図面 (/)

技術 エポキシ樹脂等の充填方法

出願人 株式会社竹中工務店ボンドエンジニアリング株式会社
発明者 横溝克幸鹿野護平尾憲一齋藤祐一毛井崇博宮内靖昌中谷士郎
出願日 2005年9月7日 (14年10ヶ月経過) 出願番号 2005-258860
公開日 2007年3月22日 (13年3ヶ月経過) 公開番号 2007-070882
状態 特許登録済
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 注入穴 空隙部内 設置物 粘性体 滑り支承 充填作業 パイプ材 既存建物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年3月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

躯体免震装置などのフランジ接合する際に、同躯体と免震装置などのフランジとの隙間にエポキシ樹脂等の粘性体充填する方法を提供する。

解決手段

隙間の外周縁シール材で塞ぎ、同シール材に粘性体の注入穴空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させる。

概要

背景

躯体免震装置などのフランジとの隙間にエポキシ樹脂等の粘性体充填して、同躯体に免震装置などのフランジを接合する技術が実施されている。このとき、一般的には前記隙間をシール材で塞ぎ、同シール材に形成した注入穴から粘性体を注入しているが、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部内(特に隅部)に空気が淀み、粘性体の動きを妨げるので、同粘性体を隅々まで充填させることは至難の業である。また、粘性体が隅々まで充填されているか否かを確認することもできない問題点を有する。

なお、特許文献1には、金型空気穴を形成しておき、同金型内樹脂を注入しつつ、空気を空気穴から追い出すことで、樹脂を金型の隅々まで充填し、質の高い浴槽を製造する技術が開示されているが、技術分野が異なる。
特開2002−254442号公報

概要

躯体に免震装置などのフランジを接合する際に、同躯体と免震装置などのフランジとの隙間にエポキシ樹脂等の粘性体を充填する方法を提供する。 隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材に粘性体の注入穴と空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させる。

目的

本発明の目的は、躯体と免震装置などのフランジとの隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材にエポキシ樹脂等の粘性体の注入穴と空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させることで、同空隙部の隅々まで粘性体を充填させることができ、しかも空気穴から溢れ出る粘性体を目視して、空隙部の隅々まで粘性体が充填されているか否かを確認することができる、エポキシ樹脂等の充填方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

躯体免震装置などのフランジとの隙間に、エポキシ樹脂等の粘性体充填する方法であって、前記隙間の外周縁シール材で塞ぎ、同シール材に粘性体の注入穴空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させることを特徴とする、エポキシ樹脂等の充填方法

請求項2

免震装置などのフランジは平面視が矩形状であって、躯体との隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材には、一辺の略中央位置に粘性体の注入穴を形成すると共に、四隅の位置に空気穴群を形成することを特徴とする、請求項1に記載したエポキシ樹脂等の充填方法。

請求項3

シール材には、隣接する隅部の空気穴群の間に更に空気穴群を形成することを特徴とする、請求項2に記載したエポキシ樹脂等の充填方法。

請求項4

隙間の所定の箇所にパイプ材を配置して、同隙間の外周縁を、前記各々のパイプ材の周辺から粘性体が漏れ出さないようにシール材で塞ぎ、パイプ材によって粘性体の注入穴と空気穴を形成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載したエポキシ樹脂等の充填方法。

技術分野

0001

この発明は、躯体免震装置など(滑り支承などの設置物を含む。)のフランジ接合する際に、同躯体と免震装置などのフランジとの隙間にエポキシ樹脂等の粘性体充填する方法の技術分野に属する。

背景技術

0002

躯体と免震装置などのフランジとの隙間にエポキシ樹脂等の粘性体を充填して、同躯体に免震装置などのフランジを接合する技術が実施されている。このとき、一般的には前記隙間をシール材で塞ぎ、同シール材に形成した注入穴から粘性体を注入しているが、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部内(特に隅部)に空気が淀み、粘性体の動きを妨げるので、同粘性体を隅々まで充填させることは至難の業である。また、粘性体が隅々まで充填されているか否かを確認することもできない問題点を有する。

0003

なお、特許文献1には、金型空気穴を形成しておき、同金型内樹脂を注入しつつ、空気を空気穴から追い出すことで、樹脂を金型の隅々まで充填し、質の高い浴槽を製造する技術が開示されているが、技術分野が異なる。
特開2002−254442号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、躯体と免震装置などのフランジとの隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材にエポキシ樹脂等の粘性体の注入穴と空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させることで、同空隙部の隅々まで粘性体を充填させることができ、しかも空気穴から溢れ出る粘性体を目視して、空隙部の隅々まで粘性体が充填されているか否かを確認することができる、エポキシ樹脂等の充填方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0005

上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るエポキシ樹脂等の充填方法は、
躯体と免震装置などのフランジとの隙間に、エポキシ樹脂等の粘性体を充填する方法であって、
前記隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材に粘性体の注入穴と空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させることを特徴とする。

0006

請求項2記載の発明は、請求項1に記載したエポキシ樹脂等の充填方法において、
免震装置などのフランジは平面視が矩形状であって、躯体との隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材には、一辺の略中央位置に粘性体の注入穴を形成すると共に、四隅の位置に空気穴群を形成することを特徴とする。

0007

請求項3記載の発明は、請求項2に記載したエポキシ樹脂等の充填方法において、
シール材には、隣接する隅部の空気穴群の間に更に空気穴群を形成することを特徴とする。

0008

請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載したエポキシ樹脂等の充填方法において、
隙間の所定の箇所にパイプ材を配置して、同隙間の外周縁を、前記各々のパイプ材の周辺から粘性体が漏れ出さないようにシール材で塞ぎ、パイプ材によって粘性体の注入穴と空気穴を形成することを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明に係るエポキシ樹脂等の充填方法は、躯体と免震装置などのフランジとの隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材にエポキシ樹脂等の粘性体の注入穴と空気穴群とを形成し、前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させる。そのため、空隙部内の空気が淀んで、粘性体の動きを妨げることがなく、粘性体を空隙部の隅々まで充填させることができる。

0010

しかも、注入穴近傍の空気穴から順に粘性体が溢れ出し、空隙部の隅々まで粘性体が充填されているか否かを目視により確認できる。

発明を実施するための最良の形態

0011

躯体と免震装置などのフランジとの隙間の外周縁をシール材で塞ぎ、同シール材に粘性体の注入穴と空気穴群とを形成する。前記注入穴から粘性体を注入しつつ、空気穴から空気を追い出して、躯体と免震装置などのフランジとシール材とで形成された空隙部に粘性体を充填させる。

0012

本発明に係るエポキシ樹脂等の充填方法の実施例を、図1図4に基づいて説明する。本実施例のエポキシ樹脂等の充填方法は、図1(A)に示すように、既存建物免震改修時に切断した基礎の上部躯体1に、免震装置2の上フランジ3を接合するために実施する。ちなみに、免震装置2は、通例の免震装置と同様に、積層ゴム4の上下にフランジ3を備えた構成としており、同フランジ3は平面視が矩形状である。

0013

先ず、図2(A)、(B)及び図3に示すように、前記上部躯体1と、免震装置2の上フランジ3との隙間Tの外周縁を、エポキシ樹脂(通例、シール材として用いられる部材であれば良い。)から成るシール材5で塞ぐ。前記シール材5は隙間Tの四辺を形成しており、そのうちの一辺の略中央位置にエポキシ樹脂(通例、部材の接合用に用いられるモルタルなどでも良い。)6の注入穴7を形成する。同時に、四隅の位置にそれぞれ3個の空気穴8‥から成る空気穴群9を形成する。更に、前記注入穴7を形成した辺を除く、三辺の略中央位置にそれぞれ3個の空気穴8‥から成る空気穴群9を形成する(請求項2及び3記載の発明)。つまり、最も空気が淀み易い隅部だけでなく、その間にも空気穴群9を形成し、合計7個の空気穴群9…を注入穴7の周り略等間隔に配置している。

0014

この注入穴7、及び空気穴8を形成する手段は、シール材5で隙間Tを塞ぐ前に、注入穴7又は空気穴8を形成する箇所にパイプ材10(材質は特に問わない。)を配置して、前記隙間Tの外周縁に、各々のパイプ材10…の周辺から充填したエポキシ樹脂6が漏れ出さないように、シール材5を壁状に鏝などで塗りつけ、隙間Tの外周縁を塞ぐと共に、パイプ材10を前記壁状のシール材5で固定する。その結果、パイプ材10によってシール材5の所定の箇所に注入穴7と空気穴8が形成される(請求項4記載の発明)。なお、シール材5を成すエポキシ樹脂等は高い粘度を有するので、同シール材5の硬化が十分でなくてもパイプ材10を容易に固定することができる。

0015

注入穴7からエポキシ樹脂6を注入する。エポキシ樹脂6は、図4に示すように空気穴8から空気を追い出しながら、略波紋形状を成すように、上部躯体1と免震装置2の上フランジ3とシール材5とで形成された空隙部11内に行き渡る。そのため、空隙部11内の空気が淀んで、エポキシ樹脂6の動きを妨げることがなく、エポキシ樹脂6を空隙部11の隅々まで充填させることができる。このとき、注入穴7近傍の空気穴8から順にエポキシ樹脂6が溢れ出し、空隙部11の隅々までエポキシ樹脂6が充填されているか否かを目視により確認できる。ちなみに、エポキシ樹脂6が溢れ出した空気穴8は、同空気穴8を形成するパイプ材10を次々と栓などで塞いでいき、エポキシ樹脂6が奥行き方向に充填され易くする。

0016

最後に、図1(A)、(B)に示すように、充填したエポキシ樹脂6が硬化後にシール材5の外周縁から突出するパイプ材10を切断して、エポキシ樹脂6の充填作業を完了する。

0017

本実施例の空気穴群9は、注入穴7の周りに略等間隔で7個形成しているが、空気穴群9の個数及び配置は、空隙部11の平面積などによって適宜変更される。また、空気穴群9を成す空気穴8の個数も適宜変更される。

0018

本実施例の免震装置2のフランジ3は矩形状であるが、円形状でも良い。この場合も、隣接する空気穴群9と9を略等間隔に形成することが好ましい。

0019

本実施例のエポキシ樹脂等の充填方法は、上述したように既存建物の免震改修時に切断した基礎の上部躯体1に免震装置2の上フランジ3を接合しているが、新設する場合も同様に実施することができ、要するに躯体と免震装置などのフランジとをエポキシ樹脂等の粘性体で接合する場合に広く実施できる。

0020

以上に本発明の実施例を説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施し得る。

図面の簡単な説明

0021

(A)は、本発明に係るエポキシ樹脂等の充填方法の施工完了の形態を示した縦断面図である。(B)は水平断面図である。
(A)は、本発明に係るエポキシ樹脂等の充填方法の施工途中の形態を示した水平断面図である。(B)は水平断面図である。
上部躯体と免震装置の上フランジとパイプ材の関係を示した斜視図である。
時間経過順にエポキシ樹脂の行き渡り状態を示した概略図である。

符号の説明

0022

1 上部躯体
2免震装置建物
3フランジ
5シール材
6エポキシ樹脂
7注入穴
8空気穴
9空気穴群
10パイプ材
11 空隙部
T 隙間

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 東日本高速道路株式会社の「 コンクリート構造物の防食工法」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】コンクリート構造物の内部にもインヒビターを浸透させて、塩害、中性化、ASRのいずれによる劣化も抑制することができるコンクリート構造物の防食工法を提供する。【解決手段】コンクリート構造物(コンク... 詳細

  • 株式会社ケミカル工事の「 鉄筋コンクリートの電気防食構造および電気防食工法」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】この発明は、鉄筋コンクリートの電気防食構造に関し、鉄筋コンクリートに恒常的に安定した防食電流を流通させることを目的とする。【解決手段】鉄筋16を含有するコンクリート18の表面に、導電性のコーテ... 詳細

  • 東急建設株式会社の「 建物の補強構造」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】既存の柱の形状によって設置の制限がされることがないうえに、ブレースからの力を適切な位置に作用させることが容易にできる建物の補強構造を提供する。【解決手段】間隔を置いて対向された柱2,2と柱上端... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ