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技術 吸収体又は該吸収体を使用するシーツ、排泄物処理材若しくは植木鉢

出願人 株式会社大貴
発明者 伊藤博
出願日 2006年5月29日 (14年5ヶ月経過) 出願番号 2006-149054
公開日 2006年11月30日 (13年11ヶ月経過) 公開番号 2006-320900
状態 特許登録済
技術分野 栽培用器(植木鉢),播種用鉢 栽培用器(植木鉢),播種用鉢 整形外科、看護、避妊 固体廃棄物の処理 固体相互の分離 固体収着剤及びろ過助剤
主要キーワード 部分排出 送風乾燥装置 乾燥素材 廃液排出管 廃液管路 上排出口 湿式分級処理 搬送用ベルトコンベヤ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年11月30日)のものです。
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図面 (5)

課題

汚れ衛生用品に付着する大腸菌やその他雑菌を、消毒又は滅菌処理して、衛生的に衛生用品及び/又は衛生用品の素材回収し、この回収された衛生用品の素材を使用して、吸収体シーツ排泄物処理材又は植木鉢を提供する。

解決手段

第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部が配置されていることを特徴とする吸収体、シーツ、排泄物処理材又は植木鉢にあり、衛生用品の素材に付着する汚れを乾燥すると共に消毒して、汚れを処理した衛生用品から分離された素材を使用して、吸収体、シーツ、排泄物処理材又は植木鉢、とすることにより、回収された衛生用品の素材を有効に活用することができる。

概要

背景

紙おむつ乳パッド尿パッド及び生理用ナプキンなどの衛生用品は、使い捨て可能に製造されている。このような使い捨て衛生用品は、二つの吸水紙で形成された層の間に、高吸水性樹脂を含むパルプ材料で形成されている吸水層部を設け、一方の吸水紙の層の下側に不透水性プラスチック膜を設け、他方の吸水紙の上に不織布を設けて形成されている。
この使い捨て衛生用品は、繰り返し使用するものでないために、洗濯により清潔にする必要もなく、使用後に廃棄できるので便利であり、病院家庭で使用されている。

概要

汚れた衛生用品に付着する大腸菌やその他雑菌を、消毒又は滅菌処理して、衛生的に衛生用品及び/又は衛生用品の素材回収し、この回収された衛生用品の素材を使用して、吸収体シーツ排泄物処理材又は植木鉢を提供する。第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部が配置されていることを特徴とする吸収体、シーツ、排泄物処理材又は植木鉢にあり、衛生用品の素材に付着する汚れを乾燥すると共に消毒して、汚れを処理した衛生用品から分離された素材を使用して、吸収体、シーツ、排泄物処理材又は植木鉢、とすることにより、回収された衛生用品の素材を有効に活用することができる。

目的

本発明は、以上の問題点を解決するために、汚れた衛生用品に付着する大腸菌やその他雑菌を、消毒又は滅菌して、衛生的な素材を回収することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

汚れが付着している衛生用品を80℃以上の温度に加熱して、前記汚れが付着している衛生用品を乾燥し、乾燥された衛生用品を、強制振動下にい分けて、乾燥された汚れの一部を前記衛生用品から分離することを特徴とする汚れが付着している衛生用品から汚れの一部を除く衛生用品の回収方法

請求項2

乾燥された衛生用品を、引き掻き処理して、衛生用品の接続部を解いて強制振動下で篩により篩い分けることを特徴とする請求項1に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。

請求項3

乾燥された汚れが付着している衛生用品が含水率10重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。

請求項4

汚れた衛生用品が、汚れた紙おむつ、汚れた乳パッド、汚れた尿パッド、汚れたシーツ、汚れたガーゼ、汚れた包帯若しくは汚れた脱脂綿又はこれら二以上の汚れた衛生用品であることを特徴とする請求項1に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。

請求項5

汚れが付着している衛生用品が、使用済みの紙おむつ、使用済み乳パッド、使用済み尿パッド、使用済みシーツ、使用済みガーゼ、使用済み包帯若しくは使用済み脱脂綿又はこれら二以上の使用済みの衛生用品であることを特徴とする請求項1に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。

請求項6

汚れが付着している衛生用品から回収された衛生用品の素材には、死滅した大腸菌が付着していることを特徴とする請求項1に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。

請求項7

第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部が配置されていることを特徴とする吸収体

請求項8

第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質が付着し、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含有する吸水性混合層部を備えることを特徴とする吸収体。

請求項9

上側透水性層部、底部側不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一吸水性紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置される第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部を備えることを特徴とするシーツ。

請求項10

上側透水性層部、底部側不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一吸水性紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置される第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含有する吸水性混合層部を備えることを特徴とするシーツ。

請求項11

死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含み、粒状に形成されていることを特徴とする排泄物処理材

請求項12

死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含み、粒状に形成されていることを特徴とする排泄物処理材。

請求項13

死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含み、粒状に形成されている芯部と、該芯材被覆する紙粉及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆部を備えることを特徴とする排泄物処理材。

請求項14

死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含み、粒状に形成されている芯部と、該芯材を被覆する紙粉及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆部を備えることを特徴とする排泄物処理材。

請求項15

内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成する第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有する吸水性混合層部を備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢

請求項16

内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成する第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有し、さらに該プラスチック材料より少ない含有量で、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部とを備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢。

請求項17

内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成し通気性を有する不透水性薄層部と、該不透水性の薄層部に接して配置される第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有する吸水性混合層部とを備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢。

請求項18

内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成し通気性を有する不透水性の薄層部と、該不透水性の薄層部に接して配置される第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有し、さらに該プラスチック材料より少ない含有量で、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部とを備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢。

請求項19

内面を形成する透水性の薄層部と、外面を形成し不透水性の薄層部と、前記透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第一吸水性紙層部と、前記不透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第二の吸水紙層とを備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に配置され、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下で、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有する吸水性混合層部を備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢。

請求項20

内面を形成する透水性の薄層部と、外面を形成し不透水性の薄層部と、前記透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第一吸水性紙層部と、前記不透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第二の吸水紙層とを備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に配置され、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下で、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有し、さらに該プラスチック材料より少ない含有量で、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部とを備えて、全体が合わされて一体に形成された板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢。

技術分野

0001

本発明は、汚れ衛生用品からその素材回収方法に関し、特に、製造時に汚れた衛生用品及び使用済みの衛生用品から、その衛生用品に使用されるパルプ材料吸水性樹脂及び紙粉などの素材を再使用可能回収する汚れた衛生用品からその素材の回収方法に関する。また、本発明は、汚れた衛生用品から再使用可能な衛生用品用の素材を回収する衛生用品素材の回収方法に関し、特に、使用済みの汚れた衛生用品から、衛生的な衛生用品素材の回収方法に関する。さらに本発明は、汚れた衛生用品から再使用可能に回収された衛生用品用の素材を使用して製造された吸収体シーツ排泄物処理材又は植木鉢に関する。

背景技術

0002

紙おむつ乳パッド尿パッド及び生理用ナプキンなどの衛生用品は、使い捨て可能に製造されている。このような使い捨て衛生用品は、二つの吸水紙で形成された層の間に、高吸水性樹脂を含むパルプ材料で形成されている吸水層部を設け、一方の吸水紙の層の下側に不透水性プラスチック膜を設け、他方の吸水紙の上に不織布を設けて形成されている。
この使い捨て衛生用品は、繰り返し使用するものでないために、洗濯により清潔にする必要もなく、使用後に廃棄できるので便利であり、病院家庭で使用されている。

発明が解決しようとする課題

0003

このような使い捨ての衛生用品であっても、使用目的から衛生的であることが要求され、製造過程で汚れただけで廃棄されて、焼却されている。その量は、全体的には僅かな割合であっても、全体量が多いために、焼却処理される量は無視できるものではなく問題とされている。このような衛生用品は、衛生的であることが要求されるために、再生が難しく、これまでに、再生することすら話題に上っていない。殊に、使用後の所謂使用済みおむつは、大便小便で汚れており、その処理は、専ら、焼却によっている。使用済み紙おむつの量は膨大であり、しかも、使用済み紙おむつの廃棄処理費は、例えば、1kg当たり100乃至160円であるから、大変な額に上っており、問題とされている。しかも、焼却処理には、大量の燃料及び多くの人手等を要するために問題とされている。
本発明は、このような汚れた衛生用品の再生処理に係る問題点を解決することを目的としている。

課題を解決するための手段

0004

本発明は、以上の問題点を解決するために、汚れた衛生用品に付着する大腸菌やその他雑菌を、消毒又は滅菌して、衛生的な素材を回収することを目的とする。
本発明者は、略密閉された空間内で、熱風により汚れた衛生用品を乾燥して、衛生用品の素材に付着する汚れを乾燥すると共に消毒して、汚れが衛生的に処理できて、素材から分離され易くなることを発見して本発明に至った。

0005

即ち、本発明は、第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部が配置されていることを特徴とする吸収体にあり、また、本発明は、第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質が付着し、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含有する吸水性混合層部を備えることを特徴とする吸収体にある。

0006

そしてまた、本発明は、上側透水性層部、底部側不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一吸水性紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置される第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部を備えることを特徴とするシーツにあり、さらに本発明は、上側透水性層部、底部側不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一吸水性紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置される第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含有する吸水性混合層部を備えることを特徴とするシーツにある。

0007

そしてさらに、本発明は、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含み、粒状に形成されていることを特徴とする排泄物処理材にあり、また、本発明は、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含み、粒状に形成されていることを特徴とする排泄物処理材にあり、さらに、本発明は、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含み、粒状に形成されている芯部と、該芯材被覆する紙粉及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆部を備えることを特徴とする排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂、紙粉及びプラスチック材料を含み、粒状に形成されている芯部と、該芯材を被覆する紙粉及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆部を備えることを特徴とする排泄物処理材にある。

0008

これらの他に、本発明は、内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成する第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有する吸水性混合層部を備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢にあり、また、本発明は、内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成する第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有し、さらに該プラスチック材料より少ない含有量で、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部とを備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢にあり、さらに、本発明は、内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成し通気性を有する不透水性の薄層部と、該不透水性の薄層部に接して配置される第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有する吸水性混合層部とを備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢にあり、さらにまた、本発明は、内面を形成する第一吸水性紙層部と、外面を形成し通気性を有する不透水性の薄層部と、該不透水性の薄層部に接して配置される第二の吸水紙層とを備え、さらに、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有し、さらに該プラスチック材料より少ない含有量で、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部とを備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢にあり、さらに加えて、内面を形成する透水性の薄層部と、外面を形成し不透水性の薄層部と、前記透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第一吸水性紙層部と、前記不透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第二の吸水紙層とを備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に配置され、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下で、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有する吸水性混合層部を備える板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢にあり、さらにこれらの他に、本発明は、内面を形成する透水性の薄層部と、外面を形成し不透水性の薄層部と、前記透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第一吸水性紙層部と、前記不透水性の薄層部に接してその裏側に配置される第二の吸水紙層とを備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に配置され、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下で、汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料を主として含有し、さらに該プラスチック材料より少ない含有量で、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部とを備えて、全体が合わされて一体に形成された板部材により、側部及び底部が形成されていることを特徴とする植木鉢にある。

発明の効果

0009

本願発明は、汚れが付着している衛生用品を80℃以上の温度に加熱して、前記汚れが付着している衛生用品を乾燥して、汚れを分離し易くし、このように乾燥された衛生用品を、強制振動下にい分けて、乾燥された汚れの一部を前記衛生用品から分離して、汚れが付着している衛生用品からその素材を消毒し、洗浄されて清浄なものとして回収して、該衛生用品の素材を有効に使用可能とするものであり、これにより、第一及び第二の吸水紙層間に、死滅した大腸菌及び殺菌作用を有する物質を含み、含水率が10重量%以下の、汚れが付着している衛生用品から回収されたパルプ材料、吸水性樹脂及び紙粉を含有する吸水性混合層部が配置されていることを特徴とする吸収体を使用して、シーツ、排泄物処理材又は植木鉢とすることができ、従来、専ら廃棄されていた汚れた衛生用品を、衛生用品や園芸及び農業用品原材料として有効に活用することができる。しかも、従来では、専ら廃棄に要した費用を有効な原材料の製造に活用する点でコストの軽減に寄与し、資源の有効利用を図って資源の無駄を極力避けることができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

本発明において、汚れた衛生用品の用語は、製造過程、運搬過程及び衛生用品の陳列過程で汚れた衛生用品並びに使用済みの衛生用品を意味する。本発明において、汚れた衛生用品は、汚れた紙おむつ、汚れた乳パッド、汚れた尿パッド、汚れたシーツ、汚れたガーゼ、汚れた包帯若しくは汚れた脱脂綿又はこれら二以上の衛生用品の組を意味する。

0011

衛生用品、特に、紙おむつ、乳パッド、尿パッド若しくはシーツは、吸水紙の層の間に、パルプ材料及び吸水性樹脂で形成されている吸水性層が配置され、底部の吸水紙の層の下側に位置して不透水性のプラスチック材料膜が設けられ、上側の吸水紙の層の上側に位置して透水性のプラスチック材料の不織布が設けられている。使用済みの衛生用品、例えば、使用済みの紙おむつの場合、排泄による、特に大便等による汚れは、主としてプラスチック材料製の不織布の一部に付着し、尿等の体液による汚れは、プラスチック材料製の不織布、吸水性層及びプラスチック材料膜の一部に付着する。また使用済みの尿パッドや乳パッドの場合、や尿などの体液による汚れは、主としてプラスチック材料製の不織布の一部、吸水層部の一部及びプラスチック材料製の薄層部の一部に付着する。

0012

本発明において、汚れた衛生用品は、排泄物、汗や尿などの体液が付着しており、そこに存在する大腸菌その他種々の細菌を死滅させるために、80℃以上の温度、好ましくは100℃以上の温度、さらに好ましくは、110℃以上の温度の熱風等により加熱乾燥される。これにより、衛生用品に付着する菌は死滅し、そして生菌の数は著しく減少する。また、このように乾燥することにより、汚れ、特に固体の排泄物は、砕け易く、剥落し易くなり、分離が容易となる。紙おむつやシーツの場合、不透水性薄層部には、ポリエチレンフィルムが使用されているので、その熔着温度以下の温度で、できる限り高い温度で熱風乾燥することが好ましい。この熱風乾燥は、例えば、比較的大きな孔径若しくは目開きの金網多孔板等の多孔材の上で、強制振動を与えながら行うことができ、また熱風の送風下に汚れた衛生用品を浮遊させて行うことができる。殊に熱風により、金網上で又は乾燥室内で、紙おむつ浮遊させながら乾燥すると、紙おむつの結び目が解けて、紙おむつに包れた汚物脱落し、紙おむつから汚物が分離されるので好ましい。乾燥後又は乾燥時に、紙おむつを破かない程度に、棒体板状体等で引っ掻くことにより、包まれた状態の紙おむつを解き又は開いて包まれている排泄物を乾燥し、剥落分離させることができる。乾燥や篩い分け時に発生する臭気は、纏めて又は個々に脱臭しては排出される。

0013

乾燥された衛生用品は、例えば30mmの目開きの篩により、強制振動下に篩い分けられる。衛生用品に付着する固形排泄物は、乾燥により一部は衛生用品から分離して篩い分けられ、衛生用品に依然付着する固形排泄物は脆くなり、衝撃により、簡単に解れ若しくは砕けて、衛生用品から払い落とされて、篩い分けられて除去される。ここで除去された固形排泄物は、汚泥処理工程に送られて処理される。本発明において、乾燥工程において、完全に解けていない衛生用品、例えば紙おむつを完全に解けさせると共に、付着する固体の排泄物を掻き落とすために,引っ掻き棒が回転体に立設され、回転体の回転と共に引っ掻き棒を回転させる回転式引っ掻き装置を備える引っ掻き工程を、乾燥工程に次いで設けることができる。廃棄された衛生用品を解いて、衛生用品に包まれている固形排泄物等の汚物が払い落とし可能となった衛生用品、例えば紙おむつは、強制振動による分離工程に送られて、汚物を払い落とすことができる。

0014

乾燥工程において、又は乾燥工程及び引っ掻き工程において、汚れの一部が分離され、乾燥された汚れた衛生用品は、裁断機若しくは破砕機を備える破砕工程に送られて、裁断機若しくは破砕機により、50mm以下、好ましくは30mm以下の粒度に破砕される。このように衛生用品、例えば紙おむつを、50mm以下、好ましくは30mm以下の粒度に破砕すると、衛生用品の透水性薄層部、不透水性薄層部、吸水紙及び吸水層部は、夫々裁断若しくは破砕される。
衛生用品の汚れの中、固形分は透水性薄層部に殆どが保持され、汚れの中、汗や尿等の液体分は、一部は透水性薄層部に付着し、残りの殆どは吸水紙やパルプ材料及び吸水性樹脂を含む吸水層部に吸収されているので、それらの汚れは、例えば、破砕機による破砕処理により、汚れが付着する素材と共に破砕されて、その一部は細かい破砕物となる。そこで本発明においては、破砕工程において、乾式で、例えば50mm以下、好ましくは30mm以下の粒度に破砕された破砕物を篩により分離する。この篩による分離。即ち篩分けは、複数段に篩いが設けられている篩分け装置により行うことができる。しかし、例えば、破砕粒度に従って、上段には50乃至30mmの目開きの篩が設けられ、中段に15mmの目開きの篩、好ましくは10mmの目開きの篩が設けられ、下段に5mmの目開きの篩、好ましくは3mmの目開きの篩が設けられている、即ち、上段、中段及び下段の三段に篩を備える篩い分け装置を使用して行うことができる。この場合、上段の篩の篩上の部分は、裁断機若しくは破砕機に戻して再度破砕処理することができ、また、中段の篩の篩上部分は、パルプ材料及び高吸水性樹脂に比してプラスチック材料に富む部分であり、風力分級又はサイクロン等の乾式及び湿式分級装置によって分級処理することにより、パルプ材料及び高吸水性樹脂に富む部分を分離して、プラスチック材料分に富む部分を回収することができる。さらに、下段の篩の篩上部分は、プラスチック材料分に比してパルプ材料分及び吸水性樹脂分に富む部分であり、乾式及び湿式分級処理することにより、プラスチック材料に富む部分を分離して、パルプ材料及び吸水性樹脂分により富む部分を回収することができる。下段の篩の篩下部分は、粉状となった汚れの固形分を含む部分であり、汚泥処理工程に送られて処理される。

0015

乾式の分級処理により得られた夫々の分級産物は、何れも汚れが僅かではあるが付着しているので、夫々消毒剤を含有する液により洗浄される。洗浄された分級産物は、水で濯がれ、脱水乾燥して、夫々再生素材とすることができる。しかし、湿式分級処理により得られた夫々の分級産物は、汚れは分級過程で分離される。何れの場合においても、最終的には消毒剤の含有液消毒処理し、濯ぐことにより、回収される衛生用品の素材に残留する菌数は、著しく減少される。

0016

本発明において、回収される衛生用品の素材には、大なり小なりパルプ材料及び高吸水性樹脂が含まれるので、消毒剤を含む溶液による洗浄及び水による濯ぎにより、含まれている高吸水性樹脂は、吸水してゲル状の物質となっており、ゲル状の高吸水性樹脂から、そこに含まれている水を分離除去するために、回収される衛生用品の素材は、乾燥機、例えば送風乾燥機により乾燥される。

0017

本発明において、殺菌作用を有する物質は、汚れた衛生用品に付着する微生物を殺滅するのに使用されるものであり、オゾン、塩素次亜塩素酸ナトリウム次亜塩素酸カルシウム次亜塩素酸リチウム二酸化塩素、臭化塩素、塩素化イソシアヌール酸クロラミンB若しくはクロラミンTなどの消毒剤や殺菌剤がある。しかし、これらの消毒剤や殺菌剤の他に、一般に、微生物の殺滅に使用される消毒剤若しくは殺菌剤を使用することができる。衛生用品の細菌その他の微生物の殺菌手段とし、消毒剤溶液を使用する場合には、消毒剤溶液の濃度は、処理時間を短くするときは、消毒剤の濃度は高くされる。しかし30分以上の処理時間であれば、消毒剤の使用濃度は、通常使用される程度の濃度で使用することができる。例えば、次亜塩素酸ナトリウム溶液の場合で、0.05乃至3重量%で使用されるが、消毒の結果を調べて、その都度適宜増減して使用することができる。

0018

本発明において、分級された衛生用品の分級産物の消毒剤を含有する液による洗浄は、消毒に要する時間を有効に使用するために、消毒剤含有液を噴霧することにより、連続的に行なうことができる。しかし、本発明においては、衛生用品の分級産物の消毒は、前記分級産物を撹拌下に消毒剤含有液中に浸漬して行われるが、この消毒処理は、所期消毒効果を達成されるまでの間、消毒処理槽内に滞留させて消毒を継続させることが必要であるので、バッチ操作又は連続操作により行うことができる。

0019

分級産物を水中で消毒剤により洗浄する場合、塩素ガス液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム、さらし粉、高度晒粉(次亜塩素酸カルシウム)、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸リチウム、有機性塩素剤、二酸化塩素又はオゾンを使用することができる。オゾンは分解速度が早く、殺菌力が大きく短時間で殺菌することができる。塩素はオゾンに比して殺菌力が小さく殺菌に長時間を要する。しかし、塩素消毒剤は、オゾン消毒剤に比して殺菌力の持続性が大きいので、本発明においては、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム若しくは次亜塩素酸カルシウムを使用するのが好ましい。消毒剤の溶液濃度については、汚れた衛生用品の種類、汚れ状態や処理時間に応じて使用される消毒剤溶液の濃度を設定するのが好ましい。

0020

以上のように、本発明においては、汚れた衛生用品加熱消毒及び消毒剤による消毒が行われるので、回収された衛生用品の素材に付着する大腸菌を陰性にすることができる。一般に、使い捨て医療品の滅菌前の菌数は、例えば、生木綿で106乃至107/1gであり、脱脂綿で102乃至104/1gであり、ガーゼで102乃至104/1gであるが、本発明において、回収される衛生用品の素材は、少なくとも菌数が、前記例示の使い捨て医療品の滅菌前の菌数以下とすることができる。本発明において、大腸菌は死滅して形骸化し、希に僅かに残留するに過ぎないので、衛生的に問題にならない。

0021

以下に、図面を参照して本発明の一実施例について説明するが、本発明は以下の説明及び例示により何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図である。図2は、本発明の一実施例の紙おむつの処理工程における紙おむつ素材の濯ぎ処理の概略の工程図である。図3は、図1の実施例とは異なる本発明の他の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図である。図4は、紙おむつの処理工程での処理生成物について湿式分級工程の概略を示す説明図である。図1乃至図4において、対応する箇所には同一の符号が伏されている。

0022

本例において、消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウムが使用されており、次亜塩素酸ナトリウムは、水に溶解して、0.2重量%の溶液で使用されている。汚れた紙おむつの熱風乾燥機1は、上部2の一方の側に汚れた紙おむつの供給口3を備え、他方の側に排気口4が設けられており、下部5の一方の側に、熱風導入口6が設けられ、他方の側に乾燥物出口7が設けられている。本例において、熱風乾燥機1の内部にはネットコンベヤ8が複数段に設けられており、汚れた紙おむつは、供給口3から乾燥機1内に導入され、ネットコンベヤ8を移送される間に、熱風により80℃以上の温度に加熱され、乾燥される。乾燥された紙おむつの一部は、ネットコンベヤ8の網の目を通る熱風により加熱される間に、結び目が解けて、紙おむつに包まれていた固体の排泄物は、紙おむつから脱落し、ネットコンベヤの網目を通して、分離される。

0023

乾燥機1の底部排出口7から排出される乾燥物は、前記底部排出口7に接続する篩い分け装置9の導入路10から、篩い分け装置9に導入される。本例において、篩い分け装置9には、強制振動装置の振動伝達手段(図示されていない)に接続する振動篩11が設けられており、底部には篩下部分の排出口12及び篩上部分排出口13が設けられている。本例において、乾燥された紙おむつは、篩い分け装置9に導入されて、振動篩11を移動する間に、強制的に振動及び衝撃を与えられて、紙おむつの中の未だに結び目が解けていないものについて、結び目を解いて、紙おむつに包れていた固体の排泄物を振動篩11の篩目を通して分離する。このようにして、紙おむつに包まれている固体の排泄物は、その殆どが、紙おむつから脱落分離され、篩下部分の排出口12から排出される。本例において、紙おむつ篩い分け装置9の篩上部分の排出口13は、破砕装置14に接続しており、紙おむつ篩い分け装置9の篩上部分は、篩上部分の排出口13から破砕装置14に導入されて、破砕される。本例において、破砕装置14の破砕物出口15は、篩い分け装置16に接続しており、破砕された紙おむつ破砕物は、篩い分け装置16に導入され、粒度別に分けられる。

0024

本例において、篩い分け装置16は、最上段に、目の開きが30mmの篩17が配置され、その下の段に、目の開きが10mmの篩18が配置され、最下段に、目の開きが5mmの篩19が配置されている。本例において、篩い分け装置16により篩い分けられた破砕物粒子の中、篩目が30mmの篩上である粒度が30mm以上の破砕物粒子20は、最上段の篩分け出口21から破砕装置14に戻されて、再度破砕処理される。篩目が30mmの篩17と篩目が10mmの篩18の間に篩い分けられた粒度が30乃至10mmの破砕物粒子22は、パルプ材料及び吸水性樹脂に比してプラスチック材料に富む破砕物粒子であり、中間段の篩分け出口23から、該中間段の篩分け出口23に接続する分級装置(図示されていない)に導入されて、プラスチック材料に富む破砕物粒子と、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子とに分けられる。篩目が10mmの篩18と篩目が5mmの篩9の間に篩い分けられた粒度が10乃至5mmの破砕物粒子24は、プラスチック材料に比して、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子であり、最下段の篩分け出口25から、該最下段の篩分け出口25に導入口26が接続する分級装置27に導入されて、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子と、プラスチック材料に富む破砕物粒子とに分けられる。篩目が5mmの篩19の篩下に篩い分けられた粒度が5mm以下の破砕物粒子28は、固形排泄物に富む破砕物粒子であり、篩い分け装置16の底部出口29から、該底部出口に接続する汚泥処理装置(図示されていない)に導入されて、汚泥処理される。

0025

本例において、中間段出口23及び最下段出口25から排出される破砕物粒子は、何れも夫々の分級装置に送られて、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子と、プラスチック材料に富む破砕物粒子とに分級される。図1においては、最下段出口25に接続する分級装置27を示すのみであり、中間段出口23に接続する分級装置は、前記分級装置27と同様の構造であるが、図1においては省略されて図示されていない。

0026

本例において、分級装置27は、乾式の水平流型の風力分級装置であり、プラスチック材料粒子は、パルプ材料粒子及び吸水性樹脂粒子に比して比重が大きく、沈降速度が大きいので、プラスチック材料粒子の落下位置は、導入口26に近い箇所であるために、導入口26に近い箇所に、プラスチック材料に富む破砕物粒子28を選別する第一選別室29が設けられており、導入口26に離れた箇所に、パルプ材料及び吸水性樹脂30に富む破砕物粒子30を選別する第二選別室31が設けられている。この分級処理によって、分級され第一選別室29に集められたプラスチック材料に富む破砕物粒子28、分級され第二選別室31に集められたパルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子30は、何れも例えば液状の排泄物が乾燥された状態で付着しているので、分級されたプラスチック材料に富む破砕物粒子28及びパルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子30は、濯ぎ工程32に送られる。

0027

図2に濯ぎ工程32を示す。本例において、最初の濯ぎ液には、消毒剤を含有させることができる。消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウムが使用でき、この場合、次亜塩素酸ナトリウムは、水に溶解して、0.2重量%の溶液で使用される。乾燥され分級された紙おむつ素材の破砕物粒子の供給用ホッパー33は、ベルトコンベヤ装置34の上方に設けられている。紙おむつ素材の破砕物粒子は、ベルトコンベヤ装置34の排出側端部35ら、その下方に設けられている第一濯ぎ洗浄槽36に矢印37で示すように供給される。第一濯ぎ洗浄槽36には、その底部に多孔板38が設けられ、側部に濯ぎ液供給管39が設けられている。

0028

本例において、第一濯ぎ洗浄槽36の底部の多孔板38の下方には、濯ぎ液を撹乱するための攪拌機40が設けられ、濯ぎ液排出口41が設けられている。第一濯ぎ洗浄槽36の底部の多孔板38上には、多孔板38から第一濯ぎ洗浄槽36の上部に向けて濯ぎ洗浄された紙おむつ素材の破砕物粒子を移動させる第一紙おむつ素材掻集め装置42が設けられている。本例の第一濯ぎ洗浄槽36内には、第一紙おむつ素材掻集め装置42の上方に、仕切り板43が設けられている。本例において、第一濯ぎ洗浄槽36で洗浄された紙おむつ素材破砕物粒子は、第二濯ぎ洗浄槽44に移されて、再度濯ぎ洗浄される。本例において、第二濯ぎ洗浄槽44は、第一濯ぎ洗浄槽36と同様の構造に形成されている。

0029

第一濯ぎ洗浄槽36の掻集め装置42の排出側端部45の下方には、第二濯ぎ洗浄槽44への洗浄された紙おむつ素材の破砕物粒子供給用ホッパー46が設けられており、該ホッパー46の下方には、紙おむつ素材の破砕物粒子供給用のベルトコンベヤ装置47が設けられている。第一濯ぎ洗浄槽36で濯ぎ洗浄された紙おむつ素材破砕物粒子は、ベルトコンベヤ装置47の排出側端部48から、その下方に設けられている第二濯ぎ洗浄槽44に矢印49で示すように供給される。第二濯ぎ洗浄槽44には、第一濯ぎ洗浄槽36と同様に、その底部に多孔板50が設けられ、側部に濯ぎ液供給管51が設けられている。本例において、第二濯ぎ洗浄槽44の底部の多孔板50の下方には、濯ぎ液を撹乱するための攪拌機52が設けられ、濯ぎ液排出口53が設けられている。第二濯ぎ洗浄槽44の底部の多孔板50上には、該多孔板50から第二濯ぎ洗浄槽44の上部に向けて濯ぎ洗浄された紙おむつ素材破砕物粒子を移動させる第二紙おむつ素材破砕物粒子掻集め装置54が設けられている。本例の第二濯ぎ洗浄槽44内には、第一濯ぎ洗浄槽36と同様に、第二紙おむつ素材破砕物粒子掻集め装置52の上方に、仕切り板55が設けられている。本例において、第二濯ぎ洗浄槽44で洗浄された紙おむつ素材破砕物粒子は遠心脱水装置56に送られて脱水される。

0030

第二濯ぎ洗浄槽44の第二紙おむつ素材破砕物粒子掻集め装置54の排出側端部57の下方には、遠心脱水装置56に、濯ぎ洗浄された紙おむつ素材破砕物粒子を供給する紙おむつ素材破砕物粒子供給用ホッパー58が設けられており、該ホッパー58の下方には、紙おむつ素材破砕物粒子の供給用のベルトコンベヤ装置59が設けられている。第二濯ぎ洗浄槽44で濯ぎ洗浄された紙おむつ素材破砕物粒子は、ベルトコンベヤ装置57の排出側端部60から、その下方に設けられている遠心脱水装置56の供給口61に矢印62で示すように供給される。遠心脱水装置56の下方側部には、分離された廃水排出管63が接続しており、遠心分離法により分離された廃水は、排出管63から排出される。

0031

また、遠心脱水装置56の底部には、脱水された紙おむつ素材破砕物粒子を搬送用コンベヤ装置64が設けられており、この搬送用コンベヤ装置64は、送風乾燥装置65入り口部66に接続しており、脱水された紙おむつ素材破砕物粒子は、この搬送用コンベヤ装置64により、送風乾燥装置65に送られて乾燥される。乾燥された紙おむつ素材破砕物粒子67は、乾燥物出口68から取出される。

0032

本例において、第一及び第二濯ぎ洗浄槽36及び44の濯ぎ液排出口41及び53には、濯ぎ液排出管路69及び70が接続しており、濯ぎ液排出口41及び53から排出される濯ぎ廃液は、夫々、濯ぎ液排出管路69及び70を経て濯ぎ廃液排出管路71に排出される。濯ぎ廃液排出管路71に排出された濯ぎ廃液は、汚れた紙おむつから分離された汚物等を含んでおり、これらの汚れを分離するために、濯ぎ廃液は、傾斜する振動篩装置72に送られて、例えば、篩目の開きが0.5mmの振動篩73により、0.5mm以上の粒度の固形物を分離する。分離された、0.5mm以上の粒度の固形物は、縦形コンベヤ装置74により、遠心脱水装置75に送られて脱水される。脱水された0.5mm以上の粒度の固形物は、遠心脱水装置75からベルトコンベヤ装置76により、送風乾燥装置77に送られて乾燥される。乾燥された主としてパルプ材料及び吸水性樹脂を含む0.5mm以上の粒度の固形物は、送風乾燥機77の取出し口78から、再生された紙おむつ素材破砕物粒子として回収される。

0033

本例において、濯ぎ液が消毒剤を含有する場合には、振動篩73で0.5mm以上の粒度の固形物が分離された汚物を含む濯ぎ廃液は、濯ぎ廃液管路79から沈降槽80に送られ一定時間放置して、その消毒作用を減少させ、この消毒作用が少なくなった廃液は、管路81から活性炭吸着装置82に排出されて、消毒剤を吸着除去させる。消毒剤が除去された廃液は、管路83から活性汚泥処理装置84に送って、活性汚泥法により処理して浄化し、この浄化された処理水85を放流する。

0034

本例においては、遠心脱水装置75の排出管路86からの濯ぎ廃液管87と、遠心脱水装置56の排出管路63からの濯ぎ廃液管88は、振動篩装置72からの0.5mm以下の粒度の固形物が分離除去された濯ぎ液廃液の排出管路79に、接続しており、排出管路79からの0.5mm以下の粒度の固形物が分離除去された濯ぎ液廃液は、遠心脱水装置56及び75の排出管路63及び86からの濯ぎ廃液管87と合流して、活性炭処理槽に送られて、活性炭処理され、次いで活性汚泥処理槽に送られて、活性汚泥処理される。本例において、濯ぎ液廃液か消毒剤を含有しないときは、活性炭処理されることなく、活性汚泥処理槽に送られて、活性汚泥処理することができる。

0035

本例において、送風乾燥機65及び77では、例えば、100乃至120℃の温度の熱風で乾燥される。送風乾燥機65からは、回収されたプラスチック材料に富む破砕物が、搬出コンベヤ装置67によって搬出され、送風乾燥機77からは、0.5mm以下の粒度の回収されたフラツフパルプが搬出コンベヤ装置78によって搬出される。本例において、送風乾燥機1、65及び77は、何れも紙おむつ廃材又は紙おむつ素材破砕物粒子を高い温度の熱風で汚物を乾燥するので、得られた乾燥物は熱風により殺菌されており、衛生的である。

0036

本例においては、符号82で示す装置は、活性炭吸着装置であり、符号84で示す装置は、活性汚泥処理装置であるが、符号82及び符号84の装置を共に、活性炭吸着装置とすることもできるし、また符号82及び符号84の装置を共に、活性汚泥処理理装置とすることもできる。また、消毒剤を含有する汚水経路と、消毒剤の含有量が少ない汚水の経路を別個に形成すると、消毒剤の含有量が少ない汚水の経路が、消毒剤の含有率の多い経路に比して、消毒力が少なくなるので、別個に混合槽を設けて消毒剤を含有する水を混合してもよい。

0037

図3に示す実施例は、図1に示す実施例と比較して、乾燥機1と篩い分け装置9の間に、廃棄された紙おむつを解いて、不織布に付着している固形排泄物を掻き落とす掻き落とし装置を設けた点及び乾式分級装置に接続して、湿式分級装置が設けられている点で相違し、その他の点は略同一である。

0038

本例においても、図1の実施例と同様に、熱風乾燥機1の内部にはネットコンベヤ8が複数段に設けられており、汚れた紙おむつは、供給口3から乾燥機1内に導入され、ネットコンベヤ8を移送される間に、熱風により80℃以上の温度に加熱され、乾燥される。乾燥された紙おむつの一部は、ネットコンベヤ8の網の目を通る熱風により加熱される間に、結び目が解けて、紙おむつに包まれていた固体の排泄物は、紙おむつから脱落分離され、ネットコンベヤ8の網目を通して、分離される。

0039

乾燥機1の底部排出口7からは、固体の排泄物と共に紙おむつの乾燥物が排出される。乾燥機1の底部排出口7から排出される固体の排泄物及び紙おむつの乾燥物は、前記乾燥機の底部排出口7に接続する紙おむつの開放装置89の導入管路90から、紙おむつ開放装置89に導入される。本例において、紙おむつ開放装置89は、円筒部材91、紙おむつ引っ掻き棒部材92及び円筒状網部材93を備える紙おむつ引き掻き装置94が設けられている。円筒部材は、紙おむつ開放装置89内で、回転装置(何れも図示されていない)により回転可能に設けられている。前記円筒部材91の内側には、紙おむつの結び合う両端を解くために、紙おむつを破ることなく引き掻くように、端部が丸く形成されている紙おむつ引っ掻き棒部材92が立設され、さらに、前記円筒部材の内側には、紙おむつから分離された固体の排泄物を分離して、紙おむつのみが引き掻かれるように、本例においては、10mmの目開きの網目の円筒状網部材93が張設されている。本例において、乾燥された紙おむつは、前記乾燥機の底部排出口7及び該排出口に上端が接続し、下端先細シュートを形成する紙おむつの開放装置89の導入管路90を介して、紙おむつ引き掻き装置94に導入される。紙おむつ引き掻き装94に導入された乾燥された使用済みの汚れた紙おむつは、円筒状網部材93内を転動しながら搬送される間に、引っ掻き棒部材92により、紙おむつは強制的に引っ掻かれて、結び目が解け、又は結び目が解けている紙おむつは、表面が引っ掻かれて、紙おむつに包れ若しくは付着している固体の排泄物が引き剥がされて、紙おむつから分離されて、前記紙おむつ引き掻き装置94から排出される。本例においては、固体の排泄物が分離されて、前記紙おむつ引き掻き装置94から排出された紙おむつは、円筒状網部材93の網下の固体の排泄物と共に、前記紙おむつ開放装置89の排出口95に接続する篩い分け装置9の導入管路10から、篩い分け装置9に導入される。

0040

本例において、図1に示す実施例と同様に、篩い分け装置9には、強制振動装置の振動伝達手段(図示されていない)に接続する振動篩11が設けられており、底部には篩下部分の排出口12及び篩上部分排出口13が設けられている。本例において、結び目や接続部が解かれた乾燥された紙おむつは、開いた状態で、篩い分け装置9に導入されて、振動篩11を移動する間に、強制的に振動及び衝撃を与えられて、紙おむつに包れていた固体の排泄物を振動篩11の篩目を通して分離する。このようにして、紙おむつに包まれている固体の排泄物は、その大半が、紙おむつから脱落分離され、篩下部分の排出管12から排出される。本例において、紙おむつ篩い分け装置9の篩上部分の排出口13は、破砕装置14に接続しており、紙おむつ篩い分け装置9の篩上部分は、篩上部分の排出口13から破砕装置14に導入されて、破砕される。本例において、破砕装置14の破砕物出口15は、篩い分け装置16に接続しており、破砕された紙おむつ破砕物は、篩い分け装置16に導入され、粒度別に分けられる。

0041

本例において、篩い分け装置16は、最上段に、目の開きが30mmの篩17が配置され、その下の段に、目の開きが10mmの篩18が配置され、最下段に、目の開きが5mmの篩19が配置されている。本例において、篩い分け装置16により篩い分けられた破砕物粒子の中、篩目が30mmの篩の篩上の粒度が30mm以上の破砕物粒子20は、最上段の篩分け出口21から破砕装置14に戻されて、再度破砕処理される。篩目が30mmの篩17と篩目が10mmの篩18の間に篩い分けられた粒度が20乃至10mmの破砕物粒子22は、パルプ材料及び吸水性樹脂に比してプラスチック材料に富む破砕物粒子であり、中間段の篩分け出口23から、該中間段の篩分け出口23に接続する分級装置(図示されていない)に導入されて、プラスチック材料に富む破砕物粒子と、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子とに分けられる。篩目が10mmの篩18と篩目が5mmの篩9の間に篩い分けられた粒度が10乃至5mmの破砕物粒子24は、プラスチック材料に比して、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子であり、最下段の篩分け出口25から、該最下段の篩分け出口25に導入口26が接続する分級装置27に導入されて、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子と、プラスチック材料に富む破砕物粒子とに分けられる。篩目が5mmの篩19の篩下に篩い分けられた粒度が5mm以下の破砕物粒子28は、固形排泄物に富む破砕物粒子であり、篩い分け装置16の底部出口29から、該底部出口に接続する汚泥処理装置(図示されていない)に導入されて、汚泥処理される。

0042

本例においても、図1の実施例と同様に、中間段出口23及び最下段出口25から排出される破砕物粒子は、何れも夫々の分級装置に送られて、パルプ材料及び吸水性樹脂に富む破砕物粒子と、プラスチック材料に富む破砕物粒子とに分級される。本例の図3においても、最下段出口25に接続する分級装置27を示すのみであり、中間段出口23に接続する分級装置は、前記分級装置27と同様の構造であるが、図3においても省略されて図示されていない。

0043

本例において、分級装置27は、乾式の水平流型の風力分級装置であり、プラスチック材料粒子は、パルプ材料粒子及び吸水性樹脂粒子に比して比重が大きく、沈降速度が大きいので、プラスチック材料粒子の落下位置は、導入口26に近い箇所であるために、導入口26に近い箇所に、プラスチック材料に富む破砕物粒子28を選別する第一選別室29が設けられている。本例において,吸水性樹脂は、吸水しており比重が大きくなっているので、プラスチック材料に次いで導入口26に近い箇所に、吸水性樹脂に富む破砕物粒子96を選別する第二選別室97を設けて、パルプ材料と分離すろ。パルプ材料に富む破砕物粒子98は、比較的比重が小さいので、落下点が導入口26から最も離れた箇所に、パルプ材料に富む破砕物粒子98を選別する第三選別室99が設けられる。本例においても、この分級処理によって、第一選別室29に分級されたプラスチック材料に富む破砕物粒子28、第二選別室97に分級された吸水性樹脂に富む破砕物粒子96及び何れも例えば液状の排泄物が乾燥された状態で付着しているので、第一選別室に分級されたプラスチック材料に富む破砕物粒子28及び第二選別室97に分級された吸水性樹脂に富む破砕物粒子98、及び第三選別室99に分級されたパルプ材料に富む破砕物粒子30は、夫々湿式分級装置100に送られる。

0044

本例において、湿式分級装置100としては、サイクロン型分離機を使用した。湿式分級装置100は、逆円錐形の本体部101の上端周囲に、比重が小さい粒子が選別される溢流部102が形成され、前記本体部101の下端部に、比重が大きい粒子が選別される沈降部103が形成されている。分級されたプラスチック材に富む破砕物粒子99は、水に懸濁されて、上部中央部の供給用の案内管104内に、混合装置105から供給管106を介して供給され、上昇流による遠心作用によって各素材に分離される。混合装置105は、上部に分級されたプラスチック材に富む破砕物粒子99の導入口107を備え、一方に水供給管108を接続している。分級されたプラスチック材に富む破砕物粒子99は、導入口107から混合装置105に供給され、該混合装置105内で、水供給管108から導入される水109と混合されて、懸濁状の混合液が形成され、供給管106を介して本体部に導入され、分級される。パルプ材料を主として含有する懸濁水110は、サイクロン本体部101の上端溢流口102から流出し、吸水性樹脂を主として含有するする懸濁水111はサイクロン本体部101の下端の排出口103からバルブ112を開いて排出される。

0045

分級されたパルプ材料に富む破砕物粒子は、湿式分級により、よりパルプ材料に富む破砕物粒子が分離され、プラスチック材料及び固体の排泄物は分離され、且つ水に洗われて清浄なパルプ材料が得られる。本例によると、粒度に応じて、適宜の湿式分級装置を選ぶことができ、分離精度の高い分離を行うことができ、固体の排泄物や他の排泄物の分離を可能にする。
本例において得られるプラスチック材料に富む破砕物粒子は、図1の実施例と同様に、ペレツトに成形して、猫砂固形燃料又は、植木鉢等の園芸用品に使用でき、また、吸水紙の間に配置してシート状に成形してシートとして、又はプラスチックフィルムとプラスチック材料製の不織布の間に、前記成形したシートを配置しシート状に成形してシートとして、例えば、吸水シートペットシーツ合板緩衝材ルーフィングシートウェス建築用シートパレット材、吸油シートとすることができる。分級されたパルプ材料に富む破砕物粒子は、図1の実施例と同様に、例えば、吸水シート、ペットシーツ、ウェス、吸油シート、トイレットペーパ便座シートとすることができ、また、例えば、ペレット状に成形して農業及び園芸用土壌保水剤育苗及び園芸用の植物育成用培土に使用でき、また前記高吸水性樹脂に富む素材は、吸水紙間に配置してシート状に成形して、育苗用の吸水シートとして使用できる。

0046

例1
使用後の紙おむつを、熱風乾燥機に入れて乾燥した。使用前72gの紙おむつは、使用後は353gで、乾燥後で151gであった。この使用後の乾燥紙おむつ1000枚(約150kg)を、回転式掻き取り装置煮いれて、使用後紙おむつを広げ、包まれていた固形排泄物を除去しながら、30mmの網目の振動篩で篩い分けた。この篩上分を粗粉砕機により10mmいかの粒度に粉砕した。この粉砕物を、網目が5mmの振動篩機で篩い分けた。この篩上分を、風力分級機により分級して、(1)プラスチック材料に富む破砕物粒子(所謂ポリカスポリプロピレン樹脂ポリエチレン樹脂及びポリエチレンテレフタレート樹脂を主として含有し、これらの他に、粉状パルプ材料であるフラッフ、高吸水性樹脂及び吸水紙を含有する)、(2)夾雑成分として高吸水性樹脂を含む粉状パルプ材料のフラッフパルプに分けた。これらを夫々別個に湿式分級して、素材であるフラッフパルプ、高吸水性樹脂及びポリカスに分けて、夫々共に、含水率10重量%以下に乾燥した。この回収された乾燥素材を使用して猫砂を製造したが、吸水能力及び臭い等について。問題はなく、また猫砂として使用に支障はなかった。
例2

0047

回収された素材による猫砂の製造
コア部には、回収された3mm以下の粒度のポリカスの破砕物粒子を77重量部及び回収された高吸水性樹脂を3重量部を混合し、不二パウダル株式会社製のディスクペレッターを使用して、ダイス孔径4mmで押出し造粒した。得られた造粒物に対して、その表面に水を噴霧し、被覆材料混合物を造粒物表面に散布して、被覆材料混合物を造粒物表面に付着させ、次いで乾燥機で含水率が10重量%以下となるまで乾燥し、造粒物表面に被覆材料混合物の被覆層を形成した。この乾燥された被覆粒状物を、上段に10mmの目開きの円形篩を配置し、下段に4mmの目開きの円形篩を配置した円形篩分装置により篩い分け、10mm篩上の粒度の被覆粒状物及び4mm篩下の粒度の被覆粒状物を除去して、被覆粒状物の製品粒度を整えた。この被覆粒状物は、臭いに問題がなく、屋内での使用に支障がなく、も猫砂として問題なく使用できた。
本例において,被覆材料混合物は、回収された3mm以下の粒度のフラッフパルプの破砕物粒子を12重量部、回収された30μm以下の粒度の高吸水性樹脂を3重量部及び30μm以下の粒度の高吸水性樹脂(ハイモサブ1100:商品名、ハイモサブ株式会社製)を5重量部混合して製造した。

0048

例3
使用後の紙おむつを、熱風乾燥機に入れて乾燥した。使用前72gの紙おむつは、使用後は349gであり、乾燥後で146gであった。この使用後の乾燥紙おむつ1000枚(約145kg)を、回転式掻き取り装置煮いれて、使用後紙おむつを広げ、包まれていた固形排泄物を除去しながら、30mmの網目の振動篩で篩い分けた。この篩上分を粗粉砕機により10mmいかの粒度に粉砕した。この粉砕物を、網目が5mmの振動篩機で篩い分けた。この篩上分を、風力分級機により分級して、(1)プラスチック材料に富む破砕物粒子(所謂ポリカス:ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂及びポリエチレンテレフタレート樹脂を主として含有し、これらの他に、粉状パルプ材料であるフラッフ、高吸水性樹脂及び吸水紙を含有する)、(2)夾雑成分として高吸水性樹脂を含む粉状パルプ材料のフラッフパルプに分けた。これらを夫々別個に湿式分級して、素材であるフラッフパルプ、高吸水性樹脂及びポリカスに分けて、夫々共に、含水率10重量%以下に乾燥した。この回収された乾燥素材を使用して動物用のシーツを製造したが、吸水能力及び臭い等について。問題はなく、またペットシーツとして使用に支障はなかった。

0049

例4
動物用シーツの製造
吸水紙16g/m2を配置し、その上に、吸水層を形成するために、回収された3mm以下の粒度のフラッフパルプの破砕物粒子を20gと回収された高吸水性樹脂3gとの混合物を配置し、その上にカラーペーパー16g/m2を載せて、一体に加圧成形して、吸収体を形成した。この吸収体を、厚さ20μmのポリエチレンフィルムを幅300mm長さ450mmの上に載せ、その吸収体の上に、幅300mm長さ450mmのポリプロピレンフィルムを被せて、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィルムの周囲をホツトメルト接着して、幅300mm長さ450mmの一枚の動物用シーツ、即ちペットシーツを製造した。
この動物用シーツは、臭いに問題がなく、屋内での使用に支障がなく、使用試験を行ったが、使用上何ら問題を生じなかった。

0050

本発明は、汚れが付着している衛生用品を80℃以上の温度に加熱して、前記汚れが付着している衛生用品を乾燥して、汚れを分離し易くし、このように乾燥された衛生用品を、強制振動下に篩い分けて、乾燥された汚れの一部を前記衛生用品から分離して、汚れが付着している衛生用品からその素材を消毒し、洗浄されて清浄なものとして回収して、該衛生用品の素材を有効に使用するものであり、従来、専ら廃棄されていた汚れた衛生用品を、衛生用品や園芸及び農業用品の原材料として有効に活用することができる。しかも、従来では、専ら廃棄に要した費用を有効な原材料の製造に活用する点でコストの軽減に寄与し、資源の有効利用を図って資源の無駄を極力避けることができる。
しかも、本発明は、膨大な量の使用済み紙おむつ等の衛生用品を、衛生的に回収するものであり、その処理に係る量は膨大であり、新しい産業を興すことができ、社会に大きく貢献するものである。

図面の簡単な説明

0051

本発明の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図である。
本発明の一実施例の紙おむつの処理工程における紙おむつ素材の濯ぎ処理の概略の工程図である。
図1の実施例とは異なる本発明の他の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図である。
紙おむつの処理工程での処理生成物について湿式分級工程の概略を示す説明図である。

符号の説明

0052

1熱風乾燥機
2 熱風乾燥機1の上部
3 熱風乾燥機1の供給口
4 熱風乾燥機1の排気口
5 熱風乾燥機1の下部
6 熱風乾燥機1の熱風導入口
7 熱風乾燥機1の乾燥物排出口
ネットコンべヤ
9篩い分け装置
10 篩い分け装置9の導入路
11 篩い分け装置9の振動篩
12 篩い分け装置9の篩下排出口
13 篩い分け装置9の篩上排出口
14破砕装置
15 破砕装置14の破砕物出口
16 篩い分け装置
17 篩い分け装置16の篩目の開きが30mmの篩
18 篩い分け装置16の篩目の開きが10mmの篩
19 篩い分け装置16の篩目の開きが5mmの篩
20 篩い分け装置16の30mm以上の粒度の破砕物粒子
21 篩い分け装置16の最上段の篩分け出口
22 篩い分け装置16の30乃至10mmの粒度の破砕物粒子
23 篩い分け装置16の中間段の篩分け出口
24 篩い分け装置16の10乃至5mm以上の粒度の破砕物粒子
25 篩い分け装置16の最下段の篩分け出口
26分級装置27の導入口27 分級装置
28プラスチック材料に富む破砕物粒子
29 プラスチック材料に富む破砕物粒子28を選別する第一選別室
30パルプ材料に富む破砕物粒子
31 パルプ材料に富む破砕物粒子30を選別する第二選別室
32濯ぎ工程
33供給用ホッパー
34、47及び59ベルトコンベヤ装置
35 ベルトコンベヤ装置34の排出側端部
36 第一濯ぎ洗浄槽
37及び49 矢印
38及び50多孔板
39及び51濯ぎ液供給官
40及び52攪拌機
41及び53 濯ぎ液排出口
42 第一紙おむつ素材破砕物粒子掻き集め装置
43及び55仕切り板
44 第二濯ぎ洗浄槽
45 排出側端部
46 第二濯ぎ洗浄槽44への破砕物粒子供給用ホッパー
48 排出側端部
54 第二紙おむつ素材破砕物粒子掻き集め装置
56及び75遠心脱水装置
57 第二紙おむつ素材破砕物粒子掻き集め装置54の排出側端部
58 遠心脱水装置56に紙おむつ素材破砕物粒子供給用ホッパー
60 ベルトコンベヤ装置59の排出側端部
61 遠心脱水装置56の供給口
62 矢印
63 分離された廃水の排出管
64脱水された紙おむつ素材破砕物粒子の搬送用ベルトコンベヤ装置
65送風乾燥装置
66 送風乾燥装置65の入り口部
67 乾燥された紙おむつ素材破砕物粒子
68 送風乾燥装置65の乾燥物出口
69及び70 濯ぎ液排出管路
71 濯ぎ廃液排出管路
72振動篩装置
73 0.5mmの振動篩
74縦形コンベヤ装置
76 ベルトコンベヤ装置
77 送風乾燥装置 78 取り出し口
79 濯ぎ廃液管路
80沈降槽
81及び83管路
82活性炭吸着装置
84活性汚泥処理装置
85処理水
86 遠心脱水装置75の排出管路
87及び87 濯ぎ廃液管
89紙おむつ開放装置
90 紙おむつ開放装置89への導入路
91円筒部材
92 紙おむつ引っ掻き棒部材
93円筒状網部材
94 紙おむつ引っ掻き装置
95 紙おむつ引っ掻き装置94の排出口
96吸水性樹脂に富む破砕物粒子
97 吸水性樹脂に富む破砕物粒子96を選別する第二選別室
98 パルプ材料に富む破砕物粒子
99 パルプ材料に富む破砕物粒子98を選別する第三選別室
100湿式分級装置
101 湿式分級装置100の逆円錐部の本体部
102 湿式分級装置100の溢流部
103 湿式分級装置100の沈降部
104 湿式分級装置100の上部中央部の案内管
105混合装置
106供給管
107 混合装置105の導入口
108水供給管
109 水
110 パルプ材料を主として含有する懸濁水
111 吸水性樹脂を主として含有する懸濁水
112 バルブ

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