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技術 ガスエンジン及びガスエンジン発電機

出願人 株式会社マキタ沼津
発明者 水越望
出願日 2005年8月24日 (15年4ヶ月経過) 出願番号 2005-242193
公開日 2007年3月8日 (13年9ヶ月経過) 公開番号 2007-056743
状態 特許登録済
技術分野 特殊用途機関の応用、補機、細部 非液体燃料の機関への供給
主要キーワード 周波数切替スイッチ ボンベカバー ボンベホルダ 液化ガスボンベ 姿勢保持機構 プロパンガスボンベ 左サイドカバー ガス吸入管
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

解決手段

ガスエンジン3を装備するガスエンジン発電機1は、液化ガスボンベ30、これから供給される液化ガス燃料として駆動するエンジン40及びこれからの動力を受けて作動する発電器50を備える。液化ガスボンベ30は燃料出口が下方に向いた縦置きに配設される。ケース前側には、液化ガスボンベ30を装着する装着部60とこれに装着された液化ガスボンベ30のこれら正面側露出可能に覆うフロントボンベカバー13を有する。このカバーは上側が前後方向に傾動可能である。フロントボンベカバー13の上部内側にはボンベ姿勢保持機構70が設けられる。装着部60に接続された接続部に、ケース外側に設置されるプロパンガスボンベに繋がる供給管接続可能なコックを設ける。

概要

背景

このようなガスエンジン等は、液化燃料ガスのみよりなる液化ガスボンベを使用するものと、特許文献1に記載されているように、液化燃料ガスと潤滑油混合液貯留した液化ガスボンベ(文献では燃料ボンベ)から混合液を導出してエンジン燃焼室に供給するようになっているものとがある。液化ガスボンベは市販のものが使用され、この液化ガスボンベは所定の大きさを有しているので、ボンベ内に貯留する燃料液も所定量しか入っていない。このため、エンジンの運転時間が長くなると、何度もボンベ交換を行うことになって煩わしく、簡易な操作でボンベ交換を可能にする必要がある。

そこで、特許文献2に記載されているように、エンジン(文献では小形ガスエンジン)の下部に横方向に延びて一端側が開口して液化ガスボンベ(文献ではガスボンベ)を挿着可能なボンベホルダを設け、ボンベホルダに液化ガスボンベを挿着した状態でボンベホルダから露出する液化ガスボンベの底部を覆うキャップをボンベホルダに取り付け可能にしたものが提案されている。

実開平7−17948号公報
特開平10−169511号公報

概要

燃料液の残量が少なく、液化ガスボンベの装着作業性がよく、長時間運転時使い勝手がよいガスエンジン及びガスエンジン発電機を提供する。 ガスエンジン3を装備するガスエンジン発電機1は、液化ガスボンベ30、これから供給される液化ガス燃料として駆動するエンジン40及びこれからの動力を受けて作動する発電器50を備える。液化ガスボンベ30は燃料出口が下方に向いた縦置きに配設される。ケース前側には、液化ガスボンベ30を装着する装着部60とこれに装着された液化ガスボンベ30のこれら正面側を露出可能に覆うフロントボンベカバー13を有する。このカバーは上側が前後方向に傾動可能である。フロントボンベカバー13の上部内側にはボンベ姿勢保持機構70が設けられる。装着部60に接続された接続部に、ケース外側に設置されるプロパンガスボンベに繋がる供給管接続可能なコックを設ける。

目的

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ガス吸入管の先端部が燃料液の液面より上方に早期に露出することがなく、燃料液の残量が少なく、液化ガスボンベの装着作業性がよく、ガスエンジンを長時間運転する場合の使い勝手がよいガスエンジン及びガスエンジン発電機を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

液化ガス貯留する液化ガスボンベ及び該液化ガスボンベの燃料出口から供給される液化ガスを燃料として駆動するエンジンケースの内部に収納したガスエンジンにおいて、前記液化ガスボンベを燃料出口が下方に向いた縦置きに配設したことを特徴とするガスエンジン。

請求項2

前記ケースは、該ケース内に配設されて前記液化ガスボンベの燃料出口を着脱可能に装着して前記エンジンに連通する装着部と該装着部に装着された液化ガスボンベの少なくともこれら正面側露出可能に覆うボンベカバー部を含むことを特徴とする請求項1に記載のガスエンジン。

請求項3

前記ボンベカバー部は、前記装着部と該装着部に装着された液化ガスボンベの正面側に配設されて上下方向に延びて、下部に設けられた回動部を介して上側が前後方向に傾動可能であることを特徴とする請求項2に記載のガスエンジン。

請求項4

前記ボンベカバー部は、前記装着部及び該装着部に装着された液化ガスボンベを覆う位置に移動すると、該液化ガスボンベの底面部を先端側へ付勢して前記液化ガスボンベの姿勢倒立状態に保持するボンベ姿勢保持手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のガスエンジン。

請求項5

前記装着部は、前記ケースの内部に収納される液化ガスボンベとは別であって前記ケースの外側に設置されるガス燃料供給源から供給されるガス燃料を流す供給管接続可能なコックを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のガスエンジン。

請求項6

前記コックが設けられた装着部と前記ケース内に収納された混合器吸気通路との間を連通する燃料配管に、前記液化ガスボンベから供給される液化ガス燃料及び前記ガス燃料供給源から供給されるガス燃料のそれぞれに応じた流量の燃料を選択的に流す流量調整弁を設けたことを特徴とする請求項5に記載のガスエンジン。

請求項7

前記請求項1から6のいずれかに記載のガスエンジンと、該ガスエンジンのエンジンによって駆動される発電器とを有することを特徴とするガスエンジン発電機

技術分野

0001

液化ガスボンベから供給される液化ガス燃料として駆動するエンジンを備えたガスエンジン及びガスエンジン発電機に関する。

背景技術

0002

このようなガスエンジン等は、液化燃料ガスのみよりなる液化ガスボンベを使用するものと、特許文献1に記載されているように、液化燃料ガスと潤滑油混合液貯留した液化ガスボンベ(文献では燃料ボンベ)から混合液を導出してエンジンの燃焼室に供給するようになっているものとがある。液化ガスボンベは市販のものが使用され、この液化ガスボンベは所定の大きさを有しているので、ボンベ内に貯留する燃料液も所定量しか入っていない。このため、エンジンの運転時間が長くなると、何度もボンベ交換を行うことになって煩わしく、簡易な操作でボンベ交換を可能にする必要がある。

0003

そこで、特許文献2に記載されているように、エンジン(文献では小形ガスエンジン)の下部に横方向に延びて一端側が開口して液化ガスボンベ(文献ではガスボンベ)を挿着可能なボンベホルダを設け、ボンベホルダに液化ガスボンベを挿着した状態でボンベホルダから露出する液化ガスボンベの底部を覆うキャップをボンベホルダに取り付け可能にしたものが提案されている。

0004

実開平7−17948号公報
特開平10−169511号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記のものは、液化ガスボンベが横向きに配置されてボンベホルダに保持されるように構成され、また液化ガスボンベ内に設けられたガス吸入管の先端部は下側に屈曲して液化ガスボンベの胴部内面側に延びて液化ガスボンベ内の燃料液を導出可能にする構造になっている。ここで、ガス吸入管の先端部を胴部内面に近づけすぎると燃料液の導出が困難になるので、ガス吸入管の先端と胴部内面との間には所定の隙間が設けられており、液化ガスボンベ内の燃料液の量が減ると、ガス吸入管の先端部が燃料液の液面より上方のガス層に露出して、ガスが導出され、エンジンへの燃料液の供給が減少してエンジンの始動が困難になる虞がある。またガス吸入管の先端部と胴部内面との間に残る燃料液は横向きの液化ガスボンベの胴部内面によって受容されるが、液化ガスボンベは軸方向に長く胴部内面の面積は大きいので、隙間の高さ方向の寸法が小さくても燃料液の残量が多くなるという問題が発生する。

0006

また液化ガスボンベはこのボンベの内部に挿入されたガス吸入管の先端部が下方に向くようにしてボンベホルダ内に挿着される必要があるので、液化ガスボンベの外側からガス吸入管の先端部の向きが判るように液化ガスボンベの先端部にはガス吸入管の延びる方向と同一方向に延びる係止溝が設けられている。この係止溝はボンベホルダの先端側の内部に設けられた張り出し部と係合することで、液化ガスボンベを所望の向きにしてセットできるようになっている。このように、液化ガスボンベをボンベホルダ内に装着するには、係止溝が張り出し部と係合するように挿入する必要があるが、ボンベホルダの外側からこれらの係合状態目視で確認することができず、液化ガスボンベをボンベホルダに装着する作業が難しいという問題がある。

0007

さらに液化ガスボンベは所定の容積しかないので、一つのボンベでガスエンジン等を運転できる時間は短く、ガスエンジンを長時間運転する場合には、液化ガスボンベを何度も交換する必要があり、ボンベホルダへのボンベ装着作業の作業性の悪さと相まって、ガスエンジンの使い勝手が悪いとい問題がある。

0008

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ガス吸入管の先端部が燃料液の液面より上方に早期に露出することがなく、燃料液の残量が少なく、液化ガスボンベの装着作業性がよく、ガスエンジンを長時間運転する場合の使い勝手がよいガスエンジン及びガスエンジン発電機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

このような課題を解決するため、本発明は、液化ガスを貯留する液化ガスボンベ及び該液化ガスボンベの燃料出口から供給される液化ガスを燃料として駆動するエンジンをケースの内部に収納したガスエンジンにおいて、液化ガスボンベを燃料出口が下方に向いた縦置きに配設したことを特徴とする。

0010

この発明によれば、液化ガスボンベを燃料出口が下方に向いた縦置きに配設することにより、液化ガスボンベを横向きに設置した場合と比較して、液化ガスボンベ内に設けられたガス吸入管の先端部より下方の容積を小さくすることができる。このため、ガス吸入管の先端部より下方に貯留する液化ガスの量を少なくすることができ、その結果としてガス吸入管の先端部が早期に液化ガスの液面より上方に露出することがなくなり、液化ガスの残量を少なくすることができる。

0011

また本発明のケースは、該ケース内に配設されて液化ガスボンベの燃料出口を着脱可能に装着してエンジンに連通する装着部と該装着部に装着された液化ガスボンベの少なくともこれら正面側を露出可能に覆うボンベカバー部(例えば、実施形態におけるフロントボンベカバー13)を含むことを特徴とする。

0012

この発明によれば、ケースは装着部及びこれに装着された液化ガスボンベの少なくともこれら正面側から露出可能に覆うボンベカバー部を含むことにより、ボンベカバー部が開くと、装着部及び液化ガスボンベの少なくともこれら正面側が露出する。このため、液化ガスボンベを装着部に装着する際に装着部や液化ガスボンベの先端部を目視で確認しながら液化ガスボンベを装着部に装着することができ、液化ガスボンベの装着作業の作業性をよくすることができる。

0013

また本発明のボンベカバー部は、装着部と該装着部に装着された液化ガスボンベの正面側に配設されて上下方向に延びて、下部に設けられた回動部を介して上側が前後方向に傾動可能であることを特徴とする。

0014

この発明によれば、ボンベカバー部は回動部を介して上側が前後方向に傾動可能であることにより、ボンベカバー部の上側を前後方向に動かすだけで、装着部とこれ装着された液化ガスボンベの正面側を容易に露出することができる。このため、簡易な操作で装着部及び液化ガスボンベが露出するので、液化ガスボンベの装着作業の作業性をより向上することができる。

0015

さらに本発明のボンベカバー部は、装着部及び該装着部に装着された液化ガスボンベを覆う位置に移動すると、該液化ガスボンベの底面部を先端側へ付勢して液化ガスボンベの姿勢倒立状態に保持するボンベ姿勢保持手段(例えば、実施形態におけるボンベ姿勢保持機構70)を備えることを特徴とする。

0016

この発明によれば、ボンベカバー部が装着部及び液化ガスボンベを覆う位置に移動すると、ボンベ姿勢保持手段によって液化ガスボンベが倒立状態に保持されることにより、ケース内部に収納された液化ガスボンベをケースに対して固定することができる。

0017

また本発明の装着部は、ケースの内部に収納される液化ガスボンベとは別であってケースの外側に設置されるガス燃料供給源から供給されるガス燃料を流す供給管接続可能なコックを備えることを特徴とする。

0018

この発明によれば、装着部にコックを備えることにより、ガスエンジンを長時間運転する場合には、外部に設置されるガス燃料供給源に繋がる供給管をコックに接続してガス燃料供給源からのガス燃料によってエンジンを駆動することで、運転時間を長くすることができる。またガスエンジンを移動するときには、供給管をコックから取り外すことで、ガスエンジンを容易に移動させることができる。また運転時間が短い場合には、内蔵の液化ガスボンベのみによって運転する。このように運転時間に応じた燃料供給源の選択が可能となり、運転時間が長いときの煩雑な液化ガスボンベの交換作業が無くなり、ガスエンジンの使い勝手を向上することができる。

0019

また本発明は、コックが設けられた装着部とケース内に収納された混合器(例えば、実施形態における調圧混合器53)の吸気通路との間を連通する燃料配管に、液化ガスボンベから供給される液化ガス燃料及びガス燃料供給源から供給されるガス燃料のそれぞれに応じた流量の燃料を選択的に流す流量調整弁を設けたことを特徴とする。

0020

この発明によれば、燃料配管に流量調整弁を設けることにより、選択された燃料供給源に応じた適切な流量の燃料を混合器の吸気通路に流すことができ、選択した燃料の種類に拘らず、エンジンを常に安定した状態で運転させることができる。

0021

さらに本発明のガスエンジン発電機は、請求項1から6のいずれかに記載のガスエンジンと、該ガスエンジンのエンジンによって駆動される発電器とを有することを特徴とする。

0022

この発明によれば、ガスエンジン発電機は、請求項1から6のいずれかに記載のガスエンジンと、このガスエンジンのエンジンによって駆動される発電器とを有してなることにより、ガス吸入管の先端部が燃料液の液面より上方に早期に露出することがなく、燃料液の残量が少なく、液化ガスボンベの装着作業性がよく、長時間運転する場合の使い勝手がよいガスエンジン発電機を提供することができる。

発明の効果

0023

本発明に係わるガスエンジン及びガスエンジン発電機によれば、液化ガスボンベを燃料出口が下方に向いた縦置きに配設し、ケースは、装着部及びこれに装着された液化ガスボンベの少なくともこれら正面側から露出可能に覆うボンベカバー部を含み、装着部にケース外側に設置される液化ガスボンベとは別のガス燃料供給源から供給されるガス燃料を流す供給管を接続可能なコックを備えることにより、ガス吸入管の先端部が燃料液の液面より上方に早期に露出することがなく、燃料液の残量が少なく、液化ガスボンベの装着作業性がよく、ガスエンジンを長時間運転する場合の使い勝手がよいガスエンジン及びガスエンジン発電機を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0024

以下、本発明に係わるガスエンジン及びガスエンジン発電機の好ましい実施の形態を図1から図7に基づいて説明する。本実施の形態は、手持ち式のガスエンジン発電機を例にして以下説明する。なお、図1はガスエンジン発電機の斜視図であり、図2はガスエンジン発電機の右側面視の内部構造図であり、図5はガスエンジン発電機の正面図であり、図6はガスエンジン発電機の平面視の内部構造図であり、図7はガスエンジン発電機の左側面視の内部構造図であり、図8はフロントボンベカバーを開けた状態の斜視図である。

0025

ガスエンジン発電機1は、図1及び図2に示すように、箱状に形成されたケース10の内部に液化ガスを貯留する液化ガスボンベ30及びこのボンベの燃料出口から供給される液化ガスを燃料として駆動するエンジン40等を収納してなるガスエンジン3に発電器50を取り付けて構成されている。

0026

液化ガスボンベ30は、燃料液Lを貯留するボンベ本体部31と、ボンベ本体部31の先端部に突設されたヘッド32とを有してなり、燃料出口を下方に向けて縦置きに配設される。ヘッド32にはボンベ本体部31から突出して燃料出口を先端部に形成する吐出管33が押し込み自在に挿着されており、ヘッド32内には開閉弁(図示せず)が設けられている。吐出管33が押し込まれた位置に移動すると、開閉弁が開くようになっている。吐出管33はヘッド32の内側からボンベ本体部31内に延びるガス吸入管34と連通する。ガス吸入管34は、ヘッド32からボンベ本体部31の底部側へ真っ直ぐ延びて、先端側が略直角方向に屈曲してボンベ本体部31の周壁内面近傍位置まで延びる。このため、開閉弁が開くと、液化ガスボンベ30内に貯留する燃料液Lは、ガス吸入管34及び吐出管33を流れて液化ガスボンベ30を装着する装着部60に供給される。ヘッド32には係止溝(図示せず)が形成されており、この係止溝が装着部60に設けられた後述する係止突起と係合することで、液化ガスボンベ30の回動を規制した状態でセットすることができる。

0027

液化ガスボンベ30やエンジン40等を収納するケース10は、左サイドカバー11、右サイドカバー12、フロントボンベカバー13及びリヤカバー14から構成されている。左サイドカバー11及び右サイドカバー12は、左右対称に構成され、これらを対向配置すると、内部に液化ガスボンベ30やエンジン40等を収納可能な空間部16を形成し、上部に前後方向に延びる把手部18を形成し、前端部に上下方向に延びる前開口部20を形成し、後上部に後開口部22を形成する。前開口部20は、ケース10の前面部分とケース前側上面部分を開口するように形成されている。

0028

フロントボンベカバー13は、大きく開口する前開口部20を覆うものであり、上下方向に延びる本体部13aと本体部13aの上部から屈曲して後方側へ延びる先端部13bとを有してなる。本体部13aの左右両側には、図3(a)(側面図)に示すように、回動部24が設けられている。回動部24は本体部13aの左右両側に設けられた一対の係合孔24aと、左サイドカバー11及び右サイドカバー12に設けられて各係合孔24aに挿通する係合軸24bとを有して構成される。係合孔24aは上下方向に延びるいわゆる長孔状に形成されている。このため、フロントボンベカバー13は前後方向に回動自在であるとともに、上下方向に移動可能であり、フロントボンベカバー13の上側は前後方向に傾動自在である。その結果、図8に示すように、フロントボンベカバー13を傾動させて前開口部20を開くと、空間部16内に配設された液化ガスボンベ30及びこれを装着する装着部60の各正面側と液化ガスボンベ30の底面部を露出することができる。

0029

フロントボンベカバー13の上端部の左右両側には、図4(側面図)に示す一対の係止ピン25が回動自在に取り付けられており、これらを左サイドカバー11及び右サイドカバー12に設けられた係合孔部(図示せず)に係合させると、フロントボンベカバー13を左サイドカバー11及び右サイドカバー12に係止することができる。

0030

フロントボンベカバー13の先端部の内側には、フロントボンベカバー13が前開口部20を閉じる位置(装着部60及びこれに装着された液化ガスボンベ30を覆う位置)に移動すると、液化ガスボンベ30の底面部、即ち、図2において前記液化ガスボンベ30の最上部をボンベ先端側へ付勢して液化ガスボンベ30の姿勢を倒立状態に保持するボンベ姿勢保持機構70が取り付けられている。ボンベ姿勢保持機構70は、液化ガスボンベ30の底面部に沿って当接する当接板71と、この当接板71の上下方向の移動を案内する案内軸72と、当接板71をボンベ側に付勢する圧縮ばね(図示せず)とを有して構成されている。当接板71の先端側は液化ガスボンベ30の底面部に沿った湾曲面71aを有している。当接板71の中央部には案内軸72を挿通する挿通孔71bが形成されている。案内軸72は下方に進むに従って径が漸次小さくなるように形成されている。当接板71は案内軸72から抜脱しないようになっている。

0031

図4に示す係止ピン25を係合孔部(図示せず)に係止すると、フロントボンベカバー13は下方に移動して前開口部20を覆う。これと同時に案内軸72が下方に移動し、挿通孔71bを介して当接板71が下方に移動する。その結果、当接板71は圧縮ばねによって下方に付勢されながら液化ガスボンベ30の底面部を押圧状態で当接する。このため、倒立状態にある液化ガスボンベ30はケース10に対して固定される

0032

一方、前開口部20を開口するには、図4に示す係止ピン25を回動して係合孔部との係止状態解除し、フロントボンベカバー13を上方へ引き上げる。その結果、図3(b)(側面図)に示すように、案内軸72が上方に移動するとともに、当接板71も上方に移動して液化ガスボンベ30の固定が解除される。そして、図4に示すように、フロントボンベカバー13を前側、即ち前後方向前側に傾動すると、最終的には図8に示すように前開口部20の全体が開口して、液化ガスボンベ30及び装着部60の正面側と液化ガスボンベ30の底面部を露出することができる。

0033

フロントボンベカバー13には、図5に示すように、電力端子26、周波数切替スイッチ27、プロパンガスプラグPを挿通する孔部28等が設けられている。

0034

ケース10内部の底部前側には、図6に示すように、液化ガスボンベを着脱可能に装着する前述した装着部60が設けられている。装着部60は左右方向に所定間隔を置いて一対設けられ、これら装着部60間には接続部61が取り付けられている。装着部60及び接続部61内には、装着部60に装着された液化ガスボンベから供給される液化ガスを流す供給流路(図示せず)が形成され、供給流路は接続部61に接続された図7に示す燃料配管62に連通している。装着部60は、液化ガスボンベ30のヘッド32が当接する当接部63を備える。当接部63には、周方向に所定間隔を有して配設されて上方へ突出する複数(図面では4つ)の前述した係止突起64が設けられている。

0035

装着部60より後側の空間部16内には、発電器50、ファン52、エンジン40が配設されている。発電器50とファン52はエンジン40からの動力を受けて作動するようになっている。液化ガスボンベ30から供給される液化ガスは、図6及び図7に示すように、供給流路、燃料配管62を流れる途中で気化して調圧混合器53に送られてガス圧規定圧力に調整され、エアクリーナを通って調圧混合器53に送られた空気は、調圧混合器53において気化した燃料と適当な混合比になるように混合されてエンジン40のシリンダに入って燃焼し、エンジン40が駆動して発電器50が駆動する。発電器50によって発生した電力は、整流後に左サイドカバー11の内側に取り付けられたインバータ54によって50サイクル又は60サイクルの交流に変換されて図5に示す電力端子26に供給される。

0036

このように、液化ガスボンベ30は、図2に示すように、燃料出口が下方に向いた縦置きに配設されているので、液化ガスボンベ30を横向きに設置した場合と比較して、液化ガスボンベ30内に設けられたガス吸入管34の先端部より下方の容積を小さくすることができる。このため、ガス吸入管34の先端部より下方に貯留する液化ガスの燃料液Lの量を少なくすることができ、その結果としてガス吸入管34の先端部が早期に燃料液Lの液面より上方に露出することがなくなり、燃料液Lの残量を少なくすることができる。

0037

またフロントボンベカバー13は、装着部60及びこれに装着された液化ガスボンベ30の少なくともこれら正面側から露出可能に覆うので、フロントボンベカバー13によって前開口部20を開くと、装着部60及び液化ガスボンベ30の正面側及び液化ガスボンベ30の底面部側が露出する。このため、液化ガスボンベ30を装着部60に装着する際に、装着部60や液化ガスボンベ30のヘッド32を目視で確認しながら液化ガスボンベ30を装着部60に装着することができ、液化ガスボンベ30の装着作業の作業性をよくすることができる。

0038

またフロントボンベカバー13は、回動部24を介して上側が前後方向に傾動可能であるので、フロントボンベカバー13の上側を前方向に動かすだけで、装着部60とこれ装着された液化ガスボンベ30の正面側を容易に露出することができる。このため、簡易な操作で装着部60及び液化ガスボンベ30が露出するので、液化ガスボンベ30の装着作業の作業性をより向上することができる。

0039

尚、図6に示すように、装着部60に接続する接続部61に、本ガスエンジン発電機1の外側に設置される図示しないガス燃料供給源(例えば、プロパンガスボンベ)に繋がる供給管を接続するコック66を設けてもよい。このように装着部60に接続する接続部61にコック66を設けることにより、エンジン40を長時間運転する場合には、外部に設置されるガス燃料供給源に繋がる供給管をコック66に接続してこのガス燃料供給源からのガス燃料によってエンジン40を駆動することで、運転時間を長くすることができる。またエンジン40を移動するときには、供給管をコックから取り外すことで、ガスエンジン発電機1を容易に移動させることができる。また運転時間が短い場合には、内蔵の液化ガスボンベ30のみによって運転する。このように運転時間に応じた燃料供給源の選択が可能となり、運転時間が長いときの煩雑な液化ガスボンベの交換作業が無くなり、長時間運転状態におけるガスエンジン発電機1の使い勝手を向上することができる。

0040

外部に設置されるガス燃料供給源からのガス燃料(例えば、プロパンガス)によってエンジン40を駆動する場合、プロパンガスと液化ガスとでは燃焼効率が異なるので、図7に示す燃料配管62に流量調整弁(図示せず)を設ける必要がある。この流量調整弁は、液化ガスボンベ30から供給される液化ガス燃料及びガス燃料供給源から供給されるガス燃料のそれぞれに応じた適切な流量の燃料を選択的に流すように構成される。このような流量調整弁を設けることにより、選択された燃料供給源に応じた適切な流量の燃料を調圧混合器53の吸気通路に流すことができ、選択した燃料の種類に拘らず、エンジン40を常に安定した状態で運転させることができる。

0041

なお、前述した実施例では、液化ガスボンベ30を2本装着可能な例を示したが、1本又は3本以上を装着可能にしてもよい。また液化ガスボンベ30は斜め方向に装着可能にしてもよい。さらに本発明のガスエンジンを背負動力噴霧機刈払機等の携帯用作業機装備してもよい。

図面の簡単な説明

0042

本発明の一実施の形態に係わるガスエンジン発電機の斜視図を示す。
ガスエンジン発電機の右側面視における内部構造図を示す。
フロントボンベカバーの作動を説明するための側面図を示す。
フロントボンベカバーの作動を説明するための側面図を示す。
ガスエンジン発電機の正面図を示す。
ガスエンジン発電機の平面視における内部構造図を示す。
ガスエンジン発電機の左側面視における内部構造図を示す。
フロントボンベカバーを開けた状態のガスエンジン発電機の斜視図を示す。

符号の説明

0043

1ガスエンジン発電機
3ガスエンジン
10ケース
13フロントボンベカバー(ボンベカバー部)
30液化ガスボンベ
40エンジン
50発電器
53調圧混合器(混合器)
60装着部
62燃料配管
66コック
70ボンベ姿勢保持機構(ボンベ姿勢保持手段)

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    【課題】エンジン本体の上面の前端部の近傍にハーネスを配置する場合であっても、部品点数を増加させることなく他の部材との衝突からハーネスを保護できる車両用エンジンのハーネス保護構造を提供すること。【解決手... 詳細

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