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技術 出力指示装置、濃度情報通知装置、及び画像出力方法

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 小松原弘文亀田浩司
出願日 2005年11月22日 (14年3ヶ月経過) 出願番号 2005-337326
公開日 2007年6月7日 (12年8ヶ月経過) 公開番号 2007-143042
状態 特許登録済
技術分野 タイプライター等へのデジタル出力 画像処理 FAX原画の編集 FAX画像信号回路
主要キーワード 出力指示装置 隠し画像 カムフラージュ 警告文字 濃度パラメータ MF機 濃度変更 出張所
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

サーバ複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、その画像形成装置に応じた濃度で複写牽制画像を生成する。

解決手段

PCにてMF機濃度調整を行うと、サーバ10では、濃度設定取得部13が、PCから濃度設定を取得し、濃度設定記憶部14に記憶する。一方、MF機から画像の出力要求があると、サーバ10では、文書取得部11が、印刷対象電子文書を取得し、文書PDL生成部12が、この電子文書を文書PDLに変換する。また、複写牽制画像取得部15が、複写牽制画像を取得し、濃度変更部16が、濃度設定記憶部14に記憶された濃度設定を参照して複写牽制画像の濃度を変更する。そして、出力用PDL生成部17が、濃度変更部16から渡された複写牽制画像及び濃度情報を文書PDLに設定して出力用PDLを生成する。

概要

背景

近年、企業や個人に関する機密情報漏洩が後を絶たない。かかる機密情報は、電子データで保管されることも多いが、紙等に印刷して保管されている場合もあり、紙等の不正な複写による機密情報の漏洩も未だ多いのが現状である。
そこで、このような不正な複写を防止するための対策として、機密情報を最初に印刷した紙等(原本)と、それを複写して得た紙等(複写物)とを明確に区別できるようにすることが考えられている。原本と複写物とを明確に区別できるようにすること、即ち、原本性保証は、不正な複写に対する心理的抑止効果ともなり、不正な複写の防止にもつながるからである。
一方、従来からある技術として、人間の目には見えにくいが複写すると隠れていた警告文字等が現れる複写防止用紙と呼ばれる特殊な用紙がある。但し、この特殊な用紙は単価が高いため、普通紙を用いてこのような原本性の保証及び不正複写の防止を行えるようにすることが求められてきた。

こうしたことから、オンデマンド文書を出力する際に、複写されたことを判別するための画像(以下、「複写牽制画像」という)を同時に出力する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、このような複写牽制画像を出力する製品としては、例えば、TMB(TrustMarkingBasic)、ImageSwitch(登録商標)等がある。
ここで、TMB、ImageSwitchのいずれにおいても、複写牽制画像は、所謂隠し画像である潜像画像と、この潜像画像をカムフラージュする画像である背景画像とを含んでいる。このうち、TMBは、原本において潜像画像と背景画像とを区別できないが、複写されると潜像画像のみが認識できるようになり、複写されたことを判別できるようにするものである。また、ImageSwitchは、原本において特殊な判別装置により潜像画像が認識できるが、複写されるとこの潜像画像が失われて認識できなくなることにより、複写されたことを判別できるようにするものである。

ところで、プリンタ等の画像形成装置には、機器固有の特性があり、出力濃度についても、画像形成装置ごとに差があるのが一般的である。従って、上記技術を用いて複写牽制画像を出力する場合、一律に決められた濃度で出力したとすると、画像形成装置によっては、複写牽制画像が目立ったり、潜像画像が目立ったりする現象が生じる。そこで、現状では、クライアントPC(Personal Computer)から指定の画像形成装置へ出力する際に、濃度調整ツールを用いてテスト出力を行い、最適の濃度を設定し、設定された濃度で出力するようにしている。即ち、クライアントPCで出力用PDLを生成する際に、設定された濃度の値を参照し、最適な濃度の複写牽制画像等の出力を指示するPDLデータを生成している。

特開2001−197297号公報(第7頁、第2、3図)

概要

サーバが複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、その画像形成装置に応じた濃度で複写牽制画像を生成する。PCにてMF機の濃度調整を行うと、サーバ10では、濃度設定取得部13が、PCから濃度設定を取得し、濃度設定記憶部14に記憶する。一方、MF機から画像の出力要求があると、サーバ10では、文書取得部11が、印刷対象電子文書を取得し、文書PDL生成部12が、この電子文書を文書PDLに変換する。また、複写牽制画像取得部15が、複写牽制画像を取得し、濃度変更部16が、濃度設定記憶部14に記憶された濃度設定を参照して複写牽制画像の濃度を変更する。そして、出力用PDL生成部17が、濃度変更部16から渡された複写牽制画像及び濃度情報を文書PDLに設定して出力用PDLを生成する。

目的

本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、サーバが複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、その画像形成装置に応じた濃度で複写牽制画像を生成することにある。
また、本発明の他の目的は、サーバが複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、複写牽制画像に対する濃度の設定を効率良く行うことにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

複数の画像形成装置に対し画像を出力指示可能な出力指示装置であって、複写されたことを判別するための複写牽制画像を、前記複数の画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に出力する旨の要求を受け付ける受付手段と、前記特定の画像形成装置に応じた特定の濃度の複写牽制画像を取得する取得手段と、前記特定の画像形成装置に対し、前記特定の濃度の複写牽制画像を出力するよう指示する指示手段とを備えたことを特徴とする出力指示装置。

請求項2

前記複写牽制画像は、潜像画像と、背景画像とを含み、当該潜像画像と当該背景画像とが区別可能かどうかによって、複写されたことが判別される請求項1記載の出力指示装置。

請求項3

前記取得手段は、前記複数の画像形成装置の各々における前記複写牽制画像の出力に適した濃度の情報に基づいて、前記特定の濃度を決定することを特徴とする請求項1記載の出力指示装置。

請求項4

前記受付手段は、特定の種別の前記複写牽制画像を出力する旨の前記要求を受け付け、前記取得手段は、前記複写牽制画像の種別ごとの前記濃度の情報に基づいて、前記特定の種別に応じた前記特定の濃度を決定することを特徴とする請求項3記載の出力指示装置。

請求項5

前記受付手段は、前記特定の画像形成装置における前記複写牽制画像の出力に適した濃度の情報を受け付け、前記取得手段は、前記受付手段により受け付けた濃度の情報に基づいて、前記特定の濃度を決定することを特徴とする請求項1記載の出力指示装置。

請求項6

前記指示手段は、所定の電子文書の画像に前記複写牽制画像を重畳した画像を出力するよう指示することを特徴とする請求項1記載の出力指示装置。

請求項7

複写されたことを判別するための複写牽制画像を特定の印刷機構で出力するのに適した濃度の情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された濃度の情報を、前記特定の印刷機構の識別情報と共に、各印刷機構における前記複写牽制画像の出力に適した濃度を管理するサーバコンピュータに送信する送信手段とを備えたことを特徴とする濃度情報通知装置

請求項8

前記送信手段は、前記濃度の情報を、前記複写牽制画像の印刷指示とは非同期に前記サーバコンピュータに送信することを特徴とする請求項7記載の濃度情報通知装置。

請求項9

前記送信手段は、前記濃度の情報を、前記複写牽制画像の印刷指示に応じて前記サーバコンピュータに送信することを特徴とする請求項7記載の濃度情報通知装置。

請求項10

複写されたことを判別するための複写牽制画像を出力する画像出力方法であって、特定の画像形成装置における前記複写牽制画像の出力に適した特定の濃度を、当該特定の濃度を設定した端末装置からサーバコンピュータへ送信するステップと、前記特定の画像形成装置に対する前記複写牽制画像の出力要求に応じて、前記サーバコンピュータが、当該特定の画像形成装置に対し、前記特定の濃度の複写牽制画像を出力するよう指示するステップとを含むことを特徴とする画像出力方法。

請求項11

複写されたことを判別するための複写牽制画像を出力する画像出力方法であって、特定の画像形成装置における前記複写牽制画像の出力に適した特定の濃度を、当該特定の画像形成装置からサーバコンピュータへ送信するステップと、前記特定の画像形成装置に対する前記複写牽制画像の出力要求に応じて、前記サーバコンピュータが、当該特定の画像形成装置に対し、前記特定の濃度の複写牽制画像を出力するよう指示するステップとを含むことを特徴とする画像出力方法。

技術分野

0001

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に対し画像の出力を指示する出力指示装置等に関し、より詳しくは、複写されたことを判別するための画像の出力を指示する出力指示装置等に関する。

背景技術

0002

近年、企業や個人に関する機密情報漏洩が後を絶たない。かかる機密情報は、電子データで保管されることも多いが、紙等に印刷して保管されている場合もあり、紙等の不正な複写による機密情報の漏洩も未だ多いのが現状である。
そこで、このような不正な複写を防止するための対策として、機密情報を最初に印刷した紙等(原本)と、それを複写して得た紙等(複写物)とを明確に区別できるようにすることが考えられている。原本と複写物とを明確に区別できるようにすること、即ち、原本性保証は、不正な複写に対する心理的抑止効果ともなり、不正な複写の防止にもつながるからである。
一方、従来からある技術として、人間の目には見えにくいが複写すると隠れていた警告文字等が現れる複写防止用紙と呼ばれる特殊な用紙がある。但し、この特殊な用紙は単価が高いため、普通紙を用いてこのような原本性の保証及び不正複写の防止を行えるようにすることが求められてきた。

0003

こうしたことから、オンデマンド文書を出力する際に、複写されたことを判別するための画像(以下、「複写牽制画像」という)を同時に出力する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、このような複写牽制画像を出力する製品としては、例えば、TMB(TrustMarkingBasic)、ImageSwitch(登録商標)等がある。
ここで、TMB、ImageSwitchのいずれにおいても、複写牽制画像は、所謂隠し画像である潜像画像と、この潜像画像をカムフラージュする画像である背景画像とを含んでいる。このうち、TMBは、原本において潜像画像と背景画像とを区別できないが、複写されると潜像画像のみが認識できるようになり、複写されたことを判別できるようにするものである。また、ImageSwitchは、原本において特殊な判別装置により潜像画像が認識できるが、複写されるとこの潜像画像が失われて認識できなくなることにより、複写されたことを判別できるようにするものである。

0004

ところで、プリンタ等の画像形成装置には、機器固有の特性があり、出力濃度についても、画像形成装置ごとに差があるのが一般的である。従って、上記技術を用いて複写牽制画像を出力する場合、一律に決められた濃度で出力したとすると、画像形成装置によっては、複写牽制画像が目立ったり、潜像画像が目立ったりする現象が生じる。そこで、現状では、クライアントPC(Personal Computer)から指定の画像形成装置へ出力する際に、濃度調整ツールを用いてテスト出力を行い、最適の濃度を設定し、設定された濃度で出力するようにしている。即ち、クライアントPCで出力用PDLを生成する際に、設定された濃度の値を参照し、最適な濃度の複写牽制画像等の出力を指示するPDLデータを生成している。

0005

特開2001−197297号公報(第7頁、第2、3図)

発明が解決しようとする課題

0006

このように、画像形成装置における出力濃度を、クライアントPCで調整することは既に行われている。
一方で、昨今、複写牽制画像の生成を、クライアントPCではなく、複数の画像形成装置に対する画像出力一括管理するサーバコンピュータ(以下、「サーバ」という)で行う形態も考えられている。このような形態では、サーバ側で個々の画像形成装置の濃度に関する特性を管理しておく必要がある。しかしながら、サーバが画像形成装置から物理的に離れている場合には、個々の画像形成装置について濃度調整を行い、その情報をサーバにて管理するという作業に非常に手間がかかってしまうという問題点があった。

0007

本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、サーバが複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、その画像形成装置に応じた濃度で複写牽制画像を生成することにある。
また、本発明の他の目的は、サーバが複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、複写牽制画像に対する濃度の設定を効率良く行うことにある。

課題を解決するための手段

0008

かかる目的のもと、本発明では、個々の画像形成装置に対して濃度調整を行った結果をPC又は画像形成装置からサーバに送信し、サーバでは、指定された画像形成装置に複写牽制画像を出力する際に、この設定された情報に応じて複写牽制画像の濃度を決定するようにした。
このようなシステムにおいて、サーバを出力指示装置として捉えると、本発明の出力指示装置は、複数の画像形成装置に対し画像を出力指示可能なものであり、複写されたことを判別するための複写牽制画像を、複数の画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に出力する旨の要求を受け付ける受付手段と、特定の画像形成装置に応じた特定の濃度の複写牽制画像を取得する取得手段と、特定の画像形成装置に対し、その特定の濃度の複写牽制画像を出力するよう指示する指示手段とを備えている。
また、上記システムにおいて、PC又は画像形成装置を濃度情報通知装置として捉えると、本発明の濃度情報通知装置は、複写されたことを判別するための複写牽制画像を特定の印刷機構で出力するのに適した濃度の情報を取得する取得手段と、この取得手段により取得された濃度の情報を、特定の印刷機構の識別情報と共に、各印刷機構における複写牽制画像の出力に適した濃度を管理するサーバコンピュータに送信する送信手段とを備えている。

0009

更に、本発明は、画像を出力するための方法として捉えることもできる。
その場合、本発明の第1の画像出力方法は、複写されたことを判別するための複写牽制画像を出力する方法であり、特定の画像形成装置における複写牽制画像の出力に適した特定の濃度を、その特定の濃度を設定した端末装置からサーバコンピュータへ送信するステップと、特定の画像形成装置に対する複写牽制画像の出力要求に応じて、サーバコンピュータが、その特定の画像形成装置に対し、特定の濃度の複写牽制画像を出力するよう指示するステップとを含んでいる。
また、本発明の第2の画像出力方法は、複写されたことを判別するための複写牽制画像を出力する方法であり、特定の画像形成装置における複写牽制画像の出力に適した特定の濃度を、その特定の画像形成装置からサーバコンピュータへ送信するステップと、特定の画像形成装置に対する複写牽制画像の出力要求に応じて、サーバコンピュータが、その特定の画像形成装置に対し、特定の濃度の複写牽制画像を出力するよう指示するステップとを含んでいる。

発明の効果

0010

本発明によれば、サーバが複写牽制画像を生成して画像形成装置に出力するシステムにおいて、その画像形成装置に応じた濃度で複写牽制画像を生成することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムは、サーバ10と、PC20a及び20bと、MF(Multifunction)機30a及び30bと、調整サンプル40a及び40bとを含んでいる。
サーバ10は、MF機30a及び30bで出力する画像を生成するコンピュータである。PC20a及び20bは、通常のパーソナルコンピュータと同様、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置入力装置出力装置等を備えているが、本実施の形態では、それぞれ、MF機30a及び30bにおける出力画像の濃度を調整するためのアプリケーションプログラムインストールされているものとする。また、MF機30a及び30bは、プリンタ機能コピー機能ファックス機能スキャナ機能等を1つの装置で実現した多機能型の画像形成装置(所謂デジタル複合機)である。
尚、図1のシステムにおいて、サーバ10には、PC及びMF機はいずれも2つしか接続されていないが、3つ以上接続していてもよい。また、図1では、画像形成装置としてMF機を示したが、プリンタ機能のみを有するものであってもよい。更に、図1には示さなかったが、濃度調整用のPC20a及び20bとは別に、所定のMF機に対する出力要求をサーバ10へ送信するPCを設けてもよい。

0012

次に、本実施の形態におけるシステムの詳細な構成について説明する。
尚、図1では、PCとしてPC20a及び20bを、MF機としてMF機30a及び30bを、調整サンプルとして調整サンプル40a及び40bを示したが、以下では、これらをPC20、MF機30、調整サンプル40で代表させて説明する。
また、本実施の形態では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。

0013

図2は、サーバ10の機能構成を示した図である。
図示するように、サーバ10は、文書取得部11と、文書PDL生成部12と、濃度設定取得部13と、濃度設定記憶部14と、複写牽制画像取得部15と、濃度変更部16と、出力用PDL生成部17とを備えている。
文書取得部11は、印刷対象の電子文書を所定の記憶装置から取得し、これを文書PDL生成部12に渡す。また同時に、複写牽制画像取得部15に対し複写牽制画像の取得を指示する。文書PDL生成部12は、文書取得部11から渡された電子文書を、MF機30が画像形成を行うためのコマンド列からなるPDL(Page Description Language)ファイルである文書PDLファイルに変換する。

0014

濃度設定取得部13は、PC20による濃度調整の結果である濃度設定を取得する。濃度設定記憶部14は、濃度設定取得部13が取得した濃度設定を格納した濃度設定テーブルを記憶するメモリである。
複写牽制画像取得部15は、文書取得部11から複写牽制画像の取得が指示されると、複写牽制画像を取得し、濃度変更部16に渡す。尚、複写牽制画像取得部15は、複写牽制画像を取得するという観点から、取得手段として把握することもできる。
濃度変更部16は、濃度設定記憶部14に記憶された濃度設定テーブルから濃度パラメータ(濃度情報)を取り出し、複写牽制画像取得部15から渡された複写牽制画像の濃度をこの濃度情報に基づいて変更する。
出力用PDL生成部17は、文書PDL生成部12から渡された文書PDLファイル内に、濃度変更部16から渡された複写牽制画像及び濃度情報をPDLコマンドとして設定した出力用PDL(電子文書に複写牽制画像を重畳するコマンドを付加したもの)を生成し、MF機30に出力する。尚、出力用PDL生成部17は、MF機30に対し画像の出力を指示するという観点から、指示手段として把握することもできる。

0015

尚、これらの機能は、ソフトウェアハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、サーバ10の図示しないCPUが、文書取得部11、文書PDL生成部12、濃度設定取得部13、複写牽制画像取得部15、濃度変更部16、出力用PDL生成部17の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで実行することにより、これらの各機能をサーバ10内に実現する。

0016

また、図3は、PC20の機能構成を示した図である。
図示するように、PC20は、入出力制御部21と、濃度調整部22と、通信制御部23とを備えている。
入出力制御部21は、外部から濃度調整指示を受け取ったり、外部へ濃度調整の完了を報告したりする。
濃度調整部22は、入出力制御部21が濃度調整指示を受け取ると、どの書類に対しどのような濃度調整が行われたかを濃度設定として抽出する。尚、濃度調整部22は、濃度調整の結果である濃度設定を取得するという観点から、取得手段として把握することもできる。
通信制御部23は、濃度調整部22で抽出された濃度設定を送信したり、サーバ10から濃度設定テーブルの更新完了の報告を受信したりする。尚、通信制御部23は、濃度設定を送信するという観点から、送信手段として把握することもできる。

0017

尚、これらの機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、PC20の図示しないCPUが、入出力制御部21、濃度調整部22、通信制御部23の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで実行することにより、これらの各機能をPC20内に実現する。

0018

以下、本実施の形態におけるシステムの動作について説明する。
図4は、濃度調整時のサーバ10及びPC20の処理を示したシーケンス図である。
まず、PC20では、入出力制御部21が、濃度調整指示を受け付ける(ステップ201)。そして、濃度調整部22が、濃度調整処理を行う(ステップ202)。具体的には、濃度調整のためのアプリケーションプログラムの指示に従い、MF機30で調整サンプル40を出力し、最適と思われる濃度を設定する。尚、この濃度調整処理は、従来技術では、MF機30に記憶された濃度設定を調整する処理であったが、本実施の形態では、サーバ10に記憶された濃度設定を調整する処理となっている。また、濃度調整は、出力する書類の種別ごとに行うことが可能であり、この場合、濃度調整部22は、濃度調整処理として、どの書類の種別に対しどのような濃度パラメータが設定されたかを示す濃度設定を抽出する。
その後、通信制御部23が、この抽出された濃度設定(書類の種別及び濃度パラメータ)を、濃度調整対象のMF機30のIPアドレスと共にサーバ10に送信する(ステップ203)。

0019

一方、サーバ10では、濃度設定取得部13が、濃度設定及びIPアドレスを受信する(ステップ101)。ここで、濃度設定記憶部14には、IPアドレスと論理プリンタ名と濃度パラメータとを対応付けた濃度設定テーブルが記憶されているので、この濃度設定テーブルから、受信したIPアドレスに対応するエントリ検索する。そして、受信した濃度設定を、検索されたエントリに濃度パラメータとして記憶する(ステップ102)。尚、濃度パラメータは、後述するように複数記憶することができるが、このうち、濃度設定対象の書類の種別に対応する濃度パラメータとして記憶する。
このように濃度設定を記憶すると、濃度設定取得部13は、濃度設定テーブルの更新完了通知をPC20に送信する(ステップ103)。
これにより、PC20では、通信制御部23が、濃度設定テーブルの更新完了通知を受信し(ステップ204)、入出力制御部21が、濃度設定の完了をユーザに対して表示する(ステップ205)。

0020

ここで、濃度設定テーブルについて詳細に説明する。
図5は、濃度設定テーブルの一例を示した図である。
図示するように、濃度設定テーブルは、各MF機について、そのIPアドレスと、論理プリンタ名と、濃度パラメータ1と、濃度パラメータ2との対応を記憶している。
IPアドレスは、個々のMF機に割り振られたネットワーク上のアドレスであり、個々のMF機を識別するのに用いられる。また、論理プリンタ名は、MF機を論理的に識別するために付与された識別情報である。MF機と論理プリンタが1対1に対応している場合は、IPアドレスのみでMF機を一意に識別することができるが、同じMF機において論理的に異なる複数のプリンタを実現した場合に、個々の論理プリンタを識別できるよう、論理プリンタ名も記憶している。
また、濃度パラメータとしては、2種類記憶している。これは、例えば、TMBとImageSwitchとで異なる濃度パラメータを用いる場合があるからである。また、印刷対象の書類の種別と、TMBとImageSwitchのいずれを用いるかをサーバ10が管理していれば、書類の種別に応じて濃度パラメータ1を用いるか、濃度パラメータ2を用いるかを決めることができる。但し、濃度パラメータは、2種類には限られず、1種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。
尚、図5では、濃度設定をテーブル形式で格納する例を示したが、これはあくまで一例であり、テーブル形式でなくても構わない。

0021

また、図6は、電子文書印刷時のサーバ10及びMF機30の処理を示したシーケンス図である。尚、ここでは、印刷対象の電子文書として、ユーザIDを検索キーとして取得することの可能な、住民票等の電子文書を想定する。
まず、MF機30は、図示しないPC等から印刷指示を受け付け(ステップ301)、MF機30のIPアドレス、印刷対象の書類の種別、ユーザIDをサーバ10に対し送信する(ステップ302)。
一方、サーバ10は、IPアドレス、種別、ユーザIDを受信し(ステップ111)、文書取得部11が、受信したユーザIDに対応する電子文書を取得する(ステップ112)。また、複写牽制画像取得部15が、受信した種別に対応する複写牽制画像を取得する(ステップ113)。その後、濃度変更部16が、濃度設定記憶部14に記憶された濃度設定テーブルから、IPアドレスに対応するエントリを検索し、そのエントリの中から、受信した種別に対応する濃度パラメータ(濃度情報)を取り出す(ステップ114)。そして、濃度変更部16は、この取り出した濃度情報を用いて、複写牽制画像の濃度を変更し、濃度変更後の複写牽制画像を出力用PDL生成部17に出力する(ステップ115)。

0022

これにより、出力用PDL生成部17は、文書PDL生成部12から送られた文書PDLに対し、濃度変更部16から送られた複写牽制画像及び濃度情報を用いて複写牽制画像重畳のためのPDLコマンドを挿入することにより、出力用PDLを生成する。そして、この出力用PDLを、受信したIPアドレスに対応するMF機30に送信することで、電子文書と複写牽制画像の重畳画像の出力をMF機30に指示する(ステップ116)。
これに対し、MF機30は、重畳画像の出力指示を受信し(ステップ303)、適切な濃度で複写牽制画像が重畳された重畳画像を出力する(ステップ304)。
以上で、本発明の第1の実施の形態についての説明を終了する。

0023

[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムも、図1のシステムと同様、サーバ10と、PC20a及び20bと、MF機30a及び30bと、調整サンプル40a及び40bとを含んでいる。但し、図7のシステムでは、PC20a及び20bは、それぞれMF機30a及び30bに接続されているだけであり、サーバ10には接続されていない点で、図1のシステムとは異なる。
尚、図7のシステムにおいて、サーバ10には、PC及びMF機はいずれも2つしか接続されていないが、3つ以上接続していてもよい。また、図7では、画像形成装置としてMF機を示したが、プリンタ機能のみを有するものであってもよい。更に、図7には示さなかったが、濃度調整用のPC20a及び20bとは別に、所定のMF機に対する出力要求をサーバ10へ送信するPCを設けてもよい。

0024

次に、本実施の形態におけるシステムの詳細な構成について説明する。
尚、図7では、PCとしてPC20a及び20bを、MF機としてMF機30a及び30bを、調整サンプルとして調整サンプル40a及び40bを示したが、以下では、これらをPC20、MF機30、調整サンプル40で代表させて説明する。
また、本実施の形態では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。

0025

図8は、サーバ10の機能構成を示した図である。
図示するように、サーバ10は、文書取得部11と、文書PDL生成部12と、複写牽制画像取得部15と、濃度変更部16と、出力用PDL生成部17とを備えている。
図2に示したサーバ10の機能構成とは、濃度設定取得部13及び濃度設定記憶部14を備えていない点でのみ異なり、その他の構成は同じであるので、各機能部の詳細な説明は省略する。
尚、これらの機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、サーバ10の図示しないCPUが、文書取得部11、文書PDL生成部12、複写牽制画像取得部15、濃度変更部16、出力用PDL生成部17の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで実行することにより、これらの各機能をサーバ10内に実現する。

0026

また、図9は、MF機30の機能構成を示した図である。
図示するように、MF機30は、入出力制御部31と、濃度設定記憶部32と、通信制御部33と、画像出力部34とを備えている。
入出力制御部31は、外部から濃度設定指示や印刷指示を受け取ったり、外部へ濃度設定完了を報告したりする。
濃度設定記憶部32は、入出力制御部31が濃度設定指示を受け取ると、どの書類に対しどのような濃度調整が行われたかを示す濃度設定を抽出して記憶するメモリである。
通信制御部33は、サーバ10に対し出力要求(出力画像の生成要求)を送信したり、サーバ10から画像の出力指示を受信したりする。尚、通信制御部33は、濃度設定記憶部32から濃度情報を取得するという観点から、取得手段として把握することもでき、また、濃度情報を送信するという観点から、送信手段として把握することもできる。
画像出力部34は、通信制御部33が受信した出力指示に含まれる画像を出力する。例えば、一般的な電子写真方式を用いた印刷機構を用いることができる。

0027

尚、これらの機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、MF機30の図示しないCPUが、入出力制御部31、通信制御部33の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで実行することにより、これらの各機能をMF機30内に実現する。

0028

以下、本実施の形態におけるシステムの動作について説明する。
図10は、電子文書印刷時のサーバ10及びMF機30の処理を示したシーケンス図である。尚、ここでは、印刷対象の電子文書として、ユーザIDを検索キーとして取得することの可能な、住民票等の電子文書を想定する。
まず、MF機30では、入出力制御部31が、図示しないPC等から印刷指示を受け付け(ステップ351)、通信制御部33が、MF機30のIPアドレス、印刷対象の書類の種別、濃度情報、ユーザIDをサーバ10に対し送信する(ステップ352)。即ち、MF機30では、濃度設定記憶部32に、書類の種別とその書類を印刷する際に用いる複写牽制画像の適切な濃度パラメータ(濃度情報)との対応が記憶されているので、通信制御部33は、印刷指示に含まれる書類の種別に対応する濃度情報を濃度設定記憶部32から取り出して送信するのである。
一方、サーバ10は、IPアドレス、種別、濃度情報、ユーザIDを受信し(ステップ151)、文書取得部11が、受信したユーザIDに対応する電子文書を取得する(ステップ152)。また、複写牽制画像取得部15が、受信した種別に対応する複写牽制画像を取得する(ステップ153)。その後、濃度変更部16が、受信した濃度情報を用いて、複写牽制画像の濃度を変更し、濃度変更後の複写牽制画像を出力用PDL生成部17に出力する(ステップ154)。

0029

これにより、出力用PDL生成部17は、文書PDL生成部12から送られた文書PDLに対し、濃度変更部16から送られた複写牽制画像及び濃度情報を用いて複写牽制画像重畳のためのPDLコマンドを挿入することにより、出力用PDLを生成する。そして、この出力用PDLを、受信したIPアドレスに対応するMF機30に送信することで、電子文書と複写牽制画像の重畳画像の出力をMF機30に指示する(ステップ155)。
これに対し、MF機30は、重畳画像の出力指示を受信し(ステップ353)、適切な濃度で複写牽制画像が重畳された重畳画像を出力する(ステップ354)。
以上で、本発明の第2の実施の形態についての説明を終了する。

0030

尚、上述した第1及び第2の実施の形態では、複写牽制画像として、主にTMBとImageSwitchを想定したが、これ以外の如何なる複写牽制画像についても本発明は適用可能である。
また、第1及び第2の実施の形態では、複写牽制画像を電子文書の画像に重畳して出力することを前提としたが、電子文書の画像に重畳せず複写牽制画像のみを出力するものであっても構わない。

0031

以上述べたように、本発明の第1及び第2の実施の形態では、MF機側で濃度調整した結果をサーバ側で参照することができるようにした。これにより、MF機の濃度調整メンテナンスと同程度の手間で、サーバ側で所望の濃度の複写牽制画像を生成することができるようになった。
例えば、MF機及びその濃度調整用のPCを役所出張所等に設置し、オンデマンドで住民票等の交付を行うようなシステムでは、課金処理等の便宜のため、サーバで要求を受け付け、画像出力を指示するのが都合が良い。本発明の第1及び第2の実施の形態は、サーバにおいて住民票等の画像に複写牽制画像を重畳する際に、MF機側の濃度調整結果を参照して濃度調整を行うものであり、このようなシステムにおいて特に有効である。

図面の簡単な説明

0032

本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成を示した図である。
本発明の第1の実施の形態におけるサーバの機能構成を示したブロック図である。
本発明の第1の実施の形態におけるPCの機能構成を示したブロック図である。
本発明の第1の実施の形態のシステムにおける濃度調整時の動作を示したシーケンス図である。
本発明の第1の実施の形態における濃度設定テーブルの一例を示した図である。
本発明の第1の実施の形態のシステムにおける印刷時の動作を示したシーケンス図である。
本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成を示した図である。
本発明の第2の実施の形態におけるサーバの機能構成を示したブロック図である。
本発明の第2の実施の形態におけるMF機の機能構成を示したブロック図である。
本発明の第2の実施の形態のシステムにおける印刷時の動作を示したシーケンス図である。

符号の説明

0033

10…サーバ、20a,20b…PC、30a,30b…MF機、40a,40b…調整サンプル

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