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技術 役務提供者の選択方法及びそのシステム

出願人 共同印刷株式会社加藤俊一
発明者 篠原勲加藤俊一末吉恵美
出願日 2005年3月9日 (15年11ヶ月経過) 出願番号 2005-064981
公開日 2006年9月21日 (14年5ヶ月経過) 公開番号 2006-251958
状態 拒絶査定
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 重視項目 マッチングレベル 自己分析 思いやり 介助人 拒否権 適応力 出動回数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年9月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

被提供者ニーズ及び満足感を満たすような役務提供者を選択する。

解決手段

役務の被提供者が受けることを希望する種類の役務を、提供可能な種類の役務を記述した自己申告モデルに含む役務提供者を選択する第1ステップと、被提供者の所在位置、第1ステップで選択された役務提供者の所在位置及び役務の被提供者が役務の受けることを希望する期限を基に、第1ステップで選択された役務提供者の中から被提供者に所定の期限に所定の場所で役務の提供をすることが可能な役務提供者を選択する第2ステップと、希望役務に関する複数の能力のうちの被提供者が重視する能力と、第2ステップで選択された役務提供者の希望役務に関する複数の能力それぞれについてのポイントを基に、第2ステップで選択された役務提供者の中から候補となる役務提供者を選択する第3ステップを備える。

概要

背景

近年、人と人のつながりを促すためのサービスや地域での役務提供支援仕組みが世の中に浸透してきている。現状のサービスや仕組みを以下に挙げる。

[おたすケータイ
産業技術総合研究所の「おたすケータイ」は携帯電話機から取得する位置情報を用いて、街中でリアルタイム高齢者に対して介助人紹介サービスである(非特許文献1参照。)。

ソーシャルネットワーキングサービス
若い世代を中心に、ソーシャルネットワーキングサービスを利用してウェブ上で人と人のつながりの輪を広げていくことが盛んになってきている(非特許文献2、非特許文献3参照。)。

[千姫プロジェクト
姫路市を中心に行われている「千姫プロジェクト」では、IT技術を利用して気軽に、容易に役務提供に参加できる環境を整え、実世界での人と人のつながりを広げていくことに成功している(非特許文献4。)。このサービスでは、ユーザの自発的な行動をきっかけに役務提供のやり取りが行われるため、ユーザが役務提供に積極的に取り組んでいる。
特開2004−199398号公報
高齢者支援のためのヒューマンコミュニケーションをめざした「おたすケータイ」の開発」赤松之、富岡、ケータイ・カーナビ利用性人間工学、京都、2004年
ソーシャルネットワーキングイト[mixi(ミクシィ)]」平成17年2月28日検索インターネット、URL:http://mixi.jp/
グリー(GREE):ソーシャルネットワーキングサービス」平成17年2月28日検索、インターネット、URL:http://www.gree.jp/
バーチャルコミュニティ居住感性−ITエコマネー実験を通してまちづくりを考える」岡田真美子、感性哲学、日本感性工学会、感性哲学部会(編)、2001年
「ジョハリの窓」平成17年2月28日検索、http://ja.wikipedia.org/wiki/JOHREI

概要

被提供者ニーズ及び満足感を満たすような役務提供者を選択する。役務の被提供者が受けることを希望する種類の役務を、提供可能な種類の役務を記述した自己申告モデルに含む役務提供者を選択する第1ステップと、被提供者の所在位置、第1ステップで選択された役務提供者の所在位置及び役務の被提供者が役務の受けることを希望する期限を基に、第1ステップで選択された役務提供者の中から被提供者に所定の期限に所定の場所で役務の提供をすることが可能な役務提供者を選択する第2ステップと、希望役務に関する複数の能力のうちの被提供者が重視する能力と、第2ステップで選択された役務提供者の希望役務に関する複数の能力それぞれについてのポイントを基に、第2ステップで選択された役務提供者の中から候補となる役務提供者を選択する第3ステップを備える。

目的

そこで、本発明は、被提供者のニーズ及び満足感を満たすような役務提供者を選択することを可能とする役務提供者の選択方法及びそのシステムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

役務被提供者が受けることを希望する種類の役務(以下、「希望役務」という。)を、提供することが可能な種類の役務を記述した自己申告モデルに含む役務提供者を選択する役務マッチングステップと、前記被提供者の所在位置、前記役務マッチングステップで選択された役務提供者の所在位置及び前記役務の被提供者が役務の受けることを希望する期限を基に、前記役務マッチングステップで選択された役務提供者の中から、前記被提供者に所定の期限に所定の場所で役務の提供をすることが可能な役務提供者を選択する物理レベルマッチングステップと、希望役務に関する複数の能力のうちの前記被提供者が重視する能力と、前記物理レベルマッチングステップで選択された役務提供者の希望役務に関する複数の能力のそれぞれについての他者による評価を表すポイントを基に、前記物理レベルマッチングステップで選択された役務提供者の中から、候補となる役務提供者を選択する能力マッチングステップと、を備えることを特徴とする役務提供者の選択方法

請求項2

請求項1に記載の役務提供者の選択方法において、前記能力マッチングステップは、希望役務に関する各能力のしきい値を、前記被提供者がその能力を重視するか否かの区別、前記役務マッチングステップで選択された役務提供者のその能力におけるポイントの平均値及び標準偏差を基に求めるステップと、物理レベルマッチングステップで選択された役務提供者の中から、希望役務に関する全ての能力に関して前記ポイントが前記しきい値を上回る役務提供者を前記候補となる役務提供者として選択するステップと、を備えることを特徴とする役務提供者の選択方法。

請求項3

請求項1に記載の役務提供者の選択方法において、前記複数の能力は、希望役務に関する物質を提供する能力、希望役務に関する情報を提供する能力、希望役務に関する技術及び能力を提供する能力並びに希望役務に関する被提供者に対する心理的な能力のうちの少なくとも2つを含むことを特徴とする役務提供者の選択方法。

請求項4

役務の被提供者が受けることを希望する種類の役務(以下、「希望役務」という。)を、提供することが可能な種類の役務を記述した自己申告モデルに含む役務提供者を選択する役務マッチング手段と、前記被提供者の所在位置、前記役務マッチング手段で選択された役務提供者の所在位置及び前記役務の被提供者が役務の受けることを希望する期限を基に、前記役務マッチング手段で選択された役務提供者の中から、前記被提供者に所定の期限に所定の場所で役務の提供をすることが可能な役務提供者を選択する物理レベルマッチング手段と、希望役務に関する複数の能力のうちの前記被提供者が重視する能力と、前記物理レベルマッチング手段で選択された役務提供者の希望役務に関する複数の能力のそれぞれについての他者による評価を表すポイントを基に、前記物理レベルマッチング手段で選択された役務提供者の中から、候補となる役務提供者を選択する能力マッチング手段と、を備えることを特徴とする役務提供者の選択システム

請求項5

請求項4に記載の役務提供者の選択システムにおいて、前記能力マッチング手段は、希望役務に関する各能力のしきい値を、前記被提供者がその能力を重視するか否かの区別、前記役務マッチング手段で選択された役務提供者のその能力におけるポイントの平均値及び標準偏差を基に求める手段と、物理レベルマッチング手段で選択された役務提供者の中から、希望役務に関する全ての能力に関して前記ポイントが前記しきい値を上回る役務提供者を前記候補となる役務提供者として選択する手段と、を備えることを特徴とする役務提供者の選択システム。

請求項6

請求項4に記載の役務提供者の選択システムにおいて、前記複数の能力は、希望役務に関する物質を提供する能力、希望役務に関する情報を提供する能力、希望役務に関する技術及び能力を提供する能力並びに希望役務に関する被提供者に対する心理的な能力のうちの少なくとも2つを含むことを特徴とする役務提供者の選択システム。

請求項7

コンピュータに請求項1乃至3の何れか1項に記載の役務提供者の選択方法を行わせるためのプログラム

請求項8

請求項7に記載のプログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、役務の提供を受ける者にとって適切な役務提供者を選択するための役務提供者の選択方法及びそのシステムに関する。

背景技術

0002

近年、人と人のつながりを促すためのサービスや地域での役務提供支援仕組みが世の中に浸透してきている。現状のサービスや仕組みを以下に挙げる。

0003

[おたすケータイ
産業技術総合研究所の「おたすケータイ」は携帯電話機から取得する位置情報を用いて、街中でリアルタイム高齢者に対して介助人紹介サービスである(非特許文献1参照。)。

0004

ソーシャルネットワーキングサービス
若い世代を中心に、ソーシャルネットワーキングサービスを利用してウェブ上で人と人のつながりの輪を広げていくことが盛んになってきている(非特許文献2、非特許文献3参照。)。

0005

[千姫プロジェクト
姫路市を中心に行われている「千姫プロジェクト」では、IT技術を利用して気軽に、容易に役務提供に参加できる環境を整え、実世界での人と人のつながりを広げていくことに成功している(非特許文献4。)。このサービスでは、ユーザの自発的な行動をきっかけに役務提供のやり取りが行われるため、ユーザが役務提供に積極的に取り組んでいる。
特開2004−199398号公報
高齢者支援のためのヒューマンコミュニケーションをめざした「おたすケータイ」の開発」赤松之、富岡、ケータイ・カーナビ利用性人間工学、京都、2004年
ソーシャルネットワーキングイト[mixi(ミクシィ)]」平成17年2月28日検索インターネット、URL:http://mixi.jp/
グリー(GREE):ソーシャルネットワーキングサービス」平成17年2月28日検索、インターネット、URL:http://www.gree.jp/
バーチャルコミュニティ居住感性−ITエコマネー実験を通してまちづくりを考える」岡田真美子、感性哲学、日本感性工学会、感性哲学部会(編)、2001年
「ジョハリの窓」平成17年2月28日検索、http://ja.wikipedia.org/wiki/JOHREI

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、「おたすケータイ」では、介助人を選ぶ際に位置情報のみしか扱っておらず介助人の特徴などが考慮されていないため、紹介された介助人が被提供者ニーズ満足してくれるか否かはわからない。

0007

また、「ソーシャルネットワーキングサービス」では、ウェブのような実世界とは切り離された世界での人とのつながりは、相手を判断するための情報が少なく、得た情報の信頼性も高いといえないことから相手を必ずしも信用できない。そのため、ウェブ上での人と人のつながりを役務提供のような実世界での人とのつながりに利用することは浸透していない。

0008

更に、「千姫プロジェクト」では、「おたすケータイ」と同様、役務提供者が被提供者のニーズを満足してくれるか否かはわからない。また、このプロジェクトでは、役務提供に対する感謝気持ち地域通貨表現し、簡単なコメントと共にやり取りを行っている。感謝されている内容や度合いは数値やコメントから判断できるが、役務提供者を選択する際には利用されていない。

0009

従って、現存する役務提供支援サービスは、一方では、
・IT技術を使って、気軽に簡単に役務提供に参加できるようになった。

0010

・ユーザの積極性自発性を尊重し役務提供者を決定している。
といえるが、他方では、
・自分のニーズを本当に満たすことのできる人なのか否かは、やってもらわないとわからない。

0011

・助けを求めている人にとっての満足感は考慮されていない。

0012

・役務提供者を選ぶ際に位置情報しか用いておらず、助ける人の特徴を生かしていない。
といった問題が発生している。

0013

そこで、本発明は、被提供者のニーズ及び満足感を満たすような役務提供者を選択することを可能とする役務提供者の選択方法及びそのシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

本発明によれば、役務の被提供者が受けることを希望する種類の役務(以下、「希望役務」という。)を、提供することが可能な種類の役務を記述した自己申告モデルに含む役務提供者を選択する役務マッチングステップと、前記被提供者の所在位置、前記役務マッチングステップで選択された役務提供者の所在位置及び前記役務の被提供者が役務の受けることを希望する期限を基に、前記役務マッチングステップで選択された役務提供者の中から、前記被提供者に所定の期限に所定の場所で役務の提供をすることが可能な役務提供者を選択する物理レベルマッチングステップと、希望役務に関する複数の能力のうちの前記被提供者が重視する能力と、前記物理レベルマッチングステップで選択された役務提供者の希望役務に関する複数の能力のそれぞれについての他者による評価を表すポイントを基に、前記物理レベルマッチングステップで選択された役務提供者の中から、候補となる役務提供者を選択する能力マッチングステップと、を備えることを特徴とする役務提供者の選択方法が提供される。

0015

上記の役務提供者の選択方法において、前記能力マッチングステップは、希望役務に関する各能力のしきい値を、前記被提供者がその能力を重視するか否かの区別、前記役務マッチングステップで選択された役務提供者のその能力におけるポイントの平均値及び標準偏差を基に求めるステップと、物理レベルマッチングステップで選択された役務提供者の中から、希望役務に関する全ての能力に関して前記ポイントが前記しきい値を上回る役務提供者を前記候補となる役務提供者として選択するステップと、を備えるようにしてもよい。

0016

上記の役務提供者の選択方法において、前記複数の能力は、希望役務に関する物質を提供する能力、希望役務に関する情報を提供する能力、希望役務に関する技術及び能力を提供する能力並びに希望役務に関する被提供者に対する心理的な能力のうちの少なくとも2つを含むようにしてもよい。

発明の効果

0017

本方法及びシステムを利用することにより、被提供者は助けが必要な際には、自分のニーズに合った役務提供者を見つけることが可能になる。また、役務提供者は、自分の特性を生かして、地域社会に参加することが可能になる。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。

0019

図1を参照すると、本実施形態による役務提供者の選択システムは大別すると役務提供者部101、被提供者部102及びマッチメイキングサーバ103を備える。役務提供者部101及び被提供者部102は、携帯電話機又はパーソナルコンピュータ等の端末に設けられる。

0020

役務提供者部101は、次の4つの処理部を備える。

0021

登録情報入力処理部101−1
・役務提供要請情報受信処理部101−2
・役務提供完了入力処理部101−3
・役務提供参加可能登録入力処理部101−4
被提供者部102は、次の4つの処理部を備える。

0022

・ニーズ特性モデル入力処理部102−1
・役務提供者依頼情報入力処理部102−2
出勤役務提供者情報受信処理部102−3
・ポイント進呈情報入力処理部102−4
役務提供者依頼情報入力処理部102−2は、位置情報取得処理部102−2aを備える。

0023

マッチメイキングサーバ103は、次の4つの処理部を備える。

0024

・マッチメイキング処理部103−1
個人特性モデル管理処理部103−2
出動管理処理部103−3
・ニーズ特性モデル管理処理部103−4
マッチメイキング処理部103−1は、次の5つ処理部を備える。

0025

・求める役務提供者の情報取得処理部103−1a
・役務マッチング処理部103−1b
・物理レベルマッチング処理部103−1c
能力レベルマッチング処理部103−1d
心理ベルマッチング処理部103−1d
・個人特性モデル管理処理部103−2は、次の2つの処理部を備える。

0026

・自己申告モデル管理処理部103−2a
他者評価モデル管理処理部103−2b
出動管理処理部103−3は、次の3つの処理部を備える。

0027

出動要請処理部103−3a
・出動ログ管理処理部103−3b
・出動可能情報管理部103−3c
実施手順として、はじめに最適な役務提供者の推薦方法、次にシステムの実施手順を説明する。

0028

[1]最適な役務提供者の推薦方法
本システムでは、以下の条件を満たしている役務提供者が被提供者にとって最適な役務提供者であると定義する(図2参照)。

0029

依頼する役務に積極的に取り組んでくれる人
・依頼する役務を行うための能力がある人
・被提供者が満足感を得られる人
・いつでも必要なときに手伝ってくれる人
よって、最適な役務提供者を推薦するためには以下を満たす必要があると考える。

0030

・役務提供者の積極性の重視
・役務提供者が提供可能な役務における個人的な特性の利用
・被提供者の満足感に関する考慮
・いつでもどこでも役務提供依頼・出動要請ができる
そこで、上記条件を満たすための役務提供者の順位付け方法を以下に示す。

0031

(1)依頼した役務に対してやる気を持っている人をマッチング(本人の積極性の重視)(符号111参照)
(2)上記(1)で選ばれた中で必要なときに手伝ってくれる人をマッチング(時間・二者間の位置情報の重視)(符号112参照)
(3)上記(2)で選ばれた中で要求する技能や被提供者の満足度を高めるマッチング(役務提供者の特性の重視(符号113参照)及び被提供者の満足感の重視(符号114参照))
このように役務提供者の持つ特性を踏まえて、推薦役務提供者を選択・決定する。

0032

[2]実施手順
[2.1]事前登録図3参照)
役務提供支援サービスに参加する役務提供者は、自分が貢献できると思う役務とその役務に対する積極性の度合い、週あたりの役務提供者の最大出動回数および連絡用の電子メールアドレスを登録情報入力処理部101−1に登録する。登録情報入力処理部101−1は登録された内容を自己申告モデル管理処理部103−2aに登録する。このとき、個人特性モデル管理処理部103−2は、役務提供者にIDを付与する。

0033

また、被提供者は、本サービスを利用する際に要求する、各役務に対する重要項目および連絡用の電子メールアドレスをニーズ特性モデル入力処理部102−1に登録する。ここでいうニーズ特性とは、被提供者が求める役務提供者の特徴のことをいう。ニーズ特性モデル入力処理部102−1は登録された内容をニーズ特性モデル管理処理部103−4に登録する。このとき、ニーズ特性モデル管理処理部103−4は、被提供者にIDを付与する。

0034

[2.2]マッチング(図3参照)
[2.2.1]役務提供者依頼
被提供者は、役務提供を必要とした際に、端末のウェブブラウザを用いて、役務提供依頼ページから自分の被提供者ID・依頼する役務をマッチメイキングサーバ103に送信する。また、依頼する役務に対するニーズ特性は予め登録してあるが、それとは異なったニーズ特性が必要となった場合には、そのニーズ特性を表す役務提供者の重要項目等を入力する。この際に、被提供者の端末は被提供者自身の位置情報をマッチメイキングサーバ103に同時に送信する。他方、役務提供を引き受けることが出来る役務提供者は、役務提供参加可能登録入力処理部101−4に、役務提供参加可能情報を登録する。役務提供参加可能登録入力処理部101−4は登録された内容を出動可能情報管理処理部103−3cに登録する。

0035

[2.2.2]マッチメイキング
(1)マッチメイキング処理部103−1は、依頼する役務に対応するニーズ特性モデル管理処理部103−4に登録されているニーズ特性モデルをマッチングに利用する。被提供者が役務提供依頼ページで他の役務提供の重要項目を選択した場合は、その内容をニーズ特性モデルとしてマッチングに利用する。

0036

(2)役務マッチング処理部103−1bは、自己申告モデル管理処理部103−2aに登録されている自己申告モデルテーブルを参照しつつ、依頼された役務を提供可能な役務として登録している役務提供者であって、出動可能情報管理処理部103−3cの出動可能登録テーブルに現在出動可能という情報が登録されている役務提供者を検索する。

0037

(3)マッチメイキングサーバ103は、出動要請処理部103−3aで、検索された役務提供者の端末に、今回の役務提供の依頼内容を付加して出動要請の依頼をメールで送信する。

0038

(4)役務提供者は役務提供に参加可能な場合には、出動ログ管理処理部103−3bに、現在いる場所の位置情報を付加してレスポンスを返す。

0039

(5)マッチメイキングサーバ103は、役務提供者からのレスポンスを依頼された役務の緊急度にあわせて大至急ならば5分、至急ならば10分というような、予め、事前にシステムに任意に設定した制限時間内待つ。

0040

(6)制限時間内にレスポンスの合った役務提供者が出動候補役務提供者となる。出勤候補役務提供者の位置情報と被提供者の位置情報から、ニーズ特性モデルに基づいて、物理レベルマッチング処理部103−1cで物理レベルのマッチングを行う。

0041

(7)さらに、出動候補役務提供者の個人特性モデルの値を個人特性モデルテーブルから取得する。「求める役務提供の情報取得処理部」103−1aで得られたニーズ特性モデルと、ニーズ特性モデル管理処理部103−4に登録されているニーズ特性モデルと、個人特性モデル、出動回数等を考慮して、ニーズ特性にマッチするように能力レベルマッチング処理部103−1dと心理レベルマッチング処理部103−1eで役務提供者の順位付けを行う。

0042

[2.2.3]出動要請
マッチメイキングサーバ103は、出動要請処理部103−3aで、マッチングで選ばれた役務提供者に出動要請のメールを送信する。

0043

[2.2.4]出動承諾
役務提供者は、役務提供に参加可能な場合には、出動ログ管理処理部103−3bにレスポンスを返し、正式に出動要請の承諾を行う。承諾が得られなかった場合は、上記[2.2.2](7)で上位で選ばれた他の役務提供者に上記[2.2.3]の出動要請をするか、もしくは、出動条件を緩めて再度上記[2.2.2](2)からのマッチング処理を行う。

0044

[2.2.5]出動役務提供者通知
出動管理処理部103−3は、被提供者の端末に、出動役務提供者の情報をメールで通知する。

0045

[2.2.6]役務提供の実行
役務の性質に応じて、現地急行又はWEB対話などの手段で役務提供を実行する。役務提供完了後、役務提供者は役務提供者の端末の役務提供完了入力処理部101−3に完了情報を入力する。完了情報は、出動ログ管理処理部103−3bの出動ログテーブルに記述される。

0046

[2.2.7]ポイント進呈
役務提供の後に被提供者は感謝のしるしとして、役務提供者にポイントを与える。被提供者は端末から出動ログ管理処理部103−3bの出動ログテーブルにアクセスし、ポイントを与える役務提供者を選択する。役務提供一回につき、例えば、最大3ポイントを役務提供者に与えることが可能である。与えられたポイントは他者評価モデル管理処理部103−2bで役務提供者の個人特性モデルテーブルに追加される。

0047

[2.3]個人特性モデル
本システムでは、適切な役務提供者を推薦するための基準として各役務提供者の個人特性モデルを利用する(図4参照)。個人特性モデルは、自己申告モデルと他者評価モデルの二つのモデルからなり、それぞれ自己申告モデル管理処理部103−2aと他者評価モデル管理処理部103−2bで管理されている。そして、被提供者のニーズを記述したニーズ特性モデルと各役務提供者の個人特性モデルとのマッチングを行う。

0048

[2.3.1]自己申告モデル
自己申告モデルはそれぞれの役務提供者が自ら参加したいと考える役務群と、それに対する積極性の度合いを記述したものである。このモデルは、上記[1]で述べた役務提供者の積極性を尊重したマッチングを行うために構築する。

0049

また、出動回数の負荷を分散させるために、週あたりの最大出動回数を役務提供者ごとに記述しておく。

0050

[2.3.2]他者評価モデル
他者評価モデルとは、役務提供における各役務提供者に対する周りの人からの評価を多角的な指標で役務毎に数値化したものである。

0051

日常の生活の中で本当の自己を知る際や、アメリカ心理学者提唱した「ジョハリの窓」(非特許文献5参照。)を行う際には、自己分析だけでなく他己分析も行うことを提唱している。これは、単に自分が考える自分像だけでなく、周りの人間が考える自分像(=他己分析)を参考にして自分自身を分析することで、客観的視点での自己分析が可能になるからだと考える。そこで本システムにおいても、個人の特性を表したより信用できるモデルを構築するために、周りの人からの評価を他者評価モデルに用いる。

0052

自己申告モデルが各役務提供者の主観を反映したモデルであるのに対して、他者評価モデルは周りの人からの世間的評価を反映したモデルであるといえる。

0053

役務提供で求められる能力は、地域社会の役務提供で行われている役務の関わり方の特徴から、物質提供、情報提供エネルギー提供の三つの能力に分類できる。これらの能力によって、「求める役務提供をする能力があるか否か」を表現することが可能となる。さらに、役務提供において、役務提供に関する能力だけではなく、「被提供者の気持ちや満足度」を高めるために、対人適応性を表す感性的な能力も必要とされる。例えば、相手を理解する能力、相手を配慮する能力などである。

0054

そこで、他者評価モデルを「物質」、「情報」、「エネルギー」、「適応性」に関する複数の項目で構成し、以下のように定義する。「物質」、「情報」、「エネルギー」に関する項目は、役務の種類ごとに決定する。例えば、荷物持ちという役務の場合、エネルギーの項目としては体力などである。「適応性」は役務ごとに複数の項目で特徴付けられる。例えば、相手を理解する能力、相手を配慮する能力などである。

0055

・物質:その役務に関する物質を提供する能力
・情報:その役務に関する情報を提供する能力
・エネルギー:その役務に関する技術・能力を提供する能力
・適応性:その役務をする中で相手を理解する能力、相手を配慮する能力等の心理的な能力
それぞれの項目は、役務提供者に対する周りの人からの肯定的な評価を数値化している。

0056

ポイントは、役務提供者の個人特性を表すだけでなく、地域通貨としての役割を持ち、「総得点100ポイント以上の人は5%割引」のように地域商店街割引特典に使えるようにすることも可能である。ポイントをこのように利用することで、人と人のつながりを作るだけでなく、人と地域商店街のつながりの活性化を図ることも可能であると考える。

0057

[2.4]モデルの構築手法
[2.4.1]自己申告モデル
サービス加入時に役務提供者自身があらかじめ決められた役務の中からやりたい役務とそれに対する積極性の度合いを選択し、自己申告モデル管理処理部103−2aの自己申告テーブルに登録する。これを自己申告モデルとする。

0058

[2.4.2]他者評価モデル
現在、地方自治体を中心にして役務提供を行った後に感謝のしるしとして、被提供者から役務提供者に地域通貨(以下、ポイント)を渡すといったやり取りが行われている。他者評価モデルは、このやりとりを利用して被提供者から与えられるポイントを他者評価モデル管理処理部103−2bに累積していくことで構築していく(図5参照)。

0059

役務提供が終わった後に、被提供者(例:おばあちゃん)は、役務提供者に謝礼としてポイントを渡す。ポイントは、例えば、一回の役務提供につき最大3ポイントを与えることができる。この際に、被提供者は、物質・情報・エネルギー・適応性の持つ各項目の中で役務提供者に肯定的な評価をしているものをポイントで表す。例えば、「あなたの持つ荷物もちの能力といろいろ気遣ってくれたことがとてもよかった」という場合には、体力に1ポイント、相手を配慮するに2ポイントを与える。

0060

役務提供者に否定的な評価をしたい場合には、ポイントを与えないという方法で表現する。

0061

役務提供を行う度に、この方法でポイントのやり取りを繰り返す。得られた累積ポイントは被提供者から評価されている役務提供者の特性を数値化したものである。

0062

系列に合わせてモデルを更新するために、一度累積した値は指数関数的に減少させていく。例えば、ポイントが与えられた日付を基準に一年ごとに半減していくなどである。

0063

(例 y=0.5x;xは与えられた日時を基準に経った年数代入。2005/2/22に情報に3ポイントが与えられていたとする。この場合、2006/2/22には、x=1となり、y=0.5となり、このyを2005/2/22に与えられた3ポイントに掛けて1.5ポイントとなる。そのため、情報に1.5ポイントとして存在する。)
[2.5]マッチングのメカニズム
被提供者に適切な役務提供を紹介するために、[2.3]で提案した個人特性モデルを利用して、被提供者が求める役務提供の特性(以降、ニーズ特性)と各役務提供者の個人特性(以降、個人特性モデル)とのマッチングをマッチメイキング処理部103−1で行う(図6参照)。

0064

本サービスでは役務提供に対するニーズの特徴に応じて、三段階のレベルのマッチングを行う。

0065

物理的レベル(=位置、時間情報などの物理的特徴の重視。例:とりあえず役務提供をするために現地に来ることが出来る(位置的に可能)、とりあえず情報を提供することが出来る(位置的もしくは時間的に情報を送ることが可能))
・能力的レベル(=役務提供を行う能力の重視。例:求める役務をこなす能力がある)
・心理的レベル(=感性的特徴の重視。例:思いやりがある、親切にしてくれる)
被提供者は、役務提供を依頼する際に求める役務と上記の三段階の中で求めるマッチングレベル重み付けの指定として、時間と重視項目を設定し、マッチメイキングサーバ103に送信する。重視項目が指定されなかった場合には、本サービス登録の事前登録時に指定した項目(ニーズ特性モデル管理処理部の登録されている項目)を重視する項目として使用する。これらを被提供者のニーズ特性とよぶ。

0066

ニーズ特性の例:
・依頼する役務:荷物持ち
・時間:至急
・重視項目:null
デフォルト値:物質=null、情報=null、エネルギー=(体力:1st)、適応力=(他人を配慮する能力:1st))
[2.5.1]役務マッチング
役務マッチング処理部103−1bでは、「求める役務提供者の情報取得処理部」103−1aと、ニーズ特性モデル管理処理部103−4に登録されているニーズ特性モデルを参照することにより、被提供者が求めている役務を自己が提供できる役務として自己申告モデルテーブルに登録している役務提供者を検索する。自己申告モデルテーブルに登録してある各役務提供者の役務は本人が自ら登録したものである。出動する役務提供者を選ぶ際に、各役務提供者の役務と被提供者の求める役務のマッチングを行うことで、役務提供者の積極性を重視したマッチングを行うことができると考える。

0067

[2.5.2]他者評価モデルを利用した役務提供者の選択
被提供者の重要視する項目を他者評価モデルの項目に対して重み付けを行い、役務マッチング処理部103−1bで選ばれた役務提供者の中から、被提供者の求める特徴に近い役務提供者を検索する。

0068

上記[2.5]の例の場合、被提供者の重要視する項目は体力(エネルギー)、他人を配慮する能力(適応性)であるため、被提供者は「役務をきちんとこなしてくれて(こなす体力がある)、且つ、親切にしてくれる役務提供者」を求めていることがわかる。

0069

この場合には、「1」位置・時間情報の優先度、「2」役務提供能力について被提供者が重要視する項目(例:体力)、「3」感性的能力について被提供者が重要視する項目(例:他人を配慮する)に重みをおいて、ニーズに近い役務提供者を検索する。

0070

例えば、以下の方法を利用して役務提供者を選択する。

0071

役務マッチング処理部103−1bで検索された役務提供者であって、メールで参加可能の意思表明した役務提供者の中から、物理レベルマッチング処理部103−1cで位置・時間情報の優先度を考慮して役務提供者を絞り込む(物理レベルマッチング)。その後、絞りこまれた役務提供者の持つ他者評価モデルの物理、情報、エネルギー(能力レベル)、適応性(心理レベル)のポイントを各指標ごとソートし、被提供者が求めるニーズ特性の重要度によってボーダーを引く。これを詳細に説明すると以下のようになる。

0072

1.役務マッチング処理部103−1bで検索された役務提供者であって、メールで参加可能の意思を表明した役務提供者の中から、物理レベルマッチング処理部103−1cで位置・時間情報の優先度を考慮して絞り込む(物理レベルマッチング)。その絞り込んだ役務提供者群の中から依頼された役務と役務提供者のIDをキーに個人特性モデルのうちの他者評価モデルを検索することにより、各役務提供者のその役務に関する他者評価モデルを取得する。

0073

2.上記1で検索された他者評価モデル群の物質、情報、エネルギーのもつ各項目を、能力レベルマッチング処理部103−1cで降順にソートし、また、上記1で検索された他者評価モデル群の適応性のもつ各項目を、心理レベルマッチング処理部103−1eで降順にソートする。

0074

3.被提供者の提示したニーズの特性を基づいて、ボーダーラインbklを以下のように決定する。

0075

このとき、物理、情報、エネルギーのもつ各項目のボーダーラインは能力レベルマッチング処理部103−1dで求め、適応性のもつ各項目のボーダーラインは心理レベルマッチング処理部103−1eで求める。被提供者が重要視する項目を指定していない場合には、ボーダーラインは求めない。

0076

4.全ての項目において、ボーダーライン以上だった役務提供者を選択する。

0077

5.上記3の手法では、ポイントの総和が大きい役務提供者(参加回数の多い役務提供者)が優先して検索される傾向にある。そこで、上記3で選択された役務提供者に対して、最近1週間の出動回数を調べ、1週間の役務提供可能回数未満かどうか調べ、回数が少ない人を優先して順位付けを行う。

0078

[2.5.3]役務提供要請
出動要請処理部103−3aでは、選ばれた推薦役務提供者の端末にメールで出動依頼をする。メールが来た推薦役務提供者は、役務提供に参加可能な場合にはマッチメイキングサーバ103にレスポンスを返す。役務提供者は役務提供に対する拒否権を持っており、役務提供者がマッチメイキングサーバ103にレスポンスを返さない場合には、参加不可能とマッチングシステムは判断する。レスポンスが早くマッチメイキングサーバ103バ103に返って来た役務提供者の順に出動管理処理部103−3で、出動役務提供者を決定する。

0079

役務提供者からのレスポンスがなかった場合には、サービス登録日時や出動頻度に基づいて、出動管理処理部103−3でポイントの少ない他の役務提供者の出動優先度をあげる。これによって、サービスに参加し始めたばかりで、持っているポイントの少ない役務提供者に参加の機会を与える。

0080

なお、マッチメイキングサーバ103は、ハードウェアによって実現することも可能であるが、コンピュータをマッチメイキングサーバ103として機能させるためのプログラムをコンピュータが読み込んで実行することによっても実現することができる。

0081

本発明は、例えば、役務提供支援サービスにおいて適切な人材を各顧客に提供することに利用することができる。また、本発明は、例えば、人材派遣会社が適切な人材を各顧客に割り当てることに利用することができる。

図面の簡単な説明

0082

本発明の実施形態による役務提供者の選択システムの構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態による役務提供者の選択方法を説明するための第1の概念図である。
本発明の実施形態による役務提供者の選択方法を説明するための第2の概念図である。
図1に示す自己申告モデル管理処理部及び他者評価モデル管理処理部がそれぞれ保持する自己申告モデル及び他者評価モデルの一例を示す図である。
本発明の実施形態による他者評価モデルの構築方法を説明するための概念図である。
本発明の実施形態において、被提供者に適切な役務提供を紹介するために、個人特性モデルを利用して、被提供者が求める役務提供の特性と各役務提供者の個人特性とのマッチングを行う処理を説明するための図である。

符号の説明

0083

101役務提供者部
102被提供者部
103マッチメイキングサーバ
101−1登録情報入力処理部
101−2役務提供要請情報受信処理部
101−3 役務提供完了入力処理部
101−4 役務提供参加可能登録入力処理部
102−1ニーズ特性モデル入力処理部
102−2 役務提供者依頼情報入力処理部
102−2a位置情報取得処理部
102−3出勤役務提供者情報受信処理部
102−4ポイント進呈情報入力処理部
103−1 マッチメイキング処理部
103−1a 求める役務提供者の情報取得処理部
103−1b役務マッチング処理部
103−1c物理レベルマッチング処理部
103−1d能力レベルマッチング処理部
103−1e心理レベルマッチング処理部
103−2個人特性モデル管理処理部
103−2a自己申告モデル管理処理部
103−2b他者評価モデル管理処理部
103−3 出勤管理処理部
103−4 ニーズ特性モデル管理処理部

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