図面 (/)

技術 布帛のぬれ感の測定方法

出願人 帝人ファイバー株式会社
発明者 安光玲田近誠二
出願日 2005年2月28日 (12年10ヶ月経過) 出願番号 2005-052987
公開日 2006年9月7日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2006-234739
状態 拒絶査定
技術分野 化学的手段による非生物材料の調査、分析 化学反応による材料の光学的調査・分析
主要キーワード 水分試験 カット品 着色水 付着パターン たたり 変色度合い 上皿天秤 緯二重織物

この技術の活用可能性のある市場・分野

関連する未来課題
重要な関連分野

この技術に関連する成長市場

関連メディア astavision

  • 生体情報デバイス・バイオセンサ

    「音楽を学習した人工知能は、人間を感動させることができるか?」をテーマに、クラブイベント「2045」…

  • 太陽光発電・太陽電池・人工光合成

    2015年4月30日、米国の電気自動車ベンチャーTesla Motors社や宇宙開発ベンチャーSpa…

  • 音声認識・音声合成・ボーカロイド

    米国Apple社は、2011年、iPhone向け知能型音声認識サービスSiriを市場に試験投入して以…

後で読みたい技術情報を見つけたら、ブックマークしておきましょう!

ページの右上にあるブックマークボタンからこのページをブックマークできます。
あなたがブックマークした技術情報は、いつでもマイページのリストから閲覧することが出来ます。

この項目の情報は公開日時点(2006年9月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

布帛表面におけるぬれ感を目視測定することが可能な、布帛のぬれ感の測定方法を提供する。

解決手段

布帛の試験片水滴滴下した後、水分により着色する濾紙を当該試験片に接触させ、前記濾紙の色の変化により布帛のぬれ感を測定することを特徴とする布帛のぬれ感の測定方法。

概要

背景

従来、布帛ぬれ感を測定する方法としては、湿った試料を手のや腕におき、どちらがぬれ感が大きいかを比べる官能試験方法や濾紙重量変化によりぬれ感を測定する方法(例えば特許文献1参照)などが提案されている。

しかしながら、前記の官能試験方法では判定個人差があり安定的に再現性を得ることが非常に難しいという問題があった。一方、濾紙の重量変化によりぬれ感を測定する方法では、精量上皿天秤などの重量測定装置を用いる必要があった。
特開平6−174717号公報

概要

布帛表面におけるぬれ感を目視で測定することが可能な、布帛のぬれ感の測定方法を提供する。布帛の試験片水滴滴下した後、水分により着色する濾紙を当該試験片に接触させ、前記濾紙の色の変化により布帛のぬれ感を測定することを特徴とする布帛のぬれ感の測定方法。なし

目的

本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、精量上皿天秤などの重量測定装置を用いることなく、布帛表面におけるぬれ感を目視で測定することが可能な、布帛のぬれ感の測定方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

布帛試験片水滴滴下した後、水分により着色する濾紙を当該試験片に接触させ、前記濾紙の色の変化により布帛のぬれ感を測定することを特徴とする布帛のぬれ感の測定方法

請求項2

前記の水分により着色する濾紙において、水分により着色した色が乾燥後にも残存する、請求項1に記載の布帛のぬれ感の測定方法。

請求項3

前記の水分により着色する濾紙の厚みが0.1〜1.0mmの範囲内である、請求項1または請求項2に記載の布帛のぬれ感の測定方法。

請求項4

前記の水分により着色する濾紙の吸水率自重の10重量%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の布帛のぬれ感の測定方法。

技術分野

0001

本発明は、布帛ぬれ感の測定方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、布帛のぬれ感を測定する方法としては、湿った試料を手のや腕におき、どちらがぬれ感が大きいかを比べる官能試験方法や濾紙重量変化によりぬれ感を測定する方法(例えば特許文献1参照)などが提案されている。

0003

しかしながら、前記の官能試験方法では判定個人差があり安定的に再現性を得ることが非常に難しいという問題があった。一方、濾紙の重量変化によりぬれ感を測定する方法では、精量上皿天秤などの重量測定装置を用いる必要があった。
特開平6−174717号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、精量上皿天秤などの重量測定装置を用いることなく、布帛表面におけるぬれ感を目視で測定することが可能な、布帛のぬれ感の測定方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、濾紙の重量変化により布帛のぬれ感を測定する方法において、前記濾紙として、水分により着色する濾紙を用いることにより、目視で布帛表面におけるぬれ感を測定することが可能であることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明に想到した。

0006

かくして、本発明によれば「布帛の試験片水滴滴下した後、水分により着色する濾紙を当該試験片に接触させ、前記濾紙の色の変化により布帛のぬれ感を測定することを特徴とする布帛のぬれ感の測定方法。」が提供される。

0007

その際、前記の水分により着色する濾紙において、水分により着色した色が乾燥後にも残存することが好ましい。また、前記の水分により着色する濾紙の厚みが0.1〜1.0mmの範囲内であることが好ましい。さらには、前記の水分により着色する濾紙の吸水率自重の10重量%以上であることが好ましい。

発明の効果

0008

本発明によれば、布帛表面におけるぬれ感を目視で測定することが可能な、布帛のぬれ感の測定方法が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の測定方法において用いる濾紙は、水分により着色する濾紙である必要がある。かかる濾紙としては、水分により着色した色が乾燥後にも残存することが好ましく、例えば、酸化染料一種アニリンブルー色素付着し、該色素が水分により酸化されることにより無色から青色に瞬時に着色する濾紙(例えば、東洋濾紙(株)製水分試験紙)が好適に例示される。

0010

かかる濾紙の厚みとしては、0.1〜1.0mmの範囲内であることが好ましい。該厚みが0.1mmよりも小さいと、水分を十分吸収できないおそれがある。逆に、該厚みが1.0mmよりも大きいと、取扱い性が損なわれるおそれがある。
前記濾紙の水分率としては、自重の10重量%以上(より好ましくは自重の100〜500重量%)であることが好ましい。

0011

本発明の測定方法は、布帛の試験片に水滴を滴下した後、水分により着色する濾紙を当該試験片に接触させ、前記濾紙の色の変化により布帛のぬれ感を測定するものである。具体的な方法を以下に例示するが、本発明がこれらに限定されないことはいうまでもない。

0012

まず、布帛から、経15cm×緯15cm程度の試料を切り取った後、十分乾燥させる(例えば、温度20℃、湿度65%RHの環境下に試料を24時間放置する)。一方、15cm×15cm程度の大きさに裁断された、前記の水分により着色する濾紙を用意する。

0013

次いで、前記の試料を水平に設置したアクリル板の上に置き、当該試料の上から水滴を滴下する。その際、水としては、布帛の外観を損なわない上で蒸留水が好ましい。着色水では、布帛の外観が損なわれるため、好ましくない。また、水滴の量としては、0.2〜2.0cc程度が好ましい。

0014

次いで、前記の濾紙を当該試験片に接触させ、布帛表面の水分を前記の濾紙で吸い取る。その際、濾紙の上に平滑なアクリル板などを載せ、均等に荷重をかけることは好ましいことである。
水分により着色する濾紙が布帛の水分を吸い取ることにより、着色するので、ぬれ感を目視で測定することが可能となる。

0015

ここで、変色の度合いを分光測色計(例えば、コニカミノルタ社製CM-3700d)を用いて、L*a*b*表色系で測定してもよい。L*a*b*表色系は、1976年に国際照明委員会(CIE)で規格化され、日本でもJIS(JISZ8729)において採用されているものである。L*a*b*表色系では、明度をL*、色度をa*、b*で表わす。a*、b*は、色の方向を示しており、a*は赤方向、-a*は緑方向、そしてb*は黄方向、-b*は青方向を示す。

0016

さらには、特開平6−174717号に開示されているように、前記濾紙の吸水前後の重量を測定してもよい。
本発明の布帛のぬれ感の測定方法において、濾紙の変色の度合いによって、ぬれ感を評価するので、精量上皿天秤などの重量測定装置を用いることなく、目視でぬれ感を評価できる。

0017

以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例中の各物性は下記の方法により測定したものである。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。

0018

(1)吸水率
試験用の紙の重量を測定し、20℃の蒸留水中に5分間浸漬して、ピンセットにより静かに取り上げ空中に浮かせて、水がしたたり落ちなくなった後、重量を測定し、湿潤前の重量に対する湿潤後に増加した重量の比率を吸水率として測定した。
(2)厚み
株式会社テクロック社製のダイヤルシックネスゲージSM-112により測定した。
(3)官能ぬれ感
まず、アクリル板上に水1.5ccをおき、15cm四角に裁断した織編物をその上にのせ、2.9mN/cm2(0.3gf/cm2)の荷重をかけながら30秒間織編物に十分吸水させた後、各5名ずつ計10名のパネラー上腕部にその吸水させた織編物をのせ、ぬれ感の官能評価を行った。評価は、ぬれ感の点で極少(最良)、少、中、大の4段階に評価した。なお、アクリル板上においた1.5ccの水量は、15cm角の布帛全面にぬれ拡がるに十分な量であった。

0019

[参考例]
水分により着色する濾紙として以下のものを用意して、その変色度合いを分光測色計(コニカミノルタ社製CM-3700d)で測定したところ、水に濡れる前は、L*=94、a*=−0.51、b*=0.43の白色で、水に少量濡れた部分は、L*=92、a*=−3.8、b*=−5.10のうす青色で、水に多く濡れた部分は、L*=84、a*=−7.4、b*=−15.10のこい青色となった。これを参考して、濾紙の目視評価を、ぬれ感小、中、大の3段階に評価した。
東洋濾紙株式会社製水分試験紙 15cm×15cmカット品
厚み:0.21mm、吸水率:330重量%

0020

[実施例1]
測定用試料として、経糸緯糸に、総繊度190dtex/48filの通常のポリエチレンテレフタレート仮撚捲縮加工糸を用い、緯二重織物生機経糸密度100本/2.54cm、生機の緯糸密度160本/2.54cm)を織成した後、80℃で精錬後、アルカリ減量加工を行い、130℃30分間通常の染色加工を施し、親水剤(高油脂(株)製SR−1000)を5%owf用いて130℃30分間親水化処理を行い、乾燥、セットを行った。得られた織物は、経糸密度140本/2.54cm、緯糸密度180本/2.54cm、厚み0.5mmであった。これを試料1とした。

0021

次いで、該織物の片面に、下記の処方からなる処理液を約15g/m2の塗布量となるよう、図1に示す市松格子状パターン四角形サイズ1mm×1mm、塗布部面積比率50%)でグラビア転写方式にて塗布し、その後、120℃で乾燥した後、160℃で45秒の乾熱処理を行い、織物を得た。これを試料2とした。

0022

[処理液の組成
・水 91.6重量%
フッ素系撥水剤8重量%
(旭硝子(株)製「アサガードAG710」)
メラミン系バインダー樹脂0.3重量%
(住友化学(株)製「スミテックスレジンM−3」)
触媒0.1重量%
(スミテックスアクセレーターACX)

0023

これら2つの試料を経15cm×緯15cmの大きさに切断調整し、裏側面肌側面)を上側にして、水平に設置した平滑なアクリル板中央部に水平に静置した。そして、蒸留水を滴下量1.5cc滴下させた。

0024

次いで、その状態にて、1分間放置し充分に水を拡散している事を確認し、参考例の濾紙を試料片上に静かにのせた。なお、その濾紙上に同じ大きさのアクリル板を水分試験紙に対し、1.96cN/cm2(2gr/cm2)の荷重を与えられるように調整して水平に静かにおいた。15秒後に濾紙上のアクリル板と荷重を取り除いた。

0025

試料1では、濾紙の目視評価でぬれ感大、官能ぬれ感大であり、一方試料2では、濾紙の目視評価でぬれ感小、官能ぬれ感極めて小と、濾紙の目視評価と、官能ぬれ感とがほぼ一致した。

0026

[比較例1]
実施例1において、濾紙を通常使用されている下記のろ紙とする以外は実施例1と同様にしたところ、濾紙が水分により着色しないため、濾紙の目視評価は不可であった。
東洋濾紙株式会社 定量ろ紙 No3 15cm×15cmカット品
厚み:0.23mm、吸水率:324%

0027

本発明によれば、布帛表面におけるぬれ感を目視で測定することが可能な、布帛のぬれ感の測定方法が提供される。かかる測定方法によれば、精量上皿天秤などの重量測定装置を用いることなく、布帛のぬれ感の測定が可能であり、その工業的価値は極めて大である。

図面の簡単な説明

0028

撥水剤付着パターンの一例(四角形が角部で連続するパターン)を模式的に示すものであり、黒塗部が撥水部である。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する未来の課題

関連する公募課題

ページトップへ

おすすめの成長市場

関連メディア astavision

  • 超小型モビリティ・パーソナルモビリティ

    軽自動車よりも更にコンパクトな電気自動車で、1人から2人程度の乗車定員のものを超小型モビリティと呼ば…

  • CCS(CO2の分離・回収、地下・海底貯留)

    CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素回収・貯蔵技…

  • 人工筋肉・ソフトアクチュエータ

    人工筋肉とは、ゴムや導電性ポリマー、形状記憶合金、カーボン・ナノチューブなどで作られた伸縮性のアクチ…

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

新着 最近公開された関連が強い技術

この技術と関連性が強い人物

この技術と関連する未来の課題

関連する未来の課題一覧

この技術と関連する公募課題

公募課題一覧

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ