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技術 液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び、液晶表示装置の設計方法

出願人 株式会社ジャパンディスプレイセントラル
発明者 井上馨
出願日 2005年8月31日 (15年2ヶ月経過) 出願番号 2005-251450
公開日 2007年3月15日 (13年8ヶ月経過) 公開番号 2007-065301
状態 特許登録済
技術分野 レンズ以外の光学要素 液晶4(光学部材との組合せ) 液晶4(光学部材との組合せ)
主要キーワード 最大強度方向 ドライバ回路基板 割断ライン 表示画 矩形枠 シート状部材 ベゼルカバー マザー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

表示画面に干渉縞が発生することを防ぐとともに、輝度の低下を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び、液晶表示装置に設計方法を提供することを目的とする。

解決手段

一対の基板12、14の外面に配置された偏光板PL1に対向した面光源装置30は、冷陰極管34に対向する光入射面36A、光入射面36Aから入射した光を出射する光出射面36B、及び光出射面36Bに対向する対向面36Cとを有する導光体36と、偏光板PL1と導光体36との間に配置されたプリズムシート39Aと、を備え、導光体36は、光出射面36B及び対向面36Cのいずれか一方にプリズムPR1を有し、プリズムシート39Aは、導光体36のプリズムPR1と82乃至86度成して延びるプリズムPR2を有し、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2とが成す角θは0度以上20度以下である液晶表示装置。

概要

背景

液晶表示装置は、液晶表示パネルを有している。液晶表示パネルは、対向して配置された一対の基板、すなわちアレイ基板及び対向基板と、これら一対の基板の間に保持された液晶層とを備えている。アレイ基板及び対向基板の各外面には偏光板が配置されている。

透過型の液晶表示装置は、アレイ基板側の偏光板に対向する面光源装置をさらに有している。面光源装置は、光源と、光源に対向する光入射面、アレイ基板側の偏光板に対向する光出射面、および光出射面に対向する対向面を有する導光体とを有している。近年、光源からの光の利用効率を向上するなどの目的で、光出射面と対向面との少なくとも一方にプリズムが形成されたプリズム導光体や、導光体の光出射面上に配置されるプリズムシートなどを備えた面光源装置が実用化されている。

このプリズムシートが、板状のPET(polyethylene terephthalate)基材等をその面方向において引き伸ばして形成されたシートから形成される場合、プリズムシートは導光体から出射された光を偏光する特性を有する。

従来、上記のプリズムシートの特性がPETのシートから切り出される位置によって異なることを考慮して、プリズムシートを選択使用し、プリズムシートによって導光体から出射した光の最大強度方向をアレイ基板の外面に配置された偏光板の偏光軸の方へ旋回させる液晶表示装置が提案されている。(特許文献1参照)
特開2001−166302号公報

概要

表示画面に干渉縞が発生することを防ぐとともに、輝度の低下を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び、液晶表示装置に設計方法を提供することを目的とする。一対の基板12、14の外面に配置された偏光板PL1に対向した面光源装置30は、冷陰極管34に対向する光入射面36A、光入射面36Aから入射した光を出射する光出射面36B、及び光出射面36Bに対向する対向面36Cとを有する導光体36と、偏光板PL1と導光体36との間に配置されたプリズムシート39Aと、を備え、導光体36は、光出射面36B及び対向面36Cのいずれか一方にプリズムPR1を有し、プリズムシート39Aは、導光体36のプリズムPR1と82乃至86度成して延びるプリズムPR2を有し、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2とが成す角θは0度以上20度以下である液晶表示装置。

目的

本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、表示画面に干渉縞が発生することを防ぐとともに、輝度の低下を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び、液晶表示装置に設計方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持された液晶表示パネルと、前記一対の基板の外面に配置された偏光板と、前記偏光板に対向した面光源装置と、を備え、前記面光源装置は、光源と、前記光源に対向する光入射面、前記光入射面から入射した光を出射する光出射面、及び前記光出射面に対向する対向面を有する導光体と、前記偏光板と前記導光体との間に配置されたプリズムシートと、を備え、前記導光体は、前記光出射面及び前記対向面の少なくとも一方にプリズムを有し、前記プリズムシートは、前記導光体のプリズムが延びる方向と直交する方向に対してずれた方向に延びるプリズムを有し、前記偏光板の偏光軸と前記プリズムシートの偏光軸とが一致するか、前記偏光板の偏光軸と前記プリズムシートの偏光軸とが成す角が0度以上20度以下である液晶表示装置

請求項2

前記プリズムシートのプリズムは、前記導光体のプリズムが延びる方向と82乃至86度成して延びている請求項1記載の液晶表示装置。

請求項3

前記プリズムシートは、PET基材からなる請求項1記載の液晶表示装置。

請求項4

一対の基板間に液晶組成物注入して液晶表示パネルを形成する工程と、前記一対の基板の外面に偏光板を固定する工程と、前記偏光板に対向する面光源装置を形成する工程と、前記液晶表示パネルと前記面光源装置とを組み合せる工程と、を備え、前記面光源装置を形成する工程は、少なくとも一方の主面にプリズムを有するマザー導光体を形成する工程と、板状部材を引き伸ばし、いずれか一方の面にプリズムを形成してシート状部材を形成する工程と、前記シート状部材のプリズムが、前記マザー導光体のプリズムの延びる方向と直交する方向に対してずれた方向に延びるように前記マザー導光体と前記シート部材とを重ねる工程と、前記マザー導光体と前記シート部材とを割断する工程と、を備え、前記液晶表示パネルと前記面光源装置とを組み合せる工程は、前記液晶表示パネルと前記面光源装置とを、前記プリズムシートの偏光軸と前記第1偏光板の偏光軸との成す角が0度以上20度以下となるように組み合せる工程を備える液晶表示装置の製造方法。

請求項5

前記シート状部材のプリズムは、前記導光体のプリズムが延びる方向と82乃至86度成して延びている請求項4記載の液晶表示装置の製造方法。

請求項6

プリズムを有する導光体上に、プリズムシートをそのプリズムが前記導光体のプリズムに対して略直交するように配置し、前記プリズムシート上に表示部を有する液晶表示パネルを配置し、前記液晶表示パネルを前記プリズムシートに略平行な面において回転させて、前記液晶表示パネルの表示部の輝度を測定し、輝度の測定結果から前記表示部の輝度が高くなる前記液晶表示パネルの回転方向を決定し、前記プリズムシートの回転方向を前記液晶表示パネルの回転方向と逆方向とする液晶表示装置の設計方法

技術分野

0001

この発明は、液晶表示装置、その製造方法、及びその設計方法に関し、特に、プリズム導光体及びプリズムシートを備える液晶表示装置に関する。

背景技術

0002

液晶表示装置は、液晶表示パネルを有している。液晶表示パネルは、対向して配置された一対の基板、すなわちアレイ基板及び対向基板と、これら一対の基板の間に保持された液晶層とを備えている。アレイ基板及び対向基板の各外面には偏光板が配置されている。

0003

透過型の液晶表示装置は、アレイ基板側の偏光板に対向する面光源装置をさらに有している。面光源装置は、光源と、光源に対向する光入射面、アレイ基板側の偏光板に対向する光出射面、および光出射面に対向する対向面を有する導光体とを有している。近年、光源からの光の利用効率を向上するなどの目的で、光出射面と対向面との少なくとも一方にプリズムが形成されたプリズム導光体や、導光体の光出射面上に配置されるプリズムシートなどを備えた面光源装置が実用化されている。

0004

このプリズムシートが、板状のPET(polyethylene terephthalate)基材等をその面方向において引き伸ばして形成されたシートから形成される場合、プリズムシートは導光体から出射された光を偏光する特性を有する。

0005

従来、上記のプリズムシートの特性がPETのシートから切り出される位置によって異なることを考慮して、プリズムシートを選択使用し、プリズムシートによって導光体から出射した光の最大強度方向をアレイ基板の外面に配置された偏光板の偏光軸の方へ旋回させる液晶表示装置が提案されている。(特許文献1参照)
特開2001−166302号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、上記の特許文献1に記載されている方法では、プリズムシートは、そのプリズムが導光体のプリズムに対して略直交するように配置されており、面光源装置から出射された光が液晶表示パネルのパターン干渉し、表示画面に干渉縞が生じる場合があった。

0007

本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、表示画面に干渉縞が発生することを防ぐとともに、輝度の低下を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び、液晶表示装置に設計方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の第1の態様による液晶表示装置は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持された液晶表示パネルと、前記一対の基板の外面に配置された偏光板と、前記偏光板に対向した面光源装置と、を備え、前記面光源装置は、光源と、前記光源に対向する光入射面、前記光入射面から入射した光を出射する光出射面、及び前記光出射面に対向する対向面を有する導光体と、前記偏光板と前記導光体との間に配置されたプリズムシートと、を備え、前記導光体は、前記光出射面及び前記対向面の少なくとも一方にプリズムを有し、前記プリズムシートは、前記導光体のプリズムが延びる方向と82乃至86度成して延びるプリズムを有し、前記偏光板の偏光軸と前記プリズムシートの偏光軸とが一致するか、前記偏光板の偏光軸と前記プリズムシートの偏光軸とが成す角が0度以上○○度以下である。

0009

本発明の第2態様による液晶表示装置の製造方法は、一対の基板間に液晶組成物注入して液晶表示パネルを形成する工程と、前記一対の基板の外面に偏光板を固定する工程と、前記偏光板に対向する面光源装置を形成する工程と、前記液晶表示パネルと前記面光源装置とを組み合せる工程と、を備え、前記面光源装置を形成する工程は、少なくとも一方の主面にプリズムを有するマザー導光体を形成する工程と、板状部材を引き伸ばし、いずれか一方の面にプリズムを形成してシート状部材を形成する工程と、前記シート状部材のプリズムが、前記マザー導光体のプリズムの延びる方向に対して82乃至86度を成して延びるように前記マザー導光体と前記シート部材とを重ねる工程と、前記マザー導光体と前記シート部材とを割断する工程と、を備え、前記液晶表示パネルと前記面光源装置とを組み合せる工程は、前記液晶表示パネルと前記面光源装置とを、前記プリズムシートの偏光軸と前記第1偏光板の偏光軸との成す角が0度以上20度以下となるように組み合せる工程を備える液晶表示装置の製造方法。

0010

本発明の第3態様による液晶表示装置の設計方法は、プリズムを有する導光体上に、プリズムシートをそのプリズムが前記導光体のプリズムに対して略直交するように配置し、
前記プリズムシート上に表示部を有する液晶表示パネルを配置し、前記液晶表示パネルを前記プリズムシートに略平行な面において回転させて、前記液晶表示パネルの表示部の輝度を測定し、輝度の測定結果から前記表示部の輝度が高くなる前記液晶表示パネルの回転方向を決定し、前記プリズムシートの回転方向を前記液晶表示パネルの回転方向と逆方向とする液晶表示装置の設計方法。

発明の効果

0011

この発明によれば、表示画面に干渉縞が発生することを防ぐとともに、輝度の低下を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び、液晶表示装置に設計方法を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明に係る液晶表示装置、その製造方法、及びその設計方法について図面を参照して説明する。

0013

図1に示すように、液晶表示装置1は、略矩形状の液晶表示パネル10、液晶表示パネル10を裏面から照明する面光源装置30、液晶表示装置の周縁部を保持したベゼルカバー20を備えている。面光源装置30は液晶表示パネル10の裏面側に対向配置され、矩形枠状のベゼルカバー20は、液晶表示パネル10の表面側に取り付けられている。

0014

液晶表示パネル10は、対向して配置された一対の基板すなわちアレイ基板12及び対向基板14と、これら一対の基板の間に光変調層として保持された液晶層15と、によって構成されている。液晶表示パネル10は、画像を表示する略矩形状の表示部16を備えている。表示部16は、マトリクス状に配置された複数の表示画素PXによって構成されている。アレイ基板12および対向基板14の外面には偏光板PL1、PL2が配置されている。

0015

表示部16において、アレイ基板12は、配線、例えば、表示画素PXの行方向(D1方向)に沿って延在する複数の走査線Y(1、2、3、…、m)や、表示画素PXの列方向(D3方向)に沿って延在する複数の信号線X(1、2、3、…、n)を備えている。また、アレイ基板12は、これらの各種配線の他に、走査線Yと信号線Xとの交差部付近において表示画素PX毎に配置されたスイッチング素子SW、スイッチング素子SWに接続された画素電極18等を備えている。

0016

スイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタ(TFT)等で構成されている。このスイッチング素子SWのゲート電極は、対応する走査線Yに電気的に接続されている(あるいは走査線と一体に形成されている)。スイッチング素子SWのソース電極は、対応する信号線Xに電気的に接続されている(あるいは信号線と一体に形成されている)。スイッチング素子SWのドレイン電極は、対応する表示画素PXの画素電極18に電気的に接続されている。

0017

対向基板14は、全表示画素PXに共通の対向電極19等を備えている。対向電極19は、インジウムティン・オキサイド(ITO)等の光透過性を有する導電性部材によって形成されている。

0018

液晶表示パネル10に駆動信号を供給する細長矩形平板状ドライバ回路基板11は、フレキシブルな細長い矩形略平板状のプリント配線基板13を介して、液晶表示パネル10の一側縁に電気的に接続されている。ドライバ回路基板11は、面光源装置30の裏面側に向けてプリント配線基板13を湾曲させることにより、面光源装置30の裏面側に配置されている。このとき、ドライバ回路基板11と面光源装置30との間には、細長い矩形状の絶縁シート(図示せず)が介在され、この絶縁シートが、ドライバ回路基板11と面光源装置30との間の絶縁性を確保している。

0019

面光源装置30は、液晶表示パネル10のアレイ基板12に対向する発光面30Aを有している。図2に示すように、面光源装置30は、矩形板状の導光体36を備え、導光体36は、光が入射する光入射面36A、光入射面36Aから入射した入射光が出射する光出射面36Bおよび、光出射面36Bに対向する対向面36Cを有している。導光体36は光出射面36Bと対向面36Cとのいずれか一方にプリズムを有するプリズム導光体である。本実施形態では、対向面36Cが複数のプリズムPR1を有する。

0020

光源としての冷陰極管34は、導光体36の光入射面36Aに対向して配置され、D1方向に延びている。冷陰極管34を囲むように反射体としてのリフレクタ37が配置される。

0021

導光体36の対向面36C側には、光学シートとしての反射シート38が配置される。反射シート38は、導光体36の内部から対向面36Cを介して外部へ漏れ出た光を導光体36の光出射面36B側に向けて反射する。導光体36の光出射面36B側には、複数の光学シート39が配置されている。

0022

光学シート39は導光体36の光出射面36Bから出射した光に対して、所定の光学特性を付与するもので、例えば、プリズムを有するプリズムシート39A、及び、光出射面36Bからの出射光拡散する拡散シート等である。プリズムシート39Aは例えばPET基材で形成され、本実施形態では導光体36に対向する面に複数のプリズムPR2を有している。

0023

液晶表示パネル10と面光源装置30とはバックフレーム32によって支持される。導光体36、反射シート38および光学シート39はバックフレーム32に取り付けられるフロントフレーム33によって周囲を保持される。フロントフレーム33は面光源装置30の発光面30Aを露出させる窓部33Aをしている。

0024

上記の液晶表示装置1について、導光体36のプリズムとプリズムシート39Aのプリズムとが略直交する方向に延びていると、表示画面の輝度が高くなるが表示画面に干渉縞が発生するため、プリズムシート39Aを回転させて導光体36のプリズムとプリズムシート39Aのプリズムとが直交しないような位置関係で配置し、表示画面に干渉縞が発生することを防ぐ。このとき、プリズムシート39Aの回転方向を決定し液晶表示装置1を設計する方法について以下に説明する。

0025

まず、導光体36のプリズムに対してプリズムシート39Aのプリズムが直交するように導光体36とプリズムシート39Aを配置する。プリズムシート39Aに偏光板PL1が対向するように液晶表示パネル10を配置し、液晶表示パネル10をプリズムシート39Aに平行な面において時計回り図1に示す回転方向R1)に回転させて、表示画面の輝度を測定する。

0026

後述するように、プリズムシート39Aは板状のPET基材を、その面方向F1、F2に引き伸ばして形成されたPETシート39Mから切り出して形成される。そのため、本実施形態では、PETシート39Mの図5に示す6つの領域LL、LR、CL、CR、RL、RRから切り出されるプリズムシート39Aをそれぞれ1枚ずつ用意し、それらのプリズムシート39Aを用いて6通りの測定を行った。上記のように表示画面の輝度を測定した結果を図3に示す。

0027

なお、上記の測定では、信号線Xが延びる方向と導光体36にプリズムが延びる方向とが平行となるように液晶表示パネル10と面光源装置30とを配置した時の回転角度を0度とした。

0028

図3に示すように、液晶表示パネル10を、例えば、時計回りに5度回転させると、液晶表示パネル10を時計回りに−5度回転させた場合よりも輝度が高くなる。この傾向は図5に示す6つの領域LL、LR、CL、CR、RL、RRから切り出されるプリズムシート39A全てにおいて同じであった。

0029

すなわち、液晶表示パネル10を時計回りに回転させたときに、液晶表示パネル10は6つのプリズムシート39Aのいずれに対しても、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2とが成す鋭角をより小さくする方向に回転している。

0030

ここで、プリズムシート39Aの偏光軸AX2とは、偏光板PL1を回転させたときに偏光板PL1の透過軸と一致し、上記偏光板PL1からの光が最大となる方向である。

0031

従って、表示画面に干渉縞が発生することを防ぐためには、液晶表示パネル10と導光体36とを固定したとき、プリズムシート39Aの回転方向は、反時計回りに設定すればよい。すなわち、図3に示した測定結果に基づくと、図5に示す6つの領域LL、LR、CL、CR、RL、RRから切り出されるプリズムシート39Aのいずれを用いた場合であっても、プリズムシート39Aを時計回りに回転させる時よりも、反時計回りに回転させる方が表示画面の輝度が高くなることが確認できた。

0032

なお、本実施形態では、RRから切り出されたプリズムシート39Aを適用した際、液晶表示パネル10を時計回りに−5度回転させたとき(すなわち反時計回りに5度回転させたとき)よりも時計回りに5度回転させたときの方が表示画面の輝度が高くなり、その輝度の差は約4%であった。

0033

また、表示画面に干渉縞が発生することを防ぐためには、プリズムシート39Aを半時計回りに4度以上回転させることが望ましい(すなわちプリズムシート39AのプリズムPR2と導光体36のプリズムPR1とがなす鋭角が86度以下であることが望ましい)。しかしながら、プリズムシート39AのプリズムPR2と導光体36のプリズムPR1とがなす鋭角が小さすぎると、これらのプリズムによる効果(すなわち冷陰極管34からの光の利用効率の向上)が十分に発揮できない。このため、プリズムシート39Aの回転角度は、反時計回り8度以下にすることが望ましい(すなわちプリズムPR2と導光体36のプリズムPR1とがなす鋭角が82度以上であることが望ましい)。

0034

このとき、導光体36のプリズムPR1が延びる方向とプリズムシート39AのプリズムPR2が延びる方向との成す角が略直交からずれることによって、面光源装置30の発光輝度が低下する。しかし、プリズムシート39Aを反時計回りに回転させることによって、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2との成す鋭角が小さくなり、面光源装置30から液晶表示パネル10に入射する光が強くなるため、導光体36のプリズムPR1、及びプリズムシート39AのプリズムPR2の延びる方向が略直交からずれることによる輝度低下分を補償することができた。

0035

なお、導光体36のプリズムPR1、及びプリズムシート39AのプリズムPR2の延びる方向が互いに略直交からずれることによる輝度低下分を補償するためには、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2との成す鋭角が20度以下となる事が望ましい。また、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2との成す角が0度、すなわち、偏光軸AX1と偏光軸AX2とが略平行となることがさらに望ましい。

0036

すなわち、プリズムシート39Aを反時計回りに4乃至8度回転させ、偏光板PL1の偏光軸AX1とプリズムシート39Aの偏光軸AX2との成す角が0度以上20度以下とすることによって、表示部16に干渉縞が発生することを防ぐとともに、表示部16の輝度の低下を抑制することができる。

0037

次に上記の結果から液晶表示装置1を製造する方法について説明する。最初に、液晶表示パネル10の製造方法について説明する。まず、アレイ基板12と対向基板14とを製造する。

0038

すなわち、透明な絶縁基板を用意する。この絶縁基板上に、金属膜絶縁膜成膜パターニングとを繰り返して信号線Xや走査線Yなどの各種配線、スイッチング素子SW、及び画素電極18などを備えたアレイ基板12を形成する。一方、他の透明な絶縁基板を用意する。この絶縁基板上に、金属膜や着色樹脂の成膜とパターンニングとを繰り返して対向電極19などを備えた対向基板14を形成する。

0039

続いて、アレイ基板12と対向基板14とを貼り合わせる。すなわち、アレイ基板12と対向基板14とを、液晶層15となる液晶組成物が注入されるスペースを介して画素電極18と対向電極19とが対向するように対向させて、図示せぬシール材等で貼りあわせる。

0040

続いて、シール材を硬化させた後、アレイ基板12と対向基板14との間のスペースに液晶組成物を注入し、アレイ基板12及び対向基板14の各外面に偏光板PL1、PL2を固定して液晶表示パネル10を製造する。

0041

次に、上記の導光体36及びプリズムシート39Aの製造方法について説明する。プリズムシート39Aとなるシート状部材を形成する際には、例えばPETの板状部材を用意し、板状部材をその面方向において略直交する2方向F1、F2に引き伸ばしてPETシートを形成する。このPETシートのいずれか一方の面に紫外線硬化樹脂等で連続するプリズムを形成し、プリズムを有するPETシート39Mを形成する。

0042

一方で、導光体36となるマザー導光体36Mを形成する際には、内側に凹凸形状が形成された金型を用意する。この金型を用いて樹脂成形することによってプリズムを有するマザー導光体36Mを形成する。

0043

上記のPETシート39MのプリズムPR2とマザー導光体36MのプリズムPR1とが82乃至86度を成すように重ねる。上記のように重ねた状態で、PETシート39Mとマザー導光体36Mとからプリズム導光体36とプリズムシート39Aとを同時に切り出す。このとき、導光体36とプリズムシート39Aとは、導光体36の光入射面36Aがマザー導光体36Mのプリズムが延びる方向に対して略直交するように、割断ラインLに沿って割断される。

0044

次に、液晶表示パネル10と面光源装置30とを、プリズムシート39Aの偏光軸AX2と液晶表示パネル10の偏光板PL1の偏光軸AX1との成す鋭角θが20度以下、もしくは、偏光軸AX1と偏光軸AX2とが略平行となるように配置する。

0045

本実施形態では、図4に示すように、マザー導光体36MのプリズムはD3方向に伸びている。このとき、PETシート39Mは、そのプリズムがD3方向に略直交する方向であるD1方向から半時計回りに4乃至8度回転した方向(D1´方向)に延びるように配置される。すなわち、PETシート39Mのプリズムとマザー導光体36Mのプリズムとは、82乃至86度成すように重ねられている。

0046

導光体36とプリズムシート39Aとは、導光体36の光入射面36Aがマザー導光体36Mのプリズムが延びる方向(D3方向)に対して略直交するように割断ラインLで割断される。

0047

図6及び図7に示すように、導光体36とプリズムシート39Aとは、導光体36のプリズムがD3方向に延び、プリズムシート39AのプリズムがD3方向と略直交するD1方向から半時計回りに5度回転した方向であるD1´方向に延びるように配置される。すなわち、プリズムシート39AのプリズムPR2と導光体36のプリズムPR1とが85度成して延びている。このとき、プリズムシート39Aの偏光軸AX2と偏光板PL1の偏光軸AX1とが成す鋭角θは20度以下、もしくは、偏光軸AX1と偏光軸AX2とが略平行となっている。

0048

すなわち、上記の実施形態によれば、表示部16に干渉縞が発生することを防ぐとともに、輝度の低下を抑制する液晶表示装置、その液晶表示装置の製造方法、及びその液晶表示装置の設計方法を提供することができる。

0049

なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。

0050

また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。

図面の簡単な説明

0051

この発明の一実施形態に係る液晶表示装置を概略的に示す図。
図1に示した液晶表示パネル及び面光源装置の一構成例を説明する分解斜視図。
図1に示す液晶表示装置の液晶表示パネルを時計回りに回転させて表示画面の輝度を測定した一測定結果例を示す図。
図1に示す面光源装置の導光体とプリズムシートの製造方法を説明する図。
図3に示す6通りの測定に用いたプリズムシートがシート部材から切り出された位置を説明する図。
図1に示す液晶表示装置の製造方法の一例を説明する図。
図1に示す液晶表示装置の製造方法の一例を説明する図。

符号の説明

0052

PX…表示画素、Y…走査線、X…信号線、SW…スイッチング素子、L…割断ライン、θ…鋭角、1…液晶表示装置、PL1、PL2…偏光板、AX1、AX2…偏光軸、5…液晶層、10…液晶表示パネル、11…ドライバ回路基板、12…アレイ基板、13…プリント配線基板、14…対向基板、18…画素電極、19…対向電極、20…ベゼルカバー、30…面光源装置、34…冷陰極管、36…導光体、36A…光入射面、36B…光出射面、36C…対向面、36M…マザー導光体、38…反射シート、39…光学シート、39A…プリズムシート、39M…PETシート

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