の実施形態のものと基本的に同じである。ただし、以下の点が異なる。

0030

円錐状絞り体34が円錐状絞り体前部34Aと円錐状絞り体後部34Bに分割されており、円錐状絞り体34の後方上流側部分が円錐状絞り体後部34Bを形成している。支持脚36が円錐状絞り体前部34Aを回収管2の拡径部分に固定支持し、円錐状絞り体後部34Bが第二回転翼20Bのボス22Bの前端に取り付けられており、回転軸18によって円錐状絞り体後部34Bが第二回転翼20Bとともに回転する構成となっている。

0031

分級領域Sにおける円錐状絞り体34の外周上であって、円錐状絞り体前部34Aと円錐状絞り体後部34Bとの間に、周方向に連続する開口部40が形成されており、開口部40が回収管2の下流側に向かって開口している。支持脚36内を外気管38が貫通しており、外気管38の一端が円錐状絞り体前部34A側から開口部40と連通し、外気管38の他端がケーシング10外に配置された送風ファン5に接続されており、送風ファン5が外気を開口部40からケーシング10内の分級領域Sに押し込む構成となっている。

0032

次に、作用について説明する。
第1の実施形態と同様、送風ファン5が外気を開口部40から分級領域Sに押し込むと、押し込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16を通って回収管2に流れる。回収管2内では円錐状絞り体34が回収気流の流路面積を絞っているので、その絞り効果によって回収管2に流れ込む回収気流の流速が高速となる。回収気流とともにケーシング10内の空気が排出口16に吸引され、排出口16側が減圧され、旋回領域Rと粉砕領域Cとの間に差圧が生じる。

0033

この差圧と第一回転翼20Aで生じる気流の前方への推力によって、気流式粉砕機1に投入された原料は旋回領域Rから粉砕領域Cへ移動し、粉砕領域Cで粉砕される。粉砕された原料のなかで、粒子径が小さく質量の小さな微粉末が第二回転翼20Bの回転中心側に集まり、分級領域Sから回収管2に向かって流れる回収気流に吸引され、排出口16から排出される。

0034

回収気流は第二回転翼20Bによって旋回し、回収気流に吸引される微粉末も旋回し、微粉末に遠心力が働く。したがって、排出口16付近では、半径方向外側(すなわち、排出口16の内周付近)に微粉末が集まって濃度が高くなる。
回収気流は、開口部40から流れ出て、排出口16の内周付近を通り、回収管2と円錐状絞り体34との間を通って下流側に流れる。回収管2に流れ込む回収気流は高速であり、排出口16の内周付近を通るので、高濃度の微粉末が排出口16の内周付近から回収気流に吸引され、排出口16から排出される。排出口16の半径方向中心側は円錐状絞り体前部34Aによって塞がれており、回収気流は微粉末を排出口16の内周付近から吸引するだけであり、回収気流による微粉末の回収効率がよい。

0035

各実施形態において、外気管38の一端に送風ファン5を接続し、送風ファン5によって外気を開口部40から分級領域Sに押し込む構成としたが、図7の変形例1、図8の変形例2又は図9の変形例3に示す構成としてもよい。
図7の変形例1では、第1の実施形態における外気管38の一端を大気開放し、吸引ファン3を回収管2と輸送管4との間に設けており、吸引ファン3が外気を開口部40から分級領域Sに吸い込む。吸い込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16を通って回収管2に流れる。

0036

図8の変形例2では、第2の実施形態における外気管38の一端を大気開放し、吸引ファン3を回収管2と輸送管4との間に設けており、吸引ファン3が外気を開口部40から分級領域Sに吸い込む。吸い込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16を通って回収管2に流れる。
図9の変形例3では、第3の実施形態における外気管38の一端を大気開放し、吸引ファン3を回収管2と輸送管4との間に設けており、吸引ファン3が外気を開口部40から分級領域Sに吸い込む。吸い込まれた外気が回収気流となって開口部40から排出口16を通って回収管2に流れる。

図面の簡単な説明

0037

第1の実施形態に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図である。
図1の排出口付近の拡大構成図である。
第2の実施形態に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図である。
図3の排出口付近の拡大構成図である。
第3の実施形態に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図である。
図5の排出口付近の拡大構成図である。
変形例1に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図である。
変形例2に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図である。
変形例3に係る気流式粉砕機の微粉末回収装置の構成図である。
従来の気流式粉砕機の構成図である。

符号の説明

0038

1気流式粉砕機
2回収管
3吸引ファン
4輸送管
5送風ファン
10ケーシング
10A投入側ケーシング
10Bセンターケーシング
10C 排出側ケーシング
12A、12Cテーパ壁
14原料投入口
16 排出口
18回転軸
20A 第一回転翼
20B 第二回転翼
22A、22Bボス
24A、24B羽根
26 第二回転翼の傾斜面
28軸受
30モータ
32フレーム
34円錐状絞り体
34A 円錐状絞り体前部
34B 円錐状絞り体後部
36支持脚
38外気管
40 開口部
R旋回領域
C粉砕領域
S 分級領域

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