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技術 冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 鈴木雄介菊池義晃石原鉄也
出願日 2006年3月28日 (14年8ヶ月経過) 出願番号 2006-088406
公開日 2007年10月11日 (13年2ヶ月経過) 公開番号 2007-261400
状態 特許登録済
技術分野 推進装置の冷却,吸排気,燃料タンクの配置 ハイブリッド電気車両 車両の推進装置の配置・取付け 車両の暖房・換気・その他の空気処理 車両の推進装置の配置または取付け 車両の電気的な推進・制動 車両の電気的な推進・制動 車両用空気調和
主要キーワード ブロワーファン 所定程度 空気管路 吸気モード シフトレバ 車室内また 暗騒音 電池負荷
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

バッテリを適切に冷却すると共にバッテリを冷却する際の異音により運転者に違和感を与えるのを抑制する。

解決手段

内気乗員室内の空気)を吸気して直接バッテリに送風する室内吸気モードエアコンにより冷却された空気を吸気してバッテリに送風するA/C吸気モードとを切り替えてバッテリを冷却する冷却システムにおいて、バッテリの冷却を促進すべき要求(A/C吸気モード要求)がなされたとき、室内温度Tinと車速V(走行に基づく騒音)とに基づいて室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1を推定すると共にエアコン吹き出し温度Tacと車速Vとエアコンに要求されている風量としてのA/C風量Qacとに基づいてA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2を推定し(S140〜S170)、両者のうちで冷却能力が大きい方の冷却モードを選択する。

概要

背景

従来、この種の冷却システムとしては、車両に搭載され、車室内車室外から空気を吸気してバッテリ送風する通路エバポレータにより冷却された空気を吸気してバッテリに送風する通路とをダンパにより切り替えてバッテリを冷却するものが提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。この冷却システムでは、バッテリの温度などに基づいてダンパを切り替えることにより、バッテリを適正な温度範囲内に維持することができるとしている。
特開2005−93434号公報
特開2005−254974号公報

概要

バッテリを適切に冷却すると共にバッテリを冷却する際の異音により運転者に違和感を与えるのを抑制する。内気乗員室内の空気)を吸気して直接バッテリに送風する室内吸気モードエアコンにより冷却された空気を吸気してバッテリに送風するA/C吸気モードとを切り替えてバッテリを冷却する冷却システムにおいて、バッテリの冷却を促進すべき要求(A/C吸気モード要求)がなされたとき、室内温度Tinと車速V(走行に基づく騒音)とに基づいて室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1を推定すると共にエアコン吹き出し温度Tacと車速Vとエアコンに要求されている風量としてのA/C風量Qacとに基づいてA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2を推定し(S140〜S170)、両者のうちで冷却能力が大きい方の冷却モードを選択する。

目的

本発明の冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法は、バッテリなどの蓄電装置を適切に冷却すると共に蓄電装置を冷却する際の異音による違和感を運転者や乗員に与えるのを抑制することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムであって、車室内空気調和を行なう空調装置と、車室内また車室外の空気を吸気して直接に前記蓄電装置に送風する第1の送風モードと、車室内の空気調和に必要な風量に対して増量した風量をもって前記空調装置を作動させると共に該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータを検出する温度関係パラメータ検出手段と、車室内における騒音の程度を検出または推定する騒音程度検出推定手段と、前記検出された温度関係パラメータと前記検出または推定された騒音の程度とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する制御手段とを備える冷却システム。

請求項2

請求項1記載の冷却システムであって、前記第1の送風モードは、前記検出または推定された騒音の程度が小さいほど小さくなる傾向の目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記第2の送風モードは、前記検出または推定された騒音の程度が小さいほど小さくなる傾向で且つ前記第1の送風モードよりも小さい目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるとき、前記検出または推定された騒音の程度に基づいて前記複数の送風モードのうち前記蓄電装置の冷却が促進される方の送風モードを選択して該蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する手段である冷却システム。

請求項3

請求項2記載の冷却システムであって、前記第1の送風モードは、前記検出または推定された騒音の程度が所定程度未満のときに前記第2の送風モードよりも前記蓄電装置の冷却を促進できるよう設定されたモードであり、前記制御手段は、前記検出または推定された騒音の程度が前記所定程度未満のときには前記第1の送風モードを選択し、前記検出または推定された騒音の程度が前記所定程度以上のときには前記第2の送風モードを選択する手段である冷却システム。

請求項4

前記第2の送風モードは、前記車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風するモードである請求項1ないし3いずれか記載の冷却システム。

請求項5

請求項4記載の冷却システムであって、前記第2の送風モードは、更に車室内の空気調和に必要な風量が小さいほど小さくなる傾向の目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるとき、更に前記空気調和に必要な風量に基づいて前記複数の送風モードのうち前記蓄電装置の冷却が促進される方の送風モードを選択して前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する手段である冷却システム。

請求項6

前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるとき、更に前記複数の送風モードの各々で吸気する空気の温度に基づいて該複数の送風モードのうち前記蓄電装置の冷却が促進される方の送風モードを選択して前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する手段である請求項1ないし5いずれか記載の冷却システム。

請求項7

前記騒音程度検出推定手段は、車速を検出する車速検出手段を備え、前記検出された車速に基づいて前記騒音の程度を設定する手段である請求項1ないし6いずれか記載の冷却システム。

請求項8

内燃機関を備える自動車に搭載された請求項1ないし7いずれか記載の冷却システムであって、前記騒音程度検出推定手段は、前記内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段を備え、前記検出された内燃機関の回転数に基づいて前記騒音の程度を設定する手段である冷却システム。

請求項9

車室内に音声を調整可能な音量をもって出力する音声出力手段を備える自動車に搭載された請求項1ないし8いずれか記載の冷却システムであって、前記騒音程度検出推定手段は、前記音声出力手段における音量の調整状態に基づいて前記騒音の程度を設定する手段である冷却システム。

請求項10

自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムであって、車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に前記蓄電装置に送風する第1の送風モードと、車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータを検出する温度関係パラメータ検出手段と、前記検出された温度関係パラメータと前記車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する制御手段とを備える冷却システム。

請求項11

請求項10記載の冷却システムであって、前記第2の送風モードは、更に車室内の空気調和に必要な風量が小さいほど小さくなる傾向の目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記第1の送風モードは、前記車室内の空気調和に必要な風量が所定量未満のときに前記第2の送風モードよりも前記蓄電装置の冷却を促進できるよう設定されたモードであり、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるときには、前記車室内の空気調和に必要な風量が前記所定量未満のときには前記第1の送風モードを選択し、前記車室内の空気調和に必要な風量が前記所定量以上のときには前記第2の送風モードを選択する手段である冷却システム。

請求項12

前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にないとき、前記第1の送風モードを選択する手段である請求項1ないし11いずれか記載の冷却システム。

請求項13

前記蓄電装置は、車両が備える走行用電動機と電力やりとり可能な装置である請求項1ないし12いずれか記載の冷却システム。

請求項14

請求項1ないし13いずれか記載の冷却システムを搭載する自動車。

請求項15

車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に自動車に搭載された蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量から増量した風量をもって前記空調装置を作動させると共に該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、を備える冷却システムの制御方法であって、前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内における騒音の程度とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する冷却システムの制御方法。

請求項16

車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に自動車に搭載された蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、を備える冷却システムの制御方法であって、前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する冷却システムの制御方法。

技術分野

0001

本発明は、自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法に関する。

背景技術

0002

従来、この種の冷却システムとしては、車両に搭載され、車室内車室外から空気を吸気してバッテリ送風する通路エバポレータにより冷却された空気を吸気してバッテリに送風する通路とをダンパにより切り替えてバッテリを冷却するものが提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。この冷却システムでは、バッテリの温度などに基づいてダンパを切り替えることにより、バッテリを適正な温度範囲内に維持することができるとしている。
特開2005−93434号公報
特開2005−254974号公報

発明が解決しようとする課題

0003

上述した構成の冷却システムでは、バッテリを冷却する際にバッテリに送風するブロワファン作動音などの異音が生じる。バッテリの冷却は運転者や乗員が知らないうちに行なわれるのが通常であるから、バッテリを冷却する際の異音の発生は運転者や乗員に違和感を与える。

0004

本発明の冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法は、バッテリなどの蓄電装置を適切に冷却すると共に蓄電装置を冷却する際の異音による違和感を運転者や乗員に与えるのを抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明の冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。

0006

本発明の第1の冷却システムは、
自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムであって、
車室内の空気調和を行なう空調装置と、
車室内または車室外の空気を吸気して直接に前記蓄電装置に送風する第1の送風モードと、車室内の空気調和に必要な風量に対して増量した風量をもって前記空調装置を作動させると共に該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、
前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、
前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータを検出する温度関係パラメータ検出手段と、
車室内における騒音の程度を検出または推定する騒音程度検出推定手段と、
前記検出された温度関係パラメータと前記検出または推定された騒音の程度とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する制御手段と
を備えることを要旨とする。

0007

この本発明の第1の冷却システムでは、蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内における騒音の程度とに基づいて、車室内または車室外の空気を吸気して直接に蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量に対して増量した風量をもって空調装置を作動させると共に空調装置により冷却された空気の一部を吸気して蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードのうちのいずれかを選択して蓄電装置が冷却されるよう送風手段と送風モード切替手段とを制御する。車室内の騒音に応じて蓄電装置を冷却する際の異音はマスクされるから、温度関係パラメータと車室内の騒音とに基づいて送風手段と送風モード切替手段とを制御することにより、蓄電装置を適切に冷却すると共に蓄電装置を冷却する際の異音による違和感を運転者や乗員に与えるのを抑制することができる。

0008

こうした本発明の第1の冷却システムにおいて、前記第1の送風モードは、前記検出または推定された騒音の程度が小さいほど小さくなる傾向の目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記第2の送風モードは、前記検出または推定された騒音の程度が小さいほど小さくなる傾向で且つ前記第1の送風モードよりも小さい目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるとき、前記検出または推定された騒音の程度に基づいて前記複数の送風モードのうち前記蓄電装置の冷却が促進される方の送風モードを選択して該蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者や乗員に違和感を与えない範囲内で蓄電装置の冷却をより促進させることができる。この態様の本発明の冷却システムにおいて、前記第1の送風モードは、前記検出または推定された騒音の程度が所定程度未満のときに前記第2の送風モードよりも前記蓄電装置の冷却を促進できるよう設定されたモードであり、前記制御手段は、前記検出または推定された騒音の程度が前記所定程度未満のときには前記第1の送風モードを選択し、前記検出または推定された騒音の程度が前記所定程度以上のときには前記第2の送風モードを選択する手段であるものとすることもできる。

0009

また、本発明の第1の冷却システムにおいて、前記第2の送風モードは、前記車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風するモードであるものとすることもできる。こうすれば、第2の送風モードで蓄電装置に送風する際に車室内の空気調和に与える影響を抑制することができる。この場合、前記第2の送風モードは、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるとき、更に車室内の空気調和に必要な風量が小さいほど小さくなる傾向の目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記制御手段は、更に前記空気調和に必要な風量に基づいて前記複数の送風モードのうち前記蓄電装置の冷却が促進される方の送風モードを選択して前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、空気調和に必要な風量に応じて運転者や乗員に違和感を与えない範囲内で蓄電装置の冷却をより促進させることができる。

0010

さらに、本発明の第1の冷却システムにおいて、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるとき、更に前記複数の送風モードの各々で吸気する空気の温度に基づいて該複数の送風モードのうち前記蓄電装置の冷却が促進される方の送風モードを選択して前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、蓄電装置の冷却を促進できる送風モードをより適切に選択することができる。

0011

また、本発明の第1の冷却システムにおいて、前記騒音程度検出推定手段は、車速を検出する車速検出手段を備え、前記検出された車速に基づいて前記騒音の程度を設定する手段であるものとすることもできる。

0012

また、内燃機関を備える自動車に搭載された本発明の第1の冷却システムにおいて、前記騒音程度検出推定手段は、前記内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段を備え、前記検出された内燃機関の回転数に基づいて前記騒音の程度を設定する手段であるものとすることもできる。

0013

また、車室内に音声を調整可能な音量をもって出力する音声出力手段を備える自動車に搭載された本発明の第1の冷却システムにおいて、前記騒音程度検出推定手段は、前記音声出力手段における音量の調整状態に基づいて前記騒音の程度を設定する手段であるものとすることもできる。

0014

本発明の第2の冷却システムは、
自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムであって、
車室内の空気調和を行なう空調装置と、
車室内または車室外の空気を吸気して直接に前記蓄電装置に送風する第1の送風モードと、車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、
前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、
前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータを検出する温度関係パラメータ検出手段と、
前記検出された温度関係パラメータと前記車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する制御手段と
を備えることを要旨とする。

0015

この本発明の第2の冷却システムでは、蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて、車室内または車室外の空気を吸気して直接に蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量と蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により空調装置を作動させると共に目標風量をもって空調装置により冷却された空気の一部を吸気して蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードのうちのいずれかを選択して蓄電装置が冷却されるよう送風手段と送風モード切替手段とを制御する。これにより、空気調和に必要な風量に応じて運転者や乗員に違和感を与えない範囲内で蓄電装置を冷却することができる。また、車室内の空気調和に必要な風量と蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により空調装置を作動させることにより、第2の送風モードで蓄電装置に送風する際に車室内の空気調和に与える影響を抑制することができる。

0016

こうした本発明の第2の冷却システムにおいて、前記第2の送風モードは、更に車室内の空気調和に必要な風量が小さいほど小さくなる傾向の目標風量をもって前記蓄電装置に送風するモードであり、前記第1の送風モードは、前記車室内の空気調和に必要な風量が所定量未満のときに前記第2の送風モードよりも前記蓄電装置の冷却を促進できるよう設定されたモードであり、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にあるときには、前記車室内の空気調和に必要な風量が前記所定量未満のときには前記第1の送風モードを選択し、前記車室内の空気調和に必要な風量が前記所定量以上のときには前記第2の送風モードを選択する手段であるものとすることもできる。

0017

また、本発明の第1または第2の冷却システムにおいて、前記制御手段は、前記検出された温度関係パラメータが前記蓄電装置の冷却を促進すべき状態にないとき、前記第1の送風モードを選択する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2の送風モードが頻繁に実行されるのを抑制でき、エネルギ効率の向上を図ることができる。

0018

また、本発明の第1または第2の冷却システムにおいて、前記蓄電装置は、車両が備える走行用電動機と電力やりとり可能な装置であるものとすることもできる。

0019

本発明の自動車は、
上述した各態様の本発明の第1または第2の冷却システム、即ち、基本的には、自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムであって、車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に前記蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量に対して増量した風量をもって前記空調装置を作動させると共に該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータを検出する温度関係パラメータ検出手段と、車室内における騒音の程度を検出または推定する騒音程度検出推定手段と、前記検出された温度関係パラメータと前記検出または推定された騒音の程度とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する制御手段とを備える本発明の第1の冷却システム、または、自動車に搭載された蓄電装置を冷却する冷却システムであって、車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に前記蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータを検出する温度関係パラメータ検出手段と、前記検出された温度関係パラメータと前記車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する制御手段とを備える本発明の第2の冷却システムを搭載することを要旨とする。

0020

この本発明の自動車では、上述した各態様のいずれかの本発明の冷却システムを搭載するから、本発明の冷却システムが奏する効果と同様の効果、例えば、蓄電装置を適切に冷却すると共に蓄電装置を冷却する際の異音による違和感を運転者や乗員に与えるのを抑制することができる効果を奏することができる。

0021

本発明の第1の冷却システムの制御方法は、
車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に自動車に搭載された蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量から増量した風量をもって前記空調装置を作動させると共に該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、を備える冷却システムの制御方法であって、
前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内における騒音の程度とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する
ことを要旨とする。

0022

この本発明の第1の冷却システムの制御方法によれば、蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内における騒音の程度とに基づいて、車室内または車室外の空気を吸気して直接に蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量に対して増量した風量をもって空調装置を作動させると共に空調装置により冷却された空気の一部を吸気して蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードのうちのいずれかを選択して蓄電装置が冷却されるよう送風手段と送風モード切替手段とを制御する。車室内の騒音に応じて蓄電装置を冷却する際の異音はマスクされるから、温度関係パラメータと車室内の騒音とに基づいて送風手段と送風モード切替手段とを制御することにより、蓄電装置を適切に冷却すると共に蓄電装置を冷却する際の異音による違和感を運転者や乗員に与えるのを抑制することができる。

0023

本発明の第2の冷却システムの制御方法は、
車室内の空気調和を行なう空調装置と、車室内または車室外の空気を吸気して直接に自動車に搭載された蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量と前記蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により前記空調装置を作動させると共に該目標風量をもって該空調装置により冷却された空気の一部を吸気して前記蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードを有する送風手段と、前記複数の送風モードを切り替える送風モード切替手段と、を備える冷却システムの制御方法であって、
前記蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて前記複数の送風モードのうちのいずれかを選択して前記蓄電装置が冷却されるよう前記送風手段と前記送風モード切替手段とを制御する
ことを要旨とする。

0024

この本発明の第2の冷却システムの制御方法によれば、蓄電装置の温度に関係する温度関係パラメータと車室内の空気調和に必要な風量とに基づいて、車室内または車室外の空気を吸気して直接に蓄電装置に送風する第1の送風モードと車室内の空気調和に必要な風量と蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により空調装置を作動させると共に目標風量をもって空調装置により冷却された空気の一部を吸気して蓄電装置に送風する第2の送風モードとを含む複数の送風モードのうちのいずれかを選択して蓄電装置が冷却されるよう送風手段と送風モード切替手段とを制御する。これにより、空気調和に必要な風量に応じて運転者や乗員に違和感を与えない範囲内で蓄電装置を冷却することができる。また、車室内の空気調和に必要な風量と蓄電装置に送風すべき目標風量との和の風量により空調装置を作動させることにより、第2の送風モードで蓄電装置に送風する際に車室内の空気調和に与える影響を抑制することができる。

発明を実施するための最良の形態

0025

次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。

0026

図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、実施例のバッテリ46の冷却システム60の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共にデファレンシャルギヤ31を介して駆動輪32a,32bに連結された駆動軸34にリングギヤが接続された遊星歯車機構28と、遊星歯車機構28のサンギヤに接続された発電可能なモータMG1と、駆動軸34に動力入出力するモータMG2と、インバータ42,44を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ46と、乗員室90内を空気調和するエアコンディショナ(以下、エアコンという)50と、エアコン50により冷却された空気を用いてバッテリ46を冷却可能な冷却システム60と、乗員室90の運転席前方コンソールパネルに組み込まれチューナ(図示せず)や音声出力するスピーカ89aや音量調整ボタン89bなどを備えるオーディオ機器89と、車両の駆動系をコントロールすると共に実施例の冷却システム60をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。

0027

エンジン22は、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ23からのクランクポジションを入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御点火制御吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。

0028

モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)48により駆動制御されている。モータECU48には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子回転位置を検出する図示しない回転位置検出センサからの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU48からは、インバータ42,44へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU48は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。

0029

エアコン50は、図1および図2に示すように、冷媒圧縮高温高圧ガス状にするコンプレッサ51と、圧縮された冷媒を外気を用いて冷却し高圧の液状にするコンデンサ52と、冷却された冷媒を急激に膨張させ低温低圧の霧状にする膨張弁53と、低温低圧の冷媒と空気とを熱交換させることにより冷媒を蒸発させ低温低圧のガス状にするエバポレータ54と、エバポレータ54との熱交換により冷却された空気を乗員室90に送るエアコン用ブロワーファン55とを備え、エアコン用ブロワーファン55を駆動することにより内気と外気とを切り替える内外気切替用ダンパ56からフィルタ57を介して空気を吸気すると共に吸気した空気をエバポレータ54により冷却して乗員室90に送り出す。

0030

エアコン50は、エアコン用電子制御ユニット(以下、エアコンECUという)59により制御されている。エアコンECU59には、乗員室90内の温度を検出する温度センサ92からの室内温度Tinなどが入力されており、エアコンECU59からは、コンプレッサ51への駆動信号やエアコン用ブロワーファン55への駆動信号,内外気切替用ダンパ56への駆動信号,後述するモード切替用ダンパ68への駆動信号などが出力されている。エアコンECU59は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってエアコン50を制御すると共に必要に応じてエアコン50の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に送信する。

0031

冷却システム60は、乗員室90内の空気を吸気して直接にバッテリ46に送ることによりバッテリ46を冷却し(以下、この冷却モード室内吸気モードという)、又は、エアコン50のエバポレータ54により冷却された空気を吸気してバッテリ46に送ることによりバッテリ46を冷却(以下、この冷却モードをA/C吸気モードという)できるよう構成されている。冷却システム60は、図2に示すように、乗員室90(内気)とバッテリ46とを連通する空気管路62と、空気管路62上に設けられ吸気をバッテリ46に送るバッテリ用ブロワーファン64と、エアコン用ブロワーファン55からエバポレータ54を通過した空気の一部を空気管路62におけるバッテリ用ブロワーファン64の上流側に導く分岐管66と、空気管路62と分岐管66との合流部分に設けられ内気の遮断と分岐管66の遮断とを選択的に行なうモード切替用ダンパ68とを備える。

0032

ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。このハイブリッド用電子制御ユニット70には、バッテリ46の温度を検出する温度センサ47aからの電池温度Tbやバッテリ46の出力端子に取り付けられた電流センサ47bからの充放電電流Ib,エアコン50の吹き出し口付近に設置された温度センサ58からのエアコン吹き出し温度Tac,空気管路62におけるバッテリ46の入口付近に取り付けられた温度センサ69からの吸気温度Tbi,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,音量調整ボタン89bからの操作信号などが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、バッテリ用ブロワーファン64への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU48,エアコンECU59と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU48,エアコンECU59と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。

0033

次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、バッテリ46を冷却する際の動作について説明する。図3は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるバッテリ冷却処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、温度センサ47aにより検出された電池温度Tbが所定温度(例えば50℃)以上のときに所定時間毎(例えば数十msec毎)に繰り返し実行される。

0034

バッテリ冷却処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、温度センサ69からの吸気温度Tbiやバッテリ46の電池負荷Lb,車速センサ88からの車速V,エアコン50による乗員室90内の空気調和に必要な風量としてのA/C風量Qac,温度センサ58からのエアコン吹き出し温度Tac,乗員室90の室内温度Tinなどの制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、バッテリ46の電池負荷Lbは、例えば、バッテリ46の充放電電力(電流センサ47bにより検出された充放電電流Ibの2乗にバッテリ46の内部抵抗を乗じた値)を所定回数に亘って導出すると共にこれらの平均をとることにより求めることができる。また、エアコン50のA/C風量Qacは、乗員室90側に吹き出すべき風量として操作者により設定された設定風量設定温度,温度センサ92からの室内温度Tinなどに基づいて設定されたものをエアコンECU59から通信により入力するものとした。更に、室内温度Tinは、温度センサ92により検出されたものをエアコンECU59から通信により入力するものとした。なお、エアコン吹き出し温度Tacは、温度センサ58により検出するものに代えて、操作者によって操作された設定温度を用いるものとしてもよい。

0035

こうしてデータを入力すると、入力した吸気温度Tbiと電池負荷Lbとに基づいて冷却モード要求を判定する(ステップS110)。この判定は、吸気温度Tbiと電池負荷Lbと冷却モード要求判定マップとに基づいて行なわれる。冷却モード要求判定用マップの一例を図4に示す。吸気温度Tbiと電池負荷Lbはバッテリ46の温度(電池温度Tb)に大きな影響を与えるパラメータとして考えることができるから、吸気温度Tbiや電池負荷Lbが大きいときにはバッテリ46の温度が大きく上昇するためバッテリ46の冷却を促進する必要があると判断してA/C吸気モードを要求し、吸気温度Tbiや電池負荷Lbが小さいときにはバッテリ46の温度はそれ程大きくは上昇しないためバッテリ46の冷却を促進する必要はないと判断して室内吸気モードを要求するのである。

0036

室内吸気モードが要求されると(ステップS120)、入力した車速Vに基づいてバッテリ46に送風すべき目標バッテリ風量Qb*を設定し(ステップS130)、設定した目標バッテリ風量Qb*でバッテリ用ブロワーファン64を駆動制御して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。ここで、室内吸気モード時の目標バッテリ風量Qb*は、実施例では、車速Vと目標バッテリ風量Qb*との関係を予め求めてマップとしてROM74に記憶しておき、車速Vが与えられると記憶しているマップから対応する目標バッテリ風量Qb*を導出して設定するものとした。このマップの一例を図5に示す。車速Vが大きくなると、走行に基づく騒音も大きくなり、運転者や乗員に与える暗騒音も大きくなる。一方、バッテリ用ブロワーファン64の駆動は運転者や乗員が知らないうちに行なわれるのが通常であるから、バッテリ用ブロワーファン64が大きな回転数で駆動すると、その駆動音により運転者や乗員に違和感や不快感を与える場合がある。実施例では、車速Vが大きくなるほど大きくなる暗騒音によりバッテリ用ブロワーファン64の駆動音を大きくマスクすることができることを考えて、車速Vが大きくなるほど大きな目標バッテリ風量Qb*でバッテリ用ブロワーファン64を駆動することを許容することにより、運転者や乗員に違和感や不快感を与えない範囲内でバッテリ用ブロワーファン64を駆動してバッテリ46を冷却するのである。

0037

一方、A/C吸気モードが要求されると(ステップS120)、車速Vに基づいて室内吸気モード時にバッテリ用ブロワーファン64に許容されるバッテリ許容風量Qb1を設定すると共に(ステップS140)、設定したバッテリ許容風量Qb1と入力した室内温度Tinとに基づいて室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1を推定する(ステップS150)。ここで、バッテリ許容風量Qb1は、室内吸気モード時に運転者や乗員に違和感や不快感を与えない範囲内でバッテリ46に送風できる風量として設定されるものであり、前述したステップS130における目標バッテリ風量Qb*と同一のものである。また、室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1は、実施例では、「Tb*」をバッテリ46の所定目標温度(例えば40℃や45℃など)として次式(1)を用いて演算により求めるものとした。勿論、演算によりバッテリ冷却能力W1を求めるのに代えて、室内温度Tinとバッテリ許容風量Qb1とバッテリ冷却能力W1との関係を予め求めてマップとしてROM74に記憶しておき、室内温度Tinとバッテリ許容風量Qb1とに基づいてマップからバッテリ冷却能力W1を導出するものとしてもよい。

0038

W1=(Tb*−Tin)・Qb1 (1)

0039

続いて、入力した車速Vとエアコン50のA/C風量Qacとに基づいてA/C吸気モード時にバッテリ用ブロワーファン64に許容されるバッテリ許容風量Qb2を設定すると共に(ステップS160)、設定したバッテリ許容風量Qb2と入力したエアコン吹き出し温度Tacとに基づいてA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2を推定する(ステップS170)。ここで、バッテリ許容風量Qb2は、A/C吸気モード時に運転者や乗員に違和感や不快感を与えない範囲内でバッテリ46に送風できる風量として設定されるものであり、実施例では、車速VとA/C風量Qacとバッテリ許容風量Qb2との関係を予め求めてマップとしてROM74に記憶しておき、車速VとA/C風量Qacとが与えられると記憶しているマップから対応するバッテリ許容風量Qb2を導出して設定するものとした。このマップの一例を図6に示す。図示するように、A/C吸気モード時のバッテリ許容風量Qb2は、同一の車速Vでも室内吸気モード時のバッテリ許容風量Qb1に比して小さな値として設定される。こうするのは、後述するようにA/C吸気モード時ではバッテリ許容風量Qb2(目標バッテリ風量Qb*)の分だけA/C風量Qacを増量してエアコン50のエアコン用ブロワーファン55を駆動させることから、バッテリ用ブロワーファン64の駆動音に比してエアコン用ブロワーファン55の駆動音の方が大きくなり、運転者や乗員は違和感や不快感を感じやすくなることに基づいている。また、A/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2は、実施例では、次式(2)を用いて演算により求めるものとした。勿論、演算によりバッテリ冷却能力W2を求めるのに代えて、エアコン吹き出し温度Tacとバッテリ許容風量Qb2とバッテリ冷却能力W2との関係を予め求めてマップとしてROM74に記憶しておき、エアコン吹き出し温度Tacとバッテリ許容風量Qb2とに基づいてマップからバッテリ冷却能力W2を導出するものとしてもよい。上述したように、運転者や乗員に違和感や不快感を与えないようにA/C吸気モード時のバッテリ許容風量Qb2を室内吸気モード時のバッテリ許容風量Qb1よりも小さな値として設定することから、車速VやA/C風量Qac,室内温度Tin,エアコン吹き出し温度Tacによっては室内吸気モードの方がA/C吸気モードよりも冷却能力が大きくなる場合がある。

0040

W2=(Tb*−Tac)・Qb2 (2)

0041

こうして室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1とA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2とを推定すると、両者を比較し(ステップS180)、A/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2が室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1を上回っていると判定されると、A/C吸気モードを選択し、ステップS160で設定したバッテリ許容風量Qb2を目標バッテリ風量Qb*に設定すると共に(ステップS190)、設定した目標バッテリ風量Qb*の分だけA/C風量Qacを増量するようエアコンECU59に指示し(ステップS200)、設定した目標バッテリ風量Qb*でバッテリ用ブロワーファン64を駆動制御して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。なお、A/C風量Qacの増量指示を受信したエアコンECU59は、目標バッテリ風量Qb*だけ増量したA/C風量Qacでエアコン用ブロワーファン55を駆動制御する。これにより、目標バッテリ風量Qb*でバッテリ用ブロワーファン64を駆動しても、乗員室90内には本来のA/C風量Qacでエバポレータ54で冷却された空気を吹き出すことができるから、乗員室90内の空気調和に何らの影響を与えることがない。

0042

一方、A/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2が室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1以下と判定されると、室内吸気モードを選択し、車速Vに基づいて前述した図5のマップを用いて目標バッテリ風量Qb*(バッテリ許容風量Qb1)を設定し(ステップS130)、設定した目標バッテリ風量Qb*でバッテリ用ブロワーファン64を駆動制御して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。前述したように、車速Vが同一であってもA/C吸気モード時における目標バッテリ風量Qb*は室内吸気モード時における目標バッテリ風量Qb*よりも小さくなるため、車速VによってはA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2が室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1以下となる場合も生じる。この場合、A/C吸気モードの要求に拘わらず室内吸気モードを実行することにより、バッテリ46の冷却を促進することができると共にA/C吸気モードを実行することによるエネルギ消費を抑制することができる。

0043

以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、吸気温度Tbiや電池負荷Lbに基づいてA/C吸気モードが要求されたときには、室内温度Tinと車速V(走行に基づく騒音)から許容されるバッテリ許容風量Qb1とに基づいて室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1を推定すると共にエアコン吹き出し温度Tacと車速VおよびA/C風量Qacから許容されるバッテリ許容風量Qb2とに基づいてA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2を推定し、両者のうち冷却能力が大きい方のモードを選択してバッテリ46に送風するから、バッテリ46の冷却をより促進することができる。この結果、バッテリ46の冷却をより適切に行なうと共にバッテリ46の冷却に伴って生じうる異音により運転者や乗員に違和感や不快感を与えるのを抑制することができる。また、A/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2が室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1以下のときには室内吸気モードを実行することにより、エネルギ消費を抑制することができる。

0044

実施例のハイブリッド自動車20では、A/C吸気モードが要求されたとき、室内温度Tinと車速V(走行に基づく騒音)から許容されるバッテリ許容風量Qb1とに基づいて室内吸気モード時のバッテリ冷却能力W1を推定すると共にエアコン吹き出し温度Tacと車速Vから許容されるバッテリ許容風量Qb2とに基づいてA/C吸気モード時のバッテリ冷却能力W2を推定し両者のうち冷却能力が大きい方の冷却モードを選択するものとしたが、バッテリ冷却能力W1,W2を推定することなく単に室内温度Tinと車速Vとエアコン吹き出し温度TacとA/C風量Qacとに基づいて冷却モードを選択するものとしてもよいし、A/C風量Qacを考慮せずに室内温度Tinと車速Vとエアコン吹き出し温度Tacとに基づいて冷却モードを選択するものとしてもよい。

0045

実施例のハイブリッド自動車20では、室内温度Tinと車速Vとエアコン吹き出し温度TacとA/C風量Qacとに基づいて冷却モードを選択するものとしたが、車速Vだけに基づいて冷却モードを選択するものとしてもよい。この場合の変形例のバッテリ冷却処理ルーチンの一例を図7に示す。なお、図7のルーチンの各処理のうち図3のルーチンと同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。図7のバッテリ冷却処理ルーチンでは、ステップS120でA/C吸気モードが要求されると、車速Vと所定車速Vrefとを比較し(ステップS300)、車速Vが所定車速Vref以下のときには室内吸気モードの方がA/C吸気モードよりもバッテリ46の冷却を促進できると判断し室内吸気モードを実行、即ち車速Vに基づいて図5に例示するマップを用いて目標バッテリ風量Qb*を設定し(ステップS130)、車速Vが所定車速Vrefよりも大きいときにはA/C吸気モードの方が室内吸気モードよりもバッテリ46の冷却を促進できると判断しA/C吸気モードを実行、即ち車速VとA/C風量Qacとに基づいて図6に例示するマップを用いて目標バッテリ風量Qb*を設定すると共に(ステップS310)、設定した目標バッテリ風量Qb*の分だけA/C風量Qacが増量するようエアコンECU59に指示し(ステップS320)、設定した目標バッテリ風量Qb*でバッテリ用ブロワーファン64を駆動制御して(ステップS330)、本ルーチンを終了する。車速Vと室内吸気モード時およびA/C吸気モード時のバッテリ46の冷却能力との関係の一例を図8に示す。室内吸気モードとA/C吸気モードは、図示するように、バッテリ用ブロワーファン64やエアコン用ブロワーファン55の駆動音により運転者や乗員に違和感や不快感を与えないように、車速Vが所定車速Vref以下のときには室内吸気モードの冷却能力がA/C吸気モードの冷却能力以上となり、車速Vが所定車速Vrefよりも大きいときにはA/C吸気モードの冷却能力が室内吸気モードの冷却能力よりも大きくなるよう調整されている。

0046

実施例のハイブリッド自動車20では、室内温度Tinと車速Vとエアコン吹き出し温度TacとA/C風量Qacとに基づいて冷却モードを選択するものとしたが、A/C風量Qacだけに基づいて冷却モードを選択するものとしてもよい。この場合の変形例のバッテリ冷却処理ルーチンの一例を図9に示す。なお、図9のルーチンの各処理のうち図7のルーチンと同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。図9のバッテリ冷却処理ルーチンでは、ステップS120でA/C吸気モードが要求されると、A/C風量Qacを調べ(ステップS300b)、A/C風量Qacが「Lo」のときには室内吸気モードの方がA/C吸気モードよりもバッテリ46の冷却を促進できると判断して室内吸気モードを実行し(ステップS130,S330)、A/C風量Qacが「Hi」か「Mid」のいずれかのときにはA/C吸気モードの方が室内吸気モードよりもバッテリ46の冷却を促進できると判断してA/C吸気モードを実行して(ステップS310〜S330)、本ルーチンを終了する。A/C風量Qacと室内吸気モード時およびA/C吸気モード時のバッテリ46の冷却能力との関係の一例を図10に示す。室内吸気モードとA/C吸気モードは、図示するように、バッテリ用ブロワーファン64やエアコン用ブロワーファン55の駆動音により運転者や乗員に違和感や不快感を与えないように、A/C風量Qacが「Lo」のときには室内吸気モードの冷却能力がA/C吸気モードの冷却能力よりも大きくなり、A/C風量Qacが「Mid」か「Hi」のときにはA/C吸気モードの冷却能力が室内吸気モードの冷却能力よりも大きくなるよう調整されている。

0047

実施例のハイブリッド自動車20では、室内温度Tinと車速Vとエアコン吹き出し温度TacとA/C風量Qacとに基づいて冷却モードを選択するものとしたが、車速VとA/C風量Qacとに基づいて冷却モードを選択するものとしてもよい。この場合の変形例のバッテリ冷却処理ルーチンの一例を図11に示す。なお、図11のルーチンの各処理のうち図7のルーチンと同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。図11のバッテリ冷却処理ルーチンでは、ステップS120でA/C吸気モードが要求されると、車速VとA/C風量Qacとに基づいて室内吸気モードとA/C吸気モードとを選択するための閾値Vrefを設定し(ステップS400)、車速Vが設定した閾値Vref以下と判定されたときには室内吸気モードの方がA/C吸気モードよりもバッテリ46の冷却を促進できると判断して室内吸気モードを実行し(ステップS130,S330)、車速Vが設定した閾値Vrefよりも大きいと判定されたときにはA/C吸気モードの方が室内吸気モードよりもバッテリ46の冷却を促進できると判断してA/C吸気モードを実行して(ステップS310〜S330)、本ルーチンを終了する。車速VとA/C風量Qacとに基づいて閾値Vrefを設定する様子を図12に示す。図示するように、閾値Vrefは、A/C風量Qacが「Hi」のときには値V1が設定され、A/C風量Qacが「Mid」のときには値V2が設定され、A/C風量Qacが「Lo」のときには値V3が設定される。

0048

実施例のハイブリッド自動車20では、車速Vを車室内における騒音(暗騒音)に置き換えたものや騒音を推定するための検出値として考えるものとしたが、車室内における騒音(暗騒音)を置き換えることができる他のパラメータを用いるものとしてもよい。例えば、クランクポジションセンサ23により検出されたクランクポジションから演算されたエンジン22の回転数Neやオーディオ機器89の音調調整ボタン89bにより調整された調整音量を車室内における騒音(暗騒音)として考えてこれを用いるものとしてもよいし、乗員室90内にマイクを設置すると共に設置したマイクで実際に検出した騒音レベルを用いるものとしてもよい。

0049

実施例のハイブリッド自動車20では、吸気温度Tbiと電池負荷Lbに基づいて冷却モード要求を判定するものとしたが、吸気温度Tbiのみに基づいて冷却モード要求を判定するものとしてもよいし、電池負荷Lbのみに基づいて冷却モード要求を判定するものとしてもよいし、電池温度Tbやその上昇率などの他のパラメータを用いて冷却モード要求を判定するものとしてもよい。

0050

実施例のハイブリッド自動車20では、冷却システム60の冷却モードMcとして、内気(乗員室90内の空気)を吸気して直接にバッテリ46に送風する室内吸気モードとエアコン50(エバポレータ54)により冷却された空気を吸気してバッテリ46に送風するA/C吸気モードとを備えるものとしたが、室内吸気モードに代えて又は室内吸気モードに加えて外気を吸気してバッテリに送風する外気吸気モードを備えるものとしてもよい。

0051

実施例では、本発明の冷却システム60をエンジン22と遊星歯車機構28とモータMG1,MG2とを備えるハイブリッド自動車20におけるモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ46の冷却に適用するものとしたが、これ以外のハイブリッド自動車における走行用のモータと電力をやりとりするバッテリなどの蓄電装置の冷却に適用するものとしてもよいし、走行用の動力源としてモータのみを備える自動車におけるモータと電力をやりとりするバッテリなどの蓄電装置の冷却に適用するものとしてもよい。また、エンジンの自動停止自動始動とが可能な自動車における自動始動の際に用いる蓄電装置の冷却に適用するものとしてもよい。

0052

以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。

0053

本発明は、冷却システムの製造産業や自動車の製造産業に利用可能である。

図面の簡単な説明

0054

実施例のハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。
実施例のバッテリ46の冷却システム60の構成の概略を示す構成図である。
実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるバッテリ冷却処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
冷却モード要求判定用マップの一例を示す説明図である。
車速Vと車室内吸気モード時の目標バッテリ風量Qb*との関係の一例を示すマップである。
車速VとA/C吸気モード時の目標バッテリ風量Qb*との関係の一例を示すマップである。
変形例のバッテリ冷却処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
車速Vと室内吸気モード時およびA/C吸気モード時のバッテリ46の冷却能力との関係の一例を示す説明図である。
変形例のバッテリ冷却処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
A/C風量Qacと室内吸気モード時およびA/C吸気モード時のバッテリ46の冷却能力との関係の一例を示す説明図である。
変形例のバッテリ冷却処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
車速VとA/C風量Qacとに基づいて閾値Vrefを設定する様子を示す説明図である。

符号の説明

0055

20ハイブリッド自動車、22エンジン、23クランクポジションセンサ、24エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26クランクシャフト、28遊星歯車機構、31デファレンシャルギヤ、32a,32b駆動輪、34駆動軸、42,44インバータ、46バッテリ、47a温度センサ、47b電流センサ、48モータ用電子制御ユニット(モータECU)、50エアコンディショナ(エアコン)、51コンプレッサ、52コンデンサ、53膨張弁、54エバポレータ、55 エアコン用ブロワーファン、56内外気切替用ダンパ、57フィルタ、58 温度センサ、59エアコン用電子制御ユニット(エアコンECU)、60 冷却システム、62空気管路、64 バッテリ用ブロワーファン、66分岐管、68モード切替用ダンパ、69 温度センサ、70ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80イグニッションスイッチ、81シフトレバー、82シフトポジションセンサ、83アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88車速センサ、89オーディオ機器、89aスピーカ、89b音量調整ボタン、90乗員室、92 温度センサ、MG1,MG2 モータ。

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