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技術 電気音響変換器用振動板

出願人 フォスター電機株式会社
発明者 白川英俊三輪昌弘
出願日 2005年1月11日 (16年1ヶ月経過) 出願番号 2005-003664
公開日 2006年7月27日 (14年6ヶ月経過) 公開番号 2006-196962
状態 特許登録済
技術分野 可聴帯域動電型変換器(除くピックアップ) 電気機械変換器用振動板
主要キーワード 半頂角θ ロールエッジ フレーム外周 外周線 非軸対称 トラック形状 振動板形状 内周形状
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年7月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

外周が円形コーン型振動板において、単純な形状で分割共振周波数を分散させると共に、製造が容易な振動板を提供する。

解決手段

外周が円形のコーン型振動板において、前記コーン型振動板2の内周ボイスコイルボビン接合部1から外周縁までの高さhが一定で、前記コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1から外周までの長さが連続的に変化する構成とした。

概要

背景

従来の一般的なスピーカに使用される振動板は、円錐形で、振動板形状は振動板の中心軸に対し対称になっており、半頂角が一定のため、固有振動モードが現れやすく、ディップピークとして再生帯域に影響を与えていた。

上記を解決する手段として様々な方法が考案されている。

例えば、特開平9−37385には、円錐形の振動板の外周から内周にかけての中間または外周付近スリットを設け、シール材または粘弾性材料で塞ぐ構成のものが開示されている。この振動板はスリットにより非軸対称共振モード励起して共振を分散させるようにしている。

他の例としては、特開平11−205895に見られるように、外周から内周に向かう曲面等高線多角形で、ボイスコイル接合部に向けて円形に変化する形状の振動板と、振動板との貼り合わせ部が多角形状で、外径に向かって円形へと変化するロールエッジを用いたスピーカが開示されている。これはロールエッジに発生する同心円状の共振を分散させるようにしたものである。

さらに、特開2000−354289には、ほぼ円錐形の振動板の外周と同心円状に設けたボイスコイルボビンとの接合部との高さが連続的に変化する振動板が開示されている。これはコーンの全周に亘って半頂角が変化すると共に母線の長さも変化して、分割共振周波数を分散させるようにしている。
特開平9−37385
特開平11−205895
特開2000−354289

概要

外周が円形のコーン型振動板において、単純な形状で分割共振の周波数を分散させると共に、製造が容易な振動板を提供する。 外周が円形のコーン型振動板において、前記コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1から外周縁までの高さhが一定で、前記コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1から外周までの長さが連続的に変化する構成とした。

目的

上記に鑑み、本発明は、外周が円形のコーン型振動板において、単純な形状で分割共振の周波数を分散させると共に、製造が容易な振動板を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外周が円形コーン型振動板において、前記コーン型振動板(2)の内周ボイスコイルボビン接合部(1)から外周縁までの高さ(h)が一定で、前記コーン型振動板(2)の内周のボイスコイルボビン接合部(1)から外周までの長さが連続的に変化することを特徴とする電気音響変換器用振動板

請求項2

請求項1記載において、前記コーン型振動板(2)の内周形状がほぼトラック形状または長円形であることを特徴とする電気音響変換器用振動板。

技術分野

0001

この発明は、コーン型電気音響変換器用振動板、特に分割共振を分散した電気音響変換器用振動板に関する。

背景技術

0002

従来の一般的なスピーカに使用される振動板は、円錐形で、振動板形状は振動板の中心軸に対し対称になっており、半頂角が一定のため、固有振動モードが現れやすく、ディップピークとして再生帯域に影響を与えていた。

0003

上記を解決する手段として様々な方法が考案されている。

0004

例えば、特開平9−37385には、円錐形の振動板の外周から内周にかけての中間または外周付近スリットを設け、シール材または粘弾性材料で塞ぐ構成のものが開示されている。この振動板はスリットにより非軸対称共振モード励起して共振を分散させるようにしている。

0005

他の例としては、特開平11−205895に見られるように、外周から内周に向かう曲面等高線多角形で、ボイスコイル接合部に向けて円形に変化する形状の振動板と、振動板との貼り合わせ部が多角形状で、外径に向かって円形へと変化するロールエッジを用いたスピーカが開示されている。これはロールエッジに発生する同心円状の共振を分散させるようにしたものである。

0006

さらに、特開2000−354289には、ほぼ円錐形の振動板の外周と同心円状に設けたボイスコイルボビンとの接合部との高さが連続的に変化する振動板が開示されている。これはコーンの全周に亘って半頂角が変化すると共に母線の長さも変化して、分割共振の周波数を分散させるようにしている。
特開平9−37385
特開平11−205895
特開2000−354289

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、前述の特開平9−37385のように、円錐形の振動板の外周から内周にかけての中間または外周付近にスリットを設け、シール材または粘弾性材料で塞ぐ構成のものでは、スリット部を設け、シールを貼ったり、粘弾性材料を塗布して塞ぐ等の工程が煩雑でありコスト高を招く。

0008

また、特開平11−205895のように、外周から内周に向かう曲面の等高線が多角形で、ボイスコイル接合部に向けて円形に変化する形状の振動板と、振動板との貼り合わせ部が多角形状で、外形に向って円形へと変化するロールエッジを用いたものは、形状が複雑なため、金型代が非常に高額になり、製造工程も煩雑となりコスト高を招く。

0009

また、特開2000−354289のように、ほぼ円錐形の振動板の外周と同心円状に設けたボイスコイルボビンとの接合部との高さが連続的に変化する振動板については、やはり形状が複雑になり、金型代が高く、製造工程も煩雑であり、コスト高を招く。

0010

上記に鑑み、本発明は、外周が円形のコーン型振動板において、単純な形状で分割共振の周波数を分散させると共に、製造が容易な振動板を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

請求項1の発明は、外周が円形のコーン型振動板において、前記コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1から外周縁までの高さhが一定で、前記コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1から外周までの長さが連続的に変化することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載において、前記コーン型振動板2の内周形状がほぼトラック形状または長円形であることを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明によれば、コーン型振動板の内周のボイスコイルボビン接合部から外周線までの高さを一定とし、コーン型振動板のボイスコイルボビン接合部から外周までの長さを連続的に変化させ、半頂角を連続的に変化させたため、分割共振を分散させることができ、よってフラットで広い再生帯域を確保できる利点がある。

0013

また、形状が単純なため、容易に、かつ安価に製造できる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、図面に沿って本発明の実施例について説明する。

0015

図1は本発明の一実施例の平面図、図2図1中B−B’の側面図で、右半部は図1中O−B’に沿った断面で示している。図3図1中A−A’の側面図で、右半部は図1中O−A’に沿った断面で示している。図4図2の右半部の拡大図、図5図3の右半部の拡大図を示す。

0016

これらの図において1は直線部を有する一対の長辺部1aと、弧状をなす一対の短辺部1bと、それらの間の弧状のコーナー部1cからなり、ほぼトラック形状をなすボイスコイルボビン接合部、2はその外周に形成され外周が円形をなすコーン型振動板、3はコーン型振動板2の外周縁に内周縁が接合されたアップロール型のロールエッジである。

0017

本発明の特徴的なことは、図2図5に示すように、コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1の前端からコーン型振動板2の前端である外周縁までの高さhを一定にしている。

0018

そして、ボイスコイルボビン接合部1の外形をほぼトラック形状とすることにより、図1に示すように、コーン型振動板2の内周のボイスコイルボビン接合部1から外周縁までの長さを連続的に変化させたことにある。

0019

すなわち、図1から分かるように、ほぼトラック形状をなすボイスコイルボビン接合部1の直線状の各長辺部分の前端からコーン型振動板2の外周縁までの長さl1が最も長く、弧状に形成されたコーナー部からコーン型振動板2の外周縁までの長さl3が長さl1より短く、弧状をなす短辺部の頂部からコーン型振動板2の外周縁までの長さl2が最も短くなっており、ボイスコイルボビン接合部1の形状に沿って長さを連続的に変化させている。

0020

コーン型振動板2の内周から外周縁までの高さhを一定とし、かつボイスコイルボビン接合部1からコーン型振動板2までの外周縁の長さを変化させることにより、詳しくは図4図5に示すように、長さl1部分の半頂角θ1と長さl2部分の半頂角θ2とが異なることになり、コーン型振動板2の外周に沿って半頂角が連続的に変化する。

0021

このようにボイスコイルボビン接合部1からコーン型振動板2外周縁までの長さを連続的に変化させるなどし、これに伴ってコーン型振動板2のボイスコイルボビン接合部1の半頂角θも連続的に変化させることにより、部分的に剛性を異ならせ、コーン型振動板2の分割共振を分散させている。

0022

すなわち、コーン型振動板2のボイスコイルボビン接合部1の長辺部、コーナー部、弧状の短辺部の頂部の放射方向の領域はそれぞれ剛性が異なり、長辺部の領域に比べコーナー部、短辺部の領域の方が湾曲させたことにより剛性が向上している。

0023

ボイスコイルボビン接合部1、すなわち振動板首部の剛性が変化することで共振が分散し、周波数特性上のピークが出難くなる。

0024

なお、特に図示していないが、ボイスコイルボビン接合部1には対応した形状のボイスコイルを接合し、このボイスコイルを内磁型または外磁型の磁気回路磁気ギャップに配置する。また、ボイスコイルをダンパーを介し支持し、かつロールエッジ3の外周部をフレーム外周部に接合しフレームの底部に磁気回路を配置するなどすれば音響変換器を組み立てることができる。

0025

図6は、このようにして組み立て半頂角を連続的に変化させた本発明品と、半頂角が一定の従来品との周波数特性を示す。Aが本発明品、Bが従来品である。本発明によれば、分割共振を分散させたため、周波数特性がフラットとなり、広い再生帯域となり、音質を向上させることができる。

0026

なお、図1に示した実施例ではボイスコイルボビン接合部1の外形をほぼトラック形状としたが、長円形(楕円形)でも同様の作用効果を得ることができる。

0027

また、コーン型振動板内周のボイスコイルボビン接合部から外周縁までの高さを一定とし、ボイスコイルボビン接合部1の形状を多角形状にし、ボイスコイルボビン接合部からコーン型振動板外周縁までの長さを連続的に変化させても同様の作用効果を得ることができる。

図面の簡単な説明

0028

本発明の一実施例の平面図を示す。
図1中B−B’線の部分断面側面図を示す。
図1中A−A’線の部分断面側面図を示す。
図2の右半部の拡大説明図を示す。
図3の右半部の拡大説明図を示す。
従来品と本発明品との周波数特性を示す。

符号の説明

0029

1ボイスコイルボビン接合部
2コーン型振動板
3ロールエッジ
h ボイスコイルボビン接合部からコーン型振動板外周縁までの高さ
θ1,θ2 半頂角

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