図面 (/)

技術 がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法

出願人 有限会社ヒューマンライフ&サイエンス社公益財団法人函館地域産業振興財団
発明者 長谷川雅昭
出願日 2005年7月12日 (15年5ヶ月経過) 出願番号 2005-203008
公開日 2007年2月1日 (13年11ヶ月経過) 公開番号 2007-020416
状態 特許登録済
技術分野 食用海藻 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 漬日数 フリーズドドライ 漬期間 粘性多糖類 紫外線殺菌 経日変化 氷点下 昆布エキス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年2月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

がごめ昆布から昆布エキスを「ぬめり」を残した状態で粉末状態で抽出する方法を提供することである。

解決手段

がごめ昆布の表面の藻類を除去する工程と、がごめ昆布の表面に紫外線照射して殺菌する工程と、がごめ昆布を2日間程度、水に浸漬する工程と、がごめ昆布を取り除いた水をフリーズドドライ処理する工程とを含むことを特徴とする昆布エキスの抽出方法が提供される。好ましくは、がごめ昆布を浸漬する水は、0°C〜4°Cに維持されている。

概要

背景

近年、フコイダンアルギン酸ラミナラン等の粘性多糖類が、成人病の予防や治療に大きな効果があるものとして期待されている。このような粘性多糖類を多く含む昆布として、がごめ昆布が知られており、がごめ昆布から粘性多糖類を抽出しようとする試みがなされている。また、がごめ昆布に含まれている「ぬめり」が身体に有用であり、粘膜を保護し、脂肪の吸収を防ぐのに役立つことが知られている。

概要

がごめ昆布から昆布エキスを「ぬめり」を残した状態で粉末状態で抽出する方法を提供することである。 がごめ昆布の表面の藻類を除去する工程と、がごめ昆布の表面に紫外線照射して殺菌する工程と、がごめ昆布を2日間程度、水に浸漬する工程と、がごめ昆布を取り除いた水をフリーズドドライ処理する工程とを含むことを特徴とする昆布エキスの抽出方法が提供される。好ましくは、がごめ昆布を浸漬する水は、0°C〜4°Cに維持されている。

目的

しかしながら、水に溶解している粘性多糖類は、極めて腐敗し易く、保存しにくいという特質を有しているため、がごめ昆布から、「ぬめり」を失うことなく保存可能な状態で昆布エキスを抽出するのが困難であった。そのため、「ぬめり」を失うことなく保存可能な状態で昆布エキスを抽出する方法の開発が望まれていた。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

昆布エキス抽出方法であって、がごめ昆布の表面の藻類を除去する工程と、前記がごめ昆布の表面に紫外線照射して殺菌する工程と、前記がごめ昆布を2日間程度、水に浸漬する工程と、前記がごめ昆布を取り除いた前記水をフリーズドドライ処理する工程と、を含むことを特徴とする方法。

請求項2

前記水が、0°C〜4°Cに維持されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は一般に、昆布エキス抽出方法に関する。より詳細には、本発明は、がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法に関する。

背景技術

0002

近年、フコイダンアルギン酸ラミナラン等の粘性多糖類が、成人病の予防や治療に大きな効果があるものとして期待されている。このような粘性多糖類を多く含む昆布として、がごめ昆布が知られており、がごめ昆布から粘性多糖類を抽出しようとする試みがなされている。また、がごめ昆布に含まれている「ぬめり」が身体に有用であり、粘膜を保護し、脂肪の吸収を防ぐのに役立つことが知られている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、水に溶解している粘性多糖類は、極めて腐敗し易く、保存しにくいという特質を有しているため、がごめ昆布から、「ぬめり」を失うことなく保存可能な状態で昆布エキスを抽出するのが困難であった。そのため、「ぬめり」を失うことなく保存可能な状態で昆布エキスを抽出する方法の開発が望まれていた。

0004

本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0005

本願請求項1に記載の昆布エキスの抽出方法は、がごめ昆布の表面の藻類を除去する工程と、前記がごめ昆布の表面に紫外線照射して殺菌する工程と、前記がごめ昆布を2日間程度、水に浸漬する工程と、前記がごめ昆布を取り除いた前記水をフリーズドドライ処理する工程とを含むことを特徴とするものである。

0006

本願請求項2に記載の昆布エキスの抽出方法は、前記請求項1の方法において、前記水が、0°C〜4°Cに維持されていることを特徴とするものである。

発明の効果

0007

本発明の方法により、脂肪の吸収を防ぐことに有用な「ぬめり」を失うことなく、成人病の予防や治療への効果が期待されているがごめ昆布エキスを、保存可能な粉末状態で抽出することが可能になった。

発明を実施するための最良の形態

0008

次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る、がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法について詳細に説明する。図1は、本発明の抽出方法を示したフロー図である。まず最初に、がごめ昆布の表面の藻類を除去する(工程1)。

0009

次いで、藻類を除去したがごめ昆布の表面に紫外線を照射して殺菌する(工程2)。粘性多糖類が熱に弱く、加熱殺菌不適当であるため、紫外線殺菌を採用したものである。また、粘性多糖類は紫外線の透過性が極めて悪いため、昆布素材自体の表面に紫外線を照射することにより、殺菌を可能にした。

0010

次いで、紫外線殺菌したがごめ昆布を水に浸漬する(工程3)。昆布エキスを抽出する際に通常使用される熱水ではなく水を用いたのは、「ぬめり」を失わないようにするためである。雑菌が増えないように、水温は0°C〜4°Cに維持するのが望ましい。また、浸漬期間は、2日間程度が望ましい。2日間程度としたのは、これ以上の時間が経過すると、雑菌が発生するおそれがあるからである。このような浸漬により、がごめ昆布の昆布エキスが水に溶解する。

0011

次いで、昆布を取り除いた水をフリーズドドライ処理する(工程4)。フリーズドドライ処理とは、対象物氷点下数十度で凍結させた状態で、高真空下で昇華脱水させる処理のことをいう。本発明における処理では、通常のフリーズドドライ用装置を使用して処理を行ってよい。

0012

このようにして得られた粉は、「ぬめり」を失わずに粘性多糖類を含んだものである。昆布エキスの使用に際して、粉を水に溶かす、等の所望の方法で利用することができる。

0013

上述の工程を経て得られた昆布エキス中に含まれる成分を、高速液体クロマトグラフ法によって分析したところ、昆布エキス粉末100g中に、フコイダンの単糖類であるフコースが1.9g含まれていることが分かった。

0014

昆布エキスの抽出の際に用いる水の温度を検証するため、4°Cの水と100°Cの水(熱水)にそれぞれ浸漬して抽出した昆布エキスをフリーズドドライ処理して比較したところ、4°Cの水を用いた場合には、昆布エキス粉末に「ぬめり」が残っていたが、100°Cの水(熱水)を用いた場合には、「ぬめり」が失われていることが確認された。これにより、0°C〜4°Cという浸漬温度正当性が検証された。

0015

昆布エキス抽出時の水温が低い程、抽出に要する時間が長いことが、一般的に知られているが、抽出時間が長くなると、粘性多糖類の腐敗が始まる。一方、上述のように、100°Cという高温で抽出すると、「ぬめり」が失われる。そこで、本発明では、上述のように、昆布エキス抽出に先立って紫外線殺菌を行い、「ぬめり」を失わずに、かつ、腐敗の発生を遅らせることに成功した。

0016

図2は、紫外線殺菌を行ったがごめ昆布(6g)を4°Cの水(200cc)に浸漬して昆布エキスを抽出する過程において、液中菌数測定値を記したグラフである。このグラフから分かるように、紫外線殺菌を行ったことにより、浸漬日数が5日程度までは菌数がさほど増加せず、その後の加工処理に耐えることが分かる。

0017

本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。

図面の簡単な説明

0018

本発明の好ましい実施の形態に係る昆布エキス抽出方法を示したフロー図である。
抽出昆布エキス中の細菌の経日変化を示したグラフである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本メナード化粧品株式会社の「 白髪の遺伝的素因の判定方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】個人の白髪の遺伝的素因を正確かつ簡便に判定する手段の提供。【解決手段】被験者から採取したDNA含有試料について、特定の遺伝子のうち1種又は2種以上の一塩基多型(SNP)のアレルを検出する工程と... 詳細

  • ミナト製薬株式会社の「 乾燥桑葉の製造方法、乾燥桑葉および桑葉粉末」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】フェオホルバイドの生成を抑えつつ、有効成分である1−デオキシノジリマイシンの損失が少ない乾燥桑葉の製造方法、および、桑葉粉末の製造方法の提供。【解決手段】枝付き桑葉を熱湯ブランチングする工程(... 詳細

  • 森永乳業株式会社の「 エネルギー消費促進用組成物」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】エネルギー消費を促進させることが可能な技術を提供する。平均分子量が220ダルトン以上かつ1000ダルトン以下である乳タンパク質分解物、又はMet−Lys−Proからなるペプチド、又は... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ