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技術 ジャッキ装置

出願人 株式会社大阪ジャッキ製作所
発明者 八島正典
出願日 2006年1月20日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2006-011971
公開日 2007年8月2日 (13年4ヶ月経過) 公開番号 2007-192339
状態 特許登録済
技術分野 アクチュエータ 流体圧回路(1) プレス機械及び付属装置
主要キーワード 小ロッド 大小二つ 配管ブロック 小シリンダ 二重シリンダ 大ピストン 大シリンダ 大ロッド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年8月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

推力高速度や低速度で高推力が必要なプレス機械等に用いられ、ポンプ制御弁等から成るパワーユニットを用いずに、二方吐出型ポンプ手段つまりダイレクトドライブボリュームコントロールDDV)方式の流体源を用いたジャッキ装置に於て、嵩低くコンパクトに形成できると共に、コストの低減を図り、然もメンテナンスを行い易くする。

解決手段

二重シリンダ2、第一弁手段3、第二弁手段4、二方向吐出型ポンプ手段5とで構成し、とりわけ大小二つシリンダA,Bを内外二重組合わせて二重シリンダ2にすると共に、第一弁手段3と第二弁手段4とを設けて二方向吐出型ポンプ手段5を単一にし、第一及び第二弁手段3,4を二重シリンダ2の外部に設ける。

概要

背景

従来、この種のジャッキ装置としては、例えば特許文献1乃至特許文献3に記載されたものが知られている。
この様なものは、大小二つシリンダを上下に連接すると共に、各シリンダ毎閉回路流体給排手段を設けた構造を呈している。

特開2004−337867号公報
特開2004−337868号公報
特開2004−337869号公報

概要

推力高速度や低速度で高推力が必要なプレス機械等に用いられ、ポンプ制御弁等から成るパワーユニットを用いずに、二方吐出型ポンプ手段つまりダイレクトドライブボリュームコントロールDDV)方式の流体源を用いたジャッキ装置に於て、嵩低くコンパクトに形成できると共に、コストの低減をり、然もメンテナンスを行い易くする。二重シリンダ2、第一弁手段3、第二弁手段4、二方向吐出型ポンプ手段5とで構成し、とりわけ大小二つのシリンダA,Bを内外二重組合わせて二重シリンダ2にすると共に、第一弁手段3と第二弁手段4とを設けて二方向吐出型ポンプ手段5を単一にし、第一及び第二弁手段3,4を二重シリンダ2の外部に設ける。

目的

本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、嵩低くコンパクトに形成できると共に、コストの低減を図る事ができ、然もメンテナンスを行い易くしたジャッキ装置を提供するにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

大小の両ロッド型シリンダ内外に組み合わされて大きい両ロッド型シリンダの大シリンダと小さい両ロッド型シリンダの小ロッドが固定側に固定されると共に小さい両ロッド型シリンダの小シリンダを兼ねる大きい両ロッド型シリンダの大ロッド昇降されて上下の大流体室と上下の小流体室が形成された二重シリンダと、二重シリンダの外部に設けられて上大流体室下大流体室を通断する第一弁手段と、二重シリンダの外部に設けられて上小流体室と下大流体室を通断すると共にこの通断と同期して下小流体室と上大流体室を通断する第二弁手段と、上小流体室と下小流体室に流体を給排する二方吐出ポンプ手段と、から構成した事を特徴とするジャッキ装置

請求項2

二重シリンダは、固定側に固定された大シリンダと、大シリンダに上下方向に摺動可能に設けられた大ピストンと、大ピストンに設けられた上下の大ロッドと、大ピストンと上下の大ロッドに依り形成される小シリンダと、小シリンダに上下方向に摺動可能に設けられた小ピストンと、小ピストンに設けられて上側のものが固定側に固定された上下の小ロッドと、大ピストンの上側に形成された上大流体室と、大ピストンの下側に形成された下大流体室と、小ピストンの上側に形成された上小流体室と、小ピストンの下側に形成された下小流体室とを備えている請求項1に記載のジャッキ装置。

請求項3

大ピストン及び小ピストンは、夫々上下の受圧面積が等しくされている請求項1に記載のジャッキ装置。

請求項4

第一弁手段は、上大流体室と下大流体室を連通させる第一通路と、二重シリンダの外部に設けられて第一通路を開閉する第一電磁弁とを備えている請求項1に記載のジャッキ装置。

請求項5

第二弁手段は、上小流体室と下大流体室を連通させる第二通路と、下小流体室と上大流体室を連通させる第三通路と、二重シリンダの外部に設けられて第二通路を開閉する第二電磁弁と、二重シリンダの外部に設けられて第二電磁弁と同期して第三通路を開閉する第三電磁弁とを備えている請求項1に記載のジャッキ装置。

請求項6

二方向吐出型ポンプ手段は、回転駆動されるモータと、モータに依り正逆回転されるポンプと、ポンプの一方の油口と上小流体室を連通する第四通路と、ポンプの他方の油口と下小流体室を連通させる第五通路とを備えている請求項1に記載のジャッキ装置。

技術分野

0001

本発明は、例えば低推力高速度や低速度で高推力が必要なプレス機械等に用いられ、ポンプ制御弁等から成るパワーユニットを用いずに、閉回路流体給排手段つまりダイレクトドライブボリュームコントロールDDV)方式の流体源を用いたジャッキ装置の改良に関する。

背景技術

0002

従来、この種のジャッキ装置としては、例えば特許文献1乃至特許文献3に記載されたものが知られている。
この様なものは、大小二つシリンダを上下に連接すると共に、各シリンダ毎に閉回路型流体給排手段を設けた構造を呈している。

0003

特開2004−337867号公報
特開2004−337868号公報
特開2004−337869号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、この様なものは、二つのシリンダを上下に連接しているので、嵩高になると共に、各シリンダ毎に閉回路型流体給排手段が必要であったので、コストが高く付く難点があった。
この様な難点を解消する為に本出願人は、先に特願2005−136783号を出願している。
然しながら、同出願のものも、弁手段の一部又は全部が二重シリンダを貫通してその内部に設けられていたので、これが故障すると、装置全体を分解して修理する必要があり、メンテナンスが非常に悪いという問題点が残されていた。

0005

本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、嵩低くコンパクトに形成できると共に、コストの低減を図る事ができ、然もメンテナンスを行い易くしたジャッキ装置を提供するにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明のジャッキ装置は、基本的には、大小の両ロッド型シリンダ内外に組み合わされて大きい両ロッド型シリンダの大シリンダと小さい両ロッド型シリンダの小ロッドが固定側に固定されると共に小さい両ロッド型シリンダの小シリンダを兼ねる大きい両ロッド型シリンダの大ロッド昇降されて上下の大流体室と上下の小流体室が形成された二重シリンダと、二重シリンダの外部に設けられて上大流体室下大流体室を通断する第一弁手段と、二重シリンダの外部に設けられて上小流体室と下大流体室を通断すると共にこの通断と同期して下小流体室と上大流体室を通断する第二弁手段と、上小流体室と下小流体室に流体を給排する二方吐出型ポンプ手段と、から構成した事に特徴が存する。

0007

第一弁手段に依り上大流体室と下大流体室を連通させると共に、第二弁手段に依り上小流体室と下大流体室を遮断させると同時に下小流体室と上大流体室を遮断させた後、二方向吐出型ポンプ手段に依り下小流体室に流体を供給すると同時に上小流体室から流体を排出すると、大ロッドが低推力且つ高速度で下降される。
この時、下大流体室の流体は、大ピストンに依り加圧されるが、第一弁手段に依り上大流体室と下大流体室が連通されているので、上大流体室に移行される。

0008

第一弁手段に依り上大流体室と下大流体室を遮断させると共に、第二弁手段に依り上小流体室と下大流体室を連通させると同時に下小流体室と上大流体室を連通させた後、二方向吐出型ポンプ手段に依り下小流体室に流体を供給すると同時に上小流体室から流体を排出すると、大ロッドが高推力且つ低速度で下降される。
この時、下小流体室に供給された流体は、第二弁手段に依り下小流体室と上大流体室が連通されているので、上大流体室に達して大ピストンを押し下げる。下大流体室の流体は、大ピストンの押し下げに依り加圧され、第二弁手段に依り上小流体室と下大流体室が連通されているので、上小流体室に達した後にここから排出される。

0009

第一弁手段に依り上大流体室と下大流体室を連通させると共に、第二弁手段に依り上小流体室と下大流体室を遮断すると同時に下小流体室と上大流体室を遮断した後、二方向吐出型ポンプ手段に依り上小流体室に流体を供給すると同時に下小流体室から流体を排出すると、大ロッドが高推力且つ低速度で上昇される。
この時、上小流体室に供給された流体は、第二弁手段に依り上小流体室と下大流体室が連通されているので、下大流体室に達して大ピストンを押し上げる。上大流体室の流体は、大ピストンの押し上げに依り加圧され、第二弁手段に依り下小流体室と上大流体室が連通されているので、下小流体室に達した後にここから排出される。

0010

第一弁手段に依り上大流体室と下大流体室を連通させると共に、第二弁手段に依り上小流体室と下大流体室を遮断させると同時に下小流体室と上大流体室を遮断させた後、二方向吐出型ポンプ手段に依り上小流体室に流体を供給すると同時に下小流体室から流体を排出すると、大ロッドが低推力且つ高速度で上降される。
この時、上大流体室の流体は、大ピストンに依り加圧されるが、第一弁手段に依り上大流体室と下大流体室が連通されているので、下大流体室に移行される。

0011

二重シリンダは、固定側に固定された大シリンダと、大シリンダに上下方向に摺動可能に設けられた大ピストンと、大ピストンに設けられた上下の大ロッドと、大ピストンと上下の大ロッドに依り形成される小シリンダと、小シリンダに上下方向に摺動可能に設けられた小ピストンと、小ピストンに設けられて上側のものが固定側に固定された上下の小ロッドと、大ピストンの上側に形成された上大流体室と、大ピストンの下側に形成された下大流体室と、小ピストンの上側に形成された上小流体室と、小ピストンの下側に形成された下小流体室とを備えているのが好ましい。この様にすると、全体をコンパクトに構成でき、プレス機械等への設置が容易に行える。

0012

大ピストン及び小ピストンは、夫々上下の受圧面積が等しくされているのが好ましい。この様にすると、流体の給排量を等しくでき、アキュムレータプレフィル弁タンク等を設ける必要がなくなる。

0013

第一弁手段は、上大流体室と下大流体室を連通させる第一通路と、二重シリンダの外部に設けられて第一通路を開閉する第一電磁弁とを備えているのが好ましい。この様にすると、第一電磁弁のメンテナンスが容易に行えると共に、市販のものを利用する事ができる。

0014

第二弁手段は、上小流体室と下大流体室を連通させる第二通路と、下小流体室と上大流体室を連通させる第三通路と、二重シリンダの外部に設けられて第二通路を開閉する第二電磁弁と、二重シリンダの外部に設けられて第二電磁弁と同期して第三通路を開閉する第三電磁弁とを備えているのが好ましい。この様にすると、第二電磁弁と第三電磁弁のメンテナンスが容易に行えると共に、市販のものを利用する事ができる。

0015

二方向吐出型ポンプ手段は、回転駆動されるモータと、モータに依り正逆回転されるポンプと、ポンプの一方の油口と上小流体室を連通する第四通路と、ポンプの一方の油口と下小流体室を連通させる第五通路とを備えているのが好ましい。この様にすると、密封流体循環使用できるので、上小流体室及び下小流体室の容量より小さいポンプでも駆動する事ができる。

発明の効果

0016

本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1)二重シリンダ、第一弁手段、第二弁手段、二方向吐出型ポンプ手段とで構成し、とりわけ大小二つのシリンダを内外二重組合わせて構成すると共に、第一弁手段と第二弁手段とを設けて二方向吐出型ポンプ手段を単一にしたので、嵩低くコンパクトに形成できると共に、コストの低減を図る事ができる。
(2) 弁手段は、二重シリンダの外部に設けられているので、これが故障しても、装置全体を分解して修理する必要がなく、メンテナンスが容易に行えると共に、市販のものを利用する事ができる。
(3) 弁手段は、二重シリンダの外部に設けられているので、これが作動しても流体室内流体量が変化する事がなく、二重シリンダの精度の高い昇降が行える。つまり、弁手段が二重シリンダの内部に設けられている場合は、大シリンダの昇降に依り上大流体室に臨んでいる弁棒の長さが変化し、その分だけ上大流体室内の流体量が変化するので、二重シリンダの精度の高い昇降が行えない。
(4) 二方向吐出型ポンプ手段を用いているので、加圧シリンダ手段を用いるものに比べて、密封流体を循環使用する事ができ、上小流体室及び下小流体室の容量より小さいポンプでも駆動する事ができる。
(5) 二方向吐出型ポンプ手段を用いているので、加圧シリンダ手段を用いるものに比べて、ピストンの加圧、引張り両方向に対しても、制御する事ができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のジャッキ装置を示す縦断正面図。図2は、図1の平面図。図3は、高速下降状態を示す作動説明図。図4は、低速下降(加圧)状態を示す図3と同様図。図5は、低速上昇(圧抜き)状態を示す図3と同様図。図6は、高速上昇状態を示す図3と同様図である。

0018

ジャッキ装置1は、二重シリンダ2、第一弁手段3、第二弁手段4、二方向吐出型ポンプ手段5からその主要部が構成されて居り、例えばプレス機械等に適用される。ジャッキ装置1は、この例では、各図の上方を上として縦向きに設置されている。

0019

二重シリンダ2は、大小の両ロッド型シリンダA,Bが内外に組み合わされて大きい両ロッド型シリンダAの大シリンダ6と小さい両ロッド型シリンダBの小ロッド11が固定側に固定されると共に小さい両ロッド型シリンダBの小シリンダ9を兼ねる大きい両ロッド型シリンダAの大ロッド8が昇降されて上下の大流体室12,13と上下の小流体室14,15が形成されたもので、この例では、プレス機械のフレーム等の固定側Cに固定された大シリンダ6と、大シリンダ6に上下方向に摺動可能に設けられた大ピストン7と、大ピストン7に設けられた上下の大ロッド8と、大ピストン7と上下の大ロッド8に依り形成される小シリンダ9と、小シリンダ9に上下方向に摺動可能に設けられた小ピストン10と、小ピストン10に設けられて上側のものが固定側Cに固定された上下の小ロッド11と、大ピストン7の上側に形成された上大流体室12と、大ピストン7の下側に形成された下大流体室13と、小ピストン10の上側に形成された上小流体室14と、小ピストン10の下側に形成された下小流体室15とを備えている。
具体的には、大シリンダ6の下部が固定側Cに固定されると共に、上側の小ロッド11の上部には、配管ブロックが16が設けられて居り、これと大シリンダ6の上部とは、適数連結材17に依り連結されている。

0020

下大ロッド8は、下小ロッド11を内包すべく中空状にされて下端蓋体18に依り閉塞されている。蓋体18には、図略しているが、プレス型等が取り付けられる。
大ピストン7及び小ピストン10は、上下の受圧面積が等しくされている。つまり、上下の大ロッド8を同径にする事に依り大ピストン7の上下の受圧面積が等しくされていると共に、上下の小ロッド11を同径にする事に依り小ピストン10の上下の受圧面積が等しくされている。
大シリンダ6と大ピストン7と上下の大ロッド8は、大きい両ロッド型シリンダAを為していると共に、小シリンダ9と小ピストン10と上下の小ロッド11は、小さい両ロッド型シリンダBを為して居り、大ピストン7と上下の大ロッド8は、小シリンダ9を兼用している。

0021

第一弁手段3は、二重シリンダ2の上大流体室12と下大流体室13を通断するもので、この例では、上大流体室12と下大流体室13を連通させる第一通路19と、二重シリンダ2の外部に設けられて第一通路19を開閉する第一電磁弁20とを備えている。
第一通路19は、二重シリンダ2の大シリンダ6に穿設されていると共に、一部が配管に依りこれの外部に形成されている。
第一電磁弁20は、第一通路19の配管部分に介設されて二重シリンダ2の大シリンダ6の側方上部に設けられている。第一電磁弁20は、二ポート二位置電磁切換弁が用いられて居り、図略しているが、そのソレノイド制御器を介して電源に接続されている。

0022

第二弁手段4は、上小流体室14と下大流体室13を通断すると共にこの通断と同期して下小流体室と15上大流体室12とを通断するもので、この例では、上小流体室14と下大流体室13を連通させる第二通路21と、下小流体室15と上大流体室12を連通させる第三通路22と、二重シリンダ2の外部に設けられて第二通路21を開閉する第二電磁弁23と、二重シリンダ2の外部に設けられて第二電磁弁23と同期して第三通路22を開閉する第三電磁弁24とを備えている。
第二通路21は、二重シリンダ2の上側の小ロッド11と配管ブロック16と大シリンダ6に穿設されていると共に、一部が配管に依りこれらの外部に形成されて居り、第一通路19の一部が共用されている。
第三通路22は、二重シリンダ2の上側の小ロッド11と配管ブロック16と大シリンダ6にに穿設されていると共に、一部が配管に依りこれらの外部に形成されている。
第二電磁弁23及び第三電磁弁24は、配管ブロック16の上部に設けられて居り、第二通路21及び第三通路22の途中に介設されている。両電磁弁23,24は、二ポート二位置電磁切換弁が用いられて居り、図略しているが、同期して開閉すべくそのソレノイドが制御器を介して電源に接続されている。

0023

二方向吐出型ポンプ手段5は、上小流体室14と下小流体室15に流体を給排するもので、この例では、回転駆動されるモータ25と、モータ25に依り正逆回転されるポンプ26と、ポンプ26の一方の油口と上小流体室14を連通させる第四通路27と、ポンプ26の他方の油口と下小流体室15を連通させる第五通路28とを備えている。
モータ25は、電動機であるサーボモータにしてあり、図略しているが、制御器を介して電源に接続されて居り、制御器に依り回転方向と回転速度が制御される様になっている。
ポンプ26は、二方向吐出型の定容量型油圧ポンプにしてある。
モータ25とポンプ26は、直結されて一体化されて居り、固定側Cに設けられている。具体的には、二重シリンダ2の大シリンダ6の側方上部に取付けられている。
第四通路27は、二重シリンダ2の上側の小ロッド11と配管ブロック6に穿設されて居り、第二通路21の一部が共用されている。
第五通路28は、二重シリンダ2の上側の小ロッド11と小ピストン10と配管ブロック16に穿設されて居り、第三通路22の一部が共用されている。

0024

而して、大シリンダ6と大ピストン7との間、大シリンダ6と大ロッド8との間、小シリンダ9と小ピストン10との間、小シリンダ9と小ロッド11との間の各摺動箇所には、シール材が介設されている。
上大流体室12、下大流体室13、上小流体室14、下小流体室15、第一通路19、第二通路21、第三通路22、第四通路27、第五通路28等には、作動油等の流体が満たされている。

0025

次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
図3図6は、ジャッキ装置1をプレス機械に適用した場合の動作を例示している。

0026

図3に示す如く、第一弁手段3の第一電磁弁20を開弁させる事に依り上大流体室12と下大流体室13を連通させると共に、第二弁手段4の第二電磁弁23及び第三電磁弁24を閉弁させる事に依り上小流体室14と下大流体室13を遮断させると同時に下小流体室15と上大流体室12を遮断させた後、二方向吐出型ポンプ手段5のポンプ26に依り下小流体室15に流体を供給すると同時に上小流体室14から流体を排出すると、大ロッド8が低推力且つ高速度で下降され、所謂高速下降される。
この時、下大流体室13の流体は、大ピストン7に依り加圧されるが、第一弁手段3の第一電磁弁20に依り上大流体室12と下大流体室13が連通されているので、上大流体室12に移行される。

0027

図4に示す如く、第一弁手段3の第一電磁弁20を閉弁させる事に依り上大流体室12と下大流体室13を遮断させると共に、第二弁手段4の第二電磁弁23及び第三電磁弁24を開弁させる事に依り上小流体室14と下大流体室13を連通させると同時に下小流体室15と上大流体室12を連通させた後、二方向吐出型ポンプ手段5のポンプ26に依り下小流体室15に流体を供給すると同時に上小流体室14から流体を排出すると、大ロッド8が高推力且つ低速度で下降され、所謂加圧される。
この時、下小流体室15に供給された流体は、第二弁手段4の第三電磁弁24に依り下小流体室15と上大流体室12が連通されているので、上大流体室12に達して大ピストン7を押し下げる。下大流体室13の流体は、大ピストン7の押し下げに依り加圧され、第二弁手段4の第二電磁弁23に依り上小流体室14と下大流体室13が連通されているので、上小流体室14に達した後にここから排出される。

0028

図5に示す如く、第一弁手段3の第一電磁弁20を閉弁させる事に依り上大流体室12と下大流体室13を遮断させると共に、第二弁手段4の第二電磁弁23及び第三電磁弁24を開弁させる事に依り上小流体室14と下大流体室13を連通させると同時に下小流体室15と上大流体室12を連通させた後、二方向吐出型ポンプ手段5のポンプ26に依り上小流体室14に流体を供給すると同時に下小流体室15から流体を排出すると、大ロッド8が高推力且つ低速度で上昇され、所謂圧抜きされる。
この時、上小流体室14に供給された流体は、第二弁手段4の第二電磁弁23に依り上小流体室14と下大流体室13が連通されているので、下大流体室13に達して大ピストン7を押し上げる。上大流体室12の流体は、大ピストン7の押し上げに依り加圧され、第二弁手段4の第三電磁弁24に依り下小流体室15と上大流体室12が連通されているので、下小流体室15に達した後にここから排出される。

0029

図6に示す如く、第一弁手段3の第一電磁弁20を開弁させる事に依り上大流体室12と下大流体室13とを連通させると共に、第二弁手段4の第二電磁弁23及び第三電磁弁24を閉弁させる事に依り上小流体室14と下大流体室13を遮断させると同時に下小流体室15と上大流体室12を遮断させた後、二方向吐出型ポンプ手段5のポンプ26に依り上小流体室14に流体を供給すると同時に下小流体室15から流体を排出すると、大ロッド8が低推力且つ高速度で上昇され、所謂高速上昇される。
この時、上大流体室12の流体は、大ピストン7に依り加圧されるが、第一弁手段3の第一電磁弁20に依り上大流体室12と下大流体室13が連通されているので、下大流体室13に移行される。

0030

図6の状態から、二方向吐出型ポンプ手段5のポンプ26の吐出方向を切換えると、図3の状態に戻す事ができ、この様な一連の動作が繰り返して行われる。

0031

この例では、図3図6に示す状態が低推力で高速度の移動つまり早送りが行われると共に、図4図5に示す状態が低速度で高推力の移動つまり加圧が行われる様にしてある。これらのストロークは、第一弁手段3の第一電磁弁20と第二弁手段4の第二電磁弁23及び第三電磁弁24の作動時期に依り任意に変える事ができる。

0032

この様なものは、次の利点がある。
(1)早送り機構を内蔵して居り、早送り時には、内部で流体を循環させる様にしているので、プレフィル弁が不要となる。
(2) 早送り時及び加圧時共に、流体の入る量と出る量が同一なため、タンクのない閉回路にする事ができる。
(3) 流体の方向を切換える事に依り任意の位置で早送りと加圧とを切換える事ができると共に、流体の流量を制御する事に依り微妙な昇圧や減圧制御及び位置制御が可能になる。
(4) 上昇時には、内部で流体の方向を切換える事に依り高速と低速との切換が容易に行える。
(5)二重シリンダ2の作動時のみにポンプ26を作動させるので、タンクや制御弁等が不要となり、省エネルギ、低騒音、少発熱省スペースが可能になる。
(6)電磁弁20,23,24とモータ(電動機)25を用いているので、駆動源が電源の一系統だけで済み、制御も行い易く、極めて合理的である。
(7) 第一乃至第五通路19,21,22,27,28は、二重シリンダ2の大シリンダ6や小ロッド11等の所謂固定側Cに設けているので、これらが形成し易く、第一乃至第三電磁弁20,23,24やモータ25の設置並びにこれらへの配線が容易に行える。
(8) 二重シリンダ2の側部に二方向吐出型ポンプ手段5を並設しているので、上下方向に嵩張らず、コンパクトに構成できる。

0033

尚、ジャッキ装置1は、先の例では、縦向きであったが、これに限らず、例えば横向きや斜め向き等でも良い。
二方向吐出型ポンプ手段2のモータ25は、先の例では、サーボモータであったが、これに限らず、例えばインバータモータでも良い。
二方向吐出型ポンプ手段2のポンプ26は、先の例では、定容量型であったが、これに限らず、例えば可変容量型でも良い。
第一弁手段3の第一通路19は、先の例では、一部が配管であったが、これに限らず、例えば大シリンダ6の外側にこれれと同心状にパイプを設けてこれらに依り形成される環状の空間を利用しても良い。
第二弁手段4は、先の例では、二つの電磁弁23,24を用いたが、これに限らず、例えば単一の電磁弁等を用いても良い。

図面の簡単な説明

0034

本発明のジャッキ装置を示す縦断正面図。
図1の平面図。
高速下降状態を示す作動説明図。
低速下降(加圧)状態を示す図3と同様図。
低速上昇(圧抜き)状態を示す図3と同様図。
高速上昇状態を示す図3と同様図。

符号の説明

0035

1…ジャッキ装置、2…二重シリンダ、3…第一弁手段、4…第二弁手段、5…二方向吐出型ポンプ手段、6…大シリンダ、7…大ピストン、8…大ロッド、9…小シリンダ、10…小ピストン、11…小ロッド、12…上大流体室、13…下大流体室、14…上小流体室、15…下小流体室、16…配管ブロック、17…連結材、18…蓋体、19…第一通路、20…第一電磁弁、21…第二通路、22…第三通路、23…第二電磁弁、24…第三電磁弁、25…モータ、26…ポンプ、27…第四通路、28…第五通路、A…大きい両ロッド型シリンダ、B…小さい両ロッド型シリンダ、C…固定側。

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