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※この項目の情報は公開日時点(2006年11月16日)のものです。
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概要
背景
既存の有機電界発光デバイスの場合、ホールを注入するアノード、ホールを注入して運搬する正孔注入層及び正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層及びカソードを含む一般構造を有する。
この中で、正孔輸送層は、アノードから正孔を発光層に移動する媒介体であるが、その材料としては一般的に低分子物質及び高分子物質が用いられてきた。
高分子有機電界発光表示装置の場合は、正孔輸送層は、有機溶媒を利用した発光層スピンコーティング工程において安定な特性を示さなければならない。したがって、主に水溶性のPEDOTまたはPANIなどが正孔輸送層として高分子有機電界発光デバイスに適用されてきた。
しかし、このような正孔輸送層は水溶性であるため、この水溶性の正孔輸送層と、主に有機溶媒に溶解される発光層物質との間の界面特性が低下する。したがって、正孔輸送層の表面特性を改質して表面エネルギーを調節すればさらに完全な界面を形成してデバイスの特性を向上させることができる。
しかし、従来用いられているPEDOTまたはPANIの場合には、水溶性の特性を有しており、親油性の性質を有する有機発光層及びアノードとの界面が不良になるという短所がある。
特に、多様な表面特性の正孔輸送層を要求するインクジェットまたはレーザー転写法(Laser Induced Thermal Imaging; LITI)などの工程に適用することができる正孔輸送層が開発されていない。また、既存の正孔輸送層は正孔輸送層が含有している各種イオンとITO層から酸素または界面からの水分の拡散によって有機電界発光デバイスの寿命を減少させる問題がある。
米国特許第5,518,824号及び第5,922,481号では電荷伝達層(charge transport layer)に架橋結合が可能な物質を用いている。しかしながら、この正孔輸送層では、正孔輸送層と発光層との間、及びアノード電極と正孔輸送層との間の界面特性が優れず、最終デバイスの熱的性質及び安全性等に問題が発生する。
米国特許第5,518,824号
米国特許第5,922,481号
概要
すべての発光層物質に適合な表面特性を有し、アノードと界面特性が良く、安定な有機電界発光表示装置用正孔輸送層、これを用いた有機電界発光表示装置、並びにその製造方法を提供する。ポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸塩の混合物であるPEDOT、ポリアニリンとポリスチレンスルホン酸塩との混合物であるPANI、及び芳香族アミンの誘導体の1種を含む物質と、界面活性剤との混合物から有機電界発光表示装置用正孔輸送層を製造し、これを利用して有機電界発光表示装置を製造する。この製造方法の提供により、熱的に安定で効率、輝度及び寿命が向上された有機電界発光表示装置を提供できる。なし
目的
本発明は上述したような問題点を解決するために案出されたものであって、すべての発光層物質に適合する表面特性を有し、正孔輸送層とアノード電極との間の界面特性に優れ、スピンコーティング後硬化されて網状構造を形成することができる安定な有機電界発光表示装置用正孔輸送層を提供することにある。
効果
実績
- 技術文献被引用数
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- 牽制数
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この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
ポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸塩の混合物であるPEDOT、ポリアニリンとポリスチレンスルホン酸塩との混合物であるPANI、及び芳香族アミンの誘導体の1種を含む物質と;界面活性剤と;を含む、有機電界発光表示装置用正孔輸送層。
請求項2
前記界面活性剤が、アルキル基、アルキルアリール基、フルオロアルキル基、アルキルシロキサン基、硫酸塩、スルホン酸塩、カルボキシレート、アミド、ベタイン構造、及び第四級アンモニウム基からなる群から選択される1種の基を含む、請求項1に記載の正孔輸送層。
請求項3
前記界面活性剤が、非イオン性界面活性剤を含む、請求項1または2に記載の正孔輸送層。
請求項4
請求項5
前記界面活性剤の使用量が、正孔輸送層に対して0.1重量%ないし0.3重量%である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の正孔輸送層。
請求項6
請求項1に記載の正孔輸送層を用いて製造される有機電界発光表示装置。
技術分野
0001
本発明は有機電界発光表示装置用正孔輸送層、有機電界発光表示装置及びその表示装置の製造方法に係り、さらに詳細には、表示装置の中でも発光ダイオードである有機電界発光表示装置に用いられる正孔輸送層、その正孔輸送層を用いた有機電界発光表示装置及び製造方法に関する。
背景技術
0004
高分子有機電界発光表示装置の場合は、正孔輸送層は、有機溶媒を利用した発光層スピンコーティング工程において安定な特性を示さなければならない。したがって、主に水溶性のPEDOTまたはPANIなどが正孔輸送層として高分子有機電界発光デバイスに適用されてきた。
0005
しかし、このような正孔輸送層は水溶性であるため、この水溶性の正孔輸送層と、主に有機溶媒に溶解される発光層物質との間の界面特性が低下する。したがって、正孔輸送層の表面特性を改質して表面エネルギーを調節すればさらに完全な界面を形成してデバイスの特性を向上させることができる。
0007
特に、多様な表面特性の正孔輸送層を要求するインクジェットまたはレーザー転写法(Laser Induced Thermal Imaging; LITI)などの工程に適用することができる正孔輸送層が開発されていない。また、既存の正孔輸送層は正孔輸送層が含有している各種イオンとITO層から酸素または界面からの水分の拡散によって有機電界発光デバイスの寿命を減少させる問題がある。
0008
米国特許第5,518,824号及び第5,922,481号では電荷伝達層(charge transport layer)に架橋結合が可能な物質を用いている。しかしながら、この正孔輸送層では、正孔輸送層と発光層との間、及びアノード電極と正孔輸送層との間の界面特性が優れず、最終デバイスの熱的性質及び安全性等に問題が発生する。
米国特許第5,518,824号
米国特許第5,922,481号
発明が解決しようとする課題
0009
本発明は上述したような問題点を解決するために案出されたものであって、すべての発光層物質に適合する表面特性を有し、正孔輸送層とアノード電極との間の界面特性に優れ、スピンコーティング後硬化されて網状構造を形成することができる安定な有機電界発光表示装置用正孔輸送層を提供することにある。
0010
また、本発明は上記有機電界発光表示装置用正孔輸送層を用いて製造された有機電界発光表示装置を提供する。
0011
また、本発明は上記有機電界発光表示装置の製造方法を提供する。
課題を解決するための手段
0012
本発明は前記した目的を達成するために、本発明は、ポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸塩の混合物であるPEDOT、ポリアニリンとポリスチレンスルホン酸塩との混合物であるPANI、及び芳香族アミンの誘導体の1種を含む物質;と下記化学式1:R1R2MR3R4、[式中、Mは周期律表上3周期ないし5周期の3B族または4B族元素中一種の金属、Ti、及びPtからなる群から選択される1種の金属であって、R1ないしR4は、各々ヒドロキシ基、アルキルヒドロキシ基、メトキシ基、エトキシ基、水素、1ないし20個の炭素を含むアルキル基、ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基、6ないし15個の炭素を有するアリール基、環を有する縮合芳香族基、ハロゲン化された芳香族基、アルキルアミン基、アリールオキシ基、アリールアミン基、アルキルエポキシド基、ビニル基、アルキルメルカプト基、アセトキシ基、シロキサン基、及びイミド基からなる群から選択される1種の官能基である]の構造を有する有機化合物誘導体;とを含む、有機電界発光表示装置用正孔輸送層を提供する。
0013
また、本発明は、親油性基を多数含むポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸塩の混合物であるPEDOT、ポリアニリンとポリスチレンスルホン酸塩との混合物であるPANI、及び芳香族アミンの誘導体の1種を含む物質と、水溶液中で加水分解された有機化合物誘導体であって、これによってコーティング工程後に熱処理により全構造を硬化させ、コーティング工程後にコーティング表面の表面エネルギーを調節することができる有機化合物誘導体とを混合してなる有機電界発光表示装置用正孔輸送層を提供する。
0014
また、本発明は、前記の正孔輸送層を用いてスピンコーティング、インクジェット、真空蒸着及びレーザー転写法の、いずれか一つの技術によって有機電界発光表示装置を製造する有機電界発光表示装置の製造方法を提供する。
0015
また、本発明は、ポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸塩の混合物であるPEDOT、ポリアニリンと有機化合物誘導体、及び芳香族アミンの誘導体の1種を含む物質と、界面活性剤とを含むことを特徴とする有機電界発光表示装置用正孔輸送層を提供する。
0016
また、本発明は、前記の正孔輸送層を用いて製造される有機電界発光表示装置を提供する。
0017
以下、本発明をさらに詳細に説明する。本発明は、すべての発光層物質及びアノードに適合な表面特性を有して、コーティング工程後硬化されて網構造を形成することができる安定な正孔輸送層を提供する。
0018
一般的に、本発明が適用される表示装置としては有機電界発光表示装置が望ましい。
0020
本発明で正孔輸送層は、既存のポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェン、ポリスチレンスルホン酸塩の混合物であるPEDOT、ポリアニリンとポリスチレンスルホン酸塩との混合物であるPANI、または芳香族アミンのような正孔輸送層形成物質を、水、有機溶媒、または水と有機溶媒の混合溶液に分散させた後、周期律表上3周期ないし5周期の3B族または4B族元素中一種の金属、Ti、及びPtからなる群から選択される1種の金属を含有する有機化合物誘導体を添加する。
0021
また、本発明は、上述した従来用いられる正孔輸送層物質と、水溶液中に加水分解された有機化合物誘導体であって、これによってコーティング工程後には熱処理により全構造が硬化し、コーティング工程後にはコーティング表面の表面エネルギーを調節することができる有機化合物誘導体とを用いる。前記有機化合物誘導体は100ないし10000g/molの範囲の分子量を有する。
0022
前記望ましい有機化合物誘導体は下記化学式1:R1R2MR3R4、[式中、Mは周期律表上3周期ないし5周期の3B族または4B族元素中一種の金属、Ti、及びPtからなる群から選択される1種の金属であって、3周期ないし5周期の3B族または4B族元素である金属中ではSi、Sn、Alが望ましい。また、前記金属中さらに望ましい金属はSiである。]のように表現される。
0023
また、「R1」ないし「R4」は、各々ヒドロキシ基、アルキルヒドロキシ基、メトキシ基、エトキシ基、水素、1ないし20個の炭素を含むアルキル基、ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基、6ないし15個の炭素を有するアリール基、縮環芳香族基、ハロゲン化された芳香族基、アルキルアミン基、アリールオキシ基、アリールアミン基、アルキルエポキシド基、ビニル基、アルキルメルカプト基、アセトキシ基、シロキサン基、及びイミド基からなる群から選択される1種の官能基であることが望ましい。
0025
前記式で、「Ph」はベンゼン環であって、「NA」はナフタレン基であり、「R1」ないし「R6」は、各々水素、1ないし6個の炭素を含むアルキル基、ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基、6ないし15個の炭素を有するアリール基、環が形成された芳香族基、アルキルアミン基、アリールオキシ基、及びアリールアミン基からなる群から選択される1種の官能基である。
0026
このような有機化合物誘導体を既存の正孔輸送層と混合して用いる場合は、水に対する接触角が前記有機化合物誘導体の濃度及び極性によって5゜から130゜まで変化するので、正孔輸送層の極性によって表面エネルギーを調節することができる。
0027
また、中心金属に結合している置換基は、一般的に置換反応が容易に起きる置換基であるので、コーティング後に熱処理によって物質間にラジカル生成による置換反応または分子相互間の縮合反応を起こす。こうして、安定な分子構造、すなわち網状構造を有する正孔輸送層を提供できる。
0028
前記有機化合物誘導体を用いる場合、その濃度は、正孔輸送層の総量に対して0.0001重量%ないし50重量%であることが望ましい。
0029
さらに、加水分解した後に、スピンコーティング工程、浸せきコーティング工程、ロールコーティング工程を通して正孔輸送層を形成する。望ましくは、インクジェット工程を用いる。また、前記有機物誘導体は水溶液または有機溶媒で加水分解した後に、ポリ(3、4)−エチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸塩、ポリアニリンとポリスチレンスルホン酸塩との混合物であるPANI、または芳香族アミンの分散溶液に添加できる。
0030
添加した有機物誘導体を含む正孔輸送層をコーティングした後、熱処理を通して網状構造を有する正孔輸送層を形成することができる。
0031
また、本発明は一般的に用いられる界面活性剤をさらに含むことができ、前記化学式1の物質を除く従来の正孔輸送層と、界面活性剤とを混合して用いる場合もある。
0033
一般的に用いられる界面活性剤は、アルキル基、アルキルアリール基、フルオロアルキル基またはアルキルシロキサン基のような親油性部分を含んでいたり、硫酸塩、スルホン酸塩、カルボキシレート、アミド、ベタイン構造、第四級アンモニウム基のような親油性である領域を含んでおり、望ましくはポリエーテル基及びフッ素系非イオン性界面活性剤のような非イオン性の親油性部分を含む。
0034
本発明では、前記の親油性である非イオン性界面活性剤としては、フッ化物ベースの非イオン性界面活性剤を用いる。
0035
前記のように用いられる界面活性剤としては、一般的な界面活性剤を比較的に少量で用いる。用いられる界面活性剤の量は正孔輸送層の総量に対して0.1ないし0.3重量%を用いて、望ましくは0.2重量%である。
0036
前記界面活性剤を用いる場合には、コーティング表面の表面張力を低めることによって、スピンコーティングの際に均一に正孔輸送層を発光層にコーティングできる。
0037
本発明では、有機化合物誘導体の極性によって正孔輸送層の表面エネルギーを調節することができるので、親油性である正孔輸送層を必要とする有機電界発光デバイスに効果的に適用できる。
発明を実施するための最良の形態
0039
以下、本発明の望ましい実施例を提示する。ただし、下記の実施例は本発明をさらに詳細に説明するためのものであって、本発明は以下の実施例に限定されることはない。
0040
[実施例]
(実施例1)
アノード電極を、基板上に150nm乃至200nmの厚さに形成した。1.3重量%のPEDOT溶液に0.13重量%のグリシドオキシプロピルトリメトキシシラン(GPS)を添加した。GPSとPEDOTとを常温にて1時間、激しく撹拌し、正孔輸送層材料を調製した。該正孔輸送層材料を、ミクロ孔が0.2μmの直径を有するフィルタでろ過し、これをスピンコーティング技術を利用して、アノード電極を有する基板上に300rpmの速度で40秒間コーティングし、200℃にて5分間乾燥させて50nmの厚さの薄膜正孔輸送層を形成した。
0041
次いで、ポリフルオレンベースの有機発光層を、前記正孔輸送層上に80nm厚さでコーティングし、乾燥させた後、カルシウム及び銀を蒸着してこれ以後の工程は通常の工程を用いて有機電界発光表示装置を製造した。
0042
前記工程によって製造した有機電界発光表示装置は、PEDOTを用いた同一構造の有機電界発光表示装置と比較した場合に、有機化合物誘導体とITO基板などとの化学反応を通して網状構造を形成することによってさらにその結合が強くなるので、寿命が100%程度向上され、輝度及び効率は30%程度向上した。
0043
また、正孔輸送層の表面エネルギーを変化させることにより、PEDOTの水に対する接触角が11度である一方で、PEDOTとGPSの混合溶液を処理する際の水に対する接触角はGPSの濃度によって5度まで変化した。また、メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランをPEDOTと混合する際には、水に対する接触角が40度まで変化した。したがって、PEDOTと混合する物質及び含有量によって表面エネルギーを自由に調節できるようになる。
0044
(実施例2)
有機電界発光表示装置の正孔輸送層に、1.3重量%のPEDOT溶液に0.13重量%のグリシドオキシプロピルトリメトキシシラン(GPS)を添加した。GPSを直接PEDOTに添加した。混合溶液を常温で1時間のあいだ激しく混ぜた後、0.2μmのフィルタでろ過して透明なITOガラス基板に300rpmの速度でスピンコーティングした。40秒間300rpmでスピンコーティングした後、200℃で5分間乾燥させ、50nm厚さの薄膜正孔輸送層を形成した。
0045
薄膜正孔輸送層を形成した後、フルカラー有機電界発光表示装置を製造するために、レーザー転写法によって発光層物質をPETフィルム上にスピンコーティングしたフィルムを利用して発光層を転写した。これ以後の工程は通常の工程を用いて有機電界発光表示装置を製造した。
0046
既存のPEDOT正孔輸送層上には発光層の転写がなされないのに比べて、GPSを添加した正孔輸送層上にはレーザー転写法によって発光層が効果的に転写されて所望する間隔の発光層パターンを得るようになった。したがって、既存のPEDOTではレーザー転写法によってフルカラー有機電界発光表示装置の製造が不可能な反面、GPSを添加した正孔輸送層を利用すればフルカラー有機電界発光表示装置の製造が可能になる。
0047
(実施例3)
有機電界発光表示装置の正孔輸送層に、1.3重量%のPEDOT溶液に0.4重量%のペルフルオロアルキル−スルファミド−ポリエーテルを添加した。ペルフルオロアルキル−スルファミド−ポリエーテルは、直接PEDOTに添加した。混合溶液を常温で1時間のあいだ激しく混ぜた後、0.2μmのフィルタでろ過して透明なITOガラス基板に300rpmの速度でスピンコーティングした。40秒間、300rpmでスピンコーティングした後200℃で5分間乾燥して50nm厚さの薄膜正孔輸送層を形成した。
0048
薄膜正孔輸送層を形成した後フルカラー有機電界発光表示装置を製造するために、インクジェット方法によって発光層物質をコーティングした。これ以後の工程は通常の工程を用いて、有機電界発光表示装置を製造した。新たな界面活性剤を添加して発光層物質をインクジェット方法でコーティングした結果、以前に比べて親油性が増加してさらに均一な薄膜を得ることができた。