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技術 貯蔵庫

出願人 株式会社東芝東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社東芝ライフスタイル株式会社
発明者 橋本昌二
出願日 2005年4月27日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2005-129702
公開日 2006年11月9日 (14年1ヶ月経過) 公開番号 2006-308170
状態 特許登録済
技術分野 冷凍機械と関連した装置 冷蔵庫の箱体(壁体)2
主要キーワード 前仕切板 各温度ヒューズ 容器支持部材 開放補助 操作検知スイッチ 捩りコイルスプリング 連通関係 両電磁石
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年11月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

引出し式の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得、しかも、そのための構成を利用して、他の扉の閉鎖により引出し式の扉が開放されることのないようにする。

解決手段

使用者が引出し式の第1の扉の開放のための操作をすれば、それが操作検知手段により検知されて(S1)電磁装置が働き(S2)、引出し式の第1の扉を開放方向に反発付勢する。かくして、引出し式の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得ることができる。そして、第1の扉が閉鎖されている状況で、貯蔵室連通関係にある第2の扉の開放が検知されたときに(S6)、電磁装置に第1の扉を閉鎖方向に吸引付勢する通電をして(S7)、それを第2の扉の閉鎖が検知されるまで持続する制御をする(S7〜S11)ことにより、第1の扉が開放されることのないようにし得る。

概要

背景

従来より、貯蔵庫、中でも冷蔵庫においては、冷蔵室冷凍室及び野菜室等の貯蔵室を有する貯蔵庫本体に、その各貯蔵室貯蔵品出入口開閉する扉が設けられている。この扉は、冷蔵室用のものが右側もしくは左側の一辺部を貯蔵庫本体に枢支した回動式であり、冷凍室及び野菜室等用のものが、それぞれ引出し式貯蔵品容器に一体的に設けられて貯蔵庫本体に対し平行に接離移動する、要するに引出し式である。

しかして、このものにおいては、近年、冷蔵庫用の扉、すなわち、回動式の扉に関し、該扉の特定の部分に使用者が触れるだけで所定量開放されるようにしたものが供されている。このものの場合、具体的には、扉に、使用者が触れる接触部と、その接触部に対する使用者の接触を検知する検知器が設けられ、一方、冷蔵庫本体に、検知器の検知信号を受ける制御装置と、この制御装置により通電励起される電磁装置が設けられていて、その間、特には検知器と制御装置との間が扉の枢支部を通したリード線で接続されている。この構成で、接触部に使用者が触れれば、その接触を検知器が検知してリード線で制御装置に検知信号を送り、この検知信号に基づいて、制御装置が電磁装置を通電励起することにより、電磁装置が扉を所定量開放させるようになっている。
特開平1−150786号公報
特開2000−168559号公報

概要

引出し式の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得、しかも、そのための構成を利用して、他の扉の閉鎖により引出し式の扉が開放されることのないようにする。使用者が引出し式の第1の扉の開放のための操作をすれば、それが操作検知手段により検知されて(S1)電磁装置が働き(S2)、引出し式の第1の扉を開放方向に反発付勢する。かくして、引出し式の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得ることができる。そして、第1の扉が閉鎖されている状況で、貯蔵室が連通関係にある第2の扉の開放が検知されたときに(S6)、電磁装置に第1の扉を閉鎖方向に吸引付勢する通電をして(S7)、それを第2の扉の閉鎖が検知されるまで持続する制御をする(S7〜S11)ことにより、第1の扉が開放されることのないようにし得る。

目的

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、引出し式の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得、しかも、そのための構成を利用して、引出し式の扉が閉鎖されている状況での他の扉の閉鎖により引出し式の扉が開放されることのないようにし得る貯蔵庫を提供するにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

第1の貯蔵室及びこの第1の貯蔵室と連通する第2の貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、前記第1の貯蔵室の貯蔵品出入口開閉する引出し式の第1の扉と、この第1の扉に設けた永久磁石と、前記第1の扉の開放のための使用者の操作を検知する操作検知手段と、この操作検知手段による検知に応動して前記永久磁石との間で前記第1の扉を開放方向に反発付勢する電磁装置とを具備すると共に、前記第2の貯蔵室の貯蔵品出入口を開閉する第2の扉と、この第2の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、この扉開閉検知手段により前記第2の扉の開放が検知されたときに、前記電磁装置に前記永久磁石との間で前記第1の扉を閉鎖方向に吸引付勢する通電をして、それを前記扉開閉検知手段により前記第2の扉の閉鎖が検知されるまで持続する制御をする制御手段とを具備することを特徴とする貯蔵庫。

請求項2

第1の貯蔵室が野菜室であり、第2の貯蔵室が冷蔵室であることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。

技術分野

0001

本発明は、引出し式扉開放機能又は開放補助機能を有する貯蔵庫に関する。

背景技術

0002

従来より、貯蔵庫、中でも冷蔵庫においては、冷蔵室冷凍室及び野菜室等の貯蔵室を有する貯蔵庫本体に、その各貯蔵室貯蔵品出入口開閉する扉が設けられている。この扉は、冷蔵室用のものが右側もしくは左側の一辺部を貯蔵庫本体に枢支した回動式であり、冷凍室及び野菜室等用のものが、それぞれ引出し式貯蔵品容器に一体的に設けられて貯蔵庫本体に対し平行に接離移動する、要するに引出し式である。

0003

しかして、このものにおいては、近年、冷蔵庫用の扉、すなわち、回動式の扉に関し、該扉の特定の部分に使用者が触れるだけで所定量開放されるようにしたものが供されている。このものの場合、具体的には、扉に、使用者が触れる接触部と、その接触部に対する使用者の接触を検知する検知器が設けられ、一方、冷蔵庫本体に、検知器の検知信号を受ける制御装置と、この制御装置により通電励起される電磁装置が設けられていて、その間、特には検知器と制御装置との間が扉の枢支部を通したリード線で接続されている。この構成で、接触部に使用者が触れれば、その接触を検知器が検知してリード線で制御装置に検知信号を送り、この検知信号に基づいて、制御装置が電磁装置を通電励起することにより、電磁装置が扉を所定量開放させるようになっている。
特開平1−150786号公報
特開2000−168559号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来のものの場合、電磁装置で所定量開放されるのは回動式の扉であり、引出し式の扉にはそれが適用されていなかった。

0005

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、引出し式の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得、しかも、そのための構成を利用して、引出し式の扉が閉鎖されている状況での他の扉の閉鎖により引出し式の扉が開放されることのないようにし得る貯蔵庫を提供するにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明の貯蔵庫においては、第1の貯蔵室及びこの第1の貯蔵室と連通する第2の貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、前記第1の貯蔵室の貯蔵品出入口を開閉する引出し式の第1の扉と、この第1の扉の開放のための使用者の操作を検知する操作検知手段と、この操作検知手段による検知に応動して前記永久磁石との間で前記第1の扉を開放方向に反発付勢する電磁装置とを具備すると共に、前記第2の貯蔵室の貯蔵品出入口を開閉する第2の扉と、この第2の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、この扉開閉検知手段により前記第2の扉の開放が検知されたときに、前記電磁装置に前記永久磁石との間で前記第1の扉を閉鎖方向に吸引付勢する通電をして、それを前記扉開閉検知手段により前記第2の扉の閉鎖が検知されるまで持続する制御をする制御手段とを具備することを特徴とする(請求項1の発明)。

発明の効果

0007

上記手段によれば、使用者が引出し式の第1の扉の開放のための操作をすれば、それが操作検知手段により検知されて電磁装置が働き、引出し式の第1の扉を開放方向に反発付勢する。かくして、引出し式の第1の扉で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を得ることができる。

0008

そして、上記第1の扉が貯蔵品出入口を開閉する第1の貯蔵室と、第2の扉が貯蔵品出入口を開閉する第2の貯蔵室とは連通関係にあり、第1の扉が閉鎖されている状況で第2の扉を開放して閉鎖すると、第2の貯蔵室から第1の貯蔵室の空気が圧縮されてその空気圧が高まることにより、その高まった空気圧で引出し式の第1の扉が開放される可能性があるのに対し、扉開閉検知手段により第2の扉の開放が検知されたときに、電磁装置に第1の扉を閉鎖方向に吸引付勢する通電をして、それを扉開閉検知手段により第2の扉の閉鎖が検知されるまで持続する制御をすることにより、上記第1の扉が上記空気圧で開放されることのないようにし得る。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明を冷蔵庫に適用して、その第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2には、貯蔵庫である冷蔵庫の全体を正視して表しており、貯蔵庫本体である冷蔵庫本体1の中段部に、第1の扉として野菜室扉2を設け、その上方(最上段部)に第2の扉として冷蔵室扉3を設け、反対の野菜室扉2の下方に製氷室扉4及び切換室扉5を設け、更にその下方(最下段部)に冷凍室扉6を設けている。

0010

従って、冷蔵庫本体1には、図3に示す野菜室7が第1の貯蔵室として中段部に存し、その上方に冷蔵室8が第2の貯蔵室として存し、反対に下方に図示しない製氷室及び切換室が他の貯蔵室として存し、更にその下方に冷凍室が同じく他の貯蔵室として存しており、野菜室扉2、冷蔵室扉3、製氷室扉4及び切換室扉5、冷凍室扉6は、それらの貯蔵室の各前面に存する貯蔵品出入口(野菜室7の貯蔵品出入口7aと冷蔵室8の貯蔵品出入口8aのみ図3に図示)を開閉するようになっている。

0011

なお、冷蔵室8は野菜室7に冷気を供給する通路(図示せず)によって野菜室7と連通しており、又、冷蔵室8は野菜室7を含む他の貯蔵室よりも容積を充分に大きくしており、従って、冷蔵室8の貯蔵品出入口8aは野菜室7の貯蔵品出入口7aより充分に大きく、冷蔵室扉3は野菜室扉2より充分に大きくなっている。

0012

更に、冷蔵室扉3が右側もしくは左側(図示例は右側)の一辺部を冷蔵庫本体1に枢支した回動式であるのに対し、野菜室扉2、製氷室扉4及び切換室扉5、冷凍室扉6は、それぞれ引出し式の貯蔵品容器(野菜室用の貯蔵品容器9のみ図3に図示)に一体的に設けられて、冷蔵庫本体1に対し平行に接離移動する、要するに引出し式としている。

0013

ここで、図3は、もっぱら野菜室7及び野菜室扉2に関する構成を示している。野菜室7については、左右の両側面部の上部に、それぞれレール10を設けており(左側のもののみ図示)、レール10の前部には受車11を回転可能に枢着している。

0014

又、野菜室7の前部の左右両側の各下部には、電磁装置、この場合、電磁石12をそれぞれ配設している。なお、図3には、電磁石12を一部収納して位置決めする凹部13と、冷蔵庫本体1側の給電部と電磁石12とを接続するコネクタ14,15、これらのコネクタ14,15を接続状態で収納する凹部16、及びこの凹部16に被着するカバー17を示しており、これらも電磁石12の配置と合わせて、野菜室7の前部の左右両側の各下部に存在している(これも左側のもののみ図示)。

0015

更に、図3には、野菜室7の貯蔵品出入口7aと前記冷蔵室8の貯蔵品出入口8aとの間を仕切前仕切板18を示しており、これの中央部には開口部19を形成している。しかして、その開口部19の裏側には、レバー20と、これを例えば反時計回りに付勢する捩りコイルスプリング21、操作検知スイッチ22、及びそれらを覆うカバー23と、冷蔵庫本体1側の受電部と操作検知スイッチ22とを接続するコネクタ24を配設しており、他方、開口部19の前側には、キャップ25を前後に移動可能に装填している。なお、操作検知スイッチ22には、この場合、マイクロスイッチを使用している。

0016

そして、野菜室扉2の裏面の左右両側の各上部には、例えば金属製の堅牢容器支持部材26を取付け、この容器支持部材26に前記貯蔵品容器9を収納して掛け、かくして、野菜室扉2と貯蔵品容器9とを容器支持部材26を介して一体化している。

0017

又、前記電磁石12を配設した野菜室7の前部の左右両側の各下部と対応する野菜室扉2の裏面の左右両側の下部には、それぞれ永久磁石27を取付けており、それより外側に位置させて、野菜室扉2の裏面の周縁部には、図示しないが、永久磁石を内蔵したガスケットを取付けている。

0018

更に、野菜室扉2の上辺部の中央部には、前側に、引出し用の凹部28と、取手29、取手29を前後に回動可能に枢支する支軸30、取手29を野菜室扉2側に付勢する捩りコイルスプリング31を設けている。又、後側には、支持台32と、これに軸部33によって前後に回動可能に枢支されたレバー34、及びレバー34を時計回りに付勢する捩りコイルスプリング35を設けている。

0019

そして、そのほか、前記容器支持部材26の後端部には、脚車36(左側の容器支持部材26のもののみ図示)を回転可能に枢着しており、この脚車36を前記野菜室7のレール10に転動可能に載置し、容器支持部材26を前記受車11に相対的に転動可能に載置することによって、容器支持部材26、ひいては貯蔵品容器9を、レール10により案内する形態で野菜室7に前後に出し入れ可能に収納し、前述の引出し式としている。又、その結果、野菜室扉2も前述の引出し式となっている。

0020

図4には、例えばマイクロコンピュータから成る制御装置37を示している。この制御装置37は、前記両電磁石12の作動を制御する制御手段として機能するもので、図4には、その機能に関係するものだけを代表して示している。すなわち、この制御装置37には、前記操作検知スイッチ22と、前記冷蔵室扉3の開閉に応動するドアスイッチ39(図4にのみ図示)とからそれぞれ後述の検知信号が入力されるようにしており、制御装置37は、それらの入力並びにあらかじめ記憶した制御プログラムに基づいて、前記両電磁石12を駆動する駆動回路40に駆動制御信号を与えるようになっている。

0021

図5は、上記駆動回路40を具体的に示しており、整流回路41の交流入力端子間に、上記制御装置37により作動されるリレー接点42と1〔Ω〕前後程度の抵抗43とを直列に介して商用電源Eを接続し、整流回路41の直流出力端子間に、平滑コンデンサ44と、数百〔kΩ〕程度の抵抗45、並びに前記両電磁石12、特にはそれらの各コイル12aと、それにそれぞれ添設した各温度ヒューズ46との直列回路を、並列に接続している。

0022

次に、上記構成のものの作用を述べる。
まず、野菜室扉2を閉鎖した状態にあるとき、容器支持部材26の脚車36は野菜室7のレール10の最奥部に至り、貯蔵品容器9は全部が野菜室7に収納されている。又、このとき、野菜室扉2の永久磁石27が野菜室7の電磁石12に対向して当接又は近接しており、そのほか、野菜室扉2のガスケットが、野菜室7の貯蔵品出入口7aの周縁部(前仕切板18を含む)に密接すると共に、内蔵した永久磁石によりその密接状態吸着されている。

0023

この状態から、今、使用者が野菜室扉2の取手29に手を掛けて引くと、取手29は支軸30を中心に図3に矢印Aで示すように前方へ回動し、上部29aによりレバー34を押して同図に矢印Bで示すように反時計回りに回動させる。この反時計回りに回動されたレバー34は、先端部34aにより冷蔵庫本体1のキャップ25を押して同図に矢印Cで示すように後方へ移動させ、更に、そのキャップ25がレバー20の一端部20aを押して該レバー20を同図に矢印Dで示すように時計回りに回動させる。これにより、レバー20がそれまでの操作検知スイッチ22を押圧していた状態から操作検知スイッチ22を解放する状態に変わり、それによって、操作検知スイッチ22が作動し、野菜室扉2の開放のための操作を検知して、その検知信号を出力する。すなわち、操作検知スイッチ22が野菜室扉2の開放のための操作を検知する操作検知手段として機能する。

0024

そして、このように操作検知スイッチ22が野菜室扉2の開放のための操作を検知する作動をして、その検知信号を出力すると、制御装置37は、操作検知スイッチ22が作動した(野菜室扉2が開放のための操作をされた)と判断し(ステップS1でYES)、その結果で、電磁石12に順方向の通電をする(ステップS2)。この電磁石12の順方向の通電は、電磁石12の磁極に、対向している永久磁石27の磁極と同じ極を表すものであり、それによる反発力が生じる。この反発力により、永久磁石27が、ひいてはそれを裏面に取付けた野菜室扉2が開放方向である反冷蔵庫本体1側(前方)へ付勢される。

0025

これにより、野菜室扉2が前方に押し出され、特には、ガスケットに内蔵した永久磁石による吸着保持力から解放されるに必要だけの5〜10〔mm〕の距離、前方に押し出される。
そして、電磁石12の通電後、例えば0.3〜1秒ほどの所定時間が経過すれば(ステップS3)、電磁石12の通電を断つ(ステップS4)。又、このとき、冷蔵室8の冷気を循環させていたファン(図示せず)の作動を停止させる(ステップS5)。

0026

しかして、その後、使用者が取手29に掛けた手で野菜室扉2を引き続ければ、野菜室扉2を開放させることができ、又、野菜室扉2と一体に、容器支持部材26をレール10に沿わせつつ、貯蔵品容器9を所望に引き出すことができる。
野菜室扉2の開放(貯蔵品容器9の引き出し)後、野菜室扉2を押し込めば、容器支持部材26がレール10に沿いつつ、貯蔵品容器9を収納位置に戻し、野菜室扉2は閉鎖状態に戻される。

0027

又、冷蔵室扉3を閉鎖した状態にあるとき、ドアスイッチ39が冷蔵室扉3に押されて冷蔵室扉3の閉鎖を検知する作動をし、その検知信号を出力している。これに対して、冷蔵室扉3が開放されると、ドアスイッチ39は、冷蔵室扉3による押圧から解放されて、冷蔵室扉3の開放を検知する作動をし、その検知信号を出力する。すなわち、ドアスイッチ39は冷蔵室扉3の開閉を検知する扉開閉検知手段として機能するようになっている。

0028

ここで、ドアスイッチ39が冷蔵室扉3の開放を検知する作動をして、その検知信号を出力すれば、制御装置37は、ドアスイッチ39が冷蔵室扉3の開放を検知する作動をした(冷蔵室扉3が開放されている)と判断し(図1のステップS6でYES)、その結果で、電磁石12に逆方向の通電をする(ステップS7)。この電磁石12の逆方向の通電は、前述とは反対に、電磁石12の磁極に、対向している永久磁石27の磁極と異なる極を表すものであり、それによる吸引力が生じる。この吸引力により、永久磁石27が、ひいてはそれを裏面に取付けた野菜室扉2が閉鎖方向である冷蔵庫本体1側(後方)へ付勢され、閉鎖状態に保持される。

0029

そして、このときの電磁石12の通電後、例えば5秒ほどの所定時間が経過すれば(ステップS8)、冷蔵室8の冷気を循環させていた前記ファンの作動を停止させる(ステップS9)。
更に、その後、冷蔵室扉3が閉鎖されることによって、ドアスイッチ39が冷蔵室扉3の閉鎖を検知する作動をし、その検知信号を出力すれば(ステップS10でYES)、電磁石12の通電を断ち(ステップ11)、冷蔵室8の冷気を循環させる前記ファンの作動を再開させる(ステップS12)。

0030

このように本構成のものでは、使用者が引出し式の第1の扉である野菜室扉2の開放のための操作をすれば、それが操作検知手段である操作検知スイッチ22により検知されて電磁装置である電磁石12が働き、野菜室扉2を開放方向に反発付勢する。かくして、引出し式の野菜室扉2で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を所望に得ることができる。

0031

そして、このものの場合、上記野菜室扉2が貯蔵品出入口7aを開閉する野菜室7と、冷蔵室扉3が貯蔵品出入口8aを開閉する冷蔵室8とは連通関係にあり、野菜室扉2が閉鎖されている状況で冷蔵室扉3を開放して、その後、閉鎖すると、冷蔵室8から野菜室7の空気が圧縮されてその空気圧が高まることにより、その高まった空気圧で野菜室扉2が開放される可能性がある。特に、野菜室扉2は引出し式であり、その可能性が高い。それに対し、本構成のものでは、ドアスイッチ39により冷蔵室扉3の開放が検知されたときに、電磁石12に野菜室扉2を閉鎖方向に吸引付勢する通電をして、それをドアスイッチ39により冷蔵室扉3の閉鎖が検知されるまで持続する制御をするようにしており、それによって、上記野菜室扉2が上記空気圧で開放されることのないようにすることができる。

0032

しかも、電磁石12は、本来、引出し式の野菜室扉2で回動式の扉と同様の開放機能もしくは開放補助機能を所望に得るのに必要な構成であり、それを利用して、すなわち合理的な構成で、上記野菜室扉2が冷蔵室扉3の閉鎖による空気圧で開放されることのないようにすることができる。

0033

なお、引出し式の第1の扉は、上記野菜室扉2以外に、製氷室扉4、切換室扉5、冷凍室扉6等であっても良く、第2の扉は冷蔵室扉3以外に、第1の扉が貯蔵品出入口を開閉する貯蔵室と連通する貯蔵室の貯蔵品出入口を開閉するものであれば、野菜室扉2、製氷室扉4、切換室扉5、冷凍室扉6等であっても良い。

0034

但し、既述のように、通常、冷蔵室8は野菜室7よりも容積を充分に大きくしており、従って、冷蔵室8の貯蔵品出入口8aは野菜室7の貯蔵品出入口7aより充分に大きく、冷蔵室扉3は野菜室扉2より充分に大きくなっている事情にある。よって、上述の、野菜室扉2が閉鎖されている状況で冷蔵室扉3を開放して閉鎖すると、野菜室扉2に加わる空気圧も大きく、野菜室扉2が開放される可能性が一層あるもので、それに対して、上述のごとく対処するようにしたことにより、その価値を一層高く得ることができる。

0035

加えて、本構成のものの場合、操作検知スイッチ22は、冷蔵室8の冷気を循環させるファンの作動を制御するのにも機能(兼用)するようにしており、それによって、野菜室扉2を開放させるときの冷蔵室8から野菜室7を通じての冷気の逃散の防止が合理的な構成で実現できる。

0036

又、一方の電磁石11と他方の電磁石11は直列に接続しており、それによって、万一、それらのコイル11aのいずれかに断線が生じたときに、それらの両方が通電されず、片方だけが通電されたときの野菜室扉3に不均衡に力がかかって開放されにくくなることを防止できる。しかも、この場合、電磁石11のコイル11aにより発生する磁力電流に依存するので、双方のコイル11aにかかる電圧が半分で済む直列接続により、各コイル11aにおける銅の使用量を少なくすることができる。

0037

以上に対して、図6は本発明の第2実施例(第2の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものは、野菜室扉2の開放のための使用者の操作を検知する機構に変更を加えたもので、前述の支持台32に代わり、左前部と右後部とにそれぞれ軸部51,52を有する支持台53を使用している。そして、その左前部の軸部51には第1のレバー54を前後に回動可能に枢支しており、右後部の軸部52に第2のレバー55を同じく前後に回動可能に枢支していて、第2のレバー55を反時計回りに付勢する捩りコイルスプリング56を設けている。

0038

又、第2のレバー55の先端部には永久磁石57を取付けており、それに、この場合、リードスイッチやホールIC等の磁気スイッチから成る操作検知スイッチ58を対応させている。なお、操作検知スイッチ58は、前述のマイクロスイッチから成る操作検知スイッチ22に代わるもので、図6には図示しない前記前仕切板18の開口部19の裏側に配設している。

0039

この構成で、使用者が野菜室扉2の取手29に手を掛けて引くと、取手29は前述のように支軸30を中心に矢印Aで示すように前方へ回動し、上部29aにより第1のレバー54を押して矢印Xで示すように反時計回りに回動させる。この反時計回りに回動された第1のレバー54は、先端部54aにより第2のレバー55の一端部55aを押して該レバー55を矢印Yで示すように時計回りに回動させるものであり、これによって、永久磁石57がそれまでの操作検知スイッチ58に近接していた状態から操作検知スイッチ58より離間する状態に変わり、それによって、操作検知スイッチ58が作動し、野菜室扉2の開放のための操作を検知して、その検知信号を出力する。

0040

すなわち、この場合も、操作検知スイッチ58が野菜室扉2の開放のための操作を検知する検知手段として機能するもので、そのほかは前述同様に動作するものであり、従って前述同様の作用効果を得ることができる。

0041

なお、野菜室扉2の開放のための使用者の操作が検知されたときの野菜室扉2の開放は、前述よりも距離を多くして行われるものであっても良い。
又、電磁石12で例示した電磁装置は、前述の左右に限られず、上下や、あるいは対角位置等に設けても良く、更には、それらのそれぞれ一方側に1つのみ設けるようにしても良い。
貯蔵庫の全体としても、冷蔵庫以外に温蔵庫常温庫等であっても良い。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。

図面の簡単な説明

0042

本発明の第1実施例を示す主要部分のフローチャート
冷蔵庫全体の正面図
主要部分の分解斜視図
電磁石の制御に関する電気的構成ブロック図
駆動回路の結線
本発明の第2実施例を示す図3部分相当図

符号の説明

0043

図面中、1は冷蔵庫本体(貯蔵庫本体)、2は野菜室扉(第1の扉)、3は冷蔵室扉(第2の扉)、7は野菜室(第1の貯蔵室)、7aは貯蔵品出入口、8は冷蔵室(第2の貯蔵室)、8aは貯蔵品出入口、12は電磁石(電磁装置)、22は操作検知スイッチ(操作検知手段)、27は永久磁石、29は取手、37は制御装置(制御手段)、57は永久磁石、58は操作検知スイッチ(操作検知手段)を示す。

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    【課題】揺動式の断熱扉を備える貯蔵庫において、貯蔵室に対する収容物の出し入れを容易化しながら、突出部による断熱性能の向上を実現できる貯蔵庫を提供する。【解決手段】断熱扉4の後壁に突出形成される突出部2... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 ドアストッパーおよび冷蔵庫」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】本発明は、ドアの可動範囲を容易に変更することができるドアストッパーおよびドアストッパーを備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】ドアストッパーは、本体1に対して回転可能に設けられた回転式ドア3と接... 詳細

  • 東芝ライフスタイル株式会社の「 冷蔵庫」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】 冷却器に霜が付着することを抑制する技術を提供することである。【解決手段】 冷蔵庫は、冷蔵庫の貯蔵室に送られる空気を冷却する冷却器を備えていてもよい。冷却器は、冷却器は、冷却器本体と、冷却... 詳細

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