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技術 集塵装置及びダストの排出方法

出願人 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
発明者 藤田謹也長澤裕幸吉住理山崎泰三片山博幸
出願日 2005年9月2日 (16年0ヶ月経過) 出願番号 2005-255483
公開日 2007年3月22日 (14年5ヶ月経過) 公開番号 2007-069056
状態 特許登録済
技術分野 静電分離 ガス中の分散粒子の濾過
主要キーワード 真空ブロワ 堆積固化 ホッパ内壁面 排出頻度 槌打ち 三角断面形状 パルスエア 水抜き管
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年3月22日)のものです。
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図面 (20)

課題

集塵装置及びダスト排出方法において、捕集した後にホッパに貯留したダストを確実に外部に排出することでダストの処理効率の向上を図る。

解決手段

電気集塵機15の下方に、下部に排出口34を有してこの電気集塵機15から離脱したダストを受け止めるホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dを設け、このホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内の排出口34の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエア噴射するアジテータエアノズル37,38と、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dにおけるダストの貯留領域内壁面に向けてパルスエアを噴射するパルスエアノズル52,53,54を設ける。

概要

背景

例えば、火力発電所ボイラに連結された排気ダクトには、排気ガスを冷却する熱交換機浮遊粒子状物質などのダスト収集除去する電気集塵機硫黄酸化物を除去する脱硫装置、処理した排気ガスを大気に放出する煙突などが設けられている。従って、ボイラから排出された排気ガスは熱交換機で所定温度まで冷却され、電気集塵機によりダストが収集除去されると共に、脱硫装置により硫黄酸化物が除去され、処理した排気ガスは煙突から大気に放出される。

このような排気ガス処理システムに適用される電気集塵装置は、排気ガスの通路に複数の集塵極放電極とを交互に設け、両者の間に高電圧をかけることでイオンを発生させ、帯電したガス中のダストを電気力によって対向する集塵極へ引きつけて捕集するものである。そして、集塵極に堆積したダストは、所定期間ごと槌打ち装置で払い落とされてホッパに貯留され、ホッパに貯留されたダストの量が所定量となったら、排出口開放して外部に排出される。

このような従来の集塵装置としては、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された集塵装置のホッパは、ホッパを上段ホッパと下段ホッパの二段構成とすると共に、下段ホッパの上端開口部を上段ホッパの下端開口部よりも大きく形成することで、上段ホッパと下段ホッパとの連結部に拡径部を形成し、ダストが圧密となるのを防止し、ダストの堆積固化を効果的に抑制することでダストブリッジの発生を抑制してダストの排出がスムースになるようにしてものである。

特開平11−104520号公報

概要

集塵装置及びダストの排出方法において、捕集した後にホッパに貯留したダストを確実に外部に排出することでダストの処理効率の向上をる。電気集塵機15の下方に、下部に排出口34を有してこの電気集塵機15から離脱したダストを受け止めるホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dを設け、このホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内の排出口34の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエア噴射するアジテータエアノズル37,38と、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dにおけるダストの貯留領域内壁面に向けてパルスエアを噴射するパルスエアノズル52,53,54を設ける。

目的

本発明はこのような課題を解決するものであり、捕集した後にホッパに貯留したダストを確実に外部に排出することでダストの処理効率の向上を図った集塵装置及びダストの排出方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

ガス導入口及びガス排出口を有するケーシングと、該ケーシング内に設けられて排気ガス中のダスト捕集する集塵機と、下部に排出口を有して該集塵機から離脱したダストを受け止めるホッパと、該ホッパ内の前記排出口の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエア噴射するアジテータエアノズルと、前記ホッパにおけるダストの貯留領域内壁面に向けてパルスエアを噴射するパルスエアノズルとを具えたことを特徴とする集塵装置

請求項2

請求項1に記載の集塵装置において、前記ホッパの排出口を開閉するゲートと、前記アジテータエアノズル及び前記パルスエアノズルは、制御手段により駆動制御可能であり、該制御手段は、前記ゲートにより前記排出口を開放した後、前記アジテータエアノズルによりアジテータエアを所定時間噴射し、続いて、前記パルスエアノズルによりパルスエアを所定時間噴射することを特徴とする集塵装置。

請求項3

請求項1に記載の集塵装置において、前記ホッパは、前記集塵機の下方に排気ガスの流動方向に沿って複数設けられ、前記全てのホッパの各排出口にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管が連結され、前記各ホッパの各排出口と前記ダスト搬送管とを順に連通して前記排出口から排出されたダストを前記ダスト搬送管により搬送して所定の集積場所に搬送可能とすると共に、排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパのダスト排出頻度が、排気ガスの流動方向上流側に位置するホッパのダスト排出頻度より低く設定されたことを特徴とする集塵装置。

請求項4

請求項1から3のいずれか一つに記載の集塵装置において、前記パルスエアノズルは、先端部が前記ホッパ内に突出し、該ホッパの内面に沿ってパルスエアを噴射することを特徴とする集塵装置。

請求項5

請求項4に記載の集塵装置において、前記パルスエアノズルは、前記ホッパの内面に沿って扇形状にパルスエアを噴射することを特徴とする集塵装置。

請求項6

請求項1から5のいずれか一つに記載の集塵装置において、前記パルスエアノズルの上方にダストの付着を抑制する傾斜板が装着されたことを特徴とする集塵装置。

請求項7

ホッパのゲートを移動して下部排出口を開放し、まず、前記ホッパの排出口の近傍に貯留されたダストに向けてアジテータエアを噴射し、次に、前記ホッパにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射することで、前記ホッパ内のダストを前記排出口から排出することを特徴とするダストの排出方法

請求項8

請求項7に記載のダストの排出方法において、前記ホッパの排出口にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管が連結され、前記アジテータエア及び前記パルスエアの噴射により前記排出口から排出されたダストを前記ダスト搬送管により搬送して所定の集積場所に搬送することを特徴とするダストの排出方法。

請求項9

請求項8に記載のダストの排出方法において、前記アジテータエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下になったら前記パルスエアを噴射することを特徴とするダストの排出方法。

請求項10

請求項9に記載のダストの排出方法において、前記アジテータエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下にならないときは、前記アジテータエアを繰り返し噴射することを特徴とするダストの排出方法。

請求項11

請求項8に記載のダストの排出方法において、前記パルスエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下になったら、所定時間経過後に前記ホッパのゲートを閉止することを特徴とするダストの排出方法。

請求項12

請求項11に記載のダストの排出方法において、前記パルスエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下にならないときは、前記アジテータエアを繰り返し噴射することを特徴とするダストの排出方法。

請求項13

請求項8から11のいずれか一つに記載のダストの排出方法において、前記ホッパのゲートを開放した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第2所定圧力以上になったら、前記ホッパのゲートを閉止し、前記アジテータエア及び前記パルスエアの噴射を停止することを特徴とするダストの排出方法。

技術分野

0001

本発明は、産業用ボイラ発電プラントごみ焼却炉などに適用され、排気ガスからダスト捕集して搬送する集塵装置及びダストの排出方法に関する。

背景技術

0002

例えば、火力発電所のボイラに連結された排気ダクトには、排気ガスを冷却する熱交換機浮遊粒子状物質などのダストを収集除去する電気集塵機硫黄酸化物を除去する脱硫装置、処理した排気ガスを大気に放出する煙突などが設けられている。従って、ボイラから排出された排気ガスは熱交換機で所定温度まで冷却され、電気集塵機によりダストが収集除去されると共に、脱硫装置により硫黄酸化物が除去され、処理した排気ガスは煙突から大気に放出される。

0003

このような排気ガス処理システムに適用される電気集塵装置は、排気ガスの通路に複数の集塵極放電極とを交互に設け、両者の間に高電圧をかけることでイオンを発生させ、帯電したガス中のダストを電気力によって対向する集塵極へ引きつけて捕集するものである。そして、集塵極に堆積したダストは、所定期間ごと槌打ち装置で払い落とされてホッパに貯留され、ホッパに貯留されたダストの量が所定量となったら、排出口開放して外部に排出される。

0004

このような従来の集塵装置としては、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された集塵装置のホッパは、ホッパを上段ホッパと下段ホッパの二段構成とすると共に、下段ホッパの上端開口部を上段ホッパの下端開口部よりも大きく形成することで、上段ホッパと下段ホッパとの連結部に拡径部を形成し、ダストが圧密となるのを防止し、ダストの堆積固化を効果的に抑制することでダストブリッジの発生を抑制してダストの排出がスムースになるようにしてものである。

0005

特開平11−104520号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上述した従来の集塵装置では、ホッパを上段ホッパと下段ホッパとから構成すると共に、下段ホッパの上端開口部を上段ホッパの下端開口部よりも大きく形成することで、ダストが圧密となるのを防止して排出がスムースになるようにしている。ところが、近年、ボイラで使用する燃料多様化によりダストの付着性硬化性にばらつきが生じている。そのため、上述した集塵装置であっても、ダストがホッパの内壁面に付着して残留し、外部に確実に排出することができない可能性がある。また、上述した従来の集塵装置では、下段ホッパの下端近傍エアノズルを設け、圧縮エアを排出口に噴射することで、ダストの排出をスムースに行うようにしている。しかし、排出口に向けて単に圧縮エアを噴射しても、ホッパの内壁面に付着したダストを確実に排出することは困難である。また,ホッパ内壁面に付着したダストは,時間の経過とともに固化するものもあり、付着と固化の繰り返しにより、結果としてホッパ閉塞に至る場合がある。

0007

本発明はこのような課題を解決するものであり、捕集した後にホッパに貯留したダストを確実に外部に排出することでダストの処理効率の向上を図った集塵装置及びダストの排出方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記の目的を達成するための請求項1の発明の集塵装置は、ガス導入口及びガス排出口を有するケーシングと、該ケーシング内に設けられて排気ガス中のダストを捕集する集塵機と、下部に排出口を有して該集塵機から離脱したダストを受け止めるホッパと、該ホッパ内の前記排出口の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエアを噴射するアジテータエアノズルと、前記ホッパにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射するパルスエアノズルとを具えたことを特徴とするものである。

0009

請求項2の発明の集塵装置では、前記ホッパの排出口を開閉するゲートと、前記アジテータエアノズル及び前記パルスエアノズルは、制御手段により駆動制御可能であり、該制御手段は、前記ゲートにより前記排出口を開放した後、前記アジテータエアノズルによりアジテータエアを所定時間噴射し、続いて、前記パルスエアノズルによりパルスエアを所定時間噴射することを特徴としている。

0010

請求項3の発明の集塵装置では、前記ホッパは、前記集塵機の下方に排気ガスの流動方向に沿って複数設けられ、前記全てのホッパの各排出口にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管が連結され、前記各ホッパの各排出口と前記ダスト搬送管とを順に連通して前記排出口から排出されたダストを前記ダスト搬送管により搬送して所定の集積場所に搬送可能とすると共に、排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパのダスト排出頻度が、排気ガスの流動方向上流側に位置するホッパのダスト排出頻度より低く設定されたことを特徴としている。

0011

請求項4の発明の集塵装置では、前記パルスエアノズルは、先端部が前記ホッパ内に突出し、該ホッパの内面に沿ってパルスエアを噴射することを特徴としている。

0012

請求項5の発明の集塵装置では、前記パルスエアノズルは、前記ホッパの内面に沿って扇形状にパルスエアを噴射することを特徴としている。

0013

請求項6の発明の集塵装置では、前記パルスエアノズルの上方にダストの付着を抑制する傾斜板が装着されたことを特徴としている。

0014

請求項7の発明のダストの排出方法は、ホッパのゲートを移動して下部排出口を開放し、まず、前記ホッパの排出口の近傍に貯留されたダストに向けてアジテータエアを噴射し、次に、前記ホッパにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射することで、前記ホッパ内のダストを前記排出口から排出することを特徴とするものである。

0015

請求項8の発明のダストの排出方法では、前記ホッパの排出口にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管が連結され、前記アジテータエア及び前記パルスエアの噴射により前記排出口から排出されたダストを前記ダスト搬送管により搬送して所定の集積場所に搬送することを特徴としている。

0016

請求項9の発明のダストの排出方法では、前記アジテータエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下になったら前記パルスエアを噴射することを特徴としている。

0017

請求項10の発明のダストの排出方法では、前記アジテータエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下にならないときは、前記アジテータエアを繰り返し噴射することを特徴としている。

0018

請求項11の発明のダストの排出方法では、前記パルスエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下になったら、所定時間経過後に前記ホッパのゲートを閉止することを特徴としている。

0019

請求項12の発明のダストの排出方法では、前記パルスエアを噴射した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下にならないときは、前記アジテータエアを繰り返し噴射することを特徴としている。

0020

請求項13の発明のダストの排出方法では、前記ホッパのゲートを開放した後、前記ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第2所定圧力以上になったら、前記ホッパのゲートを閉止し、前記アジテータエア及び前記パルスエアの噴射を停止することを特徴としている。

発明の効果

0021

請求項1の発明の集塵装置によれば、ガス導入口及びガス排出口を有するケーシング内に排気ガス中のダストを捕集する集塵機を設けると共に、下部に排出口を有して集塵機から離脱したダストを受け止めるホッパを設け、このホッパ内の排出口の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエアを噴射するアジテータエアノズルと、ホッパにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射するパルスエアノズルとを設けたので、アジテータエアノズルにより排出口の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエアを噴射することで、ホッパ内に貯留したダストのほとんどが排出口から外部に排出され、パルスエアノズルによりダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射することで、ホッパの内壁面に付着したダストが確実に落下して排出口から外部に排出されることとなり、ホッパに貯留したダストを確実に外部に排出し、ダストの処理効率の向上を図ることができる。

0022

請求項2の発明の集塵装置によれば、ホッパの排出口を開閉するゲートと、アジテータエアノズル及び前記パルスエアノズルを制御手段により駆動制御可能とし、制御手段は、ゲートにより排出口を開放した後、アジテータエアノズルによりアジテータエアを所定時間噴射し、続いて、パルスエアノズルによりパルスエアを所定時間噴射するので、アジテータエアを所定時間噴射してからパルスエアを所定時間噴射ことで、ホッパ内に貯留したダストやホッパの内壁面に付着したダストを確実に排出口から排出することができる。

0023

請求項3に記載の集塵装置によれば、集塵機の下方に排気ガスの流動方向に沿って複数のホッパを設け、全てのホッパの各排出口にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管を連結し、各ホッパの各排出口とダスト搬送管とを順に連通して排出口から排出されたダストをダスト搬送管により搬送して所定の集積場所に搬送可能とすると共に、排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパのダスト排出頻度を、排気ガスの流動方向上流側に位置するホッパのダスト排出頻度より低く設定したので、ホッパに貯留したダストをダスト搬送管により適正に排出することができると共に、所定量だけ貯留したダストを効率的に排出することができる。

0024

請求項4の発明の集塵装置によれば、パルスエアノズルは、先端部がホッパ内に突出し、ホッパの内面に沿ってパルスエアを噴射するので、このホッパの内面に沿って噴射されたパルスエアによりここに付着したダストを確実に落下させることができる。

0025

請求項5の発明の集塵装置によれば、パルスエアノズルは、ホッパの内面に沿って扇形状にパルスエアを噴射するので、一つのパルスエアノズルから噴射された扇形状のパルスエアにより所定の領域のダストを落下させることができ、少ないパルスエアノズルにより効率的にダストを落下させることができる。

0026

請求項6の発明の集塵装置によれば、パルスエアノズルの上方にダストの付着を抑制する傾斜板を装着したので、集塵機から離脱したダストは傾斜板にガイドされてホッパ内に受け止められることとなり、パルスエアノズルへのダストの堆積を抑制することができる。

0027

請求項7の発明のダストの排出方法によれば、ホッパのゲートを移動して下部排出口を開放し、まず、ホッパの排出口の近傍に貯留されたダストに向けてアジテータエアを噴射し、次に、ホッパにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射することで、ホッパ内のダストを排出口から排出するようにしたので、アジテータエアによりホッパ内に貯留したダストのほとんどが排出口から外部に排出され、パルスエアによりホッパの内壁面に付着したダストが確実に落下して排出口から外部に排出されることとなり、ホッパに貯留したダストを確実に外部に排出し、ダストの処理効率の向上を図ることができる。

0028

請求項8の発明のダストの排出方法によれば、ホッパの排出口にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管を連結し、アジテータエア及びパルスエアの噴射により排出口から排出されたダストをダスト搬送管により搬送して所定の集積場所に搬送するようにしたので、ホッパに貯留したダストをダスト搬送管により適正に排出することができる。

0029

請求項9の発明のダストの排出方法によれば、アジテータエアを噴射した後、ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下になったらパルスエアを噴射するようにしたので、ダスト搬送管内の圧力によりダストの詰まりを確認しながらパルスエアを噴射することで、ホッパ内のダストを適正に排出することができる。

0030

請求項10の発明のダストの排出方法によれば、アジテータエアを噴射した後、ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下にならないときは、アジテータエアを繰り返し噴射するようにしたので、ダスト搬送管内の圧力によりダストの詰まりを検出したときには、アジテータエアを繰り返し噴射することで、ダストの詰まりを修復することが可能となる。

0031

請求項11の発明のダストの排出方法によれば、パルスエアを噴射した後、ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下になったら、所定時間経過後にホッパのゲートを閉止するようにしたので、ダスト搬送管内の圧力によりダストの詰まりやダストの排出状態を確認してからホッパのゲートを閉止することで、ホッパ内のダスト排出作業を適正に実行することができる。

0032

請求項12の発明のダストの排出方法によれば、パルスエアを噴射した後、ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第1所定圧力以下にならないときは、アジテータエアを繰り返し噴射するようにしたので、ダスト搬送管内の圧力によりダストの詰まりを検出したときには、アジテータエアを繰り返し噴射することで、ダストの詰まりを修復することが可能となる。

0033

請求項13の発明のダストの排出方法によれば、ホッパのゲートを開放した後、ダスト搬送管内の圧力が予め設定された第2所定圧力以上になったら、ホッパのゲートを閉止し、アジテータエア及びパルスエアの噴射を停止するようにしたので、ダスト搬送管内の圧力によりダストの排出処理量の限界やダストの詰まりを検出したときには、ホッパのゲートを閉止してダスト搬送管内へのダストの排出を停止することで、ダスト搬送管の閉塞を防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0034

以下に添付図面を参照して、本発明に係る集塵装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。

0035

図1は、本発明の一実施例に係る集塵装置の概略構成図、図2は、本実施例の集塵装置の正面図、図3は、本実施例の集塵装置の平面図、図4は、本実施例の集塵装置におけるホッパの正面図、図5は、本実施例の集塵装置におけるホッパの平面図、図6は、本実施例の集塵装置におけるパルスエアノズルの取付状態断面図、図7は、本実施例の集塵装置におけるパルスエアノズルの正面図、図8−1から図8−6は、本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図、図9乃至図11は、本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を実行するためのフローチャート図12から図15は、本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を説明するためのタイムチャートである。

0036

本実施例の集塵装置において、図2及び図3に示すように、ケーシング11は、箱型中空形状をなして複数の脚部12により所定の位置に設置されており、一端部にガス導入口13が形成され、他端部にガス排出口14が形成されている。このケーシング11内の上部には、排気ガス中のダストを捕集する電気集塵機15が配設されている。この電気集塵機15は、排気ガス中のダスト(灰)を荷電し、この荷電された粒子を捕集するものである。即ち、図示しないが、板状をなす複数の集塵極を設けると共に、この各集塵極に対応して所定間隔をあけて放電極をそれぞれ設け、この集塵極と放電極との間に高圧電流場を生成し、ここに排気ガスを流す。すると、両極間にコロナ放電が発生し、負にイオン化された無数ガス分子陽極の方へ移動し、排気ガス中のダスト粒子衝突して荷電する。この荷電された粒子を各集塵極へ集められ、その表面に捕集して堆積される。

0037

また、この電気集塵機15の下方には、複数(本実施例では、12個)のホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dが位置し、ケーシング11の下部に連結されている。電気集塵機15は、上述したように、排気ガス中のダストを各集塵極の表面に捕集して堆積するが、槌打ち装置により所定期間ごとにこの集塵極に堆積したダスト粒子が払い落とされ、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dは、この離脱したダストを受け止める。

0038

そして、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの下方に位置して1本のダスト搬送管19がS字状をなして配設されており、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの下部排出口がこのダスト搬送管19に連結されている。このダスト搬送管19は、一端部に予熱器20が装着される一方、他端部がダスト処理装置21の上部に連結されている。このダスト処理装置21は、ダストと共に圧送された空気から図示しないバグフィルタによりダストを分離するものである。また、ダスト処理装置21には、吸引配管22の一端部が連結され、この吸引配管22の他端部には真空ブロワ23が装着されている。

0039

従って、真空ブロワ23を駆動すると、吸引配管22、ダスト処理装置21、ダスト搬送管19が吸引され、このダスト搬送管19の端部から予熱器20により加熱された空気が導入される。この状態で、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dとダスト搬送管19とを順に連通すると、ホッパに貯留されたダストがダスト搬送管19内に落下し、真空ブロワ23の吸引力によりダスト処理装置21に送られ、ここでバグフィルタにより圧送空気からダストが分離され、ダストはここに貯められて外部に搬送される一方、ダストが分離されたガスは電気集塵機15の煙道に戻される。

0040

ここで、上述した本実施例の集塵装置におけるホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dについて詳細に説明する。但し、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの構成はほぼ同様であるため、ホッパ16aについてのみ説明する。

0041

ホッパ16aは、図1図4図5に示すように、上円錐部31と四角筒部32と下円錐部33とから構成され、上円錐部31の上端部がケーシング11に固定される一方、下円錐部33の下端部に排出口34が形成され、ダスト搬送管19に連結されると共に開閉自在なゲート35が装着されている。

0042

ホッパ16aにおける四角筒部32の上端部には、周方向に沿って均等間隔で上部アジテータエアノズル36が設けられており、この上部アジテータエアノズル36は、ホッパ16aの内壁面に向けてアジテータエアを噴射することができる。また、ホッパ16aにおける下円錐部33には、周方向に沿って均等間隔で下部アジテータエアノズル37が設けられると共に、のど部アジテータエアノズル38が設けられており、この各アジテータエアノズル37,38は、ホッパ16aの排出口34に向けてアジテータエアを噴射することができる。そして、エア配管39から分岐した第1エア供給配管40が上部アジテータエアノズル36に連結されると共に、第1エア供給配管40から分岐した第2エア供給配管41が下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38に連結されている。なお、各エア供給配管40,41には、エア供給用の電磁バルブ42,43及び検査用開閉バルブ44,45が装着されている。

0043

また、ホッパ16aにおける上円錐部31の上端部には、周方向に沿って均等間隔で頂部アジテータエアノズル46が設けられており、この頂部アジテータエアノズル46は、ホッパ16aの下方及び水平方向に向けてアジテータエアを噴射することができる。そして、第1エア供給配管40から分岐した第3エア供給配管47が頂部アジテータエアノズル46に連結されており、この第3エア供給配管47には、エア供給用の電磁バルブ48及び検査用の開閉バルブ49が装着されている。なお、第3エア供給配管47には、開閉バルブ50を有する水抜き管51が接続されている。

0044

なお、各アジテータエアノズル36,37,38,46から噴射されるアジテータエアとは、予め設定された所定の数秒間にわたって所定圧力のエアを継続して噴射することで、ホッパ16a内に堆積するダスト中に多量の空気を含有させるものであり、ダストの流動性を向上して排出しやすくするものである。

0045

更に、ホッパ16aにおける四角筒部32の下端部には周方向に沿って均等間隔で上段パルスエアノズル52が設けられ、下円錐部33の上端部には周方向に沿って均等間隔で中段パルスエアノズル53が設けられ、下円錐部33の下部には周方向に沿って均等間隔で下段パルスエアノズル54が設けられている。各パルスエアノズル52,53,54は、ホッパ16aにおけるダストの貯留領域Sの内壁面に向けてパルスエアを噴射することができる。そして、ホッパ16aにおける四角筒部32の外周部に上部リング管55が配設されると共に、下円錐部33の外周部に下部リング管56が配設されており、上部リング管55と各上段パルスエアノズル52とがフレキシブルチューブ57により連結され、下部リング管56と各中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54とがフレキシブルチューブ58,59により連結されている。

0046

なお、各パルスエアノズル52,53,54から噴射されるパルスエアとは、1秒未満の短時間に所定圧力のエアを1回以上噴射することで、少ない空気量でホッパ16aの壁面に付着したダストを掃き飛ばすものであり、ダストが残留しないようにするものである。

0047

また、各リング管55,56の近傍にヘッダ管60が設けられ、第1エア供給配管40から分岐した第4エア供給配管61がこのヘッダ管60に連結されており、このヘッダ管60には圧力センサ62が接続されている。そして、ヘッダ管60と上部リング管55とが第5エア供給配管63により連結されると共に、ヘッダ管60と下部リング管56とが第6エア供給配管64により連結されている。なお、各エア供給配管63,64には、エア供給用のパルスバルブ65,66及び検査用の開閉バルブ67,68が装着されると共に、各エア供給配管63,64を迂回したバイパス配管69,70には、ノズル閉塞防止用オリフィス71,72が装着されている。

0048

なお、上述した各開閉バルブ44,45,49,67,68は、ノーマルオープンであり、電磁バルブ42,43,48及びパルスバルブ65,66は、ノーマルクローズである。また、ダスト搬送管39に沿って蒸気管75が付設されており、ダスト搬送管39内を流動するエアを加熱し、ダストの搬送性を良くしている。

0049

ところで、上述した各パルスエアノズル52,53,54において、図6及び図7に示すように、ノズル本体81の先端部は、ホッパ16を貫通して内部に突出し、この先端部にキャップ82が螺合して固定されている。そして、このキャップ82には、この下部にスリット形状をなす噴射口83が形成されており、この噴射口83は所定角度θ広角している。従って、各パルスエアノズル52,53,54は、噴射口83からホッパ16の内面に沿って、且つ、扇形状にパルスエアを噴射することができる。また、パルスエアノズル52,53,54の先端部の上方には、三角断面形状をなす傾斜板84が固定されており、各パルスエアノズル52,53,54へのダストの付着、堆積を抑制することができる。

0050

本実施例の集塵装置では、ダスト搬送管19に連通する吸引配管22に圧力センサ74が設けられ、制御装置73は、この圧力センサ74が検出した吸引配管22の圧力(真空度−負圧)に基づいて、各アジテータエアノズル36,37,38,46の電磁バルブ42,43,48及び各パルスエアノズル52,53,54のパルスバルブ65,66を駆動制御可能となっている。ここで、圧力が高くなるとは、負圧が低くなって真空度が低くなることである。また、制御装置73は、ホッパ16aのゲート35を開閉する開閉装置74を駆動制御可能となっている。そして、本実施例では、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dから順にダストをダスト搬送管19を用いて排出するが、電気集塵機15への排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパのダスト排出頻度を、排気ガスの流動方向上流側に位置するホッパのダスト排出頻度より低く設定している。そして、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dでのダスト排出処理にて、制御装置73は、ゲート35により排出口34を開放した後、アジテータエアノズル37,38によりアジテータエアを所定時間噴射し、続いて、パルスエアノズル52,53,54によりパルスエアを所定時間噴射することで、ホッパ内のダストをダスト搬送管19に落下させるようにしている。

0051

ここで、図8−1から図8−6のダスト排出処理を表す概略図、図9及び図10のフローチャートに基づいてホッパにおけるダスト排出処理について具体的に説明する。

0052

図8−1に示すように、ホッパ16a内にダストが所定量貯留されると、図9に示すように、ステップS1にて、ダスト排出処理を開始する。そして、ステップS2にて、ゲート35により排出口34を開放すると、図8−2に示すように、ホッパ16aでは、排出口34の上方に堆積したダストのみがダスト搬送管19内に落下し、その周辺のダストが残留する。そして、ステップS3にて、下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを所定時間だけ噴射すると、図8−3に示すように、ホッパ16a内に残留したダストが各アジテータエアにより攪拌され、図8−4に示すように、ホッパ16a内のダストのほとんどがダスト搬送管19内に落下し、下円錐部33の傾斜面に若干のダストが付着して残留する。

0053

ステップS4では、圧力センサ74が検出した吸引配管22(ダスト搬送管19)の負圧VCが予め設定された第1所定圧力VC−1以下になってから所定時間、ここでは10秒経過したかどうかを判定する。ここで、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって10秒経過したと判定されたら、ステップS5にて、清掃モードを開始する。そして、ステップS6にて、中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを所定時間だけ噴射し、ステップS7にて、上段パルスエアノズル52からパルスエアを所定時間だけ噴射する。更に、ステップS8,S9にて、同様に、中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを所定時間だけ噴射し、上段パルスエアノズル52からパルスエアを所定時間だけ噴射する。

0054

すると、図8−5に示すように、ホッパ16aの下円錐部33の傾斜面に付着していたダストが各パルスエアによりダスト搬送管19内に落下する。そして、ステップS10にて、清掃モードを終了し、ステップS11にて、上部アジテータエアノズル36からアジテータエアを噴射する。すると、図8−6に示すように、ホッパ16aの内壁面に付着して残留していた若干のダストがアジテータエアにより仕上げ清掃されて全てがダスト搬送管19内に落下する。

0055

その後、ステップS12では、圧力センサ74が検出した吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になってから所定時間、ここでは50秒経過したかどうかを判定する。ここで、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって50秒経過したと判定されたら、ステップS13にて、ゲート35により排出口34を閉止し、ステップS14にて、ホッパ16aのダスト排出処理を終了する。

0056

一方、ステップS4にて、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下にならないと判定されたらステップS3に戻り、下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを所定時間だけ噴射することで、ダスト搬送管19近傍でのダストの詰まりを解消する。ここで、ダスト搬送管19近傍でのダストの詰まりが解消されたら、ステップS4の判定処理で、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって10秒経過することから、ステップS5で、清掃モードを開始する。

0057

また、ステップS12でも、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下にならないと判定されたら、ダスト搬送管19近傍にダストが詰まっていると推定し、ステップS15にて、下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを所定時間だけ噴射することで、ダスト搬送管19近傍でのダストの詰まりを解消する。ここで、ダスト搬送管19近傍でのダストの詰まりが解消されたら、ステップS12の判定処理で、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって50秒経過することから、ステップS13で、ゲート35により排出口34を閉止し、ステップS14で、ホッパ16aのダスト排出処理を終了する。

0058

また、図9で説明したダスト排出処理のルーチンと平行して大量のダストの発生を監視している。即ち、図10に示すように、ステップS21にて、ゲート35により排出口34が開放されると、ホッパ16a内のダストがダスト搬送管19に投入されたものと判断し、ステップS22にて、吸引配管22の負圧VCが第2所定圧力VC−2以上になったかどうかを判定する。この場合、ステップS22では、吸引配管22の負圧VCが第2所定圧力VC−2以上になるまで待機している。

0059

一方、ステップS22にて、吸引配管22の負圧VCが第2所定圧力VC−2以上になったと判定されたら、ホッパ16aから大量のダストがダスト搬送管19に投入されて十分に搬送処理ができないものと推定する。そして、ステップS23にて、アジテータエアやパルスエアの噴射を停止する信号を出力し、ステップS24にて、ゲート35により排出口34を閉止する。その後、第2所定圧力VC−2以下になったと判定されたら、ホッパ16aからダスト搬送管19に投入されたダストの搬送処理が完了したものと推定し、ゲート35により排出口34が開放し、ダスト排出処理を再開する。

0060

更に、図9で説明したダスト排出処理のルーチンと平行してダストによるホッパ16aの閉塞も監視している。即ち、図11に示すように、ステップS31にて、ゲート35により排出口34が開放されると、ホッパ16a内のダストがダスト搬送管19に投入されたものと判断し、ステップS32にて、ゲート35により排出口34が開放されてから所定時間、ここでは10分経過したかどうかを判定する。ここで、ゲート35により排出口34が開放されて10分経過するまで待機している。

0061

一方、ステップS32にて、ゲート35により排出口34が開放されてから10分経過したら、ステップS33に移行し、アラームを発して作業者に知らせ、ステップS34にて、ゲート35により排出口34を閉止する。即ち、上述した図9のフローチャートにおけるステップS3,S4の処理にて、下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアの噴射を繰り返し実行し、排出処理開始から10分経過しても、ダストの詰まりが解消しないときは、アラームを発して作業者に知らせ、排出口34を閉止してホッパ16aのダスト排出処理を終了する。また、上述した図9のフローチャートにおけるステップS12,S15の処理にて、下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアの噴射を繰り返し実行し、排出処理開始から10分経過しても、ダストの詰まりが解消しないときは、アラームを発して作業者に知らせ、排出口34を閉止してホッパ16aのダスト排出処理を終了する。

0062

ここで、上述したホッパ16aのダスト排出処理の流れを具体的に説明する。まず、ホッパ16aのダスト排出処理が正常に行われた場合、図12に示すように、ゲート35により排出口34が開放されると、3秒後に下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを3秒間噴射し、ホッパ16a内におけるダストの流動化を促進する。吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって10秒経過したら、清掃モードを開始し、5秒後に中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを0.3秒間噴射し、10秒後に上段パルスエアノズル52からパルスエアを0.3秒間噴射する。同様に、10秒後に中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを0.3秒間噴射し、10秒後に上段パルスエアノズル52からパルスエアを0.3秒間噴射する。すると、ホッパ16aの内壁面に付着していたダストを清掃して清掃モードを終了し、上部アジテータエアノズル36からアジテータエアを3秒間噴射して清掃の仕上げを行う。そして、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になってから50秒経過したら、ゲート35により排出口34を閉止し、ホッパ16aのダスト排出処理を終了し、次のホッパに移行する。

0063

次に、ホッパ16aのダスト排出処理にて、清掃モードに入る前にダストの詰まりが発生した場合、図13に示すように、ゲート35により排出口34が開放されると、3秒後に下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを3秒間噴射し、ホッパ16a内におけるダストの流動化を促進する。ここで、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下にならないときには、69秒後に再度下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを3秒間噴射することでダストの詰まりを解消する。そして、各アジテータエアノズル37,38からアジテータエアの噴射を繰り返し10分間実行しても、ダストの詰まりが解消しないときは、ゲート35により排出口34を閉止し、ホッパ16aのダスト排出処理を終了し、次のホッパに移行する。ここで、作業者がダストの詰まりを解消する。

0064

また、ホッパ16aのダスト排出処理にて、清掃モードの完了後にダストの詰まりが発生した場合、図14に示すように、ゲート35により排出口34が開放されると、3秒後に下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを3秒間噴射し、ホッパ16a内におけるダストの流動化を促進する。吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって10秒経過したら、清掃モードを開始し、5秒後に中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを0.3秒間噴射し、10秒後に上段パルスエアノズル52からパルスエアを0.3秒間噴射する。同様に、10秒後に中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを0.3秒間噴射し、10秒後に上段パルスエアノズル52からパルスエアを0.3秒間噴射する。すると、ホッパ16aの内壁面に付着していたダストを清掃して清掃モードを終了し、上部アジテータエアノズル36からアジテータエアを3秒間噴射して清掃の仕上げを行う。このとき、吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下にならなかったら、ダスト搬送管19にダストが詰まっていると推定し、69秒後に下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを3秒間噴射することでダストの詰まりを解消する。そして、各アジテータエアノズル37,38からアジテータエアの噴射を繰り返し10分間実行しても、ダストの詰まりが解消しないときは、ゲート35により排出口34を閉止し、ホッパ16aのダスト排出処理を終了し、次のホッパに移行する。ここで、作業者がダストの詰まりが解消する。

0065

そして、ホッパ16aのダスト排出処理にて、清掃モード中に大量のダストが発生した場合、図15に示すように、ゲート35により排出口34が開放されると、3秒後に下部アジテータエアノズル37及びのど部アジテータエアノズル38からアジテータエアを3秒間噴射し、ホッパ16a内におけるダストの流動化を促進する。吸引配管22の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になって10秒経過したら、清掃モードを開始し、5秒後に中段パルスエアノズル53及び下段パルスエアノズル54からパルスエアを0.3秒間噴射する。ここで、吸引配管22の負圧VCが第2所定圧力VC−2以上になったと判定されたら、ホッパ16aから大量のダストがダスト搬送管19に投入されて十分に搬送処理ができないものと推定し、パルスエアの噴射を停止してゲート35により排出口34を閉止する。そして、第2所定圧力VC−2以下になったと判定されたら、ゲート35により排出口34が開放し、ダスト排出処理を再開する。

0066

このようにホッパ16aのダスト排出処理が終了すると、ホッパ16b,16c,16d,17a・・・と順にダスト排出処理を実行し、ホッパ18dまで継続して行う。この場合、排気ガスが電気集塵機15を通過するときに含有するダストが捕集され、槌打ち装置によりダストが払い落とされて各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dに貯留されるため、排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパ18a〜18dのダスト貯留量は少なくなる。そこで、本実施例では、電気集塵機15への排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパのダスト排出頻度を、排気ガスの流動方向上流側に位置するホッパのダスト排出頻度より低く設定している。

0067

即ち、図3に示すように、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dのダスト排出処理における順序は、1サイクル目が、ホッパ18d−ホッパ17a−ホッパ17b−ホッパ17c−ホッパ17d−ホッパ16d−ホッパ16c−ホッパ16b−ホッパ16aであり、2サイクル目が、ホッパ18c−ホッパ17a−ホッパ17b−ホッパ17c−ホッパ17d−ホッパ16d−ホッパ16c−ホッパ16b−ホッパ16aとなり、3サイクル目が、ホッパ18b−ホッパ17a−ホッパ17b−ホッパ17c−ホッパ17d−ホッパ16d−ホッパ16c−ホッパ16b−ホッパ16aとなり、4サイクル目が、ホッパ18a−ホッパ17a−ホッパ17b−ホッパ17c−ホッパ17d−ホッパ16d−ホッパ16c−ホッパ16b−ホッパ16aとなる。つまり、最下流側のホッパ16a〜16dは、4サイクルの1回の割合でダスト排出処理を行うこととなる。

0068

また、1サイクルのダスト排出処理が完了すると、どのホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dもダスト排出処理せずに、予熱器20を介した高温空気にて、ダスト搬送管19を温めることで、内壁面へのダストの付着を抑制している。

0069

このように本実施例の集塵装置にあっては、ガス導入口13及びガス排出口14を有するケーシング11内に排気ガス中のダストを捕集する電気集塵機15を設けると共に、下部に排出口34を有して電気集塵機15から離脱したダストを受け止めるホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dを設け、このホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内の排出口34の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエアを噴射するアジテータエアノズル37,38と、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射するパルスエアノズル52,53,54を設けている。

0070

従って、アジテータエアノズル37,38によりホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの排出口34の近傍に貯留したダストに向けてアジテータエアを噴射することで、このホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内に貯留したダストのほとんどが排出口から外部に排出され、パルスエアノズル52,53,54によりダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射することで、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの内壁面に付着したダストが確実に落下して排出口34から外部に排出されることとなり、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dに貯留したダストを確実に外部に排出し、ダストの処理効率の向上を図ることができる。

0071

また、本実施例の集塵装置では、制御手段73は、ゲート35によりホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの排出口34を開放した後、まず、各アジテータエアノズル37,38によりアジテータエアを所定時間噴射し、続いて、各パルスエアノズル52,53,54によりパルスエアを所定時間噴射するようにしており、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内に貯留したダストや内壁面に付着したダストを確実に排出口34から排出することができる。

0072

また、本実施例の集塵装置では、電気集塵機15の下方に排気ガスの流動方向に沿って複数のホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dを設け、全てのホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの各排出口34にダストを圧送して搬送可能なダスト搬送管19を連結し、各ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内のダストをダスト搬送管19により順に排出して外部に搬送可能とすると共に、排気ガスの流動方向下流側に位置するホッパ18a〜18dのダスト排出頻度を、排気ガスの流動方向上流側に位置するホッパ16a〜16d,17a〜17dのダスト排出頻度より低く設定している。従って、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dに貯留したダストをダスト搬送管19により適正に排出することができると共に、所定量だけ貯留したダストを効率的に排出することができる。

0073

更に、本実施例の集塵装置では、各パルスエアノズル52,53,54は、先端部がホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内に突出し、内壁面に沿って扇形状にパルスエアを噴射するようにしている。従って、このホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dの内面に沿って噴射されたパルスエアによりここに付着したダストを確実に落下させることができると共に、一つのパルスエアノズルから噴射された扇形状のパルスエアにより所定の領域のダストを落下させることができ、少ないパルスエアノズルにより効率的にダストを落下させることができる。

0074

また、本実施例の集塵装置では、パルスエアノズル52,53,54の上方にダストの付着を抑制する傾斜板84を装着しており、電気集塵機15から離脱したダストは傾斜板84にガイドされてホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内に受け止められることとなり、パルスエアノズル52,53,54へのダストの堆積を抑制することができる。

0075

そして、本実施例のダストの排出方法にあっては、アジテータエアを噴射した後、ダスト搬送管19内の負圧VCが予め設定された第1所定圧力VC−1以下になったらパルスエアを噴射し、負圧VCが第1所定圧力VC−1以下にならないときは、アジテータエアを繰り返し噴射するようにしている。従って、ダスト搬送管19内の圧力によりダストの詰まりを確認しながらパルスエアを噴射するため、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d内のダストを適正に排出することができると共に、ダスト搬送管19内のダストの詰まりを検出したときには、アジテータエアを繰り返し噴射することで、ダストの詰まりを修復することが可能となる。

0076

また、本実施例のダストの排出方法では、パルスエアを噴射した後、ダスト搬送管19内の負圧VCが第1所定圧力VC−1以下になったら、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dのゲート35を閉止し、負圧VCが第1所定圧力VC−1以下にならないときは、アジテータエアを繰り返し噴射するようにしている。従って、ダスト搬送管19内の圧力によりダストの詰まりやダストの排出状態を確認してからホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dのゲート35を閉止することで、ダスト排出作業を適正に実行することができると共に、ダスト搬送管19内の圧力によりダストの詰まりを検出したときには、アジテータエアを繰り返し噴射することで、ダストの詰まりを修復することが可能となる。

0077

更に、本実施例のダストの排出方法では、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dのゲート35を開放した後、ダスト搬送管19内の負圧VCが予め設定された第2所定圧力VC−2以上になったら、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dのゲート35を閉止し、アジテータエア及びパルスエアの噴射を停止するようにしている。従って、ダスト搬送管19内の圧力によりダストの排出処理量の限界やダストの詰まりを検出したときには、ホッパ16a〜16d,17a〜17d,18a〜18dのゲート35を閉止してダスト搬送管19内へのダストの排出を停止することで、ダスト搬送管19の閉塞を防止することができる。

0078

本発明に係る集塵装置及びダストの排出方法は、ホッパ内のダストに向けてアジテータエアを噴射してから、ホッパにおけるダストの貯留領域の内壁面に向けてパルスエアを噴射することで、ホッパ内のダストを確実に排出口から排出するようにしたものであり、どのような場所に設置される集塵装置にも適用することができる。

図面の簡単な説明

0079

本発明の一実施例に係る集塵装置の概略構成図である。
本実施例の集塵装置の正面図である。
本実施例の集塵装置の平面図である。
本実施例の集塵装置におけるホッパの正面図である。
本実施例の集塵装置におけるホッパの平面図である。
本実施例の集塵装置におけるパルスエアノズルの取付状態断面図である。
本実施例の集塵装置におけるパルスエアノズルの正面図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出作業を表す概略図である。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を実行するためのフローチャートである。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を実行するためのフローチャートである。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を実行するためのフローチャートである。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を説明するためのタイムチャートである。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を説明するためのタイムチャートである。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を説明するためのタイムチャートである。
本実施例の集塵装置におけるダストの排出方法を説明するためのタイムチャートである。

符号の説明

0080

11ケーシング
13ガス導入口
14ガス排出口
15電気集塵機
16a〜16d,17a〜17d,18a〜18d ホッパ
19ダスト搬送管
21ダスト処理装置
22吸引配管
23真空ブロワ
31 上円錐部
32四角筒部
33 下円錐部
34 排出口
35ゲート
36 上部アジテータエアノズル
37 下部アジテータエアノズル
38のど部アジテータエアノズル
46 頂部アジテータエアノズル
52上段パルスエアノズル
53中段パルスエアノズル
54下段パルスエアノズル
73制御装置
74圧力センサ
81ノズル本体
83噴射口
84 傾斜板

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