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技術 電気接続箱内での電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 金子信崇前橋明美
出願日 2005年9月2日 (15年2ヶ月経過) 出願番号 2005-255037
公開日 2007年3月15日 (13年8ヶ月経過) 公開番号 2007-062693
状態 特許登録済
技術分野 車両用電気・流体回路 接続箱
主要キーワード 大カバー 治具ピン 収束部材 取り付けステップ 小カバー 治具台 ウィンカーランプ 布線台
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する熱源となる電気部品の近傍に電線の束が通ることを回避するための、電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法を提供すること。

解決手段

治具ピン52および接続箱本体1のピン挿入孔20が、ヒーター電気的に接続される電気部品12、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品13、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品15、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品16、等といった熱源となる電気部品から、電線35の束を遠ざけるように配置されている。

概要

背景

従来の電気接続箱の一例として、複数の電気部品が収容された接続箱本体と、該電気部品にそれぞれ電気的に接続する電線を覆うように該接続箱本体に取り付けられるカバーアンダー(下)カバー}と、該接続箱本体への該カバーの取り付け時の該電線の噛み込みを防止するために該電線が該カバーの外部にはみ出ないように該電線を部分的に拘束する電線収束部材と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。

この電気接続箱は、カバーが接続箱本体との間に画成する電線配索空間内に本来ならば配索されねばならない電線が、該電線配索空間からはみ出して例えばカバーの端縁部と接続箱本体との間に噛み込まれないように構成されているが、例えば、自動車等の車両の意匠に応じて、電気接続箱の高さ方向の寸法(大きさ)を部分的に小さくせざるをえなく、それに伴い接続箱本体の上部あるいは下部に取り付けられるカバーの形状、特にカバーが接続箱本体との間に形成する電線配索空間にも部分的な制約(即ち、カバーと接続箱本体との間に電線の束を配索するのに十分な広さの空間と電線の束を配索するには狭すぎる空間との混在)が生じる場合、カバーの形状を考慮して電線の束を接続箱本体上でうまく配索しないと、接続箱本体へのカバーの組付けができない。

ところで、上述したような電気接続箱ではないが、参考として、上ケースと下ケース{アンダー(下)カバー}とを備えたプロテクター(即ち、電線保護具)において、電線を複数本、束として、該上ケースと該下ケースとの間の電線配索空間内にうまく配索できるように構成されたものを説明する(特許文献2参照)。

このプロテクターの上ケースおよび下ケースには、相対応させて、それらの両端部ならびに曲げ部においてケース横断方向上適宜等間隔をおいた位置で上下へ貫通するピン挿入用孔が設けられる。このプロテクターは、その下ケースが布線台に載置された際、電線の取り廻し方向を規制するための該布線台のピンが下ケースのピン挿入用孔に貫通され、該ピンによって下ケース内に複数の電線が案内されるように構成される。よって、このプロテクターでは、このように布線台に載置された状態の下ケースに上ケースが被着されることによって、電線が上ケースと下ケースとの間の電線配索空間内にうまく容易に配索されるようになっている。

上述した電気接続箱に限らず、自動車等の車両に用いられる一般の電気接続箱には、例えば、ヒーターへの電力供給線直列に電気的に接続されるリレーヒューズヘッドランプへの電力供給線に直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、ラジエータ用ファンモータへの電力供給線に直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、コンデンサ用ファンモータへの電力供給線に直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、等といった比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する電気部品が収容される。

特に、そのように大きな熱源となる電気部品の近傍に、同様に熱源となる電線の束が配置されると、それら熱源同士が熱干渉してしまう。そのため、そのような熱干渉を回避する対策として、該電気部品の配置自体を変更したり、電線の導体断面積を大きくしたりすることが考えられる。しかし、このような対策では、電気接続箱の設計自由度が更に狭められるだけでなく、コスト的にも不利である。

特許文献1には、前述したような熱干渉を回避することに係る教示あるいは示唆がない。尚、熱源となる電気部品を収容する接続箱本体を備えた電気接続箱とは異なるプロテクター内での単なる電線の配索技術に向けられた特許文献2は、当然のことながら熱干渉を回避することに関して教示も示唆もしない。

特開2001−211528号公報
実開昭60−190114号公報

概要

比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する熱源となる電気部品の近傍に電線の束が通ることを回避するための、電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法を提供すること。治具ピン52および接続箱本体1のピン挿入孔20が、ヒーターに電気的に接続される電気部品12、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品13、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品15、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品16、等といった熱源となる電気部品から、電線35の束を遠ざけるように配置されている。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する熱源となる電気部品の近傍に電線の束が通ることを回避するように電線を配索するための、電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電気接続箱と、治具と、電線束部を有する複数の電線と、を具備し、複数の電気部品が収容され且つ複数のピン挿入孔が形成された接続箱本体と、前記複数の電気部品に電気的に接続された前記電線の部分を覆うように前記接続箱本体に取り付け可能なカバーと、を備える前記電気接続箱における前記接続箱本体と前記カバーとの間に形成される電線配索空間に、治具台と、前記接続箱本体上での前記電線の束の取り廻し方向を規制するために前記治具台上に配置された複数の治具ピンと、を有する前記治具を用いて、前記電線束部を形成するように前記電線が束にされて配索された電線配索構造であって、前記接続箱本体のピン挿入孔をそれぞれ貫通する前記治具ピンの先端部が、前記カバーに覆われる前記接続箱本体の面から突出するように、前記接続箱本体が前記治具台上に載置され、前記電線が束にされながら前記治具ピンの先端部により案内され且つ前記接続箱本体上で拘束され、そして前記治具ピンおよび前記ピン挿入孔が、前記複数の電気部品のうち、ヒーターに電気的に接続される電気部品、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品を含む熱源となる電気部品から、前記電線の束を遠ざけるように配置され、それにより前記熱源となる電気部品の近傍に配索されることが回避された前記電線束部が形成されていること、を特徴とする電線配索構造。

請求項2

複数の電気部品が収容された接続箱本体と、前記複数の電気部品に電気的に接続された複数の電線を覆うように前記接続箱本体に取り付け可能なカバーと、を備える電気接続箱における前記接続箱本体と前記カバーとの間に形成される電線配索空間に前記電線を束にして配索するための方法であって、治具台と、前記電線の束の前記接続箱本体上での取り廻し方向を規制するために前記治具台上に配置された複数の治具ピンと、を有する治具を準備する準備ステップと、前記接続箱本体のピン挿入孔に前記治具ピンをそれぞれ貫通させながら、当該治具ピンの先端部が、前記カバーに覆われる前記接続箱本体の面から突出するように、前記接続箱本体を前記治具台上に載置する載置ステップと、前記電線を束にしながら前記治具ピンの先端部により案内し且つ前記接続箱本体上で拘束する配索ステップと、前記接続箱本体を前記治具から取り外す離脱ステップと、を含み、前記治具ピンおよび前記ピン挿入孔が、前記複数の電気部品のうち、ヒーターに電気的に接続される電気部品、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品を含む熱源となる電気部品から、前記電線の束を遠ざけるように配置され、それにより前記熱源となる電気部品の近傍を前記電線の束が通ることを回避すること、を特徴とする電気接続箱内での電線の配索方法

技術分野

0001

本発明は、例えば自動車等といった車両に用いられる例えばリレーボックスヒューズ・ボックス、等といった電気接続箱(即ち、エレクトリックジャンクションブロック)に係り、特に、例えばリレー、ヒューズ、等といった電気部品が収容された電気接続箱の接続箱本体上に、当該複数の電気部品に電気的に接続された電線配索するための、電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法に関する。

背景技術

0002

従来の電気接続箱の一例として、複数の電気部品が収容された接続箱本体と、該電気部品にそれぞれ電気的に接続する電線を覆うように該接続箱本体に取り付けられるカバーアンダー(下)カバー}と、該接続箱本体への該カバーの取り付け時の該電線の噛み込みを防止するために該電線が該カバーの外部にはみ出ないように該電線を部分的に拘束する電線収束部材と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。

0003

この電気接続箱は、カバーが接続箱本体との間に画成する電線配索空間内に本来ならば配索されねばならない電線が、該電線配索空間からはみ出して例えばカバーの端縁部と接続箱本体との間に噛み込まれないように構成されているが、例えば、自動車等の車両の意匠に応じて、電気接続箱の高さ方向の寸法(大きさ)を部分的に小さくせざるをえなく、それに伴い接続箱本体の上部あるいは下部に取り付けられるカバーの形状、特にカバーが接続箱本体との間に形成する電線配索空間にも部分的な制約(即ち、カバーと接続箱本体との間に電線の束を配索するのに十分な広さの空間と電線の束を配索するには狭すぎる空間との混在)が生じる場合、カバーの形状を考慮して電線の束を接続箱本体上でうまく配索しないと、接続箱本体へのカバーの組付けができない。

0004

ところで、上述したような電気接続箱ではないが、参考として、上ケースと下ケース{アンダー(下)カバー}とを備えたプロテクター(即ち、電線保護具)において、電線を複数本、束として、該上ケースと該下ケースとの間の電線配索空間内にうまく配索できるように構成されたものを説明する(特許文献2参照)。

0005

このプロテクターの上ケースおよび下ケースには、相対応させて、それらの両端部ならびに曲げ部においてケース横断方向上適宜等間隔をおいた位置で上下へ貫通するピン挿入用孔が設けられる。このプロテクターは、その下ケースが布線台に載置された際、電線の取り廻し方向を規制するための該布線台のピンが下ケースのピン挿入用孔に貫通され、該ピンによって下ケース内に複数の電線が案内されるように構成される。よって、このプロテクターでは、このように布線台に載置された状態の下ケースに上ケースが被着されることによって、電線が上ケースと下ケースとの間の電線配索空間内にうまく容易に配索されるようになっている。

0006

上述した電気接続箱に限らず、自動車等の車両に用いられる一般の電気接続箱には、例えば、ヒーターへの電力供給線直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、ヘッドランプへの電力供給線に直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、ラジエータ用ファンモータへの電力供給線に直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、コンデンサ用ファンモータへの電力供給線に直列に電気的に接続されるリレーやヒューズ、等といった比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する電気部品が収容される。

0007

特に、そのように大きな熱源となる電気部品の近傍に、同様に熱源となる電線の束が配置されると、それら熱源同士が熱干渉してしまう。そのため、そのような熱干渉を回避する対策として、該電気部品の配置自体を変更したり、電線の導体断面積を大きくしたりすることが考えられる。しかし、このような対策では、電気接続箱の設計自由度が更に狭められるだけでなく、コスト的にも不利である。

0008

特許文献1には、前述したような熱干渉を回避することに係る教示あるいは示唆がない。尚、熱源となる電気部品を収容する接続箱本体を備えた電気接続箱とは異なるプロテクター内での単なる電線の配索技術に向けられた特許文献2は、当然のことながら熱干渉を回避することに関して教示も示唆もしない。

0009

特開2001−211528号公報
実開昭60−190114号公報

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する熱源となる電気部品の近傍に電線の束が通ることを回避するように電線を配索するための、電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

前述した目的を達成するため、本発明に係る電線配索構造は、
電気接続箱と、治具と、電線束部を有する複数の電線と、を具備し、
複数の電気部品が収容され且つ複数のピン挿入孔が形成された接続箱本体と、前記複数の電気部品に電気的に接続された前記電線の部分を覆うように前記接続箱本体に取り付け可能なカバーと、を備える前記電気接続箱における前記接続箱本体と前記カバーとの間に形成される電線配索空間に、治具台と、前記接続箱本体上での前記電線の束の取り廻し方向を規制するために前記治具台上に配置された複数の治具ピンと、を有する前記治具を用いて、前記電線束部を形成するように前記電線が束にされて配索された電線配索構造であって、
前記接続箱本体のピン挿入孔をそれぞれ貫通する前記治具ピンの先端部が、前記カバーに覆われる前記接続箱本体の面から突出するように、前記接続箱本体が前記治具台上に載置され、
前記電線が束にされながら前記治具ピンの先端部により案内され且つ前記接続箱本体上で拘束され、そして
前記治具ピンおよび前記ピン挿入孔が、前記複数の電気部品のうち、ヒーターに電気的に接続される電気部品、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品を含む熱源となる電気部品から、前記電線の束を遠ざけるように配置され、それにより前記熱源となる電気部品の近傍に配索されることが回避された前記電線束部が形成されていること、
を特徴とする。

0012

また、前述した目的を達成するため、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法は、
複数の電気部品が収容された接続箱本体と、前記複数の電気部品に電気的に接続された複数の電線を覆うように前記接続箱本体に取り付け可能なカバーと、を備える電気接続箱における前記接続箱本体と前記カバーとの間に形成される電線配索空間に前記電線を束にして配索するための方法であって、
治具台と、前記電線の束の前記接続箱本体上での取り廻し方向を規制するために前記治具台上に配置された複数の治具ピンと、を有する治具を準備する準備ステップと、
前記接続箱本体のピン挿入孔に前記治具ピンをそれぞれ貫通させながら、当該治具ピンの先端部が、前記カバーに覆われる前記接続箱本体の面から突出するように、前記接続箱本体を前記治具台上に載置する載置ステップと、
前記電線を束にしながら前記治具ピンの先端部により案内し且つ前記接続箱本体上で拘束する配索ステップと、
前記接続箱本体を前記治具から取り外す離脱ステップと、
を含み、
前記治具ピンおよび前記ピン挿入孔が、前記複数の電気部品のうち、ヒーターに電気的に接続される電気部品、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品を含む熱源となる電気部品から、前記電線の束を遠ざけるように配置され、それにより前記熱源となる電気部品の近傍を前記電線の束が通ることを回避すること、を特徴とする。

0013

本発明に係る上述の電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法では、治具の治具ピンおよび接続箱本体のピン挿入孔が、ヒーターに電気的に接続される電気部品、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品、等といった熱源となる電気部品から、電線の束を遠ざけるように配置されているので、熱源となる電気部品の近傍に電線の束が配索されることが回避される。

0014

また、本発明に係る上述の電線配索構造、および電気接続箱内での電線の配索方法では、治具台と、電線の束の接続箱本体上での取り廻し方向を規制するために治具台上に配置された複数の治具ピンと、を有する治具を用い、接続箱本体のピン挿入孔に治具ピンを貫通させ、当該治具ピンの先端部がカバーに覆われる接続箱本体の面から突出するように、接続箱本体を治具台上に載置した後、電線を束にしながら治具ピンの先端部により案内し且つ接続箱本体上で拘束するので、たとえ車両の意匠に応じて、電気接続箱の寸法(大きさ)を部分的に小さくせざるをえなく、それに伴い接続箱本体に取り付けられるカバーの形状、特にカバーが接続箱本体との間に形成する電線配索空間にも部分的な制約(即ち、カバーと接続箱本体との間に電線の束を配索するのに十分な広さの空間と電線の束を配索するには狭すぎる空間との混在)が生じる場合であっても、カバーの形状を考慮して電線の束を接続箱本体上でうまく配索でき、よって接続箱本体へのカバーの組付けができないといったことも解消できる。

発明の効果

0015

本発明によれば、電気接続箱内で、比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する熱源となる電気部品の近傍に電線の束が通ることを回避できる。

0016

以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明に係る好適な実施形態を図1図7を参照しながら詳細に説明する。

0018

図1は本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法を説明するための電線配索構造の一実施形態の正面図、図2は治具の治具ピンが電機接続箱の接続箱本体に突き刺さる直前の状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図、図3は治具の治具ピンが電機接続箱の接続箱本体に突き刺さった状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図、図4図3の接続箱本体に下カバーを取り付けた状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図、図5は治具の治具ピンが図4の接続箱本体から抜かれた状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図、図6図1図5に示される接続箱本体単体の正面図、そして図7は接続箱本体に下カバーの変形例を取り付けた状態を示す側面図である。

0019

図1図5に示されるように、本発明の一実施形態である電線配索構造100は、電気接続箱10と、治具50と、複数の電線35と、を具備する。より具体的に、電線配索構造100は、8個の電気部品11〜18が収容され且つ複数のピン挿入孔20が形成された接続箱本体1と、8個の電気部品11〜18に電気的に接続されたそれぞれ導体部34を2本備えた8本の電線35が束ねられたワイヤハーネス30の部分を覆うように接続箱本体1に取り付けられる下カバー5(図4および図5参照。)と、接続箱本体1の下カバー5に覆われる面とは反対側の面を覆うように接続箱本体1に取り付けられる上カバー(不図示)と、を備える電気接続箱10における接続箱本体1と下カバー5との間に形成される電線配索空間WRSに、治具台51と接続箱本体1上での電線35の束の取り廻し方向を規制するために治具台51上に配置された複数の治具ピン52とを有する治具50(図2図5参照。)を用いて、複数の電線束部31をワイヤハーネス30に形成するように電線35を束にして配索するための電線配索構造である。

0020

図2および図3から明らかなように、この電線配索構造100では、接続箱本体1のピン挿入孔20をそれぞれ貫通する治具ピン52の先端部が、下カバーに覆われる接続箱本体1の面から突出するように、接続箱本体1が治具台51上に載置される。

0021

そして図1および図3に示されるように、電線35が束にされながら治具ピン52の先端部により案内され且つ接続箱本体1上で結束バンド45等の電線収束部材により拘束される。

0022

治具ピン52およびピン挿入孔20は、8個の電気部品11〜18のうち、ヒーター(不図示)への電力供給線35aである電線35に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品12、ヘッドランプへの電力供給線35bである電線35に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品13、ラジエータ用ファンモータへの電力供給線35cである電線35に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品15、コンデンサ用ファンモータへの電力供給線35dである電線35に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品16、等といった比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する電気部品から、電線35の束を遠ざけるように配置され、それにより前述の熱源となる電気部品12,13,15,16の近傍に配索されることが回避された電線35(換言すれば、ワイヤハーネス30)の電線束部31が形成されている。

0023

尚、残りの電気部品11,14,17,18は、例えば、ブレーキランプへの電力供給線(電線35)に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品、ウィンカーランプへの電力供給線(電線35)に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品、カーテシランプへの電力供給線(電線35)に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品、ABSアンチロックブレーキ・システム)への電力供給線(電線35)に直列に電気的に接続されるリレーあるいはヒューズ等の電気部品、等といった比較的短い期間あるいは断続的に通電され、比較的発熱量の低い電気部品である。尚、本実施形態では、図1から明らかなように、電気部品18については、比較的長い期間、比較的高い温度の熱を発する電気部品としてもよい。この場合でも、電線35(即ち、ワイヤハーネス30)の電線束部31は、電気部品18の近傍に配索されることが回避されている。

0024

図6に示されるように、接続箱本体1は、8個の電気部品収容室7を有しており、これらに電気部品11〜18が収容されるとともに、不図示の係止機構により、それぞれの電気部品収容室7内で係止される。

0025

次に、本発明に係る電気接続箱10内での電線35の配索方法の手順(ステップ)について説明する。

0026

まず、図2に示されるように、治具台51の上面に垂直に且つ、それぞれ平行に延長する複数の治具ピン52が立設された治具台51を有する上述の治具50を準備し、所定の場所に設置する(即ち、準備ステップ)。

0027

次に、図1図3および図6に示されるように、接続箱本体1のピン挿入孔20に治具ピン52をそれぞれ貫通させながら、当該治具ピン52の先端部が、下カバー5に覆われる接続箱本体1の面から突出するように、接続箱本体1を治具台51上に載置する(即ち、載置ステップ)。

0028

そして、電線35を束にしながら治具ピン52の先端部により案内し且つ接続箱本体1上で結束バンド45等の電線収束部材により拘束する(即ち、配索ステップ)。

0029

次いで、図1および図4に示されるように、電気部品11〜18にそれぞれ電気的に接続された電線35が束ねられたワイヤハーネス30の部分を覆うように下カバー5を接続箱本体1に取り付ける(即ち、カバー取り付けステップ)。

0030

そして、図5に示されるように、下カバー5が取り付けられた接続箱本体1を治具50から取り外す(即ち、離脱ステップ)。

0031

このように、治具50の治具ピン52および接続箱本体1のピン挿入孔20が、ヒーターに電気的に接続される電気部品12、ヘッドランプに電気的に接続される電気部品13、ラジエータ用ファンモータに電気的に接続される電気部品15、およびコンデンサ用ファンモータに電気的に接続される電気部品16、等といった熱源となる電気部品から、電線35の束を遠ざけるように配置されているので、熱源となる電気部品12,13,15,16の近傍に電線35の束が配索されることが回避される。換言すれば、電線35(即ち、ワイヤハーネス30)の電線束部31は、接続箱本体1の電気部品12,13,15,16が配置された箇所を迂回するように配索される。

0032

また、治具台51と、電線35の束の接続箱本体1上での取り廻し方向を規制するために治具台51上に配置された複数の治具ピン52と、を有する治具50を用い、接続箱本体1のピン挿入孔20に治具ピン52を貫通させ、当該治具ピン52の先端部が下カバー5に覆われる接続箱本体1の面から突出するように、接続箱本体1を治具台51上に載置した後、電線35を束にしながら治具ピン52の先端部により案内し且つ接続箱本体1上で拘束するので、たとえ車両の意匠に応じて、図7に示される電気接続箱10aのように寸法(大きさ)を部分的に小さくせざるをえなく、それに伴い接続箱本体1に取り付けられる下カバー6の形状、特に下カバー6が接続箱本体1との間に形成する電線配索空間WRSにも部分的な制約{即ち、下カバー6と接続箱本体1との間に電線35の束を配索するのに十分な広さの空間(即ち、図7に示される変形例では、下カバー6の大カバー部6aが形成する空間)と電線35の束を配索するには狭すぎる空間(即ち、図7に示される変形例では、下カバー6の小カバー部6bが形成する空間)との混在}が生じる場合であっても、下カバー6の形状を考慮して電線35の束を接続箱本体1上でうまく配索でき、よって接続箱本体1への下カバー6の組付けができないといったことも回避できる。

0033

尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。

0034

例えば、上記実施形態は、電気接続箱10(または10a)における接続箱本体1と下カバー5(または6)との間に形成される電線配索空間WRSに電線35を束にして配索する構造を備えたものであったが、これに限定されず、接続箱本体1と上カバー(不図示)との間に形成される電線配索空間WRSに電線35を束にして配索する構造を備えたものであってもよいことは言うまでもない。尚、上記電気接続箱10(または10a)は、実使用状態では、下カバー5(または6)を下にして、車両に搭載される。

0035

尚、図1および図6から明らかなように、ピン挿入孔20は接続箱本体1に特別に形成されたものであっても、そうでなくてもよい。また、図1および図3から明らかなように、治具ピン52には、接続箱本体1内に形成されたピン挿入孔20に挿入されるものだけでなく、接続箱本体1外に配置されるものも含まれる。

図面の簡単な説明

0036

本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法を説明するための電線配索構造の一実施形態の正面図である。
治具の治具ピンが電機接続箱の接続箱本体に突き刺さる直前の状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図である。
治具の治具ピンが電機接続箱の接続箱本体に突き刺さった状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図である。
図3の接続箱本体に下カバーを取り付けた状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図である。
治具の治具ピンが図4の接続箱本体から抜かれた状態を示す、本発明に係る電気接続箱内での電線の配索方法のステップを説明するための、側面図である。
図1図5に示される接続箱本体単体の正面図である。
接続箱本体に下カバーの変形例を取り付けた状態を示す側面図である。

符号の説明

0037

100:電線配索構造
1:接続箱本体
5,6:下カバー(カバー)
10,10a:電気接続箱
11〜18:電気部品(12,13,15,16:熱源となる電気部品)
20:ピン挿入孔20
30:ワイヤハーネス
31:電線束部
34:導体部
35:電線
45:結束バンド(電線収束部材)
50:治具
51:治具台
52:治具ピン
WRS:電線配索空間

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