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技術 表示装置、表示方法、および表示プログラム

出願人 パイオニア株式会社
発明者 鳥海博糟谷孝幸鈴木浩二伊藤直子菊池史子福島章雄
出願日 2005年11月25日 (13年7ヶ月経過) 出願番号 2005-340573
公開日 2007年6月14日 (12年1ヶ月経過) 公開番号 2007-147877
状態 特許登録済
技術分野 陰極線管以外の表示装置の制御 表示装置の制御、回路
主要キーワード 重なり形 最大横寸法 充電型バッテリ 最大縦寸法 データ通信構成 方パターン 重畳光 各表示光
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年6月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

複数の表示装置を用いて容易に表示面の大画面化を図ること。

解決手段

表示装置100は、表示パネル101Aと表示パネル101Bとを重ね合わせて大きな表示面を得る。表示パネル101Aは、下に重なった表示パネル101Bの表示部103からの光を受光部104によって受信する。さらに、表示パネル101Aは、算出部105によって重なり状態を検出し表示させる画像データの表示サイズを調整し、表示制御部106によって調整後の画像データを表示部103に表示させる。調整後の画像データの表示に関する情報は、表示パネル101Bに送信される。表示パネル101Bは、受信した情報に基づいて、調整後の画像データを表示し、重なり部分の表示を停止させる。停止した部分の画像データは、受光部104を介して表示パネル101Aに送られ、重なり部分に表示される。

概要

背景

従来、コンピュータやAV(Audio−Visual)機器出力情報(画像データ)を表示させるには用途に合わせた表示装置が利用されている。このような表示装置の表示面を拡大するには、より大きな表示画面を有した表示装置を利用するか、複数の表示装置を用いて一つの画像を表示させなければならない。近年、大画面での表示を実現する液晶ディスプレイプラズマディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、投影型のディスプレイなど様々な表示装置が開発され、一般の利用者にも普及し始めている。このような大きな表示画面を有した表示装置を用いる場合は、表示制御が容易であるが、表示面積が拡大に比例して価格が上昇するという難点がある。また、表示画面の表示面の面積は、表示装置の製造時に確定してしまい、使用ごとに表示面の面積を変化させることはできない。

一方、複数の表示装置を用いて大画面表示を行う表示装置は、利用者の用途に合わせて好きなサイズの表示面積の表示装置を形成することができる。また、1つ1つの表示装置の表示面の面積は問わないため比較的安価に製造できる。具体例としては、複数の表示面の裏側から表示面ごとの画像を投影し、隣接する表示面の重なり合った部分の輝度が均一になるように制御する投影型マルチディスプレイ装置(例えば、下記特許文献1参照。)や、同じく複数の表示面を用いて、隣接する表示面のつなぎ合わせ部分に重畳画素で重なり合う副画像を形成する表示装置(例えば、下記特許文献2参照。)などが開示されている。

特開2001−268476号公報
特表2001−525564号公報

概要

複数の表示装置を用いて容易に表示面の大画面化をること。表示装置100は、表示パネル101Aと表示パネル101Bとを重ね合わせて大きな表示面を得る。表示パネル101Aは、下に重なった表示パネル101Bの表示部103からの光を受光部104によって受信する。さらに、表示パネル101Aは、算出部105によって重なり状態を検出し表示させる画像データの表示サイズを調整し、表示制御部106によって調整後の画像データを表示部103に表示させる。調整後の画像データの表示に関する情報は、表示パネル101Bに送信される。表示パネル101Bは、受信した情報に基づいて、調整後の画像データを表示し、重なり部分の表示を停止させる。停止した部分の画像データは、受光部104を介して表示パネル101Aに送られ、重なり部分に表示される。

目的

操作指示有線無線を問わずに受け付けることが可能であるが、好適な例としては、無線信号を受信する機能を備えることで閲覧する利用者や操作を行う操作者それぞれにとって自由度の高い表示装置100を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

複数の表示パネルを有する表示装置であって、前記複数の表示パネルが重なり合っている表示領域を検出する検出手段と、前記複数の表示パネルのうち奥の表示パネルから前記検出手段によって検出された表示領域を除いた表示領域を算出する算出手段と、前記複数の表示パネルのうち手前の表示パネルと前記算出手段によって算出された表示領域とによって構成される単一表示画面上に、画像を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする表示装置。

請求項2

前記検出手段は、画像を表示するための表示光と、前記画像の表示位置情報および各表示パネル識別情報光信号とを重畳した光(以下、「重畳光」という)を表示する表示手段と、前記各表示パネルが重なると、重なり合った表示領域の前記重畳光を受光する受光手段と、を備え、前記重畳光を用いて前記複数の表示パネルが重なり合っている表示領域を検出することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。

請求項3

前記各表示パネルは、前記表示制御手段によって表示された画像の表示位置情報および手前の表示パネルの識別情報を送信情報として、奥の表示パネルへ送信する通信手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。

請求項4

前記各表示パネルは、重なり合っている手前の表示パネルからの前記送信情報を受信すると、前記表示制御手段は、前記送信情報に基づき、前記表示手段に、前記画像を表示させるとともに、前記奥の表示パネルの重なり合った表示領域の表示光を停止させ、さらに、表示光を停止した表示領域の前記表示手段に、前記停止した部分の画像のデータに相当する光信号を表示させることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。

請求項5

前記受光手段が、前記奥の表示パネルから前記停止した部分の画像のデータに相当する光信号を受光すると、前記表示制御手段は、前記受光手段が受信した光信号に応じた画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。

請求項6

前記算出手段は、前記受光手段によって検出された前記重畳光に基づいて、重なり合っている前記奥の表示パネルと前記手前の表示パネルとの重なり状態を判別する判別手段と、前記判別手段によって判別された重なり状態から画像を表示可能な範囲を算出する表示範囲算出手段と、を備え、前記表示可能な範囲に基づいて前記画像の表示サイズを算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の表示装置。

請求項7

前記各表示パネルは、操作者からの操作指示を受信する受信手段を備え、前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した前記操作指示に応じて表示制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の表示装置。

請求項8

前記操作者からの操作指示は、無線信号であって、前記受信手段は、無線信号を受信し、前記制御手段は、前記受信手段が受信した前記無線信号に応じて表示制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の表示装置。

請求項9

前記無線信号は、赤外線信号であり、前記受信手段は、赤外線信号を受信することを特徴とする請求項7または8に記載の表示装置。

請求項10

前記表示パネルは、フィルム状の基板であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の表示装置。

請求項11

前記受光手段は、前記表示手段の表示範囲と等しい面積受光素子格子状に配置されていることを特徴とする請求項2〜10いずれか一つに記載の表示装置。

請求項12

前記表示位置情報はXYアドレスによって表現されることを特徴とする請求項2〜10のいずれか一つに記載の表示装置。

請求項13

前記通信手段はアンテナを用いた無線通信を行うことを特徴とする請求項3〜11のいずれか一つに記載の表示装置。

請求項14

前記アンテナは、透明なフィルム上に金属のアンテナパターン印刷されていることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。

請求項15

前記アンテナは、無線LAN(LocalAreaNetwork)によって各表示装置同士が送受信を行うことを特徴とする請求項13または14に記載の表示装置。

請求項16

複数の表示パネルを用いた表示方法であって、前記複数の表示パネルが重なり合っている表示領域を検出する検出工程と、前記複数の表示パネルのうち奥の表示パネルから前記検出工程によって検出された表示領域を除いた表示領域を算出する算出工程と、前記複数の表示パネルのうち手前の表示パネルと前記算出工程によって算出された表示領域とによって構成される単一表示画面上に、画像を表示させる表示制御工程と、を含むことを特徴とする表示方法。

請求項17

請求項16に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム

技術分野

0001

この発明は、複数の表示装置を重ねて大画面表示を実現する表示装置、表示方法、および表示プログラムに関する。ただし、この発明の利用は、前述の表示装置、表示方法、および表示プログラムに限るものではない。

背景技術

0002

従来、コンピュータやAV(Audio−Visual)機器出力情報(画像データ)を表示させるには用途に合わせた表示装置が利用されている。このような表示装置の表示面を拡大するには、より大きな表示画面を有した表示装置を利用するか、複数の表示装置を用いて一つの画像を表示させなければならない。近年、大画面での表示を実現する液晶ディスプレイプラズマディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、投影型のディスプレイなど様々な表示装置が開発され、一般の利用者にも普及し始めている。このような大きな表示画面を有した表示装置を用いる場合は、表示制御が容易であるが、表示面積が拡大に比例して価格が上昇するという難点がある。また、表示画面の表示面の面積は、表示装置の製造時に確定してしまい、使用ごとに表示面の面積を変化させることはできない。

0003

一方、複数の表示装置を用いて大画面表示を行う表示装置は、利用者の用途に合わせて好きなサイズの表示面積の表示装置を形成することができる。また、1つ1つの表示装置の表示面の面積は問わないため比較的安価に製造できる。具体例としては、複数の表示面の裏側から表示面ごとの画像を投影し、隣接する表示面の重なり合った部分の輝度が均一になるように制御する投影型マルチディスプレイ装置(例えば、下記特許文献1参照。)や、同じく複数の表示面を用いて、隣接する表示面のつなぎ合わせ部分に重畳画素で重なり合う副画像を形成する表示装置(例えば、下記特許文献2参照。)などが開示されている。

0004

特開2001−268476号公報
特表2001−525564号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記の特許文献1のマルチディスプレイ装置は、投影型のディスプレイのために、表示装置自体に焦点投影画像を結ぶための奥行きが不可欠となったり、表示面の形成時に画像を投影可能な並べ方をしなければならず、表示面の形状の自由度が制限されてしまったりという問題が一例として挙げられる。

0006

また、上記の特許文献2の表示装置は、複数の表示面を整然と並べた場合には、形成した副画像を用いて表示面同士の継ぎ目のない平坦なディスプレイを実現できるが、表示面を雑然と並べた場合や、並べるスペースに合わせて不規則に並べた場合には、隣接した表示面の重なり具合が変化し重なり部分を考慮した大画面表示を行うことができないという問題が一例として挙げられる。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる表示装置は、複数の表示パネルを有する表示装置であって、前記複数の表示パネルが重なり合っている表示領域を検出する検出手段と、前記複数の表示パネルのうち奥の表示パネルから前記検出手段によって検出された表示領域を除いた表示領域を算出する算出手段と、前記複数の表示パネルのうち手前の表示パネルと前記算出手段によって算出された表示領域とによって構成される単一表示画面上に、画像を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。

0008

また、請求項16の発明にかかる表示方法は、複数の表示パネルを用いた表示方法であって、前記複数の表示パネルが重なり合っている表示領域を検出する検出工程と、前記複数の表示パネルのうち奥の表示パネルから前記検出工程によって検出された表示領域を除いた表示領域を算出する算出工程と、前記複数の表示パネルのうち手前の表示パネルと前記算出工程によって算出された表示領域とによって構成される単一表示画面上に、画像を表示させる表示制御工程と、を含むことを特徴とする。

0009

また、請求項17の発明にかかる表示プログラムは、請求項16に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる表示装置、表示方法、および表示プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。

0011

(表示装置の機能的構成
図1は、この発明の本実施の形態の表示装置の機能的構成を示すブロック図である。図1に示したように表示装置100は、複数の表示パネル(図示の例では101A,101B)を重ね合わせて表示面を形成する。各表示パネル101A,101Bは、表示部103と、受光部104からなる検出部102と、算出部105と、表示制御部106と、通信部107と、受信部108と、電源部(図示せぬ)から構成される。

0012

検出部102は、複数の表示パネル(例えば、表示パネル101Aと表示パネル101B)の表示画面が互いに重なり合っている表示領域を検出する。具体的には、表示部103と、受光部104とを備えている。表示部103は、表示パネル101の表面に画像を表示するための表示光と、画像の表示位置情報および各表示パネルの識別情報(この場合は、表示パネル101Aの識別情報)の光信号とを重畳した重畳光を表示する。表示手段に表示する画像は、記憶手段を設けて、画像データとして読み込んでおいてもよいし、有線無線を問わずデータ取得手段を設け外部から逐次取得してもよい。また、表示部103からは画像を表示するための表示光だけではなく画像の表示位置情報と、各表示パネル101の識別情報を光信号として表示している。

0013

また、画像の表示位置情報とは、表示部103が表示する画像データを構成する各表示光が表示パネル101のどの位置で発光されているかの情報である。情報の具体的な例としては、表示パネルをX軸とY軸からなるXYアドレス表現し、表示光の表示位置に対応したXYアドレスの情報を光信号に含めてもよい。また表示パネル101の識別情報とは例えば任意に定めたIDなど、ユニークな情報であればよい。

0014

表示部103によって表示される重畳光は、表示光と光信号が重畳されるため、光信号の光強度があまりに大きいと利用者にとって見えにくい表示面になってしまう。また、光信号を受信するのは重なり合った他の表示パネル101(例えば、表示パネル101B)の受光部104である。したがって、光信号は必要最低限の光強度を保てばよい。

0015

受光部104は、各表示パネル101が重なると、重なり合った表示領域の奥の表示パネル101(ここでは、表示パネル101B)の表示部103から表示された重畳光を受光する。受光部104は、格子状に配置された複数の受光素子から構成されており、重畳光のうち表示光から表示形状を検出し、算出部105へ出力する。また同時に、重畳光のうちの光信号を電気信号に変換し、表示パネル101Bの画像データの表示素子位置や識別情報を算出部105へ出力する。

0016

算出部105は、複数の表示パネル101のうち奥の表示パネル101(ここでは、表示パネル101B)の表示領域から検出部102によって検出された表示領域つまり、重なり合った表示領域を除いた表示領域を算出する。算出部105は、さらに受光部104によって検出された表示光と光信号に基づいて、表示パネル101Aと表示パネル101Bとの重なり状態を判別する判別部(不図示)と、判別部によって判別された重なり状態から画像の表示可能な範囲を算出する表示範囲算出部(不図示)を備えている。

0017

表示制御部106は、複数の表示パネル101のうち手前の表示パネル101(ここでは、表示パネル101A)と算出部105によって算出された表示領域とによって構成される単一表示画面上に、画像を表示させる。また、表示制御部106は、通信部107を介して重なり合った手前の表示パネル101の重なり状態の情報を取得すると、奥の表示パネル101が下に重なった表示領域の表示部103の表示光を停止させる。また、表示制御部106は、受信部108を介して操作者から表示装置100の表示操作が入力されると、表示部103に対して表示制御を行う。

0018

なお、本実施の形態では、手前の表示パネル101(ここでは表示パネル101A)の表示制御部106が主導的な役割を担い、奥の表示パネル101(ここでは表示パネル101B)の表示制御部106が補佐的な役割を担うように構成されている。つまり、後述する図2−1のフローチャートは、表示パネル101Aの表示制御部106で実行される。また、図2−2のフローチャートは、表示パネル101Bの表示制御部106で実行される。また、ここでいう「奥」と「手前」は表示パネルのAV情報視聴する視聴者を基準として定義されている。

0019

通信部107は、表示制御部106によって表示された画像の表示位置情報および手前の表示パネル101(ここでは表示パネル101A)の識別情報を送信情報として、奥の表示パネル101(ここでは表示パネル101B)へ送信する。通信部107を用いた通信は有線、無線を問わないが、表示装置100として使用する表示パネル101の数が多い場合や、表示パネル101のサイズが大きい場合は、無線の通信手段が好ましい。さらに、透明なフィルム状のアンテナを備えると、表示部103の表示光を遮ることが少なく利用者にとって見やすい表示面を実現することができる。

0020

受信部108は、操作者からの操作指示を受信する。表示制御部106は、受信部108が受信した操作指示に応じて表示制御を行う。操作指示は有線、無線を問わずに受け付けることが可能であるが、好適な例としては、無線信号を受信する機能を備えることで閲覧する利用者や操作を行う操作者それぞれにとって自由度の高い表示装置100を提供することができる。無線信号を利用する場合は、例えば無線LANなどから既存の規格を用いてもよい。

0021

また、図1に不図示の電源部は、各表示パネル101に備えられ各機能部102〜108に電源を供給する。具体的には、薄型バッテリーを用いてもよいし、表示パネル101の表示部103以外の表面部分に高変換効率薄膜太陽電池を配してもよい。薄型バッテリーを用いる際には、各表示パネル101にコンセントなどの外部電源に接続するコネクタを設ける。また、表示パネル101同士を接続するコネクタを備え互いにバッテリー充電してもよい。このような構成の場合、表示装置100を構成する表示パネル101のうちのいずれか一つに外部電源に接続するコネクタを設ければよい。

0022

(表示装置の処理の内容)
つぎに、表示装置の処理の内容について説明する。図2−1および図2−2は、表示装置100の表示手順を示すフローチャートである。図2−1のフローチャートにおいて、まず表示部103は、画像を表示する表示光と光信号とを重畳して発光する(ステップS201)。ここで述べた光信号とは先ほど説明した、画像の表示位置情報と表示パネル101の識別情報である。つぎに、重なり合った奥の表示パネル101からの重畳光を受信したか否かを判断する(ステップS202)。

0023

ステップS202の判断で、他の表示パネル101からの光を受信していなければ(ステップS202:No)、下に重なった奥の表示パネル101はないことから表示処理の必要はなく、現在の画像に対応するデータの表示を行えばよい。したがって、このまま処理を終了する。他の表示パネル101からの光を受信していれば(ステップS202:Yes)、続いて、受信した表示光と、光信号とから、表示装置100全体の表示面に表示可能な画像データのサイズを調整する(ステップS203)。

0024

つぎに、ステップS203によって調整したサイズの画像を表示部103に表示させる(ステップS204)。最後に、調整後の画像に関する情報を重なり合った奥の表示パネル101に送信する(ステップS205)。このステップS205で送信した画像データに関する情報とは、調整後の画像データの表示位置情報と表示パネル101の識別情報である。以上で、複数の表示パネル101が重なり合った場合の重なり検出と、画像データの表示サイズの調整までの処理が終了する。なお、図2−2を用いて説明する以降のステップでは、ステップS205で送信した情報を送信情報と呼ぶ。

0025

続いて、図2−2を用いて、表示サイズを調整した後の画像に関する表示処理の手順について説明する。図2−2のフローチャートにおいて、まず、通信部107が、重なり合った手前の表示パネル101からの送信情報を受信したか否かを判断する(ステップS206)。ここで、通信部107が他の表示パネル101からの送信情報を受信するまで待つ(ステップS206:Noのループ)。

0026

ステップS206の判断で送信情報を受信すると(ステップS206:Yes)、続いて、送信情報から表示パネル101の重なり部分の表示光の発光停止を行う(ステップS207)。送信情報には調整後の画像の表示位置情報と表示パネル101の識別情報が含まれており、この情報に基づいて、表示部103の重なり部分を判別し、表示光を停止する。

0027

最後に、表示部103から発光停止部分の画像に応じた光信号を表示する(ステップS208)。ここで光信号を発光するのはステップS207によって画像の表示停止が行われた部分のみである。表示停止が行われた部分は、表示パネル101の重なり部分の下に位置するため、表示停止を行わずに、そのまま画像の表示を行うと、重なり合った上の表示部103の表示光に影響を及ぼす恐れがある。特に表示パネル101が、薄型基板透過性の高いフィルムによって構成された場合は、その影響が顕著である。また、表示パネル101が、遮光性の高い基板によって構成された場合でも、利用者の視覚に影響を与えない表示光を発光し続けるのは、無駄な消費電力を生じることになる。

0028

また、ステップS208によって発光された光信号は、重なり合った上の表示パネル101の受光部104によって受信され、表示光が停止された部分に対応する画像データが、光信号を受信した表示パネル101の表示部103に表示され、一連の処理を終了する。

0029

以上説明したように、表示装置100は、表示面を構成する表示パネル101の表示部103から表示光とともに光信号を発光させることで重なり合い状態の検出を、表示パネル101の裏面に設けられた受光部104が表示光と光信号からなる重畳光を受信することで実現する。また、表示パネル101が重なり合った下の画像データを光信号によって送信し、重なり合った上の表示パネル101が受光部104によって画像データを受信する。したがって、容易に重ね合わせた表示パネル101によって一つの表示面をもった表示装置100を実現することができる。

0030

また、実施の形態の他の例として、図2−1のステップS202の判断において他の表示パネル101からの光を受信しないまま所定の時間が経過した場合に、表示部103から発光されている光信号の出力を停止させる機能部を加えてもよい。このような構成にすることで、表示装置100を1枚の表示パネル101で構成する場合に、光信号を出力し続けて消費電力が大きくなるような事態を避けることができる。

0031

以下にこの発明の実施例について説明する。本実施例では、例えば実施の形態で説明した表示パネル101A,101Bを表示装置A,B(300A,300B)として実現し、これら複数の表示装置で構成した表示面を表示装置300の表示面として説明する。

0032

(表示装置のハードウェア構成
図3は、本実施例にかかる表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示したように、表示装置300は、表示手段としての表示面301と、受信手段としての赤外線受光素子列302と、通信手段としての透明パターンアンテナ303と、受光手段としての受光素子行列面304と、算出手段および表示制御手段としての演算部305と、画像フレームメモリ306と図示せぬ電源部から構成される。表示装置300は、上記の各機能部301〜306をシート状の基板の上に形成する。基板は、所定の強度を保持すれば材質は問わないが、多少の凹凸や、湾曲がある面に表示装置300を並べる場合は、より好適な例としてフレキシブル基板を用いるとよい。

0033

まず、図4を用いて表示装置A(300A)の表面に配置されている表示面301、赤外線受光素子列302および透明パターンアンテナ303について説明する。なお、以下説明を行う際の例示として表示装置A(300A)の構成を述べるが、これらは表示装置A(300A)に限られるものではなく、表示装置300に共通する内容を表している。図4は、表示装置A(300A)の表面の構成を示す説明図である。表示面301は、有機ELディスプレイなど薄型ディスプレイによって構成され、画像フレームメモリ306から入力された画像データを表示させる。また、表示面301は、四方を透明封止端面307として加工されている。さらに、透明封止端面307の外側は、赤外線受光素子列302と、透明パターンアンテナ303とが縁取りするように配置されている。

0034

赤外線受光素子列302は、赤外線波長が約1mm〜700nmの光)による光信号を受信し、電気信号に変換して出力する赤外線受光素子が列状に配置されたモジュールである。本実施例にかかる赤外線受光素子列302は、赤外線リモコンなどから出力された赤外線の光信号の受信を目的としている。受信した光信号は、電気信号に変換され演算部305へ出力される。赤外線受光素子列302を表示面301の周りに配置しているのは、複数の表示装置300同士が複雑に重なり合った場合でも、いずれかの表示装置300の端面が露出して、リモコンなどからの赤外線の光信号を受信させるためである。

0035

ここで、赤外線受光素子列302を構成する赤外線受光素子について簡単に説明する。赤外線受光素子は、赤外線の熱作用を利用する熱形と、赤外線が波長によって決まるエネルギーかたまり光量子または光子フォトン)の作用を利用する量子形との2種類に分類される。一般的に、熱形の赤外線受光素子は、感度が低いため応答は遅いが、赤外線の波長によらず感度が一定である。したがって、赤外の全領域に適用でき、特に光の全エネルギー測定には有用である。また、熱型の赤外線受光素子は、さらに熱膨張型、熱電対型、抵抗型などに分類される。

0036

一方、量子形の赤外線受光素子は、高感度高速応答であるが、感度に波長依存性がある。したがって、遮断波長以上の長波長領域で感度がなくなる特性をもっている。ここでも、量子型の赤外線受光素子は、さらに光電管型、接合型などに分類される。本実施例のように表示面301から発光した赤外線を受光する場合は、高速な応答を求められることはないので、使用環境や、コストを案して適した赤外線受光素子を選択するとよい。

0037

透明パターンアンテナ303は、表示装置300間のデータ通信を無線LAN(Local Area Network)方式によって実現する。透明パターンアンテナ303によって受信した他の表示装置300からの送信情報は、演算部305に出力される。透明パターンアンテナ303は、透明なフィルムにアンテナパターン印刷されたアンテナで、一般的には車載用のアンテナとして車両のガラス面に取り付けるなどの利用方法が知られている。

0038

透明パターンアンテナ303の具体的な材質としては、例えば、透明なPET(Ployethylene Terephthalate)フィルムに銀ベースインクによってアンテナパターンを印刷することで形成する方法がある。また、ITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)など透明電極用の金属を用いてアンテナパターンを形成することで、さらに透明度の高い透明パターンアンテナ303に仕上げることもできる。

0039

つぎに、図5を用いて表示装置A(300A)の裏面を構成する受光素子行列面304について説明する。図5は、表示装置A(300A)の裏面の構成を示す説明図である。表示装置A(300A)の裏面は、表面に配置された表示面301と同じ面積の受光素子行列面304が配置されている。受光素子行列面304は、表示装置300同士の重なり形状を検出する。検出された重なり形状は、演算部305に出力される。

0040

また、図5は、受光素子行列面304の一部を拡大して示している。拡大した図からわかるように受光素子行列面304は、格子状に配置された受光素子308によって構成されている。さらに、受光素子行列面304は、四方を透明封止端面307として加工されている。

0041

ここで、受光素子行列面304を構成する受光素子308について説明する。受光素子308は、赤外線受光素子列302を形成する赤外線受光素子と基本構成は同じであるが、検出対象となる光の波長帯が異なる。受光素子308は、表示面に表示される画像を構成する可視光(波長が約360nm〜830nmの光)を検出し、電気信号に変換して出力する。受光素子行列面304は、検出した可視光の情報は、演算部305へ出力される。

0042

図3戻り、演算部305と、画像フレームメモリ306の説明を行う。演算部305には、外部から表示面に表示させる画像データが入力される。演算部305に入力された画像データは、表示用補正され、画像フレームメモリ306へ出力される。また、赤外線受光素子列302によって赤外線リモコンなどからの指示を受信した場合や、透明パターンアンテナ303が無線LAN700(図7参照)を介して他の表示装置300から重なり部分の情報を受信した場合、もしくは受光素子行列面304によって受信した情報に応じて表示する画像データの表示サイズを調整するための演算を行う

0043

画像フレームメモリ306は、演算部305から入力された画像データの表示サイズを調整して補正した後、表示面301に表示させる表示用の画像データとして記憶する。記憶された画像データは、表示面301へ出力される。

0044

また、電源部は、上記の各機能部301〜306と同様に、シート状の基板の上に充電型バッテリーとして形成される。電源部のうち、充電時に用いる外部電源への接続コネクトは、シート状基板の端部に配置されているが、バッテリー本体部分は、ごく薄型であるため表示面301と、受光素子行列面304との間に配置されている。しかし、上述のような構成に限らず、表示面のサイズや素材に応じて、適した電源部を構成すればよい。

0045

図6は、従来の表示装置と、本実施例にかかる表示装置との表示領域の違いを説明する図表である。図表600は、上段に通常の並べ置きの例を示し、下段に本実施例の重ね置きの例を示している。表示装置A,B(300A,300B)とのそれぞれの表示面301の周りは、透明パターンアンテナ303が取り囲むように配置されている。2枚の表示装置A,B(300A,300B)を通常の並べ置きにした場合、表示装置A(300A)と、表示装置B(300B)との接続部分601は、画像データが表示されない部分が透明パターンアンテナ303の幅の2倍の幅になってしまう。

0046

一方、本実施例のように、2枚の表示装置A,B(300A,300B)を重ね置きにした場合、表示装置A(300A)、もしくは表示装置B(300B)のどちらか一方の透明パターンアンテナ303部分が他方の透明パターンアンテナ303部分に隠れてしまうため、画像データが表示されない部分602の透明パターンアンテナ303の幅は、通常の並べ置きと比較して1/2の幅で済み、複数の表示装置300で一つの表示面301を形成しても見やすい画面を実現することができる。

0047

(表示装置同士のデータ通信構成
図7は、本実施例にかかる表示装置のデータ通信構成を示すブロック図である。図7に示したように表示装置A(300A)と表示装置B(300B)とは無線LAN700によって接続されている。ここで無線LAN700について簡単に説明する。「無線LAN」とは、一般的に無線通信でデータの送受信をするLANのことを指すが、特に、IEEE802.11の諸規格に準拠した機器で構成されるネットワークのことを指す場合が多い。データ通信を行う各端末には無線LANカードが必要であり、ベースステーションと呼ばれる中継機器を経由して通信を行う場合と、ベースステーションを用意せずに無線LANカードを搭載した端末同士が直接データ通信を行う形態の製品もある。

0048

本実施例にかかる表示装置300の場合は、ベースステーションを設けずに端末に相当する各表示装置300同士が無線LAN700によってデータ通信を行う。また、図7に示した例では表示装置A(300A)および表示装置B(300B)の2枚の表示装置300のみがデータ通信を行っているが、無線LAN700のネットワークに新たに表示装置701,702を追加して表示面積の拡大を図ることができる。また、この無線LAN700のネットワークを表示装置同士の通信に用いるのではなく、表示するコンテンツ家庭内などに設けられているホームサーバつなぐネットワークとして用い、コンテンツデータをホームサーバと無線LAN700を介してブロードバンド接続しても良い。

0049

(表示装置の通信順序
図8は、表示装置同士の通信順序を示すシーケンス図である。ここでは、例として表示装置A(300A)の上に表示装置B(300B)が重なった状態の例を挙げて、2つの表示装置A,B(300A,300B)が一つの画像データを表示させる際の通信順序を説明する。図8のシーケンス図において、まず、表示装置A(300A)が画像データの表示光と発光素子位置および自装置(この例では表示装置A(300A))IDの情報の光信号を重畳して発光する(ステップS801)。発光素子位置とは、表示面301を構成する各画素位置アドレス情報であり、XYアドレスによって表現される。IDとは表示装置A,B(300A,300B)各々の識別情報である。

0050

表示装置A(300A)の上に重なった表示装置B(300B)は、裏面に配置された受光素子308によって表示装置A(300A)から発光された光信号と、画像データの表示光を受信する(ステップS802)。受光素子308は、表示装置B(300B)の裏面に格子状に等間隔で配置されているため、重なり合った部分の形状に対応した部分の受光素子308のみが光信号と、表示光を受信することができる。

0051

つぎに、表示装置B(300B)の受光素子308によって受信した表示光から重なり形状の情報を取得する(ステップS803)とともに、同じく受光素子308によって受信した光信号から発光素子位置および表示装置A(300A)のIDの情報を取得する(ステップS804)。続いて、表示装置B(300B)は、取得した情報(重なり形状の情報、発光素子位置と発光装置AのIDとの情報)から表示装置A(300A)と表示装置B(300B)との重なり状態を判別する(ステップS805)。

0052

つぎに、ステップS805によって判別した重なり状態から表示できる画像範囲を演算する(ステップS806)。具体的には、表示装置A(300A)と表示装置B(300B)とで形成した表示面全体の最大縦寸法最大横寸法とを演算して画像データを正しく表示することのできる最大の表示サイズを求める。

0053

その後、表示装置B(300B)から、素子位置および自装置IDの情報を、表示光を受光した表示装置(このシーケンス図の例では表示装置A(300A))へ送信する(ステップS807)。この素子位置とは、ステップS806で演算された表示サイズの画像データを表示させる際の表示光の発光素子位置を指す。なお、このステップS807で送信された素子位置および自装置IDの情報を以下送信情報と呼ぶ。

0054

つぎに、表示装置A(300A)の処理に移り、透明パターンアンテナ303によってステップS807によって送信された送信情報を受信し(ステップS808)、続いて、ステップS808によって受信した送信情報から重なり部分の情報を取得する(ステップS809)。詳細には、送信情報の素子位置の情報と、重なり合った表示装置のIDとに基づいて、自装置(ここでは表示装置A(300A))の重なり状態の情報をえる。またこのとき、重なり状態の情報から画像データの表示サイズの変更の有無も判断される。したがって、画像データの表示サイズが変更された場合は、表示装置A(300A)の表示面301に表示されている画像データの表示サイズが変更される。

0055

その後、表示装置A(300A)は、ステップS809によって取得した重なり部分の情報から自装置における表示面301の重なり部分の表示を停止する(ステップS810)。このステップS810で表示を停止したのは表示装置A(300A)が表示装置B(300B)の下に重なり隠れてしまっている部分である。

0056

つぎに、表示装置A(300A)の表示面301から表示装置B(300B)の受光素子308に向けた光信号を発光し(ステップS811)、表示装置A(300A)の処理は終了する。表示装置B(300B)へ向けた光信号とは、具体的にはステップS810で表示を停止させた重なり部分の画像データである。光信号を送信する際には、ステップS801の処理と同じように表示面301を構成しているディスプレイの発光によって光信号として表示装置B(300B)へ送信される。

0057

表示装置B(300B)の処理に移り、まず、表示面301の裏の受光素子308によって、ステップS811によって表示装置A(300A)から発光された光信号を受信する(ステップS812)。つぎに、ステップS812によって受信した光信号から取得した画像データを表示面301に表示させて(ステップS813)、一連の処理を終了する。このステップS813によって表示装置B(300B)の表示面301に表示される画像データは、ステップS810によって表示が停止された表示装置A(300A)の重なり部分の画像データである。したがって、表示装置A(300A)の表示面301と表示装置B(300B)の表示面301から形成された一つの表示面301には、表示面積に合わせた表示サイズの画像データが表示される。

0058

(重なり方パターンの例示)
以下、図9図20を用いて本実施例にかかる表示装置300を重なり方のパターンを例示する。図9図17は、2枚の表示装置300A,B(300A,300B)を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示す説明図である。なお、図9図17では重なり方のパターンをわかりやすく説明するために、表示装置A(300A)の表示面301には画像データを表示させ、表示装置B(300B)の表示面301には格子模様を示し、表示装置A(300A)と表示装置B(300B)との重なり部分(900〜1700)は、斜線で示した。

0059

まず、図9に示したように表示装置A(300A)と表示装置B(300B)を縦に並べた場合、重なり部分900が生じる。表示装置B(300B)は、重なり部分900の裏面の受光素子308によって取得した情報から表示装置A(300A)の表示面301に表示されている画像データの表示範囲を演算し、表示サイズの調整が行われる。図9に示した例の場合は、画像データを表示させる表示面301の面積が拡大するため表示装置A(300A)と表示装置B(300B)との通信によって、表示サイズが拡大された画像データが表示される。

0060

しかし、図10図17に示したような重なりパターンの場合、重なり状態から表示装置A(300A)と表示装置B(300B)とで形成した表示面301全体の最大縦寸法と最大横寸法は、表示装置A,B(300A,300B)それぞれの1枚分の表示面301と変わりがないため、重なり部分1000〜1700に、下に重なった表示装置A(300A)の画像データがそのまま表示される。

0061

また、図18図20は、2枚以上の表示装置300を用いて表示面を形成した例を示す説明図である。なお、図18および図19に示した例は表示面を構成する複数の表示装置のうち表示装置A(300A)と表示装置B(300B)のみを示した。

0062

図18に示した例の場合、複数の表示装置300を用いて表示面1800が演算によって求められた画像データの表示サイズとなる。表示装置A(300A)および表示装置B(300B)は、表示面1800の表示サイズに応じた画像データが表示される。一方、図19に示した例の場合は、表示面1900が演算によって求められた画像データの表示サイズとなる。この場合は、表示装置B(300B)の一部が画像データの表示サイズからはみ出てしまう。したがって、表示面1900を境に表示装置B(300B)の表示面1901には画像データを表示させ、表示面1902は表示を停止させる。

0063

また、図20の表示例2000に示したように、実施例にかかる表示装置300の場合、薄型のフィルムによって構成されているため、壁面に貼り付けて利用することができる。しかも貼り付ける壁面の面積や形状に応じて表示装置300の重ね合わせを調整し、閲覧しやすい表示面を形成することができる。

0064

なお、図10図17に示した実施例のように2枚の表示装置300から表示面を形成している際は、重なり合った手前の表示装置B(300B)が主導的な役割を担い、奥の表示装置A(300A)が補佐的な役割を担っている。また、図18図20に示した実施例のように2枚以上の表示装置300から表示面を形成している際は、表示装置300同士の重なり合いが生じるごとに手前の表示装置300が主導的な役割を行い、奥の表示装置300が補佐的な役割を担う処理を行い、最終的に表示面全体の表示制御が行われる。

0065

また、本実施例は、上述したような長方形の表示面からなる表示装置に代わり、多角形な表示面から構成される表示装置でもよい。このような多角形の表示装置を雑然と並べて一つの表示面を形成しても、画像を表示する表示領域が最大になるように制御することができる。

0066

以上説明したように、表示装置、表示方法、および表示プログラムによれば、容易に大画面表示を実現することができる。また、本発明は複数の表示装置によって表示面を形成するため、表示装置の一部が故障しても、代替の表示装置を用意することで、すぐに表示を再開することができる。代替の表示装置がない場合であっても、利用可能な表示装置によって新たに表示面を形成して、この新たな表示面による最大表示領域を再度計算して使用することができる。

0067

また、本発明の他の実施例として、赤外線受光素子列302と、透明パターンアンテナ303との機能を統合した機能部を設けてもよい。具体的には表示装置300同士のデータ通信も赤外線を利用する。例えば、IEEE802.11の諸規格に準拠した場合は、2.4GH周波数帯を使ったDS(直接拡散)方式、FH(周波数ホッピング)方式、赤外線方式のそれぞれについて規定されているが、実施例では赤外線方式を適用することで表示装置300間同士のデータ通信を実現することができる。

0068

なお、本実施例では、表示装置300同士の重なり状態を発光素子と受光素子308との対応によって検出しているが、これに代わり、電磁誘導を利用して重なり状態の検出を行ってもよい。この場合は、発光素子と受光素子308とに代わり、シート状のコイルパターン磁石とを利用すればよい。

0069

なお、本実施の形態で説明した表示方法は、予め用意されたプログラムパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスクフレキシブルディスクCD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。

図面の簡単な説明

0070

この発明の本実施の形態の表示装置の機能的構成を示すブロック図である。
表示装置の表示手順を示すフローチャート(その1)である。
表示装置の表示手順を示すフローチャート(その2)である。
本実施例にかかる表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
表示装置の表面の構成を示す説明図である。
表示装置の裏面の構成を示す説明図である。
従来の表示装置と、本実施例にかかる表示装置との表示領域の違いを説明する図表である。
本実施例にかかる表示装置のデータ通信構成を示すブロック図である。
表示装置同士の通信順序を示すシーケンス図である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その1)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その2)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その3)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その4)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その5)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その6)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その7)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その8)である。
2枚の表示装置を用いて画像データの表示を行う際の重なり方を示した説明図(その9)である。
2枚以上の表示装置300を用いて表示面を形成した例を示す説明図(その1)である。
2枚以上の表示装置300を用いて表示面を形成した例を示す説明図(その2)である。
2枚以上の表示装置300を用いて表示面を形成した例を示す説明図(その3)である。

符号の説明

0071

100,300表示装置
101(101A,101B)表示パネル
102 検出部
103 表示部
104受光部
105 算出部
106表示制御部
107通信部
108 受信部
301 表示面
302赤外線受光素子列
303 透明パターンアンテナ
304受光素子行列面
305演算部
306画像フレームメモリ
307 透明封止端面
308 受光素子

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