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技術 配向処理方法及び配向処理装置

出願人 常陽工学株式会社
発明者 小澤勝洋近藤英雄秋山保男
出願日 2005年12月13日 (15年0ヶ月経過) 出願番号 2005-359200
公開日 2007年6月28日 (13年5ヶ月経過) 公開番号 2007-163770
状態 拒絶査定
技術分野 液晶3(基板、絶縁膜及び配向部材) 液晶3-2(配向部材)
主要キーワード 紫外線発光源 エンドレス搬送ベルト 光照射パターン 光照射機構 紫外線波長領域 左右夫 積算エネルギー フレキシブルフィルム
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図面 (5)

課題

紫外線によって配向膜配向処理を施す配向処理方法及び配向処理装置において、配向膜全面に亘って同一条件下で配向処理が施され、配向膜全面に亘って均一な配向特性が得られる配向処理方法及び配向処理装置を提供するものである。

解決手段

光源装置部から出射された紫外線の略平行光を、複数の全反射ミラーによって構成された光照射パターン制御部を介して長尺形状照射パターンに形成し、変換された照射パターンの紫外線を所定の角度を保って配向膜に照射することによって配向処理を施すようにした。

概要

背景

従来、液晶セルを構成する基板、及び偏光フィルム光学補償フィルム等の光学フィルムに塗布された配向膜配向処理を施すにはいくつかの方法が提案されている。

そのなかで最も一般的な方法は、円筒状のローラ外周面に例えばポリアミド系の合成繊維からなる毛(パイル)を植設した布(ラビング布)を巻装してラビングローラを構成し、回転するラビングローラのラビング布のパイルで例えばポリイミド系樹脂などの有機高分子膜からなる配向膜の表面を擦る(ラビングする)ことによって、配向膜の表面に微細な溝を形成するものである。

ところで、このような配向処理方法は、ラビング時にラビング布と配向膜との摩擦によってラビング布の布埃が発生し、クリーン度汚染源となって作業環境を悪化させることになる。

また、ラビング布は配向処理を進めるうちに変形、消耗を生じるために、配向処理が予め設定され所定量に達すると新品交換される。その場合、ラビング布は全面が両面粘着テープを介してローラの外周面に貼り付けられており、ローラからラビング布を剥がすのは相当な労力と時間を要する困難な作業である。

そこで、上記ラビングによる配向処理で生じる不具合を排除するような配向処理方法が提案されている。それは図4に示すように、250nm近傍ピーク波長とする紫外線波長領域スペクトル分布を有するキセノン水銀ランプ50を光源とし、該キセノン水銀ランプ50を略焦点とする放物反射面を有するリフレクタ51とミラー52とによって光学系を構成する。

そして、キセノン水銀ランプ50から放射されてリフレクタ51の放物反射面で反射された紫外線はミラー52に向かい、ミラー52で反射された紫外線がホルダー53に支持された透明ガラス基板54の配向膜55に該配向膜55の表面に対してθ=45°以下の角度で照射されるようにしたものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−108994号公報

概要

紫外線によって配向膜に配向処理を施す配向処理方法及び配向処理装置において、配向膜全面に亘って同一条件下で配向処理が施され、配向膜全面に亘って均一な配向特性が得られる配向処理方法及び配向処理装置を提供するものである。光源装置部から出射された紫外線の略平行光を、複数の全反射ミラーによって構成された光照射パターン制御部を介して長尺形状照射パターンに形成し、変換された照射パターンの紫外線を所定の角度を保って配向膜に照射することによって配向処理を施すようにした。

目的

そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、紫外線ランプを光源とし、該紫外線ランプから放射される紫外線によって配向膜に配向処理を施す配向処理方法及び配向処理装置において、配向膜全面に亘って同一条件下で配向処理が施され、配向膜全面に亘って均一な配向特性が得られる配向処理方法及び配向処理装置を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

紫外線配向膜の表面に照射することによって配向処理を施す配向処理方法であって、発光部を含む光源装置部から出射された紫外線の略平行光が、複数個全反射ミラーで構成された光照射パターン制御部を介して直線状の長尺形状照射パターンとされ、前記照射パターンの紫外線の略平行光が前記配向膜に照射されることによって配向処理が施されることを特徴とする配向処理方法。

請求項2

前記光源装置部の光出射面を縦方向複数部分に分割した夫々の出射面から出射した紫外線の略平行光は、前記光照射パターン制御部を介して夫々の前記光出射面の形状と略同一の形状の照射パターンに形成されると共に、順次横方向に配置されて直線状の長尺形状の照射パターンに形成されることを特徴とする請求項1に記載の配向処理方法。

請求項3

前記配向膜に照射される紫外線は、前記配向膜の表面に対して0°より大きく90°以下の範囲の角度で照射されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の配向処理方法。

請求項4

紫外線を配向膜の表面に照射することによって配向処理を施す配向処理装置であって、発光部を含む光源装置部から出射された紫外線の略平行光を、複数個の全反射ミラーで構成された光照射パターン制御部を介して直線状の長尺形状の照射パターンとし、前記照射パターンの紫外線の略平行光を前記配向膜に照射することによって配向処理を施すことを特徴とする配向処理装置。

請求項5

前記光源装置部の光出射面を縦方向に複数部分に分割した夫々の出射面から出射した紫外線の略平行光を、前記光照射パターン制御部を介して夫々の前記光出射面の形状と略同一の形状の照射パターンに形成すると共に、順次横方向に配置して直線状の長尺形状の照射パターンを形成することを特徴とする請求項4に記載の配向処理装置。

請求項6

前記配向膜に照射する紫外線は、前記配向膜の表面に対して0°より大きく90°以下の範囲の角度で照射するようにしたことを特徴とする請求項4又は5のいずれか1項に記載の配向処理装置。

請求項7

前記光照射パターン制御部は、前記光源装置部の光出射面の前方に配設されて該光源装置部の光出射面から出射された紫外線の一部を該光出射面の対向する横方向に夫々反射させる2個の第一全反射ミラーと、前記第一全反射ミラーの夫々の反射光を前方に反射する左右夫々少なくとも1個の第二全反射ミラーと、前記第二全反射ミラーの反射光を夫々1対1で下方及び上方のいずれか一方に反射する第三全反射ミラーと、前記下方に反射する前記全ての第三全反射ミラーの反射光を一体に前方に反射する第四全反射ミラー及び前記上方に反射する前記全ての第三全反射ミラーの反射光を一体に前方に反射する第四全反射ミラーの2個の第四全反射ミラーと、で構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の配向処理方法及び配向処理装置。

技術分野

0001

本発明は、基板に塗布された配向膜配向処理を施す配向処理方法及び配向処理装置に関するものであり、詳しくは、略平行光の紫外線を基板に塗布された配向膜に照射することによって配向処理を施す配向処理方法及び配向処理装置に関する。

背景技術

0002

従来、液晶セルを構成する基板、及び偏光フィルム光学補償フィルム等の光学フィルムに塗布された配向膜に配向処理を施すにはいくつかの方法が提案されている。

0003

そのなかで最も一般的な方法は、円筒状のローラ外周面に例えばポリアミド系の合成繊維からなる毛(パイル)を植設した布(ラビング布)を巻装してラビングローラを構成し、回転するラビングローラのラビング布のパイルで例えばポリイミド系樹脂などの有機高分子膜からなる配向膜の表面を擦る(ラビングする)ことによって、配向膜の表面に微細な溝を形成するものである。

0004

ところで、このような配向処理方法は、ラビング時にラビング布と配向膜との摩擦によってラビング布の布埃が発生し、クリーン度汚染源となって作業環境を悪化させることになる。

0005

また、ラビング布は配向処理を進めるうちに変形、消耗を生じるために、配向処理が予め設定され所定量に達すると新品交換される。その場合、ラビング布は全面が両面粘着テープを介してローラの外周面に貼り付けられており、ローラからラビング布を剥がすのは相当な労力と時間を要する困難な作業である。

0006

そこで、上記ラビングによる配向処理で生じる不具合を排除するような配向処理方法が提案されている。それは図4に示すように、250nm近傍ピーク波長とする紫外線波長領域スペクトル分布を有するキセノン水銀ランプ50を光源とし、該キセノン水銀ランプ50を略焦点とする放物反射面を有するリフレクタ51とミラー52とによって光学系を構成する。

0007

そして、キセノン水銀ランプ50から放射されてリフレクタ51の放物反射面で反射された紫外線はミラー52に向かい、ミラー52で反射された紫外線がホルダー53に支持された透明ガラス基板54の配向膜55に該配向膜55の表面に対してθ=45°以下の角度で照射されるようにしたものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−108994号公報

発明が解決しようとする課題

0008

ところで、上記光学系において、光源となるキセノン水銀ランプに係わる形状、放射される紫外線の配光特性等の様態に基づいて考察すると、光源から放射されて放物反射面で反射された紫外線は必ずしも平行光とはならず、配光パターン略円形状となることが分かる。

0009

従って、光源から放射されてリフレクタ及びミラーを介して透明ガラス基板の配向膜に到達した紫外線は、配向膜の表面に対して様々な角度で照射されることになる。その結果、配向膜全面に亘って不均一な条件下で配向処理が施されることになり、配向膜に求められる配向膜全面に亘る配向特性均一性が損なわれることになる。

0010

そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、紫外線ランプを光源とし、該紫外線ランプから放射される紫外線によって配向膜に配向処理を施す配向処理方法及び配向処理装置において、配向膜全面に亘って同一条件下で配向処理が施され、配向膜全面に亘って均一な配向特性が得られる配向処理方法及び配向処理装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、紫外線を配向膜の表面に照射することによって配向処理を施す配向処理方法であって、発光部を含む光源装置部から出射された紫外線の略平行光が、複数個全反射ミラーで構成された光照射パターン制御部を介して直線状の長尺形状照射パターンとされ、前記照射パターンの紫外線の略平行光が前記配向膜に照射されることによって配向処理が施されることを特徴とするものである。

0012

また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記光源装置部の光出射面を縦方向複数部分に分割した夫々の出射面から出射した紫外線の略平行光は、前記光照射パターン制御部を介して夫々の前記光出射面の形状と略同一の形状の照射パターンに形成されると共に、順次横方向に配置されて直線状の長尺形状の照射パターンに形成されることを特徴とするものである。

0013

また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2のいずれか1項において、前記配向膜に照射される紫外線は、前記配向膜の表面に対して0°より大きく90°以下の範囲の角度で照射されることを特徴とするものである。

0014

また、本発明の請求項4に記載された発明は、紫外線を配向膜の表面に照射することによって配向処理を施す配向処理装置であって、発光部を含む光源装置部から出射された紫外線の略平行光を、複数個の全反射ミラーで構成された光照射パターン制御部を介して直線状の長尺形状の照射パターンとし、前記照射パターンの紫外線の略平行光を前記配向膜に照射することによって配向処理を施すことを特徴とするものである。

0015

また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項4において、前記光源装置部の光出射面を縦方向に複数部分に分割した夫々の出射面から出射した紫外線の略平行光を、前記光照射パターン制御部を介して夫々の前記光出射面の形状と略同一の形状の照射パターンに形成すると共に、順次横方向に配置して直線状の長尺形状の照射パターンを形成することを特徴とするものである。

0016

また、本発明の請求項6に記載された発明は、請求項4又は5のいずれか1項において、前記配向膜に照射する紫外線は、前記配向膜の表面に対して0°より大きく90°以下の範囲の角度で照射するようにしたことを特徴とするものである。

0017

また、本発明の請求項7に記載された発明は、請求項1〜6のいずれか1項において、前記光照射パターン制御部は、前記光源装置部の光出射面の前方に配設されて該光源装置部の光出射面から出射された紫外線の一部を該光出射面の対向する横方向に夫々反射させる2個の第一全反射ミラーと、前記第一全反射ミラーの夫々の反射光を前方に反射する左右夫々少なくとも1個の第二全反射ミラーと、前記第二全反射ミラーの反射光を夫々1対1で下方及び上方のいずれか一方に反射する第三全反射ミラーと、前記下方に反射する前記全ての第三全反射ミラーの反射光を一体に前方に反射する第四全反射ミラー及び前記上方に反射する前記全ての第三全反射ミラーの反射光を一体に前方に反射する第四全反射ミラーの2個の第四全反射ミラーと、で構成されていることを特徴とするものである。

発明の効果

0018

本発明の配向処理装置は、光源装置部から出射された紫外線の略平行光を、複数の全反射ミラーによって構成された光照射パターン制御部を介して矩形照射パターンに変換し、変換された照射パターンの紫外線の略平行光を所定の角度を保って配向膜に照射することによって配向処理を施すようにした。

0019

その結果、発光源としてキセノン水銀ランプを使用した上記従来の配向処理装置に比べて、配向膜に配向処理を施す紫外線が更に平行度を向上させた光として照射されるために、配向膜全面に亘って同一条件下で配向処理が施され、配向膜全面に亘って均一な配向特性が得られる。

0020

また、光源にレーザを使用した従来の他の配向処理装置に比べて、配向膜に対する紫外線の照射面積を大きくでき、配向処理時間の短縮による生産効率の向上を図ることができる。

0021

更に、紫外線ランプ等の紫外線発光源は従来のレーザに比べてはるかに廉価で、駆動が容易であり、そのため、装置の低減化が設備投資の抑制を促して製造コスト低価格化に寄与することになる。

発明を実施するための最良の形態

0022

以下、この発明の実施形態を図1図3を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付し、説明は省略する)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。

0023

図1は本発明の配向処理装置の実施形態に係わる光源装置の概略斜視図、図2は配向処理装置の斜視図である。本実施形態は、光源装置部と被光照射機構部とで構成されており、光源装置部1は更に発光部2と光照射パターン制御部3とで構成されている。

0024

発光部2は図示しないが、紫外線波長領域の光(紫外線)を放射する紫外線ランプ等の紫外線発光源と、該紫外線発光源から放射された紫外線を略平行光に変換する手段とを備えており、発光源から放射された紫外線はエネルギー密度が均一になるように略平行光に変換されて発光部2の光出射面4から外部に出射される。なお、発光部2の光出射面4は約150mm×約150mmの寸法を有している。

0025

光照射パターン制御部3は12個の全反射ミラー(以下、「ミラー」と略称する)で構成されており、発光部2から出射した紫外線の略平行光を被照射面に所定の照射パターンで照射するように照射パターンを制御する光学系を構成している。

0026

以下、発光部2から出射した紫外線がミラーを介して所望する照射パターンに形成される過程を、光路とミラーの作用との関係に基づいて説明する。なお、説明を理解し易くするために、各方向は図1に示す、前方向、左方向−右方向、上方向−下方向を採用する。

0027

まず、発光部2の光出射面4を上下方向に5分割し、夫々の光出射面を上方向から下方向に向かって順次光出射面4a、4b、4c、4d、4eとする。

0028

発光部2の光出射面4の前方には2個のミラー5ab、5deが配置されている。そのうち、ミラー5abは光出射面4に平行な面を該ミラー5abの右側縁部を回転軸として前方に略45°回転した状態に配置され、発光部2の光出射面4a、4bを前方に投影した形状を有している。一方、ミラー5deは光出射面4に平行な面を該ミラー5deの左側縁部を回転軸として前方に略45°回転した状態に配置され、発光部2の光出射面4d、4eを前方に投影した形状を有している。そして、ミラー5abとミラー5deとは、上方から見たときに中心軸を一致させて互いに直交するような位置関係にある。

0029

ミラー5abの左方向には2個のミラー6a、6bが配置されている。そのうち、ミラー6aはミラー5abの上側半分を左方向に平行移動した状態に配置されている。一方、ミラー6bはミラー5abの下側半分を左方向に平行移動した状態に配置されている。そしてミラー5abに近い順にミラー6b及びミラー6aが順次配置され、ミラー5abとミラー6b、ミラー6bとミラー6a、の夫々は略等距離に設定されている。

0030

同様に、ミラー5deの右方向には2個のミラー6d、6eが配置されている。そのうち、ミラー6dはミラー5deの上側半分を右方向に平行移動した状態に配置されている。一方、ミラー6eはミラー5deの下側半分を右方向に平行移動した状態に配置されている。そしてミラー5deに近い順にミラー6d及びミラー6eが順次配置され、ミラー5deとミラー6d、ミラー6dとミラー6e、の夫々は略等距離に設定されている。

0031

ミラー6aの前方にはミラー7a、ミラー6bの前方にはミラー7b、ミラー6dの前方にはミラー7d、ミラー6e前方にはミラー7eが夫々配置されている。そのうちミラー7a及びミラー7bは夫々、光出射面4に平行な面を該ミラー7a及び該ミラー7bの上側縁部を回転軸として前方に略45°回転した状態に配置され、ミラー7aはミラー6aを前方に投影した形状を有しており、ミラー7bはミラー6bを前方に投影した形状を有している。

0032

一方、ミラー7d及びミラー7eは夫々、光出射面4に平行な面を該ミラー7d及び該ミラー7eの上側縁部を回転軸として後方に略45°回転した状態に配置され、ミラー7dはミラー6dを前方に投影した形状を有しており、ミラー7eはミラー6eを前方に投影した形状を有している。

0033

そして、ミラー6aとミラー7a、ミラー6bとミラー7b、ミラー6dとミラー7dミラー6eとミラー7e、の夫々の距離は全て略等距離に設定されている。

0034

更に、ミラー7a及びミラー7bの下方には該ミラー7a及び該ミラー7bに平行なミラー8ab、ミラー7d及びミラー7eの下方には該ミラー7d及び該ミラー7eに平行なミラー8deが夫々配置され、ミラー8abはミラー7a及びミラー7bを下方に投影した形状を有し、ミラー8deはミラー7d及びミラー7eを下方に投影した形状を有している。

0035

以上、照射パターン制御部の構成について説明したが、次に発光部2から出射した紫外線の辿る光路に基づいて照射パターンが形成される過程を説明する。

0036

発光部2の光出射面4を上下方向に5分割したうちの最上部に位置する光出射面4aから出射した紫外線は、前方に配置されたミラー5abに至り、ミラー5abで該ミラー5abの左方向に配置されたミラー6aに向かって反射され、ミラー6aに至った紫外線はミラー6aで該ミラー6aの前方に配置されたミラー7aに向かって反射される。

0037

発光部2の光出射面4を上下方向に5分割したうちの最上部から2番目に位置する光出射面4bから出射した紫外線は、前方に配置されたミラー5abに至り、ミラー5abで該ミラー5abの左方向に配置されたミラー6bに向かって反射され、ミラー6bに至った紫外線はミラー6bで該ミラー6bの前方に配置されたミラー7bに向かって反射される。

0038

発光部2の光出射面4を上下方向に5分割したうちの中央部に位置する光出射面4cから出射した紫外線はそのまま前方に照射される。

0039

発光部2の光出射面4を上下方向に5分割したうちの最下部から2番目に位置する光出射面4dから出射した紫外線は、前方に配置されたミラー5deに至り、ミラー5deで該ミラー5deの右方向に配置されたミラー6dに向かって反射され、ミラー6dに至った紫外線はミラー6dで該ミラー6dの前方に配置されたミラー7dに向かって反射される。

0040

発光部2の光出射面4を上下方向に5分割したうちの最下部に位置する光出射面4eから出射した紫外線は、前方に配置されたミラー5deに至り、ミラー5deで該ミラー5deの右方向に配置されたミラー6eに向かって反射され、ミラー6eに至った紫外線はミラー6eで該ミラー6eの前方に配置されたミラー7eに向かって反射される。

0041

すると、発光部2の光出射面4aから出射されてミラー6aで反射された紫外線照射パターン9aは光出射面4aの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4bから出射されてミラー6bで反射された紫外線照射パターン9bは光出射面4bの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4cから出射された紫外線照射パターン9cは光出射面4cの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4dから出射されてミラー6dで反射された紫外線照射パターン9dは光出射面4dの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4eから出射されてミラー6eで反射された紫外線照射パターン9eは光出射面4eの形状と略同一の形状の照射パターンを形成する。

0042

このときの紫外線照射パターン9a、9b、9c、9d、9eの位置関係は、上方向から下方向に向かって順次9a、9b、9c、9d、9eの並びとなっている。

0043

ミラー6aで反射されてミラー7aに至った紫外線はミラー7aで該ミラー7aの下方に配置されたミラー8abに向かって反射され、ミラー8abに至った紫外線はミラー8abで反射されて前方に照射される。

0044

ミラー6bで反射されてミラー7bに至った紫外線はミラー7bで該ミラー7bの下方に配置されたミラー8abに向かって反射され、ミラー8abに至った紫外線はミラー8abで反射されて前方に照射される。

0045

発光部2の光出射面4cから出射した紫外線はそのまま前方に照射される。

0046

ミラー6dで反射されてミラー7dに至った紫外線はミラー7dで該ミラー7dの上方に配置されたミラー8deに向かって反射され、ミラー8deに至った紫外線はミラー8deで反射されて前方に照射される。

0047

ミラー6eで反射されてミラー7eに至った紫外線はミラー7eで該ミラー7eの上方に配置されたミラー8deに向かって反射され、ミラー8deに至った紫外線はミラー8deで反射されて前方に照射される。

0048

すると、発光部2の光出射面4aから出射されて途中の光路を経て最後のミラー8abで反射されて前方に向かう紫外線の照射パターン10aは光出射面4aの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4bから出射されて途中の光路を経て最後のミラー8abで反射されて前方に向かう紫外線の照射パターン10bは光出射面4bの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4cから出射された紫外線の照射パターン10cは光出射面4cの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4dから出射されて途中の光路を経て最後のミラー8deで反射されて前方に向かう紫外線の照射パターン10dは光出射面4dの形状と略同一の形状の照射パターンを形成し、発光部2の光出射面4eから出射されて途中の光路を経て最後のミラー8deで反射されて前方に向かう紫外線の照射パターン10eは光出射面4eの形状と略同一の形状の照射パターンを形成する。

0049

このときの紫外線照射パターン10a、10b、10c、10d、10eの位置関係は、左方向から右方向に向かって順次照射パターン10a、10b、10c、10d、10eの連続する直線状の並びとなっている。つまり、発光部2の光出射面4を上下方向に5分割した光出射面4a、4b、4c、4d、4eの夫々から出射した紫外線は、光照射パターン制御部3を介して左方向から右方向に向かって順次照射パターン10a、10b、10c、10d、10eの連続する直線状の長尺形状の並びに変換される。

0050

次に、被光照射機構部20について説明する。図2に示すように、所定の間隔を保って平行に配設された駆動ローラ21と従動ローラ22との間にエンドレス搬送ベルト23が架け渡されている。そして、搬送ベルト23上に位置する被配向処理部材24が所定の速度で移動する搬送ベルト23によって搬送されるようになっている。

0051

被配向処理部材24には背景技術で述べたように、配向膜が塗布された、液晶セルを構成する基板、及び偏光フィルムや光学補償フィルム等の光学フィルムがあるが、本実施形態において配向処理を施す被配向処理部材24は、柔軟性のあるフィルムフレキシブルフィルム)に配向膜が塗布された部材を対象としている。

0052

上記光源装置部1と被光照射機構部20からなる配向処理装置によって被配向処理部材24に形成された配向膜に配向処理を施す方法を以下に説明する。まず、配向膜が形成された被配向処理部材24をロール巻き付けた状態の供給ロール(図示せず)と、供給ロールから連続的に送出される被配向処理部材24を巻き取る巻取ロール(図示せず)とを配向処理装置にセットする。

0053

そして、供給ロールから連続的に送出された被配向処理部材24は、所定の間隔を保って平行に配設された駆動ローラ21と従動ローラ22との間に架け渡されたエンドレス搬送ベルト23上を、所定の速度で移動するエンドレス搬送ベルト23によって搬送され、巻取ロールによって巻き取られる。

0054

それと同時に光源装置部1では、上述のように発光部2の光出射面4を上下方向に5分割した光出射面4a、4b、4c、4d、4eの夫々から出射した紫外線の略平行光は、光照射パターン制御部3を介して左方向から右方向に向かって順次照射パターン10a、10b、10c、10d、10eの連続する直線状の長尺形状の並びに変換され、光源装置1から略平行光として外部に出射される。

0055

そして、光源装置1から直線状の長尺形状照射パターン(約750mm×約30mm)として出射された紫外線の略平行光は、エンドレス搬送ベルト23上を所定速度で移動する被配向処理部材24に形成された配向膜に該配向膜の表面に対して0°<θ≦90°の角度で照射される。本実施形態においてはθ=45°の角度で照射するように設定されている。

0056

つまり、所定の速度で移動する被配向処理部材24の配向膜に、該配向膜の表面に対して45°の角度で略平行光の紫外線を照射することによって連続的に配向処理が行なわれるものである。

0057

本実施形態においては、配向膜に照射される紫外線の照射範囲の寸法は被配向処理部材の進行方法が約36mm、被配向処理部材の幅方向は約750mmであり、よって照射面積は約27000mm2となる。

0058

そのとき、配向膜に照射される紫外線の照射強度は80mW/cm2〜200mW/cm2、積算エネルギー密度は約1J/cm2である。但し、ここに挙げた値は、実施形態の一例であって、紫外線ランプ等の紫外線発光源の出力、全反射ミラーの反射率、紫外線発光源から配向膜までの距離、配向膜に対する紫外線の照射角度、被配向処理部材の移動速度等の条件の組み合わせによって大いに変わるものである。

0059

図3は本発明の配向処理装置の他の実施形態に係わる光源装置の概略斜視図である。上記図1で示した実施形態では、発光部2の光出射面4を上下方向に5分割した光出射面4a、4b、4c、4d、4eの夫々から出射した紫外線を、光照射パターン制御部3を介して左方向から右方向に向かって順次照射パターン10a、10b、10c、10d、10eの連続する直線状の長尺形状の並びに変換されるようにしたが、本実施形態は、発光部2の光出射面4を上下方向に3分割し、光出射面4b、4c、4dの夫々から出射した紫外線を、光照射パターン制御部3を介して左方向から右方向に向かって順次照射パターン10b、10c、10dの連続する直線状の長尺形状の並びに変換されるようにしたものである。

0060

つまり、発光部2の光出射面4から出射した紫外線が5系統の光路を経て連続する直線状の長尺形状の並びに変換されるのを、発光部2の光出射面4から出射した紫外線が3系統の光路を経て連続する直線状の長尺形状の並びに変換されるようにしたものであり、それ以外は図1の実施形態及び図2の配向処理の夫々に基づく説明の内容と同様である。

図面の簡単な説明

0061

本発明の配向処理装置に係わる実施形態を構成する光源装置部の斜視図である。
同じく、本発明の配向処理装置に係わる実施形態を示す斜視図である。
本発明の配向処理装置に係わる他の実施形態を構成する光源装置部の斜視図である。
従来の配向処理装置を示す模式図である。

符号の説明

0062

1光源装置部
2発光部
3光照射パターン制御部
4、4a、4b、4c、4d、4e光出射面
5ab、5de全反射ミラー
6a、6b、6d、6e 全反射ミラー
7a、7b、7d、7e 全反射ミラー
8ab、8de 全反射ミラー
9a、9b、9c、9d、9e照射パターン
10a、10b、10c、10d、10e 照射パターン
20 被光照射機構部
21駆動ローラ
22従動ローラ
23搬送ベルト
24 被配向処理部材

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