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技術 ペーパータオル及びその製造方法

出願人 大王製紙株式会社
発明者 中山雅敏内田安紀子
出願日 2006年1月20日 (14年5ヶ月経過) 出願番号 2006-013161
公開日 2007年8月2日 (12年10ヶ月経過) 公開番号 2007-190292
状態 特許登録済
技術分野 トイレットペーパー・同用具 紙(4)
主要キーワード ダウン幅 表面積率 使用面積 繊維種類 製品状態 圧縮加工 通常レベル 中心間隔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年8月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

吸収性能を向上させ、使用枚数の低減による、省資源ゴミ削減、およびコストダウンを可能ならしめる。

解決手段

原料繊維バージンパルプ古紙パルプまたはこれらの混合物のみであり、かつ製品状態で一枚毎に切断されているペーパータオルであって、表面に多数の凹凸を有し、坪量が25〜50g/m2であり、表裏各面の表面積率が1.5以上で且つ表面積率の表裏差が0.3以下であり、嵩が4.0〜7.0g/cm3であり、吸水量が100〜270g/m2であり、かつ一枚の面積が0.03〜0.045m2であるペーパータオルとする。ペーパータオルの凹凸は、製造段階ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルト1に押し当てることにより形成する。

概要

背景

製品状態で一枚毎に切断されているペーパータオルには、主に大判、中判、小判の3サイズがあり、最も小さい小判のペーパータオルの面積は一般に0.03〜0.04m2程度である。
しかしながら、従来のペーパータオルでは吸収量に乏しいという問題点があった。このため、従来のペーパータオル、特に小判のものでは使用枚数が多くなり、省資源ゴミ削減、およびコストダウンが困難となっていた。
特開2003−275128号公報

概要

吸収性能を向上させ、使用枚数の低減による、省資源、ゴミ削減、およびコストダウンを可能ならしめる。原料繊維バージンパルプ古紙パルプまたはこれらの混合物のみであり、かつ製品状態で一枚毎に切断されているペーパータオルであって、表面に多数の凹凸を有し、坪量が25〜50g/m2であり、表裏各面の表面積率が1.5以上で且つ表面積率の表裏差が0.3以下であり、嵩が4.0〜7.0g/cm3であり、吸水量が100〜270g/m2であり、かつ一枚の面積が0.03〜0.045m2であるペーパータオルとする。ペーパータオルの凹凸は、製造段階ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルト1に押し当てることにより形成する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
4件

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請求項1

原料繊維バージンパルプ古紙パルプまたはこれらの混合物のみであり、かつ製品状態で一枚毎に切断されているペーパータオルであって、表面に多数の凹凸を有し、坪量が25〜50g/m2であり、表裏各面の表面積率が1.5以上で且つ表面積率の表裏差が0.3以下であり、嵩が4.0〜7.0cm3/gであり、吸水量が100〜270g/m2であり、かつ一枚の面積が0.03〜0.045m2である、ことを特徴とするペーパータオル。

請求項2

前記凹凸は、製造段階ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルトまたはワイヤーに押し当てることにより形成した、請求項1記載のペーパータオル。

請求項3

抄紙機を用い、ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルトまたはワイヤーに押し当てることにより、表面に凹凸を有するペーパータオルを形成する、ことを特徴とするペーパータオルの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、ペーパータオルおよびその製造方法に関するものである。

背景技術

0002

製品状態で一枚毎に切断されているペーパータオルには、主に大判、中判、小判の3サイズがあり、最も小さい小判のペーパータオルの面積は一般に0.03〜0.04m2程度である。
しかしながら、従来のペーパータオルでは吸収量に乏しいという問題点があった。このため、従来のペーパータオル、特に小判のものでは使用枚数が多くなり、省資源ゴミ削減、およびコストダウンが困難となっていた。
特開2003−275128号公報

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、本発明の主たる課題は、吸収性能を向上させ、使用枚数の低減による、省資源、ゴミ削減、およびコストダウンを可能ならしめることにある。

課題を解決するための手段

0004

上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
原料繊維バージンパルプ古紙パルプまたはこれらの混合物のみであり、かつ製品状態で一枚毎に切断されているペーパータオルであって、
表面に多数の凹凸を有し、坪量が25〜50g/m2であり、表裏各面の表面積率が1.5以上で且つ表面積率の表裏差が0.3以下であり、嵩が4.0〜7.0cm3/gであり、吸水量が100〜270g/m2であり、かつ一枚の面積が0.03〜0.045m2である、ことを特徴とするペーパータオル。

0005

作用効果
本発明のペーパータオルは、通常のパルプ繊維原料とするものであり、また、通常の坪量およびサイズを有する小判のものである。このようなペーパータオルの吸水性能は、主に原料繊維の吸水性能、原料繊維の使用量、タオルのサイズに依存する。よって、これらを変更するのが最も簡単な解決策である。しかし、その場合、柔軟性等の低下をもたらす、あるいは材料コストの増加を招くという問題点がある。

0006

そこで、本発明では、発想転換し、表面に多数の凹凸を設け、表面積および嵩を増加させることによって、柔軟性や材料コストに影響無く、吸収性能を向上できるようにしたものである。

0007

また、本発明のペーパータオルは、一枚の面積が0.03〜0.045m2とされる。これは、小判化による省資源、ゴミ削減、およびコストダウンを可能にするだけでなく、使用の容易性も考慮したものである。すなわち、手の大きさは、一般的な男性の場合で長さ170〜213mm、幅95〜113mmであり、面積(外接矩形領域の面積)にすると0.013〜0.019m2である。本発明のペーパータオルは、この倍程度の面積を有することにより、手を拭うにあたり手の全面を包み込むことができ、小判でありながら使用の容易性が犠牲にならない。面積が0.045m2を超えると吸水せずに乾いたままの部分が発生し易くなる、またはその部分の面積が大きくなる。

0008

そして、本発明では、上述の面積において吸水量100〜270g/m2にすること、つまり1枚当りの吸水量を4.2〜8.1gにすることが極めて重要である。本発明者らの知見によれば、手洗い等、水を使用した後に手に付着する水分量は約3.0〜4.0gであり、また、手拭にかける時間は人にもよるが概ね3〜15秒である。さらに、ペーパータオル1枚における使用面積や、吸収した水分の拡散速度の影響もあり、吸水量が4.2g/枚未満になると、1枚で吸収しきれずに使用枚数が嵩み易くなる。

0009

また、表面積率の表裏差を0.3以下にすることで、表裏差を感じずに使用することができる。

0010

なお、本発明における表面積率とは、凹凸を形成した表面積をAとし、凹凸未形成の表面積をBとしたとき、(A−B)/Bで定まるもので、また、嵩は、坪量の逆数に厚さを乗じて求まるものである。さらに、吸水量は、100mm角サンプルを23℃の水に1分間浸すとともに、その前後の重量差計測し、m2あたりに換算することにより求まるものである。

0011

<請求項2記載の発明>
前記凹凸は、製造段階ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルトに押し当てることにより形成した、請求項1記載のペーパータオル。

0012

(作用効果)
本発明の凹凸の形成方法は特に限定されるものではないが、紙の製造後にエンボス加工のような圧縮加工を施すと、表面積は増大するが、繊維間空隙の減少により嵩や吸水量が不十分となり易い。これに対して、製造段階のワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルトまたはワイヤーに押し当てることにより凹凸を形成すると、繊維間空隙の減少を抑制できるため、嵩や吸水量を犠牲にせずに表面積を増加させることができる。

0013

<請求項3記載の発明>
抄紙機を用い、ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルトまたはワイヤーに押し当てることにより、表面に凹凸を有するペーパータオルを形成する、ことを特徴とするペーパータオルの製造方法。

0014

(作用効果)
請求項2記載の発明と同様の作用効果を奏する。

発明の効果

0015

以上のとおり本発明によれば、柔軟性や材料コストに影響無く、ペーパータオルの吸収性能を向上させることができ、もって使用枚数の低減による、省資源、ゴミ削減、およびコストダウンを図ることができるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明の一実施形態について詳説する。
本発明のペーパータオルは、バージンパルプ、古紙パルプまたはこれらの混合物のみを紙料として製造される。古紙パルプを用いる場合古紙パルプ100%またはバージンパルプを配合してもよい。また、パルプ繊維の種類は、特に限定されないが、針葉樹パルプを60〜100重量%、特に好適には80〜100重量%用い、残量を広葉樹パルプとするのが好ましい。針葉樹パルプは、広葉樹パルプと比較して繊維長が長いことから、抄紙後の紙質ふんわりとし柔らかさが発現しやすくなる。原料パルプは適宜叩解して用いることができるが、本発明における好適な叩解度は、CSFダウン幅で0〜30cc程度である。この場合、叩解せずにあるいは叩解度を格段に低くできることから、パルプ繊維の傷みが少なく、得られる紙がポーラスとなり吸水性に優れ、しかも柔らかいものとなる。

0017

繊維以外では、乾燥紙力増強剤湿潤紙力増強剤柔軟剤等、必要に応じて添加することができる。

0018

本発明のペーパータオルは、坪量25〜50g/m2を基本とするが、特に坪量が30〜40g/m2のものが好ましい。坪量が少な過ぎると吸水量を確保し難くなり、多過ぎると柔軟性に乏しくなるとともに、材料コストが増加する。

0019

本発明のペーパータオルでは、一枚の面積が0.03〜0.045m2とされる。特に好ましい範囲は0.035〜0.042m2である。一枚の面積が0.03未満になると、小さすぎて使用し難くなり、また、0.045m2を超えると吸水せずに乾いたままの部分が発生し易くなる。

0020

また、本発明のペーパータオルは、表面に多数の凹凸を形成することにより、表裏各面の表面積率が1.5以上で且つ表面積率の表裏差が0.3以下とされ、嵩が4.0〜7.0cm3/gとされる。特に好ましい範囲は、表面積率が1.5〜2.2、表面積率の表裏差が0.1〜0.3、嵩が5.0〜7.0cm3/gである。表面積率及び嵩は、凹凸の形状・寸法・間隔・数密度単位面積当りの数)の他、繊維種類原料配合、坪量等の一部または全部を適宜変更することにより調整できる。表面積率は表裏異なっていても、同一であっても良い。

0021

凹凸の寸法、形状、間隔、配列は、表面積や吸水量に応じて適宜定めることができる。図1及び図2は、表面凹凸の一例を示しており、点状の凹凸部分2が所定の中心間隔dをもって行列状に配列されたペーパータオル1である。凹凸部分2は、図2に示されるように一方の面の凹部が反対面に凸部として現れる形態の他、一方の面の凹部が反対面に現れない形態も含む。凹凸部分2の面積は0.3〜0.55mm2程度とするのが好ましく、中心間隔dは600〜1200μm程度とするのが好ましい。また、凹凸部分2は、千鳥状や不規則な散点状に配列することもできる。

0022

本発明では、表面積率及び嵩がこの範囲内となる限り、凹凸の形成方法は特に限定されず、前述のエンボス加工でも良いが、このような紙製造後の加工には前述したように難点もある。よって、本発明では、ワイヤーパートで、水分率70〜40重量%の湿紙を、表面に凹凸を有するフェルトに押し当てることにより、表面に凹凸を有するペーパータオルを形成することも提案する。水分率70〜40重量%の湿紙の状態で凹凸を付与すると、を繊維間空隙の減少を抑制できる。より好ましい水分率は60〜40重量%である。水分率が低すぎても高すぎても凹凸形成が困難になる。

0023

表面に凹凸を有するフェルトまたはワイヤーとしては、例えば10〜60メッシュ(本数/25mm角)、特に好ましくは10〜30メッシュ程度の網目のワイヤーやフェルトを用いることができる。図2及び図3平織りのワイヤー10の例を示しており、ワイヤー10間の凹部(空隙部分)11において湿紙の繊維が部分的に落ち窪む等、ワイヤー10表面の凹凸が湿紙に転写されることにより、図1及び図2に示すような、一方の面の凹部が反対面に凸部として現れる凹凸部分2が形成される。もちろん、他の凹凸模様を有するものも用いることができる。

0024

そして、本発明では、上述の面積において吸水量を100〜270g/m2とする、つまり1枚当りの吸水量を4.2〜8.1gとする。特に好ましい範囲は5.5〜8.1g/m2である。吸水量は、繊維種類、原料配合、坪量、表面積、嵩、一枚の面積等の一部または全部を適宜変更することにより調整できる。吸水量を過度に増加しようとすると、繊維量、表面積、嵩、面積を増加させる必要があり、柔軟性の低下や材料・製造コストが嵩むおそれがある。また、吸水量が過度に少ないと、手に付着した水分を1枚で吸収しきれず、使用枚数が嵩み易くなる。

0025

他方、本発明のペーパータオルは特に強度が限定されるものではないが、湿潤引張強度(JIS P 8135)は縦方向(MD方向)が800〜1400CN、横方向(CD方向)が400〜700CNであるのが好ましく、乾燥引張強度(JIS P 8113)は縦方向(MD方向)が2000〜4000CN、横方向(CD方向)が1000〜2000CNであるのが好ましい。

0026

以下に、実施例を示して本発明の効果を明らかにする。表1に示すように、各種のティッシュペーパーを製造し、使い易さ及び吸収性について評価した。なお、評価は4段階で行い、特に使い易さ及び吸収性に優れるものを◎、従来よりも使い易さ及び吸収性に優れるものを○、通常レベルの使い易さ及び吸収性のものを△、使い易さ及び吸収性に劣るものを×とした。この結果からも、本発明によれば、使い易さやコスト等に影響なく、吸収性能が向上することが判る。

0027

0028

本発明は、ペーパータオルに適用できるものである。

図面の簡単な説明

0029

ペーパータオルの平面図である。
図1のA−A断面図である。
ワイヤーの平面図である。
図3のB−B断面図である。

符号の説明

0030

1…ペーパータオル、2…凹凸部分、10…ワイヤー、11…空隙部分。

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