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技術 自動車用子供安全座席

出願人 アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社
発明者 葛西健造井上圭史山本正樹
出願日 2006年1月23日 (14年1ヶ月経過) 出願番号 2006-014232
公開日 2007年8月9日 (12年7ヶ月経過) 公開番号 2007-196713
状態 特許登録済
技術分野 車両用座席
主要キーワード 上方パイプ 間隔調節機構 ベルト案内部材 保護側壁 下方折 布製カバー 通気窓 縦方向軸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年8月9日)のものです。
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図面 (20)

課題

子供の頭部の両側方の左右の視界広がりを調節できるとともに、身体の発育に応じて子供の肩の両側方に位置する壁部の間隔を調節することのできる自動車用子供安全座席を提供する。

解決手段

自動車用子供安全座席は、座部10と、背もたれ部30とを備える。背もたれ部30は、背面壁31と、背面壁31の上方領域の両側縁部に、縦方向に延びる軸線周り回動し得るように保持された一対の頭部保護側壁部32a,32bと、各頭部保護側壁部の回動角度を調節する回動角度調節機構と、背面壁31の下方領域の両側部から立上って延びる壁を有し、背面壁の両側部から横方向にスライドし得るように背面壁に保持された一対の肩保護側壁部33a,33bと、一対の肩保護側壁部の間隔を調節する間隔調節機構とを備える。

概要

背景

幼児および学童に対して使用される自動車用子供安全座席は、例えば特開2001−294064号公報に開示されている。この公報に開示された自動車用子供安全座席は、子供の頭部領域および肩部領域を保護するため、外側に向けて移動可能に背もたれ部の両側に設けられる一対のサイドガードを備えている。一つの実施形態では、サイドガードが、独立して位置調節可能な上部サイドガードと下部サイドガードとを備える。
特開2001−294064号公報

概要

子供の頭部の両側方の左右の視界広がりを調節できるとともに、身体の発育に応じて子供の肩の両側方に位置する壁部の間隔を調節することのできる自動車用子供安全座席を提供する。自動車用子供安全座席は、座部10と、背もたれ部30とを備える。背もたれ部30は、背面壁31と、背面壁31の上方領域の両側縁部に、縦方向に延びる軸線周り回動し得るように保持された一対の頭部保護側壁部32a,32bと、各頭部保護側壁部の回動角度を調節する回動角度調節機構と、背面壁31の下方領域の両側部から立上って延びる壁を有し、背面壁の両側部から横方向にスライドし得るように背面壁に保持された一対の肩保護側壁部33a,33bと、一対の肩保護側壁部の間隔を調節する間隔調節機構とを備える。

目的

この発明の目的は、子供の頭部の両側方の左右の視界の広がりを調節できるとともに、身体の発育に応じて子供の肩の両側方に位置する壁部の間隔を調節することのできる自動車用子供安全座席を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

自動車備え付けシートベルトを用いて自動車の座席上に固定される自動車用子供安全座席であって、座部と、前記座部の後端部から上方に立上って延びる背もたれ部とを備え、前記背もたれ部は、着座する子供の背面に位置する背面壁と、前記背面壁の上方領域の両側縁部に、縦方向に延びる軸線周り回動し得るように保持された一対の頭部保護側壁部と、前記各頭部保護側壁部の回動角度を調節する回動角度調節機構と、前記背面壁の下方領域の両側部から立上って延びる壁を有し、背面壁の両側部から横方向にスライドし得るように背面壁に保持された一対の肩保護側壁部と、前記一対の肩保護側壁部の間隔を調節する間隔調節機構とを備える、自動車用子供安全座席。

請求項2

前記座部に対する前記背もたれ部の高さを調節するための背もたれ高さ調節機構をさらに備える、請求項1に記載の自動車用子供安全座席。

請求項3

前記回動角度調節機構は、前記背面壁および前記頭部保護側壁部のうちの一方の側縁部に固定された縦軸と、前記縦軸を弾性的に挟むような形態を有して前記背面壁および前記頭部保護側壁部のうちの他方に固定された板ばねとを備える、請求項1または2に記載の自動車用子供安全座席。

請求項4

前記間隔調節機構は、前記各肩保護側壁部から幅方向内方張り出して延びる一対の内方張出部と、各内方張出部の内方端部上の支持点から半径方向に延びるとともに支持点を中心として旋回可能に設けられた一対の係合軸と、前記一対の係合軸の先端を受入れる凹部を有し前記背もたれ部上に回転可能に保持された回転操作部材とを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用子供安全座席。

請求項5

前記座部は、その両側部から上方に立上って延びる一対の座面側壁部を含み、前記一対の座面側壁部のうちの少なくともいずれか一方の外側面には、飲料容器を保持するための飲料容器受台取付けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用子供安全座席。

請求項6

前記一対の座面側壁部の外側面には、前記飲料容器受台の取付部分を着脱可能に受入れる取付穴が設けられている、請求項5に記載の自動車用子供安全座席。

請求項7

前記座部の上方に配置されるインパクトシールドを備え、前記インパクトシールドは、その前方端から後方端にまで延びる通気溝を有している、請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用子供安全座席。

技術分野

0001

この発明は、自動車備え付けシートベルトを用いて自動車の座席上に固定される自動車用子供安全座席に関するものであり、特に、幼児および学童に対して使用される自動車用ジュニアシートに関するものである。

背景技術

0002

幼児および学童に対して使用される自動車用子供安全座席は、例えば特開2001−294064号公報に開示されている。この公報に開示された自動車用子供安全座席は、子供の頭部領域および肩部領域を保護するため、外側に向けて移動可能に背もたれ部の両側に設けられる一対のサイドガードを備えている。一つの実施形態では、サイドガードが、独立して位置調節可能な上部サイドガードと下部サイドガードとを備える。
特開2001−294064号公報

発明が解決しようとする課題

0003

特開2001−294064号公報に開示された自動車用子供安全座席の一実施形態においては、一対の上部サイドガードおよび一対の下部サイドガードの幅方向の間隔をそれぞれ独立に調節できるようにしている。

0004

子供の身体の発育を考えたとき、肩幅成長に応じて大きくなるが、頭の幅はあまり変化しない。そのため、頭部の両側方に位置する一対の上部サイドガードの間隔を、必ずしも成長に応じて変更する必要はない。一対の上部サイドガードに関しては、間隔を変更することよりも、容易に左右の視界広がりを大きくできるようにすることが望まれる。例えば、子供がっているときには上部のサイドガードを子供の両側頭部に近づけて首が左右に傾かないようにし、子供が起きているときには子供の頭部の両側方の広がりを大きくして左右の視界を大きくすることが望ましい。

0005

この発明の目的は、子供の頭部の両側方の左右の視界の広がりを調節できるとともに、身体の発育に応じて子供の肩の両側方に位置する壁部の間隔を調節することのできる自動車用子供安全座席を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

この発明は、自動車に備え付けのシートベルトを用いて自動車の座席上に固定される自動車用子供安全座席であって、座部と、この座部の後端部から上方に立上って延びる背もたれ部とを備える。背もたれ部は、着座する子供の背面に位置する背面壁と、背面壁の上方領域の両側縁部に、縦方向に延びる軸線周り回動し得るように保持された一対の頭部保護側壁部と、各頭部保護側壁部の回動角度を調節する回動角度調節機構と、背面壁の下方領域の両側部から立上って延びる壁を有し、背面壁の両側部から横方向にスライドし得るように背面壁に保持された一対の肩保護側壁部と、一対の肩保護側壁部の間隔を調節する間隔調節機構とを備える。

0007

上記構成の本発明によれば、身体の発育に応じて、あるいは子供の身体の大きさに応じて肩の両側方に位置する一対の肩保護側壁部の間隔を調節できる。さらに、各頭部保護側壁部が縦方向に延びる軸線の周りを回動し得るように設けられているので、子供の頭部の傾きを抑制したり、左右の視界の広がりを調節したりすることができる。

0008

好ましい実施形態に係る自動車用子供安全座席は、座部に対する背もたれ部の高さを調節するための背もたれ高さ調節機構をさらに備える。この実施形態によれば、子供の身体の大きさに応じて、あるいは子供の発育に応じて背もたれ部の高さを調節して頭部保護側壁部および肩保護側壁部の高さを最適な位置にもたらすことができる。

0009

好ましい実施形態では、回動角度調節機構は、背面壁の側縁部に固定された縦軸と、この縦軸を弾性的に挟むような形態を有して各頭部保護側壁部に固定された板ばねとを備える。この実施形態によれば、板ばねの弾性力を利用した摩擦力によって頭部保護側壁部の角度を任意の位置に固定できるので、角度変更が容易である。さらに、左右の頭部保護側壁部の角度を互いに独立して調節できる。なお、他の実施形態として、各頭部保護側壁部の内方側縁部に縦軸を固定し、背面壁の両側縁部に板ばねを固定するようにしてもよい。

0010

好ましい実施形態では、間隔調節機構は、各肩保護側壁部から幅方向内方張り出して延びる一対の内方張出部と、各内方張出部の内方端部上の支持点から半径方向に延びるとともに支持点を中心として旋回可能に設けられた一対の係合軸と、一対の係合軸の先端を受入れる凹部を有し背もたれ部上に回転可能に保持された回転操作部材とを含む。この実施形態によれば、回転操作部材を回転操作することにより一対の肩保護側壁部の間隔を簡単に調節できる。

0011

好ましい実施形態では、座部は、その両側部から上方に立上って延びる一対の座面側壁部を含む。一対の座面側壁部のうちの少なくともいずれか一方の外側面には、飲料容器を保持するための飲料容器受台取付けられている。この実施形態によれば、子供は、飲料容器を飲料容器受台に置くことができるので便利である。好ましくは、一対の座面側壁部の外側面には、飲料容器受台の取付部分を着脱可能に受入れる取付穴が設けられている。このようにすれば、飲料容器受台を左右の側面のいずれか一方に選択的に取付けることができるようになる。

0012

好ましい実施形態に係る自動車用子供安全座席は、座部の上方に配置されるインパクトシールドを備える。このインパクトシールドは、その前方端から後方端にまで延びる通気溝を有している。インパクトシールドは、自動車用子供安全座席に着座した子供の前方部分において大きな嵩張りを持つが、上記のような通気溝を設けることにより、座席内で空気が淀むのを避けることができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

図1図7を参照して、本発明の実施形態に係る自動車用子供安全座席の概略構成を説明する。図1および図2は布製のカバーを取付けている状態を示し、図3図7は布製のカバーを取外した状態を示している。

0014

自動車用子供安全座席1は、自動車に備え付けのシートベルトを用いて自動車の座席上に固定されるものであり、座部10と、この座部10の後端部から上方に立上って延びる背もたれ部30と、インパクトシールド70とを備える。

0015

背もたれ部30は、着座する子供の背面に位置する背面壁31と、背面壁31の上方領域の両側縁部に、縦方向に延びる軸線の周りを回動し得るように保持された一対の頭部保護側壁部32a,32bと、各頭部保護側壁部の回動角度を調節する回動角度調節機構と、背面壁31の下方領域の両側部から立上って延びる壁を有し、背面壁31の両側部から横方向にスライドし得るように背面壁31に保持された一対の肩保護側壁部33a,33bと、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔を調節する間隔調節機構とを備える。回動角度調節機構および間隔調節機構については、後に詳しく説明する。

0016

背もたれ部30は、座部10に対して、高さ調節可能に設けられている。この背もたれ高さ調節機構についても、後に詳しく説明する。

0017

座部10は、その両側部から上方に立上って延びる一対の座面側壁部11a,11bを含む。インパクトシールド70は、座面側壁部11a,11b上の所定位置固定保持される。図25図27は、布製カバーを取外した状態のインパクトシールド70単体を示している。これらの図から明らかなように、インパクトシールド70は、前方に開口を有する断面C字形状の形態を有している。自動車に備え付けのシートベルトは、インパクトシールド70の開口部を通過するように案内される。

0018

図示する自動車用子供安全座席1は、幼児から学童に至るまでの時期の子供を着座させるのに使用されるものであり、一般的にジュニアシートと呼ばれることもある。幼児期の子供を座らせるときにはインパクトシールド70を取付けて使用する。この形態での使用のときには、車のシートベルトは子供の身体を拘束していない。

0019

次の成長段階では、インパクトシールド70を取外して使用する。この形態での使用のときには、車のシートベルトによって自動車用子供安全座席1に着座した子供の身体を拘束する。背もたれ部30の一対の頭部保護側壁部32a,32bと一対の肩保護側壁部33a,33bとの間には、この形態での使用の際に、車のシートベルトを案内するための一対のベルト案内部材35a,35bが設けられている。

0020

次の成長段階では、背もたれ部30を座部10から取外して使用する。成長して身体が大きくなった学童は、座部10単体の上に座らされ、車のシートベルトによって身体を拘束される。

0021

布製カバーを取外した図3図7から明らかなように、図示した実施形態では、背もたれ部30を形成する壁および座部10を形成する壁のほぼ全面に通気のための穴を設けている。

0022

背もたれ部30を座部10に取付けた状態の自動車用子供安全座席1は、以下の3機能を実現できる。

0023

すなわち、第1の機能は、一対の頭部保護側壁部32a,32bを、縦方向に延びる軸線の周りに回動させ得るようにしたことである。図8は、一対の頭部保護側壁部32a,32bを内側に回動させた状態を示している。例えば、子供が座席1上で眠ったとき、子供の頭が左右に傾くことがある。そのような場合、図示した実施形態では、図8に示すように一対の頭部保護側壁部32a,32bを内側に回動させれば、頭部保護側壁部32a,32bの内側面が子供の側頭部に近づくので、子供の頭が極端に左右に傾くのを抑制できる。なお、一対の頭部保護側壁部32a,32bの回動角度は、それぞれ、独立に調節できる。子供が座席上で起きているときには、左右の視界を広くするために、一対の頭部保護側壁部32a,32bを、図3に示すように、外側に広げるように回動させる。

0024

第2の機能は、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔を調節可能にしたことである。図9は、一対の肩保護側壁部33a,33bを幅方向の外側にスライド移動させた状態を示している。着座する子供の身体が大きいとき、または成長して身体が大きくなったときには、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔を大きくする。

0025

第3の機能は、背もたれ部30の高さを調節可能にしたことである。図10は、背もたれ部30を上方に移動させた状態を示している。着座する子供の身体が大きいとき、または成長して身体が大きくなったときには、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔を大きくする。

0026

図11および図12は、一対の頭部保護側壁部32a,32bの回動角度を調節するための回動角度調節機構36の要部を示している。回動角度調節機構36の一構成要素として、背もたれ部の背面壁31には、長方形金属棒37が固定されている。また、回動角度調節機構36の他の構成要素として、各頭部保護側壁部32a,32bには、金属棒37の縦方向軸37aを弾性的に挟むような形態を有する板ばね38が固定されている。具体的には、板ばね38は、縦軸37aを挟むように折り曲げられ、その両端が頭部保護側壁部32a,32bに固定されている。この構造により、板ばね38と金属棒37の縦棒aとの間には弾性力を利用した摩擦力が発生するので、各頭部保護側壁部32a,32bを任意の角度位置に固定保持できる。なお、縦軸を各頭部保護側壁部32a,32bに固定し、板ばねを背面壁31の両側縁部に固定するようにしてもよい。

0027

図13図15は、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔を調節するための間隔調節機構40の要部を示している。これらの図においては、間隔調節機構40の構造を良く見えるようにするために、背もたれ部30の背面にある背面カバー部材34を取外している。

0028

間隔調節機構40は、一構成要素として、一対の肩保護側壁部33a,33bから幅方向内方に張り出して延びる一対の内方張出部41a,41bを備える。各内方張出部41a,41bは長方形の平面形状を有しており、背面壁31の背面に形成された案内溝46に嵌っている。従って、各内方張出部41a,41bは、左右方向に直線移動できるだけである。

0029

図14から明らかなように、各内方張出部41a,41bの内方端部には、係合軸42a,42bが取付けられている。係合軸42a,42bは、支持点47a,47bから半径方向に延びるとともに支持点47a,47bを中心として旋回可能である。また、各係合軸42a,42bの先端は、後方に向かって折り曲げられている。

0030

図13に示す回転操作部材43は、背面壁31の背面上に回転可能に保持されている。回転操作部材43は、押しボタン44と、この押しボタンの押し操作によって内側に後退する突出部45とを有する。突出部45が背面カバー部材34(図5参照)の係合凹部に係合した状態では、回転操作部材43の回転が禁止される。押しボタン44を押すと、突出部45が後退して係合状態解除されるので、回転操作部材43を回転させることが可能になる。

0031

図14に示すように、回転操作部材43の背面には、一対の係合軸42a,42bの折り曲げ先端部を受入れる凹部43aが形成されている。一方の係合軸42aの支持点47aは、回転操作部材43の回転中心から右にずれた位置にあり、他方の係合軸42bの支持点47bは、回転操作部材43の回転中心から左にずれた位置にある。従って、回転操作部材43を回転させると係合軸42a,42bの折り曲げ先端部も回転するが、その際に支持点47a,47bを幅方向(左右方向)に押したり、引いたりすることになる。その結果、一対の肩保護側壁部33a,33bは、幅方向に移動するので、両者の間隔が変化する。

0032

図14は、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔が小さい状態を示し、図15は、一対の肩保護側壁部33a,33bの間隔が大きい状態を示している。

0033

図6および図16は、座部10に対する背もたれ部30の高さを調節するための背もたれ高さ調節機構80を示している。背もたれ高さ調節機構80は、背もたれ部30の背面壁31に固定された上方パイプ90と、座部10に固定された下方パイプ92とを備える。上方パイプ90は、下方パイプ92内に上下にスライド可能に受入れられている。また、背面壁31には、上下方向に変位可能な操作ボタン81が設けられている。この操作ボタン81は、ばね82によって常に上方位置にもたらされるように付勢されている。操作ボタン81の左右の端部には、上方パイプ90内に突出して延びる下方突出部83が設けられている。

0034

上方パイプ90内には、縦棒84、レバー部材86、ロックピン88およびばね89が配置されている。縦棒84は、操作ボタン81の下方突出部83に対面する上方端84aと、レバー部材86の先端部分に対面する下端作用部84bとを有する。この縦棒84は、上方パイプ90内を上下方向に変位可能であるが、ばね85によって常に上方位置にもたらされるように付勢されている。レバー部材86は、軸87を中心に回動可能である。図示していないが、レバー部材86は、例えばばねによって常に上方に回動するように付勢されている。

0035

上方パイプ90は、ロックピン88の先端部に対面する位置に穴91を有する。ロックピン88は、レバー部材86の下方折れ曲がり先端部に対面する位置に凹部88aを有する。また、ロックピン88は、ばね89によって常に上方パイプ90の穴91から突出するように付勢されている。

0036

座部10に固定された下方パイプ92は、上方パイプ90の穴91に対面する領域に上下方向に離隔して位置する複数の穴93を有している。図16に示す状態では、ロックピン88の先端部が、上方パイプ90の穴91を通過して、下方パイプ92の最下方の穴93に嵌っている。従って、背もたれ部30は、最も低い位置に固定保持されている。

0037

図16に示す状態から、操作ボタン81を下方に押すと縦棒84が下方に移動し、レバー部材86を下方に回動させる。すると、レバー部材86の下方折れ曲がり先端部がロックピン88の凹部88aに嵌り、ロックピン88を後退させる。その結果、ロックピン88と下方パイプ92の穴93との係合状態が解除されるので、背もたれ部30を上方に移動させることが可能になる。

0038

図1および図2に示すように、座部10の一方の座面側壁部11bの外側面には、飲料容器を保持するための飲料容器受台60が取付けられている。飲料容器受台60は、一方の座面側壁部11bから取外して、他方の座面側壁部11aの外側面に取り付け可能である。このことを図17図22を用いて説明する。

0039

図17に示すように、一方の座面側壁部11bの外側面には、1つの幅広穴12および2つの幅狭穴13が設けられている。座部10を覆う布製カバーには、穴12,13を覆い隠すための覆いフラップ14を有する。図17では、覆いフラップ14が捲られていて、穴12、13を露出している。他方の座面側壁部11aの外側面にも、同様に1つの幅広穴および2つの幅狭穴が設けられている。図18に示す状態では、覆いフラップ14がこれらの穴を覆い隠している。

0040

飲料容器受台60は、飲料容器を下から支持するためのカップ形状の容器受入部61と、1つの幅広突出部62と、2つの幅狭突出部63とを有する。幅広突出部62は、座面側壁部11a,11bの幅広穴12内に受入れられ、幅狭突出部63は、座面側壁部11a,11bの幅狭穴13に受入れられる。図21および図22に示すように、幅広突出部62は、弾性変形可能な樹脂係合部材65と、この樹脂製係合部材65を裏面側から隠す裏面カバープレート64とを有する。樹脂製係合部材65は、C字状に湾曲した形状を有しており、一対の脚部先端に外方に突出した係合突起部65bを有し、さらにほぼ中央の領域に外方に突出した一対の押しボタン部65aを有する。一対の押しボタン部65aを内側に押込むと、一対の係合突起部65bが内側に後退する。一対の係合突起部65bは、座面側壁部11a,11bの幅広穴12内に形成された係合穴に係合し、飲料容器受台60を座面側壁部から外れないようにする。飲料容器受台60を取外す場合には、押しボタン部65aを内方に押込めばよい。

0041

図23は、布製カバー部材を取外した状態の座部10を示している。座部10は、その前端面に通気窓15を有し、その座壁に通気窓15に連通した複数の通気穴16を有している。

0042

図24は、布製カバー部材を取外した状態のインパクトシールド70を示している。インパクトシールド70は、その前方端から後方端にまで延びる通気溝を有する。より具体的に説明する。インパクトシールド70は、前方に開口を有する断面C字形状の樹脂製の内側部材71と、この内側部材71を囲い込む断面C字形状の発泡スチロール製外側部材72とを有する。

0043

図25図27から明らかなように、インパクトシールド70の外側部材は、C字状の断面形状を形成する上壁と、後壁と、下壁とを有する。下壁の底面には、その前方端から後方端にまで延びる複数の下方溝73が形成され、下壁の上面には、その前方端から後壁の内面にまで延びる複数の上方溝74が形成されている。後壁上に位置する上方溝74の部分には、貫通穴75が形成されている。こうして、通気性の良好なインパクトシールド70が得られる。

0044

以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。

0045

この発明は、自動車用子供安全座席として有利に利用され得る。

図面の簡単な説明

0046

自動車用子供安全座席の全体を示す正面図である。
自動車用子供安全座席の全体を示す斜視図である。
カバーを取外した状態の自動車用子供安全座席の正面図である。
カバーを取外した状態の自動車用子供安全座席の側面図である。
カバーを取外した状態の自動車用子供安全座席の背面図である。
背面カバー部材を取外した状態の自動車用子供安全座席の背面図である。
カバーを取外した状態の自動車用子供安全座席の斜視図である。
一対の頭部保護側壁部を内側に回動させた状態の正面図である。
一対の肩保護側壁部の間隔を広げた状態の正面図である。
背もたれ部を上方に移動させた状態の正面図である。
回動角度調節機構の要部を示す正面図である。
回動角度調節機構の要部を示す斜視図である。
間隔調節機構の要部を示す図である。
間隔調節機構の要部を示す図であり、(a)は回転操作部材を取外した状態を示す図であり、(b)は回転操作部材の裏面を示す図である。
一対の肩保護側壁部の間隔を広げた状態を示す図である。
背もたれ高さ調節機構の要部を示す図解図である。
一方の座面側壁部の外側面を示す図である。
他方の座面側壁部の外側面を示す図である。
飲料容器受台を示す斜視図である。
飲料容器受台の側面図である。
飲料容器受台の底面図である。
飲料容器受台の裏面カバープレートを取外した状態の底面図である。
座部単体を示す斜視図である。
インパクトシールド単体を示す斜視図である。
インパクトシールド単体を示す正面図である。
インパクトシールドの内側部材と外側部材とを分離した状態を示す斜視図である。
インパクトシールドの外側部材単体を示す正面図である。

符号の説明

0047

1自動車用子供安全座席、10座部、11a,11b座面側壁部、12幅広穴、13 幅狭穴、14 覆いフラップ、15通気窓、16通気穴、30背もたれ部、31背面壁、32a,32b頭部保護側壁部、33a,33b 肩保護側壁部、34背面カバー部材、35a,35bベルト案内部材、36回動角度調節機構、37金属棒、37a縦軸、38板ばね、40間隔調節機構、41a,41b内方張出部、42a,42b係合軸、43回転操作部材、43a 凹部、44 押しボタン、45 突出部、46案内溝、47a,47b支持点、60飲料容器受台、61容器受入部、62 幅広突出部、63 幅狭突出部、64裏面カバープレート、65樹脂製係合部材、65a 押しボタン部、65b係合突起部、70インパクトシールド、71内側部材、72外側部材、73 下方溝、74 上方溝、75貫通穴、80 背もたれ高さ調節機構、81 操作ボタン、82 ばね、83 下方突出部、84縦棒、84a 上方端、84b下端作用部、85 ばね、86レバー部材、87 軸、88ロックピン、88a 凹部、89 ばね、90上方パイプ、91 穴、92 下方パイプ、93 穴。

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