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技術 車両制御装置

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 滝伸幸
出願日 2006年2月13日 (14年2ヶ月経過) 出願番号 2006-035152
公開日 2007年8月23日 (12年8ヶ月経過) 公開番号 2007-211739
状態 未査定
技術分野 機関出力の制御及び特殊形式機関の制御 車両用機関または特定用途機関の制御
主要キーワード 指令モジュール 事前警告 音量低下 電力供給不足 キーポジション シフトレバ 回避策 停止要求信号
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

アイドルストップ制御を行う車両制御装置において、音響機器等の電装機器消費電力が増加してアイドルストップ制御が禁止されることを事前に検知する。

解決手段

車両制御装置は、エンジンと、エンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、バッテリより電力が供給される電装機器と、エンジンの自動停止自動始動を行うアイドルストップ制御を実行し、電装機器の消費電力Xと、所定の条件(基準値n)とに基づいてアイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部とを備える。更に、車両制御装置は、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行う事前警告手段と、電装機器の消費電力Xと、所定の条件(基準値m)に基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、事前警告手段に事前警告を行う指令を出す指令部とを備える。

概要

背景

車両制御装置として、交差点等で車両を停止した際、エンジンを自動的に停止し、その後、エンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を行う車両制御装置が知られている。この車両制御装置は、燃料の節約や排気ガスの低減を図ることが出来、注目されている。

アイドルストップ制御の下、エンジンを再始動させる為には、先ずエンジン始動装置スタータ)を起動させる必要がある。このスタータの起動には、車両に搭載されたバッテリ蓄電池)の電力が使用される。スタータの起動により電力が消費されると、一時的に、音響機器等の電装機器への供給電力が低下する。例えば、音響機器への供給電力が一時的に低下すると、音量が一時的に小さくなり、問題であった。

そこで、特許文献1は、エンジン再始動時の音響機器の性能、機能を確保する為に、音量を大きくすること等により音響機器の消費電力が、予め定められた基準値を超えた場合に、アイドルストップ制御を禁止し、エンジン再始動時における音響機器の供給電力不足を防止する車両制御装置を開示する(特許文献1参照)。この車両制御装置によれば、エンジン再始動時における、音量低下等の音響機器の不具合を防止することが出来る。

発明協会公開術技報公技番号2004−502439号

概要

アイドルストップ制御を行う車両制御装置において、音響機器等の電装機器の消費電力が増加してアイドルストップ制御が禁止されることを事前に検知する。車両制御装置は、エンジンと、エンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、バッテリより電力が供給される電装機器と、エンジンの自動停止自動始動を行うアイドルストップ制御を実行し、電装機器の消費電力Xと、所定の条件(基準値n)とに基づいてアイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部とを備える。更に、車両制御装置は、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行う事前警告手段と、電装機器の消費電力Xと、所定の条件(基準値m)に基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、事前警告手段に事前警告を行う指令を出す指令部とを備える。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

エンジンと、エンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、前記バッテリより電力が供給される電装機器と、エンジンを自動的に停止するとともに、エンジン始動装置によりエンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を実行し、電装機器の消費電力と、第1の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部と、を備える車両制御装置において、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行う事前警告手段と、電装機器の消費電力と、第2の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、事前警告手段に事前警告を行う指令を出す指令部と、を備えることを特徴とする車両制御装置。

請求項2

エンジンと、エンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、前記バッテリより電力が供給される音響機器と、エンジンを自動的に停止するとともに、エンジン始動装置によりエンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を実行し、音響機器の音量と、第1の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部と、を備える車両制御装置において、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行う事前警告手段と、音響機器の音量と、第2の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、事前警告手段に事前警告を行う指令を出す指令部と、を備えることを特徴とする車両制御装置。

請求項3

請求項1または請求項2記載の車両制御装置において、前記事前警告手段は、事前警告を文字情報報知する文字情報報知手段であることを特徴とする車両制御装置。

技術分野

0001

本発明は、アイドルストップ制御を行う車両制御装置に関する。

背景技術

0002

車両制御装置として、交差点等で車両を停止した際、エンジンを自動的に停止し、その後、エンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を行う車両制御装置が知られている。この車両制御装置は、燃料の節約や排気ガスの低減を図ることが出来、注目されている。

0003

アイドルストップ制御の下、エンジンを再始動させる為には、先ずエンジン始動装置スタータ)を起動させる必要がある。このスタータの起動には、車両に搭載されたバッテリ蓄電池)の電力が使用される。スタータの起動により電力が消費されると、一時的に、音響機器等の電装機器への供給電力が低下する。例えば、音響機器への供給電力が一時的に低下すると、音量が一時的に小さくなり、問題であった。

0004

そこで、特許文献1は、エンジン再始動時の音響機器の性能、機能を確保する為に、音量を大きくすること等により音響機器の消費電力が、予め定められた基準値を超えた場合に、アイドルストップ制御を禁止し、エンジン再始動時における音響機器の供給電力不足を防止する車両制御装置を開示する(特許文献1参照)。この車両制御装置によれば、エンジン再始動時における、音量低下等の音響機器の不具合を防止することが出来る。

0005

発明協会公開術技報公技番号2004−502439号

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、上記車両制御装置において、アイドルストップ制御は、燃料の節約や排気ガスの低減を図る観点より、可能な限り禁止されることなく継続して行われることが望ましい。しかし、上記特許文献1記載の車両制御装置においては、音響機器の消費電力が基準値を超えそうな状況にあっても、その状況を事前に検知することが出来ない。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る車両制御装置は、エンジンと、エンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、前記バッテリより電力が供給される電装機器と、エンジンを自動的に停止するとともに、エンジン始動装置によりエンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を実行し、電装機器の消費電力と、第1の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部と、を備える車両制御装置において、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行う事前警告手段と、電装機器の消費電力と、第2の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、事前警告手段に事前警告を行う指令を出す指令部と、を備えることを特徴とする。本発明の車両制御装置によれば、電装機器の消費電力が増加してアイドルストップ制御が禁止され得る状況にあることを、事前警告手段により事前警告することが出来る。事前警告により、電装機器の消費電力が増加して、アイドルストップ制御が禁止され得る状況にあることを察知したドライバーは、電装機器の消費電力を小さくする操作を行うことによって、アイドルストップ制御の禁止を回避することが出来る。

0008

また、本発明に係る車両制御装置は、エンジンと、エンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、前記バッテリより電力が供給される音響機器と、エンジンを自動的に停止するとともに、エンジン始動装置によりエンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を実行し、音響機器の音量と、第1の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部と、を備える車両制御装置において、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行う事前警告手段と、音響機器の音量と、第2の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、事前警告手段に事前警告を行う指令を出す指令部と、を備えることを特徴とする。

0009

記事前警告手段としては、例えば、事前警告を文字情報報知する文字情報報知手段、事前警告を音声情報で報知する音声情報報知手段、事前警告を警告音で報知する警告音報知手段等がある。

発明の効果

0010

本発明の車両制御装置によれば、音響機器等の電装機器の消費電力が増加してアイドルストップ制御が禁止されることを、事前に検知することが出来る。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る車両制御装置1の概略構成図である。車両制御装置1は、主として、エンジン2と、エンジン始動装置3と、バッテリ4と、アイドルストップ制御部5と、電装機器6と、事前警告手段7と、エンジン制御部8とを備える。車両制御装置1は、所定条件の下、エンジン2を自動的に停止するとともに、所定条件の下、エンジン始動装置3を自動的に作動させて、エンジン2を自動的に再始動させるアイドルストップ制御を実行する車両制御装置1である。

0012

エンジン2は、ガソリンを燃料とするレシプロ式の内燃機関であり、その運転制御は、エンジン制御部8(エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU))により行われる。エンジン制御部8は、スロットルバルブ(図示せず)の開度燃料噴射弁(図示せず)の開弁時間の制御等を行う。なおエンジン制御部8は、CPUを中心とした、ワンチップマイクロプロセッサより構成され、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAM等を備える。

0013

エンジン始動装置(スタータ)3は、エンジンを始動するための電動機であり、モータ(図示せず。以下、同じ)を内蔵する。エンジン始動装置3は、エンジンのフライホイール等に取り付けられる。エンジン始動装置3の電源は、バッテリ4である。バッテリ4より電力が供給されると、エンジン始動装置3が駆動し、モータの回転により、エンジン2のクランクシャフト(図示せず)を回転させる。

0014

バッテリ4は、エンジン始動装置3や、点火装置(図示せず)等のその他の補機9、音響機器等の電装機器6等に電力を供給する蓄電池である。例えば、バッテリ4は、エンジン始動時においては、エンジン始動装置3に電力を供給する。またエンジン始動後において、所望により、音響機器、エアコン等の電装機器6に電力を供給する。バッテリ4は、エンジンの回転(クランクシャフトの回転)と同期して発電する発電機(オルタネータ)10が発電した電力を蓄える。バッテリ4の充電レベル(SOC : State of Charge)は、通常、エンジン始動時、走行時、停車時等の種々の状況により異なる。

0015

アイドルストップ制御部5(アイドルストップ電子制御ユニット(アイドルストップECU))は、エンジン制御部8よりも上位に位置付けられる制御部である。アイドルストップ制御部5もエンジン制御部8と同様、CPUを中心とした、ワンチップマイクロプロセッサから構成される。このアイドルストップ制御部5は、後述するエンジンの自動停止機能と、エンジンの自動始動機能とを有する。また、アイドルストップ制御部5は、電装機器6の消費電力が、所定の基準値(許容値)を超える場合に、アイドルストップ制御を禁止する機能を備える。アイドルストップ制御部5は、判断部11、指令部12とを備える。それらの詳細は後述する。

0016

電装機器6は、上記バッテリ4を電源とする。電装機器6としては、例えば、エアコン、音響機器(オーディオ)等がある。電装機器6の消費電力に関する情報は、電装機器6からアイドルストップ制御部5へ送られる。電装機器6は、エンジン始動装置3と同じバッテリ4を電源とする。その為、アイドルストップ制御によりエンジン2を再始動させる場合、電装機器6へ供給される電力が一時的に、低下する場合が生じる。

0017

ここで、電装機器6として、音響機器6Aの場合を例示する。音響機器6Aは音量を上げると消費電力が多くなる。音量と消費電力(または電圧電流)との関係は、比例関係ではなく、音量が大きくなるに従って、消費電力の増加量が次第に大きくなる関係にある。したがって、アイドルストップ制御において、エンジン再始動時に音響機器6Aへ供給される電力が低下すると、音響機器6Aの音量が低下する。なお電装機器6(音響機器6A)とバッテリ4との間には、所定の昇圧回路等の電力安定供給装置(図示せず)が備えられる。

0018

事前警告手段7は、ドライバーにアイドルストップ制御の禁止を事前に警告する。本実施形態においては、特に、事前警告手段7は、電装機器6の消費電力が、現状の消費電力よりも多くなるとアイドルストップ制御が禁止されることを警告する。事前警告手段7は、アイドルストップ制御部5より指令を受けて作動する。事前警告手段7としては、例えば、事前警告の内容を文字情報で報知する文字情報報知手段がある。例えば、インストゥルメンタパネルに設けられ、スピード航続可能距離、瞬間燃費等を切り換え表示するマルチディスプレイを備える車両においては、マルチディスプレイに警告内容を文字情報として表示する場合がある。また事前警告手段7として、事前警告の内容を音声情報で報知する音声情報報知手段がある。例えば、音声ガイド付きカーナビゲーションシステムを備える車両においては、該カーナビゲーションシステムの音声機能を利用して、警告内容を音声情報として報知する。また事前警告手段7として警告音で報知する警告音報知手段がある。例えば、専用のブザーにより警告音を発し、報知する。これら以外にも公知の報知手段を、事前警告手段7として用いることが出来る。なお事前警告手段7は、専用品であっても良く、また他の報知装置表示装置等と併用しても良い。

0019

ここで、車両制御装置1を備える車両において、通常の運転開始時の動作を説明する。運転開始の際、ドライバーはキーにより、運転席に備えられるイグニッションキー装置(図示せず)を操作する。具体的には、キーポジションを「オンイグニッションオン)」へ移動し、更にキーポジションを「スタート」へ移動する。このキー操作は、エンジン制御部8およびアイドルストップ制御部5へ伝えられる。キーポジションが「オン(イグニッションオン)」へ移動すると、エンジン制御部8およびアイドルストップ制御部5が起動する。キーポジションが「スタート」へ移動すると、エンジン始動装置3にバッテリ4より電力が供給される。なおドライバーがキーから手を離すと、キーポジションは「スタート」から「オン」へ戻る。エンジン始動装置3に電力が供給されると、エンジン始動装置3のモータが駆動して、エンジン2のクランクシャフトを回転させる。その後、エンジン制御部8は、エンジン2の燃料噴射装置(図示せず)に燃料の噴射を指示し、点火装置(図示せず)に点火を行わせる。このようにしてエンジン2が始動する。

0020

これに対し、本実施形態に係る車両制御装置1は、自動的に停止したエンジンを再び始動する機能(アイドルストップ制御機能)を備える。このアイドルストップ制御機能を備える車両は、信号待ちの場合、渋滞中の場合等においてアイドリング状態が継続される代わりにエンジン2を停止することが出来る。その為、燃費の向上や、排気ガスの排出量の低減を図ることが出来る。またアイドリング状態において発生する騒音を防止することも出来る。そこで、以下、車両制御装置1の備えるアイドルストップ制御機能を説明する。先ずは、始動中のエンジン2が自動的に停止する機能について説明する。

0021

エンジン2が始動し、運転中の状態の車両において、アイドルストップ制御部5は、運転状態に基づいて、所定のエンジン停止条件成立するか否かを監視する。所定のエンジン停止条件とは、例えば以下の通りである。手動変速機を備えた車両においては、車速が0(ゼロ)であること、かつシフトレバーがニュートラルポジションにあること、かつクラッチペダルが踏み込まれていること(クラッチが切断されていること)である。また自動変速機を備えた車両においては、車速が0(ゼロ)であること、かつシフトレバーがニュートラルポジションにあること、かつブレーキが踏み込まれていることである。

0022

エンジン停止条件が成立すると、アイドルストップ制御部5の設定が、エンジン回転モードからエンジン停止要求モードへ変更する。更に、アイドルストップ制御部5は、エンジン制御部8に対して停止要求信号を送る。停止要求信号に応答して、エンジン制御部8は、燃料噴射を停止させてエンジン2を停止させる。エンジン2が停止したか否かの判断はエンジン制御部8が行う。エンジン2は、クランクシャフトの回転を検出する回転センサ(図示せず)を備えており、この回転センサから信号が入力されなくなると、エンジン2が停止したと判断する。エンジン制御部8は、エンジンが停止したと判断すると、エンジン停止モードとなり、その結果をアイドルストップ制御部5へ伝える。これを受けたアイドルストップ制御部5は、エンジン停止要求モードからエンジン停止モードへ設定変更される。このようにして始動中のエンジン2が自動的に停止する。

0023

続いて、車両制御装置1において、上記のように自動停止したエンジン2が、自動的に始動する機能について説明する。上記のようにエンジン停止モードに設定されたアイドルストップ制御部5は、その後、所定のエンジン始動条件が成立するか否かを監視する。所定のエンジン始動条件とは、例えば、以下の通りである。手動変速機付きの車両においては、クラッチペダルの踏み込み(クラッチの接続)である。また自動変速機を備えた車両においては、ブレーキペダルリリース(ブレーキが踏み込まれていないこと)である。

0024

エンジン始動条件が成立すると、エンジン制御部8は、エンジン停止モードからエンジン始動モードに設定変更される。この際、エンジン制御部8は、エンジン始動装置3のモータを駆動させる指令を出す。指令に応答してエンジン始動装置3のモータが駆動すると、エンジン2がクランキングされる。なおエンジン始動装置3の駆動の際、バッテリ4から電力が供給される。エンジン2がクランキングされると、回転センサ(図示せず)からの信号がエンジン制御部8へ送信される。エンジン制御部8は回転センサ(図示せず)からの信号を受けて、燃料噴射装置(図示せず)に燃料噴射を指示する。このようにして自動停止中のエンジン2が再び始動する。なおエンジン2の再始動時においては、アイドルストップ制御部5からエンジン制御部8への指令は直接的に出されない。エンジン制御部8は、回転センサからの信号を受けてエンジン2に燃料を噴射させる制御を行う。エンジン制御部8は、回転センサからの信号に基づいて、エンジン2の始動が完了したと判断すると、その判断結果は、アイドルストップ制御部5へ伝えられる。アイドルストップ制御部5に結果が伝えられると、アイドルストップ制御部5は、エンジン停止モードからエンジン回転モードへ設定変更される。

0025

ところで、この種の車両制御装置1を備える車両を運転する際、音響機器6A、エアコン等の電装機器6の電源を入れ、稼働させながら運転する場合がある。電装機器6の電源は、バッテリ4である。電装機器6を稼働させた状態で、アイドルストップ制御を実行すると、エンジン2の再始動の度に、電装機器6と電源を共有するエンジン始動装置3を駆動させることになる。バッテリ4の充電レベルが高い場合は、エンジン始動装置3を駆動させても電装機器6への供給電力が不足しないが、バッテリ4の充電レベルが低い場合、電装機器6等の総消費電力が多い場合、電装機器6へ供給される電力が一時的に低下し、不足する場合がある。例えば、電装機器6が音響機器6Aの場合、エンジン2を再始動する度に、音量が一旦、小さくなり、場合によっては音量が一旦、途切れることがある。そこで、この種のアイドルストップ制御を行う車両制御装置1は、所定条件が成立すると、自動的にアイドルストップ制御を禁止する。アイドルストップ制御を禁止することによって、エンジン2の再始動時における電装機器6への電力供給不足の問題を解消している。アイドルストップ制御部5は、電装機器6の消費電力と、第1の基準値とを比較して、電装機器6の消費電力が第1の基準値を超えるか否かを判断し、電装機器6の消費電力が第1の基準値を超える場合には、アイドルストップ制御を禁止する。ここで、第1の基準値とは、電装機器6の消費電力の許容値等に基づいて定めるものである。当該許容値は、バッテリ4の充電レベルや、他の電装機器6、補機9等の消費電力に関連して決定される値である。

0026

しかし、アイドルストップ制御は、燃費の向上等の観点より、運転中は可能な限り、継続して実行されることが望ましい。またドライバーは、何の警告も無くアイドルストップ制御が禁止されると違和感を覚える場合がある。ドライバーは、アイドルストップ制御が禁止される原因を、事前に察知することが出来れば、アイドルストップ制御の禁止の回避策を講じることが可能となる。事前に策を講じられれば、アイドルストップ制御を継続させることが可能となる。

0027

そこで、本実施形態に係る車両制御装置1のアイドルストップ制御部5は、上記事前警告手段7と、電装機器6の消費電力と、第1の基準値よりも下位の基準値である第2の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部(判断モジュール)11と、判断部11の結果に基づいて、事前警告手段7に事前警告を行う指令を出力する指令部(指令モジュール)12とを備える。

0028

ここで、第2の基準値とは、アイドルストップ制御の禁止の判断の際に用いられる第1の基準値よりも下位の基準値である。ここで第1の基準値をn、第2の基準値をmとすれば、m<nの関係が成り立つ。この第2の基準値も、第1の基準値と同様にして、バッテリ4の充電レベルや、他の電装機器、補機9等の消費電力に関連して決定される電装機器6の消費電力の許容値に関連して決定することが出来る。

0029

事前警告手段7による警告により、ドライバーは、電装機器6の消費電力を少なくする等の操作を行えば、アイドルストップ制御の禁止を回避し易くなる。なお、事前警告手段7により事前警告を行ったにも拘わらず、電送機器6の消費電力量を上げた場合等においては、電装機器6の消費電力が第2の基準値よりも上位の第1の基準値を超え、アイドルストップ制御が禁止されることになる。

0030

以下、車両制御装置1のアイドルストップ制御の禁止の事前警告、アイドルストップ制御の禁止に係る手順を図2を用いて説明する。図2は、車両制御装置1におけるアイドルストップ制御の事前警告、禁止に係る手順を示すフローチャートである。なお以下に示す手順において、電装機器6が音響機器6Aの場合を例示する。

0031

S10は、アイドルストップ制御を継続し、かつ音響機器6Aを稼働して運転中の車両において、音響機器6Aの音量(ボリューム)を上げ、音響機器6Aの消費電力が増加するステップである。この際、アイドルストップ制御部5は、音響機器6Aの音量の大きさ(消費電力)に基づく信号を受け取る。

0032

アイドルストップ制御部5は上記信号を受け取ると、判断部11において、音響機器6Aの消費電力Xが第2の基準値mを超えているか否かを判断する(S12)。なおこの判断において、音響機器6Aの音量Vと、所定の第2基準値m’とを用いても良いが、ここでは、音響機器6Aの消費電力Xと、第2の基準値mとを用いる場合を示す。音響機器6Aの消費電力Xが第2の基準値mを超えていると判断されると、アイドルストップ制御部5の指令部12から事前警告手段7へ指令が送られる。事前警告手段7は、指令に応答して作動し、事前警告を行う(S14)。その後、S14からS16へ移行する。これに対し、音響機器6Aの消費電力Xが第2の基準値m以下と判断されると、指令部11より事前警告手段7に対して指令は出されず、事前警告は行われない(S15)。その後、S15からS10へ移行する。

0033

S16は、アイドルストップ制御部5において、音響機器6Aの消費電力Xと、上記第2の基準値mよりも上位の基準値である第1の基準値nとを比較して、音響機器6Aの消費電力Xが第1の基準値nを超えているか否かの判断を行うステップである。なおこの比較、判断は、アイドルストップ制御部5の判断部11において行われる。音響機器6Aの消費電力Xが第1の基準値nを超えていると判断されると、アイドルストップ制御は禁止される(S18)。アイドルストップ制御が禁止された後も、アイドルストップ制御部8は、音響機器6Aの消費電力Xを監視し続ける(S18からS10へ移行)。これに対し、音響機器6Aの消費電力Xが第1の基準値n以下と判断されると、アイドルストップ制御は禁止されず継続して実行される(S19)。

0034

ところで、S19では、音響機器6Aの消費電力Xは第1の基準値nを超えないが、第2の基準値nを超える状況にある。つまり、車両は、アイドルストップ制御を継続して実行しているものの、音響機器6Aの音量を上げて、消費電力Xを増加させれば、アイドルストップ制御が禁止される状況にある。また場合によっては、音響機器6Aの音量を上げなくても、バッテリ4の充電レベルの低下に伴い、第1の基準値nが、レベルが低下した新たな第1の基準値n’へ変更となり、電装機器6(音響機器6A)の消費電力Xが新たな第1の基準値n’を超え、アイドルストップ制御が禁止されることがある。しかし、ドライバーは、事前警告手段7により電装機器6(音響機器6A)の消費電力が増加している状況を察知出来るので、音響機器6Aの音量を下げて音響機器6Aの消費電力を減らし、場合によっては音響機器6Aの電源を切って音響機器6Aによる電力の消費をなくして、アイドルストップ制御の禁止を回避することが出来る。

0035

上記車両制御装置1は、事前警告が必要な場合において、警告音、音声情報、文字情報等が発せられるものであったが、他の実施形態においては、これに限られない。以下、他の実施形態に係る車両制御装置について説明する。当該車両制御装置は、エンジンと、エンジンを始動するエンジン始動装置と、エンジン始動装置に電力を供給するバッテリと、前記バッテリより電力が供給される電装機器と、エンジンを自動的に停止するとともに、エンジン始動装置によりエンジンを自動的に再始動するアイドルストップ制御を実行し、電装機器の消費電力と、第1の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御を禁止するアイドルストップ制御部と、アイドルストップ制御が実行されている間、点灯してアイドルストップ制御が実行されていることを表示する表示部と、を備える車両制御装置において、電装機器の消費電力と、第2の基準値とに基づいて、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を行うか否かを判断する判断部と、判断部の結果に基づいて、表示部に、アイドルストップ制御の禁止の事前警告を知らせる点滅を行う指令を出す指令部とを備える。このような車両制御装置によれば、ドライバーはアイドルストップ制御が禁止され得る状況にあることを、表示部の点滅によって察知することが出来る。なおアイドルストップ制御が禁止された場合、表示部は消灯してもよいし、アイドルストップ制御が実行されている間の点灯と、異なる色でもって点灯しても良い。

0036

上記実施形態においては、アイドルストップ制御部5と、エンジン制御部8とを別個の構成としたが、他の実施形態においては、これらの機能を1つにまとめた制御部を用いても良い。

0037

一般的に、交差点等で車両を停止した際、エンジンを自動的に停止し、その後、エンジンを自動的に再始動する車両制御エコラン制御と称する場合がある。このエコラン制御と、本実施形態におけるアイドルストップ制御とは同義である。

0038

本実施形態に係る車両制御装置1において、電装機器6が音響機器6Aの場合、アイドルストップ制御におけるエンジン2の再始動時において、音響機器6Aの音量が途切れること(音切れ)を防止出来る。

図面の簡単な説明

0039

車両制御装置の概略構成図である。
車両制御装置のアイドルストップ制御の事前警告、禁止に係る手順を示すフローチャートである。

符号の説明

0040

1車両制御装置、2エンジン、3エンジン始動装置(スタータ)、4バッテリ、5アイドルストップ制御部(アイドルストップECU)、6電装機器、6A音響機器、7事前警告手段、8エンジン制御部(エンジンECU)、9補機、10発電機(オルタネータ)、11 判断部、12 制御部。

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  • トヨタ自動車株式会社の「 内燃機関の制御装置」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】燃料導入処理の実行中に、排気通路へと導入された燃料や三元触媒で昇温したガスが排気再循環通路を介して吸気通路に戻されることを抑制する。【解決手段】内燃機関10は、排気を排気通路21におけるパティ... 詳細

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