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技術 遊技機

出願人 株式会社エース電研
発明者 武本孝俊山本智
出願日 2005年9月29日 (15年3ヶ月経過) 出願番号 2005-283705
公開日 2007年4月12日 (13年8ヶ月経過) 公開番号 2007-089848
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 各可動ユニット ギア動作 各腕部材 電気的構成部品 ギア歯数 モータ側ギア センサ感知 飾り片
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年4月12日)のものです。
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図面 (20)

課題

可変表示装置表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置によって、限られたスペース内でも多様な演出動作を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供する。

解決手段

可変表示装置310の表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置400は、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部420,520,530,540を有し、各可動部420,520,530,540は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材421,521,531,541と、該可動部材421,521,531,541に動力を伝達する動作機構4210,5210,5310,5410と、をそれぞれ有し、複数の可動部420,520,530,540のうち腕可動部420は、該腕可動部420の動作機構4210とは別に設けられた可動部動作機構4310により、該腕可動部420全体がその腕部材421の動作に加えて異なる動作が可能である。

概要

背景

従来より、パチンコ機等の遊技球を使用する遊技機が知られており、該遊技機は、遊技盤に形成された遊技領域に、可変表示装置始動入賞口が設けられており、始動入賞口に遊技球が入賞することで、可変表示装置の表示部の表示状態が変化する表示遊技を行うようになっている。また、近年では、表示遊技に対する視覚的な興趣を向上させるために、可変表示装置を大型化することに加え、可変表示装置の周辺に、電気的駆動源によって演出動作が可能な可動演出装置を設けたものが提案されている。

可動演出装置を備えた遊技機としては、例えば、可変表示装置の上側に、演出に用いられる扇形状可動部材が設けられ、該可動部材は、可変表示装置の表示遊技に連動して可動するようになっており、ソレノイドによる駆動によって可動部材が左右に揺動(扇を左右に振るような動き。)するように構成された可動演出装置を備えた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。

また、可変表示装置の上側に、可変表示装置の表示遊技に連動して可動する可動部材が設けられ、動力源によって、可動部材が上方に移動してその全体あるいは一部が収納される状態と、下方に移動して可動部材の全体あるいは一部が可変表示装置の表示部の前面を覆う状態と、に変換可能に構成されている可動演出装置を備えた遊技機も知られている(例えば、特許文献2参照。)。

さらに、遊技機の前面側を構成する前面枠に、遊技の演出に用いられる可動部材と、該可動部材を駆動する動力源とが備えられ、動力源の駆動力が可動部材に伝達されて可動部材が前面枠の前面側に飛び出すように構成された可動演出装置を備えた遊技機も知られている(例えば、特許文献3参照。)。

特開2003−180991号公報
特開2005−27920号公報
特開2003−325783号公報

概要

可変表示装置の表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置によって、限られたスペース内でも多様な演出動作を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供する。可変表示装置310の表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置400は、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部420,520,530,540を有し、各可動部420,520,530,540は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材421,521,531,541と、該可動部材421,521,531,541に動力を伝達する動作機構4210,5210,5310,5410と、をそれぞれ有し、複数の可動部420,520,530,540のうち腕可動部420は、該腕可動部420の動作機構4210とは別に設けられた可動部動作機構4310により、該腕可動部420全体がその腕部材421の動作に加えて異なる動作が可能である。

目的

本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたものであり、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部ごとに、例えば左右方向、上下方向、前後方向等と異なる方向へと、それぞれ独立あるいは互いに連動させて動作を演出することが可能で、しかも、少なくとも一の可動部を、該可動部が有する可動部材の動作に加えて、該可動部全体を異なる動作によって演出することも可能であり、限られたスペース内でも多様な演出動作を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
7件
牽制数
5件

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請求項1

表示遊技を行う可変表示装置と、該可変表示装置の表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置と、を備えた遊技機において、前記可動演出装置は、前記表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部を有し、前記複数の可動部は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材と、該可動部材に動力を伝達する動作機構と、をそれぞれ有し、前記複数の可動部のうち少なくとも一の可動部は、該可動部の前記動作機構とは別に設けられた可動部動作機構により、該可動部全体がその前記可動部材の動作に加えて異なる動作が可能であることを特徴とする遊技機。

請求項2

前記複数の可動部のうち少なくとも一の可動部は、他の可動部の動作により該他の可動部の形態が変化した際に、該形態の変化を条件として動作が可能となることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

請求項3

前記可動演出装置は、前記複数の可動部を組み合わせてなる可動ユニットを有し、前記可動ユニットに含まれる各可動部の前記動作機構は、一つの共用動力源からの動力を別々に伝達することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。

請求項4

前記可動演出装置は、前記可動ユニットを複数有し、前記複数の可動ユニットのうち一の可動ユニットは、該一の可動ユニットに含まれる各可動部全体を予め定めた第1方向に駆動する前記可動部動作機構を各可動部ごとに有し、前記一の可動ユニットに含まれる各可動部は、予め定めた第2方向に動作する一の可動部材と、該一の可動部材を駆動させる動力源と、該動力源の動力を前記一の可動部材に伝達する動作機構と、をそれぞれ有し、前記複数の可動ユニットのうち他の可動ユニットは、前記共用動力源と、前記可動部動作機構に動力を供給する可動部動力源とを有し、前記他の可動ユニットに含まれる各可動部は、予め定めた第3方向に動作する一の可動部材または予め定めた第4方向に動作する複数の可動部材と、前記共用動力源の動力を前記一の可動部材または前記複数の可動部材に伝達する動作機構と、をそれぞれ有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。

請求項5

前記複数の可動部ないし可動ユニットごとに、前記可変表示装置の表示遊技に連動して行う一連の演出動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。

請求項6

前記複数の可動部ごとに、それぞれの前記可動部材が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に停止させる停止位置にあることを検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記可動部材を前記演出開始位置に停止させる停止制御手段を有し、前記停止制御手段は、前記検出手段により前記可動部材が停止位置にあると検出された場合、所定期間に亘り前記動力源を駆動させた後、該駆動を停止させることにより、前記可動部材を前記演出開始位置に位置決めして戻す制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。

請求項7

前記可動部動作機構と前記各動作機構とに、それぞれ付勢手段を設け、前記可動部動作機構に設けた前記付勢手段は、可動部動作機構に対する動力の供給停止時に、該可動部動作機構により動作していた前記可動部全体を、該可動部全体が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に戻すべく、該可動部全体を演出開始位置の方向に付勢し、前記各動作機構に設けた前記付勢手段は、それぞれ動作機構に対する動力の供給停止時に、該動作機構により動作していた前記可動部材を、該可動部材が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に戻すべく、該可動部材を演出開始位置の方向に付勢することを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の遊技機。

請求項8

前記可動部動作機構と前記各動作機構とに、それぞれ強制復帰手段を設け、前記可動部動作機構に設けた前記強制復帰手段は、可動部動作機構により動作していた前記可動部全体を、前記付勢手段の付勢力とは別に動力により前記演出開始位置に戻し、前記各動作機構に設けた前記強制復帰手段は、それぞれ動作機構により動作していた前記可動部材を、前記付勢手段の付勢力とは別に動力により前記演出開始位置に戻すことを特徴とする請求項7に記載の遊技機。

請求項9

前記可動演出装置は、前記可動部ないし前記可動部材の可動領域干渉しない位置に設けられ、前記可動部動作機構と、前記動作機構と、それぞれの動力源を少なくとも隠蔽するためのカバー部材を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、表示遊技を行う可変表示装置と、該可変表示装置の表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置と、を備えた遊技機に関する。

背景技術

0002

従来より、パチンコ機等の遊技球を使用する遊技機が知られており、該遊技機は、遊技盤に形成された遊技領域に、可変表示装置と始動入賞口が設けられており、始動入賞口に遊技球が入賞することで、可変表示装置の表示部の表示状態が変化する表示遊技を行うようになっている。また、近年では、表示遊技に対する視覚的な興趣を向上させるために、可変表示装置を大型化することに加え、可変表示装置の周辺に、電気的駆動源によって演出動作が可能な可動演出装置を設けたものが提案されている。

0003

可動演出装置を備えた遊技機としては、例えば、可変表示装置の上側に、演出に用いられる扇形状可動部材が設けられ、該可動部材は、可変表示装置の表示遊技に連動して可動するようになっており、ソレノイドによる駆動によって可動部材が左右に揺動(扇を左右に振るような動き。)するように構成された可動演出装置を備えた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。

0004

また、可変表示装置の上側に、可変表示装置の表示遊技に連動して可動する可動部材が設けられ、動力源によって、可動部材が上方に移動してその全体あるいは一部が収納される状態と、下方に移動して可動部材の全体あるいは一部が可変表示装置の表示部の前面を覆う状態と、に変換可能に構成されている可動演出装置を備えた遊技機も知られている(例えば、特許文献2参照。)。

0005

さらに、遊技機の前面側を構成する前面枠に、遊技の演出に用いられる可動部材と、該可動部材を駆動する動力源とが備えられ、動力源の駆動力が可動部材に伝達されて可動部材が前面枠の前面側に飛び出すように構成された可動演出装置を備えた遊技機も知られている(例えば、特許文献3参照。)。

0006

特開2003−180991号公報
特開2005−27920号公報
特開2003−325783号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、前述した各特許文献1〜3に開示された遊技機のように、大型化した可変表示装置の周囲に可動演出装置を設ける場合には、遊技領域(遊技球の転動領域)の大きさを確保するためにスペース上の制約も多く、どうしても可動演出装置がその大きさの割に演出動作が単調可動領域も狭いものとなりやすく、可動演出装置を設けたにも関わらず興趣に欠けるという問題があった。

0008

特に、前記遊技機が備える何れの可動演出装置であっても、動力源によって可動部材を、左右方向、上下方向、前後方向のうち、何れか一方向における単純な往復動作しか行うことができない構成であった。そのため、可動演出装置自体に関して、遊技者に飽きられないような外観上の形態の変化を演出することが困難であるばかりでなく、表示遊技に連動した可動演出装置の演出動作を行うに際しても、その動作パターンに乏しい分だけ、視覚上の演出効果を十分に高めることができなかった。

0009

本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたものであり、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部ごとに、例えば左右方向、上下方向、前後方向等と異なる方向へと、それぞれ独立あるいは互いに連動させて動作を演出することが可能で、しかも、少なくとも一の可動部を、該可動部が有する可動部材の動作に加えて、該可動部全体を異なる動作によって演出することも可能であり、限られたスペース内でも多様な演出動作を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0010

前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]表示遊技を行う可変表示装置(310)と、該可変表示装置(310)の表示遊技に関連して演出動作を行う可動演出装置(400)と、を備えた遊技機(1)において、
前記可動演出装置(400)は、前記表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部(420,520,530,540)を有し、
前記複数の可動部(420,520,530,540)は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材(421,521,531,541)と、該可動部材(421,521,531,541)に動力を伝達する動作機構(4210,5210,5310,5410)と、をそれぞれ有し、
前記複数の可動部(420,520,530,540)のうち少なくとも一の可動部(420)は、該可動部(420)の前記動作機構(4210)とは別に設けられた可動部動作機構(4310)により、該可動部(420)全体がその前記可動部材(421)の動作に加えて異なる動作が可能であることを特徴とする遊技機(1)。

0011

[2]前記複数の可動部(420,520,530,540)のうち少なくとも一の可動部(540)は、他の可動部(530)の動作により該他の可動部(530)の形態が変化した際に、該形態の変化を条件として動作が可能となることを特徴とする[1]に記載の遊技機(1)。

0012

[3]前記可動演出装置(400)は、前記複数の可動部(420,520,530,540)を組み合わせてなる可動ユニット(410,510)を有し、
前記可動ユニット(510)に含まれる各可動部(520,530,540)の前記動作機構(5210,5310,5410)は、一つの共用動力源(550)からの動力を別々に伝達することを特徴とする[1]または[2]に記載の遊技機(1)。

0013

[4]前記可動演出装置(400)は、前記可動ユニット(410,510)を複数有し、
前記複数の可動ユニット(410,510)のうち一の可動ユニット(410)は、該一の可動ユニット(410)に含まれる各可動部(420)全体を予め定めた第1方向に駆動する前記可動部動作機構(4310)を各可動部(420)ごとに有し、
前記一の可動ユニット(410)に含まれる各可動部(420)は、予め定めた第2方向に動作する一の可動部材(421)と、該一の可動部材(421)を駆動させる動力源(430)と、該動力源(430)の動力を前記一の可動部材(421)に伝達する動作機構(4210)と、をそれぞれ有し、
前記複数の可動ユニット(410,510)のうち他の可動ユニット(510)は、前記共用動力源(550)と、前記可動部動作機構(4310)に動力を供給する可動部動力源(460)とを有し、
前記他の可動ユニット(510)に含まれる各可動部(520,530,540)は、予め定めた第3方向に動作する一の可動部材(541)または予め定めた第4方向に動作する複数の可動部材(521,531)と、前記共用動力源(550)の動力を前記一の可動部材(541)または前記複数の可動部材(521,531)に伝達する動作機構(5210,5310,5410)と、をそれぞれ有することを特徴とする[3]に記載の遊技機(1)。

0014

[5]前記複数の可動部(420,520,530,540)ないし可動ユニット(410,510)ごとに、前記可変表示装置(310)の表示遊技に連動して行う一連の演出動作を制御する制御手段(1100,1300)を備えたことを特徴とする[3]または[4]に記載の遊技機(1)。

0015

[6]前記複数の可動部(420,520,530,540)ごとに、それぞれの前記可動部材(421,521,531,541)が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に停止させる停止位置にあることを検出する検出手段(450,480)を備え、
前記制御手段(1100,1300)は、前記可動部材(421,521,531,541)を前記演出開始位置に停止させる停止制御手段(1100,1300)を有し、
前記停止制御手段(1100,1300)は、前記検出手段(450,480)により前記可動部材(421,521,531,541)が停止位置にあると検出された場合、所定期間に亘り前記動力源(430,460,550)を駆動させた後、該駆動を停止させることにより、前記可動部材(421,521,531,541)を前記演出開始位置に位置決めして戻す制御を行うことを特徴とする[5]に記載の遊技機(1)。

0016

[7]前記可動部動作機構(4310)と前記各動作機構(4210,5210,5310,5410)とに、それぞれ付勢手段(423,533,5430)を設け、
前記可動部動作機構(4310)に設けた前記付勢手段(423,533,5430)は、可動部動作機構(4310)に対する動力の供給停止時に、該可動部動作機構(4310)により動作していた前記可動部(420)全体を、該可動部(420)全体が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に戻すべく、該可動部(420)全体を演出開始位置の方向に付勢し、
前記各動作機構(4210,5210,5310,5410)に設けた前記付勢手段(423,533,5430)は、それぞれ動作機構(4210,5210,5310,5410)に対する動力の供給停止時に、該動作機構(4210,5210,5310,5410)により動作していた前記可動部材(421,521,531,541)を、該可動部材(421,521,531,541)が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に戻すべく、該可動部材(421,521,531,541)を演出開始位置の方向に付勢することを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載の遊技機(1)。

0017

[8]前記可動部動作機構(4310)と前記各動作機構(4210,5210,5310,5410)とに、それぞれ強制復帰手段を設け、
前記可動部動作機構(4310)に設けた前記強制復帰手段は、可動部動作機構(4310)により動作していた前記可動部(420)全体を、前記付勢手段(423,533,5430)の付勢力とは別に動力により前記演出開始位置に戻し、
前記各動作機構(4210,5210,5310,5410)に設けた前記強制復帰手段は、それぞれ動作機構(4210,5210,5310,5410)により動作していた前記可動部材(421,521,531,541)を、前記付勢手段(423,533,5430)の付勢力とは別に動力により前記演出開始位置に戻すことを特徴とする[7]に記載の遊技機(1)。

0018

[9]前記可動演出装置(400)は、前記可動部(420,520,530,540)ないし前記可動部材(421,521,531,541)の可動領域に干渉しない位置に設けられ、前記可動部動作機構(4310)と、前記動作機構(4210,5210,5310,5410)と、それぞれの動力源(430,460,550)を少なくとも隠蔽するためのカバー部材(560,570)を有することを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6],[7]または[8]に記載の遊技機(1)。

0019

前記本発明は、次のように作用する。
前記[1]に記載の遊技機(1)によれば、可動演出装置(400)は、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部(420,520,530,540)を有し、さらに各可動部(420,520,530,540)は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材(421,521,531,541)と、該可動部材(421,521,531,541)に動力を伝達する動作機構(4210,5210,5310,5410)とを、それぞれ有する。

0020

これにより、可動演出装置(400)が行う演出動作に関して、各可動部(420,520,530,540)ないし一または複数の可動部材(421,521,531,541)における動作パターンの組み合わせが多くなる。従って、可動演出装置(400)における多様な演出動作が可能となり、遊技の興趣を高めることができる。

0021

しかも、複数の可動部(420,520,530,540)のうち少なくとも一の可動部(420)は、該可動部(420)の動作機構(4210)とは別に設けられた可動部動作機構(4310)により、該可動部(420)全体がその可動部材(421)の動作に加えて、さらに異なる動作が可能となる。これにより、可動部(420)全体とその可動部材(421)が、複数の異なる方向へ多段階に動作することが可能となり、限られたスペース内においても様々な外観上の形態変化による演出効果を高めることができる。

0022

前記[2]に記載の遊技機(1)によれば、複数の可動部(420,520,530,540)のうち少なくとも一の可動部(540)は、他の可動部(530)の動作により該他の可動部(530)の形態が変化した際に、該形態の変化を条件として動作が可能となる。これにより、該当する可動部(530,540)による演出動作に、経時的に変化する密接な関連性を持たせることができると共に、動作前の状態からは外観上想像できないような多様な形態の変化を演出することができる。ここで「一の可動部」とは、前記[1]に記載した可動部全体も動作する前記「一の可動部」と重複して同一のものであっても良く、もちろん異なるものであってもかまわない。

0023

前記[3]に記載の遊技機(1)によれば、可動演出装置(400)は、複数の可動部(420,520,530,540)を組み合わせてなる可動ユニット(410,510)を有し、該可動ユニット(510)に含まれる各可動部(520,530,540)の動作機構(5210,5310,5410)は、一つの共用動力源(550)からの動力を別々に伝達する。

0024

このように、複数の可動部(420,520,530,540)を可動ユニット(410,510)としてまとめることにより、部品点数組付工数を削減することができると共に、各可動ユニット(410,510)ごとに統一感のある演出動作を行うことが可能となる。しかも、一つの共用動力源(550)からの動力を共用することにより、動力源に関するコストを大幅に低減することができる。

0025

もちろん、全ての可動ユニット(410,510)において、それぞれに含まれる各可動部(420,520,530,540)の動作機構(4210,5210,5310,5410)を一つの共用動力源(550)からの動力を伝達するように構成する必要はない。例えば、各可動部(420)ごとに動作機構(4210)のみならず動力源(430)も独立して備える場合には、可動ユニット(410)中の各可動部(420)の演出動作を同期させることはもちろん、それぞれの演出動作を全く別々の自由なタイミングで行うことも可能となり、さらにバリエーション富む形態の変化を演出することができる。

0026

前記[4]に記載の遊技機(1)によれば、前記可動ユニット(410,510)を複数有することにより、個々の可動部(420,520,530,540)単位のみならず、各可動ユニット(410,510)同士の動作パターンを組み合わせることができる。これにより、非常にダイナミックに連動するような迫力のある可動演出装置(400)の演出動作を行うことが可能となり、いっそう面白味のある形態の変化に基づく視覚上の演出効果を高めるこができる。

0027

具体的には、複数の可動ユニット(410,510)のうち一の可動ユニット(410)は、該一の可動ユニット(410)に含まれる各可動部(420)全体を予め定めた第1方向に駆動する前記可動部動作機構(4310)を各可動部(420)ごとに有する。そして、一の可動ユニット(410)に含まれる各可動部(420)は、予め定めた第2方向に動作する一の可動部材(421)と、該一の可動部材(421)を駆動させる動力源(430)と、該動力源(430)の動力を前記一の可動部材(421)に伝達する動作機構(4210)と、をそれぞれ有する。

0028

このような一の可動ユニット(410)においては、これに含まれる全ての可動部(420)全体が前記可動部動作機構(4310)によって、第1方向に駆動する。また、一の可動ユニット(410)に含まれる各可動部(420)は、それぞれ一の可動部材(421)を有しており、該一の可動部材(421)は、第1方向とは異なる第2方向に動作することになる。

0029

ここで、第1方向、第2方向とは、例えば、前後方向、上下方向、左右方向等の様々な方向から予め任意に定めた方向であり、何れの方向への動作であっても、その具体的な動作態様は、回転中心からの揺動、あるいは直線方向へのスライド等の何れの形態であっても良い。次述する第3方向、第4方向についても同様であるが、多様な演出動作を実現する観点からすれば、第1方向から第4方向は、互いに異なる方向に設定することが好ましい。

0030

次に、複数の可動ユニット(410,510)のうち他の可動ユニット(510)は、前記共用動力源(550)と、前記可動部動作機構(4310)に動力を供給する可動部動力源(460)とを有している。すなわち、前記一の可動ユニット(410)の可動部(420)全体を駆動するための可動部動力源(460)を、前記一の可動ユニット(410)ではなく、他の可動ユニット(510)に設けることにより、なるべく一の可動ユニット(410)ないし可動部(420)を軽量化することが可能となる。一方、他の可動ユニット(510)における各可動部(520,530,540)の駆動は、前記[3]に記載した共用動力源(550)によって行うことで、該他の可動ユニット(510)における軽量化および部品点数の削減も実現することができる。

0031

そして、他の可動ユニット(510)に含まれる各可動部(520,530,540)は、予め定めた第3方向に動作する一の可動部材(541)または予め定めた第4方向に動作する複数の可動部材(521,531)と、前記共用動力源(550)の動力を前記一の可動部材(541)または前記複数の可動部材(521,531)に伝達する動作機構(5210,5310,5410)と、をそれぞれ有している。

0032

これにより、他の可動ユニット(510)では、ある可動部(540)においては、一の可動部材(541)により第3方向への動作を演出し、さらに別の可動部(520,530)においては、複数の可動部材(521,531)により第4方向への動作を演出することができるので、より多様な演出動作を実現することが可能となる。

0033

前記[5]に記載の遊技機(1)によれば、複数の可動部(420,520,530,540)ないし可動ユニット(410,510)ごとに、可変表示装置(310)の表示遊技に連動して行う一連の演出動作を制御する制御手段(1100,1300)を備えるから、該制御手段(1100,1300)の制御によって、表示遊技に連動した可動演出装置(400)の演出動作についての興趣を向上させることができる。

0034

前記[6]に記載の遊技機(1)によれば、複数の可動部(420,520,530,540)ごとに、それぞれの可動部材(421,521,531,541)が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に停止させる停止位置にあることを検出する検出手段(450,480)を備え、さらに前記制御手段(1100,1300)は、可動部材(421,521,531,541)を演出開始位置に停止させる停止制御手段(1100,1300)を有している。

0035

そして、前記停止制御手段(1100,1300)は、前記検出手段(450,480)により可動部材(421,521,531,541)が停止位置にあると検出された場合、所定期間に亘り動力源(430,460,550)を駆動させた後、該駆動を停止させることにより、可動部材(421,521,531,541)を演出開始位置に位置決めして戻す制御を行う。これにより、可動部材(421,521,531,541)の一連の動作が終了して該可動部材(421,521,531,541)を元の演出開始位置に戻す際に、可動部材(421,521,531,541)が演出開始位置の手前に位置する停止位置に不用意に留まることを防止し、演出開始位置まで確実かつ正確に戻すことができる。

0036

前記[7]に記載の遊技機(1)によれば、前記可動部動作機構(4310)と前記各動作機構(4210,5210,5310,5410)とに、それぞれ付勢手段(423,533,5430)を設ける。そして、可動部動作機構(4310)に設けた付勢手段(423,533,5430)は、可動部動作機構(4310)に対する動力の供給停止時に、該可動部動作機構(4310)により動作していた可動部(420)全体を、該可動部(420)全体が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に戻すべく、該可動部(420)全体を演出開始位置の方向に付勢する。このような付勢手段(423,533,5430)の付勢力によって、可動部(420)全体を、可動部動作機構(4310)による一連の動作の終了時には、動力のみに頼ることなく迅速に元の演出開始位置まで戻すことができる。

0037

また、各動作機構(4210,5210,5310,5410)に設けた付勢手段(423,533,5430)は、それぞれ動作機構(4210,5210,5310,5410)に対する動力の供給停止時に、該動作機構(4210,5210,5310,5410)により動作していた可動部材(421,521,531,541)を、該可動部材(421,521,531,541)が動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置に戻すべく、該可動部材(421,521,531,541)を演出開始位置の方向に付勢する。

0038

このような付勢手段(423,533,5430)の付勢力によって、個々の可動部材(421,521,531,541)に関しても、動作機構(4210,5210,5310,5410)による一連の動作の終了時には、動力のみに頼ることなく迅速に元の演出開始位置まで戻すことができる。

0039

前記[8]に記載の遊技機(1)によれば、前記可動部動作機構(4310)と前記各動作機構(4210,5210,5310,5410)とに、それぞれ強制復帰手段を設ける。そして、可動部動作機構(4310)に設けた強制復帰手段は、可動部動作機構(4310)により動作していた可動部(420)全体を、前記付勢手段(423,533,5430)の付勢力とは別に動力により演出開始位置に戻す。これにより、可動部動作機構(4310)により動作していた可動部(420)全体を、前記付勢手段(423,533,5430)の付勢力により演出開始位置に戻す途中で万一動作が停止した場合でも、確実に演出開始位置まで戻すことができ、次に実行される演出動作に支障を来たすことがない。

0040

また、各動作機構(4210,5210,5310,5410)に設けた強制復帰手段は、それぞれ動作機構(4210,5210,5310,5410)により動作していた可動部材(421,521,531,541)を、前記付勢手段(423,533,5430)の付勢力とは別に動力により演出開始位置に戻す。これにより、個々の動作機構(4210,5210,5310,5410)により動作していた可動部材(421,521,531,541)に関しても、前記付勢手段(423,533,5430)の付勢力により演出開始位置に戻す途中で万一動作が停止した場合、確実に演出開始位置まで戻すことができ、次に実行される演出動作に支障を来たすことがない。

0041

前記[9]に記載の遊技機(1)によれば、可動演出装置(400)は、可動部(420,520,530,540)ないし可動部材(421,521,531,541)の可動領域に干渉しない位置にカバー部材(560,570)を有しており、該カバー部材(560,570)によって、可動部動作機構(4310)と、動作機構(4210,5210,5310,5410)と、それぞれの動力源(430,460,550)を少なくとも隠蔽する。

0042

これにより、各可動部材(421,521,531,541)を駆動するための各種電気的構成部品を遊技者からカバー部材(560,570)で隠すことになり、可動演出装置(400)全体の見栄えを良くすることができる。また、各種電気的構成部品を保護することもできるので、他部材の干渉を原因とするショートや、可動部材(421,521,531,541)との接触による動作不良が生じることまで防止することが可能となる。

発明の効果

0043

本発明に係る遊技機によれば、可動演出装置は、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部を有し、さらに各可動部は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材と、該可動部材に動力を伝達する動作機構と、をそれぞれ有するから、各可動部ないし一または複数の可動部材における動作パターンの組み合わせが多くなり、従って、可動演出装置における多様な演出動作が可能となり、遊技の興趣を高めることができる。

0044

しかも、複数の可動部のうち少なくとも一の可動部は、該可動部の動作機構とは別に設けられた可動部動作機構により、該可動部全体がその可動部材の動作に加えて、さらに異なる動作が可能となるから、可動部全体とその可動部材が、複数の異なる方向へ多段階に動作することが可能となり、限られたスペース内においても様々な外観上の形態変化による演出効果を高めることができる。

発明を実施するための最良の形態

0045

以下、図面に基づき、本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1図26は、本発明の実施の形態に係る遊技機1を示している。
本実施の形態に係る遊技機1は、遊技盤2に形成された遊技領域17に遊技球を発射してゲームを行うパチンコ機である。なお、遊技機1には、有価価値カードの挿入により、遊技球を貸し出すためのカードユニット(CR球貸機)b(図23参照)が付設されている。

0046

先ず、遊技機1全体の概要を説明する。
図2は、遊技機1全体を示す正面図である。本遊技機1は、発射された遊技球が流下して遊技を進行させる各種役物が配された遊技領域17を形成する遊技盤2と、前記遊技領域17の前面側を覆うガラス板12を固定し、その周囲に装飾ランプLEDやスピーカー180(図23参照)等を取り付けたガラス枠11を有している。

0047

前記ガラス枠11の下方に位置する本体正面部には、遊技球である貸球や賞球貯留する上受け皿3と、該上受け皿3から溢れた遊技球を貯留する下受け皿4と、前記上受け皿3に貯留した遊技球を抜き出すための上受け皿球抜きレバー7と、前記下受け皿4に貯留した遊技球を抜き出すための下受け皿球抜きレバー8と、遊技球の発射操作を遊技者が行うためのハンドル5等が設けられている。

0048

図1は、遊技盤2上の遊技領域17を示す斜視図であり、図3は、遊技盤2上の遊技領域17を示す正面図である。遊技盤2の正面には、発射された遊技球を遊技領域17へ導く誘導レール16が設けられており、該誘導レール16で区画された遊技領域17には、遊技球の流れに変化を与える遊技釘風車(図示せず)と、各種入賞口と、普通図柄作動ゲート26と、特別図柄表示を行う特別図柄表示装置300と、特別図柄表示に対応させる表示遊技を実行する可変表示装置310と、該可変表示装置310の表示遊技に連動して演出動作を行う可動演出装置400と、普通図柄表示を行う普通図柄表示装置140(図4参照)等が設けられている。

0049

前記可変表示装置310は、遊技領域17の略中央よりやや下側に配設され、該可変表示装置310の直ぐ上側に前記可動演出装置400が配設されている。可変表示装置310および可動演出装置400は、遊技領域17上において最も大きな配置スペースを占める役物であり、特に可動演出装置400は、可変表示装置310の設置空間を制限することになる。

0050

また、遊技領域17には、その上端付近から一側端に沿うようにレール状に延びる遊技球誘導部材18aと、該遊技球誘導部材18aの外側を流下した遊技球を中央下方付近に導くための遊技球誘導樋18bとが設けられている。遊技球誘導部材18aは、その下端側に設けられたLED群の光が透け見え透光性材質から形成され、前記誘導レール16と略同一高さのフランジ状突設され、遊技球が転動・流下する割合が低い領域(図3中で遊技領域17の右半分)に設けられている。遊技球誘導部材18aの内側には、遊技球が流下することがなく、各種装飾部材として、例えば遊技球と同径で半球状のガラス玉19(図1参照)等が適所に設けられている。

0051

前記遊技球誘導部材18aの下端側に設けられたLED群は、上下に並ぶように連設されており、それぞれの光が遊技球誘導部材18aを透過して発光するように設定され、装飾的効果を奏するように構成されている。図4に示すように、LED群は下から順にそれぞれ2個または4個を一組として、普通図柄表示装置140、普通図柄保留LED150、状態表示LED160、それに特別図柄保留LED170を構成している。なお、LED群について詳しくは随時説明する。

0052

前記各種入賞口としては、始動入賞口21、右袖入賞口22a、左袖入賞口22b、右落とし入賞口23a、左落とし入賞口23b、大入賞口24等がある。遊技球が各種入賞口に入賞すると、それぞれ付設されたスイッチにより検出される。スイッチとして、図23に示すように、始動入賞口スイッチ121、右袖入賞口スイッチ122a、左袖入賞口スイッチ122b、右落とし入賞口スイッチ123a、左落とし入賞口スイッチ123b等が、それぞれの入賞口内部に設置されている。また、大入賞口24の内部には、カウントスイッチ125が設置されている。さらに、普通図柄作動ゲート26の内部には、普通図柄作動ゲートスイッチ126が設置されている。

0053

前記各種入賞口に遊技球が入賞すると、それぞれ前記スイッチによって検出され、検出される度に入賞口ごとに割り当てられた所定数の賞球の払い出しが行われる。本実施の形態では、始動入賞口21には5個、右袖入賞口22a、左袖入賞口22b、右落とし入賞口23a、左落とし入賞口23bにはそれぞれ8個、大入賞口24には15個と、賞球数が割り当てられている。ただし、前記普通図柄作動ゲート26は、遊技球が通過しても賞球の払い出しは行われない。なお、遊技盤2の最下部には、遊技領域17内の何れの入賞口にも入らず落下した遊技球を、外部に排出するためのアウト口29が設けられている。

0054

次に、遊技盤2上の主要な構成要素について、さらに詳細に説明する。
前記始動入賞口21は、一般に始動チャッカーと称されるものであり、図3に示すように、始動入賞口21の左右両端に一対の可動片が揺動可能に設けられている。各可動片は、普通電動役物ソレノイド136(図24参照)によって拡縮動作する。始動入賞口21は、各可動片の拡縮動作により、遊技球が入賞し難い縮状態と入賞し易い拡状態とに作動する普通電動役物として構成されている。

0055

始動入賞口21の各可動片は、前記普通図柄表示装置140における普通図柄表示の表示結果に基づき作動する。図4に示す普通図柄表示装置140は、上下2つのLED141,142の点灯によって普通図柄表示を行い、上側のLED141が「当たり」、下側のLED142が「外れ」と割り当てられている。普通図柄表示の結果が「当たり」に相当すると、前記始動入賞口21の各可動片が、通常の縮状態から拡状態に所定時間の経過または所定個数の遊技球が入賞するまで作動する。なお、前記2つのLED141,142の点灯以外にも普通図柄表示として、7セグメント表示器を使用したり、可変表示装置310の表示領域の一部に表示しても良い。

0056

前記普通図柄表示装置140では、前記普通図柄作動ゲートスイッチ126により遊技球の通過が検出されると、普通図柄表示の権利が獲得されて、該権利に基づいて普通図柄表示が行われる。普通図柄表示が開始されると、前述した上下2つのLED141,142が交互に点滅し、所定時間が経過すると点滅が停止して、上下何れか一方が点灯表示により選択され、この表示結果を遊技者は目視により確認することができる。なお、普通図柄作動ゲートスイッチ126は、例えば、光センサ近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種センサにより構成すれば良い。

0057

また、普通図柄表示装置140における普通図柄表示の実行中に、普通図柄作動ゲートスイッチ126によって遊技球の通過が検出された場合には、普通図柄表示装置140における普通図柄表示の権利を獲得するが保留とされ、現在進行中の普通図柄表示が終了した後、保留にされた権利が順次消化される。普通図柄表示の保留数は、例えば上限値4個であり、普通図柄表示装置140の上側にある普通図柄保留LED150の4個のLED151〜154の個々の点灯によって報知されるように設定されている。

0058

始動入賞口21に遊技球が入賞することが、次述する可変表示装置310において表示遊技が実行されるための「表示開始条件」として設定されている。始動入賞口21の内部にある始動入賞口スイッチ121によって遊技球の入賞が検出されると、可変表示装置310において表示遊技を実行する権利が獲得され、該権利に基づき表示遊技が実行される。なお、始動入賞口スイッチ121は、例えば、光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種センサにより構成すれば良い。

0059

前記可変表示装置310は、液晶ユニットからなる表示部311と、該表示部311を囲む本体部312(図19参照)とを有している。表示部311は、表示遊技の結果に関わる識別情報等の各種画像変動表示するものである。なお、表示部311は液晶ユニット以外にも各種画像を表示可能なものであれば良く、他に例えば、CRT陰極線管表示器有機ELディスプレー表示器等を採用して構成してもかまわない。

0060

表示遊技は、前記始動入賞口21に遊技球が入賞する表示開始条件の成立に基づき開始され、基本的には表示部311に、左側の第1図柄、右側の第2図柄、中央の第3図柄と横3列に識別情報である各種図柄が表示され、各列ごとに識別情報がスクロール変動する。変動開始から所定時間が経過すると、各列ごとに1つずつ任意の識別情報が停止確定する。表示遊技の実行中には、識別情報の変動表示に合わせて、キャラクタ画像背景画像等も表示部311に適宜表示される。なお、変動表示する識別情報の数は横3列に限られるものではなく、他に例えば、縦横に複数ずつ並べてマトリックス状に変動表示させても良い。

0061

前記表示遊技に関して、その開始から表示結果が導出されるまでの演出表示態様には、変動時間や表示内容がそれぞれ異なる複数種類変動パターンが予め用意されている。各変動パターンごとに、表示遊技の表示結果として特定表示態様が導出されることに対する信頼度が互いに異なるように設定されている。各変動パターンは、後述する主基板1100から送信される制御コマンドに基づき演出制御基板1300により表示制御される。この変動パターンの種類に応じて、後述する可動演出装置400の演出動作が異なるように設定されており、詳しくは後述する。

0062

前記演出表示態様の何れの変動パターンに関しても、前記表示遊技の表示結果として、停止確定した識別情報が、予め定めた特定の組み合わせ(例えば「333」等と全て同一種類に揃った状態)となった場合が「特定表示態様(大当たり)」と定められている。また、特定表示態様が確定する前に、特定表示態様となる識別情報の組み合わせのうち、1つの識別情報を除く他の識別情報が特定表示態様となる組み合わせとなり、前記1つの識別情報が未確定である状態が「リーチ表示態様」に相当する。

0063

前記表示遊技の表示結果が最終的に特定表示態様に確定すると、後述する大入賞口24が所定回数限度に繰り返し開閉する特別遊技状態が発生するように設定されている。一方、表示遊技の表示結果が、最終的に前記特定表示態様に確定しなかった場合は、「外れ表示態様ハズレ)」に該当し、特別遊技状態は発生しない。なお、表示遊技に用いる識別情報は、0〜9の数字記号等の単純な図柄に限定されるものではなく、例えば特定のキャラクタを模したものを用いても良い。

0064

また、前記表示遊技の表示結果が、識別情報のうち確変図柄(例えば奇数図柄「1」、「3」、「5」、「7」、「9」)の何れかで全て同一種類に揃う特定表示態様(確率変動大当たり)に確定した場合には、高確率状態を伴う特別遊技状態が発生することになる。すなわち、確変図柄で揃った特定表示態様(確率変動大当たり)が確定すると、これに基づき発生した特別遊技状態が終了した後、次回の特別遊技状態が発生するまで、表示遊技の表示結果が特定表示態様に確定する大当たり確率が高確率に変化する。

0065

このように、通常の遊技状態低確率状態)に比べて、特定表示態様に確定する大当たり確率が高まった遊技状態が、高確率状態(または「確変状態」、「確変モード」とも言う。)である。また、高確率状態中には、可変表示装置310における表示遊技の変動時間が短縮される時間短縮状態(または「時短状態」、「時短モード」とも言う。)も併せて発生するように設定されている。さらに、本実施の形態における時間短縮状態では、前記普通図柄表示装置140における普通図柄表示の変動時間も短縮されるように設定しても良い。

0066

一方、前記表示遊技の表示結果が、識別情報のうち非確変図柄(例えば偶数図柄「0」、「2」、「4」、「6」、「8」)の何れかで全て同一種類に揃う特定表示態様(非確率変動大当たり)に確定した場合には、高確率状態を伴わない特別遊技状態が発生することになる。ここで、非確変図柄で揃った特定表示態様(非確率変動大当たり)が確定すると、これに基づき発生した特別遊技状態が終了した後、所定回数(例えば100回)を限度に、次回以降の表示遊技および普通図柄表示における変動時間が短縮されるように設定しても良い。なお、遊技状態は前記状態表示LED160によって報知され、具体的には、通常の遊技状態(低確率状態)であれば上側のLED161が点灯し、高確率状態中であれば下側のLED162が点灯するように設定されている。

0067

前記表示遊技の実行中あるいは前記特別遊技状態の発生中に、前記始動入賞口21に遊技球が入賞した場合には、表示遊技を実行する権利が保留として獲得され、現在進行中の表示遊技等が終了した後、保留されていた権利が順次消化されるようになっている。前記表示遊技の保留数は、例えば最大で4個と設定されており、実際の保留数は遊技者が目視で確認できるように、前記特別図柄保留LED170の4個のLED171〜174の個々の点灯によって報知される。なお、特別図柄保留LED170の構成を省いて、可変表示装置310に保留球数を表示するようにしてもかまわない。

0068

前記特別図柄表示装置300は、前記可変表示装置310で実行される表示遊技の表示結果の元となる大当たり判定結果、および確率変動大当たりまたは非確率変動大当たりの区別が可能な特別図柄を変動表示した後、停止確定させるものである。特別図柄表示装置300は、具体的には例えば、7セグメントLED等を利用して構成されている。特別図柄表示装置300における特別図柄表示の実行に併せて、前記可変表示装置310における表示遊技が実行されることになる。

0069

前記大入賞口24は、一般にはアタッカーと称されるものであり、大入賞口ソレノイド134(図23図24参照)の作動により、遊技球が入賞し易い開状態(第1の状態)と、遊技球が入賞できない通常の閉状態(第2の状態)とに変化するように構成されている。なお、大入賞口24の入賞口を開閉する扉は、その下端を揺動中心として前方に傾倒することで開くようになっている。

0070

大入賞口ソレノイド134は、前記特別遊技状態が成立した際に大入賞口24の扉の開閉動作を行うために作動する。すなわち、大入賞口24は、前記表示遊技の表示結果が特定表示態様となった場合に、特別遊技状態を発生させるように開閉制御される。ここで特別遊技状態は、大入賞口24の扉が開いて遊技球が入賞し易い開状態となり、所定時間(例えば30秒)の経過または遊技球の所定個数(例えば10個)の入賞により扉が閉鎖されて入賞し難い閉状態となる動作を、所定の回数(例えば15回)を上限に繰り返す状態である。

0071

図1図19に示すように、前記可変表示装置310と前記可動演出装置400は、遊技領域17の表面より奥行方向の後側に配設されている。遊技盤2には、可変表示装置310および可動演出装置400を収納して前方より視認することができる開口部が設けられており、該開口部の内側に遊技領域17の表面よりも前方に突出しない状態で、可変表示装置310と可動演出装置400が配設されている。また、開口部の外周に沿って、遊技領域17の表面上に突出し、可変表示装置310の表示部311の前面側周囲を縁取窓枠構造をなすセンターケース350が設けられている。

0072

センターケース350は、本実施の形態では可変表示装置310のみならず可動演出装置400も取り囲むように形成されているが、前記表示部311の下辺部は、遊技球転動部330によって縁取られている。すなわち、可変表示装置310および可動演出装置400の上側と両側を縁取るセンターケース350に、表示部311の下辺部を縁取る遊技球転動部330が組み合わされることにより、表示部311の前面側周囲(および可動演出装置400)を縁取る窓枠構造となっている。

0073

遊技球転動部330は、遊技領域17からセンターケース350内に受け入れられた遊技球が左右方向に転動可能であって、該遊技球を前記始動入賞口21に向けて誘導可能な部材である。また、後述するがセンターケース350の一側部(図3中で左側下方部分)351には、遊技領域17を流下する遊技球を受け入れて、遊技球転動部330に遊技球を流出させたり、あるいは始動入賞口21へと誘導するための各種の遊技球経路が設けられている。

0074

次に、本発明の根幹をなす可動演出装置400について説明する。
図5は、可動演出装置400の斜視図であり、同図(a)は、可動演出装置400を斜め前方から見た斜視図であり、同図(b)は、可動演出装置400を斜め後方から見た斜視図である。図6は、可動演出装置400をユニットごとに分解して斜め後方から見た分解斜視図である。本実施の形態における可動演出装置400は、全体としてロボット形状を模して構成されている。

0075

可動演出装置400は、ロボットの両腕部分となる両腕可動ユニット(一の可動ユニット)410と、ロボットの上体部分となる上体可動ユニット(他の可動ユニット)510とを、複数の可動ユニットとして有している。また、両腕可動ユニット410と上体可動ユニット510は、それぞれ前記可変表示装置310における表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う複数の可動部を有している。

0076

すなわち、両腕可動ユニット410は、ロボットの両腕に相当する左右一対の腕可動部420,420を有している。また、上体可動ユニット510は、複数の可動部として、ロボットのに相当する胸可動部520と、ロボットの肩に相当する肩可動部530と、ロボットの頭に相当する頭可動部540とを有している。さらに、各可動部420,520,530,540は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材と、該可動部材に動力を伝達する動作機構とを、それぞれ有している。以下、順に説明する。

0077

図5図6に示すように、先ず、上体可動ユニット510は、そのベース本体511に前記各可動部520,530,540が一体に組み付けられている。胸可動部520は、ベース本体511の前面側に配設され、肩可動部530は、ベース本体511の上面側前方に配設され、頭可動部540は、ベース本体511の上面側後方に配設されている。また、ベース本体511には、各可動部520,530,540の全てに動力を供給する一つの共用動力源である共用電動モータ550と、後述する可動部動作機構4310に動力を供給する可動部動力源である一対の可動部電動モータ460,460等も組み付けられている。

0078

図7図8に示すように、胸可動部520は、互いに連動して左右方向(第4方向)に動作する一対の可動部材である羽根部材521,521と、各羽根部材521に共用電動モータ550の動力を伝達する動作機構5210とを有している。各羽根部材521は、それぞれ枢軸522を介して、左右方向に揺動可能に後台座部523の両側に枢支されている。また、後台座部523の前方には、各羽根部材521の可動領域に干渉しないようにカバー状の前面壁部524が設けられている。

0079

前面壁部524の内側には、図示省略したがLED等の発光手段が内蔵され、前面壁部524の一部に設けられた透光部524a(図5(a)参照)が発光するように設定されている。なお、透光部524aの形状は図示したものに限られることなく、例えば、前面壁部524の全体を透光性材質により成形して発光するようにしても良い。

0080

一対の羽根部材521,521は、それぞれ枢軸522を回転中心として同期して揺動可能に枢支され、互いに近接するように上方へ立ち上がる閉状態(図8(a)参照)と、互いに離隔するように左右に広がる開状態(図8(b)参照)とに、左右方向に揺動して動作するように設定されている。各羽根部材521は、共用電動モータ550から動力が供給される動作機構5210によって開状態に駆動される。

0081

また、各羽根部材521は、通常は付勢手段(図示せず)によって閉位置に付勢されている。詳しくは、各羽根部材521の回転中心である枢軸522の基端側に、図示省略した付勢手段である巻きバネが取り付けられており、該巻きバネの付勢力によって羽根部材521は、その動作を行う時の演出開始位置である閉状態の方向に付勢されている。

0082

動作機構5210は、共用電動モータ550の出力軸に固定された駆動ギア551に回転可能に噛合する胸用歯車5211と、該胸用歯車5211と一体に回転する回転軸5212の両端にそれぞれ固定された一対のカム部材5213,5213と、各カム部材5213の回転に伴って上下方向に揺動する一対の従節部材5215,5215と、前記各羽根部材521の枢軸522の一端に横向きに突設され、前記従節部材5215の揺動に伴って、羽根部材521を開く方向へ揺動させるリンク部材5221とを有して成る。

0083

カム部材5213は、胸用歯車5211の回転軸5212を中心に回転する円板状に形成されており、その外周カム面の一端に切欠5214が設けられている。従節部材5215は、カム部材5213の上側近傍に枢軸5216を介して上下方向に揺動可能に枢支されており、従節部材5215の自由端の下側には、カム部材5213の切欠5214に入り込む従動凸部5217が突設されている。また、従節部材5215の自由端の上側には、上下一対状に突出して、前記リンク部材5221の先端に突設された係合ピン5222に対して上下方向から係合する挟持片部5218が突設されている。なお、動作機構5210の動作について詳しくは後述する。

0084

また、胸可動部520の動作機構5210には、前記各カム部材5213、各従節部材5215、各リンク部材5221から成る強制復帰手段が設けられている。この強制復帰手段によって、動作機構5210により開状態に動作していた一対の羽根部材521,521を元の演出開始位置である閉状態に戻す際に、前記巻きバネ(図示せず)の付勢力とは別に共用電動モータ550の動力により演出開始位置に戻すことができるように設定されている。強制復帰手段についても詳しくは後述する。

0085

さらに、羽根部材521の回転中心である枢軸522の基端側には、位置検出用部材525が枢軸522の回転に伴い揺動するように一体に固定されている。この位置検出用部材525の傍らには、羽根部材521を前記演出開始位置に停止させる停止位置にあることを検出するための検出手段が図示省略したが設けられている。検出手段は、羽根部材521が前記停止位置にある時に前記位置検出用部材525を検出するように設定されており、具体的には例えば、位置検出用部材525による光の遮断感知するフォトセンサ等から構成すると良い。もちろん、フォトセンサに限られるものではなく、マイクロスイッチや磁気センサを利用することもできる。

0086

図9図10に示すように、肩可動部530は、互いに連動して左右方向(第4方向)に動作する一対の可動部材であるカバー部材531,531と、各カバー部材531に共用電動モータ550の動力を伝達する動作機構5310とを有している。各カバー部材531は、ベース本体511の上面前方の左右に設けられた収納部512内に、それぞれ出没可能に収納されている。各カバー部材531は、収納部512内に横設されたガイド筒軸513に対して、その軸方向である左右方向にスライド可能に支持されている。

0087

各カバー部材531の内側には、前記ガイド筒軸513の内部に移動可能に挿通する支持軸532が突設されており、ガイド筒軸513および支持軸532の外周には、カバー部材531を中心側へ、すなわち各カバー部材531が互いに対接する閉状態(図9参照)となる方向へ付勢する付勢手段であるコイルバネ533が巻き付けられている。

0088

動作機構5310は、前記共用電動モータ550の出力軸に固定された駆動ギア551に回転可能に噛合する肩・頭用歯車5311と、該肩・頭用歯車5311と同軸上に連結されて一体に回転するカム部材5312と、該カム部材5312の両側にそれぞれ配され、カム部材5312の回転に伴って上下方向に揺動する一対の従節部材5314,5314と、各従節部材5314の揺動に伴って左右方向に揺動し、前記カバー部材531を前記コイルバネ533の付勢力に抗して開く方向へ揺動させる一対のリンク部材5320,5320とを有して成る。

0089

カム部材5312の一端面には、所定の形状に延びる肩用カム溝5313が凹設されている。一対の従節部材5314,5314は、それぞれカム部材5312の両側近傍に枢軸5315を介して一体に上下方向に揺動可能に枢支されている。各従節部材5314の自由端には、上下一対の顎状に突出して、前記リンク部材5320の下端側に突設された係合ピン5322に対して上下方向から係合する挟持片部5316が突設されている。

0090

一の従節部材5314における挟持片部5316の下側顎の側方には、前記肩用カム溝5313に相対的に移動可能に嵌合する従動凸部5317(図10参照)が突設されている。一対の従節部材5314,5314は互いに同期して揺動するように連結されている。一対のリンク部材5320,5320は、それぞれ従節部材5314の前側近傍に枢軸5321を介して、上向きの自由端が左右方向に揺動可能に枢支されている。

0091

各リンク部材5320の下端側には、それぞれ前述した係合ピン5322が前記挟持片部5316の内側を臨むように突設されている。さらに、各リンク部材5320の自由端には、それぞれ前記カバー部材531の下端側より下方に突設されたガイドピン534が相対的に移動可能に嵌合して、動力を伝達し得る遊びを備えたガイド溝5323が設けられている。なお、動作機構5310の動作について詳しくは後述する。

0092

また、肩可動部530の動作機構5310には、前記カム部材5312、従節部材5314、リンク部材5320から成る強制復帰手段が設けられている。この強制復帰手段によって、動作機構5310により開状態に動作していた一対のカバー部材531,531を元の演出開始位置である閉状態に戻す際に、前記コイルバネ533の付勢力とは別に共用電動モータ550の動力により演出開始位置に戻すことができるように設定されている。強制復帰手段についても詳しくは後述する。

0093

図11図13に示すように、頭可動部540は、独立して前後方向(第3方向)に動作する一の可動部材であるヘッド部材541と、該ヘッド部材541に共用電動モータ550の動力を伝達する動作機構5410とを有している。ヘッド部材541は、前記各カバー部材531の内側に位置するベース本体511内部に、枢軸543(図12参照)を介して前後方向に揺動可能に枢支されている。ヘッド部材541の上端側である自由端には、ロボットの顔を模した顔部542が一体に設けられており、ヘッド部材541は、その顔部542が前側上方に立ち上がる起立状態図11(b)参照)と、後側下方に倒れ傾倒状態図11(a)参照)とに、前後方向に揺動して動作するように設定されている。

0094

このような一の可動部である頭可動部540のヘッド部材541は、他の可動部である前記肩可動部530の一対のカバー部材531,531が閉状態にある際は、必ず傾倒状態に維持されて、各カバー部材531と干渉しないようになっており、一対のカバー部材531,531が開状態に変化した際に、各カバー部材531の間を通って前側上方に揺動し、起立状態に動作できるように設定されている。

0095

ヘッド部材541は、共用電動モータ550から動力が供給される動作機構5410により起立状態に駆動される一方、付勢手段によって通常は傾倒状態に維持されている。ヘッド部材541の後部には、付勢手段であるコイルバネ5430の一端が掛止されており、該コイルバネ5430の付勢力によってヘッド部材541は、その演出開始位置である傾倒状態の方向に付勢されている。

0096

動作機構5410は、前述した肩可動部530と兼用の肩・頭用歯車5311と、該肩・頭用歯車5311と同軸上に連結されて一体に回転するカム部材5312と、該カム部材5312の片側に配されてカム部材5312の回転に伴い従動し、前記ヘッド部材541を前後方向に揺動させる従節リンク部材5411とを有して成る。

0097

カム部材5312の他端面には、前記肩用カム溝5313とは異なる所定の形状に延びる頭用カム溝5420が凹設されている。従節リンク部材5411は、その上端側がカム部材5312の他端面近傍にて枢支ピン5412を介して、前記ヘッド部材541の下端側に相対的に回動可能に連結されている。従節リンク部材5411の下端側には、前記頭用カム溝5420に相対的に移動可能に嵌合する従動凸部5413が横方向に突設されている。なお、動作機構5410の動作について詳しくは後述する。

0098

また、頭可動部540の動作機構5410には、前記カム部材5312、従節リンク部材5411から成る強制復帰手段が設けられている。この強制復帰手段によって、動作機構5410により起立状態に動作していた一対のカバー部材531,531を元の演出開始位置である傾倒状態に戻す際に、前記コイルバネ5430の付勢力とは別に共用電動モータ550の動力により演出開始位置に戻すことができるように設定されている。頭可動部540の強制復帰手段についても詳しくは後述する。

0099

以上に説明した可動演出装置400の上体可動ユニット(他の可動ユニット)510を構成する胸可動部520、肩可動部530、それに頭可動部540の各動作機構5210,5310,5410は、一つの共用電動モータ550からの動力を別々に伝達するように構成されている。詳しくは後述するが、各可動部520,530,540の一連の動作としては、図16(a)〜(d)に示すように、先ず最初に、胸可動部520の一対の羽根部材521,521が開状態に動作し、続いて、肩可動部530の一対のカバー部材531,531が開状態に動作し、その後、頭可動部540のヘッド部材541が起立状態に動作するように設定されている。なお、逆の動作を辿って元の状態に戻るように設定されている。

0100

また、図6図7に示すように、上体可動ユニット510のベース本体511には、前記各可動部520,530,540ないし前記可動部材521,531,541の可動領域に干渉しない位置に設けられ、前記動作機構5210,5310,5410と、後述する可動部動作機構4310と、それぞれの動力源等を少なくとも隠蔽するためのカバー部材560,570が設けられている。

0101

各カバー部材560,570は、それぞれLED等の光を透過できるような透明樹脂から成形すると良いが、前記動作機構5210,5310,5410等やハーネス類を隠蔽できる程度に透けない加工を施すと良い。具体的には例えば、ローレット加工(細かな凸条を連続させて並設する)することにより、透光性はあるが裏側を透視不能にすることができる。

0102

上側に位置するカバー部材560は、前記頭可動部540のヘッド部材541を収納する凹壁部561が中央部分に形成されており、その両側には、後述する可動部動作機構4310に動力を供給する可動部動力源である可動部電動モータ460を支持するための一対の取付け片562,562が形成されている。下側に位置するカバー部材570は、ベース本体511の底部の一部を成す台座部571が中央部分に形成されており、その両側には、ロボットのを模した飾り片572が形成されている。この飾り片572は、主としてハーネス類を背後に隠蔽する役目を果たす構造となっている。

0103

次に、可動演出装置400において、ロボットの両腕部分となる両腕可動ユニット(一の可動ユニット)410について説明する。両腕可動ユニット410に含まれる一対の腕可動部420,420は、それぞれ左右対称に構成されており、以下に、一対の腕可動部420,420の構成の詳細については、図14図15に示すロボットの右腕に相当する腕可動部420を代表して説明する。図5図6に示すように、一対の腕可動部420,420は、それぞれ前記上体可動ユニット510におけるベース本体511の両側に組み付けられている。

0104

腕可動部420は、独立して略水平に揺動し前後方向(第2方向)に動作する一の可動部材である腕部材421と、該腕部材421を駆動させる動力源である電動モータ430と、該電動モータ430の動力を腕部材421に伝達する動作機構4210とを有している。さらに腕可動部420は、動作機構4210とは別に、腕可動部420全体を予め定めた方向である上下方向(第1方向)に駆動するための可動部動作機構4310も有している。

0105

すなわち、前記複数の可動部420,520,530,540のうち一対の腕可動部420,420は、各腕可動部420の動作機構4210とは別に設けられた可動部動作機構4310によって、該腕可動部420全体がその腕部材421の動作に加えて異なる動作が可能なように構成されている。

0106

図5図6に示すように、腕可動部420の腕部材421は、固定側となる上腕部421Aと、該上腕部421Aの下端側(相当部分)に対して揺動可能に連結された前腕部421Bとから成る。図14に示すように、上腕部421Aには、上下方向に延びる縦軸422が内蔵されており、該縦軸422の下端に前腕部421Bは所定角度だけ揺動可能に枢支されている。すなわち、前腕部421Bは、縦軸422を回転中心として水平方向に揺動可能に枢支されている。

0107

腕部材421自体の動作としては、前腕部421Bが、前記上体可動ユニット510に沿って閉じる脇閉状態(図16(d)参照)と、前腕部421Bが正面側に向かって開く前向状態(図16(e)参照)とに、前後方向(第2方向)に動作するように設定されている。前腕部421Bの回転中心である縦軸422の基端側には、図14に示すように、付勢手段である巻きバネ423が取り付けられており、該巻きバネ423の付勢力によって前腕部421Bは、その動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置である脇閉状態の方向に付勢されている。

0108

腕部材421自体(正確には前腕部421B)を駆動させる電動モータ430は、図5に示すように、上腕部421Aの上側に一体に固定されている。また、腕部材421自体の動作機構4210は、図14に示すように、電動モータ430の出力軸に固定された駆動ギア431に回転可能に噛合する従動歯車4211と、該従動歯車4211に対して揺動可能に噛合するセクタ歯車4212とを有して成る。ここでセクタ歯車4212は、前腕部421Bの回転中心となる縦軸422の上端に一体に固定されている。なお、動作機構4210の動作について詳しくは後述する。

0109

また、前記セクタ歯車4212の一端側には、位置検出用部材440がセクタ歯車4212と一体に縦軸422を回転中心として揺動するように設けられている。この位置検出用部材440の傍らには、前腕部421Bを演出開始位置(脇閉状態)に停止させる停止位置にあることを検出するための検出手段450が所定位置に固定されている。検出手段450は、前腕部421Bが前記停止位置にある時に前記位置検出用部材440を検出するように設定されており、具体的には例えば、位置検出用部材440による光の遮断を感知するフォトセンサ等から構成すると良い。もちろん、フォトセンサに限られるものではなく、マイクロスイッチや磁気センサを利用することもできる。

0110

さらに、腕部材421は、前記前腕部421Bの動作に加えて、腕部材421全体も上下方向(第1方向)に駆動するように構成されており、可動部電動モータ460からの動力を伝達する可動部動作機構4310によって、腕部材421全体は、鉛直方向に垂下する垂下状態図15(b)参照)と、前側上方に向かって持ち上がる持上状態(図15(c)参照)とに、上下方向(第1方向)に動作するように設定されている。ここで可動部電動モータ460は、図6に示すように、両腕可動ユニット410ではなく前記上体可動ユニット510にあるカバー部材560の取付け片562に配設されている。

0111

可動部動作機構4310は、図14に示すように、可動部電動モータ460の出力軸に固定された駆動ギア461に回転可能に噛合するセクタ歯車4311と、該セクタ歯車4311に一端が固定されてセクタ歯車4311の回転中心になると共に、その他端に前記縦軸422が固定されて縦軸422の揺動中心ともなる横軸4312と、該横軸4312の途中に自由に回転可能に枢支されて横軸4312を支持するための取付ブラケット4313(図6参照)とを有して成る。

0112

ここで取付ブラケット4313は、前記上体可動ユニット510のベース本体511に一体に固定される。また、腕可動部420全体の回転中心である横軸4312の基端側には、図示省略したが付勢手段である巻きバネが取り付けられており、該巻きバネの付勢力によって腕可動部420全体は、その動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置である垂下状態の方向に付勢されている。なお、可動部動作機構4310の動作について詳しくは後述する。

0113

また、前記セクタ歯車4311の一端側には、位置検出用部材470がセクタ歯車4311と一体に横軸4312を回転中心として揺動するように設けられている。この位置検出用部材470の傍らには、腕部材421全体を演出開始位置(垂下状態)に停止させる停止位置にあることを検出するための検出手段480が所定位置(取付ブラケット4313(図6参照)の適所)に固定されている。検出手段480は、腕部材421全体が前記停止位置にある時に前記位置検出用部材470を検出するように設定されており、具体的には例えば、位置検出用部材470による光の遮断を感知するフォトセンサ等から構成すると良い。もちろん、フォトセンサに限られるものではなく、マイクロスイッチや磁気センサを利用することもできる。

0114

図19は、遊技球転動部330と可変表示装置310、それに可動演出装置400の配設状態を示す側面図である。遊技球転動部330の後端側は、表示部311の下辺部に当接しており、該表示部311を囲む本体部312の下辺部は、遊技球転動部330の裏側側に近接しており、可変表示装置310の上側は、奥行方向の後側に傾斜させて配設されている。このような配置状態に基づく作用については後述する。

0115

遊技盤2の裏側においては、可動演出装置400の背面側は後方に大きく出っ張る構造となっているが、後方へ傾斜した可変表示装置310の本体部312の上辺部後側も、可動演出装置400の背面側と同程度に後方へ出っ張るように配されている。詳しく言えば、本体部312の上辺部の後側角の方が可動演出装置400の背面よりも若干後方へ突出しているが、図20および図21に示すように、可動演出装置400の背面には後述する演出制御基板1300が取付けられており、遊技盤2の裏側の全体構造が後方へ極力突出しないように設計されている。

0116

また、本体部312の上辺部の前側角の部分は、図19に示すように、可動演出装置400の下側に窪むように形成された凹部401に嵌り込むように配設されており、後方へ傾斜させた可変表示装置310が、なおさら上下方向に占めるスペースも極力狭まるように設計されている。このような凹部401は、可動演出装置400の構成部品の配置を当該部分だけ回避することにより形成されるものであるが、本体部312の上辺部の前側角の部分が嵌り込むような窪みであれば、どのような形態であっても良い。

0117

さらに、図22に示すように、前記遊技球転動部330に関連して、前記センターケース350の一側部(図3中で左側下方部分)351には、遊技球の各種経路が設けられている。ワープ装置360は、センターケース350の一側部351に開設された遊技球入口361と、該遊技球入口361に流入した遊技球を斜め下方へ流下させる遊技球移動経路362と、該遊技球移動経路362を流下し終えた遊技球を傾斜面部331を介して遊技球転動部330に流出させる遊技球出口363を有して成る。

0118

通過遊技球経路370は、普通図柄作動ゲート26の斜め下方の位置に開設された遊技球入口371と、該遊技球入口371に流入した遊技球を斜め下方へ流下させる遊技球移動経路372と、該遊技球移動経路372を流下し終えた遊技球を傾斜面部331を介して遊技球転動部330に流出させる遊技球出口373を有して成る。また、遊技球案内部380は、可変表示装置310の側方を流下する遊技球を、始動入賞口21の方向へ案内する遊技球の経路をなしている。なお、センターケース350の一側部351のうち、少なくとも遊技球移動経路362や遊技球移動経路372に正面から重なる部分は、遊技球の動きを視認することができるように、半透明または透明の合成樹脂等の透光性材質により形成されている。

0119

次に、遊技機1の制御に用いられる各種制御基板について説明する。
図23は、遊技機1の制御に用いられる各種制御基板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図である。図23に示すように、本実施の形態では制御基板として、主基板1100、演出制御基板1300、払出制御基板200、発射制御基板600、電源基板2700等を有している。主基板1100は、遊技機1全体の制御をる制御基板であり、演出制御基板1300は、可変表示装置310の表示制御、LED・ランプ点灯制御音声制御、およびモータ駆動制御をそれぞれ統括して行う制御基板である。

0120

主基板1100および演出制御基板1300は、全体として制御手段を構成しており、該制御手段は、前記可変表示装置310における表示遊技を制御する表示制御手段と、前記可動演出装置400において前記表示遊技に連動して行う一連の演出動作を制御する演出動作制御手段とを備えている。また、前記制御手段のうち演出動作制御手段は、前記各可動部材421,521,531,541を前記演出開始位置に停止させる停止制御手段を有している。これらの各制御手段の具体的な制御内容については後述する。

0121

また、各種制御基板は、前述した演出制御基板1300をはじめとして、図20および図21に示すように、遊技盤2の裏面側に後方へ極力出っ張らないようコンパクトに配設されている。また、各種制御基板はそれぞれ専用のケースに納められており、外部からのゴミや他の設備機器からのこぼれ球、さらには静電気、電気ノイズからも保護されるように構成されている。

0122

図24は、主基板1100の詳細を示している。
主基板1100は、主基板1100内部のクロック回路1110が生成するクロックを基準に動作する。また、クロック回路1110が生成したクロックを内部タイマー1107で分周して得た一定時間間隔割り込み信号をCPU1102に入力することで、一定時間ごとに該CPU1102でタイマー割り込み処理を実行する。CPU1102は、タイマー設定時間の間隔よりも短い時間で終了するように分割した処理を割り込みごとに実行することで一連の動作を遂行する。

0123

始動入賞口スイッチ121、普通図柄作動ゲートスイッチ126、右袖入賞口スイッチ122a、左袖入賞口スイッチ122b、右落とし入賞口スイッチ123a、左落とし入賞口スイッチ123bは、それぞれ遊技球の入賞を検出するためのスイッチであり、これらのスイッチからの入力信号は、入力インターフェイス回路1115aに入力される。カウントスイッチ125、シュート球切れスイッチ131、ガラス枠開放検出スイッチ132、オーバーフロースイッチ133からの各入力信号は、入力インターフェイス回路1115bに入力される。

0124

入力インターフェイス回路1115a,1115bのアドレスは、CPU1102のアドレス空間にメモリマップドI/O方式で設定されている。CPU1102が出力するアドレス信号およびリードライト制御信号を、CPU1102が出力するシステムクロックに従って、アドレスデコード回路1113でデコードすることによりチップセレクト信号を生成する。

0125

前記チップセレクト信号にて、入力インターフェイス回路1115a,1115bがセレクトされると、始動入賞口スイッチ121等からの各入力信号が各入力インターフェイス回路1115a,1115bを通じてデータバスに出力される。データバス上の各入力信号は、一定時間ごとに発生する割り込み信号によって、次の割り込み処理が実行されるまでの間に複数回検出されてチャタリング防止処理が行われた後、入力信号ごとに指定されたRAM領域(RAM1104)に記憶される。

0126

始動入賞口スイッチ121からの入力信号は5個賞球の賞球信号として、また右袖入賞口スイッチ122a、左袖入賞口スイッチ122b、右落とし入賞口スイッチ123a、左落とし入賞口スイッチ123bからの入力信号はそれぞれ8個賞球の賞球信号として、さらに、カウントスイッチ125からの入力信号は15個賞球の賞球信号として扱われ、それぞれのスイッチで検出された入賞個数が指定された各RAM領域に記憶される。またこれと同時に、賞球総数がCPU1102で演算処理され、指定のRAM領域に記憶される。なお、各入賞口に設けられたスイッチの賞球払い出し数は、固定となっているが、遊技機の仕様により払い出し個数を変更することができる。

0127

その他、始動入賞口スイッチ121、普通図柄作動ゲートスイッチ126からの入力信号に対してそれぞれ乱数値を取得し、これらの値がRAM領域の各乱数値記憶領域に記憶され、このデータを基にして、遊技機1の遊技状態や遊技演出等が設定され、各制御基板に遊技状態や遊技演出等のデータが順次出力される。各制御基板への出力データは、データバスの途中に設けたバッファ1114を通り、さらに出力データバスを通してラッチ回路1116a〜1116eに出力される。出力用のラッチ回路1116a〜1116eとCPU1102とを結ぶデータバスの途中に、バッファ1114を配置することでバス信号が一方向の流れになり、不正防止の対策となる。

0128

始動入賞口スイッチ5個賞球RAM領域、左右袖入賞口スイッチ、左右落とし入賞口スイッチ8個賞球RAM領域、カウントスイッチ15個賞球RAM領域にデータがあることにより、CPU1102は、各賞球数に設定された8ビット賞球データを順次、データバス、出力データバスを通じてラッチ回路1116aに出力する。これと同調するように払出制御基板200に対する割り込み信号、ストローブ信号の制御信号をデータバス、出力データバスを通じてラッチ回路1116cに出力する。

0129

メモリマップドI/Oで制御されたアドレスデコード回路1113でデコードして得たチップセレクト信号がラッチ回路1116a、ラッチ回路1116cに順次出力されると、8ビット賞球データがラッチ回路1116aに、割り込み信号、ストローブ信号の制御信号がラッチ回路1116cにそれぞれラッチされ、8ビットパラレル賞球出力信号と割り込み信号、ストローブ信号の2ビットの制御信号で構成された出力信号が、払出制御基板200に賞球データとして出力される。

0130

賞球データが入力された払出制御基板200は、球排出機構を制御して、入力された賞球データに対応した数の賞球排出を行う。実際に払い出された賞球総数はCPU1102で演算処理され、その値がRAM領域(RAM1104)の記憶データから減算処理され、リアルタイムに賞球総数のデータが更新される。また、排出賞球数の設定数ごとに出力信号がラッチ回路1116dに出力され、アドレスデコード回路1113のチップセレクト信号に同期して外部へパルス出力され、枠用外部端子板800を介して管理用コンピュータ(図示せず)等に出力される。

0131

始動入賞口スイッチ121、普通図柄作動ゲートスイッチ126の入力信号に対応した乱数値が格納されているRAM領域(RAM1104)に乱数値が記憶されている場合は、普通図柄表示装置140、可変表示装置310における表示の開始直前に前述した変動パターンコマンド等が決定され、該決定された変動パターンコマンド等を演出制御基板1300に送信すると共に、決定された情報をRAM領域(RAM1104)に記憶する。

0132

普通図柄に係わる乱数値が記憶されている場合は、普通図柄表示装置140の普通図柄表示を実行するための表示制御データが生成され、表示制御データがCPU1102からデータバスを通じてラッチ回路1116eに出力される。そして、アドレスデコード回路1113からチップセレクト信号が出力されるごとに、前記普通図柄表示装置140において普通図柄表示が一定時間行われる。

0133

普通図柄表示装置140の表示結果が当たりの場合には、前記始動入賞口21の各可動片を拡開動作させる普通電動役物ソレノイド136の制動データが、CPU1102からラッチ回路1116eに出力されると共に、アドレスデコード回路1113からのチップセレクト信号に応じて、ラッチ回路1116eから一定時間出力されて普通電動役物ソレノイド136が制御される。それにより、始動入賞口21が拡状態となり、遊技球が入賞し易い状態が発生する。

0134

始動入賞口21に係わる乱数値が記憶されている場合は、可変表示装置310の表示遊技を行わせるため演出制御基板1300に、前記変動パターンコマンドとこれに対応して停止図柄を定める各停止図柄等に関するデータが、時系列にラッチ回路1116bを介して、演出制御基板1300へ演出出力データとして順次出力され、演出制御基板1300を制御する。また、LED・ランプの点灯演出音声演出、モータ駆動制御も、それぞれ同調して実行されるようになっている。

0135

特別遊技状態が発生する場合、大入賞口ソレノイド134の制御データがラッチ回路1116eに出力され、かつアドレスデコード回路1113からのチップセレクト信号がラッチ回路1116eに入力される。これによりラッチ回路1116eから大入賞口ソレノイド134の制御データが出力されて、大入賞口ソレノイド134が駆動され、大入賞口24が開閉状態となって遊技球を大入賞口24内に誘導可能となる。

0136

大入賞口24内に配置されたカウントスイッチ125により、入賞した遊技球が計数される。カウントスイッチ125で計数されたデータの総合計数が所定の数量に到達すると、ラッチ回路1116eの出力データが変更され、大入賞口ソレノイド134が非能動状態になり、1回のラウンドが終了する。その後、未だ上限ラウンド回数に到達していない場合には、大当たりラウンドがさらに継続することになる。

0137

遊技機1に電源が供給されると、電源基板2700よりリセット信号が供給され、主基板1100の各デバイスリセット状態になる。その後システムリセット信号が非能動状態となり、各デバイスは能動状態遷移する。システムリセット信号が非能動状態に信号変化すると、クロック同期遅延回路1111による遅延処理により一定時間の経過後にワンチップマイコン1101へのリセット信号が非能動となる。これによりワンチップマイコン1101が稼動状態になり、主基板1100の動作状態が保たれる。その後、ワンチップマイコン1101の初期設定が行われる。

0138

遊技機外部供給の電源が不安定な場合には、電源基板2700から停電検出信号がワンチップマイコン1101のNMI(ノンマスカブルインターラプト)1105に供給され、ワンチップマイコン1101において各記憶領域の退避動作が行われる。具体的には、一定時間に亘って賞球検出データの検出を行った後、RAM1104に停電処理判定のデータを保存し、RAM1104の保護を行う。すなわち、電源電圧が低下することで、電源基板2700からRAM1104にバックアップ電源DC5VBBが供給され、RAM1104の記憶状態が保持される。

0139

電源が次に供給された時、停電処理判定のデータの有無に基づき停電処理のあったことを認識すると、ワンチップマイコン1101は停電復旧処理を行う。初期設定の時、RAM初期化信号が能動状態であれば、CPU1102はI/Oポート1106のデータを検出してRAM1104の初期化を行う。シュート球切れスイッチ131で球切れを検出した信号、およびオーバーフロースイッチ133で遊技機1の下受け皿4にて賞球の球詰まりを検出した信号は、入力インターフェイス回路1115bおよびデータバスを通じてワンチップマイコン1101に取り込まれる。

0140

次に、図25に示す演出制御基板1300について説明する。
演出制御基板1300は、遊技領域17内に配設された可変表示装置310の表示遊技や、遊技盤2上に設置された各種LED・ランプの点滅、スピーカー180での音声効果音、遊技機1の異常状態を知らせるための警告音等に関する制御、それにモータ駆動制御を行うものである。なお、ここでのモータは、前記可動演出装置400の演出動作を行うための各種電動モータ430,460,550が該当する。

0141

演出制御基板1300は、マイクロコンピュータ1301を動作させるクロック発信器1316と、演出制御を実行することで取得した情報を一時記憶するための制御用RAM1311と、演出出力データに基づき演出制御を実行するための制御プログラムが記憶された制御用ROM1310を有し、主基板1100からの制御情報を入力する入力インターフェイス1314を通して制御情報を取得し、取得した情報に基づき遊技演出を実行する。

0142

マイクロコンピュータ1301は、クロック発信器1316が生成するクロックを基準に動作し、主基板1100からの制御情報が入力インターフェイス1314を通して、マイクロコンピュータ1301内のPIOa1306a、PIOj1306jに入力され、入力情報に基づき可変表示装置310での演出、各種ランプ・LEDでの光による演出、音による演出等を制御用ROM1310に記憶されたプログラムの手順で実行する。

0143

電源基板2700からのリセット信号は、遊技機1に電源が投入されると、電源基板2700からマイクロコンピュータ1301に入力されて、制御ROM1310に記憶されている制御手順に従って、マイクロコンピュータ1301のリセットを行うと共に、演出制御基板1300の初期化を行うように設定されている。

0144

演出制御基板1300は、画像処理部と、ランプ・LED・モータ駆動回路部と、音声制御部とを有し、マイクロコンピュータ1301は、それぞれを主基板1100からの制御信号に基づいて制御する。先ず、画像処理部は、可変表示装置310上での演出を行う部位であり、前記マイクロコンピュータ1301は、各制御信号に基づいて画像制御IC1320へ具体的な指示を行う。画像制御IC1320は、クロック発信器1316のクロック信号を基準に動作する。

0145

画像制御IC1320は、マイクロコンピュータ1301からの制御情報に従って、画像データROM1322の画像データを入手し、具体的な映像信号を生成し、可変表示装置310へ出力する。図25では、画像制御IC1320が生成した画像データやパレット(色)情報等を一時的に記憶する領域であるVRAMが図示されていないが、画像制御IC1320の内部にVRAMを内蔵した画像制御ICで構成してある。なお、前記演出表示態様の表示内容に関する画像データは、画像データROM1322に記憶されている。

0146

画像補正IC1321は、画像制御IC1320からの入力画像信号アナログR,G,B信号、水平、垂直同期信号)を可変表示装置310用に補正し出力する。電源生成回路1324a〜1324fは、電源基板2700からの電源に基づいてDC13V,23V,−5V,3.3V,2.5Vの各電圧を画像処理部へと供給することにより、画像制御IC1320、画像補正IC1321を駆動する。

0147

また、前記ランプ・LED・モータ駆動回路部は、光による演出やモータ駆動制御を行う部位であり、遊技機1および遊技盤2上に設置されたランプ・LEDによる具体的な演出を行うLED駆動回路a1400a〜LED駆動回路c1400cと、モータによる可動演出装置400の演出動作を行う駆動回路1401とを有している。CPU1302の制御に従いPIOb1306b〜PIOe1306e(パラレルI/O)を通し、LED駆動回路a1400a、LED駆動回路b1400b、LED駆動回路c1400cと、駆動回路1401に制御信号を出力して、各駆動回路がランプ・LED・モータを動作させる。

0148

さらに、前記音声制御部は、音による演出を行う部位であり、前記マイクロコンピュータ1301は、遊技機1に設置されたスピーカー180に具体的な演出を行わせるため、音声制御IC1500に制御情報を出力する。音声制御IC1500は、クロック発信器1316のクロック信号を分周器1317で分周し、音声制御IC1500の動作クロックとして使用する。また、マイクロコンピュータ1301の制御情報に従い、音声データROM1501の音声データを入手し、具体的な音声信号を生成し、スピーカー180へと出力する。

0149

前記CPU1302は、パラレルI/OであるPIOf1306f、PIOg1306gを通して、音声制御IC1500に音による制御情報を出力する。PIOf1306fは、データを出力し、PIOg1306gは、制御信号(チップセレクト、リード、ライト等)を出力する。音声制御IC1500は、マイクロコンピュータ1301からの制御情報に基づき、音声データROM1501のデータを入手し音声信号に変換する。

0150

また、擬音や効果音等は、音声制御IC1500に内蔵された発信器で作られ出力される。音声制御IC1500からの音声信号は、フィルター1502で出力電圧調整を行い音声以外のノイズ成分を除去してアンプ1503へと出力され、アンプ1503によりスピーカー駆動可能な電圧レベル増幅され、スピーカー180から音として出力される。

0151

以下に、遊技機1の作用について説明する。
先ず、遊技盤2上において可動演出装置400や可変表示装置310等の組付けに際しては、主たる課題として、遊技機1の裏面構成部と島内機具とが干渉しないように、遊技盤2の裏面側における出っ張りを抑えると共に、始動入賞口21へ入賞する遊技球の流下スペースを確保すべく、可変表示装置310を極力下方へずらさないように配設する必要がある。

0152

本遊技機1では、可動演出装置400の大型化に伴って、図19に示すように、遊技球転動部330を、そのまま表示部311の前面側周囲を縁取る窓枠構造の一部(下辺部)として利用する。これにより、遊技領域17において、可動演出装置400により設置空間が下方へ制限される可変表示装置310を、その下方空間をなるべく侵食しないように後方へ傾斜させた際、前記遊技球転動部330に窓枠構造の一部を分担させた分だけ、可変表示装置310の下辺部をより前側に傾斜させて配置することが可能となり、可変表示装置310が遊技盤2の裏面側へ迫り出すことを極力抑えることができる。

0153

しかも、遊技球転動部330が、そのままセンターケース350と組み合わされることで、前記窓枠構造の一部を構成するため、該窓枠構造の部品点数および組み立て工数を削減することができる。さらに、可変表示装置310の真上に位置する可動演出装置400の下側には、上方内側に向かって窪んだ凹部401が形成されており、可変表示装置310の上辺部の前側角の部分を、前記凹部401に嵌め込むように配設することができる。これにより、後方へ傾斜させた可変表示装置310が上下方向に占めるスペースをなおさら狭めることが可能となり、該可変表示装置310の下方における遊技球の流下スペースを、よりいっそう多く確保することができる。

0154

次に、遊技盤2上における遊技球の流れと遊技状態について説明する。
遊技者がハンドル5を操作すると、遊技球が1個ずつ遊技領域17に発射される。遊技領域17上にて遊技球は、遊技釘や風車等に衝突しながら方向を変えつつ流下し、その途中で各種入賞口に入賞したり、普通図柄作動ゲート26を通過することがある。遊技領域17内の何れの入賞口にも入らずに落下した遊技球は、アウト口29から外部に排出される。図1において、遊技領域17の上端付近より右側に流下した遊技球は、遊技球誘導部材18aの外側に沿って落下した後、遊技球誘導樋18bによって、始動入賞口21のある中央下方付近に導かれるように流下する。

0155

可変表示装置310の側方にて遊技領域17を流下していた遊技球が、図22において遊技球入口361に流入すると、該遊技球入口361に連なりセンターケース350(の一側部351)内にある遊技球移動経路362を遊技球はそのまま流下する。遊技球移動経路362を流下し終えた遊技球は、遊技球出口363から外部へ排出され、該遊技球出口363が側方から臨む傾斜面部331を介して、遊技球転動部330に流出する。

0156

また、遊技球が普通図柄作動ゲート26を通過すると、普通図柄表示装置140(図4参照)にて普通図柄表示が実行され、遊技球は続いて通過遊技球経路370の遊技球入口371に受け入れられる。遊技球は、遊技球入口371に連なりセンターケース350(の一側部351)内にある遊技球移動経路372をそのまま流下する。遊技球移動経路372を流下し終えた遊技球は、遊技球出口373から外部へ排出され、該遊技球出口373が側方から臨む傾斜面部331を介して、遊技球転動部330に流出する。

0157

ワープ装置360や通過遊技球経路370を介して遊技球転動部330上に流出した遊技球は、流出時の転動する勢いによって、左右方向へと転動の勢いが少なくなるまで転動を繰り返す。その後、遊技球は所定確率にて始動入賞口21に誘導されるので、遊技釘を打ち込む遊技領域17上のスペースに乏しくても、始動入賞口21に対して遊技球が入賞する確率を高く設定することが可能となる。

0158

また、図22において遊技球案内部380は、遊技球を次のように案内する。すなわち、可変表示装置310の側方にて遊技領域17を流下していた遊技球が、前記遊技球入口361や前記遊技球入口371に受け入れられることなく、遊技球案内部380上に流入すると、遊技球は始動入賞口21に向けて排出されるので、遊技者は始動入賞口21に遊技球が入賞することを十分に期待することができる。

0159

次に、可変表示装置310における表示遊技の詳細について説明する。
図26は、表示遊技に対応する特別図柄表示処理の詳細を示すフローチャートである。特別図柄表示処理は、前記表示制御手段によって実行される。遊技領域17に発射された遊技球が前述した様々な流下経路を経て、始動入賞口21に入賞すると(ステップS101;Y)、始動入賞口スイッチ121によって検出され、主基板1100に検出信号が出力される。この検出信号に基づき、現在保留している表示遊技を実行する権利の数である保留球数が、所定値(例えば4)以下であるか否かを判断する(ステップS102)。

0160

保留球数が所定値以下でなければ(ステップS102;N)、今回の表示開始条件の成立による権利を保留せずに処理は終了するが、保留球数が所定値以下であれば(ステップS102;Y)、権利に係る保留球数のインクリメントを行い(ステップS103)、大当たり判定用乱数を取得する(ステップS104)。さらに、大当たり図柄乱数を取得する(ステップS105)。保留球数データは、主基板1100から演出制御基板1300に送信される。演出制御基板1300が保留球数データを受信すると、特別図柄保留LED170のLED171〜174が1つ点灯し、表示遊技の開始に伴い1つ消灯する。

0161

続いて、大当たりフラグがONであるか否かを判断する(ステップS106)。後述するが、大当たり判定用乱数が所定の大当たり乱数の何れかと一致すれば、大当たりと判定されて大当たりフラグがONにセットされる。大当たりフラグがONであれば(ステップS106;Y)、表示遊技の実行中であるか否かを判断し(ステップS107)、一方、大当たりフラグがONでなければ(ステップS106;N)、そのまま処理を終了する。

0162

表示遊技が実行中でなければ(ステップS107;N)、停止図柄表示時間中であるか否かを判断する(ステップS108)。ここで停止図柄表示時間とは、予め定められた変動時間だけ実行する表示遊技の終了時点から特別遊技状態の開始時までに、可変表示装置310に停止図柄を表示している時間を意味する。表示遊技の実行中であれば(ステップS107;Y)、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判断し(ステップS123)、変動時間が経過してなければ(ステップS123;N)、そのまま処理を終了する。変動時間が経過していれば(ステップS123;Y)、停止図柄表示時間を設定する(ステップS124)。

0163

また、前記停止図柄表示時間中であるか否かの判断において、停止図柄表示時間中であれば(ステップS108;Y)、停止図柄表示時間が経過したか否かを判断する(ステップS120)。ここで停止図柄表示時間が経過してなければ(ステップS120;N)、そのまま処理を終了し、停止図柄表示時間が経過していれば(ステップS120;Y)、大当たり判定用乱数が大当たり乱数であるか否かを判断する(ステップS121)。

0164

大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当していなければ(ステップS121;N)、そのまま処理を終了し、大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当していれば(ステップS121;Y)、大当たりフラグをONにセットする(ステップS122)。また、前記停止図柄表示時間中であるか否かの判断において、停止図柄表示時間中でなければ(ステップS108;N)、現時点における保留球数の有無を判断し(ステップS109)、保留球数が「0」でなければ(ステップS109;Y)、大当たり判定用乱数が大当たり乱数であるか否かを判断し(ステップS110)、保留球数が「0」であれば(ステップS109;N)、そのまま処理を終了する。

0165

大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当すれば(ステップS110;Y)、大当たり図柄乱数に基づいて大当たり用停止図柄が記憶される(ステップS111)。一方、大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当しなければ(ステップS110;N)、外れ用停止図柄が記憶される(ステップS112)。なお、大当たり判定用乱数が大当たり乱数であるか否かの判断時に、高確率状態中であれば、高い大当たり確率で大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当することになり、通常の低確率状態中であれば、低い大当たり確率により、大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当することになる。

0166

続いて、変動パターン乱数を取得する(ステップS113)。ここで、先に取得した大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当していれば(ステップS114;Y)、大当たりに対応した変動パターンを判定して(ステップS115)、今回の表示遊技における変動パターンを決定する(ステップS117)。一方、大当たり判定用乱数が大当たり乱数でなければ(ステップS114;N)、外れに対応した変動パターンを判定して(ステップS116)、今回の表示遊技における変動パターンを決定する(ステップS117)。さらに、前記変動パターンに対応付けられた変動時間を設定して(ステップS118)、停止図柄データと変動パターンコマンドを演出制御基板1300に送信して(ステップS119)、特別図柄表示処理を終了する。

0167

このように主基板1100により決定された変動パターンコマンドの種類により、可変表示装置310における表示遊技の開始から表示結果が導出されるまでの演出表示態様に関する変動パターンが決定される。本実施の形態の変動パターンは、具体的には例えば、前記リーチ表示態様が導出されない「通常変動」の他、基本的なリーチ表示態様である「ノーマルリーチ」、該ノーマルリーチよりも特定表示態様となる信頼度が高く設定された発展型のリーチ表示態様である「リーチA」、「リーチB」、「スーパーリーチA」、「スーパーリーチB」が、予め用意されている。

0168

ここで「ノーマルリーチ」は、主に識別情報の可変表示により演出される演出表示態様であり、「発展型のリーチ表示態様」は、前記ノーマルリーチから演出表示態様が変化するものであり、例えば、識別情報の変動速度が変化したり、キャラクタ等によるアニメーションを表示して、リーチ表示態様から特定表示態様になるかもしれない、という期待感を増進させる内容となっている。もちろん、リーチ表示態様の種類はこれらに限定されるものではない。

0169

通常変動の場合は、全ての表示結果が外れ表示態様に相当するが、各種リーチ表示態様に関しては、それぞれ表示結果が外れ表示態様と特定表示態様の2種類用意されており、ノーマルリーチ、リーチA、リーチB、スーパーリーチA、スーパーリーチBの順番で、特定表示態様の出現確率、すなわち特定表示態様となる信頼度が高く設定されている。なお、本実施の形態では、演出表示態様のうち主にリーチ表示態様の種類によって信頼度の高さを演出しているが、該リーチ表示態様とは別に、所定の予告演出表示を用意して、該予告演出表示によって特定表示態様となる信頼度を異ならせたり、さらにはリーチ表示態様が出現に関する予告を演出しても良い。

0170

このような表示遊技における変動パターンに応じて、可動演出装置400の演出動作が異なる。詳しくは後述するが前記演出動作制御手段は、表示遊技の変動パターンに応じて、可動演出装置400に関して予め設定された複数種類の動作パターンから何れかを選択し、該選択した動作パターンに基づき前記可動部420,520,530,540の動作制御を実行する。これにより、可変表示装置310における変動パターンと、可動演出装置400における動作パターンとが組み合わされることになり、表示上および機構上の変化に伴う視覚的な興趣が向上し、遊技者の大当たりに対する期待感を盛り上げることができる。詳しくは後述するが、変動パターンの信頼度が高いほど、可動演出装置400の可動範囲において、より多くないし大きく動作を行うように制御すると良い。

0171

次に、可動演出装置400全体の作用について説明する。
図5図6に示すように、可動演出装置400は、表示遊技に関連して互いに異なる動作を行う腕可動部420、胸可動部520、肩可動部530、頭可動部540を有し、さらに各可動部420,520,530,540は、独立または互いに連動して動作する一または複数の可動部材421,521,531,541と、該可動部材421,521,531,541に動力を伝達する動作機構4210,5210,5310,5410と、をそれぞれ有するから、機構上の動作ないし形態変化による動作パターンの組み合わせが多くなる。従って、可動演出装置400における多様な演出動作が可能となり、遊技の興趣を高めることができる。

0172

また、一対の腕可動部420,420を両腕可動ユニット410として、胸可動部520、肩可動部530、頭可動部540を上体可動ユニット510としてまとめて構成することにより、支持する部品の共用化等により部品点数や組付工数を削減することができると共に、各可動ユニット410,510ごとに統一感のある演出動作を行うことが可能となる。また、可動ユニット410,510を複数有することにより、個々の可動部単位のみならず、各可動ユニット同士の動作パターンを組み合わせることができる。これにより、非常にダイナミックに連動するような迫力のある可動演出装置400の演出動作を行うことが可能となり、いっそうと面白味のある形態の変化に基づく視覚上の演出効果を高めることができる。

0173

さらに、上体可動ユニット510に含まれる胸可動部520、肩可動部530、頭可動部540のそれぞれの動作機構5210,5310,5410を、一つの共用電動モータ550からの動力を別々に伝達するように構成したことにより、動力源に関するコストを大幅に低減することができる。逆に、各腕可動部420は、それぞれ動作機構4210のみならず電動モータ430も独立して備えることにより、両腕可動ユニット410中の各腕可動部420の演出動作を同期させることはもちろん、それぞれの演出動作を全く別々の自由なタイミングで行うことも可能となり、さらにバリエーションに富む形態の変化を生み出すことができる。

0174

次に、上体可動ユニット510における動作の詳細について説明する。
図17は、上体可動ユニット510における胸可動部520、肩可動部530、頭可動部540の動作に関する設計仕様を示す説明図である。図中において、「ロボ」とは可動演出装置400の略称であり、「ハネ」は羽根部材521を示し、「カバー」はカバー部材531を示し、「カオ」とはヘッド部材541を示している。

0175

各々の可動部材521,531,541は、1つの共用電動モータ550の駆動により一連の演出動作を順次行うように設定されている。図中で「ロボの動作」に示すように、「原点」を演出開始位置とし、「センサ感知」である検出手段(図示せず)による位置検出用部材525(停止位置)の検出、「ハネ開く」である各羽根部材521の開状態への揺動、「カバー動作開始」である各カバー部材531の開状態へのスライド開始、「カバー開く」である各カバー部材531の開状態へのスライド終了、「カオ動作開始」であるヘッド部材541の起立状態への揺動開始、「カオ起きる」であるヘッド部材541の起立状態への揺動終了に至る一連の演出動作が行われる。

0176

一連の演出動作を実行するために、各動作機構5210,5310,5410における具体的なギア歯数は、「ハネ側ギア歯数」である胸用歯車5211の歯数は20であり、「カバー・カオギア歯数」である肩・頭用歯車5311の歯数は18であり、「モータ側ギア歯数」である駆動ギア551の歯数は16となっている。このようなギア歯数に基づくギア動作量[°]は、前記「原点」では0.0°であり、前記「センサ感知」の時点では52°であり、前記「カバー動作開始」の時点では83°であり、前記「カオ動作開始」の時点では218°である。

0177

ギア動作量に対応したモータ出力軸[°]は、前記「原点」では0.0°であり、前記「センサ感知」の時点では6°であり、前記「カバー動作開始」の時点では93.8°であり、前記「カオ動作開始」の時点では245°である。このようなモータ出力軸[°]に対応したモータパルス数は、前記「原点」では0.0であり、前記「センサ感知」の時点では12であり、前記「カバー動作開始」の時点では187であり、前記「カオ動作開始」の時点では490となる。

0178

また、前記一連の演出動作にかかる動作時間には、本実施の形態では3段階の時間に適宜設定できるようになっており、具体的には演出動作の開始から終了に至るまでの時間が速い場合[2ms]と、中位の時間[4ms]と、遅い時間[6ms]とが用意されている。例えば、速い場合[2ms]では、「センサ感知」に至る時間は0.03秒であり、前記「カバー動作開始」に至る時間は0.38秒であり、前記「カオ動作開始」に至る時間は0.98秒である。

0179

次に、胸可動部520における動作の詳細を説明する。
図8(a)に示すように、共用電動モータ550の停止時には、カム部材5213の切欠5214に従節部材5215の従動凸部5217が入り込む状態となり、該従節部材5215の挟持片部5218の内側に係合ピン5222が位置するリンク部材5221は下向きの状態となり、一対の羽根部材521,521は、互いに近接するように上方へ立ち上がる閉状態に維持されている。

0180

図8(b)に示すように、共用電動モータ550が正方向に駆動すると、カム部材5213は胸用歯車5211と共に図中で時計方向に回転し、該カム部材5213の外周カム面に従節部材5215の従動凸部5217が乗り上がる状態となって従節部材5215は上方へ揺動し、挟持片部5218の内側にあった係合ピン5222は、前記コイルバネ(図示せず)の付勢力に抗して上方に押されて、リンク部材5221が上向き方向に揺動する。これにより、一対の羽根部材521,521は、互いに離隔するように左右に広がる開状態に動作する。

0181

各羽根部材521の回転中心である枢軸522の基端側には、図示省略したが付勢手段である巻きバネが取り付けられており、該巻きバネの付勢力によって羽根部材521は、その動作を行う時の開始位置として定められた演出開始位置である閉状態の方向に付勢されている。このような付勢手段(図示せず)の付勢力によって、各羽根部材521を、動作機構5210による一連の動作の終了時には、動力を使うことなく迅速に元の演出開始位置まで戻すことができる。

0182

また、胸可動部520の動作機構5210には、前述した各カム部材5213、各従節部材5215、各リンク部材5221から成る強制復帰手段が設けられており、動作機構5210により開状態に動作していた一対の羽根部材521,521を元の演出開始位置である閉状態に戻す際に、前記巻きバネ(図示せず)の付勢力とは別に共用電動モータ550の動力により演出開始位置に戻すことができる。

0183

すなわち、一対の羽根部材521,521の開状態への動作を終了する際に、共用電動モータ550を逆方向に駆動すると、これに伴う各カム部材5213の図8(b)中での反時計方向への回転により、各カム部材5213の外周カム面に乗り上げていた各従節部材5215の従動凸部5217は切欠5214に途中で入り込み、さらに従動凸部5217は切欠5214の一端面により下方へ押される。

0184

そのため、従動凸部5217がある従節部材5215は、枢軸5216を回転中心として下方へ揺動し、これに伴い挟持片部5218の内側にあった係合ピン5222は、挟持片部5218の上側の顎に係合して下方へ押され、リンク部材5221は下向きに揺動する。このリンク部材5221の揺動に同期して、該リンク部材5221の回転中心である枢軸522と一体の羽根部材521は閉状態に強制的に戻される。従って、動作機構5210により動作していた一対の羽根部材521,521に関して、前記巻きバネ(図示せず)の付勢力により演出開始位置に戻す途中で万一動作が停止した場合でも、確実に演出開始位置まで戻すことができ、次に実行される演出動作に支障を来たすことがない。

0185

次に、肩可動部530における動作の詳細を説明する。
図10(a)に示すように、共用電動モータ550の停止時には、カム部材5312の肩用カム溝5313における回転中心側の一端壁5313a(図10(b)参照)に対して、従節部材5314の従動凸部5317が係合した状態となり、該従節部材5314は下方へ揺動した状態に維持される。

0186

この時、従節部材5314にある挟持片部5316の上側の顎によりリンク部材5320にある係合ピン5322は下方へ押されて、該リンク部材5320は、その自由端にあるガイド溝5323に嵌合しているガイドピン534を介して、カバー部材531を閉状態に保持する。また、コイルバネ533も、カバー部材531を閉状態の方向へ付勢している。

0187

図9において、共用電動モータ550が正方向(図中のA矢印)に駆動すると、カム部材5312は肩・頭用歯車5311と共に図中でB矢印方向に回転し、図10(b)に示すように、該カム部材5312の肩用カム溝5313に嵌合している従節部材5314の従動凸部5317が、肩用カム溝5313に沿って相対的に移動して従節部材5314は上方へ揺動する。

0188

これに伴い、従節部材5314にある挟持片部5316の下側の顎により、リンク部材5320の係合ピン5322は上方へ押されて、該リンク部材5320は、前記コイルバネ533の付勢力に抗して左右に広がる方向に揺動しつつ、その自由端にあるガイド溝5323に嵌合しているガイドピン534を互いに離隔するようにスライドさせる。これにより、一対のカバー部材531,531は、互いに離隔するように開いた開状態に動作する。

0189

また、肩可動部530の動作機構5310には、前述したカム部材5312、従節部材5314、リンク部材5320から成る強制復帰手段が設けられており、動作機構5310により開状態に動作していた一対のカバー部材531,531を元の演出開始位置である閉状態に戻す際に、前記コイルバネ533の付勢力とは別に共用電動モータ550の動力により演出開始位置に戻すことができる。

0190

すなわち、一対のカバー部材531,531の開状態への動作を終了する際に、共用電動モータ550を逆方向に駆動すると、これに伴うカム部材5312の回転により、カム部材5312の肩用カム溝5313内に嵌合している従節部材5314の従動凸部5317は、肩用カム溝5313における回転中心側の一端壁5313a(図10(b)参照)の方向へ相対的に移動する。

0191

そして、従動凸部5317が肩用カム溝5313の一端壁5313aに係合することにより、従節部材5314は下方へ揺動し、従節部材5314にある挟持片部5316の上側の顎によりリンク部材5320にある係合ピン5322は下方へ押されて、該リンク部材5320は、その自由端にあるガイド溝5323に嵌合しているガイドピン534を介して、カバー部材531を閉状態に強制的に戻すことになる。これにより、動作機構5310により動作していた一対のカバー部材531,531に関して、前記コイルバネ533の付勢力により演出開始位置に戻す途中で万一動作が停止した場合でも、確実に演出開始位置まで戻すことができ、次に実行される演出動作に支障を来たすことがない。

0192

次に、頭可動部540における動作の詳細を説明する。
図11(a),図12に示すように、共用電動モータ550の停止時には、コイルバネ5430の付勢力によってヘッド部材541は、演出開始位置である傾倒状態に維持されている。この時、ヘッド部材541が後側下方へ倒れることに伴って、従節リンク部材5411は前方へと押し出されており、該従節リンク部材5411にある従動凸部5413は、カム部材5312の頭用カム溝5420における一端壁5421(図12参照)に対して係合した状態となる。

0193

図12において、共用電動モータ550が正方向(図中にて時計方向)に駆動すると、カム部材5312は肩・頭用歯車5311と共に図中で反時計方向に回転し、この回転に伴い頭用カム溝5420の一端壁5421に従動凸部5413が係合している従節リンク部材5411は、後下方へと引き込まれる。その結果、従節リンク部材5411は、枢支ピン5412を介してヘッド部材541の下端側を後下方へと引き寄せるので、該ヘッド部材541は、前記コイルバネ5430の付勢力に抗して枢軸543を回転中心として前上方へ揺動する。これにより、ヘッド部材541は、顔部542が前記各カバー部材531の間を通って正面を向く起立状態に動作する。

0194

ここで頭可動部540は、前記肩可動部530の動作により該肩可動部530の形態が開状態に変化した際に、該形態の変化を条件として動作が可能となる。これにより、肩可動部530および頭可動部540による演出動作に、経時的に変化する密接な関連性を持たせることができると共に、動作前の状態からは外観上想像できないような多様な形態の変化を演出することができる。

0195

また、頭可動部540の動作機構5410には、前述したカム部材5312、従節リンク部材5411から成る強制復帰手段が設けられており、動作機構5410により起立状態に動作していたヘッド部材541を元の演出開始位置である傾倒状態に戻す際に、前記コイルバネ5430の付勢力とは別に共用電動モータ550の動力により演出開始位置に戻すことができる。

0196

すなわち、ヘッド部材541の起立状態への動作を終了する際に、共用電動モータ550を逆方向に駆動すると、これに伴うカム部材5312の回転により、カム部材5312の頭用カム溝5420内に嵌合している従節リンク部材5411の従動凸部5413は、頭用カム溝5420における他端壁5422(図12参照)の方向へ相対的に移動し、該他端壁5422に係合することにより、従節リンク部材5411は前上方へ押し出される。

0197

そして、従節リンク部材5411は、枢支ピン5412を介してヘッド部材541の下端側を前方へと押し出すので、該ヘッド部材541は、枢軸543を回転中心として後下方(図12中で反時計方向)へと揺動して強制的に傾倒状態に戻される。これにより、動作機構5410により動作していたヘッド部材541に関して、前記コイルバネ5430の付勢力により演出開始位置に戻す途中で万一動作が停止した場合でも、確実に演出開始位置まで戻すことができ、次に実行される演出動作に支障を来たすことがない。

0198

また、前述した上体可動ユニット510の一連の演出動作を行った後、元の演出開始位置に戻す動作の途中で、前記羽根部材521側に設けられた位置検出用部材525(図8参照)が検出手段(図示せず)により検出されて、羽根部材521(カバー部材531とヘッド部材541も含む。)が停止位置にあると検出された時点で、前記停止制御手段は、所定期間に亘り共用電動モータ550を駆動させた後、該駆動を停止させることにより、羽根部材521(カバー部材531とヘッド部材541も含む。)を演出開始位置に位置決めして戻す制御を行う。ここで共用電動モータ550を駆動させる所定期間とは、具体的には図17において、「センサ感知」の時点から「原点」に至るモータパルス数「12」を出力する期間である。

0199

これにより、各々の可動部材521,531,541の一連の動作が終了して、各々の可動部材521,531,541を元の演出開始位置に戻すに際して、各々の可動部材521,531,541が演出開始位置の手前に位置する停止位置に不用意に留まることを防止し、演出開始位置まで確実かつ正確に戻すことができる。これにより、次の作動時において各々の可動部材521,531,541を円滑に動作させることができる。

0200

次に、両腕可動ユニット410における動作の詳細について説明する。
図18は、両腕可動ユニット410における腕部材421の前腕部421Bと、腕可動部420全体の動作に関する設計仕様を示す説明図である。図18(a)は、腕部材421の前腕部421Bに関する設計仕様を示し、図18(b)は、腕可動部420全体の動作に関する設計仕様を示している。図中において、「ウデ」とは腕部材421の前腕部421Bを示し、「カタ」とは腕可動部420全体を可動させる関節部分、ひいては腕可動部420全体を示している。ここで、前腕部421Bを動作させる電動モータ430および動作機構4210と、腕可動部420全体を動作させる可動部電動モータ460および可動部動作機構4310とは、全く別々に構成されており、それぞれ独立に動作させることができる。

0201

図18(a)に示すように、「ウデの状態」は、「原点」を演出開始位置とし、「センサ感知」である検出手段450による位置検出用部材440(停止位置)の検出、「ウデ開く」である前腕部421Bの前向状態への揺動終了の順に、「ウデ動作量」として、ウデ(前腕部421B)が脇閉状態に閉じた状態から前向状態へ開くように揺動する。また、図18(b)に示すように、「カタの状態」は、「原点」を演出開始位置とし、「センサ感知」である検出手段480による位置検出用部材470の検出、「カタ開く」である腕可動部420全体の持上状態への揺動終了の順に、「カタ動作量」として、ウデ(腕可動部420全体)が垂下状態に閉じた状態から持上状態へ開くように揺動する。

0202

ウデ(前腕部421B)の演出動作を実行するために、動作機構4210における具体的なギア歯数は、「ウデ側ギア歯数」である従動歯車4211の歯数は20であり、「モータ側ギア歯数」である駆動ギア431の歯数は16となっている。このようなギア歯数に基づくウデ動作量[°]は、前記「原点」では0.0°であり、前記「センサ感知」の時点では4.0°であり、前記「ウデ開く」の時点では45°である。

0203

ウデ動作量に対応したモータ出力軸[°]は、前記「原点」では0.0°であり、前記「センサ感知」の時点では5.0°であり、前記「ウデ開く」の時点では56°である。このようなモータ出力軸[°]に対応したモータパルス数は、前記「原点」では0.0であり、前記「センサ感知」の時点では10.0であり、前記「ウデ開く」の時点では112となる。

0204

また、ウデ(前腕部421B)の演出動作にかかる動作時間には、本実施の形態では3段階の時間に適宜設定できるようになっており、具体的には演出動作の開始から終了に至るまでの時間が速い場合[2ms]と、中位の時間[4ms]と、遅い時間[6ms]とが用意されている。例えば、速い場合[2ms]では、「センサ感知」に至る時間は0.02秒であり、前記「ウデ開く」に至る時間は0.23秒である。

0205

カタ(腕可動部420全体)の演出動作を実行するために、可動部動作機構4310における具体的なギア歯数は、「カタ側ギア歯数」であるセクタ歯車4311の歯数は42(全周と仮定した場合)であり、「モータ側ギア歯数」である駆動ギア461の歯数は30となっている。このようなギア歯数に基づくカタ動作量[°]は、前記「原点」では0.0°であり、前記「センサ感知」の時点では4.0°であり、前記「カタ開く」の時点では25°である。

0206

カタ動作量に対応したモータ出力軸[°]は、前記「原点」では0.0°であり、前記「センサ感知」の時点では5.0°であり、前記「カタ開く」の時点では35°である。このようなモータ出力軸[°]に対応したモータパルス数は、前記「原点」では0.0であり、前記「センサ感知」の時点では11.0であり、前記「カタ開く」の時点では70となる。

0207

また、カタ(腕可動部420全体)の演出動作にかかる動作時間には、本実施の形態では3段階の時間に適宜設定できるようになっており、具体的には演出動作の開始から終了に至るまでの時間が速い場合[2ms]と、中位の時間[4ms]と、遅い時間[6ms]とが用意されている。例えば、速い場合[2ms]では、「センサ感知」に至る時間は0.02秒であり、前記「カタ開く」に至る時間は0.14秒である。

0208

次に、腕部材421自体の動作の詳細を説明する。
図14において、電動モータ430の停止時には、該電動モータ430の駆動ギア431と、従動歯車4211と、セクタ歯車4212とが相互に噛合した位置関係により、腕部材421の前腕部421Bは、上体可動ユニット510に沿って閉じる脇閉状態(図16(d)参照)に維持されている。この時、前腕部421Bの前端側が上体可動ユニット510に多少干渉したとしても、前述した遊びにより適宜対応することができる。また、前腕部421Bは、巻きバネ423の付勢力によって脇閉位置の方向へ付勢されている。

0209

図14において、電動モータ430が正方向(図中にて矢印C方向)に駆動すると、駆動ギア431に噛合する従動歯車4211は、図中にて矢印D方向に回転し、さらに従動歯車4211に噛合するセクタ歯車4212は、図中にて矢印E方向に回転する。これにより、セクタ歯車4212と同軸の前腕部421Bは縦軸422を回転中心として前方へ揺動し、該前腕部421Bは前向状態となる前方へと動作することになる。

0210

また、動作機構4210により前向状態に動作していた前腕部421Bを元の演出開始位置である脇閉状態に戻す際には、電動モータ430を逆方向に駆動すれば良い。前腕部421Bを元の脇閉状態に戻す途中で、セクタ歯車4212の一端側にある位置検出用部材440が検出手段450により検出されて、前腕部421Bが停止位置にあると検出された時点で、前記停止制御手段は、所定期間に亘り電動モータ430を駆動させた後、該駆動を停止させることにより、前腕部421Bを脇閉状態まで位置決めして戻す制御を行う。ここで電動モータ430を駆動させる所定期間とは、具体的には図18(a)において、「センサ感知」の時点から「原点」に至るモータパルス数「10」を出力する期間である。

0211

これにより、前腕部421Bの動作が終了して該前腕部421Bを元の脇閉状態に戻すに際して、前腕部421Bが演出開始位置の手前に位置する停止位置に不用意に留まることを防止し、演出開始位置まで確実かつ正確に戻すことができる。従って、次の作動時において前腕部421Bを円滑に動作させることができる。このような停止制御手段による制御は、動作機構4210において、前腕部421Bを前記巻きバネ423の付勢力とは別に動力により演出開始位置である脇閉状態に戻す強制復帰手段の機能も果たしている。

0212

次に、可動部動作機構4310による腕部材421全体の動作の詳細を説明する。
図14において、可動部電動モータ460の停止時には、該可動部電動モータ460の駆動ギア461と、セクタ歯車4311とが相互に噛合した位置関係により、腕部材421全体は、鉛直方向に垂下する垂下状態(図15(b)参照)に維持されている。また、腕部材421全体は、図示省略した付勢手段によって可動部動作機構4310の作動とは別に、垂下状態となる方向へと付勢されている。

0213

図14において、可動部電動モータ460が正方向(図中にて矢印F方向)に駆動すると、駆動ギア461に噛合するセクタ歯車4311は、図中にて矢印G方向に回転する。これにより、セクタ歯車4311と同軸の腕部材421全体は横軸4312を回転中心として揺動し、腕部材421全体は持上状態(図15(c)参照)となる上方へと動作することになる。

0214

このように、腕可動部420は、該腕可動部420の動作機構4210とは別に設けられた可動部動作機構4310によって、腕可動部420全体がその腕部材421(正確には前腕部421B)の動作に加えて、さらに異なる動作が可能となる。従って、腕可動部420全体とその腕部材421が、複数の異なる方向へ多段階に動作することが可能となり、限られたスペース内においても様々な外観上の形態変化による演出効果を高めることができる。なお、可動部動作機構4310の動力源である可動部電動モータ460を、両腕可動ユニット410側ではなく、前記上体可動ユニット510側に設けることにより、両腕可動ユニット410ないし腕可動部420を軽量化することが可能となる。

0215

また、可動部動作機構4310により持上状態に動作していた腕可動部420全体を元の演出開始位置である垂下状態に戻す際には、可動部電動モータ460を逆方向に駆動すれば良い。腕可動部420全体を元の垂下状態に戻す途中で、セクタ歯車4311の一端側にある位置検出用部材470が検出手段480により検出されて、腕可動部420全体が停止位置にあると検出された時点で、前記停止制御手段は、所定期間に亘り可動部電動モータ460を駆動させた後、該駆動を停止させることにより、腕可動部420全体を垂下状態まで位置決めして戻す制御を行う。ここで可動部電動モータ460を駆動させる所定期間とは、具体的には図18(b)において、「センサ感知」の時点から「原点」に至るモータパルス数「11」を出力する期間である。

0216

これにより、腕可動部420全体の動作が終了して該腕可動部420全体を元の垂下状態に戻すに際して、腕可動部420全体が演出開始位置の手前に位置する停止位置に不用意に留まることを防止し、演出開始位置まで確実かつ正確に戻すことができる。従って、次の作動時において腕可動部420全体を円滑に動作させることができる。このような停止制御手段による制御は、可動部動作機構4310において、腕可動部420全体を前記付勢手段(図示せず)の付勢力とは別に動力により演出開始位置である垂下状態に戻す強制復帰手段の機能も果たしている。

0217

以上に説明した可動演出装置400の動作のうち、各可動部材421,521,531,541が演出開始位置にある図16(a)に示す初期状態を基準として、図16(b)に示すように、胸可動部520の各羽根部材521が左右に開くだけの動作パターン[1]と、図16(c)に示すように、前記動作に加えて肩可動部530の各カバー部材531が左右に開く動作パターン[2]と、図16(d)に示すように、前記動作に加えて頭可動部540のヘッド部材541が前方に起立する動作パターン[3]と、図16(e)に示すように、前記動作に加えて腕可動部420の各腕部材421のうち前腕部421Bが前方に開く動作パターン[4]と、図16(f)に示すように、前記動作に加えて腕部材421全体が上方に持ち上がる動作パターン[5]とが、可動演出装置400の動作パターンとして用意されている。

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    【課題】遊技興趣の低下を抑止可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技球が流下可能な遊技領域が形成された遊技盤を有し、始動条件の成立に基づいて抽選を行い、該抽選の結果に基づいて利益を付与する遊技機であっ... 詳細

  • 沖マイクロ技研株式会社の「 遊技機の可動役物の移動機構」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】可動役物を上規定位置から落下させた際、下規定位置の落下点で確実に停止し、かつ静止させ、機構の耐久性の確保と共に遊技者の興趣を損なわせない遊技機の可動役物の移動機構を提供する。【解決手段】遊技機... 詳細

  • 株式会社三洋物産の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】部材個数を削減することができる遊技機を提供すること。【解決手段】被軸支手段760が電気配線DK2にかかる負荷を減らすよう変位することで、電気配線DK2の変位量自体を減らしたり、電気配線DK2の... 詳細

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