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技術 架空地線用のジャンパ線の振れ止め金具

出願人 中国電力株式会社
発明者 佐藤昌弘
出願日 2004年12月15日 (16年10ヶ月経過) 出願番号 2004-362532
公開日 2006年6月29日 (15年3ヶ月経過) 公開番号 2006-174577
状態 拒絶査定
技術分野 防振装置 電線・ケーブルの架設
主要キーワード 静電誘導作用 振れ止 屈曲角度θ 懸垂装置 電力線用 防止金具 概略矩形 概略円筒状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年6月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

簡単且つ安価に取り付けることができる、架空地線用のジャンパ線振れ止防止金具を提供する。

解決手段

鉄塔から絶縁された架空地線に生じる誘導電流を取り出すために用いられるジャンパ線の振れ止め金具であって、ジャンパ線(50)が接続されるジャンパソケット(40)への取付部(610)を備える共に該ジャンパソケットの側面に沿って配置される基部(61)と、該基部から延びた延長部(62)とを備えてなり、該延長部には、前記ジャンパソケットに接続されたジャンパ線を該延長部に沿って保持する保持手段(63)が設けられており、上記取付部は、ジャンパソケットのボルト穴(41a,41b)に整列するボルト穴(611a,611b)を備え、ボルト(71a,71b)を挿通させてナット(72a,71b)で締結する。

概要

背景

架空地線は、通常、接地されているため大地と同電位であり、両者の間に電位は生じない。しかし、架空地線を碍子装置を介在させて鉄塔から絶縁すると、大地や送電線との間に生じる静電容量に起因した静電誘導作用、または、隣接する送電線との電磁誘導作用により、架空地線に誘導電流が発生する。

そこで、架空地線を鉄塔から絶縁することにより、この誘導電流を取り出して航空障害灯などの機器電源として利用することが既に行われている(特公昭55−27530号公報、特許第3181508号掲載公報等参照)。この場合、図3に示されるように、架空地線10は、その端部に概略円筒状クランプ20が取り付けられ、このクランプ20は、鉄塔(図示せず)に支持された懸垂装置90に碍子装置30を介して連結され、かくして、架空地線10は鉄塔から絶縁される。クランプ20は、碍子装置30に隣接する端部付近に、クランプ20の軸線に直交する方向に張り出した板状の取付金具21を備え、この取付金具21にジャンパソケット40が接続される。図示の例では、取付金具21は一対のボルト穴を備え、ジャンパソケット40の端部もこれに整列する一対のボルト穴が設けられている。したがって、取付金具21のボルト穴とジャンパソケット40のボルト穴とを整列させて重ね合わせ、ボルト71a,71bを挿通させてナット72a,72bで締結することにより、ジャンパソケット40はクランプ20に連結される。そして、ジャンパソケット40にジャンパ線50を接続することにより、このジャンパ線50から誘導電流が取り出される。

特公昭55−27530号公報
特許第3181508号掲載公報

概要

簡単且つ安価に取り付けることができる、架空地線用のジャンパ線の振れ止防止金具を提供する。鉄塔から絶縁された架空地線に生じる誘導電流を取り出すために用いられるジャンパ線の振れ止め金具であって、ジャンパ線(50)が接続されるジャンパソケット(40)への取付部(610)を備える共に該ジャンパソケットの側面に沿って配置される基部(61)と、該基部から延びた延長部(62)とを備えてなり、該延長部には、前記ジャンパソケットに接続されたジャンパ線を該延長部に沿って保持する保持手段(63)が設けられており、上記取付部は、ジャンパソケットのボルト穴(41a,41b)に整列するボルト穴(611a,611b)を備え、ボルト(71a,71b)を挿通させてナット(72a,71b)で締結する。

目的

そこで、本発明は、簡単且つ安価に取り付けることができる、架空地線用のジャンパ線の振れ止め防止金具を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

鉄塔から絶縁された架空地線に生じる誘導電流を取り出すために用いられるジャンパ線振れ止金具であって、ジャンパ線(50)が接続されるジャンパソケット(40)への取付部(610)を備える共に該ジャンパソケット(40)の側面に沿って配置される基部(61)と、該基部(61)から延びた延長部(62)とを備えてなり、該延長部(62)には、前記ジャンパソケット(40)に接続されたジャンパ線(50)を該延長部(62)に沿って保持する保持手段(63)が設けられていることを特徴とするジャンパ線の振れ止め金具。

請求項2

前記ジャンパソケット(40)は、架空地線(10)の端部を保持するクランプ(20)に設けられたボルト穴整列するボルト穴(41a,41b)を備え、前記振れ止め金具の取付部(610)は、前記ジャンパソケット(40)のボルト穴(41a,41b)に整列するボルト穴(611a,611b)を備え、クランプ(20)、ジャンパソケット(40)及び取付部(610)のボルト穴を互いに整列させて重ね合わせ、一本のボルト(71a,71b)を挿通させてナット(72a,71b)で締結することにより振れ止め金具をジャンパソケットに固定することができるようにされている、請求項1に記載の振れ止め金具。

請求項3

前記基部(61)は鈍角を為して屈曲した棒材からなり、前記延長部(62)は前記基部(61)の屈曲方向と逆方向に鈍角を為して前記基部(61)に連接した棒材からなる請求項1又は2に記載の振れ止め金具。

技術分野

0001

本発明は、鉄塔から絶縁された架空地線に生じる誘導電流を取り出すために用いられるジャンパ線振れ止金具に関する。

背景技術

0002

架空地線は、通常、接地されているため大地と同電位であり、両者の間に電位は生じない。しかし、架空地線を碍子装置を介在させて鉄塔から絶縁すると、大地や送電線との間に生じる静電容量に起因した静電誘導作用、または、隣接する送電線との電磁誘導作用により、架空地線に誘導電流が発生する。

0003

そこで、架空地線を鉄塔から絶縁することにより、この誘導電流を取り出して航空障害灯などの機器電源として利用することが既に行われている(特公昭55−27530号公報、特許第3181508号掲載公報等参照)。この場合、図3に示されるように、架空地線10は、その端部に概略円筒状クランプ20が取り付けられ、このクランプ20は、鉄塔(図示せず)に支持された懸垂装置90に碍子装置30を介して連結され、かくして、架空地線10は鉄塔から絶縁される。クランプ20は、碍子装置30に隣接する端部付近に、クランプ20の軸線に直交する方向に張り出した板状の取付金具21を備え、この取付金具21にジャンパソケット40が接続される。図示の例では、取付金具21は一対のボルト穴を備え、ジャンパソケット40の端部もこれに整列する一対のボルト穴が設けられている。したがって、取付金具21のボルト穴とジャンパソケット40のボルト穴とを整列させて重ね合わせ、ボルト71a,71bを挿通させてナット72a,72bで締結することにより、ジャンパソケット40はクランプ20に連結される。そして、ジャンパソケット40にジャンパ線50を接続することにより、このジャンパ線50から誘導電流が取り出される。

0004

特公昭55−27530号公報
特許第3181508号掲載公報

発明が解決しようとする課題

0005

従来、ジャンパ線は、ジャンパソケットから鉄塔まで支持されずに架設されており、その長さは数メートルに及ぶことも多い。したがって、風や架空地線、鉄塔などの振動によってジャンパ線が振動することによって、ジャンパ線がジャンパソケットとの接続箇所断線することがあった。
電力線用のジャンパ線については、従来、振れ止め防止金具が市販されているが、架空地線用のジャンパ線については市販品が無く、特に、上述のような誘導電流取り出し用のジャンパ線に適用できるものは従来提案されていない。

0006

そこで、本発明は、簡単且つ安価に取り付けることができる、架空地線用のジャンパ線の振れ止め防止金具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明によれば、鉄塔から絶縁された架空地線に生じる誘導電流を取り出すために用いられるジャンパ線の振れ止め金具であって、ジャンパ線が接続されるジャンパソケットへの取付部を備える共に該ジャンパソケットの側面に沿って配置される基部と、該基部から延びた延長部とを備えてなり、該延長部には、前記ジャンパソケットに接続されたジャンパ線を該延長部に沿って保持する保持手段が設けられていることを特徴とするジャンパ線の振れ止め金具が提供される。

0008

本発明のジャンパ線の振れ止め金具において、前記ジャンパソケットは、架空地線の端部を保持するクランプに設けられたボルト穴に整列するボルト穴を備え、前記振れ止め金具の取付部は、前記ジャンパソケットのボルト穴に整列するボルト穴を備え、クランプ、ジャンパソケット及び取付部のボルト穴を互いに整列させて重ね合わせ、一本のボルトを挿通させてナットで締結することにより振れ止め金具をジャンパソケットに固定することができるようにされていることが好ましい。また、本発明のジャンパ線の振れ止め金具において、前記基部は鈍角を為して屈曲した棒材からなり、前記延長部は前記基部の屈曲方向と逆方向に鈍角を為して前記基部に連接した棒材からなることが好ましい。

発明の効果

0009

本発明の振れ止め金具によれば、鉄塔の頂部に架設された架空地線から誘導電流を取り出すために鉄塔の頂部から下方へ向けて延ばされるジャンパ線を、ジャンパソケットとの接続箇所から下方に向けて保持するので、ジャンパ線の全体的な振れを防止できるだけでなく、ジャンパソケットとの接続箇所におけるジャンパ線の疲労の集中を抑制し、接続箇所での断線を有効に防止できる。また、本発明の振れ止め金具は、ジャンパソケットのクランプへの取付部と同じ箇所でジャンパソケットに取り付けられるように構成することもでき、その場合、既存のジャンパソケットに追加的に簡単且つ低コスト現場にて取り付けることができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明を図示の具体例に基づいて説明するが、本発明は該具体例のみに限定されるものではない。

0011

図1は、本発明のジャンパ線の振れ止め金具の一具体例を取り付け状態で示す概略図であり、振れ止め金具以外の部分は点線で示されている。図示の振れ止め金具は、ジャンパーソケット40の山形に屈曲した側面(以下「背面」といい、その反対側の谷形に屈曲した側面を以下「前面」という)に沿って配置するように屈曲した概略L字状の基部61と、この基部61に連接した延長部62とからなる。基部61は、その末端にジャンパソケット40への取付部610を備えている。この取付部610は概略矩形板片からなり、その長手方向に並んだ2つのボルト穴611a,611bを備えている。このボルト穴611a,611bは、ジャンパソケット40をクランプ20に連結させるためにジャンパソケット40に設けられた2つの穴と整列するように配置されている。取付部610の一端には概略L字状に屈曲した棒材が溶接等により連結されており、この棒材と取付部610とにより基部61が構成される。この棒材としては、通常、鋼製(好ましくは亜鉛めっきされているもの)のものが用いられるが、これに限定されるものではない。この棒材の屈曲角度θ1は、ジャンパソケット40の背面の屈曲角度と略同一とされ、これによって、基部61がジャンパソケット40の背面に沿って配置するようになる。この屈曲角度θ1は鈍角とされ、通常100〜110度とされる。なお、基部61はジャンパソケット40の側面に沿って配置すればよく、ジャンパソケット40の背面に沿って配置する図示の例以外に、取付部610の形状を改変するなどの方法により、ジャンパソケット40の前面や、その他の側面に沿って配置する構成にすることも可能である。

0012

基部61を構成する棒材は、取付部610が設けられた側と反対側で延長部62と連接しており、延長部62は基部61の棒材と同一の材料で構成することができる。延長部62は、基部61の棒材に対して基部61の屈曲方向と逆方向に角度θ2を為して基部61に連接している。この屈曲角度θ2は鈍角とされ、通常100〜110度とされる。延長部62には、適当な間隔を置いて2つの保持手段63が取り付けられており、この保持手段63を用いてジャンパ線50を延長部62に沿って保持させることができる。保持手段63としては、例えば、公知の締付コネクタなどを使用することができる。

0013

本発明の振れ止め金具は、例えば、一本の亜鉛めっきされた鋼製の棒材を図示のように2箇所で所定の角度θ1及びθ2で屈曲させ、その一端に取付部610を溶接などの方法で連結し、延長部62に1以上の保持手段63を取り付けることにより容易に作製できる。

0014

本発明の振れ止め金具は、例えば、図3で示されるような既設のジャンパソケット40に、簡単に取り付けることができる。すなわち、図3のナット72a,72bを外して、ボルト71a,71bを抜いた後、図1に示されるように、振れ止め金具の基部610をジャンパソケット40の背面に沿って配置させるとともに、取付部610の一対のボルト穴611a,611bを、クランプの取付金具21の一対のボルト穴と整列して配置されたジャンパソケット40の一対のボルト穴と整列させて重ね合わせ、これらの重ね合わされたボルト穴にボルト71a,71bを挿通させ、ナット72a,72bで締結することにより、ジャンパソケット40に取り付けることができる。この場合、取り外した既設のボルト71a,71bの軸部の長さが短すぎる場合は、軸部の長いボルト71a,71bに交換すればよい。そして、ジャンパソケット40に接続されたジャンパ線50を延長部62に設けられた保持手段63で保持することにより、ジャンパ線50を振れ止め金具に沿って配置させることができる。したがって、ジャンパ線50が風や振動を受けた場合でも、ジャンパ線50が大きく振れることが防止され、特に、ジャンパ線50のジャンパソケット40への接続箇所に過度の疲労が蓄積しないので、当該箇所における断線を有効に防止することができる。

0015

本発明は、鉄塔から絶縁された架空地線に生じる誘導電流を取り出すために用いられるジャンパ線の振れ止めに有効であり、例えば、航空障害灯などのような誘導電流の利用が必要とされる機器を備えた鉄塔において用いるのに有用である。

図面の簡単な説明

0016

本発明の振れ止め金具の一具体例を示す正面図である。
(a)は図1の振れ止め金具の一部を示す正面図であり、(b)は(a)の側面図である。
従来のジャンパ線の取り付け状態を示す正面図である。

符号の説明

0017

10…架空地線、20…クランプ、21…取付金具、30…碍子装置、40…ジャンパソケット、41a,41b…ボルト穴、50…ジャンパ線、61…基部、62…延長部、63…保持手段、610…取付部、611a,611b…ボルト穴、71a,71b…ボルト、72a,72b…ナット。

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