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技術 音楽コンテンツの再生装置、音楽コンテンツの再生方法および音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置

出願人 ソニー株式会社
発明者 山下功誠宮島靖高井基行佐古曜一郎寺内俊郎佐々木徹酒井祐市
出願日 2004年11月16日 (15年4ヶ月経過) 出願番号 2004-331583
公開日 2006年6月8日 (13年9ヶ月経過) 公開番号 2006-146980
状態 特許登録済
技術分野 デジタル記録再生の信号処理 検索装置 記録担体の情報管理、編集 電気楽器
主要キーワード 環境情報センサ 程度値 立ち上がり情報 沈静状態 体表温度 映像音響データ グループ編成 変更指示入力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年6月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

ユーザの気分や聴取環境等に沿った音楽コンテンツ再生楽曲候補をとして呈示することができると共に、聴取しているユーザの嗜好周辺環境などをリアルタイム楽曲に反映させて、楽曲自身を再構成することができるようにする。

解決手段

第1の取得手段は、複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する。第2の取得手段は、属性情報記憶部から音楽コンテンツの楽曲素材単位の属性情報を取得する。音響再生出力を聴取するリスナー生体情報を取得し、取得したリスナーの生体情報と、第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、次の再生楽曲候補を決定する。取得したリスナーの生体情報と、第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、音響再生出力する再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する。

概要

背景

光ディスクハードディスクなどの記録媒体の記録容量が大きくなったことから、それら記録媒体に大量の音楽コンテンツが格納可能となっている。そして、この大容量の記録媒体を用いた音楽コンテンツの再生装置も提供されている。

従来のこの種の音楽コンテンツの再生装置においては、音楽視聴を行なうユーザ自身が、大量の音楽コンテンツの中から自分の聞きたい音楽コンテンツを選択し、再生操作を行なっている。

例えば、音楽コンテンツをジャンルアーティスト、1970年代などのようなキーワードにより、階層構造にして分類分けしておき、ユーザは、それらのキーワードを検索しながら、最終的に曲名を選択して音楽コンテンツを選択するようにする。

また、例えば、ユーザの過去の音楽コンテンツに関する再生履歴を利用して、ユーザに、再生楽曲候補推薦するシステムも提供されている(例えば、特許文献1(特開2003−173350公報)参照)。

また、従来の音楽コンテンツの再生装置においては、再生される楽曲は、楽曲制作者の意図した通りにそのまま再生されるのみで、特にユーザ毎に曲調の変化が施される等の個人嗜好性が反映されるものは存在していない。

上記の特許文献は、次の通りである。
特開2003−173350公報

概要

ユーザの気分や聴取環境等に沿った音楽コンテンツを再生楽曲候補をとして呈示することができると共に、聴取しているユーザの嗜好周辺環境などをリアルタイムに楽曲に反映させて、楽曲自身を再構成することができるようにする。第1の取得手段は、複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する。第2の取得手段は、属性情報記憶部から音楽コンテンツの楽曲素材単位の属性情報を取得する。音響再生出力を聴取するリスナー生体情報を取得し、取得したリスナーの生体情報と、第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、次の再生楽曲候補を決定する。取得したリスナーの生体情報と、第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、音響再生出力する再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する。

目的

この発明は、以上の点にかんがみ、ユーザの気分や聴取環境等に沿った、ユーザが聴取したいであろう音楽コンテンツを再生楽曲候補をとして呈示することができると共に、聴取しているユーザの嗜好や周辺環境などをリアルタイムに楽曲に反映させて、楽曲自身を再構成することができるようにすることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
7件
牽制数
6件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数個音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、前記音響再生出力を聴取するリスナー生体情報を取得する手段と、前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得手段により取得した前記属性情報とに基づいて、次の再生楽曲候補を決定する決定手段と、を備える音楽コンテンツの再生装置

請求項2

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得する手段と、前記取得したリスナーの生体情報に基づいて、前記音響再生出力中の音楽コンテンツに対して前記リスナーが嗜好を示しているかどうかを判別する手段と、前記リスナーが嗜好を示していると判別したときに、前記第2の取得手段により取得した前記属性情報に基づいて、前記再生対象の音楽コンテンツの属性情報の前記楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を含む属性情報の他の音楽コンテンツを検索して、次の再生楽曲候補とする手段と、を備える音楽コンテンツの再生装置。

請求項3

請求項2に記載の音楽コンテンツの再生装置において、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部と、前記リスナーが嗜好を示していないと判別したときに、前記再生履歴保持部の前記再生履歴を参照して、再生頻度の高い音楽コンテンツを検出する手段と、前記再生頻度の高い音楽コンテンツの属性情報を前記属性情報記憶部から取得すると共に、当該取得した属性情報の楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を含む属性情報を持つ音楽コンテンツを、次の再生楽曲候補とする手段と、を備える音楽コンテンツの再生装置。

請求項4

請求項2または請求項3に記載の音楽コンテンツの再生装置において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段を備え、前記属性情報に含まれる周辺環境情報が、前記周辺環境情報取得手段で取得した周辺環境情報と似ていることを、前記次の再生楽曲候補とする条件に加えることを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項5

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部と、前記再生履歴保持部の前記再生履歴を参照して、再生頻度の高い音楽コンテンツを検出する手段と、前記第2の取得手段により前記再生頻度の高い音楽コンテンツの属性情報を前記属性情報記憶部から取得すると共に、当該取得した属性情報と似ている属性情報を持つ音楽コンテンツを、次の再生楽曲候補とする手段と、を備える楽曲再生装置

請求項6

請求項5に記載の音楽コンテンツの再生装置において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段を備え、前記属性情報に含まれる周辺環境情報が、前記周辺環境情報取得手段で取得した周辺環境情報と似ていることを、前記次の再生楽曲候補と決定する条件に加えることを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項7

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得ステップと、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得ステップで取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力するステップと、前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得するステップと、前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得ステップで取得した前記属性情報とに基づいて、次の再生楽曲候補を決定する決定ステップと、を備える音楽コンテンツの再生方法

請求項8

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得ステップと、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得ステップで取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力するステップと、前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得するステップと、前記取得したリスナーの生体情報に基づいて、前記音響再生出力中の音楽コンテンツに対して前記リスナーが嗜好を示しているかどうかを判別するステップと、前記リスナーが嗜好を示していると判別したときに、前記第2の取得ステップにより取得した前記属性情報に基づいて、前記再生対象の音楽コンテンツの属性情報の前記楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を含む属性情報の他の音楽コンテンツを検索して、次の再生楽曲候補とする決定ステップと、を備える音楽コンテンツの再生方法。

請求項9

請求項8に記載の音楽コンテンツの再生方法において、前記リスナーが嗜好を示していないと判別したときに、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部の前記再生履歴を参照して、再生頻度の高い音楽コンテンツを検出するステップを備えると共に、前記決定ステップでは、前記再生頻度の高い音楽コンテンツの属性情報を前記属性情報記憶部から取得すると共に、当該取得した属性情報と似ている属性情報を持つ音楽コンテンツを、次の再生楽曲候補として決定することを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項10

請求項8または請求項9に記載の音楽コンテンツの再生方法において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得ステップを備えると共に、前記決定ステップでは、前記属性情報に含まれる周辺環境情報が、前記周辺環境情報取得手段で取得した周辺環境情報と似ていることを、前記次の再生楽曲候補を決定する条件に加えることを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項11

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得ステップと、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力するステップと、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部の前記再生履歴を参照して、再生頻度の高い音楽コンテンツを検出するステップと、前記第2の取得ステップで前記再生頻度の高い音楽コンテンツの属性情報を前記属性情報記憶部から取得すると共に、当該取得した属性情報と似ている属性情報を持つ音楽コンテンツを、次の再生楽曲候補とする決定ステップと、を備える音楽コンテンツの再生方法。

請求項12

請求項11に記載の音楽コンテンツの再生方法において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得ステップを備えると共に、前記決定ステップでは、前記記録媒体に格納されている音楽コンテンツの前記属性情報に含まれる周辺環境情報が、前記周辺環境情報取得手段で取得した周辺環境情報と似ていることを、前記次の再生楽曲候補を決定する条件に加えることを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項13

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得する手段と、前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する再構成手段と、を備える音楽コンテンツの再生装置。

請求項14

請求項13に記載の音楽コンテンツの再生装置において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段を備え、前記再構成手段は、前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得手段により取得された前記属性情報とに加えて、前記周辺環境情報取得手段で取得した前記周辺環境情報に基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成することを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項15

請求項13または請求項14に記載の音楽コンテンツの再生装置において、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部を備え、前記再構成手段は、前記取得したリスナーの生体情報と、前記属性情報とに加えて、前記再生履歴保持部から取得した前記再生履歴の情報に基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成することを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項16

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部を備え、前記再生履歴保持部から取得した前記再生履歴と、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する手段と、を備える音楽コンテンツの再生装置。

請求項17

請求項16に記載の音楽コンテンツの再生装置において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段を備え、前記再構成手段は、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報と、前記再生履歴保持部から取得した前記再生履歴に加えて、前記周辺環境情報取得手段で取得した前記周辺環境情報に基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成することを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項18

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段と、前記周辺環境情報取得手段から取得した前記周辺環境情報と、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する手段と、を備える音楽コンテンツの再生装置。

請求項19

請求項13〜18のいずれかに記載の音楽コンテンツの再生装置において、前記再構成手段は、前記再生中の音楽コンテンツの楽曲素材単位で他の楽曲の楽曲素材単位のデータを加算する手段を含むことを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項20

請求項13〜18のいずれかに記載の音楽コンテンツの再生装置において、前記再構成手段は、前記再生中の音楽コンテンツの楽曲素材単位で特殊効果を施すことを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項21

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得ステップと、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得ステップにより取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力するステップと、前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得するステップと、前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する再構成ステップと、を備える音楽コンテンツの再生方法。

請求項22

請求項21に記載の音楽コンテンツの再生方法において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得ステップを備え、前記再構成ステップでは、前記取得したリスナーの生体情報と、前記楽曲素材単位の属性情報とに加えて、前記周辺環境情報取得ステップで取得した前記周辺環境情報に基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成することを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項23

請求項21または請求項22に記載の音楽コンテンツの再生装置において、音楽コンテンツについての再生履歴を再生履歴保持部に保持するステップと、前記再構成ステップでは、前記取得したリスナーの生体情報と、前記属性情報とに加えて、前記再生履歴保持部から取得した前記再生履歴の情報に基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成することを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項24

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得ステップと、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得ステップにより取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力するステップと、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部から取得した前記再生履歴と、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する再構成ステップと、ことを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項25

請求項24に記載の音楽コンテンツの再生方法において、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得ステップを備え、前記再構成ステップでは、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報と、前記再生履歴保持部から取得した前記再生履歴に加えて、前記周辺環境情報取得ステップで取得した前記周辺環境情報に基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成することを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項26

複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得ステップと、前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力するステップと、周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得ステップと、前記周辺環境情報取得ステップで取得した前記周辺環境情報と、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する再構成ステップと、を備える音楽コンテンツの再生方法。

請求項27

請求項21〜26のいずれかに記載の音楽コンテンツの再生方法において、前記再構成ステップでは、前記再生中の音楽コンテンツの楽曲素材単位で他の楽曲の楽曲素材単位のデータを加算することを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項28

請求項21〜26のいずれかに記載の音楽コンテンツの再生方法において、前記再構成ステップでは、前記再生中の音楽コンテンツの楽曲素材単位で特殊効果を施すことを特徴とする音楽コンテンツの再生方法。

請求項29

請求項20に記載の音楽コンテンツの再生装置において、前記楽曲素材単位の前記特殊効果のための情報は、前記属性情報の一部として含まれていることを特徴とする音楽コンテンツの再生装置。

請求項30

記録対象の音楽コンテンツの音楽素材単位の楽曲構成情報を取得する楽曲構成情報取得手段と、前記記録対象の音楽コンテンツのデータと、前記楽曲構成情報取得手段で取得した前記楽曲構成情報を含む前記記録対象の音楽コンテンツの属性情報とを関連付けて、記録媒体に記録する手段と、を備えることを特徴とする音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置

請求項31

請求項30に記載の音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置において、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を取得する再生履歴取得手段と、前記再生履歴取得手段で取得した前記再生履歴を前記属性情報に含めて前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置。

請求項32

請求項30に記載の音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置において、記録時点の周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段と、前記周辺環境情報取得手段で取得した前記周辺環境情報を前記属性情報に含めて前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置。

請求項33

記録対象の音楽コンテンツの音楽素材単位の楽曲構成情報を取得する楽曲構成情報取得手段と、音楽コンテンツについての過去の再生履歴を取得する再生履歴取得手段と、記録時点の周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段と、前記楽曲構成情報取得手段で取得する楽曲構成情報以外のその他楽曲構成情報を入力する入力手段と、前記楽曲構成情報取得手段で取得した前記楽曲構成情報と、前記再生履歴取得手段で取得した前記再生履歴の情報と、前記周辺環境情報取得手段で取得した前記周辺環境情報と、前記入力手段から入力された前記その他楽曲構成情報とから、ユーザの設定入力に応じて楽曲の再構成のための属性情報を設定する属性情報設定手段と、前記記録対象の音楽コンテンツのデータと、前記属性情報設定手段で設定された前記属性情報とを関連付けて、記録媒体に記録する手段と、を備えることを特徴とする音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置。

技術分野

0001

この発明は、音楽コンテンツ再生装置再生方法および音楽コンテンツおよびその属性情報記録装置に関する。

背景技術

0002

光ディスクハードディスクなどの記録媒体の記録容量が大きくなったことから、それら記録媒体に大量の音楽コンテンツが格納可能となっている。そして、この大容量の記録媒体を用いた音楽コンテンツの再生装置も提供されている。

0003

従来のこの種の音楽コンテンツの再生装置においては、音楽視聴を行なうユーザ自身が、大量の音楽コンテンツの中から自分の聞きたい音楽コンテンツを選択し、再生操作を行なっている。

0004

例えば、音楽コンテンツをジャンルアーティスト、1970年代などのようなキーワードにより、階層構造にして分類分けしておき、ユーザは、それらのキーワードを検索しながら、最終的に曲名を選択して音楽コンテンツを選択するようにする。

0005

また、例えば、ユーザの過去の音楽コンテンツに関する再生履歴を利用して、ユーザに、再生楽曲候補推薦するシステムも提供されている(例えば、特許文献1(特開2003−173350公報)参照)。

0006

また、従来の音楽コンテンツの再生装置においては、再生される楽曲は、楽曲制作者の意図した通りにそのまま再生されるのみで、特にユーザ毎に曲調の変化が施される等の個人嗜好性が反映されるものは存在していない。

0007

上記の特許文献は、次の通りである。
特開2003−173350公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、音楽コンテンツの再生装置のユーザは、記録媒体に何千曲・何万曲という膨大な数の楽曲が、記録されている場合、所望の楽曲を検索し、選択する操作は、極めて煩雑であり、希望する音楽コンテンツを短時間で見つけ出すことはなかなか困難である。

0009

また、ユーザが音楽コンテンツを検索、選択する方法の場合、その検索、選択の手がかりが、ジャンルや、アーティスト名や、曲名に限られるため、それらのテキスト情報を用いて検索しても、その楽曲を聴いてみるまでは、ユーザのその時の気分に合った楽曲かどうかわからないという問題もある。

0010

過去の再生履歴を用いてユーザに再生楽曲候補を呈示する方法を用いて、多数ある音楽コンテンツの中から、自動的に連続再生を行なうようにすれば、ユーザが検索、選択する手間が省けて便利であるが、そのときに聴きたい楽曲が呈示されるとは限らないという問題が残る。

0011

また、アーティスト等の制作側で作られた楽曲は、従来の音楽コンテンツの再生装置上の制約等の理由もあり、ユーザ側では、制作者の意図した通りに、ただ固定的に聴くのみであり、その曲調やテンポ、他の楽曲とのリミックス等をその場の気分に合うように変更することはできなかった。

0012

この発明は、以上の点にかんがみ、ユーザの気分や聴取環境等に沿った、ユーザが聴取したいであろう音楽コンテンツを再生楽曲候補をとして呈示することができると共に、聴取しているユーザの嗜好周辺環境などをリアルタイムに楽曲に反映させて、楽曲自身を再構成することができるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、
前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、
前記音響再生出力を聴取するリスナー生体情報を取得する手段と、
前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得手段により取得した前記属性情報とに基づいて、次の再生楽曲候補を決定する決定手段と、
を備える音楽コンテンツの再生装置を提供する。

0014

また、請求項2の発明は、
複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、
前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、
前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得する手段と、
前記取得したリスナーの生体情報に基づいて、前記音響再生出力中の音楽コンテンツに対して前記リスナーが嗜好を示しているかどうかを判別する手段と、
前記リスナーが嗜好を示していると判別したときに、前記第2の取得手段により取得した前記属性情報に基づいて、前記再生対象の音楽コンテンツの属性情報の前記楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を含む属性情報の他の音楽コンテンツを検索して、次の再生楽曲候補とする手段と、
を備える音楽コンテンツの再生装置を提供する。

0015

上述の構成の請求項1および請求項2の発明によれば、リスナーの生体情報を取得して解析することにより、リスナーは再生中の楽曲に嗜好を示しているかどうかを判別することが可能となる。そして、再生中の音楽コンテンツの楽曲素材単位の属性情報から、当該音楽コンテンツが、どのような曲調の音楽コンテンツであるかを認識することが可能となる。

0016

したがって、再生装置は、例えばリスナーの生体情報からリスナーが再生中の音楽コンテンツに対して嗜好を示しているときには、当該再生中の音楽コンテンツの曲調と似ている他の音楽コンテンツを再生楽曲候補として呈示することにより、リスナーが当該時点で好んでいる曲調の音楽コンテンツを再生楽曲候補とすることができる。

0017

また、再生装置は、例えばリスナーの生体情報からリスナーが再生中の音楽コンテンツに対して嗜好を示していないと判別したときには、再生中の音楽コンテンツの曲調とは異なる曲調の他の音楽コンテンツを、音楽コンテンツの属性情報を検索することにより見つけて、次の再生楽曲候補とすることができる。この場合に、過去の再生履歴や取得した周辺環境情報を参照して、次の再生楽曲候補を決定するようにするとさらに良い。

0018

また、請求項13の発明は、
複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、
前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、
前記音響再生出力を聴取するリスナーの生体情報を取得する手段と、
前記取得したリスナーの生体情報と、前記第2の取得手段により取得した属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する再構成手段と、
を備える音楽コンテンツの再生装置を提供する。

0019

この請求項13の発明によれば、楽曲の小節などの楽曲素材単位の属性情報が得られるので、リスナーの生体情報から、例えば再生中の楽曲にリスナーが嗜好を示しているときには、曲調を変えずに、より嗜好を高めるように、楽曲素材単位で音楽コンテンツのデータを再構成したり、また、リスナーが嗜好を示していないときには、曲調を変えるように楽曲素材単位で音楽コンテンツのデータを再構成したリすることができる。

0020

また、請求項16の発明は、
複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、
前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、
音楽コンテンツについての過去の再生履歴を保持する再生履歴保持部を備え、
前記再生履歴保持部から取得した前記再生履歴と、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する手段と、
を備える音楽コンテンツの再生装置を提供する。

0021

この請求項16の発明によれば、過去の再生履歴により例えば視聴頻度が高く好まれている楽曲を検出し、例えば、その楽曲の属性情報と、再生中の音楽コンテンツの属性情報とを用いて、違和感の無いように、高頻度再生履歴の楽曲データを楽曲素材単位で、再生中の音楽コンテンツのデータに加えたりして、リスナーに好まれる曲調に再生中楽曲を再構成することが可能になる。

0022

また、請求項18の発明は、
複数個の音楽コンテンツのデータが格納されている音楽コンテンツデータ記憶部から、再生対象の音楽コンテンツのデータを取得する第1の取得手段と、
前記音楽コンテンツと対応付けられて、少なくとも前記音楽コンテンツの楽曲素材単位の楽曲構成情報を含む属性情報記憶部から前記属性情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した前記再生対象の音楽コンテンツデータを音響再生出力する手段と、
周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得手段と、
前記周辺環境情報取得手段から取得した前記周辺環境情報と、前記再生対象の音楽コンテンツについての前記属性情報とに基づいて、前記音響再生出力する前記再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成する手段と、
を備える音楽コンテンツの再生装置を提供する。

0023

この請求項18の発明によれば、海、山、、昼、夜などの周辺環境情報を取得し、その周辺環境情報に適合するように、再生中の音楽コンテンツの属性情報を用いて、違和感の無いように、音楽コンテンツのデータを再構成することができるので、周辺環境に応じた曲調に再生中楽曲を再構成することが可能になる。

発明を実施するための最良の形態

0024

以下、この発明の実施の形態を、図を参照しながら説明する。図1は、この発明の音楽コンテンツの再生装置の実施形態と、音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置の実施形態とが適用された記録再生装置の一例の構成を示すブロック図である。

0025

この実施形態においては、記録再生装置は、音楽コンテンツ記憶部を備えるが、この音楽コンテンツ記憶部には、音楽コンテンツのデータとして楽曲の音響データの他に、映像データが含まれる場合もあることを想定して、映像音響データが記憶される。そして、この実施形態では、音楽コンテンツのデータに付随して、さらに、各楽曲についての属性情報が、各音楽コンテンツ識別情報により対応付けられて記憶される。

0026

後述するように、音楽コンテンツがDVD(Digital Versatile Disc)などのリムーバル着脱可能)な記録媒体に記憶されている場合において、この属性情報が当該記録媒体に音楽コンテンツに対応付けられて記録されている場合には、その記録媒体に記録されている属性情報を用いることができる。

0027

そして、DVD等の記録媒体から、記録再生装置の記憶部に音楽コンテンツのデータを記録する際には、属性情報も、対応付けて記録するようにする。

0028

記録媒体に、属性情報が記録されていない場合には、当該記録媒体から、記録再生装置の記憶部に音楽コンテンツのデータを記録する際に、記録再生装置において、必要な属性情報を生成し、当該生成した属性情報を、記録する音楽コンテンツについての映像音響データに対応付けて、記録するようにする。

0029

この実施形態の記録再生装置では、音楽コンテンツの情報は、例えばインターネット上にある音楽コンテンツ提供サーバからもダウンロードすることができるように構成されている。

0030

この例の場合の音楽コンテンツ提供サーバの音楽コンテンツの情報には、属性情報が付随されていることを想定しており、この実施形態の記録再生装置からの音楽コンテンツの取得要求を受け取ると、音楽コンテンツ提供サーバは、要求された音楽コンテンツの映像音響データと共に、属性情報を記録再生装置にダウンロードするようにする。

0031

そこで、記録再生装置は、ダウンロードされた映像音響データと、属性情報とを、音楽コンテンツの識別情報により対応付けて、記憶部に記憶するようにする。

0032

この例の記録再生装置は、マイクロコンピュータを搭載して構成されるもので、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)10に対してシステムバス1を介してプログラムROM(Read Only Memory)11およびワークエリア用RAM(Random Access Memory)が接続されている。

0033

そして、システムバス1には、また、ユーザインターフェース13と、エンコードデコード部14と、曲調分析部15と、通信インターフェース16と、再生履歴保持部17と、光ディスクドライブ18とが接続されている。

0034

ユーザインターフェース13は、ユーザの操作入力受け付けるボタン操作部(図示を省略)や、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなるディスプレイを含む。

0035

エンコード/デコード部14には、音楽コンテンツ記憶部20が接続される。この例では、この音楽コンテンツ記憶部20は、例えば大容量のハードディスク装置により構成される。なお、大容量の書き換え可能な光ディスクを用いる書き込み/読み出し装置部により、音楽コンテンツ記憶部20を構成することもできる。

0036

エンコード/デコード部14は、この音楽コンテンツ記憶部20を構成するハードディスク装置にデータを書き込む際に、書き込み対象のデータをハードディスク装置に記録できるフォーマットのデータにエンコード処理し、また、このハードディスク装置から読み出したデータに対して、前記エンコードに対応するデコード処理を施すものである。この場合に、エンコード処理には、データ圧縮処理を含むことができ、それに対応してデコード処理には、データ伸長処理を含むことができる。

0037

この例では、音楽コンテンツのデータには、楽曲データのみではなく、音楽コンテンツに関連する映像データと、さらには、音楽コンテンツに関する属性情報(後で詳述する)が含まれている。

0038

そして、音楽コンテンツ記憶部20は、それぞれの音楽コンテンツに関して楽曲データと映像データとが記憶される映像音響データ記憶部21と、それぞれの音楽コンテンツの属性情報が記憶される属性情報記憶部22とからなる。映像音響データ記憶部21の楽曲データおよび映像データと、属性情報記憶部22の属性情報とは、音楽コンテンツごとに音楽コンテンツのそれぞれを識別する音楽コンテンツ識別情報(コンテンツID)により互いに関連付けられている。

0039

楽曲解析部15は、音楽コンテンツの楽曲データを音楽コンテンツ記憶部20の映像音響データ記憶部21に記憶する際に、楽曲データを解析して、楽曲の楽曲素材単位の区切りを検出すると共に、当該楽曲素材単位の楽曲構成情報を抽出する。この楽曲構成情報は、前記属性情報の一部として、属性情報記憶部22に記録されるようにされる。楽曲解析部15は、記録すべき音楽コンテンツの情報に属性情報が附属されていない場合にのみ動作し、抽出された楽曲構成情報が属性情報の一部として記録される。

0040

ここで、楽曲素材単位とは、楽曲の拍、小節など、コードを付することができる単位である。そして、楽曲構成情報は、楽曲の楽曲素材単位のテンポ、キー、コード、音量拍子楽譜コード進行などの、いわゆる曲調が決まる基準となる情報からなるものである。

0041

通信インターフェース16は、外部のネットワーク例えばインターネット2を通じて音楽コンテンツ提供サーバ装置3等に接続するために用いられるものである。この例では、音楽コンテンツ提供サーバ装置3は、楽曲データや映像データのみではなく、音楽コンテンツの属性情報も提供することができるように構成されている。

0042

再生履歴記憶部17は、当該記録再生装置において、過去に、どの楽曲をどのくらいの頻度や時間で聴いたかの履歴情報を保持する。再生された音楽コンテンツの識別情報(コンテンツID)に対応して再生回数(頻度)、その再生時間、その再生時の周辺環境情報(周辺環境情報についても後で詳述する)等が、この再生履歴記憶部17には記憶されている。

0043

光ディスクドライブ18は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク4から、楽曲データや映像データの読み込みを行なう。光ディスク4に音楽コンテンツについての属性情報が記録されている場合には、当該属性情報の読み込みも行なう。

0044

この例の記録再生装置においては、システムバス1には、さらに、生体情報取得部30と、周辺環境情報取得部40と、映像音響出力部50とが接続されている。

0045

生体情報取得部30は、生体情報センサ31と生体情報解析部32とからなる。生体情報センサ31は、音楽コンテンツを視聴しているリスナーが、当該音楽コンテンツに対して嗜好を示しているか、あるいは、嗜好を示していないかなどを判別するための情報を検知する。この生体情報センサ31は、リスナーの例えば体動呼吸、脈、血圧体表温度、皮膚発汗皮膚抵抗などの生体情報を検出し、それらの生体情報を生体情報解析部32に供給するものである。

0046

例えば、リスナーが聴取している楽曲に嗜好を示しており、いわゆる「楽曲に乗っている」状態のときには、リスナーの体動や呼吸は、演奏される音楽のリズムやテンポなどと同期したものとなることがある。例えば、ゆっくりとしたメロディーを演奏するようにしたいときには、体動や呼吸は、それに合わせたゆっくりしたものとなり、また、急激に大きな音に移行するときには、それに合わせて体動が大きくなると共に、呼吸もそれに合わせて吸気から、一旦、息を止め、一気呼気に移るなどの変化をすることがある。

0047

さらに、リスナーは、気分が高揚するような音楽パートでは、脈や心拍が多くなると共に、皮膚発汗が多くなり、また、ゆったりとした音楽のパートでは脈や心拍はゆっくりと安定したものとなるなどの変化をすることがある。

0048

生体情報解析部32では、以上のような、リスナーの感情的な情報を、生体情報センサから受け取り、リスナーが聴取中の楽曲に嗜好を示しているかどうかの判別結果をシステムバス1に送出する。この場合に、生体情報解析部32では、再生中の楽曲構成情報をも参照して、リスナーの体動などが、楽曲に同期しているかどうかも判断するようにしている。

0049

そして、この実施形態では、生体情報解析部32は、例えば体動などの生体情報に基づく嗜好の度合いについて、複数段階スレッショールド値を持ち、例えば、「嗜好を示していない(曲に乗ってない)」、「嗜好を示しているが嗜好の程度が低い」、「非常に嗜好を示している(曲に乗っている)」のような複数段階についての判断出力を送出するように構成されている。

0050

周辺環境情報取得部40は、GPS受信機41と、位置情報入力インターフェース42と、環境情報センサ43と、環境情報生成部44とからなる。

0051

GPS受信機41は、複数個の人工衛星から受信した電波から当該GPS受信機41の位置を算出する測位演算をし、その演算結果を、位置情報入力インターフェース42に送る。この例では、位置情報入力インターフェース42は、GPS受信機41からの測位演算結果を、例えば地名などの位置情報に変換して、システムバス1に送出する。この位置情報は、当該記録が行なわれた場所を示すものとされるもので、周辺環境情報の一部として、音楽コンテンツが記録されたときに、その属性情報の一部として記録される。

0052

環境情報センサ43は、温度センサ湿度センサの他、季節や日時を検知する時計部を含んでいる。環境情報生成部44は、環境情報センサ43からの情報を受け取り、温度、湿度、季節、日時などの情報をシステムバス1に送出する。これらの情報も、周辺環境情報の一部として、音楽コンテンツが記録されるときに、その属性情報の一部として記録される。

0053

映像・音響出力部50は、音響データデコード部51と、音響アレンジ部52と、音響出力部53と、映像データデコード部54と、映像アレンジ部55と、画像出力部56と、I/Oポート57とからなる。

0054

音響データデコード部51は、音声データが、非圧縮音声信号であるPCM音声信号である場合には、そのまま音響アレンジ部52を通じて音響出力部53に出力する。音楽データに、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)やAAC(Advanced Audio Coding)などの圧縮がかかっている場合には、音響データデコード部51は、当該圧縮を解凍伸長)して、デジタル音声信号にデコードする。音声データがMIDI(Music Instrument Digital Interface)の場合には、音響データデコード部51は、当該MIDIのデータからデジタル音声信号を生成デコードする。

0055

音響アレンジ部52は、I/Oポート57を通じてこれに供給される制御信号に応じて、特殊効果エフェクト)処理をしたり、他の楽曲データを混合(リミックス)したりする。

0056

この実施形態では、音響アレンジ部52で行なうエフェクト処理としては、音響データに、例えば、ディストーション(Distortion)をかけたり、リバーブ(Reverb)をかけたりする処理がなされる。

0057

リミックスは、一般的なディスクジョッキーで行なわれている手法であり、ある小節や拍単位で音楽性を損なわないように、再生中の楽曲に複数の音楽素材ミックスしていく方法である。これは、予め用意された小節の切れ目(楽曲素材単位の区切り)やテンポ情報コード情報等の楽曲構成情報を利用して、音楽理論にしたがい、再生中の楽曲に複数の音楽素材を、違和感無くミックスしていくものである。

0058

リミックスの場合には、CPU10の指示に従い、再生中の楽曲以外の他の楽曲から抽出されるリミックスする音響データが、音響データデコード部51に供給される。したがって、この実施形態では、音響データデコード部51は、再生中の音響データのデコード処理と、リミックスする音響データをデコード処理とを並行して実行することができる機能を備えている。

0059

音響アレンジ部52の出力は、音響出力部53に供給される。音響出力部53では、これに入力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、当該変換したアナログ音声信号を出力アンプ((図示せず))を介してスピーカや、出力端子を介してヘッドホン(図示せず)に供給して、音響再生する。

0060

映像データデコード部54は、この例では、音楽コンテンツに付随する圧縮映像データをデコード(圧縮解凍(伸長))する。この場合、付随する圧縮映像データとしては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等で圧縮された静止画データ、MPEG(Moving Picture Experts Group)2、MPEG4等で圧縮された動画データ等があり、映像データデコード部54は、これらの圧縮を伸長デコードする機能を備えるものである。

0061

この映像データデコード部54でデコードされた映像データは、映像アレンジ部55に供給される。この映像アレンジ部55では、映像データに、例えば特殊効果(エフェクト)が施される。この特殊効果としては、既存の技術を用いるもので、この実施形態では、詳細は省略する。

0062

この映像アレンジ部55の出力映像データは、映像出力部56に供給される。映像出力部56は、デジタル映像データデジタル映像信号のまた、若しくは必要に応じてアナログ映像信号に変換し、映像出力端子を通じてディスプレイの画面に表示される。

0063

[属性情報の説明]
この実施形態では、各音楽コンテンツの属性情報は、次に説明するような各種の情報が、各楽曲に対応して記録される。

0064

(1)楽曲構成情報
この楽曲構成情報は、前述した楽曲素材単位の区切り情報を含むと共に、楽曲のテンポ/キー/コード/音量/拍子の情報、楽譜の情報、コード進行の情報、繰り返してりミックスするループ用の音楽波形立ち上がり情報等を含む。

0065

この楽曲構成情報は、楽曲の曲調を示すものであり、音楽コンテンツの記録再生装置は、この楽曲構成情報を解析して、当該楽曲構成情報が似ている楽曲は、曲調が似ていると判断することができる。したがって、再生中の楽曲に対してリスナーが嗜好を示しているときには、この楽曲構成情報の解析結果に基づき、次の再生楽曲候補として再生中の楽曲と似ている曲調の楽曲を選択することができる。

0066

また、リスナーが再生中の楽曲に対して嗜好を示していないときには、例えば過去の再生履歴からリスナーが好んでいると思われる楽曲を検出し、その楽曲の属性情報を調べて、その属性情報と似ている楽曲を次の楽曲再生候補とすることにより、再生履歴に基づき、リスナーが好むと思われる楽曲と曲調が似ている楽曲を、次の楽曲再生候補することができる。

0067

また、この楽曲構成情報に含まれる楽曲素材単位の区切り情報や、楽曲のテンポ等や、コード進行などの情報を用いることにより、違和感の無いリミックスが可能になる。

0068

この場合、音楽コンテンツの映像音響データと属性情報とは、きっちりと対応しているようにされている。例えば、属性情報として記述されている、楽曲素材単位としての例えば小節の区切りのタイムコード情報と、実際の映像音響データの小節の区切りのタイムコードとが正確に一致しているように構成されている。

0069

(2)エフェクト情報
エフェクト情報は、楽曲にかける特殊効果の情報であり、例えば前述したディストーションやリバーブ用のエフェクトパラメータからなる。この場合、エフェクトパラメータが時間的に変化する場合には、その時間変化に応じて変化するパラメータ情報となる。

0070

このエフェクト情報は、この例の音楽コンテンツの記録再生装置が、予め、固定的に複数種を備えるものを用いることができる。しかし、各楽曲毎に効果的なお薦めのエフェクト情報がある場合には、属性情報の一部として含められるものである。このお薦めのエフェクト情報は、例えば、音楽コンテンツの制作者により与えられる。エフェクト情報は、1種類ではなく、複数種類を属性情報として含めることができる。

0071

(3)楽器情報
楽器情報は、当該楽曲において使用されているドラムギター等の楽器の情報である。例えば、1小節分のドラムやパーカッション演奏パターンを、属性情報として記録しておき、それをループ状に繰り返し用いるようにすることもできる。また、リミックス用にそれらの楽器の演奏パターン情報を用いることもできる。

0072

なお、これらの1小節分のドラムやパーカッションの演奏パターンの情報は、属性情報として記録するのではなく、予め、記録再生装置がリミックス用などのために、複数パターンを備えておくようにしても良い。

0073

(4)演奏者情報
演奏者情報は、当該楽曲の演奏者(歌手を含む)の名前グループ名を含む)、性別年齢グループ編成など、演奏者に関する情報である。

0074

(5)感性情報
感性情報は、当該楽曲を聴取したリスナーの感覚的認識を表すもので、例えば明るい曲/暗い曲、静かな曲/激しい曲、楽しい曲/悲しい曲などを定量化したデータである。この感性情報は、例えば図2に示すように、明るい/暗い、優しい/激しい、楽しい/悲しいなどのそれぞれを、予め感性軸として定義しておき、各感性軸について主観的な感覚的認識の程度を数値化したものを、リスナーにより設定してもらう等の方法で取得する。

0075

例えば、明るい/暗いの感性軸の場合、図2に示すように、主観的な感覚的認識の程度を、例えば、16段階の数値で表す。図2の例では、明るいとされる場合ほど数値が大きく、最も暗いとされる場合の数値として「0」が割り当てられている。優しい/激しい、楽しい/悲しいなどの他の感性軸についても同様とすることができる。感性軸は、これらの他にも設定することが可能である。

0076

図2のように、これらの感性軸上の値が設定されると、それらの値を線で結ぶことにより、曲調に応じた形の図形(図2では三角形の形が曲調に応じて変化)が得られる。換言すれば、これらの感性軸を用いることにより、似た曲調の楽曲を容易に検索することができる。

0077

この場合に、記録媒体に音楽コンテンツのデータに対応して記録する属性情報や音楽コンテンツ提供サーバから提供する属性情報の場合には、例えば数十人のリスナーに当該楽曲を聴いてもらって、各感性軸についての主観的な感覚的認識の程度の数値を報告してもらい、例えば、その平均値を各感性軸についての感性情報とするようにすることができる。

0078

後述するように、記録再生装置の使用者がリスナーとして、楽曲を聴取して、この感性情報を設定入力する場合もある。また、記録媒体に記録されていた属性情報に含まれる感性情報の数値や、音楽コンテンツ提供サーバから取得した属性情報に含まれる感性情報の通知が、実際にリスナーが楽曲を聴取した結果、異なるとリスナーが感じた場合には、記録再生装置の音楽コンテンツ記憶部に記憶する属性情報の感性情報としては、リスナー自身により、その感性情報の値を書き替えることができるように構成されている。

0079

(6)周辺環境情報
この周辺環境情報は、DVDの制作者や、音楽コンテンツ提供サーバからの音楽コンテンツの提供者などにより設定入力される、当該楽曲を聴くのにお薦めの場所、例えば山、海などの地域情報を含む。また、後述するように、記録再生装置での楽曲の記録時に、前述した周辺環境情報取得部40で取得された記録(録音)された場所、日時、季節、温度、湿度などの情報とされる場合もある。また、その記録時に、リスナーにより設定入力される、当該楽曲を聴くのにお薦めの場所などの地域情報を含む。

0080

(7)再生履歴情報
再生履歴情報は、リスナーが、どの楽曲を、どのくらいの頻度や時間で聴取しているかの情報であり、この実施形態では、前述したように、記録再生装置の再生履歴情報保持部17に記憶されて保持される。この再生履歴情報は、音楽コンテンツのデータを、音楽コンテンツ記憶部20に記憶する記録処理の際に属性情報に含められて、音楽コンテンツ記憶部20の属性情報記憶部22に、属性情報の一部として格納される。

0081

なお、再生履歴情報は、制作者により制作されるDVDや、サーバから取得する音楽コンテンツの属性情報には含まれていない。

0082

[実施形態の記録再生装置における記録処理]
次に、この実施形態の記録再生装置における記録処理について説明する。この実施形態における記録処理の態様には、いくつかある。

0083

その一つは、DVDに記録されている音楽コンテンツのデータを読み込み、音楽コンテンツ記憶部20に書き込んで記録する態様である。他の一つは、インターネット2を通じて、音楽コンテンツ提供サーバ装置3から音楽コンテンツのデータをダウンロードしたものを記録する態様である。さらに、他の一つは、図示を省略したが、外部入力端子を通じて、他の再生機器などから音楽コンテンツのデータを転送し、それを音楽コンテンツ記憶部20に記録する態様である。

0084

これらの態様において、音楽コンテンツのデータに属性情報が含まれている場合には、この実施形態の記録再生装置は、音楽コンテンツについての映像音響データに加えて、その属性情報をも読み込み、音楽コンテンツ記憶部20に書き込むようにする。この実施形態の記録再生装置では、この記録の際に、ユーザが属性情報を追加、変更がしたい場合には、その追加、変更ができるように構成されている。

0085

また、音楽コンテンツのデータには、映像音響データのみしかなく、属性情報が含まれていない場合には、この実施形態の記録再生装置では、記録再生装置において属性情報を生成(設定)して、音楽コンテンツ記憶部20の属性情報記憶部22に記憶するようにする。

0086

すなわち、曲調分析部15でDVDやダウンロードした音響データ、また、外部入力端子を通じて入力された音響データを解析して、楽曲構成情報を取得して、それを属性情報の一部として記録する。また、ユーザは、自分が当該楽曲を実際に聴取した主観的な感覚的程度値の感性情報として、前述したような16段階のいずれかの数値を入力する。そして、この感性情報を属性情報の一部として記録する。さらに、周辺環境取得部40で取得した周辺環境情報も属性情報の一部として記録する。さらには、再生履歴情報も必要に応じて属性情報として記録するようにする。

0087

なお、この実施形態では、インターネット2上に、音楽コンテンツの識別情報に対応して属性情報を格納する属性情報提供サーバ装置を設けて、このサーバ装置に、音楽コンテンツの識別情報を伴うダウンロード要求を送って、当該音楽コンテンツの識別情報に対応する属性情報の提供を受けるようにすることも想定している。

0088

図3および図4は、音楽コンテンツ提供サーバ装置3から音楽コンテンツおよび属性情報を取得する場合における記録再生装置と音楽コンテンツ提供サーバ装置3の動作のフローチャートである。

0089

なお、ここでは、記録再生装置が音楽コンテンツ提供サーバ装置3から音楽コンテンツのデータと、これに付随する属性情報との提供を受ける場合を例にして説明するが、基本的には、異なる複数台の記録再生装置間で属性情報の送受を行う場合においても、ほぼ同様の処理となる。

0090

図3は、音楽コンテンツのデータとこれに付随する属性情報の提供を要求する記録再生装置の処理を、また、図4は、音楽コンテンツのデータとこれに付随する属性情報を提供する音楽コンテンツ提供サーバ装置3の処理を、それぞれ説明するためのフローチャートである。

0091

記録再生装置に対して、音楽コンテンツデータとこれに対する属性情報との提供の要求を行うためのプログラムを起動する所定の操作が行われると、記録再生装置のCPU10は、図3に示す処理を実行し、まず、ダウンロードする音楽コンテンツの選択入力を受け付ける(ステップS11)。

0092

そして、受け付けた選択入力に基づいて、ダウンロードを要求する音楽コンテンツの識別子を含む音楽コンテンツの提供要求を生成し、これを通信インターフェース16、インターネット2を通じて、音楽コンテンツ提供サーバ装置3に送信する(ステップS12)。

0093

一方、音楽コンテンツ提供サーバ装置3の制御部(CPU)は、常時、図4に示す処理を実行しており、インターネット2および自装置が備える通信インターフェースを通じて、記録再生装置からの音楽コンテンツの提供要求を受信待ちするようにし(ステップS21)、提供要求を受信したか否かを判断する(ステップS22)。ステップS22において、音楽コンテンツの提供要求を受信していないと判断したときには、ステップS21からの処理を繰り返し、音楽コンテンツの提供要求の受信待ちとなる。

0094

ステップS22の判断処理において、音楽コンテンツ提供サーバ装置3の制御部が、記録再生装置からの音楽コンテンツの提供要求を受信したと判断したときには、サーバ装置3の制御部は、受信した提供要求に含まれる音楽コンテンツの識別子に基づいて、自装置3に記憶されている音楽コンテンツの中から、目的とする音楽コンテンツのデータとこれに対する属性情報とを検索する(ステップS23)。

0095

そして、音楽コンテンツ提供サーバ装置3の制御部は、目的とする音楽コンテンツのデータが存在するか否かを判断し(ステップS24)、存在すると判断したときには、要求元の記録再生装置に、通信インターフェースおよびインターネット2を通じて送信する(ステップS25)。そして、ステップS21に戻って、このステップS21からの処理を繰り返す。

0096

また、ステップS24の判断処理において、目的とする音楽コンテンツのデータが存在しないと判断したときには、音楽コンテンツ提供サーバ装置3の制御部は、その旨を示す応答メッセージを生成し、要求元の記録再生装置に対して、通信インターフェースおよびインターネット2を通じて返信する(ステップS26)。そして、ステップS21に戻り、このステップS21からの処理を繰り返す。

0097

一方、要求元の記録再生装置は、音楽コンテンツ提供サーバ装置3からの応答(返信)を通信インターフェース16を通じて受信し(ステップS13)、受信した応答に基づいて、要求した音楽コンテンツのデータが送信されてきたか否かを判断する(ステップS14)。このステップS14の判断処理において、要求した音楽コンテンツのデータを受信したと判断したときには、その受信した音楽コンテンツのデータと、当該音楽コンテンツのデータに付随して提供された属性情報とを音楽コンテンツ記憶部に記録(格納)し(ステップS15)、この図3に示す処理を終了する。

0098

また、ステップS14の判断処理において、要求した音楽コンテンツのデータを受信していない(対応する音楽コンテンツのデータが存在しないことのメッセージを受信した)と判断したときには、記録再生装置の制御部は、図1には図示しなかったが、自装置が備えるLCD(Liquid Crystal Display)などの表示素子LED(Light Emitting Diode)などの発光素子、あるいは、ブザーアラームなどを用いて、目的とする音楽コンテンツのデータが存在しなかったことを記録再生装置のユーザに対して通知し(ステップS16)、この図3に示す処理を終了する。

0099

以上のようにして、この実施形態では、記録再生装置は、目的とする音楽コンテンツのデータの提供を受ける際に、この音楽コンテンツのデータに付随して提供される属性情報の提供をも受けることができるようにされている。そして、提供を受けた音楽コンテンツのデータ、および、当該音楽コンテンツのデータに対する属性情報を音楽コンテンツ記憶部20に記憶して再生時に利用することができるようにされる。

0100

なお、音楽コンテンツに属性情報が付随していないときには、上述したように、曲調分析部15で解析して得られた楽曲構成情報や、周辺環境情報取得部で取得された周辺環境情報などから属性情報が構成されて、それが音楽コンテンツ記憶部20に音楽コンテンツの映像音響データと対応付けられて記憶される。

0101

図5は、この実施形態の記録再生装置の音楽コンテンツ記憶部20の一例としてのハードディスク装置の概念的な構成を説明するための図である。すなわち、音楽コンテンツ記憶部20としてのハードディスク装置20HDは、音楽コンテンツの映像データや音響データ等の映像音響データDtの領域23と、その属性情報Atの領域24とを備え、領域23は映像音響データ記憶部21を構成し、領域24は属性情報記憶部22を構成する。

0102

この実施形態では、音楽コンテンツ記憶部20は、ハードディスク装置により構成したが、リムバル(着脱可能)の記録メディアとしてのDVD等のディスク媒体を音楽コンテンツ記憶部として用いることもできる。図6は、その場合における音楽コンテンツ記憶部20の他の例としてのディスク媒体(例えば光磁気ディスク等の記録再生可能なもの)20RDの一例を説明するための図である。

0103

この図6に示すように、音声コンテンツデータ映像コンテンツデータなどのコンテンツデータ(映像音響データ)Dtが光ディスク20RDのデータ格納領域に格納されている。そして、図6に示すように、光ディスク20RDには、光ディスクに通常設けられるリードインアリア、TOC(Table Of Contents)エリアリードアウトエリアのほかに、コンテンツ属性情報Atの格納エリアが設けられ、ここに属性情報が格納されるようにされている。コンテンツデータDtが、複数の楽曲のデータを含む場合には、それぞれの楽曲についての属性情報が記録される。この場合、コンテンツデータDtと属性情報Atとは、前述したように音楽コンテンツ識別情報(音楽コンテンツID)によって対応付けられている。

0104

なお、光ディスク20RDは、音楽コンテンツの制作者等により音楽コンテンツデータが記録されて市販されるものの他、例えば、一般ユーザが、パーソナルコンピュータなどを用いて、インターネットからダウンロードした音楽コンテンツを記録するなどして作成する場合もある。

0105

なお、図5図6に示したように、記録媒体に記録される属性情報Atは、記録再生装置においてユーザが任意に内容を書き換えたり、追加したり、削除したり、あるいは、既存の属性情報を新たな属性情報に置き換えたりすることも可能である。例えば、属性情報中に楽曲素材単位の区切り情報を追加する場合には、記録再生装置において、目的とする音楽コンテンツデータを自動解析することにより、新たな楽曲素材単位の区切り情報を自動生成したり、ユーザインターフェース13を通じてユーザにより入力された区切り情報を追加したりすることが可能である。

0106

また、ユーザインターフェース13を通じてユーザからの変更指示入力を受け付けて、音楽コンテンツ記憶部20に記録されている属性情報を変更したり、同様に、ユーザインターフェース13を通じてユーザからの変更指示入力を受け付けて、音楽コンテンツ記憶部20に記録されている属性情報を削除したり、また、既に記録されている属性情報を、上述のように新たに生成したり、入力したりした属性情報で置き換えたりすることもできるようにされる。

0107

また、新たな属性情報を、インターネット2と通信インターフェース15とを通じて提供を受けたり、あるいは、USB(Universal Serial Bus)インターフェースなどのデジタルインターフェースに接続される他の記録再生装置等の外部機器から提供を受けたり、また、無線インターフェース送受信アンテナを通じて無線LAN経由で提供を受けたりして、これを追加や置き換えに用いることも可能である。

0108

もちろん、上述したいずれの場合においても、音楽コンテンツの識別子によって、音楽コンテンツデータと属性情報とは必ず対応するようにされ、どの属性情報がどの音楽コンテンツデータに付随するものであるかは明確にされる。

0109

そして、以上のように、音楽コンテンツには、属性情報を付随させるようにすることにより、音楽コンテンツのデータの流通に伴い、その属性情報をも流通させ、音楽コンテンツデータの利用に合わせて、その属性情報を有効に活用し、新たな利用態様で音楽コンテンツデータを利用できるようにすることができる。

0110

なお、光ディスクドライブ18で読み込みを行なう光ディスク4が、音楽コンテンツデータとして属性情報を付随している場合には、図6に示した光ディスク20RDと同様の構成を備えるものである。

0111

次に、図1の実施形態の記録再生装置における記録処理動作の一例を、図を参照して説明する。図7は、この実施形態の記録再生装置のうちの記録処理部分を機能的に抽出して表したブロック図である。また、図8および図9は、その記録処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。

0112

図7に示すように、記録再生装置は、記録の機能的には、2つの要素から構成される。一つは、複数個の音楽コンテンツが記憶保持されている音楽コンテンツ記憶部20であり、もう一つは音楽コンテンツの記録をする記録部100である。音楽コンテンツ記憶部20については、上述した通りであるので、ここでは、説明を省略する。記録部100は、音楽コンテンツデータおよび属性情報の記録処理を行なう部分である。以下、この記録部20の構成について説明する。

0113

記録部100は、この例では、入力された音楽コンテンツのデータ(映像音響データ)と、属性情報とを対応付けて音楽コンテンツ記憶部20に記憶する。この場合に、音楽コンテンツに対応する属性情報が入力される場合には、それをそのまま、あるいは、一部変更したり、追加したりして、音楽コンテンツ記憶部20の属性情報記憶部22に記憶するようにする。

0114

しかし、属性情報が音楽コンテンツに付随していない場合には、記録部100では、属性情報を生成して、音楽コンテンツのデータに付与して、音楽コンテンツ記憶部20の属性情報記憶部22に格納するようにする機能を備える。

0115

この実施形態では、音楽コンテンツのデータに対する属性情報の付与方法としては、最終的には付与するユーザが主観的な判断で付与を行なうようにする。もっとも、属性情報の一部の情報は、記録再生装置が自動的に生の映像音響データから計算して付与することもできる。すなわち、属性情報の一部である楽曲構成情報のテンポ情報や、記録再生装置の存在する場所や周辺環境情報等は、自動的に算出して、自動的に付加することもできる。しかし、この例では、記録再生装置は、あくまで楽曲構成情報や周辺環境情報を取得するのみで、最終的に、音楽コンテンツに付与する属性情報について、それが最適かどうかはユーザが決定するようにしている。

0116

記録部100は、図7に示すように、前述したユーザインターフェース13と、曲調分析部15と、再生履歴保持部17と、周辺環境情報取得部40とを含むほか、機能的な処理部として、音楽コンテンツ記録指示制御部101と、音楽コンテンツデータ保持部102と、映像音響データ記録設定部103と、属性情報記録設定部104と、エンコード部105と、楽曲構成情報取得部106とを備える。

0117

音楽コンテンツ記録指示制御部101は、ユーザインターフェース13を通じたユーザ指示に従って、音楽コンテンツの記録指示制御を行なう部分であって、CPU10が、ROM11に記憶されている記録のためのプログラムに基づいて、RAM12をワークエリアとして用いて実行する部分に相当する。

0118

音楽コンテンツデータ保持部102は、これから記録すべき音楽コンテンツの映像音響データや、付随する属性情報もあれば、当該属性情報を保持する部分である。

0119

これは、記録しようとする音楽コンテンツのソースが光ディスクドライブ18で読み込まれる光ディスク4である場合には、当該光ディスク4および光ディスクドライブ18の部分に相当する。

0120

また、記録しようとする音楽コンテンツのソースが、インターネット2を通じた音楽コンテンツ提供サーバ装置3である場合には、通信インターフェース16を通じて取り込まれた音楽コンテンツデータを一時的に蓄えるバッファメモリなどが、音楽コンテンツデータ保持部102に相当する。

0121

エンコード部105は、エンコード/デコード部14のエンコード部分のみの機能を抽出したものに相当する。

0122

映像音響データ記録設定部103は、エンコード部105に送り込む映像音響データを保持するものであり、RAM12の一部のエリアが利用される。

0123

属性情報記録設定部104は、エンコーダ回路に送り込む属性情報のデータを保持するものであり、これもRAM12の一部のエリアが利用される。

0124

楽曲構成情報取得部106は、音楽コンテンツデータに属性情報が付随していない場合に、記録しようとする音楽コンテンツに対応する属性情報を取得する機能部である。これは、例えば、前述したように、インターネットを通じて、属性情報提供サーバ装置に音楽コンテンツIDを検索子としてアクセスして、当該音楽コンテンツIDに対応する属性情報を取得する機能部や、他の記録再生装置などから、当該音楽コンテンツに対応する属性情報を取得する機能部などにより構成される。

0125

次に、図8および図9のフローチャートを参照しながら、記録処理動作について説明する。なお、この図8および図9の各処理ステップは、CPU10がROM11のプログラムにしたがって、RAM12をワークエリアとして用いて実行するものである。

0126

記録に先立ち、ユーザは、音楽コンテンツとして記録したい楽曲のデータを用意し、音楽コンテンツデータ保持部102に保存しておく。属性情報が付随されている場合には、音楽コンテンツデータ保持部102には、当該音楽コンテンツとしての楽曲の属性情報も保存される。音楽コンテンツデータ保持部102は、属性情報が当該記録したい楽曲に付随しているかどうかを、音楽コンテンツ記録指示制御部101に報告する。これにより、音楽コンテンツ記録指示制御部101は、記録すべき音楽コンテンツに属性情報が付随しているかどうかを予め認識している。

0127

次に、ユーザが、ユーザインターフェース13の操作部を通じて記録指示をすると、音楽コンテンツ記録指示制御部101は、指定された楽曲の記録指示を認識する(図8のステップS31)。音楽コンテンツ記録指示制御部101は、この記録指示を認識すると、指定された楽曲には、属性情報が付随しているかどうかを判別し(ステップS32)、属性情報が付随していると判別したときには、属性情報記録設定部104に、音楽コンテンツに付随する属性情報を記録するようにする記録指示を送る(ステップS33)。

0128

音楽コンテンツ記録指示制御部101は、また、音楽コンテンツデータ保持部102に、保持している記録対象の音楽コンテンツの映像音響データを映像音響データ記録設定部103に送出するようにすると共に、対応する属性情報を属性情報記録設定部104に送出するように指示する(ステップS34)。この指示を受けた音楽コンテンツデータ保持部102は、記録対象の音楽コンテンツの映像音響データを、その音楽コンテンツIDと共に映像音響データ記録設定部103に送ると共に、対応する属性情報を、その音楽コンテンツIDと共に属性情報記録設定部104に送る。

0129

属性情報記録設定部104は、音楽コンテンツデータ保持部102からの属性情報(音楽コンテンツIDを含む)を受け取ると、記録すべき属性情報の仮リストを作成し(ステップS35)、当該作成した属性情報の仮リストを、例えばユーザインターフェース13のディスプレイに表示する等して、ユーザに呈示する(ステップS36)。

0130

この記録すべき属性情報の仮リストの呈示を受けたユーザは、属性情報について修正や追加が必要だと判断したときには、ユーザインターフェース13の操作部を通じて所定の操作を行ない、そのままの属性情報と良いとしたときには、ユーザインターフェース13の決定キーなどを操作して、その旨を入力する。

0131

音楽コンテンツ記録指示制御部101は、ユーザから属性情報についての修正指示や追加指示があったかどうか判別し(ステップS37)、修正指示や追加指示があったと判別したときには、その旨を属性情報記録設定部104に伝える。この修正指示や追加指示を受けた属性情報記録設定部104は、ユーザインターフェース13を通じた修正指示内容や追加指示内容に応じて、属性情報の修正や追加を行なう(ステップS38)。

0132

属性情報の修正や追加後、あるいは、属性情報の修正や追加無しに、ユーザが当該属性情報についてOKという意味で決定キーを操作すると、音楽コンテンツ記録指示制御部101は、そのユーザの属性情報についての決定入力を検知し(ステップS39)、エンコード部105に、映像音響データ記録設定部103からの映像音響データと、属性情報記録設定部104からの属性情報とを受け取るように指示すると共に、受け取った情報をエンコードするように指示する。エンコード部105は、この指示を受けると、映像音響データと属性情報とを受け取って、音楽コンテンツ記憶部20に記憶するためのエンコード処理を実行する(ステップS40)。

0133

そして、エンコード部105は、エンコードした映像音響データを、映像音響データ記憶部21に書き込むと共に、エンコードした属性情報を、属性情報記憶部22に書き込む(ステップS41)。以上で、記録処理は終了となる。

0134

一方、ステップS32で、属性情報が音楽コンテンツに付随してはいないと判別したときには、音楽コンテンツ記録指示制御部101は、属性情報記録設定部104に、音楽コンテンツの属性情報を自装置で生成して記録するようにする指示を送る(図9のステップS51)。

0135

音楽コンテンツ記録指示制御部101は、また、音楽コンテンツデータ保持部102に、保持している記録対象の音楽コンテンツの映像音響データを映像音響データ記録設定部103と、曲調分析部15に送出するように指示する(ステップS52)。この指示を受けた音楽コンテンツデータ保持部102は、記録対象の音楽コンテンツの映像音響データをその音楽コンテンツIDと共に映像音響データ記録設定部103に送ると共に、当該音楽コンテンツの音響データを曲調分析部15に送出する。

0136

音楽コンテンツデータ保持部102からの音響データを受け取った曲調分析部15は、その音響データを分析して、楽曲素材単位のテンポ、キー、コード等の楽曲構成情報を抽出する(ステップS53)。

0137

属性情報記録設定部104は、音楽コンテンツ記録指示制御部101からの自装置で属性情報を生成する旨の指示を受け取ると、指定された楽曲についての再生履歴が再生履歴情報保持部17に保持されているか否か判別し、保持されていれば、その再生履歴を属性情報の一部とするために取得する(ステップS54)。なお、再生履歴情報がなければ、属性情報としての再生履歴情報は無しを意味する「null」とされる。

0138

また、属性情報記録設定部104は、記録対象の楽曲を聴取したユーザからユーザインターフェース13を通じて入力される当該楽曲についての明るい/暗い、激しい/優しい、楽しい/悲しいなどの感性情報の数値入力(例えば前述の16段階の数値)を受け付けて、属性情報の一部とする(ステップS55)。

0139

さらに、属性情報記録設定部104は、曲調分析部15で分析されて抽出された楽曲構成情報を、曲調分析部15から取得して、属性情報の一部とする(ステップS56)。また、さらに、属性情報記録設定部104は、周辺環境情報取得部40から周辺環境情報を取得して、当該周辺環境情報を属性情報の一部とする(ステップS57)。

0140

次に、属性情報記録設定部104は、ステップS54〜ステップS57で取得した情報に基づいて、記録すべき属性情報の仮リストを作成し(ステップS58)、当該作成した属性情報の仮リストを、例えばユーザインターフェース13のディスプレイに表示する等して、ユーザに呈示する(ステップS36)。

0141

この記録すべき属性情報の仮リストの呈示を受けたユーザは、属性情報について修正や追加が必要だと判断したときには、ユーザインターフェース13の操作部を通じて所定の操作を行ない、そのままの属性情報と良いとしたときには、ユーザインターフェース13の決定キーなどを操作して、その旨を入力する。

0142

音楽コンテンツ記録指示制御部101は、ユーザから属性情報についての修正指示や追加指示があったかどうか判別し(ステップS37)、修正指示や追加指示があったと判別したときには、その旨を属性情報記録設定部104に伝える。この修正指示や追加指示を受けた属性情報記録設定部104は、ユーザインターフェース13を通じた修正指示内容や追加指示内容に応じて、属性情報の修正や追加を行なう(ステップS38)。

0143

属性情報の修正や追加後、あるいは、属性情報の修正や追加無しに、ユーザが当該属性情報についてOKという意味で決定キーを操作すると、音楽コンテンツ記録指示制御部101は、そのユーザの属性情報についての決定入力を検知し(ステップS39)、エンコード部105に、映像音響データ記録設定部103からの映像音響データと、属性情報記録設定部104からの属性情報とを受け取るように指示すると共に、受け取った情報をエンコードするように指示する。エンコード部105は、この指示を受けると、映像音響データと属性情報とを受け取って、音楽コンテンツ記憶部20に記憶するためのエンコード処理を実行する(ステップS40)。

0144

そして、エンコード部105は、エンコードした映像音響データを、映像音響データ記憶部21に書き込むと共に、エンコードした属性情報を、属性情報記憶部22に書き込む(ステップS41)。以上で、記録処理は終了となる。

0145

なお、以上の実施形態では、属性情報の楽曲構成情報が音楽コンテンツに付随していないときには、曲調分析部15で楽曲構成情報を抽出するようにしたが、予め楽曲の曲調が譜面情報や制作者の情報によりわかっている場合には、曲調分析する必要は無く、ユーザがこの譜面情報に基づくテンポ、キー、コード等の楽曲構成情報を属性情報として入力することもできる。

0146

また、インターネット2などのネットワークを通じて楽曲構成情報が取得可能な場合には、属性情報記録設定部104は、楽曲構成情報取得部106を通じて楽曲構成情報を取得して、属性情報の一部とするようにすることもできる。

0147

この実施形態の記録再生装置では、楽曲の再生を繰り返すと、再生履歴情報保持部17に、過去のユーザの再生履歴情報が蓄積されてくる。よく聴く曲はリスナーの嗜好度が高く、逆に再生時間が短い曲はリスナーの嗜好度が低いことが多い。そこで、この楽曲毎の再生頻度再生時間情報更新される度に、各楽曲の音楽コンテンツの属性エリアに追記していく。

0148

また、属性情報とされて、音楽コンテンツ記憶部20の属性情報記憶部22に記憶された再生履歴情報は、音楽コンテンツの記録時のみではなく、対応する楽曲が再生されて、再生履歴情報保持部17の再生履歴が更新されるときに、同時に、属性情報記憶部22の対応する楽曲の属性情報の再生履歴情報も更新されるようにされている。

0149

よく聴く曲はリスナーの嗜好度が高く、逆に再生時間が短い曲はリスナーの嗜好度が低いことが多いので、この再生履歴情報を参照することにより、リスナーが嗜好する楽曲を検知することができると共に、その嗜好度の高い楽曲の曲調は、リスナーの嗜好度が高い曲調と判定することができる。そこで、この楽曲毎の再生頻度や再生時間情報が更新される度に、各楽曲の属性情報記憶部の再生履歴情報を追記しておくことにより、この属性情報の再生履歴情報および楽曲構成情報を参照することで、リスナーに好まれている楽曲およびその曲調を判定して、再生時の楽曲の再構成に利用することができる。

0150

[実施形態の記録再生装置における再生処理
次に、実施形態の記録再生装置における再生処理について説明する。この実施形態では、再生処理のポイントとしては2点ある。

0151

一つは、再生スタート操作をするだけで、ユーザが嗜好するであろう楽曲を順次に装置が選択して、ユーザに呈示する機能を装置が備える点である。この場合、ユーザは、最初の曲を選択し、連続再生スタート操作をユーザインターフェース13の操作部を通じて入力する。すると、この実施形態の記録再生装置は、その最初に選択された楽曲にユーザが嗜好を示しているかどうか、ユーザ(リスナー)から取得した生体情報に基づいて判別し、嗜好を示していれば、最初に選ばれた楽曲に曲調が似ている楽曲を次の楽曲再生候補とする。

0152

この場合において、楽曲聴取者であるユーザ(リスナー)の生体情報を取得して、例えば、音楽に乗っているときの頭部や足等の体の動き脈拍等から、その時々のリスナーの嗜好度を判定するようにする。

0153

リスナーが聴取中の楽曲に嗜好を示していないと判別したときには、例えば再生履歴情報に基づいて、リスナーが好んでいると考えられる楽曲を選択し、当該選択された楽曲に曲調が似ている楽曲を次の楽曲再生候補とする。あるいは、リスナーの周辺環境情報を取得し、当該取得した周辺環境情報に合致する楽曲を、属性情報を参照することにより検索し、検索結果の楽曲および当該楽曲に似ている曲調の楽曲を次の楽曲再生候補とするようにする。

0154

そして、2番目以降の楽曲の聴取しているときにも、リスナーから取得した生体情報に基づいて、当該聴取中の楽曲に嗜好を示しているかを常時判定して、上述と同様の処理を行ない、次の楽曲再生候補を更新してゆくようにする。これにより、この実施形態によれば、リアルタイムで、次の楽曲再生候補を更新しながらユーザに呈示することができるという効果がある。

0155

従来の楽曲再生装置では、例えば数百曲以上の楽曲データを内蔵記憶部に記憶しているときに、自動再生モードでは、アルバム単位や、記録された順、乱数によるランダム順序での再生が行なわれているが、特にユーザ(リスナー)の嗜好を考慮して、再生順序が決定されるものは無い。

0156

また、いわゆるプレイリスト(再生楽曲候補のリスト)をユーザ側で作成して、その順序で再生するという例もあるが、この方法の場合には、ユーザ側で、いちいちプレイリストを作成する必要があり、手間がかかるものである。さらに、内蔵記憶部に保存される楽曲が増加するごとに、当該プレイリストを手直し必要があるという問題もあった。そして、この方法も、ユーザの嗜好を積極的に考慮しているわけではないという問題もあった。

0157

これに対して、この実施形態では、再生装置側が過去のユーザの再生履歴情報やユーザからリアルタイムに入力される生体情報等、さらには、再生装置が存在する地理的な情報等から、現在再生されている楽曲の属性情報と照らし合わせて嗜好度の予測を行ない、その場のユーザの状態において最も聴きたいと思われる楽曲を提供するものである。

0158

すなわち、音楽コンテンツの再生方法に関して、楽曲の属性情報と、リスナーの生体情報や、再生履歴情報、周辺環境情報を用いて、その時々のリスナーの嗜好に最適と思われる楽曲の候補を動的に選択し、それを再生提示するようにするものである。

0159

例えば、過去によく聴いた楽曲のコード進行やテンポに近い楽曲を、属性情報記憶部22に記憶されている多数の楽曲の属性情報から探索して、それを再生したり、現在聴いている楽曲でリスナーがリラックスしていると思われる生体情報が取得できた場合には、その構成に近い楽曲を、前記属性情報から探索して、それを再生したりするものである。すなわち、この実施形態では、楽曲の属性情報を利用してリスナーの嗜好に合う楽曲を動的に提示するものである。

0160

また、上述したように、この実施形態では、属性情報として、リスナーがどう感じるかの楽曲の感性情報(例えば暗い/明るい曲)、ユーザが何回この楽曲を再生したか等の再生履歴情報や演奏者や楽器に関する情報、どこで録音されたものか・どこで聴くと良いかの地理情報等の周辺環境情報等も記録されている。これらの情報を、必要に応じて再生側で利用することにより、多数の音楽コンテンツの中から、よりユーザの好みに合うものを抽出することができる。

0161

この実施形態の記録再生装置における二つ目の再生処理のポイントは、聴取中の楽曲に対して、その属性情報中の特に楽曲構成情報に基づいて、楽曲素材単位で、リミックスしたり、エフェクトをかけたりして、楽曲を再構成するようにする機能を備える点である。

0162

すなわち、リスナーのその時の気分に応じて、ディスクジョッキーのようにリミックスする等して複数曲を同時に再生したり、あるいは楽曲そのもののテンポやキー等の曲調を変更したりして、聴取中の楽曲を動的に再構成するものである。この動的な再構成のために、この実施形態では、楽曲データに、前述のような属性情報、特に楽曲構成情報を付随させて、リスナーが置かれた雰囲気に合うように楽曲を動的に再構成しながら再生・合成するものである。再構成は、あくまでリスナーがより楽しくなるように、再生される楽曲に変化を与えるものであり、新たな楽曲の楽しみ方をリスナーに提案するものである。

0163

前述したような属性情報は、音楽性を損なわずに楽曲を再構成再生することができるようにすることを目的としたものである。一般に、音楽(楽曲)は、小節、拍等で区切られており、更に、それらの区切りごとにコードが決められているので、音楽理論に従えば、例えば小節毎に別の音楽素材を組み合わせていっても音楽性を損なわずに曲調を変更することができる。これは、一般に、ディスクジョッキー等で行なわれているリミックスと呼ばれる手法である。

0164

以上のことを考慮して、この実施形態では、前述したように、特に楽曲を再構成するに必要な楽曲の構成情報を映像音響データに予め付帯させて属性情報として記録しておくものである。すなわち、前述した、テンポ、キー、コード、音量、拍子等の楽曲素材単位の楽曲構成情報である。

0165

ただし、やみくもに再構成する訳ではない。例えば、リスナーからの生体情報を再生装置にフィードバックして、リスナーの視聴状態を動的に把握し、また、記録再生装置が置かれている(存在する)場所の周辺環境情報を動的に把握し、その場に適した楽曲をその属性情報から再合成し、リスナーに提供するものである。

0166

以下に説明するように、この実施形態では、リスナーが嗜好を示しているときにのみ楽曲を再構成するようにして、よりリスナー好まれるようにするようにしている。しかし、リスナーが嗜好を示していないときにも、楽曲を再構成して、リスナーに再構成後の楽曲を呈示することで、リスナーに嗜好を喚起させるようにしても勿論よい。

0167

この聴取中の楽曲の再構成の際にも、リスナーの生体情報を再生装置にフィードバックしたり、再生履歴情報を参照したり、周辺環境情報を参照したりして、再構成のためにリミックスする楽曲を選択したり、エフェクトを選択したりするようにしても勿論よい。さらには、属性情報中にお薦めのエフェクト情報があれば、それを使用することも勿論できる。

0168

次に、以上の再生処理の詳細処理動作例を、図を参照して説明する。図10は、この実施形態の記録再生装置のうちの再生処理部分を機能的に抽出して表したブロック図である。また、図11および図12は、その再生処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。

0169

図10に示すように、この実施形態の記録再生装置の再生処理部も、前述した記録処理部と同様に、2つの構成要素からなる。一つは、複数個の音楽コンテンツが記録保持されている音楽コンテンツ記憶部20であり、もう一つは、音楽コンテンツの再生を行なう再生部200である。音楽コンテンツ記憶部20は、前述した通りであるので、ここでは、再生部200について説明する。

0170

再生部200は、図10に示すように、ユーザインターフェース13と、再生履歴情報保持部17と、生体情報取得部30と、周辺環境情報取得部40と、音響出力部53と、映像出力部56とを含むと共に、機能的な処理部として、映像音響データ選択判断制御部201と、デコード部202と、属性情報取得部203と、映像音響データ取得部204と、映像音響データデコード部205と、ミキサーおよびエフェクト処理部206とを備える。

0171

映像音響データ選択判断制御部201は、ユーザインターフェース13を通じたユーザ指示に従って、再生対象の音楽コンテンツを選択し、その再生制御を行なう部分であって、CPU10が、ROM11に記憶されている記録のためのプログラムに基づいて、RAM12をワークエリアとして用いて実行する部分に相当する。

0172

デコード部202は、映像音響データ選択判断制御部201からの音楽コンテンツの選択指示にしたがって、音楽コンテンツ記憶部20から映像音響データおよび属性情報を取得して、圧縮されているデータを伸長デコード処理するもので、エンコード/デコード部14のデコード部に相当する。

0173

そして、デコード部201は、音楽コンテンツ記憶部20から読み出して伸長デコードした属性情報は、属性情報取得部203に渡すと共に、音楽コンテンツ記憶部20から読み出して伸長デコードした映像音響データは、映像音響データ取得部204に供給する。

0174

属性情報取得部203は、デコード部201からの、音楽コンテンツ記憶部20から読み出されてデコードされた属性情報を受け取り、映像音響データ選択判断制御部202に渡す。この属性情報取得部203は、RAM12の一部領域を用いるバッファ部で構成されるものである。

0175

映像音響データ取得部204は、デコード部201からの、音楽コンテンツ記憶部20から読み出されてデコードされた映像音響データを受け取り、映像音響データデコード部205に渡す。この映像音響データ取得部204は、RAM12の一部領域を用いるバッファ部で構成されるものである。

0176

映像音響データデコード部205は、音響データデコード部51と、映像データデコード部54とで構成される部分であり、音響データをデコードして、ミキサーおよびエフェクト処理部206に渡すと共に、映像データをデコードして、ミキサーおよびエフェクト処理部206に渡す。

0177

ミキサーおよびエフェクト処理部206は、音響アレンジ部52と、映像アレンジ部55とで構成される部分であり、映像音響データ選択判断制御部202からの制御信号を受けて、デコードされた音響データに、他の楽曲の音響データをリミックスしたり、音響データにエフェクト処理を施したり、テンポやキーあるいはコード進行を変えたりする。また、デコードされた映像データにエフェクト処理を施したりする。

0178

そして、ミキサーおよびエフェクト処理部206は、リミックスしたりエフェクト処理したり等した音響データを音響出力部53に供給すると共に、エフェクト処理等した映像データを映像出力部56に供給する。

0179

生体情報取得部30で取得されるリスナーの生体情報は、映像音響データ選択判断部202に供給され、音楽コンテンツの選択および楽曲の再構成のために用いられる。また、周辺環境情報取得部40で取得された記録再生装置が存在する場所の情報などの周辺環境情報は、映像音響データ選択判断部202に供給され、音楽コンテンツの選択および楽曲の再構成のために用いられる。

0180

また、再生履歴情報保持部17は、これに供給される映像音響データ選択判断制御部201からの読み出し要求に従って、保持している再生履歴情報を映像音響データ選択判断制御部201に供給する。この再生履歴情報は、映像音響データ選択判断部202において、音楽コンテンツの選択および楽曲の再構成のために用いられる。

0181

次に、図11図12のフローチャートを参照しながら、再生処理動作について説明する。なお、この図11図12の各処理ステップは、CPU10がROM11のプログラムにしたがって、RAM12をワークエリアとして用いて実行するものである。

0182

ユーザは、先ず、ユーザインターフェース13のディスプレイの音楽コンテンツの選択画面から、希望する音楽コンテンツ(楽曲)を選択して、映像音響データ選択判断制御部201に対して、1曲目の再生を指示する。2曲目以降は、実施形態の記録再生装置にて自動的に選択されて再生が続行される。

0183

ユーザインターフェース13を通じて1曲目の再生指示を受けた映像音響データ選択判断制御部201は、当該再生指示を受けた音楽コンテンツを認識すると共に、音楽コンテンツ記憶部20の属性情報記憶部22から、当該再生指示を受けた音楽コンテンツの属性情報およびその他の全部の、あるいは所定量の属性情報を読み出すようにデコード部202に指示を出す。そして、その指示に応じてデコード部202から属性情報取得部203を通じて送られてくる属性情報を読み込み、解析する(ステップS61)。

0184

ここで、映像音響データ選択判断制御部201は、後述する次の再生楽曲候補の選定や、聴取中の楽曲の再構成のために、再生指示された音楽コンテンツの属性情報と、他の音楽コンテンツの属性情報を予め取得し、解析して、後述する次の再生楽曲候補の選定や、聴取中の楽曲の再構成のための事前準備をするものである。

0185

次に、映像音響データ選択判断制御部201は、デコード部202に、再生指示された音楽コンテンツの映像音響データの読み出しを指示する。すると、デコード部202は、音楽コンテンツ記憶部20から再生指示された音楽コンテンツの映像音響データを読み出して、映像音響データ取得部204に渡す。映像音響データ取得部204で取得された映像音響データは、映像音響データデコード部205に渡されてデコードされ、ミキサーおよびエフェクト処理部206を通じて音響出力部53に供給されて、音響出力されると共に、映像出力部56に供給されて、映像出力され、再生が開始される(ステップS62)。

0186

こうして、音楽コンテンツの再生が開始されると、映像音響データ選択判断制御部201はリスナーの生体情報を、生体情報取得部30から取得すると共に、周辺環境情報取得部40から周辺環境情報を取得する(ステップS63)。

0187

そして、映像音響データ選択判断制御部201は、生体情報取得部30から取得したリスナーの生体情報から、リスナーは聴取中の楽曲に対して嗜好を示しているかどうか判別する(ステップS64)。

0188

映像音響データ選択判断制御部201は、例えば、体の動きなどの生体情報を、記録再生装置の生体情報センサ31および生体情報解析部32を通じて受けることにより、リスナーが積極的に音楽を聴きたい状態か、そうでない状態かを判断する。例えば、音楽にノっている状態では自然と音楽に合わせて体が動く。

0189

すなわち、再生中の楽曲の楽曲構成情報(楽曲素材単位の区切りやテンポ等)と、体の動きのセンサ加速度センサ等)の出力信号相互相関関数を計算する等すれば、その相関係数によりリスナーが積極的に音楽を視聴したい状態かどうかをある程度判断することが可能である。この場合に、属性情報中の感性情報も考慮するとさらに良い。つまり、激しい楽曲であれば、リスナーの体の動きもそれに応じて激しく動き、優しい楽曲の場合では、リスナーの体の動きはゆっくりとしたものとなると予測できる。

0190

相関係数が高い程、リスナーが音楽を積極的に視聴したい、いわゆる「乗り」の状態と捉えることができる。リスナーが積極的に音楽を聴いている状態にある場合には、より「乗り」数値の高い楽曲の繰り返し再生をすることで、ユーザの嗜好に合わせた楽曲を再生提示できると考えられる。

0191

また、逆に、楽曲聴取中のリスナーの体の動きが少なく、脳波等も落ち着いた状態であれば、逆に、「乗り」数値の低い静かな曲を音量が小さい状態等で再生提示することにより、ユーザはより穏やかに音楽を楽しむことができると考えられる。

0192

なお、「乗り」だけでなく、再生中の音楽コンテンツの属性情報に含まれる感性情報、例えば「明るい/暗い」、「やさしい/激しい」、「悲しい/楽しい」等の感性的な数値を参照しながら、リスナー生体情報を解析することで、ユーザが嗜好を示しているかどうかを判断するようにする。つまり、例えば優しい楽曲や悲しい楽曲などは「乗り」数値は低いが、脳波や脈等が落ち着いた状態であれば、嗜好を示しているとされる場合もある。

0193

ステップS64で、リスナーは再生中の楽曲に対して嗜好を示してはいないと判別したときには、映像音響データ選択判断制御部201は、再生履歴情報保持部17あるいは予め取り込んだ属性情報の各音楽コンテンツに含まれる再生履歴情報を参照して、再生頻度の高い楽曲を検出する(ステップS65)。

0194

次に、映像音響データ選択判断制御部201は、再生頻度の高い楽曲の属性情報の楽曲構成情報を抽出して、リスナーが好んでいると考えられる曲調を判定する。この場合、再生頻度の高い楽曲が複数個あり、それらの曲調が一致している場合には、その曲調の楽曲構成情報をリスナーが好んでいると判定する。また、再生頻度の高い楽曲が複数あり、かつ、曲調も複数通りあるときには、例えば曲調が同様の高頻度再生楽曲をリスナーが好んでいる楽曲構成情報と判定する。

0195

そして、映像音響データ選択判断制御部201は、上記のリスナーが好んでいると判定した曲調の楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を備える他の楽曲、つまり、曲調が似ている他の楽曲を選出し、それらを次の楽曲再生候補とする(ステップS66)。これは、リスナーが現在再生中の楽曲に嗜好を示していないので、過去のリスナーの再生履歴から、リスナーが嗜好していると考えられる楽曲を、リスナーに呈示しようとするものである。

0196

そして、映像音響データ選択判断制御部201は、再生中の楽曲が最後まで再生されたかを監視し(ステップS67)、楽曲の最後まで再生されたと判別したときには、当該再生した楽曲(音楽コンテンツ)についての再生履歴を、再生履歴情報保持部17において更新すると共に、当該音楽コンテンツの属性情報の再生履歴情報も更新する(ステップS68)。

0197

そして、映像音響データ選択判断制御部201は、ステップS66で決定した再生楽曲候補の中から、次に再生する楽曲の音楽コンテンツを選択し、当該音楽コンテンツの映像音響データの読み出しを指示し、その楽曲の再生を開始するようにする(ステップS69)。そして、ステップS63に戻り、当該ステップS63以降の処理を繰り返す。

0198

ステップS67で、楽曲の最後まで至っていないと判別したときには、映像音響データ選択判断制御部201は、リスナーによりユーザインターフェース13の操作部に設けられている次ボタンが押下されたか否か判別する(ステップS70)。この次ボタンは、リスナーが現在聴いている楽曲ではなく、次の楽曲を聴きたいときに押下されるボタンである。

0199

ステップS70で、次ボタンが押下されたと判別したときには、映像音響データ選択判断制御部201は、ステップS69に進んで、ステップS66で決定した再生楽曲候補の中から、次に再生する楽曲の音楽コンテンツを選択し、当該音楽コンテンツの映像音響データの読み出しを指示し、その楽曲の再生を開始するようにする。そして、ステップS63に戻り、当該ステップS63以降の処理を繰り返す。

0200

また、ステップS70で次ボタンが押下されてはいないと判別したときには、映像音響データ選択判断制御部201は、ユーザインターフェース13の操作部の停止ボタンがユーザにより押下されたか否か判別し(ステップS71)、停止ボタンが押下されていないと判別したときには、ステップS67に戻り、再生楽曲の終了を監視し、停止ボタンが押下されたと判別したときには、この再生処理ルーチンを終了する。

0201

また、ステップS64で、リスナーが再生中の楽曲に嗜好を示していると判別したときには、映像音響データ選択判断制御部201は、リスナーの嗜好度は高いかどうか、例えば前述した「乗り」数値などを用いて判定する(図12のステップS81)。

0202

そして、リスナーの嗜好度がそれほぼ高くないと判別したときには、映像音響データ選択判断制御部201は、この実施形態では、周辺環境情報取得部40から取得した周辺環境情報を加味して、現在再生中の楽曲と曲調が似ている楽曲を次の再生楽曲候補とする(ステップS82)。すなわち、例えば、先ず、現在再生中の楽曲に付随する属性情報の楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を属性情報とする他の楽曲を選定する。そして、周辺環境情報取得部40から取得した現在地の情報、例えば山や海などの情報を取得し、それらの場所において聴取することがお薦めとなっている周辺環境情報を属性情報に含む楽曲を、その選定された楽曲の中から選択して、次の再生楽曲候補とする。

0203

なお、ステップS82においては、現在再生中の楽曲と曲調が似ている楽曲は探索せずに、周辺環境情報のみに基づいて、次の再生楽曲候補を決定するようにしても良い。また、当該周辺環境情報に合致する周辺環境情報を備える楽曲のみではなく、その楽曲の楽曲構成情報と似ている楽曲を求めて、それらを次の再生楽曲候補とするようにしてもよい。

0204

次に、ステップS81で、嗜好度が高いと判別した時には、映像音響データ選択判断制御部201は、現在再生中の楽曲と曲調が似ている楽曲を次の再生楽曲候補とする(ステップS83)。すなわち、現在再生中の楽曲に付随する属性情報の楽曲構成情報と似ている楽曲構成情報を属性情報とする他の楽曲を選定し、それらを次の再生楽曲候補とする。

0205

さらに、映像音響データ選択判断制御部201は、再生中の楽曲の属性情報から、楽曲素材単位の区切り情報と共に、テンポや、キーや、コード進行などの楽曲素材単位の楽曲構成情報を取得する(ステップS84)。そして、この楽曲素材単位の区切り情報や、楽曲素材単位の楽曲構成情報を用いて、音楽的に違和感の無いように、楽曲の音響データを再構成する(ステップS85)。なお、このステップS85では、映像データにも、エフェクトをかけたりしても良い。

0206

音響データの再構成は、例えば前述したリミックスや、エフェクトの他、テンポを速くしたり、遅くしたり、また、キーを上げたり、下げたり、コード進行を変えてみたりする等の処理を含むものである。

0207

例えば、リミックスの場合には、他の楽曲の楽曲構成情報の中から、当該再生中の楽曲の楽曲構成情報と似ているものを選定して、前記楽曲素材単位の区切りを考慮して、違和感の無い様に元の楽曲に混合するようにする。このリミックスの際に、どのような楽曲素材単位の曲データをミックスするかを、属性情報中の前記感性情報を参照するようにしても良い。

0208

また、記録再生装置に、予めドラムによるリズムの刻みや、パーカッションのパートを記憶して用意しておき、それらを、再生中の楽曲に楽曲素材単位の区切りに注意しながらリミックスするようにするようにしてもよい。

0209

また、映像音響データ選択判断制御部201は、リミックスする他の楽曲を選定する場合に、周辺環境情報を参照して、当該周辺環境に適合する楽曲を、その属性情報の周辺環境情報を参照することにより探索するようにすることもできる。

0210

また、再生中の楽曲の属性情報中に、お薦めのエフェクトパラメータが含まれている場合には、そのエフェクトのパラメータを用いて、楽曲素材単位の区切りに注意して、音楽的に違和感の無いように、エフェクト処理を行なうこともできる。

0211

なお、上述の例では、リスナーが再生中の楽曲に嗜好を示していないときには、ステップS65で再生履歴情報を取得し、ステップS66で当該再生履歴情報に基づいて、次の再生楽曲候補を定めるようにしたが、ステップS65で、周辺環境情報取得部40を通じて取得した周辺環境情報を解析して例えば山とか海とかの場所を算出し、ステップS66で、属性情報として、当該周辺環境情報に合致する周辺環境情報を備える楽曲を次の再生楽曲候補として定めるようにしてもよい。また、当該周辺環境情報に合致する周辺環境情報を備える楽曲のみではなく、その楽曲の楽曲構成情報と似ている楽曲を求めて、それらを次の再生楽曲候補とするようにしてもよい。

0212

さらには、映像音響データ選択判断制御部201は、ステップS66において、再生履歴情報と、周辺環境情報との両方を用いて、次の再生楽曲候補を決定するようにすることもできる。

0213

[他の実施形態および変形例]
上述の実施形態の説明では、音楽コンテンツ記憶部は、ハードディスク装置で構成し、音楽コンテンツの映像音響データと、属性情報とが、音楽コンテンツ識別情報(音楽コンテンツID)を介して対応付けられて記録されるようにしたが、前述もしたように、音楽コンテンツ記憶部は、リムーバル記録メディア(着脱可能メディア)であるDVDなどの光ディスクで構成することもできる。

0214

また、上述の説明では、音楽コンテンツ記憶部においては、音楽コンテンツには、属性情報が必ず付随するように説明したが、属性情報は、必要に応じて、例えばインターネットから、音楽コンテンツIDを検索子として取得して使用するようにすることもできる。その場合には、インターネットに接続されるサーバ装置が属性情報記憶部を構成することになる。

0215

つまり、音楽コンテンツの映像音響データと、属性情報とは、1つの記憶部に格納されている必要はなく、音楽コンテンツIDなどの両者を対応付ける情報を用いて対応することが可能な態様であれば、別々の記憶部に格納されていてもよい。

0216

また、上述の実施形態は、記録再生装置の場合であるが、この発明は、記録機能の無い再生装置であってもよいことは言うまでもない。

0217

また、図11および図12の再生処理の流れは、一例であって、どのように再生を行なうかは、これに限られるものではない。

0218

例えば、嗜好度が高いときにのみ、再生中の楽曲について、テンポやキーを変更したり、リミックスしたり、エフェクトをかけたりして再構成処理を行なうようにしたが、嗜好度に関係なく、再生中の楽曲について再構成処理を行なうようにしてもよい。

0219

また、再生履歴保持部17から取得した再生履歴情報と、再生対象の音楽コンテンツについての属性情報の楽曲構成情報とに基づいて、音響再生出力する再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成するようにしてもよい。この場合、過去の再生履歴により例えば視聴頻度が高く好まれている楽曲を検出し、例えば、その楽曲の属性情報の楽曲構成情報と、再生中の音楽コンテンツの属性情報の楽曲構成情報とを用いて、違和感の無いように、高頻度再生履歴の楽曲データを楽曲素材単位で、再生中の音楽コンテンツのデータに加えたりして、リスナーに好まれる曲調に再生中楽曲を再構成することが可能になる。

0220

また、周辺環境情報取得手段から取得した周辺環境情報と、再生対象の音楽コンテンツについての属性情報とに基づいて、音響再生出力する再生対象の音楽コンテンツのデータを再構成するようにしてもよい。例えば、海、山、朝、昼、夜などの周辺環境情報を取得し、その周辺環境情報に適合する他の楽曲を、属性情報としての周辺環境情報を検索子として検索し、検索結果の他の楽曲のデータを、再生中の音楽コンテンツの属性情報の楽曲構成情報の区切り情報に合わせて、違和感の無いようにミックスしたりすることにより、音楽コンテンツのデータを再構成することができるので、周辺環境に応じた曲調に再生中楽曲を再構成することが可能になる。

0221

また、ユーザのユーザインターフェースを通じた再構成要求に応じて、音楽コンテンツに付随する属性情報の楽曲構成情報を用いて上述のような再構成処理をするようにしてもよい。その場合に、ユーザが、リミックス/エフェクト/テンポ変更キー変更コード変更のいずれを行なうかを選択することができるようにしても良い。

0222

また、上述の実施形態では、音楽コンテンツとしては、映像データが付随したものを取り扱うようにしたが、映像データは必須では無いことは言うまでもない。

0223

また、上述の実施形態では、楽曲の再生を開始する際、最初の楽曲は、ユーザが選択指定するようにしたが、例えば、リスナーの生体情報や、周辺環境情報あるいは再生履歴情報から最初の楽曲を装置が自動的に選択するようにしてもよい。

0224

例えば、リスナーの生体情報から、リスナーが興奮状態あるいは沈静状態であるかを判別し、それに合致するあるいは逆の曲調の楽曲を最初の曲として選択するようにしても良い。また、現在位置が山か、海かを周辺環境情報から判別し、属性情報に含まれる周辺環境情報を参照して、当該場所に合致する楽曲を選択して、最初の楽曲としてもよい。また、再生履歴から良く聴いている楽曲を最初の楽曲として選択するようにしても良い。

図面の簡単な説明

0225

この発明による音楽コンテンツの再生装置と、音楽コンテンツおよびその属性情報の記録装置の実施形態とが適用された記録再生装置のブロック図である。
この発明の音楽コンテンツの再生装置で用いられる属性情報の一部の情報を説明するための図である。
図1の記録再生装置における処理の一例のフローチャートである。
図1の記録再生装置の動作を説明するために用いるフローチャートである。
図1の音楽コンテンツ記憶部の例を説明するための図である。
図1の音楽コンテンツ記憶部の例を説明するための図である。
図1の記録再生装置のうちの記録処理動作部を説明するための機能ブロック図である。
図1の記録再生装置における記録処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。
図1の記録再生装置における記録処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。
図1の記録再生装置のうちの再生処理動作部を説明するための機能ブロック図である。
図1の記録再生装置における再生処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。
図1の記録再生装置における再生処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。

符号の説明

0226

10…CPU、20…音楽コンテンツ記憶部、30…生体情報取得部、40…周辺環境情報取得部、50…映像・音響出力部

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