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課題

簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することが可能な携帯型情報処理装置、その制御方法及び制御プログラムを提供する。

解決手段

入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングが設定され(ステップS301)、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードが変更され(ステップS308でYES)、入力モードが変更されていることが使用者通知され(ステップS309)、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータ(入力モード復帰指示データ;使用者によるタッチパネルへの接触)に基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かが判別される(ステップS311)。このように、パスワード入力中に入力モードが変更されて、簡単な操作で変更前の入力モードに復帰できるようにした。

概要

背景

従来より、パスワードを設定することが可能な携帯型情報処理装置が知られている。この種の携帯型情報処理装置では、入力した値とパスワードとが一致しない場合は、特定のアプリケーション起動できないように又は装置そのものを動作させることができないように構成されている。

ここでパスワードとして登録されるのは、4桁の符号が一般的であり、誕生日電話番号がよく使用されるため、第三者に見破られてしまい不正使用される場合が多かった。これを解決するために、パスワードを構成する符号の桁数を多くすることが考えられる。しかし、これは装置への入力操作は複雑ではないが、使用者にとっては、パスワードを記憶しておくことが大変であると共に、入力ミスが発生する可能性が高くなるという問題がある。

そこで、パスワードの桁数を増加させることなく簡易な操作で機密性を向上させることができるパスワード照合システムが提案されている(特許文献1参照)。

このパスワード照合システムは、キーボタン部39から入力されたパスワードおよびパスワードを受け付けるパスワード受付時刻データを登録する登録部38と、現在の時刻を表示する表示部36と、使用者が任意の時刻への変更及び現在時刻への設定の復帰を簡易に行うための時計設定部40と、キーボタン部39から入力されたパスワードと登録されたパスワードが一致するか否かを解析する入力解析部37とを備えている。

キーボタン部39から入力されたパスワードは、パスワードデータとして登録部38に登録され、このとき、表示部36で表示されている時刻が、パスワード受付時刻データとして登録部38に登録される。パスワードデータを登録部38に登録するとき、パスワード受付時刻データをメモ帳などに記録し、次にパスワードを入力するときは、その直前に、時計設定部40をこのメモ帳などに記録した時刻に変更する。

パスワードの入力が行われるとき、各桁の入力ごとにその時点の時刻がパスワード受付時刻データと一致しているかの判別が入力解析部37で行われる。したがって、時計を、登録時のパスワード受付時刻データに一致させてパスワードの入力を行えば、パスワードによる機密解除することができるパスワード照合システムである(特許文献1の段落「0035」〜「0042」)。

また、パスワードに依存せずに使用者の認証を行う認証システムが提案されている(特許文献2参照)。

これは、使用者が予めキー入力と出力との対応組み合わせを、既存のテーブルから選択して、又は自己の好みで任意に設定して認証設定テーブルとして認証装置に登録する。

例えば、キー入力「yi」に対して出力「い」、キー入力「oo」に対して出力「お」、キー入力「Ctrl+I」に対して出力「カタカナ」、・・・というように選択又は設定して登録する。電源投入立ち上がり時のパスワードによる使用者の認証に拘わりなく、その後のキー入力と出力の組み合わせを監視し、登録されている認証設定テーブルにあるキー入力である場合に、出力が認証設定テーブルに無い回数が所定の回数を超えたとき不正な使用者によるキー入力が行われていると判定してエラー処理を行う(特許文献2の図5、図9及び要約)。
特開2003−58505号公報
特開2002−91670号公報

概要

簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することが可能な携帯型情報処理装置、その制御方法及び制御プログラムを提供する。入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングが設定され(ステップS301)、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードが変更され(ステップS308でYES)、入力モードが変更されていることが使用者に通知され(ステップS309)、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータ(入力モード復帰指示データ;使用者によるタッチパネルへの接触)に基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かが判別される(ステップS311)。このように、パスワード入力中に入力モードが変更されて、簡単な操作で変更前の入力モードに復帰できるようにした。

目的

そこで、本発明の目的は、簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することが可能な携帯型情報処理装置、その制御方法及び制御プログラムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

パスワード及びデータを入力する入力手段と、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングを設定するタイミング設定手段と、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードを変更する入力モード変更手段と、前記入力モードが変更されていることを使用者通知する入力モード変更通知手段と、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータに基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かを判別する復帰判別手段とを備えることを特徴とする携帯型情報処理装置

請求項2

前記タイミング設定手段は、日時のデータに基づいて入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングを算出し、設定することを特徴とする請求項1記載の携帯型情報処理装置。

請求項3

入力モード復帰のためのデータを記憶する記憶手段を備え、前記復帰判別手段は、前記使用者により入力されたデータと前記入力モード復帰のためのデータとが一致するか否かを判別するデータ一致判別手段と、当該使用者により入力されたデータと当該入力モード復帰のためのデータとが一致する場合に、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰する入力モード復帰手段と、当該使用者により入力されたデータと当該入力モード復帰のためのデータとが一致しない場合に、当該使用者により入力されたデータを前記入力手段で入力されたデータと相違するデータに変換する変換手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型情報処理装置。

請求項4

前記パスワードは複数の符号で構成され、前記タイミング設定手段により設定されるタイミングは、前記パスワードを構成する複数の符号のうち、いずれか1つの符号を入力するタイミングであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の携帯型情報処理装置。

請求項5

前記入力手段により入力されたパスワードと予め記憶されたパスワードとが一致しない場合に、当該使用者に警告を発する警告手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の携帯型情報処理装置。

請求項6

パスワード及びデータを入力する入力工程と、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングを設定するタイミング設定工程と、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードを変更する入力モード変更工程と、前記入力モードが変更されていることを使用者に通知する入力モード変更通知工程と、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータに基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かを判別する復帰判別工程とを備えることを特徴とする携帯型情報処理装置の制御方法

請求項7

携帯型情報処理装置をパスワード及びデータを入力する入力手段と、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングを設定するタイミング設定手段と、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードを変更する入力モード変更手段と、前記入力モードが変更されていることを使用者に通知する入力モード変更通知手段と、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータに基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かを判別する復帰判別手段ととして機能させることを特徴とする制御プログラム

技術分野

0001

本発明は、携帯電話やPDA等の携帯型情報処理装置、その制御方法及び制御プログラムに関する。

背景技術

0002

従来より、パスワードを設定することが可能な携帯型情報処理装置が知られている。この種の携帯型情報処理装置では、入力した値とパスワードとが一致しない場合は、特定のアプリケーション起動できないように又は装置そのものを動作させることができないように構成されている。

0003

ここでパスワードとして登録されるのは、4桁の符号が一般的であり、誕生日電話番号がよく使用されるため、第三者に見破られてしまい不正使用される場合が多かった。これを解決するために、パスワードを構成する符号の桁数を多くすることが考えられる。しかし、これは装置への入力操作は複雑ではないが、使用者にとっては、パスワードを記憶しておくことが大変であると共に、入力ミスが発生する可能性が高くなるという問題がある。

0004

そこで、パスワードの桁数を増加させることなく簡易な操作で機密性を向上させることができるパスワード照合システムが提案されている(特許文献1参照)。

0005

このパスワード照合システムは、キーボタン部39から入力されたパスワードおよびパスワードを受け付けるパスワード受付時刻データを登録する登録部38と、現在の時刻を表示する表示部36と、使用者が任意の時刻への変更及び現在時刻への設定の復帰を簡易に行うための時計設定部40と、キーボタン部39から入力されたパスワードと登録されたパスワードが一致するか否かを解析する入力解析部37とを備えている。

0006

キーボタン部39から入力されたパスワードは、パスワードデータとして登録部38に登録され、このとき、表示部36で表示されている時刻が、パスワード受付時刻データとして登録部38に登録される。パスワードデータを登録部38に登録するとき、パスワード受付時刻データをメモ帳などに記録し、次にパスワードを入力するときは、その直前に、時計設定部40をこのメモ帳などに記録した時刻に変更する。

0007

パスワードの入力が行われるとき、各桁の入力ごとにその時点の時刻がパスワード受付時刻データと一致しているかの判別が入力解析部37で行われる。したがって、時計を、登録時のパスワード受付時刻データに一致させてパスワードの入力を行えば、パスワードによる機密解除することができるパスワード照合システムである(特許文献1の段落「0035」〜「0042」)。

0008

また、パスワードに依存せずに使用者の認証を行う認証システムが提案されている(特許文献2参照)。

0009

これは、使用者が予めキー入力と出力との対応組み合わせを、既存のテーブルから選択して、又は自己の好みで任意に設定して認証設定テーブルとして認証装置に登録する。

0010

例えば、キー入力「yi」に対して出力「い」、キー入力「oo」に対して出力「お」、キー入力「Ctrl+I」に対して出力「カタカナ」、・・・というように選択又は設定して登録する。電源投入立ち上がり時のパスワードによる使用者の認証に拘わりなく、その後のキー入力と出力の組み合わせを監視し、登録されている認証設定テーブルにあるキー入力である場合に、出力が認証設定テーブルに無い回数が所定の回数を超えたとき不正な使用者によるキー入力が行われていると判定してエラー処理を行う(特許文献2の図5、図9及び要約)。
特開2003−58505号公報
特開2002−91670号公報

発明が解決しようとする課題

0011

しかしながら、特許文献1のパスワード照合システムでは、このパスワード受付時刻をメモ帳に記録する必要があるため、第三者に見破られる機会を作ることになり、セキュリティーの効果を低減させることにつながる。一方、メモ帳に残さず使用者が時刻を記憶するのであれば、パスワードの桁数を増やし第二のパスワードを記憶することと同等であるため、使用者にとっては負担となる。また、入力の前に時計を設定する操作が必要となるので、必ずしも入力操作が簡易とはいえない。

0012

また、特許文献2の認証システムをパスワードの桁数を増加させることなく機密性を向上させるために、パスワード入力組合せ適用した場合では、使用者はキー入力と出力との対応組み合わせを記憶する必要があることから、この組み合わせを記録していない文字ばかりをパスワードとして入力する場合には、効果が期待できない。一方、これを避けるために多数の組み合わせを登録しておくと、使用者は多数の組み合わせを記憶する必要が生じ、使用者にとっては負担が増え、さらに、入力ミスが発生する可能性も高くなる。結果として入力操作が簡易とはいえない。

0013

このように、いずれのシステムも、時間の記録及び登録操作が必要であったり、特殊な入力手法を記憶し、操作することが必要となったりするため、特に簡単な入力操作が求められる携帯型情報処理装置の認証には適していない。

0014

そこで、本発明の目的は、簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することが可能な携帯型情報処理装置、その制御方法及び制御プログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0015

上記目的を達成するため、請求項1の携帯型情報処理装置は、パスワード及びデータを入力する入力手段と、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングを設定するタイミング設定手段と、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードを変更する入力モード変更手段と、前記入力モードが変更されていることを使用者に通知する入力モード変更通知手段と、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータに基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かを判別する復帰判別手段とを備えることを特徴とする。

0016

請求項6の携帯型情報処理装置の制御方法及び請求項7の制御プログラムは、請求項1の携帯型情報処理装置と同様の動作を携帯型情報処理装置に実行させることを特徴とする。

発明の効果

0017

本願発明によれば、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングが設定され、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードが変更され、入力モードが変更されていることが使用者に通知され、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータに基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かが判別される。このように、パスワード入力中に入力モードが変更されて、簡単な操作で変更前の入力モードに復帰できるようにしたので、簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することができる。また、事前の特殊な数値の記録や登録を必要とせず、パスワードの桁数を増加させずに、簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することができる。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0019

図1は、本発明の実施の形態に係る携帯型情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。

0020

図1の携帯型情報処理装置100は、CPU101、記憶装置102、記録媒体103、伝送装置104、電源装置105、入力装置106、電源スイッチ106a、周辺機器接続装置107、印刷装置108、表示装置109及びサウンド装置110を備えている。周辺機器接続装置107は印刷装置108に接続されている。

0021

CPU101、記憶装置102、伝送装置104、電源装置105、入力装置106、周辺機器接続装置107、表示装置109及びサウンド装置110はシステムバス120を介して互いに接続されている。

0022

CPU101は、記憶装置102内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトに従って、この携帯型情報処理装置100の主要動作を制御する中央演算処理装置である。また、CPU101は、記憶装置102のオペレーティングシステムのシステム時計から現在の日時(YYYYMMDDHHMM)を読み出す。

0023

記憶装置102は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトの他、予めユーザ認証用として設定されている登録パスワード端末識別情報シリアル番号)等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモリ等によって構成されている記録媒体103やその駆動系を有し、カード等の可搬型媒体であってもよい。また、この記録媒体103に記憶されたプログラムやデータは、必要に応じてCPU101の制御により記憶装置102にロードされたり、記憶装置102内のデータが記録媒体103にセーブされたりする。

0024

また、CPU101は記録媒体103内に格納される一部又は全部のプログラムやデータを他の機器(不図示)から伝送装置104を介して取り込み、記録媒体103に新規登録又は追加登録することもできる。更に、プログラムやデータはサーバ等の外部機器(不図示)で記憶管理されているものであってもよい。CPU101は伝送装置104を介して外部機器(不図示)のプログラムやデータを直接アクセスして使用することもできる。

0025

一方、CPU101には、その入出力周辺デバイスである入力装置106、表示装置109、及び周辺機器接続装置107を介して印刷装置108が接続されている。入力装置106は、データ入力を受け付けるキー及びタッチパネルを有するとともに、電源装置105をオンオフする電源スイッチ106aを有する。電源スイッチ106aがオン操作されると、CPU101、表示装置109及びサウンド装置110等の各種装置の駆動が開始され、電源スイッチ106aがオフ操作されると、CPU101、表示装置109及びサウンド装置110等の各種装置の駆動が停止される。

0026

表示装置109は、タッチパネル画面で構成されており、サウンド装置110は、記憶装置102又は記録媒体103に記憶されたサウンドデータ再生し、楽曲着信メロディ又は警告音などのサウンドを発生する。

0027

図2は、携帯型情報処理装置100の電源オンから使用者認証をし、所定のアプリケーションが起動するまでの処理を示すフローチャートである。

0028

CPU101は、電源スイッチ106aがオン操作されると、パスワード入力処理を行う(ステップS201)。この処理は、入力装置106から所定の桁数の符号の入力を受け付ける。

0029

次に、CPU101は、あらかじめ登録されているパスワードを記憶装置102から呼び出し、ステップS201で入力された符号と比較するパスワード解析処理(ステップS202)を実行した上で、パスワードが一致するかどうかの判断処理(ステップS203)を実行する。

0030

ステップS203の判断の結果、CPU101は、入力された符号と登録されたパスワードとが一致していれば、所定のアプリケーションを起動するが、入力された符号と登録されたパスワードが一致しなければ、予め設定されているエラー対応処理を実行する(ステップS204)。エラー対応処理としては、例えば、表示装置109に“パスワードが違います”と一定時間、使用者に対し警告を表示し、あらためてパスワードの入力を待つ方法を採る。このためステップS201の処理後、ステップS201に戻る。

0031

エラー対応処理としては、上記方法に限らず、その後の入力処理を受け付けなくする、又は携帯型情報処理装置100の電源をオフするようにしてもよい。

0032

図3は、図2のステップS201のパスワード入力処理を詳細に示すフローチャートである。なお、予め、使用者認証のためのパスワードは、記憶装置102又は記録媒体103に記録されており、必要時には記憶装置102に呼び出すことができるものとする。また、全ての処理は携帯型情報処理装置100のCPU101により実行される。

0033

電源装置105の電源がオンされると、本パスワード入力処理が起動され、まずは、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミング(X)を設定する(ステップS301)。ここで、「パスワード入力中に変更するタイミング」とは、何桁目のパスワードが入力された後に入力モードを変更するかを指定するタイミングのことである。尚、パスワード入力処理が起動するきっかけは、電源装置105の電源がオンに限らず、サスペンド状態からの復帰や無操作一定時間経過時、あるいは、個人情報へのアクセス時や管理者向け処理時の操作などであってもよい。ここで、タイミング(X)とは、パスワードの桁数などである。例えば、パスワードが4桁の符号であり、タイミング(X)として2桁を設定すると、上位2桁目の入力があった際に、入力モードが変更される。また、タイミング(X)を設定する方法として、例えば、現在時刻から所定の算出式に基づいて演算をし、タイミング(X)を設定する方法がある。これについては、後述する図4で説明する。なお、使用者が、入力装置106からタイミング(X)を設定するようにしてもよい。

0034

次に、使用者にパスワードの入力を促すために、表示装置109にパスワード入力画面を表示し(ステップS302)、入力桁数を示す変数nを初期化した上で(ステップS303)、変数nを1インクリメントする(ステップS304)。

0035

変数nが予め設定されている最大桁数(例えば4桁)を超えていないか否かを判別する(ステップS305)。

0036

ステップS305の判別の結果、変数nが最大桁数を超えた場合は、パスワード入力処理を終了するが、変数nが最大桁数以内であれば、入力装置106からn桁目のパスワードの入力を受け付け(ステップS306)、表示装置109に入力された桁を表示させる(ステップS307)。

0037

次いで、入力された桁が入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行う(ステップS308)。入力された桁が入力モード変更タイミングでない場合には、ステップS304に戻り、次の桁のパスワードの処理へと進むが、このとき、入力された桁が入力モード変更タイミング(n=X)である場合は、入力モードの変更表示を行い(ステップS309)、入力装置106からの次の入力を受け付ける(ステップS310)。

0038

ここで入力された符号と、予め記憶装置102に登録されている入力モード復帰指示データとが一致するか否かを判別する(ステップS311)。

0039

ステップS311の判別の結果、ステップS310で入力された符号と、予め記憶装置102に登録されている入力モード復帰指示データとが一致する場合には、通常の入力モードに復帰する処理を実行し(ステップS312)、ステップS304に戻り、次の桁のパスワードの処理へと進む。

0040

ステップS311の判別の結果、ステップS310で入力された符号と、予め記憶装置102に登録されている入力モード復帰指示データとが一致しない場合には、n桁目のデータを入力装置106から入力できない符号の値、例えば、絵文字外字記号、Marlett記号、又はWingdings記号等のデータに変換し(ステップS313)、変数nを1インクリメントした上で(ステップS314)、ステップS304に戻り、次の桁のパスワード入力処理へと進む。ステップS313では、入力できないデータに変換したが、ステップS310で入力した符号(データ)とは異なるデータに変換しても構わない。

0041

以下、パスワードの最大桁数(例えば4桁)が入力されるまで、ステップS304〜ステップS314の処理を繰り返し、最大桁数(例えば4桁)の符号の入力が終わると、本パスワード入力処理は終了する。本処理で入力されたすべての桁(例えば4桁)の符号は、次のパスワード解析処理(ステップS202)へ送られる。

0042

図4は、入力モードを変更するタイミング(X)を設定する処理を示すフローチャートである。全ての処理は携帯型情報処理装置100のCPU101により実行される。

0043

まず、記憶装置102のオペレーティングシステムのシステム時計から現在の日時(YYYYMMDDHHMM)を読み出す(ステップS401)。次に、それぞれ読み出した値を加算し4で割り余りを求める(ステップS402)。ここで算出された値(余り)を入力モードの変更タイミングとして設定し、記憶装置102に記録して(ステップS403)、本処理を終了する。なお、ステップS401は、乱数を発生させ算出させるものでもよい。

0044

また、ステップS402では、それぞれ読み出した値を加算し4で割り、余りを求めたが、これはパスワードが4桁である場合に適用され、例えば、パスワードが5、6、…桁である場合には、それぞれ読み出した値を加算し、適宜パスワードの桁数に対応する5、6、…で割り、余りを求めるようにする。

0045

次に、図5は、表示装置109での表示画面を用いてパスワード入力処理を説明する図であり、適切なパスワード入力が実行された場合の例を示す。

0046

ここでは、予めパスワードは「1234」として記憶装置102に登録しているものとし、入力モードを変更するタイミング(X)は2桁目であるとする。

0047

なお、パスワードは4桁に限定されるものではなく、数値以外の符号を用いることとしても良い。また、図3のステップS312の入力モード復帰処理に必要な入力モード復帰指示データを表示装置109のタッチパネル画面からの入力信号として登録している。従って、入力モード復帰処理時に表示装置109のタッチパネル画面に触れることで、入力信号がCPU101に送出される。尚、入力信号はタッチパネル画面からの入力信号に限定するものでなく、数値や記号の入力又はファンクションキーの押下などであってもよい。

0048

図5において、画面(i)は、ステップS302の表示画面であり、この後起動すべきアプリケーションソフトウェア名称や日付などの一般情報とともに、使用者にパスワードの入力を促す表示をしている。画面の背景色は、例えばホワイトであるとする。

0049

画面(ii)では、ステップS306で使用者から「1」が入力されると、1桁目をあらす記号(図5では「*」)を表示し(ステップS307)、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、入力モード変更タイミングではないので、ステップS304に戻り、2桁目のパスワード入力処理へと進む。

0050

画面(iii)では、ステップS306で使用者から「2」が入力されると、2桁目をあらわす記号(図5では「**」)を表示し(ステップS307)、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、今回は入力モード変更タイミングであるので、画面の背景色を変更することで(例えば、ホワイト→グリーン)、入力モード変更の表示を行う(ステップS309)。これにより、使用者は入力モードが変更されたことを理解できる。なお、ステップS309での入力モードが変更されていることを使用者に通知する手段としては画面の背景色を変更するに限らず、文字やアイコン又は画像の表示であってもよく、表示の代わりにサウンド装置110で音を発生させたり振動装置(不図示)により振動させたり、もしくは、それらを組み合わせたりしてもよい。また、威嚇効果を目的とした内容の明らかなる通知内容であったり、正規の使用者以外は気付き難い内容の通知内容であったりしてもよい。

0051

ここで、使用者からの次の入力を待ち、使用者がタッチパネルに触れることで、タッチパネル画面からの入力信号を受信した場合には、通常の入力モードに復帰する入力モード復帰処理を実行し(ステップS312)、画面(iv)が表示される。

0052

この後、再びステップS304に戻り、画面(v)のとおり3桁目のパスワード入力処理へと進み、「3」が入力されると3桁目をあらす記号(図5では「***」)を表示し(ステップS307)、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、入力モード変更タイミングでないので、ステップS304に戻り、4桁目のパスワード入力処理へと進む。

0053

さらに「4」が入力されると4桁目をあらす記号(図5では「****」)を表示し(ステップS307)、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、入力モード変更タイミングでないので、ステップS304に戻る。ここで、すでに4桁の入力が終了したので、パスワードを「1234」と記憶し、パスワード入力処理を終了する(画面(vi))。

0054

次いで、図2のステップS202のパスワード解析処理が実行され、パスワードが一致している場合には、所定のアプリケーションが起動し、表示装置109は、例えば、画面(vii)のような表示をする。

0055

図6は、表示装置109での表示画面を用いてパスワード入力処理を説明する図であり、不適切なパスワード入力が実行された場合の例(例えば、不正使用者が誤操作をする場合)を示す。

0056

尚、図5と同様に、予めパスワードは「1234」として記憶装置102に登録しているものとし、入力モードを変更するタイミング(X)は2桁目であるとする。

0057

画面(i)は、ステップS302の表示画面であり、この後起動すべきアプリケーションソフトウェアの名称や日付などの一般情報とともに、使用者にパスワードの入力を促す表示をしている。画面の背景色は、例えばホワイトであるとする。

0058

画面(ii)では、ステップS306で使用者から「1」が入力されると、1桁目をあらす記号(図6では「*」)を表示し(ステップS307)、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、入力モード変更タイミングでないので、ステップS304に戻り、2桁目のパスワード入力処理へと進む。

0059

画面(iii)では、ステップS306で使用者から「2」が入力されると、2桁目をあらわす記号(図6では「**」)を表示し(ステップS307)、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、今回は入力モード変更タイミングであるので、画面の背景色を変更することで(例えば、ホワイト→グリーン)、入力モード変更の表示を行う(ステップS309)。これにより、使用者は入力モードが変更されたことを理解できる。

0060

ここで、使用者からの次の入力を待ち、使用者がタッチパネルに触れることなく、例えば、「3」が入力されると、2桁目の入力値「2」は入力装置106から入力できない符号の値、例えば、外字記号に変換する(ステップS313)と共に、桁数を示す変数nを1インクリメントして(ステップS314)、3桁目の入力データを「3」と記憶し、さらに3桁目をあらわす記号(図6では「***」)を表示し(画面(iv))、ステップS304に戻り4桁目のパスワード入力処理へと進む。

0061

画面(v)で、さらに「4」が入力されると4桁目をあらわす記号(図6では「****」)を表示し、入力モード変更タイミング(n=X)であるか否かの判別を行うが(ステップS308)、入力モード変更タイミングでないので、ステップS304に戻る。

0062

ここで、すでに4桁の入力が終了したので、パスワードを「1(外字記号)34」と記憶し、パスワード入力処理を終了する(画面(vi))。

0063

次いで、図2のステップS202のパスワード解析処理が実行され、パスワードが一致していないので、CPU101が表示装置109に一定時間「パスワードが違います」といった表示をさせ、再度、パスワードの入力を促す画面(i)を表示させるなどの所定のエラー対応処理(ステップS204)を行う。

0064

尚、パスワードが一致しない場合には、CPU101は表示装置109に一定時間「パスワードが違います」といった表示をさせる他、サウンド装置110に警告音を発生させるようにしたり、記憶媒体103に格納されているデータを削除したり、あるいは、電源をオフにしたりしてもよい。

0065

以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、入力モードをパスワード入力中に変更するタイミングが設定され(ステップS301)、当該設定されたタイミングに達した際に、入力モードが変更され(ステップS308でYES)、入力モードが変更されていることが使用者に通知され(ステップS309)、変更後の入力モードで使用者により入力されたデータ(入力モード復帰指示データ;使用者によるタッチパネルへの接触)に基づいて、変更後の入力モードから変更前の入力モードに復帰するか否かが判別される(ステップS311)。このように、パスワード入力中に入力モードが変更されて、簡単な操作で変更前の入力モードに復帰できるようにしたので、簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することができる。

0066

また、入力モードを変更するタイミング(X)が現在の日時に基づいて自動的に算出され、設定されるので(図4)、ユーザは、データ登録などの特別な事前操作を必要とせずに、簡易な操作でセキュリティーを確保しつつ認証することができる。

0067

さらに、使用者により入力されたデータと入力モード復帰のためのデータ(入力モード復帰指示データ;使用者によるタッチパネルへの接触)とが一致しない場合に、当該使用者により入力されたデータが入力装置106で入力できない所定のデータ(例えば、外字記号)に変換されるので(ステップS313)、高いセキュリティー性を確保できる。

0068

また、入力モードを変更するタイミング(X)は、前記パスワードを構成する複数の符号のうち、いずれか1つの符号を入力するタイミングである(即ち、パスワードの1桁目を入力するタイミングもあれば、パスワードの2、3…桁目のタイミングもある)。このように、入力モードを変更するタイミング(X)は毎回同じタイミングでなく、パスワードに応じて変更可能なので、高いセキュリティー性を確保できる。

0069

また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。

0070

この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

0071

また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標ディスクハードディスク光磁気ディスクCD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク磁気テープ不揮発性メモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。

0072

また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。

0073

さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能拡張ボード拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。

図面の簡単な説明

0074

本発明の実施の形態に係る携帯型情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。
携帯型情報処理装置の電源オンから使用者認証を実行し、所定のアプリケーションが起動するまでの処理を示すフローチャートである。
図2のステップS201のパスワード入力処理を詳細に示すフローチャートである。
入力モードを変更するタイミング(X)を設定する処理を示すフローチャートである。
表示装置での表示画面を用いてパスワード入力処理を説明する図であり、適切なパスワード入力が実行された場合の例を示す。
表示装置での表示画面を用いてパスワード入力処理を説明する図であり、不適切なパスワード入力が実行された場合の例を示す。

符号の説明

0075

100携帯型情報処理装置
101 CPU
102記憶装置
103記録媒体
104伝送装置
105電源装置
106入力装置
106a電源スイッチ
107周辺機器接続装置
108印刷装置
109表示装置
110 サウンド装置

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