図面 (/)

技術 設定情報提供サーバ装置、環境情報提供サーバ装置、通信端末装置、通信端末装置の設定システム、設定方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 綿世茂
出願日 2006年2月17日 (15年10ヶ月経過) 出願番号 2006-041573
公開日 2007年8月30日 (14年4ヶ月経過) 公開番号 2007-219953
状態 未査定
技術分野 計算機・データ通信 電話通信サービス ファクシミリ一般 電話機の機能 他装置と結合した電話通信 電話番号の送出、表示
主要キーワード 低速設定 環境情報データベース 使用環境情報 すぐに利用できる 読書中 設定情報取得ステップ マスクROM 引継ぎ処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年8月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

使用環境に応じた設定を自動的に行うことのできる設定システムを実現する。

解決手段

本設定システムは、通信可能な複合機10a〜10d、設定情報提供サーバ20、及び電話帳サーバ30を含んでいる。各複合機10a〜10dは、ユーザから自身の自動設定が指示されると、自身の電話番号を設定情報提供サーバ装置20に送信する。設定情報提供サーバ装置20は、受信した電話番号を用いて電話帳サーバ30に問い合わせ、各複合機の所属情報を取得する。その後、設定情報提供サーバ装置20は、取得した所属情報の中に含まれる特定のキーワードを検出することにより、各複合機の使用環境を特定する。続いて、設定情報提供サーバ装置20は、使用環境に対応する設定情報を特定し、各複合機10a〜10dに返信する。そして、各複合機10a〜10dは、返信された設定情報に基づいて自身の設定を行う。

概要

背景

近年、ファクシミリ機能を有する複合機多機能化している。これらの複合機には、多種多様な機能を使用環境に合わせて最適に利用できるように、様々な設定項目が設けられている。

例えば、図書館などにおいては、複合機の動作音騒音となって周囲の人々に迷惑をかけないように、複合機をなるべく静音で動作させるための設定項目が設けられている。具体的には、印刷速度を低下させたり、スタンバイモードに入るまでの時間を短くしたりするための設定項目などである。

一方、コンビニエンスストアでは、利用者がいつでもすぐに利用できることが重要であるので、上記の図書館の場合とは逆に、短い時間でスタンバイモードに入らないことが望まれる。従って、スタンバイモードに入らないようにする、あるいはスタンバイモードに入るまでの時間を長くするための設定項目なども複合機には設けられている。

このように、近年の複合機は、上記の設定項目を使用環境に応じて適切に設定することにより、様々な使用環境に適応させることができるようになっている。
特開2002−27120号公報(2002年1月25日公開

概要

使用環境に応じた設定を自動的に行うことのできる設定システムを実現する。本設定システムは、通信可能な複合機10a〜10d、設定情報提供サーバ20、及び電話帳サーバ30を含んでいる。各複合機10a〜10dは、ユーザから自身の自動設定が指示されると、自身の電話番号を設定情報提供サーバ装置20に送信する。設定情報提供サーバ装置20は、受信した電話番号を用いて電話帳サーバ30に問い合わせ、各複合機の所属情報を取得する。その後、設定情報提供サーバ装置20は、取得した所属情報の中に含まれる特定のキーワードを検出することにより、各複合機の使用環境を特定する。続いて、設定情報提供サーバ装置20は、使用環境に対応する設定情報を特定し、各複合機10a〜10dに返信する。そして、各複合機10a〜10dは、返信された設定情報に基づいて自身の設定を行う。

目的

本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、使用環境に応じた設定を自動的に行うことのできる通信端末装置及びこの通信端末装置に設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置、そしてこれらの装置を含む通信端末装置の設定システム、並びに設定方法を実現することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うための設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と上記設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、上記通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、当該識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定し、特定した設定情報を上記通信ユニットを介して通信端末装置に返信する設定情報特定部とを備えていることを特徴とする設定情報提供サーバ装置。

請求項2

通信端末装置の識別情報と、当該通信端末装置の設定情報とを対応付けて格納する引継ぎ用設定情報記憶部と、上記通信ユニットが通信端末装置から通信端末装置の識別情報とともに通信端末装置の設定の引継ぎを指定する引継ぎ指定情報を受信すると、受信した識別情報に対応する設定情報を、上記引継ぎ用設定情報記憶部に格納される設定情報の中から特定するとともに、特定した設定情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する引継ぎ用設定情報特定部とをさらに備え、上記設定情報特定部は、特定した設定情報と上記使用環境特定部が受信した識別情報とを対応付けて上記引継ぎ用設定情報記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の設定情報提供サーバ装置。

請求項3

上記使用環境特定部は、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して上記通信ユニットを介して識別情報を送信して問い合わせることにより、識別情報の送信元となった通信端末装置の所属情報を取得するとともに、取得した所属情報に基づいて使用環境を特定することを特徴とする請求項1に記載の設定情報提供サーバ装置。

請求項4

上記使用環境特定部は、特定の文字列と使用環境を示す使用環境情報との組が含まれるキーワードリストを有しており、上記端末所属情報提供サーバ装置から文字情報として取得した所属情報の中から上記キーワードリストに含まれる特定の文字列を検出するとともに、上記キーワードリストにおいて上記検出した文字列に対応する使用環境情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項3に記載の設定情報提供サーバ装置。

請求項5

通信端末装置の識別情報と通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報とを対応付けて格納する端末環境情報記憶部をさらに備え、上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、上記端末環境情報記憶部に格納された使用環境情報の中から、通信端末装置から受信した識別情報に対応する使用環境情報を検索することにより、通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項1に記載の設定情報提供サーバ装置。

請求項6

上記設定情報が、通信端末装置のメニュー画面の構成を規定する情報であることを特徴とする請求項1に記載の設定情報提供サーバ装置。

請求項7

上記設定情報は、通信端末装置のメニュー画面の構成をHyperTextMark−upLanguageで記述したメニューデータであることを特徴とする請求項6に記載の設定情報提供サーバ装置。

請求項8

通信端末装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して設定情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記設定情報提供サーバ装置から上記通信ユニットを介して自身の通信端末装置の設定を行うための設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備え、上記設定情報提供サーバ装置は、通信端末装置から受信した識別情報に基づいて当該通信端末装置の使用環境を特定するとともに、特定した使用環境に対応する設定情報を上記通信端末装置に返信するものであることを特徴とする通信端末装置。

請求項9

通信端末装置の設定の引継ぎを指示する引継ぎ指示情報が入力されると、上記記憶部に格納された識別情報、及び通信端末装置の設定の引継ぎを指定する引継ぎ指定情報を、上記通信部を介して上記設定情報提供サーバ装置へ送信する引継ぎ指示部をさらに備え、上記設定情報提供サーバ装置は、識別情報に基づいて特定した設定情報を当該識別情報と対応付けて格納するとともに、通信端末装置から識別情報とともに引継ぎ指定情報を受信すると、受信した識別情報に対応する設定情報を通信端末装置に返信するものであることを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置。

請求項10

上記設定情報が、通信端末装置のメニュー画面の構成を規定する情報であり、上記通信端末装置の設定部は、自身の通信端末装置のメニュー画面の構成を、上記設定情報提供サーバ装置から受信した設定情報に基づいて変更することを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置。

請求項11

上記設定情報は、通信端末装置のメニュー画面の構成をHyperTextMark−upLanguageで記述したメニューデータであり、メニュー画面の構成がHyperTextMark−upLanguageで記述されたメニューデータを格納するメニューデータ記憶部と、上記メニューデータ記憶部に格納されたメニューデータに基づく画像をメニュー画面として表示装置に表示させるブラウザ部とをさらに備え、上記設定部は、上記設定情報提供サーバ装置から受信したメニューデータを上記メニューデータ記憶部に格納することを特徴とする請求項10に記載の通信端末装置。

請求項12

通信端末装置と、通信端末装置の設定を行うための設定情報を通信端末装置に対して提供する設定情報提供サーバ装置とを含む通信端末装置の設定システムであって、上記設定情報提供サーバ装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と上記設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、自身の通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、当該識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定し、特定した設定情報を自身の通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する設定情報特定部とを備え、上記通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、自身の通信端末装置の識別情報を自身の通信ユニットを介して設定情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記設定情報提供サーバ装置から自身の通信ユニットを介して設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備えていることを特徴とする通信端末装置の設定システム。

請求項13

上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、特定の文字列と使用環境を示す使用環境情報との組が含まれるキーワードリストを有しており、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して上記通信ユニットを介して識別情報を送信して問い合わせることにより、識別情報の送信元となった通信端末装置の所属情報を取得し、取得した所属情報の中から上記キーワードリストに含まれる特定の文字列を検出するとともに、上記キーワードリストにおいて上記検出した文字列に対応する使用環境情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項12に記載の通信端末装置の設定システム。

請求項14

上記設定情報提供サーバ装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属を示す所属情報とを対応付けて格納する端末所属情報記憶部と、上記設定情報提供サーバ装置から自身の通信ユニットを介して識別情報を受信し、受信した識別情報に対応する所属情報を、上記端末所属情報記憶部に格納された所属情報の中から検索し、検索した所属情報を上記設定情報提供サーバ装置に返信する端末所属情報検索部とを備えた端末所属情報提供サーバ装置をさらに含み、上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、自身の通信ユニットを介して上記端末所属情報提供サーバ装置へ識別情報を送信するとともに、返信された所属情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項12に記載の通信端末装置の設定システム。

請求項15

上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、特定の文字列と使用環境を示す使用環境情報との組が含まれるキーワードリストを有しており、上記端末所属情報提供サーバ装置から文字情報として取得した所属情報の中から上記キーワードリストに含まれる特定の文字列を検出するとともに、上記キーワードリストにおいて上記検出した文字列に対応する使用環境情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項14に記載の通信端末装置の設定システム。

請求項16

上記設定情報提供サーバ装置は、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報とを対応付けて格納する端末環境情報記憶部をさらに備え、上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、上記端末環境情報記憶部に格納された使用環境情報の中から、通信端末装置から受信した識別情報に対応する使用環境情報を検索することにより、通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項12に記載の通信端末装置の設定システム。

請求項17

上記設定情報提供サーバ装置に対して、当該設定情報提供サーバ装置の端末環境情報記憶部に格納される通信端末装置の識別情報と使用環境情報との組を送信する端末環境情報設定装置をさらに含んでいることを特徴とする請求項16に記載の通信端末装置の設定システム。

請求項18

電話番号が設定され、通話機能ファクシミリ機能の少なくとも一方を有する通信端末装置と、通信端末装置の設定を行うための設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置とを含む通信端末装置の設定システムであって、上記設定情報提供サーバ装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と上記設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、自身の通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の電話番号を受信し、受信した電話番号に基づいて通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納される設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定し、特定した設定情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する設定情報特定部とを備え、上記通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、自身の通信ユニットを介して自身の通信端末装置に設定された電話番号を上記設定情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記通信ユニットを介して上記設定情報提供サーバ装置から設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備えていることを特徴とする通信端末装置の設定システム。

請求項19

上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、特定の文字列と使用環境を示す使用環境情報との組が含まれるキーワードリストを有しており、通信端末装置の電話番号と通信端末装置の所属との対応関係を把握している電話帳サーバ装置に対して上記通信ユニットを介して電話番号を送信して問い合わせることにより、電話番号の送信元となった通信端末装置の所属情報を取得し、取得した所属情報の中から上記キーワードリストに含まれる特定の文字列を検出するとともに、上記キーワードリストにおいて上記検出した文字列に対応する使用環境情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することを特徴とする請求項18に記載の通信端末装置の設定システム。

請求項20

通信端末装置と当該通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うための設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置とによって、通信端末装置に対して設定を行うための設定方法であって、上記通信端末装置が上記設定情報提供サーバ装置に対して識別情報を送信する識別情報送信ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、上記識別情報送信ステップにおいて送信された識別情報を受信する識別情報受信ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、上記識別情報受信ステップにおいて受信した識別情報に基づいて上記通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報に対応付けて記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定ステップにおいて特定した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、上記設定情報特定ステップにおいて特定された設定情報を上記通信端末装置に対して返信する設定情報送信ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報送信ステップにおいて送信された設定情報を受信する設定情報受信ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報受信ステップにおいて受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定ステップとを含んでいることを特徴とする設定方法。

請求項21

通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うために用いられる使用環境情報を提供する環境情報提供サーバ装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、上記通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、当該識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定し、特定した使用環境を示す使用環境情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する使用環境特定部とを備えていることを特徴とする環境情報提供サーバ装置。

請求項22

通信端末装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と通信端末装置の設定を行うための設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して環境情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記環境情報提供サーバ装置から上記通信ユニットを介して自身の通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報を受信し、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、受信した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定部と、上記設定情報特定部によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備え、上記環境情報提供サーバ装置は、通信端末装置から受信した識別情報に基づいて当該通信端末装置の使用環境を特定して返信するものであることを特徴とする通信端末装置。

請求項23

通信端末装置と、通信端末装置の設定を行うために用いられる使用環境情報を通信端末装置に対して提供する環境情報提供サーバ装置とを含む通信端末装置の設定システムであって、上記設定情報提供サーバ装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、上記通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、当該識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定し、特定した使用環境を示す使用環境情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する使用環境特定部とを備え、上記通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と通信端末装置の設定を行うための設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して設定情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記設定情報提供サーバ装置から上記通信ユニットを介して自身の通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報を受信し、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、受信した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定部と、上記設定情報特定部によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備えていることを特徴とする通信端末装置の設定システム。

請求項24

通信端末装置と当該通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うための環境情報を提供する環境情報提供サーバ装置とによって、通信端末装置に対して設定を行うための設定方法であって、上記通信端末装置が上記環境情報提供サーバ装置に対して識別情報を送信する識別情報送信ステップと、上記環境情報提供サーバ装置が、上記識別情報送信ステップにおいて送信された識別情報を受信する識別情報受信ステップと、上記環境情報提供サーバ装置が、上記識別情報受信ステップにおいて受信した識別情報に基づいて上記通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定ステップと、上記環境情報提供サーバ装置が、上記使用環境特定ステップにおいて特定された使用環境を示す使用環境情報を上記通信端末装置に対して返信する使用環境情報送信ステップと、上記通信端末装置が、上記使用環境情報送信ステップにおいて送信された使用環境情報を受信する設定情報受信ステップと、上記通信端末装置が、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報に対応付けて記憶部に格納された設定情報の中から、上記設定情報受信ステップにおいて受信した使用環境情報に対応する設定情報を特定する設定情報特定ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報受信ステップにおいて特定した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定ステップとを含んでいることを特徴とする設定方法。

請求項25

通信端末装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と通信端末装置の設定を行うための設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して送信して問い合わせる識別情報送信部と、上記端末所属情報提供サーバ装置から返信された、自身の通信端末装置の所属を示す所属情報を上記通信ユニットを介して受信するとともに、受信した所属情報に基づいて、自身の通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定部と、上記設定情報特定部によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備えていることを特徴とする通信端末装置。

請求項26

通信端末装置に対して設定を行うための設定方法であって、上記通信端末装置が、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して識別情報を送信する識別情報送信ステップと、上記端末所属情報提供サーバ装置が、上記識別情報送信ステップにおいて送信された識別情報を受信する識別情報受信ステップと、上記端末所属情報提供サーバ装置が、上記識別情報受信ステップにおいて受信した識別情報に対応する、通信端末装置の所属を示す所属情報を特定する所属情報特定ステップと、上記端末所属情報提供サーバ装置が、上記所属情報特定ステップにおいて特定した所属情報を上記通信端末装置に返信する所属情報送信ステップと、上記通信端末装置が、上記所属情報送信ステップにおいて返信された所属情報を受信する所属情報受信ステップと、上記通信端末装置が、上記所属情報受信ステップにおいて受信した所属情報に基づいて、自身の通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定ステップと、上記通信端末装置が、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報に対応付けて記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定ステップにおいて特定した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報特定ステップにおいて特定した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定ステップとを含んでいることを特徴とする設定方法。

請求項27

請求項1に記載の設定情報提供サーバ装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるためのプログラム。

請求項28

請求項21に記載の環境情報提供サーバ装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるためのプログラム。

請求項29

請求項8、22、又は25に記載の通信端末装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるためのプログラム。

請求項30

請求項27から29の何れか1項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、通信可能な通信端末装置と、通信によりこの装置に対して設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置とを含む通信端末装置の設定システムに関するものである。また、本発明は、上記設定システムにおいて用いられる設定方法に関するものでもある。

背景技術

0002

近年、ファクシミリ機能を有する複合機多機能化している。これらの複合機には、多種多様な機能を使用環境に合わせて最適に利用できるように、様々な設定項目が設けられている。

0003

例えば、図書館などにおいては、複合機の動作音騒音となって周囲の人々に迷惑をかけないように、複合機をなるべく静音で動作させるための設定項目が設けられている。具体的には、印刷速度を低下させたり、スタンバイモードに入るまでの時間を短くしたりするための設定項目などである。

0004

一方、コンビニエンスストアでは、利用者がいつでもすぐに利用できることが重要であるので、上記の図書館の場合とは逆に、短い時間でスタンバイモードに入らないことが望まれる。従って、スタンバイモードに入らないようにする、あるいはスタンバイモードに入るまでの時間を長くするための設定項目なども複合機には設けられている。

0005

このように、近年の複合機は、上記の設定項目を使用環境に応じて適切に設定することにより、様々な使用環境に適応させることができるようになっている。
特開2002−27120号公報(2002年1月25日公開

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、従来の複合機は、使用環境に合わせた設定を行うのが困難であるという問題を抱えている。

0007

周知のように、近年の複合機は、多機能化に伴って設定項目も多種多様にわたっている。従って、ユーザが使用環境に適した設定を行おうとしても、目的の設定項目にたどり着けないことがある。

0008

また、細かい設定ができる機種などでは、ユーザが設定項目の全ての意味を理解できていないことも多い。特にコンピュータをよく知らないユーザにとって、設定項目に記載された用語を完全に理解することは困難であり、多大な負担を感じることになる。

0009

以上のように、複合機を適切に設定するためには煩雑な操作を要し、ユーザに多大な負担をかけているのが現状であり、それゆえ、使用環境に応じた様々な設定項目が設けられていても、複合機がその使用環境に合わせた適切な設定となっていない場合も多い。

0010

なお、特許文献1には、端末機器ターミナルアダプタ)の設置に伴い、端末機器が自身の製造番号及び電話番号をサービスセンタに対して送信し、サービスセンタがその端末機器の電話番号に従って加入者所在情報を取得してユーザ登録を行う端末機器管理システムについて開示されているが、端末機器の設定を自動的に行うための構成については開示されていない。

0011

本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、使用環境に応じた設定を自動的に行うことのできる通信端末装置及びこの通信端末装置に設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置、そしてこれらの装置を含む通信端末装置の設定システム、並びに設定方法を実現することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決するために、本発明に係る設定情報提供サーバ装置は、通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うための設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と上記設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、上記通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、当該識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定し、特定した設定情報を上記通信ユニットを介して通信端末装置に返信する設定情報特定部とを備えていることを特徴とする。

0013

上記構成によれば、まず、使用環境特定部によって、通信端末装置の使用環境(例えば、図書館あるいはコンビニエンスストアなど)が、通信端末装置の識別情報(例えば電話番号・IPアドレスなど)に基づいて特定される。そして、設定情報特定部により、使用環境に対応する設定情報が、予め設定情報記憶部の中に格納された複数の設定情報の中から特定され、通信端末装置へ返信される。そして、この返信された設定情報に基づいて、通信端末装置が自身の設定を自動的に行うことができる。

0014

つまり、本発明では、設定情報提供サーバが、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と上記設定情報とを対応付けて複数格納する設定情報記憶部を備えており、これを利用することにより通信端末装置の使用環境に適応した設定情報を通信端末装置に通知する構成となっている。従って、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0015

また、上記設定情報提供サーバ装置は、通信端末装置の識別情報と、当該通信端末装置の設定情報とを対応付けて格納する引継ぎ用設定情報記憶部と、上記通信ユニットが通信端末装置から通信端末装置の識別情報とともに通信端末装置の設定の引継ぎを指定する引継ぎ指定情報を受信すると、受信した識別情報に対応する設定情報を、上記引継ぎ用設定情報記憶部に格納される設定情報の中から特定するとともに、特定した設定情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する引継ぎ用設定情報特定部とをさらに備え、上記設定情報特定部は、特定した設定情報と上記使用環境特定部が受信した識別情報とを対応付けて上記引継ぎ用設定情報記憶部に格納することが好ましい。

0016

上記構成によれば、特定された通信端末装置の設定情報が、設定情報特定部により、通信端末装置の識別情報と対応付けて引継ぎ用設定情報記憶部に格納される。そして、通信端末装置から設定の引継ぎが指定されると、引継ぎ用設定情報特定部により、その通信端末装置の識別情報に基づいて設定情報が特定され、返信される。従って、通信端末装置が新しいものにリプレースされた場合や、通信端末装置の設定が初期化された場合であっても、以前の設定を自動的に復元することができるようになる。

0017

上記使用環境特定部は、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して上記通信ユニットを介して識別情報を送信して問い合わせることにより、識別情報の送信元となった通信端末装置の所属情報を取得するとともに、取得した所属情報に基づいて使用環境を特定してもよい。

0018

上記構成によれば、使用環境特定部は、外部の端末所属情報提供サーバ装置(例えば、電話番号データベースを有している公開サーバなど)に問い合わせることにより、まず、通信端末装置の所属情報(例えば、社名・店名・学校名など)を取得する。そして、取得した所属情報を調査することにより、通信端末装置の使用環境を特定する。このようにすることで、通信端末装置の識別情報からその使用環境を特定することができる。この場合、使用環境の特定に要する処理の一部を外部のサーバ委託するので、設定情報提供サーバ装置の構成を簡略化することができる。

0019

なお、上記使用環境特定部は、特定の文字列(例えば、「マート」・「図書館」・「校」など)と使用環境を示す使用環境情報(例えば、「コンビニ」・「図書館」・「学校」など)との組が含まれるキーワードリストを有しており、上記端末所属情報提供サーバ装置から文字情報として取得した所属情報の中から上記キーワードリストに含まれる特定の文字列を検出するとともに、上記キーワードリストにおいて上記検出した文字列に対応する使用環境情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することができる。

0020

あるいは、上記設定情報提供サーバ装置は、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報とを対応付けて格納する端末環境情報記憶部をさらに備え、上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、上記端末環境情報記憶部に格納された使用環境情報の中から、通信端末装置から受信した識別情報に対応する使用環境情報を検索することにより、通信端末装置の使用環境を特定するものであってもよい。

0021

上記構成のように、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報とを対応付けて格納した端末環境情報記憶部を利用することにより、識別情報を送信した通信端末装置の使用環境を特定することもできる。この場合、自身のサーバ内で使用環境の特定を行うことにより、迅速な特定が可能になる。

0022

また、上記設定情報が、通信端末装置のメニュー画面の構成を規定する情報であってもよい。上記構成によれば、通信端末装置のメニュー画面の構成を自動的に変更することができるようになる。一例として、メニュー画面を階層構造にし、各使用環境においてよく用いられる設定項目を上位の画面に移動させることなどが挙げられる。

0023

またこの場合、設定情報提供サーバ装置が通信端末装置に対して返信する設定情報は、通信端末装置のメニュー画面の構成をHyper Text Mark−up Languageで記述したメニューデータであることが好ましい。

0024

上記構成によれば、設定情報提供サーバ装置が、通信端末装置の使用環境に対応する設定情報として、メニュー画面の構成を規定するメニューデータそのものを返信するので、通信端末装置のメニュー画面の変更を容易に、かつ自由自在に行うことができるようになる。また、メニューデータの記述にHTMLを用いることにより、階層構造を有するメニュー画面を容易に作成できるようになるという効果もある。

0025

また、上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して設定情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記設定情報提供サーバ装置から上記通信ユニットを介して自身の通信端末装置の設定を行うための設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備え、上記設定情報提供サーバ装置は、通信端末装置から受信した識別情報に基づいて当該通信端末装置の使用環境を特定するとともに、特定した使用環境に対応する設定情報を上記通信端末装置に返信するものであることを特徴とする。

0026

上記構成によれば、識別情報送信部により、通信端末装置の識別情報が設定情報提供サーバに送信される。次に、設定情報提供サーバにより、通信端末装置の使用環境が特定され、特定された使用環境に対応する設定情報が返信される。そして、この返信された設定情報に基づいて、通信端末装置の設定が設定部により行われる。このようにすることで、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0027

また、上記通信端末装置は、通信端末装置の設定の引継ぎを指示する引継ぎ指示情報が入力されると、上記記憶部に格納された識別情報、及び通信端末装置の設定の引継ぎを指定する引継ぎ指定情報を、上記通信部を介して上記設定情報提供サーバ装置へ送信する引継ぎ指示部をさらに備え、上記設定情報提供サーバ装置は、識別情報に基づいて特定した設定情報を当該識別情報と対応付けて格納するとともに、通信端末装置から識別情報とともに引継ぎ指定情報を受信すると、受信した識別情報に対応する設定情報を通信端末装置に返信するものであることが好ましい。

0028

上記構成によれば、通信端末装置が新しいものにリプレースされた場合や、通信端末装置の設定が初期化された場合であっても、以前の設定を自動的に復元することができるようになる。

0029

また、上記設定情報が、通信端末装置のメニュー画面の構成を規定する情報であり、上記通信端末装置の設定部は、自身の通信端末装置のメニュー画面の構成を、上記設定情報提供サーバ装置から受信した設定情報に基づいて変更することが好ましい。上記構成によれば、メニュー画面の構成を自動的に変更することができる。

0030

また、上記設定情報は、通信端末装置のメニュー画面の構成をHyper Text Mark−up Languageで記述したメニューデータであり、上記通信端末装置は、メニュー画面の構成がHyper Text Mark−up Languageで記述されたメニューデータを格納するメニューデータ記憶部と、上記メニューデータ記憶部に格納されたメニューデータに基づく画像をメニュー画面として表示装置に表示させるブラウザ部とをさらに備え、上記設定部は、上記設定情報提供サーバ装置から受信したメニューデータを上記メニューデータ記憶部に格納することが好ましい。

0031

上記構成によれば、設定情報提供サーバ装置から受信する設定情報が、メニュー画面の構成を規定するメニューデータそのものとなるので、通信端末装置のメニュー画面の変更を容易に、かつ自由自在に行うことができるようになる。また、メニューデータの記述にHTMLを用い、ブラウザ部によって、メニューデータに対応するメニュー画面を表示させることにより、階層構造を有するメニュー画面を容易に作成できるようになるという効果もある。

0032

また、本発明に係る通信端末装置の設定システムは、上述した何れかの設定情報提供サーバ装置と通信端末装置とを含んでいることを特徴とする。

0033

なお、上記通信端末装置の設定システムは、上記設定情報提供サーバ装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属を示す所属情報とを対応付けて格納する端末所属情報記憶部と、上記設定情報提供サーバ装置から自身の通信ユニットを介して識別情報を受信し、受信した識別情報に対応する所属情報を、上記端末所属情報記憶部に格納された所属情報の中から検索し、検索した所属情報を上記設定情報提供サーバ装置に返信する端末所属情報検索部とを備えた端末所属情報提供サーバ装置をさらに含んでいてもよい。

0034

また、上記通信端末装置の設定システムは、上記設定情報提供サーバ装置に対して、当該設定情報提供サーバ装置の端末環境情報記憶部に格納される通信端末装置の識別情報と使用環境情報との組を送信する端末環境情報設定装置をさらに含んでいてもよい。

0035

上記構成によれば、端末環境情報設定装置を用いて、設定情報提供サーバ装置の端末環境情報記憶部に、通信端末装置の識別情報と使用環境情報との組を予め登録しておくことにより、通信端末装置の自動設定を確実に行うことができるようになる。一例を挙げると、ある会社の複数の支店に設置される通信端末装置について、各通信端末装置の識別情報を同一の使用環境情報に対応付けて登録しておけば、その会社の様々な支店に設置される通信端末装置の設定を、確実に統一することができるようになる。

0036

また、本発明に係る通信端末装置の設定システムは、より具体的には、電話番号が設定され、通話機能、ファクシミリ機能の少なくとも一方を有する通信端末装置と、通信端末装置の設定を行うための設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置とを含む通信端末装置の設定システムであって、上記設定情報提供サーバ装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と上記設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、自身の通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の電話番号を受信し、受信した電話番号に基づいて通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納される設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定し、特定した設定情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する設定情報特定部とを備え、上記通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、自身の通信ユニットを介して自身の通信端末装置に設定された電話番号を上記設定情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記通信ユニットを介して上記設定情報提供サーバ装置から設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備えているものである。

0037

上記構成によれば、通話機能やファクシミリ機能を有する通信端末装置の設定を、その端末装置に登録された電話番号を用いて自動的に行うことができるようになる。

0038

そして、上記設定情報提供サーバ装置の使用環境特定部は、特定の文字列と使用環境を示す使用環境情報との組が含まれるキーワードリストを有しており、通信端末装置の電話番号と通信端末装置の所属との対応関係を把握している電話帳サーバ装置に対して上記通信ユニットを介して電話番号を送信して問い合わせることにより、電話番号の送信元となった通信端末装置の所属情報を取得し、取得した所属情報の中から上記キーワードリストに含まれる特定の文字列を検出するとともに、上記キーワードリストにおいて上記検出した文字列に対応する使用環境情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定することができる。

0039

また、上記課題を解決するために、本発明に係る設定方法は、通信端末装置と当該通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うための設定情報を提供する設定情報提供サーバ装置とによって、通信端末装置に対して設定を行うための設定方法であって、上記通信端末装置が上記設定情報提供サーバ装置に対して識別情報を送信する識別情報送信ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、上記識別情報送信ステップにおいて送信された識別情報を受信する識別情報受信ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、上記識別情報受信ステップにおいて受信した識別情報に基づいて上記通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報に対応付けて記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定ステップにおいて特定した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定ステップと、上記設定情報提供サーバ装置が、上記設定情報特定ステップにおいて特定された設定情報を上記通信端末装置に対して返信する設定情報送信ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報送信ステップにおいて送信された設定情報を受信する設定情報受信ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報受信ステップにおいて受信した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定ステップとを含んでいることを特徴とする。

0040

上記構成によれば、上述した設定情報提供サーバ装置・通信端末装置の場合と同様の理由で、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0041

また、上記課題を解決するために、本発明に係る環境情報提供サーバ装置は、通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うために用いられる使用環境情報を提供する環境情報提供サーバ装置であって、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、上記通信ユニットを介して通信端末装置から当該通信端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、当該識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定し、特定した使用環境を示す使用環境情報を上記通信ユニットを介して上記通信端末装置に返信する使用環境特定部とを備えていることを特徴とする。

0042

上記構成によれば、使用環境特定部により、通信端末装置が自身の設定に必要な環境情報が、通信端末装置の識別情報に基づいて特定され、通信端末装置へ通知される。従って、この環境情報を用いて、通信端末装置は、使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0043

また、上記課題を解決するために、本発明に係る別の通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と通信端末装置の設定を行うための設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して環境情報提供サーバ装置に送信する識別情報送信部と、上記環境情報提供サーバ装置から上記通信ユニットを介して自身の通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報を受信し、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、受信した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定部と、上記設定情報特定部によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備え、上記環境情報提供サーバ装置は、通信端末装置から受信した識別情報に基づいて当該通信端末装置の使用環境を特定して返信するものであることを特徴とする。

0044

この構成でも、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0045

また、本発明に係る別の通信端末装置の設定システムは、上述した環境情報提供サーバ装置と通信端末装置とを含んでいることを特徴とする。

0046

また、上記課題を解決するために、本発明に係る別の設定方法は、通信端末装置と当該通信端末装置に対して当該通信端末装置の設定を行うための環境情報を提供する環境情報提供サーバ装置とによって、通信端末装置に対して設定を行うための設定方法であって、上記通信端末装置が上記環境情報提供サーバ装置に対して識別情報を送信する識別情報送信ステップと、上記環境情報提供サーバ装置が、上記識別情報送信ステップにおいて送信された識別情報を受信する識別情報受信ステップと、上記環境情報提供サーバ装置が、上記識別情報受信ステップにおいて受信した識別情報に基づいて上記通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定ステップと、上記環境情報提供サーバ装置が、上記使用環境特定ステップにおいて特定された使用環境を示す使用環境情報を上記通信端末装置に対して返信する使用環境情報送信ステップと、上記通信端末装置が、上記使用環境情報送信ステップにおいて送信された使用環境情報を受信する設定情報受信ステップと、上記通信端末装置が、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報に対応付けて記憶部に格納された設定情報の中から、上記設定情報受信ステップにおいて受信した使用環境情報に対応する設定情報を特定する設定情報特定ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報受信ステップにおいて特定した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定ステップとを含んでいることを特徴とする。

0047

この構成でも、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0048

また、上記課題を解決するために、本発明に係るさらに別の通信端末装置は、他の装置との間で通信を行うための通信ユニットと、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報と通信端末装置の設定を行うための設定情報とを対応付けた組を複数格納する設定情報記憶部と、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して、自身の通信端末装置の識別情報を上記通信ユニットを介して送信して問い合わせる識別情報送信部と、上記端末所属情報提供サーバ装置から返信された、自身の通信端末装置の所属を示す所属情報を上記通信ユニットを介して受信するとともに、受信した所属情報に基づいて、自身の通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定部と、上記設定情報記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定部によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定部と、上記設定情報特定部によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定部とを備えていることを特徴とする。

0049

このように、通信端末装置に、上述した設定情報提供サーバの構成内容を含めても、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0050

また、上記課題を解決するために、本発明に係るさらに別の設定方法は、通信端末装置に対して設定を行うための設定方法であって、上記通信端末装置が、通信端末装置の識別情報と通信端末装置の所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ装置に対して識別情報を送信する識別情報送信ステップと、上記端末所属情報提供サーバ装置が、上記識別情報送信ステップにおいて送信された識別情報を受信する識別情報受信ステップと、上記端末所属情報提供サーバ装置が、上記識別情報受信ステップにおいて受信した識別情報に対応する、通信端末装置の所属を示す所属情報を特定する所属情報特定ステップと、上記端末所属情報提供サーバ装置が、上記所属情報特定ステップにおいて特定した所属情報を上記通信端末装置に返信する所属情報送信ステップと、上記通信端末装置が、上記所属情報送信ステップにおいて返信された所属情報を受信する所属情報受信ステップと、上記通信端末装置が、上記所属情報受信ステップにおいて受信した所属情報に基づいて、自身の通信端末装置の使用環境を特定する使用環境特定ステップと、上記通信端末装置が、通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報に対応付けて記憶部に格納された設定情報の中から、上記使用環境特定ステップにおいて特定した使用環境に対応する設定情報を特定する設定情報特定ステップと、上記通信端末装置が、上記設定情報特定ステップにおいて特定した設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行う設定ステップとを含んでいることを特徴とする。

0051

この構成でも、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

0052

ところで、上記通信端末装置、設定情報提供サーバ装置、及び環境情報提供サーバ装置は、ハードウェアで実現してもよいし、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係るプログラムは、上記の各装置の各部としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該プログラムが記録されている。

0053

これらのプログラムがコンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、上記各装置として動作する。したがって、上記各装置と同様に、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になる。

発明の効果

0054

以上のように、本発明では、上述した何れかの装置が、通信端末装置の識別情報に基づいて通信端末装置の使用環境を特定するとともに、この使用環境に対応する設定情報を、設定情報記憶部に格納された複数の設定情報の中から特定し、そして、通信端末装置が、特定された設定情報に基づいて自身の設定を行う構成となっている。従って、上述したように、通信端末装置の使用環境に応じた設定を自動的に行うことが可能になるという効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0055

〔実施形態1〕
本発明に係る通信端末装置の設定システムの一実施形態について図2から図10に基づいて説明すると以下の通りである。

0056

(設定システムの構成)
図2は、本実施形態の通信端末装置の設定システム(以下、単に「本設定システム」という)の構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の設定システムには、複数の通信端末10a・10b・10c、設定情報提供サーバ20、端末所属情報提供サーバ30、端末環境情報設定装置40が含まれている。

0057

通信端末10a・10b・10cは、例えば、TCP/IPなどの通信プロトコルに基づいたコンピュータネットワーク利用可能な通信端末装置や、電話回線公衆回線網)を用いて通話機能やファクシミリ機能が利用可能な電話機ファクシミリ装置などである。なお、通信端末10a・10b・10cは、通信可能なものであれば用途は特に限定されない。

0058

設定情報提供サーバ20は、通信端末10a・10b・10cに対して、使用環境に合わせた設定情報を提供するためのものである。設定情報提供サーバ20には、通信端末10a・10b・10cや端末所属情報提供サーバ30、端末環境情報設定装置40との間で通信可能なコンピュータを用いることができる。

0059

端末所属情報提供サーバ30は、設定情報提供サーバ20から通信端末装置の識別情報を受信するとともに、受信した識別情報に対応する通信端末装置の所属情報を設定情報提供サーバへ返信するものである。端末所属情報提供サーバ30には、設定情報提供サーバ20との間で通信可能なコンピュータを用いることができる。

0060

なお、端末所属情報提供サーバ30は、自前構築してもよいが、一般公開されているデータサーバを利用することもできる。例えば、識別情報として電話番号を用いる場合は、端末所属情報提供サーバ30として一般公開されている電話帳サーバを利用することができる。電話帳サーバには、電話番号やそれに対応する加入者の所属(会社名など)などが登録されている。この電話帳サーバに電話番号を送信して問い合わせることにより、所属情報を入手することができる。

0061

また、識別情報がIPアドレスの場合、IPアドレスを管理している組織(日本の場合はJPNICなど)に対してIPアドレスを用いてWHOISで問い合わせれば、IPアドレスに対応する所属(組織名)を取得することができる。同様に、識別情報がメールアドレスの場合でも、メールアドレスの後半のドメイン名を用いて問い合わせることにより、ドメイン名に対応する所属(組織名)を取得することができる。

0062

このように一般公開されているデータサーバを利用すれば、システム構築に要するリソースを低減させることができる。

0063

端末環境情報設定装置40は、設定情報提供サーバ20の後述する環境情報データベースに格納される、通信端末装置の識別情報と使用環境情報との組を設定情報提供サーバ20に対して送信するものである。端末環境情報設定装置40には、設定情報提供サーバ20との間で通信が可能なコンピュータを用いることができる。

0064

なお、本設定システムは、通信端末が1台のみ含まれている構成であってもよい。また、本設定システムに、設定情報提供サーバ20、端末所属情報提供サーバ30、端末環境情報設定装置40の何れか又は全部が複数台含まれ、分散処理が行われていてもよい。

0065

図3は、通信端末10aの機能構成を示すブロック図である。通信端末10aは、図3に示すように、記憶部11、送信ユニット12、受信ユニット13、入力ユニット14、コマンド解析部15、設定部16、ブラウザ部17、及び表示制御ユニット18を備えている。

0066

記憶部11は、通信端末10aの動作に必要な様々な情報を格納するものであり、例えば、読み書き可能なRAMなどの記憶素子ハードディスクドライブなどの記憶装置によって構成されている。記憶部11に格納されるデータとしては、識別情報11aや、省電力設定情報11b・メニュー画面構成情報11cなどの設定情報が挙げられる。

0067

識別情報11aは、通信端末10aを識別するための情報である。例えば、通信端末10aがTCP/IPネットワークを利用できる場合は、通信端末10aに固有のIPアドレスや、通信端末10aのユーザに固有の電子メールアドレスが識別情報11aに相当する。また、通信端末10aが公衆回線網を介した通話機能やファクシミリ機能を利用できる場合は、通信端末10aに割り当てられた電話番号が識別情報11aに相当する。なお、本明細書では、ファクシミリ番号も「電話番号」として統一的に扱うこととする。識別情報11aは、ユーザなどによって通信端末10aに設定され、記憶部11に格納される。

0068

省電力設定情報11bやメニュー画面構成情報11cは、通信端末10aの動作に関与する設定情報である。省電力設定情報11bの設定内容の一例を図16設定番号1〜3の行に示す。省電力設定情報11bは、通信端末10aが待機モードや電源オフモードなどに入るまでのアイドル時間の情報や、通信端末10aが待機モードや電源オフモードなどに入ったり、待機モードや電源オフモードを解除して通常モードに復帰したりする時刻の情報を含んでいる。この省電力設定情報11bにより、例えば、アイドル時間が所望の値になったときに通信端末10aを待機モードに移行させたり、所定の時刻が到来したときに通信端末10aを待機モードに移行させたりすることができる。

0069

メニュー画面構成情報11cは、通信端末10aの設定を変更するためのメニュー画面の構成情報である。メニュー画面構成情報11cの設定内容の一例を図16の設定番号4,5の行に示す。メニュー画面構成情報11cのデータ形式は特に限定されないが、例えば、World Wide Webなどで用いられているHyper Text Mark−up Language(以下「HTML」という)によって記述したデータであってもよい。これにより、階層構造を持つメニュー画面を容易に作成することが可能になる。このメニュー画面構成情報11cを書き換えることによって、通信端末10aのメニュー画面のレイアウト表示項目を自由に登録・変更することができる。

0070

送信ユニット12及び受信ユニット13は、設定情報提供サーバ20を含む他の通信機器との間で情報の送受信を行うためのインターフェースである。送信ユニット12及び受信ユニット13が利用する通信プロトコルとしては、例えばTCP/IPなどが挙げられる。また、送信ユニット12及び受信ユニット13が利用する物理媒体としては、イーサネット(登録商標)などの通信専用媒体を用いることができる。また、通信端末10aがファクシミリ機能を有している場合は、電話回線を用いたダイアルアップ通信を利用してもよい。

0071

入力ユニット14は、ユーザなどから様々な指示を受け取るためのインターフェースであり、例えば、タッチパネルキー(ボタン)、ポインティングデバイスなどによって構成される。入力ユニット14を介して受け取る指示情報としては、例えば、(1)通信端末10aの設定を自動的に実行する自動設定指示情報や、(2)通信端末10aの設定情報を設定情報提供サーバ20にバックアップするバックアップ指示情報、(3)通信端末10aを他の通信端末に置き換えた際に設定の引継ぎを行うための引継ぎ指示情報、(4)通信端末10aの設定情報を変更するための設定情報変更指示情報、そして、(5)通信端末10a本来の様々な機能を実行させるための指示情報などが含まれる。

0072

コマンド解析部15は、入力ユニット14が受け取った指示がどのようなものであるかを解析し、解析した結果に基づいて様々な処理を実行するためのものである。コマンド解析部15の詳細については後述する。

0073

設定部16は、記憶部11に設定情報、すなわち省電力設定情報11bやメニュー画面構成情報11cを格納するものである。設定部16は、入力ユニット14がユーザから受け取った設定情報変更指示や、受信ユニット13が設定情報提供サーバ20から受信した設定情報に基づいて、記憶部11に設定情報を格納したり、既に記憶部11に設定情報が格納されている場合はこれを置き換えたりする。

0074

ブラウザ部17は、記憶部11に格納されたメニュー画面構成情報を読み取り、このメニュー画面構成情報に基づいた画像データを作成し、表示制御ユニット18に書き込む。例えば、メニュー画面構成情報がHTMLで記述されている場合は、通常のWEBブラウザのように、HTMLで記述されたテキストデータを画像データに変換する。なお、ブラウザ部17によって作成された画像データは、通信端末10aのメニュー画面として表示装置19に表示される。

0075

表示制御ユニット18は、表示装置19を制御することにより、ブラウザ部17によって書き込まれた画像データに対応する画像を表示装置19に表示させるインターフェースである。具体的には、表示制御ユニット18は、画像データが書き込まれるVRAM(Video RAM)を備えるとともに、VRAMに書き込まれた画像データを表示装置19が表示可能な画像信号に変換し、表示装置19へ出力する。

0076

表示装置19は、表示制御ユニット18から入力された画像信号に基づいて画像を表示するものである。表示装置19としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや、液晶ディスプレイなどを用いることができる。なお、表示装置19は、通信端末10aと一体的に形成されていてもよいし、別体となっていてもよい。また、表示装置19がタッチパネルによって構成され、入力ユニット14と一体となっていてもよい。

0077

以上が通信端末10aの構成の概要であるが、通信端末10b・10cについても通信端末10aと同様であるものとする。

0078

次に、端末所属情報提供サーバ30の構成について説明する。図5は、端末所属情報提供サーバ30の機能構成を示すブロック図である。端末所属情報提供サーバ30は、図5に示すように、記憶部31、送信ユニット32、受信ユニット33、及び検索部34を備えている。

0079

記憶部31は、様々な情報を格納するものであり、例えば、読み書き可能なRAMなどの記憶素子やハードディスクドライブなどの記憶装置によって構成されている。記憶部31に格納されるデータとしては、端末所属情報データベース31aが挙げられる。

0080

端末所属情報データベース31aには、通信端末10a・10b・10cの識別情報(例えば、電話番号、IPアドレス、或いは電子メールアドレス)と所属情報とを対応付けて格納している。通信端末の電話番号と所属情報とを対応付けて格納した端末所属情報データベース31aの一例を図13に示す。

0081

送信ユニット32及び受信ユニット33は、設定情報提供サーバ20を含む他の通信機器との間で情報の送受信を行うためのものであり、通信端末10aの送信ユニット12及び受信ユニット13と同様であるので詳細な説明を省略する。

0082

検索部34は、設定情報提供サーバ20から受信した通信端末10a・10b・10cの識別情報に対応する所属情報を、端末所属情報データベース31aの中から検索し、検索した所属情報を設定情報提供サーバ20へ返信するものである。

0083

次に、設定情報提供サーバ20の構成について説明する。図4は、設定情報提供サーバ20の機能構成を示すブロック図である。設定情報提供サーバ20は、図4に示すように、記憶部21、送信ユニット22、受信ユニット23、コマンド解析部24、使用環境特定部25、設定情報特定部26、及び引継ぎ用設定情報特定部27を備えている。

0084

記憶部21は、様々な情報を格納するものであり、例えば、読み書き可能なRAMなどの記憶素子やハードディスクドライブなどの記憶装置によって構成されている。記憶部21に格納されるデータとしては、環境情報データベース21aや設定情報データベース21b、設定情報バックアップ21cが挙げられる。

0085

環境情報データベース21aは、上述した通信端末10a・10b・10cの識別情報と、通信端末の使用環境を示す使用環境情報とを対応付けて格納するデータベースである。使用環境とは、例えば、通信端末10a・10b・10cが設置される環境に関する情報であり、一例として、図書館・コンビニエンスストア・学校・設計事務所デザイン事務所などの設置場所を特定する情報が挙げられる。

0086

なお、環境情報データベース21aに格納される各情報は、端末環境情報設定装置40から送信される。すなわち、端末環境情報設定装置40によって、環境情報データベース21aに環境情報を登録したり、既に登録された環境情報を変更したりすることができる。

0087

設定情報データベース21bは、通信端末10a・10b・10cの使用環境を示す使用環境情報と、通信端末10a・10b・10cの設定情報とを対応付けて格納するデータベースである。設定情報データベース21bの情報は、工場出荷時に予め登録しておくとともに、ユーザが適宜新しい情報を登録したり、登録された情報を変更したりすることができるようになっていることが好ましい。この設定情報データベース21bにより、通信端末の使用環境に適した設定情報を得ることができる。設定情報データベース21bの一例を図15に示す。なお、図15の各設定番号に対応する設定内容は、図16に示すようになっている。

0088

設定情報バックアップ21cは、通信端末10a・10b・10cから受信した設定情報や、設定情報特定部26によって特定された設定情報をバックアップしたものであり、バックアップされた設定情報には、通信端末装置の識別情報が対応付けられている。この設定情報バックアップ21cは、通信端末10a・10b・10cの何れかを新たな通信端末に置き換えた際に、設定情報の引継ぎを行うために用いられる。

0089

送信ユニット22及び受信ユニット23は、通信端末10a・10b・10cや端末所属情報提供サーバ30を含む他の通信機器との間で情報の送受信を行うためのものであり、通信端末10aの送信ユニット12及び受信ユニット13と同様であるので詳細な説明を省略する。

0090

コマンド解析部24は、受信ユニット23が受信した様々な情報を解析し、解析した結果に基づいて適切な処理を実行するためのものである。コマンド解析部24の詳細については後述する。

0091

使用環境特定部25は、通信端末10a・10b・10cから受信した識別情報に基づいて、識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定するものである。使用環境特定部25が通信端末装置の使用環境を特定する方法としては2種類ある。1つ目は、環境情報データベース21aから検索する方法である。

0092

環境情報データベース21aには識別情報と使用環境情報とが対応付けられて格納されているので、使用環境特定部25は、受信した識別情報に対応する使用環境情報を環境情報データベース21aから検索することによって、識別情報の送信元となった通信端末装置の使用環境を特定することができる。

0093

そして、2つ目の方法は、外部のサーバである端末所属情報提供サーバ30に問い合わせる方法である。端末所属情報提供サーバ30は上述したように端末所属情報データベース31aを有しており、使用環境特定部25が、受信した識別情報を送信ユニット22を介して端末所属情報提供サーバ30に送信して問い合わせることによって、識別情報に対応する所属情報が返信される。そして、使用環境特定部25は、返信された所属情報に含まれる特定の文字列を検出することにより、通信端末装置の使用環境を特定することができる。

0094

設定情報特定部26は、設定情報データベース21bに格納された設定情報の中から、使用環境特定部25によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定し、特定した設定情報を送信ユニット22を介して通信端末10a・10b・10cに返信するものである。

0095

引継ぎ用設定情報特定部27は、受信ユニット23が通信端末10a・10b・10cから通信端末装置の識別情報とともに通信端末装置の設定の引継ぎを指定する引継ぎ指定情報を受信すると、受信した識別情報に対応する設定情報を、設定情報バックアップ21cの中から特定するとともに、特定した設定情報を送信ユニット22を介して通信端末10a・10b・10cに返信するものである。

0096

最後に、本設定システムに含まれる通信端末10a・10b・10c、設定情報提供サーバ20、及び端末所属情報提供サーバ30の各部は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。

0097

すなわち、上記の各装置は、各機能を実現する制御プログラム命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである、各装置の制御プログラムのプログラムコード実行形式プログラム中間コードプログラムソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記の各装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。

0098

上記記録媒体としては、例えば、磁気テープカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクハードディスク等の磁気ディスクCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカードメモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROMEPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。

0099

また、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネットイントラネットエキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網仮想専用網(virtual private network)、電話回線網移動体通信網衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送ケーブルTV回線電話線ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線HDR携帯電話網衛星回線地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。

0100

(1.通信端末装置の自動設定処理
自動設定処理時における本設定システムの動作について説明する。図6は、本設定システムにおいて用いられている設定方法の処理工程を示すフロー図である。

0101

ここでは、通信端末10aに対して自動設定処理を行うものとする。

0102

まず、通信端末10aの入力ユニット14がユーザからの指示情報を受け取る。受け取った指示情報はコマンド解析部15に入力され、コマンド解析部15がどのような指示情報を受け取ったかを判定する(判定ステップ)。ここで、受け取った指示が設定を自動的に行う指示情報である場合、コマンド解析部15は、記憶部11から自身の通信端末装置の識別情報を取得する(S11:識別情報取得ステップ)。

0103

そして、コマンド解析部15は、取得した識別情報を、自動設定を指定する自動設定指定情報とともに、送信ユニット12を介して設定情報提供サーバ20に送信する(S12:識別情報送信ステップ)。すなわち、このステップにおいて、コマンド解析部15は、識別情報送信部として機能する。

0104

次に、設定情報提供サーバ20の受信ユニット23が、通信端末10aから送信された識別情報を自動設定指定情報とともに受信する(S13:識別情報受信ステップ)。受信ユニット23は、受信した識別情報を自動設定指定情報とともにコマンド解析部24に入力する。コマンド解析部24は、入力された指定情報がどのような指定情報であるかを判定する(判定ステップ)。入力された指定情報が自動設定指定情報である場合、入力された識別情報は、コマンド解析部24によって使用環境特定部25に入力される。

0105

使用環境特定部25は、入力された識別情報に基づいて、通信端末10aの使用環境を特定する(S14:使用環境特定ステップ)。なお、このステップの詳細については後述する。特定された使用環境を示す使用環境情報は、使用環境特定部25によって設定情報特定部26に入力される。

0106

設定情報特定部26は、記憶部21に格納された設定情報データベース21bを参照して、入力された使用環境に対応する設定情報を特定する(S15:設定情報特定ステップ)。すなわち、設定情報特定部26は、入力された使用環境に対応する設定情報を、設定情報データベース21bの中から検索する。そして、設定情報特定部26は、検索した設定情報を、送信ユニット22を介して通信端末10aに返信する(S16:設定情報送信ステップ)。

0107

これと前後して、設定情報特定部26は、検索した設定情報を識別情報と対応付けて設定情報バックアップ21cとして記憶部21に格納する(S19:設定情報バックアップステップ)。これにより、記憶部21には、通信端末装置の識別情報に対応付けられた設定情報が設定情報バックアップ21cとして蓄積されていくことになる。

0108

一方、通信端末10aの受信ユニット13は、設定情報提供サーバ20から送信された設定情報を受信する(S17:設定情報受信ステップ)。受信した設定情報は、設定部16に入力される。

0109

設定部16は、受信ユニット13を介して設定情報提供サーバ20から受信した設定情報に基づいて、自身の通信端末装置の設定を行う(S18:設定ステップ)。設定情報提供サーバ20から受信した設定情報が省電力設定に関するものであれば、設定部16は、設定情報提供サーバ20から受信した設定情報に基づいて、記憶部11の省電力設定情報11bを更新する。また、設定情報提供サーバ20から受信した設定情報がメニュー画面の構成に関するものであれば、設定部16は、設定情報提供サーバ20から受信した設定情報に基づいて、記憶部11のメニュー画面構成情報11cを更新する。これにより、通信端末10aの省電力設定や、メニュー画面の構成が変更される。

0110

ところで、上述した使用環境特定ステップS14には2通りある。まず、第1の方法として、使用環境特定部25が、記憶部21に格納された環境情報データベース21aから識別情報に対応する使用環境情報を取得する方法である。この場合、予め、環境情報データベース21aに該当する識別情報と使用環境情報との組が登録されていれば、環境情報データベース21aから使用環境特定部25が識別情報に対応する使用環境情報を取得することができる。

0111

また、第2の方法として、使用環境特定部25が、端末所属情報提供サーバ30に問い合わせる方法がある。図7は、この処理工程を示すフロー図である。

0112

まず、設定情報提供サーバ20の使用環境特定部25は、通信端末10aから受信した識別情報を、送信ユニット22を介して端末所属情報提供サーバ30に送信する(S21:第2の識別情報送信ステップ)。

0113

端末所属情報提供サーバ30の受信ユニット33は、設定情報提供サーバ20から送信された識別情報を受信する(S22:第2の識別情報受信ステップ)。受信した識別情報は、検索部34に入力される。

0114

検索部34は、記憶部31に格納された端末所属情報データベース31aの中から、入力された識別情報に対応する所属情報を検索することにより、通信端末10aの所属情報を特定する(S23:所属情報特定ステップ)。特定された所属情報は送信ユニット32に送られ、送信ユニット32が所属情報を設定情報提供サーバ20に送信する(S24:所属情報送信ステップ)。

0115

そして、設定情報提供サーバ20の受信ユニット23が端末所属情報提供サーバ30から送信された所属情報を受信する(S25:所属情報受信ステップ)。受信した所属情報は、使用環境特定部25に入力される。

0116

使用環境特定部25は、入力された所属情報に、特定の文字列(キーワード)が含まれるか否かを調査する。使用環境特定部25は、例えば図14に示す、キーワードと使用環境を示す使用環境情報との組が含まれるキーワードリストを持っており、入力された所属情報に、リストに挙げられている何れかのキーワードが含まれていないかどうかを調査する。そして、入力された所属情報に特定のキーワードが含まれていれば、キーワードリストにおいてそのキーワードに対応している使用環境を通信端末10aの使用環境とする。

0117

以上のようにして、使用環境特定部25は、通信端末10aから受信した識別情報に基づいて、通信端末10aの使用環境を特定する。なお、使用環境特定部25は、使用環境を特定するために、上記の第1及び第2の方法を組み合わせてもよい。つまり、まず、第1の方法に従って、識別情報に対応する使用環境の特定を試み、環境情報データベース21aに該当する使用環境情報がない場合に、第2の方法に従って識別情報に対応する使用環境を特定してもよい。

0118

(2.通信端末装置の設定情報バックアップ処理
次に、設定情報バックアップ処理時における本設定システムの動作について説明する。図8は、本設定システムにおいて用いられている設定方法の処理工程を示すフロー図である。ここでは、通信端末10aが、自身の通信端末の設定情報をバックアップするものとする。

0119

まず、通信端末10aの入力ユニット14がユーザからの指示を受け取る。受け取った指示はコマンド解析部15に入力され、コマンド解析部15がどのような指示を受け取ったかを判定する(判定ステップ)。ここで、受け取った指示が設定情報をバックアップするバックアップ指示である場合、コマンド解析部15は、記憶部11から自身の通信端末装置の識別情報及び設定情報(省電力設定情報11b、メニュー画面構成情報)を取得する(S31:設定情報取得ステップ)。

0120

そして、コマンド解析部15は、取得した識別情報及び設定情報を、バックアップを指定するバックアップ指定情報とともに、送信ユニット12を介して設定情報提供サーバ20に送信する(S32:バックアップ情報送信ステップ)。すなわち、このステップにおいて、コマンド解析部15は、バックアップ情報送信部として機能する。

0121

次に、設定情報提供サーバ20の受信ユニット23は、通信端末10aから送信された識別情報及び設定情報をバックアップ指定情報とともに受信する(S33:バックアップ情報受信ステップ)。受信ユニット23は、受信した識別情報及び設定情報をバックアップ指定情報とともにコマンド解析部24に入力する。

0122

コマンド解析部24は、入力された指定情報がどのような指定情報であるかを判定する(判定ステップ)。ここで、指定情報がバックアップ指定情報である場合、コマンド解析部24は、入力された設定情報を識別情報と対応付けて、記憶部21に設定情報バックアップ21cとして格納する(S34:バックアップ情報格納ステップ)。すなわち、このステップにおいて、コマンド解析部24はバックアップ情報格納部として機能する。

0123

その後、コマンド解析部24は、送信ユニット22を介して通信端末10aへバックアップの完了を通知し(S35)、通信端末10aがこの通知を受け取って(S36)処理が終了する。

0124

(3.通信端末装置の設定引継ぎ処理
次に、設定の引継ぎ処理時における本設定システムの動作について説明する。図9は、本設定システムにおいて用いられている設定方法の処理工程を示すフロー図である。ここでは、通信端末10aが新しい端末に置き換えられ、置き換える前の端末から置き換えた後の端末へと設定情報を引き継ぐこととする。

0125

まず、通信端末10aの入力ユニット14がユーザからの指示を受け取る。受け取った指示はコマンド解析部15に入力され、コマンド解析部15がどのような指示を受け取ったかを判定する(判定ステップ)。ここで、受け取った指示が設定の引継ぎを行う引継ぎ指示である場合、コマンド解析部15は、記憶部11から自身の通信端末装置の識別情報を取得する(S41:第2識別情報取得ステップ)。

0126

そして、コマンド解析部15は、取得した識別情報を、引継ぎを指定する引継ぎ指定情報とともに、送信ユニット12を介して設定情報提供サーバ20に送信する(S42:引継ぎ指示ステップ)。すなわち、このステップにおいて、コマンド解析部15は引継ぎ指示部として機能する。

0127

次に、設定情報提供サーバ20の受信ユニット23が、通信端末10aから送信された識別情報を引継ぎ指定情報とともに受信する(S43:引継ぎ指示受信ステップ)。受信ユニット23は、受信した識別情報を引継ぎ指定情報とともにコマンド解析部24に入力する。コマンド解析部24は、入力された指定情報がどのような指定情報であるかを判定する(判定ステップ)。入力された指定情報が引継ぎ指定情報である場合、入力された識別情報は、コマンド解析部24によって引継ぎ用設定情報特定部27に入力される。

0128

そして、引継ぎ用設定情報特定部27は、記憶部21に格納された設定情報バックアップ21cの中から、入力された識別情報に対応する設定情報を特定する(S44:引継ぎ用設定情報特定ステップ)。特定された設定情報は、引継ぎ用設定情報特定部27によって、送信ユニット22を介して通信端末10aに返信される(S45:引継ぎ用設定情報送信ステップ)。

0129

一方、通信端末10aの受信ユニット13は、設定情報提供サーバ20から送信された設定情報を受信する(S47:引継ぎ用設定情報受信ステップ)。受信した設定情報は、設定部16に入力される。

0130

設定部16は、受信ユニット13を介して設定情報提供サーバ20から受信した設定情報に基づいて、自身の通信端末装置の設定を行う(S48:引継ぎ設定ステップ)。なお、このステップは、上述した設定ステップS18と同様である。そして処理が終了する。

0131

(4.環境情報データベースの登録処理
次に、環境情報データベースの登録処理時における本設定システムの動作について説明する。図10は、本設定システムにおいて用いられている設定方法の処理工程を示すフロー図である。

0132

まず、端末環境情報設定装置40は、図示しない入力部などにより、ユーザから、通信端末の識別情報とそれに対応する使用環境情報とを取得する(S51:使用環境情報取得ステップ)。そして、端末環境情報設定装置40は、取得した識別情報と使用環境情報との組を、登録指定情報とともに設定情報提供サーバ20へ送信する(S52:使用環境情報送信ステップ)。

0133

設定情報提供サーバ20の受信ユニット23は、端末環境情報設定装置40から識別情報と使用環境情報との組を登録指定情報とともに受信し(S53:使用環境情報受信ステップ)、受信した各情報をコマンド解析部24に入力する。コマンド解析部24は、入力された指定情報がどのような指定情報であるかを判定する(判定ステップ)。入力された指定情報が登録指定情報である場合、コマンド解析部24は、入力された使用環境情報を、識別情報に対応付けて記憶部21の環境情報データベース21aに格納する(S54使用環境情報登録ステップ)。すなわち、このステップにおいて、コマンド解析部24は、使用環境情報登録部として機能する。そして処理が終了する。

0134

〔実施例〕
以下では、上述した通信端末としてファクシミリ機能を有する複合機、また、識別情報として電話番号が用いられ、この電話番号に基づいて複合機の設定を自動的に行う設定システムを図1及び図11から図19を用いて例示する。

0135

(構成)
図1は、本実施例における設定システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施例の設定システムは、上述した通信端末に相当する複合機10a〜10d、設定情報提供サーバ20、及び所属情報提供サーバに相当する電話帳サーバ30を含んでいる。以下では、上述した実施形態と異なる構成や説明しなかった構成のみについて説明し、実施形態と同様の構成については説明しない。

0136

まず、複合機10aの構成について説明する。なお、残りの複合機10b〜10dも、基本的に複合機10aと同様の構成であるものとする。本実施例における複合機10aは、プリント機能コピー機能、及びファクシミリ機能等を有したデジタル複合機である。以下では、上述した実施形態では説明されていない、複合機10aに特有の構成(すなわちプリント機能、コピー機能、及びファクシミリ機能を実現するための構成)について主に説明する。

0137

図11は、本実施例における複合機10aの構造を示す正面断面図である。複合機10aは、画像読ユニット200、画像形成ユニット300、給紙ユニット400、及びコンピュータ180から構成されている。

0138

画像読取ユニット200は、自動原稿搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)201、第1原稿台202、第2原稿台203、第1ミラーベース204、第2ミラーベース205、レンズ206及び固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)207を備えている。

0139

ADF201は、原稿トレイ211から第2原稿台203を経由して排出トレイ212に至る間に原稿を1枚ずつ搬送する。ADF201は、第1原稿台202の上面を開閉自在に被覆するように、背面側を支点回動自在にされている。前面側が上方に移動するようにADF201を回動させて第1原稿台202の上面を露出させることにより、手動操作によって第1原稿台202に原稿を載置することができる。

0140

第1原稿台202及び第2原稿台203は、ともに硬質ガラス板によって構成されている。

0141

第1ミラーベース204及び第2ミラーベース205は、第1原稿台202及び第2原稿台203の下方において水平方向に移動自在にされている。第2ミラーベース205の移動速度は、第1ミラーベース204の移動速度の1/2にされている。第1ミラーベース204は、光源及び第1ミラーを搭載している。第2ミラーベース205は、第2ミラー及び第3ミラーを搭載している。

0142

ADF201によって搬送される原稿の画像を読み取る際には、第1ミラーベース204は、第2原稿台203の下方に停止している。光源の光は、第2原稿台203上を通過する原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース205に向けて反射される。

0143

第1原稿台202に載置された原稿の画像を読み取る際には、第1ミラーベース204及び第2ミラーベース205は、第1原稿台202の下方を水平方向に移動する。光源の光は、第1原稿台202上に載置された原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース205に向けて反射される。

0144

ADF201を用いるか否かに拘らず、原稿の画像面における反射光は、光路長を一定にして、第2ミラー及び第3ミラーによってレンズ206を経由してCCD207に入射する。

0145

CCD207は、原稿の画像面における反射光の光量に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、画像形成ユニット300に画像データとして入力される。

0146

画像形成ユニット300は、画像形成部130を構成する感光体ドラム131、帯電器132、露光装置133、現像装置134、転写装置135、クリーナ136及び定着装置137を備えている。

0147

感光体ドラム131は、表面に感光層を備えており、矢印方向に回転する。帯電器132は、感光体ドラム131の表面を所定の電位に均一に帯電させる。帯電器132は、チャージャによる非接触方式、又は、ローラ若しくはブラシによる接触方式の何れを用いてもよい。

0148

露光装置133は、感光体ドラム131の表面に画像データに基づく光を照射する。これによって、感光体ドラム131の表面には、感光層における光導電作用によって静電潜像が形成される。露光装置133は、画像データに基づいて変調されたレーザ光ポリゴンミラーを介して感光体ドラム131の軸方向に走査する。これに代えて、ELやLED等の発光素子アレイ状に配置した露光装置を用いることもできる。

0149

現像装置134は、感光体ドラム131の表面にトナー現像剤)を供給し、静電潜像をトナー像可視像化する。

0150

転写装置135は、転写ベルト転写ローラ、及びその他の複数のローラを備えている。転写ベルトは、感光体ドラム131の下方において複数のローラ間にループ状張架されており、1×109〜1×1013Ω・cm程度の抵抗値を有する。転写ベルトのループ状の移動経路の内側には、転写ベルトを挟んで感光体ドラム131に圧接する転写ローラが備えられている。転写ローラには、所定の転写電圧印加され、転写ベルトと感光体ドラム131との間を通過する用紙に、感光体ドラム131が担持するトナー像が転写される。

0151

クリーナ136は、用紙に対するトナー像の転写を終えた感光体ドラム131の表面から、残留しているトナーを除去する。

0152

定着装置137は、加熱ローラ及び加圧ローラを備えている。加熱ローラは、トナーを溶融可能な温度に内部のヒータによって加熱される。加圧ローラは、加熱ローラに所定の圧力で圧接する。定着装置137は、加熱ローラと加圧ローラとの間を通過する用紙を加熱及び加圧することにより、トナー像を用紙に堅牢定着させる。定着装置137を通過した用紙は、複合機10aの一方の側面に装着された排紙トレイ138に排出される。

0153

給紙ユニット400は、給紙カセット401,402,403,404及び手差しトレイ405を備えている。給紙カセット401,402,403,404のそれぞれには、同一サイズ複数枚の用紙が収納される。手差しトレイ405には、使用頻度の低いサイズや紙質の用紙が載置される。

0154

給紙ユニット400は、給紙カセット401,402,403,404又は手差しトレイ405の何れかから1枚ずつ用紙を給紙する。給紙ユニット400から給紙された用紙は、用紙搬送路1を経由して画像形成ユニット300に搬送される。

0155

コンピュータ180は、画像読取ユニット200、画像形成ユニット300、及び給紙ユニット400の各部を制御するためのものである。

0156

用紙搬送路101は、第1搬送路111、第2搬送路112、第3搬送路113、第4搬送路114及び第5搬送路115を含む。第1搬送路111は、給紙ユニット400から画像形成部130を経由して排紙トレイ138に至る。

0157

図12は、本実施例の複合機10aのハードウェア構成を示すブロック図である。上述したように、本実施例における複合機10aはCPU511を備えたデジタル複合機であり、このCPU511がROM513に予め格納された制御プログラムをRAM514上にロードして実行することにより、バス512を介して接続されたハードウェアを制御し、全体として複合機として動作させる。

0158

以下、バス512に接続されている各種ハードウェアの構成について説明する。

0159

操作パネル516は、ユーザによる操作を受付ける入力ユニット14と、ユーザに対して報知すべき情報を表示する表示装置19とにより構成されている。入力ユニット14は、機能の切替操作プリント処理における出力枚数コピー処理における変倍、ファクシミリ送信処理における送信先等の設定を受付けるために各種操作キー数値キー等を備えている。表示装置19は液晶ディスプレイ装置を備えており、複合機10aの動作状況、入力ユニット14から入力された設定値、そして複合機10aの各種設定を変更するためのメニュー画面等を表示する。また、表示装置19の一部はユーザの押下操作により設定の選択を受付けるようにしたタッチパネル方式ソフトウェアキーを備えている。以上のように、本実施例では、上述した図3の入力ユニット14及び表示装置19が一体化して操作パネル516となっている。

0160

画像読取ユニット200は、上述したように、読取り用の原稿に光を照射する光源、CCDのようなイメージセンサAD変換器等を備えており、所定の読取り位置にセットされた原稿の画像を当該イメージセンサに結像させてアナログ電気信号に変換し、得られたアナログ電気信号をAD変換器によりAD変換する。そして、AD変換して得られたデジタル信号に対して、原稿読取時の光源の配光特性、イメージセンサの感度ムラ等の補正を施すことによりデジタル形式の画像データを生成する。

0161

通信ユニット518は、ローカルエリアネットワーク等の所定の通信規格準拠したインタフェースを備えており、外部コンピュータとの通信を可能にするものである。通信ユニット518では、接続先のコンピュータからのプリントジョブを受信し、逆に、通知すべき情報を送信する。通信ユニット518ではこのような各種データの送受信の制御を行う。なお、この通信ユニット518は、上述した図3の送信ユニット12及び受信ユニット13に相当する。

0162

ファクシミリモデム519は、他のファクシミリ装置との通信を可能にするための回線終端回路を備えており、公衆電話回線網を介してファクシミリデータの送受信を行うことを可能にする。そのため、ファクシミリモデム519は、受信したファクシミリデータを復号するための復号回路、送信すべきファクシミリデータを符号化するための符号化回路を備えている。ファクシミリモデム519は、このようなファクシミリデータの送受信、並びに符号化処理及び復号処理を実行する。

0163

画像メモリ520は半導体メモリにより構成されており、画像読取ユニット200により原稿の画像を読取って生成した画像データ、プリントジョブから展開される画像データ、及びファクシミリデータから展開される画像データを一時的に記憶する。画像メモリ520に一時的に記憶された画像データは、CPU511の指示によりその利用目的に応じた転送先転送される。すなわち、用紙上に画像形成を行う場合には画像形成ユニット300に転送され、ファクシミリデータとして送信する場合にはファクシミリモデム519に転送され、ファイリング機能を利用して保存する場合にはHDD521に転送される。

0164

画像形成ユニット300は、画像メモリ520から転送されてきた画像データに基づいて、上述したように電子写真方式によって用紙上に画像形成を行う。

0165

HDD523はディスク状の磁気記録媒体を有するハードディスク装置であり、その記憶領域の一部は画像データや設定情報、そして、複合機10aに登録された電話番号等を記憶するためのデータエリアとして利用されている。操作パネル516を通じて要求を受付けた場合、又は外部コンピュータからの要求を通信ユニット518を介して受信した場合、データエリアに記憶された画像データを読出すようにしている。そのため、プリント処理の失敗又は出力部数不足等のためにプリント処理を再度実行する必要がある場合には、データエリアに記憶された画像データを任意に読出してプリント処理を実行させることができる。

0166

管理ユニット524は、不揮発性の半導体メモリにより構成されており、その記憶領域の一部は、装置の状態に関する情報、操作パネル516を通じて受付けた各種の設定等を記憶するシステム管理領域524a、及び各種設定の履歴を記憶する操作履歴管理領域524bとして利用されている。

0167

複合機10a〜10dは、プリント機能、コピー機能、及びファクシミリ機能を実現するために以上のような構成を有しており、そして、設定を自動的に行うために実施形態において説明した構成をさらに有している。

0168

なお、本実施例では、各複合機10a〜10dの記憶部11には、各複合機に割り当てられた電話番号(ファクシミリ番号)が識別情報11aとして格納されているものとする。各複合機に割り当てられた電話番号は、図1の通りである。そして、複合機10a〜10dは、それぞれ、コンビニエンスストア、学校、設計事務所、デザイン事務所に設置されているものとする。

0169

設定情報提供サーバ20は、設定情報データベースとして、図15に示すデータベースを有しているものとする。そして、電話帳サーバ30は、端末所属情報データベース31aとして、図13に示すデータベースを有しているものとする。

0170

(動作)
以下では、複合機10a〜10dの自動設定処理について説明する。

0171

まず、複合機10aに対して設定の自動実行が指示されると、複合機10aは、自身の電話番号である「03−xx−yyyy」を設定情報提供サーバ20に送信する(S12)。この電話番号を受信した設定情報提供サーバ20は、受信した電話番号をさらに電話帳サーバ30に送信し、電話番号に対応する所属情報の問い合わせを行う(S21)。

0172

電話番号「03−xx−yyyy」を受信した電話帳サーバ30の検索部34は、図13に示す電話番号データベース(端末所属情報データベース)を参照し、電話番号「03−xx−yyyy」に対応する所属が「○○マート」であることを特定する(S23)。これにより、複合機10aの所属が「○○マート」であることが明らかとなる。そして、電話帳サーバ30は、特定した所属「○○マート」を文字データとして設定情報提供サーバ20に返信する(S24)。

0173

所属情報として「○○マート」という文字データを受信した設定情報提供サーバ20の使用環境特定部25は、受信した「○○マート」という文字データの中に特定のキーワードが存在するか否かを、図14に示すキーワードリストを用いて調査する。その結果、「○○マート」の中には、「マート」というキーワードが含まれていることを検出し(S26)、「○○マート」がコンビニエンスストアであることを特定する(S27)。これにより、複合機10aの使用環境がコンビニエンスストアであることが明らかとなる。

0174

続いて、設定情報特定部26が図15に示す設定情報データベースを探索し、コンビニエンスストアに対応する設定情報である設定番号「1」を特定する(S15)。この設定番号「1」は、設定情報提供サーバ20から複合機10aに返信され(S16・17)、複合機10aの設定部16が、この設定番号「1」に基づいて、記憶部11に格納された省電力設定情報11bを、図16の設定番号1の行に示す設定内容へと変更する(S18)。

0175

その結果、複合機10aは、省エネモードへの移行が禁止される。これにより、コピーをすぐに取りたいユーザに対して、24時間いつでも待たせることなくコピー処理を実行することができるようになり、コンビニエンスストアにふさわしい設定となる。

0176

また、複合機10bの場合、電話番号「06−aa−bbbb」を受信した電話帳サーバ30の検索部34は、図13に示す端末所属情報データベースを参照し、受信した電話番号「06−aa−bbbb」に対応する所属が「××学校」であることを特定する(S23)。

0177

所属情報として「××学校」という文字データを受信した設定情報提供サーバ20の使用環境特定部25は、図14に示すキーワードリストを用いて「××学校」を調査する。その結果、「××学校」の中には、「校」というキーワードが含まれていることを検出し(S26)、「××学校」が学校であることを特定する(S27)。

0178

続いて、設定情報特定部26が図15に示す設定情報データベースを探索し、学校に対応する設定情報である設定番号「3」を特定する(S15)。複合機10bの設定部16は、この設定番号「3」に基づいて、記憶部11に格納された省電力設定情報11bを、図16の設定番号3の行に示す設定内容へと変更する(S18)。

0179

その結果、複合機10bは、平日の12時から13時までと、16時から18時までの省エネモードへの移行が禁止されるとともに、休日は全日省エネモードとなる。通常、学校では、平日と休日とでコピー量に差があり、また、平日では休み時間にコピー量が多くなることが予想される。従って、上記のように設定が行われることにより、コピー量の多い時間帯には省エネモードへの移行を禁止し、コピー量の少ない時間帯には省エネモードへ移行することになり、ユーザを待たせることなく、無駄な電力消費を抑制することができるようになる。

0180

一方、複合機10c、複合機10dの場合は、使用環境がそれぞれ設計事務所、デザイン事務所であるので、図16の設定番号4、5の行の設定内容に示されるように、メニュー画面の変更が行われる。

0181

複合機10a〜10dのメニュー画面は、デフォルトの状態では図17のようになっている。すなわち、複合機10a〜10dのメニュー画面は階層構造を有しており、最上位画面(初期画面)では、「コピー」、「FAX」、「スキャナ」、「特殊設定」という項目が表示されている。この最上位画面で、ユーザが操作パネル516により「特殊設定」を選択すると、メニュー画面は一つ下の階層に移行し、「解像度設定」、「色設定」という項目が表示される。ここで、「解像度設定」を選択すると、さらに一つ下の階層に移行し、FAXやスキャナの解像度を指定する選択項目が表示され、一方、「色設定」を選択すると、別の一つ下の階層に移行し、印刷時の色設定に関する選択項目が表示される。

0182

なお、上記のメニュー画面は、複数のメニューデータによって規定されている。各メニューデータは、各階層のメニュー画面の構成をHTMLによって記述したものであり、さらに、階層間の関係をハイパーリンクによって指定している。これらのメニューデータは記憶部11にメニュー画面構成情報11cとして格納されている。

0183

このような複合機10cに設定の自動実行が指示されると、設定情報提供サーバ20の使用環境特定部25は、複合機10cの使用環境が設計事務所であることを特定する。その結果、設定情報提供サーバ20の設定情報特定部26は、設計事務所に好ましい設定に対応する設定番号「4」を特定する。

0184

設定番号4の設定内容は、図16に示すように、FAXやスキャナの解像度の変更を指定する選択項目を最上位のメニュー画面に配置する、というものである。具体的には、設定情報提供サーバ20の設定情報特定部26は、図18に示すメニュー画面に対応するメニューデータ(HTMLデータ)を設定情報データベース21bから検索して、複合機10cに送信する。そして、複合機10cの設定部16は、記憶部11に格納されたメニューデータを受信したメニューデータで置き換えることによって、メニュー画面の構成が変更される。

0185

変更後のメニュー画面では、最上位画面において、「コピー」、「FAX」、「スキャナ」に加え、デフォルトでは一つ下の階層で表示されていた「解像度設定」という項目が表示される。つまり、設計事務所では、精細な図面を扱う必要があるため、FAXやスキャナの解像度を頻繁に変更することが考えられるが、「解像度設定」という項目を最上位に配置することにより、迅速に設定の変更ができるようになるのである。

0186

このように、メニュー画面の構成を規定するHTMLデータを設定情報として送信することにより、複合機10aのメニュー画面を外部から自由自在にカスタマイズすることが可能になる。

0187

また、複合機10dの場合、設定情報提供サーバ20の使用環境特定部25は、複合機10dの使用環境がデザイン事務所であることを特定し、設定情報提供サーバ20の設定情報特定部26は、設計事務所に好ましい設定に対応する設定番号「5」を特定する。

0188

設定番号5の設定内容は、図16に示すように、印字色手動調整を指定する選択項目を最上位のメニュー画面に配置する、というものである。具体的には、図19に示すように、最上位画面において、「コピー」、「FAX」、「スキャナ」に加え、デフォルトでは一つ下の階層で表示されていた「色設定」という項目が表示される。

0189

デザイン事務所では、カラー印刷において色を厳密に調節する必要があるため、色調整を頻繁に行うことが考えられるが、「色設定」という項目を最上位に配置することにより、迅速に設定の変更ができるようになる。

0190

また、仮に複合機の使用環境が図書館であった場合は、設定番号2が選択され、低速設定が行われることにより、複合機の近傍で読書中/学習中のユーザに対して騒音による迷惑をかけることを防止することができる。

0191

〔実施形態2〕
以下では、上述した実施形態1の変形形態について図20及び図21を用いて説明する。上述した実施形態1では、通信端末装置の使用環境情報と設定情報とを対応付けて格納する設定情報データベース21bと、通信端末の使用環境に基づいて設定情報を特定する設定情報特定部26とが、設定情報提供サーバ20に備えられている構成であったが、本発明はこれに限定されず、設定情報データベース21b及び設定情報特定部26が通信端末に設けられていてもよい。

0192

この場合、上述した設定情報提供サーバ20は、通信端末の設定を行うために用いられる使用環境情報を通信端末に提供する環境情報提供サーバ620となる。

0193

図20は、本実施形態における環境情報提供サーバ620の機能構成を示すブロック図である。なお、以下では、上述した実施形態1と同一の機能を有する機能ブロックについては同一の符号を付し、説明を省略する。

0194

本実施形態において、環境情報提供サーバ620は、使用環境特定部及び設定情報データベースを省略することができる。そして、環境情報提供サーバ620は、使用環境特定部25に代えて、使用環境特定部625を有している。

0195

使用環境特定部625は、設定情報提供サーバ20の使用環境特定部25と同様にして通信端末の使用環境を特定した後、特定した使用環境に対応する使用環境情報を、送信ユニット22を介して通信端末に返信するようになっている。

0196

図21は、本実施形態における通信端末610aの機能構成を示すブロック図である。本実施形態において、通信端末610aは、さらに設定情報特定部626及び設定情報データベース21bを備え、設定部16の代わりに設定部616を有している。

0197

設定情報特定部626は、環境情報提供サーバ620から受信ユニット13を介して自身の通信端末装置の使用環境を示す使用環境情報を受信し、設定情報データベース21bに格納された設定情報の中から、受信した使用環境に対応する設定情報を特定するものとなっている。

0198

そして、設定部616は、設定情報特定部626によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末装置の設定を行うものとなっている。

0199

このような構成であっても、上述した実施形態1と同様の効果を奏することができる。

0200

〔実施形態3〕
以下では、別の変形形態について図22を用いて説明する。本実施形態では、通信端末装置が、実施形態1の設定情報提供サーバ20の機能を含んだ構成となっている。

0201

図22は、本実施形態における通信端末710aの機能構成を示すブロック図である。本実施形態において、通信端末710aは、さらに使用環境特定部725、設定情報特定部726、及び設定情報データベース21bを備え、コマンド解析部15の代わりにコマンド解析部715、そして、設定部16の代わりに設定部716を備えている。

0202

本実施形態において、コマンド解析部715は、通信端末の識別情報と所属との対応関係を把握している端末所属情報提供サーバ30に対して、自身の通信端末の識別情報を送信ユニット12を介して直接送信して問い合わせる識別情報送信部として機能する。

0203

また、使用環境特定部725は、端末所属情報提供サーバ30から返信された、自身の通信端末の所属を示す所属情報を受信ユニット13を介して受信するとともに、受信した所属情報に基づいて、自身の通信端末の使用環境を特定するものである。なお、所属情報から使用環境を特定する方法は、上述した実施形態1と同様である。

0204

設定情報特定部726は、設定情報データベース21bに格納された設定情報の中から、使用環境特定部725によって特定された使用環境に対応する設定情報を特定するものである。

0205

そして、設定部716は、設定情報特定部726によって特定された設定情報に基づいて自身の通信端末の設定を行うものである。

0206

本実施形態では、通信端末710aの入力ユニット14がユーザからの指示情報を受け取ると、受け取った指示情報がコマンド解析部715に入力され、コマンド解析部715がどのような指示情報を受け取ったかを判定する(判定ステップ)。ここで、受け取った指示が設定の自動的に行う指示情報である場合、コマンド解析部715は、記憶部11から自身の通信端末装置の識別情報を取得する(識別情報取得ステップ)。

0207

そして、コマンド解析部715は、取得した識別情報を、送信ユニット12を介して端末所属情報提供サーバ30に送信する(識別情報送信ステップ)。すなわち、このステップにおいて、コマンド解析部715は、請求項に記載した識別情報送信部として機能する。

0208

そして、端末所属情報提供サーバ30から返信された所属情報を、使用環境特定部725が受信ユニット13を介して受信し、その後は、実施形態1と同様の流れで設定情報が特定され、設定が行われる。

0209

このような構成であっても、上述した実施形態1と同様の効果を奏することができる。

0210

なお、本実施形態では説明を省略したが、通信端末710aは、実施形態1の設定情報提供サーバ20に備えられていた環境情報データベース、設定情報バックアップ、及び引継ぎ用設定情報特定部をさらに備えていてもよい。

0211

本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

0212

本発明は、各種設定の変更が可能な通信端末装置に適用することができる。

図面の簡単な説明

0213

本発明の一実施例を示すものであり、通信端末装置の設定システムの構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、通信端末装置の設定システムの構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、通信端末装置の機能構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、設定情報提供サーバ装置の機能構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、所属情報提供サーバの機能構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、通信端末装置の自動設定を行う際のシステムの処理工程を示すフロー図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、識別情報から環境情報を特定する際のシステムの処理工程を示すフロー図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、設定情報のバックアップを行う際のシステムの処理工程を示すフロー図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、設定情報の引継ぎを行う際のシステムの処理工程を示すフロー図である。
本発明の一実施形態を示すものであり、識別情報と使用環境の対応情報の登録を行う際のシステムの処理工程を示すフロー図である。
本発明の一実施例を示すものであり、複合機の概略構造を示す断面図である。
本発明の一実施例を示すものであり、複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の一実施例を示すものであり、電話帳サーバに格納された電話番号データベースの登録内容を示す図である。
本発明の一実施例を示すものであり、環境情報特定部が所属情報から環境を特定する際に使用するキーワードリストの内容を示す図である。
本発明の一実施例を示すものであり、通信端末装置の使用環境と設定情報とを対応付けて格納した設定情報データベースの登録内容を示す図である。
本発明の一実施例を示すものであり、各設定番号に相当する設定内容を示す図である。
本発明の一実施例を示すものであり、デフォルト状態のメニュー画面の構成を示す図である。
本発明の一実施例を示すものであり、設定変更後のメニュー画面の構成を示す図である。
本発明の一実施例を示すものであり、設定変更後の別のメニュー画面の構成を示す図である。
本発明の他の実施形態を示すものであり、環境情報提供サーバ装置の機能構成を示すブロック図である。
本発明の他の実施形態を示すものであり、通信端末装置の機能構成を示すブロック図である。
本発明のさらに他の実施形態を示すものであり、通信端末装置の機能構成を示すブロック図である。

符号の説明

0214

10a〜10d通信端末、複合機(通信端末装置)
11 記憶部(メニューデータ記憶部)
11a識別情報(電話番号)
11cメニュー構成情報(メニューデータ)
12送信ユニット(通信ユニット)
13受信ユニット(通信ユニット)
15コマンド解析部(識別情報送信部、引継ぎ指示部)
16 設定部
17ブラウザ部
19表示装置
20設定情報提供サーバ
21 記憶部(設定情報記憶部、引継ぎ用設定情報記憶部、端末環境情報記憶部)
21a環境情報データベース(端末環境情報記憶部)
21b設定情報データベース(設定情報記憶部)
21c 設定情報バックアップ(引継ぎ用設定情報)
22 送信ユニット(通信ユニット)
23 受信ユニット(通信ユニット)
25使用環境特定部
26 設定情報特定部
27 引継ぎ用設定情報特定部
30端末所属情報提供サーバ、電話帳サーバ(端末所属情報提供サーバ装置、電話帳サーバ装置)
31 記憶部(端末所属情報記憶部)
31a 端末所属情報データベース(端末所属情報記憶部)
32 送信ユニット(通信ユニット)
33 受信ユニット(通信ユニット)
34検索部(端末所属情報検索部)
40 端末環境情報設定装置
610a 通信端末(通信端末装置)
616 設定部
620環境情報提供サーバ(環境情報提供サーバ装置)
625 使用環境特定部
626 設定情報特定部
710a 通信端末(通信端末装置)
715 コマンド解析部(識別情報送信部)
716 設定部
725 使用環境特定部
726 設定情報特定部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ