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技術 運賃判定プログラム確認装置、運賃判定プログラム確認方法、及び確認プログラム

出願人 オムロン株式会社
発明者 時井康博高木徳生
出願日 2005年4月11日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2005-113817
公開日 2006年10月26日 (13年4ヶ月経過) 公開番号 2006-293711
状態 特許登録済
技術分野 自動改札機・タクシーメータ 制御地点における料金又はチケットをチェックする装置、タクシーメータ、郵便料金計器 特定用途計算機
主要キーワード 集計データファイル 計算用データ 仕様通り 予想結果 解析効率 可否判定結果 定期利用 プログラムミス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年10月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

運賃判定プログラムテスト結果と比較させるための予想結果生成効率と、比較結果における相違点についての原因の解析効率とを向上させることで、運賃判定プログラムの動作確認を十分に行う。

解決手段

テスト用の複数の乗車券データを生成するテスト券生成プログラムと、テスト用の乗車券データを入力データとして与えたられとき、第1の運賃データを生成する運賃判定プログラムと、テスト用の乗車券データを入力データとして与えられたとき、第2の運賃データが生成されるシミュレーションプログラムと、をHDD12から読み出して実行する制御部11を備え、制御部11が、テスト用の乗車券データ毎に第1の運賃データと第2の運賃データとの相違点を抽出し、且つ、相違点のランクを判定し、乗車券データ毎に相違点の件数ランク別集計した集計データディスプレイ装置13aに表示する。

概要

背景

従来、鉄道等の交通機関に設置されている、自動改札機精算機等には、ROM等の記憶手段に運賃判定プログラムが記憶されている。周知のように、自動改札機は適正な乗車券所持しない利用者駅構内入場したり、駅構内から出場するのを制限する装置であり、精算機は乗り越し等により所持している乗車券が駅構内から出場するのに適正な乗車券でない利用者が、駅構内から出場する前に所持している乗車券を用いて精算する装置である。運賃判定プログラムは、乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する運賃データを生成するプログラムである。乗車券には、キップ定期券プリペイド券等がある。キップには、券面金額発行駅等の項目データが乗車券データとして記憶されており、定期券には、有効期間、定期利用可能区間利用区間の開始駅等の項目のデータが乗車券データとして記憶されており、プリペイド券には、有効期間、プリペイド残額、利用区間の開始駅等の項目のデータが乗車券データとして記憶されている。なお、上記定期券及び上記プリペイド券に記憶されている利用区間の開始駅にかかるデータは入場時に書き込まれる。また、運賃データには、利用区間の利用にかかる乗車料金、この乗車料金に対して不足している精算金額等の項目のデータが含まれている。

自動改札機や精算機は、駅構内から出場する利用者が乗車券を投入したときに、投入された乗車券が記憶する乗車券データを読み取り、この乗車券データを運賃判定プログラムに入力として与え、この運賃判定プログラムにより生成されたこの乗車券データに対する運賃データに基づいて、出場前に精算が必要である乗車券かどうかや、精算が必要であればその精算金額等を判断し、利用者の通行制限(自動改札機)や投入された乗車券に対する精算(精算機)を行う。

この運賃判定プログラムは、運賃改定等が行われる毎に更新しなければならない。また、運賃判定プログラムを更新したときには、更新した運賃判定プログラムを自動改札機や精算機等に組み込む前に、この運賃判定プログラムが仕様通りに動作するかどうかを確認する確認作業も必要である。

また、更新した運賃判定プログラムを組み込んだ自動改札機に対して、ホストコンピュータからテストデータ(乗車券データ)を送信し、この自動改札機が送信されてきたテストデータを運賃判定プログラムに入力データとして与え、この運賃判定プログラムにより生成された運賃データを得る、運賃判定プログラムのテストを実施する。自動改札機は、このテストにおけるテスト結果や、ホストコンピュータからテストデータとともに送信された予想結果とテスト結果とを比較した比較結果等をホストコンピュータに送信する。そして、作業者がホストコンピュータにおいて、自動改札機から送信されてきた、テスト結果や比較結果等の情報を確認し、テスト結果と予想結果とが一致しなかった点(相違点)のあったテストデータについて1件ずつ原因の解析が行えるようにすることが提案されている(特許文献1参照)。

なお、予想結果は、テストデータ毎に、作業者がテスト結果として得られるであろうと想定したものである。
特開2001−194683号公報

概要

運賃判定プログラムのテスト結果と比較させるための予想結果の生成効率と、比較結果における相違点についての原因の解析効率とを向上させることで、運賃判定プログラムの動作確認を十分に行う。テスト用の複数の乗車券データを生成するテスト券生成プログラムと、テスト用の乗車券データを入力データとして与えたられとき、第1の運賃データを生成する運賃判定プログラムと、テスト用の乗車券データを入力データとして与えられたとき、第2の運賃データが生成されるシミュレーションプログラムと、をHDD12から読み出して実行する制御部11を備え、制御部11が、テスト用の乗車券データ毎に第1の運賃データと第2の運賃データとの相違点を抽出し、且つ、相違点のランクを判定し、乗車券データ毎に相違点の件数ランク別集計した集計データディスプレイ装置13aに表示する。

目的

この発明の目的は、運賃判定プログラムのテスト結果と比較させるための予想結果の生成効率と、比較結果における相違点についての原因の解析効率とを向上させることで、運賃判定プログラムの動作確認を十分に行える運賃判定プログラム確認装置、運賃判定プログラム確認方法、及び確認プログラムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

テスト用の複数の乗車券データを生成するテスト券生成手段と、前記テスト券生成手段によって生成された前記乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第1の運賃データを生成する運賃判定プログラム、および前記運賃判定プログラムと異なる条件で作成され、前記テスト券生成手段によって生成された前記乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第2の運賃データを生成するシミュレーションプログラムを実行する制御手段と、前記乗車券データ毎に、前記制御手段によって生成された前記第1の運賃データと前記第2の運賃データとを突き合わせて相違点を抽出し、抽出した相違点毎に重要度を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記乗車券データ毎に抽出した相違点の件数を重要度別に集計した集計データを生成する集計手段と、前記集計手段によって集計された前記集計データを出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする運賃判定プログラム確認装置

請求項2

前記出力手段は、前記集計データを表示器に表示させる映像信号を出力する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の運賃判定プログラム確認装置。

請求項3

前記第1の運賃データ及び第2の運賃データには、入力として与えられた乗車券データに対する精算金額項目が含まれており、前記判定手段は、前記精算金額を重要度が最大の相違点とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の運賃判定プログラム確認装置。

請求項4

乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第1の運賃データを生成する運賃判定プログラムに対して、テスト券生成手段によって生成されたテスト用の複数の乗車券データをそれぞれ入力し、入力した乗車券データ毎に生成された第1の運賃データと、前記運賃判定プログラムと異なる条件で作成され、乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第2の運賃データを生成する運賃判定プログラムに対して、テスト券生成手段によって生成されたテスト用の複数の乗車券データをそれぞれ入力し、入力した乗車券データ毎に生成された第2の運賃データと、を突き合わせて相違点を抽出し、抽出した相違点毎に重要度を判定し、この判定結果に基づいて、前記乗車券データ毎に抽出した相違点の件数を重要度別に集計した集計データを生成し、さらに、集計された前記集計データを出力部に出力することを特徴とする運賃判定プログラム確認方法

請求項5

乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第1の運賃データを生成する運賃判定プログラムに対して、テスト券生成手段によって生成されたテスト用の複数の乗車券データをそれぞれ入力し、入力した乗車券データ毎に生成された第1の運賃データと、前記運賃判定プログラムと異なる条件で作成され、乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第2の運賃データを生成する運賃判定プログラムに対して、テスト券生成手段によって生成されたテスト用の複数の乗車券データをそれぞれ入力し、入力した乗車券データ毎に生成された第2の運賃データと、を突き合わせて相違点を抽出し、抽出した相違点毎に重要度を判定する第1のステップと、この判定結果に基づいて、前記乗車券データ毎に抽出した相違点の件数を重要度別に集計した集計データを生成する第2のステップと、さらに、集計された前記集計データを出力部に出力する第3のステップと、を制御部に実行させることを特徴とする確認プログラム

技術分野

0001

この発明は、鉄道等の交通機関等に設置される自動改札機精算機等に組み込まれ、切符定期券等の乗車券データが入力データとして与えられたときに、精算料金等の項目を含む運賃データを出力(生成)する運賃判定プログラムを確認する運賃判定プログラムの確認装置、運賃判定プログラムの確認方法、及び、運賃判定プログラムの確認プログラムに関する。

背景技術

0002

従来、鉄道等の交通機関の駅に設置されている、自動改札機や精算機等には、ROM等の記憶手段に運賃判定プログラムが記憶されている。周知のように、自動改札機は適正な乗車券所持しない利用者駅構内入場したり、駅構内から出場するのを制限する装置であり、精算機は乗り越し等により所持している乗車券が駅構内から出場するのに適正な乗車券でない利用者が、駅構内から出場する前に所持している乗車券を用いて精算する装置である。運賃判定プログラムは、乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する運賃データを生成するプログラムである。乗車券には、キップ、定期券、プリペイド券等がある。キップには、券面金額発行駅等の項目データが乗車券データとして記憶されており、定期券には、有効期間、定期利用可能区間利用区間の開始駅等の項目のデータが乗車券データとして記憶されており、プリペイド券には、有効期間、プリペイド残額、利用区間の開始駅等の項目のデータが乗車券データとして記憶されている。なお、上記定期券及び上記プリペイド券に記憶されている利用区間の開始駅にかかるデータは入場時に書き込まれる。また、運賃データには、利用区間の利用にかかる乗車料金、この乗車料金に対して不足している精算金額等の項目のデータが含まれている。

0003

自動改札機や精算機は、駅構内から出場する利用者が乗車券を投入したときに、投入された乗車券が記憶する乗車券データを読み取り、この乗車券データを運賃判定プログラムに入力として与え、この運賃判定プログラムにより生成されたこの乗車券データに対する運賃データに基づいて、出場前に精算が必要である乗車券かどうかや、精算が必要であればその精算金額等を判断し、利用者の通行制限(自動改札機)や投入された乗車券に対する精算(精算機)を行う。

0004

この運賃判定プログラムは、運賃改定等が行われる毎に更新しなければならない。また、運賃判定プログラムを更新したときには、更新した運賃判定プログラムを自動改札機や精算機等に組み込む前に、この運賃判定プログラムが仕様通りに動作するかどうかを確認する確認作業も必要である。

0005

また、更新した運賃判定プログラムを組み込んだ自動改札機に対して、ホストコンピュータからテストデータ(乗車券データ)を送信し、この自動改札機が送信されてきたテストデータを運賃判定プログラムに入力データとして与え、この運賃判定プログラムにより生成された運賃データを得る、運賃判定プログラムのテストを実施する。自動改札機は、このテストにおけるテスト結果や、ホストコンピュータからテストデータとともに送信された予想結果とテスト結果とを比較した比較結果等をホストコンピュータに送信する。そして、作業者がホストコンピュータにおいて、自動改札機から送信されてきた、テスト結果や比較結果等の情報を確認し、テスト結果と予想結果とが一致しなかった点(相違点)のあったテストデータについて1件ずつ原因の解析が行えるようにすることが提案されている(特許文献1参照)。

0006

なお、予想結果は、テストデータ毎に、作業者がテスト結果として得られるであろうと想定したものである。
特開2001−194683号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上述の特許文献1の構成では、作業者が予想結果を乗車券データ毎に作成しなければならず、この作業に手間と時間がかかっていた。また、作業者が相違点が生じた原因を1件ずつ解析しなければならず、この解析にも手間と時間がかかっていた。

0008

しかも、最近では、電鉄会社間の相互乗り入れや、複数種類の乗車券(キップ、定期券、プリペイドカード等)を使用した精算等を行うことから、運賃の計算が複雑になっている。このため、運賃判定プログラムの動作確認を十分に行うには、多大なテストデータを用いなければならない。キップと定期券とを使用した精算、電鉄会社間の乗り継ぎ等が計算を複雑にしている。

0009

一方、作業者の負担や、運賃判定プログラムの動作確認にかける作業時間等を考慮すると、動作確認に用いるテストデータは数万件程度が限界である。したがって、運賃判定プログラムの動作確認を十分行っても、実際にこの運賃判定プログラムが導入された後に、上記のようなキップと定期券とを使用した場合や、電鉄会社間の乗り継ぎの場合など複雑な運賃判定となる場合では希に、運賃の計算のプログラムミス等が発見され、利用者に対して迷惑をかける等の問題があった。

0010

この発明の目的は、運賃判定プログラムのテスト結果と比較させるための予想結果の生成効率と、比較結果における相違点についての原因の解析効率とを向上させることで、運賃判定プログラムの動作確認を十分に行える運賃判定プログラム確認装置、運賃判定プログラム確認方法、及び確認プログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

この発明の運賃判定プログラム確認装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。

0012

(1)この発明の運賃判定プログラム確認装置は、テスト用の複数の乗車券データを生成するテスト券生成手段と、
前記テスト券生成手段によって生成された前記乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第1の運賃データを生成する運賃判定プログラム、および前記運賃判定プログラムと異なる条件で作成され、前記テスト券生成手段によって生成された前記乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第2の運賃データを生成するシミュレーションプログラムを実行する制御手段と、
前記乗車券データ毎に、前記制御手段によって生成された前記第1の運賃データと前記第2の運賃データとを突き合わせて相違点を抽出し、抽出した相違点毎に重要度を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記乗車券データ毎に抽出した相違点の件数を重要度別に集計した集計データを生成する集計手段と、
前記集計手段によって集計された前記集計データを出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。

0013

この構成では、テスト券生成手段によりテスト用の乗車券データが生成される。このテスト用の乗車券データには、乗車券に記憶される券面金額、発行駅、利用区間、定期利用可能区間等の項目のデータが含まれている。券面金額はキップ等の金額であり、発行駅はキップ等を購入した駅である。利用区間は券面金額に対して乗車できる駅と駅との区間であり、定期利用可能区間は定期券において自由に乗降できる駅と駅との区間である。またテスト券生成手段は、キップ、定期券、プリペイド券等の複数種類の乗車券を組み合わせたテスト用の乗車券データも生成する。例えば、キップと定期券とを組み合わせたテスト用の乗車券データを生成する。さらには、異なる鉄道会社間の鉄道を乗り継ぎする乗車券データを生成する。このように、テスト券生成手段により想定される種々の場合のテスト用の乗車券データが生成される。

0014

また、制御手段により運賃判定プログラムが実行される。この運賃判定プログラムは、入力データとしてテスト券生成手段により生成された乗車券データが与えられたとき、出力として第1の運賃データが生成される。

0015

また、制御手段によりシミュレーションプログラムが実行される。このシミュレーションプログラムは、入力データとしてテスト券生成手段により生成された乗車券データが与えられたとき、出力として第2の運賃データが生成される。

0016

このシミュレーションプログラムは、運賃判定プログラムとは異なる条件で作成されている。言い換えれば、シミュレーションプログラムは、運賃判定プログラムのスペック下げたプログラムである。シミュレーションプログラムは、運賃判定プログラムのある程度標準的な仕様については満足するように作成されているが、運賃判定プログラムの細かい仕様については考慮することなく作成されている。したがって、シミュレーションプログラムは、開発期間や開発コストを運賃判定プログラムよりも抑えられる。ここで言う異なる条件とは、スペックが異なるという意味である。

0017

また、後述するように、運賃判定プログラムのテストにおいて、運賃判定プログラムで生成された第1の運賃データと、シミュレーションプログラムで生成された第2の運賃データと、を突き合わせることから、運賃判定プログラムと、シミュレーションプログラムとを、異なる開発者に作成させるのが好ましい。これは、同じ開発者に両プログラムを開発させた場合、両プログラムに同じ誤りが存在する可能性が高くなるからである。

0018

第1の運賃データ及び第2の運賃データには、精算金額、判定金額、券面金額、精算起点駅可否判定結果等の項目のデータが含まれる。券面金額はキップの金額であり、判定金額は利用区間における乗車料金である。精算金額は利用区間における判定金額に対して不足している不足金額であり、可否判定結果は精算金額等から精算が必要かどうかを判定した結果である。

0019

また、判定手段によって乗車券データ毎に抽出された第1の運賃データと第2の運賃データとが突き合わせられて相違点が抽出されるとともに、抽出された相違点毎に重要度が判定される。集計手段によって乗車券データ毎に判定手段により抽出された相違点の件数が重要度別に集計され、その集計データが出力手段により出力される。

0020

したがって、テスト券生成手段によってテスト用の乗車券データが自動で生成されるので、従来のように作業者がテスト用の乗車券データを作成する必要がなく、作業者の負担が解消される。また、運賃判定プログラムのテスト結果となる第1の運賃データの比較対象である予想結果に相当する第2の運賃データがシミュレーションプログラムの実行によって自動で生成されるので、従来のように作業者が第2の運賃データを作成する必要がなく、作業者の負担が解消される。これにより、第2の運賃データの生成効率の向上させることができる。

0021

さらに、乗車券データ毎の相違点の件数が重要度別に集計された集計データが出力されるので、例えば作業者が重要度の大きい相違点について優先的に原因を解析する場合に、出力された相違点について重要度が大きい相違点であるかどうかを確認する必要がなく、すぐに解析作業を進められる。これにより、相違点についての原因の解析効率を向上させることができる。

0022

第2の運賃データの生成効率及び相違点についての原因の解析効率を向上できるので、使用する乗車券データの件数を従来よりも増加させることができる。

0023

しかも、複数種類の乗車券にかかるテスト用の乗車券データも自動で生成されるので、複数種類の乗車券が使用されることを想定したテストも十分に行った上で、出力手段に出力された集計データを確認、解析することができる。

0024

(2)また、この発明は、「前記出力手段は、前記集計データを表示器に表示させる映像信号を出力する手段を含むことを特徴とする」としてもよい。

0025

この構成では、集計データが表示器に表示されるので、集計データが生成されると、作業者がすぐに確認することができる。これにより、作業者の負担の軽減が図れる。

0026

(3)また、この発明は、「前記第1の運賃データ及び第2の運賃データには、入力として与えられた乗車券データに対する精算金額の項目が含まれており、
前記判定手段は、前記精算金額を重要度が最大の相違点とすることを特徴とする」としてもよい。

0027

この構成では、重要度が最大の相違点を精算金額としている。精算金額を間違うと、利用者に迷惑かけてしまう。言い換えれば、精算金額を間違うことが、利用者の信頼を低下させる最も大きな要因である。

0028

したがって、作業者が出力された集計データにおける重要度の最大の件数のみを確認するだけで、テスト用の乗車券データのうち、いずれの乗車券データが精算金額について相違しているかを簡単に検索することができるので、作業者が相違点について1件ずつ相違した項目が精算金額か否かを確認する必要がなく、すぐに解析作業を進めることができる。

発明の効果

0029

この発明によれば、テスト券生成手段を用いてテスト用の乗車券データを自動で生成することによって、従来のように作業者がテスト用の乗車券データを作成する必要がなくなり、作業者の負担を解消することができる。また、運賃判定プログラムのテスト結果となる第1の運賃データの比較対象である予想結果に相当する第2の運賃データをシミュレーションプログラムを実行することで自動で生成することによって、従来のように作業者が第2の運賃データを作成する必要がなくなり、作業者の負担を解消することができる。これにより、第2の運賃データの生成効率を向上させることができる。

0030

さらに、出力手段を用いて乗車券データ毎の相違点の件数が重要度別に集計された集計データを出力することによって、例えば作業者が重要度の大きい相違点について優先的に原因を解析する場合に、出力された相違点について重要度が大きい相違点であるかどうかを確認する必要がなく、すぐに解析作業が開始可能となる。これにより、相違点についての原因の解析効率を向上させることができる。

0031

しかも、複数種類の乗車券にかかるテスト用の乗車券データも自動で生成することによって、複数種類の乗車券が使用されることを想定したテストも十分に行った上で、出力された集計データを確認、解析することができる。

発明を実施するための最良の形態

0032

以下、この発明の実施形態である運賃判定プログラム確認装置について説明する。

0033

図1は、この発明の実施形態に係る運賃判定プログラム確認装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態の運賃判定プログラム確認装置1は、テスト券生成プログラム、運賃判定プログラム、シミュレーションプログラム及び確認プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)である。

0034

運賃判定プログラム確認装置1は、運賃判定プログラムの動作確認をする際に用いられ、制御部11、HDDハードディスク)12、出力部13、操作部14等から構成されている。

0035

制御部11は、装置本体の動作を制御する。HDD12は、確認プログラム、テスト券生成プログラム、運賃判定プログラム及びシミュレーションプログラム等を記憶している。出力部13は、接続された出力装置に応じた形式にデータ等の信号を変換し、出力装置に送信する。本実施形態では、出力装置としてディスプレイ装置13aが接続されている。ディスプレイ装置13aは、例えば液晶ディスプレイ装置があり、出力部13から受信したデータ等を表示する。なお、プリンタ等の出力装置を接続してもよい。

0036

操作部14は、図示しないキーボードマウス等の公知の入力デバイスで構成され、ユーザによる入力操作受け付ける。

0037

テスト券生成プログラムは、キップ、定期券、プリペイド券等の複数種類の乗車券におけるテスト用の乗車券データを生成する。乗車券データは、乗車券に記憶されているデータである。このテスト用の乗車券データには、乗車券に記憶される券面金額、発行駅、利用区間、定期利用可能区間等の項目のデータが含まれている。券面金額はキップ等の金額であり、発行駅はキップ等を購入した駅である。利用区間は券面金額に対して乗車できる駅と駅との区間であり、定期利用可能区間は定期券において自由に乗降できる駅と駅との区間である。

0038

また、テスト券生成プログラムは、想定される種々の場合におけるテスト用の乗車券データを出力する。例えば、キップと定期券とを併用する場合や、1枚のキップで異なる鉄道会社間の鉄道を乗り継ぎする場合がある。なお、テスト券生成プログラムによって生成されたテスト用の乗車券データには、降車した駅を示す降駅データが含まれている。なお、降駅データは、キップや定期券等に記憶されている通常の乗車券データには含まれていない。

0039

運賃判定プログラムは、乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第1の運賃データを生成するプログラムである。

0040

シミュレーションプログラムは、乗車券データが入力データとして与えられたときに、この乗車券データに対する第2の運賃データを生成するプログラムである。第2の運賃データは、テスト用の乗車券データから第1の運賃データとして生成されると想定される予想結果である。

0041

シミュレーションプログラムは、運賃判定プログラムとは異なる条件で作成されている。言い換えれば、運賃判定プログラムのスペックを下げたプログラムである。シミュレーションプログラムは、運賃判定プログラムのある程度標準的な仕様については満足するように作成されているが、運賃判定プログラムの細かい仕様については考慮することなく作成されている。したがって、シミュレーションプログラムは、開発期間や開発コストを運賃判定プログラムよりも抑えられる。ここで言う異なる条件とは、スペックが異なるという意味である。

0042

また、後述するように、運賃判定プログラムのテストにおいて、運賃判定プログラムで生成された第1の運賃データと、シミュレーションプログラムで生成された第2の運賃データと、を突き合わせることから、運賃判定プログラムと、シミュレーションプログラムとを、異なる開発者に作成させるのが好ましい。これは、同じ開発者に両プログラムを開発させた場合、両プログラムに同じ誤りが存在する可能性が高くなるからである。本実施形態のシミュレーションプログラムは、運賃判定プログラムが有する標準的な仕様のみが実装されている。

0043

第1の運賃データ及び第2の運賃データには、精算金額、判定金額、券面金額、精算起点駅、可否判定結果等の項目のデータが含まれる。券面金額はキップの金額であり、判定金額は利用区間における乗車料金である。精算金額は利用区間における判定金額に対して不足している不足金額であり、可否判定結果は精算金額等から利用者が精算が必要かどうかを判定した結果である。

0044

なお、運賃判定プログラムは実際に自動改札機や精算機等に組み込まれるプログラムであり、シミュレーションプログラムは運賃判定プログラムの動作確認を行うのに利用されるプログラムである。

0045

確認プログラムは、乗車券生成プログラム、運賃判定プログラム、シミュレーションプログラムの実行によって得られた第1の運賃データと第2の運賃データとを入力として与えたときに、第1の運賃データと第2の運賃データとを突き合わせて相違点を抽出し、乗車券データ毎に相違点の件数を重要度別に集計した集計データを生成し、ディスプレイ装置13aに表示する。

0046

図2は、運賃判定プログラム確認装置1の動作手順、つまり確認プログラムの運賃判定プログラムの確認手順を示す流れ図である。

0047

操作部14によって実行開始の入力が受け付けられると、制御部11はHDD12から確認プログラムを読み出して実行する。

0048

その後、操作部14によって運賃判定プログラムの確認処理の実行開始の入力が受け付けられると、制御部11は、図2に示すようにHDD12からテスト券生成プログラムを読み出して実行する(S1)。具体的には、テスト用の乗車券データを生成して券データファイルに出力し、この券データファイルをHDD12に記憶する。本実施形態では数百万件程度の乗車券データを生成する。乗車券データは、例えば図3(A),(B)に示すような手順で生成する。

0049

図3(A)は、鉄道会社であるA社局と、A社局とは異なる鉄道会社のB社局との2線連絡定期券の乗車券データを生成する処理手順を示す流れ図である。まず、制御部11は、A社局の全ての駅を発駅とすべく発駅データとしてHDD12から予め記憶されているA社局の駅コードを取得する(S51)。次に、B社局の全ての駅を着駅とすべく着駅データとしてHDD12から予め記憶されているB社局の駅コードを取得する(S52)。

0050

その後、発駅と着駅との駅コードを全て組み合わせた発駅着駅データを生成する(S53)。次に、HDD12に予め記憶された全線経路情報等を読み出し、発駅着駅データ毎に発駅から着駅に到着することができる全ての経路経路データを取得する(S54)。

0051

次に、取得した経路データ、発駅着駅データ等の乗車券データを構成するデータをエンコード情報に変換し(S55)、発駅と着駅との全ての組み合わせの乗車券データを生成する。

0052

この乗車券データは、A社局の駅とB社局の駅とを定期利用可能区間とする定期券(A社局B社局2線連絡定期券)の乗車券データである。

0053

その後、全ての乗車券データを券データファイルに出力し、HDD12に記憶する(S56)。

0054

図3(B)は、鉄道会社であるA社局と、A社局とは異なる鉄道会社のB社局との2線連絡普通乗車券の乗車券データを生成する処理手順を示す流れ図である。制御部11は、A社局の全ての駅を発駅とすべく発駅データとしてHDD12から予め記憶されているA社局の駅コードを取得する(S61)。次に、A社局・B社局の全ての連絡駅について連絡駅データとしてHDD12から予め記憶されているA社局・B社局の連絡駅の駅コードを取得し(S62)、発駅と連絡駅との駅コードを全て組み合わせた発駅連絡駅データを生成する(S63)。

0055

次に、HDD12から予め記憶されている区数計算用データ、全線経路情報等を読み出して発駅連絡駅データ毎に発駅と連絡駅との間の区数として区数データを取得し、発駅連絡駅データ毎に発駅から連絡駅に到着することができる可能な全ての経路の経路データを取得する(S64)。また、HDD12から予め記憶されている利用可能区数データを読み出し、利用可能区数から発駅と連絡駅の間の区数を差し引いて連絡駅からB社局において利用可能な区数をB社局利用区数データとして取得する(S65)。

0056

次に、取得した経路データや区数データ等の乗車券データを構成するデータをエンコード情報に変換し(S66)、発駅から連絡駅との全ての組み合わせの乗車券データを生成する。この乗車券データは、A社局の駅からA社局・B社局の連絡駅を経由してB社局の駅まで利用する際に用いる1枚のキップ(A社局B社局2線連絡普通乗車券)に記憶されている乗車券データである。

0057

その後、全ての乗車券データを上述した券データファイルに出力し、HDD12に記憶する(S67)。

0058

上述の乗車券データの他、発駅と着駅とをA社局の全ての駅の組み合わにより生成されたA社局の区間内で使用できるキップの乗車券データや、生成したテスト用の乗車券データにランダムに選択した駅を乗車駅とした乗駅データとランダムに選択した駅を降車駅とした降駅データとを追加した乗車券データ等も生成される。乗駅データ及び降駅データを追加した乗車券データは、駅を乗り越して精算が必要な場合等を想定している。

0059

なお、テスト用の乗車券データは、発駅等の種々のデータを組み合わせて生成される特性上、前後に似たパターンの乗車券データが連続することが多くなる。

0060

また、制御部11、テスト券生成プログラムが本発明のテスト券生成手段に相当する。

0061

S1においてテスト用の乗車券データを生成した後、HDD12から運賃判定プログラムを読み出して実行する(S2)。具体的には、HDD12から乗車券データを読み出し、乗車券データ毎に第1の運賃データを生成する。その後、全ての第1の運賃データを第1運賃データファイルに出力し、HDD12に記憶する。

0062

次に、HDD12からシミュレーションプログラムを読み出して実行する(S3)。具体的には、HDD12から乗車券データを読み出し、乗車券データ毎に第2の運賃データを生成する。その後、全ての第2の運賃データを第2運賃データファイルに出力し、HDD12に記憶する。

0063

S3においてシミュレーションプログラムを実行した後、第1の運賃データと第2の運賃データと相違点に基づいて比較等を行う集計・解析処理を実行する(S4)。具体的には、図4に示すように、HDD12から第1運賃データファイルと第2運賃データファイルとを読み出し(S71)、乗車券データ毎に両運賃データの各項目のデータを比較して相違点を抽出する(S72)。本実施形態では、精算料金、判定料金、券面料金、精算起点駅、可否判定結果の項目のデータについてのみ相違点を抽出する。なお、上記項目のデータだけでなく他の項目のデータについても相違点を抽出してもよい。

0064

次に、抽出した相違点の重要度を判定する(S73)。本実施形態では、重要度を大きい順にA〜Cランクの3つのランクに分け、抽出した相違点がどのランクに該当するかを判定する。Aランクは精算料金の相違、Bランクは判定料金の相違、券面料金の相違、Cランクは可否判定結果の相違、精算起点駅の相違が該当する。なお、制御部11が本発明の判定手段に相当する。

0065

その後、乗車券データ毎に相違点の件数をランク別に集計した集計データを生成し、集計データファイルに出力してHDD12に記憶する(S74)。集計データには、相違点毎に分類データ初期値0:原因未解析)が付与されている。分類データは、相違点の原因の種類を示す。なお、制御部11が本発明の集計手段に相当する。

0066

次に、HDD12からフィルタ条件を読み出す(S75)。また、Aランクに該当する相違点を有し、且つ、フィルタ条件に合致する乗車券データをフィルタリングする(S76)。

0067

フィルタ条件は、既に原因を解析済みの相違点を有する乗車券データをフィルタリングするとともに、同じ原因で相違点が生じていると考えられる乗車券データについて、自動で同じ原因の種類であることを示す分類データを付与して更新する乗車券データを検索する検索条件である。なお、S76においては、さらにフィルタリングにより抽出した乗車券データに対応する集計データにフィルタ条件に含まれている分類データを付与して更新する。フィルタ条件は、ユーザが操作部14を介して設定の入力を行う。

0068

次に、原因が未解析のAランクに該当する相違点を有する乗車券データがあるか否かを判断する(S77)。具体的には、分類データが初期値0となっている乗車券データが存在しているか否かを判断する。S77において、原因が未解析のAランクに該当する相違点を有する乗車券データがないと判断した場合は、解析処理を終了して確認プログラムの実行を終了する。なお、本実施形態では、後述する最安値経路データについてのみ原因が未解析のAランクに該当する相違点を有する乗車券データがあるか否かを判断している。

0069

一方、S77において、最安値経路データについて原因が未解析のAランクに該当する相違点を有する乗車券データがあると判断した場合は、最安値経路データにAランクの相違点を有する乗車券データの乗車券データ番号を選択し、例えばディスプレイ装置13aに図5に示すような形式で、選択した乗車券データ番号に該当する乗車券データについての詳細情報を表示する(S78)。乗車券データ番号は、各乗車券データに付与された固有の番号であり、乗車券データと集計データとを対応付けする。領域Pは、図6に示すように乗車券データの集計データを示し、左列から順に乗車券データ番号、各ランク(A〜C)の相違点の件数を表示している。

0070

領域Qは、図7に示すように領域Pにおいて選択された単一の乗車券データの集計データの詳細情報を表示する。左列から順に経路データ番号、比較の対象となった運賃データの各項目名、第2の運賃データ、第1の運賃データ、各項目のランク、比較結果(一致、不一致)、分類データを表示している。

0071

なお、図7は、図6の一点鎖線で示す乗車券データ番号92の詳細情報を表示している。

0072

経路データ番号は、図7に示すように、発駅と着駅との間では複数の経路が生じる場合があるので、経路データ毎に相違点等のデータを区別すべく経路データ毎に付与した番号である。また、経路データ毎に運賃データを表示している。複数の経路データのうち、精算料金が最も安い経路データである最安値経路データを第1行目に表示している。例えば、図7に示した乗車券データについては、経路データ番号1〜3の経路データのうち精算料金の最も安い経路データ番号1の経路データを最安値経路データとして第1行目に表示している。

0073

領域Rは、解析結果である分類データ等の解析情報を表示する。分類データ等の解析情報は、図示しないホストコンピュータに登録され、表示する際に図示しない通信手段を介して情報を受信する。領域Sは、領域Pにおいて選択された単一の乗車券データの詳細情報を表示する。領域Tは、領域Pにおいて選択された単一の乗車券データの第1の運賃データの詳細情報を表示する。領域Uは、領域Pにおいて選択された単一の乗車券データの第2の運賃データの詳細情報を表示する。

0074

これにより、作業者は、集計データを生成後すぐに確認することができるので、作業者の負担の軽減が図れる。また、集計データ、乗車券データ等を1画面で表示しているので、作業者が相違点について原因の解析作業を行い易い。

0075

本実施形態では、S78において最安値経路データにAランクの相違点を有する乗車券データについてのみ選択してディスプレイ装置13aに詳細情報を表示するが、特にこれに限定するものではなく、全ての経路データを対象としてAランクの相違点を有する乗車券データについて詳細情報を表示してもよい。

0076

S78においてディスプレイ装置13aに表示した後、操作部14によって解析処理を中断する入力を受け付けたか否かを判断し(S79)、中断する入力を受け付けたと判断した場合は解析処理を中断終了(中断)して確認プログラムの実行を終了する。

0077

また、S79において中断の入力を受け付けていないと判断した場合は、操作部14によってフィルタリングの実行開始の入力が受け付けられたか否かを判断し(S80)、フィルタリングの実行開始の入力が受け付けられるまでS79及びS80の処理を繰り返し行う。

0078

この間、作業者は、領域Pに表示された乗車券データについて1件ずつ精算料金の相違の原因を解析する。本実施形態では、最安値経路データにおける重要度の最大の精算料金の相違についてのみ解析する。精算金額を間違うと、利用者に迷惑かけてしまうからである。言い換えれば、精算金額を間違うことが、利用者の信頼を低下させる最も大きな要因だからである。

0079

なお、本実施形態におけるS76,S81のフィルタリングの処理は、最安値経路データにおける精算料金の相違についてのみ行っているが、特にこれに限定されるものではない。

0080

相違の原因が判明すると、作業者は、その原因について分類データに使用する値、その他現象名等の情報を領域Rにおいて操作部14を介して入力する。入力が受け付けられると、図示しないホストコンピュータに分類データ等の情報が送信され、登録される。なお、同じ原因の分類データが既に登録されていた場合は登録しない。

0081

この時、同じ原因の相違点を有する乗車券データの検索条件が明確であれば、作業者はフィルタ条件の設定の入力を行う。例えば、運賃判定プログラムにおいて不具合個所があった場合、必ずこの不具合個所を実行する条件の乗車券データについては、この不具合が原因で精算料金の相違が生じていると考えられる。したがって、作業者がフィルタ条件として乗車券データの検索条件とこの原因を示す分類データとを入力する。

0082

また、例えば図6に示すように乗車券データの乗車券データ番号104〜115は、連続して各ランクの相違点の件数が同一であるので、同じ原因で相違点が生じていると考えられる。テスト用の乗車券データは、種々の情報を組み合わせて生成されたデータであるので、似たパターンの乗車券データが連続することが多いからである。したがって、作業者は、フィルタ条件として乗車券データの検索条件に、乗車券データ番号104〜115に共通して相違点の原因となっていると特定したデータと、これに該当する原因の分類データとを入力する。これにより、1の乗車券データの相違点の原因を解析することで、他の乗車券データの相違点について原因の解析を行うことができる。しかも、フィルタ条件を設定し、S76及び以下に記述するS82におけるフィルタリングの処理を実行させることによって、同じ原因で相違点が生じている乗車券データについて、同一の分類データを自動で付与して更新することができる。

0083

一方、同じ原因の相違点を有する乗車券データの検索条件を特定できない場合は、作業者が領域Qにおいて最安値経路データにおける精算料金の分類データの欄に操作部14を介して分類データの値を入力する。

0084

なお、作業者は、解析作業によりフィルタ条件を新たに入力した後、操作部14を介してフィルタリング実行開始の入力を行うと、以下のように処理が行われる。

0085

S78において、制御部11はフィルタリングの実行開始の入力が受け付けられたと判断した場合、上述のS75,S76の処理と同様に、HDD12からフィルタ条件を読み出し(S81)、Aランクに該当する相違点を有し、且つ、フィルタ条件に合致する乗車券データをフィルタリングする(S82)。また、S82において、フィルタリングにより抽出した乗車券データに対応する集計データにフィルタ条件に含まれている分類データを付与して更新する。その後、S77の処理に戻る。

0086

上述のように、作業者が上記の解析作業を進め、Aランクの相違点について分類データの値を更新し、またはS76,81のフィルタリングを行って分類データの値を更新することで、最安値経路データにおけるAランクの相違点について分類データが初期値0以外の原因の種類を示す値となった際、制御部11は、S77においてAランクの相違点の原因の解析が終了したと判断し、処理が終了する。

0087

なお、図示しないが、S79において処理を中断した場合等において再び解析作業を開始する際は、作業者が操作部14を介して、確認プログラムの実行開始の入力を行った後、集計・解析処理の実行再開の入力、及び、集計データの集計データ格納ファイルの選択の入力を行うことによって、図4におけるS75から処理が再開される。

0088

以上のように、この発明の運賃判定プログラム確認装置1は、テスト用の乗車券データを自動で生成しているので、従来のように作業者がテスト用の乗車券データを作成する必要がなくなり、作業者の負担を解消することができる。また、運賃判定プログラムのテスト結果となる第1の運賃データの比較対象である予想結果に相当する第2の運賃データを自動で生成しているので、従来のように作業者が第2の運賃データを作成する必要がなくなり、作業者の負担を解消することができる。これにより、第2の運賃データの生成効率を向上させることができる。

0089

さらに、ディスプレイ装置13aに乗車券データ毎の相違点の件数が重要度別に集計された集計データを表示しているので、例えば作業者が重要度の大きい相違点について優先的に原因を解析する場合に、出力された相違点について重要度が大きい相違点であるかどうかを確認する必要がなく、すぐに解析作業が開始可能となる。これにより、相違点についての原因の解析効率を向上させることができる。

0090

また、複数種類の乗車券にかかるテスト用の乗車券データも自動で生成しているので、複数種類の乗車券が使用されることを想定したテストも十分に行った上で、出力された集計データを確認、解析することができる。

0091

しかも、S76、S82において、Aランクに該当する相違点を有する乗車券データをフィルタリングすることで、重要度の大きい相違点から優先的に解析を行うことができる。また、フィルタ条件に合致する乗車券データをフィルタリングすることで、作業者が同一の原因を有する乗車券データについて相違点を解析する必要がなくなり、解析効率を向上させることができる。さらに、不具合等を修正した運賃判定プログラムを再度動作確認するため、確認プログラムを実行し、図2に示す確認プログラムの処理を再度実行した場合にも、解析する必要のない乗車券データの集計データを表示しないので、相違点の原因の解析効率を向上させることができる。

0092

なお、本実施形態では、確認プログラム等のプログラムをHDD12に記憶しているが特にこれに限定されるものではなく、本体に内蔵されるRAM等の記録媒体に記憶してもよい。

図面の簡単な説明

0093

この発明の実施形態に係る運賃判定プログラム確認装置の構成を示すブロック図である。
同運賃判定プログラム確認装置の動作手順を示す流れ図である。
同運賃判定プログラム確認装置の乗車券データを生成する処理手順を示す流れ図である。
同運賃判定プログラム確認装置の集計・解析処理を行う処理手順を示す流れ図である。
同運賃判定プログラム確認装置に備えられたディスプレイ装置の表示画面を示す説明図である。
同運賃判定プログラム確認装置に備えられたディスプレイ装置の表示画面の一部を拡大した説明図である。
同運賃判定プログラム確認装置に備えられたディスプレイ装置の表示画面の一部を拡大した説明図である。

符号の説明

0094

1−運賃判定プログラム確認装置
11−制御部
12−HDD(ハードディスク)
13−出力部
13a−ディスプレイ装置

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