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技術 管理装置、印刷処理システム、管理装置の制御方法、管理装置の制御プログラム、管理装置の制御プログラムが記録された記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 中井嘉之嶋澤耀一
出願日 2004年12月6日 (15年6ヶ月経過) 出願番号 2004-353076
公開日 2006年6月22日 (14年0ヶ月経過) 公開番号 2006-165889
状態 特許登録済
技術分野 FAX原画の編集 タイプライター等へのデジタル出力 ファクシミリ一般
主要キーワード 基準記号 出力パターンデータ 神経素子 印刷用パターン 記号パターン 基準パターンデータ ニューラルネットワークモデル 一致度判定
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年6月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

印刷物に付与されたパターン以外の画像を変化させることなく、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、このパターンを確実に特定できる出力用パターンデータを実現する。

解決手段

プリンタ制御処理装置300は、印刷処理を制御するための情報を示す記号パターンの読取り結果を管理するものであり、基準パターンデータ401および印刷用パターンデータ402を情報格納部400から取得する記録・読み出し部305と、印刷用パターンデータ402に基づき印刷された記号パターンの読取り装置200の読取り結果と、基準パターンデータ401との一致度を判定する一致度判定部302と、この一致度判定部302が、一致度が所定の閾値に満たないと判定した場合、読取られた記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を修正するパターン修正部303とを備えている。

概要

背景

従来から、印刷された内容の重要度に応じて印刷物複写禁止するなど印刷物に対する制限を行うことが行われている。

例えば、図21に示すように極秘とする内容が印刷された印刷物に対して、複数の記号「*」を「極秘」という文字形状に配して、印刷対象部分(例えば、印刷されている文章部分)に重ねて印刷する方法がある。

この方法では、上述したように例えば「極秘」という文字形状に上記記号「*」を複数配することで、この印刷物の印刷対象部分に含まれる情報が極秘とすべき重要な内容であることを視覚的にユーザに知らせることができる。

また、上記方法では、このようにユーザに対して視覚的に印刷対象部の内容の重要度を知らせるだけではなく、上記した記号「*」などに、印刷処理に関する所定の制御を指示する内容を対応付けている。そして、スキャナなどの読取り装置を備えたプリンタ装置が、上記記号が付された印刷物をこの読取り装置によって読取ると、記号に対応付けられた制御内容に応じて、印刷対象部分の印刷処理を禁止するなど制御を行うようになっている。

なお、本明細書においてこれ以降では、このような上記記号を記号パターンと称する。

このように印刷物に付された「*」などの記号パターンに応じて、プリンタ装置が該印刷物の印刷処理に関する制御を行う場合、上記読取り装置の読取り結果において、プリンタ装置が上記記号パターンを確度よく特定できなければならない。

しかしながら、上記読取り装置による記号パターンの読取り結果は、該読取り装置の読取り精度に応じて異なることとなる。あるいは、プリンタ装置が備える各部材の経年変化、またはプリンタ装置の印刷処理にかかる固体差によって生じる記号パターンの印刷結果のばらつきなどに起因して、記号パターンに対する、読取り装置による読取り結果が異なることとなる。

なお、特許文献1として、画像の読取りに関する機体間のばらつきを補正するために印刷濃度を調整する画像処理装置が開示されている。しかしながらこの特許文献1は、上記した記号パターンを確度よく特定するために、該記号パターンの印刷処理を行うためのデータ(印刷用記号パターンデータ)を修正するものではない。
特開2002−271625号(2002年9月20日公開

概要

印刷物に付与されたパターン以外の画像を変化させることなく、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、このパターンを確実に特定できる出力用パターンデータを実現する。プリンタ制御処理装置300は、印刷処理を制御するための情報を示す記号パターンの読取り結果を管理するものであり、基準パターンデータ401および印刷用パターンデータ402を情報格納部400から取得する記録・読み出し部305と、印刷用パターンデータ402に基づき印刷された記号パターンの読取り装置200の読取り結果と、基準パターンデータ401との一致度を判定する一致度判定部302と、この一致度判定部302が、一致度が所定の閾値に満たないと判定した場合、読取られた記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を修正するパターン修正部303とを備えている。

目的

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、読取り装置によるパターンの読取り結果において、このパターンを確度よく特定できる当該パターンの出力用パターンデータを管理する管理装置印刷処理システム、管理装置の制御方法、管理装置の制御プログラム、管理装置の制御プログラムが記録された記録媒体を実現することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、およびパターンを印刷するために用いる出力用パターンデータ記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記判定手段によって一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正する修正手段とを備えることを特徴とする管理装置。

請求項2

印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準でありかつ、パターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記取得手段によって取得した出力用パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正する修正手段とを備えることを特徴とする管理装置。

請求項3

上記修正手段によって修正された出力用パターンデータを、該出力用パターンデータに基づきパターンを用紙に付与する印刷処理装置に出力する出力手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。

請求項4

上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度を一致度履歴情報として記憶装置に記録する記録手段と、パターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度と、上記一致度履歴情報と比較する比較手段とをさらに備え、上記修正手段は、上記比較手段による比較結果に基づき、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の管理装置。

請求項5

上記修正手段は、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータの、線画の太さ、濃度、および色相のうち何れかを修正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の管理装置。

請求項6

上記パターンを付与する用紙を格納する用紙トレイを複数有する印刷処理装置に備えられており、上記修正手段は、上記用紙トレイに応じて上記出力用パターンデータを修正することを特徴とする請求項5に記載の管理装置。

請求項7

上記記号パターンを付与するための用紙が格納された用紙トレイを指定する指定手段をさらに備え、上記出力手段が出力用パターンデータを出力する際に、上記指定手段は所定の用紙トレイを指定することを特徴とする請求項6に記載の管理装置。

請求項8

印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる複数の出力用パターンデータを予め記憶している記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記記憶装置に記憶されている出力用パターンデータを、上記判定手段によって一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とする選択手段とを備えることを特徴とする管理装置。

請求項9

上記選択手段によって有効とされた出力用パターンデータの中から、印刷物に付与するパターンの出力用パターンデータを出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の管理装置。

請求項10

上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータの当該一致度を、一致度履歴情報として記憶装置に記録する記録手段と、パターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度と、記憶装置に記録されている一致度履歴情報とを比較する比較手段とをさらに備え、上記選択手段は、上記比較手段による比較結果に基づき、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータの有効または無効を選択することを特徴とする請求項9に記載の管理装置。

請求項11

上記選択手段は、上記読取られたパターンに対応する出力用パターンデータよりも、基準パターンデータに対する一致度が大きい出力用パターンデータのうち、最も一致度が大きい出力用パターンデータを有効とすることを特徴とする請求項10に記載の管理装置。

請求項12

上記複数の出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果から、各パターンの特徴を示す特徴情報を抽出し、上記判定手段に送信する抽出手段をさらに備え、上記判定手段は、上記抽出手段から受信した上記特徴情報と、上記基準パターンデータとの一致度を判定することを特徴とする請求項8または9に記載の管理装置。

請求項13

上記抽出手段は、抽出した上記特徴情報に基づき、各パターンを印刷して付与する場合に消費されるトナー量を判定し、該消費されるトナー量の少ない特徴情報を優先して上記判定手段に送信しており、上記判定手段が上記抽出手段から受信した特徴情報と基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定するまで、上記抽出手段は上記特徴情報を当該判定手段に順次送信することを特徴とする請求項12に記載の管理装置。

請求項14

上記記憶装置に予め記憶された複数の出力用パターンデータそれぞれに基づき印刷されたパターンは、それぞれが異なる色相であり、上記抽出手段は、抽出した上記特徴情報に基づき、各パターンの印刷処理において用紙に印刷される色相を判定し、上記特徴情報を色相に応じて上記判定手段に送信しており、上記判定手段が上記抽出手段から受信した特徴情報と基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定するまで、上記抽出手段は上記特徴情報を当該判定手段に順次送信することを特徴とする請求項12に記載の管理装置。

請求項15

上記抽出手段は、上記パターンが用紙に印刷され付与された場合の色相が視覚的に目立たなくなるような色相の順番で上記判定手段に上記特徴情報を送信することを特徴とする請求項14に記載の管理装置。

請求項16

上記パターンを付与する用紙を格納する用紙トレイを複数備える印刷処理装置に備えられており、上記選択手段は、上記用紙トレイに応じて上記出力用パターンデータの有効または無効を選択することを特徴とする請求項9に記載の管理装置。

請求項17

上記パターンを付与するための用紙が格納された用紙トレイを指定する指定手段をさらに備え、上記出力手段が出力用パターンデータを出力する際に、上記指定手段は所定の用紙トレイを指定することを特徴とする請求項16に記載の管理装置。

請求項18

上記記憶装置は、上記パターンの読取り装置による読取り結果を調べるための試験印刷時に、該パターンを付与するための用紙を格納する用紙トレイを示す用紙トレイ情報を予め記憶しており、印刷物に上記パターンを付与する際に、当該パターンを付与するための用紙を格納する用紙トレイを指定する印刷用用紙トレイ指定情報を入力する入力手段と、上記入力手段によって入力された印刷用用紙トレイ情報と、上記記憶装置に記憶された用紙トレイ情報とを比較し両者が一致するか否かを判定する用紙トレイ判定手段とを備え、上記用紙トレイ判定手段は、上記印刷用用紙トレイ情報と上記用紙トレイ情報とが一致しないと判定した場合、警告を示す情報を出力することを特徴とする請求項6または16に記載の管理装置。

請求項19

出力用パターンデータに基づき印刷物にパターンを付与する印刷処理装置と、該パターンを読取る読取り装置と、請求項1〜18いずれか1項に記載の管理装置とを備えることを特徴とする印刷処理システム

請求項20

印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得するステップと、印刷物に付与した、上記出力用パターンデータに基づくパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記一致度を判定するステップによって当該一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するステップとを含むことを特徴とする管理装置の制御方法。

請求項21

印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準でありかつ、パターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得するステップと、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記取得手段によって取得した出力用パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記一致度を判定するステップによって上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するステップとを含むことを特徴とする管理装置の制御方法。

請求項22

印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる複数の出力用パターンデータを予め記憶している記憶装置から取得するステップと、印刷物に付与した、上記出力用パターンデータに基づくパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記記憶装置に記憶されている出力用パターンデータを、上記一致度を判定するステップによって当該一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とするステップとを含むことを特徴とする管理装置の制御方法。

請求項23

請求項1〜18の何れか1項に記載の管理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。

請求項24

請求項23に記載の管理装置の制御プログラムが記録されたコンピュータの読取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置読取り結果を管理する管理装置印刷処理システム、管理装置の制御方法、管理装置の制御プログラム、管理装置の制御プログラムが記録された記録媒体に関するものである。

背景技術

0002

従来から、印刷された内容の重要度に応じて印刷物の複写禁止するなど印刷物に対する制限を行うことが行われている。

0003

例えば、図21に示すように極秘とする内容が印刷された印刷物に対して、複数の記号「*」を「極秘」という文字形状に配して、印刷対象部分(例えば、印刷されている文章部分)に重ねて印刷する方法がある。

0004

この方法では、上述したように例えば「極秘」という文字形状に上記記号「*」を複数配することで、この印刷物の印刷対象部分に含まれる情報が極秘とすべき重要な内容であることを視覚的にユーザに知らせることができる。

0005

また、上記方法では、このようにユーザに対して視覚的に印刷対象部の内容の重要度を知らせるだけではなく、上記した記号「*」などに、印刷処理に関する所定の制御を指示する内容を対応付けている。そして、スキャナなどの読取り装置を備えたプリンタ装置が、上記記号が付された印刷物をこの読取り装置によって読取ると、記号に対応付けられた制御内容に応じて、印刷対象部分の印刷処理を禁止するなど制御を行うようになっている。

0006

なお、本明細書においてこれ以降では、このような上記記号を記号パターンと称する。

0007

このように印刷物に付された「*」などの記号パターンに応じて、プリンタ装置が該印刷物の印刷処理に関する制御を行う場合、上記読取り装置の読取り結果において、プリンタ装置が上記記号パターンを確度よく特定できなければならない。

0008

しかしながら、上記読取り装置による記号パターンの読取り結果は、該読取り装置の読取り精度に応じて異なることとなる。あるいは、プリンタ装置が備える各部材の経年変化、またはプリンタ装置の印刷処理にかかる固体差によって生じる記号パターンの印刷結果のばらつきなどに起因して、記号パターンに対する、読取り装置による読取り結果が異なることとなる。

0009

なお、特許文献1として、画像の読取りに関する機体間のばらつきを補正するために印刷濃度を調整する画像処理装置が開示されている。しかしながらこの特許文献1は、上記した記号パターンを確度よく特定するために、該記号パターンの印刷処理を行うためのデータ(印刷用記号パターンデータ)を修正するものではない。
特開2002−271625号(2002年9月20日公開

発明が解決しようとする課題

0010

しかしながら、従来の技術では、上記記号パターンに対する読取り装置の読取り精度、または上記記号パターンの印刷結果に応じて、該記号パターンの読取り結果が異なることとなり、読取った記号パターンを確度よく特定することができない。

0011

そこで、上記読取り装置の読取り精度のばらつき、または記号パターンの印刷結果におけるばらつきが生じる場合であっても、記号パターンを確度よく読取れるようにする必要がある。

0012

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、読取り装置によるパターンの読取り結果において、このパターンを確度よく特定できる当該パターンの出力用パターンデータを管理する管理装置、印刷処理システム、管理装置の制御方法、管理装置の制御プログラム、管理装置の制御プログラムが記録された記録媒体を実現することにある。

課題を解決するための手段

0013

本発明に係る管理装置は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、およびパターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記判定手段によって一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正する修正手段とを備えることを特徴とする。

0014

上記構成によると、出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンを読取り装置によって読取った結果と、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、出力用パターンデータを修正することができる。

0015

このため、上記管理装置は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できるようになるまで出力用パターンデータを修正することができる。すなわち、画像の読取りに関する読取り装置の性能に起因して生じる読取り結果のばらつきを補正し、上記パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを生成することができる。

0016

したがって、上記管理装置は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理することができる。

0017

なお、上記一致度とは、読取られたパターンの読取り結果から得られる情報と、印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンとして理想的なパターンから得られる情報とが、どの程度一致するかを示す情報である。また、上記読取り結果から得られる情報としては、例えば読取られたパターンの形状、色相などを示す特徴量などが挙げられる。また、上記理想的なパターンから得られる情報とは、該理想的なパターンの形状、色相などを示す特徴量などが挙げられる。

0018

また、上記所定の閾値とは、パターンデータの読取り結果と基準パターンデータとの一致度の差が、読取られたパターンが基準パターンのパターンを示すものであると特定できる範囲で定められるものである。

0019

また、本発明に係る管理装置は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準でありかつ、パターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記取得手段によって取得した出力用パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正する修正手段とを備えることを特徴とする。

0020

上記構成によると、出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンを読取り装置によって読取った結果と、上記出力用パターンデータとの一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、出力用パターンデータを修正することができる。

0021

また、本発明に係る管理装置は、出力用パターンデータ自体を修正しており、現像バイアスまたは帯電電位などの調整など、印刷物の画像全体に影響を与える印刷処理装置の調整を行う構成でないため、印刷物に印刷された他の画像を変化させることがない。つまり、印刷物に印刷された画像を変更することなく、印刷物に付与されるパターンの例えば、濃度、線画の太さ、または色相などを変化させることができる。

0022

したがって、本発明に係る管理装置は、印刷物に印刷されたパターン以外の画像を変化させることなく、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できるようになるまで出力用パターンデータを修正することができる。

0023

よって、本発明に係る管理装置は、印刷物に印刷されたパターン以外の画像を変化させることなく、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができる。

0024

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記修正手段によって修正された出力用パターンデータを、該出力用パターンデータに基づきパターンを用紙に付与する印刷処理装置に出力する出力手段をさらに備えていてもよい。

0025

上記構成によると出力手段を備えているため、読取り装置によるパターンの読取り結果を確度よく特定できる該パターンを用紙に付与することができる。

0026

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度を一致度履歴情報として記憶装置に記録する記録手段と、パターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度と、上記一致度履歴情報と比較する比較手段とをさらに備え、上記修正手段は、上記比較手段による比較結果に基づき、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するように構成されていてもよい。

0027

上記構成によると、上記比較手段による比較結果に基づき、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正することができる。

0028

ところで、印刷されたパターンを取り巻く環境の変化または経年変化によって劣化した場合、上記履歴情報と比較して読取られたパターンの基準パターンデータに対する一致度が低下することとなる。

0029

また、例えば、環境の変化または経年変化によって、パターンを読取る読取り装置または、該パターンを付与する印刷処理装置が、読取り精度あるいは付与する結果が変化した場合、上記履歴情報と比較して上記一致度が低下することとなる。

0030

したがって、本発明に係る管理装置は、上記したように、例えば印刷されたパターン、該パターンを読取る読取り装置、該パターンを付与する印刷処理装置を取り巻く環境の変化または経年変化によって、当該パターンの読取り結果が変化した場合であっても、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができる。

0031

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記修正手段は、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータの、線画の太さ、濃度、および色相のうち何れかを修正するように構成されていてもよい。

0032

上記構成によると、本発明に係る管理装置では、修正手段が、出力用パターンデータの線画の太さ、濃度、ないし色相のうち何れかを修正することができるため、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる線画の太さ、濃度、あるいは色相となるように出力用パターンデータを修正することができる。

0033

したがって、本発明に係る管理装置は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができる。

0034

また、本発明に係る管理装置は、上記パターンを付与する用紙を格納する用紙トレイを複数有する印刷処理装置に備えられており、上記修正手段は、上記用紙トレイに応じて上記出力用パターンデータを修正するように構成されていることが好ましい。

0035

本発明に係る管理装置は、上記修正手段を備えているため、パターンを付与する用紙トレイに応じて出力用パターンデータを修正することができる。

0036

すなわち、用紙トレイに格納されている用紙の種類に応じて確度よく特定できるパターンを印刷するための出力パターンデータを生成することができる。

0037

また、本発明に係る管理装置は、上記パターンを付与するための用紙が格納された用紙トレイを指定する指定手段をさらに備え、上記出力手段が出力用パターンデータを出力する際に、上記指定手段は所定の用紙トレイを指定するように構成されていてもよい。

0038

すなわち、所定のトレイに決められた種類の用紙を格納することにより、常に所定の種類の用紙にパターンを付与することができる。

0039

このため、用紙の種類などの相違に起因して生じるパターンの読取り結果におけるばらつきを抑えることができるため、確度よく特定できるパターンを提供することができる。

0040

また、本発明に係る管理装置は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる複数の出力用パターンデータを予め記憶している記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記記憶装置に記憶されている出力用パターンデータを、上記判定手段によって一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とする選択手段とを備えることを特徴とする。

0041

上記構成によると、複数の出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンを読取り装置によって読取った結果と、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、複数の出力用パターンデータの中から、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とすることができる。

0042

したがって、本発明に係る管理装置は、確度よくパターンを特定することができる出力用パターンデータを管理することができる。

0043

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記選択手段によって有効とされた出力用パターンデータの中から、印刷物に付与するパターンの出力用パターンデータを出力する出力手段をさらに備えるように構成されていることが好ましい。

0044

上記構成によると、出力手段を備えているため、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確実に特定できる出力用パターンデータを出力することができる。

0045

したがって、本発明に係る管理装置は、読取り装置によるパターンの読取り結果を確度よく特定できる該パターンを用紙に付与することができる。

0046

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータの当該一致度を、一致度履歴情報として記憶装置に記録する記録手段と、パターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度と、記憶装置に記録されている一致度履歴情報とを比較する比較手段とをさらに備え、上記選択手段は、上記比較手段による比較結果に基づき、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータの有効または無効を選択するように構成されていてもよい。

0047

上記構成によると、上記選択手段が、パターンの読取り結果と基準パターンデータとの一致度が、一致度履歴情報に基づき有効または無効を選択することができる。

0048

ところで、印刷されたパターンを取り巻く環境の変化または経年変化によって劣化した場合、上記履歴情報と比較して読取られたパターンの基準パターンデータに対する一致度が低下することとなる。

0049

また、例えば、環境の変化または経年変化によって、パターンを読取る読取り装置または、該パターンを付与する印刷処理装置が、読取り精度あるいは付与する結果が変化した場合、上記履歴情報と比較して上記一致度が低下することとなる。

0050

したがって、本発明に係る管理装置は、上記したように、例えば印刷されたパターン、該パターンを読取る読取り装置、該パターンを付与する印刷処理装置を取り巻く環境の変化または経年変化によって、当該パターンの読取り結果が変化した場合であっても、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができる。

0051

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記選択手段は、上記読取られたパターンに対応する出力用パターンデータよりも、基準パターンデータに対する一致度が大きい出力用パターンデータのうち、最も一致度が大きい出力用パターンデータを選択するように構成されていてもよい。

0052

上記構成によると、本発明に係る管理装置は上記選択手段を備えているため、基準パターンデータに対する最も一致度が大きい出力用パターンデータを選択することができる。

0053

このため、印刷物に付与されたパターンが、該印刷物を取り巻く環境の変化または経年変化によって劣化した場合、あるいは、該パターンを読取る読取り装置が、この読取り装置を取り巻く環境の変化または経年変化によって読取り精度が変化した場合であっても、最も一致度の低下が少ない出力用パターンデータを記憶しておくことができる。

0054

したがって、本発明に係る管理装置は、例えば印刷されたパターン、該パターンを読取る読取り装置、該パターンを付与する印刷処理装置を取り巻く環境の変化または経年変化によって、当該パターンの読取り結果が変化した場合であっても、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができる。

0055

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記複数の出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する、読取り装置の読取り結果から、各パターンの特徴を示す特徴情報を抽出し、上記判定手段に送信する抽出手段をさらに備え、上記判定手段は、上記抽出部から受信した上記特徴情報と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するように構成されていてもよい。

0056

上記構成によると、抽出手段は、各パターンの特徴情報を抽出することができるため、各パタ−ンについての特徴情報を判定手段に通知することができる。

0057

なお、この特徴情報とは、各パターンの読取り結果として得られる例えば、各パターンの印刷濃度、各パターンの色相、各パターンが印刷された際の線画の太さ、および/または各パターンが印刷された際の形状(重心位置)などから得られる特徴量である。

0058

このため、上記判定手段は、定量的な情報を用いて基準パターンデータとの比較を行うことができる。

0059

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記抽出手段は、抽出した上記特徴情報に基づき、各パターンを印刷して付与した場合に消費されるトナー量を判定し、該消費されるトナー量の少ない特徴情報を優先して上記判定手段に送信しており、上記判定手段が上記抽出手段から受信した特徴情報と基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定するまで、上記抽出手段は上記特徴情報を当該判定手段に順次送信するように構成されていてもよい。

0060

上記構成によると、抽出手段は、印刷処理において消費されるトナー量が少ない特徴情報を優先して上記判定手段に送信している。また、この特徴情報の送信は、上記判定手段が上記抽出手段から受信した特徴情報と基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定するまで行われる。

0061

このため、読取り装置の読取り結果において確度よく特定できるパターンの中で、最もトナーの消費量が小さいパターンを選択することができる。

0062

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記記憶装置に予め記憶された複数の出力用パターンデータそれぞれに基づき印刷されたパターンは、それぞれが異なる色相であり、上記抽出手段は、抽出した上記特徴情報に基づき、各パターンの印刷処理において用紙に印刷される色相を判定し、上記特徴情報を色相に応じて上記判定手段に送信しており、上記判定手段が上記抽出手段から受信した特徴情報と基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定するまで、上記抽出手段は上記特徴情報を当該判定手段に順次送信するように構成されていてもよい。

0063

上記構成によると、抽出手段は、印刷される色相が異なるパターンの特徴情報を判定手段に送信しているため、読取り装置の読取り結果において、印刷された用紙の色相に応じた、確実に特定できるパターンの出力用パターンデータを選択することができる。

0064

したがって、読取り装置による読取り結果において、パターンが印刷される用紙の色相に影響されることなく、確実に特定できるパターンを提供することができる。

0065

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記抽出手段は、上記パターンが用紙に印刷され付与された場合の色相が視覚的に目立たなくなるような色相の順番で上記判定手段に上記特徴情報を送信するように構成されていることが好ましい。

0066

上記構成によると、上記抽出手段は、印刷され付与された場合の色相が視覚的に目立たなくなるような色相の順番で上記判定手段に送信しているため、上記パターンが他の印刷部分と重ねて付与された場合であっても該パターンが目立たない。

0067

このため、ユーザは付与されたパターンによって上記印刷部分が視覚的に阻害されることが無く該印刷部分の確認ができる。

0068

したがって、本発明に係る管理装置は、視覚的に他の印刷部分を阻害することなく、かつ確度よくパターンを特定できる出力用パターンデータを管理することができる。

0069

また、本発明に係る管理装置は、上記パターンを付与する用紙を格納する用紙トレイを複数有する印刷処理装置に備えられており、上記選択手段は、上記用紙トレイに応じて上記出力用パターンデータの有効または無効を選択するように構成されていることが好ましい。

0070

本発明に係る管理装置は、上記選択手段を備えているため、パターンを付与する用紙トレイに応じて、出力用パターンデータの有効または無効を選択することができる。

0071

すなわち、用紙トレイに格納されている用紙の種類に応じて確度よく特定できるパターンを印刷するための出力パターンデータを選択することができる。

0072

また、本発明に係る管理装置は、上記パターンを付与するための用紙が格納された用紙トレイを指定する指定手段をさらに備え、上記出力手段が出力用パターンデータを出力する際に、上記指定手段は所定の用紙トレイを指定するように構成されていてもよい。

0073

すなわち、所定のトレイに決められた種類の用紙を格納することにより、常に所定の種類の用紙にパターンを付与することができる。

0074

このため、用紙の種類などの相違に起因して生じるパターンの読取り結果におけるばらつきを抑えることができるため、確度よく特定できるパターンを提供することができる。

0075

また、本発明に係る管理装置は、上記した構成において、上記記憶装置は、上記パターンの読取り装置による読取り結果を調べるための試験印刷時に、該パターンを付与するための用紙を格納する用紙トレイを示す用紙トレイ情報を予め記憶しており、印刷物に上記パターンを付与する際に、当該パターンを付与するための用紙を格納する用紙トレイを指定する印刷用用紙トレイ指定情報を入力する入力手段と、上記入力手段によって入力された印刷用用紙トレイ情報と、上記記憶装置に記憶された用紙トレイ情報とを比較し両者が一致するか否かを判定する用紙トレイ判定手段とを備え、上記用紙トレイ判定手段は、上記印刷用用紙トレイ情報と上記用紙トレイ情報とが一致しないと判定した場合、警告を示す情報を出力するように構成されていることが好ましい。

0076

上記構成によると、本実施の形態に係る管理装置は、用紙トレイ判定手段を備えているため、パターンの試験印刷に用いた用紙と、当該パターンを印刷する印刷用紙とが一致するか否かを判定することができる。

0077

ところで、上記試験印刷において用いられる用紙と、実際に上記パターンを印刷物に付して印刷する際に用いる用紙とが一致する方が以下の点で好ましい。

0078

すなわち、上記一致する場合、試験印刷時と、通常の印刷処理時とにおいて同一の種類の用紙にパターンが付与されることとなり、パターンの読取り結果にばらつきが生じない点で好ましい。つまり、試験印刷時に確度よく特定できるパターンの印刷用パターンデータを取得しておけば、この試験印刷時に用いた用紙と同一の用紙にパターンを付与した結果も確度よくパターンを特定することができる。

0079

また、上記用紙トレイ判定手段が、上記印刷用用紙トレイ情報と上記用紙トレイ情報とが一致しないと判定した場合、警告を示す情報を出力することができる。

0080

このため、ユーザに試験印刷時に用いた用紙と同一の種類の用紙に、パターンの付与を行うように指示することができ、用紙の種類に応じて生じる読取り結果のばらつきを防ぐことができる。

0081

また、本発明に係る印刷処理システムは、上記課題を解決するために、出力用パターンデータに基づき印刷物にパターンを付与する印刷処理装置と、該パターンを読取る読取り装置と、上記した管理装置とを備えることを特徴とする。

0082

したがって、上記印刷処理システムは、上記管理装置が読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理することができるため、印刷物に付与されたパターンに基づき印刷処理の制御を確度よく行うことができる。

0083

本発明に係る管理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得するステップと、印刷物に付与した、上記出力用パターンデータに基づくパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記一致度を判定するステップによって当該一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するステップとを含むことを特徴とする。

0084

上記方法によると、出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンを読取り装置によって読取った結果と、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、出力用パターンデータを修正することができる。

0085

このため、上記管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確実に特定できるようになるまで出力用パターンデータを修正することができる。

0086

したがって、上記管理装置は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを生成できる。

0087

よって、本発明に係る管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏す。

0088

本発明に係る管理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準でありかつ、パターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得するステップと、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記取得手段によって取得した出力用パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記一致度を判定するステップによって上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するステップとを含むことを特徴とする。

0089

したがって、上記管理装置は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを生成できる。

0090

よって、本発明に係る管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏す。

0091

本発明に係る管理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる複数の出力用パターンデータを予め記憶している記憶装置から取得するステップと、印刷物に付与した、上記出力用パターンデータに基づくパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記記憶装置に記憶されている出力用パターンデータを、上記一致度を判定するステップによって当該一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とするステップとを含むことを特徴とする。

0092

上記方法によると、複数の出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンを読取り装置によって読取った結果と、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、複数の出力用パターンデータの中から、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とすることができる。

0093

したがって、本発明に係る管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏す。

0094

なお、上記管理装置の各手段は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記管理装置をコンピュータにて実現させる管理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

発明の効果

0095

本発明に係る管理装置は、以上のように、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、およびパターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記判定手段によって一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正する修正手段とを備えることを特徴とする。

0096

したがって、上記管理装置は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理することができるという効果を奏する。

0097

また、本発明に係る管理装置は、以上のように、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準でありかつ、パターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記取得手段によって取得した出力用パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記判定手段によって上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正する修正手段とを備えることを特徴とする。

0098

よって、本発明に係る管理装置は、印刷物に印刷されたパターン以外の画像を変化させることなく、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏する。

0099

また、本発明に係る管理装置は、以上のように、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる複数の出力用パターンデータを予め記憶している記憶装置から取得する取得手段と、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定する判定手段と、上記記憶装置に記憶されている出力用パターンデータを、上記判定手段によって一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とする選択手段とを備えることを特徴とする。

0100

したがって、本発明に係る管理装置は、確度よくパターンを特定することができる出力用パターンデータを管理することができるという効果を奏する。

0101

また、本発明に係る印刷処理システムは、以上のように、出力用パターンデータに基づき印刷物にパターンを付与する印刷処理装置と、該パターンを読取る読取り装置と、上記した管理装置とを備えることを特徴とする。

0102

したがって、上記印刷処理システムは、上記管理装置が読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理することができるため、印刷物に付与されたパターンに基づき印刷処理の制御を確度よく行うことができるという効果を奏する。

0103

また、本発明に係る管理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得するステップと、印刷物に付与した、上記出力用パターンデータに基づくパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記一致度を判定するステップによって当該一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するステップとを含むことを特徴とする。

0104

よって、本発明に係る管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏す。

0105

また、本発明に係る管理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準でありかつ、パターンを印刷するために用いる出力用パターンデータを記憶装置から取得するステップと、上記出力用パターンデータに基づき印刷されたパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記取得手段によって取得した出力用パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記一致度を判定するステップによって上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された場合、読取られたパターンに対応する出力用パターンデータを修正するステップとを含むことを特徴とする。

0106

よって、本発明に係る管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏す。

0107

また、本発明に係る管理装置の制御方法は、上記課題を解決するために、印刷物に付与されるとともに、印刷処理装置の印刷処理を制御するための情報を特定するためのパターンに対する、読取り装置の読取り結果を管理する管理装置の制御方法であって、上記パターンを特定するための基準となる基準パターンデータ、および印刷物にパターンを付与するために用いる複数の出力用パターンデータを予め記憶している記憶装置から取得するステップと、印刷物に付与した、上記出力用パターンデータに基づくパターンに対する読取り装置の読取り結果と、上記基準パターンデータとの一致度を判定するステップと、上記記憶装置に記憶されている出力用パターンデータを、上記一致度を判定するステップによって当該一致度が所定の閾値以上であると判定されたパターンに対応する出力用パターンデータのみを有効とするステップとを含むことを特徴とする。

0108

したがって、本発明に係る管理装置の制御方法は、読取り装置によって読取られたパターンの読取り結果において、該パターンを確度よく特定できる出力用パターンデータを管理しておくことができるという効果を奏す。

発明を実施するための最良の形態

0109

(実施形態1)
(印刷処理システムの概略構成
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、図2に示すように、読取り装置200、プリンタ制御処理装置300、情報格納部400、印刷処理装置500、および表示操作部600を備えている。

0110

上記読取り装置200は、原稿に光を照射し、その反射光から、原稿の画像に応じたカラーの画像データを読取る(生成する)ものである。この読取り装置200は、生成した画像データをプリンタ制御処理装置300に送信する。

0111

プリンタ制御処理装置300は、読取り装置200、表示操作部600、および印刷処理装置500の各種制御を行うものである。具体的には、表示操作部600から入力されたユーザからの指示に応じて、読取り装置200に原稿の読取り指示を行ったり、読取り装置200によって読取られた画像データを印刷処理装置500に送信し、該画像データに基づく印刷処理を指示したりする。あるいは、この印刷処理装置500は、後述するが、表示操作部600からの指示に応じて、情報格納部400に記憶されている印刷用パターンデータ402を印刷処理装置500に送信し、該印刷用パターンデータ402に基づく印刷処理を指示したりする。

0112

また、プリンタ制御処理装置300は、表示操作部600からの指示に応じて、読取り装置200によって読取った画像データと情報格納部400に記憶されている印刷用パターンデータ402を印刷処理装置500に送信し、読取った画像データに基づく印刷対象部分に、印刷用パターンデータ402に基づく記号パターンを付加して印刷処理するように指示することもできる。

0113

印刷処理装置500は、プリンタ制御処理装置300から受信した画像データに基づき用紙にカラー画像を印刷する、例えばタンデム式複写機である。本実施の形態に係る印刷処理装置500は、プリンタ制御処理装置300から受信した画像データに基づき用紙に画像を印刷するとともに、当該印刷処理装置における印刷処理を制御するための情報に対応付けられた記号パターンを印刷することができる。

0114

なお、この記号パターンは、上記図21に示すように特定の記号が複数配置され透かしパターンを形成して印刷対象部分とともに用紙に印刷されてもよいし、単に該透かしパターンを形成する記号のうちのいずれか1つのみが、印刷対象部分とともに用紙に印刷されていてもよい。

0115

本実施例では発明をより明確にするために、説明の便宜上、印刷対象部分とともに用紙に印刷される記号パターンは例えば「*」などのような単一の記号パターンとする。

0116

情報格納部400は、読み書き可能な記録媒体であり、基準パターンデータ401、印刷用パターンデータ402、およびパターン情報403を含んでいる。なお、上記情報格納部400は、本実施の形態に係る印刷処理システム100において、印刷処理装置500、読取り装置200、およびプリンタ制御部300のいずれかに備えられていても良いし、これら各装置とは別途設けられていても良い。また、情報格納部400が備える基準パターンデータ401、印刷用パターンデータ402、およびパターン情報403それぞれは、単一の情報格納部400に記憶されていてもよいし、それぞれが個別の記録媒体に記憶される構成であってもよい。

0117

情報格納部400に記憶される基準パターンデータ401は、記号パターンが付された原稿を読取り、その読取りの結果として得られた画像データの中から該記号パターンを特定するための情報である。

0118

この基準パターンデータ401は、予め情報格納部400に用意されている印刷用パターンデータ402に基づき印刷処理された記号パターンを、平均的な読取り装置によって読取った結果として得られる画像データを示す情報である。なお、この画像データを示す情報としては、記号パターンの形状(パターンの重心)、該記号パターンを形成する線画の太さ、該記号パターンの印刷濃度および/または該記号パターンの色相などを示す特徴量が記録される。

0119

印刷用パターンデータ402は、用紙に記号パターンを付すための情報であり、予め情報格納部400に記憶されている。すなわち、印刷処理装置500が、プリンタ制御処理装置300を介して、情報格納部400からこの印刷用パターンデータ402を受信すると、この印刷用パターンデータ402に基づき記号パターンを用紙に印刷することができる。

0120

この印刷用パターンデータ402には、記号パターンの形状を示す情報と、該記号パターンの階調を示す情報とが含まれる。例えば、記号パターンの形状がビットマップによって表現される場合、この表現されるパターンの形状と階調を示す情報とを含むデータを、印刷用パターンデータ402として情報格納部400に記憶する。

0121

あるいは、例えば、上記記号パターンの形状がベクトルデータによって表現される場合、この表現されるパターンの形状と、階調と、パターンを形成する線分の太さとを含むデータを、印刷用パターンデータ402として情報格納部400に記憶する。

0122

なお、後述するが本実施の形態では、この印刷用パターンデータ402は、読取り装置の記号パターンの読取り結果に応じて、適宜修正されることとなる。

0123

パターン情報403は、用紙に付された記号パターンに対応付けられた、印刷処理に関する制御内容を示す情報である。なお、本実施形態では、記号パターン「*」に対応付けられた印刷処理に関する制御内容は、原稿から読取った画像の複写を禁止するものとする。

0124

表示操作部600は、ユーザからの指示をプリンタ制御処理装置300に入力したり、プリンタ制御処理装置300から出力される情報を表示させたりするための入出力装置である。表示操作部600が備える入力手段としては、例えばキーボードテンキーカーソルキーマウスなどのポインティングデバイス、およびタッチパネルが挙げられる。また、表示操作部600が備える出力手段の例としては、LCD(Liquid Crystal Display)などの各種ディスプレイが挙げられる。

0125

上述したような構成である本実施の形態に係る印刷処理システム100は、記号パターンが付された原稿(印刷物)に基づく印刷処理を以下のようにして行う。

0126

すなわち、読取り装置200が原稿を読取ると、該読取り装置200の読取りによって得られた画像データは、プリンタ制御処理装置300に送信される。

0127

プリンタ制御処理装置300は、受信した画像データの中に上記記号パターンが含まれているか否かを判定し、含まれている場合は、情報格納部400に記憶されているパターン情報403を参照して記号パターンに対応する印刷処理の制御内容の情報を取得する。そして、プリンタ制御処理装置300は、この取得した情報に応じて印刷処理装置500に印刷処理に係る制御を指示する。

0128

なお、この取得した情報が、原稿に印刷されている画像の複写を禁止する内容である場合、プリンタ制御処理装置300は、印刷処理装置500に印刷処理の停止を指示し、読取り装置200から受信した画像データを当該印刷処理装置500に送信しないで無効なデータとして処理する。

0129

また、上記取得した情報が孫複写禁止を示す内容である場合は、以下のような処理が行われる。なお、孫複写禁止とは、オリジナルの原稿を複写したものを、さらに原稿として複写することを禁止すること、すなわち、原稿の複写物に基づく、さらなる複写を禁止することである。

0130

すなわち、プリンタ制御処理装置300は、読取り装置200から受信した画像データのうち、記号パターン以外の画像データを印刷処理装置500に送信するとともに、印刷用パターンデータの中から複写禁止を示す内容に対応づけられた記号パターンを選択して該記号パターンの画像データも送信する。そして、印刷処理装置500に記号パターン以外の画像データと、変更された新たな記号パターンの画像データとをともに用紙に印刷するように印刷処理装置500に指示する。

0131

また、印刷処理装置500は、プリンタ制御処理装置300からの指示に応じて、該プリンタ制御処理装置300から受信した画像データに基づき印刷処理を行う。

0132

一方、読取り装置200によって読取られた画像データに基づき印刷処理された印刷物に記号パターンを付して出力する場合は、印刷処理システム100では以下のようにして処理される。

0133

例えば、印刷物の複写を禁止する場合は、まず、ユーザが表示操作部600によって、印刷処理の実行および、該印刷処理の結果として得られた印刷物の複写の禁止を示す指示を入力する。これらの指示は、表示操作部600からプリンタ制御処理装置300に送信される。

0134

プリンタ制御処理装置300は、表示操作部600から、上記したユーザからの指示を受信すると、読取り装置200に指示して、画像データを取得する。そして取得した画像データを印刷処理装置500に送信するとともに、複写を禁止する内容に対応付けられた記号パターンの印刷用パターンデータ402を印刷処理装置500に送信する。

0135

また、プリンタ制御処理装置300は、印刷処理装置500に上記画像データに基づく印刷処理の実行を指示するとともに、該画像データに基づく画像とともに記号パターンを印刷するように指示する。そして、印刷処理装置500は、プリンタ制御処理装置300からの指示と、受信した画像データおよび印刷用パターンデータ402に基づき印刷処理を行う。

0136

以上のようにして、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、原稿に付された記号パターンに応じて印刷処理装置500による印刷処理を制御することができる。また、印刷処理の制御を所望する印刷物に対しては、該制御の内容と対応付けられた記号パターンを付して印刷することができる。

0137

ところで、上記読取り装置200による画像の読取り結果は、該読取り装置200が有する画像の読取りに関する性能に依存することとなる。このため、予め用意された印刷用パターンデータ402に基づき印刷した記号パターンを読取り装置200による読取り結果として得られる画像データからプリンタ制御処理装置300が当該パターンを特定できるとは限らない。

0138

そこで、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、印刷物に付した記号パターンを、読取り装置200による読取り結果において確度よく特定できるように、印刷用パターンデータ402を修正するように構成されている。以下において図1を参照して本実施の形態に係る印刷処理システム100における印刷用パターンデータ402の修正処理について説明する。

0139

図1は、本実施の形態に係る印刷処理システム100における印刷用パターンデータ402の修正処理に関するプリンタ制御処理装置300の要部構成を示すブロック図である。

0140

(印刷用パターンデータの修正処理に関するプリンタ制御処理装置の構成)
図1に示すように、本実施の形態に係るプリンタ制御処理装置300は、印刷用パターンデータの修正処理に関する機能ブロックとして、パターン抽出部301、一致度判定部302、パターン修正部303、パターン出力部304、および記録・読み出し部305を備えている。なお、これら各部は、不図示のCPUがROM(read only memory)などの記憶装置に格納されたプログラムを実行し、図示しない入出力回路などの周辺回路を制御することによって実現される機能ブロックである。

0141

上記パターン抽出部301は、読取り装置200から受信した記号パターンの画像データを抽出し、この抽出した画像データに基づき、記号パターンの形状(重心位置)、濃度、色相、および/または線分の太さ等の特徴量を算出するものである。そして、パターン抽出部301は、抽出した記号パターンの上記特徴量を一致度判定部302に送信する。

0142

一致度判定部302は、記号・読み出し部305に指示して基準パターンデータ401を取得し、パターン抽出部301から受信した特徴量の基準パターンデータ401に対する一致度を算出する。そして、一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定するものである。

0143

一致度判定部302は、上記した判定において、一致度が所定の閾値に満たない場合、パターン修正部303に印刷用パターンデータ402に修正を指示する。

0144

なお、上記所定の閾値は、パターン抽出部301によって抽出された記号パターンの画像データが、当該記号パターンを示す画像データであるか否かを特定するために許容される範囲で決められる。すなわち、抽出された記号パターンの画像データを示す特徴量の、基準パターンデータ401に対する一致度がこの閾値に満たない場合、基準パターンデータ401に対応する記号パターンであると特定できないこととなる。

0145

また、この所定の閾値は、予め以下の値を求めることによって、設定することができる。すなわち、予め本実施の形態に係る記号パターン以外の記号パターンであり、印刷に使用される可能性のあるパターンにおいて、最も上記記号パターンとの一致度が大きいパターンを選択し、該パターンと本実施の形態に係る記号パターンとの一致度を求める。

0146

そして、上記所定の閾値は、上記求めた一致度よりも十分に大きい値の範囲、すなわち最も本実施の形態に係る記号パターンと類似するパターンと十分に区別できる範囲の値とする。

0147

パターン修正部303は、一致度判定部302からの指示に応じて、印刷用パターンデータ402を修正するものである。つまり、このパターン修正部303は、記録・読み出し部305に指示して印刷用パターンデータ402を情報格納部400から読み出す。

0148

そしてパターン修正部303は、印刷用パターンデータ402に基づき印刷される記号パターンの濃度がより濃い濃度で印刷されるように修正したり、該記号パターンを形成する線画をより太く印刷されるように修正したり、あるいは、該記号パターンの色相を変更するように修正したりする。

0149

パターン出力部304は、表示操作部600からの記号パターンの印刷指示に応じて、印刷用パターンデータ402を印刷処理装置500に送信するものである。このパターン出力部304は、記録読み出し部305に指示して、情報格納部400から印刷用パターンデータ402を読み出し、印刷処理装置500に送信する。

0150

記録・読み出し部305は、プリンタ制御処理装置300と情報格納部400との間における情報の入出力を司るインターフェースである。

0151

このように上述した構成の印刷処理システム100では、図3に示すように印刷用パターンデータ402に基づき、記号パターンを用紙に印刷することができる。

0152

また、上記記号パターンの読取り装置200による読取り結果である該記号パターンの特徴量と、予め情報格納部400に記憶されている基準パターンデータ401とを比較して、上記特徴量と基準パターンデータ401との両者の一致度を算出することができるように構成されている。そして、この一致度が所定の閾値に満たない場合、印刷用パターンデータ402を修正することができる。

0153

そこで次に、図4を参照して本実施の形態に係る印刷処理システム100における印刷用パターンデータの修正処理について説明する。図4は、本実施の形態に係る印刷処理システム100における印刷用パターンデータ402の修正処理を説明するフローチャートである。

0154

(印刷用パターンデータの修正処理1)
本実施の形態に係る印刷処理システム100では、この印刷用パターンデータ402の修正処理を通常の印刷処理を実行する前のテスト処理として行う。そして、前提として上記したように、予め情報格納部400には、基準パターンデータ401および印刷用パターンデータ402が記憶されている。なお、これらのデータを記憶させておくタイミングは、プリンタ制御処理装置300の工場出荷時に行われる。

0155

先ず、ユーザが表示操作部600を操作して、印刷用パターンデータ402に基づく記号パターンの印刷処理を指示する(ステップS11、これ以降ではS11と称する)。

0156

この表示操作部600から入力された指示に応じて、パターン出力部304は、記録・読み出し部305に指示して印刷用パターンデータ402を読み出し、印刷処理装置500に出力する。そして、印刷処理装置500は、プリンタ制御処理装置300から入力された印刷用パターンデータ402に基づき、記号パターンの印刷処理を行う(S12)。

0157

このようにして、用紙への記号パターンの印刷が成功すると(S13において「YES」)、ユーザは印刷処理装置500から排出された記号パターンが印刷された用紙を取り出し、読取り装置200の原稿台(不図示)にこの用紙を設置する。

0158

そして、ユーザは、表示操作部600を操作して、この記号パターンの読取り指示を行う(S14)。この読取り指示を表示操作部600からプリンタ制御処理装置300が受信すると、読取り装置200に対して用紙に印刷された記号パターンの読取りを指示する。そして、読取り装置200は、プリンタ制御処理装置300からの指示に応じて、用紙から記号パターンを読取り、画像データを生成する。このようにして、読取り装置200は記号パターンが印刷された用紙から該記号パターンの読取りを行う(S15)。

0159

そして、読取り装置200は、生成した画像データをプリンタ制御処理装置300に送信すると、パターン抽出部301は、受信した記号パターンの画像データに基づき、当該記号パターンの特徴量を抽出する(S16)。そして、パターン抽出部301は抽出した特徴量を一致度判定部302に送信する。

0160

一致度判定部302は、パターン抽出部301から受信した記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401とを比較して、該記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度を算出する(S17)。そして、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定し(S18)、所定の閾値以上である場合は(S18において「YES」)、プリンタ制御処理装置300は処理を終了する。

0161

一方、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値に満たない場合は(S18において「NO」)、パターン修正部303に印刷用パターンデータ402の修正を指示する。この一致度判定部302からの指示に応じて、パターン修正部303は、印刷用パターンデータを修正する(S19)。

0162

なお、この印刷用パターンデータ402の修正は、例えば、読取り装置200によって読取られた記号パターンの特徴量において、該記号パターンの濃度について所定の閾値に満たない場合は、印刷用パターンデータ402に設定されている印刷濃度の値を、より高い値になるように修正する。

0163

一方、上記記号パターンを形成する線画の太さを示す特徴量について所定の閾値に満たない場合は、パターン修正部303は、印刷用パターンデータ402に設定されている線画の太さを決定する値を、より線画が太くなる値に修正する。

0164

すなわち、上記したように印刷用パターンデータ402は、記号パターンの形状を示す情報と、該記号パターンの階調を規定する情報とが含まれている。そこで、この階調を規定する情報の値を、より印刷濃度が濃くなる階調となるように変更する。または、上記記号パターンの形状を示す情報において、該記号パターンの線分の太さを規定する情報を変更する。

0165

そして、再度、ユーザは表示操作部600を操作して、修正された印刷用パターンデータに基づき印刷処理するように指示する。そして、上述したように再度読取り装置200によって修正された印刷用パターンデータ402に基づき印刷された記号パターンを読み出し、該記号パターンの画像データの特徴量と基準パターンデータ401との一致度を調べる。

0166

すなわち、上記した処理フローに示すステップS11からの処理を、記号パターンの画像データの特徴量と基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以上になるまで繰り返す。

0167

このようにして、パターン修正部303は、一致度判定部302によって算出される一致度が向上するように印刷用パターンデータ402の修正を行う。

0168

なお、このように印刷用パターンデータ402の修正を行う場合、印刷処理装置500によって実行される印刷処理において使用されるトナー量ができるだけ小さくなるように、例えば修正する濃度の値、線画の太さなどを現在の濃度の値、線画の太さを決定する値に比べて少しずつ値が大きくなるように修正するように構成されている。

0169

すなわち、修正される前の印刷用パターンデータ402の濃度値、線画の太さなどを決定する値を一度に大きくするのではなく、段階的に値を上げていくのである。このように印刷用パターンデータ402を修正することによって、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、パターンを印刷物に付して印刷処理を行う際に使用されるトナー消費量をできるだけ低減させることができる。

0170

また、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、上記したように、印刷用パターンデータ402に基づき印刷物に付与された記号パターンを読取り装置によって読取った結果と、上記基準パターンデータとの一致度が所定の閾値以下であると判定された場合、印刷用パターンデータ402を修正することができる。

0171

このため、上記印刷処理システム100におけるプリンタ制御処理装置300は、読取り装置200によって読取られた記号パターンの読取り結果において、該記号パターンを確度よく特定できるようになるまで印刷用パターンデータ402を修正することができる。すなわち、画像の読取りに関する読取り装置200の性能に起因して生じる読取り結果のばらつきを修正し、上記記号パターンを確実に特定できる出力用パターンデータを生成することができる。

0172

また、上記プリンタ制御処理装置300は、印刷用パターンデータ402自体を修正しており、現像バイアスまたは帯電電位などの調整など、印刷物の画像全体に影響を与える印刷処理装置の調整を行う構成でないため、印刷物に印刷された他の画像を変化させることがない。つまり、印刷物に印刷された画像を変更することなく、印刷物に付与される記号パターンの例えば、濃度、線画の太さ、または色相などを変化させることができる。

0173

したがって、上記プリンタ制御処理装置300は、印刷物に印刷された記号パターン以外の画像を変化させることなく、読取り装置によって読取られた記号パターンの読取り結果において、該記号パターンを確度よく特定できる印刷用パターンデータ402を管理しておくことができる。

0174

なお、上記プリンタ制御処理装置300は、基準パターンデータ401と印刷用パターンデータ402とをそれぞれ別々に情報格納部400に記憶しておく構成であったが、これら2つのデータが共用される構成であってもよい。

0175

ところで、上記したように記号パターンを用紙に印刷する場合、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、視覚的に識別がより困難となる色相であるイエローによって記号パターンを用紙に印刷するように構成されている。これは、記号パターンを印刷物に付して利用するため、この記号パターンが印刷対象部分に対して目立たないような色相で印刷されることが好ましいからである。

0176

しかしながら、プリンタ制御処理装置300において確度良く特定できるように記号パターン(色相がイエロー)を修正したにも関わらず、この記号パターンを同色(イエロー)系の用紙に印刷すると、該記号パターンと基準パターンデータとの特徴量の一致度が低減することがある。

0177

また、上記記号パターンを印刷する用紙の色相のみなならず、該用紙の材質などの特性に応じて、読取り装置200による記号パターンの読取り結果が異なる場合がある。

0178

さらには、例えば印刷処理装置500に備えられた不図示のクリーニングブレードの劣化や、不図示の感光体表面電位の変化など、印刷処理装置500の使用に応じて生じる経年変化、あるいは、用紙に印刷された記号パターンの劣化などによって、記号パターンから抽出される特徴量の基準パターンデータ401に対する一致度が低減することがある。

0179

このため、印刷処理システム100では、用紙トレイ503a〜503cごとに格納される用紙の特性に応じた印刷用パターンデータが提供できるように構成されることが好ましい。さらには、上記したような印刷処理装置500または印刷された記号パターンの劣化に応じても印刷用パターンデータが修正できるように構成されていることが好ましい。

0180

ここで、このように構成された印刷処理システム100として、本実施の形態に係る印刷処理システム100の別の実施形態を以下の実施形態2として説明する。

0181

(実施形態2)
(印刷用パターンデータの修正処理に関するプリンタ制御処理装置の構成)
以下に本発明に係る他の実施形態である実施形態2について、図5図8を参照して説明する。

0182

本実施の形態に係る印刷処理システム100では、図2に示す実施形態1の印刷処理システム100の構成と同様であるため各装置、各部の説明は省略する。ただし、実施形態1と本実施形態(実施形態2)とを比較して、印刷用パターンデータ402の修正処理に関するプリンタ制御処理装置300が備える機能ブロックは図5に示すように異なる。なお、図5は、本発明の別の実施形態に係る印刷用パターンデータの修正処理に関するプリンタ制御処理装置の構成を示すブロック図である。

0183

図5に示すように、本実施の形態に係るプリンタ制御処理装置300は、機能ブロックとしてさらに一致度変化判定部307、印刷用紙判定部310、および印刷トレイ指示部311を備えている点で実施形態1に示す構成と異なる。

0184

ここで、本実施形態においてさらに追加された各機能ブロックの説明をする。

0185

上記一致度変化判定部307は、読取り装置200によって読取られた記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度の変化を判定するものである。

0186

後述するが、本実施の形態に係るプリンタ制御処理装置300では、一致度判定部302が、読取られた記号パタ−ンの特徴量と基準パターンデータ401と比較する。そして、この比較の結果、一致度判定部302は、所定の閾値以上である一致度の値を、一致度変化判定部307に渡す。

0187

そして、一致度変化判定部307は、この受信した一致度と過去に算出された一致度とを比較して、所定の閾値以上である場合は、一致度履歴情報404として情報格納部400に記憶するように構成されている。

0188

なお、この一致度変化判定部307は、上記判定の結果、一致度が低下していると判定した場合、パターン修正部303に対して、印刷用パターンテーブル405に含まれる印刷用パターンデータ402を修正するように指示する。

0189

上記印刷用紙判定部310は、ユーザから印刷する用紙の種類の指定を示す情報とともに、記号パターンの印刷処理実行の指示を受信した場合、この指示に応じて、ユーザにより指定された用紙が格納されている用紙トレイを特定するものである。

0190

すなわち、本実施の形態に係る印刷処理装置500では、用紙の種類に応じて、当該用紙が格納される用紙トレイ503a〜503cがそれぞれ予め決められている。

0191

そこで、ユーザから表示操作部600を介して用紙の種類の指定を示す情報を受信すると、印刷用紙判定部310は、この指示に基づき用紙トレイ503a〜503cを特定する。そして、この特定した結果を印刷トレイ指示部311に送信する。なお、上記した用紙の種類とは、用紙サイズ、または用紙の色相、用紙の材質などである。

0192

上記印刷トレイ指示部311は、ユーザから指定された用紙トレイ503a〜503cの情報とともに、記号パターンの印刷処理実行の指示を受信した場合、この指示に応じて、ユーザによって指定された用紙トレイから用紙を給紙するように印刷処理装置500に指示するものである。

0193

一方、この印刷トレイ指示部311は、ユーザによって指定された用紙トレイに格納されている用紙に応じた記号パターンの出力を、パターン出力部304に指示する。

0194

なお、この用紙に応じた記号パターンとは、用紙の種類ごとに割り当てられている記号パターンであって、この記号パターンは本実施の形態に係る印刷処理システム100において確度よく識別できるものとして印刷用パターンテーブル405に記録されている。

0195

すなわち、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、印刷用パターンテーブル405において、各用紙の種類に応じて確度良く識別できる記号パターンのデータが割り当てられている。そこで、パターン出力部304は、この印刷用パターンテーブル405を参照することにより、ユーザにより指定された用紙トレイ503a〜503bに格納された用紙の種類に応じた記号パターンを選択することができる。

0196

また、この印刷トレイ指示部311は、上記印刷用紙判定部310による判定結果に応じて、該当する用紙トレイ503a〜503cから用紙を給紙するように印刷処理装置500に指示するとともに、パターン出力部304に記号パターンの出力を指示するものでもある。

0197

また、以下の点においても本実施形態と実施形態1は異なる。

0198

すなわち、一致度判定部302が、読取られた記号パターンの特徴量と、基準パターンデータ401との一致度を比較し、この比較の結果、所定の閾値以上である一致度の情報を一致度変化判定部307に送信し、当該一致度と過去に算出された一致度とを比較するように指示する点が異なる。

0199

また、パターン出力部304が、印刷トレイ指示部311からの印刷用パターンデータ402の出力指示に基づき、印刷用パターンテーブル405を参照して、指示された用紙トレイ503a〜503cに対応する印刷用パターンデータ402を選択する。そしてこの選択した印刷用パターンデータ402を、印刷処理装置500に出力する点が実施形態1に示すパターン出力部304と異なる。

0200

また、印刷された記号パターンの読取り装置200による読取り結果と、基準パターンデータ401との一致度を比較する際、当該記号パターンが印刷された用紙を格納する用紙トレイを示す情報を、表示操作部600を操作してユーザが入力する点で実施形態1に示す印刷処理システム100と異なる。なお、この表示操作部600から入力された用紙トレイの情報は、一致度判定部302によって受信される。

0201

つまり、一致度判定部302は、読取られた記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度が、所定の閾値に満たないと判定した場合、パターン修正部303に対して、上記用紙トレイの情報とともに、当該用紙トレイに対応する印刷用パターンデータ402の修正指示を行う。

0202

一方、一致度判定部302は、読取られた記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度が所定の閾値以上であると判定した場合は、一致度変化判定部307に
上記用紙トレイの情報を送信する。そして、一致度判定部302は、一致度変化判定部307に対して、この用紙トレイの用紙に対応する印刷用パターンデータ402の一致度が、過去の履歴と比較して低下していないか判定するように指示する。

0203

次に、情報格納部400に記録される情報について、本実施の形態と実施形態1との相違点を説明する。

0204

情報格納部400には、印刷用パターンデータ402を記憶する代わりに、一致度履歴情報404と、印刷用パターンテーブル405とを記録している点が異なる。

0205

上記一致度履歴情報404は、図6に示すように、読取られた記号パターンから抽出した特徴量と基準パターンデータ401とを比較して得られた一致度の履歴が記録されているものである。

0206

すなわち、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、定期的に記号パターンの読取り結果の変化を確認するために、読取られた記号パターンと、基準パターンデータ401との一致度を調べるテスト処理が行われるようになっている。そして、このテスト処理を行った際に求めた一致度を記録するようになっている。

0207

また、印刷用パターンテーブル405は、図7に示すように、用紙トレイ503a〜503cごとに対応する印刷用パターンデータ402が記録されたテーブルである。本実施の形態に係る印刷処理システム100では、予め用紙トレイ503a〜503cに格納される用紙種類が工場出荷時において決められている。

0208

そして、情報格納部400には、印刷用パターンテーブル405として、この用紙種類が決められている用紙トレイ503a〜503cそれぞれに応じた印刷用パターンデータ402が工場出荷時に記録される。

0209

しかし、上記印刷処理システム100は、予め用紙トレイ503a〜503cに格納される用紙種類が決められておらず、工場出荷後にユーザによって任意に用紙トレイ503a〜503cに格納する用紙の種類を決定する構成であってもよい。

0210

上記印刷処理システム100において、ユーザによって、任意に用紙トレイ503a〜503cに格納する用紙の種類を決定する場合は、以下のようにして情報格納部400に印刷用パターンテーブル405を生成し記憶する。

0211

すなわち、情報格納部400には印刷用パターンデータ402が予め記憶されており、用紙トレイ503a〜503cに格納された用紙ごとに実施形態1と同様にして印刷用パターンデータ402を、プリンタ制御処理装置300が確度よく認識できるように修正する。

0212

このようにして、用紙トレイ503a〜503cに格納された用紙の種類に応じて、確度よく識別できる印刷用パターンデータ402を生成する。そして、これら生成した印刷用パターンデータ402を、用紙トレイ503a〜503cを示す情報と対応付けて印刷用パターンテーブル405として情報格納部400に記憶する。

0213

なお、印刷処理装置500は、図1において特に図示していなかったが、印刷処理部502、給紙処理部501、および用紙トレイ503a〜503cを備えている。

0214

この印刷処理部502は、画像データに基づき印刷処理を行うものであり、給紙処理部501は、給紙用の用紙が格納されている用紙トレイ503a〜503cを選択し、これら用紙トレイ503a〜503cのうちの何れかを選択して用紙の給紙を制御するものである。なお、図5では用紙トレイ503a〜503cの3つのみが図示されているが、用紙トレイの数はこれに限定されるものではなく、2つであってもよいし、3つよりも多く備えている構成であってもよい。

0215

以上のように、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、印刷用パターンテーブル405を情報格納部400に記憶しているため、用紙トレイ503a〜503cごとに格納されている用紙の種類に応じて、印刷用パターンデータ402の管理または修正を行うことができる。

0216

また、上述するように、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、情報格納部400に一致度履歴情報404を記録し、プリンタ制御処理装置300が一致度変化判定部307を備えている。

0217

このため、印刷処理装置500または印刷された記号パターンにおける経年変化等に起因して、読取り装置による記号パターンの読取り結果の変化を調べることができる。

0218

ここで、図8を参照して、印刷処理装置500または印刷された記号パターンの経年変化等に起因して生じる、該記号パターンの読取り結果の変化に応じて行う印刷用パターンデータ402の修正処理についての詳細を説明する。なお、図8は、記号パターンの読取り結果の変化に応じて行う印刷用パターンデータの修正処理について説明するフローチャートである。

0219

(記号パターンの読取り結果の変化に応じた印刷用パターンデータの修正処理)
まず前提として、各用紙トレイ503a〜503cに対応付けられて印刷用パターンデータ402が記録されている印刷用パターンテーブル405が情報格納部400に記憶されているものとする。

0220

また、既に読取った記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度の履歴を、一致度履歴情報404として情報格納部400に記憶しているものとする。

0221

また、読取られた記号パターンから抽出した特徴量と基準パターンデータ401との一致度を調べてからしばらく期間が経過している状態であるとする。

0222

このような前提において、ユーザが表示操作部600を操作して、用紙トレイ503a〜503cのうちのいずれかの用紙トレイを指定して、印刷用パターンデータの印刷処理を指示する(S21)。

0223

なお、このときユーザが記号パターンを印刷する用紙の格納先の用紙トレイとして、用紙トレイ503aを指定したものとする。

0224

このユーザからの指示に応じて、プリンタ制御処理装置300の印刷トレイ指示部311は、印刷処理装置500に用紙トレイ503aから用紙を給紙するように指示するとともに、用紙トレイ503aに対応する印刷用パターンデータ402を印刷処理装置500に出力するように、パターン出力部304に指示する。

0225

この指示に応じて印刷処理装置500は、用紙トレイ503aに格納されている用紙を給紙する。一方、パターン出力部304は、印刷用パターンテーブル405から用紙トレイ503aに対応付けられた印刷用パターンデータ402を、記録・読み出し部305を介して読み出す。そして、この読み出した印刷用パターンデータ402を印刷処理装置500に送信する。

0226

印刷処理装置500は、印刷用パターンデータ402を受信すると、用紙トレイ503aから給紙した用紙に記号パターンを印刷する(S22)。そして、記号パターンの印刷処理が完了すると(S23において「YES」)、ユーザは記号パターンが印刷されている用紙を読取り装置200の原稿台に設置する。

0227

そして、ユーザは、表示操作部600を操作して、この設置した用紙から記号パターンの画像データを読取る読取り処理指示を、読取り装置200に対して出すようにプリンタ制御処理装置300に対して行う(S24)。

0228

この指示をプリンタ制御処理装置300が受信すると、読取り装置200に対して原稿台に設置された用紙から記号パターンを読取るように指示する。この指示を受けて読取り装置200は、記号パターンの画像データの読取りを行う(S25)。そして、読取り装置200は、読取った記号パターンの画像データをプリンタ制御処理装置300に送信する。

0229

なお、ユーザは、読取り装置200に対して記号パターンの読取り指示を行う際、記号パターンが印刷された用紙が格納されている用紙トレイ503aを示す情報も入力する。この用紙トレイ503aを示す情報は、表示操作部600を介して一致度判定部302に送信される。

0230

プリンタ制御処理装置300では、パターン抽出部301が、読取り装置200から記号パターンの画像データを受信すると、該画像データに基づき、この記号パターンの特徴量を抽出する(S26)。そして、パターン抽出部301は、抽出した特徴量を一致度判定部302に送信する。

0231

一致度判定部302は、パターン抽出部301から特徴量を受信すると、この特徴量と、基準パターンデータ401との一致度を算出し(S27)、算出した一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S28)。そして、この判定において上記一致度が所定の閾値に満たないと判定した場合(S28において「NO」)、一致度判定部302は、パターン修正部303に指示して用紙トレイ503aに対応付けて記憶されている印刷用パターンデータ402を修正させる。そして、パターン修正部303は、一致度判定部302からの指示に応じて、印刷用パターンテーブル405に記録されている、用紙トレイ503aに対応する印刷用パターンデータ402を修正する(S29)。

0232

なお、印刷用パターンテーブル405に記録された印刷用パターンデータ402の修正は、実施形態1に示したように、例えば、読取り装置200によって読取られた記号パターンの特徴量において、該記号パターンの濃度について所定の閾値に満たない場合は、印刷用パターンデータ402として設定されている印刷濃度の値を、よりも高い値に修正する。

0233

また、上記記号パターンを形成する線画の太さを示す特徴量について所定の閾値に満たない場合は、パターン修正部303は、印刷用パターンデータ402として設定されている線画の太さを決定する値を、より線画が太くなる値に修正する。

0234

一方、一致度判定部302が、算出した一致度が所定の閾値以上であると判定した場合(S28において「YES」)、この算出した一致度の情報を、一致度変化判定部307に送信し、上記算出した一致度と、過去に算出した一致度とを比較するように指示する。

0235

一致度変化判定部307は、一致度判定部302からの指示に応じて、記録・読み出し部305に指示して情報格納部400から一致度履歴情報404を読み出させ、一致度履歴情報404を取得する。

0236

そして、一致度変化判定部307は、取得した一致度履歴情報404を参照し、今回算出した一致度と、過去に算出した一致度とを比較して(S30)、該一致度履歴情報404から算出される期待値よりも大きいか否かを判定する(S31)。

0237

なお、この期待値とは、今回算出した一致度が、過去の一致度の値から予測して期待される値である。本実施形態では、一致度履歴情報404に記録されている一致度の中で最も低い一致度の値よりも大きい値がこの期待値と設定されている。したがって、一致度変化判定部307は、一致度履歴情報404の中で最も一致度が低い一致度の値と、今回算出した一致度とを比較する。

0238

この判定において、一致度変化判定部307は、算出した上記一致度が、期待値、すなわち、一致度履歴情報404において最も一致度が小さいものよりも一致度が高い場合(S31において「YES」)、今回算出した一致度の値を一致度履歴情報404に追加して記録する(S32)。

0239

一方、ステップS31の上記判定において、算出した上記一致度が、期待値、すなわち、一致度履歴情報404において最も一致度が小さいものよりも一致度が低い場合(S31において「NO」)、一致度変化判定部307は、パターン修正部303に指示してこの算出した一致度の値に対応する(用紙トレイaに対応付けられた)、印刷用パターンデータ402を修正する(S33)。

0240

このようにパターン修正部303は、一致度変化判定部307からの指示に応じて、印刷用パターンテーブル405に記録されている上記印刷用パターンデータ402を修正する。そして、パターン修正部303は、この印刷用パターンデータ402の修正を、上記一致度が期待値以上となるまで繰り返す。

0241

なお、このパターン修正部303による印刷用パターンデータ402の修正は、上記ステップS29においてなされる修正と同様の修正がなされるが、以下の点で異なる。

0242

すなわち、ステップS33において行われる修正は、既に基準パターンデータ401との比較において、算出された特徴量が所定の閾値以上と判定された印刷用パターンデータ402に対する修正である。このため、ステップS33において行われる修正より修正される量は微少となる点で異なることとなる。

0243

以上のようにして、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、読取り装置200によって読取られた記号パターンの画像データから得られる特徴量の基準パターンデータ401に対する一致度が、所定の閾値に満たない場合には、上記読取った記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を修正することができる。

0244

また、さらに、上記読取られた記号パターンの画像データから得られる特徴量の基準パターンデータ401に対する一致度が所定の閾値以上であっても、この一致度が当該記号パターンの過去の一致度から求められる期待値よりも低い場合は、この記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を修正することができる。このため、印刷処理装置500または印刷された記号パターンの経年変化等に起因して生じる該記号パターンの読取り結果の変化に応じて、印刷用パターンデータ402の修正を行うことができる。

0245

また、印刷用パターンデータ402を用紙トレイ503a〜503cに格納される用紙の特性に応じて記憶させておくことができる。このため、用紙の特性に応じて読取り装置200によって読取られた記号パターンの読取り結果が異なる場合であっても、確実に該記号パターンが特定できる印刷用パターンデータ402を情報格納部400に記憶させることができる。

0246

なお、本実施の形態において期待値は、一致度履歴情報404において最も一致度が小さい値としたがこれに限定されるものではなく、例えば一致度履歴情報404として記録されている一致度の値の平均値であってもよい。あるいは、一致度履歴情報404において一致度が記録された日時に比例して上昇する傾向が認められる場合、前回記録された一致度の値にこの変化率を考慮して得られる値であってもよい。

0247

なお、上記実施形態1では、情報格納部400に記憶された印刷用パターンデータ402を修正して、プリンタ制御処理装置300において確実に特定できる印刷用パターンデータ402を記憶するように構成されていたが、プリンタ制御処理装置300において確実に特定できる印刷用パターンデータ402を記憶する構成はこれに限定されるものではない。

0248

以下に実施形態3として、図9図14を参照して本発明のさらなる他の実施形態について説明する。

0249

(実施形態3)
(印刷用パターンデータの選択処理に関するプリンタ制御処理装置の構成)
本実施の形態に係る印刷処理システム100における構成は、実施形態1において図2示す印刷処理システム100の構成と同様であるため、各装置、各部の説明は省略する。一方、実施形態1と本実施形態(実施形態3)とを比較して、印刷用パターンデータ402…の変更処理に関するプリンタ制御処理装置300が備える機能ブロックは図9に示すよう以下の点で異なる。

0250

すなわち、情報格納部400に記憶されている印刷用パターンデータ402が、実施形態1では修正対象となる印刷用パターンデータ402の一種類であったが、本実施の形態に係る印刷用パターンデータ402…は、図10に示すように予め複数種類の印刷用パターンデータ402…が記憶されている点が異なる。つまり、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、実施形態1と異なり、予め複数の濃度、線分の太さ、形状が異なる記号パターンを印刷する印刷用パターンデータ402…が記憶されている。

0251

なお、図10は印刷用パターンデータ402として記憶させる記号パターンの概念を示す図であり、この印刷用パターンデータ402に基づき印刷処理された結果として図10に示すような様々な記号パターンデータを印字することができる。

0252

また、実施形態1ではプリンタ制御処理装置300がパターン修正部303を備えていたが、本実施の形態(実施形態3)に係るプリンタ制御処理装置300は、このパターン修正部303の代わりにパターン選択部306を備えている点で異なる。

0253

このパターン選択部306は、一致度判定部302が読取った記号パターン…の特徴量と、上記基準パターンデータ401とを比較した結果、両者の一致度が所定の閾値以上である上記記号パターン…の特徴量に対応する印刷用パターンデータ402…を選択するものである。

0254

具体的には図11に示すように、パターン選択部306によって上記基準パターンデータ401に対する一致度が所定の閾値に満たない印刷用パターンデータ402…が削除される。そして、結果的に上記一致度が所定の閾値以上である印刷用パターンデータ402…が情報格納部400に記憶されたままとなる。なお、図11は、パターン選択部306によって印刷用パターンデータ402が選択された状態を説明する図面である。

0255

なお、上記一致度が所定の閾値に満たない記号パターンに対応する印刷用パターンデータの選択は以下のようにして実現できる。

0256

すなわち、用紙上に印刷される記号パターン…それぞれの位置(座標位置)が決められている。このため、この位置を示す情報を利用して、どの位置の記号パターンから抽出した特徴量が、どの印刷用パターンデータ402に該当するのかを特定できるようになっている。

0257

また、パターン出力部304が、テスト処理において印刷用パターンデータ402…を印刷する場合、記録・読み出し部305に指示して印刷用パターンデータ402…を情報格納部400から取得して印刷処理装置500に出力する。一方、印刷物に記号パターンを付す場合は、パターン出力部304が、印刷用パターンデータ402…の中から特定の印刷用パターンデータ402を選択して出力する点で実施形態1に示すパターン出力部304と異なる。

0258

ところで、上記読取り装置200による画像の読取り結果は、上述したように、該読取り装置200が有する画像の読取りに関する性能に依存することとなる。このため、予め用意された印刷用パターンデータ402…のうちのいずれかに基づき印刷したパターンを読取り装置200によって読取らせた結果として得られる画像データからプリンタ制御処理装置300が当該パターンを特定できるとは限らない。

0259

そこで、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、印刷物に付した記号パターンを、読取り装置200による読取り結果において、確度よく特定できる印刷用パターンデータ402を、印刷用パターンデータ402…の中からを選択できるように構成されている。

0260

以下において図12を参照して本実施の形態に係る印刷処理システム100における印刷用パターンデータ402の選択処理について説明する。

0261

(印刷用パターンデータの選択処理)
本実施の形態に係る印刷処理システム100では、この印刷用パターンデータ402…の選択処理を通常の印刷処理を実行する前のテスト処理として行う。そして、前提として上記したように、予め情報格納部400には、基準パターンデータ401および印刷用パターンデータ402…が記憶されている。なお、これらのデータを記憶させておくタイミングは、プリンタ制御処理装置300の工場出荷時に行われる。

0262

先ず、ユーザが表示操作部600を操作して、印刷用パターンデータ402…に基づく記号パターン…の印刷処理を指示する(S41)。

0263

この表示操作部600から入力された指示に応じて、プリンタ制御処理装置300が備えるパターン出力部304は、記録・読み出し部305に指示して印刷用パターンデータ402…を読み出し、印刷処理装置500に出力する。そして印刷処理装置500は、プリンタ制御処理装置300から入力された印刷用パターンデータ402…に基づき、記号パターン…の印刷処理を行う(S42)。

0264

このようにして、用紙にそれぞれの印刷用パターンデータに基づく記号パターンの印刷に成功すると(S43において「YES」)、ユーザは印刷処理装置500から排出された、複数の記号パターンが印刷された用紙を取り出し、読取り装置200の原稿台(不図示)にこの用紙を設置する。そして、ユーザは、表示操作部600を操作して、この複数の記号パターンそれぞれの読取り指示を行う(S44)。この読取り指示をプリンタ制御処理装置300が受信すると、読取り装置200に対して用紙に印刷された記号パターンそれぞれの画像データを読取るように指示する。そして、読取り装置200は、プリンタ制御処理装置300からの指示に応じて、用紙から記号パターンそれぞれを読取り、画像データを生成する。このようにして、読取り装置200は複数の記号パターンが印刷された用紙から該記号パターンそれぞれの読取りを行う(S45)。

0265

そして、読取り装置200は、生成した画像データをプリンタ制御処理装置300に送信すると、プリンタ制御処理装置300のパターン抽出部301は、受信した画像データに基づき、上記記号パターンそれぞれについて特徴量を抽出する(S46)。そして、パターン抽出部301は抽出した特徴量を一致度判定部302に送信する。

0266

一致度判定部302は、パターン抽出部301から受信した各記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401とを比較して、該記号パターンの特徴量ぞれぞれと基準パターンデータ401との一致度を算出する(S47)。そして、一致度判定部302は、この算出した一致度において、所定の閾値を満たさないものがあるか否かを判定し(S48)、全ての記号パターンの特徴量について所定の閾値以上である場合は(S48において「NO」)、プリンタ制御処理装置300は処理を終了する。

0267

一方、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値に満たない記号パターンの特徴量がある場合は(S48において「YES」)、パターン選択部306に印刷用パターンデータ402…の中から上記特徴量の基準パターンデータに対する一致度が所定の閾値に満たない記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402の削除を指示する。この一致度判定部302からの指示に応じて、パターン選択部306は、印刷用パターンデータ402…の中から一致度判定部302から指示された印刷用パターンデータ402…を削除する(S49)。

0268

このようにして、パターン選択部306は、一致度判定部302によって算出される一致度が所定の閾値以上となる記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402…のみを情報格納部400に記憶させておくことができる。

0269

また、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、印刷物に付与する記号パターンの印刷用パターンデータ402…のみを変更するため、印刷物に付す記号パターン以外の画像を変化させることがない。

0270

すなわち、上記印刷処理システム100では、印刷物における記号パターン以外の画像に変化を生じさせることなく、読取り装置200によって読取られた記号パターンの読取り結果において、該記号パターンを確実に特定できる印刷用パターンデータ402…を記憶装置に記憶させておくことができる。

0271

また、上記した「印刷用パターンデータの選択処理」では、読取り装置200による読取り結果として得られる特徴量が所定の閾値を満たさない記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を削除する構成であった。

0272

しかし、この印刷用パターンデータの選択処理を図13に示すような処理としてもよい。

0273

なお、図13においてステップS141〜ステップS145までの処理は、上記した印刷用パターンデータの選択処理におけるステップS41〜ステップS45までの処理と同様であるためその説明は省略する。

0274

ステップS146において、読取り装置200から生成した記号パターン…の画像データを受信すると、パターン抽出部301は、受信した画像データに基づき、上記記号パターンそれぞれについて特徴量を抽出する(S146)。そして、パターン抽出部301は抽出した特徴量の中で最もトナー消費量が小さい特徴量を示すものを選択し一致度判定部302に送信する(S147)。なお、トナーの消費量が最も小さい特徴量の記号パターンは、予め記憶されている印刷用パターンデータ402…に基づく記号パターンにおいて、最も印刷された濃度が薄く、線画の太さが細く、かつ形状が最も小さいものである。したがって、トナー消費量の大小は、上記濃度、線画の太さ、形状の大小を示すそれぞれの特徴量から判定することができる。

0275

一致度判定部302は、パターン抽出部301から受信した各記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401とを比較して、該記号パターンの特徴量ぞれぞれと基準パターンデータ401との一致度を算出する(S148)。そして、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S149)。この判定において、上記記号パターンの特徴量が所定の閾値以上である場合(S149において「YES」)、一致度判定部302は、パターン選択部306に、該記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402以外の印刷用パターンデータ402…を情報格納部400から削除するように指示する。

0276

このようにして、最もトナー消費量が小さくかつ、確実に記号パターンが特定できる印刷用パターンデータ402のみ選択し(S150)、情報格納部400には当該印刷用パターンデータ402のみを記憶させておくことができる。

0277

一方、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値に満たない場合は(S149において「NO」)、パターン抽出部301に対して先に受信した記号パターンの次にトナー消費量が少ない記号パターンの特徴量を送信するように指示する。この指示を受けて、パターン抽出部301は、次にトナー消費量が少ない特徴量を選択して一致度判定部302に送信する(S151)。

0278

一致度判定部302は、受信した特徴量と基準パターンデータ401との一致度を再度算出して、所定の閾値以上であるか否かについて判定する(S149)。このようにして、一致度が所定の閾値以上になるまでステップS149〜ステップS151の処理を繰り返す。

0279

このように印刷用パターンデータの選択処理」を行った場合、情報格納部400には、最もトナー消費量が小さくかつ、確実に特定できる記号パターンの印刷用パターンデータ402を記憶させることができる。

0280

したがって、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、最もトナー消費量が小さくかつ、読取り装置200の読取り結果において確実に特定できる記号パターンを印刷物に付与することができる。

0281

なお、本実施の形態に係る印刷用パターンデータ402…に基づき印刷される記号パターンは、上述したように視覚的に目立たない色相、すなわち(イエロー)で用紙に印刷されているが、印刷される色相はこれに限定されるものではない。例えば、常に記号パターンが印刷される用紙がイエローである場合は、その用紙において目立たない色相、(例えばマゼンタなど)であってもよい。

0282

また、図10に示す複数種類の記号パターンを印刷するための印刷用パターンデータ402…が、予め複数の濃度、線分の太さ、形状に加えて色相が異なる記号パターンを印刷するためのデータであってもよい。この場合、印刷用パターンデータ402の色相が選択できるように、印刷用パターンデータ402…それぞれには色相を示す情報が対応付けられている。

0283

このため、ユーザによって表示操作部600から指定された色相の記号パターンの印刷処理が指示された場合、この指示に基づき、パターン出力部304は、印刷用パターンデータ402…から指定された色相の印刷用パターンデータ402を選択し印刷処理装置500に出力することができる。

0284

あるいは、上記した「印刷用パターンデータの選択処理」において、以下のように処理することで、適切な色相の記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を選択してもよい。

0285

すなわち、予め情報格納部400に記憶されている印刷用パターンデータ402…は、印刷された記号パターンの色相が、イエロー、オレンジ、赤、マゼンタ、青、シアンである異なる印刷用パターンデータ402…が記憶されている。このような前提において、図14に示すような印刷用パターンデータ402の選択処理を行う。なお、図14におけるステップS161〜ステップS165までの処理ステップは、上記図12に示した処理ステップS41〜ステップS45までの処理と同様であるためその説明は省略する。

0286

ステップS166において、読取り装置200から生成した記号パターン…の画像データを受信すると、パターン抽出部301は、受信した画像データに基づき、上記記号パターンそれぞれについて特徴量を抽出する(S166)。そして、パターン抽出部301は抽出した特徴量の中で色相がイエローである記号パターンの特徴量を示すものを選択し一致度判定部302に送信する。(S167)すなわち、プリンタ制御処理装置300は、予め一致度判定部302に送信する特徴量の優先順位を色相に応じて決めており、本実施の形態ではこの優先順位がイエロー、オレンジ、赤、マゼンタ、青、シアンの順となるように設定されている。

0287

一致度判定部302は、パターン抽出部301から受信したイエローの色相である記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401とを比較して、該記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度を算出する(S168)。そして、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S169)。

0288

この判定において、上記記号パターンの特徴量が所定の閾値以上である場合(S169において「YES」)、一致度判定部302は、パターン選択部306に、該記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402以外の印刷用パターンデータ402…を情報格納部400から削除するように指示する。

0289

このようにして、確実に特定できる色相の記号パターンのパターンデータ402のみを選択し(S170)、情報格納部400には当該印刷用パターンデータ402のみを記憶させておくことができる。

0290

一方、一致度判定部302は、この算出した一致度が所定の閾値に満たない場合は(S169において「NO」)、パターン抽出部301に対して、オレンジの色相である記号パターンの特徴量を送信するように指示する。この指示を受けて、パターン抽出部301は、次に優先順位が高いオレンジの記号パターンの特徴量を選択して一致度判定部302に送信する(S171)。

0291

一致度判定部302は、受信した特徴量と基準パターンデータ401との一致度を再度算出して、所定の閾値以上であるか否かについて判定する(S169)。このようにして、一致度が所定の閾値以上になるまでステップS169〜ステップS171の処理を繰り返す。

0292

すなわち、記号パターンが印刷されている用紙がイエローと同系色の色である場合、この記号パターンが用紙自体の色に埋もれてしまう。このため、このような場合は、該記号パターンの読取り結果として得られる特徴量と基準パターンデータ401との一致度が低下する。

0293

そこで、色相がイエローの記号パターンの読取り結果において、該記号パターンを確実に特定できない場合、次に色相がオレンジの記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度の比較を行う。このように、視覚的に目立ちにくい色相の記号パターンからより視覚的に目立つ色相の記号パターンへと、基準パターンデータ401との比較対象の特徴量を変化させていく。

0294

以上のように、本実施の形態に係る印刷処理システム100は、イエロー、オレンジ、赤、マゼンタ、青、シアンのように視覚的に目立ちにくい色相の順番で、記号パターンの読取り結果として確度よく特定できる記号パターンの印刷用パターンデータ402を選択することができる。

0295

このため、よりイエローに近い色相の記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を選択することができる場合は、視覚的に目立ちにくくかつ、読取り装置200による読取り結果において確度よく特定できる記号パターンの印刷用パターンデータ402を情報格納部400に記憶させておくことができる。

0296

また、本実施の形態に係る印刷処理システム100において、上述したように用紙トレイ503a〜503cごとに格納される用紙の特性に応じた印刷用パターンデータが提供できるように構成されることが好ましい。さらには、上記したような印刷処理装置500または印刷された記号パターンの劣化に応じても印刷用パターンデータが修正できるように構成されていることが好ましい。

0297

ここで、このように構成された印刷処理システム100として、本発明の他の実施形態に係る印刷処理システム100を以下の実施形態4にて図15を参照して説明する。

0298

なお、図15は、本発明の他の実施形態に係る刷用パターンデータの選択処理に関するプリンタ制御処理装置の構成を示すブロック図である。

0299

(実施形態4)
本発明の別の実施形態として説明する、本実施の形態に係る印刷処理システム100における構成は、実施形態1において図2に示す印刷処理システム100の構成と同様であるため各装置、各部の説明は省略する。

0300

一方、実施形態3と本実施形態(実施形態4)とを比較して、印刷用パターンデータ402…の選択処理に関するプリンタ制御処理装置300が備える機能ブロックは図15に示すように異なる。

0301

すなわち、図15に示すように、プリンタ制御処理装置300は、実施形態3に示すプリンタ制御処理装置300(図9参照)と比較して以下の点で異なる。

0302

すなわち、本実施の形態に係るプリンタ制御処理装置300は、機能ブロックとしてさらに一致度変化判定部307、印刷用紙判定部310、および印刷トレイ指示部311を備えている点で異なる。

0303

また、一致度判定部302が読取られた記号パターンの特徴量と基準パターンデータ401との一致度が、所定の閾値以上であるか否かについて比較する。そして、この比較した結果、所定の閾値以上である場合、一致度変化判定部307に今回算出した一致度と過去に算出した一致度とを比較し、過去に算出した一致度から求められる期待値以上であるか否かを判定するように指示する。

0304

そして、上記一致度変化判定部307が、今回算出した一致度が過去に算出した一致度から求められる期待値よりも大きいと判定した場合、この算出した一致度を一致度履歴情報404に追加して記録する点が異なる。

0305

また、パターン出力部304が、印刷トレイ指示部311からの印刷用パターンデータ402の出力指示に応じて、用紙トレイ503a〜503cに格納された用紙に応じた印刷用パターンデータ402を選択して印刷処理装置500に出力する点が実施形態3に示すパターン出力部304と異なる。

0306

なお、上記一致度変化判定部307、印刷用紙判定部310、および印刷トレイ指示部311は、実施形態2において説明した一致度変化判定部307、印刷用紙判定部310、および印刷トレイ指示部311と同様であるため各部の説明は省略する。

0307

また、本実施の形態に係る情報格納部400は実施形態3に示す情報格納部400と比較して、一致度履歴情報404がさらに記憶され、また、印刷用パターンデータ402の代わりに、当該印刷用パターンデータ402が用紙トレイ503a〜503cに対応付けて記憶される印刷用パターンテーブル405が記憶されている点で異なる。

0308

上記一致度履歴情報404は、図6に示すように、読取られた記号パターンから抽出した特徴量と基準パターンデータ401とを比較して得られた一致度の履歴が記録されているものである。なお、この一致度の履歴は、印刷用パターンデータ402…それぞれについて記録されている。

0309

また、印刷用パターンテーブル405は、図16に示すように、用紙トレイ503a〜503cごとに対応する印刷用パターンデータ402…が記録されたテーブルである。本実施の形態に係る印刷処理システム100では、予め用紙トレイ503a〜503cに格納される用紙種類が工場出荷時において決められている。このため、印刷用パターンテーブル405は、この用紙の種類に応じた印刷用パターンデータ402…が工場出荷時に記録される。

0310

しかし、予め用紙トレイ503a〜503cに格納される用紙の種類が決められておらず、工場出荷後にユーザによって任意に用紙トレイ503a〜503cに格納する用紙の種類を決定する場合は、以下のようにして情報格納部400に印刷用パターンテーブル405を生成し記憶する。

0311

すなわち、情報格納部400には印刷用パターンデータ402…が記憶されている。そして、実施形態3と同様にして、読取り装置200による記号パターンの読取りに結果に対して、該記号パターンを確度よく特定できるような印刷用パターンデータ402…を選択する。ただし、この選択処理は、用紙トレイ503a〜503cそれぞれに格納された印刷用紙に応じて行われる。

0312

そして、これら用紙トレイ503a〜503cに応じて選択された印刷用パターンデータ402…を、用紙トレイ503a〜503cそれぞれを示す情報と対応付けて印刷用パターンテーブル405として情報格納部400に記憶する。

0313

なお、印刷処理装置500は、実施形態3では図9において特に図示していなかったが、印刷処理部502、給紙処理部501、および用紙トレイ503a〜503cを備えている。なお、これら印刷処理部502、給紙処理部501、および用紙トレイ503a〜503cについては実施形態2において説明した印刷処理部502、給紙処理部501、および用紙トレイ503a〜503cと同様の部材であるため、これら各部材の説明は省略する。また、図13では用紙トレイ503a〜503cの3つのみが図示されているが、用紙トレイの数はこれに限定されるものではなく、2つであってもよいし、3つよりも多く備えられている構成であってもよい。

0314

(記号パターンの読取り結果の変化に応じた印刷用パターンデータの選択変更処理)
ここで、図17を参照して、印刷処理装置500または印刷された記号パターンの経年変化等に起因して生じる該記号パターンの読取り結果の変化に応じて行う印刷用パターンデータ402の選択変更処理について説明する。図17は、記号パターンの読取り結果の変化に応じて行う印刷用パターンデータ402の選択変更処理について説明するフローチャートである。

0315

まず前提として、各用紙トレイ503a〜503cに対応付けられて印刷用パターンデータ402…が記録されている印刷用パターンテーブル405が情報格納部400に記憶されているものとする。また既に過去において、何回か読取った記号パターンから抽出した特徴量と基準パターンデータ401との一致度を算出し、この算出結果を一致度履歴情報404として情報格納部400に記憶しているものとする。なお、この情報格納部400に記憶されている一致度の履歴は、印刷用パターンデータ402…それぞれについて記憶されている。

0316

また、本実施の形態に係る印刷処理システム100では、読取られた記号パターンから抽出した特徴量と基準パターンデータ401との一致度を調べてからしばらく期間が経過している状態であるとする。

0317

このような前提において、ユーザが表示操作部600を操作して、用紙トレイ503a〜503cのうちのいずれかを指定して印刷用パターンデータ402の印刷処理を指示する(S51)。なお、このときユーザが記号パターンを印刷する用紙の格納先として指定した用紙トレイは用紙トレイ503aであったとする。

0318

このユーザからの指示に応じて、プリンタ制御処理装置300の印刷トレイ指示部311は、印刷処理装置500に用紙トレイ503aから用紙を給紙するように指示するとともに、用紙トレイ503aに対応する印刷用パターンデータ402…を印刷処理装置500に出力するように、パターン出力部304に指示する。すなわち、この用紙トレイ503aに対応する印刷用パターンデータ402…とは、例えば図14に示すトレイaに対応付けられて記憶されている印刷用パターンデータ402…である。

0319

この指示に応じて印刷処理装置500は、用紙トレイ503aから格納されている用紙を給紙する。一方、パターン出力部304は、印刷用パターンテーブル405から用紙トレイ503aに対応付けられた印刷用パターンデータ402…を、記録読み出し部305を指示して読み出す。そして、この読み出した印刷用パターンデータ402…を印刷処理装置500に送信する。

0320

印刷処理装置500は、印刷用パターンデータ402…を受信すると、用紙トレイ503aから給紙した用紙に記号パターン…を印刷する(S52)。そして、記号パターン…の用紙への印刷処理が完了すると(S53において「YES」)、ユーザは記号パターン…が印刷されている用紙を読取り装置200の原稿台に設置する。

0321

そして、ユーザは、表示操作部600を操作して、この設置した用紙から記号パターン…の画像データを読取るように読取り装置200による読取り処理の指示をプリンタ制御処理装置300に対して行う(S54)。

0322

この指示をプリンタ制御処理装置300が受信すると、読取り装置200に対して原稿台に設置された用紙から記号パターン…を読取るように指示する。この指示を受けて読取り装置200は、記号パターン…の画像データの読取りを行う(S55)。そして、読取り装置200は、読取った記号パターン…の画像データをプリンタ制御処理装置300に送信する。

0323

なお、ユーザは読取り装置200に対して記号パターンが印刷された用紙の読取り指示を行う際に、該記号パターンが印刷されている用紙が格納されている用紙トレイ503aを示す情報も入力する。この用紙トレイ503aを示す情報は、表示操作部600を介して一致度判定部302に送信される。

0324

プリンタ制御処理装置300では、パターン抽出部301が、読取り装置200から記号パターン…の画像データを受信すると、該画像データに基づき、これら記号パターン…の特徴量を抽出する(S56)。そして、パターン抽出部301は、抽出した各記号パターンの特徴量それぞれを一致度判定部302に送信する。

0325

一致度判定部302は、パターン抽出部301から特徴量それぞれを受信すると、これらの特徴量各々と、基準パターンデータ401との一致度を算出し(S57)、算出した一致度が所定の閾値を満たさないものがあるか否かを判定する(S58)。

0326

そして、この判定において上記一致度が所定の閾値に満たないと判定された記号パターンの特徴量が存在する場合(S58において「YES」)、一致度判定部302は、パターン選択部306に指示して、用紙トレイ503aに対応付けて記憶されている印刷用パターンデータ402…のうち、上記一致度が所定の閾値に満たない記号パターンに対応する印刷用パターンデータ402を削除させる(S59)。このようにて、パターン選択部306は、一致度判定部302からの指示に応じて、用紙トレイ503aに対応づけられている、印刷用パターンデータ402…を選択する。

0327

なお、印刷用パターンテーブル405に記録された印刷用パターンデータ402…の選択は、実施形態3において図11示したように、パターン選択部306によって上記基準パターンデータ401に対する一致度が所定の閾値に満たない印刷用パターンデータ402…が削除される。そして、結果的に上記一致度が所定の閾値以上である印刷用パターンデータ402…が情報格納部400に記憶されたままとなる。

0328

このようにして、本実施の形態に係るプリンタ制御処理装置300は、用紙トレイ503aに格納された用紙に印刷された記号パターンの読取り結果において、確実に特定できる記号パターンの印刷用パターンデータ402…を情報格納部400に記憶させておくことができる。

0329

一方、一致度判定部302が、算出した一致度が所定の閾値以上であると判定した場合(S58において「YES」)、この算出した一致度を一致度変化判定部307に送信し、過去に記録した一致度と比較して変化したか否かを判定するように指示する。

0330

一致度変化判定部307は、一致度判定部302からの指示に応じて、記録・読み出し部305に指示して情報格納部400から一致度履歴情報404を読み出させ、一致度履歴情報404を取得する。そして、一致度変化判定部307は、取得した一致度履歴情報404と、上記受信した一致度とを比較して(S60)、該一致度履歴情報404から算出される期待値よりも大きいか否かを判定する(S61)。なお、この期待値とは、今回算出した一致度が、過去の一致度の値から予測して期待される値である。本実施形態では、一致度履歴情報404に記録されている一致度の中で最も低い一致度の値よりも大きい値がこの期待値と設定されている。したがって、一致度変化判定部307は、一致度履歴情報404の中で最も一致度が低い一致度の値と、今回算出した一致度とを比較する。

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