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技術 装飾糸およびその製造方法

出願人 山形県
発明者 月本久美子佐竹康史
出願日 2005年11月8日 (14年7ヶ月経過) 出願番号 2005-323318
公開日 2007年5月31日 (13年1ヶ月経過) 公開番号 2007-131958
状態 特許登録済
技術分野 特殊な装飾 装飾技術 糸;糸またはロープの機械的な仕上げ
主要キーワード 集束具 広口側 ビーズ玉 糸巻き機 糸通し溝 装飾糸 付着結合 槽中央
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年5月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

糸に花びら小片を連続して接合する方法と、その方法による新規な糸を提供する。

解決手段

微細な繊維と花びら等の小片を液体中に分散させ、その液体中に糸を通過させ、微細な繊維と共に花びら等を糸の表面に絡み付け、付着した微細繊維が糸と花びら等を拘束して、一本の糸にする。

概要

背景

金糸・銀糸に代表される装飾糸は、金箔銀箔を細く裁断して糸により込んで形成している。またビーズ玉を糸に通した装飾糸も知られている。
特開2002−54038号公報

概要

糸に花びら小片を連続して接合する方法と、その方法による新規な糸を提供する。微細な繊維と花びら等の小片を液体中に分散させ、その液体中に糸を通過させ、微細な繊維と共に花びら等を糸の表面に絡み付け、付着した微細繊維が糸と花びら等を拘束して、一本の糸にする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

糸に花びら付着結合させたことを特徴とした装飾糸

請求項2

水槽糊材微細繊維および花びらを配合した処理液を入れ、該水槽に数本の糸を別々に浸入させ、微細繊維と共に花びらを絡めとり集束具を通して1本の糸とし、乾燥することを特徴とした装飾糸の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、数本の糸に花びらを連続して付着させ、よることなく拘束して1本の糸とした花びらを付着させた装飾糸およびその製造方法に関する。

背景技術

0002

金糸・銀糸に代表される装飾糸は、金箔銀箔を細く裁断して糸により込んで形成している。またビーズ玉を糸に通した装飾糸も知られている。
特開2002−54038号公報

発明が解決しようとする課題

0003

従来の装飾糸は、数種類色糸をより込んで装飾糸とするため手間を要している。また人工的な色彩のみで趣が不足している難点があった。出願人は花びらの自然の色と形をそのまま利用できるように、花のもつ自然の美しいイメージを損うことなく繊維製品とすることを考えた。

課題を解決するための手段

0004

発明者は、この点に鑑み試作研究を続けた結果、本発明に到達したものであって、本発明は、水槽処理液を入れ、この処理液に有機合成糊材微細繊維および花びらを分散させて配し、この処理液の中に数本の糸を通過させることによって、糸に微細繊維が花びらを伴って連続的に絡み付き、この数本の糸を集束して乾燥し、1本の装飾糸とするもので
糊材としては水溶性高分子材料を用い、花びらは紅花の花びらを用いた。得られた装飾糸は細目毛糸程度の太さで、混入した花びらが混在してやさしい模様となって現われる。

発明の効果

0005

上述のように本発明の装飾糸は、糸の中に花びらが組み込まれるように、花びらの形を残しながら糸の表面に飛び出ることなく混在するため、織機にかけることができる。このため帯材料として又はハンドバッグのような袋物にあるいは手芸材料として広く利用でき優雅な模様と色彩が表現できる。

発明を実施するための最良の形態

0006

添付図面により本発明の装飾糸およびその製造方法の実施の形態を説明すると、図1本発明方法に使用する水槽の側面図であって、図2はその平面図を示している。

0007

図中の符号(1)は処理水を入れる水槽であり、大きさは後記する実施例の場合は水10Lの水槽を使用する。(2)は水槽一端の縁部に設けた櫛歯状の凹切込みのある板体である。(3)は水槽(1)の中央底部に配置した糸通し板で、この糸通し板(3)には糸通し溝(4)を数個設ける。また符号(5)は水槽(1)の他端側に設けた漏斗状の糸集束具である。(6)は糸巻き機であって前記糸集束具から排出される芯糸Aを巻き取る輪状のものである。

0008

本発明の装飾糸製造方法に使用する装置はこのような構成であり、水槽(1)に処理液として10Lの水の中に配合剤として水溶性高分子糊材・微細繊維および花びらを分散して入れ、必要に応じて他の装飾物を分散して混入することが可能である。

0009

高分子糊材としては、ポリビニルアルコール(以下PVAという)やカルボキシメチルセルロース(以下CMCという)の少量と、微細繊維としては、紙漉材として用いられているコウゾ)を主材として使用するが、当然ミツマタガンピ等の使用も可能である。そして花びらとしては、出願人の土地の県花である紅花の花びらを主に使用する。紅花の花びらは黄紅色の美しい色で退色し難い特性を持つ点で適しているが、菊の花びら、タンポポの花びらなども使用できる。

0010

又水槽中の処理液に入れる配合材としてこれらの他に、装飾糸に香りを持たせるため植物の葉の微細片や華かさを出す点で金箔の細片、あるいは異った手触り感を出すため炭素白土等の鉱物微細粒も混入することも可能である。

0011

上記構成の装置および処理液を使用しての本発明の装飾糸Aおよび製造方法を説明する。添付図面図1の側面図、図2の平面図を参照して、図の左側には5個の糸巻きが配置され、この糸巻きからはそれぞれ木綿糸aが5本派出されている。この木綿糸は顕微鏡的に見て多くの毛羽立ちが見られるため、後述する処理液の中の混合物の付着を効率的に加工
できるため適している。ここで用いられている5本の糸aは40番手の細目の糸である。

0012

この糸巻きから繰り出される5本の糸aは、水槽(1)縁に設けた櫛状板(2)の櫛歯凹部に分別して導入し、図示のように処理液の中に浸入させ、槽中央底部に設けた糸通し板(3)の糸通し溝(4)に、それぞれの糸aを分別したまま挿通する。この糸通板(3)に設けた糸通し溝(4)は図示では明瞭でないが、水槽縁に設けた櫛状板(2)のよう
に下方に向けて切込みを設けた溝状であって、この溝(4)に糸aを別々に通して、水槽端上方に設けた漏斗状の集束具(5)の広口側から処理液の中を通過した5本の木綿糸aを入れ集束具(5)の細口側から集束して一本の芯糸Aとして引き出し、水槽外の糸巻き機(6)によって巻き上げられて乾燥する。

0013

さらに本発明で使用する糸aは前記のように木綿糸が絡みの点ですぐれているが、絹糸ナイロン糸であっても集束具によって数本の糸aが集束されるとき、花びらが糊材と微細繊維と数本の糸aとによって拘束されるように絡み合うため乾燥後も花びらの脱落することがなかった。
また集束する糸aの本数も繰返し試作実験をしてみても1〜2本の少数本では、花びらの絡み合いについて不満があったが、3本以上を使用したときには花びらの絡み合いについては不満がなく、乾燥後得られた装飾糸は花びらの脱落や糸外への飛び出しも見られず1本の装飾糸となって完成された。

0014

(実施例1)
水(10リットル)に1重量%となるように楮の微細繊維100gを混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように5g添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態
で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらが連続的に接合された糸が得られた。

0015

(実施例2)
水(10リットル)に1重量%となるように楮の微細繊維100gを混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように5g添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木綿の糸3本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態
で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらが連続的に接合された糸が得られた。

0016

(実施例3)
水(10リットル)に1重量%となるようにガンピの微細繊維100gを混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように5g添加して撹拌する。0.1重量%CMC水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。絹糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態
で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらが連続的に接合された糸が得られた。得られた装飾糸は絹糸の光輝によって紅花の存在が一層きわ立ち美しい装飾糸が得られた。

0017

(実施例4)
水に1重量%となるように楮の微細繊維を混合撹拌後、菊の花びらを0.0005重量%となるように添加し、さらに0.0005重量%のバジルの葉の小片を添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態で乾燥させ、巻き返すことで菊の花びらとバジルの葉とが連続的に接合された糸が得られた。この得られた糸は僅かにバジルの香りがある。

0018

(実施例5)
水に1重量%となるように楮の微細繊維を混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように添加し、さらに0.0005重量%のオレンジ果皮小片を添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらとオレンジの果皮小片が連続的に接合された糸が得られた。得られた糸は僅かにオレンジの香りがある。

0019

(実施例6)
水に1重量%となるように楮の微細繊維を混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように添加し、さらに0.0005重量%のローズヒップ乾燥果実小片を添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を
通過させ、枠に巻き取った。その状態で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらとローズヒップの果実小片が連続的に接合された糸が得られた。得られた糸は僅かにバラの香りがする。

0020

(実施例7)
水に1重量%となるように楮の微細繊維を混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように添加し、さらに0.000002重量%の金箔の小片を添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。
木綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらと金箔が連続的に接合された糸が得られた。

0021

(実施例8)
水に1重量%となるように楮の微細繊維を混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように添加し、さらに0.0001重量%の炭素の粉末を添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻
き取った。その状態で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらと炭素粉末が連続的に接合された糸が得られた。

0022

(実施例9)
水に1重量%となるように楮の微細繊維を混合撹拌後、紅花の花びらを0.0005重量%となるように添加し、さらに0.005重量%のアルミニウムケイ酸塩粉末、例えば市販品の品川化成(株)製「アロフェンP−1」を添加して撹拌する。0.1重量%PVA水溶液を主成分とする合成糊を0.5重量%添加して撹拌し、用いる分散液とした。木
綿の糸5本を図1図2に示す要領で上記の溶液中を通過させ、枠に巻き取った。その状態で乾燥させ、巻き返すことで紅花の花びらとアルミニウムケイ酸塩粉末が連続的に接合された糸が得られた。

0023

織り地は少し厚手となるため帯やハンドバック財布等の袋物あるいは帽子等の作品を造るのに適していて、紅花入りの場合は独特の黄紅色の紅花の花びらが点在して、染物やししゅうには見られない雅感があってこの糸の利用価値は大きい。

図面の簡単な説明

0024

本発明製造方法に用いる装置の側面図
同装置の平面図

符号の説明

0025

1水槽
2櫛歯状の糸通し板
3 糸通し板
4糸通し溝
5 糸集束具
6糸巻き機
細糸
A芯糸(乾燥前の糸)

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