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技術 環形ランプ用口金、環形蛍光ランプおよび照明器具

出願人 東芝ライテック株式会社東芝照明プレシジョン株式会社
発明者 山田市朗吉田正彦平間隆斎藤信広
出願日 2005年10月14日 (13年9ヶ月経過) 出願番号 2005-300116
公開日 2006年6月1日 (13年1ヶ月経過) 公開番号 2006-140143
状態 拒絶査定
技術分野 電子管又は放電ランプの共通細部
主要キーワード 円弧状側壁 リード線ガイド 外面開口 多角形環 多重環状 設計要因 係止透孔 ソケット孔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年6月1日)のものです。
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図面 (20)

課題

口金ピンのかしめにより、この口金ピンにバルブリード線を簡単確実かつ迅速に接続することができると共に、輸送時や梱包時等で口金ピンの変形等の破損を防止ないし低減することができる環形ランプ用口金環形蛍光ランプおよび照明器具を提供する。

解決手段

環形ランプのバルブの両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体3oを備えており、この口金本体は、外面に形成された凹部7a、外端が口金本体の外面よりも外方へ突出しないように凹部の底部7bに立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピン7oおよび凹部のバルブの環径方向にそれぞれ連通する一対の連通溝が形成された第1の口金部材7と、この第1の口金部材と組み合せることで上記一対の連通溝を塞ぐように配設された一対の係止突部8c,8dを有する第2の口金部材8とから構成されている。

概要

背景

従来、この種の環形蛍光ランプ口金の一例としては、その口金ピンのかしめにより、環形バルブ電極リード線を口金ピンに接続するものがある(以下、第1の従来例という)。この従来の口金は、その口金ピンをかしめ治具によりかしめ易くするために、口金ピンを口金本体の外面よりも外方へ突出させている。

しかし、この第1の従来例では、口金ピンが口金外面よりも外方へ突出しているので、その口金ピンが、ランプ運搬時や交換時に、異物に衝当して曲がりや変形が発生する場合がある。

また、ランプ梱包時に突出した口金ピンが包装体に当接しない構造にする必要があり、包装体の構造が複雑となる等の課題がある。

そこで、他の従来の口金(以下、第2の従来例という)としては、口金本体の外面開口の凹部内に、端子ピンを配設し、これら端子ピンの先端を口金本体の外面よりも外方へ突出させないように構成し、この凹部の側面に、かしめ用ポンチ挿脱し得る溝を連通自在に形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。

この口金によれば、口金外面から端子ピンの先端を外方へ突出させないので、上述した口金ピンを外方へ突出させた口金(第1の従来例)の課題を解消することができる。しかも、口金の側方に形成された凹部連通溝からかしめ用ポンチを挿脱させることが可能なので、端子ピンをかしめて環形バルブのリード線と電気接続することができる。
特許第3220648号公報

概要

口金ピンのかしめにより、この口金ピンにバルブのリード線を簡単確実かつ迅速に接続することができると共に、輸送時や梱包時等で口金ピンの変形等の破損を防止ないし低減することができる環形ランプ用口金、環形蛍光ランプおよび照明器具を提供する。環形ランプのバルブの両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体3oを備えており、この口金本体は、外面に形成された凹部7a、外端が口金本体の外面よりも外方へ突出しないように凹部の底部7bに立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピン7oおよび凹部のバルブの環径方向にそれぞれ連通する一対の連通溝が形成された第1の口金部材7と、この第1の口金部材と組み合せることで上記一対の連通溝を塞ぐように配設された一対の係止突部8c,8dを有する第2の口金部材8とから構成されている。

目的

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、口金ピンのかしめにより、この口金ピンにバルブのリード線を簡単確実かつ迅速に接続することができると共に、輸送時や梱包時等に口金ピンが変形することまたはソケットへの着脱時に破損や誤装着といった不具合が発生することを抑制できる環形ランプ用口金、環形蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

環形ランプバルブの両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体を備えており、この口金本体は、外面に形成された凹部、外端が口金本体の外面よりも外方へ突出しないように上記凹部の底部に立設されて上記バルブから導出されるリード線接続可能な口金ピンおよび上記凹部の上記バルブの環径方向にそれぞれ連通する一対の連通溝が形成された第1の口金部材と、この第1の口金部材と組み合せることで上記一対の連通溝を塞ぐように配設された一対の係止突部を有する第2の口金部材とから構成されていることを特徴とする環形ランプ用口金

請求項2

上記第1の口金部材の一対の連通溝と第2の口金部材の一対の係止突部とを係合させる係合部が口金本体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の環形ランプ用口金。

請求項3

上記第1の口金部材は、その内部に、上記バルブの端部から導出されたリード線を保持してリード線を所定位置配線するリード線ガイド成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の環形ランプ用口金。

請求項4

環形ランプのバルブ両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体を備えており、この口金本体は、外面に立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピンおよび嵌合部を有する第1の口金部材と、この嵌合部に着脱自在に嵌合される被嵌合部、上記口金ピンと電気的に接続して電力を供給するソケットの一対の係止手段に着脱自在に係合する係合段部、第1の口金部材の嵌合部に被嵌合部が嵌合されたときに上記第1の口金部材側に突出するとともに、上記ソケットの一対の係止手段を上記係合段部に案内するガイド部を有する第2の口金部材と、を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプ用口金。

請求項5

環形ランプのバルブ両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体を備えており、この口金本体は、外面に立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピンおよび嵌合部を有する第1の口金部材と、この嵌合部に着脱自在に嵌合される被嵌合部、上記口金ピンと電気的に接続して電力を供給するソケットの一対の係止手段に着脱自在に係合する係合段部、この係合段部に一体に形成され、上記第1の嵌合部に被嵌合部が嵌合されたときに上記第1の口金部材側に突出する一対の係止突部を有する第2の口金部材と、を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプ用口金。

請求項6

上記バルブの端部側に封装された一対の電極、上記一対の電極にそれぞれ接続されて上記端部から外部へそれぞれ導出されたリード線、内面に形成された蛍光体層および内部に放電媒体封入され、少なくとも一対の端部が対向するように環形に形成された環形のバルブと;このバルブの上記一対の端部間に跨って配設された請求項1ないし5のいずれか一記載の環形ランプ用口金と;を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプ。

請求項7

上記バルブは、複数の環形バルブを同一平面上でほぼ同心状に並設するとともに、連結部により一体に連結して内部に単一の放電路を形成してなる多重環バルブであることを特徴とする請求項6記載の環形蛍光ランプ。

請求項8

請求項6または7記載の環形蛍光ランプと;この環形蛍光ランプが取り付けられる照明器具本体と;この環形蛍光ランプに電力を供給する点灯回路と;を具備していることを特徴とする照明器具。

技術分野

0001

本発明は、環形バルブに装着される口金環形蛍光ランプおよび照明器具に関する。

背景技術

0002

従来、この種の環形蛍光ランプの口金の一例としては、その口金ピンのかしめにより、環形バルブの電極リード線を口金ピンに接続するものがある(以下、第1の従来例という)。この従来の口金は、その口金ピンをかしめ治具によりかしめ易くするために、口金ピンを口金本体の外面よりも外方へ突出させている。

0003

しかし、この第1の従来例では、口金ピンが口金外面よりも外方へ突出しているので、その口金ピンが、ランプ運搬時や交換時に、異物に衝当して曲がりや変形が発生する場合がある。

0004

また、ランプ梱包時に突出した口金ピンが包装体に当接しない構造にする必要があり、包装体の構造が複雑となる等の課題がある。

0005

そこで、他の従来の口金(以下、第2の従来例という)としては、口金本体の外面開口の凹部内に、端子ピンを配設し、これら端子ピンの先端を口金本体の外面よりも外方へ突出させないように構成し、この凹部の側面に、かしめ用ポンチ挿脱し得る溝を連通自在に形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。

0006

この口金によれば、口金外面から端子ピンの先端を外方へ突出させないので、上述した口金ピンを外方へ突出させた口金(第1の従来例)の課題を解消することができる。しかも、口金の側方に形成された凹部連通溝からかしめ用ポンチを挿脱させることが可能なので、端子ピンをかしめて環形バルブのリード線と電気接続することができる。
特許第3220648号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、このような第2の従来例では、口金の側方に凹部連通溝が形成しているので、この溝の上面および側面の外面開口の分だけ、凹部開口が増大する。

0008

このために、環形蛍光ランプの運搬時や交換時に、口金の凹部および溝内に、その外面開口から異物等が侵入し易くなるので、端子ピンの曲げ等、変形や破損を発生させる可能性が増大するという課題がある。

0009

また、ソケットとの着脱においてソケット側の係止手段と係合する係合手段の強度向上や誤装着の防止機構については第2の従来例では検討されていなかった。

0010

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、口金ピンのかしめにより、この口金ピンにバルブのリード線を簡単確実かつ迅速に接続することができると共に、輸送時や梱包時等に口金ピンが変形することまたはソケットへの着脱時に破損や誤装着といった不具合が発生することを抑制できる環形ランプ用口金、環形蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

請求項1に係る発明は、環形ランプのバルブの両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体を備えており、この口金本体は、外面に形成された凹部、外端が口金本体の外面よりも外方へ突出しないように上記凹部の底部に立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピンおよび上記凹部の上記バルブの環径方向にそれぞれ連通する一対の連通溝が形成された第1の口金部材と、この第1の口金部材と組み合せることで上記一対の連通溝を塞ぐように配設された一対の係止突部を有する第2の口金部材とから構成されていることを特徴とする環形ランプ用口金である。

0012

環形バルブは一重環形および多重環形を含むものとし、その形状は円環形四角形等の多角形環状形のいずれであってもよく、口金が配設可能な空間を形成する少なくとも一対の両端部を有するものを意味する。

0013

請求項2に係る発明は、上記第1の口金部材の一対の連通溝と第2の口金部材の一対の係止突部とを係合させる係合部が口金本体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の環形ランプ用口金である。

0014

請求項3に係る発明は、上記第1の口金部材は、その内部に、上記バルブの端部から導出されたリード線を保持してリード線を所定位置配線するリード線ガイド成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の環形ランプ用口金である。

0015

請求項4に係る発明は、環形ランプのバルブ両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体を備えており、この口金本体は、外面に立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピンおよび嵌合部を有する第1の口金部材と、この嵌合部に着脱自在に嵌合される被嵌合部、上記口金ピンと電気的に接続して電力を供給するソケットの一対の係止手段に着脱自在に係合する係合段部、第1の口金部材の嵌合部に被嵌合部が嵌合されたときに上記第1の口金部材側に突出するとともに、上記ソケットの一対の係止手段を上記係合段部に案内するガイド部を有する第2の口金部材と、を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプ用口金である。

0016

請求項5に係る発明は、環形ランプのバルブ両端部間に跨って配設可能な中空状の口金本体を備えており、この口金本体は、外面に立設されて上記バルブから導出されるリード線に接続可能な口金ピンおよび嵌合部を有する第1の口金部材と、この嵌合部に着脱自在に嵌合される被嵌合部、上記口金ピンと電気的に接続して電力を供給するソケットの一対の係止手段に着脱自在に係合する係合段部、この係合段部に一体に形成され、上記第1の嵌合部に被嵌合部が嵌合されたときに上記第1の口金部材側に突出する一対の係止突部を有する第2の口金部材と、を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプ用口金である。

0017

請求項6に係る発明は、上記バルブの端部側に封装された一対の電極、上記一対の電極にそれぞれ接続されて上記端部から外部へそれぞれ導出されたリード線、内面に形成された蛍光体層および内部に放電媒体封入され、少なくとも一対の端部が対向するように環形に形成された環形のバルブと;このバルブの上記一対の端部間に跨って配設された請求項1ないし5のいずれか一記載の環形ランプ用口金と;を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプである。

0018

請求項7に係る発明は、複数の環形バルブを同一平面上でほぼ同心状に並設するとともに、連結部により一体に連結して内部に単一の放電路を形成してなる多重環バルブであることを特徴とする請求項6記載の環形蛍光ランプである。

0019

請求項8に係る発明は、請求項6または7記載の環形蛍光ランプと;この環形蛍光ランプが取り付けられる照明器具本体と;この環形蛍光ランプに電力を供給する点灯回路と;を具備していることを特徴とする照明器具である。

0020

なおここで、環形バルブは円環形状多角形状のいずれでもよい。また、バルブは単環状、多重環状のいずれであってもよい。

発明の効果

0021

請求項1に係る発明によれば、口金の凹部内に口金ピンを配設し、これら口金ピンの外端を口金本体の外面よりも外方へ突出させていないので、照明器具ソケットとの嵌合が容易になり、かつ環形蛍光ランプの梱包時や輸送時等において口金ピンの外端が異物等に衝当して変形したり破損することを防止ないし低減できる。

0022

また、第1の口金部材に第2の口金部材を結合させて口金に構成する前の当該第1の口金部材は、口金を立設する凹部のバルブの環径方向内外両側が一対の連通溝により外部に開口されているので、この一対の連通溝を介して口金ピンをかしめることができる。さらに、一対の連通溝は、第1の口金部材を第2の口金部材に結合させることにより一対の係止突部で塞がれるので、連通溝から異物等が侵入して口金ピンが変形することがない。

0023

請求項2に係る発明によれば、第1の口金部材と第2の口金部材の係合部同士を係合させることにより、口金に簡単に構成することができる。

0024

請求項3に係る発明によれば、リード線をリード線ガイドに保持させることにより、複数のリード線を所定間隔で離間させることができるので、リード線同士が接触して短絡することを防止ないし低減できる。

0025

請求項4に係る発明によれば、天井面側に取り付けられたソケットの一対の係止手段を、第2の口金部材の係合溝に係合させることにより、バルブの荷重が第1の口金部材よりもソケットから離間している第2の口金部材にかかった状態でソケットの一対の係止手段により支持されることとなるので、バルブの荷重またはランプ取外し時の応力によって第2の口金部材が第1の口金部材から分離して口金が破損したりランプが脱落することを防止ないし低減できる。

0026

また、器具ソケットの一対の係止手段が係合する係合段部と、この係合段部に上記一対の係止手段を案内するガイド部とは、共に第2の口金部材に設けられているので、仮に第1の口金部材の嵌合部と第2の口金部材の被嵌合部との嵌合位置がずれた場合でも、これら係合段部とガイド部との位置関係がずれることはなく、ソケットの一対の係止手段がガイド部に案内されて係合段部に確実に係合される。

0027

請求項5に係る発明によれば、ソケットの一対の係止手段が係合する係合段部と一体に形成されている一対の係止突部が、第1の口金部材の嵌合部が第2の口金部材の被嵌合部に嵌合したときに、第1の口金部材側に突出するように形成しているので、係合段部の肉厚を第1の口金部材の形状を考慮することなく大きくとることができ、係合段部の強度を増強させることができる。このために、ソケットの一対の係止手段と係合段部との着脱の繰返しによっても係合段部の破損を低減することができる。

0028

また、係合段部の強度を増強させることができるので、一対の係止手段が係合する係合段部の係合面の角度を係合段部の肉厚や強度に制限されずに設定することができ、着脱し易く、かつ一定以上の係合強度を確保した係合段部を形成することができる。

0029

請求項6に係る発明によれば、請求項1記載の口金を備えた環形蛍光ランプを提供することができる。

0030

請求項7に係る発明によれば、上記請求項6に係るバルブが多重環バルブであるので、多重環形の環形蛍光ランプを提供することができる。

0031

請求項8に係る発明によれば、上記請求項6または7記載の環形蛍光ランプを具備しているので、請求項6または7の発明の作用効果を奏する。また、環形蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0032

以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、これら添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。

0033

図1は本発明の第1の実施形態に係る環形蛍光ランプの一部切欠正面図、図2図1の要部拡大断面図、図3は同口金の外観斜視図、図4は同口金の上面図、図5は同口金の底面図、図6は同口金の正面図である。

0034

図1に示すように、環形蛍光ランプ1は例えば多重環バルブ2に口金3を装着して構成されている。

0035

多重環バルブ2はガラス製の外側環形バルブ2Aの内側にて、これと相似形のガラス製の内側環形バルブ2Bを同一平面上にて同心状に配置し、これら外側環形バルブ2Aと内側環形バルブ2Bとを連結部2Cにより一体的に連結することにより、単一の放電路を形成している。

0036

これら外,内側環形バルブ2A,2Bは、例えば1本の各直管状ガラスバルブ2A1,2B1の曲げ加工により、一平面上にて例えばほぼ正方形にそれぞれ形成されて相似形に形成されており、複数の直管部s,…と、複数の屈曲部c,…とを有する。これら外,内側環形バルブ2A,2Bは、各々の軸方向両端部2A2,2A3、2B2,2B3を、所要の間隔を置いてほぼ同心状に対向配置されている。これら外,内側環形バルブ2A,2Bの端部2A2,2A3、2B2,2B3の外面には、中空状の口金3が、これら両端部2A2と2A3、ならびに2B2と2B3間を跨るように外嵌されている。

0037

外,内側環形バルブ2A,2Bの各直管部Sの管外径は、例えば12〜20mmの範囲内である。ランプ効率などのランプ特性製造条件を考慮した場合の各直管部sの管外径の最適範囲は14〜18mmである。なお、屈曲部c近傍の直管部sは屈曲部cの曲げ加工において若干管外径が変化して部分的に上記範囲から外れることが考えられるが、本発明の場合、直管部sの大部分が上記範囲内であればよい。なお、直管部sの肉厚は約0.8〜1.2mm程度とするのがよい。

0038

外,内環形バルブ2A,2Bは、ソーダライムガラスバリウムシリケートガラスなどの軟質ガラスで形成されるが、ほうケイ酸ガラスなどの半硬質ガラス製であってもよい。バルブの肉厚は0.8〜1.2mm程度が望ましいがこれに限定されない。

0039

外,内環形バルブ2A,2Bのほぼ全内面には、蛍光体層4が形成されている。蛍光体層4を構成する蛍光体は、三波長発光形蛍光体、ハロ燐酸塩蛍光体など周知の蛍光体で構成可能であるが、発光効率の観点から三波長発光形蛍光体の使用が好ましい。

0040

三波長発光形の蛍光体としては、450nm付近発光ピーク波長を有する青系蛍光体としてBaMg2Al16O27:Eu2+、540nm付近に発光ピーク波長を有する緑系蛍光体として(La,Ce,Tb)PO4、610nm付近に発光ピーク波長を有する赤系蛍光体としてY2O3:Eu3+などが適用可能であるが、これらに限定されない。

0041

なお、バルブ2の内面と蛍光体層4との間に、図示しない保護膜を介在させてもよい。保護膜としては金属酸化物微粒子から構成したものが好適であり、金属酸化物微粒子には、アルミナ(Al2O3)やリン酸ストロンチウム(Sr2P2O7)などの微粒子を用いることが可能である。

0042

そして、多重環バルブ2の管長は、主として連結部2cによって複数の環形ガラスバルブ連絡して単一の放電路が形成される関係で、環形バルブの数、多重環形蛍光ランプ外形サイズおよび定格ランプ電力等の設計要因により影響される。したがって、多重環バルブ2の管長は、800〜3000mmの範囲から適宜選択することにより、一般照明用として好適な多重環蛍光ランプを得ることができる。なお、管長は管軸に沿う寸法である。

0043

さらに、多重環バルブ2は、本発明において、隣接する対をなす外,内環形ガラスバルブ2A,2Bの屈曲部c間の間隔は、その最大距離が6〜15mmに規定されている。しかし、上記距離が6mm未満になると、屈曲部cの曲率半径が小さくなり過ぎるために、バルブの屈曲が困難になる。

0044

図2に示すように多重環バルブ2の外側環形バルブ2Aと内側環形バルブ2Bの各一端部(図2では左端部)2A2,2B2内には一対の電極マウント5,6がそれぞれ封着されている。

0045

各電極マウント5,6は、フレアステム5a,6a、それぞれ一対の内部導入線5b,5cと6b,6c、アウターリード5d,5e、6d,6eおよびジュメットワイヤJならびに電極5f,6fを予め一体化して構成された組立体である。そして、フレアステム5a,6aは、外,内環形バルブ2A(または2B)の内部に連通する細管5g,6gを有しているとともに、バルブ端部2A2,2B2に気密にガラス溶着されている。細管5g,6gは、後述する連結部2Cを形成するための吹き破り部を形成する際に空気を吹き込む際に空気吹込口として利用される。また、多重環バルブ2の内部を排気したり放電媒体を封入したりする際にも利用され、放電媒体を封入した後にチップオフされる。放電媒体は、水銀およびアルゴン(Ar)からなり、多重環バルブ2を形成した後に細管5g,6gを経由して多重環バルブ2の内部に封入されている。なお、細管5g,6gは、放電媒体の封入後にチップオフされる。内部導入線5b,5cと6b,6cとアウターリード5d,5e、6d,6eは、フレアステム5a,6a内に気密に埋設されたジュメットワイヤJを介して接続されている。各電極5f,6fは、一対の内部導入線5b,5cと6b,6cの先端間にそれぞれ継線されている。

0046

なお、前記電極マウント5,6に代えて、所望により既知の他の封着構造、例えばステムガラスを備えない電極マウントを直接封着するピンチシール構造、ボタンステムビードステムを備えた電極マウントを、当該ステムガラスを介して封着する構造等を用いて封着することができる。

0047

連結部2Cは、外側環形バルブ2Aおよび内側環形バルブ2Bにおける他方の直管部Sの外端面から所定距離後退した位置に形成され、外側環形バルブ2A内と内側環形バルブ2B内とを連通して単一の放電路を形成している。したがって、多重環バルブ2の内部には、一方の電極6fから外側環形バルブ2A、連結部2c、内側環形バルブ2Bを経由して他方の電極5fに至る単一の放電路が形成されている。

0048

図3図6に示すように口金3は、PBTポリブチレンテレフタレート)やPET(ポリエチレテレフタレート)、PC(ポリカーボネイト)等の合成樹脂により中空ほぼ偏平円筒状に形成されている。図4の外観上面図で示すほぼ偏平半円筒状の第1の口金部材7と、図5の外観底面図で示す偏平半円筒状の第2の口金部材8とを、その径方向開口端同士を結合して組合せることにより、軸方向両端開口の偏平中空円筒状の口金本体3oが形成される。

0049

図1図4に示すように、第1の口金部材7は、その外面(図1では上面)のほぼ中央部に、角形ピン凹部7aを形成し、このピン凹部7aの底部7b上に、中空円筒状の4本の口金ピン7c,7c,…を矩形状に配列して垂直に立設している。図3図6に示すように各口金ピン7cは、その先端面がピン凹部7aの図中上面開口端7dよりも低くなるように形成され、各口金ピン7cの先端面が第1の口金部材7の外面よりも上方へ突出しないように形成されている。

0050

図3に示すように第1の口金部材7と第2の口金部材8は、その各軸方向両端部に、外,内側環形バルブ2A,2Bの各端部2A2,2A3、2B2,2B3をそれぞれ嵌入させるために、2つの半円状円弧を所要の間隔を置いて連成した側壁7e,7f、8e,8fをそれぞれ形成している。

0051

図7は第1の口金部材7の外面斜視図、図8は同第1の口金部材7の内面斜視図である。これらの図に示すように第1の口金部材7は外,内環形バルブ2A,2Bの各両端部2A2,2A3、2B,2B3をそれぞれ嵌入させて支持するための左右一対のバルブ嵌入部7g,7hを形成し、これら一対のバルブ嵌入部7g,7h同士を、ピン凹部7aの底部7bを介して一体に連結している。

0052

底部7bは、その図7中左右方向の幅がバルブ嵌入部7g,7hの幅よりも狭く、その左右両側面、すなわち多重環形バルブ2の環径方向内外両側に、外部に連通する左右一対の連通溝7i,7jを形成し、底部7bの左右一対の側面7k,7lに、底部係合凹部7m,7nをそれぞれ形成している。

0053

図2図8に示すように底部7bは、その内面の一端部(図2図8では左端部)に、一対のリード線ガイド9,10を一体に突設している。これらリード線ガイド9,10は環径方向外側のリード線5d,6dを挿脱自在に挿入し得る係合溝を有し、これら係合溝内に、これら外側のリード線5d,6dを挿脱自在に挿入することにより、内側のアウターリード線5e,6eと離間させた状態で保持することができる。このために、環径方向で隣り合う一対のアウターリード線5dと5e、6dと6e同士が接触して短絡することを防止することができる。

0054

図8に示すように第1の口金部材7は、左右一対のバルブ嵌入部7g,7hの一方、例えば7gの内面に、多重環バルブ2の一方の端部2A2,2B2の先端面に当接してバルブ端部2A2,2B2の嵌入位置を位置決めする位置決めリブ7oを一体に突設している。また、一対のバルブ嵌入部7g,7hは、その図8中、前後一対側壁開口端7ga,7ha上に、嵌合部の一例である4つの係止突片7p,7p,7p,7pを突設している。

0055

図9は第2の口金部材8の外面斜視図、図10は同内面斜視図である。これらの図に示すように第2の口金部材8は、その図中左右一対の側壁8a,8bに、その長手方向中間部にて左右一対の係止突部8c,8dを一体に突設している。これら一対の係止突部8c,8dは、後述するソケット11の一対の係止手段であるVばね11d,11dを一対の係止段部8l,8mに案内するガイド部としての機能を有する。

0056

各係止突部8c,8dは図3に示すように第1の口金部材7と第2の口金部材8とを結合させて口金3に構成したときに、ピン凹部7aの底部7bの左右両側(環径方向両側)に突出して、このピン凹部7aの一対の側壁を形成し、連通溝7i,7jを閉塞する部分である。

0057

各係止突部8c,8dは、その頂端面を各口金ピン7cの頂端面(外端面)とほぼ同一高さ、またはそれ以上の高さに形成され、その内側には、ピン凹部7aの底部7bの一対の連通溝7i,7jに嵌合して、この底部7bよりも若干上方へ突出する溝嵌合部8g,8hを一体に連成している。これら溝嵌合部8g,8hの内面には、第1の口金部材7の底部係合凹部7m,7nに着脱自在に係合する係合突部8i,8iをそれぞれ一体に突設している。

0058

各係止突部8c,8dは、その外面が第1の口金部材7の外面に沿うように外方に突出する円弧状面を形成している。この円弧状の外面の中央部には図3図6,9,10に示すように、ガイド部としての一対の係合縦溝8j,8kが第2の口金部材8の軸直角方向(口金ピン7cの突出方向)にそれぞれ形成されている。これら係合縦溝8j,8kの縦方向中間部、すなわち、図6図10に示すように一対の側壁8a,8bの開口端とほぼ同一の高さ(口金3の高さ方向の中間位置であり、第1の口金部材7と第2の口金部材8との分割境界線)において、内方に凹む係止段部8l,8mを形成している。

0059

そして、図10に示すように第2の口金部材8は、その左右一対の円弧状側壁8a,8bに、被嵌合部の一例である例えば4つの矩形の係合透孔8n,8n,8n,8nを形成している。これら係合透孔8nは上記第1の口金部材7の4つの係止突片7P,…にそれぞれ着脱自在に係合するようになっている。

0060

なお、上記環形蛍光ランプ1では、第1の口金部材7と第2の口金部材8とを、複数の突片7Pと複数の係合透孔8nとの係合により結合して口金3を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばこれら係合透孔8nと係止突片7Pとの係合部間にシリコーン接着剤を介在させて固着してもよい。さらに、第1,第2の口金部材7,8の内面に、シリコーン接着剤を塗布してこれら第1,第2の口金部材7,8を外側環形バルブ2Aの両端部2A2,2A3と内側環形バルブ2Bの両端部2B2,2B3とに固着してもよい。

0061

これによれば、第1の口金部材7と第2の口金部材8とを結合してなる口金3自体の結合強度を向上させることができるうえに、口金3と多重環バルブ2との結合強度を向上させることができる。

0062

図11は上記口金3の口金ピン7c,…に着脱自在に装着されるソケット11の外観斜視図、図12は同ソケット11の平面図、図13図12の側面図である。

0063

ソケット11は、そのベース11bと台座11cをPBTやPET,PC等の合成樹脂により形成しており、図示しない照明器具に配設され、その照明器具に配設される図示しないインバータ等の点灯回路にコードを介して電気的に接続される。ソケット11は上記口金3の4本の口金ピン7c,…に着脱自在に嵌合して電気的に接続される4本のピン孔11a,11a,11a,11aを備えている。

0064

すなわち、ソケット11は例えば矩形のベース11b上に、矩形状の台座11cを一体に突設している。この台座11cは上記口金3のピン凹部7a内に挿脱自在に嵌入し得る形状と寸法に形成され、この台座11cの外面(図11図12では上面)には、上記4つのピン孔11a,…を穿設している。各ピン孔11aは図示しないコードを介して点灯回路に電気的に接続されている。

0065

ソケット11は、ベース11b上に、台座11cの両側(図上下両面)にて、係止手段の一例である一対のVばね11d,11eを垂直方向起立させて立設している。

0066

各Vばね11d,11eは、その先端部に、V字状に内方へ屈曲するV字状係止段部11da,11eaを一体に連成している。

0067

これら一対のばね11da,11eaは、図3図5で示す口金3、すなわち、第2の口金部材8の一対の係合縦溝8j,8k内に着脱自在に係合し、そのV字状係止段部11da,11eaがこの係合縦溝8j,8kの係止段部8l,8mに着脱自在に係合するようになっている。

0068

次に、以上のように構成されている口金3を多重環バルブ2に組み付けて環形蛍光ランプ1に構成する方法の一例を説明する。

0069

まず、第1の口金部材7の各バルブ嵌入部7g,7h内に、図2で示すように多重環バルブ2のバルブ端部2A2,2A3、2B2,2B3を嵌入し、外側のアウターリード5d,6dを各リードガイド9,10に挿入してから、各アウターリード5d,5e、6d,6eの先端部を各口金ピン7c内に、その内底面挿入孔から挿入し、各口金ピン7cの先端開口から若干突出させておく。

0070

次に、図7で示す各口金ピン7cの図中上方から図示しないかしめ用治具の受け部材を挿入する。この後、各口金ピン7cの左右両側の連通溝7i,7jから図示しないかしめ用ポンチを挿通させて押圧し、これを受け部材で受けることにより各口金ピン7cの先端部をかしめる。これにより、図2に示すように各口金ピン7cに、各アウターリード5d,5e、6d,6eが電気的かつ機械的に接続される。この後、各口金ピン7cの頂端より外方へ突出する各アウターリード5d,5e、6d,6e突出端部を切除する。

0071

次に、この第1の口金部材7の開口端上に、第2の口金部材8の開口端を揃えて被せ、第1の口金部材7側へ押し込む。

0072

すると、第1の口金部材7の4つの係止突片7p,…と、第2の口金部材8の4つの係合透孔8n,…と、が係合し、また、2つで一対の底部係合凹部7m,7nと、2つで一対の係合突部8i,8iとが係合して口金本体3oとして組み立てられる。

0073

こうして第1の口金部材7と第2の口金部材8とが結合されて口金3に組み立てられた後は、図3に示すように口金ピン7c,…の左右両側(多重環バルブ2の環径方向内外両側)には、第2の口金部材8の一対の係止突部8c,8dが底部7bよりも図中上方に突出して側壁を形成し、口金ピン7cの側方の一対の連通溝7i,7iを閉塞する。

0074

これにより、矩形配置の各口金ピン7cの四方を側壁により取り囲むピン凹部7aが形成される。このために、このピン凹部7aは図3中、上方のみしか開口せず、その開口面積を減少させているので、この開口からピン凹部7a内に異物が侵入して口金ピン7cが変形し、または破損することを低減することができる。

0075

そして、口金ピン7cをピン凹部7a内に配設しているので、このピン凹部7a内に嵌入するソケット11の台座11cに設けたソケット孔11aと口金ピン7cとの嵌合の容易性確実性とを向上させることができる。

0076

さらに、これらソケット孔11a内に口金ピン7cが嵌合した状態では、ソケット11の係合手段としての一対のVばね11d,11eの各V字状係止段部11da,11eaが口金3の一対の係止突部8c,8dに形成された係合縦溝8j,8kに案内されて係合段部8l,8mに係止して口金3をバルブの環径方向に弾性的に挟持するので、口金3がソケット11に簡単かつ確実に装着される。

0077

また、図6に示すように第2の口金部材8の一対の係止突部8c,8dを第1の口金部材7側へ突出させているので、これら係止突部8c,8dの係止段部8l,8mを、第1の口金部材7と第2の口金部材8との接合線近傍に配設することができる。

0078

ソケット11の一対のVばね11d,11eの各V字状係止段部11de,11eaが係止段部8l,8mに係合する係合部が、口金3の軸直交方向幅寸法が最大になる第1の口金部材7と第2の口金部材8との接合面ないしその近傍に位置させることにより、係合段部8l,8mの間の寸法を大きくすることができる。なお、この係合段部8l,8mが接合面よりも第2の口金部材8側に位置するほど係合段部8l,8mの間隔が円筒形状外面形状に沿って小さくなることから口金3の中央部に係合縦溝8j,8kによって形成される狭幅部が目立ち易くなり、外観上好ましくない。また、係合段部8l,8mの間隔が小さくなるとピン凹部7aおよびその内側のスペースも小さくなってしまうことから、アウターリード5e,5d、6e,6dの配線作業が煩雑となり、ピンの取付構造にも問題が生じ易くなる。したがって、係止段部8l,8mは口金3の高さ寸法の略中央部に位置させるのが好ましい。

0079

また、第1の口金部材7と第2の口金部材8は、これらの各6箇所の係合部、すなわち、第1の口金部材7の4つの係止突片7p,…と第2の口金部材8の4つの係止透孔8m,…との4箇所の係合と、第1の口金部材7の一対の底部係合凹部7m,7mと第2の口金部材8の一対の係止突部8i,8iとの2箇所の係合と、により、それぞれ係合するので、第1の口金部材7と第2の口金部材8との係合の確実性を向上させることができる。

0080

また、天井面側に取り付けられたソケット11の一対のVばね11d,11eがソケット11に取り付けられた状態の口金3において重力方向下側に位置する第2の口金部材8を弾性的に挟持するので、この第2の口金部材8にかかっている多重環バルブ2の荷重およびランプ取外し時の応力が確実にVばね11d,11eに伝わることになる。

0081

このため、口金3に組み付けられた後の第2の口金部材8が第1の口金部材7から分離ないし脱落する事態を防止ないし低減することができる。

0082

そして、この環形蛍光ランプ1によれば、ソケット11の一対のVばね11d,11eが係合する係合段部8l,8mと、この係合段部8l,8mに一対のVばね11d,11eを案内するガイド部である一対の係合縦溝8j,8kとは、共に第2の口金部材8の係止突部8c,8dに一体的に設けられており、これらの位置関係は固定的であるので、仮に第1の口金部材7の係止突片7Pと第2の口金部材8の係合透孔8nとの嵌合位置がずれた場合でも、これら係合段部8l,8mとガイド部である一対の係止突部8c,8dとの位置関係がずれることがない。このために、ソケット11の一対のVばね11d,11eを係止突部8c,8dにより係合段部8l,8mに確実に案内し係合させることができる。

0083

また、係止突部8c,8dは、第1の口金部材7の係止突片7Pと第2の口金部材8の係合透孔8nとが嵌合したときに、第1の口金部材7側へ突出するので、その分、係合段部8l,8mの厚さ(係止突部8c,8dの突出方向の深さ寸法)を大きくすることができ、係合段部8l,8mの強度を向上させることができる。このために、ソケット11の一対のVばね11d,11eをガイド部である一対の係止突部8c,8dにより係合段部8l,8mへ繰返し案内する場合でも、その破損を防止または低減することができる。

0084

また、係合段部8l,8mの厚さ寸法を大きくすることができるので、この一対のVばね11d,11eのV字状係止段部11da,11eaと係合する係合段部8l,8mの係合面k,kの角度を、係合段部8l,8mの強度に制限されずに、着脱し易い角度に形成することができる。例えば、係止突部8c,8dが形成されていない場合には、係合段部8l,8mの厚肉を確保するために第1の口金部材7と第2の口金部材8との境界線よりも第2の口金部材8側に係合段部8l,8mを移動させるか、係合段部8l,8mの係合面k,kの口金中心方向を第2の口金部材8の底面側に偏位するように傾斜させて深さ方向の肉厚を大きくする必要がある。しかし、前者は上述のように狭幅部が目立つ等の不具合があり、後者は係合面k,kの外側端部の肉厚が小さいので、係合強度が低下する虞があるとともに、係合面k,kの傾斜角度次第ではV字状係止段部11da,11eaによる保持力が低下して口金3が不意にソケット11から脱落するおそれがあるので好ましくない。これに対し、本実施形態によれば、係止突部8c,8dによって係合段部8l,8mの肉厚を十分に確保できるので、係合面k,kがなす傾斜角度をソケット11のVばね11d,11eの係合のし易さに応じて比較的自由に設定することができる。

0085

図14は本発明の第2の実施形態に係る口金3Aの上面側外観斜視図、図15は同底面側外観斜視図、図16は同口金3Aの第1の口金部材7Aの上面側外観斜視図、図17は同第1の口金部材7Aの内面斜視図、図18は同口金3Aの平面図である。

0086

この口金3Aは、図7で示す上記口金3の第1の口金部材7の左右一対の連通溝7i,7jに、予め左右一対の側壁21,22を一体に連成し、さらに、これら各側壁21,22を、内外2重の2重壁21a,21b、22a,22bに形成し、これら内壁21a,21bと外壁22a,22bの各間隙に、これら側壁21,22とほぼ等しい長さの貫通孔係合孔23,24を穿設している点に主な特徴を有する。また、左右一対の外壁21b,22bの外面側には、上記ソケット11の一対のVばね11d,11eが着脱自在に係合する縦係合溝25a,25bを第1の口金部材7Aと第2の口金部材8Aの側面にそれぞれ形成している。また、これら以外の構成は上記第1実施形態に係る第1の口金部材7と同一であるので、同一符号を付している。

0087

第2の口金部材8Aは、この第1の口金部材7Aと結合して口金3Aを構成するものであり、その内面に、第1の口金部材7Aの一対の係合孔23,24内を貫通して第1の口金部材7Aの一対の側壁21,22の内壁21a,22aと外壁21b,22bとの間に突出して係止する一対の係止爪(図示せず)を一体に突設している。

0088

したがって、この口金3Aによれば、口金ピン7cの側方を一対の側壁21,22により閉塞しているので、この口金ピン7cの側方から異物が侵入して口金ピンを変形させたり、破損させたりすることを防止ないし低減することができる。

0089

但し、これでは口金ピン7cの側方を左右一対の側壁21,22により閉じているので、この口金ピン7cの側方からかしめ用ポンチを挿通できないので、口金ピン7cをかしめることはできない。

0090

そこで、この第1の口金部材7Aでは、図18図19に示すように左右一対の2重壁21a,21b、22a,22bの各頂端部に、各口金7cの上端かしめ部に直角方向からかしめ用ポンチが挿通し得る円弧状等所要形状の複数のかしめ用切欠26,…を口金ピン7cにほぼ直線状に向けてそれぞれ形成している。

0091

このために、第1の口金部材7Aを第2の口金部材8Aに結合する前に、この第1の口金部材7Aの各口金7c内に、各アウターリード5d,5e、6d,6eの先端部を挿通し、次に、かしめ用切欠26,…からかしめ用ポンチをそれぞれ挿通してかしめ、各口金7cに各アウターリード5d,5e、6d,6eを接続する。この後、この第1の口金部材7Aの一対の係合孔23,24内に、第2の口金部材8Aの一対の係止爪をそれぞれ嵌入させて口金3Aに構成する。

0092

したがって、この口金3Aによっても各口金ピン7cのかしめにより、各口金ピン7cに各アウターリード5d,5e、6d,6eを大量かつ迅速に接続することができる。

0093

図20は本発明の第3の実施形態に係る照明器具31の平面図である。この照明器具31は、上記図1で示す環形蛍光ランプ1と、この環形蛍光ランプ1を着脱自在に装着する器具本体32と、この器具本体32に配設されて、環形蛍光ランプ1に電力を供給する点灯回路33と、を具備している。

0094

器具本体32は例えば天井に取り付けられ、図示しない反射体、点灯回路33に電気的に接続されたランプソケットおよび環形蛍光ランプ1を器具本体32に着脱自在に取り付けるランプホルダー等の保持具を具備している。反射体は例えば白色四角錐形状に形成されて環形蛍光ランプ1の内側にて同心状に配設される。

0095

点灯回路33は商用電源からの電力を得て、これを所要周波数高周波電力に変換し、これをランプソケットを経て環形蛍光ランプに供給するものである。

0096

この照明器具31によれば、器具本体32の四角錐形状の白色反射体が四角形の環形蛍光ランプ1の中心にほぼ同心状に配設されているので、器具下側方向への配光特性が四角形になり、四角形状の部屋等の照明空間にほぼ均一に照明することができる。

図面の簡単な説明

0097

本発明の一実施形態に係る環形蛍光ランプの一部切欠正面図。
図1で示す口金の第1の口金部材内面とバルブ両端部とを示す要部拡大断面図。
図1で示す口金の斜視図。
図1で示す口金の上面図。
図4で示す口金本体の底面図。
図4で示す口金の底面図。
図4で示す第1の口金部材の外面斜視図。
図7で示す第1の口金部材の内面斜視図。
図4で示す第2の口金部材の外面斜視図。
図9で示す第2の口金部材の内面斜視図。
器具用ソケットの斜視図。
図11の平面図。
図11の側面図。
本発明の第2の実施形態に係る口金の外観斜視図。
図14で示す口金の底部斜視図。
図14で示す口金の第2の口金部材の外観斜視図。
図14で示す第2の口金部材の内面斜視図。
図14の平面図。
図18のXIX矢視図。
本発明の第3の実施形態に係る照明器具の正面図。

符号の説明

0098

1…環形蛍光ランプ、2…多重環バルブ、3,3A…口金、4…蛍光体層、5d,5e、6d,6e…アウターリード、5f,6f…電極、7,7A…第1の口金部材、7a…ピン凹部、7b…底部、7c…口金ピン、7g,7h…バルブ嵌入部、7i,7j…連通溝、7p…係止突片、8,8A…第2の口金部材、8c,8d…一対の係止爪、8g,8h…溝嵌合部、8n…係止透孔、9,10…一対のリードガイド、11…ソケット、11a…ソケット孔、11c…台座、11d,11e…Vばね、21,22…一対の側壁、21a,21b、22a,22b…一対の側壁の内外2重壁、23,24…一対の嵌合孔、26…かしめ用切欠、31…照明器具、32…器具本体、33…点灯回路。

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