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技術 配信システム、配信元装置及び配信元処理方法、管理情報記録装置、管理情報処理装置及び管理情報処理方法、配信元処理用プログラム及び管理情報処理用プログラム並びに情報記録媒体

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 牛山建太郎日比野義彦清原裕二鈴木博明飯島康一
出願日 2005年3月30日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2005-100013
公開日 2006年10月12日 (13年5ヶ月経過) 公開番号 2006-277673
状態 特許登録済
技術分野 記憶装置の機密保護 特定用途計算機 オンライン・システム 計算機・データ通信 オンライン・システム
主要キーワード 管理情報処理装置 管理情報記憶装置 改竄判定 配信元装置 配信段階 追加課金 配信先装置 分散型ストレージシステム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年10月12日)のものです。
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図面 (18)

課題

P2P型の配信システム運営のために必要な課金情報等の管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能な配信システムを提供する。

解決手段

コンテンツの配信を受けるリクエスタとしてのノードCと、当該配信を行うコンテンツホルダとしてのノードD、F及びHと、配信に係る課金データを記録する複数のノードE、G及びBと、各ノードE、G及びBから同一の配信に対応する課金データKを読み出して処理するノードAと、を備える。

概要

背景

近年、インターネット等のネットワークを介して上記コンテンツ蓄積しているサーバ等に端末装置からアクセスし、その端末装置において視聴が所望されているコンテンツを当該端末装置に配信して視聴する、いわゆるコンテンツ配信を行う配信システムについての研究開発が盛んである。

そして、当該配信システムの一つに、ネットワークに属する端末装置間で当該コンテンツが相互に直接授受される配信システム(換言すれば、各コンテンツを複数の端末装置間で分散して共有させる配信システム)であるP2P(Pear to Pear)型の配信システムがある。このP2P型の配信システムは、従来のクライアントサーバ型モデルの欠点である、サーバへのアクセス集中や、高い管理コストを解決する手法として注目されている。

また、この分野の研究では、上記P2P型の配信システムの一つとして、一つのコンテンツに対して複数の複製を用意して複数の端末装置に分散配置させておくことで、対故障性やアクセスの分散性を高める手法である「分散型ストレージシステム」が提案されており、この分散型ストレージシステムを用いたコンテンツの配信サービスも拡大しつつある。

ここで、従来の当該配信サービスでは、コンテンツ本体は上述したように複数の端末装置上に分散して保存されている。しかしながら、当該配信のために必要な認証・課金等に用いられる管理情報については、それが本来的には一元管理する必要があるものであるため、当該管理情報を専用に扱う集中サーバを経由して授受される構成となっている。

概要

P2P型の配信システムの運営のために必要な課金情報等の管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能な配信システムを提供する。コンテンツの配信を受けるリクエスタとしてのノードCと、当該配信を行うコンテンツホルダとしてのノードD、F及びHと、配信に係る課金データを記録する複数のノードE、G及びBと、各ノードE、G及びBから同一の配信に対応する課金データKを読み出して処理するノードAと、を備える。

目的

そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、上記配信システムの運営のために必要な課金情報等の管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能な配信システム、当該配信システムに含まれる配信元装置管理情報記録装置及び管理情報処理装置配信元処理方法及び管理情報処理方法、当該配信元装置及び管理情報処理装置として用いられる配信元処理用プログラム及び管理情報処理用プログラム並びに当該各プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

配信情報の配信を受ける配信先装置と、当該配信先装置に対する前記配信を行う配信元装置と、前記配信に係る管理情報であって、少なくとも当該配信を受ける利用者と当該配信を行う配信者以外の者に対する秘匿性を備える管理情報を記録する記録手段を夫々備える複数の管理情報記録装置と、各前記記録手段から同一の前記配信に対応する前記管理情報を読み出す読出手段と、当該読み出した管理情報を処理する処理手段と、を備える管理情報処理装置と、少なくとも、前記配信先装置、前記配信元装置、各前記管理情報記録装置及び前記管理情報処理装置を相互に接続するネットワークと、により構成されていることを特徴とする配信システム

請求項2

請求項1に記載の配信システムにおいて、前記管理情報は、一の前記配信について前記利用者から前記配信者に対して支払われるべき配信料に関連する課金情報であることを特徴とする配信システム。

請求項3

請求項1又は2に記載の配信システムにおいて、当該配信システムは、前記配信情報が、前記ネットワークを介して前記配信元装置と前記配信先装置との間で相互に直接授受される配信システムであることを特徴とする配信システム。

請求項4

請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記配信元装置であって、前記配信先装置からの前記配信を要求する要求情報を受信する受信手段と、前記要求情報を受信したとき、当該受信した要求情報に基づいて前記配信に対応する前記管理情報を生成する生成手段と、前記生成された管理情報の保存先となる前記管理情報記録装置を決定する決定手段と、前記決定された管理情報記録装置に対して前記生成された管理情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする配信元装置。

請求項5

請求項4に記載の配信元装置において、前記要求情報には、当該要求情報を送信する操作を前記配信先装置において実行した前記利用者を識別する識別情報が含まれており、前記生成手段は、前記受信した要求情報に含まれている前記識別情報に基づき、当該要求情報により配信が要求されている前記配信情報に対応する前記管理情報を生成することを特徴とする配信元装置。

請求項6

請求項4又は5に記載の配信元装置において、前記生成手段は、前記管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理を前記生成された管理情報に施すことを特徴とする配信元装置。

請求項7

請求項4から6のいずれか一項に記載の配信元装置において、前記管理情報を前記管理情報記録装置に送信した後、前記送信した管理情報を当該配信元装置内から消去する消去手段を更に備えることを特徴とする配信元装置。

請求項8

請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記管理情報処理装置であって、同一の前記配信についての複数の前記管理情報を夫々記録している複数の前記管理情報記録装置を検索する検索手段と、前記検索された各管理情報記録装置から前記管理情報を夫々読み出す前記読出手段と、を備え、前記処理手段は、前記読み出された各管理情報の内容を比較する比較手段と、前記比較手段における比較結果に基づいて、各前記管理情報の内容が改竄された可能性があるか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする管理情報処理装置。

請求項9

請求項8に記載の管理情報処理装置において、前記読み出された管理情報には、当該管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が施されており、当該暗号化処理された管理情報を復号する復号手段を更に備えることを特徴とする管理情報処理装置。

請求項10

請求項8又は9に記載の管理情報処理装置において、前記判定手段は、前記比較手段における比較の結果、他の過半数の前記管理情報と異なる内容の前記管理情報があるとき、当該異なる内容の管理情報が改竄された可能性があると判定することを特徴とする管理情報処理装置。

請求項11

請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記配信元装置において実行される配信元処理方法であって、前記配信先装置からの前記配信を要求する要求情報を受信する受信工程と、前記要求情報を受信したとき、当該受信した要求情報に基づいて前記配信に対応する前記管理情報を生成する生成工程と、前記生成された管理情報の保存先となる前記管理情報記録装置を決定する決定工程と、前記決定された管理情報記録装置に対して前記生成された管理情報を送信する送信工程と、を含むことを特徴とする配信元処理方法。

請求項12

請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記管理情報処理装置において実行される管理情報処理方法であって、同一の前記配信についての複数の前記管理情報を夫々記録している複数の前記管理情報記録装置を検索する検索工程と、前記検索された各管理情報記録装置から前記管理情報を前記読出手段により夫々読み出す読出工程と、前記読み出された各管理情報の内容を比較する比較工程と、前記比較工程における比較結果に基づいて、各前記管理情報の内容が改竄された可能性があるか否かを判定する判定工程と、を含むことを特徴とする管理情報処理方法。

請求項13

請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記配信元装置に含まれる配信元コンピュータを、請求項4から7のいずれか一項に記載の配信元装置として機能させることを特徴とする配信元処理用プログラム

請求項14

請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記管理情報処理装置に含まれる管理情報処理コンピュータを、請求項8から10のいずれか一項に記載の管理情報処理装置として機能させることを特徴とする管理情報処理用プログラム

請求項15

請求項13に記載の配信元処理用プログラムが前記配信元コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体

請求項16

請求項14に記載の管理情報処理用プログラムが前記管理情報処理コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、配信システム配信元装置及び配信元処理方法管理情報記録装置管理情報処理装置及び管理情報処理方法、配信元処理用プログラム及び管理情報処理用プログラム並びに情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、ネットワークを介して配信されるべき映画等のコンテンツ配信情報)の配信を相互に行う配信システム、当該配信システムに含まれる配信元装置、管理情報記録装置及び管理情報処理装置、配信元処理方法及び管理情報処理方法、当該配信元装置及び管理情報処理装置として用いられる配信元処理用プログラム及び管理情報処理用プログラム並びに当該各プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属する。

背景技術

0002

近年、インターネット等のネットワークを介して上記コンテンツを蓄積しているサーバ等に端末装置からアクセスし、その端末装置において視聴が所望されているコンテンツを当該端末装置に配信して視聴する、いわゆるコンテンツ配信を行う配信システムについての研究開発が盛んである。

0003

そして、当該配信システムの一つに、ネットワークに属する端末装置間で当該コンテンツが相互に直接授受される配信システム(換言すれば、各コンテンツを複数の端末装置間で分散して共有させる配信システム)であるP2P(Pear to Pear)型の配信システムがある。このP2P型の配信システムは、従来のクライアントサーバ型モデルの欠点である、サーバへのアクセス集中や、高い管理コストを解決する手法として注目されている。

0004

また、この分野の研究では、上記P2P型の配信システムの一つとして、一つのコンテンツに対して複数の複製を用意して複数の端末装置に分散配置させておくことで、対故障性やアクセスの分散性を高める手法である「分散型ストレージシステム」が提案されており、この分散型ストレージシステムを用いたコンテンツの配信サービスも拡大しつつある。

0005

ここで、従来の当該配信サービスでは、コンテンツ本体は上述したように複数の端末装置上に分散して保存されている。しかしながら、当該配信のために必要な認証・課金等に用いられる管理情報については、それが本来的には一元管理する必要があるものであるため、当該管理情報を専用に扱う集中サーバを経由して授受される構成となっている。

発明が解決しようとする課題

0006

このとき、近年では、インターネット上の認証については、一つのコンテンツについての配信サービス毎認証処理を行うのではなく、最初に一度認証処理を行い電子証明書発行することによって、その後の認証処理を分散して行う方法が提案されているものの、上記管理情報としての課金情報については、コンテンツの属性やその内容自体が相互に異なる場合が多いことに起因して、配信料(そのコンテンツの利用料)の額が配信毎に毎回異なる場合が多いため、依然として上記集中サーバを用いて集中管理せざるを得ない状況である。

0007

そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、上記配信システムの運営のために必要な課金情報等の管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能な配信システム、当該配信システムに含まれる配信元装置、管理情報記録装置及び管理情報処理装置、配信元処理方法及び管理情報処理方法、当該配信元装置及び管理情報処理装置として用いられる配信元処理用プログラム及び管理情報処理用プログラム並びに当該各プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、配信情報の配信を受ける配信先装置と、当該配信先装置に対する前記配信を行うノード等の配信元装置と、前記配信に係る課金データ等の管理情報であって、少なくとも当該配信を受ける利用者と当該配信を行う配信者以外の者に対する秘匿性を備える管理情報を記録する記録部等の記録手段を夫々備える複数のノード等の管理情報記録装置と、各前記記録手段から同一の前記配信に対応する前記管理情報を読み出す制御部等の読出手段と、当該読み出した管理情報を処理する制御部等の処理手段と、を備えるノード等の管理情報処理装置と、少なくとも、前記配信先装置、前記配信元装置、各前記管理情報記録装置及び前記管理情報処理装置を相互に接続するネットワークと、により構成されている。

0009

よって、秘匿性を備える管理情報を複数の管理情報記録装置に分散させて夫々記録し、これらを管理情報処理装置により必要に応じてネットワークを介して読み出して処理するので、管理情報の処理が管理情報処理装置に集中することを防止しつつ、当該管理情報を効率的に分散配置して管理することができる。

0010

上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配信システムにおいて、前記管理情報は、一の前記配信について前記利用者から前記配信者に対して支払われるべき配信料に関連する課金情報であるように構成される。

0011

よって、配信料に関連する課金情報を、複数の管理情報記憶装置において分散配置しつつ効率的に管理することができる。

0012

上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配信システムにおいて、当該配信システムは、前記配信情報が、前記ネットワークを介して前記配信元装置と前記配信先装置との間で相互に直接授受される配信システムであるように構成される。

0013

よって、配信情報が配信元装置と配信先装置との間で相互に直接授受される配信システムにおける管理情報の管理を、当該配信情報と同様にその管理情報を分散配置させることで効率的に行うことができる。

0014

上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記配信元装置であって、前記配信先装置からの前記配信を要求する要求情報を受信する通信部等の受信手段と、前記要求情報を受信したとき、当該受信した要求情報に基づいて前記配信に対応する前記管理情報を生成する制御部等の生成手段と、前記生成された管理情報の保存先となる前記管理情報記録装置を決定する制御部等の決定手段と、前記決定された管理情報記録装置に対して前記生成された管理情報を送信する通信部等の送信手段と、を備える。

0015

よって、配信元装置において、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0016

上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の配信元装置において、前記要求情報には、当該要求情報を送信する操作を前記配信先装置において実行した前記利用者を識別する識別情報が含まれており、前記生成手段は、前記受信した要求情報に含まれている前記識別情報に基づき、当該要求情報により配信が要求されている前記配信情報に対応する前記管理情報を生成するように構成される。

0017

よって、配信情報の配信を要求した利用者を識別する識別情報に基づき、当該配信情報の配信のための管理情報が生成されるので、秘匿性を有する当該管理情報の内容が第三者漏洩することを防止しつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0018

上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の配信元装置において、前記生成手段は、前記管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理を前記生成された管理情報に施すように構成される。

0019

よって、管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が管理情報に施された上で管理情報記録装置に送信されることとなるので、当該管理情報が上記識別情報に基づいて生成されることと相まって、管理情報の秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0020

上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の配信元装置において、前記管理情報を前記管理情報記録装置に送信した後、前記送信した管理情報を当該配信元装置内から消去する制御部等の消去手段を更に備える。

0021

よって、管理情報を管理情報記録装置に送信した後に当該送信した管理情報を配信元装置内から消去するので、管理情報の保全性をより高めることができる。

0022

上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記管理情報処理装置であって、同一の前記配信についての複数の前記管理情報を夫々記録している複数の前記管理情報記録装置を検索する制御部等の検索手段と、前記検索された各管理情報記録装置から前記管理情報を夫々読み出す前記読出手段と、を備え、前記処理手段は、前記読み出された各管理情報の内容を比較する比較手段と、前記比較手段における比較結果に基づいて、各前記管理情報の内容が改竄された可能性があるか否かを判定する判定手段と、を備える。

0023

よって、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0024

上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の管理情報処理装置において、前記読み出された管理情報には、当該管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が施されており、当該暗号化処理された管理情報を復号する復号手段を更に備える。

0025

よって、管理情報が暗号化されており、その復号が管理情報処理装置においてのみ可能とされているので、管理情報の秘匿性を確実に維持することができる。

0026

上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の管理情報処理装置において、前記判定手段は、前記比較手段における比較の結果、他の過半数の前記管理情報と異なる内容の前記管理情報があるとき、当該異なる内容の管理情報が改竄された可能性があると判定するように構成される。

0027

よって、他の過半数の管理情報と異なる内容の管理情報があるとき、当該管理情報が改竄された可能性があると判定するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある管理情報を判定することができる。

0028

上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記配信元装置において実行される配信元処理方法であって、前記配信先装置からの前記配信を要求する要求情報を受信する受信工程と、前記要求情報を受信したとき、当該受信した要求情報に基づいて前記配信に対応する前記管理情報を生成する生成工程と、前記生成された管理情報の保存先となる前記管理情報記録装置を決定する決定工程と、前記決定された管理情報記録装置に対して前記生成された管理情報を送信する送信工程と、を含む。

0029

よって、配信元装置において、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0030

上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記管理情報処理装置において実行される管理情報処理方法であって、同一の前記配信についての複数の前記管理情報を夫々記録している複数の前記管理情報記録装置を検索する検索工程と、前記検索された各管理情報記録装置から前記管理情報を前記読出手段により夫々読み出す読出工程と、前記読み出された各管理情報の内容を比較する比較工程と、前記比較工程における比較結果に基づいて、各前記管理情報の内容が改竄された可能性があるか否かを判定する判定工程と、を含む。

0031

よって、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0032

上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記配信元装置に含まれる配信元コンピュータを、請求項4から7のいずれか一項に記載の配信元装置として機能させる。

0033

よって、配信元コンピュータを請求項4に記載の配信元装置として機能させる場合は、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するように当該配信元コンピュータが機能するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0034

また、配信元コンピュータを請求項5に記載の配信元装置として機能させる場合は、請求項4に記載の配信元装置として機能させる場合に加えて、配信情報の配信を要求した利用者を識別する識別情報に基づき、当該配信情報の配信のための管理情報が生成されるように当該配信元コンピュータが機能するので、秘匿性を有する当該管理情報の内容が第三者に漏洩することを防止しつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0035

更に、配信元コンピュータを請求項6に記載の配信元装置として機能させる場合は、請求項4又は5に記載の配信元装置として機能させる場合に加えて、管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が管理情報に施された上で管理情報記録装置に送信されるように当該配信元コンピュータが機能することとなるので、当該管理情報が上記識別情報に基づいて生成されることと相まって、管理情報の秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0036

更にまた、配信元コンピュータを請求項7に記載の配信元装置として機能させる場合は、請求項4から6のいずれか一項に記載の配信元装置として機能させる場合に加えて、管理情報を管理情報記録装置に送信した後に当該送信した管理情報を配信元装置内から消去するように当該配信元コンピュータが機能するので、管理情報の保全性をより高めることができる。

0037

上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の配信システムに含まれる前記管理情報処理装置に含まれる管理情報処理コンピュータを、請求項8から10のいずれか一項に記載の管理情報処理装置として機能させる。

0038

よって、管理情報処理コンピュータを請求項8に記載の管理情報処理装置として機能させる場合は、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するように当該管理情報処理コンピュータが機能するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0039

また、管理情報処理コンピュータを請求項9に記載の管理情報処理装置として機能させる場合は、請求項8に記載の管理情報処理装置として機能させる場合に加えて、管理情報が暗号化されており、その復号が管理情報処理装置においてのみ可能とされているので、管理情報の秘匿性を確実に維持することができる。

0040

更に、管理情報処理コンピュータを請求項10に記載の管理情報処理装置として機能させる場合は、請求項8又は9に記載の管理情報処理装置として機能させる場合に加えて、他の過半数の管理情報と異なる内容の管理情報があるとき、当該管理情報が改竄された可能性があると判定するように当該管理情報処理コンピュータが機能するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある管理情報を判定することができる。

0041

上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の配信元処理用プログラムが前記配信元コンピュータにより読取可能に記録されている。

0042

よって、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項4に記載の配信元装置として機能する場合には、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するように当該配信元コンピュータが機能するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0043

また、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項5に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項4に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、配信情報の配信を要求した利用者を識別する識別情報に基づき、当該配信情報の配信のための管理情報が生成されるように当該配信元コンピュータが機能するので、秘匿性を有する当該管理情報の内容が第三者に漏洩することを防止しつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0044

更に、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項6に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項4又は5に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が管理情報に施された上で管理情報記録装置に送信されるように当該配信元コンピュータが機能することとなるので、当該管理情報が上記識別情報に基づいて生成されることと相まって、管理情報の秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0045

更にまた、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項7に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項4から6のいずれか一項に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、管理情報を管理情報記録装置に送信した後に当該送信した管理情報を配信元装置内から消去するように当該配信元コンピュータが機能するので、管理情報の保全性をより高めることができる。

0046

上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の管理情報処理用プログラムが前記管理情報処理コンピュータにより読取可能に記録されている。

0047

よって、当該管理情報処理用プログラムを管理情報処理コンピュータにより読み出して実行することで当該管理情報処理コンピュータが請求項8に記載の管理情報処理装置として機能する場合には、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するように当該管理情報処理用コンピュータが機能するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0048

また、当該管理情報処理用プログラムを管理情報処理コンピュータにより読み出して実行することで当該管理情報処理コンピュータが請求項9に記載の管理情報処理装置として機能する場合には、請求項8に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、管理情報が暗号化されており、その復号が管理情報処理装置においてのみ可能とされているので、管理情報の秘匿性を確実に維持することができる。

0049

更に、当該管理情報処理用プログラムを管理情報処理コンピュータにより読み出して実行することで当該管理情報処理コンピュータが請求項10に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項8又は9に記載の管理情報処理装置として機能させる場合に加えて、他の過半数の管理情報と異なる内容の管理情報があるとき、当該管理情報が改竄された可能性があると判定するように当該管理情報処理コンピュータが機能するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある管理情報を判定することができる。

発明の効果

0050

請求項1に記載の発明によれば、秘匿性を備える管理情報を複数の管理情報記録装置に分散させて夫々記録し、これらを管理情報処理装置により必要に応じてネットワークを介して読み出して処理するので、管理情報の処理が管理情報処理装置に集中することを防止しつつ、当該管理情報を効率的に分散配置して管理することができる。

0051

従って、配信情報の配信のために必要な管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0052

請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、配信料に関連する課金情報を、複数の管理情報記憶装置において分散配置しつつ効率的に管理することができる。

0053

請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、配信情報が配信元装置と配信先装置との間で相互に直接授受される配信システムにおける管理情報の管理を、当該配信情報と同様にその管理情報を分散配置させることで効率的に行うことができる。

0054

請求項4に記載の発明によれば、配信元装置において、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0055

従って、配信情報の配信のために必要な管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0056

請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、配信情報の配信を要求した利用者を識別する識別情報に基づき、当該配信情報の配信のための管理情報が生成されるので、秘匿性を有する当該管理情報の内容が第三者に漏洩することを防止しつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0057

請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5に記載の発明の効果に加えて、管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が管理情報に施された上で管理情報記録装置に送信されることとなるので、当該管理情報が上記識別情報に基づいて生成されることと相まって、管理情報の秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0058

請求項7に記載の発明によれば、請求項4から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、管理情報を管理情報記録装置に送信した後に当該送信した管理情報を配信元装置内から消去するので、管理情報の保全性をより高めることができる。

0059

請求項8に記載の発明によれば、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0060

従って、配信情報の配信のために必要な各管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見して各管理情報の秘匿性を向上させつつ、当該各管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0061

請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、管理情報が暗号化されており、その復号が管理情報処理装置においてのみ可能とされているので、管理情報の秘匿性を確実に維持することができる。

0062

請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の発明の効果に加えて、他の過半数の管理情報と異なる内容の管理情報があるとき、当該管理情報が改竄された可能性があると判定するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある管理情報を判定することができる。

0063

請求項11に記載の発明によれば、配信元装置において、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0064

従って、配信情報の配信のために必要な管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0065

請求項12に記載の発明によれば、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0066

従って、配信情報の配信のために必要な各管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見して各管理情報の秘匿性を向上させつつ、当該各管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0067

請求項13に記載の発明によれば、配信元コンピュータを請求項4に記載の配信元装置として機能させる場合は、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するように当該配信元コンピュータが機能するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0068

従って、配信情報の配信のために必要な管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0069

また、配信元コンピュータを請求項5に記載の配信元装置として機能させる場合は、請求項4に記載の配信元装置として機能させる場合に加えて、配信情報の配信を要求した利用者を識別する識別情報に基づき、当該配信情報の配信のための管理情報が生成されるように当該配信元コンピュータが機能するので、秘匿性を有する当該管理情報の内容が第三者に漏洩することを防止しつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0070

更に、配信元コンピュータを請求項6に記載の配信元装置として機能させる場合は、請求項4又は5に記載の配信元装置として機能させる場合に加えて、管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が管理情報に施された上で管理情報記録装置に送信されるように当該配信元コンピュータが機能することとなるので、当該管理情報が上記識別情報に基づいて生成されることと相まって、管理情報の秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0071

更にまた、配信元コンピュータを請求項7に記載の配信元装置として機能させる場合は、請求項4から6のいずれか一項に記載の配信元装置として機能させる場合に加えて、管理情報を管理情報記録装置に送信した後に当該送信した管理情報を配信元装置内から消去するように当該配信元コンピュータが機能するので、管理情報の保全性をより高めることができる。

0072

請求項14に記載の発明によれば、管理情報処理コンピュータを請求項8に記載の管理情報処理装置として機能させる場合は、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するように当該管理情報処理コンピュータが機能するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0073

従って、配信情報の配信のために必要な各管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見して各管理情報の秘匿性を向上させつつ、当該各管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0074

また、管理情報処理コンピュータを請求項9に記載の管理情報処理装置として機能させる場合は、請求項8に記載の管理情報処理装置として機能させる場合に加えて、管理情報が暗号化されており、その復号が管理情報処理装置においてのみ可能とされているので、管理情報の秘匿性を確実に維持することができる。

0075

更に、管理情報処理コンピュータを請求項10に記載の管理情報処理装置として機能させる場合は、請求項8又は9に記載の管理情報処理装置として機能させる場合に加えて、他の過半数の管理情報と異なる内容の管理情報があるとき、当該管理情報が改竄された可能性があると判定するように当該管理情報処理コンピュータが機能するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある管理情報を判定することができる。

0076

請求項15に記載の発明に係る配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項4に記載の配信元装置として機能する場合には、配信要求があったときにその配信すべき配信情報に対応する管理情報を生成し、更にその生成した管理情報の保存先となる管理情報記録装置を決定した上でその管理情報記録装置に管理情報を送信するように当該配信元コンピュータが機能するので、配信要求があったときに対応する管理情報を生成して各管理情報記録装置において配置しておくことにより、必要最小限の管理情報のみを効率的に分散配置して管理することができる。

0077

従って、配信情報の配信のために必要な管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0078

また、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項5に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項4に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、配信情報の配信を要求した利用者を識別する識別情報に基づき、当該配信情報の配信のための管理情報が生成されるように当該配信元コンピュータが機能するので、秘匿性を有する当該管理情報の内容が第三者に漏洩することを防止しつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0079

更に、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項6に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項4又は5に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、管理情報処理装置においてのみ復号可能な暗号化処理が管理情報に施された上で管理情報記録装置に送信されるように当該配信元コンピュータが機能することとなるので、当該管理情報が上記識別情報に基づいて生成されることと相まって、管理情報の秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該管理情報を分散配置することができる。

0080

更にまた、当該配信元処理用プログラムを配信元コンピュータにより読み出して実行することで当該配信元コンピュータが請求項7に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項4から6のいずれか一項に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、管理情報を管理情報記録装置に送信した後に当該送信した管理情報を配信元装置内から消去するように当該配信元コンピュータが機能するので、管理情報の保全性をより高めることができる。

0081

請求項16に記載の発明に係る管理情報処理用プログラムを管理情報処理コンピュータにより読み出して実行することで当該管理情報処理コンピュータが請求項8に記載の管理情報処理装置として機能する場合には、同一の配信についての複数の管理情報を読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各管理情報が夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するように当該管理情報処理用コンピュータが機能するので、分散配置されているいずれかの管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0082

従って、配信情報の配信のために必要な各管理情報に対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見して各管理情報の秘匿性を向上させつつ、当該各管理情報を効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0083

また、当該管理情報処理用プログラムを管理情報処理コンピュータにより読み出して実行することで当該管理情報処理コンピュータが請求項9に記載の管理情報処理装置として機能する場合には、請求項8に記載の配信元装置として機能する場合に加えて、管理情報が暗号化されており、その復号が管理情報処理装置においてのみ可能とされているので、管理情報の秘匿性を確実に維持することができる。

0084

更に、当該管理情報処理用プログラムを管理情報処理コンピュータにより読み出して実行することで当該管理情報処理コンピュータが請求項10に記載の配信元装置として機能する場合には、請求項8又は9に記載の管理情報処理装置として機能させる場合に加えて、他の過半数の管理情報と異なる内容の管理情報があるとき、当該管理情報が改竄された可能性があると判定するように当該管理情報処理コンピュータが機能するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある管理情報を判定することができる。

発明を実施するための最良の形態

0085

次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、インターネット等のネットワークを用いて上記コンテンツの配信を行う上記P2P型の配信システム(以下、単に配信システムと称する)に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。なお、以下の説明においては、上記端末装置を一般的に「ノード」と称することとする。

0086

(I)本発明の原理
初めに、本発明の実施形態について具体的に説明する前に、本発明の原理につき、実施形態に係る配信システムの概要と共に説明する。

0087

(A)配信システムの概要
先ず、本発明の前提となる、実施形態に係る上記配信システム全体の概要について、図1を用いて説明する。なお、図1は当該配信システムの概要を示す模式図である。

0088

一般に、上記ネットワークに接続されている特定のノード同士がコンテンツの授受を行う際には、例えば当該ネットワークがインターネットである場合には、要求するコンテンツを記憶しているノードのIP(Internet Protocol)アドレス手がかりとしてコンテンツの授受を行う必要がある。よって、実施形態に係る配信システムの如き不特定多数のノードがコンテンツを共有し合うような配信システムにおいては、全てのノードのIPアドレスとそれが記憶しているコンテンツを各ノードが認識しておくことが必要となる。

0089

しかしながら、ネットワークに接続されているノードの数が多くなった場合、各ノードにおける物理的な記録可能量の制限等が理由となって、全てのノードのIPアドレスと記憶しているコンテンツ名を各ノードが夫々に記録しておくことは現実的ではない(例えば、ネットワークに百万台のノードが接続されている場合、その百万台分のIPアドレスとそれらが記憶しているコンテンツ名を各ノードが互いに全て記録しておくことは全く現実的ではない)。

0090

また、各ノードが全てのノードのIPアドレスと記憶しているコンテンツ名を記録しておく場合、新しいノードの参加・脱退や、あるノードでの記憶コンテンツの追加・削除が起こる度に、全ノードが記録情報更新しなければならない。更新の度に全ノードに通知すると、更新が頻繁になる上、ネットワーク内の各ノードにおける電源スイッチのオンオフが頻繁な場合(例えば当該ノードをパーソナルコンピュータにより実現する場合は頻繁に電源スイッチが操作され得ることになる)に更新できないなど、現実的にはネットワーク全体としての運用が困難となる。

0091

そこで、上述したような問題点に対処すべく、必要最低限のノードのIPアドレスのみを記録し、コンテンツを要求する際は、記録されているノードの中で要求コンテンツを記憶しているノードのIPアドレスを知っていると思われるノードに問い合わせることによって、コンテンツを記憶しているノードのIPアドレスを解決するという仕組みの配信システムが研究されており、その一つに、いわゆるDHT(Distributed Hash Table;離散ハッシュテーブル)を用いた配信システムがある。

0092

次に、当該DHTを用いた配信システムについて、概要を説明する。

0093

上記DHTを用いた配信システムでは、各ノードを相互に識別するためのノードID(Identification)を当該各ノードに付与する。このとき、当該ノードIDは、ノード毎ユニークな、すなわち他のノードとは異なる番号を付与する。この番号は、そのネットワークにおけるノードの最大運用台数を収容できるだけのビット数ビット長)を有するものとなる。より具体的には、例えば128ビットのノードIDを用いれば、最大で、2128=340×1036台のノードを一つのネットワーク内に接続することができる。そして、当該ノードIDとして一般的には、ノード自体に付与されているIPアドレスやいわゆるMAC(Media Access Control)アドレス、或いはノード自体の製造番号等の、当該ノード毎に固有の値に対してハッシュ関数を乗じて得られる値を用いる。

0094

次に、上記DHTを用いた配信システムでは、その配信システムによって配信されるコンテンツ自体にも、他のコンテンツとは異なるユニークなコンテンツIDを付与する。このコンテンツIDのビット長も上記ノードIDのビット長と同一とされる。そして、当該コンテンツIDとして一般的には、例えばそのコンテンツのタイトルを示すタイトルデータ、コンテンツを構成するデータの属性を示す属性データ、コンテンツを構成するデータのうち先頭から数バイト分のデータ等に対してハッシュ関数を乗じて得られる値を用いる。

0095

ここで、対応するノードID及びコンテンツIDが相互に同じビット長で表現されていることも関連して、上記ノード及びコンテンツは、同一のリング状の仮想的なID空間上に点在するものとして考えることができる。すなわち、一のノードを●で表示し且つ一のコンテンツを○で表示する図1(a)に示すように、コンテンツが属するリングRcとノードが属するリングRnとを仮想空間的に同心円状に想定し、更に各リングRc及びRnにおいて反時計回りに各IDの値が増加すると規定すると、各ノード又は各コンテンツは、各リングRc及びRn上に重なることなく存在すると仮定できるのである。なお、各IDを上記の例のように128ビット長で表現すると桁数が多くなり過ぎて説明が煩雑となるので、図1(a)においては、説明の簡略化のために、各IDのビット長を32ビットとして表現している(以下、同様)。そして、上述したように各IDの値を決めるに当たってハッシュ関数を用いたことに起因して、各ノード及び各コンテンツは、上記各リングRc及びRn上に偏ることなく概ね分散して存在することとなる。

0096

一方、上記DHTを用いた配信システムでは、「あるコンテンツIDが付与されているコンテンツを管理するノードは、そのコンテンツIDの値に一番近い値を有するノードIDが付与されているノード」とされている。

0097

ここで、「近い」とは、その配信システムに関する各種規定や規格等内において一貫してさえいればどのような定義付けでも良いのであるが、具体的には例えば、「そのコンテンツIDの値を超えない値であって且つIDとしての値同士の差が最も小さいもの」というように定義付けられる。

0098

より具体的には、例えば図1(a)に例示するように、ノードIDの値が「A0334055」であるノードとノードIDの値が「A03340FF」であるノードとがリングRn上で隣り合って存在しているとすると、コンテンツIDの値が「A0334080」であるコンテンツは、ノードIDの値が「A0334055」であるノードが管理することとになる。なお、図1(a)では、○のコンテンツを管理する端末情報を、当該各○から伸びた矢印で示している。このようにすると、多数のノードで分散して様々なコンテンツを管理することができる。

0099

このとき、「管理」とは、そのコンテンツIDが付与されているコンテンツをその中に記録しているという意味ではなく、「そのコンテンツが記録されているノードの所在(例えばIPアドレス等)を、そのコンテンツを管理するノードが認識している」との意味である。実際にコンテンツが記録されているノードと管理するノードとが異なっても良いし、逆に管理するノード内にその管理対象であるコンテンツが記録されていても構わない。

0100

そして、上述したコンテンツ管理用のノードを「ルートノード」と称する。ルートノードは、それが管理することとされているコンテンツを示すコンテンツIDと、当該コンテンツIDにより示されるコンテンツが記録されているノードのIPアドレスと、の対からなるインデックス情報を記録し、これを配信システム内の他のノードから参照可能に記録する。このインデックス情報内に、そのコンテンツのタイトルやその属性(ジャンル)等が含まれる場合もある。

0101

また、異なるコンテンツを夫々示すコンテンツIDが偶然に近い値となり、その値に近い値のノードIDを有するノードが他に存在しない場合には、一つのルートノードが複数のコンテンツに対応する複数のインデックス情報を記録することとなる。更に、同一のコンテンツが異なる複数のノード内に記録されている場合であって、その同一のコンテンツを記録しているノードが偶然に一つのルートノードに近い場合、当該ルートノードには、同一のコンテンツが夫々に記録されている複数のノードのインデックス情報が記録されることとなる。上述してきたルートノード内のインデックス情報EXの一例を図1(b)に示す。

0102

更に、実際に各コンテンツ自体を記録しているノードを「コンテンツホルダ」と称する。このとき、当該コンテンツホルダ自体はノードであるから、そのノードIDは、図1(a)におけるリングRn上に存在していることになる。

0103

次に、上記DHTを用いた配信システムにおいて、上述したように全てのノードのIPアドレスを各ノード夫々が記録する必要性を排除するための工夫の一つであるDHT(ルーティングテーブル)自体について説明する。

0104

実施形態に係るDHTには、図1に例示したID空間を段階的なレベル毎レベル数を上げつつ細分化(例えば、レベル1の場合は当該ID空間(リングRn全体)を四分割)していき、そのレベル毎(段階的に細分化した領域毎)に、任意のノードのノードIDと、そのIPアドレスと、を対としたルーティング情報記述されている。そして、例えば要求コンテンツを記憶しているコンテンツホルダのIPアドレスを要求するための要求情報をそのコンテンツが管理されているルートノードに転送する場合、このルーティング情報を参照しつつ当該要求情報を目的のコンテンツを管理するルートノードまで転送する。すなわち、DHTにおけるレベルが上がる度に、ルーティング先のノードIDが到達しようとするルートノードのノードIDに一桁ずつ合致していき、最終的に当該コンテンツを管理するルートノードに到達する。ルートノードは自分が管理するコンテンツホルダのIPアドレスを要求元ノードに送信することによって、要求元ノードはコンテンツホルダのIPアドレスを知ることが出来る。

0105

なお、DHTを用いた配信システムにおいては、上述した如き検索情報の他、配信を要求するコンテンツに関する一般的な問合せ情報、そのコンテンツの配信自体を要求する配信要求メッセージ及び後述する公開メッセージなどのメッセージ図1に例示する如き上記ID空間内で効率よく目的のノードまで転送することができる。なお、以下の説明においては、コンテンツホルダにおいて新たにコンテンツが記録された場合に当該コンテンツホルダにおいて生成されるメッセージを公開メッセージと称し、後述するリクエスタからルートノード又は後述するキャッシュノードに対して送信するクエリを、以下共有データ検索メッセージと称する。

0106

ここで、上述したようにルートノードのノードIDの値は、そのルートノードがコンテンツを管理しているコンテンツIDの値に最も近いのであるから、上記共有データ検索メッセージは、配信要求対象のコンテンツを管理するルートノードに到達することになる。そして、当該共有データ検索メッセージを受け取ったルートノードは、その共有データ検索メッセージにより要求されているコンテンツを蓄積しているコンテンツホルダのIPアドレス等を、当該共有データ検索メッセージの発信元まで返信する。すなわち、ルートノード内に記録されているインデックス情報(図1(b)参照)の中から、当該共有データ検索メッセージにより要求されているコンテンツを示すタイトル、属性情報及びそのコンテンツホルダとしてのノードのIPアドレス等が共有データ検索メッセージの発信元であるノードまで返信される。このようなDHTの活用により、効率的に所望のコンテンツの所在が例えば配信要求元において認識できるのである。なお、上述したコンテンツの配信要求元であるノードを、以下「リクエスタ」と称する。

0107

次に、あるノードに新たなコンテンツが蓄積された場合における当該コンテンツの登録処理について説明する。

0108

新しいコンテンツがノード、すなわちそのコンテンツのコンテンツホルダに蓄積されると、そのコンテンツホルダは、配信システム内の他のノードに対してそのコンテンツが蓄積されたことを公開することになる。

0109

すなわち、あるノードに新たなコンテンツが蓄積されたとき、当該蓄積されたコンテンツに対するコンテンツホルダとなるそのノードは、蓄積されたコンテンツのタイトル等に基づき、当該コンテンツに対応するコンテンツIDを生成する。

0110

次に、当該コンテンツホルダは、生成されたコンテンツIDと同じ値を有するノードIDを有するノードを到達先として、(そのノードIDを有するノードが実在するかどうかに拘わらず)上記公開のための公開メッセージを上記配信要求メッセージと同様の方法で送信する。この公開メッセージは、そのコンテンツを示すタイトル、属性情報及びそのコンテンツホルダとしてのノードのIPアドレス等を含むものであり、上記DHTの記述に従って各ルーティング先を介して各レベルの到達先としてのノードに順次転送される。

0111

そして、最も近い値のノードIDを有するノードに到達すると、そのノードはその後にその公開メッセージを転送すべきノードがID空間内に存在しないことを認識し(すなわち、DHTで桁合わせをしていくと、次に転送すべきノードが自分自身であることを認識する)、この時点で当該公開メッセージが到達しているノードが新たなコンテンツを管理するルートノードとなることになる。そして、当該ルートノードとなったノードは、公開メッセージが含まれているコンテンツID及びコンテンツホルダを示すIPアドレス並びに属性情報等を図1(b)に例示するインデックス情報EXとして記録する。

0112

以上説明したように、実施形態に係るDHTを用いた配信システムを用いれば、各ノードの構成を簡略化しつつ、必要な共有データ検索メッセージ又は公開メッセージをその転送先まで到達させてコンテンツの配信を行うことができる。

0113

(B)本発明の原理
次に、概要を上述した配信システムを前提とする本発明に原理について、概要を説明する。

0114

上述した配信システムの概要説明においては、主として当該配信システムを用いたコンテンツの分散配置並びにその配信に伴う動作等について説明したが、本発明では、当該配信対象のコンテンツの分散配置に加えて、当該コンテンツ配信先のノードを操作して配信要求を行った利用者と、当該配信要求に応じて実際にコンテンツの配信を行う配信者と、の間において当該配信を行う際に契約上発生する配信料の授受を管理するための管理情報(以下、当該管理情報を一般に課金データと称する)を、当該コンテンツの授受を直接行う二つのノード(すなわち、上記利用者が操作する配信先のリクエスタとしてのノードと、上記配信者に属する配信元のコンテンツホルダとしてのノード)以外の他のノードTに分散配置する。このとき、上記コンテンツに対応するコンテンツデータ自体と上記課金データとは、配信システムに属するノード間で共有されると言う意味では同等であるので、本発明に係る配信システムでは、これらは共に「共有データ」として同等に扱われる。

0115

そして、これらに加えて、当該分散配置されている課金データを一元的に処理する課金処理ノードが配信システム内に設けられ、この課金処理ノードが必要に応じて分散配置されている課金データを収集し、その改竄状況等を判定することで、課金データとしての秘匿性を確保している。また、課金処理ノードが主体的に上記課金データを配置先から収集することで、当該課金処理ノードに対する処理集中の発生を回避し、これによりP2P型配信システムとしてのアクセス集中回避も同時に実現する。

0116

(II)実施形態
次に、上述した原理に則った本発明に係る実施形態について、具体的に図2乃至図17を用いて説明する。

0117

初めに、実施形態に係るノードの概要構成について図2を用いて説明する。なお、図2は実施形態に係るノードの概要構成を示すブロック図である。また、本実施形態に係るP2P型の配信システムに属する各ノードは、基本的に全て同一のハードウエア構成を有するものであるので、それらを代表して一般のノードの構成について、図2を用いてその概要を説明する。

0118

図2に示すように、実施形態に係る配信システムに含まれているノードTは、演算機能を有するCPU、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記録するROM(Read Only Memory)等から構成された処理手段、読出手段、決定手段、生成手段、消去手段及び検索手段としての制御部11と、上記課金データ、上記コンテンツ自体としてのコンテンツデータ、その配信に必要な各種ルーティング用データ及びその他の必要なプログラム等を記録保存(格納)するためのHDD(Hard Disc Drive)等から構成された記録手段としての記録部12と、受信されたコンテンツデータを一時蓄積するバッファメモリ13と、当該コンテンツデータに含まれるエンコード(符号化)されたビデオデータ(映像情報)及びオーディオデータ音声情報)等をデコードデータ伸張復号化等)するデコーダ部14と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部15と、当該映像処理部15から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT(Cathode Ray Tube)又は液晶ディスプレイ等よりなる表示部16と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD/A(Digital/Analog)変換した後これを増幅器等により増幅して出力する音声処理部17と、当該音声処理部17から出力されたオーディオ信号音波として出力するスピーカ18と、ネットワーク8を通じて他のノード装置1との間の情報の通信制御を行うための送信手段及び受信手段としての通信部20と、夫々の利用者からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に出力する入力部(例えば、キーボードマウス或いは、操作パネル等)21と、を備えて構成され、制御部11、記録部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、及び通信部20はバス22を介して相互にデータの授受が可能に接続されている。

0119

そして、制御部11におけるCPUが記録部12等に記録された各種プログラムを実行することにより、制御部11が、実施形態に係るノードTとしての全体動作を統括制御する。

0120

(III)実施形態に係る各ノードにおける動作
次に、上記ノードTにおける実施形態に係るコンテンツの配信動作並びに課金データの処理に係る動作について、図3乃至図17を用いて説明する。なお、図3乃至図9は当該各動作を具体的に例示する図であり、図10乃至図17は当該各動作を示すフローチャートである。

0121

先ず、以下に説明する実施形態に係る配信システムにおけるコンテンツの配信動作としては、当該コンテンツの配信を要求する(以下、当該配信要求対象であるコンテンツをコンテンツXとする)操作がリクエスタとしてのノードT(以下、当該リクエスタとしてのノードTをノードRQとする)において実行されると、共有データ検索メッセージが発行され、当該コンテンツXを管理するルートノードに到達する。当該コンテンツXを管理するルートノードは、ノードRQへむけてコンテンツホルダの情報を送信し、当該ノードRQから配信要求メッセージがコンテンツホルダとしてのノードTに送信され、それを受信した当該コンテンツホルダからノードRQに対して当該コンテンツXが配信される。そして、コンテンツXの配信を受けたノードRQにおいては、当該配信されたコンテンツXのコンテンツデータを用いてその再生処理等が実行される。

0122

この配信処理並行して、上記課金データの処理に係る動作として、配信要求メッセージを受信したコンテンツホルダにおいては、配信対象のコンテンツXを配信する際に発生する配信料及びその授受に関する情報を含む課金データが生成される。そして、当該課金データを保存すべきとして指定されているノード(言わば、課金データをコンテンツデータと看做したときのコンテンツホルダ)に当該課金データが暗号化された上で送信され、当該送信先にて保存される。

0123

更に、当該保存されている課金データについては、課金処理ノードからの要求により当該課金処理ノードに集積され、後述する処理により改竄判定が実行される。

0124

次に、実施形態に係る配信システム内に存在する各ノードT間において、コンテンツ及び課金データの授受がどのように進行するかについて、具体的に図3乃至図9を用いて例示しつつ説明する。

0125

なお、図3乃至図9は、当該コンテンツ及び課金データの授受を模式的に示す図であり、各図において各ノードを接続するネットワーク自体は図示を省略している。

0126

また、当該図3乃至図9を用いて説明する例においては、配信システムBS内にノードTが10個含まれており、各ノードNを、夫々ノードA、B、C、D、E、F、G、H、I及びJとする。そして、コンテンツXの配信を要求するリクエスタがノードCであり、当該コンテンツXの配信を管理するルートノードがノードIであるとする。更に、上記課金処理ノードがノードAであり、課金データKの配信を管理するルートノードがノードJであるとする。

0127

先ず、コンテンツの配信が実行される段階のコンテンツデータ及び課金データの授受について、図3乃至図6を用いて説明する。

0128

当該コンテンツの配信段階においては、図3に示すように、リクエスタとしてのノードCから所望するコンテンツのルートノードであるノードIに対して、当該コンテンツを記憶するコンテンツホルダとしてのノードTがいずれであるかを問い合わせる共有データ検索メッセージMG1が送信されると、その返答メッセージMG2として、当該コンテンツを記憶する記録部12を備えるノードTを示す情報がノードCに返信される(後述する図11テップS10参照)。ここで、図3に示す例では、当該コンテンツのコンテンツホルダはノードD、F及びHであったとすると、上記返答メッセージMG2内には当該ノードD、F及びHを示す情報が含まれていることになる。

0129

次に、返答メッセージMG2を受信したノードCは、図4に示すように、当該返答メッセージMG2に含まれている情報を参照して、当該コンテンツの配信を要求する要求メッセージRを、ノードD、F及びHに夫々送信する(後述する図11ステップS13及びS14参照)。そして、当該要求メッセージRを受信したノードD、F及びHにおいては、当該受信した要求メッセージRに含まれている利用者情報及び名称データN(X)に基づいて、当該配信に対応する課金データKを夫々生成すると共に、その生成された課金データKの記憶先となるノードTを決定する(後述する図13ステップS28、図14ステップS35乃至S41及び図15参照)。図4に示す例では、ノードDからの配信に対応する課金データKの記憶先がノードEと決定され、ノードFからの配信に対応する課金データKの記憶先がノードGと決定され、ノードHからの配信に対応する課金データKの記憶先がノードBと決定されたとする。

0130

次に、図5に示すように、ノードD、F及びHから、夫々課金データKが暗号化された上でその記憶先であるノードE、B及びGに夫々送信され(後述する図13ステップS44参照)、各ノードE、B及びG内の記録部12に夫々記憶される(後述する図12ステップS24参照)。その後、当該ノードE、G及びB内に課金データKが記憶された旨の公開メッセージMG3が、夫々ノードE、G及びBから対応するルートノードであるノードJに送信される。

0131

その後、図6に示すように、コンテンツホルダとしてのノードD、F又はHのいずれか(図6の場合はノードH)から、上記ノードCで所望されているコンテンツに対応する共有データX(コンテンツデータ)が当該ノードCに送信されて格納される(後述する図13ステップS29及び図12ステップS20乃至S22参照)。ここで、コンテンツホルダとしてのノードD、F又はHのいずれから共有データXを送信するかについては、例えば、最も早く返答したノードTから送信してもらうようにノードCにおいて選択しても良いし、ノードCからネットワーク上にいて最も近いノードTから送信してもらうようにノードCにおいて選択しても良いし、或いは、全てのノードD、F及びHから共有データXの一部づつ受信してノードCにおいて結合するようにしても良い。

0132

以上の図3乃至図6に示す流れにより、リクエスタ(ノードC)において所望されたコンテンツがそのリクエスタに配信されると共に、その配信に対応する課金データKがそのコンテンツ自体には無関係のノードE、G及びBに分散配置されたことになる。

0133

次に、当該分散配置された課金データKを課金処理ノードであるノードAにおいて課金処理する段階の課金データの授受について、図7乃至図9を用いて説明する。

0134

当該課金処理の配信段階においては、図7に示すように、課金処理ノードであり且つ課金データKについてはリクエスタとなるノードAから所望する課金データKのルートノードであるノードJに対して、当該課金データKを記憶するコンテンツホルダとしてのノードTがいずれであるかを問い合わせる共有データ検索メッセージMG4が送信されると、その返答メッセージMG5として、当該課金データKを記憶する記録部12を備えるノードTを示す情報がノードAに返信される(後述する図17ステップS50)。ここで、図7に示す例では、当該課金データKのコンテンツホルダはノードE、G及びBであるので、上記返答メッセージMG5内には当該ノードE、B及びGを示す情報が含まれていることになる。

0135

次に、返答メッセージMG5を受信したノードAは、図8に示すように、当該返答メッセージMG5に含まれている情報を参照して、当該課金データKの配信を要求する要求メッセージRを、ノードE、G及びBに夫々送信する(後述する図17ステップS36及びS3参照)。そして、当該要求メッセージRを受信したノードE、G及びBにおいては、当該受信した要求メッセージRに基づいて、当該要求されている課金データKをノードAに夫々送信し(後述する図13ステップS30及びS31参照)、その後ノードAにおいて当該送信された課金データKを用いた課金処理(後述する図17ステップS53乃至S59参照)。

0136

次に、図9に示すように、ノードE、G及びBにおいて送信した課金データKが削除され(後述する図17ステップS46参照)、その旨を示す削除メッセージMG6が課金データKについてのルートノードであるノードJに送信されて、一連の課金処理が完了する。

0137

次に、上述した具体的な処理が実行されるために各ノードにおいて実行されるべきコンテンツの配信動作並びに課金データの処理に係る動作について、具体的に図10乃至図17を用いて説明する。

0138

先ず、当該各動作の全体について、図10を用いて説明する。なお、実施形態に係る配信システムにおいては、いずれのノードTも上記ノードRQ或いはコンテンツデータ又は課金データについてのコンテンツホルダとなり得るので、図10は、一つのノードTがノードRQとなった場合といずれかのコンテンツホルダとなった場合とを纏めて示している。

0139

図10に示すように、実施形態に係るコンテンツの配信動作並びに課金データの処理に係る動作においては、一のノードTにおいては、例えばその電源投入時等の初期動作として、そのノードTを操作する利用者を示す利用者情報を取得し(ステップS1)、当該取得した利用者情報を記録部12内に記憶しておく。ここで、当該利用者情報には、当該利用者を識別するための利用者ID等が含まれており、当該利用者情報自体は入力部21における操作により入力される。また、実施形態における上記利用者としては、コンテンツの視聴を希望する利用者と、課金処理ノードにおいて課金データの収集を行おうとする利用者と、が含まれている。

0140

利用者情報の取得が完了すると、次に、そのノードTにおいてコンテンツ配信の要求操作又は課金データ収集の要求操作が上記利用者により実行されたか否かが常に監視されており(ステップS2)、当該要求操作がその一のノードTで実行された場合、すなわち、当該一のノードTがリクエスタU又は課金処理ノードとなった場合は(ステップS2;YES)、当該要求されたコンテンツX又は課金データ(以下、当該コンテンツX及び課金データを纏めて共有データXと称する)をノードRQに配信させることを要求するための処理が当該ノードRQにおいて実行される(ステップS3)。

0141

なお、以下の説明では、共有データXの名称を示す名称データをN(X)とし、更に、共有データXをノードRQに送信することを要求するメッセージ(要求情報)を要求メッセージRとする。このとき、当該要求メッセージRには、共有データXに対応する名称データN(X)と、当該共有データXの配信先であるノードRQを識別するための情報と、が含まれている。

0142

そして、当該共有データXの取得処理完了後は、そのノードRQの電源がオフとされたか否かが確認され(ステップS8)、電源がオフとされたときは(ステップS8;YES)そのままノードRQにおける各動作を完了し、電源が引き続きオンのままであるときは(ステップS8;NO)、次のコンテンツの取得処理に移行すべく上記ステップS2の判定に戻る。

0143

一方、上記ステップS2の判定において共有データXの配信要求操作が実行されないときは(ステップS2;NO)、次に、ノードRQにおいて、上記要求メッセージRに対応した共有データXを受信したか否かが判定される(ステップS4)。そして、当該共有データXを受信したときは(ステップS4;YES)、当該ノードRQにおいてその受信した共有データXをその記録部12内に保存する共有データ保存処理が実行され(ステップS5)、上記ステップS8に移行して以後上述した処理を実行する。

0144

他方、上記ステップS4の判定において共有データXが未だ受信されていないときは(ステップS4;NO)、次に、他のノードTであるノードRQから上記要求メッセージRが送信されてきたか否かが判定される(ステップS6)。そして、当該要求メッセージRが送信されてきた場合は(ステップS6;YES)、対応する受信処理が実行され(ステップS7)、上記ステップS8に移行して以後上述した処理を実行する。

0145

更に、上記ステップS6の判定において、要求メッセージRも受信していないときは(ステップS6;NO)、そのまま上記ステップS8に移行する。

0146

次に、上記ステップS3としての共有データXの要求処理の詳細について、図11を用いて説明する。なお、図11は要求処理の詳細を示すフローチャートである。

0147

図11に示すように、実施形態に係る共有データXの要求処理においては、先ず、配信要求対象である共有データXをその記録部12内に記憶している他のノードT(すなわち、共有データXのコンテンツホルダとしてのノードT)を、上記共有データ検索メッセージを配信システム内に送信することで検索する。そして、M個のノードTが検索できたとしたとき、その検索できたM個のノードTを、ノードT[i](i=0、1、2、3、…、(M−1))とする(ステップS10)。

0148

次に、取得できたコンテンツホルダとしてのノードTの番号を示すパラメータiを初期化し(ステップS11)、更に現在のパラメータiの値が「M」未満であるか否かを確認する(ステップS12)。そして、現在のパラメータiの値が「M」未満であるときは(ステップS12;YES)、要求メッセージRを生成し(ステップS13)、現在のパラメータiにより示されているノードT[i]に対して生成した要求メッセージRを送信する(ステップS14)。このとき、当該要求メッセージRには、配信要求されている共有データXに対応する名称データN(X)と、その配信先を示す利用者情報と、が含まれている。

0149

そして、要求メッセージRの送信後は、パラメータiを「1」だけインクリメントして(ステップS15)上記ステップS12の判定に戻る。

0150

他方、ステップS12の判定において、現在のパラメータiの値が「M」未満でないとき、すなわち、検索された(上記ステップS10)全てのノードTに対して要求メッセージRの送信が完了したときは(ステップS12;NO)、そのまま図3に示すステップS8の処理に移行する。

0151

以上説明したように、図11に示す共有データの要求処理が実行されることで、配信対象の共有データXを記憶している全てのノードTに対して、リクエスタとしてのノードRQから要求メッセージRが送信されることとなる。

0152

次に、上記ステップS5としての共有データXの保存処理について、図12を用いて詳細に説明する。なお、図12は当該保存処理の詳細を示すフローチャートである。

0153

図12に示すように、実施形態に係る共有データXの保存処理において、図10に示すステップS4の判定により共有データXを受信したと判定されたときは(ステップS4;YES)、先ず、その受信した共有データXと同名の共有データXをノードRQがその記録部12内に既に記憶しているか否かを確認し(ステップS20)、それが記憶されていないときは(ステップS20;NO。共有データXがコンテンツデータであるときは、通常はこちらの判定となる)、当該受信した共有データXを記録部12内に記憶させ(ステップS21)、更に当該共有データXが自己の記録部12内に記憶されたことを上記公開メッセージを用いる等して配信システム内の他のノードTに対して公開し(ステップS22)、図10に示すステップS8の処理に移行する。

0154

一方、ステップS20の判定において、受信した共有データXと同名の共有データXが自己の記録部12内に既に記憶されているときは(ステップS20;YES)、当該ノードRQが課金処理ノードであって、その新たに受信した共有データXが追加課金に関する課金データである可能性があるので、次に、その共有データXが課金データであるか否かを確認する(ステップS23)。そして、課金データでないときは(ステップS23;NO)、何らかの理由で既に記録部12内に記憶済みのコンテンツデータが再度要求されて受信されたことになるので、記録部12内の既に取得している共有データX(コンテンツデータ)を更新することなく、図10に示すステップS8に移行する。

0155

他方、ステップS23の判定において、受信した共有データXが課金データであったときは(ステップS23;YES)、課金処理ノードとしてのノードRQの記録部12内に既に記憶されている過去の課金データに対してその受信した課金データを追加記憶した上で(ステップS24)、図10に示すステップS8の処理に移行する。

0156

以上説明した共有データXの保存処理が実行されることで、受信した共有データXがコンテンツデータである場合は、それが記録部12内に記憶された後に再生処理等に供されることとなり、一方当該共有データXが新たな課金データであった場合には、それが課金処理ノードとしてのノードRQの記録部12内に保存されて必要な課金処理(利用者への課金処理等)に供されることになる。

0157

次に、上記ステップS7としての要求メッセージRの受信処理について、図13を用いて詳細に説明する。なお、図13は当該受信処理の詳細を示すフローチャートである。

0158

図13に示すように、実施形態に係る要求メッセージRの受信処理において、図10に示すステップS6の判定により要求メッセージRを受信したと判定されたときは(ステップS6;YES)、次に、当該受信した要求メッセージR内から、それに含まれていた名称データN(X)及び利用者情報を抽出し(ステップS25)、更に、自己の記録部12内から、当該要求メッセージRにより配信が要求されている共有データX(コンテンツデータ又は課金データ)を取り出す(ステップS26)。

0159

次に、当該取り出した共有データXの属性を確認し(ステップS27)、それが課金データでない、すなわちコンテンツデータであるときは(ステップS27;NO)、そのコンテンツデータを配信するに当たって、その配信先の利用者と配信元の配信者との間に発生する配信料の課金を示す上記課金データを、そのコンテンツデータの配信について生成し(ステップS28)、次に上記要求データRを送信してきたノードRQ(この場合はコンテンツのリクエスタとしてのノードRQ)に対して要求されているその共有データXであるコンテンツデータを送信して(ステップS29)、図10に示すステップS8の処理に移行する。ここで、上記課金データの生成処理細部については、後ほど詳述する。

0160

一方、ステップS27の判定において、配信要求対象の共有データXが課金データであるときは(ステップS27;YES。この場合、その要求元のノードRQは課金処理ノードであることになる)、次にその配信先であるノードRQ自体に課金情報を収集する権限がその配信システム内において与えられているか否かを確認する(ステップS30)。

0161

ここで、当該ステップS30の確認処理として具体的には、例えば、実施形態に係る配信システムにおける課金処理ノードが予め特定されている場合は、配信先であるノードRQのIPアドレスと当該特定されている課金処理ノードのIPアドレスとを比較することにより当該確認が為される。また、これ以外の、例えば特別な認証処理を別途行うことによりこの確認を行っても良い。

0162

ステップS30の判定において、ノードRQ自体に課金情報を収集する権限が与えられていない場合は(ステップS30;NO)、配信要求されている課金データをそのノードRQに配信することは許されないので、当該要求された課金データの送信処理を実行することなくそのまま図10に示すステップS8の処理に移行する。

0163

一方、ステップS30の判定において、ノードRQ自体に課金情報を収集する権限が与えられている場合は(ステップS30;YES)、そのノードRQに対して要求されているその共有データXである課金データを送信し(ステップS31)、更に当該送信した課金データを自身の記録部12内から削除する処理を行った(ステップS32)後に、図10に示すステップS8の処理に移行する。

0164

このとき、当該削除処理(ステップS32)には、当該課金データを自身の記録部12内から削除する処理と、その削除した旨を当該課金データに対応するルートノードに通知する処理と、が含まれている。

0165

以上説明した要求メッセージRの受信処理が実行されることで、配信要求対象がコンテンツデータであるときは、その配信先のノードRQに対する課金データが新たに生成された後に当該ノードRQに対して対応するコンテンツデータが送信され、一方配信要求対象が課金データであるときは、その配信先の課金処理ノードが有する課金データ収集のための権限を確認した上でその課金処理ノードに対して課金データが送信されることになる。

0166

次に、上記ステップS28としての課金データ生成処理について、具体的に図14を用いて説明する。なお、図14は当該生成処理の詳細を示すフローチャートである。

0167

図14に示すように、実施形態に係る課金データ生成処理においては、先ず、受信した(図10ステップS6参照)要求メッセージR内から、それに含まれていた名称データN(X)及び利用者情報を再度抽出し(ステップS35)、その抽出した利用者情報を用いて、新たに配信されるコンテンツデータに対応する課金データ名を取得する(ステップS36)。このステップS36の処理の細部については、後ほど詳述する。

0168

課金データ名が取得されたら(ステップS36)、次に、記録部12内に新たな課金データK(内容は空とされる)を生成し、その名称を課金データN(K)とする(ステップS37)。この空の課金データKは、複数回に渡ってコンテンツデータの配信が行われた場合に備えて、各回分の課金データを次々に追加していくべく前もって生成されるものである。

0169

次に、ステップS35において抽出されている利用者情報と、名称データN(X)と、現在の日時を示す時刻情報と、を纏めて今回配信されるコンテンツデータに対応する今回分の課金情報kを生成し、これを予め定められている暗号化方式に則って暗号化し(ステップS38)、その暗号化後の課金情報kを上記課金データK内に格納(追加格納)する(ステップS39)。

0170

ここで、ステップS38の処理において課金情報kに施される暗号化処理において用いられる暗号化方式は、後述する課金処理ノードにおいてのみ復号可能な暗号化方式であり、たとえ当該ステップS38自体を実行したノードT(コンテンツホルダとしてのノードT)であっても復号できない暗号化方式であることが望ましい。例えば、公開鍵暗号方式を用いて、課金処理ノードが秘密鍵を記憶し、一方、それに対応する公開鍵をすべてのノードに記憶させておき、この公開鍵で課金情報を暗号化すれば、課金処理ノード以外には課金情報を復号することができなくなる。

0171

ステップS39の処理において課金データKに暗号化後の課金情報kが格納されると、次に、当該新たな課金データKの配信システム内における記憶先ノードを決定すべく、当該配信システム内において現在配信可能とされているコンテンツを示すリスト(このリストは、あらかじめノード装置の製造工程で記憶部12内に組み込まれる等の方法で、全てのノードに配布されている。)内からランダムに一のコンテンツ(以下、当該選ばれたコンテンツをコンテンツZとし、それに対応するデータを共有データZとする)を選び、その選ばれたコンテンツZに対応するコンテンツデータを示す名称データN(Z)を取得する(ステップS40)。

0172

次に、当該共有データZをその記録部12内に記憶している他のノードT(すなわち、共有データZのコンテンツホルダとしてのノードT)を、上記共有データ検索メッセージを配信システム内に送信することで複数個検索する。そして、M個のノードTが検索できたとしたとき、その検索できたM個のノードTを、ノードT[i](i=0、1、2、3、…、(M−1))とする(ステップS41)。

0173

次に、取得できたコンテンツホルダとしてのノードTの番号を示すパラメータiを初期化し(ステップS42)、更に現在のパラメータiの値が「M」未満であるか否かを確認する(ステップS43)。そして、現在のパラメータiの値が「M」未満であるときは(ステップS43;YES)、現在のパラメータiにより示されているノードT[i]に対して生成した課金データKを送信する(ステップS44)。

0174

そして、課金データKの送信後は、パラメータiを「1」だけインクリメントして(ステップS45)上記ステップS43の判定に戻る。

0175

他方、ステップS43の判定において、現在のパラメータiの値が「M」未満でないとき、すなわち、検索された(上記ステップS41参照)全てのノードTに対して課金データKの送信が完了したときは(ステップS43;NO)、自己の記録部12内にある送信後の課金データK自体を削除した上で(ステップS46)、図13に示すステップS29の処理に移行して上記課金情報kに対応するコンテンツデータの配信を行う。

0176

なお、図14の実施例では、課金データを保持させるための複数ノード選定に際し、「任意に選んだ特定のコンテンツに対し、そのコンテンツデータを記憶している複数のノード」という選び方をしたが、これに限らず、例えば、利用者情報の末尾に常に一定の10種類の文字を追加したものをハッシュ関数にかけて、それを課金データの送信先のノードIDとしてもよい。あるいはもっと単純に、疑似乱数関数の出力をノードIDのbit長に合わせて、切り取りあるいは連結したものを、数個から数十個用意し、それを課金データの送信先のノードIDとしてもよい。課金データを分散記憶させるノードの個数は多ければ多いほど、ノードの脱退に対する課金情報の信頼性が向上する。

0177

次に、上記ステップS36としての課金データ名の取得処理について、具体的に図15を用いて説明する。なお、図15は当該取得処理の詳細を示すフローチャートである。

0178

図15に示すように、実施形態に係る課金データ名の取得処理においては、先ず、取得済み図14ステップS35参照)の利用者情報からその利用者を識別するための利用者IDを取得し(ステップS47)、その取得した利用者IDに基づいて、新たな課金データKの名称を、例えば、「[利用者ID].kkn」として生成し(ステップS48)、図14に示すステップS37の処理に移行する。ここで、上記ステップS48の処理として具体的には、例えば、利用者IDが「2376」である場合は、課金データKの名称は、「2376.kkn」となる。

0179

ここで、図14及び図15に示した処理により生成された課金データKの内容について、図16を用いて例示しつつ説明する。

0180

図16に例示するように、当該課金データKは、上述したように複数回のコンテンツ配信に夫々一対一に対応する(暗号化された)課金情報kを含むものであり、各課金情報kには、当該課金情報k本体としての暗号化された課金情報に加えて、その課金情報を生成した配信者のいわゆる電子署名が付加されている。

0181

このとき、当該課金情報としては上述したように利用者ID、配信されたコンテンツの名称及び配信日時等の情報が暗号化されて含まれている。そして、課金情報に上記電子署名が付加されていることで、当該課金情報kが第三者による改竄が為されていない課金データであることの根拠とすることができる。

0182

以上説明した課金データ生成処理が実行されることで、暗号化された課金情報kを含む課金データKが、その課金情報kが対応する配信により配信されるコンテンツとは無関係にランダムに選ばれた複数のノードTに記憶されることとなる。

0183

次に、図14及び図15を用いて説明した処理により分散配置されている課金データKを収集してそれらの改竄状態を確認する上記課金処理ノードにおける具体的な処理について、図17を用いて詳細に説明する。なお、図17は当該課金処理の詳細を示すフローチャートである。

0184

図17に示すように、実施形態に係る課金処理においては、先ず、課金処理をすべき利用者を示す利用者情報のリストがシステム運営者から提示される。(システム運営者はあらかじめ、利用者の氏名、住所等の、料金請求をする際に必要な情報と、それぞれの利用者に付与した利用者IDを管理し、リストとして記憶しているものとする。)I個の利用者情報が提示されたとしたとき、そのI個の利用者情報を、利用者情報S[i](i=0、1、2、3、…、(I−1))とする(ステップS50)。

0185

次に、利用者情報Sの番号を示すパラメータiを初期化し(ステップS51)、更に現在のパラメータiの値が「I」未満であるか否かを確認する(ステップS52)。そして、現在のパラメータiの値が「I」未満であるときは(ステップS52;YES)、上記ステップS36と同様の課金データ名の生成処理を行い(ステップS36)、更にその生成された名称を有する課金データKの配信要求を、上記ステップS3の共有データXの要求処理と同様に実行する(ステップS3)。

0186

そして、当該要求した課金データKがその記憶先であるノードT(図14ステップS44の処理により課金データKが送信されたノードT)から送信されてきたか否かを確認し(ステップS53)、送信されてきたときは(ステップS53;YES)、当該課金処理ノード内の一時バッファにその課金データKを格納して(ステップS53−1)後述するステップS54に移行する。

0187

一方、ステップS53の判定において、未だ要求した課金データKが送信されて来ないときは(ステップS53;NO)、当該課金データKの受信待ち時間として予め設定されている待ち時間を越えたか否かを確認し(ステップS54)、越えていないときは(ステップS54;NO)越えるまで受信待機となり(ステップS53)、越えているときは(ステップS54;YES)、次に、受信した課金データKを課金処理ノード独自の復号キーによって復号して(ステップS55)、その内容の改竄について判定する(ステップS56)。

0188

ここで、当該ステップS56の処理として具体的には、例えば、受信した複数の課金データKに夫々含まれている課金情報kのうち、利用日時が同じ課金情報k同士の内容を比較し、その異同を確認する。つまり、他の課金データK内に利用日時が同じでその内容が異なる課金情報kが存在しているときは、最も多く同じ内容を有する課金情報kが正しい内容の課金情報kであると(多数決で)判定し、その他の課金情報kは改竄された可能性がある課金情報kと判定する。

0189

その後、正しいと判定された内容を有する課金情報kを、課金処理ノード内の記録部12に記憶されている同じ名称の課金データKに追加記憶し(ステップS57)、次に、前回の課金収集処理が実行された日時から現在時刻までの利用日時について上記ステップS56及びS57の処理を実行したか否かを確認する(ステップS57−1)。そして、当該現在時刻までの利用時刻について当該収集処理が終了していないときは(ステップS57−1;NO)、現在時刻までの全ての課金データKについて上記ステップS56及びS57の処理を実行すべく当該ステップS56に戻り、一方、当該現在時刻までの利用時刻について全て当該収集処理が終了しているときは(ステップS57−1;YES)、次に一時バッファ内の課金データKを削除する(ステップS58)。

0190

その後、現在のパラメータiを「1」だけインクリメントし(ステップS59)次の利用者情報Sに対して同様の処理を繰り返すべく上記ステップS52に移行する。

0191

以上説明した課金処理が課金処理ノードにおいて実行されることで、各課金データKとしての秘匿性を失うことなく、分散配置された当該課金データKを収集して必要な課金処理に供させることができる。

0192

以上説明したように、実施形態に係る配信システムBSの動作によれば、秘匿性を備えるべき課金データKを複数のノードTに分散させて夫々記録し、これらを必要に応じてネットワークを介して読み出して処理するので、課金データKの処理が一つのノードTに集中することを防止しつつ、当該課金データKを効率的に分散配置して管理することができる。

0193

また、P2P型の配信システムBSにおける課金データKの管理を、コンテンツと同様に分散配置させることで効率的に行うことができる。

0194

更に、コンテンツホルダとしてのノードTにおいて、配信要求があったときにその配信すべきコンテンツに対応する課金データKを生成し、更にその生成した課金データKの保存先となるノードTを決定した上でその課金データKを送信するので、配信要求があったときに対応する課金データKを生成して各ノードTに配置しておくことにより、課金データKを効率的に分散配置して管理することができる。

0195

更にまた、コンテンツの配信を要求した利用者を識別する利用者情報に基づき、当該コンテンツの配信のための課金データKが生成されるので、秘匿性を有する当該課金データKの内容が第三者に漏洩することを防止しつつ当該課金データKを分散配置することができる。

0196

また、課金処理ノードにおいてのみ復号可能な暗号化処理が課金データKに施された上でその記憶を行うノードTに送信されることとなるので、当該課金データKが利用者情報に基づいて生成されることと相まって、課金データKの秘匿性の保護をより確実に行いつつ当該課金データKを分散配置することができる。

0197

更に、課金データKを課金処理ノードに送信した後に当該送信した課金データKを記憶元のノードT内から消去するので、課金データKの保全性をより高めることができる。

0198

更にまた、課金処理ノードにおいては、同一の配信についての複数の課金データKを、夫々を記憶するノードTから読み出し、夫々の内容を相互に比較し、その比較結果に基づいて各課金データKが夫々の記録中において改竄された可能性があるか否かを判定するので、分散配置されているいずれかの課金データKに対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見することができる。

0199

従って、コンテンツの配信のために必要な各課金データKに対する第三者による改竄を効果的且つ迅速に発見して各課金データKの秘匿性を向上させつつ、当該各課金データKを効率的に分散配置してこれを管理することが可能となる。

0200

また、課金データKが暗号化されており、その復号が課金処理ノードにおいてのみ可能とされているので、課金データKの秘匿性を確実に維持することができる。

0201

更に、課金処理ノードにおいて、他の過半数の課金情報kと異なる内容の課金情報kがあるとき、当該課金情報kが改竄された可能性があると判定するので、簡易な処理で効率的に改竄された可能性のある課金情報kを含む課金データKを判定することができる。

0202

なお、上述した実施形態においては、課金データKの検索及び課金処理ノードに対する配信についても上記DHTを用いた方法によったが、これ以外に、課金データKについてのみ、その記憶先等を集中管理する管理ノードを別途設けても良い。

0203

また、上述した実施形態においては、コンテンツの配信によって生じる配信料についての課金データKの授受及び分散配置について説明したが、これ以外に、秘匿性を有する当該配信に係る管理情報(例えばコンテンツの再生許可に関する年齢制限情報等)を上記課金データKとして扱うことも可能である。

0204

更に、上述した図10乃至図15及び図17に夫々示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施形態に係る制御部11として機能させることも可能である。

0205

以上夫々説明したように、本発明はネットワークを介したコンテンツの配信の分野に利用することが可能であり、特にダウンロード形式によるコンテンツの配信及びその課金管理の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。

図面の簡単な説明

0206

実施形態に係る配信システムの概要を示す模式図(I)であり、(a)は当該配信システムにおけるID空間を示す模式図であり、(b)はインデックス情報を例示する図である
実施形態に係るノードの概要構成をコンテンツホルダ等について共通的に示すブロック図である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(I)である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(II)である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(III)である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(IV)である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(V)である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(VI)である。
実施形態に係るコンテンツ及び課金データの授受を模式的に例示する図(VII)である。
実施形態に係るコンテンツの配信動作及び課金データの処理を示すフローチャートである。
実施形態に係る共有データの要求処理の詳細を示すフローチャートである。
実施形態に係る共有データの保存処理の詳細を示すフローチャートである。
実施形態に係る要求メッセージRの受信処理の詳細を示すフローチャートである。
実施形態に係る課金データ生成処理の詳細を示すフローチャートである。
実施形態に係る課金データ名の取得処理の詳細を示すフローチャートである。
実施形態に係る課金データの具体例を示す図である。
実施形態に係る課金処理の詳細を示すフローチャートである。

符号の説明

0207

11 制御部
12 記録部
13バッファメモリ
14デコーダ部
15映像処理部
16 表示部
17音声処理部
18スピーカ
20通信部20
21 入力部
22バス
Rc、Rnリング
EXインデックス情報
T、A、B、C、D、E、F、G、H、Iノード
BS配信システム
MG1、MG4共有データ検索メッセージ
MG2、MG5返答メッセージ
MG3公開メッセージ
MG6削除メッセージ
K課金データ
k 課金情報

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