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技術 導体接続管とそれを用いた導体の接続方法及び接続部

出願人 株式会社ビスキャス古河電気工業株式会社株式会社フジクラ
発明者 新延洋品川展行
出願日 2005年7月21日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2005-211619
公開日 2007年2月1日 (13年4ヶ月経過) 公開番号 2007-027058
状態 拒絶査定
技術分野 はんだ付け、接着又は永久変形による接続 端末部処理
主要キーワード 横断面形 小径部内 圧縮回数 圧縮ダイス 伸び出し 引き抜き抵抗 くさび効果 圧縮部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年2月1日)のものです。
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図面 (5)

課題

圧縮後の導体引き抜き抵抗が大きく、圧縮長さを短くできる導体接続管を提供する。

解決手段

両端から導体が挿入される一様な内径を有する導体接続管10で、長手方向中央部に一様な外径小径部12を有し、その両側に前記小径部よりも外径が大きい一様な外径の大径部14を有し、小径部12の外径が、導体接続のため大径部14をダイスにより圧縮したときに、当該ダイスにより圧縮されない大きさ設定されている。導体接続管10の小径部12内に位置する導体の先端部が、圧縮接続後に、導体接続管10の大径部14で圧縮された部分よりも外径が大きい状態で残るため、この部分が、導体の引き抜き力に対してくさび効果を発揮し、導体の引き抜き抵抗を増大させることができる。また、これにより導体接続管の圧縮長さを従来よりも短くすることが可能となる。

概要

背景

電力ケーブル導体を接続する従来の導体接続管は、内径及び外径長手方向に一様なもの(肉厚一定)であった。このような導体接続管を用いて導体を圧縮接続すると、圧縮の際に導体接続管が両端側へ伸び出すため、導体接続管の肉厚が、中央部で厚く、両端部へいくほど徐々に薄くなる傾向がある。このような接続状態では、導体接続管と導体との面圧が導体接続管の中央部よりも両端側で低くなるため、導体接続部に引張力がかかると、接続部の電気抵抗が増大して発熱したり、引き抜けたりするおそれがある。

この問題を解決する手段としては、内径が一定で、外径が中央部から両端側にいくに従い徐々に大きくなる導体接続管を使用することが提案されている(特許文献1)。このような導体接続管を用いると、圧縮により導体接続管の伸び出しが発生しても、圧縮後に導体接続管の内径が全長にわたってほぼ一様になるので、導体接続管全長で導体との面圧をほぼ一様にできるとされる。

特開2001−357904号公報

概要

圧縮後の導体の引き抜き抵抗が大きく、圧縮長さを短くできる導体接続管を提供する。 両端から導体が挿入される一様な内径を有する導体接続管10で、長手方向中央部に一様な外径の小径部12を有し、その両側に前記小径部よりも外径が大きい一様な外径の大径部14を有し、小径部12の外径が、導体接続のため大径部14をダイスにより圧縮したときに、当該ダイスにより圧縮されない大きさ設定されている。導体接続管10の小径部12内に位置する導体の先端部が、圧縮接続後に、導体接続管10の大径部14で圧縮された部分よりも外径が大きい状態で残るため、この部分が、導体の引き抜き力に対してくさび効果を発揮し、導体の引き抜き抵抗を増大させることができる。また、これにより導体接続管の圧縮長さを従来よりも短くすることが可能となる。

目的

本発明の目的は、圧縮後の導体の引き抜き抵抗が大きく、圧縮長さを短くできる導体接続管と、それを用いた導体の接続方法及び接続部を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

両端から導体が挿入される実質的に一様な内径を有する導体接続管であって、長手方向中央部に実質的に一様な外径小径部を有し、その両側に前記小径部よりも外径が大きい実質的に一様な外径の大径部を有し、前記小径部の外径が、導体接続のため前記大径部を圧縮部材により圧縮したときに、当該圧縮部材により圧縮されないか又は圧縮されたとしても小径部の内径が圧縮された大径部の内径よりも大きい状態で残る大きさに設定されていることを特徴とする導体接続管。

請求項2

請求項1記載の導体接続管であって、小径部の横断面形状は円形又は円形に近い非円形であることを特徴とする導体接続管。

請求項3

請求項1又は2記載の導体接続管であって、小径部の長手方向中央部の内面に、導体の先端面が突き当たるストッパーが形成されていることを特徴とする導体接続管。

請求項4

請求項1ないし3のいずれかに記載の導体接続管を用いた導体の接続方法であって、前記導体接続管に、両端から接続すべき導体を挿入して小径部の長手方向中央部で導体の先端を突き合わせ、導体接続管の大径部を圧縮部材で圧縮し、小径部を圧縮しないか又は圧縮するとしても小径部の内径が圧縮された大径部の内径よりも大きい状態で残るように軽く圧縮することを特徴とする導体の接続方法。

請求項5

請求項1ないし3のいずれかに記載の導体接続管を用いた導体の接続部であって、接続すべき導体の先端が小径部の長手方向中央部で突き合わされ、導体接続管の大径部が圧縮され、小径部が圧縮されないか又は軽く圧縮されて、小径部の内径が、圧縮された大径部の内径よりも大きくなっていることを特徴とする導体の接続部。

技術分野

0001

本発明は、電力ケーブル導体等を接続するのに用いる導体接続管と、それを用いた導体の接続方法及び接続部に関するものである。

背景技術

0002

電力ケーブルの導体を接続する従来の導体接続管は、内径及び外径長手方向に一様なもの(肉厚一定)であった。このような導体接続管を用いて導体を圧縮接続すると、圧縮の際に導体接続管が両端側へ伸び出すため、導体接続管の肉厚が、中央部で厚く、両端部へいくほど徐々に薄くなる傾向がある。このような接続状態では、導体接続管と導体との面圧が導体接続管の中央部よりも両端側で低くなるため、導体接続部に引張力がかかると、接続部の電気抵抗が増大して発熱したり、引き抜けたりするおそれがある。

0003

この問題を解決する手段としては、内径が一定で、外径が中央部から両端側にいくに従い徐々に大きくなる導体接続管を使用することが提案されている(特許文献1)。このような導体接続管を用いると、圧縮により導体接続管の伸び出しが発生しても、圧縮後に導体接続管の内径が全長にわたってほぼ一様になるので、導体接続管全長で導体との面圧をほぼ一様にできるとされる。

0004

特開2001−357904号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、従来提案されている導体接続管は、圧縮後の導体接続管の内径が全長にわたって一様になるようにしたものであるため、導体接続管からの導体の引き抜き抵抗は、導体接続管と導体との面圧によって保たれることになる。したがって大きな引き抜き抵抗を得るためには、導体接続管の圧縮長さを長くしなければならないという問題がある。また、従来提案されている導体接続管は、全長を圧縮する方式であるため、ダイスによる圧縮回数が多くなり、圧縮接続作業に時間がかかる。

0006

本発明の目的は、圧縮後の導体の引き抜き抵抗が大きく、圧縮長さを短くできる導体接続管と、それを用いた導体の接続方法及び接続部を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る導体接続管は、両端から導体が挿入される実質的に一様な内径を有する導体接続管であって、長手方向中央部に実質的に一様な外径の小径部を有し、その両側に前記小径部よりも外径が大きい実質的に一様な外径の大径部を有し、前記小径部の外径が、導体接続のため前記大径部を圧縮部材により圧縮したときに、当該圧縮部材により圧縮されないか又は圧縮されたとしても小径部の内径が圧縮された大径部の内径よりも大きい状態で残る大きさに設定されていることを特徴とするものである。

0008

本発明に係る導体接続管において、小径部の横断面形状は円形が好ましいが、円形に近い非円形(例えば円形に近い多角形など)であってもよい。小径部の横断面形状が非円形の場合の小径部の外径は小径部の外接円の直径とする。

0009

また本発明に係る導体接続管は、小径部の長手方向中央部の内面に、導体の先端面が突き当たるストッパーを形成することが好ましい。

0010

また本発明に係る導体の接続方法は、上記の導体接続管に、両端から接続すべき導体を挿入して小径部の長手方向中央部で導体の先端を突き合わせ、導体接続管の大径部を圧縮部材で圧縮し、小径部を圧縮しないか又は圧縮するとしても小径部の内径が圧縮された大径部の内径よりも大きい状態で残るように軽く圧縮することを特徴とするものである。

0011

また本発明に係る導体の接続部は、接続すべき導体の先端が上記導体接続管の小径部の長手方向中央部で突き合わされ、導体接続管の大径部が圧縮され、小径部が圧縮されないか又は軽く圧縮されて、小径部の内径が、圧縮された大径部の内径よりも大きくなっていることを特徴とするものである。

発明の効果

0012

本発明によれば、導体接続管の小径部内に位置する導体の先端部が、圧縮接続後に、導体接続管の大径部で圧縮された部分よりも外径が大きい状態で残るため、この部分が、導体の引き抜き力に対してくさび効果を発揮し、導体の引き抜き抵抗を増大させることができる。また、このため導体接続管の圧縮長さを従来よりも短くすることが可能となり、圧縮回数を減らして、圧縮接続作業を短時間で効率よく行うことができる。
また、小径部の長手方向中央部の内面に、導体の先端面が突き当たるストッパーを形成しておくと、導体接続管に両端から導体を挿入したときに、導体の先端を小径部の長手方向中央部で正確に突き合わせることができ、接続作業が容易になる。

発明を実施するための最良の形態

0013

図1(A)〜(C)は本発明に係る導体接続管の一実施形態を示す。この導体接続管10は、電力ケーブルの導体が挿入される一様な内径を有する銅製(導体が銅の場合)又はアルミ製(導体がアルミの場合)等の導電性金属を加工して製作された管で、長手方向中央部に一様な外径の小径部12を有し、その両側にそれより外径の大きい一様な外径の大径部14を有するものである。小径部12の外径は、導体接続のため大径部14をダイスで(C)の2点鎖線のようにほぼ正六角形に圧縮したときに、当該ダイスにより圧縮されない大きさに設定されている。

0014

図2(A)、(B)は図1の導体接続管10を用いた、本発明に係る導体接続方法の一実施形態を示す。この接続方法は、導体接続管10に、両端から接続すべき導体16を挿入して長手方向中央部(小径部12内)で導体16の先端を突き合わせた後、導体接続管10の大径部14のみをダイス18A、18Bでほぼ正六角形に圧縮し、小径部12は圧縮せずにそのまま残すものである。

0015

図3は(A)〜(C)は図2の接続方法で得られた、本発明に係る導体接続部の一実施形態を示す。この導体接続部20は、接続すべき導体16の先端が導体接続管10の長手方向中央部で突き合わされ、導体接続管10の大径部14が圧縮され、小径部12が圧縮されないため、小径部12の内径d1が、圧縮された大径部14の内径d2よりも大きくなっているものである。

0016

その結果、この導体接続部20では、圧縮されない小径部12内の導体16aの外径d1が圧縮された大径部14内の導体16bの外径d2よりも大きくなることから、接続部に加わる引張力に対して小径部12内の導体16aがくさび効果を発揮し、高い引き抜き抵抗を得ることができる。また、これにより導体接続管10の圧縮長さを従来よりも短くできることから、図2に示すように、導体接続管20の全長をカバーするダイス18A、18Bを用いた1回の圧縮で導体接続を行うことも可能となる。

0017

図4は本発明に係る導体接続管の他の実施形態を示す。この導体接続管10は、小径部12の長手方向中央部の内面に、導体の先端面が突き当たるストッパー22を形成したものである。それ以外の構成は図1の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。

0018

上記のようなストッパー22を形成しておくと、導体接続管に両端から導体を挿入するときに、導体の先端がストッパー22に突き当たるまで挿入するだけで、導体の先端を小径部12の長手方向中央部で正確に突き合わせる(位置決めする)ことができる。したがって接続作業を容易に、正確に行うことができる。

0019

なお、図4の実施形態では、ストッパー22を環状に形成したが、ストッパー22は円盤状でもよいし、周方向間欠的に形成された突起であってもよい。

0020

なお、以上の実施形態では、小径部12の外周面断面円形としたが、小径部12の外周面に、周方向に適当な間隔をあけて突起部を形成し、この突起部を前記大径部と共にダイスで圧縮するようにしてもよい。

0021

また、以上の実施形態では、小径部12の外径を、大径部14をダイスでほぼ正六角形に圧縮したときに、当該ダイスにより圧縮されない大きさに設定したが、小径部12の外径は、前記ダイスで軽く圧縮される大きさに設定されていてもよく、その場合、小径部12の外径は、軽く圧縮された小径部12の内径が、ほぼ正六角形に圧縮された大径部14の内径よりも大きい状態で残る大きさに設定される。

0022

さらに、ダイスで圧縮された大径部の断面形状は、ほぼ正六角形に限定されることはなく、両導体を確実に圧縮接続できれば、ほぼ円形でも、ほぼ多角形でも、どのような形状でもよい。

0023

また小径部の外周面の横断面形状も、大径部を圧縮したときにくさび効果が得られれば円形に限定されることはなく、楕円形やほぼ多角形などの円形に近い非円形であってもよく、この場合も小径部は、ダイス等の圧縮部材により圧縮されないか又は圧縮されたとしても小径部の内径が圧縮された大径部の内径よりも大きい状態で残る大きさに設定されていればよい。

図面の簡単な説明

0024

本発明に係る導体接続管の一実施形態を示す、(A)は半分切開側面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線断面図。
本発明に係る導体接続方法の一実施形態を示す、(A)は半分切開側面図、(B)は正面図。
本発明に係る導体接続部の一実施形態を示す、(A)は半分切開側面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図。
本発明に係る導体接続管の他の実施形態を示す、(A)は半分切開側面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線断面図。

符号の説明

0025

10:導体接続管
12:小径部
14:大径部
16:導体
16a:圧縮されない小径部12内の導体
16b:圧縮された大径部14内の導体
18A、18B:圧縮ダイス
20:導体接続部
22:ストッパー

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