図面 (/)

技術 縫製賃金管理システム及びミシン

出願人 JUKI株式会社
発明者 植田昌彦
出願日 2005年5月16日 (15年9ヶ月経過) 出願番号 2005-142540
公開日 2006年11月24日 (14年3ヶ月経過) 公開番号 2006-318365
状態 拒絶査定
技術分野 ミシン・縫製 総合的工場管理 特定用途計算機
主要キーワード 上下動駆動源 主管理装置 縫製プロセス 真偽情報 目標時刻 主電源投入後 積算回転数 読み取り書き込み装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年11月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

解決手段

ロットの縫製プロセスごとの賃金管理情報収集する縫製賃金管理ステム100であって、賃金管理情報を記憶する記憶手段35と、縫製プロセスを選択する選択手段21と、作業者を特定する作業者情報入力手段と、作業者情報を選択プロセスに対応させて賃金管理情報に書き加える作業者情報書き込み手段と、選択プロセスに関する達成状況を出力する達成状況出力手段と、選択プロセスの達成状況を書き加えて賃金管理情報を更新する更新手段31と、各縫製プロセスごとの規定賃金と更新後の賃金管理情報から達成状況に応じた作業者ごとの賃金を算出する算出手段105と、算出された賃金を表示する表示手段103とを備えている。

概要

背景

ミシンを使用した縫製作業により生産が行われる縫製製品生産管理において、従来は、縫製作業に従事する人間の周囲の随所に端末装置を設置し、各端末装置から通信回線を介して主管理装置に縫製作業の進行状況達成状況に関するデータを送信する一方で、主管理装置は、受信したデータを集計し、当該データから製品品種ごとに一枚ごとの作業所用時間を算出して品種別工数データとして蓄積すると共に、蓄積された品種別工数データの内容を反映して新たな生産計画データの作成を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−84373号公報

概要

ロッド縫製プロセスごとに縫製作業賃金を算出する。各ロットの縫製プロセスごとの賃金管理情報収集する縫製賃金管理ステム100であって、賃金管理情報を記憶する記憶手段35と、縫製プロセスを選択する選択手段21と、作業者を特定する作業者情報入力手段と、作業者情報を選択プロセスに対応させて賃金管理情報に書き加える作業者情報書き込み手段と、選択プロセスに関する達成状況を出力する達成状況出力手段と、選択プロセスの達成状況を書き加えて賃金管理情報を更新する更新手段31と、各縫製プロセスごとの規定賃金と更新後の賃金管理情報から達成状況に応じた作業者ごとの賃金を算出する算出手段105と、算出された賃金を表示する表示手段103とを備えている。

目的

本発明は、縫製作業における賃金管理を容易を可能とすることを、その目的とする。
また、本発明は、縫製作業における賃金管理を各種の縫製製品のロット単位、或いは縫製プロセス単位で行うことを可能とすることを、さらなる目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ロット単位生産管理される各種の縫製製品について、前記各ロット縫製プロセスごと賃金管理情報収集する縫製賃金管理ステムであって、前記賃金管理情報を記憶する記憶手段と、前記賃金管理情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行うかを選択入力するための選択手段と、前記選択された縫製プロセスの縫製に従事する作業者を特定する作業者情報を入力する作業者情報入力手段と、前記入力された作業者情報を前記選択された縫製プロセスに対応させて前記記憶手段に記憶された賃金管理情報に書き加える作業者情報書き込み手段と、前記選択入力された縫製プロセスに関する達成状況を出力する達成状況出力手段と、前記出力された達成状況を書き加えて前記記憶手段に記憶された賃金管理情報を更新する更新手段と、前記更新後の賃金管理情報を収集し、前記各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金と前記更新後の賃金管理情報とに基づいて、前記各作業者ごとの達成状況に応じた賃金を前記作業者ごとに集計して算出する算出手段と、前記算出された賃金を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする縫製賃金管理システム。

請求項2

時刻計測する時計を備え、前記更新手段が、前記選択された縫製プロセスに関する達成状況とその達成時間とを書き加えて前記賃金管理情報を更新し、前記記憶手段が、前記各ロットの縫製プロセスごとに設定された終了予定時刻に関する情報を記憶すると共に、前記算出手段が、前記終了予定時刻内での達成と時刻経過後での達成とで個別に設定された前記各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金に基づいて、達成状況に応じた賃金を算出することを特徴とする請求項1記載の縫製賃金管理システム。

請求項3

作業者側に配置された端末装置と、前記賃金管理情報の収集を行う主管理装置とを備え、前記端末装置は、前記記憶手段、前記選択手段、前記作業者情報入力手段、前記作業者情報書き込み手段、前記達成状況出力手段及び前記更新手段を有すると共に、前記主管理装置は、前記算出手段と前記表示手段とを有し、前記算出手段は、前記端末装置から前記更新後の賃金管理情報を収集し、この収集された賃金管理情報に基づいて、前記各作業者ごとの達成状況に応じた賃金の算出を行い、前記表示手段は、前記算出手段により算出された賃金の表示を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の縫製賃金管理システム。

請求項4

前記賃金管理情報の読み込みと外部への出力とを行うための情報記録媒体読み取り書き込み装置を、前記主管理装置と前記端末装置の双方に設けたことを特徴とする請求項3記載の縫製賃金管理システム。

請求項5

前記主管理装置と前記端末装置との間を、前記賃金管理情報の送受を行う情報通信手段で接続したことを特徴とする請求項3記載の縫製賃金管理システム。

請求項6

前記端末装置が、ミシンであることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の縫製賃金管理システム。

請求項7

前記端末装置としてのミシンは、一乃至複数の縫製製品の縫製時に針数針数情報として記録する針数記録手段を備えることを特徴とする請求項6記載の縫製賃金管理システム。

請求項8

ロット単位で生産管理される各種の縫製製品について、前記各ロットの縫製プロセスごとの賃金管理情報を記憶する記憶手段と、前記賃金管理情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行うかを選択入力するための選択手段と、前記選択された縫製プロセスの縫製に従事する作業者を特定する作業者情報を入力する作業者情報入力手段と、前記入力された作業者情報を前記選択された縫製プロセスに対応させて前記記憶手段に記憶された賃金管理情報に書き加える作業者情報書き込み手段と、前記選択入力された縫製プロセスに関する達成状況を出力する達成状況出力手段と、前記出力された達成状況を書き加えて前記記憶手段に記憶された賃金管理情報を更新する更新手段と、前記各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金と前記更新後の賃金管理情報とに基づいて、前記各作業者ごとの達成状況に応じた賃金を前記作業者ごとに集計して算出する算出手段と、前記算出された賃金を表示する表示手段と、を備えることを特徴とするミシン。

請求項9

時刻を計測する時計を備え、前記記憶手段は、前記各ロットの縫製プロセスごとに設定された終了予定時刻に関する情報を記憶し、前記更新手段は、前記選択された縫製プロセスに関する達成状況とその達成時間とを書き加えて前記賃金管理情報を更新し、前記算出手段は、前記終了予定時刻内での達成と時刻経過後の達成とで個別に設定された前記各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金に基づいて、達成状況に応じた賃金を算出することを特徴とする請求項8記載のミシン。

請求項10

一乃至複数の縫製製品の縫製時に針数を針数情報として記録する針数記録手段を備えることを特徴とする請求項8又は9のいずれか一項に記載のミシン。

技術分野

0001

本発明は、ロッド縫製プロセスごと賃金を求める縫製賃金管理ステム及びミシンに関する。

背景技術

0002

ミシンを使用した縫製作業により生産が行われる縫製製品生産管理において、従来は、縫製作業に従事する人間の周囲の随所に端末装置を設置し、各端末装置から通信回線を介して主管理装置に縫製作業の進行状況達成状況に関するデータを送信する一方で、主管理装置は、受信したデータを集計し、当該データから製品品種ごとに一枚ごとの作業所用時間を算出して品種別工数データとして蓄積すると共に、蓄積された品種別工数データの内容を反映して新たな生産計画データの作成を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−84373号公報

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記従来の技術では、縫製作業の実際的な達成状況に基づく生産計画を立てることが可能となるが、作業者の賃金管理までは行うことができなかった。
一般に、賃金の計算は、作業が実行する縫製製品のロット単位で行われたり、また、縫製製品の縫製プロセスごとに異なる賃金が設定されており、上記従来技術では、各種の縫製製品をロット単位、さらには縫製プロセス単位で管理を行ってはいないため、上記システムで取得される達成データを各種の縫製製品を賃金管理に転用することは困難であった。

0004

本発明は、縫製作業における賃金管理を容易を可能とすることを、その目的とする。
また、本発明は、縫製作業における賃金管理を各種の縫製製品のロット単位、或いは縫製プロセス単位で行うことを可能とすることを、さらなる目的とする。

課題を解決するための手段

0005

請求項1記載の発明は、ロット単位で生産管理される各種の縫製製品について、各ロットの縫製プロセスごとの賃金管理情報収集する縫製賃金管理システムであって、賃金管理情報を記憶する記憶手段と、賃金管理情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行うかを選択入力するための選択手段と、選択された縫製プロセスの縫製に従事する作業者を特定する作業者情報を入力する作業者情報入力手段と、入力された作業者情報を選択された縫製プロセスに対応させて記憶手段に記憶された賃金管理情報に書き加える作業者情報書き込み手段と、選択入力された縫製プロセスに関する達成状況を出力する達成状況出力手段と、出力された達成状況を書き加えて記憶手段に記憶された賃金管理情報を更新する更新手段と、更新後の賃金管理情報を収集し、各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金と更新後の賃金管理情報とに基づいて、各作業者ごとの達成状況に応じた賃金を作業者ごとに集計して算出する算出手段と、算出された賃金を表示する表示手段と、を備える、という構成を採っている。

0006

「ロット」とは、複数の同種縫製製品からなる一つの固まりであって、生産とその管理がロット単位で行われる。なお、ロット内の縫製製品枚数は、一定数量ではなく、ロットごとに任意に設定される。
「縫製プロセス」とは、各ロットの縫製製品の縫製の工程を複数種に分割したものをいう。
「賃金管理情報」とは、少なくとも、各ロットの縫製プロセスごとの、縫製作業が達成された縫製製品の数を示すデータ含む情報をいう。なお、「算出手段」で算出に用いられる各ロットの縫製プロセごとに定められた規定賃金に関するデータは、「賃金管理情報」の一部として含ませる構成としても良いし、「賃金管理情報」とは別のデータとして主管理装置が保有する構成であっても良い。
「達成状況」とは、各ロットごとの各縫製プロセスについて、少なくとも縫製作業が達成された縫製製品の数を示す情報を含む概念をいう。
達成状況を出力する「達成状況出力手段」としては、一例としては、作業者が所定の入力手段により上述の達成状況を入力し、それを「更新手段」に出力した場合における所定の入力手段が「達成状況出力手段」に該当する。
また、その他の一例としては、システムの一部として組み込まれた作業装置(例えば、請求項6に示すミシン等)やシステムと接続された作業装置の制御情報から達成状況を取得して「更新手段」に出力する場合に、そのような処理を実行する処理手段が「達成状況出力手段」に該当する。

0007

請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、時刻計測する時計を備え、前記更新手段が、前記選択された縫製プロセスに関する達成状況とその達成時間とを書き加えて前記賃金管理情報を更新し、記憶手段が、前記各ロットの縫製プロセスごとに設定された終了予定時刻に関する情報を記憶すると共に、算出手段が、前記終了予定時刻内での達成と時刻経過後での達成とで個別に設定された前記各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金に基づいて、達成状況に応じた賃金を算出する、という構成を採っている。

0008

なお、上記構成では、終了予定時刻経過後での達成の規定賃金を0とする場合、即ち、終了予定時刻内での達成時にのみ賃金の算出が行われる場合をも含むものとする。

0009

請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明と同様の構成を備えると共に、作業者側に配置された端末装置と、賃金管理情報の収集を行う主管理装置とを備え、端末装置は、記憶手段、選択手段、作業者情報入力手段、作業者情報書き込み手段、達成状況出力手段及び更新手段を有すると共に、主管理装置は、算出手段と表示手段とを有し、算出手段は、端末装置から更新後の賃金管理情報を収集し、この収集された賃金管理情報に基づいて、各作業者ごとの達成状況に応じた賃金の算出を行い、表示手段は、算出手段により算出された賃金の表示を行う、という構成を採っている。

0010

請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記賃金管理情報の読み込みと外部への出力とを行うための情報記録媒体読み取り書き込み装置を、前記主管理装置と前記端末装置の双方に設けた、という構成を採っている。

0011

請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記主管理装置と前記端末装置との間を、前記賃金管理情報の送受を行う情報通信手段で接続した、という構成を採っている。
なお、情報通信手段は、有線無線のいずれでも良く、通信媒体は、電波電気信号光信号等情報通信に用いられるいずれのもので良い。

0012

請求項6記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記端末装置をミシンとする、という構成を採っている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明と同様の構成を備えると共に、一乃至複数の縫製製品の縫製毎に針数針数情報として記録する針数記録手段を備える、という構成を採っている。

0013

請求項8記載の発明は、ロット単位で生産管理される各種の縫製製品について、各ロットの縫製プロセスごとの賃金管理情報を記憶する記憶手段と、賃金管理情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行うかを選択入力するための選択手段と、選択された縫製プロセスの縫製に従事する作業者を特定する作業者情報を入力する作業者情報入力手段と、入力された作業者情報を選択された縫製プロセスに対応させて記憶手段に記憶された賃金管理情報に書き加える作業者情報書き込み手段と、選択入力された縫製プロセスに関する達成状況を出力する達成状況出力手段と、出力された達成状況を書き加えて記憶手段に記憶された賃金管理情報を更新する更新手段と、各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金と更新後の賃金管理情報とに基づいて、各作業者ごとの達成状況に応じた賃金を作業者ごとに集計して算出する算出手段と、算出された賃金を表示する表示手段と、を備える、という構成を採っている。
なお、「ロット」、「縫製プロセス」、「賃金管理情報」、「達成状況」については、請求項1記載の発明と同様である。

0014

請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明と同様の構成を備えると共に、時刻を計測する時計を備え、前記記憶手段は、前記各ロットの縫製プロセスごとに設定された終了予定時刻に関する情報を記憶し、前記更新手段は、前記選択された縫製プロセスに関する達成状況とその達成時間とを書き加えて前記賃金管理情報を更新し、前記算出手段は、前記終了予定時刻内での達成と時刻経過後の達成とで個別に設定された前記各ロットの縫製プロセスごとに定められた規定賃金に基づいて、達成状況に応じた賃金を算出する、という構成を採っている。
なお、上記構成において、終了予定時刻内での達成時にのみ賃金の算出が行われる場合をも含むものとする。

0015

請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の発明と同様の構成を備えると共に、一乃至複数の縫製製品の縫製時に針数を針数情報として記録する針数記録手段を備える、という構成を採っている。

発明の効果

0016

請求項1記載の発明は、各ロットの縫製プロセスごとに達成状況が賃金管理情報に更新記録され、更新された賃金管理情報により賃金の算出が行われ、その結果が表示されるので、各端末で記録される達成状況に応じて、各ロットの縫製プロセスごと賃金の発生状況を認識することが可能となる。
従って、賃金集計のための完成枚数の計数作業が不要となり、例えば発明であるシステムを導入した工場全体の作業工数を低減することができる。

0017

請求項2記載の発明は、終了予定時刻内での達成と時刻経過後での達成とで個別に設定された規定賃金に基づいて賃金算出が行われるので、終了予定時刻内での達成賃金を高く設定することにより、作業意欲の向上を図ることが可能となる。

0018

請求項3記載の発明は、端末装置側で各ロットの縫製プロセスごとに達成状況が賃金管理情報に更新記録され、主管理装置側では、更新された賃金管理情報により賃金の算出が行われ、その結果が表示されるので、各端末で記録される達成状況に応じて、各ロットの縫製プロセスごと賃金の発生状況を認識することが可能となる。

0019

また、請求項3記載の発明は、、端末装置と主管理装置とに分離したので、それぞれの装置を扱う者に応じた自在な配置が可能となる。
また、端末装置側が、記憶手段、選択手段、作業者情報入力手段、作業者情報書き込み手段、達成状況出力手段及び更新手段を備えるので、作業者は必要な賃金の算出に必要な情報の入力を作業現場の近傍から行うことができ、作業効率の向上を図ることが可能となる。
さらに、主管理装置を賃金の管理者の近傍に設置した場合、管理者は、現場出向くことなく各作業者の賃金の発生状況を把握することが可能となる。

0020

請求項4記載の発明は、主管理装置と端末装置の双方に情報記録媒体の読み取り書き込み装置を備えるので、情報記録媒体を用いて賃金管理情報の送受が可能となり、通信網などの設備を不要として、設備費用の低減を図ることが可能となる。

0021

請求項5記載の発明では、主管理装置と端末装置との間を計画情報の送受を行う情報通信手段で接続したので、賃金管理情報の相互の伝達が簡易且つ迅速に行われ、よりリアルタイムに縫製作業の賃金の発生状況を把握することが可能となる。

0022

請求項6記載の発明は、端末装置をミシンとすることで、作業者は、端末装置まで移動して操作する必要がなく達成状況に応じた賃金管理情報の更新を容易且つ迅速に行うことが可能となる。

0023

請求項7記載の発明では、針数記録手段が一乃至複数の縫製製品の縫製時に針数を針数情報として記録するので、例えば、更新後の賃金管理情報から達成状況に応じた賃金算出を行い表示する際に、その達成状況に応じた針数も表示することで、賃金管理情報の示す縫製枚数真偽性を確認することが可能となる。
なお、各ロットの縫製プロセスごとに縫製製品の縫製作業に要する参考針数を真偽情報として記憶する記憶手段を主管理装置に設け、算出手段は、針数記録手段が記録した針数が参考針数に満たない場合には、賃金情報の示す縫製枚数から差し引いて賃金算出を行うように構成しても良い。この場合、誤操作等の影響を排除して正確に賃金の算出を行うことが可能となる。

0024

請求項8記載の発明は、算出手段により、各ロットの縫製プロセスごとの賃金算出を行うことが可能となる。さらに、ミシンに算出手段を設けたので、縫製作業を行い、すぐに賃金の発生状況を認識することができ、作業意欲の向上を図ることが可能となる。

0025

請求項9記載の発明は、終了予定時刻内での達成と時刻経過後での達成とで個別に設定された規定賃金に基づいて賃金算出が行われるので、終了予定時刻内での達成賃金を高く設定することにより、より作業意欲の向上を図ることが可能となる。

0026

請求項10記載の発明は、針数記録手段が一乃至複数の縫製製品の縫製時に針数を針数情報として記録するので、請求項7記載の発明と同様に、算出賃金と共に針数も表示することで、賃金管理情報の示す縫製枚数の真偽性を確認することが可能となる。
また、請求項7記載の発明と同様に、参考針数を真偽情報として記憶する記憶手段を設け、算出手段が、針数が参考針数に満たない場合に縫製枚数から差し引いて賃金算出を行うように構成した場合、誤操作等の影響を排除して正確に賃金の算出を行うことが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0027

(発明の実施形態の全体構成)
以下、本発明の実施の形態である縫製賃金管理システムとしての生産管理システム100について図1乃至図に基づいて説明する。図1は生産管理システム100の概略構成を示すブロック図である。

0028

(生産管理システムの全体構成)
図1に示すように、生産管理システム100は、縫製を行う対象である複数種の縫製製品を任意の枚数からなるロット単位で生産管理するものである。この生産管理システム100は、生産管理ミシン10群全体で実行すべき縫製作業に関する計画情報と賃金管理情報とを生成する主管理装置101と、通信回線であるLANを介して主管理装置101に接続された複数の端末装置としての生産管理ミシン10とを備えている。
上記主管理装置101としては、パーソナルコンピュータかあるいはワークステーションが使用される。
そして、主管理装置101は、計画情報及び賃金管理情報を生成し、LANを介して各生産管理ミシン10に計画情報及び賃金管理情報を送信する。

0029

(計画情報)
図2は上記主管理装置101が生成する計画情報の情報内容表形式で図示した図示例である。以下、図2を用いて計画情報について詳細に説明する。
図2における「データ版数」とは、当該計画情報の版数であり、情報内容が全く新規(更新ではない)に生成された場合に新規番号が付与される。
管理表種別コード」とは、更新が行われた情報か否かを示すコードである。
「作成元コード」とは、当該計画情報が主管理装置101で生成されたのか、いずれかの生産管理ミシン10で生成(更新)されたのかを示すコードである。
ロット識別コード」とは、予定された全種類の縫製製品を複数のロットに分けた場合において、各ロットごとに付される識別コードである。
ロット計画枚数」とは、各ロットごとの縫製製品の予定されている生産枚数を示す。かかるロット計画枚数は、各ロットごとに個別に設定される。

0030

図2において、「A00〜E00」〜「AXX〜EXX」までの各列は、列ごとに縫製プロセスに関する情報が配列されている。縫製プロセスとは、縫製製品の縫製完了までの複数工程の一つを示すものである。
つまり、図2では、列方向に縫製プロセスを共通化し、行方向にロットを共通化して後述するプロセス情報を配置している。
即ち、各ロットの縫製製品は、いずれも複数の縫製プロセスを経て縫製の完了に至るものであり、計画情報では、その生産管理をロットごとに分類し、その上さらに、各ロットを各縫製プロセスごとに分類している。

0031

上記各列の「プロセス識別コード」とは、各列のデータが縫製製品のいずれの縫製プロセスに関するものであるかを示すコードである。
上記各列の「ミシンID」とは、「プロセス識別コード」により特定される縫製プロセスがいずれの生産管理ミシン10に割り当てられているかを示すコードである。つまり、生産管理システム100に属するすべての生産管理ミシン10は、固有のミシンIDが設定されている。
なお、「プロセス識別コード」により特定される一種類の縫製プロセスについて、一台の生産管理ミシン10が割り当てられているとは限らず、複数の生産管理ミシン10が割り当てられる場合もある。逆に、一台の生産管理ミシン10に複数の縫製プロセスが割り当てられる場合にもある。

0032

図2に示す「プロセス情報」とは、各ロットの各縫製プロセスにおける進捗あるいは達成状況を示す実績データである。図3は上記縫製プロセスごとに割り当てられた各情報の内容をより詳細に表形式で図示した図示例である。図3に基づいて生産管理ミシン10ごとに割り当てられる各種の情報をより詳細に説明する。

0033

図3における「完成枚数」とはロット計画枚数に対する縫製プロセスが完成した枚数を示す。
図3における「OP.ID」とは、各ロットの縫製プロセスに従事する作業者を特定するための作業者情報であるオペレータID(個人ID)を示す。つまり、作業者は、皆、固有のオペレータIDが決められ、主管理装置101に登録されている。
図3における「開始時刻」とは、各ロットの縫製プロセスの縫製作業を開始時刻のカウントを開始した時刻を示す。
図3における「終了時刻」とは、各ロットの縫製プロセスの縫製作業を完了した時刻を示す。
図3における「終了予定時刻」とは、各ロットの縫製プロセスの縫製作業を終了させる目標時刻を示す。

0034

(賃金管理情報)
図4は上記主管理装置101が生成する賃金管理情報の情報内容を表形式で図示した図示例である。以下、図4を用いて賃金管理情報について詳細に説明する。
図4における「ロット」の項目には、各ロットごとに設定されたロットナンバーが設定されている。
「プロセス」の項目には、各ロットの縫製プロセスごとに設定されたプロセスナンバーが設定されている。かかるプロセスナンバーは、前述したプロセス識別コードと共通化しても良い。
「賃金ベース」の項目には、各ロットの縫製プロセスごとに設定された縫製製品一枚に対する規定賃金が設定されている。
「OP.ID」の項目には、前述した各ロットの縫製プロセスに従事する作業者のオペレータIDが設定されている。この賃金管理情報では、主管理装置101に登録されている全ての作業者のIDが設定されているが、図4は三つのIDまでを図示して残りは省略している。
「縫製枚数」の項目には、各ロットの縫製プロセスごとに、オペレータIDが示す作業者がそのプロセスの縫製を行った縫製製品の枚数が入力される。かかる縫製枚数は、賃金管理情報が最初に主管理装置101から各生産管理ミシン10に送信する際には0の数値が設定されており、各生産管理ミシン10側で更新される。
「縫製時刻」の項目には、各ロットの縫製プロセスごとに、オペレータIDが示す作業者がそのプロセスの縫製を行った縫製製品の縫製完了時刻が入力される。かかる縫製時刻は、賃金管理情報が最初に主管理装置101から各生産管理ミシン10に送信する際には未設定であり、各生産管理ミシン10側で更新される。

0035

主管理装置101は、上記各項目の内の「ミシンID」、「OP.ID」、「開始時刻」、「終了時刻」を空欄とした計画情報を生成し、LANを介して各生産管理ミシン10に提供する。
また、主管理装置101は、上記各項目の内の「縫製枚数」、「縫製時刻」を空欄とした賃金管理情報を生成し、LANを介して各生産管理ミシン10に提供する。

0036

これに対して、各生産管理ミシン10は、該当する「ミシンID」、「OP.ID」、「開始時刻」、「終了時刻」の実績データを書き込むことで計画情報を更新し、LANを介して主管理装置101に返信する。
また同様に、各生産管理ミシン10は、該当する「縫製枚数」、「縫製時刻」のデータを書き込むことで賃金管理情報を更新し、LANを介して主管理装置101に返信する。
そして、主管理装置101は、各生産管理ミシン10から更新された計画情報と賃金管理情報とを受信すると、各生産管理ミシン10により更新された内容を統合して反映させた新たな計画情報及び賃金管理情報を生成し、あるいは新たなロット識別コード又はプロセス識別コードを追加した新たな計画情報や新たなロットナンバー、縫製プロセスナンバーを追加した賃金管理情報を生成し、再び、各生産管理ミシンに送信する。
上記作業の繰り返しにより、各生産管理ミシン10の全体による作業の達成状況と賃金の発生状況を容易に把握することが可能となっている。

0037

(生産管理ミシン)
図5は生産管理ミシン10を含む生産管理システム100の概略構成を示すブロック図である。
各生産管理ミシン10は、縫い針を保持する針棒上下動駆動源であるミシンモータ11と、ミシンモータ11の回転駆動力を上下動駆動源に変換して針棒に伝える図示しない上下動機構と、図示しない布送り機構と、図示しない糸調子装置と、縫いの完了後に縫い糸の切断を行う糸切りメスを駆動させるメス駆動ソレノイド12と、前踏みでミシンモータ11の起動指令を入力し、後踏みでメス駆動ソレノイド12の駆動指令を入力する操作ペダル13と、後述する各種の入力を行う操作キー21と所定の画面表示が行われる表示部22とを備える操作パネル20と、後述する各種の処理を実行するための各種のプログラム及び初期データが記憶されたROM32と、各種のプログラムを実行するCPU31と、CPU31の処理に関する各種データをワークエリアに格納するRAM33と、主管理装置101と接続されたLANとCPU31とを接続するインターフェイス34と、通信手段であるLANを介して主管理装置101から受信した計画情報と賃金管理情報を格納する計画記憶手段及び賃金管理情報の記憶手段としてのEEPROM35と、縫製や生産管理と賃金管理に要する各種の設定データをミシンに提供し、或いはミシンから主管理装置に提供するためのフラッシュメモリカード36と、その読み取り書き込み装置37とを備えている。

0038

(生産管理ミシンの各種情報更新処理
図6は生産管理ミシン10の主電源投入後に行われる処理全般を示すフローチャートであり、図7は上記全般的な処理の中で縫製開始前に行われる計画情報と賃金管理情報に関する処理を示すフローチャートである。
上記各処理は、生産管理ミシン10のCPU31が、ROM32内の各種の所定のプログラムを実行することにより行うものである。

0039

まず、主電源投入されると、CPU31は、操作パネル20の表示部22にオペレータID選択画面を表示させる動作制御を行う(ステップS1)。
図8はオペレータID選択画面を表示した操作パネル20の正面図である。このオペレータID選択画面では、最新に選択されたオペレータIDと他の候補オペレータIDとが表示される。他の候補オペレータIDは、フラッシュメモリカード36内に登録されており、ここから読み出しを行うと共に表示が行われる。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかが他の候補オペレータIDの選択キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。
そして、操作キー21のキー操作によりオペレータIDが選択されると、CPU31は、選択されたオペレータIDをEEPROM35に登録する。即ち、ステップS1の処理において、操作パネル20は作業者情報入力手段として機能する。
また、CPU31は、EEPROM35内の計画情報と賃金管理情報とに、オペレータIDを記録する。このオペレータIDは、後述するステップS4の処理において選択されるロット識別コード及びプロセス識別コードと関連づけて計画情報及び賃金管理情報に記録される。これにより、計画情報と賃金管理情報とが主管理装置101に収集されたときに、いずれのオペレータがどのロッドにおける縫製プロセスを達成したのか、が容易に識別することが可能となる。即ち、この処理において、操作パネル20は作業者情報書き込み手段として機能する。

0040

次いで、CPU31は、操作ペダル13の前踏みが行われたか否かを判定し(ステップS2)、前踏みが行われてない場合には、図7に示すステップS3に処理を進める。
ステップS3では、既に計画情報及び賃金管理情報が主管理装置101から読み込まれている場合に、縫製を行うロットと縫製プロセスの変更が操作パネル20の所定の操作キー21により指示入力されたか否かを判定する。そして、ロット及び縫製プロセスの変更が入力されていない場合には、ステップS5に処理を進め、入力された場合には、ステップS4に処理を進める。

0041

ステップS4では、CPU31は、操作パネル20の表示部22にロット/縫製プロセス選択画面を表示させる動作制御を行い、操作キー21からのロット/縫製プロセスの選択入力を受ける処理を行う。つまり、当該ステップの処理において、操作パネル20は、選択手段として機能することとなる。
図9は縫製プロセス選択画面を表示した操作パネル20の正面図である。このロット/縫製プロセス選択画面では、“/”を区切りとしてロット識別コード(例えば、K001-25790B)とプロセス識別コード(例えば、SL-IN)とが表示され、EEPROM35に格納されている全てのロット/プロセス識別コードの中でまだ達成されていないものが表示される。作業者は、この選択画面に表示されるロット識別コードとプロセス識別コードに基づいて縫製対象を特定する。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかがロット/プロセス識別コードの選択キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。
そして、操作キー21のキー操作によりロット/縫製プロセスが選択されると、CPU31は、選択されたロット識別コードとプロセス識別コードをEEPROM35に登録し、ステップS5に処理を進める。

0042

ステップS5では、CPU31は、操作キー21により、主管理装置101から新たな計画情報及び賃金管理情報を取得する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合にはステップS7に処理を進める。また、入力された場合にはステップS6に処理を進め、主管理装置101から新たな計画情報及び賃金管理情報を取得し、EEPROM35に格納した後にステップS7に処理を進める。

0043

ステップS7では、CPU31は、操作キー21により、EEPROM35内の計画情報及び賃金管理情報を主管理装置101に送信する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合にはステップS9に処理を進める。また、入力があった場合にはステップS8に処理を進め、EEPROM35内の計画情報及び賃金管理情報をLANを介して主管理装置い101に出力した後にステップS9に処理を進める。

0044

ステップS9では、CPU31は、操作キー21により、時刻合わせを実行する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合にはステップS11に処理を進める。また、入力があった場合にはステップS10に処理を進める。
ステップS10では、CPU31は、操作パネル20の表示部22に時刻合わせ画面を表示させる動作制御を行う。この時刻合わせ画面では、現在設定されている年月日及び時刻が表示部22に表示される。そして、複数の操作キー21は、これらの修正を入力する修正キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。
そして、操作キー21のキー操作により現在時刻が入力されると、CPU31は、当該CPU31が備えるクロック部の現在時刻を入力された時刻に更新し、その後、ステップS11に処理を進める。

0045

ステップS11では、CPU31は、操作キー21により、ミシンIDを入力する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合には図6に示すステップS2(操作ペダル入力の判定)に処理を戻す。
また、入力された場合にはステップS12に処理を進める。図10はミシンID選択画面を表示した操作パネル20の正面図である。このミシンID選択画面では、候補となるミシンIDが一つずつ表示される。候補ミシンIDは、フラッシュメモリカード36内に登録されており、ここから読み出しを行うと共に表示が行われる。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかが他のミシンIDの選択キーとして機能し、これにより、他の候補ミシンIDが順番に一つずつスクロール表示され、確定キーとしての操作キー21により確定される。即ち、ステップS12の処理において、操作パネル20はミシンID入力手段として機能する。
そして、操作キー21のキー操作によりミシンIDが選択されると、CPU31は、選択されたミシンIDをEEPROM35に登録する。
なお、上記ステップS12でのミシンID入力は、EEPROM35にミシンIDが未登録のミシン或いはEEPROM35にミシンIDが既に登録されているが変更が必要なミシンに対して行われる処理で、通常は、一度EEPROM35にミシンIDが登録されていれば不要であり、ステップS11では否定判定されそのままステップS2に移行する。
そして、図5に示すステップS2(操作ペダル入力の判定)に処理を戻す。

0046

一方、ステップS2において、操作ペダル13の前踏みが検出されると、CPU31は、ミシンモータ11を起動して縫製を開始する(ステップS13)。
次いで、CPU31は、操作ペダル13の後踏みの入力の有無を判定し(ステップS14)、入力がなければステップS13に処理を戻して縫製を継続し、入力があればステップS15に処理を進める。
ステップS15では、CPU31は、メス駆動ソレノイド12を作動させ、動メスにより縫い糸の切断を実行させる。

0047

次いで、糸切り処理が行われると、CPU31は、実績データを計画情報に書き込む処理を行う。
さらに、CPU31は、糸切りの実行指令があると、既に定められている縫製プロセスについて、賃金管理情報の縫製枚数と縫製時間とを更新すべきとの判断を行う処理を行う。つまり、CPU31は、達成状況出力手段としての処理を実行する。
また、CPU31は、賃金管理情報の更新処理と後述する針数情報の更新処理とを実行する(ステップS16)。つまり、CPU31は、更新手段としての処理を実行する。
計画情報に書き込む実績データとしては、前述したオペレータID、ミシンID、開始時刻、終了時刻、完成枚数が該当する。
実績データの書き込み処理を再び図3を参照しながら詳細に説明する。
糸切り処理は原則的として、縫製製品の一着の一つの縫製プロセスの完了を意味する。従って、糸切り処理が行われると、CPU31は、ステップS3の処理で選択されたロットと縫製プロセスから、計画情報中のロットと縫製プロセスとを特定し、該当するロットの縫製プロセスに対して、オペレータIDとミシンIDとを書き込む処理を実行する。

0048

さらに、CPU31は、ステップS3の処理で選択された縫製プロセスから、該当するプロセス情報における「完成枚数」を1加算する処理を行う。
さらに、CPU31は、上記完成枚数の加算処理の結果が1枚目を示す場合には、現在時刻を参照し、当該時刻を前記プロセス情報における「開始時刻」に記録する処理を行う。なお、この場合、厳密には開始時刻より若干遅い時刻が記録されることとなるので、操作ペダル13の前踏みが行われたときに、上述の処理を実行するようにしても良い。
さらに、CPU31は、上記完成枚数の加算処理の結果がロット計画枚数と一致する場合には、クロック部の現在時刻を参照し、当該時刻を前記プロセス情報における「終了時刻」に記録する処理を行う。

0049

また、ステップS16で実行される賃金管理情報の更新処理について図4を参照して説明する。
糸切り処理が行われると、CPU31は、ステップS3の処理で選択されたロットと縫製プロセスから、賃金管理情報中のロットと縫製プロセスとを特定し、ステップS1の処理で選択されたオペレータIDから、賃金管理情報中のオペレータIDを特定する。
そして、CPU31は、該当するオペレータIDの縫製プロセスについて「縫製枚数」を1加算する処理を行うと共に、クロック部の現在時刻を参照して「縫製時刻」を更新する処理を行う。

0050

また、ステップS16で実行される針数情報の更新処理について図11を参照して説明する。針数情報は、図11に示すように、「ロット識別コード」と「プロセス識別コード」と「オペレータID」と「書き込み時刻」と「針数」と「縫製枚数」とが設定される情報である。
そして、糸切り処理が行われると、CPU31は、ステップS3の処理で選択されたロットと縫製プロセスから、針数情報の「ロット識別コード」と「プロセス識別コード」を記録し、ステップS1の処理で選択された「オペレータID」を記録する処理を実行する。

0051

さらに、CPU31は、クロック部の現在時刻を参照して「書き込み時刻」を記録する処理を行う。
また、CPU31は、前回の糸切り処理後からミシンモータ11に併設されたエンコーダにより、ミシンモータ11の回転数をカウントしており、糸切りの時点までの積算回転数を「針数」として記録する処理を行う。

0052

また、「縫製枚数」については、通常の設定では「1」が記録される。つまり、糸切りごと(縫製製品一枚の縫製ごと)に針数情報を記録する設定としている場合には、「縫製枚数」として「1」が記録され、設定の変更により、任意の数枚ごとに針数情報を記録する設定とした場合には、糸切り回数をカウントし、設定回数に達した場合にのみ、針数情報を記録する処理が行われる。その場合、「書き込み時間」には、所定枚数の縫製が完了して糸切りが行われた時点の時刻が記録され、「針数」には所定枚数分縫製針数が記録される。
かかる針数情報は、読み取り書き込み装置37を通じてフラッシュメモリ36内に記録される。その際、針数情報には、当該生産管理ミシン10のミシンIDも記録される。
なお、かかる針数情報も、計画情報や賃金管理情報と共に、或いは任意に入力される送信指令により、LANを介して主管理装置101に出力する処理をCPU31が実行するようにしても良い。

0053

上述のように、ステップS16における処理によって、EEPROM35内の計画情報及び賃金管理情報が更新される。
そして、処理はステップS2に戻り、操作ペダル13の入力確認から同様の処理が繰り返し行われる。

0054

(生産管理ミシンの賃金算出処理
生産管理ミシン10は、計画情報と賃金管理情報に関する処理の他に、CPU31がROM32内の所定のプログラムを実行することにより、賃金算出処理を行う。
即ち、操作パネル20の操作キー21により、賃金算出指令が入力され、オペレータIDが入力されると、CPU31は、EEPROM35内の賃金管理情報を参照し、入力されたオペレータIDに属する各縫製プロセスにおける縫製枚数と賃金ベースとを乗じた値を各縫製プロセスについて合計し、賃金の算出を行う。つまり、CPU31は、算出手段としての処理を実行する。
さらに、CPU31は、算出した賃金を操作パネル20の表示部22で表示させる制御を行う。つまり、表示部22は表示手段として機能する。
また、賃金算出処理において、操作パネル20の操作キー21により、就労期間の範囲が指定されると、CPU31は、所定の処理プログラムを実行して、賃金管理情報の縫製時刻を参照し、指定就労期間の範囲内となる縫製プロセスを対象として賃金の算出を行う。

0055

(主管理装置)
主管理装置101は、後述する各種の入力を行うキーボード102と、所定の画面表示が行われるモニタ103と、後述する各種の処理を実行するための各種のプログラム及び初期データが記憶されたROM104と、各種のプログラムを実行するCPU105と、CPU105の処理に関する各種データをワークエリアに格納するRAM106と、CPU105と各生産管理ミシン10と接続されたLANとを接続するインターフェイス107と、LANを介して各生産管理ミシン10から受信した計画情報と賃金管理情報とを格納する記憶手段としてのHD(ハードディスク)装置108と、縫製や生産管理と賃金管理に要する各種の設定データをミシンに提供し、或いはミシンから針数情報等の各種データを取得するためのフラッシュメモリカード36と、その読み取り書き込み装置109とを備えている。

0056

(主管理装置の各種処理)
主管理装置101のCPU105は、所定の処理プログラムを実行することにより、各生産管理ミシン10からLANを介して受信した計画情報或いは賃金管理情報を、順次、統合して更新する処理を行う。
図12は、前述した賃金管理情報の統合処理を概念的に図示した説明図である。かかる賃金管理情報の統合を例に説明する。複数の生産管理ミシン10から賃金管理情報が受信すると、CPU105は、受信した賃金管理情報を当初の賃金管理情報(各オペレータIDに属する縫製枚数や縫製時刻の情報が初期値のままの情報)と比較して、いずれのオペレータIDに属する情報が異なるかを特定する。そして、当該差異を生じているオペレータIDに属する情報のみ(図12において符号D)を抽出すると共に抽出された部分的な情報のみを、HD装置108に記憶されている更新前の賃金管理情報に対して書き加えて更新する処理を実行する。
なお、計画情報についても、賃金管理情報と同様の処理により統合して更新されるが、計画情報については、各ロットの縫製プロセスに属する情報ごとに差異が生じているかが判定され、差異が生じている縫製プロセスに属する一連の情報について計画情報の書き換えが行われる。

0057

また、主管理装置101も、生産管理ミシン10と同様に賃金算出処理を行う。かかる賃金算出処理は、CPU105がROM104内の所定のプログラムを実行することにより行われる。
即ち、キーボード102のコマンド入力により、賃金算出指令が入力され、オペレータIDが入力されると、CPU105は、HD装置108内の賃金管理情報を参照し、入力されたオペレータIDに属する各縫製プロセスにおける縫製枚数と賃金ベースとを乗じた値を各縫製プロセスについて合計し、賃金の算出を行う。つまり、CPU105は、算出手段としての処理を実行する。
さらに、CPU105は、算出した賃金を表示手段としてのモニタ103で表示させる制御を行う。
なお、上記賃金算出処理において、キーボード102により、就労期間の範囲が指定されると、その範囲で賃金算出を行う点は生産管理ミシン10の処理と同様である。

0058

(実施形態の効果)
上記生産管理システム100によれば、生産管理ミシン10を用いて主管理装置101から提供された計画情報に対して、各種の実績データを書き加えて更新し、さらに、主管理装置101に対して更新された計画情報を出力するので、ミシン10から離れて端末装置に対する入力作業を行う必要がなく、作業効率を高く維持しつつ、主管理装置に対して縫製作業の進行状況や達成状況を把握させることが可能となる。
さらに、生産管理を行うに際して、ミシンとは別個の端末装置も不要とし、設備費用の低減を図ることが可能となる。

0059

さらに、実績データとして、現在の一つのロットにおける一つの縫製プロセスの縫製製品完成枚数、一ロットにおける一つの縫製プロセスの開始時刻又は完了時刻を示すデータが含められるので、主管理装置101に戻される更新された計画情報によって、各ロットの各縫製プロセスごとに進捗状況がより具体的に把握することが可能となる。

0060

さらにまた、更新される計画情報には、縫製作業を行う作業者のオペレータIDと、縫製作業を行うミシンのミシンIDとが含まれるので、各ロットの分担状況や作業の流れがオペレータ単位又はミシン単位でより具体的に把握することが可能となる。

0061

また、上記生産管理ミシン10のCPU31は、糸切りが実行されると、完成枚数を加算し、開始時刻や終了時刻を時計を参照して、計画情報又は賃金管理情報の更新を実行するので、作業者がこれらの項目をいちいち入力する必要がなく、煩雑性を解消し、作業効率の向上を図ることが可能となる。

0062

また、上記生産管理システム100では、生産管理ミシン10と主管理装置101との間での計画情報の送受を情報通信手段としてのLANを用いているので、計画情報の相互の伝達が迅速に行われ、よりリアルタイムに縫製作業の進行状況や達成状況を把握することが可能となる。

0063

さらに、各生産管理ミシン10が各ロットの縫製プロセスごとに達成状況である縫製枚数等を賃金管理情報に更新記録し、生産管理ミシン10と主管理装置101のそれぞれが、更新された賃金管理情報により賃金の算出を行うので、各生産管理ミシン10での達成状況に応じて、各ロットの縫製プロセスごと賃金の発生状況を認識することが可能となる。

0064

また、各生産管理ミシン10又は主管理装置101のそれぞれが作業者のオペレータID入力を可能とし、また、オペレータIDに関連する賃金算出を行うため、作業者個人個人について賃金算出を行うことが可能となる。

0065

さらに、生産管理ミシン10が端末装置として機能するので、縫製作業に従事する作業者は、端末装置まで移動して操作する必要がなく達成状況に応じた賃金管理情報の更新や賃金の発生状態の確認を容易且つ迅速に行うことが可能となる。

0066

(その他)
上記実施形態では、生産管理システム100は、LANを介して主管理装置101と各生産管理ミシン10の間で計画情報と賃金管理情報の送受信を行っているが、情報の移動が可能ないかなる手段を用いても良い。例えば、フラッシュメモリ36を介して計画情報の送受を行っても良い。これにより、通信網などの設備を不要として、設備費用の低減を図ることが可能となる。
また、針数情報についてはフラッシュメモリ36に記録しているが、計画情報と同様にLANを介して各生産管理ミシン10から主管理装置に送信可能としても良い。

0067

また、ステップS3における縫製プロセスの設定処理替えて、ミシン10にバーコードリーダーを併設し、作業対象となる一つのロットにつき一つのバーコードを付すると共に、縫製開始前に当該バーコードを読み込むことで、作業を行うロットのロット識別コードを読み込み可能としても良い。かかる場合、縫製プロセスまでは特定できないが、現在、いずれの生産管理ミシンでいずれのロットの縫製作業が行われているかを把握可能とすると共に、コードの選択や入力作業を不要とすることが可能となる。

0068

また、上記生産管理ミシン10では、糸切り作業を実績データの書き込み処理及び賃金管理情報の更新処理の開始としたが、特にこれに限らず、布押さえ解除など、一枚の縫製製品に対する一つの縫製プロセスにつき決まって行われる何らかの作業に関連づけて実績データの書き込み処理及び賃金管理情報の更新処理の開始するようにしても良い。
また、実績書き込み又は賃金管理情報の更新の実行を操作キーや専用のボタンから手動により入力指示する構成としても良い。また、その場合、一つの縫製製品ごとに限らず、一つのロット単位或いは予め決められた複数単位における縫製プロセス完成時に作業者が入力指示する構成としても良い。

0069

また、実績の書き込み又は賃金管理情報の更新の実行は、主管理装置101とLAN接続されているとともに生産管理ミシ10とは別体に設けられた端末装置に作業者ID及び実績入力などを入力可能な操作ボタン等を設け、作業者がこの端末装置の操作ボタンを操作することにより、作業者IDの入力及び実績の出力を行うと共に、主管理装置101に設けられた賃金管理情報記憶手段内に記憶された賃金管理情報に対して、作業者IDの登録、実績の書き込み又は賃金管理情報の更新を行うようにしても良い。

0070

また、作業者情報入力手段としてのオペレータIDの入力が、登録されたオペレータIDの中からの選択により行われるようになっているが、これに限定されず、例えば、オペレータIDを構成する数字符合を一つずつ順番に入力することにより行われるように処理を行っても良い。

0071

また、上記実施の形態では、主管理装置101が算出された賃金を表示する表示手段として、主管理装置101に設けられたモニタ103が用いられているが、主管理装置101にプリンタ接続可能に構成し、このプリンタに算出された賃金を印刷することにより算出された賃金を表示するようにしても良い。この場合、主管理装置101に接続されたプリンタは、算出された賃金を表示する表示手段として機能する。

0072

また、縫製作業時には、ステップS3の処理により選択された縫製プロセスから、計画情報中の終了予定時刻を特定し、当該終了予定時刻を操作パネル20の表示部に表示させる動作制御を行っても良い。これにより、作業者は、当該完了予定時刻を把握して作業を行うことができ、不慮の予定時刻過渡を防止し、達成率の向上を図ることが可能となる。

0073

また、前述した賃金管理情報として、規定賃金としての賃金ベースを、終了予定時刻達成時の賃金と終了予定時刻経過時の賃金と二種類設定し、主管理装置101又は生産管理ミシン10での賃金算出処理において、計画情報の終了予定時刻と賃金管理情報の縫製時刻とを参照し、縫製時刻が先の場合には前者の賃金を採用し、縫製時刻が後の場合には後者の賃金を採用して賃金算出を行う処理をCPU105又は31が行う構成としても良い。

0074

また、上記実施の形態では、生産管理ミシン10が賃金管理情報を記憶する記憶手段、縫製プロセスを選択する選択手段、作業者ID(OP ID)を入力する作業者情報入力手段、作業者情報を登録する作業者情報書き込み手段、達成状況を出力する達成状況出力手段及び達成状況を更新する更新手段を有し、主管理装置101が各作業者ごとの達成状況に応じた賃金の算出する算出手段及び算出された賃金を表示する表示手段を有する構成としているが、これら各手段の配置構成は種々変形可能である。例えば、生産管理ミシン10と主管理装置101とをLAN等の通信回線を介して接続し、生産管理ミシン10側には、達成状況出力手段のみを設け、前記記憶手段、選択手段、作業者情報入力手段、作業者情報書き込み手段、算出手段、表示手段など達成状況出力手段以外の手段を全て主管理装置101側に設けても良い。
この場合は、主管理装置101により個々の生産管理ミシン10が縫製すべき縫製プロセスとその選択された縫製プロセスに従事すべき作業者IDそれぞれの生産管理ミシン10に送信され、作業者は、主管理装置101から指示された生産管理ミシン10により同じく主管理装置101により指示された縫製プロセスの縫製を行う。そして、作業者から達成状況が生産管理ミシン10に対して入力されると、入力された情報は生産管理ミシン10から主管理装置101に直接送信出力され、主管理装置101に設けられた記憶手段内に記憶された賃金管理情報が更新され、表示される。
さらに、これを変形して、生産管理ミシン10側に作業者情報入力手段と達成状況出力手段のみを設け、他の手段を主管理装置101側に設ける構成としても良い。

図面の簡単な説明

0075

生産管理ミシンを用いた生産管理システムの概略構成を示すブロック図である。
主管理装置が生成する計画情報の情報内容を表形式で図示した図示例である。
図2における計画情報の内、縫製プロセスごとに割り当てられた各情報の内容をより詳細に表形式で図示した図示例である。
主管理装置が生成する賃金管理情報の情報内容を表形式で図示した図示例である。
生産管理システムの概略構成を示すブロック図である。
生産管理ミシンの主電源投入後に行われる処理全般を示すフローチャートである。
図5の処理の中で縫製開始前に行われる計画情報に関する処理を示すフローチャートである。
オペレータID選択画面を表示した操作パネルの正面図である。
縫製プロセス選択画面を表示した操作パネルの正面図である。
ミシンID選択画面を表示した操作パネルの正面図である。
生産管理ミシンが生成する針数情報の情報内容を表形式で図示した図示例である。
賃金管理情報の統合処理を概念的に図示した説明図である。

符号の説明

0076

10生産管理ミシン
20操作パネル(選択手段、個人ID入力手段)
31 CPU(更新手段、算出手段)
35 EEPROM(記憶手段)
36フラッシュメモリ(情報記録媒体)
37読み取り書き込み装置
100生産管理システム(縫製賃金管理システム)
101主管理装置
102キーボード(選択手段、個人ID入力手段)
103モニタ(表示手段)
105 CPU(算出手段)
108 HD装置(記憶手段)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • ファナック株式会社の「 時系列データ表示装置」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】製造現場の作業者が時系列データの値の分布を容易に把握できるデータの可視化手法を提供すること。【解決手段】本発明の時系列データ表示装置1は、時系列データに係る表示データを出力する表示部110を備... 詳細

  • 蛇の目ミシン工業株式会社の「 押え装置及びそれを備えたミシン」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】縫製対象物に対する押え圧の左右バランスを自由に調整する。【解決手段】押えユニット20では、連結機構40により、下側押えホルダ34が上側押えホルダ32に前後方向を軸方向として回転可能に連結されて... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 作業支援装置および作業支援方法」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】リスクアセスメントで危険源を抽出する際の抽出漏れを防止することが可能な作業支援装置を得ること。【解決手段】生産システムのリスクアセスメントに関する作業を支援する作業支援装置100であって、生産... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ