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技術 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、評価装置、評価装置の制御方法、情報処理システム、情報処理装置の制御プログラム、評価装置の制御プログラム、および記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 樫東清貴音川英之橋浦正樹
出願日 2006年1月26日 (12年0ヶ月経過) 出願番号 2006-018146
公開日 2007年8月9日 (10年6ヶ月経過) 公開番号 2007-200041
状態 未査定
技術分野 ストアードプログラム ストアードプログラム制御 ストアードプログラム
主要キーワード 評価用プログラム 実行解 評価基準データ 使用制限回数 自分自身宛 手順ファイル 講演会場 マスクROM

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図面 (15)

課題

情報処理装置自身の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じて、適切な機能を、負荷がかからずに実行できる情報処理装置を提供する。

解決手段

情報処理装置1では、実行判定部109は、あらかじめ定められた評価基準に基づき手順データ評価した評価データに応じて、手順データに従った手順の処理を情報処理装置1において実行するか否かを判定し、実行すると判定した場合、実行部107はその手順の処理を実行する。このように、処理手順を実行するにあたって、実行プログラム解析するという負担がかかる処理を回避することができる。

概要

背景

ネットワーク技術の発達により、データやプログラム等を、ネットワークを通じて広く配布することが一般的になってきている。

また、携帯電話をはじめとして小型・軽量化が進んだ情報処理装置が数多く登場しており、ユーザは、様々な場所状況で、情報処理装置を使用することが可能となってきた。

情報処理装置に搭載される機能も高度化・多様化し、さらにプログラムやデータを情報処理装置にダウンロードできるようになったことで、情報処理装置は、ユーザの様々なニーズ答えることができるようになった。

一方、電車映画館病院などの公共の施設等では、着信音通話音声等により他人に迷惑がかかることから、ユーザに対して利用禁止マナーモード設定要請が高い。また、講演会場コンサート会場などでは、ユーザに対して施設内での撮影が禁止されている場合が多い。

これらの解決には、ユーザが個別に動作モードの設定変更などをする必要があるが、設定変更をうっかり忘れてしまうこともあり、思いがけず他人に迷惑をかけることもある。

そこで、以下で説明するように、サーバー等が、情報処理装置に対して、動作モードの設定変更等を含む処理を実行させるために、プログラムやデータを送信する技術が、いくつか提案されている。

特許文献1では、情報処理装置が、プログラムやデータを情報処理装置にダウンロードする場合、リポジトリから情報処理装置に、安全に実行可能なプログラムのみを、情報処理装置がダウンロードできる方法開示されている。

上記の方法では、情報処理装置がリポジトリからプログラムを取得する際、リポジトリと情報処理装置との間にチェックポイント部を設け、チェックポイント部内のエミュレータが、プログラムを検証する。エミュレータが、プログラムを検証し、チェックポイント部がノードで安全に動作可能と判定した場合、チェックポイント部は、チェックポイント部からクライアントへ、プログラムの送信を選択的に認めることを特徴とする。

また、特許文献2には、制御装置が、複数の動作モードを持つ情報処理装置の動作モードを設定する方法が、開示されている。
上記の方法では、制御装置は、情報処理装置の外部から動作モードを制御する信号発信する。信号が届く範囲に存在する情報処理装置は、特定の動作モードにあるときに当該信号を受信すると、動作モードを、予め設定された動作モードに変更することを特徴とする。

具体的には、情報処理装置は、当該信号を受信したときに、情報処理装置の動作モードが、ブザー呼出モード振動呼出モードとのいずれに設定されているかを判断する動作モード判別手段を備えている。当該信号を受信したときに、動作モード判別手段によりブザー呼出モードが選択されていると判別されたとき、呼出手段としてのブザーがバイブレータ切り換えられる。
特表2004−500661号公報(2004年1月8日公表
特開平11−261674号公報(1999年9月24日公開

概要

情報処理装置自身の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じて、適切な機能を、負荷がかからずに実行できる情報処理装置を提供する。情報処理装置1では、実行判定部109は、あらかじめ定められた評価基準に基づき手順データ評価した評価データに応じて、手順データに従った手順の処理を情報処理装置1において実行するか否かを判定し、実行すると判定した場合、実行部107はその手順の処理を実行する。このように、処理手順を実行するにあたって、実行プログラム解析するという負担がかかる処理を回避することができる。

目的

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報処理装置自身の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じて、適切な機能を、負荷がかからずに実行できる情報処理装置と、その制御方法と、その制御方法をサポートする装置またはシステムとを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置であって、あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データに応じて、上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定手段と、上記実行判定手段が実行すると判定した上記手順の処理を実行する実行手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。

請求項2

工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置であって、あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データと、上記情報処理装置で実行される処理に関わる情報処理装置の状態を示す状態データとを参照して、上記手順データに従った手順の処理の全体、または一部を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定手段と、上記実行判定手段が実行すると判定した上記手順の処理の全体、または一部を実行する実行手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。

請求項3

上記評価データを外部装置から取得するデータ取得手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項4

上記手順データと、当該手順データを評価した評価データとを外部装置から取得するデータ取得手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項5

上記手順の処理の全体または一部において使用する上記情報処理装置の機能が、有効状態か無効状態かを示す状態データを保持する状態管理手段をさらに備え、上記評価データは、上記機能が、上記手順の処理において必須か否かを示す評価データを含んでおり、上記評価データにおいて必須と評価された機能が、状態データにおいて無効状態となっている場合に、上記手順の処理の全体、または無効状態の機能を使用する手順の処理の一部を実行しないと、上記実行判定手段が判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。

請求項6

ユーザによるデータ入力受け付け入力手段と、上記入力手段からのデータ入力によって、上記状態管理手段における上記状態データを設定する、状態データ設定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の情報処理装置。

請求項7

上記評価データを取得するデータ取得手段であって、上記評価データを生成する評価装置通信を行う通信部を含むデータ取得手段をさらに備え、上記データ取得手段は、上記通信部を介して、上記手順データを上記評価装置に送信する一方、上記評価装置が上記手順データを評価して作成した評価データを受信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項8

上記評価データを取得するデータ取得手段であって、上記評価データを生成する評価装置と通信を行う通信部を含むデータ取得手段をさらに備え、上記データ取得手段は、上記通信部を介して、上記手順データと上記状態データとを上記評価装置に送信する一方、上記評価装置が、上記状態データを含めて上記手順データを評価して作成した評価データを受信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。

請求項9

上記実行判定手段が実行しないと判定した上記手順の処理を置き換えた、代替処理を実行する代替処理実行手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項10

上記代替処理は、上記評価データ中に記述されていることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。

請求項11

工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置の制御方法であって、あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データを、上記情報処理装置に備えられた実行判定手段が参照することによって、上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定ステップを備えていることを特徴とする情報処理装置の制御方法。

請求項12

工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置の制御方法であって、あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データと、上記情報処理装置で実行される処理に関わる情報処理装置の状態を示す状態データとを、上記情報処理装置に備えられた実行判定手段が参照することによって、上記手順データに従った手順の処理の全体、または一部を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定ステップとを備えていることを特徴とする情報処理装置の制御方法。

請求項13

情報処理装置と通信を行う通信手段と、手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを、上記情報処理装置が判定するのに用いる評価データを作成するための評価基準を保存した保存手段と、上記通信手段を介して上記情報処理装置から上記手順データを取得し、上記保存手段に保存された上記評価基準を参照して上記手順データを評価することによって、上記評価データを作成する評価手段とを備えたことを特徴とする評価装置。

請求項14

上記評価手段は、上記評価データの取得を要求してきた情報処理装置に対し、上記通信手段を介して、評価データを送信することを特徴とする請求項13に記載の評価装置。

請求項15

情報処理装置から手順データを取得する通信ステップと、上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを、上記情報処理装置が判定するための評価データを作成するのに用いる評価基準を参照して、上記通信ステップを介して取得した手順データを評価し、評価データを作成する評価ステップとを備えたことを特徴とする評価装置の制御方法。

請求項16

請求項1〜10の何れか1項に記載の情報処理装置と、請求項13または14に記載の評価装置とを含んでいることを特徴とする情報処理システム

請求項17

上記情報処理装置に対して情報処理サービスを提供するサーバー装置をさらに含み、上記評価装置は、上記情報処理装置からの要求に応じて、上記サービスを上記情報処理装置が利用するための処理手順からなる手順データを上記サーバー装置から取得するとともに、取得した手順データを上記評価基準を参照して評価することにより評価データを作成し、評価した手順データと評価データとをセットにして、上記通信手段を介して上記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項16に記載の情報処理システム。

請求項18

請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させる情報処理装置の制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための情報処理装置の制御プログラム。

請求項19

請求項13または14に記載の評価装置を動作させる評価装置の制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための評価装置の制御プログラム。

請求項20

請求項18に記載の情報処理装置の制御プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体

請求項21

請求項19に記載の評価装置の制御プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置動作制御に関し、特に、データの評価結果に基づいて(発明の特徴そのものをここに書くことはしない。公知技術と発明との共通点を説明する)情報処理装置が処理手順を実行するか否かを、情報処理装置の状況に応じてた処理手順を判定し、実行する制御をサポートする装置、方法システム等ことができるデータ評価実行システム及びその処理方法に関する。

背景技術

0002

ネットワーク技術の発達により、データやプログラム等を、ネットワークを通じて広く配布することが一般的になってきている。

0003

また、携帯電話をはじめとして小型・軽量化が進んだ情報処理装置が数多く登場しており、ユーザは、様々な場所・状況で、情報処理装置を使用することが可能となってきた。

0004

情報処理装置に搭載される機能も高度化・多様化し、さらにプログラムやデータを情報処理装置にダウンロードできるようになったことで、情報処理装置は、ユーザの様々なニーズ答えることができるようになった。

0005

一方、電車映画館病院などの公共の施設等では、着信音通話音声等により他人に迷惑がかかることから、ユーザに対して利用禁止マナーモード設定要請が高い。また、講演会場コンサート会場などでは、ユーザに対して施設内での撮影が禁止されている場合が多い。

0006

これらの解決には、ユーザが個別に動作モードの設定変更などをする必要があるが、設定変更をうっかり忘れてしまうこともあり、思いがけず他人に迷惑をかけることもある。

0007

そこで、以下で説明するように、サーバー等が、情報処理装置に対して、動作モードの設定変更等を含む処理を実行させるために、プログラムやデータを送信する技術が、いくつか提案されている。

0008

特許文献1では、情報処理装置が、プログラムやデータを情報処理装置にダウンロードする場合、リポジトリから情報処理装置に、安全に実行可能なプログラムのみを、情報処理装置がダウンロードできる方法が開示されている。

0009

上記の方法では、情報処理装置がリポジトリからプログラムを取得する際、リポジトリと情報処理装置との間にチェックポイント部を設け、チェックポイント部内のエミュレータが、プログラムを検証する。エミュレータが、プログラムを検証し、チェックポイント部がノードで安全に動作可能と判定した場合、チェックポイント部は、チェックポイント部からクライアントへ、プログラムの送信を選択的に認めることを特徴とする。

0010

また、特許文献2には、制御装置が、複数の動作モードを持つ情報処理装置の動作モードを設定する方法が、開示されている。
上記の方法では、制御装置は、情報処理装置の外部から動作モードを制御する信号発信する。信号が届く範囲に存在する情報処理装置は、特定の動作モードにあるときに当該信号を受信すると、動作モードを、予め設定された動作モードに変更することを特徴とする。

0011

具体的には、情報処理装置は、当該信号を受信したときに、情報処理装置の動作モードが、ブザー呼出モード振動呼出モードとのいずれに設定されているかを判断する動作モード判別手段を備えている。当該信号を受信したときに、動作モード判別手段によりブザー呼出モードが選択されていると判別されたとき、呼出手段としてのブザーがバイブレータ切り換えられる。
特表2004−500661号公報(2004年1月8日公表
特開平11−261674号公報(1999年9月24日公開

発明が解決しようとする課題

0012

しかし、特許文献1に開示された方法では、ユーザは、チェックポイント部において情報処理装置での実行が不可と判定されたプログラムを、情報処理装置にダウンロードすることができず、情報処理装置はプログラムを全く取得することができない。

0013

さらに、ユーザは、一度情報処理装置にダウンロードできたプログラムを、必ずしも情報処理装置がプログラムを実行するにあたって望ましい状況ではなくても、自由に実行することができる。

0014

また、特許文献2に開示された方法では、情報処理装置は、外部から動作モードを制御する信号を受信したときに、有効とすべきではない動作モードが有効になっている場合に、その動作モードを、予め設定された他の有効とすべき動作モードへ変更する。このとき、情報処理装置では、設定中の動作モードを有効とすべきか無効とすべきかを判別するために、動作モードの変更を実行する実行プログラムを呼び出し、その実行プログラムを直接解析する必要がある。また、情報処理装置の動作モードを変更するのに伴い、情報処理装置上で実行されるべき機能を変える場合においても、その機能の有効又は無効を判断し、その機能を実行するかしないかを制御をするために、情報処理装置は、実行プログラムを直接解析する必要がある。

0015

以上のように、特許文献1に開示された技術では、情報処理装置は、情報処理装置の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じた動作をすることができない。また、特許文献2に開示された技術では、情報処理装置自身は、処理手順の実行をするにあたって、実行プログラムの解析を必要とする。したがって、情報処理装置の処理機能にかかる負担が大きくなる。

0016

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報処理装置自身の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じて、適切な機能を、負荷がかからずに実行できる情報処理装置と、その制御方法と、その制御方法をサポートする装置またはシステムとを提供することにある。

課題を解決するための手段

0017

本発明に係る情報処理装置は、上記課題を解決するために、
工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置であって、
あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データに応じて、上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定手段と、
上記実行判定手段が実行すると判定した上記手順の処理を実行する実行手段とを備えていることを特徴としている。

0018

上記の構成によれば、実行判定手段は、評価データを参照し、手順データに従った手順の処理を情報処理装置で実行するか否かを判定する。実行手段は、実行判定手段が実行すると判定した上記手順の処理を実行する。ここでいう、「評価データ」とは、処理手順を表す手順データを、あらかじめ定められた評価基準に従って評価した結果を表したデータであり、上記実行判定手段が、手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを判定するために利用できるデータである。

0019

例えば、評価データの例として、上記手順の処理において利用される情報処理装置の機能を使用するか、しないかを表すデータでもよい。この場合、評価データが、上記機能を使用しないことを表しているならば、その機能を利用する手順の処理自体を実行しないと、実行判定手段が判定することができる。

0020

あるいは、評価データの他の例として、上記手順の処理に含まれる手順の複雑さを表すデータでもよい。この場合、手順が複雑であることを、評価データが表しているならば、その手順の処理を実行しないと、実行判定手段が判定することができる。

0021

あるいは、評価データのさらに他の例として、情報処理装置自身の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じて、情報処理装置に搭載された機能を有効にすべきか、無効にすべきかを表すデータでもよい。この場合、ある機能を無効にすべきことを、評価データが表しているならば、その機能を用いる手順の処理を実行しないと、実行判定手段が判定することができる。

0022

情報処理装置では、実行判定手段は、手順データを実行する実行プログラムを直接解析することによって、処理を実行するか否かを判定するのではなく、評価データを用いて、実行手段が処理手順を実行するか否かを判定する。これにより、情報処理装置は、処理手順を実行するか否かを判定するために、手順データの実行プログラムを直接、解析する必要がない。すなわち、情報処理装置は、処理手順を実行するにあたって、実行プログラムを解析するという負担がかかる処理を回避することができるという効果を奏する。

0023

本発明に係る情報処理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、
工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置の制御方法であって、
あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データを、上記情報処理装置に備えられた実行判定手段が参照することによって、上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定ステップを備えていることを特徴としている。

0024

上記の構成によれば、上述した情報処理装置と同様の作用効果を奏する。

0025

本発明に係る情報処理装置は、上記課題を解決するために、
工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置であって、
あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データと、上記情報処理装置で実行される処理に関わる情報処理装置の状態を示す状態データとを参照して、上記手順データに従った手順の処理の全体、または一部を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定手段と、
上記実行判定手段が実行すると判定した上記手順の処理の全体、または一部を実行する実行手段とを備えていることを特徴としている。

0026

上記の構成によれば、実行判定手段は、評価データと状態データとに応じて、実行手段により、手順の処理の全体または一部を実行するか否かを判定する。例えば、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、情報処理装置から音声を出力する、であるとする。また、状態データは、情報処理装置の状態として、音声の出力(情報処理装置で実行される処理の一例)が、無効状態になっていることを示しているとする。このような動作状態は、例えば、情報処理装置の動作モードが、マナーモードに設定されている場合に相当する。

0027

実行判定手段は、上記のような評価データと状態データとを解析し、実行判定の処理をする。上記の例では、実行判定手段は、評価データを参照すれば、音声を出力する処理を含む処理を実行可能と判定できる場合であっても、さらに状態データを参照することによって、実行手段に、音声を出力する処理を含む処理の全体、あるいは音声を出力する処理を実行させないと、判定する。

0028

上記の例とは逆に、音声の出力が、有効状態になっていることを、状態データが示している場合には、実行判定手段は、評価データを参照すれば、音声を出力する処理を含む処理を実行可能と判定できるので、実行手段に、音声を出力する処理を含む処理を実行させると判定する。

0029

このように、評価データが手順データの実行可能を示し、かつ、状態データがその手順データの実行に支障が無いことを示している場合には、情報処理装置は、手順データを実行するにあたって、実行プログラムを解析するという負担がかかる処理を回避することができるという効果を奏する。

0030

一方、評価データが手順データの実行可能を示していても、状態データがその手順データの実行に支障が有ることを示している場合には、情報処理装置は、手順データを実行しない。これにより、評価データに基づく評価結果と、状態データに基づく評価結果とが、相反する場合には、情報処理装置自身の状態または情報処理装置の周囲の状況に応じて、適切な処理を選択することができるという効果を奏する。

0031

本発明に係る情報処理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、
工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置の制御方法であって、
あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データと、上記情報処理装置で実行される処理に関わる情報処理装置の状態を示す状態データとを、上記情報処理装置に備えられた実行判定手段が参照することによって、上記手順データに従った手順の処理の全体、または一部を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定ステップとを備えていることを特徴としている。

0032

上記の構成によれば、上述した情報処理装置と同様の作用効果を奏する。

0033

また、本発明に係る情報処理装置では、上記評価データを外部装置から取得するデータ取得手段をさらに備えていることが好ましい。

0034

上記の構成によれば、情報処理装置は、実行するために保持している手順データについて、外部で生成された評価データを利用して、その手順データに従った処理の実行可否を判定することができる。

0035

なお、上記データ取得手段は、情報処理装置に内蔵された記憶装置、または脱着可能な記憶媒体に保持された評価データを取得してもよい。

0036

また、本発明に係る情報処理装置では、上記手順データと、当該手順データを評価した評価データとを外部装置から取得するデータ取得手段をさらに備えていてもよい。

0037

上記の構成によれば、情報処理装置は、データ取得手段によって、実行しようとする手順データと、その手順データを評価した評価データとをセットにして、データ取得手段により外部装置から取得することができる。したがって、情報処理装置は、手順データを保持しておく必要が無い。さらに、情報処理装置は、評価データを作成する外部装置に対し、評価してほしい手順データを送信する処理を実行してもよいが、上記の構成によれば、そのような送信する処理を省略することもできる。

0038

また、本発明に係る情報処理装置では、上記手順の処理の全体または一部において使用する情報処理装置の機能が、有効状態か無効状態かを示す状態データを保持する状態管理手段をさらに備え、上記評価データは、上記機能が、上記手順の処理において必須か否かを示す評価データを含んでおり、上記評価データにおいて必須と評価された機能が、状態データにおいて無効状態となっている場合に、上記手順の処理の全体、または無効状態の機能を使用する手順の処理の一部を実行しないと、上記実行判定手段が判定することが好ましい。

0039

上記の構成によれば、情報処理装置は、手順の全体または一部において使用する機能が、有効状態か無効状態かを示す状態データを、状態管理手段により保持し、上記機能が、手順の処理において必須か否かを示す評価データにおいて、必須と評価された機能が、状態データにおいて無効状態となっている場合に、手順の処理の全体、または無効状態の機能を使用する手順の処理の一部を実行しないと、実行判定手段が判定する。

0040

例えば、情報処理装置は、スピーカ等の音声を出力する機能を備えていない、とする。すなわち、状態データにおいて、情報処理装置の「サウンド出力」機能は、無効状態である、とする。また、評価データにおいて、「サウンド出力」の処理が、必須であると示されている、とする。この場合、実行判定手段は、評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、「サウンド出力」であり、必須処理である、と認識する。

0041

さらに、実行判定手段は、状態データを参照し、「サウンド出力」機能が無効状態である、と認識する。これにより、実行判定手段は、情報処理装置に、「サウンド出力」機能を使用する手順の処理の全体、または「サウンド出力」機能を使用する手順の処理の一部を実行しない、と判定する。

0042

すなわち、情報処理装置は、手順データの実行プログラムを直接、解析するのではなく、評価データを解析する。さらに、情報処理装置は、状態データを参照し、備えている機能が、有効状態であるか無効状態であるかを認識する。したがって、情報処理装置は、備えている機能の有無に応じて、適切な機能を負荷がかからずに実行できる効果を奏する。

0043

なお、ある機能が状態データにおいて無効状態となっている場合に、評価データに依らず、その機能を使用する手順の処理の全体または一部を実行しないと、実行判定手段が判定してもよい。

0044

また、本発明に係る情報処理装置は、ユーザによるデータ入力受け付け入力手段と、
記入力手段からのデータ入力によって、上記状態管理手段における上記状態データを設定する、状態データ設定手段とをさらに備えていることが好ましい。

0045

上記の構成によれば、ユーザは、上記情報処理装置で実行される処理に関わる情報処理装置の状態を示すデータを入力し、状態データ設定手段は、そのデータを、状態管理手段における状態データとして設定する。

0046

例えば、ユーザは、「情報処理装置のカメラ機能を無効状態にする」を表すデータを、情報処理装置に入力する、とする。これにより、状態データ設定手段は、状態管理手段において、上記データを、状態データとして設定する。

0047

ここで、評価データが実行可能を示す処理の手順は、カメラにより写真を撮影する、であるとする。この場合、実行判定手段は、評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、「カメラ」機能を使用する処理であり、状態データにおいて、「カメラ」機能が無効状態である、と認識する。したがって、実行判定手段は、「カメラ」機能を使用する手順の処理の全体または一部を、情報処理装置に実行させない、と判定する。

0048

さらに、例えば、ユーザは、「情報処理装置のカメラ機能を有効状態にする」を表すデータを、情報処理装置に入力する、とする。これにより、状態データ設定手段は、状態管理手段において、上記データを状態データとして設定する。ここで、評価データは、上記と同一の評価データであるとする。この場合、実行判定手段は、評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、「カメラ」機能を使用する処理であり、状態データにおいて、有効状態である、と認識する。したがって、実行判定手段は、情報処理装置に「カメラ」機能を実行させる、と判定する。

0049

このように、情報処理装置は、情報処理装置で実行される処理を、ユーザの求めるものに、より近づけることができる効果を奏する。

0050

また、本発明に係る情報処理装置は、上記評価データを取得するデータ取得手段であって、上記評価データを生成する評価装置通信を行う通信部を含むデータ取得手段をさらに備え、上記データ取得手段は、上記通信部を介して、上記手順データを上記評価装置に送信する一方、上記評価装置が上記手順データを評価して作成した評価データを受信することが好ましい。

0051

上記の構成によれば、情報処理装置は、データ取得手段の通信部を介して、実行するか否か判定したい手順データを評価装置へ送信することにより、その手順データに関する評価データを評価装置によって作成してもらい、評価装置から評価データを受け取ることができる。

0052

また、本発明に係る情報処理装置は、上記評価データを取得するデータ取得手段であって、上記評価データを生成する評価装置と通信を行う通信部を含むデータ取得手段をさらに備え、上記データ取得手段は、上記通信部を介して、上記手順データと上記状態データとを上記評価装置に送信する一方、上記評価装置が、上記状態データを含めて上記手順データを評価して作成した評価データを受信することが好ましい。

0053

上記の構成によれば、情報処理装置は、データ取得手段の通信部を介して、実行するか否か判定したい手順データと、状態データとを評価装置へ送信することにより、単に、その手順データに関する評価データを評価装置によって作成してもらうのではなく、情報処理装置の状態が考慮された評価データを、評価装置から受け取ることができる。

0054

すなわち、手順データが同じであっても、情報処理装置が受け取る評価データには、情報処理装置の個々の状態が反映されるので、情報処理装置は、自身の状態または周囲の状況に応じて、より適切な処理を実行することができるという効果を奏する。

0055

また、本発明に係る情報処理装置では、上記実行判定手段が実行しないと判定した上記手順の処理を置き換えた、代替処理を実行する代替処理実行手段をさらに備えていることが好ましい。

0056

上記の構成によれば、代替処理実行手段は、実行判定手段により実行しないと判定された手順の処理を置き換えた代替処理を実行する。

0057

例えば、評価データによって実行不可と評価された手順の処理が、「カメラ撮影」機能を使用して画像を取得する処理である、とする。この場合、代替処理実行手段は、画像を取得する処理として、「ファイル選択」の処理を実行する。すなわち、「ファイル選択」の処理が「カメラ撮影」機能を使用する処理の代替処理になる。したがって、代替処理実行手段が「ファイル選択」の処理を起動することにより、ユーザは、情報処理装置に画像ファイル保存されているなら、「カメラ撮影」機能によって画像を取得する代わりに、その画像ファイルを取得することができる。

0058

これにより、情報処理装置は、利用不可能な機能の代わりに、利用可能な機能を実行するので、情報処理装置自身の状態に応じて、適切な別の機能を実行でき、情報処理装置の利便性を向上させることができる効果を奏する。
なお、情報処理装置の保存部において、代替機能があらかじめ保存されており、実行判定手段は、上記代替機能を、実行手段により、情報処理装置において実行するか否かを判定してもよい。

0059

また、ユーザによるデータの入力を受け付ける入力手段と、上記データを、上記代替機能として設定する、代替機能設定手段を備えていてもよい。

0060

また、本発明に係る情報処理装置では、さらに、上記代替処理は、上記評価データ中に記述されていてもよい。

0061

上記の構成によれば、実行判定手段が評価データを解析すれば、評価された手順の処理を実行できないという評価結果と、実行できない手順の処理に代えて、どんな代替処理を実行すればよいかの情報とを、容易に取得することができる。

0062

なお、情報処理装置は、評価データ中に記述されている1つ以上の代替機能を、ユーザに通知し、ユーザは、通知された1つ以上の代替機能から、1つ以上の代替機能を、選択できてもよい。

0063

本発明に係る評価装置は、上記課題を解決するために、
情報処理装置と通信を行う通信手段と、
手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを、上記情報処理装置が判定するための評価データを作成するのに用いる評価基準を保存した保存手段と、
上記通信手段を介して上記情報処理装置から上記手順データを取得し、上記保存手段に保存された上記評価基準を参照して上記手順データを評価することによって、上記評価データを作成する評価手段とを備えたことを特徴としている。

0064

上記の構成によれば、評価装置は、通信手段を介して情報処理装置から手順データを取得し、その手順データを、保存手段に保存された評価基準に基づき評価することによって、評価データを作成する。評価装置が作成した評価データは、手順データに従った手順の処理を、上記情報処理装置が実行するか否かを判定するのに使用される。したがって、評価装置は、例えば、評価データの取得を要求してきた情報処理装置に対し、通信手段を介して送信すればよい。

0065

具体例を挙げてさらに説明すると、例えば、評価装置は、「カメラを使用する」手順を示す手順データを、評価基準に基づいて評価した評価データを作成する。ここで、「評価基準」とは、手順データが何種類の工程を含むのか、それぞれの工程が何度行われるのか、それぞれの工程が情報処理装置のどの機能を呼び出すのか等の観点で、手順データを解析し、情報処理装置が「カメラを使用する」手順を実行するか否かを判定するのに役立つ評価結果を提供するための基準意味している。

0066

したがって、評価装置が作成した評価データは、情報処理装置が、処理手順を実行するか否かを判定するにあたって、手順データの実行プログラムを直接、解析しなくて済む情報として役立つ。すなわち、本発明の評価装置は、情報処理装置から受け取った手順データに関して、情報処理装置の負荷を減らすのに有効な評価データを生成できる効果を奏する。

0067

本発明に係る評価装置では、上記評価手段が、上記評価データの取得を要求してきた情報処理装置に対し、上記通信手段を介して、評価データを送信することが好ましい。

0068

これにより、情報処理装置の負荷を減らすのに有効な評価データを、情報処理装置に提供できる効果を奏する。

0069

なお、評価データの取得を評価装置に要求した情報処理装置は、手順データを評価装置に送った情報処理装置と同じでもよいし、異なっていても構わない。もし、情報処理装置が手順データを保持していないのであれば、手順データと、その評価データとをセットで取得する要求を、評価装置に与えてもよい。

0070

本発明に係る評価装置の制御方法は、上記課題を解決するために、
情報処理装置から手順データを取得する通信ステップと、
上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを、上記情報処理装置が判定するための評価データを作成するのに用いる評価基準を参照して、上記通信ステップを介して取得した手順データを評価し、評価データを作成する評価ステップと、情報処理装置と通信を行う通信ステップと
を備えたことを特徴としている。

0071

上記の構成によれば、上述した評価装置と同様の作用効果を奏する。

0072

本発明に係る情報処理システムは、上記の課題を解決するために、上述した情報処理装置および評価装置を含んでいることを特徴としている。

0073

上記の構成によれば、評価装置は、手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを、上記情報処理装置が判定するのに用いる評価データを作成し、情報処理装置は、評価装置が作成した評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理を実行する。

0074

これにより、情報処理装置が、手順データの実行プログラムを直接、解析しなくて済むので、情報処理装置の負荷を減らすことができる情報処理システムを構築できるという効果を奏する。

0075

上記情報処理装置に対して情報処理サービスを提供するサーバー装置をさらに含み、
上記評価装置は、上記情報処理装置からの要求に応じて、上記サービスを上記情報処理装置が利用するための処理手順からなる手順データを上記サーバー装置から取得するとともに、取得した手順データを上記評価基準を参照して評価することにより評価データを作成し、評価した手順データと評価データとをセットにして、上記通信手段を介して上記情報処理装置に送信することを特徴としている。

0076

上記の構成によれば、情報処理装置で利用したい情報処理のサービスを情報処理装置が受けるための手順データと、その手順データの実行可否を評価した評価データとを、情報処理装置にさらに提供できるという効果を奏する。

0077

なお、上記情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにおいて実現する情報処理装置の制御プログラム、およびその情報処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

0078

なお、上記評価装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記評価装置をコンピュータにおいて実現する評価装置の制御プログラム、およびその評価装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

発明の効果

0079

以上のように、本発明に係る情報処理装置は、上記課題を解決するために、
工程数が1以上の手順を示す手順データを実行する情報処理装置であって、
あらかじめ定められた評価基準に基づき上記手順データを評価した評価データに応じて、上記手順データに従った手順の処理を上記情報処理装置において実行するか否かを判定する実行判定手段と、
上記実行判定手段が実行すると判定した上記手順の処理を実行する実行手段とを備えているため、処理手順を実行するにあたって、実行プログラムを解析するという負担がかかる処理を回避することができるという効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0080

本発明に係る情報処理装置1の一例を説明する。なお、これはあくまでも一例であり、本発明はこの例示に限定されない。

0081

〔実施形態1〕
本発明の第一の実施形態について、図1図11に基づいて説明すると以下の通りである。

0082

メッセージ配送システム
図1は、本発明に係る情報処理装置1と評価装置2とを含んでいるデータ評価システムの一実施形態である、メッセージ配送システム10の構成を示すと各構成要素ブロック図である。

0083

上記メッセージ配送システム10は、情報処理装置1、評価装置2、及び情報処理装置1と評価装置2とを接続する通信ネットワーク3、から構成される。

0084

情報処理装置1と評価装置2は、それぞれの通信部、及び通信ネットワーク3を介して接続されており、メッセージ、及び評価データ等のデータを相互に授受することができる。
通信ネットワーク3は、インターネットであってもよいし、LAN(LocalArea Network)でもよい。また、通信ネットワーク3は、有線でもよく、無線であってもよい。

0085

上記メッセージ配送システム10で扱うメッセージとは、テキスト及び画像、音声、動画などの一つ又は複数のデータから構成される、情報処理装置1同士で授受されるデータ群を指す。

0086

メッセージは、テキストデータや画像データなどのコンテンツデータと、コンテンツデータの表示工程や加工工程などを記述した手順データとから構成される。

0087

手順データとは、一つ以上の工程が記述されており、工程ごとにコンテンツデータの表示若しくは加工、又は情報処理装置のどの機能を呼び出すのか等が指定されているデータを指す。

0088

手順データがメッセージに含まれる場合、情報処理装置1は、手順データの記述に従って、一つ以上のコンテンツデータを表示したり、加工したりすることができる。

0089

(情報処理装置1)
図1に示すように、情報処理装置1は、手順データがあらかじめ定められた評価基準に基づいて評価された評価データに応じて、処理の実行を判定する実行判定部109(実行判定手段)、処理を実行する実行部107(実行手段、状態管理手段)を有している。

0090

ここでいう、「評価データ」とは、処理手順からなる手順データが、ある評価基準に従って評価された結果を表したデータであり、実行判定部109が、手順の処理の全体または一部を情報処理装置において実行するか否かを判定するために利用できるデータである。

0091

さらに、上記情報処理装置1は、所定の通信方式により他機器とのデータの送受信を行う通信部101(データ取得手段)、データを記憶する記憶部102、後述するデータを設定する設定部110、ユーザに情報を通知する通知部113、ユーザが操作する操作部114(入力手段)を有する。

0092

上記情報処理装置1において、上記記憶部102は、実行判定部109が実行不可と判定した機能を置き換えるための代替機能を保存する代替機能保存部103、データを保存する保存部104(データ取得手段)、後述する状態データを保持保存する状態保存部105(状態管理手段)から構成される。処理部106は、上記実行部107、代替処理実行部108から構成される。また、上記設定部110は、代替機能を設定する代替機能設定部111、状態データを設定する状態データ設定部112(状態データ設定手段)を有している。

0093

情報処理装置1は、例えば、携帯電話やパソコンなど、手順データの記述に従ったコンテンツデータの表示や加工ができる機器である。

0094

通信部101は、通信ネットワーク3を経由して、保存部104に保存されているメッセージを、評価装置2に送信する。または、評価装置2から受信したメッセージや、評価データを保存部104に保存する。

0095

記憶部102は、通信部101で受信したメッセージ、及びメッセージの手順データについてから評価装置2によって生成された評価データを保存する。

0096

状態保存部105は、情報処理装置1の仕様や動作モード、動作状態、またはユーザ操作などによって設定された情報など、情報処理装置1で実行される処理に関わる情報処理装置1の状態を示す状態データを管理する。

0097

具体的に、状態データとは、手順データを実行する処理部106を実現するプログラムのバージョンや、情報処理装置1に搭載されているカメラや録音機器のような機能の一覧や、それらの機能が有効になっているか無効になっているかを示す設定情報などである。

0098

実行判定部109は、保存部104に保存されたメッセージに含まれる手順データからについて作成された評価データを基にして、手順データに含まれる処理工程の全体、または一部を、情報処理装置1が、実行するか否かを判定する。さらに、上記実行判定部109は、上記評価データ、及び状態保存部105から取得した情報を基にして、手順データに含まれている処理工程を、情報処理装置1が、実行するか否かを判定する。

0099

上述において、情報処理装置1は、通信部101(データ取得手段)、保存部104(データ取得手段)により、手順データおよび評価データを取得してよい。例えば、データ取得手段は、外部の装置から、手順データ、または評価データを取得することができないとする。この場合、データ取得手段は、情報処理装置の内部記憶装置から、手順データ、または評価データを取得する。これにより、情報処理装置は、臨機応変に、手順データと評価データを取得することができる。(ここの記述はおかしい。上の説明では、通信部を介して取得した手順データおよび評価データが保存部104に保存され、それらを読み出して、実行可否を判定するとなっているから、内部記憶装置からデータを取得している。)
処理部106は、実行判定部109によって実行可能とでの判定された結果に基づいて、手順データに含まれる処理工程を実行する。

0100

このように、本発明に係る情報処理装置1は、手順データが、あらかじめ定められた評価基準に基づき評価された評価データに応じて、上記手順データに従った手順の処理を情報処理装置1において実行するか否かを判定する実行判定部109と、上記実行判定部109が実行すると判定した上記手順の処理を実行する実行部107とを備えていることを特徴としている。

0101

換言すれば、これにより、情報処理装置1は、手順に含まれるの処理を実行するかどうかを決めるために、手順データのプログラムを呼び出して直接、実行解析する必要がない。すなわち、情報処理装置1は、手順の処理を実行するかどうかを評価データを使って簡単に判定することができるので、情報処理装置1の処理の負荷を軽減実行手段に対して、負担がかかるプログラムを実行させることを回避することができる。

0102

(評価装置2)
評価装置2は、情報処理装置1と通信を行う通信部201(通信手段)、情報処理装置1から通信部201を介して取得した、処理の手順からなる手順データを、あらかじめ定められた評価基準に基づき評価した評価データを作成する評価部202(評価手段)、を有する。さらに、上記評価装置2は、データを記憶する記憶部203、手順データを評価するための評価基準を設定する評価基準設定部206、評価装置2の操作者が操作をする操作部207、操作者に情報を通知する通知部208を有する。上記評価装置2において、上記記憶部203は、データを保存する保存部204と、評価基準データを保存する評価基準保存部205から構成される。

0103

評価装置2は、情報処理装置1からメッセージを受信し、受信したメッセージに含まれる手順データを、評価基準に基づいて、評価し、評価データを生成し、その評価データ、または評価データとを手順データとをセットにしてともに、情報処理装置1に送信する装置である。例えば、評価装置2は、メールサーバプロクシサーバのような形態で実現することができる。

0104

通信部201は、通信ネットワーク3を経由してメッセージを受信し、受信したメッセージを記憶部203の保存部204に保存する。または、通信部201は、保存部204に保存されたメッセージを、情報処理装置1に送信する。

0105

評価部202は、通信部201が取得したメッセージに含まれる手順データを、記憶部203の評価基準保存部205に保存されている評価基準に基づいて評価し、評価データを生成する。

0106

手順データを評価するとは、評価部202が、評価基準に基づいて、手順データから評価データを生成することである。

0107

評価基準とには、評価部202が、手順データから評価データを生成するための生成ルールが示されている。具体的には、手順データが何種類の処理工程を含むのか、それぞれの処理工程が何度行われるのか、それぞれの処理工程が情報処理装置1のどの機能を呼び出すのか等のについて、評価部202が、手順データを解析し、評価するための基準が示されている。

0108

評価部202は、この評価基準に従って手順データを評価し、評価データを生成する。

0109

評価データとは、評価部202が、上記手順データを評価基準に従って評価した結果を表したデータである。情報処理装置1の実行判定部109は、評価データを参照することによって、例えば、情報処理装置1が手順データが実行されるために、情報処理装置1にどんな必要な機能を必要とするか、あるいは情報処理装置1が保有している機能のいずれを用いるかを把握することができる。

0110

なお、評価部202は、評価基準を、評価時に通信部201、及び通信ネットワーク3を経由して情報処理装置1や、それ以外の装置から取得してもよい。

0111

また、評価装置2は、所定の通信方式により他機器と、データの送受信をしてもよい。例えば、他機器が、データを配布するサーバーであるとする。評価装置2は、上記サーバーから、評価基準を取得し、手順データと上記評価基準に基づいて、評価データを作成する。

0112

また、評価装置2は、ユーザにより、通信部201を介してデータの入力を受け付け、そのデータを評価基準として設定してもよい。例えば、ユーザは、処理手順の実行回数の評価基準として、「3回」と入力する。評価基準設定部206は、「3回」を、評価基準として設定する。これにより、評価装置2は、上記処理手順を含む手順データと、「3回」という評価基準とに基づき、評価データを作成する。上記評価データが示す手順の処理が、実行されるとき、上記処理は、3回まで実行が許される。したがって、ユーザが求める、評価基準に近づけることができる。すなわち、ユーザが求める評価データを、評価装置2は、作成する。したがって、処理手順を実行するための、手順データにかわり、ユーザが求める評価基準に基づいて作成された、評価データを用いて、処理が実行される。

0113

なお、評価部202は、例えば、XSLT(XML Stylesheet Language Transformations;ただし、XMLはeXtensible Markup Languageを表す)のような変換技術を用いて、手順データから評価データを生成してもよい。また、評価部202は、エミュレータなどの評価用プログラムにより、手順データから評価データを生成してもよい。

0114

なお、保存部204および評価基準保存部205のデータは永続的に保存されてもよく、例えば、通信部201が、受信したメッセージを転送するまでの間に限ってなど、一時的に保存されてもよい。

0115

次に、メッセージ配送システム10における各構成要素での処理の詳細を、図2を参照して以下に示す。

0116

(情報処理装置と評価装置との処理)
図2はメッセージ配送システム10において、情報処理装置1Aが送信したメッセージが、評価装置2を経由し、情報処理装置1Bに送信される、メッセージ及び処理の流れを表すシーケンス図である。

0117

まず、情報処理装置1Aは、情報処理装置1B宛のメッセージを通信部101によって、評価装置2に送信する(ステップ201;以下、S201と略記する)。

0118

評価装置2は、情報処理装置1Aからのメッセージを通信部201によって、受信し、保存部204に保存する(S211)。

0119

次に評価装置2は、保存部204により、保存したメッセージを、評価部202によって、評価基準に従って評価し、評価データを生成し(S212)、保存部204に保存する。評価部202は、メッセージと評価データとを、保存部204から読み出し、情報処理装置1Bに対し、通信部201によって、送信する(S213)。

0120

情報処理装置1Bの処理部106は、評価装置2から送信されたメッセージと評価データとを通信部101によって、受信する(S221)。処理部106は、上記メッセージと評価データとを、保存部104に保存する(S222)。

0121

なお、情報処理装置1Aと情報処理装置1Bとは、異なっていてもよいし、同一であってもよい。異なる場合には、情報処理装置1Aが情報処理装置1Bに実行させようとした手順データが、評価装置2で評価され、情報処理装置1Bは、評価装置2から受け取った評価データを参照して、情報処理装置1Aが送信した手順データの実行可否を、実行判定部109によって判定する。

0122

例えば、情報処理装置1Aから手順データをメールに添付して送信し、その返信メールとして評価装置2から評価データが添付されたメールを受信してもよい。また、情報処理装置1AからHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)POSTで手順データを送信し、そのレスポンスとして評価装置2から評価データを受信してもよい。この場合、メールであればヘッダのIn−Reply−Toを参照して送信メールと返信メールとにより、またHTTPであればリクエストとレスポンスとにより、評価データと手順データとの対応付けは可能となる。

0123

また、同一である場合には、情報処理装置1Aが自ら実行しようとした手順データを、評価装置2で評価してもらい、情報処理装置1Aは、評価装置2から受け取った評価データを参照して、手順データの実行可否を、実行判定部109によって判定する。

0124

いずれにしても、情報処理装置1Aおよび情報処理装置1Bは、手順データを自ら解析する負担を解消することができる。

0125

(手順データ実行)
図3は、情報処理装置1の処理部106が、保存部104により保存された、メッセージに含まれる手順データが示す処理を、実行する要求を受け、実行判定部109が、手順データの実行可否を判定する処理の流れを示すフローチャートである。

0126

まず、処理部106は、メッセージに含まれる手順データに対する、処理要求を受け付ける(S301)。

0127

実行判定部109は、処理要求に応じ、保存部104から、処理要求のあった手順データに係る評価データを取得する。

0128

次に、実行判定部109は、取得した評価データに基づいて、実行部107に手順データを実行させるか否かを、判定する(S303)。評価データが、手順データの実行可能を示している場合、実行判定部109は、手順データを「実行する」と判定する一方、評価データが、手順データの実行不可を示している場合、実行判定部109は、手順データを「実行しない」と判定する。

0129

なお、S302において、実行判定部109は、状態保存部105から、情報処理装置1の状態データを取得し、取得した評価データと情報処理装置1の状態データとを比較することによって、S303で、実行部107が手順データを実行するか否かを、判定してもよい。

0130

例えば、実行判定部109が、カメラ機能を利用する工程が含まれる手順データに関する判定を行う場合について説明する。情報処理装置1が、カメラを搭載しており、評価データがカメラ機能を利用する手順データの実行可能を示しており、かつ状態データでカメラ機能が有効とされているとき、実行判定部109は、カメラ機能を利用する工程を「実行する」と判定する。

0131

一方、カメラを搭載していない情報処理装置1や、カメラを搭載していても状態データでカメラ機能を無効とされている情報処理装置1においては、評価データがカメラ機能を利用する手順データの実行可能を示しているにもかかわらず、実行判定部109は、カメラ機能を利用する工程を、「実行しない」と判定する。

0132

他の例として、例えば、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、情報処理装置1から音声を出力する、であるとする。また、情報処理装置1の動作モードは、マナーモードに設定されているとする。この場合、状態データにおいて、情報処理装置1の動作モードがマナーモードのとき、機能としての音声の出力は、無効状態になっている。そこで、実行判定部109は、上記のような評価データと状態データとを解析し、実行判定の処理をする。これにより、実行判定部109は、実行部107に、音声を出力する処理を実行させないと、判定する。すなわち、情報処理装置1は、マナーモードに設定されているとき、音声の出力をしない。

0133

実行判定部109が、処理部106は、手順データを「実行する」と判定した場合、実行部107は、手順データの実行を開始し(S304)、処理が終了する。

0134

S303において、実行判定部109が、手順データを「実行しない」と判定した場合、そのまま処理が終了する。

0135

これにより、実行判定部109は、評価データを用いて、実行部107が、手順データを実行するか否かの判定をする。したがって、情報処理装置1は、手順データ自体を解析することなく、手順データを実行するか否かを、判定することができる。

0136

さらに、実行判定部109は、情報処理装置1の状態データを加味して、実行部107が、手順データを実行するか否かを、判定する。これにより、実行判定部109は、現在の情報処理装置1の状態に対して適合するように、実行部107が手順データを実行するかどうかを、判定することができる。

0137

(評価データ実行処理
図4は、上記S304の処理の詳細を示すフローチャートであり、上記実行判定部109が、手順データを実行部107に実行させる処理の流れを示している。

0138

実行判定部109は、工程ごとに、実行部107が、実行するかどうかを逐次判定し、実行部107は、実行判定部109により、実行すると判定された工程のみを実行し、実行判定部109により、実行しないと判定された工程をスキップする。

0139

実行判定部109が、S302で取得した評価データ及び状態データを参照して、S402で、実行部107に工程を実行させる、と判定した場合、実行部107は、上記工程を実行する(S403)。

0140

一方、実行判定部109が、S402で、実行部107に工程を実行させない、と判定した場合、実行部107は、上記工程をスキップし、実行しない(S404)。

0141

続いて、実行判定部109は、実行部107が、手順データにより示される全ての工程を実行したかを確認し、全ての工程の実行を完了したと判定すると(S405)、手順データの処理を終了する。

0142

一方、S405で、実行判定部109が、実行部107により全ての工程の実行を完了していない、と判定する場合、処理は次の工程へ遷移し(S406)、S402〜S405の処理が繰り返される。

0143

(評価データ生成)
以下、評価装置2による、評価データの生成、及び情報処理装置1による、手順データと評価データの実行処理を、具体的な例を用いて説明する。

0144

図2のシーケンス図において、まず、情報処理装置1B宛に、手順データを含むメッセージが、情報処理装置1Aから評価装置2に送信される。すなわち、S201、及びS211において、メッセージは、情報処理装置1Aから評価装置2に送信され、評価装置2の保存部204に保存される。

0145

図5は、保存部204に保存されているメッセージに含まれる手順データの具体例であり、複数の工程を実行する順をXML形式において、記述したものである。

0146

手順データ20は、情報処理装置1が、カメラ機能による写真撮影テキスト入力機能による本文入力、およびサウンドレコーダ機能によるボイスメッセージ録音の3つの工程を1回ずつ順に実行すること、を示している。

0147

手順ファイル20において、wizard要素直下に記述された、3つのstep要素は、それぞれ、カメラ機能、テキスト入力機能、サウンドレコーダ機能を呼び出す工程を、意味している。

0148

カメラ機能、及びテキスト入力機能は、required属性において、“true”と指定されており、必ず行わないといけない必須工程として、記述されている。

0149

サウンドレコーダ機能は、required属性が指定されておらず、必ずしも実行されなくてもよい任意工程として、記述されている。

0150

続いて、図2のS212において、評価部202は、図5に示した手順データ20を、評価基準保存部205に保存されている評価基準に基づいて、評価する。これにより、評価部202は、評価データを生成する。

0151

上記評価基準の具体例を図6を用いて説明する。図6は、図5に示したタイプの手順データ20を含む手順データを、評価するための評価基準を用いて、評価データを作成する処理の手順を表したフローチャートである。

0152

まず、評価部202は、手順データ20の各step要素を評価するため、それらの親要素であるwizard要素から評価を開始し、続いて、その最初の子要素となるstep要素を評価する(S601)。

0153

次に、評価部202は、step要素のsrc属性を参照し、すでに同様のsrc属性を持つstep要素が、上記評価データに出力されていないか否かを確認する(S602)。上記step要素が、評価データに出力されていない場合は、評価データにsrc属性に対応する新しい行を追加する(S603)。具体例は後で詳述する。

0154

S602で、上記step要素が評価データに出力されていると確認した後、または、S603を実行した後、評価部202は、step要素のrequired属性が、“true”であるか否か、すなわちstep要素に対応する工程が、必須工程であるか、任意工程であるかを判定する(S604)。この例では、step要素のrequired属性を判定するということが、評価基準になっている。

0155

step要素のrequired属性が、“true”の場合、step要素に対応する工程は、必須手順として評価データに追加される(S605)。一方、step要素のrequired属性が、“true”以外の場合、step要素に対応する工程は、任意手順として追加される(S606)。

0156

S607では、全てのstep要素の評価が完了したかどうかを、評価部202が判定する。手順データにおけるstep要素のうち、評価部202により、評価されていないstep要素がまだある場合、処理はS601に戻り、次のstep要素を評価する。評価部202が、全てのstep要素を評価した場合、評価部202は、手順データの評価を終了する。

0157

(評価データの説明)
図7は、評価装置2の評価部202が、図5の手順データ20を、図6のフローチャートに従い、処理を実行して、生成した評価データの具体例である。

0158

図6のフローチャートに、図5の手順データ20を適用し、図7の評価データ23が生成されるまでの処理の流れを、より具体的かつ詳細に説明する。

0159

まず手順データ20において、フローチャートが示す処理の対象となるのは、wizard要素以下にある、要素のみである。手順データ20において、wizard要素の子要素である、3つのstep要素に対して、上から順にフローチャートが示す処理を実行する。

0160

一つめのstep要素では、まだ評価データ自体が生成されていないため、必ずS603の処理を実行する。すなわち、評価部202は、新しい行を追加するために評価データを新規作成し、src属性の値の一部(still−camera)を含む行(still−camera,0,0)を追加する。

0161

さらに、required属性の値が、“true”なので(S604)、評価データに、必須工程であることが追加される。具体的には、評価部202は、必須工程に対応する数値を1増やす。すなわち、カメラ機能に対する評価データは、(still−camera,1,0)となる。

0162

次に、2つめのstep要素では、同じsrc属性の値を持つ行が評価データにまだ出力されていないので(S602)、評価部202は、新しい行(text−input,0,0)を追加する(S603)。

0163

さらに、required属性の値が“true”なので(S604)、評価データに、必須工程であることが追加される。具体的には、評価部202は、必須工程に対応する数値を1増やす。すなわち、テキスト入力機能に対する評価データは、(text−input,1,0)となる。

0164

次に、3つめのstep要素では、同じsrc属性の値を持つ行が、評価データにまだ出力されていないので(S602)、評価部202は、新しい行(sound−recorder,0,0)を追加する(S603)。

0165

さらに、手順データ20において、3つめのstep要素には、required属性の記載がないので(S604)、評価データに、任意工程であることが追加される。具体的には、評価部202は、任意工程に対応する数値を1増やす。すなわち、サウンドレコーダ機能に対する評価データは、(sound−recorder,0,1)となる。

0166

したがって、図5の手順データ20に含まれる全てのstep要素の処理が、完了したので(S607)、評価部202は、評価を終了する。これにより、生成された結果は、図7の評価データ23となる。

0167

なお、メッセージ配送システム10の評価基準は、フローチャートを用いて表現されているが、評価基準は、あるデータ形式に従って表現されてもよく、プログラムのモジュールとして実現されてもよい。

0168

評価データ23において、一行ごとに図5の手順データ20における、step要素のsrc属性で指定された値の一部と、その機能を呼び出す必須工程の個数、及び任意工程の個数が記述されている。

0169

すなわち、
評価データ23の1行目は、カメラ機能が必須工程で1回、任意工程で0回呼び出されることを示している。

0170

評価データ23の2行目は、テキスト入力機能が必須工程で1回、任意工程で0回呼び出されることを示している。

0171

評価データ23の3行目は、サウンドレコーダ機能が必須工程で0回、任意工程で1回呼び出されることを示している。

0172

なお、評価データの形式は、上述したものに限られない。
例えば、評価データの例として、手順の処理において利用される情報処理装置1の機能を使用するか、しないかを表すデータでもよい。この場合、評価データが、機能を使用しないことを表しているならば、その機能を利用する手順の処理自体を実行しないと、実行判定部109が判定することができる。

0173

あるいは、評価データの他の例として、手順の処理に含まれる手順の複雑さを表すデータでもよい。この場合、ステップ数基準値以上などのように、手順が複雑であることを、評価データが表しているならば、その手順の処理を実行しないと、実行判定部109が判定することができる。

0174

あるいは、評価データのさらに他の例として、情報処理装置1自身の状態または情報処理装置1の周囲の状況に応じて、情報処理装置1に搭載された機能を有効にすべきか、無効にすべきかを表すデータでもよい。この場合、ある機能を無効にすべきことを、評価データが表しているならば、その機能を用いる手順の処理を実行しないと、実行判定部109が判定することができる。

0175

0176

表1は、情報処理装置1において、設定可能な動作モードの例と、情報処理装置1に搭載されている機能に対する各動作モードにおける有効状態、または無効状態、との対応を示している。

0177

上述した対応関係は、状態保存部105において、状態データとして管理されている。

0178

表1において、通常モードでは、いずれの機能も有効状態に設定されることが示されている。

0179

表1において、マナーモードでは、サウンドレコーダ機能と音声出力機能以外が有効状態に設定されることが示されている。

0180

表1において、コンサートモードでは、カメラ機能とサウンドレコーダ機能以外が有効状態に設定されることが示されている。

0181

これらの動作モードは、あらかじめ情報処理装置に登録されているものでもよく、例えばユーザが個別に入力した値を状態保存部105に登録したものでもよい。

0182

上述について、情報処理装置1は、状態保存部105により、手順の全体または一部において使用する機能が、有効状態か無効状態かを示す、状態データを保持し、上記機能が、手順の処理において必須か否かを示す評価データにおいて、必須と評価された機能が、状態データにおいて無効状態となっている場合に、手順の処理の全体、または無効状態の機能を使用する手順の処理の一部を実行しないと、実行判定部109が判定する。

0183

例えば、情報処理装置1は、スピーカ等の音声を出力する機能を備えていない、とする。すなわち、状態データにおいて、情報処理装置1の「サウンド出力」機能は、無効状態である。また、評価データにおいて、「サウンド出力」の処理が、必須であると示されている、とする。この場合、実行判定部109は、評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、「サウンド出力」であり、必須処理であると認識する。さらに、実行判定部109は、状態データを参照し、「サウンド出力」機能が無効状態であると認識する。これにより、実行判定部109は、情報処理装置1に、「サウンド出力」機能を実行させない、と判定する。

0184

すなわち、情報処理装置1は、手順データの実行プログラムを直接、解析するのではなく、評価データを解析する。さらに、情報処理装置1は、状態データを参照し、備えている機能が、有効状態であるか無効状態であるかを、認識する。

0185

なお、ユーザは、操作部114を介してデータを入力し、状態データ設定部112は、そのデータを、状態保存部105における状態データとして設定してもよい。例えば、ユーザは、「情報処理装置1のカメラ機能を無効状態にする」を表すデータを、情報処理装置1に入力する、とする。これにより、状態データ設定部112は、状態保存部105において、上記データを、状態データとして設定する。

0186

ここで、評価データが示す処理の手順は、カメラにより、写真を撮影する、であるとする。この場合、実行判定部109は、評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、「カメラ」機能であり、状態データにおいて、無効状態である、と認識する。したがって、実行判定部109は、情報処理装置1に、「カメラ」機能を、実行させない、と判定する。

0187

さらに、例えば、ユーザは、「情報処理装置1のカメラ機能を有効状態にする」を表すデータを、情報処理装置1に、入力する、とする。これにより、状態データ設定部112は、状態保存部105において、上記データを、状態データとして設定する。ここで、評価データは、上記と同一の評価データであると、する。この場合、実行判定部109は、評価データを解析し、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、「カメラ」機能であり、状態データにおいて、有効状態である、と認識する。したがって、実行判定部109は、情報処理装置1に、「カメラ」機能を、実行させる、と判定する。

0188

また、上記動作モードは、外部からの信号により、変更されてもよく、それにより各機能の有効、または無効状態が、情報処理装置毎に設定されてもよい。

0189

各動作モードにおける、図5に示した手順データ、及び各工程の実行形態について、図3、または図4を用いて説明する。

0190

(通常モード)
情報処理装置1が、通常モードに設定されているとき、図5の手順データ20を実行した場合、全ての工程が実行される。

0191

まず、S303での判定において、実行判定部109は、カメラ機能とテキスト入力機能が、必須工程として評価データに記述されていることを認識する。また、通常モードにおいて状態保存部105から取得できる状態データを実行判定部109が参照することによって、上記必須工程から呼び出される機能、つまり、カメラ機能、テキスト入力機能、およびサウンドレコーダ機能はいずれも有効状態と設定されていることを、実行判定部109は認識する。したがって、S303において、実行判定部109は、手順データ20を実行すると判定する。

0192

ここで、実行判定部109が、任意工程を判定に用いないのは、任意工程が実行されなくてもよい工程として記述されているためであり、処理の効率化のためでもある。

0193

ただし、実行判定部109は、任意工程を判定に用いて、任意工程が実行されない場合に、その旨を通知できてもよい。

0194

上述について、通知部113が、ユーザに、任意工程が実行されない旨を、通知してもよい。

0195

次に、S402での判定処理において、実行判定部109は、手順データ20から、まず、1番目の工程としてstep要素に記述されている、カメラ機能を用いた処理を呼び出す。

0196

この場合、状態データにおける、通常モードのカメラ機能は有効状態である。これにより、実行判定部109は、評価データおよび状態データを参照した結果、1番目の工程を、実行部107が「実行する」と判定する。したがって、実行部107は、カメラ機能を用いた処理を実行する(S403)。

0197

次に、実行判定部109は、S402での判定処理を再実行し、2番目の工程として、step要素に記述されているテキスト入力機能を用いた処理を呼び出す。

0198

この場合、通常モードのテキスト入力機能は有効状態である。これにより、実行判定部109は、2番目の工程を、実行部107が「実行する」と判定する。したがって、実行部107は、テキスト入力機能を用いた処理を実行する(S403)。

0199

最後に、実行判定部109は、S402での判定処理を再実行し、3番目の工程として、サウンドレコーダ機能を用いた処理を呼び出す。

0200

S402での判定において、状態データにおける、通常モードのサウンドレコーダ機能は有効状態である。これにより、実行判定部109は、3番目の工程を、実行部107が「実行する」と判定する。したがって、実行部107は、サウンドレコーダ機能を用いた処理を実行する。

0201

以上で、情報処理装置1は、図3および図4に示す全ての工程を実行完了する。

0202

(マナーモード)
情報処理装置1が、マナーモードに設定されているとき、図5の手順データ20を、実行した場合、サウンドレコーダ機能であるボイスメッセージの録音以外の工程が実行される。

0203

まず、S303での判定において、通常モードの場合と同様に、実行判定部109は、カメラ機能とテキスト入力機能が必須工程として評価データに記述されていることを認識する。これにより、マナーモードにおいて状態保存部105から取得できる状態データを実行判定部109が参照することによって、上記必須工程から呼び出される機能は、いずれも有効状態と設定されていることを、実行判定部109は認識する。したがって、S303において、実行判定部109は、手順データ20を実行すると判定する。

0204

次に、S402での判定処理において、実行判定部109は、手順データ20から、まず、1番目工程としてstep要素に記述されているカメラ機能を用いた処理を呼び出す。

0205

この場合、状態データにおける、マナーモードのカメラ機能は有効なので、実行判定部109は、評価データおよび状態データを参照した結果、1番目の工程を実行部107が「実行する」、と判定する。したがって、実行部107は、カメラ機能用いた処理を実行する(S403)。

0206

次に、実行判定部109は、S402での判定処理を再実行し、2番目の工程としてstep要素に記述されているテキスト入力機能を用いた処理を呼び出す。

0207

この場合、状態データにおける、マナーモードのテキスト入力機能は有効状態なので、実行判定部109は、2番目の工程を、実行部107が「実行する」と判定する。したがって、実行部107は、テキスト入力機能用いた処理を実行する。

0208

最後に、実行判定部109は、S402での判定処理を再実行し、3番目の工程として、サウンドレコーダ機能を用いた処理を呼び出す。

0209

S402の判定において、状態データにおける、マナーモードのサウンドレコーダ機能は無効状態である。これにより、実行判定部109は、3番目の工程を、実行部107が「実行しない」、と判定する。したがって、実行部107は、S404の処理として、サウンドレコーダ機能に対する工程をスキップする。

0210

ただし、サウンドレコーダ機能に対する工程は、任意工程であるため、必ずしも実行されなくてもよい。そこで、ここでは、実行判定部109が、S402・403において、実行部107により、この任意工程を実行したとみなし、S405へ処理を進めてもよい。

0211

このようにして、情報処理装置1は、図3および図4に示す全ての工程を実行完了する。

0212

(コンサートモード)
情報処理装置1は、コンサートモードに設定されているとき、図5の手順データ20を実行した場合、手順データ20のすべての工程は、実行されない。

0213

まず、S303の判定において、通常モード、またはマナーモードと同様に、実行判定部109は、カメラ機能とテキスト入力機能が、必須工程として、評価データに記述されていることを認識する。しかし、コンサートモードにおいて、状態保存部105から取得できる状態データを実行判定部109が参照することによって、上記必須工程から呼び出される機能のうち、カメラ機能が無効状態と設定されていることを、実行判定部109は認識する。そのため、情報処理装置1は、手順データ20が必須工程として要求する工程を、実行することができない。したがって、S303において、実行判定部109は、手順データ20を実行しないと判定する。この判定結果に基づいて、実行部107は、手順データ20の工程を実行しない。

0214

情報処理装置1が、このような判定をする場合、情報処理装置1は、従来、手順データにどのような処理があるかを、直接、解析して判定する必要があった。しかし、情報処理装置1は、評価装置2が、手順データから、評価基準に基づいて、あらかじめ作成した評価データを取得することにより、情報処理装置1は、その判定を容易に実行できる。

0215

また、状態データは、機能の有効状態又は無効状態を含むだけでなく、機能の呼び出し回数制限数を含んでいてもよい。

0216

例えば、非常に限られたリソースで動作し、カメラを備えた情報処理装置1の場合、大量の画像を撮影することによって、リソースを消費することは望ましくない。そのため、情報処理装置1は、ある一定数以上の画像の撮影を禁止されること、が望ましい場合がある。

0217

上記の場合において、例えば、カメラ機能の使用回数を5回までに制限するとする。この5回という使用制限回数が、状態データに記述されている。

0218

なお、ユーザが、状態データ設定部112に保存された状態データに記述されているカメラの使用制限回数を、操作部114を介して入力したり、変更したりしてもよい。

0219

なお、実行判定部109が、カメラ機能の使用回数を知るには、その使用回数が一時的に保存されたRAM(Random Access Memory;例えば保存部104に含まれている)を参照すればよい。

0220

これにより、情報処理装置1は、手順データの処理を実行するか否かを判定し、情報処理装置1は、評価データを参照して、手順データの処理を実行するか否かを判定し、さらに、情報処理装置1は、状態データを参照して、カメラ機能を5回以上使用している場合、実行判定部109は、カメラ機能を用いた処理を実行不可と、判定することができる。

0221

その一方、情報処理装置1が、工事現場出張修理先において、撮影した画像を添付したレポートを作成するような場合、情報処理装置1は、より多く画像を撮影できる方が望ましい場合もある。そのため、情報処理装置1が、上述した内容の処理を含む、手順データの処理を実行する場合、状態データは、カメラ機能の使用回数における制限を含まない方がよい。

0222

従来は、評価装置2に相当する装置やサーバー等が、情報処理装置1の実行判定部109により実行される判定を実行し、適切でない手順データを情報処理装置1に送信しないようにしていた。これにより、情報処理装置1は、適切でない手順データを実行する状況を、解決していた。

0223

上記の場合に、柔軟に対応するため、情報処理装置1は、上述した値の設定、及び判定を、自由に実行できることが望ましく、情報処理装置1は、効率よく判定をするための情報を取得し、情報処理装置1が、上記状況を解決することが望ましい。本メッセージ配送システム10は、手順データを実行するかどうかについて、効率のよい判定を実現することができる。

0224

メッセージ配送システム10において、評価データは、評価装置2から情報処理装置1にメッセージと同時に送信されてもよい。または、先に評価データのみが送信されてもよい。

0225

例えば、評価装置2は、評価データだけを、メッセージよりも先に情報処理装置1に送信することにより、情報処理装置1が、評価データを参考にすることによって、実行可能な手順データを含むメッセージのみを、選択的に取得することができるようにしてもよい。

0226

また、メッセージ配送システム10において、評価基準は、評価装置2の評価基準保存部105に保存されている。また、評価装置2は、評価データを生成するとき、原則として同一の評価基準を用いる。これにより、評価装置2は、同一の手順データから、同一の評価データを生成することを特徴とする。

0227

さらに、情報処理装置1は、自分自身宛にメッセージを送信するようにし、評価装置2が、生成した評価データを取得できてもよい。例えば、情報処理装置1は、評価装置2に、手順データを含むメッセージを送信する。評価装置2は、メッセージを受信し、含まれる手順データから、評価データを生成する。続いて、評価装置2は、上記評価データを上記メッセージとともに、あるいはメッセージに含めて、情報処理装置1に返信してもよい。

0228

さらに、情報処理装置1は、情報処理装置1の状態データとメッセージとを合わせて、評価装置2に送信し、評価装置2は、状態データと評価基準とから評価データを生成してもよい。これにより、評価装置2は、個々の情報処理装置1の設定や状況に応じた評価データを生成することができる。このような評価データを、情報処理装置1が、評価装置2から取得するならば、実行判定部109が状態データを参照する必要が無くなるので、実行判定部109における判定処理の効率がさらに向上する。

0229

さらに、評価装置2は、同じ手順データからでも、送信した情報処理装置1の状態データごとに、異なる評価データを生成できるようになる。すなわち、評価装置2は、より個々の情報処理装置1に対する評価データの精度を高めることができる。

0230

また、S212において、評価装置2が評価データを生成する際、情報処理装置1が手順データを実行しやすいように、評価装置2は、評価データを加工してもよい。
例えば、図5に示す手順データは、XMLデータとして記述されているが、評価装置2は、手順データを、テキストデータに限らず、バイナリデータなどの情報処理装置1での実行効率がよいデータ形式に加工して、送信してもよい。

0231

また、手順データが内部に評価データをさらに含むようにしてもよい。
例えば、手順データの先頭部分に評価データの内容を記述し、情報処理装置1は、手順データの先頭を読み出すだけで評価データを取得できるようにしてもよい。このような形態を採用しても、情報処理装置1は、手順データを全て解析しなくて済む。

0232

(代替機能)
なお、実行判定部109が実行しないと判定した処理に使われる、情報処理装置1での機能に対して、代替の機能を設定できてもよい。

0233

例えば、上述したように、手順データにおいて、カメラ機能が必須工程と記述されている場合、情報処理装置1の状態データにおいて、カメラ機能が無効と設定されているとき、情報処理装置1は、カメラ機能を用いた処理を実行することができない。

0234

上記の場合において、情報処理装置1は、カメラ機能の代替機能として、ファイル選択機能を用いた画像ファイルの選択を、設定できるようにしてもよい。これにより、情報処理装置1は、状態データにおいて、カメラ機能が無効と設定されているとき、画像ファイルの選択を実行することができる。すなわち、情報処理装置1は、備えていない機能、あるいは無効と設定されている機能を実行せずに、備えている機能を実行することができる。

0235

また、代替機能は、情報処理装置1において、あらかじめ設定されていてもよく、手順データや評価データに記述されていてもよい。代替機能が記述された評価データに応じて、実行部107が実行する予定の処理を、実行しないと実行判定部109が判定した場合には、実行判定部109は、評価データから代替機能を認識することによって、その代替機能を用いた処理を、情報処理装置1において実行するか否かを、さらに判定することができる。

0236

なお、ユーザがデータを入力し、代替機能設定部111が、そのデータを代替機能保存部103において、代替機能として設定してもよい。例えば、ユーザは、「情報処理装置は、カメラを使用する処理を実行するとき、その処理に替えて、テキストを出力する処理を実行する。」を表すデータを、情報処理装置1に入力する。これにより、代替機能設定部111は、代替機能保存部103において、上記データを代替機能として設定する。また、情報処理装置1は、評価データが示す手順により、カメラを使用する処理を実行する。この場合、実行判定部109は、代替機能に応じて、情報処理装置1に、カメラを使用する処理に替えて、テキストを出力する処理を実行させる。これにより、情報処理装置1は、カメラを使用せずに、テキストを出力する。

0237

また、代替機能は、一つの機能のみでもよく、また、複数の機能が代替機能として指定されてもよい。複数の機能が指定された場合、ユーザが任意の代替機能を選択できるように、情報処理装置1は、当該複数の機能を代替機能候補としてユーザに通知できてもよい。

0238

なお、上記通知部113によって、代替機能をユーザに通知してもよい。これにより、ユーザは、通知された、1つ以上の代替機能から、1つ以上の代替機能を、操作部114により、選択することができる。例えば、通知部113は、情報処理装置1に備えられているディスプレイであるとする。この場合、通知部113は、代替機能として、「カメラを使用する」、かつ、「音声を出力する」をディスプレイに表示し、ユーザに通知する。ユーザは、操作部114を用いて、ディスプレイに表示された代替機能を選択することができる。実行判定部109は、ユーザにより、選択された代替機能に応じて、処理の判定をする。

0239

メッセージ配送システム10では、情報処理装置1が、手順データの処理を実行できるか否かにかかわらず、評価装置2が、情報処理装置1にメッセージを送信できることを特徴としている。

0240

そのため、評価装置2は、そもそもカメラ機能が存在しない情報処理装置1にも、カメラ機能を使用する手順データを含むメッセージを送信することができる。

0241

上記の場合に、情報処理装置1は、代替機能を備えることにより、情報処理装置1で使用できない機能が手順データに含まれている場合において、情報処理装置1は、代替機能を用いて、使用できない機能に替わる処理を実行できるかどうかを、さらに判定することができる。これにより、情報処理装置1は、より多くの手順データを実行できるようになる。

0242

以下、手順データ、及び評価データに代替機能を記載した具体例を用いて、上述した代替機能がない例との違いを説明する。

0243

(代替機能処理の実施例)
図8は、代替機能の要素が含まれている手順データの具体例であり、複数の工程を実行する順をXML形式で記述したものを示している。

0244

図8において、手順データ24は、1つめのstep要素の子要素である、altstep要素を、代替機能として記載している。altstep要素には、親要素であるstep要素のsrc属性の値に変わる値が、src属性として記載されている。

0245

図9は、図8に示したタイプの手順データ24を、評価するための評価基準を用いて評価データを作成する処理の手順を表したフローチャート図である。

0246

S901、S902、S903、S904、S905、及びS906の処理は、図6のS601、S602、S603、S604、S605、及びS606と同様であるため、処理の説明を省略する。

0247

図9のフローチャートにおいて、手順データ24に代替機能が記載されていた場合、代替機能を評価データに追記するフローがS907、及びS908として、追加されている。これにより、評価装置2は、代替機能を含ませた評価データを、生成することができる。

0248

図10は、評価装置2が、図9のフローチャートに従い、図8の手順データ24に評価の処理を実行して、生成した評価データ25を示す。

0249

評価データ25において、1行目前半のセミコロンまでの内容は、図7と共通であり、セミコロン後に、手順データ24における、altstep要素のsrc属性に対応する、値の一部が追加されている。

0250

さらに、実行判定部109は、評価データ25を基に、処理部106が、手順データの処理を、実行するか否かを判定する。したがって、評価データにおいて、実行できない工程があり、かつ、その代替機能が実行可能である場合、実行判定部109は、代替機能を実行すると判定する。この結果、情報処理装置1は、より多くの手順データの処理を実行できるようになる。

0251

図11は上記S304の処理の詳細を示すフローチャートであり、上記実行判定部109が、代替機能の判定を含めた手順データを実行部107に実行させる処理の流れを示している。

0252

評価データにおいて、代替機能が記載されていた場合、実行判定部109は、実行部107が実行できない工程を、代替機能に置き換えて代替処理実行部108に実行させるか否かを判定する。代替処理実行部108が代替機能を実行するためのフローが、S1104、及びS1105として、追加されている。これにより、S1102において、工程を実行することが、不可能であるとき、実行判定部109は、S1104において、代替機能があるか否かの判定をする。もし、代替機能があるならば、S1105において、代替処理実行部108は、代替機能を実行する。また、代替機能がない時は、実行部107は、工程をスキップする。

0253

続いて、S1107において、実行判定部109は、実行部107が、手順データにより示される全ての工程を実行したかを確認し、全ての工程の実行を完了したと判定すると、手順データの処理を終了する。

0254

一方、S1107で、実行判定部109は、実行部107、または代替処理実行部108が全ての工程の実行を完了していないと判定する場合、処理は次の工程へ遷移し、S1102〜S1107の処理が繰り返される。

0255

代替機能の具体例を、図3または図11の工程に従って、図10の評価データ25によって実行可能と評価された手順データ24を実行することにより説明する。
情報処理装置1は、コンサートモードに設定されているとする。実行判定部109は、S302において、評価データ25と、情報処理装置1の状態データを取得する。次に、S303において、実行判定部109は、取得した評価データに基づいて、実行部107に手順データを実行させるか否かを、判定する。これにより、実行判定部109は、取得した評価データに基づいて、実行部107に手順データを実行させると判定した場合、処理は、S1102に進む。

0256

S1102において、実行判定部109は、評価データ25の一行目、(still−camera,1,0;file−manager)を参照し、カメラ機能を用いた処理を実行することを認識する。一方、コンサートモードに設定されているため、情報処理装置1は、カメラ機能を用いた処理を実行できない。これにより、S1102において、実行判定部109は、カメラ機能を用いた処理を実行しないと判定する。この結果、処理は、S1104に進む。

0257

S1104において、実行判定部109は、評価データ25の一行目のセミコロン以下、file−managerを参照する。これにより、実行判定部109は、代替機能である、ファイル選択を用いた処理を実行する、と判定する。この結果、処理は、S1105に進む。S1105において、代替処理実行部108は、ファイル選択を用いた処理を実行し、処理は、S1107に進む。

0258

続いて、S1107において、実行判定部109は、処理部106により、手順データが示す全ての工程が、実行されたか否かを、判定する。この場合、評価データ25の2、3行目の工程は、実行されていないので、1行目の工程と同様に処理をする。実行判定部109が、全ての工程の実行を完了したと判定すると、情報処理装置1は、手順データの処理を終了する。

0259

上述において、代替処理実行部108は、実行判定部109により、実行しないと判定された手順の処理の全体、または一部を置き換えた代替処理を実行してもよい。例えば、評価データは、評価データによって実行可能と評価された手順データに従った手順の処理の一部が、テキスト出力機能である評価データとする。また、情報処理装置1の状態データにおいて、テキスト出力機能は、無効状態であるとする。この場合、実行判定部109は、評価データを解析し、状態データを参照する。したがって、実行判定部109は、テキスト出力機能をしないと判定する。

0260

ここで、例えば、代替処理実行部108は、代替処理として、ファイル選択機能を用いた処理を実行してもよい。これにより、実行判定部109は、代替処理実行部108に、ファイル選択機能を用いた処理を実行させると、判定する。したがって、情報処理装置1は、利用不可能な機能を実行する替わりに、利用可能な機能を実行する。

0261

〔実施形態2〕
本発明の第二の実施形態について、図12図14に基づいて説明すると以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態において説明した構成と同一の構成については、同じ部材番号付与し、その重複した説明を省略する。

0262

検索サービスシステム
図12は、本発明に係る情報処理装置1、評価装置2、及び検索装置4からなるデータ評価システムの一実施形態である、検索サービスシステム11の構成と各構成要素のブロック図とを示している。図12に示すように、検索サービスシステム11は、図1に示す情報処理装置1、図1に示す評価装置2、図1に示す通信ネットワーク3に、さらに、検索装置4を備えた構成である。検索サービスシステム11は、情報処理装置1が、送信した検索キーワードに対する検索結果データを、検索装置4から取得するシステムである。ただし、検索装置4は、情報処理装置に対して情報処理のサービスを提供するサーバー装置としてもよい。

0263

情報処理装置1、評価装置2、および検索装置4はいずれも、それぞれの通信部及び通信ネットワーク3を介して接続されている。

0264

ただし、情報処理装置1、および検索装置4は、それぞれ評価装置2のみとしか、通信することはできない。すなわち、評価装置2は、情報処理装置1、および検索装置4のそれぞれと一対一で通信するだけではなく、情報処理装置1と検索装置4との通信を中継する役割も担っている。

0265

(情報処理装置1)
情報処理装置1について、上記実施形態1との相違点を説明する。

0266

通信部101は、通信ネットワーク3を経由して、検索装置4が提供する検索サービスを利用するための手順データを評価装置2から取得し、検索キーワードを評価装置2に送信し、その検索キーワードに基づいた検索結果データを評価装置2から取得する。

0267

保存部104は、通信部101によって、受信された手順データおよび評価データに加えて、上記検索結果データを保存する。

0268

(評価装置2)
評価装置2について、上記実施形態1との相違点を説明する。

0269

評価装置2は、通信部201によって、検索装置4から受信したデータ(後述する)を、情報処理装置1に、または情報処理装置1から受信した検索キーワードを含むデータを検索装置4に中継する。

0270

通信部201は、通信ネットワーク3を経由して情報処理装置1、または検索装置4からデータを取得する、もしくは、データを所定の送信先へ送信する。

0271

評価部202は、通信部201が、情報処理装置1、または検索装置4から取得したデータのうち、手順データを、評価基準保存部205に保存されている評価基準に基づいて評価し、評価データを生成する。

0272

保存部204は、通信部201によって、情報処理装置1、または検索装置4から取得した手順データ、評価部202が生成した評価データを保存することができる。

0273

評価基準保存部205は、評価部202により使用される評価基準を保存することができる。

0274

なお、評価部202は、中継するデータの一部、または全部を、データを受信する情報処理装置1、または検索装置4が、データを容易に処理できるように変換してもよい。

0275

なお、検索装置4に異常があった場合に備え、同様の検索サービス機能を提供する代替の検索装置4に関する情報も保存していてもよい。情報処理装置1から、評価装置2への中継要求があった場合、評価装置2が、検索装置4にアクセスできないとき、自動的に代替の検索装置4にアクセスできてもよい。

0276

また、検索装置4が動作していない場合、評価装置2は、代替の検索装置4へ接続するような内容を、評価データに含ませる等して、情報処理装置1に通知できてもよい。

0277

(検索装置4)
検索装置4は、評価装置2から受信した検索キーワードに対して、検索結果データを、評価装置2に送信する装置である。

0278

また、検索装置4は、自らが提供する検索サービスを利用するための手順データを評価装置2に送信する。手順データは、さらに評価装置2により、評価データとともに情報処理装置1に送信され、情報処理装置1において、実行される。

0279

通信部401は、通信ネットワーク3を経由して評価装置2から検索キーワードを受信し、受信した検索キーワードに対応する検索結果データを、評価装置2に送信する。

0280

検索部402は、通信部401が取得した検索キーワードに対応する検索結果データを、保存部403において、保存されているデータの中から、検索し、取得する。

0281

保存部403は、検索装置4が提供する検索サービスを利用するための手順データと、検索キーワードに対応する検索結果データとを保存しており、検索部402からの要求に応じて、検索キーワードに対応した検索結果データを検索部402に返す。

0282

(手順データ取得要求
次に、検索サービスシステム11における各構成要素での処理の詳細を説明する。
図13は、検索サービスシステム11において、検索装置4が保存している手順データを、情報処理装置1が、中継装置として機能する評価装置2経由で取得する処理の流れを示すシーケンス図である。

0283

まず、情報処理装置1は、検索装置4により保存されている手順データを取得する、という要求を、検索装置4に送信する(S1301)。

0284

次に、評価装置2は、情報処理装置1により送信された手順データの取得要求を受信し(S1311)、上記取得要求を検索装置4に送信する(S1312)。

0285

検索装置4は、情報処理装置1により送信された手順データの取得要求を、評価装置2から受信する(S1321)。続いて、検索装置4は、上記取得要求に対応する手順データを保存部403から取得し(S1322)、上記手順データを、評価装置2へ送信する(S1323)。

0286

評価装置2は、検索装置4により送信された手順データを、受信する(S1313)。続いて、評価部202は、上記手順データを、評価基準に基づいて評価し、評価データを生成する(S1314)。この生成した評価データと手順データとをセットにして、評価装置2は、情報処理装置1に送信する(S1315)。

0287

情報処理装置1は、上記手順データと評価データとを受信する(S1302)。続いて、情報処理装置1は、受信した上記手順データと評価データとを、記憶部102に保存する(S1303)。

0288

(検索結果データ取得)
図14は、検索サービスシステム11において、情報処理装置1が図13に基づいて説明したように、取得した手順データに従って、検索キーワードに対応する検索結果データを、検索装置4から取得する流れを示したシーケンス図である。

0289

まず、情報処理装置1は、図13の処理により取得した、手順データの実行を開始し、手順データに含まれる工程に従って検索キーワードを取得する(S1401)。ここで実行が開始される手順データは、図13の処理により取得した評価データに基づいて、実行可能と判断されている。続いて、情報処理装置1は、検索装置4に検索キーワードを送信する(S1402)。

0290

評価装置2は、情報処理装置1から、検索キーワードを受信し(S1411)、検索装置4に送信する(S1412)。

0291

検索装置4は、評価装置2から検索キーワードを受信し(S1421)、上記検索キーワードに対する検索結果データを生成する(S1422)。続いて、検索装置4は、上記検索結果データを、評価装置2に送信する(S1423)。

0292

評価装置2は、検索装置4から、検索結果データを受信し(S1413)、情報処理装置1に送信する(S1414)。

0293

情報処理装置1は、評価装置2から検索結果データを受信する(S1403)。情報処理装置1は、上記検索結果データを、手順データの記述に従って出力する(S1404)。

0294

なお、情報処理装置1が取得した検索結果データに、さらに手順データが含まれていてもよい。例えば、ユーザが、ある特定の検索結果について詳細に検索したい場合、情報処理装置1が、取得した検索結果データに含まれている、より詳細な手順データを実行する。これにより、情報処理装置1は、検索装置4から、さらに詳細な検索結果を取得できる。したがって、ユーザは、さらに詳細な検索結果を取得することができる。

0295

なお、情報処理装置1が何らかの理由により、通信ネットワーク3に接続されていない場合、情報処理装置1は、手順データを実行しても手順データの目的を実現できないため、実行判定部109は、手順データを実行しないと判定してもよい。例えば、情報処理装置1は、状態保存部105により、情報処理装置1と通信ネットワーク3との通信状態を、保存してもよい。

0296

また、検索サービスシステム11は、情報処理装置1が、評価装置2からデータを受信する以外の方法により、直接手順データを取得する方法を、妨げない。この場合、情報処理装置1は、手順データの取得方法によって、有意な制限を設けてもよい。

0297

なお、例えば、評価装置2から直接に手順データを取得しない方法として、情報処理装置1は、保存部104により、メモリカードのような記憶媒体を経由して、他の情報処理装置から、直接手順データを取得できてもよい。また、情報処理装置1は、通信部101により、他の情報処理装置が、メール等に添付され転送されてきた手順データを取得できてもよい。

0298

検索装置4から取得した手順データを情報処理装置1が実行する場合には、検索装置4の機能を全て利用することができるのに対して、上記のような間接的な方法によって、情報処理装置1が手順データを取得した場合には、情報処理装置1が、その手順データによって、検索装置4の一部の機能しか利用できないという制限をかけてもよい。

0299

そのような制限は、手順データ自体に書き込まれていてもよいし、手順データの発行元が評価装置2または検索装置4ではないことを検索装置が手順データから認識し、検索装置が制限をかけるようにしてもよい。

0300

なお、情報処理装置1が、評価装置2から、有効な評価データを、取得できない場合、情報処理装置1は、手順データを評価装置2に送り、評価装置2は、手順データから、評価基準に基づき、評価データを生成し、情報処理装置1に、送信できるようにしてもよい。

0301

このように、情報処理装置1が評価データを取得できるようにすれば、より手順データの配布を容易にすることができる。すなわち、情報処理装置1ではどのような経路から取得した手順データであっても、評価データを得ることができるため、手順データの配布をより安全かつ多様に実現できるようになる。

0302

さらに、検索装置4にアクセスできるライセンスを取得している情報処理装置1が、手順データを実行した場合、情報処理装置1は、手順データに含まれている全ての工程を使用できる。一方、情報処理装置1がライセンスを取得していない場合、手順データに含まれている一部の工程を、情報処理装置1が使用できないように無効にしてもよい。

0303

なお、情報処理装置1がライセンスを取得していない場合、手順データの実行に関わる全ての機能を無効化し、情報処理装置1が、ライセンスを取得する工程のみを、手順データにおいて有効にしてもよい。情報処理装置1が、上記工程によって、ライセンスを取得した後は、検索装置4の全ての機能を利用できるようにしてもよい。さらに、ライセンスを取得する工程であっても、その工程自体を無効としてもよい。

0304

また、情報処理装置1は、検索装置4に対する手順データの取得要求と合わせて、情報処理装置1の設定や状態を、評価装置2に送信してもよい。さらに、評価装置2は、手順データから、評価データを生成するとき、個々の情報処理装置1から取得した設定や情報を、評価基準として用いてもよい。これにより、評価装置2は、同じ手順データからでも、送信した情報処理装置1ごとに異なる評価データを生成できるようになる。したがって、評価装置2は、より個々の情報処理装置1に対する、評価データの精度を高めることができる。

0305

なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲において種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

0306

(他の構成)
なお、本発明を、以下のように表現することも可能である。

0307

(第1の構成)
1以上の手順からなる手順データを実行する情報処理装置であって、
手順データと、前記手順データを評価した評価データとを取得するデータ取得手段と、
上記評価データを基に、前記手順データ又は前記手順データに含まれる手順を当該情報処理装置で実行するか否かを判定する実行判定手段と、
上記判定手段で実行すると判定した手順データ又は手順を実行する実行手段と、
を備えることを特徴とする、情報処理装置。

0308

(第2の構成)
さらに情報処理装置の状態データを保持する状態管理手段を備え、
実行判定手段が、上記評価データと前記状態データとを基に上記手順データ又は上記手順データに含まれる手順を情報処理装置で実行するか否かを判定することを特徴とする、第1の構成に記載の情報処理装置。

0309

(第3の構成)
上記実行判定手段が情報処理装置で実行不可と判定した手順を、情報処理装置に保持された代替手順置換して実行することを特徴とする第1または第2の構成に記載の情報処理装置。

0310

(第4の構成)
上記実行判定手段が情報処理装置で実行不可と判定した手順を、評価データに記載の代替手順に置換して実行することを特徴とする第1または第2の構成に記載の情報処理装置。

0311

(第5の構成)
第1から第4の構成のいずれかに記載の情報処理装置と、
上記情報処理装置に送信する前記評価データを生成する手順データ評価手段を備えた評価装置とから構成されるデータ評価実行システム。

0312

(第6の構成)
1以上の手順からなる手順データを実行するデータ評価実行方法であって、
手順データと、上記手順データを評価した評価データとを取得し、上記評価データを基に、上記手順データ又は上記手順データに含まれる手順を当該情報処理装置で実行するか否かを判定し、上記判定手段で実行すると判定した手順データ又は手順を実行する実行手段と、を備えることを特徴とするデータ評価実行方法。

0313

(第7の構成)
さらに情報処理装置の状態データを保持し、
上記手順データ又は上記手順データに含まれる手順が実行するか否かの判定を、上記評価データと上記状態データとを基に判定することを特徴とする、第6の構成に記載のデータ評価実行方法。

0314

(第8の構成)
上記実行判定手段が情報処理装置で実行不可と判定した手順を、情報処理装置に保持された代替手順に置換して実行することを特徴とする第6または第7の構成に記載のデータ評価実行方法。

0315

(第9の構成)
上記実行判定手段が情報処理装置で実行不可と判定した手順を、評価データに記載の代替手順に置換して実行することを特徴とする第6または第7の構成に記載のデータ評価実行方法
(プログラムおよび記録媒体)
さらに、情報処理装置1および評価装置2に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。

0316

すなわち、情報処理装置1および評価装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。

0317

この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである文字認識装置1の制御プログラムのプログラムコード実行形式プログラム中間コードプログラムソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。情報処理装置1および評価装置2に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての情報処理装置1および評価装置2(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。

0318

プログラムコードを情報処理装置1および評価装置2に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープカセットテープ等のテープ系、フロッピー登録商標ディスクハードディスク等の磁気ディスクCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROMEPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。

0319

また、情報処理装置1および評価装置2を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して情報処理装置1および評価装置2に供給する。この通信ネットワークは、情報処理装置1および評価装置2にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。例えば、インターネット、イントラネットエキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網移動体通信網衛星通信網等であればよい。

0320

この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送ケーブルTV回線電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR携帯電話網衛星回線地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。

0321

プログラムコードを供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。

0322

また、情報処理装置1および評価装置2を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して情報処理装置1および評価装置2に供給する。この通信ネットワークは、情報処理装置1および評価装置2にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。

0323

この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。

0324

本発明は、処理手順を実行するにあたって、実行プログラムを解析するという負担がかかる処理を回避することができる情報処理装置として、幅広く利用できる。そのため、例えばプログラムをダウンロードする携帯端末などとして、利用できる。

図面の簡単な説明

0325

本発明に係る情報処理装置と評価装置を含んでいるデータ評価システムの一実施形態である、メッセージ配送システムの構成と各構成要素のブロック図である。
メッセージ配送システムにおいて、情報処理装置が送信したメッセージが、評価装置を経由し、他の情報処理装置に送信される、メッセージ及び処理の流れを表すシーケンス図である。
情報処理装置が、保存部により保存されたメッセージに、含まれる手順データが示す処理を、実行する要求を受け、実行部が、手順データを実行する処理の流れを示すフローチャートである。
情報処理装置が、手順データを実行する処理の流れを示すフローチャート図である。
記憶部に保存されているメッセージに含まれる手順データの具体例であり、複数の工程を実行する順をXML形式において記述した手順データを示す説明図である。
図5における手順データを含む手順データを、評価するための評価基準を表したフローチャートである。
評価装置の評価部が、図5の手順データを、評価基準として、図6のフローチャート図に従い、処理を実行して、生成した評価データの具体例を示す説明図である。
代替機能の要素が含まれている手順データの具体例であり、複数の工程を実行する順をXML形式において、記述した手順データを示す説明図である。
図8における手順データを、評価するための評価基準を、表したフローチャートである。
評価装置が、図9のフローチャートにおいて、図8の手順データを評価した、評価データを示す説明図である。
情報処理装置1において、情報処理装置1が、代替機能の判定を含めた手順データを実行する処理の流れを示すフローチャートである。
本発明に係る情報処理装置、評価装置、及び検索装置からなるデータ評価システムの一実施形態である、検索サービスシステムの構成と各構成要素とを示すブロック図である。
検索サービスシステムにおいて、検索装置が保存している手順データを、情報処理装置が、中継装置として機能する評価装置経由で、取得する処理の流れを示すシーケンス図である。
検索サービスシステムにおいて、情報処理装置が図13において取得した手順データに従って、検索キーワードに対応する検索結果データを、検索装置から、取得する流れを示したシーケンス図である。

符号の説明

0326

1情報処理装置
2評価装置
3通信ネットワーク
10メッセージ配送システム
11検索サービスシステム
101通信部(データ取得手段)
102記憶部
103代替機能保存部
104 保存部(データ取得手段)
105状態保存部(状態管理手段)
106 処理部
107 実行部(実行手段、状態管理手段)
108代替処理実行部(代替処理実行手段)
109実行判定部(実行判定手段)
110 設定部
111 代替機能設定部
112 状態データ設定部(状態データ設定手段)
113通知部
114操作部(入力手段)
201 通信部(通信手段)
202評価部(評価手段)
203 記憶部
204 保存部
205評価基準保存部
206 評価基準設定部
207 操作部
208 通知部
401 通信部
402検索部
403 保存部

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