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技術 一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法

出願人 伊徳行
発明者 伊徳行
出願日 2005年4月5日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2005-108350
公開日 2006年10月19日 (14年2ヶ月経過) 公開番号 2006-280332
状態 特許登録済
技術分野 非アルコール性飲料 飼料(2)(一般) 固体廃棄物の処理
主要キーワード 網目空間 人畜無害 フィルタークロス 果汁液 操業コスト 乾燥作業 補助材 圧搾機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年10月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

リンゴ果実本体からリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓の有効な再利用を図ることによりリンゴ資源を無駄なく有効に利用できるようにしたリンゴ滓の再利用法を得る。

解決手段

リンゴ果実本体から一次圧搾でリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓に対して長さが1mm〜15mm程度、径が1mm以下程度の寸法に粗砕された植物長繊維屑からなる補助材所要の割合で混合し、その混合した混合物高圧加圧力を付加する二次圧搾によって該リンゴ滓に含有のリンゴ果汁を抽出する一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法、更に、該二次圧搾後の混合物に乾燥を施し乳酸菌等を用いて該混合物を発酵させて家畜飼料に供する。

概要

背景

従来、リンゴ果実本体からリンゴ果汁を搾出した後のリンゴ滓が含有するリンゴを抽出する方法としては、そのリンゴ滓に水を加えてジューサー等の破砕によって液状化し、それを織布の袋へ詰めた後、加圧し液分を外部へ滲出させるバッチプレス法、又は、遠心分離機によって液分を固形分から分離させてから、特開平9−75638号公報「ベルトプレス脱水機フィルタークロス」に示すような上下のベルトの間に挟み込んで圧搾するベルトプレス法が一般的である。

しかし、それらの方法では、フィルタークロス(織布)の表層への搾り滓の付着防止剥離性目詰りの改善が図られていても、フィルタークロスの繊維強度加圧力限界となり、また、処理に長時間を要する等の技術上又はコストなどに種々の問題点があった。

その点を解消する手段として、図2に示すように、前記リンゴ滓2を挟んで上下から圧搾機3により圧力を付加しただけでは、液状化して僅かの間隙から流出してしまって圧搾の目的を全く達し得ない。

さらに、リンゴ滓を乾燥機により乾燥させ保存性を高めようとする場合においても、リンゴ滓は糖度が高いために乾燥機内面に付着して乾燥機の乾燥性能を著しく減退させると共にリンゴ滓の乾燥を極度に困難としていた。

そのため、リンゴ滓は従来有効に活用されることなく、大量に廃棄処分されているのが実状であり、また、廃棄処分するにも多額の費用が掛かるだけでなく、公害の防止や予防の観点からも早急の有用且つ人畜無害な解決策が求められていた。
特開平9−75638号公報

概要

リンゴ果実本体からリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓の有効な再利用をることによりリンゴ資源を無駄なく有効に利用できるようにしたリンゴ滓の再利用法を得る。リンゴ果実本体から一次圧搾でリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓に対して長さが1mm〜15mm程度、径が1mm以下程度の寸法に粗砕された植物長繊維屑からなる補助材所要の割合で混合し、その混合した混合物高圧の加圧力を付加する二次圧搾によって該リンゴ滓に含有のリンゴ果汁を抽出する一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法、更に、該二次圧搾後の混合物に乾燥を施し乳酸菌等を用いて該混合物を発酵させて家畜飼料に供する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

リンゴ果実本体から一次圧搾でリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓に対して、クラッシャー等の適宜の破砕機により粗砕された植物長繊維屑からなる補助材所要の割合で混合し、その混合した混合物高圧加圧力を付加する二次圧搾によって該リンゴ滓に含有のリンゴ果汁を抽出することを特徴とする一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法

請求項2

前記補助材の材質は、笹である請求項1記載の一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法。

請求項3

前記補助材の寸法は、長さが1mm〜15mm程度、径が1mm以下程度である請求項1記載の一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法。

請求項4

前記補助材とする植物長繊維屑には予め圧搾その他により含有する成分を取り去るための前処理を施す請求項1記載の一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法。

請求項5

前記混合物の構成は、大凡、リンゴ滓:補助材=2:1である請求項1記載の一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法。

請求項6

前記混合物に付加する二次圧搾の加圧力は、180kg/cm2〜250kg/cm2 程度である請求項1記載の一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法。

請求項7

前記二次圧搾後の混合物に乾燥を施し乳酸菌等を用いて該混合物を発酵する請求項1記載の一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法。

技術分野

0001

本発明は、リンゴ果実本体からリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓の有効な再利用を図ることによってリンゴ資源の無駄のない有効利用を図ったリンゴ滓の再利用法に関するものである。

背景技術

0002

従来、リンゴ果実本体からリンゴ果汁を搾出した後のリンゴ滓が含有するリンゴを抽出する方法としては、そのリンゴ滓に水を加えてジューサー等の破砕によって液状化し、それを織布の袋へ詰めた後、加圧し液分を外部へ滲出させるバッチプレス法、又は、遠心分離機によって液分を固形分から分離させてから、特開平9−75638号公報「ベルトプレス脱水機フィルタークロス」に示すような上下のベルトの間に挟み込んで圧搾するベルトプレス法が一般的である。

0003

しかし、それらの方法では、フィルタークロス(織布)の表層への搾り滓の付着防止剥離性目詰りの改善が図られていても、フィルタークロスの繊維強度加圧力限界となり、また、処理に長時間を要する等の技術上又はコストなどに種々の問題点があった。

0004

その点を解消する手段として、図2に示すように、前記リンゴ滓2を挟んで上下から圧搾機3により圧力を付加しただけでは、液状化して僅かの間隙から流出してしまって圧搾の目的を全く達し得ない。

0005

さらに、リンゴ滓を乾燥機により乾燥させ保存性を高めようとする場合においても、リンゴ滓は糖度が高いために乾燥機内面に付着して乾燥機の乾燥性能を著しく減退させると共にリンゴ滓の乾燥を極度に困難としていた。

0006

そのため、リンゴ滓は従来有効に活用されることなく、大量に廃棄処分されているのが実状であり、また、廃棄処分するにも多額の費用が掛かるだけでなく、公害の防止や予防の観点からも早急の有用且つ人畜無害な解決策が求められていた。
特開平9−75638号公報

発明が解決しようとする課題

0007

そこで、本発明は、リンゴ果実本体からリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓の有効な再利用を図ることによってリンゴ資源を無駄なく有効に利用できるようにしたリンゴ滓の再利用法を得ようとするものである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、以上の観点からなされたものであって、リンゴ果実本体から一次圧搾でリンゴ果汁を抽出した後のリンゴ滓に対して、クラッシャー等の適宜の破砕機により長さが1mm〜15mm程度、径が1mm以下程度の寸法に粗砕された植物長繊維屑からなる補助材所要の割合で混合し、その混合した混合物高圧の加圧力を付加する二次圧搾によって該リンゴ滓に含有のリンゴ果汁を抽出する一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法、更に、該二次圧搾後の混合物に乾燥を施し乳酸菌等を用いて該混合物を発酵させて家畜飼料に供することができる一次圧搾後のリンゴ滓の再利用法を提供しようとするものである。

発明の効果

0009

上記本発明の手段により、従来有効に活用されることなく、大量に廃棄処分されていたリンゴ滓の無駄のない有効な再利用を効率よく遂行できると共に公害の防止や予防に多大の貢献をするものである。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の一実施例を説明する。
通常、一般的な小規模リンゴジュース製造工場において、所要量のリンゴ果実本体に対して加圧力20kg/cm2 程の圧搾機によって原体重量の60%程を果汁として抽出した後の約40%の残滓として扱われているリンゴ滓2を原料とする。

0011

前記リンゴ滓2に対して、クラッシャー等の適宜の破砕機3により長さが1mm〜15mm程度で径が1mm以下程度の寸法に粗砕された植物長繊維屑からなる補助材1を混合する。その混合割合は、好ましくは、大凡、リンゴ滓:補助材=2:1である。

0012

前記リンゴ滓2と補助材1とを混合した混合物を、180kg/cm2〜250kg/cm2 の高圧好ましくは220kg/cm2 程度の加圧力で二次圧搾を施す。

0013

前記二次圧搾の過程で加圧力が約80kg/cm2付近になると、通常、リンゴ滓2は液状化して流動性を生じ、果汁液分のみを回収するのは非常に困難であるが、本発明においては、リンゴ滓2と補助材1としての植物長繊維屑とが満遍なく混合されているので、図1に示す如く、不規則に絡み合って網目構造を呈する植物長繊維屑がリンゴ滓2を該網目構造に閉じこめる作用を果たすと共に該植物長繊維屑の網目構造がフィルター機能を発揮する。そのために、圧搾した場合、加圧によって該混合物中のリンゴ滓2は液状を呈しはするが流動を起こさずに果汁である液体のみが外部へ滲み出す

0014

その結果、リンゴ滓2に対する重量比約40%分の果汁が抽出され回収された。

0015

前記の抽出果汁の化学的性質は次の通りである。
pH:4.73糖度(Brix):10.7

0016

上記のような高圧を付与することにより得られる果汁は糖度も高く、食品や飲料としても優れている。

0017

前記二次圧搾後の混合物に乾燥を施し乳酸菌等を用いて該混合物を発酵させれば、良質な家畜飼料となり、従来、廃棄物とされていたリンゴ滓2の殆どを捨てることなく有効活用することができる外、公害予防の観点からも極めて画期的である。

0018

前記補助材1と混合されたリンゴ滓2は、二次搾汁後の保存のために、乾燥を施さなければならないが、その乾燥過程において、リンゴ滓は一般に糖度が高いために乾燥機内面に接触して付着するが、混合された補助材による擦過により擦り取られる。そのために、乾燥機に対する余分な抵抗負荷を与えないので、乾燥機の乾燥作業能率が格段に向上し、且つ操業コストも大幅に低減する。

0019

前記植物長繊維屑としては、維管束を形成し、又、ある程度の弾性を有し且つそれ自体からは圧搾によって食品等に有害であったり不適である樹液等が滲み出さない植物が望ましく、笹が特に有効である。

0020

また、使用する補助材1によっては、その補助材自体から樹液等が滲み出して圧搾原料から回収される果汁等へ悪影響を及ぼすことを防ぐために補助材とする植物長繊維屑には予め圧搾その他の手段により含有する成分を取り去るための前処理を施す場合もある。

0021

尚、上記実施例においてはリンゴ滓2の場合について説明したが、それに限定せずに、きゃべつや山葵などの野菜(植物)の場合でも同様に実施できるが、それらの対象物により補助材との混合割合を適当に変える必要がある。これらの場合でも補助材である植物長繊維屑が形成する網目空間に閉じこめられ、加圧されても流動化は生じないが、微細な間隙と植物自体組織構造がフィルター機能となり、植物中の液体のみが外部へ滲出する。

図面の簡単な説明

0022

本発明に係る補助材を用いた場合の二次搾汁の概念の一例を示す説明図である。
従来の補助材を用いない場合の二次搾汁の概念の一例を示す説明図である。

符号の説明

0023

1補助材(植物長繊維屑)
2 リンゴ滓

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