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技術 側臥位に適した寝具

出願人 西川リビング株式会社
発明者 有吉裕森雄一田中勝辻子直樹川上純一
出願日 2005年6月29日 (14年0ヶ月経過) 出願番号 2005-190662
公開日 2007年1月18日 (12年6ヶ月経過) 公開番号 2007-007090
状態 未査定
技術分野 マットレス,及びいす,ベッドに関するその他
主要キーワード 中央支持部材 装着材 肩口付近 制止部材 中央領 キノコ状 列車事故 両側領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2007年1月18日)のものです。
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図面 (8)

課題

本発明は、側臥位の状態での寝心地が快適であり、側臥位の状態を長時間保つことができ、無呼吸症候群緩和及びイビキの軽減を可能とする側臥位に適した寝具を提供するものである。

解決手段

本発明に係る側臥位に適した寝具は、身体全体の下方に位置する寝具であって、側地Bと該側地Bに内蔵される充填材Aとから構成される寝具において、身体の腰部及び肩部に相当する当該寝具の裏面側の箇所に幅方向の凹部a1,a2を設けてなり、寝具の凹部a1,a2における沈み込み量を調整するために、凹部に挿入可能な調節用クッション材c1,c2を備えてなるものである。

概要

背景

現在、日本においては約200万人の無呼吸症候群患者が存在するといわれている。この無呼吸症候群は列車事故などの原因になっているため、社会的大問題としてクローズアップされているが、治療を受けている患者は、そのうちの数パーセントにすぎないとの報告がある。無呼吸症候群の患者は、比較的太り気味中年男性に多いとされており、無呼吸症状を放置すると、心疾患脳疾患等の重大な疾患につながるおそれのある病気であるにもかかわらず、一般的には病気に対する認識が低く、治療を受けずに放置されているのが現状である。また、この無呼吸症候群の患者は、本人自身がその病気に気づかないケースも多く、就寝中イビキをかいだり、呼吸が止まるなどの状況をベッドパートナーに指摘されて初めて気づく場合が多いともいわれている。しかも、この無呼吸症候群の患者は、睡眠中、ほとんど熟睡できておらず、したがって、日常活動を行っているときに猛烈な眠気におそわれることがしばしばあって、日常生活に支障をきたすおそれがあり、安全性に対して高度の注意力を必要とされる職業では重大な事故を引き起こす直接的な原因になる。

以上のように、無呼吸症候群については、これを深刻に考えて対処すべきであるが、イビキも安眠阻害する要因である。ところで無呼吸症候群の症状やイビキは仰臥位の睡眠中に発生し、側臥位の状態では、無呼吸症候群の症状が発症しにくく、イビキの発生も抑制されることが知られている。そのため、強制的に側臥位で寝るように構成された寝具が数多く開発されている(特許文献1〜13)。
特開2005−118241号公報
特開2005−58387号公報
特開2005−58386号公報
特開2004−105288号公報
特開2002−360384号公報
特開2002−336112号公報
特開2003−304960号公報
特開2000−253977号公報
登録実用新案第3051623号公報
特開2000−23813号公報
登録実用新案第3009844号公報
実開平6−33574号公報
登録実用新案第3094150号公報

概要

本発明は、側臥位の状態での寝心地が快適であり、側臥位の状態を長時間保つことができ、無呼吸症候群の緩和及びイビキの軽減を可能とする側臥位に適した寝具を提供するものである。 本発明に係る側臥位に適した寝具は、身体全体の下方に位置する寝具であって、側地Bと該側地Bに内蔵される充填材Aとから構成される寝具において、身体の腰部及び肩部に相当する当該寝具の裏面側の箇所に幅方向の凹部a1,a2を設けてなり、寝具の凹部a1,a2における沈み込み量を調整するために、凹部に挿入可能な調節用クッション材c1,c2を備えてなるものである。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

身体全体の下方に位置する寝具であって、側地と該側地に内蔵される充填材とから構成される寝具において、身体の腰部及び肩部に相当する当該寝具の適宜箇所に沈み込み部を設けてなることを特徴とする側臥位に適した寝具。

請求項2

充填材が合成樹脂製発泡マットを含むものであることを特徴とする請求項1に記載の側臥位に適した寝具。

請求項3

沈み込み部を硬度の異なる合成樹脂発泡材を合成樹脂製発泡マットに埋め込むことにより形成してなることを特徴とする請求項2に記載の側臥位に適した寝具。

請求項4

充填材が繊維製の中綿を含むものであり、寝具にキルティングを施して前記繊維製の中綿の充填量を少なくした部分を設けることにより寝具に沈み込み部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の側臥位に適した寝具。

請求項5

寝具の沈み込み部における沈み込み量を調整するために、沈み込み部に付設可能な調節用当て材を備えてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の側臥位に適した寝具。

請求項6

寝具の長さ方向の中央部を嵩上げするために、側地の裏面側における長さ方向に袋部を形成し、該袋部に挿入する装着材を備えてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の側臥位に適した寝具。

請求項7

寝具を構成する合成樹脂製発泡マットの表面側に長さ方向の切り込みによる凸部が形成されており、該凸部は、基部と頭部とから構成され、幅方向の断面において基部の中心位置より頭部の中心位置が、幅方向中央の位置を境にして左側の凸部は左方向へ、右側の凸部は右方へそれぞれ偏って形成され、左側の凸部は左方向へ、右側の凸部は右方向へそれぞれ変位して傾倒しやすくしたことを特徴とする請求項2、3、5又は6のいずれか1項に記載の側臥位に適した寝具。

請求項8

寝具を構成する合成樹脂製発泡マットにおいて、身体の足元部に相当する箇所の表面側が表面波状低反発ウレタンフォームよりなることを特徴とする請求項2、3、5〜7のいずれか1項に記載の側臥位に適した寝具。

請求項9

寝具を構成する側地において、沈み込み部に相当する箇所の生地伸縮性のある素材よりなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の側臥位に適した寝具。

請求項10

身体の頭部の下方に位置する寝具であって、該寝具において、身体の首部側に相当する端部中央部に、曲面を有する邪魔体を出し入れ可能に収納するための袋部を延設したことを特徴とする側臥位に適した寝具。

請求項11

寝具の両側部に沈み込み部を設けたことを特徴とする請求項10に記載の側臥位に適した寝具。

技術分野

0001

本発明は、寝具に関し、特に側臥位で寝ることに適した寝具に関する。

背景技術

0002

現在、日本においては約200万人の無呼吸症候群患者が存在するといわれている。この無呼吸症候群は列車事故などの原因になっているため、社会的大問題としてクローズアップされているが、治療を受けている患者は、そのうちの数パーセントにすぎないとの報告がある。無呼吸症候群の患者は、比較的太り気味中年男性に多いとされており、無呼吸症状を放置すると、心疾患脳疾患等の重大な疾患につながるおそれのある病気であるにもかかわらず、一般的には病気に対する認識が低く、治療を受けずに放置されているのが現状である。また、この無呼吸症候群の患者は、本人自身がその病気に気づかないケースも多く、就寝中イビキをかいだり、呼吸が止まるなどの状況をベッドパートナーに指摘されて初めて気づく場合が多いともいわれている。しかも、この無呼吸症候群の患者は、睡眠中、ほとんど熟睡できておらず、したがって、日常活動を行っているときに猛烈な眠気におそわれることがしばしばあって、日常生活に支障をきたすおそれがあり、安全性に対して高度の注意力を必要とされる職業では重大な事故を引き起こす直接的な原因になる。

0003

以上のように、無呼吸症候群については、これを深刻に考えて対処すべきであるが、イビキも安眠阻害する要因である。ところで無呼吸症候群の症状やイビキは仰臥位の睡眠中に発生し、側臥位の状態では、無呼吸症候群の症状が発症しにくく、イビキの発生も抑制されることが知られている。そのため、強制的に側臥位で寝るように構成された寝具が数多く開発されている(特許文献1〜13)。
特開2005−118241号公報
特開2005−58387号公報
特開2005−58386号公報
特開2004−105288号公報
特開2002−360384号公報
特開2002−336112号公報
特開2003−304960号公報
特開2000−253977号公報
登録実用新案第3051623号公報
特開2000−23813号公報
登録実用新案第3009844号公報
実開平6−33574号公報
登録実用新案第3094150号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記従来の寝具は、仰臥姿勢を維持することを困難にすることにより強制的に側臥姿勢をとらせるようにしたものであり、逆に寝苦しくなることにより熟睡が妨げられるため睡眠不足になる欠点があった。また、体を少しずらせば、簡単に仰臥姿勢に変更できてしまうような効果の認められないアイデアも多かった。

0005

そこで、本発明者は、無呼吸症候群の症状緩和及びイビキの軽減を図ることを目的とし、側臥位状態を長時間維持することに苦痛を覚えない、すなわち強制的に側臥位の状態にするのではなく、仰臥位の状態よりも側臥位の状態の方がむしろ楽な姿勢となる敷き布団などの寝具を設計することにより、側臥位の状態を長時間保つことができて、必然的にいびきをかく頻度を減少させる側臥位に適した寝具を開発した。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る側臥位に適した寝具は、身体全体の下方に位置する寝具であって、側地と該側地に内蔵される充填材とから構成される寝具において、身体の腰部及び肩部に相当する当該寝具の適宜箇所に沈み込み部を設けてなることを特徴とするものである。充填材としては、ウレタンフォームマットポリエチレンフォームマットなどの合成樹脂製発泡マット羊毛や綿など天然繊維ポリエステルアクリルなどの合成繊維よりなる繊維製の中綿が例示される。また、沈み込み部の構造については、合成樹脂製発泡マットを充填材として使用する場合には、凹部を設けたり、また、周囲の発泡材よりも反発性の低い硬度の異なる発泡材を積層する場合などが考えられる。さらに繊維製の中綿を充填材として使用する場合は、キルティングにより沈み込み部を区画し、その区画領域における充填材の充填量を少なくすることにより沈み込み部を形成することが考えられる。

0007

上記のように構成したことにより、各沈み込み部が側臥位状態での肩口及び沈み込み量を増大させるため、側臥位での肩口及び腰に集中する体重を分散して負担を軽減することができるので、側臥位状態による疲労感が軽減して側臥位状態を長時間維持すること可能となる。

0008

また、上記の構成に加え、寝具の沈み込み部における沈み込み量を調整するために、沈み込み部に付設可能なクッション材製などの調節用当て材を備えてなる構成としてもよく、そのように構成した場合には、体型に応じた沈み込み量が期待でき、側臥位の状態での安眠がさらに確保することができる。

0009

さらに、上記の構成に加え、寝具を長さ方向、例えば長さ方向中央部や長さ方向の左右側部などに嵩上げするために、側地の裏面側における長さ方向に1又は複数の袋部を形成し、該袋部に挿入する装着材を備えてなる構成としてもよく、そのように構成して装着材を挿入した場合には、側臥位の状態に不慣れな人でも、半強制的に側臥位の状態をとらせるようになり、側臥位で寝ることに慣れてきたときには、装着材を抜き取ればよく、側臥位で寝ることを習慣付けるトレーニング用敷き布団として最適である。

0010

さらにまた、上記の構成に加え、寝具を構成する合成樹脂製発泡マットの表面側に長さ方向の切り込みによる凸部が形成されており、該凸部は、基部と頭部とから構成され、幅方向の断面において基部の中心位置より頭部の中心位置が、幅方向中央の位置を境にして左側の凸部は左方向へ、右側の凸部は右方へそれぞれ偏って形成され、左側の凸部は左方向へ、右側の凸部は右方向へそれぞれ変位して傾倒しやすくした構成としてもよく、そのように構成した場合には、中央部から両側部へ身体を回転させたときに、その回転に応じて凸部が傾倒していくので、スムーズに身体を回転させることができるため、側臥位の状態へ寝返りすることが容易になり、側臥位の状態を維持しやすくなる。

0011

また、上記の構成に加え、寝具を構成する合成樹脂製発泡マットにおいて、身体の足元部に相当する箇所の表面側が表面波状低反発ウレタンフォームよりなる構成としてもよく、そのように構成した場合には、くるぶし部分をやさしく包み込むようにフィットし、寝具から受ける反発力感じさせないので、側臥位時において快適な寝心地感が得られる。

0012

さらに、上記の構成に加え、寝具を構成する側地において、沈み込み部に相当する箇所の生地伸縮性のある素材よりなる構成としてもよく、そのように構成した場合には、肩口付近における大きい沈み込み量に十分に対応でき、沈み込みを規制するような側地によるつっぱり感がないので、さらに側臥位の状態を長時間維持できることになる。

0013

また、本発明に係る側臥位に適した寝具は、身体の頭部の下方に位置する寝具、例えば枕であって、該寝具において、身体の首部側に相当する端部中央部に、曲面を有する邪魔体を出し入れ可能に収納するための袋部を延設したものである。

0014

このように構成したことにより、側臥位の状態に不慣れな場合でも、この邪魔体によって、自然に側臥位の状態をとるようになり、側臥位で寝ることに慣れてきた場合には、邪魔体を抜き取ればよく、側臥位を習慣付けるトレーニング用の枕として最適である。

0015

さらにまた、上記の身体の頭部の下方に位置する寝具、例えば枕の両側部に沈み込み部を設けた構成としてもよい。

0016

このように構成すれば、前記寝具の中央部に身体頭部を載せると身体頭部が不安定な状態となって身体頭部の側転が促されるため、仰臥位から側臥位への寝返りが促進される。

発明の効果

0017

以上のように、本発明に係る側臥位に適した寝具は、側臥位の状態での寝心地が快適であり、側臥位の状態を長時間保つことができるので、無呼吸症候群の緩和及びイビキの軽減を可能とする寝具である。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

0019

図1図6は第1の実施例を示し、図1は身体全体の下方に位置する寝具、いわゆる敷き布団に内蔵されるウレタンフォームマットを裏面側からみた斜視図であり、図2は前記ウレタンフォームマットを表面側からみた斜視図であり、図3は前記ウレタンフォームマット上に側臥位で寝た状態を示す概略断面図であり、図4は前記敷き布団の側地を裏面側からみた斜視図であり、図5は前記ウレタンフォームマットを側地で被覆した状態を示す概略断面図であり、図6は前記ウレタンフォームマットの幅方向の断面図である。

0020

図1及び図2において、Aは敷き布団に内蔵されるウレタンフォームマットを示し、当該ウレタンフォームマットAを図4に示す側地Bにて被覆すると、敷き布団が構成される。ウレタンフォームマットAは、その裏面側において、身体の肩部に相当する箇所に断面弓形状に彫り込んだ肩側凹部a1が設けられ、身体の腰部に相当する箇所にも同様に断面弓形状に彫り込んだ幅方向の腰側凹部a2が設けられている。このように肩側と腰側に凹部a1,a2をそれぞれ設けると、図3に示すように、側臥状態で当該ウレタンフォームマットAに寝たときには、肩口及び腰の沈み込み量が増大するためゆとりができ、身体の肩口及び腰が深く沈み込んで側臥位での肩口及び腰に集中する体重が分散されるので負担が軽減され、側臥状態を長時間維持しながら、安眠することが可能となる。本実施例においては、肩側と腰側の凹部a1,a2に関して、ウレタンフォームマットAの中央部に身体を支持する中央支持部材a3が設けられており、仰臥位から側臥位に寝返りをうった際に、その変化が感じやすいようになっている。また、両側部に身体の移動を制止する両側制止部材a4が設けられており、敷き布団の外側に身体がズレ落ちないようにている。なお、上記した中央支持部材a3及び両側制止部材a4は必ずしも設けなくてよく、ウレタンフォームマットAの幅一杯に凹部a1,a2を設けてもよく、また、後述する調節用クッション材c1,c2を中央支持部材及び両側制止部材として使用してもよい。また、肩側と腰側の沈み込み部として、本実施例においては、凹部を形成しているが、それに限られるものではなく、ウレタンフォームマットAよりも反発性の低い発泡材を積層して、その積層部分が深く沈み込むように沈み込み部を形成してもよい。

0021

図1におけるc1,c2は、調節用クッション材であって、前記ウレタンフォームマットAの凹部a1,a2ににそれぞれ当て嵌められて、各凹部a1,a2の沈み込み量を調整可能とするものである。このような調節用クッション材c1,c2を複数備えておくと、ウレタンフォームマットAの凹部a1,a2における沈み込み量が、当該敷き布団を利用する者の体型に合わせて具合良く構成することができるので便利であり、側臥位の状態がより一層安定し、その状態を長時間維持できることが可能となる。

0022

図4に示す側地Bの裏面には、その長さ方向に布地の両端を縫着してなるトンネル状の空間部を有する袋部b1が設けられており、この袋部b1に挿入可能な装着材Dを備えておき、この装着材Dを側地Bの袋部b1に挿入して、側地BによりウレタンフォームマットAを被覆すると、図5に示すように敷き布団の長さ方向の中央部を嵩上げすることが可能となる。このように構成しておいて、敷き布団上に仰臥状態で寝ると、身体の背中部が嵩上げされているので、側臥位の状態に不慣れな者でも、半ば強制的に側臥位の状態をとるようになる。なお、側臥位で寝ることに慣れてきた場合には、この装着材Dを抜き取ればよいので、トレーニング用として最適である。なお、本実施例においては、トレーニング効果が明確に理解できるように中央にのみ設けた例を示したが、好ましくは袋部を複数並列に設け、必要に応じて適宜の袋部に装着材が挿入できるようにする。例えば、図示を省略するが、両側部に設けた袋部に装着材を挿入すれば、マットの両側部に膨らみが形成されるので、マットから身体がはみ出るのを防止できる。また、好みや必要に応じ、マットに対して長さ方向の凹凸を形成することができるので、通気性を向上させたり、指圧効果褥瘡防止効果が期待できる。

0023

上記したウレタンフォームマットAは、その表面側に長さ方向の切り込み10により、幅方向中央の位置の比較的幅のある中央凸部11を境にして左側に左方凸部12が形成されており、右側に右方凸部13が形成されている。これら左右の凸部12,13は、図6に示すように、幅方向の断面がくびれ状の基部12a,13aと頭部12b,13bとから構成された断面キノコ状をなすものである。左方凸部12は、図6に示すように基部12aの中心位置より頭部12bの中心位置が左方向に偏っており、右方凸部13は、基部13aの中心位置より頭部13bの中心位置が右方向に偏って形成されている。したがって、このウレタンフォームマットAに横たわると、左方凸部12は左方向へ、右方凸部13は右方向へそれぞれ変位して傾倒することになり、身体を中央部から左側部へ回転させると、その回転に応じて左方凸部12が傾倒していくので、スムーズに身体を左側へ回転させることができる。逆に身体を中央部から右側部へ回転させると、その回転に応じて右方凸部13が傾倒していくので、スムーズに身体を左側へ回転させることができる。以上のことから、仰臥状態から側臥位の状態へ寝返りすることが容易になり、側臥位の状態を維持しやすくなる。

0024

また、ウレタンフォームマットAの表面側において、身体の背中部が相当する箇所の切り込み10に、仰臥状態で寝たときに背中に違和感を感じさせる異物を適宜嵌め込むことにより、側臥位を促進させるようにしてもよい。

0025

また、図2に示すように、ウレタンフォームマットAにおける表面側には、身体の足元部に相当する箇所に表面波状の低反発ウレタンフォームを配した領域Sが組み込まれており、ウレタンフォームマットA上に側臥状態で身体を横たえたときに低反発ウレタンフォーム領域Sの箇所に身体における比較的突出したくるぶし部が当接することになり、そのため、身体のくるぶし部をこの領域Sの低反発ウレタンフォームがやさしく包み込むようにフィットし、敷き布団から受ける反発力が分散されて荷重負担を感じさせないので、快適な寝心地感が得られる。

0026

また、ウレタンフォームマットAの表面側において、身体の背中部が相当する箇所の
なお、本実施例における敷き布団は、その側地Bにおいて、身体の肩部に相当する箇所の生地が伸縮性のある素材より構成されており、肩口付近における大きい沈み込み量に十分に対応でき、沈み込みを規制するような側地によるつっぱり感がないので、さらに側臥位の状態を長時間維持できることになる。

0027

図7は第2の実施例を示し、身体の頭部の下方に位置する寝具、いわゆる枕を斜め上方からみた斜視図である。

0028

図7においてPは枕本体を示し、その上面がフラットであって、枕上で身体の頭部が回転しても、頭部の中心が変位しないようになっており、仰臥位から側臥位への寝返りがし易くなっている。また、枕本体Pは左右両側に寝返りをうつ場合でも、十分に対応できるように70cm以上の長さを有している。また、身体の首元側に相当する枕本体Pの端部Sは、寝返りが行いやすく、かつ、側頭部が具合良くおさまって側臥位の状態が長時間維持しやすいようにやや内方入り込む湾曲線になっている。

0029

この枕本体Pには、前記端部Sの中央部に袋部p1が延設されている。該袋部p1は、曲面を有する邪魔体として、2個の球状物p2が出し入れ可能に収納されている。このように構成すると、側臥位の状態に不慣れな場合でも、この球状物p2によって、自然に側臥位の状態をとるようになり、側臥位で寝ることに慣れてきた場合には、球状物p2を抜き取ればよく、トレーニングとして最適である。なお、本実施例においては、邪魔体として2個の球状物を採用しているが、これに限られるものではなく、異物感を与えるものであればどのような個数及び形状のものでも目的が達成できる。

0030

また、本実施例においては、仰臥位の状態において身体の頭部を載置する枕本体Pの中央領域p3はやや硬めの反発性の高い素材を使用し、両側領域p4は、反発性低く、やや沈み込む素材を使用している。そのため、中央領域p3においては、身体頭部がやや不安定な状態となるので、身体頭部の側転が促され、仰臥位から側臥位への寝返りが促進される。

図面の簡単な説明

0031

実施例1における身体全体の下方に位置する寝具、いわゆる敷き布団に内蔵されるウレタンフォームマットを裏面側からみた斜視図である。
前記ウレタンフォームマットを表面側からみた斜視図である。
前記ウレタンフォームマット上に側臥位で寝た状態を示す概略断面図である。
前記敷き布団の側地を裏面側からみた斜視図である。
前記ウレタンフォームマットを側地で被覆した状態を示す概略断面図である。
前記ウレタンフォームマットの幅方向の断面図である。
実施例2における身体の頭部の下方に位置する寝具、いわゆる枕を斜め上方からみた斜視図である。

符号の説明

0032

A・・・・ウレタンフォームマットa1・・・肩側凹部
a2・・・腰側凹部 a3・・・中央支持部材
a4・・・両側制止部材B・・・・側地
b1・・・袋部 c1・・・調節用クッション材
c2・・・調節用クッション材 D・・・・装着材
10・・・切り込み11・・・中央凸部
12・・・左方凸部 12a・・基部
12b・・頭部 13・・・右方凸部
13a・・基部 13b・・頭部
S・・・・低反発ウレタンフォーム領域 P・・・・枕本体
p1・・・袋部 p2・・・球状物
p3・・・中央領域 p4・・・両側領域

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