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技術 被覆電線被覆剥ぎ器

出願人 中部電力株式会社株式会社古川電機製作所
発明者 加藤誠二大橋徹柴田光彦
出願日 2006年11月24日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2006-316859
公開日 2007年7月19日 (12年3ヶ月経過) 公開番号 2007-185085
状態 特許登録済
技術分野 電線・ケーブルからの絶縁又は鎧装の除去 加工の種類に特徴のある切断
主要キーワード 挟持面間 弾性押圧板 駆動歯車機構 可動挟持部材 ガイド具 出没構造 ガイド刃 押さえ体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年7月19日)のものです。
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図面 (20)

課題

挟持した被覆電線との間にがたつきが生じず、被覆電線の露出した電線を損傷する虞がなく、また、湾曲した被覆電線に対しても被覆剥ぎ取りを確実に行うことができる被覆電線被覆剥ぎ器を提供する。

解決手段

挟持部材本体1と、挟持部材本体1に回動自由に軸支されるとともに接離する方向に回動可能な可動挟持部材2と、挟持部材本体1のほぼ中央の被覆剥ぎ用カッター5と、可動挟持部材2の回動を行うための操作手段6とを備え、被覆電線Dを挟持した状態で被覆電線Dに対して回動させることにより被覆剥ぎ用カッター5により被覆Hを剥ぎ取り可能とし、挟持部材本体1の被覆剥ぎ用カッター5の両側に設けられ、被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材12により付勢され、被覆電線Dの挟持時において被覆電線Dまたは被覆を剥いだ電線に当接する電線押さえ手段10を有する被覆電線被覆剥ぎ器。

概要

背景

従来、高圧線被覆電線からトランス引き下げ接続をする際等に被覆電線の被覆を剥ぐのに使用する電線被覆剥取器として、被覆電線を挟持する固定側挟持部材に対して可動側挟持部材支軸開閉自由に枢支し、操作ハンドルカム板を操作し、カム板で可動側挟持部材に備えた弾性押圧板押し上げ、可動側挟持部材を固定側挟持部材に閉じるように設け、固定側挟持部材の挟持面ガイド刃を有するガイド具昇降装置により出没可能に備え、かつ可動側挟持部材に剥離用カッターを取り付けた電線被覆剥取器(特許文献1参照)がある。

実用新案登録第1996467号

概要

挟持した被覆電線との間にがたつきが生じず、被覆電線の露出した電線を損傷する虞がなく、また、湾曲した被覆電線に対しても被覆の剥ぎ取りを確実に行うことができる被覆電線被覆剥ぎ器を提供する。挟持部材本体1と、挟持部材本体1に回動自由に軸支されるとともに接離する方向に回動可能な可動挟持部材2と、挟持部材本体1のほぼ中央の被覆剥ぎ用カッター5と、可動挟持部材2の回動を行うための操作手段6とを備え、被覆電線Dを挟持した状態で被覆電線Dに対して回動させることにより被覆剥ぎ用カッター5により被覆Hを剥ぎ取り可能とし、挟持部材本体1の被覆剥ぎ用カッター5の両側に設けられ、被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材12により付勢され、被覆電線Dの挟持時において被覆電線Dまたは被覆を剥いだ電線に当接する電線押さえ手段10を有する被覆電線被覆剥ぎ器。

目的

本発明は、上記の課題を解決するために、挟持した被覆電線との間にがたつきが生じず、被覆電線の露出した電線(導体)を損傷する虞がない被覆電線被覆剥ぎ器を提供することを目的としている。また、湾曲した被覆電線に対しても被覆の剥ぎ取りを確実に行うことができる被覆電線被覆剥ぎ器を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被覆電線のための一方の挟持部を有する挟持部材本体と、前記一方の挟持部と共同して前記被覆電線を挟持するための他方の挟持部を有し、前記挟持部材本体に回動自由に軸支されるとともに前記他方の挟持部を前記挟持部材本体の前記一方の挟持部に近接および離間する方向に回動可能な可動挟持部材と、前記挟持部材本体の一方の挟持部のほぼ中央に設けられた被覆剥ぎ用カッターと、前記可動挟持部材の回動を行うための操作手段とを備え、前記被覆電線を挟持した状態で前記被覆電線に対して回動させることにより前記被覆剥ぎ用カッターにより被覆剥ぎ取り可能とした被覆電線被覆剥ぎ器であって、前記挟持部材本体の一方の挟持部の前記被覆剥ぎ用カッターの両側に設けられ、前記被覆電線に向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、前記被覆電線の挟持時において前記被覆電線に当接する電線押さえ手段を有することを特徴とする被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項2

前記被覆電線被覆剥ぎ器は、前記可動挟持部材の他方の挟持部から挟持する被覆電線に向かって出没可能かつ前記被覆電線の軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃を有することを特徴とする請求項1に記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項3

前記操作手段は、前記可動挟持部材を回動するための作動歯車と、該作動歯車を駆動する駆動歯車と、操作ハンドルを有し、該操作ハンドルは、前記駆動歯車を介して前記作動歯車を駆動して前記可動挟持部材を回動させるものであり、さらに、前記操作ハンドルは、挟持した被覆電線を軸として前記被覆電線被覆剥ぎ器を前記被覆電線に対して回動させるための操作部として機能するものである請求項1又は2に記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項4

被覆電線のための一方の挟持部を有する挟持部材本体と、前記一方の挟持部と共同して前記被覆電線を挟持するための他方の挟持部を有し、前記挟持部材本体に回動自由に軸支されるとともに前記他方の挟持部を前記挟持部材本体の前記一方の挟持部に近接および離間する方向に回動可能な可動挟持部材と、前記挟持部材本体の一方の挟持部のほぼ中央に設けられた被覆剥ぎ用カッターと、前記可動挟持部材の回動を行うための操作手段とを備え、前記被覆電線を挟持した状態で前記被覆電線に対して回動させることにより前記被覆剥ぎ用カッターにより被覆を剥離可能とした被覆電線被覆剥ぎ器であって、前記被覆電線被覆剥ぎ器は、挟持した前記被覆電線に対して回動させることにより、前記被覆を剥離するととともに、前記被覆電線の軸方向に進行するものであり、かつ、前記挟持部材本体は、前記被覆剥ぎ用カッターの側部付近であってかつ前記被覆電線被覆剥ぎ器の電線被覆剥進行方向後方側に設けられ、挟持される前記被覆電線に向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、被覆が剥離された前記被覆電線に当接する電線押さえ手段を有することを特徴とする被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項5

前記被覆電線被覆剥ぎ器は、挟持した前記被覆電線に対して回動させることにより、前記被覆を剥離するととともに前記被覆電線の軸方向に進行する連続剥離と、前記被覆電線の軸方向に進行しない部分環状剥離を選択する剥離作業選択手段を備えている請求項4に記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項6

前記被覆電線被覆剥ぎ器は、前記可動挟持部材の他方の挟持部から挟持する被覆電線に向かって出没可能かつ前記被覆電線の軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃を有する請求項4又は5に記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項7

前記挟持部材本体は、前記被覆剥ぎ用カッターの側部付近であってかつ前記被覆電線被覆剥ぎ器の電線被覆剥離進行方向側に設けられ、挟持される前記被覆電線に向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、挟持時の前記被覆電線に当接する第2の電線押さえ手段を備えている請求項4ないし6のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項8

前記被覆電線被覆剥ぎ器は、前記他方の挟持部の挟持面の径より小さい径の挟持面を有し、前記可動挟持部材の先端に回動可能に軸支され、不使用時には前記可動挟持部材の外部に出し、使用時には前記他方の挟持部上に配置されるアダプターを有している請求項4ないし7のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項9

前記剥離作業選択手段は、前記ガイド刃と、前記可動挟持部材に対して昇降可能に設けられたガイド部材と、該ガイド部材を昇降するための複数のカム部を有するとともに前記可動挟持部材に回動可能に設けられたカム部材と、前記ガイド部材を前記カム部材方向に付勢し、該ガイド部材を前記カム部材のカム部に当接させる付勢手段と、前記カム部材を回動させ、前記ガイド部材に当接する前記カム部材のカム部を選択するための切り替えレバーとにより構成される請求項6ないし8のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

請求項10

前記操作手段は、操作ハンドルと、前記可動挟持部材を回動するための作動歯車と、該作動歯車を駆動する駆動歯車とを有し、前記操作ハンドルは、前記駆動歯車を介して前記作動歯車を駆動して前記可動挟持部材を回動させるものであり、さらに、前記操作ハンドルは、挟持した被覆電線を軸として前記被覆電線被覆剥ぎ器を前記被覆電線に対して回動させるための操作部として機能するものである請求項4ないし9のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器。

技術分野

0001

この発明は、高圧用被覆電線等の絶縁電線被覆を剥ぎ取る被覆電線被覆剥ぎ器に関するものである。

背景技術

0002

従来、高圧線の被覆電線からトランス引き下げ接続をする際等に被覆電線の被覆を剥ぐのに使用する電線被覆剥取器として、被覆電線を挟持する固定側挟持部材に対して可動側挟持部材支軸開閉自由に枢支し、操作ハンドルカム板を操作し、カム板で可動側挟持部材に備えた弾性押圧板押し上げ、可動側挟持部材を固定側挟持部材に閉じるように設け、固定側挟持部材の挟持面ガイド刃を有するガイド具昇降装置により出没可能に備え、かつ可動側挟持部材に剥離用カッターを取り付けた電線被覆剥取器(特許文献1参照)がある。

0003

実用新案登録第1996467号

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記電線被覆剥取器では、固定側挟持部材に対して可動側挟持部材を閉じる構造が、操作ハンドルの回動によりカム板を廻し、カム板で弾性押圧板を押し上げて可動側挟持部材の基部を押し上げ可動側挟持部材を固定側挟持部材に締め付けて操作ハンドルを回して被覆を剥がすが、被覆を剥がして露出した電線と挟持面との間に被覆の厚み分の段差が生ずるために、段差の隙間で挟持部材、被覆電線ががたつきを生じ、金属製の挟持部材の角部等が露出した電線の表面に当たって傷を付け、それが原因で錆を生じて断線を生ずるという問題があった。
また、固定側挟持部材、可動側挟持部材の挟持部は直線であって、被覆電線が湾曲状に曲げられている場合には対応できず、湾曲状の被覆電線を無理に挟持して被覆剥ぎをすると、刃先で電線に傷を付けたり、被覆の一部が電線に残ることがあった。電柱等に配設される被覆電線は直線状だけでなく、湾曲状に曲がった個所があり、湾曲状の所の被覆を剥ぎ取ることができないのでは、例えば、高所高圧電線の被覆剥ぎ取りを行うのに不都合であり、問題となっていた。

0005

本発明は、上記の課題を解決するために、挟持した被覆電線との間にがたつきが生じず、被覆電線の露出した電線(導体)を損傷する虞がない被覆電線被覆剥ぎ器を提供することを目的としている。また、湾曲した被覆電線に対しても被覆の剥ぎ取りを確実に行うことができる被覆電線被覆剥ぎ器を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記問題点を解決するために、この発明の請求項1の被覆電線被覆剥ぎ器は、被覆電線のための一方の挟持部を有する挟持部材本体と、前記一方の挟持部と共同して前記被覆電線を挟持するための他方の挟持部を有し、前記挟持部材本体に回動自由に軸支されるとともに前記他方の挟持部を前記挟持部材本体の前記一方の挟持部に近接および離間する方向に回動可能な可動挟持部材と、前記挟持部材本体の一方の挟持部のほぼ中央に設けられた被覆剥ぎ用カッターと、前記可動挟持部材の回動を行うための操作手段とを備え、前記被覆電線を挟持した状態で前記被覆電線に対して回動させることにより前記被覆剥ぎ用カッターにより被覆を剥ぎ取り可能とした被覆電線被覆剥ぎ器であって、
前記挟持部材本体の一方の挟持部の前記被覆剥ぎ用カッターの両側に設けられ、前記被覆電線に向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、前記被覆電線の挟持時において前記被覆電線に当接する電線押さえ手段を有することを特徴とする。

0007

請求項2の発明は、前記請求項1に記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記可動挟持部材の他方の挟持部から挟持する被覆電線に向かって出没可能かつ前記被覆電線の軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃を有することを特徴とする。

0008

請求項3の発明は、前記請求項1又は2に記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記操作手段は、前記可動挟持部材を回動するための作動歯車と、該作動歯車を駆動する駆動歯車と、操作ハンドルを有し、該操作ハンドルは、前記駆動歯車を介して前記作動歯車を駆動して前記可動挟持部材を回動させるものであり、さらに、前記操作ハンドルは、挟持した被覆電線を軸として前記被覆電線被覆剥ぎ器を前記被覆電線に対して回動させるための操作部として機能するものである。

0009

この発明の請求項4の被覆電線被覆剥ぎ器は、被覆電線のための一方の挟持部を有する挟持部材本体と、前記一方の挟持部と共同して前記被覆電線を挟持するための他方の挟持部を有し、前記挟持部材本体に回動自由に軸支されるとともに前記他方の挟持部を前記挟持部材本体の前記一方の挟持部に近接および離間する方向に回動可能な可動挟持部材と、前記挟持部材本体の一方の挟持部のほぼ中央に設けられた被覆剥ぎ用カッターと、前記可動挟持部材の回動を行うための操作手段とを備え、前記被覆電線を挟持した状態で前記被覆電線に対して回動させることにより前記被覆剥ぎ用カッターにより被覆を剥離可能とした被覆電線被覆剥ぎ器であって、前記被覆電線被覆剥ぎ器は、挟持した前記被覆電線に対して回動させることにより、前記被覆を剥離するととともに、前記被覆電線の軸方向に進行するものであり、かつ、前記挟持部材本体は、前記被覆剥ぎ用カッターの側部付近であってかつ前記被覆電線被覆剥ぎ器の電線被覆剥離進行方向後方側に設けられ、挟持される前記被覆電線に向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、被覆が剥離された前記被覆電線に当接する電線押さえ手段を有するものである。

0010

請求項5の発明は、請求項4に記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記被覆電線被覆剥ぎ器は、挟持した前記被覆電線に対して回動させることにより、前記被覆を剥離するととともに前記被覆電線の軸方向に進行する連続剥離と、前記被覆電線の軸方向に進行しない部分環状剥離を選択する剥離作業選択手段を備えている。

0011

請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記可動挟持部材の他方の挟持部から挟持する被覆電線に向かって出没可能かつ前記被覆電線の軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃を備えるものである。

0012

請求項7の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記挟持部材本体は、前記被覆剥ぎ用カッターの側部付近であってかつ前記被覆電線被覆剥ぎ器の電線被覆剥離進行方向側に設けられ、挟持される前記被覆電線に向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、挟持時の前記被覆電線に当接する第2の電線押さえ手段を備えるものである。

0013

請求項8の発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記被覆電線被覆剥ぎ器は、前記他方の挟持部の挟持面の径より小さい径の挟持面を有し、前記可動挟持部材の先端に回動可能に軸支され、不使用時には前記可動挟持部材の外部に出し、使用時には前記他方の挟持部上に配置されるアダプターを有するものである。

0014

請求項9の発明は、請求項6ないし8に記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記剥離作業選択手段は、前記ガイド刃と、前記可動挟持部材に対して昇降可能に設けられたガイド部材と、該ガイド部材を昇降するための複数のカム部を有するとともに前記可動挟持部材に回動可能に設けられたカム部材と、前記ガイド部材を前記カム部材方向に付勢し、該ガイド部材を前記カム部材のカム部に当接させる付勢手段と、前記カム部材を回動させ、前記ガイド部材に当接する前記カム部材のカム部を選択するための切り替えレバーとにより構成されるものである。

0015

請求項10の発明は、請求項4ないし9のいずれかに記載の被覆電線被覆剥ぎ器において、前記操作手段は、操作ハンドルと、前記可動挟持部材を回動するための作動歯車と、該作動歯車を駆動する駆動歯車とを有し、前記操作ハンドルは、前記駆動歯車を介して前記作動歯車を駆動して前記可動挟持部材を回動させるものであり、さらに、前記操作ハンドルは、挟持した被覆電線を軸として前記被覆電線被覆剥ぎ器を前記被覆電線に対して回動させるための操作部として機能するものである。

発明の効果

0016

この発明によれば、弾性部材により被覆電線に向かって付勢された電線押さえ手段の作用により被覆電線を挟持するので、被覆電線の被覆の剥離を行う場合に被覆電線の露出した電線(導体)を損傷する虞がない。被覆剥ぎを行う被覆電線が湾曲等している場合であっても、弾性部材により被覆電線に向かって付勢された電線押さえ手段の作用により、常に的確に被覆電線を挟持することが可能であるため、確実にかつ電線(導体)に傷をつけることなく、被覆電線の被覆の剥ぎ取りを行うことができる。

0017

また、被覆電線の軸に対して所定角度斜めとなるようにガイド刃を設けることにより、被覆電線の被覆を螺旋状に剥ぎ取ることができる。

0018

また、可動挟持部材を回動させるための操作ハンドルに、被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線に対して回動させるための操作部としての機能を持たせることによって、簡単な構成でしかも使い勝手の良い被覆電線被覆剥ぎ器を得ることができる。

0019

この発明によれば、剥離作業選択手段で前記被覆を剥離するととともに前記被覆電線の軸方向に進行する連続剥離と、前記被覆電線の軸方向に進行しない部分環状剥離を選択できるので使い勝手が良い。

0020

また、可動挟持部材の先端に、前記他方の挟持部の挟持面の径より小さい径の挟持面を有するアダプターを回動可能に設けたので、不使用時には可動挟持部材の外部に出しまたは使用時には前記他方の挟持部上に重合させて使用することにより、様々な外径の被覆電線に対して適用できる。

発明を実施するための最良の形態

0021

この発明を実施するための最良の形態を図に示す。図1はこの発明の被覆電線被覆剥ぎ器の斜視図、図2は同側面図、図3は同弾性部材押さえ金具を外した一部破断側面図、図4は第2図のA−A断面図、図5は直線状の被覆電線の被覆を剥ぎ取る状態の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図、図6は湾曲状の被覆電線の被覆を剥ぎ取る状態の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図、図7は被覆電線被覆剥ぎ器を開いた状態の上部を破断して示す側面図、図8は被覆電線被覆剥ぎ器で被覆電線を挟持した状態の上部を破断して示す側面図、図9は被覆電線被覆剥ぎ器の上部を破断した背面図、図10は同一部破断平面図である。

0022

図1乃至図10において、この発明の被覆電線被覆剥ぎ器100を説明する。Dは複数の銅線からなる導体と被覆(電線を覆う合成樹脂製の被覆部分)Hとからなる被覆電線である。1は、被覆電線Dを挟持する一方の挟持部1aを有する挟持部材本体であり、2は、挟持部材本体1の一方の挟持部1aと共同して被覆電線Dを挟持するための他方の挟持部2aを有し、挟持部材本体1に回動自由に軸支されるとともに他方の挟持部2aを挟持部材本体1の一方の挟持部1aに近接および離間する方向に回動可能な可動挟持部材である。挟持部材本体1には、挟持部1aのほぼ中央に被覆剥ぎ用カッター5が設けられ、また、挟持部材本体1と可動挟持部材2には、可動挟持部材2の挟持部2aを挟持部材本体1の挟持部1aに近接および離間する方向に回動を行うための操作手段6が備えられ、被覆電線Dを挟持部材本体1の挟持部1aと可動挟持部材2の挟持部2aにより挟持した状態にて被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として回動させ、被覆剥ぎ用カッター5により被覆Hを剥ぎ取り可能な構成としてある。挟持部材本体1と可動挟持部材2は金属製としてある。

0023

挟持部材本体1は、挟持部1aの下面に断面円形の被覆電線Dの外径より大きい径の円弧状の挟持面が形成され、挟持部1aの前部のほぼ中央に上面から下面まで貫通して金属製の被覆剥ぎ用カッター5をセットする装着孔4が設けられ、装着孔4に被覆電線Dの被覆Hを剥ぎ取る被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hを剥ぎ取る分挟持部1aの挟持面より下方に突出して備えられ、かつ挟持部材本体1の後部に可動挟持部材2が回動自由に軸支されるとともに可動挟持部材2の挟持部2aが挟持部材本体1の挟持部1aに近接および離間する方向に回動可能に備えられる(図7および図8参照)。
挟持部材本体1の後部は断面コ字形部1bとして、その両側に支軸3が回動自由に軸支され、支軸3に可動挟持部材2の基部両側に設けた支持部2bの支持孔が固定的に嵌合され、可動挟持部材2が支軸3とともに挟持部材本体1に対して回動可能に備えられ、後述の作動歯車21のボス部21aは両側の支持部2b間で支軸3に回動自由に軸支される。なお、可動挟持部材2の基部に設けた一側の支持部2bに支軸3に対する螺孔を設け、支持部2bをねじで支軸3に固定してもよい。

0024

挟持部材本体1の挟持部1aのカッター装着孔4は、被覆剥ぎ用カッター5の幅の四角形で、挟持部1aの上面で前端から中央下部の開口4aまで傾斜状に設けたカッター装着用凹面4bと、カッター装着用凹面4bの内端に挟持部1aの下面まで貫通して設けられ、被覆剥ぎ用カッター5を突出しかつ被覆剥ぎ用カッター5で剥ぎ取られる被覆Hを排出するための長方形の開口4aとにより構成される。被覆剥ぎ用カッター5は傾斜状のカッター装着用凹面4bに載せられ、被覆剥ぎ用カッター5の刃先の出代は挟持部1aの開口4aから被覆Hの厚み分より僅かに短い長さ、すなわち導体の外周面すれすれまで切込みできる長さ突出させた状態としてねじ等で固定され、挟持部材本体1と可動挟持部材2で被覆電線Dを挟持時、被覆剥ぎ用カッター5を被覆電線Dの導体の外周面すれすれまで被覆Hに切り込ませ、被覆剥ぎ用カッター5を導体の外周面すれすれに円周方向に回動して刃先で被覆を切りながら剥ぎとるようにしてある。被覆剥ぎ用カッター5の刃先は導体に当たることがないようにセットする。装着孔4の後面4cは下部の開口4aから上部まで傾斜状に広げて剥ぎ取る被覆Hを排出し易くするのが好ましい(図7図8参照)。
可動挟持部材2は、挟持部2aの上面に断面円形の被覆電線Dの外径より大きい径の円弧状の挟持面が形成され、挟持部2aから挟持する被覆電線Dに向かって出没可能かつ被覆電線Dの軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃8aを有する(図1図4参照)。
可動挟持部材2の挟持部2aにガイド刃8aを設ける構造として、挟持部2aの片側中央に断面角形貫通孔7が設けられ、貫通孔7に適宜出没手段により出没可能に備えかつ挟持する被覆電線Dの軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃8aを有する断面角形のガイド部材8が備えられる。

0025

この発明の被覆電線被覆剥ぎ器100は、挟持部材本体1の挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5の両側に設けられ、被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材12により付勢され、被覆電線Dの挟持時において被覆電線Dに当接する電線押さえ手段10が備えられている(図3図4参照)。
電線押さえ手段10は、少なくとも中央に設ける被覆剥ぎ用カッター5を装着する装着孔4の両側に配置される。
即ち、この実施形態では、第1の電線押さえ手段10が、被覆剥ぎ用カッター5の側部であって、電線被覆剥離進行方向後方側(詳細は後述する。)に備えられると共に、第2の電線押さえ手段10が、その反対側(電線被覆剥離進行方向側)に備えられている。
2つの電線押さえ手段10、10を挟持部材本体1の挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5の両側(電線剥離進行方向側および進行方向後方側)に備えるために、挟持部材本体1のほぼ中央に設けた被覆剥ぎ用カッター5を装着する装着孔4の両側で、挟持部材本体1の両側端に電線押さえ手段10を収容する長方形の収容部9が設けられている。そして、この収容部9にそれぞれ電線押さえ手段10が被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材12、例えばバネにより付勢して保持され、被覆電線Dの挟持時において被覆電線Dに当接するように備えられる。従って、挟持する被覆電線Dの締付時に電線押さえ手段10が反突出方向に押圧されて弾性部材12を圧縮して被覆電線Dの被覆Hの厚みの分を吸収させるとともに被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hを剥がす位置まで切り込まれる。また、被覆剥ぎ用カッター5で被覆Hを剥がしたとき、弾性部材12の付勢力で電線押さえ手段10が自動的に被覆電線Dに向かって突出する方向に戻され、被覆Hが剥離されて露出した電線(導体)D1に当接又は密接させる。又、被覆電線被覆剥ぎ器から被覆電線Dを外したときも同様に電線押さえ手段10が自動的に突出方向に戻される。

0026

電線押さえ手段10として、下面に被覆電線Dを当接させる円弧状の挟持面11aが形成された長方体電線押さえ部材11を設ける。電線押さえ部材11は挟持部材本体1の挟持部1aの両側端に設けられた収容部9に移動可能に備えられ、電線押さえ部材11の上面に弾性部材12が備えられ、電線押さえ部材11が弾性部材12により被覆電線Dに向かって突出する方向(下方)に常時付勢して備えられている(図4参照)。電線押さえ部材11は弾性部材12により挟持部1aの挟持面より少なくとも被覆電線Dの被覆Hの厚み分突出させるように備えられる。挟持部材本体1の挟持部1aの収容部9に収容した電線押さえ部材11と弾性部材12に被せる弾性部材押さえ金具14が挟持部材本体1に取り付けられる。この電線押さえ部材11は、被覆Hを剥ぎ取って露出した電線D1が当たった時に傷を付けないように合成樹脂製とするのが好ましい。電線押さえ手段10は長方体の電線押さえ部材11に限られるものではなく、適宜形状の電線押さえ体とできる。
本実施形態において、合成樹脂製長方体の電線押さえ部材11は、下面に円弧状の挟持面11aが形成され、上部両側に収容部9の段部9aに係合可能な鍔部11bが形成されている。挟持面11aと挟持部1aの挟持面の円弧はほぼ同じ曲率とする。挟持部材本体1の挟持部1aの両側に設ける電線押さえ部材11の収容部9は、両側面の上面から挟持面まで電線押さえ部材11の幅と厚みに相当する開口が形成され、その開口の中途に段部9aが形成され、段部9aの下部に電線押さえ部材11を突出方向又は反突出方向に移動可能とする摺動孔9bと、その上部に鍔付き電線押さえ部材11が昇降できる幅でかつ弾性部材12を備える空間9cが形成されている(図3参照)。
電線押さえ部材11の上面で弾性部材押さえ金具14との間の空間9cに弾性部材12が備えられる。弾性部材押さえ金具14は断面L形として挟持部材本体1の両側の収容部9の上面に被せて弾性部材12の上端を押さえるとともに空間9cと電線押さえ部材11の側面に被せ、挟持部材本体1の上面にねじで固定してある。弾性部材12としてバネを使用し、被覆電線Dの挟持時に少なくとも被覆電線Dの被覆Hの厚み分を圧縮できるようにしてある。
弾性部材押さえ金具14の側面は、電線押さえ部材11が側方に抜けないように電線押さえ部材11の側面上部に若干かけて被せて、被覆電線Dで電線押さえ部材11を押し上げる際に邪魔にならないようにしてある。電線押さえ部材11の上面には、中央に弾性部材12の下部を入れる凹部13が設けられて弾性部材12の位置決めができるようにするのが好ましい(図3図4参照)。弾性部材12に相当するバネは上部1cの開口9eを通じて電線押さえ部材11の凹部13に備えて弾性部材押さえ金具14で押さえ、弾性部材押さえ金具14がネジで上部1cに固定される。

0027

この電線押さえ部材11を収容部9に取り付ける構造について説明すると、電線押さえ部材11の鍔部11bが収容部9の段部9aに受け止められて収容され、電線押さえ部材11の上面に弾性部材12が備えられ、弾性部材12の上面と空間9cと電線押さえ部材11の側面に弾性部材押さえ金具14を被せて固定して、弾性部材12の付勢力で常に電線押さえ部材11が挟持部1aより被覆電線Dに向かって突出する方向(下方)に押圧状態に備えられる。電線押さえ部材11の鍔部11bが段部9aに受け止められる位置で、電線押さえ部材11の下面と挟持部1aの下面がほぼ一致し、電線押さえ部材11の挟持面11aが被覆Hを剥がして露出した電線(導体)D1に当接または密接可能としてある。

0028

図5に示すように直線状の被覆電線の場合、挟持部1aと挟持部2aとにより被覆電線Dが締め付けられると、被覆電線Dで突出している電線押さえ部材11の挟持面11aが弾性部材12を圧縮して押し上げられ、被覆電線Dが挟持部1aの挟持面に当たるまで(電線押さえ部材11の挟持面11aが挟持部1aの挟持面と一致する位置まで)締め付けられることにより、挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hの厚み分より僅かに短い深さ、すなわち導体の外周面すれすれまで切込まれる。そして、操作手段6で被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として円周方向に回動させて被覆剥ぎ用カッター5で被覆電線Dの被覆Hを導体の外周面すれすれで切りながら剥がす。ガイド刃8aを被覆電線Dの被覆Hに食い込ませた場合には、操作手段6で被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として回動させることにより被覆電線被覆剥ぎ器がガイド刃8aで斜めにガイドされて図5及び図6右方向に移動しながら被覆剥ぎ用カッター5で被覆電線Dの被覆Hが螺旋状に剥がされる。被覆電線Dの被覆Hを剥ぎ取るとき、図5及び図6に示すように、右側の電線押さえ部材11と挟持部2aで被覆電線Dを挟持し、被覆剥ぎ用カッター5で両側の電線押さえ部材11の中間部の被覆Hが剥ぎ取られ、被覆Hを剥ぎ取った側の左側の電線押さえ部材11は弾性部材12の付勢力で戻されて露出した電線D1に当接されながら、被覆Hの剥ぎ取りが行われる。
湾曲状に折り曲げられている被覆電線で円弧が上向き状態で挟持部1aに当たる場合(図6実線の場合)、挟持部1aと挟持部2aとにより被覆電線Dが締め付けられると、被覆電線Dは突出している電線押さえ部材11に若干斜め方向の力がかかるが、電線押さえ部材11自体は上方へ弾性部材12を圧縮して押し上げられて被覆電線Dが挟持部1aの挟持面に当たるまで締め付けることにより、挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hの厚み分より僅かに短い深さまで切込まれ、前記と同じように操作手段6で被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として円周方向に回動させることにより被覆剥ぎ用カッター5で被覆電線Dの被覆Hを剥がすことができる。また、湾曲状の被覆電線で円弧が下向き状態で挟持部1aに当たる場合(図6鎖線の場合)、被覆電線Dの円弧と被覆剥ぎ用カッター5の刃先の隙間が僅かであれば、同様に挟持部1aと挟持部2aとにより被覆電線Dが締め付けられると、被覆電線Dは突出している電線押さえ部材11に若干斜め方向の力がかかるが、電線押さえ部材11自体は上方へ弾性部材12を圧縮して押し上げられて被覆電線Dが挟持部1aの挟持面に当たるまで締め付けることにより、挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hの厚み分より僅かに短い深さまで切り込ませることができ、同じように被覆を剥がすことができる。
直線状の被覆電線D、或いは湾曲状の被覆電線Dを挟持する場合、電線押さえ部材11が弾性部材12を圧縮して上方へ移動、すなわち、上方へ逃げるようにしたので、被覆電線Dが直線に限らず、湾曲等している場合に電線押さえ部材11に斜めに当たっても電線押さえ部材11は上方に逃げながら確実かつ弾力的に挟持でき、かつ露出した電線(導体)D1に傷をつけることなく被覆Hの剥ぎ取りを行うことができる。また、被覆Hを剥ぎ取ると、直ぐに剥ぎ取った側の電線押さえ部材11が付勢力で戻されて露出した電線D1に当接するので、がたつきなく被覆Hの剥ぎ取りを行うことができる。露出した電線D1に傷をつけることがないので、傷に起因する断線をなくすことができる。

0029

被覆電線被覆剥ぎ器100は、被覆電線Dを挟持部材本体1の挟持部1aと可動挟持部材2の挟持部2aとにより挟持した状態における電線押さえ部材11と向かい合う位置に設けられた合成樹脂製の電線当接部16を備える(図1図4乃至図6参照)。電線当接部16は被覆剥ぎして露出した電線D1が当たっても傷をつけないように合成樹脂製としてある。実施形態では、可動挟持部材2の挟持部2aの被覆Hを剥ぎ取る側(先端側)の端部に、凹孔15を形成し、凹孔15に合成樹脂製の電線当接部16を嵌合してねじ等で固定してある。電線当接部16は上面16aを挟持部2aの挟持面と同一の面とするように円弧状挟持面を有する。従って、被覆電線Dの被覆Hを剥がすときに、露出した電線D1が電線当接部16に当たっても傷をつけることはない。

0030

挟持部材本体1には、可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して近接および離間する方向に回動させる操作と、挟持部材本体1と可動挟持部材2を挟持した被覆電線Dを軸として回動操作をする操作手段6が備えられる。
操作手段6は、可動挟持部材2を回動するための作動歯車21と、作動歯車21を駆動する駆動歯車22と、操作ハンドル23を有し、操作ハンドル23は、駆動歯車22を介して作動歯車21を駆動して可動挟持部材2を回動させるものであり、さらに、操作ハンドル23は、挟持した被覆電線Dを軸として被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dに対して回動させるための操作部としての機能を備えたものである(図3図7および図8参照)。

0031

挟持部材本体1に対して回動可能に備えられた可動挟持部材2を回動する作動歯車21と、作動歯車21を駆動する駆動歯車22の構造を説明する(図3図7ないし図10参照)。
作動歯車21は、可動挟持部材2の基部両側の支持部2b、2b間にほぼ合致する長さのボス部21aと、ボス部21aに一体に形成した円形歯車21bと、歯車21bの一部に可動挟持部材2の基部2cを押し上げる作用部21cが形成される。作動歯車21のボス部21aは可動挟持部材2の基部両側の支持部2b、2b間の支軸3に回動可能に備えられ、作動歯車21の歯車21bは駆動歯車22と噛み合わせる。駆動歯車22としてウオーム歯車を用い、作動歯車21と直交状に噛み合わせて、駆動歯車22の回動により作動歯車21の歯車21bを回動するとともに作用部21cで可動挟持部材2の基部2cを押し上げて可動挟持部材2の挟持部2aを挟持部材本体1の挟持部1aに近接する方向に回動させ、又は押し下げて挟持部材2の挟持部2aを挟持部材本体1の挟持部1aから離間する方向に回動可能とする。作動歯車21の外周の一部に設ける作用部21cは、支軸3より可動挟持部材2の基部2cの端面までの距離より若干短い位置で、ボス部21aの外径の接線で真っ直ぐに切断した面としてあり、この作用部21cと可動挟持部材2の基部2cとの間に僅かの遊びが設けられている。従って、可動挟持部材2の基部2cは作動歯車21の作用部21cとの間の僅かな距離の間で遊動可能とされ、作動歯車21の回動で挟持部材本体1に対して可動挟持部材2を近接方向に回動するとき、作用部21cの下部が傾斜状に開いた可動挟持部材2の基部2cに当たって押し上げ、作動歯車21を逆に廻して離間方向に回動するとき、作用部21cの上部が締め付けて閉じた可動挟持部材2の基部2cに当たって押し下げるようにしてある。

0032

挟持部材本体1の後部の断面コ字形部1bの下端には、固定板24がねじ等の締め付け手段で固定されて、断面四角形枠体とされ、その枠体の前部両側に支軸3が回動可能に軸支され、かつ枠体の下部の固定板24に操作ハンドル23の軸23aを挿通する貫通孔25が設けられ、断面コ字形部1bの上部に操作ハンドル23の軸23aの上端を軸支する軸受け孔26が設けられる(図7ないし図9参照)。
操作ハンドル23は、軸23aが貫通孔25に挿通され、上端が軸受け孔26に軸支され、操作ハンドル23の軸23aは挟持部材本体1の後部の断面コ字形部1bに回動可能に軸支され、操作ハンドル23の軸23aには上部に駆動歯車22が一体に設けられ、その操作ハンドル23の軸23aが枠体の貫通孔25と軸受け孔26に回動自由に軸支され、駆動歯車22が作動歯車21に噛み合わせて備えられる(図7ないし図10参照)。この操作ハンドル23は、挟持した被覆電線Dを軸として被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dに対して廻すための操作部として機能するものである。
従って、操作ハンドル23を回動することにより駆動歯車機構を介して可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して近接方向に回動させて締め付け、かつ操作ハンドル23を操作部として持ち、被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として回動させることにより被覆剥ぎができる。27はワッシャー、28は皿ばねである。

0033

次に、操作ハンドル23により挟持部材本体1に対して可動挟持部材2を回動する動作を説明する。
可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して離間方向に回動するとき(開くとき)、操作ハンドル23の駆動歯車22で作動歯車21が反時計方向に回動されると作用部21cが下方に回動されるとともに可動挟持部材2の自重により可動挟持部材2の支持部2bが同じ方向に回動されて可動挟持部材2が支軸3を支点として開かれる(図7参照)。
可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して近接方向に回動するとき(閉じるとき)、操作ハンドル23の駆動歯車22で作動歯車21を時計方向に回動してボス部21aの回動で可動挟持部材2の支持部2bを回動するとともに、作動歯車21の回動により作用部21cの下部が可動挟持部材2の基部2cに当接され、作用部21cで可動挟持部材2の基部を押し上げて可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して近接方向に回動して被覆電線Dを締め付け挟持するようにしてある(図8参照)。

0034

図3ないし図6において、可動挟持部材2に設けるガイド刃8aを有するガイド部材8を出没可能にする出没手段の構造について説明する。
ガイド刃8aを有するガイド部材8は、可動挟持部材2に昇降可能に備えられ、該ガイド部材8を昇降するための複数段カム面33を有するカム板32が可動挟持部材2の下部の円形孔30に回動可能に備えられ、ガイド部材8を常時下方に付勢してカム板32のカム面に当接させる付勢手段36が備えられ、カム板32を所定ストローク回動可能に備え、カム板32の複数段のカム面によりガイド部材8を上下方向に複数段切り替え可能とする切り替えレバー40が備えられている。
可動挟持部材2の挟持部2aの一側中央部に挟持部上面から下部の円形孔30とガイド孔31まで貫通して断面四角形の貫通孔7が形成され、貫通孔7にガイド部材8がカム機構で出没可能に備えられる。ガイド部材8は上面に挟持する被覆電線Dの軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃8aを有する。
ガイド部材8を出没する構造は、可動挟持部材2の挟持部2aの一側中央部に貫通孔7を形成するとともに中央には貫通孔7に連通してガイド部材8の下部に固定するL形金具35とバネ36を収容する空間37が設けられ、かつ可動挟持部材2の下部には、空間37の下部と連続するように形成された円形孔30と、円形孔30の一側に連続して横方向に長いガイド孔31が形成され、貫通孔7には上部にガイド刃8aを設けたガイド部材8が上下摺動可能に収容され、円形孔30にカム板32が可動挟持部材2の中央に設けた軸39で回動自由に備えられ、ガイド部材8の下部にねじで固定したL形金具35の上面に付勢手段として、バネ36が備えられ、バネ36でL形金具35が下方へ付勢されてガイド部材8の下部が円形孔30に突出可能に備えられ、円形孔30に備えたカム板32のカム面33に係合可能に設けられる。

0035

ガイド部材8を収容する四角形の貫通孔7は、縦に設けた切り欠き孔と、その側面に側面板34を当ててねじで固定して構成され、ガイド部材8が昇降可能に備えられる。側面板34の上面は、挟持部2aの円弧状挟持面の形状に合致する形状とし、挟持部2aに合わせて固定する。ガイド刃8aは被覆電線Dの軸に対して所定角度斜めとなるように設け、このガイド刃8aの角度は螺旋剥きに適した角度、例えば被覆電線Dの軸線方向に対して約70度としてある。
カム機構は、円形のカム板32の上面周囲に2段のカム面33が形成され、カム板32の回動によりカム面33でガイド部材8が昇降可能に設けられている。カム面33は第1段のカム面の凹面33aと第2段のカム面の凸面33bとが連続して形成されている。ガイド部材8はカム板32の第1段の凹面33aから凸面33bに乗り上げる側をアール面としてカム面33の曲面に沿って移動しやすいようにしてある。このカム板32の回転によりガイド部材8を昇降させる。
カム板32の中心孔38には下部より上端にねじ部39aを有する軸39が挿通され、この軸39がガイド部材8に固定したL形金具35の挿通孔35aに挿通され、上端のねじ部39aが可動挟持部材2の挟持部2aに設けた螺孔にねじ込み固定されて備えられている。カム板32は軸39に回転可能に備えられ、空間37内の軸39の回りでガイド部材8に固定したL形金具35の上面にバネ36が備えられ、ガイド部材8に固定したL形金具35がバネ36で常時下方に付勢されてガイド部材8がカム板32のカム面33に当接させられ、カム板32の回転によりガイド部材8が昇降される。
可動挟持部材2の下部には、空間27の下部と連続するように形成された円形孔30と、該円形孔30に回動可能に備えられるカム板32を回動するためにカム板32の側壁に切り替えレバーを所定ストローク回動するための横方向に長いガイド孔31とが設けられ、円形孔に備えられたカム板32の側壁に切り替えレバー40がガイド孔31を通じてねじ込まれて固定され、切り替えレバー40をガイド孔31に沿って左右に所定ストローク移動することによりカム板32のカム面33でガイド部材8を上下2段階に切り替え可能とされる。切り替えレバー40をガイド孔31の右側に移動してカム板32を右に回動すると(図2図3OFF位置)カムの凹面33aが中央に位置し、バネ36の作用でL形金具35を介してガイド部材8が下方に付勢されているので、カムの凹面33aにガイド部材8の下面が押し下げられて接した状態となり、ガイド刃8aは貫通孔7内に没入される。切り替えレバー40をガイド孔31の左側に移動してカム板32を左に回動すると(図2図3のON位置)、カムの凸面33bでガイド部材8の下面を押し上げ、L形金具35をバネ36に抗して押し上げてガイド刃8aを貫通孔7の上端より突出させて被覆電線Dの被覆Hに食い込ませ(図4乃至図6参照)、被覆電線Dに対して斜めとしたガイド刃8aによるガイドで、被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として廻すときに螺旋方向に進行させる。この時の、被覆電線Dの軸方向に対する進行方向を被覆電線剥離進行方向と呼ぶ。

0036

この発明の被覆電線被覆剥ぎ器100は、前記した構造なので、被覆電線Dを挟持する時は、操作ハンドル23を左に廻して作動歯車21を反時計方向に廻して挟持部材本体1に対して可動挟持部材2を開いて、両挟持部材の挟持部1aと挟持部2aの挟持面間に被覆電線Dを挿入し、次いで、操作ハンドル23を右に廻して駆動歯車22、作動歯車21を介して作用部21cで可動挟持部材2の基部2cを押し上げて可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して締め付けることにより可動挟持部材2で被覆電線Dが押し上げられ、電線押さえ部材11を弾性部材12に抗して押し上げた状態で被覆電線Dが弾力的に挟持できるとともに挟持部材本体1に備えた被覆剥ぎ用カッター5を被覆Hを剥ぎ取る深さまで切り込ませ、この状態で操作ハンドル23を操作部として被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として円周方向に廻し、被覆剥ぎ用カッター5の刃先方向に回動する。一回転すると被覆剥ぎ用カッター5でカッターの幅だけ被覆Hを剥ぎ取ることができる。
次いで、切り替えレバー40をガイド孔31に沿って左方向に移動することによりカム面33の凸面33bでガイド部材8をバネ36に抗して押し上げてガイド刃8aを挟持部2aより突出させて挟持されている被覆電線Dの被覆Hの外周に若干食い込ませる。
その後、操作ハンドル23を被覆電線Dの軸を中心として回動することにより、被覆剥ぎ用カッター5はガイド刃8aの向きにガイドされて被覆電線被覆剥ぎ器が螺旋方向に移動しながら、被覆Hが剥がされる。被覆電線被覆剥ぎ器を回動させることにより被覆Hが剥離され、被覆電線Dの被覆Hを剥ぎ取った側で露出した電線D1と電線押さえ部材11との間に隙間ができると電線押さえ部材11が弾性部材12の付勢力で自動的に突出方向に戻されて露出した電線D1に当接させ、被覆電線被覆剥ぎ器、被覆電線Dががたつくことなく被覆Hの剥ぎ取りを行うことができ、剥ぎ取りの際或いは、剥ぎ取り後に露出した電線D1に傷をつけることがない。
被覆Hを所望の長さ剥がしてから、切り替えレバー40を右側に戻してカム面33の凹面33aにガイド部材8はバネ36で降下させられ、引っ込められる。その位置で操作ハンドル23を廻して被覆剥ぎ用カッター5で被覆Hを切り落して完了する。
しかる後、操作ハンドル23を逆に回して挟持部材本体1から可動挟持部材2を開いて被覆Hを剥がした被覆電線Dから被覆電線被覆剥ぎ器を外す。
なお、以上に説明したように、ガイド部材8、カム部材(カム板32およびカム面33)、付勢手段(バネ36)および切り替えレバー40が、被覆電線被覆剥ぎ器が被覆電線Dの軸方向に進行する連続剥離を行うか、それとも被覆電線Dの軸方向に進行しない部分環状剥離を行うかを選択する剥離作業選択手段を構成している。

0037

次に、本発明の他の実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200について、図11ないし図23を用いて説明する。
図11は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器の他の実施例の斜視図である。図12は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器の他の実施例の一部破断右側面図である。図13は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器の左側面図である。図14は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器の一部破断左側面図である。図15は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器のアダプター装着時の右側面図である。図16は、図15のB−B断面図である。図17は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器のアダプター装着時の左側面図である。図18は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器のアダプター装着時の一部破断左側面図である。図19は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器における挟持部材の正面図である。図20は、図19のC−C断面図である。図21は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器におけるカムの正面図である。図22は、被覆電線の被覆を剥離する状態の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図である。図23は、図22より細い径の被覆電線の被覆を剥離する状態(アダプター装着時)の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図である。

0038

この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200は、被覆電線Dのための一方の挟持部1aを有する挟持部材本体1と、一方の挟持部1aと共同して被覆電線Dを挟持するための他方の挟持部2aを有し、挟持部材本体1に回動自由に軸支されるとともに他方の挟持部2aを挟持部材本体1の一方の挟持部1aに近接および離間する方向に回動可能な可動挟持部材2と、挟持部材本体1の一方の挟持部1aのほぼ中央に設けられた被覆剥ぎ用カッター5と、可動挟持部材2の回動を行うための操作手段6とを備え、被覆電線を挟持した状態で被覆電線に対して回動させることにより被覆剥ぎ用カッター5により被覆を剥離可能とした被覆電線被覆剥ぎ器である。そして、被覆電線被覆剥ぎ器200は、挟持した被覆電線に対して回動させることにより、被覆を剥離するととともに、被覆電線の軸方向に進行するものである。挟持部材本体1は、被覆剥ぎ用カッター5の側部付近であってかつ被覆電線被覆剥ぎ器200の電線被覆剥離進行方向後方側に設けられ、挟持される被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材により付勢され、被覆が剥離された前記被覆電線に当接する電線押さえ手段10を有している。

0039

図11ないし図23に示す実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200は、電線押さえ手段が被覆剥ぎ用カッター5の被覆電線剥離進行方向側に備えられ、そして可動挟持部材側に径の細い被覆電線を挟持するためのアダプターを備えている。この実施例における挟持部材本体1、可動挟持部材2、電線押さえ手段10、操作ハンドル23、操作ハンドル23により挟持部材本体1に対して可動挟持部材2を締め付ける構造等は、被覆電線被覆剥ぎ器100において説明したものと同じである。これらについては同一の符号を付し詳細な説明は省略する。この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200と上述した被覆電線被覆剥ぎ器100との主な相違点は、電線押さえ手段10がカッターの被覆電線剥離進行方向後方側のみに設けられている点、および、径の細い電線を挟持する場合に使用するアダプター50を備える点である。アダプター50を使用しないときは、挟持部2aと電線押さえ手段10により、被覆電線Dは挟持される。アダプター50を使用するときは、アダプター50と電線押さえ手段10により、被覆電線Dは挟持される。

0040

この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200は、電線押さえ手段10を備える。電線押さえ手段10は、挟持部材本体1の挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5の側部付近であり、かつ被覆電線剥離進行方向後方側に設けられている。電線押さえ手段10は、被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材12により付勢され、被覆電線D自体を挟持可能であるとともに、被覆が剥離された電線D1にも当接するように構成されている(図15図16参照)。電線押さえ手段10は、中央に設ける被覆剥ぎ用カッター5を装着する装着孔4の被覆電線剥離進行方向後方側に配置される。

0041

電線押さえ手段10を挟持部材本体1の挟持部1aの被覆剥ぎ用カッター5の被覆電線剥離進行方向後方側に備えるものとするために、挟持部材本体1は、電線押さえ手段10を収容する長方形の収容部109を備えている。電線押さえ手段10の収容部109は、挟持部材本体1のほぼ中央に設けられた被覆剥ぎ用カッター5を装着するための装着孔4の側部付近であり、かつ、被覆電線剥離進行方向後方側となる位置に設けられている。この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器では、挟持部材本体1の電線出口端に、電線押さえ手段10を収容する長方形の収容部109が設けられている。

0042

そして、この収容部109に電線押さえ手段10が被覆電線Dに向かって突出する方向に弾性部材12により付勢して保持され、被覆を有する状態の被覆電線Dおよび被覆を剥離された状態の電線D1のいずれかに当接するものとなっている。被覆電線被覆剥ぎ器200は、上述した実施例の被覆電線被覆剥ぎ器100と同様に、被覆電線Dに締付装着することにより、被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hを剥がす位置まで、被覆電線に刺入する。被覆電線被覆剥ぎ器200を被覆電線Dの軸を中心として、回動することにより、被覆剥ぎ用カッター5により、被覆電線より、被覆Hが剥される。被覆電線より被覆が剥離された部分が、電線押さえ手段10に到達すると、弾性部材12の付勢力により、電線押さえ手段10は、自動的に被覆電線Dに向かって突出し、被覆Hが剥離されて露出した電線(導体)D1に当接又は密接する。又、被覆電線被覆剥ぎ器から被覆電線Dを外したときも同様に電線押さえ手段10が自動的に突出し、非押圧状態に戻る。

0043

電線押さえ部材11を含む電線押さえ手段10の構成は、上述した実施例の被覆電線被覆剥ぎ器100と同じである。電線押さえ部材11は、挟持部材本体1の挟持部1aの電線の出口側に設けられた収容部109に上下移動可能に備えられている。電線押さえ部材11の上面には、弾性部材12が設けられている。電線押さえ部材11は、弾性部材12により被覆電線Dに向かって突出する方向(下方)に常時付勢されている(図15図16参照)。電線押さえ部材11は、弾性部材12により挟持部1aの挟持面より少なくとも被覆電線Dの被覆Hの厚み分突出するように備えられる。挟持部材本体1の挟持部1aの収容部109に収容された電線押さえ部材11の基端部と弾性部材12は、弾性部材押さえ金具14により被包されている。弾性部材押さえ金具14は、挟持部材本体1に取り付けられている。この電線押さえ部材11は、被覆Hが剥離され露出した電線D1に接触(当接)した時に傷を与えないように、合成樹脂により形成することが好ましい。

0044

この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200では、合成樹脂製の長方体の電線押さえ部材11は、下面に設けられた円弧状の挟持面11aと、上部両側に設けられた収容部109の段部109aに係合可能な鍔部11bを備えている。電線押さえ部材11の挟持面11aと挟持部材本体1の挟持部1aの挟持面の円弧は、ほぼ同じ曲率となっている。挟持部材本体1に設けられた電線押さえ部材11の収容部9は、上部1cの下面から挟持面まで電線押さえ部材11の幅と厚みに相当する開口を備える。収納部9は、開口の中途に設けられた段部109aと、段部109aの下部に位置し、電線押さえ部材11を突出方向又は反突出方向への移動を可能とするための摺動孔109bと、摺動孔109bの上部に位置し、鍔付き電線押さえ部材11が昇降できる幅を備え、かつ弾性部材12を収納するための空間109cを備えている(図16参照)。また、挟持部材本体1の上部1cには、バネを挿入するための開口109eが形成されている。

0045

電線押さえ部材11の上面と弾性部材押さえ金具14との間の空間109cに、弾性部材12が収納されている。弾性部材押さえ金具14は、断面L形であり、挟持部材本体1の収容部109の上面を被包し、弾性部材12の上端を押さえている。また、弾性部材押さえ金具14は、空間109cと電線押さえ部材11の基端部の側面を被包している。弾性部材押さえ金具14は、挟持部材本体1の上面にねじで固定されている。弾性部材12としては、バネが使用されており、被覆電線Dの挟持時に少なくとも被覆電線Dの被覆Hの厚み分を圧縮できるものとなっている。
弾性部材押さえ金具14の側面は、電線押さえ部材11が側方に抜けないように、電線押さえ部材11の側面上部(基端部)に若干かかるようものとなっているとともに被覆電線Dにより電線押さえ部材11の押し上げを阻害しないものとなっている。電線押さえ部材11の上面には、中央に弾性部材12の下部を入れる凹部13を設け、弾性部材12の位置決めができるようにすることが好ましい(図15図16参照)。

0046

この電線押さえ部材11を収容部109に取り付ける構造について説明する。
電線押さえ部材11の鍔部11bが収容部109の段部109aに受け止められて収容される。電線押さえ部材11の上面に、弾性部材12が配置され、弾性部材12の上面と空間109cと電線押さえ部材11の側面を被包する弾性部材押さえ金具14を挟持部材本体1に固定する。これにより、弾性部材12の付勢力により、電線押さえ部材11は、挟持部1aより被覆電線Dに向かって突出する方向(下方)に押圧された状態となる。電線押さえ部材11の鍔部11bが段部109aに受け止められた位置にて、電線押さえ部材11の下面と挟持部1aの下面はほぼ一致し、電線押さえ部材11の挟持面11aは、被覆Hが剥離され露出した電線(導体)D1に当接または密接可能となっている。

0047

図23に示すような直線状の被覆電線の場合では、被覆電線Dが挟持部1aの挟持面に当たるまで(電線押さえ部材11の挟持面11aが挟持部1aの挟持面と一致する位置まで)締め付けられることにより、被覆剥ぎ用カッター5の刃先は、被覆Hの厚み分より僅かに短い深さ、すなわち導体の外周面すれすれまで、被覆電線に刺入する。そして、被覆電線被覆剥ぎ器200を被覆電線Dを軸として円周方向に回動さると、被覆剥ぎ用カッター5により、被覆電線Dの被覆Hは、導体の外周面すれすれで切りながら剥離される。
また、ガイド刃8aを被覆電線Dの被覆Hに食い込ませた場合には、被覆電線被覆剥ぎ器200を被覆電線Dを軸として回動させることにより、被覆電線被覆剥ぎ器200は、ガイド刃8aにより斜めにガイドされて右方向に移動しながら、被覆剥ぎ用カッター5により、被覆電線Dの被覆Hを螺旋状に剥離する。また、被覆が剥離された電線が、電線押さえ部材11に到達すると、電線押さえ部材11は、弾性部材12の付勢力によって突出し、露出した電線D1に当接し、被覆が剥離された電線を保持する。電線押さえ部材11は、被覆剥ぎ用カッター5の側部付近に位置しているため、被覆Hが剥離された電線は、直ぐに電線押さえ部材11により保持されるので、被覆剥離後の電線と電線押さえ部材11間でのがたつきが極めて少なく、被覆Hの連続剥離が良好に行えるものとなっている。また、露出した電線D1に傷をつけることがないので、傷に起因する断線をなくすことができる。

0048

挟持部材本体1には、可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して近接および離間する方向に回動させる操作および挟持部材本体1と可動挟持部材2を挟持した被覆電線Dを軸とする回動操作を行うための操作手段6を備えている。操作手段6は、上述した被覆電線被覆剥ぎ器100にて説明したものと同じ構造となっている。
そして、この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200は、アダプター50を備えている。アダプター50は、可動挟持部材2の挟持部2aの挟持面の径より小さい径の挟持面51bを有し、可動挟持部材2の先端に回動可能に軸支され、不使用時には可動挟持部材2の外部に出し、使用時には挟持部2a上に配置可能なものとなっている。

0049

アダプター50は、径の細い被覆電線を挟持するために使用するものである。アダプター50は、先端に可動挟持部材2の挟持部2aの挟持面上に重合しうる円弧状の外面51aと、径の細い被覆電線の径より若干大きい径の円弧状挟持面51bを有する挟持部51を有する。アダプター50の基端部51cは、可動挟持部材2の先端に設けられた軸54に回動可能に軸支され、挟持部51が約180度回動可能(言い換えれば、反転可能)となっている。すなわち、アダプター50は、その使用時である前記挟持部2a上に重合した位置から挟持部の前方に露出する位置まで回動可能となっている。円弧状挟持面51bは、径の細い被覆電線の円弧より若干大きい円弧面を備えている。アダプター50の挟持部51には、可動挟持部材2の挟持部2aに設けるガイド部材8の貫通孔7と同じ大きさの貫通孔52を備えている。
アダプター50の基端部51cは、可動挟持部材2の先端部中央に設けられた凹溝53に侵入し、軸54により、回動自由に軸支されている。アダプター50の基端部51cは、アダプター50が挟持部2a上に重合させる位置、前方に出した位置にあるとき、凹溝53より露出しない状態となり、挟持部材本体1と可動挟持部材2(アダプター50を重合させた状態も含む)とにより、被覆電線Dを挟持するときに、邪魔にならないものとなっている。また、アダプター50が、挟持部2a上に重合する位置にあるとき、貫通孔52は、可動挟持部材2の挟持部2aに設けられたガイド部材8の貫通孔7と合致する。これにより、アダプター50を使用した場合であっても、上述した被覆電線被覆剥ぎ器100と同様に、ガイド刃8aを被覆電線Dの被覆Hに食い込ませる位置まで出没可能となっている。

0050

ガイド刃8aを有するガイド部材8を、可動挟持部材2に対して出没可能にするための構造は、上述した被覆電線被覆剥ぎ器100において説明したものと実質的に同じである。なお、この被覆電線被覆剥ぎ器200では、アダプターを使用する場合に対応させるために、切り替えレバーの回動範囲、ガイド部材の出没するストロークが上述した被覆電線被覆剥ぎ器100と異なるものとなっている。
可動挟持部材2は、挟持部2aの一側中央部に位置し、挟持部上面から下部の円形孔130とガイド孔131まで貫通して延びる断面四角形の貫通孔7を備えている。この貫通孔7には、ガイド部材8がカム機構により出没可能となるように備えられている。ガイド部材8は、上面に挟持する被覆電線Dの軸に対して所定角度斜めとなるように設けられたガイド刃8aを有する。

0051

ガイド部材8の出没構造として、可動挟持部材2の挟持部2aの一側中央部に貫通孔7を形成し、中央には貫通孔7に連通してガイド部材8の下部に固定するL形金具35と、バネ36を収容する空間37を備える。可動挟持部材2の下部には、円形孔130と、円形孔130の一側に連続して横方向に長いガイド孔131を備えている。貫通孔7には、上部にガイド刃8aを有するガイド部材8が上下摺動可能に収容されている。円形孔130には、カム板132が可動挟持部材2の中央に設けた軸39により回動自由に設けられている。ガイド部材8の下部にねじで固定されたL形金具35の上面には、バネ36が備えられている。バネ36により、L形金具35は、下方へ付勢され、ガイド部材8は、その下部が円形孔130内に突出するとともに、円形孔130に配置されたカム板132のカム面133と係合するものとなっている。

0052

ガイド部材8を収容する四角形の貫通孔7は、縦に設けた切り欠き孔の側面に側面板34を当ててねじで固定することにより構成されている。そして、この貫通孔7内にガイド部材8が、昇降可能に備えられている。側面板34の上面は、挟持部2aの円弧状挟持面の形状に合致する形状となっており、かつ、挟持部2aに、上記上面が合うように固定されている。ガイド刃8aは、被覆電線Dの軸に対して所定角度斜めとなるように形成されている。ガイド刃8aの角度は、螺旋状剥離に適した角度、例えば被覆電線Dの軸線方向に対して約70度となっている。
円形のカム板132の上面周囲には、カム面133が形成されている。カム板132の回動により、ガイド部材8と当接するカム面133が変化することにより、ガイド部材は昇降する。カム面133は、第1段面を形成する凹面133aと、この凹面133aと連続するように形成された第2段面を形成する第1の凸面133bと、この第1の凸面133bと連続するように形成されかつ第1の凸面より高い第3段面を形成する第2の凸面133cとを備えている。そして、凹面133a、第1の凸面133b、第2の凸面133cは、曲面状に連続するように形成されている。カム板132の第1の凸面133bから第2の凸面133cに移行する部分は、アール面(湾曲面)となっており、カム面に沿って動くガイド部材の移動を良好なものとしている。このカム板132の回転により、ガイド部材8は、昇降する。

0053

具体的には、このカム板132の回転により、ガイド部材8は3段に昇降する。第2凸面133cの高さは、挟持部の挟持面に重合するアダプター50の肉厚分だけ高いものとなっている。これにより、挟持部に重合したアダプター50の挟持面51bより、ガイド刃8aが僅かに突出する。

0054

カム板132の中心孔138には、中心孔の下部より、上端にねじ部39aを有する軸39が挿通されている。この軸39は、ガイド部材8に固定されたL形金具35の挿通孔35aに挿通されている。上端のねじ部39aは、可動挟持部材2の挟持部2aに設けた螺孔にねじ込み固定されている。カム板132は、軸39に回転可能に備えられている。空間37内の軸39を被包するように、かつ、ガイド部材8に固定されたL形金具35の上面に載置されるようにバネ36が備えられている。ガイド部材8に固定されたL形金具35は、バネ36により、常時下方に付勢され、ガイド部材をカム板132のカム面133に当接(押圧)させている。カム板132の回転により、ガイド部材8が昇降する。

0055

可動挟持部材2の下部には、円形孔130と、切り替えレバーのためのガイド孔131が設けられている。ガイド孔131は、円形孔130に回動可能に備えられたカム板132を回動するためにカム板132の側壁に設けられた切り替えレバーを所定ストローク、例えば約90度回動するためのものである。ガイド孔131は、L型状に形成されている。切り替えレバー40は、ガイド孔131を貫通し、カム板132の側壁にねじ込まれて固定されている。切り替えレバー40をガイド孔131に沿って所定ストロークの範囲で移動することにより、ガイド部材8と当接するカム板132のカム面133が変化することにより、ガイド部材8を3段階の上下位置に切り替え可能となっている。具体的には、切り替えレバー40をガイド孔131の右端に移動すると、カム板132は右に回動し、ガイド部材8は、カムの凹面133aに当接する状態となる。この状態では、バネ36の作用により、L形金具35を介してガイド部材8が下方に付勢されるので、カムの凹面133aにガイド部材8の下面が押し付けられた状態となり、ガイド刃8aは貫通孔7内に没入する(図12参照)。切り替えレバー40をガイド孔131の左方に移動し、ストロークのほぼ中間に位置するものとすると、ガイド部材8は、カム板132の第1の凸面133bに当接する状態となる。この状態では、ガイド部材8は、その下面が第1の凸面133bにより押し上げられ、L形金具35をバネ36に抗して押し上げ、ガイド刃8aが、貫通孔7の上端より突出する。突出したガイド刃8aは、被覆電線Dの被覆Hに食い込む(図17参照)。ガイド刃8aは、被覆電線Dの軸に対して斜めとなっているため、被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として廻したとき、螺旋方向に進行するように誘導する。この時の、被覆電線Dの軸方向に対する進行方向を被覆電線剥離進行方向と呼ぶ。

0056

アダプター50を使用するときは、切り替えレバー40をガイド孔131の左端まで移動し、ストロークの左端に位置するものとする。この状態では、ガイド部材8は、カム板132の第2の凸面133cに当接する状態となる。そして、この状態では、ガイド部材8は、その下面が第2の凸面133cにより押し上げられ、L形金具35をバネ36に抗して押し上げ、ガイド刃8aは、アダプター50の貫通孔52の上端より突出する。突出したガイド刃8aは、細径の被覆電線D’の被覆Hに食い込む(図17参照)。ガイド刃8aは、細径の被覆電線Dの軸に対して斜めとなっているため、被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として廻したとき、螺旋方向に進行するように誘導する。

0057

この実施例の被覆電線被覆剥ぎ器200は、上述した構造を備えている。被覆電線Dを挟持する時には、操作ハンドル23を左に廻して作動歯車21を反時計方向に廻して挟持部材本体1に対して可動挟持部材2を開いて、両挟持部材の挟持部1aと挟持部2aの挟持面間に被覆電線Dを挿入する。次いで、操作ハンドル23を右に廻して駆動歯車22、作動歯車21を介して作用部21cで可動挟持部材2の基部2cを押し上げて可動挟持部材2を挟持部材本体1に対して締め付けることにより、可動挟持部材2で被覆電線Dが押し上げられ、被覆電線が挟持される。なお、被覆電線の挟持時では、電線押さえ部材11を弾性部材12に抗して押し上げた状態にて、被覆電線Dが弾力的に挟持されているとともに、挟持部材本体1に備えた被覆剥ぎ用カッター5は、被覆Hを剥離する深さまで被覆電線内に切り込んだ状態となる。この状態にて、操作ハンドル23を操作部として被覆電線被覆剥ぎ器を被覆電線Dを軸として円周方向に廻すことにより、被覆電線被覆剥ぎ器は、被覆剥ぎ用カッター5の刃先方向に回動する。被覆電線被覆剥ぎ器が一回転すると、被覆剥ぎ用カッター5により、カッターの幅だけ被覆Hが剥離され、被覆の部分環状剥離が行われる。

0058

次いで、切り替えレバー40をガイド孔131に沿って左方向に移動することにより、カム面133の凸面133bがガイド部材8をバネ36に抗して押し上げ、ガイド刃8aを挟持部2aより突出させる。突出したガイド刃8aは、挟持されている被覆電線Dの被覆Hの外周に若干食い込む。アダプター50の使用時には、さらに左方向に移動することにより、カム面133の第2の凸面133cがガイド部材8をバネ36に抗して押し上げ、ガイド刃8aをアダプター50の挟持部51より突出させる。突出したガイド刃8aは、挟持されている細い被覆電線D’の被覆Hの外周に若干食い込む。

0059

このような操作の後、操作ハンドル23を被覆電線Dの軸を中心として回動することにより、被覆剥ぎ用カッター5はガイド刃8aの向きにガイドされ、被覆電線被覆剥ぎ器は、螺旋方向に移動し、被覆Hが連続して剥離される被覆の螺旋状連続剥離が行われる。そして、被覆電線Dの被覆Hが剥離された側にて、露出した電線D1と電線押さえ部材11との間に隙間ができると、電線押さえ部材11が弾性部材12の付勢力で自動的に突出し、露出した電線D1に当接する。これにより、被覆電線被覆剥ぎ器と被覆電線D間におけるガタツキの発生がなく、被覆Hの剥離を良好に行うことができ、また、剥離の際或いは、剥離後に露出した電線D1に傷をつけることもない。
被覆Hの所望の長さの剥離作業の終了後、切り替えレバー40を右側に戻すことにより、ガイド部材8はカム面133の凹面133aに当接する状態となり、ガイド部材8はバネ36により押され降下し、ガイド刃8aは、引っ込んだ状態(非突出状態)となる。その位置で操作ハンドル23を廻すことにより、被覆剥ぎ用カッター5が被覆Hを切り落す。これにより、被覆剥離作業が、完了する。
そして、操作ハンドル23を、挟持部材が開く方向に回し、挟持部材本体1から可動挟持部材2を開き、被覆Hが剥離された被覆電線Dから被覆電線被覆剥ぎ器を取り外す。

0060

なお、以上に説明したように、ガイド部材8、カム部材(カム板32およびカム面33)、付勢手段(バネ36)および切り替えレバー40によって、被覆電線被覆剥ぎ器が被覆電線Dの軸方向に進行する連続剥離を行うか、それとも被覆電線Dの軸方向に進行しない部分環状剥離を行うかを選択する剥離作業選択手段が構成されている。
上記実施形態を示したが、この発明はこの形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な形態で実施できるものである。

図面の簡単な説明

0061

図1は、この発明の被覆電線被覆剥ぎ器の斜視図である。
図2は、同側面図である。
図3は、同弾性部材押さえ金具を外した一部破断側面図である。
図4は、第2図のA−A断面図である。
図5は、直線状の被覆電線の被覆を剥ぎ取る状態の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図である。
図6は、湾曲状の被覆電線の被覆を剥ぎ取る状態の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図である。
図7は、被覆電線被覆剥ぎ器を開いた状態の上部を破断して示す側面図である。
図8は、被覆電線被覆剥ぎ器で被覆電線を挟持した状態の上部を破断して示す側面図である。
図9は、被覆電線被覆剥ぎ器の上部を破断した背面図である。
図10は、同一部破断平面図である。
図11は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器の他の実施例の斜視図である。
図12は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器の他の実施例の一部破断右側面図である。
図13は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器の左側面図である。
図14は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器の一部破断左側面図である。
図15は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器のアダプター装着時の右側面図である。
図16は、図15のB−B断面図である。
図17は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器のアダプター装着時の左側面図である。
図18は、図12に示した被覆電線被覆剥ぎ器のアダプター装着時の一部破断左側面図である。
図19は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器における挟持部材の正面図である。
図20は、図19のC−C断面図である。
図21は、本発明の被覆電線被覆剥ぎ器におけるカムの正面図である。
図22は、被覆電線の被覆を剥離する状態の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図である。
図23は、図22より細い径の被覆電線の被覆を剥離する状態(アダプター装着時)の被覆電線被覆剥ぎ器の断面図である。

符号の説明

0062

1挟持部材本体
1a 挟持部
2可動挟持部材
2a 挟持部
2b 支持部
2c 基部
3支軸
4装着孔
5被覆剥ぎ用カッター
6操作手段
7貫通孔
8ガイド部材
8aガイド刃
9 収容部
10電線押さえ手段
11電線押さえ部材
12弾性部材
14 弾性部材押さえ金具
15凹孔
16 電線当接部
21作動歯車
21aボス部
21b円形歯車
21c 作用部
22駆動歯車(ウオーム歯車)
23操作ハンドル
31ガイド孔
32カム板
33カム面
40切り替えレバー
50アダプター
51 挟持部
52 貫通孔
D被覆電線
D’ 細い被覆電線
D1被覆を剥がした電線
H 被覆

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