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技術 印刷情報処理装置、印刷情報処理方法、印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

出願人 株式会社リコー
発明者 山田哲
出願日 2005年2月28日 (15年9ヶ月経過) 出願番号 2005-055032
公開日 2006年9月14日 (14年3ヶ月経過) 公開番号 2006-243840
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 タイプライター等へのデジタル出力
主要キーワード 解釈言語 ネットワーク回線網 優先順位番号 印刷情報処理装置 選択言語 各印刷装置毎 コンピュータ端末装置 代替印刷装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

異なる印刷装置記述言語解釈する印刷装置に対して、印刷装置記述言語の整合性を考慮することなく、一つのプリンタドライバでの印刷出力の実行を図ること。

解決手段

印刷に関する情報を生成する画像処理部503と、画像処理部503により処理した印刷に関する情報を、一つあるいは複数の印刷装置515〜517に送出するための通信ポートを制御する論理通信ポート507とを備える。画像処理部503は、印刷装置515〜517が出力処理を実行するための印刷装置記述言語に基づき、文字情報画像情報図形情報印刷情報に変換するPDL生成部505を有している。また、論理通信ポート507は、印刷装置515〜517に関連付けられた一つあるいは複数の論理通信ポートを構成する。一つあるいは複数の論理通信ポートは、印刷装置515〜517に接続している物理通信ポートを管理する。

概要

背景

一般的にコンピュータ端末装置では、コンピュータ端末装置を効率良く動作させるための基本ソフトウェアであるOS(OS:Operation System)が動作している。OSはOSが有する機能の活用ハードウェア操作を行うためにAPI(API:Application Programming Interface)をOS上で動作するプログラムに対して提供する。

そして、OSが動作しているコンピュータ端末装置において、印刷装置に対して印刷を行う場合、プリンタドライバ呼称される特殊なプログラムを利用する。プリンタドライバはOSから呼び出されるソフトウェア一種である。

一般のプログラムから印刷を行いたい場合には、上述のAPIを用いてOSの機能を利用する。OSはプリンタドライバを呼び出し、プリンタドライバに文字情報画像情報図形情報などを渡して印刷機能が利用できるという仕組みが一般的である。

プリンタドライバは印刷装置に対して印刷情報を生成するためのソフトウェアであり、例えば文字情報や画像情報や図形情報などをOSから入力として受け取り、印刷装置が解釈可能な印刷装置記述言語PDL(PDL:Page Discription Language)への変換を行う。

PDLは各印刷装置製造会社が各印刷装置毎に独自に定義したものや、汎用的なPDLなど様々が存在している。印刷装置に対して、印刷装置が解釈できないPDLであれば、印刷装置は印刷情報を解釈できないため、印刷を実行することができない。そのためプリンタドライバは、対象となる印刷装置が解釈可能なPDLへ変換し出力する必要があり、常に利用者は印刷装置が解釈可能なPDLを出力するプリンタドライバを適正に選択する必要があった。

また、OSはハードウェアに対してソフトウェアが直接アクセスしないように、ハードウェアを仮想化し、ソフトウェアからはこの仮想化されたハードウェアにアクセスすることによりハードウェア操作を行うという方法が採用されている場合が多い。

印刷においては物理的な通信ポートであるIEEE1284(IEEE:the Institute of Electrical and Electronic Engineers)、Ethernet(登録商標)、USB(USB:Universal Serial Bus)、IEEE1394などを利用して印刷装置へ印刷情報を送出することが多いが、プリンタドライバはこれら物理通信ポートのハードウェアを直接操作することはない。例えば、物理的なIEEE1284通信ポートを利用したい場合には、「LPT1:」などの記号を持つ仮想的な通信ポート(以下、論理通信ポートとする。)に対して印刷情報を送出することにより、論理通信ポートは物理的なIEEE1284通信ポートをドライブし印刷情報を送出することができる。

この論理通信ポートは、利用者の任意追加により、OSが実行されているコンピュータ端末装置のハードウェア構成に複数登録することができ、かつ利用者が任意に選択することができる。

例えば、物理通信ポートとしてEthernet(登録商標)を利用する場合には、LPRプロトコル(LPRプロトコル:Line PRinter daemon protocol)によってIP(IP:Internet Protocol)アドレス毎に論理通信ポートを生成することができる。この場合は一つの物理通信ポートに対して複数の論理通信ポートが生成されることになる。

一般的に論理通信ポートと物理通信ポート間の処理は、通信ポートを制御するためのプログラムが行う。プリンタドライバは、論理通信ポートに対してデータを送信すればよい。

近年では、複数の印刷装置が接続されているコンピュータ端末に対して、印刷対象印刷ページ数印刷部数と、印刷装置の処理速度に代表される印刷性能に基づいて、複数の印刷装置へ分散させて印刷処理を行うことが提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。また、複数の印刷装置の出力に対する最適な印刷設定を行うことも提案されている(例えば、下記特許文献2参照。)。

また、設定印刷装置が、何らかの理由で印刷できない場合には、複数の接続された印刷装置の機器状態リストされた代替印刷装置の候補から、利用者が代替の印刷装置を設定することも提案されている(例えば、下記特許文献3参照。)。

特開2003−167713号公報
特開2004−213111号公報
特開2003−173250号公報

概要

異なる印刷装置記述言語を解釈する印刷装置に対して、印刷装置記述言語の整合性を考慮することなく、一つのプリンタドライバでの印刷出力の実行をること。印刷に関する情報を生成する画像処理部503と、画像処理部503により処理した印刷に関する情報を、一つあるいは複数の印刷装置515〜517に送出するための通信ポートを制御する論理通信ポート507とを備える。画像処理部503は、印刷装置515〜517が出力処理を実行するための印刷装置記述言語に基づき、文字情報、画像情報、形情報を印刷情報に変換するPDL生成部505を有している。また、論理通信ポート507は、印刷装置515〜517に関連付けられた一つあるいは複数の論理通信ポートを構成する。一つあるいは複数の論理通信ポートは、印刷装置515〜517に接続している物理通信ポートを管理する。

目的

この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、一つのプリンタドライバで、複数の印刷装置に対して、選択した印刷装置記述言語を解釈する印刷装置に対応する論理通信ポートを選択することができ、かつ利用者が論理通信ポートと印刷装置の整合性を考慮しなくても印刷の実行ができる印刷情報処理装置印刷情報処理方法印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

印刷に関する情報を生成する印刷情報生成手段と、前記印刷情報生成手段により生成した印刷に関する情報を、一つあるいは複数の印刷装置送出するための通信ポートを制御する通信ポート制御手段とを備え、前記印刷情報生成手段は、前記印刷装置が出力処理を実行するための印刷装置記述言語を選択する印刷装置記述言語選択手段と、前記印刷装置記述言語選択手段によって選択された前記印刷装置記述言語に基づき、文字情報画像情報図形情報を印刷情報に変換する印刷装置記述言語変換手段とを有し、前記通信ポート制御手段は、前記印刷装置に関連付けられた一つあるいは複数の論理通信ポートを構成する論理通信ポート構成手段と、前記論理通信ポート構成手段で構成した前記論理通信ポートにより、前記印刷装置に接続している物理通信ポートを管理する物理通信ポート管理手段と、前記印刷装置記述言語選択手段により選択された前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置に対応する前記論理通信ポートを選択する論理通信ポート選択手段と、前記論理通信ポート選択手段により選択された前記論理通信ポートを介して、前記物理通信ポートへ前記印刷情報を送出する印刷情報送出手段と、を有することを特徴とする印刷情報処理装置

請求項2

前記通信ポート制御手段は、前記論理通信ポート構成手段により構成された前記論理通信ポートと前記印刷装置に対応する前記物理通信ポートとを関連付けする通信ポート関連付け手段を有し、前記論理通信ポート構成手段により構成された前記論理通信ポートは、装置固有識別子を利用して、通信プロトコル上で任意の前記印刷装置と通信することを特徴とする請求項1に記載の印刷情報処理装置。

請求項3

前記通信ポート制御手段は、前記一つあるいは複数の論理通信ポートを抽象的に定義する抽象的通信ポート定義手段と、前記抽象的通信ポート定義手段によって定義された抽象的通信ポートから、具体的な論理通信ポートを定義する具体的通信ポート定義手段と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷情報処理装置。

請求項4

前記通信ポート制御手段は、前記抽象的通信ポート定義手段により定義された抽象的通信ポートを設定する抽象的通信ポート設定手段を有し、前記印刷情報生成手段は、前記印刷装置記述言語選択手段により選択された印刷装置記述言語で構成された前記印刷情報を、前記抽象的通信ポート設定手段により設定された前記抽象的通信ポートに送出する印刷情報送出手段と、前記抽象的通信ポートが受信した前記印刷情報の前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置が接続されている前記論理通信ポートを決定することができる論理通信ポート決定手段と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の印刷情報処理装置。

請求項5

前記通信ポート制御手段は、前記一つあるいは複数の論理通信ポート毎に接続された前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を設定する印刷装置記述言語設定手段と、前記印刷装置記述言語設定手段により設定された前記印刷装置記述言語を記憶する印刷装置記述言語設定記憶手段と、複数の前記印刷装置が同一の前記印刷装置記述言語を解釈できる場合に、利用する前記印刷装置の優先順位に関する副次的な情報を設定する副次的情報設定手段と、前記一つあるいは複数の論理通信ポートから、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置へ送出するために適している論理通信ポートを選択できる論理通信ポート選択手段と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の印刷情報処理装置。

請求項6

前記印刷装置記述言語選択手段は、利用者が前記印刷装置記述言語を任意登録できる印刷装置記述言語登録手段と、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を取得する印刷装置記述言語取得手段を有し、前記印刷装置記述言語取得手段は、前記印刷装置へ前記印刷装置記述言語の種類の取得要求をする印刷装置記述言語取得要求手段と、前記印刷装置記述言語取得要求手段により取得要求をした後に前記印刷装置が返信する前記印刷装置記述言語に関する情報を受信する印刷装置記述言語受信手段と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の印刷情報処理装置。

請求項7

前記印刷情報生成手段は、前記文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する変換手段と、前記印刷装置に対して、印刷時の印刷媒体の大きさ、種類、方向、数量を設定できる印刷設定手段とを有し、前記印刷設定手段は、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を選択する解釈言語選択手段と、前記印刷装置記述言語選択手段により選択された前記印刷装置記述言語を設定する選択言語設定手段と、を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の印刷情報処理装置。

請求項8

前記副次的情報設定手段は、前記印刷装置の印刷性能に関する情報を設定する印刷性能情報設定手段と、前記印刷装置の使用する優先順位番号を設定する優先順位設定手段と、を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の印刷情報処理装置。

請求項9

印刷に関する情報を生成する印刷情報生成工程と、前記印刷情報生成工程により生成した印刷に関する情報を、一つあるいは複数の印刷装置に送出するための通信ポートを制御する通信ポート制御工程とを含み、前記印刷情報生成工程は、前記印刷装置が出力処理を実行するための印刷装置記述言語を選択する印刷装置記述言語選択工程と、前記印刷装置記述言語選択工程によって選択された前記印刷装置記述言語に基づき、文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する印刷装置記述言語変換工程とを含み、前記通信ポート制御工程は、前記印刷装置に関連付けられた一つあるいは複数の論理通信ポートを構成する論理通信ポート構成工程と、前記論理通信ポート構成工程で構成した前記論理通信ポートにより、前記印刷装置に接続している物理通信ポートを管理する物理通信ポート管理工程と、前記印刷装置記述言語選択工程により選択された前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置に対応する前記論理通信ポートを選択する論理通信ポート選択工程と、前記論理通信ポート選択工程により選択された前記論理通信ポートを介して、前記物理通信ポートへ前記印刷情報を送出する印刷情報送出工程と、を含むことを特徴とする印刷情報処理方法

請求項10

前記通信ポート制御工程は、前記論理通信ポート構成工程により構成された前記論理通信ポートと前記印刷装置に対応する前記物理通信ポートとを関連付けする通信ポート関連付け工程を含み、前記論理通信ポート構成工程により構成された前記論理通信ポートは、装置固有の識別子を利用して、通信プロトコル上で任意の前記印刷装置と通信することを特徴とする請求項9に記載の印刷情報処理方法。

請求項11

前記通信ポート制御工程は、前記一つあるいは複数の論理通信ポートを抽象的に定義する抽象的通信ポート定義工程と、前記抽象的通信ポート定義工程によって定義された抽象的通信ポートから、具体的な論理通信ポートを定義する具体的通信ポート定義工程と、を含むことを特徴とする請求項9または10に記載の印刷情報処理方法。

請求項12

前記通信ポート制御工程は、前記抽象的通信ポート定義工程により定義された抽象的通信ポートを設定する抽象的通信ポート設定工程を含み、前記印刷情報生成工程は、前記印刷装置記述言語選択工程により選択された印刷装置記述言語で構成された前記印刷情報を、前記抽象的通信ポート設定工程により設定された前記抽象的通信ポートに送出する印刷情報送出工程と、前記抽象的通信ポートが受信した前記印刷情報の前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置が接続されている前記論理通信ポートを決定することができる論理通信ポート決定工程と、を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の印刷情報処理方法。

請求項13

前記通信ポート制御工程は、前記一つあるいは複数の論理通信ポート毎に接続された前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を設定する印刷装置記述言語設定工程と、前記印刷装置記述言語設定工程により設定された前記印刷装置記述言語を記憶する印刷装置記述言語設定記憶工程と、複数の前記印刷装置が同一の前記印刷装置記述言語を解釈できる場合に、利用する前記印刷装置の優先順位に関する副次的な情報を設定する副次的情報設定工程と、前記一つあるいは複数の論理通信ポートから、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置へ送出するための適正な論理通信ポートを選択できる論理通信ポート選択工程と、を含むことを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の印刷情報処理方法。

請求項14

前記印刷装置記述言語選択工程は、利用者が前記印刷装置記述言語を任意登録できる印刷装置記述言語登録工程と、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を取得する印刷装置記述言語取得工程を含み、前記印刷装置記述言語取得工程は、前記印刷装置へ前記印刷装置記述言語の種類の取得要求をする印刷装置記述言語取得要求工程と、前記印刷装置記述言語取得要求工程により取得要求をした後に前記印刷装置が返信する前記印刷装置記述言語に関する情報を受信する印刷装置記述言語受信工程と、を含むことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一つに記載の印刷情報処理方法。

請求項15

前記印刷情報生成工程は、前記文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する変換工程と、前記印刷装置に対して、印刷時の印刷媒体の大きさ、種類、方向、数量を設定できる印刷設定工程とを含み、前記印刷設定工程は、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を選択する解釈言語選択工程と、前記印刷装置記述言語選択工程により選択された前記印刷装置記述言語を設定する選択言語設定工程と、を含むことを特徴とする請求項9〜14のいずれか一つに記載の印刷情報処理方法。

請求項16

前記副次的情報設定工程は、前記印刷装置の印刷性能に関する情報を設定する印刷性能情報設定工程と、前記印刷装置の使用する優先順位番号を設定する優先順位設定工程と、を含むことを特徴とする請求項9〜15のいずれか一つに記載の印刷情報処理方法。

請求項17

請求項9〜16に記載の印刷情報処理方法のいずれか一つをコンピュータに実行させることを特徴とする印刷情報処理プログラム

請求項18

請求項17に記載の印刷情報処理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

この発明は、入力された文字や画像や図形などの情報を印刷情報に変換し、適切な印刷装置送出する印刷情報処理装置印刷情報処理方法印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。

背景技術

0002

一般的にコンピュータ端末装置では、コンピュータ端末装置を効率良く動作させるための基本ソフトウェアであるOS(OS:Operation System)が動作している。OSはOSが有する機能の活用ハードウェア操作を行うためにAPI(API:Application Programming Interface)をOS上で動作するプログラムに対して提供する。

0003

そして、OSが動作しているコンピュータ端末装置において、印刷装置に対して印刷を行う場合、プリンタドライバ呼称される特殊なプログラムを利用する。プリンタドライバはOSから呼び出されるソフトウェア一種である。

0004

一般のプログラムから印刷を行いたい場合には、上述のAPIを用いてOSの機能を利用する。OSはプリンタドライバを呼び出し、プリンタドライバに文字情報画像情報図形情報などを渡して印刷機能が利用できるという仕組みが一般的である。

0005

プリンタドライバは印刷装置に対して印刷情報を生成するためのソフトウェアであり、例えば文字情報や画像情報や図形情報などをOSから入力として受け取り、印刷装置が解釈可能な印刷装置記述言語PDL(PDL:Page Discription Language)への変換を行う。

0006

PDLは各印刷装置製造会社が各印刷装置毎に独自に定義したものや、汎用的なPDLなど様々が存在している。印刷装置に対して、印刷装置が解釈できないPDLであれば、印刷装置は印刷情報を解釈できないため、印刷を実行することができない。そのためプリンタドライバは、対象となる印刷装置が解釈可能なPDLへ変換し出力する必要があり、常に利用者は印刷装置が解釈可能なPDLを出力するプリンタドライバを適正に選択する必要があった。

0007

また、OSはハードウェアに対してソフトウェアが直接アクセスしないように、ハードウェアを仮想化し、ソフトウェアからはこの仮想化されたハードウェアにアクセスすることによりハードウェア操作を行うという方法が採用されている場合が多い。

0008

印刷においては物理的な通信ポートであるIEEE1284(IEEE:the Institute of Electrical and Electronic Engineers)、Ethernet(登録商標)、USB(USB:Universal Serial Bus)、IEEE1394などを利用して印刷装置へ印刷情報を送出することが多いが、プリンタドライバはこれら物理通信ポートのハードウェアを直接操作することはない。例えば、物理的なIEEE1284通信ポートを利用したい場合には、「LPT1:」などの記号を持つ仮想的な通信ポート(以下、論理通信ポートとする。)に対して印刷情報を送出することにより、論理通信ポートは物理的なIEEE1284通信ポートをドライブし印刷情報を送出することができる。

0009

この論理通信ポートは、利用者の任意追加により、OSが実行されているコンピュータ端末装置のハードウェア構成に複数登録することができ、かつ利用者が任意に選択することができる。

0010

例えば、物理通信ポートとしてEthernet(登録商標)を利用する場合には、LPRプロトコル(LPRプロトコル:Line PRinter daemon protocol)によってIP(IP:Internet Protocol)アドレス毎に論理通信ポートを生成することができる。この場合は一つの物理通信ポートに対して複数の論理通信ポートが生成されることになる。

0011

一般的に論理通信ポートと物理通信ポート間の処理は、通信ポートを制御するためのプログラムが行う。プリンタドライバは、論理通信ポートに対してデータを送信すればよい。

0012

近年では、複数の印刷装置が接続されているコンピュータ端末に対して、印刷対象印刷ページ数印刷部数と、印刷装置の処理速度に代表される印刷性能に基づいて、複数の印刷装置へ分散させて印刷処理を行うことが提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。また、複数の印刷装置の出力に対する最適な印刷設定を行うことも提案されている(例えば、下記特許文献2参照。)。

0013

また、設定印刷装置が、何らかの理由で印刷できない場合には、複数の接続された印刷装置の機器状態リストされた代替印刷装置の候補から、利用者が代替の印刷装置を設定することも提案されている(例えば、下記特許文献3参照。)。

0014

特開2003−167713号公報
特開2004−213111号公報
特開2003−173250号公報

発明が解決しようとする課題

0015

しかしながら、前述のように、印刷装置毎に解釈できるPDLが異なる場合も多い。従って、複数の印刷装置が接続されている場合は、複数のPDLに対応するため、複数のプリンタドライバを用意し、かつ利用可能でなければならない。しかしながら、プリンタドライバが複数になると、利用者が対象となる印刷装置が解釈できるPDLに変換できるプリンタドライバを適正に選択することが困難となってしまう。あるいは、間違えた選択により印刷が実行されない状況を引き起こす可能性がある。

0016

例えば、コンピュータ端末装置がTCP/IPプロトコル(TCP/IP:Transmission Control Protocol/Internet Protocol)をサポートするLAN(LAN:Local Area Network)に接続されている。このLAN上に異なるPDLを解釈する2台の印刷装置Aおよび印刷装置Bが接続され、LPRプロトコルで2台の印刷装置に対する論理通信ポートを生成する。このとき、印刷装置AはPCL(PCL:Printer Control Language)言語を解釈可能とし、論理通信ポート名を「IP192.168.0.XX0」とする。また、印刷装置BはPostScript(登録商標)言語を解釈可能とし、論理通信ポート名は「IP192.168.0.XX1」であるとする。このとき、プリンタドライバはPDLとしてPCL言語を生成するPCLプリンタドライバと、PostScript(登録商標)プリンタドライバの2つが利用可能でなければならない。

0017

さらにこれら2つのプリンタドライバの印刷データ出力先の設定はそれぞれ、PCLプリンタドライバであれば「IP192.168.0.XX0」、PostScript(登録商標)プリンタドライバであれば「IP192.168.0.XX1」に設定されている必要がある。仮に設定が逆になると論理通信ポートから対象となる印刷装置に接続している物理通信ポートに対して対象となる印刷装置が解釈できないPDLが送信してしまうため、印刷を行うことができなくなってしまうという問題があった。

0018

この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、一つのプリンタドライバで、複数の印刷装置に対して、選択した印刷装置記述言語を解釈する印刷装置に対応する論理通信ポートを選択することができ、かつ利用者が論理通信ポートと印刷装置の整合性を考慮しなくても印刷の実行ができる印刷情報処理装置、印刷情報処理方法、印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0019

上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる印刷情報処理装置は、印刷に関する情報を生成する印刷情報生成手段と、前記印刷情報生成手段により生成した印刷に関する情報を、一つあるいは複数の印刷装置に送出するための通信ポートを制御する通信ポート制御手段とを備え、前記印刷情報生成手段は、前記印刷装置が出力処理を実行するための印刷装置記述言語を選択する印刷装置記述言語選択手段と、前記印刷装置記述言語選択手段によって選択された前記印刷装置記述言語に基づき、文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する印刷装置記述言語変換手段とを有し、前記通信ポート制御手段は、前記印刷装置に関連付けられた一つあるいは複数の論理通信ポートを構成する論理通信ポート構成手段と、前記論理通信ポート構成手段で構成した前記論理通信ポートにより、前記印刷装置に接続している物理通信ポートを管理する物理通信ポート管理手段と、前記印刷装置記述言語選択手段により選択された前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置に対応する前記論理通信ポートを選択する論理通信ポート選択手段と、前記論理通信ポート選択手段により選択された前記論理通信ポートを介して、前記物理通信ポートへ前記印刷情報を送出する印刷情報送出手段と、を有することを特徴とする。

0020

この請求項1の発明によれば、印刷装置が出力処理を実行するための印刷装置記述言語を選択することができる。そして、選択した印刷装置記述言語に基づき、文字情報、画像情報、図形情報を変換することができる。また、一つあるいは複数の印刷装置に印刷情報を送出できる通信ポートを制御することができる。通信ポートの制御により、前述の印刷情報を解釈する印刷装置へ印刷情報を送出することができるため、利用者は一つのプリンタドライバで異なる印刷装置記述言語を解釈する複数の印刷装置を利用することができ、かつ、論理通信ポートと印刷装置の整合性を考慮しなくても利用できる。

0021

また、請求項2の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記通信ポート制御手段は、前記論理通信ポート構成手段により構成された前記論理通信ポートと前記印刷装置に対応する前記物理通信ポートとを関連付けする通信ポート関連付け手段を有し、前記論理通信ポート構成手段により構成された前記論理通信ポートは、装置固有識別子を利用して、通信プロトコル上で任意の前記印刷装置と通信することを特徴とする。

0022

この請求項2の発明によれば論理通信ポートと、印刷装置に接続された様々な種類の物理通信ポートは関連付けたので、論理通信ポートは任意の印刷装置と通信することができる。

0023

また、請求項3の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記通信ポート制御手段は、前記一つあるいは複数の論理通信ポートを抽象的に定義する抽象的通信ポート定義手段と、前記抽象的通信ポート定義手段によって定義された抽象的通信ポートから、具体的な論理通信ポートを定義する具体的通信ポート定義手段と、を有することを特徴とする。

0024

この請求項3の発明によれば、複数の論理通信ポートを抽象的に定義することができる。また、論理通信ポートを具体的に定義することができる。

0025

また、請求項4の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記通信ポート制御手段は、前記抽象的通信ポート定義手段により定義された抽象的通信ポートを設定する抽象的通信ポート設定手段を有し、前記印刷情報生成手段は、前記印刷装置記述言語選択手段により選択された印刷装置記述言語で構成された前記印刷情報を、前記抽象的通信ポート設定手段により設定された前記抽象的通信ポートに送出する印刷情報送出手段と、前記抽象的通信ポートが受信した前記印刷情報の前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置が接続されている前記論理通信ポートを決定することができる論理通信ポート決定手段と、を有することを特徴とする。

0026

この請求項4の発明によれば、抽象的に定義された論理通信ポートを設定し、印刷情報を受信することができる。そして、印刷情報の印刷装置記述言語に基づき、前述の印刷装置記述言語が解釈できる印刷装置に接続された論理通信ポートを決定できる。

0027

また、請求項5の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記通信ポート制御手段は、前記一つあるいは複数の論理通信ポート毎に接続された前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を設定する印刷装置記述言語設定手段と、前記印刷装置記述言語設定手段により設定された前記印刷装置記述言語を記憶する印刷装置記述言語設定記憶手段と、複数の前記印刷装置が同一の前記印刷装置記述言語を解釈できる場合に、利用する前記印刷装置の優先順位に関する副次的な情報を設定する副次的情報設定手段と、前記一つあるいは複数の論理通信ポートから、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置へ送出するために適している論理通信ポートを選択できる論理通信ポート選択手段と、を有することを特徴とする。

0028

この請求項5の発明によれば、一つあるいは複数の論理通信ポート毎に接続された前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を設定し、記憶できる。そして、複数の前記印刷装置が同一の前記印刷装置記述言語を解釈できる場合に、利用する前記印刷装置の優先順位に関する副次的な情報を設定できるため、最適な論理通信ポートを選択することができる。

0029

また、請求項6の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記印刷装置記述言語選択手段は、利用者が前記印刷装置記述言語を任意登録できる印刷装置記述言語登録手段と、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を取得する印刷装置記述言語取得手段を有し、前記印刷装置記述言語取得手段は、前記印刷装置へ前記印刷装置記述言語の種類の取得要求をする印刷装置記述言語取得要求手段と、前記印刷装置記述言語取得要求手段により取得要求をした後に前記印刷装置が返信する前記印刷装置記述言語に関する情報を受信する印刷装置記述言語受信手段と、を有することを特徴とする。

0030

この請求項6の発明によれば、抽象的な論理通信ポートが管理する複数の論理通信ポートに対して付与する属性を利用者が設定画面にて行えることにより、当該論理通信ポートに対して送信された情報を複数の論理通信ポートから印刷装置記述言語を解釈可能な論理通信ポートを選択できるようになる。また、抽象的な論理通信ポートが管理する複数の論理通信ポートに対して付与する属性を印刷装置から取得要求を送信し、該取得要求を受けた印刷装置は該属性情報をコンピュータ端末装置に返信することによって、当該論理通信ポートに対して送信された情報を複数の論理通信ポートから印刷装置記述言語を解釈可能な論理通信ポートを選択できるようになる。

0031

また、請求項7の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記印刷情報生成手段は、前記文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する変換手段と、前記印刷装置に対して、印刷時の印刷媒体の大きさ、種類、方向、数量を設定できる印刷設定手段とを有し、前記印刷設定手段は、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を選択する解釈言語選択手段と、前記印刷装置記述言語選択手段により選択された前記印刷装置記述言語を設定する選択言語設定手段と、を有することを特徴とする。

0032

この請求項7の発明によれば、利用者が任意に印刷装置記述言語を選択して、文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換でき、かつ、印刷装置に対して、印刷時の印刷媒体の大きさ、種類、方向、数量を設定できる。

0033

また、請求項8の発明にかかる印刷情報処理装置は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明において、前記副次的情報設定手段は、前記印刷装置の印刷性能に関する情報を設定する印刷性能情報設定手段と、前記印刷装置の使用する優先順位番号を設定する優先順位設定手段と、を有することを特徴とする。

0034

この請求項8の発明によれば、印刷装置の優先順位を決定する副次的な情報は、印刷装置の印刷性能に関する情報や、あらかじめ設定した使用する優先順位番号を利用することができる。

0035

また、請求項9の発明にかかる印刷情報処理方法は、印刷に関する情報を生成する印刷情報生成工程と、前記印刷情報生成工程により生成した印刷に関する情報を、一つあるいは複数の印刷装置に送出するための通信ポートを制御する通信ポート制御工程とを含み、前記印刷情報生成工程は、前記印刷装置が出力処理を実行するための印刷装置記述言語を選択する印刷装置記述言語選択工程と、前記印刷装置記述言語選択工程によって選択された前記印刷装置記述言語に基づき、文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する印刷装置記述言語変換工程とを含み、前記通信ポート制御工程は、前記印刷装置に関連付けられた一つあるいは複数の論理通信ポートを構成する論理通信ポート構成工程と、前記論理通信ポート構成工程で構成した前記論理通信ポートにより、前記印刷装置に接続している物理通信ポートを管理する物理通信ポート管理工程と、前記印刷装置記述言語選択工程により選択された前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置に対応する前記論理通信ポートを選択する論理通信ポート選択工程と、前記論理通信ポート選択工程により選択された前記論理通信ポートを介して、前記物理通信ポートへ前記印刷情報を送出する印刷情報送出工程と、を含むことを特徴とする。

0036

この請求項9の発明によれば、印刷装置が出力処理を実行するための印刷装置記述言語を選択することができる。そして、選択した印刷装置記述言語に基づき、文字情報、画像情報、図形情報を変換することができる。また、一つあるいは複数の印刷装置に印刷情報を送出できる通信ポートを制御することができる。通信ポートの制御により、前述の印刷情報を解釈する印刷装置へ印刷情報を送出することができるため、利用者は一つのプリンタドライバで異なる印刷装置記述言語を解釈する複数の印刷装置を利用することができ、かつ、論理通信ポートと印刷装置の整合性を考慮しなくても利用できる。

0037

また、請求項10の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9に記載の発明において、前記通信ポート制御工程は、前記論理通信ポート構成工程により構成された前記論理通信ポートと前記印刷装置に対応する前記物理通信ポートとを関連付けする通信ポート関連付け工程を含み、前記論理通信ポート構成工程により構成された前記論理通信ポートは、装置固有の識別子を利用して、通信プロトコル上で任意の前記印刷装置と通信することを特徴とする。

0038

この請求項10の発明によれば、論理通信ポートと、印刷装置に接続された様々な種類の物理通信ポートは関連付けたので、論理通信ポートは任意の印刷装置と通信することができる。

0039

また、請求項11の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9または10に記載の発明において、前記通信ポート制御工程は、前記一つあるいは複数の論理通信ポートを抽象的に定義する抽象的通信ポート定義工程と、前記抽象的通信ポート定義工程によって定義された抽象的通信ポートから、具体的な論理通信ポートを定義する具体的通信ポート定義工程と、を含むことを特徴とする。

0040

この請求項11の発明によれば、複数の論理通信ポートを抽象的に定義することができる。また、論理通信ポートを具体的に定義することができる。

0041

また、請求項12の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記通信ポート制御工程は、前記抽象的通信ポート定義工程により定義された抽象的通信ポートを設定する抽象的通信ポート設定工程を含み、前記印刷情報生成工程は、前記印刷装置記述言語選択工程により選択された印刷装置記述言語で構成された前記印刷情報を、前記抽象的通信ポート設定工程により設定された前記抽象的通信ポートに送出する印刷情報送出工程と、前記抽象的通信ポートが受信した前記印刷情報の前記印刷装置記述言語に基づき、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置が接続されている前記論理通信ポートを決定することができる論理通信ポート決定工程と、を含むことを特徴とする。

0042

この請求項12の発明によれば、抽象的に定義された論理通信ポートを設定し、印刷情報を受信することができる。そして、印刷情報の印刷装置記述言語に基づき、前述の印刷装置記述言語が解釈できる印刷装置に接続された論理通信ポートを決定できる。

0043

また、請求項13の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の発明において、前記通信ポート制御工程は、前記一つあるいは複数の論理通信ポート毎に接続された前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を設定する印刷装置記述言語設定工程と、前記印刷装置記述言語設定工程により設定された前記印刷装置記述言語を記憶する印刷装置記述言語設定記憶工程と、複数の前記印刷装置が同一の前記印刷装置記述言語を解釈できる場合に、利用する前記印刷装置の優先順位に関する副次的な情報を設定する副次的情報設定工程と、前記一つあるいは複数の論理通信ポートから、前記印刷装置記述言語を解釈する前記印刷装置へ送出するために適している論理通信ポートを選択できる論理通信ポート選択工程と、を含むことを特徴とする。

0044

この請求項13の発明によれば、一つあるいは複数の論理通信ポート毎に接続された前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を設定し、記憶できる。そして、複数の前記印刷装置が同一の前記印刷装置記述言語を解釈できる場合に、利用する前記印刷装置の優先順位に関する副次的な情報を設定できるため、最適な論理通信ポートを選択することができる。

0045

また、請求項14の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9〜13のいずれか一つに記載の発明において、前記印刷装置記述言語選択工程は、利用者が前記印刷装置記述言語を任意登録できる印刷装置記述言語登録工程と、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を取得する印刷装置記述言語取得工程を含み、前記印刷装置記述言語取得工程は、前記印刷装置へ前記印刷装置記述言語の種類の取得要求をする印刷装置記述言語取得要求工程と、前記印刷装置記述言語取得要求工程により取得要求をした後に前記印刷装置が返信する前記印刷装置記述言語に関する情報を受信する印刷装置記述言語受信工程と、を含むことを特徴とする。

0046

この請求項14の発明によれば、抽象的な論理通信ポートが管理する複数の論理通信ポートに対して付与する属性を利用者が設定画面にて行えることにより、当該論理通信ポートに対して送信された情報を複数の論理通信ポートから印刷装置記述言語を解釈可能な論理通信ポートを選択できるようになる。また、抽象的な論理通信ポートが管理する複数の論理通信ポートに対して付与する属性を印刷装置から取得要求を送信し、該取得要求を受けた印刷装置は該属性情報をコンピュータ端末装置に返信することによって、当該論理通信ポートに対して送信された情報を複数の論理通信ポートから印刷装置記述言語を解釈可能な論理通信ポートを選択できるようになる。

0047

また、請求項15の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9〜14のいずれか一つに記載の発明において、前記印刷情報生成工程は、前記文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換する変換工程と、前記印刷装置に対して、印刷時の印刷媒体の大きさ、種類、方向、数量を設定できる印刷設定工程とを含み、前記印刷設定工程は、前記印刷装置が解釈する前記印刷装置記述言語を選択する解釈言語選択工程と、前記選択手段により選択された前記印刷装置記述言語を設定する選択言語設定工程と、を含むことを特徴とする。

0048

この請求項15の発明によれば、利用者が任意に印刷装置記述言語を選択をして、文字情報、画像情報、図形情報を印刷情報に変換でき、かつ、印刷装置に対して、印刷時の印刷媒体の大きさ、種類、方向、数量を設定できる。

0049

また、請求項16の発明にかかる印刷情報処理方法は、請求項9〜15のいずれか一つに記載の発明において、前記副次的情報設定工程は、前記印刷装置の印刷性能に関する情報を設定する印刷性能情報設定工程と、前記印刷装置の使用する優先順位番号を設定する優先順位設定工程と、を含むことを特徴とする。

0050

この請求項16の発明によれば、印刷装置の優先順位を決定する副次的な情報は、印刷装置の印刷性能に関する情報や、あらかじめ設定した使用する優先順位番号を利用することができる。

0051

また、請求項17の発明にかかる印刷情報処理プログラムは、請求項9〜16に記載の印刷情報処理方法のいずれか一つをコンピュータに実行させることを特徴とする。

0052

この請求項17の発明によれば、請求項9〜16に記載の印刷情報処理方法のいずれか一つの方法をコンピュータに実行させることが可能となる。

0053

また、請求項18の発明にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項17に記載の印刷情報処理プログラムを記録したことを特徴とする。

0054

この請求項18の発明によれば、請求項17に記載のプログラムがコンピュータに読み取られて実行される。

発明の効果

0055

本発明にかかる印刷情報処理装置、印刷情報処理方法、印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、一つのプリンタドライバで、複数の印刷装置に対して、選択した印刷装置記述言語を解釈する印刷装置に対応する論理通信ポートを選択することができ、かつ利用者が論理通信ポートと印刷装置の整合性を考慮しなくても印刷の実行ができるという効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0056

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる印刷情報処理装置、印刷情報処理方法、、印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。

0057

(実施の形態)
印刷情報処理システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる、印刷情報処理システムの構成を示す図である。本発明の実施の形態における印刷情報処理システム100は、コンピュータ端末装置101と、ネットワーク回線網102と、2台の印刷装置103と、印刷装置104を含み構成されている。

0058

コンピュータ端末装置101と、印刷装置103と、印刷装置104はネットワーク回線網102を介して接続している。コンピュータ端末装置101と、印刷装置103と、印刷装置104はネットワーク回線網102に物理的に接続する形態としてIEEE1284やEthernet(登録商標)などの物理通信ポートを利用している。コンピュータ端末装置101と、印刷装置103と、印刷装置104を接続するネットワーク回線網102は、通信プロトコルとしてTCP/IPを用いてTCP/IPネットワークを構成している。印刷情報の通信は、LPRプロトコルを使用を使用して、コンピュータ端末装置101から印刷装置103、または印刷装置104へ前述のTCP/IPネットワークを経由して行う。

0059

コンピュータ端末装置101はコンピュータ端末装置101のハードウェアを制御するための基本ソフトウェアであるOSを実行しており、ハードウェアの基本制御はOSが行っている。例えば、OSはMicrosoft(登録商標)社製Windows(登録商標)などがある。また、コンピュータ端末装置101は、印刷装置103および印刷装置104を利用して印刷を実行する場合に、コンピュータ端末装置101で印刷装置103および印刷装置104に対して印刷可能な情報を生成するソフトウェアであるプリンタドライバをOS上で動作させることができる。

0060

プリンタドライバは大きく分類して2つの機能を有する。一つは文字情報や画像情報や図形情報などを印刷装置103または印刷装置104が解釈可能なPDLへ変換する機能(以降、グラフィック処理機能と称す)と、印刷装置で印刷に使用する用紙サイズや印刷方向印刷枚数などの印刷設定情報を利用者に設定させるためのグラフィカルユーザインターフェースを伴った印刷設定機能(以降、GUI機能と称す)である。

0061

一般的に、印刷を行うソフトウェア(印刷アプリケーション)よりOSを経由してプリンタドライバへ渡した文字情報、画像情報、図形情報などをグラフィック処理機能で処理させる前に先述のGUI機能を呼び出す場合が多い。これは利用者に用紙サイズや、印刷方向、印刷枚数などの設定を行わせるためである。この設定により、印刷アプリケーションを利用する利用者は所望の印刷物を手に入れることができる。

0062

コンピュータ端末装置101は、OSを経由して印刷アプリケーションから文字情報、画像情報、図形情報などを受け取り、プリンタドライバを動作させて印刷情報を生成する。例えば印刷情報は、文字情報、画像情報、図形情報などの情報の集合で、印刷装置が解釈できるPDLである。続いて、コンピュータ端末装置101は、プリンタドライバでPDLに変換後の印刷情報を印刷装置103あるいは印刷装置104へ送信する。

0063

印刷装置103または印刷装置104は、コンピュータ端末装置101から、ネットワーク回線網102を介して前述の印刷情報を受信する。受信後、不図示の出力部にて印刷出力を行う。

0064

本実施の形態では、コンピュータ端末装置101から印刷装置103および印刷装置104への通信は、TCP/IPネットワークを構成し、LPRプロトコルを使用し、印刷を行うものとしたが、他のプロトコルなどを使用する構成であってもよい。また、通信ポートとして、Ethernet(登録商標)などをあげたが、物理的や論理的のどちらであっても、コンピュータ端末装置101と、印刷装置103および印刷装置104との通信ができる構成であればよい。また、ネットワーク回線網102が、複数のコンピュータ端末装置101と接続する構成や、2台以上の印刷装置103または印刷装置104を接続する構成であってもよい。

0065

(印刷情報処理装置の印刷動作
図2は、本発明の実施の形態にかかる、印刷情報処理装置の印刷動作を示すフローチャートである。まず、コンピュータ端末装置101は、印刷アプリケーションによりOSを経由して、印刷対象となる文字情報や画像情報や図形情報をプリンタドライバへ送る(ステップS201)。

0066

続いて、プリンタドライバのGUI機能をOS経由で呼び出す(ステップS202)。このGUI機能により、コンピュータ端末装置101は、利用者による不図示の表示部での表示やキーボード操作部などの操作で用紙サイズや印刷方向や印刷枚数などを設定する(ステップS203)。なお、GUI機能による設定は、利用者の操作によるものでなく、機器による自動設定ができる構成としてもよい。

0067

次に、プリンタドライバは不図示のグラフィック処理機能部により、印刷アプリケーションから取得した文字情報や画像情報や図形情報をPDLへ変換する(ステップS204)。そして、PDLに変換した印刷情報を論理通信ポートへ送信する(ステップS205)。論理通信ポートは、プリンタドライバが直接的にハードウェアにアクセスしないように設けられているものである。例えば、対象となる印刷装置103または印刷装置104に接続されている物理通信ポートに関連付けられた仮想的な通信ポートとなる。

0068

そして、論理通信ポートは、物理通信ポートのハードウェア制御およびプロトコル変換を行い(ステップS206)、前述の印刷情報を印刷装置103または印刷装置104へ送信して(ステップS207)、処理を終了する。

0069

なお、印刷装置103または印刷装置104は印刷情報を受け取るとPDLの解釈を行い、印刷装置103および印刷装置104が解釈できるPDLである場合に印刷が実行されることとなる。

0070

上述のプリンタドライバは、物理通信ポートを直接制御しなくても論理通信ポートに対して印刷情報を送信するだけである。これは、論理通信ポートが下位の物理通信ポートの制御を担うことにより、論理通信ポートより上位のソフトウェアに対して下位の物理通信ポートの制御処理などを隠蔽し、共通のアクセス方法を提供できるようにするためである。

0071

図3は、本発明の実施の形態にかかる、プリンタドライバと、論理通信ポートと、物理通信ポートと、印刷装置の詳細な関係を示すブロック図である。本図は、プリンタドライバ301と、論理通信ポート302と、物理通信ポート303と、印刷ケーブル304と、ネットワークケーブル305と、印刷装置A306と、印刷装置B307と、印刷装置C308と、印刷装置D309を含み構成されている。

0072

プリンタドライバ301はPDLに変換した印刷情報を印刷装置A306または印刷装置B307または印刷装置C308または印刷装置D309へ送信するために論理通信ポート302を選択して印刷情報を送信する。論理通信ポート302は図に示すように、複数の論理通信ポート「LPT1:」と、「LPT2:」と、「192.168.0.XX0」と、「192.168.0.XX1」を抽象的に定義したものである。そして、論理通信ポート302は、「LPT1:」と、「LPT2:」と、「192.168.0.XX0」と、「192.168.0.XX1」から任意選択し、具体的に定義することができる構成となっている。

0073

また、前述の論理通信ポート302は、それぞれ物理通信ポート303を関連付けている。例えば、論理通信ポート302の「LPT1:」は印刷装置A306に接続されている物理通信ポート303の「IEEE1284 #1」と印刷ケーブル304を介して関連付けている。同様に、論理通信ポート302の「LPT2:」は印刷装置B307に接続されている物理通信ポート303の「IEEE1284 #2」と印刷ケーブル304を介して関連付けている。また、論理通信ポート302の「192.168.0.XX0」および「192.168.0.XX1」は、それぞれ印刷装置C308および印刷装置D309に接続されている物理通信ポート303の「Ethernet(登録商標)」とネットワークケーブル305を介して関連付けている。

0074

通常、プリンタドライバ301で設定可能な論理通信ポート302は一つである。例えば、「LPT1:」と、「LPT2:」と、「192.168.0.XX0」と、「192.168.0.XX1」がそれぞれに論理通信ポート302を構成していれば、利用者は印刷装置A306または印刷装置B307または印刷装置C308または印刷装置D309との関係を意識して、プリンタドライバ301とそれぞれの論理通信ポート302の設定を行う必要がある。

0075

本実施の形態においては、プリンタドライバ301は、複数の論理通信ポート「LPT1:」と、「LPT2:」と、「192.168.0.XX0」と、「192.168.0.XX1」を抽象的に定義した論理通信ポート302を設定する構成となっている。そして、論理通信ポート302は、「LPT1:」と、「LPT2:」と、「192.168.0.XX0」と、「192.168.0.XX1」から任意選択し、具体的に定義できる。例えば、プリンタドライバ301が論理通信ポート302として「LPT1:」を選択する。そして、プリンタドライバ301によりPDLに変換された印刷情報は、論理通信ポート302の「LPT1:」より、物理通信ポート303の「IEEE1284 #1」のハードウェアを制御し、印刷ケーブル304を経由して印刷装置A306へと送られる。

0076

同様に論理通信ポート302の「LPT2:」を選択した場合には、物理通信ポート303の「IEEE1284 #2」のハードウェアを制御し、印刷ケーブル304を経由して印刷装置B307へと送られる。

0077

論理通信ポート302の「192.168.0.XX0」を選択した場合には、物理通信ポート303の「Ethernet(登録商標)」のハードウェアを制御し、LPR通信プロトコルを用いてネットワークケーブル305を経由して印刷装置C308へと送られる。

0078

論理通信ポート302の「192.168.0.XX1」を選択した場合には、物理通信ポート303の「Ethernet(登録商標)」のハードウェアを制御し、LPR通信プロトコルを用いてネットワークケーブル305を経由して印刷装置D309へと送られる。

0079

このようにプリンタドライバ301は、あらかじめ設定した一つの論理通信ポート302で、複数の論理通信ポート「LPT1:」または「LPT2:」または「192.168.0.XX0」または「192.168.0.XX1」を選択することによりそれぞれ異なる印刷装置A306または印刷装置B307または印刷装置C308または印刷装置D309に対して印刷情報を送ることができる。従って、プリンタドライバ301は物理通信ポート303の特性や通信プロトコルを意識しなくても、同じ送信方法で印刷情報を論理通信ポート302へ送ることができる。

0080

以上のような構成を踏まえ、PDLの形式と論理通信ポートについて詳細に説明する。

0081

図4は、本発明の実施の形態にかかる、GUI画面の一例を示す図である。前述のプリンタドライバ301のGUI機能は、印刷アプリケーションなどに対して印刷設定を行うためのGUI画面401を具備している。そして、コンピュータ端末装置101はOS経由の指示により、例えば不図示の表示部にGUI画面401を表示する。本実施の形態においては一つのプリンタドライバ301で、複数のPDLから任意のPDLを選択し、出力をできる構成であり、印刷設定としてPDLの選択を行える機能を有している。

0082

利用者は、前述のGUI画面401より任意のPDLを選択することにより、選択したPDLを解釈できる印刷装置が自動的に選択され印刷を行うことができる。例えば図4は、PDL_Type1と、PDL_Type2と、PDL_Type3の3種類のPDLからPDL_Type1を選択した場合である。

0083

なお、PDLの選択については、利用者の選択ではなく、コンピュータ端末装置101が過去の印刷装置の使用履歴や、あらかじめ設定した印刷装置の機器情報などに基づいて自動的に設定できる構成としてもよい。

0084

図5は、本発明の実施の形態にかかる、印刷情報処理装置の機能を示すブロック図である。本図は、印刷設定情報部502と、画像処理部503と、グラフィック処理機能部504と、PDL生成部505と、出力処理部506と、論理通信ポート507を含み構成されている。PDL生成部505は、前述のPDL_Type1に対応したPDL1を生成するPDL1生成処理部509と、PDL_Type2に対応したPDL2を生成するPDL2生成処理部510と、PDL_Type3に対応したPDL3を生成するPDL3生成処理部511を有している。論理通信ポート507は、MULTI−PDL508と、「LPT1:」と、「LPT2:」を抽象的に定義できる構成である。

0085

また、MALTI−PDL508は、利用者が選択したPDLに対応した印刷装置を自動的に選択するための専用の論理通信ポートであり、例えば、前述のPDL1に対応した論理通信ポート「192.168.0.XX1(PDL1)」512と、PDL2に対応した論理通信ポート「192.168.0.XX2(PDL2)」513と、PDL3に対応した論理通信ポート「192.168.0.XX6(PDL3)」514を管理する構成である。

0086

本図では、PDLの形式に着目して説明をするため、前述のPDL_Type1、PDL_Type2およびPDL_Type3をそれぞれ生成するPDL生成部505と、それぞれのPDLに対応する印刷装置を選択できるMULTI−PDL508を特に追加している。また、それぞれのPDLが解釈できる印刷装置として、印刷装置A515はPDL1、印刷装置B516はPDL2、印刷装置C517はPDL3をそれぞれ解釈できる構成となっている。

0087

GUI画面401で利用者が選択したPDL設定を含む印刷情報は、プリンタドライバ301内の印刷設定情報部502で記憶され、印刷アプリケーションが文字情報、画像情報、図形情報などをプリンタドライバ301のグラフィック処理機能部504へ送った際に参照される情報となる。

0088

プリンタドライバ301のグラフィック処理機能部504は、主に画像処理部503、PDL生成部505、出力処理部506で構成される。PDL生成部505はGUI機能部が表示したPDL設定と同数のPDL生成処理機能を持つ。本実施の形態では、前述した3種類のPDL1、PDL2およびPDL3の生成処理を行うPDL生成処理機能を有している。

0089

画像処理部503は、印刷設定情報部502を参照し、印刷アプリケーションが送った文字情報、画像情報、図形情報などの処理を行う。画像処理部503で処理された文字情報、画像情報、図形情報などはPDL生成部505へ送られる。本実施の形態では画像処理部503から送られた文字情報、画像情報、図形情報は、GUI画面401で利用者が選択したPDL_Type1に対応したPDL1を生成するPDL1生成処理部509でPDL1に変換される。このPDL1は、出力処理部506に送られ、論理通信ポート507へ送出される。

0090

論理通信ポート507は、複数の論理通信ポートを抽象的に定義しており、適宜追加や削除を行うことができる。本実施の形態では、利用者が選択したPDLに対応した物理通信ポートを自動的に選択するために専用のMULTI−PDL508を追加してある。プリンタドライバ301がPDL1に変換された印刷情報を印刷装置A515へ送出するため、論理通信ポート507は、MULTI−PDL508を具体的な論理通信ポートとして定義する。

0091

MULTI−PDL508は、内部的に前述の3つの論理通信ポート512〜514を制御する機能を有する。MULTI−PDL508はプリンタドライバ301のグラフィック処理機能部504の出力処理部506から送信された印刷情報のPDLに基づいて、論理通信ポート512あるいは論理通信ポート513あるいは論理通信ポート514のいずれかを選択する。これら論理通信ポート512あるいは論理通信ポート513あるいは論理通信ポート514は、それぞれ3つの印刷装置515〜517に接続された物理通信ポートに関連付けられている。例えば、論理通信ポート512は、PDL1が解釈できる印刷装置A515に接続された物理通信ポートを関連付けている。また、論理通信ポート513は、PDL2が解釈できる印刷装置B516に接続された物理通信ポートを関連付けている。そして、論理通信ポート514は、PDL3が解釈できる印刷装置C517に接続されている物理通信ポートを関連付けている。つまり、MULTI−PDL508は、あらかじめ内部的に管理している3つの論理通信ポート512〜514に関連付けられた印刷装置A515あるいは印刷装置B516あるいは印刷装置C517を特定するための情報を参照する。そして、PDL生成部505が生成したPDLを解釈する印刷装置A515あるいは印刷装置B516あるいは印刷装置C517に、それぞれの印刷装置に接続された物理通信ポートを介して、印刷情報を送信する。

0092

本実施の形態では、GUI画面401で利用者が「PDL_Type1」を選択した場合、印刷設定情報部502に当該情報が保持され、グラフィック処理機能部504のPDL生成部505はPDL1生成処理部509を呼び出し、出力処理部506に対してPDL1形式の印刷情報を出力する。

0093

MULTI−PDL508は、受信した印刷情報を解析し、PDL形式がPDL1であると判断すると、PDL1を解釈できる印刷装置である印刷装置A515に印刷情報を送信できる論理通信ポート「192.168.0.XX1(PDL1)」512を論理通信ポートに関連付けられた情報から判断して決定し、当該印刷情報を論理通信ポート「192.168.0.XX1(PDL1)」512に出力する。

0094

同様にPDL_Type2やPDL_Type3が選択されたときも同様の処理により、適切な印刷装置B516あるいは印刷装置C517が自動的に選択される。

0095

次に図5を用いて説明したMULTI−PDL508が内部的に管理する論理通信ポート「192.168.0.XX1(PDL1)」512、論理通信ポート「192.168.0.XX2(PDL2)」513、論理通信ポート「192.168.0.XX6(PDL3)」514に対して、MULTI−PDL508が受け取ったPDLから適正な論理通信ポートを選択するために用いる情報について図6を用いて説明する。

0096

図6は、本発明の実施の形態にかかる、論理通信ポートに具備されたMULTI−PDL508の設定画面を示す図である。論理通信ポート設定画面601は、論理通信ポート一覧602と、論理通信ポート設定編集ボタン603を有している。なお、各論理通信ポートは各々独自の設定画面を有することができ、プリンタドライバ301のGUI機能により論理通信ポート507の論理通信ポート設定画面601を表示する構成としてもよい。

0097

本発明の実施の形態におけるMULTI−PDL508は、3つの論理通信ポート「192.168.0.XX1(PDL1)」512と、「192.168.0.XX2(PDL2)」513と、「192.168.0.XX6(PDL3)」514を管理している。論理通信ポート設定画面601は、論理通信ポート一覧602を有している。また、利用者は、論理通信ポート設定編集ボタン603をマウスなどの操作により、不図示のカーソルを移動させて選択することができる。利用者は、論理通信ポート設定編集ボタン603を選択して、キーボードなどを操作することにより任意に論理通信ポートの登録や削除ができる構成としてもよい。

0098

各々の論理通信ポートは、あらかじめ登録する前に論理通信ポートとしてOSに追加しておく必要がある。これは、MULTI−PDL508が複数のOSに登録済みの論理通信ポートの抽象化を行う論理通信ポートであることに起因する。例えば、MULTI−PDL508は、あらかじめ設定された論理通信ポート512〜514に基づいて、それら3つの論理通信ポート512〜514をあわせて抽象化した論理通信ポートである。PDL生成部505で生成されたPDLは、PDL1またはPDL2またはPDL3であれば、それらを解釈できる印刷装置に関連付けられた物理通信ポートに対応する論理通信ポートを抽象化したMULTI−PDL508へ送られる。そして、MULTI−PDL508で、各々の論理通信ポートを選択できる構成である。例えば、PDL生成部505で生成されたPDLがPDL1であれば、論理通信ポート「192.168.0.XX1(PDL1)」512が選択され、PDL1が解釈可能な印刷装置A515に関連付いた物理通信ポートを経由して、PDL1を印刷装置A515に送信する。

0099

論理通信ポートの登録、削除の処理は論理通信ポート設定編集ボタン603により行うことができ、その際に論理通信ポートに接続された印刷装置の解釈できるPDLの種類、印刷速度の程度、印刷優先度という付加情報を設定することができる構成としてもよい。

0100

またこの際、印刷速度、印刷優先度の設定は任意である。印刷速度や、印刷優先度は複数の論理通信ポートが同一のPDLを解釈できる場合に優先的に利用される論理通信ポートを決定するために用いることができる。例えば、図6における論理通信ポート「192.168.0.XX1」と「192.168.0.XX6」が同じPDL_Type1のPDLを解釈できるとすれば、論理通信ポート「192.168.0.XX1」は印刷速度が30ppmであり、「192.168.0.XX6」は15ppmであるため、優先的に論理通信ポート「192.168.0.XX1」を利用する構成としてもよい。

0101

このとき、利用者が意図的に論理通信ポート「192.168.0.XX6」を利用したい場合には、印刷優先度を1に設定し、論理通信ポート「192.168.0.XX1」の印刷優先度を2以下に設定する構成としてもよい。なお、本発明の実施の形態においては、印刷速度よりも印刷優先度の設定が優先されるようにできる。また、本発明の実施の形態においては、印刷速度と印刷優先度の2つの要素のみであるが、必要に応じて利用者からの物理的な距離などの様々な情報を追加する構成としてもよい。

0102

以上のようにあらかじめ設定されたMULTI−PDL508をプリンタドライバ301で論理通信ポートとして選択することにより、本発明を実現することができる。

0103

また、MULTI−PDL508を選択することにより、それぞれのPDLが解釈できる印刷装置へ印刷情報を送信することができる構成となっている。また、PDL_Typeの設定と印刷装置の優先順位の設定もできる構成となっている。

0104

以上説明した本発明の実施の形態によれば、プリンタドライバ301は一つの論理通信ポート302を設定して、複数の論理通信ポートの選択が可能である。また、前述の複数の論理通信ポートは、それぞれ印刷装置に接続された物理通信ポートを関連付けている。従って、プリンタドライバ301は、物理通信ポートと直接関連しておらず、論理通信ポート302へ印刷情報を送信するだけで、対象の印刷装置へ印刷情報を送ることができる。また、利用者も複数のプリンタドライバを設定しなくても、複数の印刷装置を利用することができる。

0105

なお、本発明の実施の形態で説明した印刷情報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスクフレキシブルディスクCD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。

0106

以上のように、本発明にかかる印刷情報処理装置、印刷情報処理方法、印刷情報処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数の印刷装置を使用する場合に有用であり、特に、複数の印刷装置が異なる印刷装置記述言語を解釈するPC(PC:Personal Computer)などの印刷情報処理装置に適している。

図面の簡単な説明

0107

本発明の実施の形態にかかる、印刷情報処理システムの構成を示す図である。
本発明の実施の形態にかかる、印刷情報処理装置の印刷動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態にかかる、プリンタドライバと、論理通信ポートと、物理通信ポートと、印刷装置と、の詳細な関係を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる、GUI画面の一例を示す図である。
本発明の実施の形態にかかる、印刷情報処理装置の機能を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる、論理通信ポートに具備されたMULTI−PDLの設定画面を示す図である。

符号の説明

0108

100印刷情報処理システム
101コンピュータ端末装置
102ネットワーク回線網
103印刷装置
104 印刷装置
301プリンタドライバ
302論理通信ポート
303物理通信ポート
304印刷ケーブル
305ネットワークケーブル
306 印刷装置A
307 印刷装置B
308 印刷装置C
309 印刷装置D

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