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技術 マルチラッチ機構

出願人 須藤忠義
発明者 須藤忠義
出願日 2005年5月24日 (15年6ヶ月経過) 出願番号 2005-151126
公開日 2006年12月7日 (13年11ヶ月経過) 公開番号 2006-328712
状態 特許登録済
技術分野 戸または窓の固定装置 錠;そのための付属具
主要キーワード 気密効果 カムバネ 突き出し位置 ハンドルバネ 握り玉 水平位 化粧座 ダブルア
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年12月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

現在のアパートマンション玄関扉には、枠にゴム製の気密材を設けたものが多い。 このような扉では扉を強く締め付けないと扉の気密が保てない。 しかしドアクローザや錠には扉をそれほど締め付ける力が無い。その為に気密材の締め付けを弱くすると隙間風の発生とともに扉の防音性が低下する。 強い締め付けを求めると扉が自閉しきれず、ラッチボルトが掛からない。 これらを動力を使わず、錠機構で解決する事が課題である。

解決手段

1個のラッチボルトを、従来の引込めるだけの機能に加えて、ハンドルを上方に回す事でラッチボルトをより長く突き出し、長く突き出した分で扉を締め付けるラッチボルトのマルチラッチ機構を実現した。扉を閉じた後にハンドルを上方に回して扉を締め付ける。手でハンドルを回す為に必要な締め付けが得られる。

概要

背景

現在のアパートマンション玄関扉には、枠に気密材としてのネオプレンゴムエアタイトゴムを設けたものが多い。
このような扉では、扉の気密性を確保する為に、ある程度扉を強く閉じてゴム締め付けなければならない。
しかし、一般の扉には急な閉扉を防止するためのドアクローザが使用されており、そのドアクローザが取り付けられている扉においては、閉扉時におけるゴムの締め付けが弱くなる。
そうすると、扉の充分な気密を保てずに、隙間風が発生するとともに扉の防音性も低下する。
だからといって、ゴムの締め付けを強くすると、錠のラッチボルト錠受けラッチングしない為に扉を係止できなくなる。

ラッチ機構の一つとして、ダブルアクションのラッチ機構がある。これはデットロッキングラッチボルトとも言われ、扉を閉じるとラッチボルトが定位位置から突き出して固定するものである。
しかし、扉を締め付ける機能は無く、問題を解決する技術に使えない。
特開2004−44098

概要

現在のアパートやマンションの玄関扉には、枠にゴム製の気密材を設けたものが多い。 このような扉では扉を強く締め付けないと扉の気密が保てない。 しかしドアクローザや錠には扉をそれほど締め付ける力が無い。その為に気密材の締め付けを弱くすると隙間風の発生とともに扉の防音性が低下する。 強い締め付けを求めると扉が自閉しきれず、ラッチボルトが掛からない。 これらを動力を使わず、錠機構で解決する事が課題である。1個のラッチボルトを、従来の引込めるだけの機能に加えて、ハンドルを上方に回す事でラッチボルトをより長く突き出し、長く突き出した分で扉を締め付けるラッチボルトのマルチラッチ機構を実現した。扉を閉じた後にハンドルを上方に回して扉を締め付ける。手でハンドルを回す為に必要な締め付けが得られる。

目的

扉を締め付け、扉の気密性と防音性を確保する事が課題である。しかも、電気的な動力を使わずに、錠の操作でそれを行い、錠の機能で実現する事が課題である。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

1個のラッチボルト(4)を、ハンドル(7)を下方に回して通常の突き出し位置である定位位置(19)から引込め、ハンドルを上方に回してラッチボルトを定位位置から突き出し、突き出し位置(20)まで突き出す事を特徴とするラッチボルトのマルチラッチ機構

技術分野

0001

ハンドルを回す操作で定位位置からの引込めと突き出しの2種類の機能を持つラッチボルトの技術に関する。

背景技術

0002

現在のアパートマンション玄関扉には、枠に気密材としてのネオプレンゴムエアタイトゴムを設けたものが多い。
このような扉では、扉の気密性を確保する為に、ある程度扉を強く閉じてゴム締め付けなければならない。
しかし、一般の扉には急な閉扉を防止するためのドアクローザが使用されており、そのドアクローザが取り付けられている扉においては、閉扉時におけるゴムの締め付けが弱くなる。
そうすると、扉の充分な気密を保てずに、隙間風が発生するとともに扉の防音性も低下する。
だからといって、ゴムの締め付けを強くすると、錠のラッチボルトが錠受けラッチングしない為に扉を係止できなくなる。

0003

ラッチ機構の一つとして、ダブルアクションのラッチ機構がある。これはデットロッキングラッチボルトとも言われ、扉を閉じるとラッチボルトが定位位置から突き出して固定するものである。
しかし、扉を締め付ける機能は無く、問題を解決する技術に使えない。
特開2004−44098

発明が解決しようとする課題

0004

扉を締め付け、扉の気密性と防音性を確保する事が課題である。しかも、電気的な動力を使わずに、錠の操作でそれを行い、錠の機能で実現する事が課題である。

課題を解決するための手段

0005

錠のラッチボルトの動きで扉を締め付ける事を考えた。
つまり、取手であるハンドルを通常の使用とは逆の上方向に回動させる事によって、そのラッチボルトを操作することを考えた。ハンドルを上方向へ回す事でラッチボルトを通常に突き出た定位位置よりさらに突き出し、その突き出し幅で扉を締め付けるようにした。

0006

もっとも、突き出しただけではラッチボルトで扉を締め付ける事ができない。
そこでラッチボルトには特願2002−199530(特開2004−44098)に開示された技術を利用する。即ち、ラッチボルトに背面テーパーを持つ錠の技術を利用する。その出願の図1の背面テーパー(5)がそれである。特願2002−199530(特開2004−44098)の背面テーパーはラッチボルトと錠受け穴との間の隙間を無くし、扉が風等で振れカタカタ音を出すのを防止するものである。
特願2002−199530(特開2004−44098)の背面テーパー付きラッチボルトでは扉を締め付ける力は無い。それを本発明の機構と組み合わせ、ラッチボルトをハンドルを回して定位位置より突き出す事で扉の締め付けを行うものである。
ハンドルを手で回す事で、ある程度の締め付け強さを可能にしたものである。

0007

ラッチボルトの突き出しには、もう一つの効果を期待することができる。
それは、ラッチボルトを使って本施錠できる事である。
突き出したラッチボルトを固定する事で、ラッチボルトにデットボルトの役目をさせる事が可能になる。

0008

発明のマルチラッチ機構を図に基づいて説明する。
図2Aが扉を開け、ハンドルから手を離した定位状態の部品位置を示す。
ラッチカム軸(10)にラッチカム(12)と突き出しカム(13)を設ける。
ハンドルバネカム(15)はハンドルを下方に回した時に、ハンドルを定位である水平に戻す為のハンドルバネ(16)のバネ受けである。
カムバネ(14)はハンドルを上方に回した時にハンドルを定位に戻すバネである。
ラッチカム軸の軸芯にハンドル(7)のハンドル軸(11)を組み付ける。

0009

図2Bがハンドルを下方に回し、ラッチボルト(4)を引込めた事を示す。
この状態で扉の係止が解け、扉を開ける事ができる。
ハンドルを下方に回した事でラッチカムがラッチボルトを引張り、引込める。
ハンドルから手を離すとラッチカム軸(10)がハンドルバネに押され、定位に戻り、ラッチボルトがラッチバネ(18)で定位位置(19)まで戻り、図2A状態となる。

0010

図3Aは、ハンドルを上方に回し、ラッチボルト(4)を定位位置(19)から突き出し位置(20)まで突き出した事を示す。
ハンドルを上に回した事で突き出しカム(13)がラッチボルトを押し、突き出す。

0011

図3Bは、図3Aから、ハンドルから手を離した状態を示す。
ラッチカム軸(10)はカムバネ(14)に引張られて定位まで戻ろうとする。
しかし突き出したラッチボルト(4)は扉を締め付けており、その為の側圧がラッチボルトに掛かっている。その為にラッチカム軸はラッチカム(12)がラッチカム受け(21)に当った位置で止まる事となる。
その為に、ハンドル位置(8)は定位である水平位置より少し上方に回転した位置となる。

0012

ラッチボルト(4)を突き出して、扉を閉じる方向に押す仕組みは図1のラッチボルトの背面テーパー(5)による。
ハンドルを上に回し、ラッチボルトを突き出す時の回転の重さはその扉の締め付ける強さによる。
その状態でハンドルを下方に回し、ラッチボルトを引込める時の回転の重さも扉を締め付けた強さに比例する。

0013

一般に、扉を開けようとした時にハンドルを回す時の重さが重すぎると違和感を感じる。
もし、図3B状態でハンドル位置が定位である水平に戻っていれば、扉を開ける為にハンドルを回したときに違和感を感じる。
図3Bのように、ハンドル位置(8)が定位である水平位置より少し上がっていれば、ハンドルを回す時に重い事を承知してハンドルを回す事となり、違和感を感じない。
またハンドル位置を見ただけで錠が扉を締め付けている事がわかる。

0014

ラッチボルトを突き出した時にハンドル位置を上方に45度まで回し、手を離すとハンドルがそれより戻った位置とした理由は、扉を開けようとした者がハンドルを回す時に、上方45度の角度のハンドルでは握りにくい為である。
図3Bからハンドルを下方に回すとラッチボルト(4)が引込み、図2B状態となる。それから手を離せば図2A状態となる。
その状態で閉扉すると、ラッチボルト(4)が錠受けに当って引込み、錠受け穴に入って定位位置(19)まで突き出し、扉を係止した状態の図2Aとなる。

発明の効果

0015

アパートやマンションの玄関扉では、ドアクローザや錠では扉を締め付ける力が無く、その為に扉回りから隙間風が入り、周囲の音が室内で聞こえ、室内の音も外部に漏れていた。
本発明のマルチラッチ機構を玄関錠に設ける事で、扉を閉じた後にハンドルを上方に回す事で扉を締め付け、扉の気密効果を高めて隙間風を止め、扉の防音性を高める事ができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

発明のマルチラッチ機構は、ラッチボルト(4)をレバーハンドル形のハンドル(7)を回して引込めるタイプの錠に使用する。取手の形が丸い握り玉形の錠に使用しても使いにくく、効果は少ない。
錠はラッチボルトの有る錠であれば、デットボルト(3)の有る錠でもデットボルトの無い空錠でも共通に使用できる。

0017

発明のマルチラッチ機構を錠に組み付けるにあたり、最も注意を要する部分は各々のバネの力関係である。
ハンドルバネ(16)はハンドル(7)の重さに合わせ、ハンドルを確実に水平である定位に戻す力が必要である。
ラッチバネ(18)はラッチボルト(4)を引込めた位置から定位位置(19)に戻す力があれば良く、弱い力が良い。強すぎるとドアクローザで扉を閉じる時にラッチボルトが引込まず、自動的に扉を係止できなくなる。

0018

ラッチバネのストロークは、ラッチボルトを突き出し位置(20)まで突き出しても良いが、ストロークは定位位置(19)までの突き出し幅とした方が各々のバネの組み合わせが楽になる。
図3A、Bではその為にラッチバネ(18)を定位位置で示した。

0019

カムバネ(14)は、ハンドルを上方に回した時にハンドルを水平に戻す為に必要な強さがあれば良い。ラッチバネのストロークを定位位置にしてあれば、カムバネの力が弱くても定位位置までハンドルは自重で戻ろうとする。その為にカムバネの力はハンドルがガタつかず、安定する程度の小さい力で良い。
なお、ラッチバネ(18)のストロークをラッチボルト突き出し位置(20)まで長くした場合は、このカムバネとラッチバネの力の均衡を図ることが難しくなる。

図面の簡単な説明

0020

発明の機構を持つ錠の外観斜視図で、ラッチボルトを突き出した図3B状態を示す。
A.図1のAA断面で、扉を開けてハンドルから手を離した定位状態を示す。 B.ハンドルを下方に回し、ラッチボルトを引込めた状態を示す。
A.ハンドルを上に回し、ラッチボルトを突き出し位置まで突き出した状態を示す。 B.ラッチボルトを突き出し位置に突き出し、ハンドルから手を離した状態を示す。

符号の説明

0021

錠フロント
錠ケース
3デットボルト
4ラッチボルト
5背面テーパー
シリンダー
7ハンドル
8ハンドル位置
化粧座
10ラッチカム軸
11ハンドル軸
12ラッチカム
13 突き出しカム
14カムバネ
15ハンドルバネカム
16 ハンドルバネ
17 ハンドルバネ止め
18ラッチバネ
19定位位置
20突き出し位置
21 ラッチカム受け

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