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技術 シートスキャン方式による画像処理装置および画像処理方法

出願人 キヤノン株式会社
発明者 平井佳行
出願日 2005年12月28日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2005-378624
公開日 2007年7月12日 (13年5ヶ月経過) 公開番号 2007-181028
状態 特許登録済
技術分野 FAX原画の編集 プリンティングのための記録情報の処理
主要キーワード 写真プリント機 写真現像機 合成レイアウト 写真加工 属性付与処理 白マスク 指定シート 合成画像領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年7月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

シートスキャン方式合成印刷において、1つのシートの記載に基づいて、イラスト文字等の描画合成指示トリミング指示とを同時に実行することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とするものである。

解決手段

シートスキャン方式の合成印刷において、トリミング指示命令があれば、シートの描画指示エリアから検出した閉領域のうちで、面積所定値以上である閉領域について、トリミングのための画像処理を行い、それ以外の閉領域については、文字/イラストの合成処理のための別の画像処理を行う。

概要

背景

最近、スキャナ部と記録部とを備えた複合機(以下、「MFP」という)が家庭に普及し、この普及に伴って、MFPの多機能化が進んでいる。たとえば、コピーやPCプリントPCスキャン等のMFPの基本機能に加えて、フィルムスキャン、フィルムコピー、デジタルカメラダイレクトプリント等、いわゆる写真プリントを目的とした機能が多く提案されている。

この結果、デジタルスチルカメラ銀塩カメラ撮影した写真画像を、家庭で容易に印刷する手軽なホームDPEが実現しつつある。この延長上で、手軽なホームDPEの機能拡張として、写真をそのままプリントするにとどまらず、トリミングフレーム合成などの加工を行うような、より高度な写真プリント機能も提案され始めた。写真の加工機能は、写真印刷結果をよりユーザの好みに合った仕上がり画像処理を施して提供することや、フレームイラスト等の様々な素材を写真に合成処理することによって、より作品性の高い仕上がりを提供することを目的とする。

しかし、上記のような写真の加工機能には、一般的に、複雑な画像処理や操作が伴う。PCを使わないMFPのホームDPEでは、簡単かつわかりやすい操作で、ユーザが所望する印刷結果を提供できることが特に重要であるが、PCと比較してリソースの限られたMFPで、上記複雑な操作を実行させることは難しいという問題がある。

この問題を解決する1つの試みとして、MFPのスキャン機能を利用し、ユーザが鉛筆ペン等で記入したマークシート読み取り解析した印刷制御命令に従って印刷する「シートスキャン方式」が提案されている。

このシートスキャン方式の特徴は、複雑な画像処理の操作を紙に可視化することである。シートスキャン方式は、この特徴を生かした分かり易さを目指し、MFPの写真印刷方法のユーザインタフェースの一手段として提供されている。

シートスキャン方式を用いた具体的なMFPの写真印刷機能の1つに、描画合成印刷がある。この「描画合成印刷機能」は、ユーザがシートに手書きした描画画像と、MFPに挿入されているメモリカード等に記録されている画像ファイルとを、所定のレイアウトで合成して印刷する機能である。上記描画合成印刷機能は、PCを使用して、高度なスキルが要求されている手書きによる作品性の高い写真加工印刷を、家庭のMFPで簡単に実現することができる。したがって、描画合成印刷機能は、MFPの特徴を生かした有力なホームDPEの一機能として今後の展開が期待されている。

ところで、上記描画合成印刷機能を実現するためには、様々な画像処理技術が必要とされ、その多くは従来技術からの応用である。たとえば、複写機写真現像機において、以前から描画用のシートをスキャンし、別の画像(スキャン原稿デジタル画像ファイル等)と合成し、印刷またはコピーする技術(以下、「描画合成処理技術」という)が、多数存在する。

また、描画と別の画像とを単純に合成するだけでなく、描画の特徴を考慮し、より高度な描画合成処理技術として、「閉領域」の利用技術が提案されている。上記閉領域は、閉じている領域のことであり、たとえば、線で閉じられている領域である。また、上記閉領域は、ユーザが描画するイラストや文字の中に多数含まれ、この閉領域を、一般的な描画画像とは区別し、特殊な画像処理を行うことによって、描画合成印刷の表現力が向上する。

たとえば、閉領域を使用したレイアウトの1つに、「閉領域の塗りつぶし」がある。これによって、文字の半濁部分(文字「ぱぴぷぺぽ」における○の部分)を白抜きにする等の画像処理を実行すると、合成する合成画像について、ユーザの描画をより目立たせることができる。また、イラストのマーク(たとえば☆等)の内側を白く塗りつぶすこと等の画像処理を実行すると、合成する合成画像について、ユーザの描画をより目立たせることができる。

また、閉領域を利用して、画像のトリミングを行うことが提案されている。「閉領域を利用したトリミング」は、原稿に手書きで描画した閉領域を、スキャナ部で読み取り、解析し、所定の画像データについてトリミング処理する機能である。

なお、閉領域を利用するためには、描画画像から閉領域を確実に検出することが必要であり、このためのアルゴリズムについても様々な技術が公開されている。たとえば、閉領域を検出するまで、スキャンした画像データの濃度を上げる技術も公開されている(たとえば、特許文献1参照)。

また、閉領域の利用方法として、指定する所定の条件を満たす閉領域のみについて、所定の画像処理を行う手法も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平7−298030号公報
特開平5−6414号公報

概要

シートスキャン方式の合成印刷において、1つのシートの記載に基づいて、イラスト/文字等の描画合成指示トリミング指示とを同時に実行することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とするものである。シートスキャン方式の合成印刷において、トリミング指示命令があれば、シートの描画指示エリアから検出した閉領域のうちで、面積所定値以上である閉領域について、トリミングのための画像処理を行い、それ以外の閉領域については、文字/イラストの合成処理のための別の画像処理を行う。

目的

つまり、シートスキャン方式では、分かり易いユーザインタフェースを提供することを目的としているので、シートの読み取り操作を1回だけで完結することが望ましく、1つのシートに、画像加工命令を全て収めることが求められている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

画像データを記憶するメモリと;記録部へ印刷を指示する印刷指示領域と、合成画像領域と、上記メモリに記憶されている画像データと所定の描画画像とを合成するための合成描画指示領域とを具備し、所定の印刷制御を指示する描画合成印刷指示シートを印刷する描画合成印刷指示シート印刷手段と;上記描画合成印刷指示シートをスキャナ部から読み取り、上記メモリに記憶させ、上記描画合成印刷指示シートの上記印刷指示領域と上記合成描画指示領域とを解析する描画合成印刷指示シート解析手段と;上記合成描画指示領域に描画されている描画画像のデータに存在している閉領域を検出する閉領域検出手段と;検出された閉領域に、所定の属性を付与する属性付与手段と;上記閉領域の外側を所定の色でマスクする第1のマスクデータ作成手段と;上記閉領域の外側と内側との一定幅を、所定の色でマスクする第2のマスクデータ作成手段と;上記描画合成印刷指示シート解析手段が解析した印刷指示描画指示とに従って、上記メモリに記憶されている所定の合成画像のデータと、上記合成描画指示領域に描画されている描画画像データとを合成印刷する描画合成印刷手段と;を有することを特徴とするシートスキャン方式による画像処理装置

請求項2

請求項1において、上記印刷指示領域は、上記合成描画指示領域に描画されている画像の閉領域を用いて、上記合成画像のデータについて、上記描画合成印刷手段が、トリミング処理を指示するトリミング指示領域を有する領域であることを特徴とするシートスキャン方式による画像処理装置。

請求項3

請求項2において、上記トリミング指示を検出すると、上記閉領域を検出し、上記属性を付与し、所定の基準を満たす閉領域について、上記第1のマスクデータ作成手段がマスクし、所定の基準を満たさない閉領域について、上記第2のマスクデータ作成処理がマスクし、上記第1のマスクデータ作成手段と上記第2のマスクデータ作成手段とが作成したマスクデータを用いて、上記描画合成印刷手段が合成処理することによって、上記描画合成印刷指示シートの上記合成描画指示領域に、合成画像に対するトリミング指示と描画合成指示とを同時に指示し、トリミング処理と描画合成処理とを同時に行った印刷結果を得ることを特徴とするシートスキャン方式による画像処理装置。

請求項4

請求項1において、上記印刷指示領域は、用紙サイズ、用紙種類画像補正処理合成レイアウトのうちの少なくとも1つを指示する領域であることを特徴とするシートスキャン方式による画像処理装置。

請求項5

請求項1において、上記合成画像のデータは、上記スキャナ部が読み取った画像データ、または、所定のインタフェースから上記画像処理装置に接続され、外部メモリに記憶されている画像データであることを特徴とするシートスキャン方式による画像処理装置。

請求項6

請求項1において、上記属性付与手段は、閉領域の面積、閉領域の重心座標、閉領域を構成する画素の色、閉領域を構成する画素の濃度のうちの少なくとも1つの属性を基準に、上記属性付与することを特徴とするシートスキャン方式による画像処理装置。

請求項7

記録部へ印刷を指示する印刷指示領域と、合成画像領域と、画像データを記憶するメモリに記憶されている画像データと所定の描画画像とを合成するための合成描画指示領域とを具備し、所定の印刷制御を指示する描画合成印刷指示シートを印刷する描画合成印刷指示シート印刷工程と;上記描画合成印刷指示シートをスキャナ部から読み取り、上記メモリに記憶させ、上記描画合成印刷指示シートの上記印刷指示領域と上記合成描画指示領域とを解析する描画合成印刷指示シート解析工程と;上記合成描画指示領域に描画されている描画画像のデータに存在している閉領域を検出する閉領域検出工程と;検出された閉領域に、所定の属性を付与する属性付与工程と;上記閉領域の外側を所定の色でマスクする第1のマスクデータ作成工程と;上記閉領域の外側と内側との一定幅を、所定の色でマスクする第2のマスクデータ作成工程と;上記描画合成印刷指示シート解析工程で解析された印刷指示と描画指示とに従って、上記メモリに記憶されている所定の合成画像のデータと、上記合成描画指示領域に描画されている描画画像データとを合成印刷する描画合成印刷工程と;を有することを特徴とするシートスキャン方式による画像処理方法

技術分野

0001

本発明は、印刷制御指示と描画合成指示とが記入されている原稿読み取り解析することによって、原稿に指示されている内容に従って、所定の画像データに画像処理する画像処理装置およびその方法に関する。

背景技術

0002

最近、スキャナ部と記録部とを備えた複合機(以下、「MFP」という)が家庭に普及し、この普及に伴って、MFPの多機能化が進んでいる。たとえば、コピーやPCプリントPCスキャン等のMFPの基本機能に加えて、フィルムスキャン、フィルムコピー、デジタルカメラダイレクトプリント等、いわゆる写真プリントを目的とした機能が多く提案されている。

0003

この結果、デジタルスチルカメラ銀塩カメラ撮影した写真画像を、家庭で容易に印刷する手軽なホームDPEが実現しつつある。この延長上で、手軽なホームDPEの機能拡張として、写真をそのままプリントするにとどまらず、トリミングフレーム合成などの加工を行うような、より高度な写真プリント機能も提案され始めた。写真の加工機能は、写真印刷結果をよりユーザの好みに合った仕上がりに画像処理を施して提供することや、フレームイラスト等の様々な素材を写真に合成処理することによって、より作品性の高い仕上がりを提供することを目的とする。

0004

しかし、上記のような写真の加工機能には、一般的に、複雑な画像処理や操作が伴う。PCを使わないMFPのホームDPEでは、簡単かつわかりやすい操作で、ユーザが所望する印刷結果を提供できることが特に重要であるが、PCと比較してリソースの限られたMFPで、上記複雑な操作を実行させることは難しいという問題がある。

0005

この問題を解決する1つの試みとして、MFPのスキャン機能を利用し、ユーザが鉛筆ペン等で記入したマークシートを読み取り、解析した印刷制御命令に従って印刷する「シートスキャン方式」が提案されている。

0006

このシートスキャン方式の特徴は、複雑な画像処理の操作を紙に可視化することである。シートスキャン方式は、この特徴を生かした分かり易さを目指し、MFPの写真印刷方法のユーザインタフェースの一手段として提供されている。

0007

シートスキャン方式を用いた具体的なMFPの写真印刷機能の1つに、描画合成印刷がある。この「描画合成印刷機能」は、ユーザがシートに手書きした描画画像と、MFPに挿入されているメモリカード等に記録されている画像ファイルとを、所定のレイアウトで合成して印刷する機能である。上記描画合成印刷機能は、PCを使用して、高度なスキルが要求されている手書きによる作品性の高い写真加工印刷を、家庭のMFPで簡単に実現することができる。したがって、描画合成印刷機能は、MFPの特徴を生かした有力なホームDPEの一機能として今後の展開が期待されている。

0008

ところで、上記描画合成印刷機能を実現するためには、様々な画像処理技術が必要とされ、その多くは従来技術からの応用である。たとえば、複写機写真現像機において、以前から描画用のシートをスキャンし、別の画像(スキャン原稿デジタル画像ファイル等)と合成し、印刷またはコピーする技術(以下、「描画合成処理技術」という)が、多数存在する。

0009

また、描画と別の画像とを単純に合成するだけでなく、描画の特徴を考慮し、より高度な描画合成処理技術として、「閉領域」の利用技術が提案されている。上記閉領域は、閉じている領域のことであり、たとえば、線で閉じられている領域である。また、上記閉領域は、ユーザが描画するイラストや文字の中に多数含まれ、この閉領域を、一般的な描画画像とは区別し、特殊な画像処理を行うことによって、描画合成印刷の表現力が向上する。

0010

たとえば、閉領域を使用したレイアウトの1つに、「閉領域の塗りつぶし」がある。これによって、文字の半濁部分(文字「ぱぴぷぺぽ」における○の部分)を白抜きにする等の画像処理を実行すると、合成する合成画像について、ユーザの描画をより目立たせることができる。また、イラストのマーク(たとえば☆等)の内側を白く塗りつぶすこと等の画像処理を実行すると、合成する合成画像について、ユーザの描画をより目立たせることができる。

0011

また、閉領域を利用して、画像のトリミングを行うことが提案されている。「閉領域を利用したトリミング」は、原稿に手書きで描画した閉領域を、スキャナ部で読み取り、解析し、所定の画像データについてトリミング処理する機能である。

0012

なお、閉領域を利用するためには、描画画像から閉領域を確実に検出することが必要であり、このためのアルゴリズムについても様々な技術が公開されている。たとえば、閉領域を検出するまで、スキャンした画像データの濃度を上げる技術も公開されている(たとえば、特許文献1参照)。

0013

また、閉領域の利用方法として、指定する所定の条件を満たす閉領域のみについて、所定の画像処理を行う手法も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平7−298030号公報
特開平5−6414号公報

発明が解決しようとする課題

0014

MFPのシートを用いた描画合成機能を拡充するために、従来の描画合成技術の利用は有効である。しかし、従来の描画合成印刷技術は、それぞれ単独の機能実行のみを前提として提案され、つまり、MFPのような組み込み機器によって実現するシートスキャン方式における描画合成機能については考慮されていない。

0015

たとえば、従来のPCを利用するアプリケーションでは、画像の加工を、段階的にユーザが指示し、実行し、順番に進めることによって、目的の画像を作成するプロセスをとる。この場合、ユーザが所望する画像処理結果が得られなければ、ユーザは、その画像に対して画像加工処理を行った1つ前の状態に戻すことが可能である。

0016

一方、MFPがシートスキャン方式で描画合成印刷を実現しようとする場合、画像の加工について段階的にユーザの指示を受けるのではなく、読み取ったシートから、ユーザの指示を一括して解釈し、画像加工処理する必要がある。

0017

つまり、シートスキャン方式では、分かり易いユーザインタフェースを提供することを目的としているので、シートの読み取り操作を1回だけで完結することが望ましく、1つのシートに、画像加工命令を全て収めることが求められている。

0018

このために、MFPのシートスキャンシート方式による従来の描画合成機能は、ユーザが描画した描画画像を、所定の合成画像と合成するという単体の機能である。具体的には、シートスキャン方式の描画合成機能によって、ユーザの描画でトリミングを行いつつ、他にも描画されている文字やイラストを合成して印刷する機能は提供されていない。

0019

なお、「トリミング」は、閉領域検出技術を利用し、指定された閉領域の外側を白マスクすることである。トリミングのみをシートスキャン方式で行う場合、これ自体に問題はないが、同じシートを用いて、文字やイラスト等の描画をトリミングしつつ、合成することは困難である。つまり、合成したい文字やイラストの描画にも、半濁や☆の記号が、閉領域に含まれる可能性があり、これらの閉領域については、トリミング指令として扱ってはならず、つまり、トリミングと同様に外側を白マスクしてはならない。

0020

上記のように、PC等のリアルタイム加工編集では、トリミング命令のみによって、トリミングを完結することができるので、他の画像加工に影響を与えることはない。

0021

しかし、シートスキャン方式を用いた描画合成機能では、1回のシートの読み取りで、全ての処理命令を解釈し、処理する必要があるので、トリミング処理命令と、トリミング処理命令ではない描画とを、自動的に分けて処理する必要がある。

0022

上記特許文献2記載の発明は、特殊な閉領域にのみ、所定の画像処理を行う提案であるが、この提案は、段階的に指示を出して処理が進められることを前提にする提案である。

0023

つまり、従来のMFPのシートスキャン方式では、トリミングと文字やイラストの合成とを同時に実行することができないという問題がある。

0024

本発明は、シートスキャン方式の合成印刷において、1つのシートの記載に基づいて、イラスト/文字等の描画合成指示とトリミング指示とを同時に実行することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とするものである。

0025

これによって、MFPのシートスキャン方式による描画合成印刷機能をさらに機能拡張することができる。

課題を解決するための手段

0026

本発明は、
画像データを記憶するメモリと、
記録部へ印刷を指示する印刷指示領域と、合成画像領域と、上記メモリに記憶されている画像データと所定の描画画像とを合成するための合成描画指示領域とを具備し、所定の印刷制御を指示する描画合成印刷指示シートを印刷する描画合成印刷指示シート印刷手段と、
上記描画合成印刷指示シートをスキャナ部から読み取り、上記メモリに記憶させ、上記描画合成印刷指示シートの上記印刷指示領域と上記合成描画指示領域とを解析する描画合成印刷指示シート解析手段と、
上記合成描画指示領域に描画されている描画画像のデータに存在している閉領域を検出する閉領域検出手段と、
検出された閉領域に、所定の属性を付与する属性付与手段と、
上記閉領域の外側を所定の色でマスクする第1のマスクデータ作成手段と、
上記閉領域の外側と内側との一定幅を、所定の色でマスクする第2のマスクデータ作成手段と、
上記描画合成印刷指示シート解析手段が解析した印刷指示描画指示とに従って、上記メモリに記憶されている所定の合成画像のデータと、上記合成描画指示領域に描画されている描画画像データとを合成印刷する描画合成印刷手段と、
を有する画像処理装置である。

発明の効果

0027

本発明によれば、シートスキャン方式の画像合成印刷において、手書き描画による文字/イラストの合成と、手書き描画によるフリーハンドトリミングとを、1つのシートを用いて同時に指示することができるという効果を奏する。

0028

この結果、MFPの特徴を生かしたシートスキャン方式による写真プリントの機能を拡張することができる。

発明を実施するための最良の形態

0029

発明を実施するための最良の形態は次の実施例である。

0030

図1は、本発明の実施例1である画像処理装置(以下、「MFP」という)100の概観を示す斜視図である。

0031

MFP100は、表示部1と、操作部2と、カードインタフェース3と、読取部4と、記録部5とを有する。

0032

通常は、図1(1)に示すように、読取部4、記録部5を閉じた状態で設置し、コピーするときや、実施例1におけるシートスキャン描画合成印刷をする場合、図1(2)に示すように、読取部4、記録部5を開いて、ユーザが所望する機能を実行する。

0033

図2は、MFP100の構成を示すブロック図である。

0034

MFP100は、表示部1と、操作部2と、カードインタフェース3と、読取部4と、記録部5との他に、CPU10と、ROM11と、RAM12と、不揮発性RAM13と、画像処理部14と、駆動部15と、センサ部16とを有する。

0035

CPU10は、MFP100が備える様々な機能を制御し、操作部2における所定の操作に従い、ROM11に記憶されている画像処理のプログラムを実行する。ROM11は、MFP100の制御命令プログラム等を格納している。

0036

読取部4はCCDを備え、このCCDは、原稿画像を読み取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを出力する。なお、読取部4は、CCDの代わりに、密着型イメージセンサCIS)を使用するようにしてもよい。

0037

また、読取部4は、後述する描画合成印刷指示シートの読み取りにも使用される。

0038

カードインタフェース3は、たとえばデジタルスチルカメラで撮影され、メモリカードなどに記録されている画像ファイルを、操作部2の所定の操作に応じて読み込む。

0039

なお、カードインタフェース3を介して読み込まれた画像データの色空間は、必要ならば、画像処理部14によって、デジタルスチルカメラの色空間(たとえばYCbCr)から、標準的なRGB色空間(たとえばNTSC−RGBやsRGB)に変換される。また、そのヘッダ情報に基づいて、読み込まれた画像データは、有効な画素数への解像度変換など、アプリケーションに必要な様々な処理が必要に応じて施される。

0040

画像処理部14においては、画像解析サムネイル作成サムネイル補正出力画像補正等の画像処理が行われ、これらの画像処理によって得られた印刷データは、RAM12に格納される。RAM12に格納された印刷データが、記録部5で記録する場合に必要な所定量に達すると、記録部5による記録動作が実行される。

0041

なお、上記画像処理では、記録用紙サイズ記録用紙タイプ、日付を付与する/しない、フチなし印刷する/しない、等の様々な印刷設定によって、異なる印刷データが作成される。

0042

また、不揮発性RAM13は、バッテリバックアップされたSRAMなどであり、MFP100に固有のデータなどを記憶する。操作部2は、記憶媒体に記憶された画像データを選択し、記録をスタートするために、フォトダイレクト印刷スタートキーモノクロコピー時やカラーコピー時におけるモノクロコピースタートキーを有する。操作部2は、カラーコピースタートキー、コピー解像度画質などのモードを指定するモードキーコピー動作などを停止するためのストップキーコピー数を入力するテンキー登録キー、印刷する画像ファイル選択手段を指定するカーソルキー等を有する。CPU10は、これらのキー押下状態を検出し、この押下状態に応じて、各部を制御する。

0043

表示部1は、ドットマトリクスタイプの液晶表示部(LCD)とLCDドライバとを備え、CPU10の制御に基づいて、各種の表示を行う。

0044

記録部5は、インクジェット方式インクジェットヘッド汎用ICなどによって構成され、CPU10の制御によって、RAM12に格納されている記録データを読み出しハードコピーとして印刷出力する。

0045

駆動部15は、読取部4、記録部5のそれぞれの動作において、給排紙ローラを駆動するためのステッピングモータと、ステッピングモータの駆動力を伝達するギヤと、ステッピングモータを制御するドライバ回路などによって構成されている。

0046

センサ部16は、記録紙幅センサ、記録紙有無センサ原稿幅センサ原稿有無センサ記録媒体検知センサ等によって構成されている。CPU10は、これらセンサから得られた情報に基づいて、原稿と記録紙との状態を検知する。

0047

実施例1は、MFP100の代わりに、表示部1を備えないMFPであってもよく、その構成に限定されない。

0048

次に、実施例1の動作の概要について説明する。

0049

図3は、実施例1の動作の概要を示す図である。

0050

実施例1の目的は、シートスキャン描画合成印刷機能において、描画文字/イラスト合成とトリミングとを同時に描画指示し、実行することである。

0051

実施例1は、MFP100を用いて、描画合成印刷指示シートSH1に記入されている描画合成指示に従って、メモリカード画像データ31と描画との合成、トリミング処理を行い、トリミング合成印刷結果32を得るものである。

0052

なお、描画合成印刷指示シートSH1は、図6に示すように、記録部5へ印刷を指示する印刷指示領域41と、合成画像領域42と、メモリに記憶されている画像データと所定の描画画像とを合成するための合成描画指示領域43とを有するシートである。

0053

次に、上記トリミング合成印刷結果を得るまでの処理について説明する。

0054

図4は、実施例1において、シートスキャン描画合成印刷の処理開始から処理終了までの全体的な処理ステップ概要を示す図である。

0055

シートスキャン描画合成印刷処理は、3つのステップに大別される。すなわち、描画合成印刷指示シート作成(S1)、描画合成印刷指示シート記入(S2)、描画合成印刷指示シート解析印刷(S3)である。

0056

<描画合成印刷指示シート作成(S1)>
まず、MFP100は、シートスキャン描画合成印刷を行うための描画合成印刷指示シートを作成する。

0057

図5は、実施例1において、描画合成印刷指示シート作成の手順を示すフローチャートである。

0058

まず、S11では、合成したい画像データを選択する。対象とされる合成画像のデータは、カードインタフェースに接続されているメモリカードに記憶されている所定の画像データに対して、操作部2、表示部1を介して、指定され、決定される。S11では、合成画像のデータを指定することによって、上記合成画像のデータの格納先を、描画合成印刷指示シートに、バーコード等の識別情報として印刷することができる。合成画像のデータの格納先が描画合成印刷指示シートに盛り込まれることによって、後に上記シートを解析するときに、合成画像のデータを自動的に選択することができる。

0059

なお、実施例1では、合成画像のデータ選択のタイミングについては、限定していない。実施例1では、S11のタイミングで合成画像の選択を行う仕様であるが、たとえば、S11の手順を省略し、描画合成印刷指示シートを読み取るときに、合成画像選択を後に実行する仕様であってもよい。

0060

なお、実施例1では、合成画像のデータのフォーマットを、限定していない。実施例1では、カードインタフェースに接続されているメモリカード内の画像ファイルを、合成画像のデータの候補として選択する仕様である。たとえば、原稿を読取部4から読み取ることによって作成された画像データを、合成画像のデータとする仕様であってもよい。

0061

次に、S12で、定型レイアウトを作成する。上記「定型レイアウト」は、図6の説明で後述する描画合成印刷指示シートSH1のレイアウトである。上記定型レイアウトは、たとえば所定のフォーマットでROM11に記録されているデータが、画像データとして、CPU10によってRAM12に展開される。

0062

次に、S11で選択された合成画像のデータを、S12で、定型レイアウトの所定の領域にレイアウトし、S13で、合成画像を作成する。たとえば、S12で、RAM12に展開された定型レイアウトの指定のデータ領域に、S11で指定された合成画像のデータを上書きする。

0063

なお、実施例1では、上記のように、合成画像選択のタイミングについては限定していないので、たとえば、S11の処理が省略された仕様であれば、S13の合成画像をレイアウトに含める処理を省略するようにしてもよい。

0064

次に、S14で、描画合成印刷指示シートSH1を印刷する。実施例1では、描画合成印刷指示シートSH1を印刷する処理については、限定していない。たとえば、描画合成印刷指示シートSH1は、S12、S13で、記録装置内のRAM12に予め作成されたレイアウトに従って形成されたRAW画像(RGB各8Bit)に対して、MFP100の記録部5が、印刷可能な印刷ファイルに変換する。

0065

上記のように、S11〜S14に示す動作に従って、トリミングや文字/イラストの合成をユーザが指示するための描画合成印刷指示シートSH1が、MFP100から印刷される。

0066

次に、描画合成印刷指示シートSH1のレイアウトについて説明する。

0067

図6は、実施例1において、MFP100が印刷する描画合成印刷指示シートSH1の内容を模式的に示す図である。

0068

描画合成印刷指示シートSH1は、たとえばA4サイズの記録紙にレイアウトされた印刷物である。実施例1において、描画合成印刷指示シートSH1が指示する対象は、印刷の制御に関する印刷制御指示と、描画画像の合成処理に関する描画合成指示との2つに大別される。

0069

実施例1では、印刷制御指示を、印刷指示領域41にレイアウトしている。ここで指示される印刷設定は、MFP100の印刷部の仕様に依存するので、ユーザは与えられた選択肢の中から所望の設定を選ぶ方法に適したマークシート方式を採用している。具体的には、たとえば、印刷指示領域41の用紙設定領域51に記載されている用紙設定(S1)の項目として、記録用紙の設定項目に関する選択肢を提供している。

0070

実施例1では、はがきサイズ、L判サイズ、A4サイズのうちから、1つを選択できる仕様としている。さらに、記録用紙のメディアタイプとして、普通紙、フォト紙(写真専用紙)の区別を選択できる仕様としている。

0071

また、効果設定領域52に記載されている効果設定(S2)の項目として、印刷する画像の効果処理に関する選択肢が提供されている。実施例1では、実施例1の主たる目的であるトリミング、その他として、逆光補正ノイズ除去、日付、モノトーン、おまかせ補正のうちの1つを選択できる仕様としている。

0072

さらに、レイアウト設定領域53に記載されているレイアウト設定(S3)の項目として、手書きの描画合成が印刷された後の仕上がり状態を図示し、説明した印刷結果のレイアウトに関する選択肢を提供している。なお、上記「合成描画」は、手書きで書いたイラストや文字の描画画像である。

0073

実施例1では、合成画像と描画画像とを上下に分離する第1レイアウト、合成画像と描画画像とを合成する第2レイアウト、合成画像と描画画像とを合成し、しかも描画画像中の閉領域の内側を白く塗りつぶす第3レイアウトの中から選択することができる。上記「描画画像中の閉領域の内側を白く塗りつぶす第3レイアウト」の例は、図7の第3レイアウトの印刷結果63において、“!”の内側の領域が白く塗りつぶされているレイアウトである。

0074

なお、合成画像領域42には、合成画像42aが記載されている。ただし、実施例1では、合成画像領域42で設定する印刷指示の内容については、限定していない。たとえば、用紙設定や効果設定、レイアウト設定は、実施例1以外の設定内容であってもよく、仕様から削除されていてもよい。

0075

また、実施例1では、描画合成印刷指示シートSH1の指示手段については、限定していない。たとえば、実施例1では、描画合成印刷指示シートSH1の印刷指示領域では、マークシート方式を採用しているが、この代わりに、たとえばOCR解析方式によって、ユーザが所定に記入した数字等から、印刷制御指示を判別するようにしてもよい。

0076

さらに、実施例1では、印刷制御命令を指示するユーザインタフェースについては、限定していない。たとえば、実施例1では、印刷指示のユーザインタフェースは、描画合成印刷指示シートSH1で提供されるが、MFP100のキー入力によって提供されるようにしてもよい。さらに、印刷指示を、必ずしもMFP100装置内で発行する必要はなく、たとえば、USBインタフェースで接続されているデジタルカメラ等が、印刷指示命令を発行するようにしてもよい。

0077

ただし、実施例1では、トリミングをするか否かの選択肢が、印刷指示命令に含まれている必要がある。

0078

合成画像領域42は、合成するための合成画像をレイアウトする合成画像領域である。合成画像領域42にレイアウトされる合成画像は、合成描画指示領域43にユーザが描画作業する際に、合成画像と描画画像とを合成する合成位置関係を把握する手がかりとして利用される。

0079

なお、上記のように、実施例1では、合成画像領域42の有無について限定していないので、たとえば、合成画像領域42がレイアウトされていない描画合成印刷指示シートを、描画合成印刷指示シートSH1の代わりに使用するようにしてもよい。

0080

合成描画指示領域43は、ユーザが合成したいイラスト/文字や、トリミングしたいトリミング領域を描画で記入する領域である。

0081

図6に示すレイアウトを、図5に示すフローチャートに従って処理することによって、<描画合成印刷指示シート作成(S1)>の手順が完了する。

0082

<描画合成印刷指示シート記入(S2)>
描画合成印刷指示シート作成(S1)で作成された描画合成印刷指示シートSH1に対して、ユーザの記入作業が行われる。

0083

実施例1では、描画合成印刷指示シートSH1に対するユーザの記入手段については、限定していないが、実施例1では、図6図7で示すような記入例で、ユーザが記入したと仮定して説明を続ける。

0084

図7は、描画合成印刷指示シートにトリミング指示がされていない描画合成印刷指示シートSH2に記入する記入例と、出力した出力結果との概要を示す図である。

0085

合成描画指示領域43には、合成画像に対して「ぴーす!」の手書き文字を合成するために、手書きの描画画像43aが記入されている。

0086

第1レイアウトの印刷結果61は、用紙設定領域51に指示された状態で、しかも、第1レイアウトが選択された状態で、描画合成印刷を実行したときに得られる印刷結果である。

0087

第2レイアウトの印刷結果62は、効果設定領域52に指示された状態で、しかも、第2レイアウトが選択された状態で、描画合成印刷を実行したときに得られる印刷結果である。

0088

第3レイアウトの印刷結果63は、合成描画指示領域43に指示された状態で、しかも、第3レイアウトが選択された状態で、描画合成印刷を実行したときに得られる印刷結果である。

0089

第1レイアウトは、合成画像を上に、描画画像を下に表示するレイアウトであり、第1レイアウトの印刷結果61に示す印刷結果が得られる。

0090

第2レイアウトは、合成画像と描画画像とを同一の領域内に合成したレイアウトであり、第2レイアウトの印刷結果62に示す印刷結果が得られる。

0091

第3レイアウトは、第2レイアウトの印刷結果62と同様に、合成画像と描画画像とを同一の領域内に合成したレイアウトを指示する。また、描画画像の閉領域を白く塗りつぶすレイアウトも指示し、第3レイアウトの印刷結果63に示す印刷結果を得る。なお、上記「描画画像の閉領域」は、合成画像指示領域43における「ぴーす!」の半濁部分や、!マークの閉領域部分である。なお、「!」を手書きした場合、この「!」を形成する輪郭線の内側が閉領域である。

0092

また、第2レイアウトの印刷結果62において、閉領域に白抜きがないが、第3レイアウトの印刷結果63において、閉領域には白抜きがある。

0093

図7に示す例は、その効果設定(S2)にトリミングが指示されず、おまかせ補正が指示されている。上記「おまかせ補正」は、MFP100の画像処理部14が自動的かつ適切に、画像補正を処理する補正である。

0094

上記のように、第3レイアウトの印刷結果63には、トリミングが行われていない。なお、実施例1では、トリミング指定されたときに、外側を白抜きにしつつ、通常の文字イラストでは、内側を白抜きにする。

0095

次に、実施例1において、描画合成印刷指示シートSH3を用いて、描画の合成と描画トリミングとを同時に行う場合に、その記入例と印刷結果とについて説明する。

0096

図8は、描画合成印刷指示シートにトリミング指示がされている描画合成印刷指示シートSH3に記入する記入例と、出力した出力結果との概要を示す図である。

0097

なお、正確には、S2の処理段階において、出力処理が未処理であるので、図7図8に示す描画合成印刷指示シートSH2、SH3の記入例に対する出力結果は得られない。しかし、図7図8とに示す出力結果の概要では、記入例の効果を分かり易く説明するために、出力結果も紹介している。

0098

描画合成印刷指示シートSH3は、記入済み描画合成印刷指示シートであり、その用紙設定領域51には、「用紙設定(S1)」の項目を選択するために、「L判のフォト紙(写真印刷用の専用紙)」のマーク欄が塗りつぶされている。

0099

効果設定領域52には、「トリミング」のマーク欄が塗りつぶされている。

0100

レイアウト設定領域53には、合成画像に、「ぴーす!」の手書き文字を合成するために、手書きの描画画像43aが記入されている。また、レイアウト設定領域53には、効果設定領域52で選択しているトリミングを指示するために、手書きの描画画像43bが記入されている。

0101

第1レイアウトの印刷結果71は、用紙設定領域51の指示がされた状態で、しかも、第1レイアウトで選択された状態で、描画合成印刷を実行したときに得られる印刷結果である。

0102

第2レイアウトの印刷結果72は、効果設定領域52の指示がされた状態で、しかも、第2レイアウトで選択された状態で、描画合成印刷を実行したときに得られる印刷結果である。

0103

第3レイアウトの印刷結果73は、レイアウト設定領域53の指示がされた状態で、しかも、第3レイアウトで選択された状態で、描画合成印刷を実行したときに得られる印刷結果である。

0104

第1レイアウトを選択すると、合成画像を上に、描画画像を下に表示したレイアウトを指示し、第1レイアウトの印刷結果71に示す印刷結果を得る。しかも、効果設定領域52でトリミングを指示しているので、合成描画指示領域43に描画されたトリミング枠に従って、合成画像42aがトリミングされ、第1レイアウトの印刷結果71が得られる。

0105

第2レイアウトを選択すると、合成画像と描画画像とを同一の領域内に合成したレイアウトを指示し、第2レイアウトの印刷結果72に示す印刷結果を得、しかも、効果設定領域52でトリミングを指示している。したがって、合成描画指示領域43に描画されたトリミング枠に従って、合成画像42aは、トリミングされ、第2レイアウトの印刷結果72が得られる。

0106

第3レイアウトを選択すると、第2レイアウトの印刷結果72と同様に、合成画像と描画画像とを同一の領域内に合成したレイアウトを指示する。しかも、描画画像中の閉領域を、白く塗りつぶすレイアウトをも指示し、第3レイアウトの印刷結果73に示す印刷結果が得られる。なお、上記「描画画像中の閉領域」は、レイアウト設定領域53における「ぴーす!」の半濁部分と、“!”マークの閉領域部分である。

0107

しかも、効果設定領域52でトリミングを指示しているので、合成描画指示領域43に描画されたトリミング枠に従って、合成画像42aは、トリミングされ、第3レイアウトの印刷結果73が得られる。

0108

なお、図8において、トリミングの効果をわかりやすく図示するために、トリミングされた領域を網掛けで表示している。実施例1では、上記トリミングされた下地の色については、限定していない。

0109

上記のように、ユーザは、図7図8に示す記入例のように、描画合成印刷指示シートSH2、SH3に記入する。

0110

以下、実施例1において、<描画合成印刷指示シート記入(S2)>では、図8に示すように、描画合成印刷指示シートSH3にトリミングも指示されているとして説明する。

0111

<描画合成印刷指示シート解析印刷(S3)>
次に、S3で、図8に示す記入例に従った記入済み描画合成印刷指示シートSH3を、MFP100が解析処理し、この解析した内容に従って合成印刷する処理について説明する。

0112

図9は、実施例1において、描画合成印刷指示シートSH3の解析から合成印刷までの一連処理手順を示す全体フローチャートである。

0113

まず、S21では、描画合成印刷指示シートSH3を読み取る。描画合成印刷指示シートSH3の詳細な読み取り動作については、実施例1では限定していない。たとえば、マークシート解析に必要十分な解像度で、所定の読み取り画像メモリに、RGB各8Bitのカラーデータとして読み取ってもよい。

0114

次に、S22では、描画合成印刷指示シートSH3を判別解析する。実施例1では、読み取った画像が、描画合成印刷指示シートSH3であるか否かの判別方法については、限定していない。たとえば、描画合成印刷指示シートSH3の固有の予め決まった特徴点特徴画素)が、上記画像メモリに記憶した画像から検出できるか否かに基づいて、読み取った画像が、描画合成印刷指示シートSH3であるかどうかを、判別するようにしてもよい。

0115

次に、S23では、印刷指示領域を解析する。実施例1では、印刷指示領域の解析方法については、限定していない。実施例1では、たとえば、印刷指示領域には、マークシート方式が採用されているので、予め決められた座標マーク領域に、一定以上の濃度の画素が検出された数量によって、マークの塗りつぶしを判別する。

0116

次に、S24では、合成指示領域を解析する。実施例1では、合成指示領域の解析方法については、限定していない。実施例1では、たとえば、合成指示領域内の描画画像データのみを、描画合成印刷指示シートSH3の全体から解析し、抽出する処理を行う。また、たとえば、合成描画指示領域43のみを、高解像度カラーモードで再度読み取るようにしてもよい。

0117

次に、S25では、S24で解析した合成描画指示領域43内の描画画像43a、43bの閉領域を検出する。

0118

なお、閉領域の検出アルゴリズムについて、実施例1では、限定していない。たとえば、実施例1では、合成描画指示領域43の描画画像のデータを仮の白と黒とに2値化する。そして、2値化された合成描画指示領域43の4方向から中央に向かって、仮に2値化された画素が、白であるか黒であるかを、それぞれ判別する。注目した画素が仮の白画素であれば、その画素を、正式に白画素としてマスクする。その判別処理の途中に所定の方向で、1つでも仮の黒画素が存在してれば、そこで、その方向に対する判別処理を中止する。

0119

4方向の判別処理が完了したら、白マスクされなかった全ての画素を解析し、その画素の4方向に、白マスクされた画素が1つでも存在していれば、同様に、その画素も白マスクする。

0120

最後に、白マスクされなかった画素の全てを、黒マスクする。

0121

上記の塗りつぶし法によって、白マスクされなかった領域の塊が、黒マスクの閉領域であると定義することによって、閉領域を検出するようにしてもよい。

0122

次に、S26では、S23で解析した印刷指示領域41に、トリミング指示が存在するか否かを判断する。ここで、印刷指示領域41(より詳細には、レイアウト設定領域53)にトリミング命令が存在しなければ、合成描画指示領域43に、トリミングするための描画が存在しないという前提で、S28のマスクデータ作成処理を行う。印刷指示にトリミング命令が存在すれば、合成描画指示領域43に、トリミングをするための描画が存在するという前提で、S27の属性付与を行う。

0123

次に、S27に示す閉領域に属性を付与する処理(閉領域ラベリング処理)について詳細に説明する。

0124

図10は、合成描画指示領域43内の閉領域に、属性を付与する処理を示すフローチャートである。

0125

まず、S41では、閉領域が既に検出されているか否かを判断する。ここで、閉領域が検出されていないと判定すれば、たとえ、図9のS26で印刷トリミング指示が検出されていても、合成描画指示領域43にトリミング描画がなければ、トリミングを行うことができないので、属性付与を終了する。

0126

S41では、閉領域が検出されたと判別されれば、続けて、S42で、所定の条件を基準に、閉領域をソートし、各閉領域に番号を付与する。なお、実施例1では、閉領域のソート基準条件については、規定していない。たとえば、閉領域の面積(画素数)が最も大きい閉領域から順にソートするようにしてもよい。以下、実施例1では、面積順に閉領域がソートされる。

0127

S42では、閉領域のソートが完了すると、ソートされた閉領域について、順次、属性を付与する処理(ラベリング処理)をするので、まず、S43では、ある閉領域が所定の条件を満たすか否かを判断する。実施例1では、上記所定の条件については、規定していない。実施例1では、トリミング用の閉領域と、それ以外の閉領域とを区別することを目的としているので、実施例1では、上記所定の条件を「最も面積の大きい閉領域」と定義する。なお、トリミングを複数行う仕様であれば、上記所定の条件を、「一定以上の面積を有する閉領域」であると定義するようにしてもよい。

0128

S43では、判断する閉領域が所定の条件を満たせば、S44で、該当する閉領域に対して、属性Aの定義付けを行う(属性Aを付与する)。また、S43で判断する閉領域が所定の条件を満たさなければ、S45で、該当する閉領域に対して属性Bの定義付けを行う。

0129

なお、実施例1では、属性付けの内容、属性の数について、限定していない。実施例1では、トリミングする閉領域と、トリミングしない閉領域とを区別することによって目的を達するので、属性Aと属性Bとの2つに区別すれば足りる。たとえば、S43の所定の条件として、一定面積以下の閉領域であるという条件を設定するようにしてもよい。このようにすることによって、その条件に該当する新たな属性Cを定義付け、属性Cの閉領域は、あまりに小さい面積の閉領域であり、読み取り時のゴミノイズであるとみなし、無視するようにしてもよい。

0130

検出された閉領域の全てについて、属性付けの処理を行い、S46では、全ての閉領域について属性定義が行われたことが確認されれば、図10に示す一連の閉領域のラベリング処理を終了する。

0131

これによって、属性付与処理の説明が終わったので、図9に示すフローチャートの説明に戻る。図10で説明したS27の属性付与が完了したら、S28では、マスクデータの作成処理を行う。

0132

まず、マスクデータについて説明する。「マスクデータ」は、読み取った描画画像データに基づいて作成され、合成画像と描画画像とをどのように合成するかを決めるために使用される。

0133

図11は、実施例1におけるマスクデータの機能を示す概要図である。

0134

記入済み描画合成印刷指定シートSH4は、マスクデータを説明するために例示する記入済み描画合成印刷指示シートであり、合成描画指示領域43には、「△」の描画画像43cと、「○」の描画画像43dとが記入されている。

0135

第1レイアウトのマスクデータ81は、上記所定の条件を満たし、しかも、第1レイアウトが選択されたときに作成されるマスクデータである。

0136

第2レイアウトのマスクデータ82は、上記所定の条件を満たし、しかも、第2レイアウトが選択されたときに作成されるマスクデータである。

0137

第3レイアウトのマスクデータ83は、上記所定の条件を満たし、しかも、第3レイアウトが選択されたときに作成されるマスクデータである。

0138

上記マスクデータは、描画画像43a、43bに基づいて、合成画像42aとの合成処理に利用される。

0139

たとえば、マスクデータ81、82、83は、マスクデータを構成する画素ごとに、決められた役割を持っている。すなわち、第1レイアウトのマスクデータ81、第2レイアウトのマスクデータ82、第3レイアウトのマスクデータ83に関し、色マスク画素84は、同じ座標の合成画像の画素について、予め指定された色に塗り替える。なお、上記「同じ座標の合成画像の画素」は、合成画像(デジカメ画像)の座標と描画画像(手書き画像)の座標とが同じである画素である。

0140

同様に、透過マスク画素85は、同じ座標の合成画像の画素について、何も処理を行わない。つまり、合成画像の画素をそのまま残す。

0141

同様に、描画マスク画素86は、同じ座標の合成画像の画素に対して、描画画像の色に塗り替える。

0142

したがって、第1レイアウトのマスクデータ81は、印刷レイアウトの上半分に合成画像をそのままレイアウトするので、マスクデータの上半分の画素について、透過マスク画素85が割り当てられる。また、「△」、「○」の描画画素は、印刷レイアウトの下半分に、そのままレイアウトされるので、描画マスク画素86が割り当てられる。また、それ以外の画素については、合成画像をレイアウトするために、透過マスク画素85が割り当てられる。

0143

同様に、第2レイアウトのマスクデータ82は、同じレイアウトに対して、「△」の描画画像43cと、「○」の描画画像43dと、合成画像42aとが合成される。したがって、「△」の描画画像43c、「○」の描画画像43dには、描画マスク画素86が割り当てられる。つまり、△や○の輪郭線は、ユーザが手書きした部分であるので、△や○の輪郭線をデジカメ画像と合成する場合、△や○を、合成画像よりも、レイヤー的に上にもっていく必要がある。したがって、「△」の描画画像43c、「○」の描画画像43dを、描画マスク画素として扱う。

0144

また、描画画素から一定の範囲内の隣り合う画素については、ふち取り効果を与えるために、色マスク画素84が割り当てられる。また、それ以外の画素については、合成画像42aをレイアウトするために、透過マスク画素85が割り当てられる。

0145

第3レイアウトでは、閉領域の内側を塗りつぶす指示が含まれているので、「△」、「○」の閉領域内側についても、色マスク画素84が割り当てられる。また、それ以外の画素については、合成画像42aをレイアウトするために、透過マスク画素85が割り当てられる。

0146

なお、実施例1では、マスクデータと合成画像との座標の整合性をあわせる方法については、限定していない。つまり、たとえば、合成画像と描画画像との縦横比が異なると、座標は必ずしも1対1にはならず、したがって、座標を相対的に変換する必要がある。すなわち、実施例1では、予め決まっている合成画像の縦横比と整合性が取れるようにマスクデータを変倍する。そして、この変換方法については限定していない。

0147

上記のように、実施例1は、図11で説明したマスクデータと、合成画像42a、42b、42cとを、画像メモリで合成処理することによって、合成印刷を実現する。

0148

図12は、実施例1において、マスクデータ作成の詳細な動作を示すフローチャートである。

0149

マスク処理は、図6に示す合成描画指示領域43内の全画像データに対して行われる。

0150

まず、S51では、合成描画指示領域43内に描画された全画素(全描画画像の全画素)に対して、描画マスク画素86を割り当てる。実施例1では、手書きで描画された画素と、描画されていない画素との判別方法については、限定していない。たとえば、所定の閾値よりも濃度の高い画素は、「描画画素」であると判定するようにしてもよい。また、孤立点(周囲に描画画素の存在しない数ドットの点)は、ノイズであるとして、描画画素ではないと判定しないように処理してもよい。

0151

次に、S52では、所定の閉領域をマスク処理対象とし、この閉領域に注目し、この閉領域の属性を、S53で判別する。閉領域には、図10で説明した属性付与(ラベリング処理)によって、実施例1では、属性A、属性Bのいずれかが与えられている。

0152

S53で、注目した閉領域が属性Aであることが判別されれば、その閉領域は、トリミング指示のための閉領域であるので、トリミング合成を行うためのマスク処理が行われる。具体的には、S54で、該当する閉領域の外側であって、しかも、マスク処理されていない未処理画素の全ての画素について、色マスク画素84を割り当てる。

0153

この「色マスク」は、所定の色でマスクした画素を、合成画像42aに上書きするので、結果的には、閉領域の外を色マスク化することによって、トリミングの効果を得ることができる。

0154

また、色マスクを割り当てるのは、未処理の画素に対してのみである。したがって、S51で、描画画素について処理が行われているので、トリミングの閉領域の外に、手書き描画が存在したとしても、消されることなく、合成画像42aに合成される。

0155

次に、S53で注目した閉領域が属性Bであることが判別されたら、その閉領域は、トリミングを行わない閉領域であるので、S55で、閉領域の内側所定の幅に含まれる画素であって、しかも未処理画素に対して「色マスク」画素が割り当てられる。

0156

なお、実施例1では、S55で行う内側の幅については、限定していない。たとえば、実施例1では、図11の第2レイアウトのマスクデータ82で説明した第2のレイアウトのマスクデータを作成するのであれば、閉領域から数画素分内側までの未処理画素に対して、色マスク画素84を割り当てればよい。

0157

また、図11に示す第3レイアウトのマスクデータ83を作成するのであれば、閉領域の内側であって、未処理である画素の全てについて、色マスク画素84を割り当てればよい。

0158

レイアウトによっては、文字/イラストのふち取り効果を与えるために、閉領域の外側、数画素の範囲内であって、未処理の画素について、色マスク画素84を割り当てるようにしてもよい。また、描画画素に対しても、同様の処理を行うようにしてもよい。

0159

S54またはS55で、いずれかの処理が行われると、続けてS56で未処理の閉領域が存在するか否かを判別をし、全ての閉領域に対して、S52〜S54またはS55の処理を繰り返す。

0160

S56で、全ての閉領域に対する処理が完了したと判定されれば、最後に、S57で、残った未処理の画素の全てに、透過マスク画素85を割り当てる。

0161

上記のように、図12に示すフローチャートに従って、合成描画指示領域43に描画されている描画画像と、印刷指示領域の指示内容とに従って、マスクデータが作成される。

0162

図13は、図10に示す属性付与の動作と、図12に示すマスクデータ作成の動作とに従って、合成描画指示領域43から閉領域が検出され、実施例1の条件であるトリミングが指示された状態で、マスクデータが作成される処理を示す図である。

0163

描画画像43a、43bは、ユーザが描画で記入した画像である。

0164

描画画像43a、43bについて閉領域を検出した結果、閉領域CR1、閉領域CR2、CR3、CR4、CR5が検出される。

0165

図14は、検出した閉領域の属性付与を模式的に示す図である。

0166

図14(1)は、描画画像43cのうちで、閉領域CR1〜CR5のみに着目した画像である。閉領域CR1〜CR5について、閉領域の属性付与処理を行うと、閉領域の属性付与90において、最も面積の大きい閉領域CR5には、属性Aが付与される。この「属性A」は、トリミングを行うことを示す属性である。これ以外の閉領域CR1〜CR4には、属性Bが付与される。この「属性B」は、通常の処理(トリミングしない処理)を行うことを示す属性である。

0167

図15は、実施例1において、マスクデータ作成を模式的に示す図である。

0168

描画画像43aに対して、第1レイアウトのマスクデータ91は、レイアウトの閉領域と、それ以外とが、上下に分離されているマスクデータを作成する。

0169

第2レイアウトまたは第3レイアウトのマスクデータ92は、図15に示すように、同じレイアウト上にマスクデータが作成される。つまり、第1レイアウトは、合成画像と描画画像とを上下に分割する(記載する)レイアウトであるので、同じレイアウト上に合成画像とマスクデータとは存在しない。しかし、第2レイアウトは、合成画像と描画画像とを同じ場所にレイアウトするので、合成画像と同じレイアウト上にマスクデータが配置される。

0170

図16は、実施例1において、各レイアウトの合成印刷結果を模式的に示す図である。

0171

合成画像42aと描画画像43a、43bとを、トリミングしつつ合成すると、第1レイアウトのマスクデータ93からは、印刷結果95を得ることができる。同様に、第2レイアウトまたは第3レイアウトのマスクデータ94からは、印刷結果96を得ることができる。

0172

図9に示すフローチャートの説明に戻ると、図12に示すフローチャート(S28)で作成されたマスクデータは、図11で説明したマスク画素の役割に従って、合成データ作成処理(S29)で利用される。

0173

S29で、MFP100の印刷部の仕様にあわせた印刷フォーマットの合成データが作成されると、S30で、合成データの印刷処理が行われ、<描画合成印刷指示シート解析印刷(S3)>が完了する。

0174

上記のように、ユーザは、作成された描画合成印刷指示シートSH3に、トリミング指示のマーキングを行い、しかも、合成描画指示領域43にトリミングしたい閉領域の枠線を記入し、しかも、合成したい文字やイラストを記入する。

0175

そして、描画合成印刷指示シートSH3を読み取ることによって、描画に従った文字やイラストの合成と、描画に従ったトリミングとが同時に処理された印刷結果を得ることができる。この一連の操作は、トリミング領域である閉領域を、トリミング指示マークと関連して合成処理を実行することによって、1枚の描画合成印刷指示シートで実現することができる。

0176

つまり、上記実施例1は、原稿を読み取るスキャナ部と、画像データを記憶するメモリと、画像データを印刷する記録部とを有する画像処理装置を想定し、以下の手段が設けられている。

0177

まず、上記画像処理装置は、描画合成印刷指示シートを印刷する手段を有する。なお、上記描画合成印刷指示シートは、シートを解析することによって、上記記録部への印刷制御を指示する印刷指示領域と、上記メモリに記憶されている画像データと所定の描画画像とを合成するための合成描画指示領域とを有する。

0178

また、上記画像処理装置は、上記描画合成印刷指示シートを、上記スキャナ部から読み取り、上記メモリに記憶させ、上記描画合成印刷指示シートの上記印刷指示領域と上記合成描画指示領域とを解析する描画合成印刷指示シートの解析処理手段を有する。

0179

上記画像処理装置は、描画合成印刷指示シートに基づいて解析された印刷指示と描画指示とに従って、メモリに記憶されている所定の合成画像のデータと、合成描画指示領域に描画されている描画画像のデータとを合成印刷する描画合成印刷処理手段を有する。

0180

さらに、上記描画合成印刷指示シート解析処理手段は、上記合成描画指示領域に描画されている描画画像のデータに閉領域が存在するか否かを検出する閉領域検出手段を有する。

0181

また、上記描画合成印刷指示シート解析処理手段は、上記検出された閉領域について、所定の属性を付与する属性付与手段と、合成画像のデータと描画画像のデータとを合成するために上記描画画像データを用いて作成されるマスクデータ作成手段とを有する。

0182

なお、上記マスクデータ作成手段は、上記閉領域の外側を所定の色でマスクする第1のマスクデータ作成手段と、上記閉領域の外側および内側の一定幅を所定の色でマスクする第2のマスクデータ作成手段とを有する。

0183

また、上記描画合成印刷指示シートの上記印刷指示手段は、上記合成描画指示領域に描画されている閉領域を用いて、上記合成画像のデータについて、上記描画合成印刷部の処理過程でトリミング処理を行うか否かを指示するトリミング指示手段を有する。

0184

また、上記描画合成印刷指示シート解析処理において、上記トリミング指示を検出すると、上記閉領域検出処理と上記属性付与とを行う。次に、所定の基準を満たす閉領域については、上記第1のマスクデータを作成し、所定の基準を満たさない閉領域については、上記第2のマスクデータを作成する。

0185

続けて、上記第1のマスクデータ作成と上記第2のマスクデータ作成とによって作成されたマスクデータを用いて、上記描画合成印刷部で合成処理を行う。

0186

以上の処理を実行することによって、上記描画合成印刷指示シートの合成描画指示領域に、合成画像に対するトリミング指示と描画合成指示とを同時に指示し、トリミング処理と描画合成処理とを同時に行う。

図面の簡単な説明

0187

本発明の実施例1である画像処理装置(以下、「MFP」という)100の概観を示す斜視図である。
MFP100の構成を示すブロック図である。
実施例1の動作の概要を示す図である。
実施例1において、シートスキャン描画合成印刷の処理開始から処理終了までの全体的な処理ステップ概要を示す図である。
実施例1において、描画合成印刷指示シート作成の手順を示すフローチャートである。
実施例1において、MFP100が印刷する描画合成印刷指示シートSH1の内容を模式的に示す図である。
描画合成印刷指示シートにトリミング指示がされていない描画合成印刷指示シートSH2に記入する記入例と、出力した出力結果との概要を示す図である。
描画合成印刷指示シートにトリミング指示がされている描画合成印刷指示シートSH3に記入する記入例と、出力した出力結果との概要を示す図である。
実施例1において、描画合成印刷指示シートSH3の解析から合成印刷までの一連の処理手順を示す全体フローチャートである。
合成描画指示領域43内の閉領域に、属性を付与する処理を示すフローチャートである。
実施例1におけるマスクデータの機能を示す概要図である。
実施例1において、マスクデータ作成の詳細な動作を示すフローチャートである。
図10に示す属性付与の動作と、図12に示すマスクデータ作成の動作とに従って、合成描画指示領域43から閉領域が検出され、実施例1の条件であるトリミングが指示された状態で、マスクデータが作成される処理を示す図である。
検出した閉領域の属性付与を模式的に示す図である。
実施例1において、マスクデータ作成を模式的に示す図である。
実施例1において、各レイアウトの合成印刷結果を模式的に示す図である。

符号の説明

0188

100…MFP、
1…表示部、
2…操作部、
3…カードインタフェース、
4…読取部、
5…記録部、
11…ROM、
12…RAM、
13…不揮発性RAM、
14…画像処理部、
15…駆動部、
16…センサ部、
SH1、SH2、SH3、SH4…描画合成印刷指示シート、
31…メモリカード画像データ、
32…トリミング合成印刷結果、
41…印刷指示領域、
42…合成画像領域、
42a…合成画像、
43…合成描画指示領域、
43a、43b…描画画像、
51…用紙設定領域、
52…効果設定領域、
53…レイアウト設定領域、
61、71…第1レイアウトの印刷結果、
62、72…第2レイアウトの印刷結果、
63、73…第3レイアウトの印刷結果、
81…第1レイアウトのマスクデータ、
82…第2レイアウトのマスクデータ、
83…第3レイアウトのマスクデータ、
84…色マスク画素、
85…透過マスク画素、
86…描画マスク画素、
CR1、CR2、CR3、CR4、CR5…閉領域。

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