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技術 化粧シート

出願人 KJ特殊紙株式会社
発明者 末永二世上野君代山野内寛
出願日 2005年9月30日 (15年3ヶ月経過) 出願番号 2005-287049
公開日 2007年4月12日 (13年8ヶ月経過) 公開番号 2007-092260
状態 特許登録済
技術分野 壁の仕上げ 紙(4)
主要キーワード 表装紙 布壁紙 繊維長測定機 近代化 ポリアクリルアミド系紙力増強剤 低融点ポリエチレン エピクロロヒドリン重縮合物 オレフィン壁紙
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この項目の情報は公開日時点(2007年4月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

嵩高でエンボス性に優れるとともに、グラビア印刷での白抜けがない、印刷適性にも優れた、壁紙の表装紙、襖紙等として、好適に用いることができる化粧シートを提供する。

解決手段

コットンリンターパルプ合成繊維からなる化粧シートにおいて、コットンリンターパルプとして、長さ加重平均繊維長が1.00mm〜1.30mm、3.00mm以上の繊維の割合が5.0%以下のものを用いる。

概要

背景

壁紙は意匠性施工性等に優れる塩ビ壁紙が主力であるが、近年の環境問題から、非ハロゲン素材が検討され、オレフィン壁紙、不織布壁紙紙壁紙等の非塩ビ壁紙が開発されている。中でも紙あるいは不織布を用いた壁紙は、施工しやすく、風合い、手触りもよく廃棄時に有害ガスを発生しないことから、数多くの提案がなされてきた。紙壁紙については、コットンリンターパルプ合成繊維混抄して、風合いが良く、嵩高く、エンボス性に優れた壁紙が開示されている(特許文献1)。しかしながら、コットンリンターパルプを用いた場合、繊維が結束になり易く、シートに結束があるとグラビア印刷での印刷が白抜けするという問題があった。
特開2001−336093号公報、同2003−127317号公報、同2004−238772号公報

概要

嵩高でエンボス性に優れるとともに、グラビア印刷での白抜けがない、印刷適性にも優れた、壁紙の表装紙、襖紙等として、好適に用いることができる化粧シートを提供する。コットンリンターパルプと合成繊維からなる化粧シートにおいて、コットンリンターパルプとして、長さ加重平均繊維長が1.00mm〜1.30mm、3.00mm以上の繊維の割合が5.0%以下のものを用いる。なし

目的

従って、本発明は、コットンリンターパルプを使用した、嵩高くエンボス性に優れた化粧シートにおいて、グラビア印刷での印刷白抜けのない、印刷適正の優れた化粧シートを提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

コットンリンターパルプ合成繊維からなる化粧シートにおいて、コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長が1.00mm〜1.30mm、3.00mm以上の繊維の割合が5.0%以下であることを特徴とする化粧シート。

技術分野

0001

本発明は、壁紙の表装紙や襖紙として利用できる化粧シート、特に嵩高くエンボス性に優れ、かつ、グラビア印刷適性に優れた化粧シートに関する。

背景技術

0002

壁紙は意匠性施工性等に優れる塩ビ壁紙が主力であるが、近年の環境問題から、非ハロゲン素材が検討され、オレフィン壁紙、不織布壁紙紙壁紙等の非塩ビ壁紙が開発されている。中でも紙あるいは不織布を用いた壁紙は、施工しやすく、風合い、手触りもよく廃棄時に有害ガスを発生しないことから、数多くの提案がなされてきた。紙壁紙については、コットンリンターパルプ合成繊維混抄して、風合いが良く、嵩高く、エンボス性に優れた壁紙が開示されている(特許文献1)。しかしながら、コットンリンターパルプを用いた場合、繊維が結束になり易く、シートに結束があるとグラビア印刷での印刷が白抜けするという問題があった。
特開2001−336093号公報、同2003−127317号公報、同2004−238772号公報

発明が解決しようとする課題

0003

従って、本発明は、コットンリンターパルプを使用した、嵩高くエンボス性に優れた化粧シートにおいて、グラビア印刷での印刷白抜けのない、印刷適正の優れた化粧シートを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0004

本発明者らは、特定のコットンリンターパルプを使用することにより、課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、
(1)コットンリンターパルプと合成繊維からなる化粧シートにおいて、コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長が1.00mm〜1.30mm、3.00mm以上の繊維の割合が5.0%以下であることを特徴とする化粧シート、
を提供するものである。

発明の効果

0005

本発明の化粧シートは、コットンリンターパルプと化学繊維からなるため、嵩高でエンボス性に優れており、かつ、特定のコットンリンターパルプを用いるために、繊維の結束が少なく、グラビア印刷での印刷の白抜けがない、印刷適性が優れる、という作用効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0006

以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる化粧シートは、コットンリンターパルプと合成繊維からなるものである。
本発明で用いられるコットンリンターパルプは、製紙用に用いられるコットンリンターあるいは綿パルプと呼ばれているもので、長さ加重平均繊維長が1.00mm〜1.30mm、好ましくは1.10mm〜1.30mm、3.00mm以上の繊維の割合が5.0%以下、好ましくは4.80%以下のものである。
長さ加重平均繊維長がこの範囲を超えると、グラビア印刷適正が劣り、一方、この範囲未満であるとエンボス性に劣る。また、3.00mm以上の繊維の割合が5.0%を超えると、繊維の結束数が多くなり、グラビア印刷適性に劣る。
かかる特性をもつコットンリンターパルプは、該パルプ懸濁液をリファイナー等を用いて解織することにより得ることができ、叩解度としては18〜20°SR程度である。

0007

合成繊維としては、任意の合成繊維が選択可能であるが、特に低融点熱可塑性合成繊維を使用することにより、エンボス加工時に溶融して凹凸模様型崩れを起こし難くすることができる。また、その繊維長も任意であるが、10mmを越えると地合いが劣るため好ましくない。このような合成繊維としては、例えば、平均繊維長が0.9〜1.5mmの合成パルプ、繊維長が5mm程度のポリエチレン樹脂ポリプロピレン樹脂低融点ポリエチレンフタレート樹脂及びこれらの混合物を例示することができる。

0008

コットンリンターパルプと合成繊維の混合割合は、重量比で10:90〜95:5であることが望ましい。合成繊維の割合が5重量%未満ではエンボス加工時に形成された凹凸模様の型崩れが起こりやすくなり、一方、90重量%を越えるとシートの地合が悪化する。
また、本発明の効果を損なわない範囲で、木材系セルロースパルプを加えることができる。用いられる木材系セルロースパルプとしては、NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、CTMP、DIP等を例示することができる。

0009

本発明において、化粧シートの結束数は、10個/m2以下であることが望ましい。これを超えると、グラビア印刷において白抜けがでるので好ましくない。

0010

本発明の化粧シートは、特定の繊維長に調整されたコットンリンターパルプ懸濁液に化学繊維を加え、各種製紙用薬品を添加し、公知の抄造方法により製造することができる。
化粧シートには、製紙用薬品として、脂肪酸系サイズ剤及び両性あるいはアニオン性ポリアクリルアミド系紙力増強剤を内添することが好ましい。
使用できる脂肪酸系サイズ剤としては、ポリアルキレンポリアミン脂肪酸エピクロロヒドリン重縮合物等が例示される。脂肪酸系サイズ剤は、化粧シート中に0.2〜2.0%配合することが望ましい。0.2%未満では水性インクで印刷が施されると撥水性が低下し、汚れ防止性が劣る。また2.0%を越えて配合すると印刷適性及び紙力が低下する。
サイズ剤定着剤としては、両性またはアニオン性ポリアクリルアミド系紙力増強剤が例示される。紙力増強剤は、化粧シート中に0.2〜2.0%配合することが望ましい。0.2%未満ではサイズ剤の定着が不十分となり満足する撥水性が得られない。2.0%を越えて配合すると、シートが硬くなり風合いが損なわれ、またコスト高となる。

0011

また、内添薬品として、従来から慣用されている抄造薬品、例えば、湿潤紙力増強剤等を配合することもでき、内添填料として、例えば、タルクカオリン二酸化チタン等を配合することもできる。

0012

本発明の化粧シートは、シートの表面に、グラビア印刷の方法によって、水性インクによる印刷処理がなされ、また撥水性能を持つシリコン系樹脂フッ素系樹脂スチレンーアクリル系樹脂アクリル樹脂から選定された撥水剤を、グラビアコーター等の方法によって、撥水処理を施すこともできる。

0013

本発明の化粧シートは、エンボス加工が施され、化粧シートに裏打ち紙を設けた構成により、壁紙として、特に、好適に用いることができる。

0014

実施例1
ダブルディスクリファイナーを用い、長さ加重平均繊維長を1.26mm、繊維長3mm以上の繊維の割合が4.60%に調整したコットンリンターパルプ(叩解度18°SR)60重量%、合成繊維としてSWP(三井化学製)40重量%を用い、これに、内添薬品として、脂肪酸系サイズ剤(近代化学工業製、商品名:NS−815)を1.0重量%(対(セルロース系繊維+合成繊維))、両性ポリアクリルアミド荒川化学工業製、商品名:ポリストロン1213)を1.0重量%(同前)添加し、湿潤紙力増強剤としてポリアミドエピクロルヒドリン樹脂(荒川化学工業製、商品名:アラフィックス100)を0.5重量%(同前)添加した。この試料坪量100g/m2 となるように化粧シートを作製した。

0015

実施例2
コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長を1.15mm、繊維長3mm以上の繊維の割合が3.58%に調整(叩解度19°SR)した以外は、実施例1と同様に実施し、化粧シートを作製した。

0016

比較例1
コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長を1.82mm、繊維長3mm以上の繊維の割合が8.97%に調整(叩解度12°SR)した以外は、実施例1と同様に実施し、化粧シートを作製した。

0017

比較例2
コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長を1.33mm、繊維長3mm以上の繊維の割合が5.56%に調整(叩解度16°SR)した以外は、実施例1と同様に実施し、化粧シートを作製した。

0018

比較例3
コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長を1.28mm、繊維長3mm以上の繊維の割合が5.01%に調整(叩解度17°SR)した以外は、実施例1と同様に実施し、化粧シートを作製した。

0019

比較例4
コットンリンターパルプの長さ加重平均繊維長を1.06mm、繊維長3mm以上の繊維の割合が2.56%に調整(叩解度21°SR)した以外は、実施例1と同様に実施し、化粧シートを作製した。

0020

実施例1〜2及び比較例1〜4で得られた化粧シートの評価を表1に示す。
なお、表1に記載の評価は、以下の方法により実施した。
(1)繊維長:叩解したコットンリンターパルプをカヤーニ繊維長測定機で測定した。
(2)米坪:JIS P−8124により測定した。
(3) 厚み:JIS P−8118により測定した。
(4)密度:JIS P−8118により算出した。
(5)エンボス性:表面温度が160℃の金属エンボスロールにシートを通してエンボス加工し、その状態を目視評価した。
◎:エンボス凹凸が非常に明瞭
○:エンボスの凹凸が明瞭
×:エンボスの凹凸に乏しい
(6)結束数:目視で結束数を測定した。
(7)グラビア印刷適性:クラボウ社製GP−2グラビア印刷機を用い、水性インク(青)で印刷し、印刷状態を目視評価した。
◎:印刷状態が非常に良好
○:印刷状態は問題なく使用できる
×:印刷の白抜けで使用できない

0021

0022

以上述べてきたように、本発明の化粧シートは、エンボス性に優れるとともに、印刷適性にも優れているため、壁紙の表装紙、襖紙等として、好適に用いることができる。

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