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技術 両面記録装置、両面記録方法および両面液体噴射装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 中村和久小室新太郎
出願日 2006年3月23日 (13年7ヶ月経過) 出願番号 2006-080871
公開日 2007年10月4日 (12年0ヶ月経過) 公開番号 2007-253467
状態 未査定
技術分野 単票の取扱い インクジェット(インク供給、その他) ベルト,ローラによる搬送 循環式搬送
主要キーワード 接続ギア 可動フラップ 出力ピニオン 共通搬送経路 駆動伝達ベルト ストレート搬送経路 送り駆動ローラ 浮遊インク
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (16)

課題

複数の被記録媒体に連続して両面記録を行う場合に、スループットを向上するとともに、記録後に乾燥中の被記録媒体が次の被記録媒体への記録時に発生する浮遊インク粒によって汚れることを防止できる両面記録装置を提供すること。

解決手段

記録部3の直前に設けられる共通搬送経路34と、記録部3から隔離された位置に設けられる媒体反転経路33とを有する両面記録搬送経路と、共通搬送経路34へ被記録媒体Pを供給する媒体給送部2とを備える記録装置において、直前に給送された被記録媒体のおもて面に記録後に、該被記録媒体が媒体反転経路33内で待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、その後、次の被記録媒体が媒体反転経路33内で待機している間に、直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行う。

概要

背景

特許文献1には、紙送りローラから用紙反転部を経て再び紙送りローラに戻る第1の通紙経路と、紙送りローラの上流側に略直線状に延びた第2の通紙経路とを設け、第1の通紙経路と第2の通紙経路の一部を共有通紙経路で構成し、共有通紙経路に通紙経路切り替え用可動フラップを配置することにより、剛性の高い被記録媒体が挿入され可動フラップを押圧したときには可動フラップが退避する構成が開示されている。

また特許文献2には、媒体シートの片面への印刷を行う経路と、2つの駆動ローラの周囲を通過させることにより媒体シートを反転させて媒体シートの両面への印刷を行う経路とが開示されている。更に特許文献3にもほぼ同様な構造が記載されている。

特開2004−315195号公報
アメリカ特許第6167231号
特開2002−127541号公報

概要

複数の被記録媒体に連続して両面記録を行う場合に、スループットを向上するとともに、記録後に乾燥中の被記録媒体が次の被記録媒体への記録時に発生する浮遊インク粒によって汚れることを防止できる両面記録装置を提供すること。記録部3の直前に設けられる共通搬送経路34と、記録部3から隔離された位置に設けられる媒体反転経路33とを有する両面記録搬送経路と、共通搬送経路34へ被記録媒体Pを供給する媒体給送部2とを備える記録装置において、直前に給送された被記録媒体のおもて面に記録後に、該被記録媒体が媒体反転経路33内で待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、その後、次の被記録媒体が媒体反転経路33内で待機している間に、直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行う。

目的

本発明の目的は、複数の被記録媒体に連続的に両面記録を行う場合に、スループットを向上するとともに、記録後に乾燥中の被記録媒体が次の被記録媒体への記録時に発生する浮遊インク粒によって汚れることを防止できる両面記録装置および両面記録方法並びに両面液体噴射装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

記録部の直前に設けられる共通搬送経路と、記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面記録搬送経路と、前記共通搬送経路へ被記録媒体を供給する媒体給送部と、被記録媒体の送り記録実行を制御する制御部と、を備える両面記録装置であって、前記制御部は、直前に給送された被記録媒体のおもて面に記録後に、該被記録媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、その後、前記次の被記録媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に、前記直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うように構成されていることを特徴とする両面記録装置。

請求項2

記録部の直前に設けられる共通搬送経路と、記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面記録搬送経路と、前記共通搬送経路へ被記録媒体を供給する媒体給送部と、被記録媒体の送りと記録実行を制御する制御部と、を備える両面記録装置であって、前記制御部は、第1被記録媒体を媒体給送部から共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する第1被記録媒体の給送工程と、第1被記録媒体のおもて面に記録を行う第1被記録媒体へのおもて面記録工程と、前記おもて面記録工程でおもて面に記録された第1被記録媒体を前記記録部とは反対方向へ搬送し、前記媒体反転経路内へ搬送する第1被記録媒体の反転工程と、前記反転工程において第1被記録媒体が前記媒体反転経路内へ搬送された後、第2被記録媒体を前記媒体給送部から前記共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する第2被記録媒体の給送工程と、前記第1被記録媒体を前記媒体反転経路内に待機させる第1被記録媒体の待機工程と、前記待機工程中に第2被記録媒体のおもて面に記録を行う第2被記録媒体へのおもて面記録工程と、前記第1被記録媒体を前記媒体反転経路内で反転させてから前記共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する前記第1被記録媒体の反転経路脱出工程と、前記反転経路脱出工程中に、前記おもて面に記録された第2被記録媒体を前記記録部とは反対方向へ搬送し、前記媒体反転経路内へ搬送する第2被記録媒体の反転工程と、前記第2被記録媒体を前記媒体反転経路内に待機させる第2被記録媒体の待機工程と、前記第2被記録媒体の待機工程中に、第1被記録媒体を前記記録部に搬送してその裏面に記録を行う第1被記録媒体の裏面記録工程と、前記第2被記録媒体の待機工程中に、第1被記録媒体を排出する第1被記録媒体の排出工程と、前記第2被記録媒体の待機工程中に、第3被記録媒体を前記媒体給送部から前記共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する第3被記録媒体の給送工程と、以後、前記おもて面記録工程と、前記反転経路脱出工程と、前記反転工程と、前記待機工程と、前記裏面記録工程と、前記排出工程と、前記給送工程とを上記同様に繰り返す繰り返し工程と、前記繰り返し工程の後、最後の給送工程で給送された被記録媒体に関して、おもて面記録後、前記媒体反転経路を経て、裏面に記録し、その後排出する工程と、を実行するように構成されていることを特徴とする両面記録装置。

請求項3

記録部の直前に設けられる共通搬送経路と、記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面記録搬送経路と、前記共通搬送経路へ被記録媒体を供給する媒体給送部とを備える記録装置において被記録媒体の両面に記録を行う方法であって、直前に給送された被記録媒体のおもて面に記録後に、該被記録媒体が媒体反転経路内で待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、その後、前記次の被記録媒体が媒体反転経路内で待機している間に、前記直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うことを特徴とする両面記録方法

請求項4

液体噴射部の直前に設けられる共通搬送経路と、液体噴射部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面液体噴射搬送経路と、前記共通搬送経路へ被噴射媒体を供給する媒体給送部と、被噴射媒体の送りと液体噴射実行を制御する制御部と、を備える両面液体噴射装置であって、前記制御部は、直前に給送された被噴射媒体のおもて面に液体噴射後に、該被噴射媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に次の被噴射媒体のおもて面に液体噴射を行い、その後、前記次の被噴射媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に、前記直前に給送された被噴射媒体の裏面に液体噴射を行うように構成されていることを特徴とする両面液体噴射装置。

技術分野

0001

本発明は、両面記録装置および両面記録方法に関する。更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出して被噴射媒体噴射を実行するインクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関するものである。

0002

ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド有機ELディスプレー面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。

背景技術

0003

特許文献1には、紙送りローラから用紙反転部を経て再び紙送りローラに戻る第1の通紙経路と、紙送りローラの上流側に略直線状に延びた第2の通紙経路とを設け、第1の通紙経路と第2の通紙経路の一部を共有通紙経路で構成し、共有通紙経路に通紙経路切り替え用可動フラップを配置することにより、剛性の高い被記録媒体が挿入され可動フラップを押圧したときには可動フラップが退避する構成が開示されている。

0004

また特許文献2には、媒体シートの片面への印刷を行う経路と、2つの駆動ローラの周囲を通過させることにより媒体シートを反転させて媒体シートの両面への印刷を行う経路とが開示されている。更に特許文献3にもほぼ同様な構造が記載されている。

0005

特開2004−315195号公報
アメリカ特許第6167231号
特開2002−127541号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記特許文献1乃至3はいずれも、おもて面の記録後に被記録媒体を反転させて裏面の記録を行うものである。このような両面印刷装置では、1枚目の被記録媒体のおもて面に印刷後に一定時間の乾燥を行い、その後1枚目の裏面に印刷を行う。そしてこの手順を2枚目以降の被記録媒体に関しても同様に行なっている。

0007

しかし、このように一枚一枚表裏の印刷を完結させていく方法では、乾燥時間が無駄であり、多くの被記録媒体に次々に連続的に印刷する場合には、スループットが大きく低下する。また近年のインクジェットプリンタで使用されるインクは非常に細かいインク粒として被記録媒体の記録面に吐出されるので、記録時に被記録媒体に付着することなく空中を浮遊するインク粒も存在する。仮に上記の理由からスループットを向上するために、おもて面への記録後の乾燥時間中に次の被記録媒体を給送して記録を開始すれば、次の被記録媒体の記録の際に浮遊するインク粒が乾燥中の被記録媒体の記録面に付着して記録面を汚しかねない。

0008

本発明の目的は、複数の被記録媒体に連続的に両面記録を行う場合に、スループットを向上するとともに、記録後に乾燥中の被記録媒体が次の被記録媒体への記録時に発生する浮遊インク粒によって汚れることを防止できる両面記録装置および両面記録方法並びに両面液体噴射装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係る両面記録装置は、記録部の直前に設けられる共通搬送経路と、記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面記録搬送経路と、前記共通搬送経路へ被記録媒体を供給する媒体給送部と、被記録媒体の送り記録実行を制御する制御部とを備える両面記録装置であって、前記制御部は、直前に給送された被記録媒体のおもて面に記録後に、該被記録媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、その後、前記次の被記録媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に、前記直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うように構成されていることを特徴とするものである。

0010

本発明の第1の態様によれば、直前に給送された被記録媒体が記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路内で待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、次の被記録媒体が媒体反転経路内で待機している間に、直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うから、記録の際に飛散するインクミストが既に記録済みの面に付着することがない。従って、インク汚れのない記録が可能となる。また、直前に給送された被記録媒体が媒体反転経路を完全に出る前に給送されて記録がなされるから、一枚ずつ両面に記録をする場合に比べてスループットが高くなる。

0011

また、本発明の第2の態様に係る両面記録装置は、記録部の直前に設けられる共通搬送経路と、記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面記録搬送経路と、前記共通搬送経路へ被記録媒体を供給する媒体給送部と、被記録媒体の送りと記録実行を制御する制御部とを備える両面記録装置であって、前記制御部は、第1被記録媒体を媒体給送部から共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する第1被記録媒体の給送工程と、第1被記録媒体のおもて面に記録を行う第1被記録媒体へのおもて面記録工程と、前記おもて面記録工程でおもて面に記録された第1被記録媒体を前記記録部とは反対方向へ搬送し、前記媒体反転経路内へ搬送する第1被記録媒体の反転工程と、前記反転工程において第1被記録媒体が前記媒体反転経路内へ搬送された後、第2被記録媒体を前記媒体給送部から前記共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する第2被記録媒体の給送工程と、前記第1被記録媒体を前記媒体反転経路内に待機させる第1被記録媒体の待機工程と、前記待機工程中に第2被記録媒体のおもて面に記録を行う第2被記録媒体へのおもて面記録工程と、前記第1被記録媒体を前記媒体反転経路内で反転させてから前記共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する前記第1被記録媒体の反転経路脱出工程と、前記反転経路脱出工程中に、前記おもて面に記録された第2被記録媒体を前記記録部とは反対方向へ搬送し、前記媒体反転経路内へ搬送する第2被記録媒体の反転工程と、前記第2被記録媒体を前記媒体反転経路内に待機させる第2被記録媒体の待機工程と、前記第2被記録媒体の待機工程中に、第1被記録媒体を前記記録部に搬送してその裏面に記録を行う第1被記録媒体の裏面記録工程と、前記第2被記録媒体の待機工程中に、第1被記録媒体を排出する第1被記録媒体の排出工程と、前記第2被記録媒体の待機工程中に、第3被記録媒体を前記媒体給送部から前記共通搬送経路に前記記録部の方向へ搬送する第3被記録媒体の給送工程と、以後、前記おもて面記録工程と、前記反転経路脱出工程と、前記反転工程と、前記待機工程と、前記裏面記録工程と、前記排出工程と、前記給送工程とを上記同様に繰り返す繰り返し工程と、前記繰り返し工程の後、最後の給送工程で給送された被記録媒体に関して、おもて面記録後、前記媒体反転経路を経て、裏面に記録し、その後排出する工程と、を実行するように構成されていることを特徴とするものである。

0012

本態様によれば、制御部が各工程を実行することにより、直前に給送された被記録媒体が記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路内で待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、次の被記録媒体が媒体反転経路内で待機している間に、直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うから、記録の際に飛散するインクミストが既に記録済みの面に付着することがない。また、直前に給送された被記録媒体が媒体反転経路を完全に出る前に給送されて記録がなされるから、一枚ずつ両面に記録をする場合に比べてスループットが高くなる。

0013

本発明の第3の態様に係る両面記録方法は、記録部の直前に設けられる共通搬送経路と、記録部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面記録搬送経路と、前記共通搬送経路へ被記録媒体を供給する媒体給送部とを備える記録装置において被記録媒体の両面に記録を行う方法であって、直前に給送された被記録媒体のおもて面に記録後に、該被記録媒体が媒体反転経路内で待機している間に次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、その後、前記次の被記録媒体が媒体反転経路内で待機している間に、前記直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うことを特徴とするものである。

0014

本発明の第3の態様によれば、上記第1の態様と同様の作用効果が得られ、インクミストによる汚れのない記録が可能となり、またスループットが向上する。

0015

また、本発明の第4の態様に係る両面液体噴射装置は、液体噴射部の直前に設けられる共通搬送経路と、液体噴射部から隔離された位置に設けられる媒体反転経路とを有する両面液体噴射搬送経路と、前記共通搬送経路へ被噴射媒体を供給する媒体給送部と、被噴射媒体の送りと液体噴射実行を制御する制御部と、を備える両面液体噴射装置であって、前記制御部は、直前に給送された被噴射媒体のおもて面に液体噴射後に、該被噴射媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に次の被噴射媒体のおもて面に液体噴射を行い、その後、前記次の被噴射媒体が媒体反転経路内に戻されて待機している間に、前記直前に給送された被噴射媒体の裏面に液体噴射を行うように構成されていることを特徴とするものである。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る両面記録方法を実現可能な両面記録装置の内部の全体斜視図であり、図2は両面記録装置の駆動輪列部の斜視図であり、図3反転ユニットの斜視図であり、図4は2つの搬送経路を示す経路断面図であり、図5は反転ユニット不使用時で送り駆動ローラ正転時の駆動輪列部の状態を示す斜視図であり、図6は反転ユニット使用時で送り駆動ローラ逆転時の駆動輪列部の状態を示す斜視図であり、図7は反転ユニット使用時で送り駆動ローラ正転時の駆動輪列部の状態を示す斜視図であり、図8媒体トレイの挿入開始時の回動レバー動作状態を示す側面図であり、図9は媒体トレイの挿入途中の回動レバーの動作状態を示す側面図であり、図10は媒体トレイの挿入終了時の回動レバーの動作状態を示す側面図であり、図11は媒体トレイの挿入開始時の回動レバーの動作状態を示す斜視図であり、図12は被記録媒体と回動レバーとの位置関係を示す斜視図である。図13は本発明の両面記録方法の各工程を示す説明図であり、図14は本発明の両面記録方法と従来の方法を比較する図であり、図15は本発明の両面記録方法を実現可能な他の両面記録装置を示す側断面図である。

0017

図1において、符号1は両面記録装置の一例であるインクジェットプリンタの内部の主要部を示し、この主要部1には、媒体給送部2と、記録部3と、媒体受け部5であり且つ剛性の被記録媒体であるCDRに記録する場合にCDRを搬送するためのCDR給送部5と、反転ユニット6とが設けられている。

0018

媒体給送部2には用紙等の非剛性の複数枚の被記録媒体Pを積載しておくためのスタッカ7が設けられ、積載された最上部の被記録媒体Pから順次一枚ずつ記録部3へ給送されるようになっている。なお、スタッカ7から誤って複数枚の被記録媒体Pが給送されようとした場合に、最上部の被記録媒体Pだけを分離して残りの被記録媒体Pはスタッカ7側へ戻すために媒体戻しレバー(図示せず)が設けられている。

0019

記録部3には媒体送りローラ9(図4参照)、キャリッジ(図示せず)及び排出ローラ(図示せず)が設けられている。媒体送りローラ9は送り駆動ローラ15と送り従動ローラ17とから構成されており、送り駆動ローラ15は正逆両方向に回転可能であり、後述する記録ヘッドへの精密な媒体の送り動作を行うことができる。送り従動ローラ17は、従動ローラホルダ18によって保持され、図示しないバネの作用によって従動ローラホルダ18の先端側が送り駆動ローラ15側へ付勢されることで、送り従動ローラ17は、常時一定の付勢圧で送り駆動ローラ15に付勢されている。キャリッジには記録ヘッド(図示せず)が搭載されており、キャリッジが給送方向と直交する方向(主走査方向)へ往復運動することにより、記録ヘッドは主走査方向で記録のための走査が可能である。

0020

媒体受け部兼CDR給送部5は、記録済みの媒体を排出スタック8で受ける他に、CDRに記録する際に、媒体トレイ19(図11)にCDRを載置した状態で記録部3に給送するために設けられるものであり、上記媒体給送部2経由とは別の媒体給送系を構成している。

0021

次に、反転ユニット6の構成について説明する。図4に示す如く、反転ユニット6は、媒体給送部2から給送された被記録媒体Pが矢印Aで示す方向に進行し、記録部3で被記録媒体Pのおもて面に記録がされた後、矢印Bの方向に戻され、その後矢印Cおよび矢印Dの経路を経ることで被記録媒体Pの表裏を反転させるための構造である。

0022

このような被記録媒体Pの反転機能を有する反転ユニット6は、その下端付近に設けられる第1媒体送りローラ21と、最上位置に設けられる第2媒体送りローラ23とを備えている。第1媒体送りローラ21は第1媒体送り駆動ローラ25と第1媒体送り従動ローラ27から構成され、第2媒体送りローラ23は第2媒体送り駆動ローラ29と第2媒体送り従動ローラ31から構成されている。そして、第1媒体送りローラ21と第2媒体送りローラ23の外周部に沿って一連の媒体反転経路33が形成されている。

0023

また、反転ユニット6の入口部分、すなわち第1媒体送りローラ21の直下には、回動軸37(図5等参照)を中心として回動可能なゲート部材35が設けられている。ゲート部材35の下方には幅方向に沿って複数のフラップ39が形成されている。また、ゲート部材35の一端側には、延長部36(図5等参照)が延び、その上端には当接受け部38が形成されている。更に、回動軸37に対してゲート部材35の延長部36とは反対側に案内突起40(図5等参照)が形成されている。

0024

フラップ39が下側に下りているとき、図4の矢印Bの方向に戻った被記録媒体Pは媒体反転経路33に入ることができ、これにより被記録媒体Pの反転が可能となる。このように途中で媒体反転経路33を利用して、図4の矢印A、B、C、DおよびAの順で被記録媒体Pの両面に記録を行う搬送経路を両面記録搬送経路とする。

0025

また、両面記録搬送経路のうち、媒体反転経路33を除く、矢印A、Bで被記録媒体Pが搬送される記録部3の直前の経路を共通搬送経路34とする。更に媒体トレイ19を使用してCDRに記録を行う場合には、フラップ39は上方へ上がった状態となり、このとき媒体トレイ19は、図4の矢印B、Eの経路に沿って後方直進され、その後FおよびAの経路で前方に真っ直ぐ進行しながらCDRの被記録面への記録が行われる。このようにCDRへの記録を行う際の経路をストレート搬送経路とする。

0026

ここで、各駆動ローラ駆動伝達系について説明する。図1に示す如く、駆動モータ41の出力軸には出力ピニオン43が設けられ、この出力ピニオン43と第1伝達ピニオン45と第2伝達ピニオン47との間に駆動伝達ベルト49が巻回されている。第2伝達ピニオン47の回転軸51には前記送り駆動ローラ15が設けられている。従って、駆動モータ41を正回転または逆回転させることで、送り駆動ローラ15を正転または逆転させることができる。

0027

第2伝達ピニオン47の回転軸51には、図示しないギアが固定されており、このギアから途中の駆動伝達輪列53を介して、駆動力は第1ギア55、第1ギア55の減速ギア56に歯合する第2ギア57、第2ギア57の減速ギア58に歯合する太陽ギア59に順次伝達される。太陽ギア59は、軸線方向に厚みを有し、そのほぼ中央に遊星レバー61が設けられている。遊星レバー61には、第1遊星ギア63と第2遊星ギア65が設けられ、これら第1遊星ギア63と第2遊星ギア65は各々太陽ギア59に歯合している。遊星レバー61の上端からはアーム部62が延び、アーム部62の先端には当接部64が形成されている。

0028

一方、太陽ギア59に隣接した位置には、第1接続ギア67と、第1接続ギア67に歯合する第2接続ギア69とが設けられている。そして、遊星ギアの原理により、太陽ギア59が、図5時計周り方向に回転した時には第1遊星ギア63が第1接続ギア67と歯合し、反時計周り方向に回転した時には第2遊星ギア65が第2接続ギア69と歯合するようになっている。更に、第1接続ギア67には第3ギア71の減速ギア72が歯合しており、第3ギア71は第2媒体送り駆動ローラ29の回転軸73の一端側に設けられた第4ギア75と歯合している。なお、太陽ギア59、第1遊星ギア63、第2遊星ギア65、第1接続ギア67、第2接続ギア69および遊星レバー61は、遊星ギア機構を構成する。

0029

図3に示す如く、第2媒体送り駆動ローラ29の回転軸73の他端側には第4ギア75が設けられ、これが第5ギア77の減速ギア78に歯合し、また第5ギア77には第1媒体送り駆動ローラ25の回転軸79の端部に設けられている第6ギア81が歯合している。

0030

次に、図8から図12を参照しながら、搬送切り替え装置の構成を説明する。図8に示す如く、ゲート部材35の記録部側には退避作用部材83が設けられている。退避作用部材83は、その回動軸85の周囲で上下方向に回動可能であり、その先端側には斜め上方屈曲した退避作用部87が形成され、回動軸85の近くの下方側には当接面89が形成されている。後で詳述するが、退避作用部87は、退避作用部材83が上方へ回動したとき、ゲート部材35の案内突起40を下側からすくうように持ち上げて、その結果ゲート部材35を図8の反時計周り方向に回動させる作用を担う。なお、退避作用部材83の回動軸85は、上述した媒体戻しレバーの回動軸と同軸である。

0031

図11に示す如く、当接面89は媒体トレイ19を押し込んだときに、媒体トレイ19の左端に形成された当接作用部91が当接する部分である。また図12に示す如く、退避作用部材83は、媒体トレイ19を用いない最大幅の被記録媒体Pがその搬送経路を通過しても干渉しないように最大幅の被記録媒体Pの搬送経路よりも外側に位置するように配置されている。

0032

次に、上記で説明した記録装置で被記録媒体Pの片面に記録を行う場合、一枚の被記録媒体Pの両面に記録を行う場合、CDRに記録を行う場合および複数の被記録媒体の両面に連続して記録を行う場合のそれぞれの作用について説明する。

0033

<被記録媒体Pの片面に記録を行う場合>
媒体給送部2から給送されてくる被記録媒体Pは、図4においてまず矢印Aの方向に搬送され、送り駆動ローラ15が正回転することで記録部3に至り、そこでおもて面への記録がなされる。おもて面への記録が終了するとそのまま被記録媒体Pは排出ローラにより排出されて記録が完了する。

0034

図5は被記録媒体Pの片面に記録を行う場合の反転ユニット6への駆動伝達系の状態を示す。このとき、送り駆動ローラ15は常に正回転しているため、各ギアは図5にそれぞれ矢印で示す方向に回転している。しかし、このとき遊星レバー61の当接部64がゲート部材35の当接受け部38に当接しているため、遊星レバー61が矢印93の方向に揺動することが規制される。そのため、第1遊星ギア63と第1接続ギア67との歯合および第2遊星ギア65と第2接続ギア69との歯合が行われず、第1媒体送り駆動ローラ25および第2媒体送り駆動ローラ29は駆動されない。

0035

<一枚の被記録媒体Pの両面に記録を行う場合>
片面への記録の場合同様、媒体給送部2から給送されてくる被記録媒体Pは、図4においてまず矢印Aの方向に搬送され、送り駆動ローラ15が正回転することで記録部3に至り、そこでおもて面への記録がなされる。このとき、反転ユニット6への駆動伝達系の状態は図5に示す通りである。おもて面への記録が終了したら、送り駆動ローラ15が逆回転し、被記録媒体Pの搬送方向は矢印Bの方向に変わる。

0036

図6は、送り駆動ローラ15が逆回転したときの反転ユニット6への駆動伝達系の状態を示す。送り駆動ローラ15が逆回転するとき、第1ギア55、第2ギア57、太陽ギア59もそれぞれ図6中に矢印で示す如く逆回転するようになり、これに伴い遊星レバー61が図6中矢印95で示す方向に揺動する。その結果、第1遊星ギア63が第1接続ギア67と歯合し、第1接続ギア67は矢印で示す方向に回転する。そして、図3に示したように先ず第2媒体送り駆動ローラ29に駆動力が伝達され、更に第1媒体送り駆動ローラ25に駆動力が伝達され、それぞれ反転ユニット6内で被記録媒体Pを媒体反転経路33に沿って搬送する方向に回転するようになる。また、ゲート部材35は自由状態になり、その自重によってフラップ39が下方に来た状態を引き続きとる。

0037

図4の矢印Bの方向に搬送される被記録媒体Pは、その先端がゲート部材35のフラップ39により媒体反転経路33に案内される。そして、媒体反転経路33に入った被記録媒体Pは、第1媒体送り駆動ローラ25により駆動力を得て図4中矢印Cで示す方向に進行する。更に第2媒体送り駆動ローラ29でも駆動力を得て、媒体反転経路33の下側を通過して再度第1媒体送り駆動ローラ25に至る。被記録媒体Pがゲート部材35に至ると被記録媒体Pの先端が矢印Dで示すように自由状態のゲート部材35を後方から押し上げ、その後矢印Aの方向へ進行する。このように被記録媒体Pが反転ユニット6内を通過することで被記録媒体Pが反転し、裏面が上を向いた状態となる。なお、被記録媒体Pの先端がゲート部材35を押し上げているとき、ゲート部材35の延長部36が、遊星レバー61の揺動時にこれと干渉しない位置まで退避する。

0038

被記録媒体Pの先端がゲート部材35を押し上げているとき、乾燥時間等の所定時間が経過した後、駆動モータ41の回転方向が再度変わり、送り駆動ローラ15が正回転するようになる。これにより第1ギア55、第2ギア57、太陽ギア59もそれぞれ図7中に矢印で示す向きに回転するようになり、遊星レバー61が図7中矢印93で示す方向に揺動する。その結果、第2遊星ギア65が第2接続ギア69と歯合する。このようにして第2接続ギア69を介して第1接続ギア67に駆動力が伝達されるが、第1接続ギア67の回転方向は図7中矢印で示す通りであり、この方向は図6で示した送り駆動ローラ15が逆回転しているときの回転方向と変わらない。従って、第1媒体送り駆動ローラ25および第2媒体送り駆動ローラ29も回転方向を変えずに回転し続ける。この結果、被記録媒体Pの進行方向の後端側は第1媒体送り駆動ローラ25により、また先端側は送り駆動ローラ15により送られるため、被記録媒体Pは記録部3に至り、裏面への記録が実行される。その後、排出ローラにより排出スタッカ8に排出されて両面への記録が完了する。

0039

一方、被記録媒体Pの先端がゲート部材35を押し上げているとき、遊星レバー61が矢印93の方向へ揺動するため、図7に示す如くアーム部62がゲート部材35の当接受け部38の上側を乗り越える位置まで回動するようになる。従って、被記録媒体Pの後端がゲート部材35を通過しても、アーム部62が当接受け部38と係合するようになるから、ゲート部材35がその自重により矢印97の方向へ回動することが規制される。この状態は、送り駆動ローラ15が再度回転の向きを変えるまで維持される。

0040

裏面への記録が完了後、送り駆動ローラ15を再度逆回転させて、遊星レバー61を矢印93とは反対方向へ揺動させる。これによりアーム部62の当接受け部38への係合が解除されるため、ゲート部材35がその自重により回動してフラップ39が下方に位置する初期状態図5に示す状態)に戻る。そして再度、送り駆動ローラ15を正回転させると遊星レバー61が矢印93の方向へ揺動するが、ゲート部材35が初期状態に回動しているので、遊星レバー61の当接部64がゲート部材35の当接受け部38に当接して遊星レバー61がそれ以上揺動することが規制されるので、図5に示す如く、第1遊星ギア63と第1接続ギア67との歯合および第2遊星ギア65と第2接続ギア69との歯合がいずれもなされない初期状態となる。

0041

<CDRの被記録面に記録を行う場合>
次に、CDR給送部5からストレート搬送経路に媒体トレイ19を搬送させて、CDRに記録を行う場合の作用について説明する。まずCDR給送部5から媒体トレイ19を挿入すると、図8および図11に示す如く、媒体トレイ19の左端に形成された当接作用部91が退避作用部材83の当接面89に当接してこれを押し込み、退避作用部材83をその回動軸85の周囲で図8の時計周り方向に回動させる。これにより図9に示す如く、退避作用部材83の退避作用部87がゲート部材35の案内突起40をすくい上げる結果、ゲート部材35が図9反時計回り方向に回動し、フラップ39が上方に上がることでストレート搬送経路99が形成される。

0042

図10に示す如く、退避作用部材83の底面がほぼ水平状態になるまで回動したとき、当接作用部91の当接面89への当接が外れ、媒体トレイ19はストレート搬送経路99に沿って矢印101で示す方向へ更に奥まで進行可能となる。媒体トレイ19は、媒体送りローラ9による正確な駆動により、このようなストレート搬送経路99を矢印101で示す方向に搬送され、その後矢印101と反対方向の前方に向けて搬送され、その過程で記録部3においてCDRの被記録面への記録がなされる。記録後は、ストレート搬送経路99をそのまま(矢印101とは反対方向へ)搬送されることで排出される。

0043

なお、上記実施形態では退避作用部材83がゲート部材35と別部材であるが、上記退避作用部材のような機能を有する部分をゲート部材35に一体的に設け、媒体トレイ19の搬送時に直接的に媒体トレイの一部がゲート部材35に作用して、フラップ39が上方に上がるようにしてもよい。

0044

<複数の被記録媒体の両面に連続的に記録を行う場合>
次に、上述した一枚の被記録媒体Pの両面に記録を行う場合を前提として、複数の被記録媒体の両面に次々に連続的に記録を行う場合の作用について説明する。尚、以下の各工程に示すA−Hの番号は図13中のA−Hに対応する。この工程は制御部(図示せず)によって実行される。

0045

A. まず図13中、実線で示す第1被記録媒体P1を媒体給送部2から共通搬送経路34に記録部3の方向へ向かって搬送する(第1被記録媒体の給送工程100)。

0046

B. 次に、記録部3において第1被記録媒体P1のおもて面に記録を行う(第1被記録媒体へのおもて面記録工程102)。

0047

C.おもて面記録工程でおもて面に記録された第1被記録媒体P1を記録部3とは反対方向へ搬送し、媒体反転経路33内へ搬送し(第1被記録媒体の反転工程103)、第1被記録媒体P1が媒体反転経路33内へ搬送された後、図13中点線で示す第2被記録媒体P2を媒体給送部2から共通搬送経路34に記録部3の方向へ向かって搬送する(第2被記録媒体の給送工程104)。

0048

D. 第1被記録媒体P1が完全に媒体反転経路33内に入ったら、第1被記録媒体P1を媒体反転経路33内に待機させる(第1被記録媒体の待機工程105)。そして第1被記録媒体P1の待機工程中に、記録部3において第2被記録媒体P2のおもて面に記録を行う(第2被記録媒体へのおもて面記録工程106)。

0049

E. 次に、第1被記録媒体P1を媒体反転経路33内で反転させてから共通搬送経路34に記録部3の方向へ搬送しながら(第1被記録媒体の反転経路脱出工程107)、この反転経路脱出工程107中に、おもて面に記録された第2被記録媒体P2を記録部3とは反対方向へ搬送し、媒体反転経路33内へ搬送する(第2被記録媒体の反転工程108)。

0050

F. 第2被記録媒体P2が完全に媒体反転経路33内に入ったら、第2被記録媒体P2を媒体反転経路33内に待機させる(第2被記録媒体の待機工程109)。そして第2被記録媒体P2の待機工程中に、第1被記録媒体P1を記録部3に搬送してその裏面に記録を行う(第1被記録媒体の裏面記録工程110)。

0051

G. また、第2被記録媒体P2の待機工程中に、第1被記録媒体P1を排出しながら(第1被記録媒体の排出工程111)、図13中1点鎖線で示す第3被記録媒体P3を媒体給送部2から共通搬送経路34に記録部3の方向へ搬送する(第3被記録媒体の給送工程112)。

0052

H. 以後、第3被記録媒体P3のおもて面記録工程と、反転経路脱出工程と、反転工程と、待機工程と、この待機工程中での第2被記録媒体P2の裏面記録工程と、第2被記録媒体P2の排出工程と、次の被記録媒体の給送工程とを目的とする記録枚数になるまで上記同様に繰り返す(繰り返し工程113)。

0053

I. 繰り返し工程113の終了後、最後の給送工程で給送された図13中2点鎖線で示す被記録媒体Pnに関して、おもて面記録(114)後、媒体反転経路33を経て(115)、裏面に記録し(116)、その後被記録媒体Pnを排出する(117)。

0054

以上の各工程において、被記録媒体を記録部3側に搬送する場合には、送り駆動ローラ15は正回転し、被記録媒体をその反対方向に搬送する場合には、送り駆動ローラ15は逆回転しており、また被記録媒体が媒体反転経路33内で待機しているときは反転ユニット6への駆動伝達系は図5に示す状態である。

0055

以上説明したように、直前に給送された被記録媒体が記録部3から隔離された位置に設けられる媒体反転経路33内で待機している間に、次の被記録媒体のおもて面に記録を行い、次の被記録媒体が媒体反転経路33内で待機している間に、直前に給送された被記録媒体の裏面に記録を行うようにしているから、記録の際に飛散するインクミストが既に記録済みの面に付着することがない。従って、インク汚れのない記録が可能となる。

0056

次に、図14を参照しながら、本発明の両面記録方法を従来の両面記録方法と比較する。図14中、左側に階段状に示す部分は本発明の方法を示し、右側に階段状に示す部分は従来の方法を示す。図14では、1枚目から6枚目までの被記録媒体の両面に連続して記録を行う工程を示しており、1p、2p・・・などの表示はそれぞれ1枚目、2枚目・・・の被記録媒体を意味する。また図14中、「給送」「表記録」「反転」「待機」「脱出」「裏記録」及び「排出」の表示は、それぞれ給送工程、おもて面記録工程、反転工程、待機工程、反転経路脱出工程、裏面記録工程及び排出工程を意味する。

0057

本発明の両面記録方法では、図14の左側に示す如く、一枚目の被記録媒体1pが反転工程のときに二枚目の被記録媒体2pが給送工程に入る。また二枚目の被記録媒体2pが待機工程のときに三枚目の被記録媒体3pが給送工程に入り、三枚目以降に関しても同様のタイミングで給送工程に入る。

0058

これに対して従来の両面記録方法では、図14の右側に示す如く、一枚目の被記録媒体1pが排出工程のときに二枚目の被記録媒体2pが給送工程に入り、これは三枚目以降に関しても同様のタイミングで給送工程に入る。従って、図14から明らかなように、本発明の両面記録方法は、従来の方法より速く一定枚数の記録を行うことができ、従ってその分スループットが高くなる。

0059

以上、本発明の両面記録装置および方法を図1に示すように共通搬送経路34の上側から新たな被記録媒体Pを給送するタイプの両面記録装置に関して説明したが、図15に示す如く、媒体給送部2を共通搬送経路34の下側に設け、そこから新たな被記録媒体Pを給送するようなタイプの両面記録装置に関しても同様に本発明を適用できる。

0060

また上記の説明では、本発明の両面記録装置および方法を記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例にとって説明したが、本発明は記録部に代わる液体噴射部の液体噴射ヘッドから、被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置においても、同様にして適用することができる。

図面の簡単な説明

0061

搬送経路切り替え装置が適用された両面記録装置の内部の全体斜視図。
両面記録装置の駆動輪列部の斜視図。
反転ユニットの斜視図。
2つの搬送経路を示す経路断面図。
反転ユニット不使用時で送り駆動ローラ正転時の駆動輪列部を示す斜視図。
反転ユニット使用時で送り駆動ローラ逆転時の駆動輪列部を示す斜視図。
反転ユニット使用時で送り駆動ローラ正転時の駆動輪列部を示す斜視図。
媒体トレイの挿入開始時の回動レバーの動作状態を示す側面図。
媒体トレイの挿入途中の回動レバーの動作状態を示す側面図。
媒体トレイの挿入終了時の回動レバーの動作状態を示す側面図。
媒体トレイの挿入開始時の回動レバーの動作状態を示す斜視図。
被記録媒体と回動レバーとの位置関係を示す斜視図。
本発明の両面記録方法の各工程を示す説明図。
本発明の両面記録方法と従来の方法を比較する図。
本発明の両面記録方法を実現可能な他の両面記録装置を示す側断面図。

符号の説明

0062

1両面記録装置の内部の主要部、2媒体給送部、3 記録部、5CDR給送部、6反転ユニット、7スタッカ、9媒体送りローラ、15送り駆動ローラ、17送り従動ローラ、18従動ローラホルダ、19媒体トレイ、21 第1媒体送りローラ、23 第2媒体送りローラ、25 第1媒体送り駆動ローラ、27 第1媒体送り従動ローラ、29 第2媒体送り駆動ローラ、31 第2媒体送り従動ローラ、33媒体反転経路、34共通搬送経路、35ゲート部材、36延長部、37回動軸、38 当接受け部、39フラップ、40案内突起、41駆動モータ、43出力ピニオン、45 第1伝達ピニオン、47 第2伝達ピニオン、49駆動伝達ベルト、51回転軸、53駆動伝達輪列、55 第1ギア、56 第1ギアの減速ギア、57 第2ギア、58 第2ギアの減速ギア、59太陽ギア、61遊星レバー、62アーム部、63 第1遊星ギア、64 当接部、65 第2遊星ギア、67 第1接続ギア、69 第2接続ギア、71 第3ギア、72 第3ギアの減速ギア、73 第2媒体送り駆動ローラの回転軸、75 第4ギア、77 第5ギア、78 第5ギアの減速ギア、79 第1媒体送り駆動ローラの回転軸、81 第6ギア、83退避作用部材、85 回動軸、87退避作用部、89 当接面、91 当接作用部、93 矢印、95 矢印、97 矢印、99ストレート搬送経路、101 矢印、100、102−117両面記録方法の各工程、P 被記録媒体

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