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技術 照明装置及びその照明装置を用いた眼科撮影装置

出願人 興和株式会社
発明者 水野貴
出願日 2004年12月22日 (16年0ヶ月経過) 出願番号 2004-370460
公開日 2006年7月6日 (14年5ヶ月経過) 公開番号 2006-174984
状態 特許登録済
技術分野 眼の診断装置
主要キーワード 時間設定回路 間引き点灯 選択点灯 薄膜処理 静止画記録装置 リングスリット 非均一性 瞳共役位置
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図面 (7)

課題

光量損失が少なく均一な照明光を瞬間的に形成できる照明装置、並びに、照明光源撮影光源を共通にして光源光量制御色調整しながら行うことが可能な眼科撮影装置を提供する。

解決手段

照明装置は、凹面状の拡散反射体3と、該拡散反射体に向けて配置された複数の発光ダイオードと、拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部4cとを備える。発光ダイオードは複数の発光色を有しており、光量損失が少なく均一な各種色の照明光を得ることができる。また、照明装置を眼科撮影装置に用いた場合には、光量の増減を瞬間的に行うことができ、照明光源と撮影光源を兼ね備えさせることができるので、照明光学系を簡単な構成にすることができる。

概要

背景

従来から、眼底カメラにおいては、ハロゲンランプなどの照明光源からの照明光リングスリットを介して被検眼眼底照射して眼底を観察することによりアライメントあるいはフォーカス調整を行い、その後、ストロボ発光して眼底を撮影することが行われている(特許文献1)。

また、観察光源撮影光源を同じ光源として、観察時と撮影時では光源光量を変化させて眼底の観察並びに撮影を行う眼底カメラも知られている(特許文献2)。

眼底カメラでは、照明光源として、発光量を瞬時にオンオフして残光を生じないような光源を用いるのが好ましく、このような光源としては、発光ダイオードが適している。発光ダイオードを用いた照明装置としては、例えば、発光ダイオードをリング状に配列した照明装置(特許文献3)、異なる色の発光ダイオードを拡散板を透過させて照明する照明装置(特許文献4)が知られている。
特開2003−325456号公報
特開平5−285112号公報
特開2003−179265号公報
特開平11−295047号公報

概要

光量損失が少なく均一な照明光を瞬間的に形成できる照明装置、並びに、照明光源と撮影光源を共通にして光源の光量制御色調整しながら行うことが可能な眼科撮影装置を提供する。照明装置は、凹面状の拡散反射体3と、該拡散反射体に向けて配置された複数の発光ダイオードと、拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部4cとを備える。発光ダイオードは複数の発光色を有しており、光量損失が少なく均一な各種色の照明光を得ることができる。また、照明装置を眼科撮影装置に用いた場合には、光量の増減を瞬間的に行うことができ、照明光源と撮影光源を兼ね備えさせることができるので、照明光学系を簡単な構成にすることができる。

目的

本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、光量損失が少なく均一な照明光を瞬間的に形成できる照明装置、並びに、照明光源と撮影光源を共通にして光源の光量制御を色調整しながら行うことが可能な眼科撮影装置を提供することをその課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
3件

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請求項1

複数の発光ダイオードを配列した照明装置であって、凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された複数の発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えたことを特徴とする照明装置。

請求項2

前記発光ダイオードは、複数種発光色をもつ発光ダイオードから構成されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。

請求項3

前記開口部はリング状の開口部であって、該リング状の開口部の両側が遮光部となっていて、各遮光部あるいはいずれかの遮光部に発光ダイオードが規則的に配列されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。

請求項4

前記発光ダイオードは、所定の色の照明光が得られるように、選択的に点灯され、あるいは点灯される発光ダイオードの光量が制御されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。

請求項5

凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された複数の発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えた照明装置と、前記照明装置からの照明光で照明された眼底撮像する撮像素子と、撮像された眼底像を記録する記録装置と、を備えることを特徴とする眼科撮影装置

請求項6

前記発光ダイオードは、複数種の発光色をもつ発光ダイオードから構成され、前記発光ダイオードを、所定の色の照明光が得られるように、選択的に点灯しあるいは点灯される発光ダイオードの光量を制御する発光制御手段が設けられることを特徴とする請求項5に記載の眼科撮影装置。

請求項7

凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された白色並びに赤外光の照明光を形成する複数の発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えた第1の照明装置と、凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された赤色、緑色並びに青色発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えた第2の照明装置と、第1と第2の照明装置を撮影モードに応じて選択する選択手段と、第1と第2の照明装置の発光ダイオードを選択的に点灯し、ないしは点灯する発光ダイオードの光量を制御する発光制御手段と、前記第1あるいは第2の照明装置からの照明光で照明された眼底を撮像する撮像素子と、撮像された眼底像を記録する記録装置と、を備えることを特徴とする眼科撮影装置。

請求項8

前記第1の照明装置は、無散瞳撮影時に選択され、観察時には赤外光が、撮影時には、白色光が得られるように、発光ダイオードの発光が制御されることを特徴とする請求項7に記載の眼科撮影装置。

請求項9

前記第2の照明装置は、散瞳撮影の時に選択され、観察時には、減光した白色の照明光が得られるように、また、撮影時には、増光した白色光が得られるように、発光ダイオードの発光が制御されることを特徴とする請求項7に記載の眼科撮影装置。

請求項10

前記第2の照明装置は、蛍光撮影時に選択され、観察時には、青色の照明光が得られるように、また、撮影時には、増光した白色光が得られるように、発光ダイオードの発光が制御されることを特徴とする請求項7に記載の眼科撮影装置。

技術分野

0001

本発明は、複数の発光ダイオードを配置した照明装置、及びその照明装置を用いた眼底カメラなどの眼科撮影装置に関するものである。

背景技術

0002

従来から、眼底カメラにおいては、ハロゲンランプなどの照明光源からの照明光リングスリットを介して被検眼眼底照射して眼底を観察することによりアライメントあるいはフォーカス調整を行い、その後、ストロボ発光して眼底を撮影することが行われている(特許文献1)。

0003

また、観察光源撮影光源を同じ光源として、観察時と撮影時では光源光量を変化させて眼底の観察並びに撮影を行う眼底カメラも知られている(特許文献2)。

0004

眼底カメラでは、照明光源として、発光量を瞬時にオンオフして残光を生じないような光源を用いるのが好ましく、このような光源としては、発光ダイオードが適している。発光ダイオードを用いた照明装置としては、例えば、発光ダイオードをリング状に配列した照明装置(特許文献3)、異なる色の発光ダイオードを拡散板を透過させて照明する照明装置(特許文献4)が知られている。
特開2003−325456号公報
特開平5−285112号公報
特開2003−179265号公報
特開平11−295047号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、眼底カメラでは、撮影モードに応じて種々のフィルタ挿脱する機構が必要であり、光学系が複雑になり(特許文献1)、また、特許文献2のように、照明光源と撮影光源を同一にするには観察と撮影では、瞬間的に光量を変えなければならなかったので、光量の調節に複雑な電気回路が必要となるという問題があった。

0006

また、照明装置として、発光ダイオードを配列した照明装置を用いる場合、特許文献3に見られるような照明装置では、単一の発光色しか得られず、また、各発光ダイオードを個々に制御できないので、間引き発光による光量増減ができず、光量の制御が困難であるという欠点があった。また、特許文献4のような照明装置では、異なる色の発光ダイオードからの光を拡散板を透過させて照明するので、拡散板透過によって光量損失が発生するという問題があった。

0007

本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、光量損失が少なく均一な照明光を瞬間的に形成できる照明装置、並びに、照明光源と撮影光源を共通にして光源の光量制御色調整しながら行うことが可能な眼科撮影装置を提供することをその課題とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明(請求項1)は、
複数の発光ダイオードを配列した照明装置であって、
凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された複数の発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えたことを特徴とする。

0009

また、本発明(請求項5)の眼科撮影装置は、
凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された複数の発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えた照明装置と、
前記照明装置からの照明光で照明された眼底を撮像する撮像素子と、
撮像された眼底像を記録する記録装置と、
を備えることを特徴とする。

0010

また、本発明(請求項7)の眼科撮影装置は、
凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された白色並びに赤外光の照明光を形成する複数の発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えた第1の照明装置と、
凹面状の拡散反射体と、該拡散反射体に向けて配置された赤色、緑色並びに青色発光ダイオードと、前記拡散反射体で拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光として透過させる開口部とを備えた第2の照明装置と、
第1と第2の照明装置を撮影モードに応じて選択する選択手段と、
第1と第2の照明装置の発光ダイオードを選択的に点灯し、ないしは点灯する発光ダイオードの光量を制御する発光制御手段と、
前記第1あるいは第2の照明装置からの照明光で照明された眼底を撮像する撮像素子と、
撮像された眼底像を記録する記録装置と、
を備えることを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明の照明装置では、拡散反射された発光ダイオードからの光を照明光とするので、光量損失が少なく均一な照明光を得ることができる。

0012

また、このような照明装置を眼科撮影装置に用いた場合には、光量の増減を瞬間的に行うことができ、照明光源と撮影光源を兼ね備えさせることができるので、照明光学系を簡単な構成にすることができる。

0013

また、発光ダイオードを複数種の発光色をもつ発光ダイオードから構成すると、種々の色選択が可能な照明装置が得られ、光源自身でカラーフィルター機能を備えることができる、など優れた効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0014

本発明は、発光ダイオードを用いた照明装置、並びに、この照明装置を用いた眼科撮影装置に関するもので、眼科撮影装置は、眼底のカラー撮影散瞳撮影、無散瞳撮影)、可視蛍光撮影などが行える眼底カメラとして構成される。以下に、図面に示す実施例に基づいて、本発明を詳細に説明する。

0015

図1において、眼底カメラには、照明装置1、11が設けられ、そのいずれかが選択されて眼底の照明に用いられる。照明装置1は主に無散瞳のカラー撮影時に用いられ、照明装置11は、散瞳カラー撮影、可視蛍光撮影などに用いられる。

0016

照明装置1あるいは11からでた光は、リレーレンズ20、対物レンズ反射を除去するための黒点板21、リレーレンズ22、中心に穴の開いた穴あき全反射ミラー23で反射されてから対物レンズ24を経て、被検眼Eの瞳Epより眼底Erに入射され、眼底Erを照明する。

0017

眼底Erからの反射光は再び瞳Epからでて対物レンズ24を介して受光され、穴あき全反射ミラー23の穴を介して合焦レンズ26、結像レンズ27を通過し、リターンミラー28に入射する。リターンミラー28で反射した光は、続いてリターンミラー29で反射されて、ファインダ接眼レンズ)30に入射し、検者がこのファインダ30を介して眼底を観察し、アライメントやフォーカス調整を行うことができる。

0018

リターンミラー29が光路から離脱されると、リターンミラー28で反射した光は、視野絞り31、フィールドレンズ32を通過した後、ミラー33で反射されてからレンズ34を通過し、赤外光に感度を有する赤外CCD(撮像素子)35に入射し、眼底像が赤外CCD35により撮像される。赤外CCD35により撮像された眼底像は、モニタ切替回路50により操作されるスイッチ51を介してモニタ52に動画像として表示され、検者はこの画像を観察しながらアライメントやフォーカス調整を行うことができる。

0019

リターンミラー28が光路から離脱すると、眼底像は可視光に感度を有するカラーCCD(撮像素子)36に撮像され、撮像された眼底像は静止画記録装置37に記録される。この静止画記録装置37に記録された眼底像は、モニタ切替回路50によりスイッチ51が点線で示した位置に切り替えられるときに、モニタ52に表示させることができる。モニタ切替回路50は、表示時間設定回路44により設定される時間に応じてスイッチ51を切り替えるので、その時間に応じて赤外CCD35からの眼底動画像、あるいはカラーCCD36で撮影された眼底の静止画がモニタ52に表示される。

0020

また、穴あき全反射ミラー23と合焦レンズ26間の光路には、可視蛍光撮影のときに光路に挿入される可視蛍光バリアフィルタ25が挿脱可能に配置されている。

0021

また、眼底カメラには、CPUなどからなる制御回路(制御手段)40が設けられ、この制御回路40には、撮影モード設定手段42により設定される撮影モードを示す信号と、撮影スイッチ41からの信号が入力され、制御回路40は、これらの信号に基づいて、後述するように照明装置1、11を切り替えるともに、LED発光制御手段43を介して照明装置1あるいは11に配置された発光ダイオードの選択点灯、並びに点灯される発光ダイオードの光量を増減させる。また、制御回路40は、リターンミラー28、29、可視蛍光バリアフィルタ25の挿脱制御を行い、表示時間設定回路44、モニタ切替回路50を介してスイッチ51を切り替える。

0022

図2(A)には、照明装置1の詳細な構成が図示されており、照明装置1は、ほぼ半球状の凹面の基板2を有し、この基板2の凹面には、高反射率の拡散反射体3が取り付けられる。基板2は金属板樹脂成型したものであり、また凹面状の拡散反射体3は、アルミ鏡面に薄膜処理を施して反射率を高めるとともに(反射率は約95%になる)、表面に微小正三角形集合体(3D面像のポリゴン)からなる微小な凹凸を形成して乱反射を起こさせ、拡散性を高めた反射板ないし反射膜である。

0023

また、基板2の上部には、3つのリングスリット4、5、6が取り付けられ、リングスリット4は、図3にも示したように、透明板の中心部に設けた遮光部4aと周辺のリング状の遮光部4bを有し、その両遮光部4a、4b間がリング状の開口部(光透過部)4cとなっていて、各遮光部4aと4bの下面、つまり拡散反射体3に向かう側には、多数の発光ダイオードが配列されている。

0024

その配列の1例が、図3に示されており、遮光部4aには、点線で示した矩形領域8が形成されており、この領域8には、多数の発光ダイオードが規則的に配列されている。その配列例が、図3の下方に模式的に図示されており、この領域での発光ダイオードの配列は、1個の赤色(R)発光ダイオード7aと、2個の白色(W)発光ダイオード7b、7cと、1個の緑色(G)発光ダイオード7dをグループとして、このグループを縦方向と横方向にそれぞれ同数配列したマトリックス配列となっている。この領域8での白色(W)、赤(R)、緑(G)の発光ダイオードの全数の比率は2:1:1となっており、白色発光ダイオード波長分布は、青にピークを有し、赤が少ない(殆どない)ので、上記比率とし、各発光ダイオードを同じ輝度で均等に発光させることにより、バランスの取れた白色光源が得られる。

0025

また、領域8外の遮光部4aの領域には、領域8の各辺に沿ってそれぞれ4個の赤外発光ダイオード7eが等間隔に配列されており、また遮光部4bには、上記発光ダイオード7a〜7dからなるグループが円周方向に等間隔で配列されており、各グループ間には、赤外発光ダイオード7e(図示例では、1個)が配置されている。

0026

また、リングスリット4の上方には、透明板の中央部が円形の開口部(光透過部)5a,周辺がリング状の遮光部5bとなったリングスリット5が取り付けられ、その上方には、透明板の中心部に設けた円形の遮光部6aと周辺のリング状の遮光部6bと両遮光部6a、6b間のリング状の開口部(光透過部)6cからなるリングスリット6が取り付けられ、各リングスリットの光を透過させる開口部4c、5a、6cは、拡散反射体3からの反射光が照明光として上方に抜け出るような大きさ並びに形状となっている。また、照明装置1が、図1の眼底カメラに使用される場合には、リングスリット4は角膜共役位置に、リングスリット5が瞳共役位置、リングスリット6が水晶体共役となるように取り付けられる。

0027

照明装置1は、無散瞳カラー撮影時に用いられるもので、散瞳カラー撮影あるいは可視蛍光撮影時には、図2(B)に図示した照明装置11が用いられる。照明装置11は、照明装置1と比較して、リングスリットの開口の大きさと、使用される発光ダイオードの種類、その配列が相違するもので、基板12と拡散反射体13、並びにリングスリット14の遮光部14a、14bと開口部14cは、照明装置1の基板2、拡散反射体3、並びにリングスリット4の遮光部4a、4bと開口部4cとそれぞれ同一の形状並びに材質となっている。

0028

照明装置11では、図4に示したように、遮光部14aの矩形領域18には、1個の赤色(R)発光ダイオード17aと、2個の緑色(G)発光ダイオード17b、17cと、1個の青色(B)発光ダイオード17dをグループとして、このグループを縦方向と横方向にそれぞれ同数配列したマトリックス配列の発光ダイオードが設けられている。また、遮光部14bには、上記発光ダイオード17a〜17dからなるグループが円周方向に等間隔で配列されている。

0029

また、照明装置11では、リングスリット15の開口部15aの直径D2が、照明装置1の開口部5aの直径D1よりも大きくなっており、それにより照明装置11の全体の開口が照明装置1のものよりも大きくなり、眼底の照明光量を多くできるようになっている。また、リングスリット14が角膜共役位置に、リングスリット15が瞳共役位置、リングスリット16が水晶体共役となるように取り付けられることは、照明装置1と同様である。

0030

次に、このように構成された眼底カメラで行われる撮影について説明する。

0031

撮影モード設定手段42により、無散瞳撮影が設定されると、制御回路40は照明装置1を光路に挿入し、可視蛍光バリアフィルタ25並びにリターンミラー29を光路から離脱させる。そして、LED発光制御手段43を介して照明装置1の発光ダイオード7a〜7dを消灯させ、赤外発光ダイオード7eを点灯させる。これにより照明装置1は赤外光を発光し、高反射率の拡散反射体3で乱反射され拡散された赤外光が、開口部からでて照明光学系を介して被検眼Eに入射され、眼底Erを赤外光で均一に照明する。眼底からの反射光は、リターンミラー28で反射されてから赤外CCD35に入射し、赤外の眼底像が撮像される。この撮像された眼底像はスイッチ51を介してモニタ52に動画像として表示されるので、検者は眼底像を観察しながらアライメント並びにフォーカス調整を行う。

0032

アライメント並びにフォーカス調整が終了すると、撮影スイッチ41が押されるので、制御回路40はLED発光制御手段43を介して赤外発光ダイオード7eを消灯させ、すべての発光ダイオード7a〜7dを点灯させる。これにより照明装置1は白色光源となり、眼底は白色光で照明される。このときリターンミラー28は光路から離脱されるので、眼底像がカラーCCD36で撮像され、静止画として記録装置37に記録される。この記録された眼底像は、表示時間設定手段44で設定される時間だけモニタ切替回路50によりスイッチ51が記録装置37側に切り替えられるので、モニタ52に表示させることができる。

0033

上述したように、白色発光ダイオード7b、7cの波長分布は、青にピークを有し、赤が殆どなく、また、白色、赤、緑の発光ダイオードの数の比率が2:1:1となっているので、各発光ダイオードを同じ輝度で均等に発光させることにより、バランスの取れた白色光が得られる。この場合、赤味を強めたければ、LED発光制御手段43により白色(W)並びに緑色(G)発光ダイオード7b、7c、7dの発光量を低減させ、また赤色(R)発光ダイオード7aの発光量を増加させ、また、青味を強めたければ、緑色(G)発光ダイオード7dと赤色(R)発光ダイオード7aの発光量を低減させ、白色(W)発光ダイオード7b、7cの発光量を増加させる。このように各発光ダイオードの光量を制御することにより、全体の発光量を一定に保たせながらの色合い調整を行うことができ、良質な眼底像を撮影することが可能となる。

0034

以上の照明装置1を用いた無散瞳撮影時の照明装置の照明状態が、図5の上欄に示されている。

0035

一方、撮影モード設定手段42により、散瞳撮影が設定されると、照明装置11が光路に挿入され、観察時には、赤色発光ダイオード17a、緑色発光ダイオード17b、17c、青色発光ダイオード17dが間引き点灯されて、眼底が少ない光量で白色光で照明される。ファインダ30を介して眼底が観察され、アライメント並びにフォーカス調整が終了すると、撮影スイッチ41が操作される。このとき、LED発光制御手段43により赤色、緑色並びに青色のすべての発光ダイオードが点灯されるので、眼底は増光した白色光で照明され、また、撮影スイッチ41の操作に同期してリターンミラー28が光路から離脱するので、眼底がカラーCCD36により撮像される。

0036

また、可視蛍光撮影が設定されると、青色発光ダイオード17dが点灯されて、眼底が青色の照明光で照明される。蛍光剤静注すると、この青色の照明光により眼底に可視蛍光が発生する。散瞳撮影時と同様に、ファインダ30を介して眼底が観察され、アライメント並びにフォーカス調整が終了すると、撮影スイッチ41が操作される。このとき、散瞳撮影と同様に、LED発光制御手段43により赤色、緑色並びに青色のすべての発光ダイオードが点灯されるので、眼底は増光した白色光で照明される。また、撮影スイッチ41の操作に同期して、可視蛍光バリアフィルタ25が挿入され、リターンミラー28が光路から離脱するので、眼底の可視蛍光像がカラーCCD36により撮像される。

0037

この散瞳撮影時並びに可視蛍光撮影時に、カラーCCD36で撮像された眼底像は、無散瞳撮影時と同様に、記録装置37に記録、保存されるとともに、スイッチ51が図1で上側に切り替えられるときには、記録された画像をモニタ52に表示させることができる。

0038

また、照明装置11では、光源の色選択が可能であるので、緑色発光ダイオード17b、17cを点灯して、血管などの病変診断するためのレッドフリー撮影を行うことができる。

0039

この照明装置11を用いたときの照明状態が図5の下欄に示されている。

0040

なお、照明装置1において、白色発光ダイオードを用いる代わりに、青色発光ダイオードを用いることもできる。その場合、使用する発光ダイオードの輝度によりマトリックス配列を変更する。例えば、青色と赤色発光ダイオードの輝度が等しく、いずれも緑色発光ダイオードの輝度よりも高い場合(B=R>G)の場合には、白色発光ダイオードの代わりに緑色発光ダイオードを配置する。これにより全体のバランスをとりやすくする。この場合の利点は、選択する発光ダイオードのスペクトル分布選択範囲が広がる点である。白色発光ダイオードを使用した場合には、他色の発光ダイオードは、白色の分布非均一性補正することが主な目的となる。

0041

また、照明装置1の発光ダイオードの配列に関して、図6に示した配列を用いるようにしてもよい。この例では、遮光部4aの矩形領域8における発光ダイオードの配列が、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の発光ダイオードを符号8a、8bで図示したグループにし、グループ8aを横方向に、グループ8bを縦方向にそれぞれ同数マトリックス状に配列し、各グループ間に3色では不足する黄色(Y)発光ダイオードを配列した配置となっている。また、周辺の遮光部4bに対しても、グループ8a、8bを交互に周方向に同数配列するようにする。この例でも、各発光ダイオードの光量を制御することにより、図3に示した例と同じように、全体の発光量を一定に保たせながらの色合い調整が可能な照明装置が得られる。

0042

なお、図1において、ファインダ30に代えて、カラーCCD36と同様な撮像素子を用いることもでき、その場合には、該撮像素子の画像をモニタ52に導き、眼底像をモニタ52で観察しながらアライメントやフォーカス調整を行うようにする。

0043

以上、本発明の実施例について述べたが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく様々な応用例が考えられる。例えば、赤外光と赤、緑、青の各色を同一の照明装置に配置して、リングスリットサイズを可変にすることにより、照明装置の切換なしに無散瞳/散瞳撮影の切換を行うことも考えられる。

図面の簡単な説明

0044

本発明の眼科撮影装置の構成を示した構成図である。
照明装置の構成を示した縦断面図である。
図2(A)の照明装置をA方向から見た図で、発光ダイオードの配列を示した説明図である。
図2(B)の照明装置をA方向から見た図で、発光ダイオードの配列を示した説明図である。
図1の眼科撮影装置での撮影モードに応じた照明装置の照明状態を説明した表図である。
発光ダイオードの他の配列例を示した説明図である。

符号の説明

0045

1、11照明装置
7a〜7e発光ダイオード
17a〜17d 発光ダイオード
30ファインダ
35赤外CCD
36カラーCCD
40制御回路
42撮影モード設定手段
41撮影スイッチ
43LED発光制御回路

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    【課題】検査中に被検者が観察する場所を切り替えるような煩雑な作業を行うことなく、検査精度の誤差を軽減することを課題とする。【解決手段】混色光Y’(R+G)と参照光Yとを対比して色覚異常を判定する色覚検... 詳細

  • 株式会社QDレーザの「 網膜走査型視力検査装置、網膜走査型視力検査システム、網膜走査型視力検査方法」が 公開されました。( 2019/06/24)

    【課題】網膜の視力を簡便に測定する。【解決手段】光線を出射する光源部と、画像を表示する表示部と、視標の画像を含む検査用画像データと、検査用画像データと対応付けられた光線の出力値と、を含む検査条件情報を... 詳細

  • 株式会社ニデックの「 眼科撮影装置」が 公開されました。( 2019/06/24)

    【課題】複数の光学系のうち2つ以上が機能または性能を良好に発揮できる眼科装置を提供すること。【解決手段】 眼科装置1は、OCT光学系100と、対物光学系をOCT光学系100と共用する前眼部撮影光学系... 詳細

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