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技術 ガラス端部への導電性付加方法及び端部に導電性が付加された窓ガラス

出願人 日本板硝子株式会社
発明者 松下嘉光丸山徹岡本秀樹末田雅美
出願日 2005年11月14日 (12年9ヶ月経過) 出願番号 2005-329444
公開日 2007年6月7日 (11年2ヶ月経過) 公開番号 2007-137090
状態 未査定
技術分野 戸・窓の密封・換気・特殊装置 ウイング開閉機構;ウイング用付属品 ウイング用動力操作機構 車両の窓
主要キーワード 固定ステップ 銀被膜 電気配線用 ガラス端 塗りムラ 着ステップ 接続ステップ 加工ステップ

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図面 (4)

課題

ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラス外観を良好に保つことができるガラス端部への導電性付加方法及び端部に導電性が付加された窓ガラスを提供する。

解決手段

窓ガラス1の端部は、略半円状に研磨加工面取り加工)される。この略半円状に加工された窓ガラス1の端部に沿って、溝加工が必要な部分に凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて断面が略半円形又は略U字形の溝2が形成される。この溝2に沿って導電性ワイヤ3が固定され、接着剤を用いて接着される。窓ガラス1の端部に設けられた導電性ワイヤ3は、かしめ端子4に接続される。かしめ端子4は、ドア本体に隠れる部分において、窓ガラス1の表面に固着される。

概要

背景

従来のウィンドレギュレータは、モータ回転力ワイヤ又はアームを駆動することにより、窓ガラスの上昇、下降を行う。このウィンドレギュレータにおいて、窓ガラスを上昇させる際に首や手を窓ガラスと窓枠との間に挟み込むのを防止するために、安全装置が設けられたものがある。この安全装置は、モータの回転数や窓ガラスにかかる圧力を検知することにより挟み込みの発生を検知し、窓ガラスを停止又は下降させる。しかしながら、上記安全装置では、首や手が接触しただけでは窓ガラスにかかる圧力が低い場合があり、モータの停止が間に合わない場合がある。

そこで、ウィンドレギュレータの安全装置として、非接触状態で挟み込みの可能性を検知するために、窓ガラスの端部に電極を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1)。この安全装置は、窓ガラスの端部に設けられた電極及び車体側に配置された電極間静電容量を測定する。この測定された静電容量の変化から、挟み込みの可能性を判別してモータの回転を制御する。
特開平10−110574号公報

概要

ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラスの外観を良好に保つことができるガラス端部への導電性付加方法及び端部に導電性が付加された窓ガラスを提供する。窓ガラス1の端部は、略半円状に研磨加工面取り加工)される。この略半円状に加工された窓ガラス1の端部に沿って、溝加工が必要な部分に凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて断面が略半円形又は略U字形の溝2が形成される。この溝2に沿って導電性ワイヤ3が固定され、接着剤を用いて接着される。窓ガラス1の端部に設けられた導電性ワイヤ3は、かしめ端子4に接続される。かしめ端子4は、ドア本体に隠れる部分において、窓ガラス1の表面に固着される。

目的

本発明の目的は、ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラスの外観を良好に保つことができるガラス端部への導電性付加方法及び端部に導電性が付加された窓ガラスを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

ウィンドレギュレータにより昇降される窓ガラスガラス端部への導電性付加方法において、前記ガラス端部に溝を設ける加工ステップと、前記溝に導電性ワイヤを固定する固定ステップと、を備えることを特徴とするガラス端部への導電性付加方法。

請求項2

前記導電性ワイヤをかしめ端子に接続する接続ステップと、前記かしめ端子を前記窓ガラスに固着する固着ステップとを備えることを特徴とする請求項1記載のガラス端部への導電性付加方法。

請求項3

前記固定ステップは、前記導電性ワイヤを接着剤で前記溝に接着することを特徴とする請求項1又は2記載のガラス端部への導電性付加方法。

請求項4

前記溝は断面が略半円形又は略U字形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガラス端部への導電性付加方法。

請求項5

前記導電性ワイヤは直径が0.3〜4.0mmであり、前記溝は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガラス端部への導電性付加方法。

請求項6

ウィンドレギュレータにより昇降される端部に導電性が付加された窓ガラスにおいて、前記端部に設けられた溝と、前記溝に固定された導電性ワイヤとを備えることを特徴とする端部に導電性が付加された窓ガラス。

請求項7

前記導電性ワイヤに接続されたかしめ端子を備え、前記かしめ端子は前記窓ガラスに固着されたことを特徴とする請求項6記載の端部に導電性が付加された窓ガラス。

請求項8

前記導電性ワイヤは、接着剤で前記溝に接着されたことを特徴とする請求項6又は7記載の端部に導電性が付加された窓ガラス。

請求項9

前記溝は断面が略半円形又は略U字形であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の端部に導電性が付加された窓ガラス。

請求項10

前記導電性ワイヤは直径が0.3〜4.0mmであり、前記溝は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmであることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の端部に導電性が付加された窓ガラス。

技術分野

0001

本発明は、ガラス端部への導電性付加方法及び端部に導電性が付加された窓ガラスに関し、特に、ウィンドレギュレータにより昇降される窓ガラスのガラス端部への導電性付加方法及びウィンドレギュレータにより昇降される端部に導電性が付加された窓ガラスに関する。

背景技術

0002

従来のウィンドレギュレータは、モータ回転力ワイヤ又はアームを駆動することにより、窓ガラスの上昇、下降を行う。このウィンドレギュレータにおいて、窓ガラスを上昇させる際に首や手を窓ガラスと窓枠との間に挟み込むのを防止するために、安全装置が設けられたものがある。この安全装置は、モータの回転数や窓ガラスにかかる圧力を検知することにより挟み込みの発生を検知し、窓ガラスを停止又は下降させる。しかしながら、上記安全装置では、首や手が接触しただけでは窓ガラスにかかる圧力が低い場合があり、モータの停止が間に合わない場合がある。

0003

そこで、ウィンドレギュレータの安全装置として、非接触状態で挟み込みの可能性を検知するために、窓ガラスの端部に電極を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1)。この安全装置は、窓ガラスの端部に設けられた電極及び車体側に配置された電極間静電容量を測定する。この測定された静電容量の変化から、挟み込みの可能性を判別してモータの回転を制御する。
特開平10−110574号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記静電容量を測定する安全装置は、電極をガラス端部に設ける必要があるが、上記特許文献1には電極をガラス端部に設ける方法については具体的に提案されていない。窓ガラスは、安全のため端部が丸く略半円状に加工されているので、この略半円状に加工されたガラス端部に導電性を付加することは困難である。例えば、ガラス端部に導電性の銀ペースト等を塗布すると、塗りムラ等が発生することがあり外観を損ねるという問題がある。

0005

また、上記特許文献1に記載された安全装置は、ガラス端部に配置された電極を測定電圧発生回路に接続する必要があるが、上記特許文献1にはガラス端部に配置された電極を測定電圧発生回路に接続する方法については記載されていない。

0006

本発明の目的は、ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラスの外観を良好に保つことができるガラス端部への導電性付加方法及び端部に導電性が付加された窓ガラスを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上述の目的を達成するために、請求項1記載のガラス端部への導電性付加方法は、ウィンドレギュレータにより昇降される窓ガラスのガラス端部への導電性付加方法において、前記ガラス端部に溝を設ける加工ステップと、前記溝に導電性ワイヤを固定する固定ステップと、を備えることを特徴とする。

0008

請求項2記載のガラス端部への導電性付加方法は、請求項1記載のガラス端部への導電性付加方法において、前記導電性ワイヤをかしめ端子に接続する接続ステップと、前記かしめ端子を前記窓ガラスに固着する固着ステップとを備えることを特徴とする。

0009

請求項3記載のガラス端部への導電性付加方法は、請求項1又は2記載のガラス端部への導電性付加方法において、前記固定ステップは、前記導電性ワイヤを接着剤で前記溝に接着することを特徴とする。

0010

請求項4記載のガラス端部への導電性付加方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガラス端部への導電性付加方法において、前記溝は断面が略半円形又は略U字形であることを特徴とする。

0011

請求項5記載のガラス端部への導電性付加方法は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガラス端部への導電性付加方法において、前記導電性ワイヤは直径が0.3〜4.0mmであり、前記溝は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmであることを特徴とする。

0012

請求項6記載の端部に導電性が付加された窓ガラスは、ウィンドレギュレータにより昇降される端部に導電性が付加された窓ガラスにおいて、前記端部に設けられた溝と、前記溝に固定された導電性ワイヤとを備えることを特徴とする。

0013

請求項7記載の端部に導電性が付加された窓ガラスは、請求項6記載の端部に導電性が付加された窓ガラスにおいて、前記導電性ワイヤに接続されたかしめ端子を備え、前記かしめ端子は前記窓ガラスに固着されたことを特徴とする。

0014

請求項8記載の端部に導電性が付加された窓ガラスは、請求項6又は7記載の端部に導電性が付加された窓ガラスにおいて、前記導電性ワイヤは、接着剤で前記溝に接着されたことを特徴とする。

0015

請求項9記載の端部に導電性が付加された窓ガラスは、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の端部に導電性が付加された窓ガラスにおいて、前記溝は断面が略半円形又は略U字形であることを特徴とする。

0016

請求項10記載の端部に導電性が付加された窓ガラスは、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の端部に導電性が付加された窓ガラスにおいて、前記導電性ワイヤは直径が0.3〜4.0mmであり、前記溝は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmであることを特徴とする。

発明の効果

0017

請求項1記載のガラス端部への導電性付加方法、請求項6記載の端部に導電性が付加された窓ガラスによれば、ガラス端部に溝を設け、溝に導電性ワイヤを固定するので、ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラスの外観を良好に保つことができる。

0018

請求項2記載のガラス端部への導電性付加方法、請求項7記載の端部に導電性が付加された窓ガラスによれば、導電性ワイヤをかしめ端子に接続し、かしめ端子を窓ガラスに固着するので、導電性ワイヤを溝に沿って確実に固定することができる。

0019

請求項3記載のガラス端部への導電性付加方法、請求項8記載の端部に導電性が付加された窓ガラスによれば、導電性ワイヤを接着剤で溝に接着するので、導電性ワイヤを溝に沿ってより確実に固定することができる。

0020

請求項4記載のガラス端部への導電性付加方法、請求項9記載の端部に導電性が付加された窓ガラスによれば、溝は断面が略半円形又は略U字形であるので、加工性に優れており、また、導電性ワイヤを溝に沿ってより確実に固定することができる。

0021

請求項5記載のガラス端部への導電性付加方法、請求項10記載の端部に導電性が付加された窓ガラスによれば、導電性ワイヤは直径が0.3〜4.0mmであり、溝は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmであるので、ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラスの外観を良好に保つことができる。

発明を実施するための最良の形態

0022

以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。

0023

図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る端部に導電性が付加された窓ガラスの端部を示す断面図である。

0024

図1(a)及び(b)において、本発明の実施の形態に係る端部に導電性が付加された窓ガラスとしての車両の窓ガラス1は厚さが2.5〜6.0mmである。窓ガラス1の端部は、通常安全のためダイヤモンドホイールを用いて略半円状に研磨加工面取り加工)される。

0025

この略半円状に加工された窓ガラス1の端部に沿って、溝加工が必要な部分に凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて断面が略半円形又は略U字形の溝2が形成される。ここで、溝の形成は、前記面取り加工のダイヤモンドホイールの中央に凸部を形成して、一度の工程として端部全体に行ってもよい。溝2は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmである。この溝2に沿って導電性ワイヤ3が固定され、接着剤を用いて接着される。導電性ワイヤ3は、材質が銅であり、直径が0.3〜4.0mmである。接着剤は、材質がエポキシであり、色は透明である。

0026

窓ガラス1の端部に沿って溝2を形成し、この溝2に沿って導電性ワイヤ3が固定されるので、ガラス端部に容易に導電性を付加することができる。

0027

また、均一な直径の導電性ワイヤ3を窓ガラス1の端部に形成された溝2に付加するので、窓ガラス1の外観を良好に保つことができる。また、接着剤の色は透明であるので、窓ガラス1の外観をより良好に保つことができる。なお、接着剤の色は導電性ワイヤ3と同色であってもよい。

0028

また、溝2は幅が0.5〜4.5mm、最大深さが0.2〜5.0mmであるので、窓ガラス1の強度を保つと共に、導電性ワイヤ3を確実に窓ガラス1に固定することができる。

0029

導電性ワイヤ3は、図1(a)に示すように一部が溝2の外側に突出していてもよく、図1(b)に示すように全体が溝2の内側にあってもよい。

0030

図2は、図1の窓ガラス1の正面図である。この窓ガラス1は、車両のドアに昇降可能に取り付けられる。

0031

図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。

0032

図2及び図3において、窓ガラス1の端部に設けられた導電性ワイヤ3は、かしめ端子4に接続される。かしめ端子4は、ドア本体に隠れる部分において、窓ガラス1の表面に固着される。図2において、かしめ端子4は、窓ガラス1の左側の端部下側に固着されているが、窓ガラス1の右側の端部下側に固着されてもよい。これにより、導電性ワイヤ3は窓ガラス1に固定され、導電性ワイヤ3と窓ガラス1の固定端に窓ガラス1の昇降時の張力がかかることがないので、導電性ワイヤ3を窓ガラス1に確実に固定することができる。

0033

このかしめ端子4は、かしめ部4a及び4bにおいて、窓ガラス1の表面方向にかしめられているが、これに限定されるものではなく、導電性ワイヤ3を確実に固定可能なかしめ方法を適宜用いることができる。

0034

かしめ端子4の窓ガラス1の表面への固着には、接着剤を用いることができる。また、窓ガラス1の表面に銀ペーストを塗布し、この銀ペーストを焼成して形成した銀被膜上にかしめ端子4をハンダ付けしてもよい。

0035

また、導電性ワイヤ3の端部は、測定電圧発生回路(不図示)に接続される。導電性ワイヤ3が電極と、電極及び測定電圧発生回路を接続するための電線ハーネス)とを兼ねるので、ガラス端部に銀ペースト等を塗布する場合のように、新たに電線(ハーネス)を設けることなくガラス1の端部に設けられた電極を測定電圧発生回路に接続することができる。

0036

本実施の形態によれば、窓ガラス1の端部に形成された溝2に導電性ワイヤ3が固定されるので、ガラス端部に容易に導電性を付加することができると共に、窓ガラスの外観を良好に保つことができる。

0037

本実施の形態では、材質が銅であるワイヤを用いているが、これに限定されるものではなく、導電性のものであれば金属や樹脂等、何であってもよい。腐食性の金属をワイヤに用いる場合は、表面を耐腐食性素材被膜してもよい。例えば、ワイヤは電気配線用の電線であってもよい。

0038

本実施の形態では、材質がエポキシである接着剤を用いているが、これに限定されるものではなく、金属とガラスを接着できるものであれば何であってもよい。

図面の簡単な説明

0039

本発明の実施の形態に係る端部に導電性が付加された窓ガラスの端部を示す断面図であり、(a)は導電性ワイヤ3の一部が溝2の外側に突出している場合、(b)は導電性ワイヤ3全体が溝2の内側にある場合を示す。
図1の窓ガラス1の側面図である。
図2のA−A線に沿う断面図である。

符号の説明

0040

1窓ガラス
2 溝
3導電性ワイヤ
4 かしめ端子

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